JP2008004747A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理室外へ基板を伝って処理液が漏れ出すのを防止する。
【解決手段】基板処理装置は、搬送機構1と、現像液を基板Sに供給することにより現像処理を施す処理室121をもつ現像処理部12と、これらを制御するコントローラ60とを備える。現像処理部12のうち上流側の開口部15の近傍には、基板Sの搬送状態を検出可能な検出機構7が配設される。また、現像処理部12の直ぐ上流側には、基板Sに対してその上流側から下流側に向かう高圧エアを供給可能なエアノズル21をもつ流出阻止装置20が配備される。コントローラ60は、検出機構7による基板Sの搬送状態の検出に基づき基板Sが開口部15の位置で停滞していると判断した場合には、基板Sを伝って現像液が処理室121から漏出するのを防止すべく流出阻止装置20を作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示パネル用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板に、エッチング液やリンス液等の各種処理液を供給して基板に所定の処理を施す基板処理装置に関するものである。
上記のような基板処理装置として、従来から複数の処理室、例えば剥離処理室、洗浄処理室および乾燥処理室を有し、薄膜が形成された角型ガラス基板をローラコンベアの駆動により搬送しつつ当該基板に対して剥離処理、リンス処理および乾燥処理を順次施すように構成されたものが知られている(例えば特許文献1)。この装置では、剥離処理室内の上流端および下流端に基板の有無を検知するセンサが配置されており、当該センサにより基板が検知された後、予め設定されたタイマ時間内に基板が通過しない場合、つまり当該センサによる基板の検知がタイマ時間を超えて継続している場合には、搬送不良が発生したものとして警告を発し装置を停止させる等、所定の処理を実行するようになっている。
特開2001−57355号公報
上記のような従来の装置では、センサにより基板が検知された直後に基板が停止した場合でも、タイマ時間が経過するまでは異常処理が実行されない、いわゆる応答遅れがある。そのため、搬送トラブルにより一枚の基板がローダ(アンローダ)と処理室とに跨って停止した場合、異常処理が実行されるまでの間に、局所的(基板の先端部分)に処理液が供給されて基板の処理不良の原因となり、また処理液を無駄に消費することが考えられる。また、基板上に供給された処理液が基板表面を流動してローダ(アンローダ)側に漏出し、これによって設備故障を招くことが考えられる。一枚の基板が複数の処理室に跨って停止した場合も、隣設される処理室に処理液が漏出することにより同様の問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、上記のような応答遅れによる不具合を回避するものであり、その第1の目的は、基板の処理不良を回避しつつ処理液の無駄な消費を防止すること、また、第2の目的は、基板を伝って処理室外へ処理液が漏出するのを防止することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、基板を水平又は傾斜した姿勢で搬送する搬送手段と、処理液供給手段を具備し、前記搬送手段により搬送される基板に対して処理液を供給することによって所定の処理を当該基板に施す処理室とを備えた基板処理装置において、前記処理室の基板搬入用または搬出用の開口部のうち少なくとも一方側の開口部の近傍に配設され、基板の搬送状態を検出する検出手段と、この検出手段による検出結果に基づいて基板が停滞しているかを判定する判定手段と、基板が停滞していると判定された場合に、処理液の供給を停止すべく前記処理液供給手段を制御する制御手段と、を備えるものである。
この装置によれば、処理室の開口部の位置での基板の搬送状態が検出手段により検出され、その搬送状態に基づき、当該開口部の位置で基板が停滞しているか否かが判定手段により判定される。そして、停滞している場合には、制御手段の制御により処理液の供給が停止される。この構成では、基板の搬送状態の検出に基づいて基板が停滞しているか否かが判定されるため、開口部の位置で基板が停滞した状態となると即時的に当該状態が検知される。そして、この即事的な検知に基づき処理液の供給が停止されることにより、局所的(基板の先端部分)に基板の処理が進行することが抑制され、また、処理液の無駄な消費が防止されることとなる。
この装置においては、前記開口部の位置で停滞している基板上の処理液が処理室外に流出するのを阻止する流出阻止手段をさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段により基板が停滞していると判定された場合には、処理室外への処理液の流出を阻止すべく前記流出阻止手段を作動させるものであるのが好適である。
この装置によれば、処理室の前記開口部の位置で基板が停滞すると、さらに流出阻止手段が作動し、これにより基板上に供給された処理液の処理室外への流出が防止されることとなる。
一方、本発明の他の基板処理装置は、基板を水平又は傾斜した姿勢で搬送する搬送手段と、処理液供給手段を具備し、前記搬送手段により搬送される基板に対して処理液を供給することによって所定の処理を当該基板に施す処理室とを備えた基板処理装置において、
