JP2000120087A - 擁壁のデザイン構造 - Google Patents
擁壁のデザイン構造Info
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- JP2000120087A JP2000120087A JP10316940A JP31694098A JP2000120087A JP 2000120087 A JP2000120087 A JP 2000120087A JP 10316940 A JP10316940 A JP 10316940A JP 31694098 A JP31694098 A JP 31694098A JP 2000120087 A JP2000120087 A JP 2000120087A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デザインパネルを取り付けない壁面だけによ
るデザインと、デザインパネルを取り付けた状態でのデ
ザインを選択的に表現できるようにし、併せてデザイン
パネルの両面をデザイン面に形成して、反転可能に取り
付けることにより、デザインパネルによる2通りのデザ
インを表現できるようにして、上記した壁面だけによる
デザインと合わせて合計3通りのデザインを表現できる
ようにした壁面のデザイン技術の提供。 【解決手段】 デザインパネル2を取り付けるようにし
た壁面12のデザイン構造であって、壁面が平滑に形成
され、この壁面上に塗装による着色線13が形成される
と共に、この着色線によって区画された数個の区画面1
4が壁面上に形成され、デザインパネルはパネル両面が
デザイン面21,22に形成され、このデザインパネル
が前記壁面に反転可能及び着脱可能に取り付けられてい
る構成。
るデザインと、デザインパネルを取り付けた状態でのデ
ザインを選択的に表現できるようにし、併せてデザイン
パネルの両面をデザイン面に形成して、反転可能に取り
付けることにより、デザインパネルによる2通りのデザ
インを表現できるようにして、上記した壁面だけによる
デザインと合わせて合計3通りのデザインを表現できる
ようにした壁面のデザイン技術の提供。 【解決手段】 デザインパネル2を取り付けるようにし
た壁面12のデザイン構造であって、壁面が平滑に形成
され、この壁面上に塗装による着色線13が形成される
と共に、この着色線によって区画された数個の区画面1
4が壁面上に形成され、デザインパネルはパネル両面が
デザイン面21,22に形成され、このデザインパネル
が前記壁面に反転可能及び着脱可能に取り付けられてい
る構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート擁壁
を構築するのに用いられる擁壁用ブロックや現場打によ
って構築されたコンクリート擁壁を対象とした壁面のデ
ザイン構造に関する。
を構築するのに用いられる擁壁用ブロックや現場打によ
って構築されたコンクリート擁壁を対象とした壁面のデ
ザイン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、擁壁用ブロックや現場打ちコンク
リート擁壁の壁面に線によってデザインを施したものと
しては、例えば、壁面に目地状の溝を形成し、この溝に
よる線によってデザインを施こしたもの、あるいは、壁
面に筋状の突条を形成し、この突条による線によってデ
ザインを施したものが知られている。
リート擁壁の壁面に線によってデザインを施したものと
しては、例えば、壁面に目地状の溝を形成し、この溝に
よる線によってデザインを施こしたもの、あるいは、壁
面に筋状の突条を形成し、この突条による線によってデ
ザインを施したものが知られている。
【0003】又、デザインパネルを壁面に取り付けて、
このデザインパネルにより壁面をデザイン化したものに
ついては従来より数多く知られているが、この場合の壁
面はコンクリート地肌のままの地肌面であって、デザイ
ンを施した壁面の上に更にデザインパネルを取り付けた
ものは見受けられない。尚、壁面にデザインパネルの取
り付け領域を設定し、この取り付け領域についてはコン
クリート地肌のままにしてデザインを施さず、これ以外
の部分にデザインを施したものはある。
このデザインパネルにより壁面をデザイン化したものに
ついては従来より数多く知られているが、この場合の壁
面はコンクリート地肌のままの地肌面であって、デザイ
ンを施した壁面の上に更にデザインパネルを取り付けた
ものは見受けられない。尚、壁面にデザインパネルの取
り付け領域を設定し、この取り付け領域についてはコン
クリート地肌のままにしてデザインを施さず、これ以外
の部分にデザインを施したものはある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
線によるデザイン構造は、壁面に溝を線状に掘り下げ、
あるいは突条を線状に隆起させたもので、壁面自体に凹
加工あるいは凸加工を施す必要があった。従って、その
加工に手間がかかるし、型枠製作に費用が嵩むという問
題があった。
線によるデザイン構造は、壁面に溝を線状に掘り下げ、
あるいは突条を線状に隆起させたもので、壁面自体に凹
加工あるいは凸加工を施す必要があった。従って、その
加工に手間がかかるし、型枠製作に費用が嵩むという問
