JP2008003065A - バイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップ - Google Patents

バイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップ Download PDF

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信吾 改森
Takahiko Kitamura
貴彦 北村
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章 原田
Toshifumi Hosoya
俊史 細谷
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征夫 輕部
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正男 後藤
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秀明 中村
Takeshi Fujimura
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Abstract

【課題】 折り曲げ線で折り曲げた際に位置ずれを生じることがないバイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップを提供する。
【解決手段】 基板11を折り曲げて、基板15とカバー16とを形成すると共に内部に検知用電極13a、13bおよび中空反応部17を有するバイオセンサチップ10を製造する。このとき、折り曲げ線20と中空反応部17の空気孔21とを同時に形成するようにしたので、折り曲げ線20と空気孔21との位置関係を常に一定とすることができる。このため、折り曲げ線20で基板11を折り曲げた際に、空気孔21は折り曲げ線20に対して常に一定の位置に設けられることになり、位置ずれを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばチップの中空反応部に収容した試薬を用いて試料である化学物質の測定や分析を行うバイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップに関するものである。
従来より、一枚の基板を折り曲げてバイオセンサチップを製造する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
図4(A)には、特許文献1に記載のバイオセンサチップの製造方法における折り曲げ前の基板101の平面図が示されており、図4(B)には折り曲げて製造されたバイオセンサチップ100の平面図が示されている。図4(A)に示すように、基板101の中央部付近には、折り曲げ線となるミシン目102が設けられており、ミシン目102の上部が折り曲げ加工後に基板103となる基板部103aで、ミシン目102の下部が折り曲げ加工後にカバー104となるカバー部104aである。
図4(A)に示すように、基板部103aの表面には電極を含むパターン105が形成されている。この電極のパターン105は所定間隔で並設される2本の電極を有しており、電極の先端部には試薬層106が設けられている。一方、カバー部104aの表面には、スペーサ層となる接着剤層107が所定の形状で設けられている。すなわち、この接着剤層107は、折り曲げ加工後の基板103とカバー104との表面を所定間隔離して接着固定する役割の他に、基板103とカバー104との間において接着剤層107が設けられていない空間に試料搬送路108(図4(B)参照)を形成する役割も持っている。そのため、接着剤層107は、試料搬送路108となる中央部分を除いて、カバー部104aの左右両側に設けられている。この試料搬送路108とミシン目102が交わる所には、血液等の試料を試料搬送路108に注入するための試料導入口109が形成された後、基板101をミシン目102で折り曲げて基板103の上にカバー104を固定することにより、バイオセンサチップ100が製造される。
特開2005−233917号公報(図2(a))