前記処理室の基板搬入用または搬出用の開口部のうち少なくとも一方側の開口部の近傍に配設され、基板の搬送状態を検出可能な検出手段と、この検出手段による検出結果に基づいて基板が停滞しているかを判定する判定手段と、前記開口部の位置で停滞している基板上の処理液が処理室外に流出するのを阻止する流出阻止手段と、前記判定手段により基板が停滞していると判定された場合に、前記流出阻止手段を作動させる制御手段と、を備えるものである。
この装置によれば、処理室の開口部の位置での基板の搬送状態が検出手段により検出され、その搬送状態に基づき、当該開口部の位置で基板が停滞しているか否かが判定手段により判定される。そして、停滞している場合には、制御手段の制御により流出阻止手段が駆動される。この構成では、基板の搬送状態の検出に基づいて基板が停滞しているか否かが判定されるため、開口部の位置で基板が停滞した状態となると即時的に当該状態が検知される。そして、この即事的な検知に基づき流出阻止手段が駆動されることにより、基板上に供給された処理液の処理室外への流出が速やかに阻止されることとなる。
この装置において、前記制御手段は、前記判定手段により基板が停滞していると判定された場合には、さらに処理液の供給を停止すべく前記処理液供給手段を制御するものであるのが好適である。
この装置によれば、基板上の処理液が増加して処理室外への流出が促されるのを防止することが可能となる。また、継続的に処理液が供給されることによって局所的(基板の先端部分)に基板の処理が進行するといった実態が抑制され、また、処理液の無駄な消費が防止されることとなる。
なお、上記装置に適用される流出阻止手段の具体的な構成としては、例えば、作動状態において前記基板の表面に気体を供給することにより当該基板上に処理室の外側から内側に向う方向の気流を形成するものが適用可能である。
この装置によれば、基板表面に形成される気流の圧力(気体圧)により基板上の処理液が処理室側に押し戻されるとともにその逆流が阻止される。これにより処理室外への処理液の流出が効果的に防止される。
また、流出阻止手段は、基板をその下側から持ち上げ可能なリフトアップ機構を有し、かつ、作動状態において基板が処理室の外側から内側に向って先下がりとなるように前記リフトアップ機構により基板を持ち上げるものであってもよい。
この装置によれば、基板が室外側から室内側に向って傾斜した姿勢とされることによって基板上の処理液が処理室側に流下するとともにその逆流が阻止される。これにより処理室外への処理液の流出が効果的に防止される。
さらに、流出阻止手段は、基板上面から離間する退避位置と基板表面に当接して処理液の流動を阻止する当接位置とに変位可能な堰部材を有し、かつ、作動状態において前記堰部材を前記当接位置に配置するものであってもよい。
この装置によれば、堰部材が基板上に当接することにより処理液の流動が堰き止められ、これにより処理室外への処理液の流出が防止される。
なお、前記検出手段は、基板の前記搬送状態として基板の移動速度を検出し、前記判定手段は、前記検出手段による検出速度が所定の速度以下のときに基板が停滞していると判定するものであるのが好適である。
この装置によると、基板が搬送されている場合(移動している場合)であっても所定速度以下の場合には基板が停滞していると判定され、処理液の供給停止、あるいは流出阻止手段の作動といった処理が実行されることとなる。つまり、処理室の開口部を基板が移動している場合でも、搬送異常によりその速度が極めて遅い場合もあり、この場合には、基板が停止している場合と同様に、基板上の処理液が開口部を通じて処理室外に流出することが考えられる。この点、上記のように所定速度以下で基板が搬送される場合を停滞状態として取り扱うようにすれば、より確実に処理液の流出を防止することが可能となる。
なお、上記装置において、前記検出手段は、前記搬送手段により搬送される基板の移動に伴いその摩擦力により回転する従動ローラを有し、この従動ローラの回転速度に応じた信号を出力するものであって、前記判定手段は、前記検出手段から出力される信号の状態に基づいて前記判定を行うものであるのが好適である。
この構成によれば、基板と従動ローラとの物理的接触により基板の搬送状態を検出するので、簡単な構成で高い信頼性をもって搬送状態の検出を行うことが可能となる。
本発明の基板処理装置によれば、処理室の開口部の位置で基板が停滞した場合には、その状態を速やかに検知して処理液の供給を停止させるので、継続的に処理液が供給されることによって局所的(基板の先端部分)に基板の処理が進行して処理不良を招くといった事態を有効に回避することができ、また、処理液の無駄な消費を防止することもできる。
また、本発明の別の基板処理装置によれば、処理室の開口部の位置で基板が停滞した場合には、その状態を速やかに検知して処理液が処理室外に流出するのを阻止する流出阻止手段を作動させるので、基板を媒体として処理液が処理室外に漏出するのを効果的に防止することができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、この発明にかかる基板処理装置の第1の実施の形態を示す図である。この基板処理装置では、搬送機構1によって基板Sが所定の搬送方向(図1の左方から右方に向かう方向)Pに搬送されるように構成されるとともに、この搬送機構1による基板搬送経路に沿ってローダ10と、複数の処理部、つまり現像処理部12と水洗処理部14とがこの順序で配設されている。