題があった。
【0005】又、デザインパネルにより壁面にデザイン
を施したものについては、デザインパネルを取り付けて
始めてデザインを表現できるもので、デザインパネルを
外した状態では、壁面は単なるコンクリート地肌面にす
ぎす、これだけではデザインを表現したことにはならな
い。又、デザインパネルの取り付け領域を設定したもに
ついても、デザインパネルを外した状態では、取り付け
領域がコンクリート地肌のままであるため、全体として
はデザインが未完成となり、見た目が中途半端になって
体裁を損なうという問題がある。
を施したものについては、デザインパネルを取り付けて
始めてデザインを表現できるもので、デザインパネルを
外した状態では、壁面は単なるコンクリート地肌面にす
ぎす、これだけではデザインを表現したことにはならな
い。又、デザインパネルの取り付け領域を設定したもに
ついても、デザインパネルを外した状態では、取り付け
領域がコンクリート地肌のままであるため、全体として
はデザインが未完成となり、見た目が中途半端になって
体裁を損なうという問題がある。
【0006】又、コンクリート地肌が露出したままのコ
ンクリート地肌面は、時の経過と共に次第に汚れ黒ず
み、これが壁面の体裁を著しく低下させる原因になって
いる。
ンクリート地肌面は、時の経過と共に次第に汚れ黒ず
み、これが壁面の体裁を著しく低下させる原因になって
いる。
【0007】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、壁面自体に凹凸加工を施す
ことなく、平滑な状態のままにしながら塗装による着色
線によって壁面にデザインを施すことで、簡単かつ自在
に着色線によるデザインを表現できるようにする。更に
このようにして着色線によるデザインを施した壁面の上
にデザインパネルを着脱可能に取り付けることにより、
デザインパネルを取り付けない壁面だけによるデザイン
と、デザインパネルを取り付けた状態でのデザインを選
択的に表現できるようにする。併せてデザインパネルの
両面をデザイン面に形成して、反転可能に取り付けるこ
とにより、デザインパネルによる2通りのデザインを表
現できるようにして、上記した壁面だけによるデザイン
と合わせて合計3通りのデザインを表現できるようにし
た壁面のデザイン構造を提供することを課題としてい
る。
するためになされたもので、壁面自体に凹凸加工を施す
ことなく、平滑な状態のままにしながら塗装による着色
線によって壁面にデザインを施すことで、簡単かつ自在
に着色線によるデザインを表現できるようにする。更に
このようにして着色線によるデザインを施した壁面の上
にデザインパネルを着脱可能に取り付けることにより、
デザインパネルを取り付けない壁面だけによるデザイン
と、デザインパネルを取り付けた状態でのデザインを選
択的に表現できるようにする。併せてデザインパネルの
両面をデザイン面に形成して、反転可能に取り付けるこ
とにより、デザインパネルによる2通りのデザインを表
現できるようにして、上記した壁面だけによるデザイン
と合わせて合計3通りのデザインを表現できるようにし
た壁面のデザイン構造を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明(請求項1)の壁面のデザイン構造は、デ
ザインパネルを取り付けるようにした壁面のデザイン構
造であって、前記壁面が平滑に形成され、この壁面上に
塗装による着色線が形成されると共に、この着色線によ
って区画された数個の区画面が壁面上に形成され、前記
デザインパネルはパネル両面がデザイン面に形成され、
このデザインパネルが前記壁面に反転可能及び着脱可能
に取り付けられている構成とした。
めに、本発明(請求項1)の壁面のデザイン構造は、デ
ザインパネルを取り付けるようにした壁面のデザイン構
造であって、前記壁面が平滑に形成され、この壁面上に
塗装による着色線が形成されると共に、この着色線によ
って区画された数個の区画面が壁面上に形成され、前記
デザインパネルはパネル両面がデザイン面に形成され、
このデザインパネルが前記壁面に反転可能及び着脱可能
に取り付けられている構成とした。
【0009】この場合、壁面が擁壁用ブロックの壁面で
ある態様(請求項2)、壁面が現場打ちされたコンクリ
ート擁壁の壁面である態様(請求項3)がある。
ある態様(請求項2)、壁面が現場打ちされたコンクリ
ート擁壁の壁面である態様(請求項3)がある。
【0010】又、塗装による着色線が点接着塗料によっ
て形成されている態様(請求項4)がある。
て形成されている態様(請求項4)がある。
【0011】又、数個の区画面は、コンクリート地肌に
汚損抑制処理を施した汚損抑制地肌区画面と、コンクリ
ート地肌のままの地肌区画面と、塗料により塗装を施こ
した塗装区画面と、コンクリート地肌に顔料で着色を施
こした着色区画面のうちから選択したいずれか1種類又
は2種類以上で形成されている態様(請求項5)があ
る。
汚損抑制処理を施した汚損抑制地肌区画面と、コンクリ
ート地肌のままの地肌区画面と、塗料により塗装を施こ
した塗装区画面と、コンクリート地肌に顔料で着色を施
こした着色区画面のうちから選択したいずれか1種類又
は2種類以上で形成されている態様(請求項5)があ