前述した特許文献1に記載のバイオセンサチップの製造方法のように、基板を折り曲げてバイオセンサチップを製造する場合、一般に、図5(A)に示すように、基板111の中央部に折り曲げ線114を設ける。そして、折り曲げ線114の一方の側(ここでは下側)である基板部117に、電極112a、112bを印刷により形成し、その上からスペーサ層113を設ける。電極112a、112bは先端(ここでは上端)が互いに近づく方向にL字状に屈曲して所定間隔を保持している。スペーサ層113は、折り曲げ線114から電極112a、112bの屈曲部にかけた矩形状部分を除いて基板111および電極112a、112bを覆っている。従って、基板111を折り曲げ線114から折り曲げてカバー118を基板117に被せると、スペーサ層113が設けられていない部分には空間ができ、中空反応部115を形成する。
また、折り曲げ線114の他方の側(ここでは上側)であるカバー118には、中空反応部115に対応する位置に空気孔116が設けられており、図5(B)に示すように、中空反応部115と外部とを連通している。
しかしながら、基板101、111を折り曲げる折り曲げ線102、114の位置と、基板部103a、117に設ける電極112a、112b等のパターン105や中空反応部115に対応してカバー部104a、118に設ける空気孔116等は、各々別個に設けられている。このため、ミシン目102で折り返した際に、基板部103aに設けられているものとカバー部104aに設けられているものとの相対的な位置ずれが生じ易いという不都合があった。
本発明の目的は、折り曲げ線で折り曲げた際に位置ずれを生じることがないバイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明にかかるバイオセンサチップの製造方法は、一方の表面に検知用電極およびスペーサ層が形成された一枚の基板上に折り曲げ線を設け、該折り曲げ線において前記一方の表面同士が重なる方向に折り曲げて基板とカバー基板とを形成し、前記基板とカバー基板間に中空反応部を形成するバイオセンサチップの製造方法であって、前記基板に、前記折り曲げ線と前記中空反応部に設けられる空気孔とを同時に形成するものである。
このように構成されたバイオセンサチップの製造方法においては、基板を折り曲げて、基板とカバーとを形成すると共に中空反応部を有するバイオセンサチップを製造する。このとき、基板上に折り曲げ線を設け、この折り曲げ線と中空反応部の空気孔とを同時に形成するようにしたので、折り曲げ線と空気孔との位置関係を常に一定とすることができる。このため、折り曲げ線で基板を折り曲げた際に、空気孔は折り曲げ線に対して常に一定の位置に設けられることになり、位置ずれを防止することができる。
また、本発明にかかるバイオセンサチップの製造方法は、前記折り曲げ線が、製造されるバイオセンサチップの先端側に設けられることにある。
このように構成されたバイオセンサチップの製造方法においては、折り曲げ線をバイオセンサチップの先端側に設けたので、折り曲げ線と中空反応部の空気孔との距離を短くすることができ、空気孔の位置ずれを防止することができる。ここで、バイオセンサチップの先端側とは、バイオセンサチップをバイオセンサ測定器に接続する側の端部とは反対の端部をいう。
また、本発明にかかるバイオセンサチップの製造方法は、前記基板を前記折り曲げ線において折り曲げた際に前記基板における前記空気孔に対向する位置に、予めマーキングを設けておき、前記空気孔から前記マーキングを確認することにある。
このように構成されたバイオセンサチップの製造方法においては、基板を折り曲げてバイオセンサチップを製造した際に、空気孔に対向する位置に予めマーキングを設けてあるので、このマーキングを空気孔を通して確認することによりスペーサ層および/もしくは検知用電極と空気孔との位置ズレ、ひいては折り曲げ線との位置ズレを検査することができる。さらに、基板を折り曲げ線で折り曲げた後の、基板とカバーとの位置ずれを防止して正確なバイオセンサチップを製造することができる。
また、本発明にかかるバイオセンサチップは、上述のバイオセンサチップの製造方法により製造されたことにある。
このように構成されたバイオセンサチップにおいては、基板を折り曲げて、基板とカバーとを形成すると共に内部に検知用電極および中空反応部を有するバイオセンサチップを製造する際に、折り曲げ線と中空反応部の空気孔とを同時に形成するようにしたので、折り曲げ線と空気孔との位置関係を常に一定とすることができる。このため、折り曲げ線で基板を折り曲げた際に、空気孔は折り曲げ線に対して常に一定の位置に設けられることになり、位置ずれを防止することができる。また、空気孔からマーキングを確認することによりスペーサ層および/もしくは検知用電極が空気孔および折り曲げ線に対して大きくズレることなく形成されたものを検査で抽出することができる。