この実施の形態では、搬送機構1としてローラコンベアが適用されている。このローラコンベアは、基板Sの搬送方向Pに直交する方向に支持軸を配した複数のローラ2が所定ピッチで搬送方向Pに並設されて形成されている。そして、図2に示すように、駆動モータ(図示省略)に連結された駆動プーリ3と各ローラ2とに亘って駆動ベルト4が掛け渡されることにより、上記駆動モータの駆動力により各ローラ2を同一方向に同期回転し、ローラ2上に載置された基板Sを水平姿勢で搬送方向Pに向けて搬送するようになっている。なお、ローラコンベアは、同図に示すようにローダ10、処理部12,14毎に個別に構成されており、後記コントローラ60により個別に駆動制御されるようになっている。
図1に戻って、ローダ10には、図示を省略しているが基板の搬入機構が配備されており、前工程で露光処理が施された基板がこの搬入機構により一枚ずつ搬送機構1のローラ2上に移載され、順次、現像処理部12に払い出されるように構成されている。
現像処理部12および水洗処理部14は、搬送機構1により搬送される基板Sに対して処理を施すための処理室121,141を有している。各処理室121,141の側壁にはそれぞれ開口部15が形成されており、基板Sの搬入および搬出がこの開口部15を通じて行われるようになっている。
現像処理部12は、処理室121内で基板Sに現像液(処理液)を供給して基板Sを現像するためのものである。この処理室121の内部には、搬送機構1の上方に現像液供給用の複数の液ノズル30が配設されており、搬送機構1によって搬送される基板Sに対してその上方向より現像液を供給可能に構成されている。
現像液の給排系統は、現像液を貯溜するタンク32と、ポンプ36と、このポンプ36により圧送される現像液を前記液ノズル30に案内する供給配管34と、使用後の現像液を処理室121からタンク32に戻す回収配管35と、この回収配管35に介設される図外のフィルタ等とから構成されており、これにより現像処理部12に対して現像液を循環させながら供給するように構成されている。供給配管34には現像液の供給および停止、さらに供給量の調節を行うための電磁バルブ等からなる可変バルブ38が介設されており、このバルブ38が後記コントローラ60により制御されるようになっている。なお、この実施形態では、この現像液の給排系統が本発明に係る処理液供給手段に相当する。
処理室121内には、開口部15を通じて搬入されてくる基板Sの搬送状態を検出する検出機構7(本発明に係る検出手段に相当する)が配設されており、この検出機構7による検出結果に基づき基板Sが停滞しているか(当実施形態では基板Sが停止しているか)否かが後記コントローラ60により判定されるようになっている。
検出機構7は、図1および図2に示すように、処理室121内の最も上流側、つまり基板Sの搬送方向における上流側(以下、単に上流側と呼び、この逆を下流側と呼ぶ)に配置される従動ローラ6と、このローラ6に連結されるロータリエンコーダ40とから構成されている。
従動ローラ6は、搬送機構1のローラ2と並ぶように配置されており、基板Sが搬送されるに伴いその摩擦力で回転し、それ以外のときは静止するように設けられている。一方、エンコーダ40は、従動ローラ6の一端に固定されるスリット板42と、このスリット板42を挟んで配置される光の照射部44aおよび受光部44bを備えたセンサ44とから構成されおり、照射部44aから投光された光をスリット板42のスリット42aを介して受光部44bで受光することによりその受光期間に応じたパルス信号を後記コントローラ60に出力するように構成されている。つまり、基板Sが移動している場合には、従動ローラ6とスリット板42が一体的に回転してエンコーダ40からパルス信号が定期的に出力されるため、このパルス信号の出力の有無により基板Sが移動しているか否かの検出が可能となっている。なお、図示の例ではスリット板42のスリット42aは一つであるが、複数のスリット42aをもつスリット板42を適用することも可能である。
また、従動ローラ6とその直ぐ下流側に配置されるローラ2との間の部分には、さらに基板Sの有無を検知するためのセンサ46(基板検知センサ46という)が配置されている。この基板検知センサ46は、詳しく図示していないが、揺動可能に支持される振り子部材と、この振り子部材に組み込まれる磁石の変位に伴う磁界の変化に応じた信号を出力するホール素子(磁電変換素子)とを備えたいわゆる振り子型センサで、基板Sとの接触に伴い上記信号を後記コントローラ60に出力するようになっている。
なお、検出機構7や基板検知センサ46は、後述するようにローダ10の下流端の位置に配置するようにしてもよい(図13参照)。また、処理液の付着による誤検知等の不都合が無い場合には、この基板検知センサ46として光の照射部と受光部とを一体に備えた反射型のフォトセンサを適用し、基板Sで反射する光を受光することにより基板Sを検知するものを適用してもよい。
