JP2008002816A - 電流センサ - Google Patents

電流センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2008002816A
JP2008002816A JP2006169728A JP2006169728A JP2008002816A JP 2008002816 A JP2008002816 A JP 2008002816A JP 2006169728 A JP2006169728 A JP 2006169728A JP 2006169728 A JP2006169728 A JP 2006169728A JP 2008002816 A JP2008002816 A JP 2008002816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
output
power supply
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006169728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4325811B2 (ja
Inventor
Takashi Urano
高志 浦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2006169728A priority Critical patent/JP4325811B2/ja
Publication of JP2008002816A publication Critical patent/JP2008002816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4325811B2 publication Critical patent/JP4325811B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】単電源で動作可能で、形状の大型化や重量の増加を回避でき、小型、軽量で回路構成の簡素な電流センサを提供する。
【解決手段】単電源で作動し、1次側被測定電流が貫通しかつ2次側出力巻線L2が設けられた磁心と、このギャップ内に配置されたホール素子3の出力電圧が印加される負帰還用差動増幅器10とを有し、1次側被測定電流が流れた時に、素子3の出力電圧がゼロとなるように、差動増幅器10の出力電流を巻線L2に流して、磁心のギャップ内磁束をゼロに制御する。巻線L2の一端pを反転増幅器30の反転入力端に接続し、反転増幅器30の非反転入力端に基準電圧を印加し、反転増幅器30の出力端をコモン・グランドとし、巻線L2の他端qを電流経路を通して前記コモン・グランドに接続して、前記電流経路に前記出力電流を流す構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッドカー、EV車等のバッテリー電流や電気モータの駆動電流等(例えば、3相交流)を高精度に計測する電流センサに係り、特に、比較的低電圧の単電源(例えば、+5V)の供給を受けて作動し、1つの2次側出力巻線だけで、両方向の1次側被測定電流(バッテリー電流、電気モータ駆動電流等)を、電源電圧不足によりセンサ出力が飽和することなく、計測可能な電流センサに関する。
従来から、電流センサとして磁気平衡式(フィードバック方式)のものが知られている。この磁気平衡式の電流センサは、高透磁率、低残留磁化の磁心を用い、該磁心に設けられたエアギャップに磁気検出素子(ホール素子等)を配し、さらに負帰還用の2次側出力巻線を前記磁心に設け、1次側被測定電流が前記磁心を貫通して流れる配置としている。
その測定原理は、1次側被測定電流による発生磁界を、前記磁気検出素子で検知し、その検知信号を負帰還(負のフィードバック)することによって前記2次側出力巻線に負帰還電流を流し、前記被測定電流による発生磁束を打ち消すように作用させ、前記磁気検出素子の検知信号がゼロになる時の負帰還電流値から被測定電流を計測するものであった。
また、近年ハイブリッドカー、EV車においては、電流センサにおいても他の車載用電子制御回路と同様に、単電源で動作することが要求されるようになってきている。
従来、単電源で動作する電流センサの公知例としては、下記特許文献1及び特許文献2に記載の技術が知られている。
特開2001−141756号公報 特開2002−228689号公報
特許文献1は、単電源の供給を受けて作動する磁気平衡式電流センサにおいて、温度特性の影響が問題となる基準電圧を設けずに、単電源で作動する一対の演算増幅器(オペアンプ)と一対の出力用コイル(2次側出力巻線)とから構成され、両演算増幅器は相互に入力極性を逆にして磁気検出素子に接続されていることにより、両方向の1次側被測定電流を正確に測定できる電流センサを実現していた。
図9(a),(b)は特許文献1の電流センサの出力特性であり、出力電圧Voutと被測定電流Iin(A)の関係を示す。この場合、図9(a)は一方の演算増幅器側の出力電圧(23V)を、(b)は他方の演算増幅器側の出力電圧(23W)をそれぞれ示し、一対の演算増幅器及び一対の出力用コイルを用いることで、正負両極性の被測定電流の測定を可能としている。