また、本発明にかかるバイオセンサ装置は、上述のバイオセンサチップと、このバイオセンサチップの検知用電極に接続して採取された試料の情報を得る測定器とを有することにある。
このように構成されたバイオセンサ装置においては、前述したバイオセンサチップによって試料を採取し、試料の情報を検知電極を介して測定器に伝達することにより、短時間且つ容易に測定することができるので、使用者の負担を軽減することができる。
本発明によれば、平面基板を折り曲げて、基板とカバー基板とを形成すると共に内部に検知用電極および中空反応部を有するバイオセンサチップを製造する際に、平面基板に折り曲げ線と中空反応部の空気孔とを同時に形成するようにしたので、折り曲げ線と空気孔との位置関係を常に一定とすることができる。このため、折り曲げ線で基板を折り曲げた際に、空気孔は折り曲げ線に対して常に一定の位置に設けられることになり、位置ずれを防止して正確なバイオセンサチップを製造することができるという効果が得られる。また、空気孔からマーキングを確認することによりスペーサ層および/もしくは検知用電極が空気孔および折り曲げ線に対して大きくズレることなく形成されたものを検査で抽出することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)は本発明のバイオセンサチップの製造方法に用いられる基板の折り曲げ加工前の状態を示す平面図、図1(B)は折り曲げ加工後のバイオセンサチップの図1(A)中B−B位置における断面図、図2(A)は折り曲げ加工時に空気孔からマーキングを見た良好な状態を示す説明図、図2(B)は折り曲げ加工時に空気孔からマーキングを見た不良な状態を示す説明図、図3は本発明のバイオセンサ装置にかかる実施形態を示す構成図である。
図1に示すように、本発明の実施形態であるバイオセンサチップの製造方法は、一方の表面12に検知用電極13a、13bおよびスペーサ層14が形成された一枚の電気絶縁性の基板11上に折り曲げ線20を設け、この折り曲げて基板15とカバー基板16とを形成し、基板15とカバー基板16との間にスペーサ層14を挟んで内部に検知用電極13a、13bを有する中空反応部17を形成するバイオセンサチップ10の製造方法である。そして、基板11に、折り曲げ線20および中空反応部17に設けられる空気孔21を同時に形成するようにしたものである。
すなわち、基板11の中央部付近に折り曲げ線20を設けて、折り曲げ線20の上側(図1(A)において上側)には折り曲げ加工後にカバー基板16となるカバー基板部16aを設けるとともに、折り曲げ線20の下側(図1(A)において下側)には折り曲げ加工後に基板15となる基板部15aを設ける。同時に、カバー基板部16aに後述する空気孔21を形成する。基板部15aの長さはカバー基板部16aの長さよりも若干長くなっており、折り曲げ加工後には、図1(B)に示すように、基板15の後端部15bがカバー基板16よりも後方(図1において下方)へ突出することになる。
次に、基板11の基板部15aの上面に、検知用電極13a、13bを印刷する。両検知用電極13a、13bは、所定間隔で前後方向(図1において上下方向)に略基板部15aの全幅にわたって並設されており、折り曲げ線20側の端部において互いに接近する方向にL字状に屈曲した部分が所定間隔で設けられている。
その後、基板部15aにおいて検知用電極13a、13bのL字状に屈曲した部分を除く略全面に、検知用電極13a、13bの上からスペーサ層14を印刷する。従って、検知用電極13a、13bのL字状部分にはスペーサ層14が印刷されないので、基板11を折り曲げると基板15とカバー基板16との間に空間が形成され、中空反応部17が形成されることになる。これにより、折り曲げ線20は、製造されるバイオセンサチップ10の先端側に設けられることになるので、折り曲げ線20と中空反応部17との距離を短くすることができ、中空反応部17の位置ずれを防止することができる。
また、折り曲げ加工後に、バイオセンサチップ10の先端を折り曲げ線20に沿って切断することにより、中空反応部17の先端は開口して、試料を採取する試料採取口17aが形成されることになる(図1(B)参照)。
図1(A)に示すように、検知用電極13a、13bあるいはスペーサ層14の印刷と同時に、基板部15aの中空反応部17の内部に相当する部分にマーキング22を印刷する。