図1に戻って、現像処理部12の上流側には、流出阻止装置20(本発明に係る逆流阻止手段の一つに相当する)が配備されている。この流出阻止装置20は、搬送トラブルにより開口部15の部分で基板Sが停止した場合に、基板Sを伝って現像液がローダ10側に流出すのを阻止するための装置である。
この流出阻止装置20は、処理室121の上流側の開口部15の近傍に配置されるエアノズル21を有し、エア供給源24から供給配管22を通じて供給される高圧エアを搬送機構1上の基板Sに対してその上流側から下流側に向けて斜め下方向に供給するように構成されている。エアノズル21は、基板Sの搬送方向Pと直交する方向に伸びるスリット状のエア吐出口を有しており、基板Sに対して同方向に隙間無くエアを吹き付け可能となっている。なお、エアの供給配管22には、電磁バルブ等からなる可変バルブ23が介設されており、このバルブ23が後記コントローラ60により制御されるようになっている。
一方、水洗処理部14は、処理室141内で基板Sに純水を供給して基板Sを洗浄するためのものである。この処理室141の内部には、搬送機構1を挟んでその上方側および下方側に純水供給用の複数の液ノズル50が配設されており、搬送機構1によって搬送される基板Sに対してその上下両側から純水を供給可能に構成されている。
純水の給排系統は、純水を貯溜するタンク52と、ポンプ56と、このポンプ56により圧送される純水を前記液ノズル50に案内する供給配管54等から構成されている。供給配管54には純水の供給および停止、あるいは供給量の調節を行うための電磁バルブ等からなる可変バルブ58が介設されており、このバルブ58が後記コントローラ60により制御されるようになっている。なお、水洗処理部14では純水の循環使用は行われず、使用後の純水は、処理室141に接続された廃液管55を通じて図外の廃液タンクに回収されるようになっている。
図1において符号26および48は、それぞれローダ10および現像処理部12(処理室121内)の下流端に配置される払い出しセンサである。このセンサ26,48は、前記基板検知センサ46と同様の振り子型センサからなり、搬送機構1の駆動により搬送される基板Sを検知してコントローラ60に検知信号を出力する。コントローラ60は、これら払い出しセンサ26,48による基板Sの検知に基づき各処理部12,14における液の供給等を開始する。
上記のように構成された基板処理装置には、一連の基板処理動作を制御するコントローラ60が搭載されている。このコントローラ60は、論理演算を実行するCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを記憶するROM、装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されており、搬送機構1、ローダ10、現像処理部12および水洗処理部14等は全てこのコントローラ60により統括的に制御されるようになっている。特に、ローダ10から現像処理部12への基板Sの搬入の際には、前記検出機構7による検出結果に基づき開口部15の位置で基板Sが停滞しているか否か(当実施形態では、基板Sが停止しているか否か)を判定し、停止している場合には、以下に説明するように現像処理部12による現像液の供給および流出阻止装置20の作動が制御されることにより、現像液のローダ10側への漏出等が防止されるようになっている。すなわち、この実施形態では、このコントローラ60が本発明に係る判定手段および制御手段として機能する。
図3は、コントローラ60による動作制御の一例を示すフローチャートである。
上記の基板処理装置において、ローダ10により基板Sがローラ2上に搬入、載置されると、コントローラ60は、まず、ローダ10に属する搬送機構1を作動させて基板Sの搬送を開始する(ステップS2)。
そして、伴い払い出しセンサ26が基板Sを検知すると(ステップS4でYES)、コントローラ60は、前記現像処理部12に属する搬送機構1を作動させるとともに、前記給排系統のバルブ38を開操作することにより処理室121内において液ノズル30から現像液の供給を開始する(ステップS6)。
次いで、コントローラ60は、基板検知センサ46より基板Sが検知されたか否かを判断し(ステップS8)、ここでYESと判断すると、さらに前記エンコーダ40からの出力パルスが増加しているか否か、つまり基板Sが移動しているか否かを判断する(ステップS10)。そして、ここでYESと判断した場合には、予め記憶されたプログラム(正常動作シーケンス)に従って基板Sの現像処理を進めるべく搬送機構1等を制御する(ステップS12)。
これに対してステップS10でNOと判断した場合には、コントローラ60は、異常動作シーケンスに従って搬送機構1等を制御する。すなわち、基板検知センサ46により基板Sが検知されている状態であって、かつエンコーダ40からの出力パルスが増加していない状態とは、開口部15の位置で基板Sが停止している状態であり、この場合には、コントローラ60は、前記バルブ38を閉操作することにより現像液の供給を停止するとともに、前記バルブ23を開操作することにより流出阻止装置20を作動させ、加えて図外の警報装置を作動させる。この際、ローダ10および現像処理部12に属する搬送機構1も停止させる。