る。
【0012】このデザイン構造(請求項1)では、平滑
に形成された壁面上に塗装による着色線でデザインが施
されている。従って、壁面自体に凹凸加工を施すことな
く、平滑な状態のままにしながら塗装によって着色線を
描くだけでデザインを施すことができる。
に形成された壁面上に塗装による着色線でデザインが施
されている。従って、壁面自体に凹凸加工を施すことな
く、平滑な状態のままにしながら塗装によって着色線を
描くだけでデザインを施すことができる。
【0013】そして、このようにして着色線によるデザ
インを施した壁面の上にデザインパネルを着脱可能に取
り付けているため、デザインパネルを取り付けない壁面
だけによるデザインと、デザインパネルを取り付けた状
態でのデザインを選択的に表現することができる。併せ
てデザインパネルの両面をデザイン面に形成して、反転
可能に取り付けているため、デザインパネルによる表裏
2通りのデザインを表現でき、上記した壁面だけによる
デザインと合わせて合計3通りのデザインを表現するこ
とができる。
インを施した壁面の上にデザインパネルを着脱可能に取
り付けているため、デザインパネルを取り付けない壁面
だけによるデザインと、デザインパネルを取り付けた状
態でのデザインを選択的に表現することができる。併せ
てデザインパネルの両面をデザイン面に形成して、反転
可能に取り付けているため、デザインパネルによる表裏
2通りのデザインを表現でき、上記した壁面だけによる
デザインと合わせて合計3通りのデザインを表現するこ
とができる。
【0014】この場合、デザインパネルのデザイン面と
しては、塗装によるもの、あるいは表面にデザイン(絵
柄等)を印刷した樹脂シートを貼り付けたものでもよ
い。
しては、塗装によるもの、あるいは表面にデザイン(絵
柄等)を印刷した樹脂シートを貼り付けたものでもよ
い。
【0015】尚、塗装によって着色線を形成した場合、
その塗膜の分だけ壁面から盛り上がりが生じる。このた
め、降雨時に着色線の上側エッジに沿って水の表面張力
によって水が溜り、これが塗膜の裏側に侵入して塗膜を
裏から押し上げ、塗装の剥がれが生じることがある。こ
れに対処するため、塗装による着色線を点接着塗料によ
って形成している(請求項4)。
その塗膜の分だけ壁面から盛り上がりが生じる。このた
め、降雨時に着色線の上側エッジに沿って水の表面張力
によって水が溜り、これが塗膜の裏側に侵入して塗膜を
裏から押し上げ、塗装の剥がれが生じることがある。こ
れに対処するため、塗装による着色線を点接着塗料によ
って形成している(請求項4)。
【0016】この点接着塗料とは、塗膜が面状に接着し
ている塗料でなく、塗膜が点状に接着している構造の塗
料をいい、二次的な物性として塗膜に透湿性の機能があ
る。例えば、特公昭62−39627号公報に記載され
た道路、床用塗料組成物をいう。これによれば、点接着
塗料による着色線の周囲にくっついている湿気、水分等
が、着色線の塗膜から外に水蒸気として排出される。
又、仮に剥げるようなことがあっても点状で接着されて
いるため、剥げ部分が拡大することがない。特に本発明
は着色線を形成させるため、塗装の幅が狭く、その一部
が剥げ、次々に拡大すれば着色線が消えるおそれがあ
る。透湿性塗料ということで剥げない構造にはなってい
るが、もしも剥げた場合、一部の剥げで済むように、つ
まり拡大しないように点状接着にしている。俗にいう点
接着塗料のバインダーとして、変性高分子シリカを使っ
ているので、塗膜は滑材、顔料を変性シリカで結合した
石垣状構造を呈している。
ている塗料でなく、塗膜が点状に接着している構造の塗
料をいい、二次的な物性として塗膜に透湿性の機能があ
る。例えば、特公昭62−39627号公報に記載され
た道路、床用塗料組成物をいう。これによれば、点接着
塗料による着色線の周囲にくっついている湿気、水分等
が、着色線の塗膜から外に水蒸気として排出される。
又、仮に剥げるようなことがあっても点状で接着されて
いるため、剥げ部分が拡大することがない。特に本発明
は着色線を形成させるため、塗装の幅が狭く、その一部
が剥げ、次々に拡大すれば着色線が消えるおそれがあ
る。透湿性塗料ということで剥げない構造にはなってい
るが、もしも剥げた場合、一部の剥げで済むように、つ
まり拡大しないように点状接着にしている。俗にいう点
接着塗料のバインダーとして、変性高分子シリカを使っ
ているので、塗膜は滑材、顔料を変性シリカで結合した
石垣状構造を呈している。
【0017】従って、この点接着塗料によって着色線を
形成すると、塗料が面状の塗膜を形成することなく、点
状に付着するため、塗装の剥がれといった不具合を防止
できるとともに、万が一剥がれた時にも、点状接着構造
のため拡大することはない。
形成すると、塗料が面状の塗膜を形成することなく、点
状に付着するため、塗装の剥がれといった不具合を防止
できるとともに、万が一剥がれた時にも、点状接着構造
のため拡大することはない。
【0018】尚、本発明(請求項5)で、汚損抑制地肌
区画面を形成するための汚損抑制処理としては、コンク
リート地肌の上から撥水剤や防カビ剤を塗布することに
なる。又、地肌区画面とは、コンクリート地肌がそのま
まの露出したものをいう。又、塗装区画面を形成するた
めの塗装処理としては、コンクリート地肌にシーラを塗