基板部15aにおける中空反応部17に対応する部分はスペーサ層14が印刷されていないので、検知用電極13a、13bは露出しており、露出している検知用電極13a、13bの直上或いは近傍に、例えば酵素とメディエータを固定化し血液中のグルコースと反応して電流を発生する試薬18を設ける。従って、折り曲げ加工後には、中空反応部17は、試料採取口17aから採取入された例えば血液等の試料が試薬18と生化学反応する部分となる。
続いて、基板11を折り曲げ線20において折り曲げて、カバー基板16aを基板部15aの上に重ねる。このとき、図2(B)に示すように、マーキング22が空気孔21の隅部に偏ったときには、マーキングがその一部であるスペーサ層および/もしくは検査用電極の形成位置がすれているとして不良とみなす。したがって、良品のバイオセンサチップ10を製造するには、図2(A)に示すように、マーキング22が空気孔21の中央に位置するように折り曲げる。図1(A)に示すように、一度に複数のバイオセンサチップ10を製造する場合には、全ての空気孔21について、マーキング22が空気孔21の中央に位置するようにする。
基板15とカバー基板16とをスペーサ層14を介して接合し、折り曲げた基板11の端部を切断する。切断された側がバイオセンサチップ10の先端10aとなり、中空反応部17の先端が開口して試料を採取する試料採取口17aが形成される。また、バイオセンサチップ10の後端部10bにおいては、基板15がカバー基板16およびスペーサ層14よりも突出し、上面には検知用電極13a、13bが露出している。
最後に、検知用電極13a、13bを含むように所定幅に切断して、図1(B)に示すような、バイオセンサチップ10を製造する。
なお、折り曲げ線20は、基板11の厚みの一部(ここでは裏面側)にのみ刃を入れて完全には切断しない、いわゆるハーフカットとしたり、あるいはミシン目状に刃を入れるのが望ましい。これにより、折り曲げやすくなる。刃が設けられた型には、例えば、トムソン型、ピナクル型などが挙げられ、折り曲げ線を形成する刃が設けられた型と空気孔を形成する刃が設けられた型(同一型上に両方の刃が設けられていることが望ましい)で同時に折り曲げ線と空気孔を形成する。また、例えば矩形の空気孔21を設ける場合には、マーキング22を空気孔21よりも小さい矩形とするのがよい。あるいは、空気孔21を丸にすることも可能であり、この場合には、マーキング22を空気孔21よりも小さい丸とするのがよい。また、マーキング22は、基板15の色と異なる色とするのがよい。例えば、赤色のような目立つ色とすると、空気孔21を通してマーキング22を視認しやすくなる。
次に、本発明に係るバイオセンサ装置について説明する。図3には、上述したバイオセンサチップ10を用いたバイオセンサ装置30の構成が示されている。
図3に示すように、バイオセンサ装置30は、前述したバイオセンサチップ10と、このバイオセンサチップ10の検知用電極13a、13bに接続して採取された血液の情報を得る測定器31とを有している。なお、バイオセンサチップ10の構成については上述したとおりであり、前述したバイオセンサチップ10と共通する部位には同じ符号を付すこととして、その説明はここでは省略する。
測定器31は電源32、制御装置33、端子挿入部34、表示部35を備え、これらが互いに接続されている。端子挿入部34にはバイオセンサチップ10の後端部10bが挿入されて固定されるとともに、バイオセンサチップ10の後端部10bに露出している検知用電極13a、13bが電気的に接続されるようになっている。このバイオセンサシステム30は、小型であり、例えば、使用者が片手で持つことが可能なハンディタイプである。
以上、説明したように、本発明に係るバイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップによれば、基板11を折り曲げて、基板15とカバー基板16とを形成すると共に、内部に検知用電極13a、13bおよび中空反応部17を有するバイオセンサチップ10を製造する際に、折り曲げ線20と中空反応部17の空気孔21とを同時に形成するようにした。このため、折り曲げ線20と空気孔21との位置関係を常に一定とすることができるので、折り曲げ線20で基板11を折り曲げる際に、空気孔21は折り曲げ線20に対して常に一定の位置に設けられることになり、位置ずれを防止することができる。また、基板11を折り曲げた後に、中空反応部17に印刷されているマーキング22を空気孔21を通して視認することによりマーキングを含む層、すなわち、検知用電極やスペーサ層の印刷ズレを検査することができる。品質の高いバイオセンサチップ10を製造することができる。