このように現像液の供給を停止することにより、停止中の基板S上に現像液が供給されることが防止され、局所的(基板の先端部分)に基板の処理が進行することが抑制されるとともに現像液の無駄な消費が防止されることとなる。そしてさらに、流出阻止装置20の作動により基板S上に高圧エアが吹き付けられる結果、図4に示すように、基板S上に処理室121の外側から内側に向う方向の気流が形成され、この気流の圧力(気体圧)により基板上の現像液が処理室121内に押し戻されるとともにその逆流が防止されることとなる。これにより現像液が基板Sを伝って処理室121からローダ10側に漏れ出すことが防止される。特に、上記のように現像液の供給が停止されていることにより、基板S上の処理液が増加して処理室121外への流出が促されるということが防止される。
なお、ステップS8でNOと判断した場合、この場合にも前記エンコーダ40からの出力パルスが増加しているか否かを判断する(ステップS14)。そして、ここでYESと判断した場合には、上記と同様にステップS16に移行し、これにより異常動作シーケンスに従って搬送機構1等を制御する。すなわち、基板検知センサ46により基板Sが検知されていない状態でエンコーダ40からの出力パルスが増加する状態とは、要する基板検知センサ46が故障している場合であって、この場合も、コントローラ60は、基板検知センサ46のメンテナンスのために上記と同様に異常動作シーケンスに従って搬送機構1等を制御する。なお、ステップS14でNOと判断した場合には、基板Sが未だ処理室121に搬入されていない状態であり、この場合にはステップS8に移行する。
以上説明したように、この基板処理装置では、ローダ10から開口部15を通じて現像処理部12に搬入される基板Sに搬送トラブルが発生し、当該開口部15の位置で基板Sが停止(停滞)した場合には、上記のように現像液の供給を停止させ、さらに流出阻止装置20を作動させることによって基板S上の現像液がローダ10側に漏出するのを防止するようにしているので、例えば基板Sの処理不良や、漏出現像液に起因するローダ10の故障、さらに現像液の無駄な消費等を有効に防止することができる。
しかも、この基板処理装置では、基板検知センサ46に加えて、基板Sが移動しているか否かを検出可能な検出機構7を開口部15の近傍に設けているので、基板Sが停止した場合には、その状態をこの検出機構7により即事的に検出することができる。そして、このような即時的な基板停止の検知に基づき異常動作シーケンスに移行する結果、現像液の供給を可及的速やかに停止させることができ、また、流出阻止装置20を可及的速やかに作動させることが可能となる。従って、搬送異常により開口部15の位置で基板Sが停止した場合の上記のようなトラブル、すなわち基板Sの処理不良や、漏出現像液に起因するローダ10の故障、さらに現像液の無駄な消費等をより確実に防止することができる。
次に、本発明に係る基板処理装置の第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施の形態に係る基板処理装置を示している。この基板処理装置は、第1の実施の形態の基板処理装置に対してさらに以下の構成を付加したものである。
すなわち、第2の実施の形態の基板処理装置では、水洗処理部14についても現像処理部12と同様に、その処理室141の上流側の開口部15の近傍には基板検知センサ46′および検出機構7′が設けられている。これら基板検知センサ46′および検出機構7′は、現像処理部12のもの(基板検知センサ46、検出機構7)と基本的に同一構成であり、従って、対応する部材の符号に「 ′」を付して区別することにより詳細図を省略することとする。
また、この基板処理装置には、第1の形態の流出阻止装置20を第1流出阻止装置20として、これとは別に第2流出阻止装置20′が設けられている。
第2流出阻止装置20′は、水洗処理部14における処理室141の上流側の開口部15の近傍に配置されるエアノズル21′を有し、前記供給配管22から分岐する供給配管25を通じて供給される高圧エアを搬送機構1上の基板Sに対して下流側から上流側に向けて斜め下方向に供給するように構成されている。
エアノズル21′は、上記ノズル21と同様に基板Sの搬送方向Pと直交する方向に伸びるスリット状のエア吐出口を有しており、基板Sに対して同方向に隙間無くエアを吹き付け可能となっている。なお、供給配管25′には、電磁バルブ等からなる可変バルブ23′が介設されており、このバルブ23′がコントローラ60により制御されるようになっている。
この第2の実施形態の基板処理装置では、現像処理部12から水洗処理部14に基板Sが搬入される際に、コントローラ60が、検出機構7′(エンコーダ40′)および基板検知センサ46′からの信号出力に基づき図3に示したフローチャートに準じて流出阻止装置20′等を駆動制御することにより、現像液の水洗処理部14側への漏出等が防止されるようになっている。
すなわち、検出機構7′(エンコーダ40′)および基板検知センサ46′からの出力信号に基づき同図に示すように基板Sが開口部15の位置で停止している状態が検知されると(ステップS10でNO)、コントローラ60は、前記バルブ58を閉操作することにより水洗処理部14における純水の供給を停止するとともに前記バルブ23′を開操作することにより第2流出阻止装置20′を作動させる。この際、前記バルブ38を閉操作することにより現像処理部12における現像液の供給も停止する。