布したのち、この上から塗料を塗布して塗膜を形成させ
ることになる。この場合の塗料としては、合成樹脂バイ
ンダ塗料、透湿性塗料、骨材含有塗料等を使用できるも
ので、特に制限はないし、透明塗料を含むものとする。
又、塗料の塗布については、スプレー装置を用いた吹き
付け塗装や刷毛塗り塗装により行うことができる。又、
着色区画面を形成するための着色処理としては、水に溶
かした顔料をコンクリート地肌に塗布したり、粉末の顔
料をコンクリート地肌に塗布したのち上から透明クリア
(トップコート)でコーティングすることにより顔料を
含浸させるもの。あるいはコンクリート型枠の内面に顔
料、骨材、樹脂を接着剤により仮付けした状態でコンク
リート成型することで、コンクリート面に転写によって
顔料を含浸させるもの。又、コンクリート地肌に着色剤
と発色剤と促進剤とを塗布して反応させることにより着
色させるもの等がある。
区画面を形成するための汚損抑制処理としては、コンク
リート地肌の上から撥水剤や防カビ剤を塗布することに
なる。又、地肌区画面とは、コンクリート地肌がそのま
まの露出したものをいう。又、塗装区画面を形成するた
めの塗装処理としては、コンクリート地肌にシーラを塗
布したのち、この上から塗料を塗布して塗膜を形成させ
ることになる。この場合の塗料としては、合成樹脂バイ
ンダ塗料、透湿性塗料、骨材含有塗料等を使用できるも
ので、特に制限はないし、透明塗料を含むものとする。
又、塗料の塗布については、スプレー装置を用いた吹き
付け塗装や刷毛塗り塗装により行うことができる。又、
着色区画面を形成するための着色処理としては、水に溶
かした顔料をコンクリート地肌に塗布したり、粉末の顔
料をコンクリート地肌に塗布したのち上から透明クリア
(トップコート)でコーティングすることにより顔料を
含浸させるもの。あるいはコンクリート型枠の内面に顔
料、骨材、樹脂を接着剤により仮付けした状態でコンク
リート成型することで、コンクリート面に転写によって
顔料を含浸させるもの。又、コンクリート地肌に着色剤
と発色剤と促進剤とを塗布して反応させることにより着
色させるもの等がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳述する。尚、以下の各実施の形態において、同
一構成部分は図面の符号を同一にしてその説明を省略す
る。図1は実施の第1形態であるL形擁壁用ブロックA
を対象とした壁面のデザイン構造を示す斜視図である。
により詳述する。尚、以下の各実施の形態において、同
一構成部分は図面の符号を同一にしてその説明を省略す
る。図1は実施の第1形態であるL形擁壁用ブロックA
を対象とした壁面のデザイン構造を示す斜視図である。
【0020】このL形擁壁用ブロックA(擁壁用ブロッ
ク)は、底板部10と前面板部11とでL形に形成さ
れ、前面板部11の正面が壁面12とされ、この壁面1
2は平滑に形成されている。そして、この壁面12上に
塗装による着色線13によって模様が施され、この着色
線13によって壁面12上に数個に区画された区画面1
4が形成されている。
ク)は、底板部10と前面板部11とでL形に形成さ
れ、前面板部11の正面が壁面12とされ、この壁面1
2は平滑に形成されている。そして、この壁面12上に
塗装による着色線13によって模様が施され、この着色
線13によって壁面12上に数個に区画された区画面1
4が形成されている。
【0021】この場合の模様は、縦横の着色線13によ
り格子状(タイル)模様に形成され、この着色線13の
幅は約12mmで、塗料としては、黒色の透湿性塗料が
使用されている。
り格子状(タイル)模様に形成され、この着色線13の
幅は約12mmで、塗料としては、黒色の透湿性塗料が
使用されている。
【0022】この透湿性塗料を使用すると、塗膜の裏に
水が侵入した場合でも、この塗膜を通して湿気を排出す
ることができ、これによってコンクリートの呼吸(通気
性)が阻害されることはなく、塗装の剥がれを防止する
ことができる。尚、この透湿性塗料としては、例えば、
商品名クヴェールドゥー(東屋宇部コンクリート株式会
社商品、透湿度JISZ0208 250ml/1平方
メートル/1日)、商品名サーブルナチュレル(東屋宇
部コンクリート株式会社商品、透湿度JIS試験方法K
5400 1000ml/1平方メートル/1日)が用
いられる。この他、透湿性を有する塗料として商品名ロ
ーンコート(大日精化社製)等を用いることができる。
水が侵入した場合でも、この塗膜を通して湿気を排出す
ることができ、これによってコンクリートの呼吸(通気
性)が阻害されることはなく、塗装の剥がれを防止する
ことができる。尚、この透湿性塗料としては、例えば、
商品名クヴェールドゥー(東屋宇部コンクリート株式会
社商品、透湿度JISZ0208 250ml/1平方
メートル/1日)、商品名サーブルナチュレル(東屋宇
部コンクリート株式会社商品、透湿度JIS試験方法K
5400 1000ml/1平方メートル/1日)が用
いられる。この他、透湿性を有する塗料として商品名ロ
ーンコート(大日精化社製)等を用いることができる。
【0023】又、塗装方法としては、縦横の着色線13
で区画された区画面14部分にマスキング用の型をセッ
トし、この上から吹き付け塗装することにより、着色線