なお、本発明のバイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップは、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、折り曲げ線20と空気孔21を同時に形成した後に検知用電極13a、13b、スペーサ層14、マーキング22を印刷したが、先に、検知用電極13a、13b、スペーサ層14、マーキング22を印刷して、その後、折り曲げ線20および空気孔21を同時に形成するようにしてもよい。
また、前述した実施形態においては、基板11の基板部15aにのみスペーサ層14を設けた場合について説明したが、カバー基板部16aにもスペーサ層を設けることが可能である。この場合には、基板11を折り曲げ加工した後に、基板15側のスペーサ層16と重なる形状とする。
以上のように、本発明に係るバイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップは、基板を折り曲げて、基板とカバーとを形成すると共に内部に検知用電極および中空反応部を有するバイオセンサチップを製造する際に、基板に折り曲げ線と中空反応部の空気孔とを同時に形成するようにしたので、折り曲げ線と空気孔との位置関係を常に一定とすることができる。このため、折り曲げ線で基板を折り曲げた際に、空気孔は折り曲げ線に対して常に一定の位置に設けられることになり、位置ずれを防止することができるという効果を有し、また、スペーサ層や検知用電極の位置ズレを検査することができるという効果も有し、チップの中空反応部に収容した試薬を用いて化学物質の測定や分析を行うバイオセンサチップの製造方法およびこの製造方法により製造されたバイオセンサチップ等として有用である。
(A)は本発明のバイオセンサチップの製造方法に用いられる基板の折り曲げ加工前の状態を示す平面図である。 (B)は図1(A)中B−B位置の折り曲げ加工後における断面図である。 (A)は空気孔からマーキングを見た良好な状態を示す説明図である。 (B)は空気孔からマーキングを見た不良な状態を示す説明図である。 本発明のバイオセンサ装置にかかる実施形態を示す構成図である。 (A)は折り曲げ前の基板の平面図である。 (B)は折り曲げて製造されたバイオセンサチップの平面図である。 (A)は本発明のバイオセンサチップの製造方法に用いられる基板の折り曲げ加工前の状態を示す平面図である。 (B)は図1(A)中B−B位置の折り曲げ加工後の断面図である。
符号の説明
10 バイオセンサチップ
10a 先端
11 基板
12 一方の表面
13a、13b 検知用電極
14 スペーサ層
15 基板
16 カバー基板
17 中空反応部
20 折り曲げ線
21 空気孔
22 マーキング
30 バイオセンサ装置
31 測定器

Claims (5)

  1. 一方の表面に検知用電極およびスペーサ層が形成された一枚の基板上に折り曲げ線を設け、該折り曲げ線において前記一方の表面同士が重なる方向に折り曲げて基板とカバー基板とを形成し、前記基板とカバー基板間に中空反応部を形成するバイオセンサチップの製造方法であって、
    前記基板に、前記折り曲げ線と前記中空反応部に設けられる空気孔とを同時に形成することを特徴とするバイオセンサチップの製造方法。
  2. 前記折り曲げ線が、バイオセンサチップの先端側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のバイオセンサチップの製造方法。
  3. 前記基板を前記折り曲げ線において折り曲げた際に前記基板における前記空気孔に対向する位置に、予めマーキングを設けておき、前記空気孔から前記マーキングを確認することを特徴とする請求項1または2に記載のバイオセンサチップの製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のバイオセンサチップの製造方法により製造されたことを特徴とするバイオセンサチップ。
  5. 請求項4に記載のバイオセンサチップと、このバイオセンサチップの検知用電極に接続して採取された試料の情報を得る測定器とを有することを特徴とするバイオセンサ装置。
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