このように現像液および純水の供給が停止されることにより、例えば局所的(基板の後端部分)に基板の処理が進行することが抑制され、また、現像液や純水の無駄な消費が防止されることとなる。また、第2流出阻止装置20′のエアノズル21′から基板S上に高圧エアが吹き付けられることにより、基板上の現像液が処理室121内に押し戻されるとともにその逆流が阻止され、これによって現像液が基板Sを伝って水洗処理部14側に漏出することが防止される。
このような第2の実施形態の基板処理装置によると、現像処理部12の上流側の開口部15の位置で基板Sが停止した場合のローダ10側への現像液の漏出等に加え、現像処理部12の下流側の開口部15の位置で基板Sが停止した場合の水洗処理部14側への現像液の漏出等が有効に防止される。
なお、このような第2の実施形態の基板処理装置は、大型基板Sを処理する場合にも有用となる。すなわち、図6に示すように、現像処理部12の処理室121よりも大型の基板Sを処理する場合には、同図に示すように基板Sがローダ10から水洗処理部14に亘って存在する状態で停止してしまうことが想定される。この場合、この基板処理装置によれば、現像液の供給が停止され、さらに第1および第2の流出阻止装置20,20′の作動により処理室121の上流側および下流側からそれぞれ基板Sに対して処理室内に向う方向の高圧エアが吹き付けられるため、現像液が基板Sを伝ってローダ10側、あるいは水洗処理部14側に漏れ出すことが有効に防止されることとなる。
ところで、以上説明した基板処理装置は、本発明に係る基板処理装置の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、以下のような構成を採用することも可能である。
(1)流出阻止装置20として図7,図8に示すようなものを採用することも可能である。
〈a〉図7に示す流出阻止装置20
この流出阻止装置20は、上下方向に厚みをもち、かつローラ2の軸方向に延びる細長の逆流防止バー70(本発明に係る堰部材に相当する)と、この逆流防止バー70を搬送機構1の上方の退避位置(図7(a)に示す位置)とローラ2に支持された基板表面に当接させる当接位置(図7(b))とに亘って変位させるアクチュエータ72等とを備える。そして、通常はシール部材70を退避位置にセットしておき、基板Sに搬送異常(基板Sの停止)が発生すると逆流防止バー70を当接位置にセットし、これにより基板S上の現像液の流動をこの逆流防止バー70により堰き止める。つまり、この逆流防止バー70により現像液のローダ10側への漏出を防止するようになっている。
なお、この流出阻止装置20において、逆流防止バー70の材質は樹脂やゴム等、シール性の高いものが好適である。また、逆流防止バー70は、ローラ2の長手方向に直線状のもの以外に、平面視で弓形に湾曲した形状や、現像処理部12側に向かって開く平面視コ字型の形状であってもよい。また、断面形状も、同図に示すように円形のもの以外に矩形のものであってもよい。
〈b〉図8に示す流出阻止装置20
この流出阻止装置20は、ローダ10の搬送機構1に一体に組み込まれており、エアシリンダ等のアクチュエータ76の作動により搬送機構1の一部のローラ2を上方に持ち上げるリフトアップ機構74を備えている。そして、通常はローラ2を基準位置、つまり基板搬送が可能な位置にセットし(図8(a)に示す状態)、基板Sに搬送異常(基板Sの停止)が発生するとリフトアップ機構74を作動させてローラ2をリフトアップし(図8(b)に示す状態)、これにより処理室121の外側から内側に向って先下がりとなるように基板Sを傾斜させる。つまり、このように基板Sが傾斜することにより基板S上の現像液がその表面に沿って処理室121側へと流下するとともにその逆流が防止され、その結果、ローダ10側への現像液の漏出が防止されるようになっている。なお、この場合には、図9に示すように、個別のアクチュエータ76a〜76cによりそれぞれ駆動される複数のリフトアップ機構74a〜74bを設け、現像処理部12側から上流側に向かって徐々にローラ2の高さが高くなるように流出阻止装置20を構成してもよい。この構成によれば、基板Sを滑らかに傾斜させることが可能となるため基板Sの損傷等のトラブルを伴うことなく効果的に現像液の流出を防止することが可能となる。
なお、ここでは現像処理部12の上流側に配備される流出阻止装置20の例についてのみ説明したが、第2実施形態の基板処理装置において適用される第2流出阻止装置20′についても同様の構成を採用することが可能である。
(2)基板Sの搬送状態を検出する手段としては、実施形態のような検知機構7,7′以外に、図10および図11に示すようなセンサを用いるようにしてもよい。
〈a〉図10に示すセンサ80
このセンサ80は、同図に示すように発光ダイオード等の光源部80aと、この光源部80aから投光されて基板Sで反射した光(画像)を受光する撮像素子80bとを一体に備えている。このようなセンサ80を開口部15の上壁面等に固定し、搬送機構1の作動により搬送される基板表面の画像を連続的に取り込みその画像信号をコントローラ60に出力することにより、この画像の変化に基づいて基板Sの搬送状態、すなわち基板Sが移動しているか否かを検知するようにしてもよい。なお、類似した構成(より簡素な構成)として、光源部から投光されて基板Sで反射した光を受光素子により受光し、その受光信号の有無の変化に基づいて基板Sの搬送状態を検知するようにしてもよい。