13のみを塗装することができる。
で区画された区画面14部分にマスキング用の型をセッ
トし、この上から吹き付け塗装することにより、着色線
13のみを塗装することができる。
【0024】又、前記数個の区画面14は、その全てが
コンクリート地肌の上から撥水剤や防カビ剤を塗布した
汚損抑制地肌区画面14aに形成されている。
コンクリート地肌の上から撥水剤や防カビ剤を塗布した
汚損抑制地肌区画面14aに形成されている。
【0025】そして、このようにして着色線13によっ
てデザインした壁面12の上にデザインパネル2が着脱
可能及び反転可能に取り付けられている。このデザイン
パネル2は、パネル部材20として一般にコンパネと称
されるベニヤ板(板厚9mm、13mm、15mm、1
8mm等)が用いられ、このパネル部材の表面全面及び
裏面全面が塗装によりデザインが施されたデザイン面2
1,22に形成されている。
てデザインした壁面12の上にデザインパネル2が着脱
可能及び反転可能に取り付けられている。このデザイン
パネル2は、パネル部材20として一般にコンパネと称
されるベニヤ板(板厚9mm、13mm、15mm、1
8mm等)が用いられ、このパネル部材の表面全面及び
裏面全面が塗装によりデザインが施されたデザイン面2
1,22に形成されている。
【0026】又、このデザインパネル2の壁面12に対
する取り付けは、例えば、壁面12にインサートナット
30を埋設し、このインサートナット30にデザインパ
ネル2に形成したボルト穴31を通してボルト32を締
結するようにしており、これによりデザインパネル2を
着脱可能及び反転可能に取り付けることができる。
する取り付けは、例えば、壁面12にインサートナット
30を埋設し、このインサートナット30にデザインパ
ネル2に形成したボルト穴31を通してボルト32を締
結するようにしており、これによりデザインパネル2を
着脱可能及び反転可能に取り付けることができる。
【0027】従って、このデザイン構造では、縦横の着
色線13を塗装によって形成しているため、壁面12自
体に凹凸加工を施すことなく、平滑な状態のままにしな
がら塗装によって着色線13を描くだけで格子模様を施
すことができる。又、区画面14が汚損抑制地肌区画面
14aに形成されているため、雨水やホコリ等によって
汚れるのを防止することができる。
色線13を塗装によって形成しているため、壁面12自
体に凹凸加工を施すことなく、平滑な状態のままにしな
がら塗装によって着色線13を描くだけで格子模様を施
すことができる。又、区画面14が汚損抑制地肌区画面
14aに形成されているため、雨水やホコリ等によって
汚れるのを防止することができる。
【0028】そして、このようにして着色線13による
デザインを施した壁面12の上にデザインパネル2を着
脱可能に取り付けているため、デザインパネル2を取り
付けない壁面12だけによるデザインと、デザインパネ
ル2を取り付けた状態でのデザインを選択的に表現する
ことができる。又、デザインパネル2の表面及び裏面に
デザイン面21,22が形成されているため、例えば、
表面が外面になるようにして取り付けたのち、期間の経
過とともにデザインを交換する必要が生じたような場
合、そのデザインパネル2を表裏反転して、裏面が外面
になるようにして取り付け直せば、1個のデザインパネ
ル2を2度使用することができる。このように、デザイ
ンパネル2だけで表裏2通りのデザインを表現でき、上
記した壁面12だけによるデザインと合わせて合計3通
りのデザインを表現することができる。
デザインを施した壁面12の上にデザインパネル2を着
脱可能に取り付けているため、デザインパネル2を取り
付けない壁面12だけによるデザインと、デザインパネ
ル2を取り付けた状態でのデザインを選択的に表現する
ことができる。又、デザインパネル2の表面及び裏面に
デザイン面21,22が形成されているため、例えば、
表面が外面になるようにして取り付けたのち、期間の経
過とともにデザインを交換する必要が生じたような場
合、そのデザインパネル2を表裏反転して、裏面が外面
になるようにして取り付け直せば、1個のデザインパネ
ル2を2度使用することができる。このように、デザイ
ンパネル2だけで表裏2通りのデザインを表現でき、上
記した壁面12だけによるデザインと合わせて合計3通
りのデザインを表現することができる。
【0029】次に、図2は実施の第2形態であるL形擁
壁用ブロックBを対象とした壁面のデザイン構造を示す
斜視図である。このデザイン構造では、模様が右上がり
斜めと右下がり斜めの着色線13により菱形状模様に形
成され、その着色線13の塗料として点接着塗料が用い
られている。
壁用ブロックBを対象とした壁面のデザイン構造を示す
斜視図である。このデザイン構造では、模様が右上がり
斜めと右下がり斜めの着色線13により菱形状模様に形
成され、その着色線13の塗料として点接着塗料が用い
られている。
【0030】このように、点接着塗料によって着色線1
3を形成すると、塗料が面状の塗膜を形成することな
く、点状に付着するため、塗装の剥がれといった不具合
を防止できる。点接着塗料の利点は、透湿性であること
と、万が一に剥がれそうになっても塗膜が面状になって
いないため、剥がれが拡大しないということである。特
