JP3118259U - 建築板 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物外壁面に施工され、自然感や立体感が効果的に発現された建築板を提供する。
【解決手段】基板と該基板の表面に形成された意匠面と該意匠面の上に形成された着色塗料層とからなる建築板であり、前記意匠面は、目地部と該目地部の間に形成された凸部とからなり、さらに、該凸部は、模様凸部と第1模様凹部及び/又は第2模様凹部とからなり、前記着色塗料層は、前記意匠面上に直接形成された下側着色塗料層と、該下側着色塗料層の上に形成された上側着色塗料層とからなると共に、前記模様凸部については、前記下側着色塗料層が露出しており、前記第1模様凹部には点在した前記上側着色塗料層と連続した前記上側着色塗料層の両方が形成されており、前記第2模様凹部には連続した前記上側着色塗料層が形成されており、前記目地部には点在した上側着色塗料層が形成されていることを特徴とする建築板。
【選択図】図1

Description

本考案は、建築物の外壁面に施工される建築板であって、特に凹凸模様が形成された意匠面に、塗装が施された建築板に関する。
従来より、建築物の外壁面に施工するために量産される建築板においては、単調な外観になることを避けるために、意匠面の凹凸模様と、この意匠面の着色の仕方等に工夫がなされている。そして、例えば、特許文献1には、建築板の意匠面が、自然な外観や、立体的な外観を呈するよう、分布密度が部分的に異なる分散状凹凸模様を形成した無機質壁板の表面に、塗料を粒状に分散付着させるようにスパッタ塗装が行われることが開示されている。
特開2000−72566号公報
しかしながら、上述した単なるスパッタ塗装方法では、濃淡だけの単調な外観になってしまい、自然感や立体感を表現するには物足りないものがある。
本考案はかかる課題を解決するために、塗装方法を工夫することによって、より自然な立体感が発現された建築板を提供することを目的とする。
本考案にかかる建築板は、基板と該基板の表面に形成された意匠面と該意匠面の上に形成された着色塗料層とからなる建築板であり、
前記意匠面は、目地部と該目地部の間に形成された凸部とからなり、
さらに、該凸部は、模様凸部と第1模様凹部及び/又は第2模様凹部とからなり、
前記着色塗料層は、前記意匠面上に直接形成された下側着色塗料層と、該下側着色塗料層の上に形成された上側着色塗料層とからなると共に、
前記模様凸部については、前記下側着色塗料層が露出しており、
前記第1模様凹部には点在した前記上側着色塗料層と連続した前記上側着色塗料層の両方が形成されており、
前記第2模様凹部には連続した前記上側着色塗料層のみが形成されており、
前記目地部には点在した上側着色塗料層が形成されていることを特徴とする建築板である。
上記構成にかかる、本考案の建築板によれば、スパッタ塗装の濃淡だけの表現では発現できなかった、より自然な立体感を効果的に発現できるという利点がある。
以下添付図面を参照しながら本考案の好適な形態について説明する。
建築板1は図1に示すごとく、基板11と、意匠面12とからなり、意匠面12には、目地部13と該目地部13の間に形成される凸部14が形成され、さらに、該凸部14表面には、模様凸部15と、第1模様凹部16、第2模様凹部17が形成されている。
また、図1に示すごとく、上記意匠面12には、その全面に下側着色塗料層20を設けてなる。更に、下側着色塗料層20の上に、下側着色塗料層20とは異なる色の上側着色塗料層30がスパッタ塗装によって点在して形成されている。この状態が形成された加工途中の建築板に対して、図4に示す如く意匠面12の表面を掻き取りロール2で掻き取り処理することにより、図1に示すごとく、複雑模様が形成される。この結果図5に示す様な凸部模様が形成される。
次ぎに、図1に示す建築板の製造方法について説明する。
まず図2に示す原板10を準備し、図3に示すように、スプレー塗装により、下側着色塗料層20を形成する。続いて下側着色塗料層20とは異なる色の塗料をスパッタ塗装により、下側着色塗料層20のうえに上側着色塗料層30を点在形成させ、その後図4に示すように、意匠面12の表面を掻き取りロール2で掻き取り処理することで、図5に示すような凸部模様が形成された建築板を製造することができる。