〈b〉図11に示すセンサ82
このセンサ82は、同図に示すように搬送機構1による基板Sの搬送経路を挟んで互いに対向して配置される光源部82aと受光部82bとを備えており、光源部82aから投光されて基板Sを透過する光を光源部82aで受光するように構成されている。そして、基板Sにはその搬送方向に所定ピッチで遮光用マークMが付されている。このようなセンサ82aを開口部15に固定し、基板Sの搬送に伴い、受光部82bによる受光信号をコントローラ60に出力することにより、基板Sの遮光用マークMに応じたレベルの出力信号(パルス信号)の変化に基づいて基板Sが移動しているか否かを検知するようにしてもよい。
(3)実施形態では、基板Sが停滞している場合として、基板Sが停止している状態を検知し、この検知に基づき流出阻止装置20,20′を作動させる等の異常動作シーケンスを実行するようにしているが、例えば、基板Sの搬送状態として基板Sの移動速度を検知し、この検知速度に基づいて異常動作シーケンスに移行するようにしてもよい。具体的には、予め基板Sの基準速度(閾値)を設定しおき、検知速度がこの基準速度以下の場合には基板Sが停滞しているとして異常動作シーケンスを実行するようにしてもよい。つまり、基板Sが移動している場合でもその速度が極めて遅いような場合には、基板Sが停止している場合と同様に、基板S上の現像液が当該基板Sを伝ってローダ10側に流動することが考えられる。この点、上記のように基準速度以下で基板が搬送される場合を基板Sの停止状態と同等に取り扱うようにすれば、基板Sが基準速度以下の極低速度で移動しているような状況でも流出阻止装置20,20′を作動させることが可能となり、現像処理部12からの現像液の漏出をより確実に防止することが可能になるという利点がある。
なお、この場合には、エンコーダ40(移動状態検出手段7,7′)からの出力パルスのパルス数又はパルス幅に基づいて基板Sの移動速度を求めるようにすればよい。例えばエンコーダ40として複数のスリット42aが周方向に等間隔で並ぶスリット板42を備えたものを適用し、単位時間当たりのパルス数変動を常時監視し、下記式に基づき基板Sの移動速度を演算するようにすればよい。
基板速度=(L/S)×(Dp/T1)
ここで、L ;従動ローラの周長
S ;スリット42aの数
Dp/T1;パルス速度 (Dp;パルス数、T1;単位時間)
また、基板Sの搬送状態を検出する手段として図10に示すようなセンサ80を用いる場合には、単位時間当たりの画像の変位量に基づいて基板Sの移動速度を求めるようにすればよい。また、図11に示したセンサ82を用いる場合には、上記エンコーダ40の場合と同様に出力パルスのパルス数等に基づいて基板Sの移動速度を求めるようにすればよい。
(4)実施形態では、開口部15の位置で基板Sが停止(停滞)した場合の異常動作シーケンスとして現像液を停止させる措置と、流出阻止装置20を作動させる措置との双方を実行しているが、いずれか一方のみの措置を行うようにしてもよい。つまり、現像液を停止させる措置のみを行う場合には、流出阻止装置20そのものを省略し、逆に、流出阻止装置20を設ける場合には、現像液の停止制御を省略するようにしてもよい。但し、搬送異常により開口部15の位置で基板Sが停止した場合のトラブル、すなわち基板Sの処理不良、漏出現像液に起因するローダ10の故障、さらに現像液の無駄な消費等をトータル的に防止する上では、実施形態のように双方の措置を行うのが好適である。
(5)実施形態では、流出阻止装置20は、処理室121の上流側の開口部15の近傍にのみのエアノズル21を配置した構成となっているが、例えば図12に示すように、処理室121の内側(開口部15の直ぐ下流の位置)にエアノズル21を配置した構成としてもよい。この構成によれば、より効果的に現像液の漏出を防止することが可能となる。なお、図示を省略するが、図6に示した流出阻止装置20′の構成についても同様である。
(6)実施形態では、検出機構7や基板検知センサ46は、現像処理部12の最も上流側、具体的には処理室121の最上流の位置に配備されているが、ローダ10の最も下流側の位置に配備するようにしてもよい。図6に示した検出機構7′や基板検知センサ46′についても同様に、現像処理部12の最も下流側(処理室121の最下流の位置)に配備するようにしてもよい。すなわち、図13に示すように、検出機構7,7′や基板検知センサ46,46′を配置するようにしてもよい。このような構成でも開口部15での基板Sの搬送状態を良好に検出することができる。
(7)実施形態では、基板処理装置の構成例として、ローダ10、現像処理部12および水洗処理部14を備えた装置について説明したが、勿論、これ以外の処理部等を有する基板処理装置についても本発明は適用可能である。また、実施形態の搬送機構1は、基板Sを水平姿勢で搬送するが、傾斜した姿勢で搬送するものであってもよい。