に着色線を塗装すると、その塗装の幅が狭くなるため、
塗膜が連続していると、小さな剥がれによって着色線が
消えることになる。なんらかの原因で剥がれる状況にな
ったとき、点の状態で剥がれるけれども、面状には拡大
しない。点接着塗料による着色線13は、剥がれに対し
ては透湿性の効果と点状接着構造の利点を充分に活用し
たものといえる。
3を形成すると、塗料が面状の塗膜を形成することな
く、点状に付着するため、塗装の剥がれといった不具合
を防止できる。点接着塗料の利点は、透湿性であること
と、万が一に剥がれそうになっても塗膜が面状になって
いないため、剥がれが拡大しないということである。特
に着色線を塗装すると、その塗装の幅が狭くなるため、
塗膜が連続していると、小さな剥がれによって着色線が
消えることになる。なんらかの原因で剥がれる状況にな
ったとき、点の状態で剥がれるけれども、面状には拡大
しない。点接着塗料による着色線13は、剥がれに対し
ては透湿性の効果と点状接着構造の利点を充分に活用し
たものといえる。
【0031】尚、点接着塗料としては、商品名コラージ
ュ(東屋宇部コンクリート工業株式会社製)、商品名ダ
イスコート(大日精化工業社製)等を使用できる。
ュ(東屋宇部コンクリート工業株式会社製)、商品名ダ
イスコート(大日精化工業社製)等を使用できる。
【0032】又、着色線13によって区画された数個の
区画面14は、コンクリート地肌に汚損抑制処理を施し
た汚損抑制地肌区画面14aと、コンクリート地肌のま
まの地肌区画面14bと、塗料により塗装を施こした塗
装区画面14cと、コンクリート地肌に顔料で着色を施
こした着色区画面14dに形成されている。
区画面14は、コンクリート地肌に汚損抑制処理を施し
た汚損抑制地肌区画面14aと、コンクリート地肌のま
まの地肌区画面14bと、塗料により塗装を施こした塗
装区画面14cと、コンクリート地肌に顔料で着色を施
こした着色区画面14dに形成されている。
【0033】このようにして着色線13によりデザイン
された壁面12の上には、2枚のデザインパネル2,2
が取り付けられている。このデザインパネル2は、パネ
ル部材20としてセメント板が用いられ、そのデザイン
面21,22は、塩化ビニルシート等の柔軟性のある樹
脂シートの表面に柄柄を印刷して、この樹脂シートをパ
ネル部材20の表面及び裏面の両面にそれぞれ接着剤等
で貼り付ることで形成されている。尚、既設の樹脂シー
トの上に新たなデザイン面を持つ樹脂シートを重ね貼り
していけば、この重ね貼りだけで何度でもデザイン面を
変更することができる。
された壁面12の上には、2枚のデザインパネル2,2
が取り付けられている。このデザインパネル2は、パネ
ル部材20としてセメント板が用いられ、そのデザイン
面21,22は、塩化ビニルシート等の柔軟性のある樹
脂シートの表面に柄柄を印刷して、この樹脂シートをパ
ネル部材20の表面及び裏面の両面にそれぞれ接着剤等
で貼り付ることで形成されている。尚、既設の樹脂シー
トの上に新たなデザイン面を持つ樹脂シートを重ね貼り
していけば、この重ね貼りだけで何度でもデザイン面を
変更することができる。
【0034】次に、図3は実施の第3形態である現場打
ちコンクリート擁壁Cを対象とした壁面のデザイン構造
を示す正面図である。この現場打ちコンクリート擁壁C
は、コンパネを型枠として現場打ちにより構築されたも
ので、壁面12上におけるコンパネの継ぎ目跡41の上
に塗装による着色線13が形成されている。なお、この
着色線13によって壁面12上に数個に区画された区画
面14が形成され、この区画面14が地肌区画面14b
と汚損抑制地肌面14aとで形成されている。
ちコンクリート擁壁Cを対象とした壁面のデザイン構造
を示す正面図である。この現場打ちコンクリート擁壁C
は、コンパネを型枠として現場打ちにより構築されたも
ので、壁面12上におけるコンパネの継ぎ目跡41の上
に塗装による着色線13が形成されている。なお、この
着色線13によって壁面12上に数個に区画された区画
面14が形成され、この区画面14が地肌区画面14b
と汚損抑制地肌面14aとで形成されている。
【0035】この場合の模様は、コンパネの継ぎ目跡4
1が格子状模様であることに対応して、この格子状模様
の上から縦横の着色線13を塗装した格子状模様に形成
されている。尚、着色線13の幅は約20mmで、塗料
としては、青色の透水性塗料が使用されている。
1が格子状模様であることに対応して、この格子状模様
の上から縦横の着色線13を塗装した格子状模様に形成
されている。尚、着色線13の幅は約20mmで、塗料
としては、青色の透水性塗料が使用されている。
【0036】従って、このデザイン構造では、コンパネ
の継ぎ目跡41の上に塗装による着色線13を形成した
ので、縦横の着色線13によってコンパネの継ぎ目跡4
1を隠すことができると同時に、この継ぎ目跡41の上
に塗装によって着色線13を描くだけで格子状模様を施
すことができる。着色線13を塗装するには、区画面面
14をマスキングし、後は着色線13の部分の塗装をす
ればよい。
の継ぎ目跡41の上に塗装による着色線13を形成した
ので、縦横の着色線13によってコンパネの継ぎ目跡4
1を隠すことができると同時に、この継ぎ目跡41の上