更に詳細に、上記建築板1の製造方法につき、図6を用いて説明する。まず、所定の形状に形成された原板10を塗装ラインに投入する(ステップS1)。上記原板10としては、例えば量産を行う無機質建築板がある。また、無機質建築板としては、例えば窯業系建築板がある。
次いで、原板10の裏側面に、防水を目的としたバックシーラー(図示せず)を塗装し、乾燥する(ステップS2、3)。
次いで、原板10の意匠面12の全面に下側着色塗料をスプレー塗装し、乾燥することにより、下側着色塗料層20を形成する(ステップS4、5)。
次いで、下側着色塗料層20の上から、意匠面12の全面に上側着色塗料をスパッタ塗装し、上側着色塗料層30を形成する。(ステップS6)
次いで、上側着色塗料層30が乾燥しないうちに、意匠面12の表面を掻き取りロール2により掻き取り処理し、乾燥する(ステップS7、8)。
次いで、意匠面12の全面にクリヤーをスプレー塗装し、乾燥することで、クリヤー層(図示せず)を形成する(ステップS9、10)。クリヤー塗装の前に珪砂・ガラスビーズ等を撒いてもよい。
そして、建築板1を塗装ラインから取り出し、(ステップS11)建築板1を得る。
次に本考案の作用効果について説明する。図1に示すごとく意匠面12における模様凸部15と、第1模様凹部16と第2模様凹部17は、図4に示したように掻き取りロール2により掻き取り処理することにより、模様凸部15は上側着色塗料層30が掻き取られて下側着色塗料層20が露出しており、
第1模様凹部16は、模様凸部15で掻き取り処理した際に掻き取りロール2に付着した上側着色塗料が、第1模様凹部16に流れ込み、一部連続した上側着色塗料層を形成した部分31と、掻き取りロール2が第1模様凹部16に若干当たり、掻き取られることで、一部点在した上側着色塗料層32とが形成される。
第2模様凹部17は、模様凸部15で掻き取り処理した際に掻き取りロール2に付着した上側着色塗料が第2模様凹部17に多量に流れ込むため、掻き取りロール2が当たっても上側着色塗料が掻き取られることが無く、逆に掻き取りロール2に押され、連続した上側着色塗料層33が形成される。
更に、目地部13には掻き取りロール2が全く当たらないため、スパッタ塗装による点在した上側着色塗料層30が、そのまま残る。
従って、本例によれば、意匠面が複雑模様を有し、より自然な外観や立体感を発現した建築板1を容易に得ることができる。
他の実施形態として、図7の様に模様凹部16に更に微細な凹凸部(a)や模様凹部に傾斜面(b)を設けても良い。そうすることで、更に建築板の意匠性が高まる。
本考案によれば、建築板の意匠表面に上記のように様々な面積分布の塗布量の異なる塗料層が形成されるため、微妙な色の違いや多色状の外観を発現することができ、これまでには表現できなかった、自然感や立体感を効果的に発現された建築板を提供することができる。
本考案にかかる建築板の断面説明図 本考案にかかる建築板の原板の全体断面説明図 シーラー層、第1着色塗料層、第2着色塗料層を形成した建築板の説明図 第2着色塗料層を掻き取りロールで掻き取っている状態を示す説明図 本考案にかかる建築板の意匠面についての凸部の一部を上面から見た状態説明図 本考案にかかる建築板の製造方法のフロー図 他の模様凹部の例を示す説明図
符号の説明
1 建築板
10 原板
11 基板
12 意匠面
13 目地部
14 凸部
15 模様凸部
16 第1模様凹部
17 第2模様凹部
2 掻き取りロール
20 下側着色塗料層
30 上側着色塗料層

Claims (1)

  1. 基板と該基板の表面に形成された意匠面と該意匠面の上に形成された着色塗料層とからなる建築板であり、
    前記意匠面は、目地部と該目地部の間に形成された凸部とからなり、
    さらに、該凸部は、模様凸部と第1模様凹部及び/又は第2模様凹部とからなり、
    前記着色塗料層は、前記意匠面上に直接形成された下側着色塗料層と、該下側着色塗料層の上に形成された上側着色塗料層とからなると共に、
    前記模様凸部については、前記下側着色塗料層が露出しており、
    前記第1模様凹部には点在した前記上側着色塗料層と連続した前記上側着色塗料層の両方が形成されており、
    前記第2模様凹部には連続した前記上側着色塗料層のみが形成されており、
    前記目地部には点在した上側着色塗料層が形成されていることを特徴とする建築板。
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