本発明に係る基板処理装置の第1の実施形態を示す図である。 基板の搬送状態を検出する検出機構、基板検知センサおよび搬送機構を示す図である。 コントローラによる基板処理装置の動作制御の一例を示すフローチャートである。 流出阻止装置の作動状態を示す図である。 本発明に係る基板処理装置の第2の実施形態を示す図である。 大型基板を処理する場合の利点を説明する図である。 流出阻止装置の他の実施形態を示す図である((a)は流出阻止装置の非作動状態、(b)は作動状態をそれぞれ示す)。 流出阻止装置の他の実施形態を示す図である((a)は流出阻止装置の非作動状態、(b)は作動状態をそれぞれ示す)。 図8に示す流出阻止装置の変形例を示す図である 基板の搬送状態を検出するための他の手段を示す図である。 基板の搬送状態を検出するための他の手段を示す図である。 流出阻止装置の変形例を示す図である。 基板の搬送状態を検出する検出機構および基板検知センサの配置の変形例を示す図(図6に対応する図)である。
符号の説明
1 搬送機構
6 従動ローラ
7 検出機構
10 ローダ
12 現像処理部
15 開口部
121,141 処理室
14 水洗処理部
20 流出阻止装置
21 エアノズル
30,50 液ノズル
46 基板検知センサ
60 コントローラ
S 基板

Claims (9)

  1. 基板を水平又は傾斜した姿勢で搬送する搬送手段と、処理液供給手段を具備し、前記搬送手段により搬送される基板に対して処理液を供給することによって所定の処理を当該基板に施す処理室とを備えた基板処理装置において、
    前記処理室の基板搬入用または搬出用の開口部のうち少なくとも一方側の開口部の近傍に配設され、基板の搬送状態を検出する検出手段と、
    この検出手段による検出結果に基づいて基板が停滞しているかを判定する判定手段と、
    基板が停滞していると判定された場合に、処理液の供給を停止すべく前記処理液供給手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記開口部の位置で停滞している基板上の処理液が処理室外に流出するのを阻止する流出阻止手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記判定手段により基板が停滞していると判定された場合には、処理室外への処理液の流出を阻止すべく前記流出阻止手段を作動させることを特徴とする基板処理装置。
  3. 基板を水平又は傾斜した姿勢で搬送する搬送手段と、処理液供給手段を具備し、前記搬送手段により搬送される基板に対して処理液を供給することによって所定の処理を当該基板に施す処理室とを備えた基板処理装置において、
    前記処理室の基板搬入用または搬出用の開口部のうち少なくとも一方側の開口部の近傍に配設され、基板の搬送状態を検出可能な検出手段と、
    この検出手段による検出結果に基づいて基板が停滞しているかを判定する判定手段と、
    前記開口部の位置で停滞している基板上の処理液が処理室外に流出するのを阻止する流出阻止手段と、
    前記判定手段により基板が停滞していると判定された場合に、前記流出阻止手段を作動させる制御手段と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記制御手段は、前記判定手段により基板が停滞していると判定された場合には、さらに処理液の供給を停止すべく前記処理液供給手段を制御することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項2乃至4の何れかに記載の基板処理装置において、
    前記流出阻止手段は、作動状態において前記基板の表面に気体を供給することにより当該基板上に処理室の外側から内側に向う方向の気流を形成することを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項2乃至4の何れかに記載の基板処理装置において、
    前記流出阻止手段は、基板をその下側から持ち上げ可能なリフトアップ機構を有し、かつ、作動状態において基板が処理室の外側から内側に向って先下がりとなるように前記リフトアップ機構により基板を持ち上げることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項2乃至4の何れかに記載の基板処理装置において、
    前記流出阻止手段は、基板上面から離間する退避位置と基板表面に当接して処理液の流動を阻止する当接位置とに変位可能な堰部材を有し、かつ、作動状態において前記堰部材を前記当接位置に配置することを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の基板処理装置において、
    前記検出手段は、基板の搬送状態として基板の移動速度を検出し、
    前記判定手段は、前記検出手段による検出速度が所定の速度以下のときに基板が停滞していると判定することを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の基板処理装置において、
    前記検出手段は、前記搬送手段により搬送される基板の移動に伴いその摩擦力により回転する従動ローラを有し、この従動ローラの回転速度に応じた信号を出力するものであって、
    前記判定手段は、前記検出手段から出力される信号の状態に基づいて前記判定を行うことを特徴とする基板処理装置。
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