に塗装によって着色線13を描くだけで格子状模様を施
すことができる。着色線13を塗装するには、区画面面
14をマスキングし、後は着色線13の部分の塗装をす
ればよい。
【0037】又、区画面が地肌区画面14bと汚損抑制
地肌面14aとに区分されているため、汚れを利用して
デザインを施すことができる。即ち、地肌区画面14b
は汚れによってコンクリート地肌面が黒ずみ、他方の汚
損抑制地肌面14aは汚れの抑制によってコンクリート
地肌面の黒ずみが抑えられることから両者の間には明度
に差が生じる。従って、その明度のコントラストを利用
したデザインを表現することができる。尚、壁面13の
上にデザインパネル2を取り付ける点は前記の実施形態
と同様である。
地肌面14aとに区分されているため、汚れを利用して
デザインを施すことができる。即ち、地肌区画面14b
は汚れによってコンクリート地肌面が黒ずみ、他方の汚
損抑制地肌面14aは汚れの抑制によってコンクリート
地肌面の黒ずみが抑えられることから両者の間には明度
に差が生じる。従って、その明度のコントラストを利用
したデザインを表現することができる。尚、壁面13の
上にデザインパネル2を取り付ける点は前記の実施形態
と同様である。
【0038】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成はこれに限定されるものではな
い。例えば、擁壁用ブロックとしては、L形擁壁用ブロ
ック以外に、積み上げブロック等でもよい。また、現場
打ちコンクリート擁壁の壁面を対象とした場合、必ずし
もコンパネの継ぎ目跡の上に着色線を形成する必要はな
い。又、着色線によって施される模様についても、例え
ば、三角形模様や四角形模様、それに多角形模様、円形
模様、又、波状模様、ジグザグ模様、石垣模様等、着色
線によって表現できる模様であればよい。又、着色線の
幅や色等は適宜に決定する。
明したが、具体的な構成はこれに限定されるものではな
い。例えば、擁壁用ブロックとしては、L形擁壁用ブロ
ック以外に、積み上げブロック等でもよい。また、現場
打ちコンクリート擁壁の壁面を対象とした場合、必ずし
もコンパネの継ぎ目跡の上に着色線を形成する必要はな
い。又、着色線によって施される模様についても、例え
ば、三角形模様や四角形模様、それに多角形模様、円形
模様、又、波状模様、ジグザグ模様、石垣模様等、着色
線によって表現できる模様であればよい。又、着色線の
幅や色等は適宜に決定する。
【0039】又、デザインパネルのパネル部材として
は、ベニヤ板やセメント板以外に鉄板等の金属板、プラ
スチック板、レジン板等を使用できるし、その形状は、
方形、円形、多角形、不定形等を問わない。又、デザイ
ンパネルの外周面については、ここを防水処理すること
が好ましい。又、デザインについては、動物、植物、風
景、幾何学模様、文字や記号等でもよく、その色彩につ
いても限定はない。
は、ベニヤ板やセメント板以外に鉄板等の金属板、プラ
スチック板、レジン板等を使用できるし、その形状は、
方形、円形、多角形、不定形等を問わない。又、デザイ
ンパネルの外周面については、ここを防水処理すること
が好ましい。又、デザインについては、動物、植物、風
景、幾何学模様、文字や記号等でもよく、その色彩につ
いても限定はない。
【0040】又、数個の区画面については、汚損抑制地
肌区画面と、地肌区画面と、塗装区画面と、着色区画面
のうちから選択したいずれか1種類又は2種類以上で形
成することができる。
肌区画面と、地肌区画面と、塗装区画面と、着色区画面
のうちから選択したいずれか1種類又は2種類以上で形
成することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明(請求
項1)のデザイン構造にあっては、着色線を塗装によっ
て形成しているため、壁面自体に何らの加工を施すこと
なく、平坦な状態のままにしながら、この上に塗装によ
って着色線を描くだけで模様を施すことができる。
項1)のデザイン構造にあっては、着色線を塗装によっ
て形成しているため、壁面自体に何らの加工を施すこと
なく、平坦な状態のままにしながら、この上に塗装によ
って着色線を描くだけで模様を施すことができる。
【0042】そして、このようにして着色線によるデザ
インを施した壁面の上にデザインパネルを着脱可能に取
り付けているため、デザインパネルを取り付けない壁面
だけによるデザインと、デザインパネルを取り付けた状
態でのデザインを選択的に表現することができる。併せ
てデザインパネルの両面をデザイン面に形成して、反転
可能に取り付けているため、デザインパネルによる表裏
2通りのデザインを表現でき、上記した壁面だけによる
デザインと合わせて合計3通りのデザインを表現するこ
とができる。
インを施した壁面の上にデザインパネルを着脱可能に取
り付けているため、デザインパネルを取り付けない壁面
だけによるデザインと、デザインパネルを取り付けた状
態でのデザインを選択的に表現することができる。併せ
てデザインパネルの両面をデザイン面に形成して、反転
可能に取り付けているため、デザインパネルによる表裏
2通りのデザインを表現でき、上記した壁面だけによる
デザインと合わせて合計3通りのデザインを表現するこ
とができる。
【0043】又、点接着塗料によって着色線を形成した
場合(請求項4)には、塗料が塗膜を形成することな
く、点状に付着することになり、塗装の剥がれといった
不具合を防止できる。
場合(請求項4)には、塗料が塗膜を形成することな
く、点状に付着することになり、塗装の剥がれといった
不具合を防止できる。
【図1】実施の第1形態であるL形擁壁用ブロックを対
象とした壁面のデザイン構造を示す斜視図である。
象とした壁面のデザイン構造を示す斜視図である。
【図2】実施の第2形態であるL形擁壁用ブロックを対
象とした壁面のデザイン構造を示す斜視図である。
象とした壁面のデザイン構造を示す斜視図である。
【図3】実施の第3形態である現場打ちコンクリート擁
壁を対象とした壁面のデザイン構造を示す正面図であ
る。
壁を対象とした壁面のデザイン構造を示す正面図であ
る。
A L形擁壁用ブロック(擁壁用ブロック) 12 壁面 13 着色線 14 区画面 2 デザインパネル 21 デザイン面 22 デザイン面 B L形擁壁用ブロック(擁壁用ブロック) C 現場打ちコンクリート擁壁
Claims (5)
- 【請求項1】 デザインパネルを取り付けるようにした
壁面のデザイン構造であって、 前記壁面が平滑に形成され、この壁面上に塗装による着
色線が形成されると共に、この着色線によって区画され
た数個の区画面が壁面上に形成され、 前記デザインパネルはパネル両面がデザイン面に形成さ
れ、このデザインパネルが前記壁面に反転可能及び着脱
可能に取り付けられていることを特徴とした擁壁のデザ
イン構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のデザイン構造において、 壁面が擁壁用ブロックの壁面である壁面のデザイン構
造。 - 【請求項3】 請求項1記載のデザイン構造において、 壁面が現場打ちされたコンクリート擁壁の壁面である壁
面のデザイン構造。 - 【請求項4】 請求項1記載のデザイン構造において、 塗装による着色線が点接着塗料によって形成されている
壁面のデザイン構造。 - 【請求項5】 請求項1記載のデザイン構造において、 数個の区画面は、コンクリート地肌に汚損抑制処理を施
した汚損抑制地肌区画面と、コンクリート地肌のままの
地肌区画面と、塗料により塗装を施こした塗装区画面
と、コンクリート地肌に顔料で着色を施こした着色区画
面のうちから選択したいずれか1種類又は2種類以上で
形成されている壁面のデザイン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10316940A JP2000120087A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 擁壁のデザイン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10316940A JP2000120087A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 擁壁のデザイン構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000120087A true JP2000120087A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=18082646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10316940A Pending JP2000120087A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 擁壁のデザイン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000120087A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102214040A (zh) * | 2010-04-08 | 2011-10-12 | 阿瓦雅公司 | 用于多状态触摸屏设备的多模式触摸屏用户界面 |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP10316940A patent/JP2000120087A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102214040A (zh) * | 2010-04-08 | 2011-10-12 | 阿瓦雅公司 | 用于多状态触摸屏设备的多模式触摸屏用户界面 |
US9092125B2 (en) | 2010-04-08 | 2015-07-28 | Avaya Inc. | Multi-mode touchscreen user interface for a multi-state touchscreen device |
CN102214040B (zh) * | 2010-04-08 | 2016-01-20 | 阿瓦雅公司 | 用于多状态触摸屏设备的多模式触摸屏用户界面 |
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