しかし、特許文献1に示した従来技術では以下に述べる「出力用コイルの大型化」の問題点がある。
ハイブリッドカー、EV車等のバッテリーの充放電電流は比較的大電流(数百A以上)であり、磁気平衡方式電流センサは、「等アンペアターンの原理」に基づき、例えば1次側バッテリー電流(以後、「被測定電流」と呼ぶ)が200Aであるとし、2次側電流出力を50mAと仮定すると、
200(A)×1(ターン)=0.05(A)×4,000(ターン)より、
1次側 被測定電流=200(A)、巻き数N1=1(ターン)
2次側 出力電流=0.05(A)、巻き数N2=4,000(ターン)
となる。
上記例に示すように、1次側大電流であるときに2次側出力電流を比較的小電流に抑えようとすると、2次側巻き数N2が比較的大きくなる。しかも、特許文献1の図1に示されるように、一対の出力用コイル21Vと21Wの2個(2巻線)が必要となるため、上記例においては、出力用コイルの合計巻き数は4,000×2=8,000(ターン)と非常に多くなり、電流センサの形状が大型化し、重量も重くなるという欠点があった。
図10は出力用コイル(2次側出力巻線)が設けられたエアギャップ付き磁心1の形状例であり、エアギャップG内に磁気検出素子としてのホール素子3が配置されていて、1次側被測定電流は磁心内側を貫通するようになっている。ここで、図10(a)は磁心1の周囲に磁心カバー2を被せ、その周囲に出力用コイル5を4,000ターン巻回したものであり、巻線断面積はS1である。また、図10(b)は磁心1の周囲に磁心カバー2を被せ、特許文献1のように2個の出力用コイルを設けた、つまりコイル21Vとして4,000ターン、コイル21Wとして4,000ターン、合計8,000ターン巻回したものである。図10(b)では巻線断面積はS1の2倍となり、外形寸法は大きくなってしまう。
一方、特許文献2の図1に開示された電流センサは、単電源の中間電位を基準としたセンサ出力を発生することで、正負の被測定電流の検出が可能であるが、使用する単電源が低電圧の場合にはセンサ出力が飽和しやすい問題があり、その理由を以下に述べる。
特許文献2の図1では、電流センサの単電源電圧Vcc=5Vの場合、例えば、以下の表1の(a)のように、被測定電流0Aで中間電位の2.5Vになるように設定し、−200Aで0.5V、+200Aで4.5Vとなるように設計することが考えられる。
Figure 2008002816
この場合、演算増幅器内部の吸収電圧が0.5Vの比較的小さな演算増幅器を使用していると仮定しても、下記問題点が発生する。
上記「出力用コイルの大型化」の問題点の所で述べたように、2次側の出力用コイルの巻き数N2=4,000(ターン)とし、コイル外形が大き過ぎないように銅線の線径φ=0.23mmとした場合、N2の直流抵抗が50Ωと比較的大きくなり、出力巻線と直列に接続された検出抵抗(電流出力−電圧出力変換用)=40(Ω)とすれば、被測定電流200Aの時、出力電圧=2(V)=40(Ω)×0.05(A)となる。つまり、被測定電流(1次側)=200(A)のとき、出力電流(2次側)=0.05(A)となり、巻き数N2のコイルの電圧ドロップ分は、
V(drop)=50(Ω)×0.05(A)=2.5(V)
また、(N2の抵抗)+(検出抵抗)=50+40=90(Ω)となるから、
合計の電圧ドロップ=90(Ω)×0.05(A)=4.5(V)
となってしまい、上記表1の(b)の結果となる。しかし、上記表1(b)の出力電圧は、単電源電圧Vcc=5Vであるから、演算増幅器出力の能動範囲が0.5〜4.5Vとすれば、不可能であり、0A付近では出力があるが、−200A+200A付近では出力が飽和してしまい、正常な出力を示さなくなってしまうという欠点があった。
上記問題点を解決するものとして、本出願人は下記特許文献3の電流センサを提案している。
特開2006−38834号公報
図11は特許文献3に係る電流センサの実施の形態3の回路構成であり、ホール素子3(図2のエアギャップ付き環状磁心1に設けられたエアギャップGに配置)は等価的に4つの抵抗のブリッジ接続で表され、端子a,b,c,dを有し、端子a,b間に単電源5から一定のホール素子駆動電流を流しておくことにより、出力端子c,d間にホール素子3に印加された磁束密度に比例した(換言すれば図2の環状磁心1を貫通する電線L1の1次側被測定電流Iinに比例した)検知出力電圧が得られるようになっている。演算増幅器OP1からなる負帰還用差動増幅器10は、ホール素子3の出力電圧(端子c,d間電圧)を増幅して、1次側被測定電流Iinが流れた時に、ホール素子3の出力電圧がゼロとなるように、出力電流を2次側出力巻線L2(図2の環状磁心1に巻かれている)に流して、磁心1のエアギャップ内磁束をゼロに平衡させるように制御する。なお、2次側出力巻線L2の一端pは演算増幅器OP1の出力端に接続され、他端qはセンサ出力端子Toutとして引き出されており、センサ出力端子Toutと差動増幅器20Aの出力端であるコモン・グランド(COM.GND)間に電流出力−電圧出力変換用抵抗が接続されるようになっている。前記出力電流は、演算増幅器OP1の出力端、2次側出力巻線L2、センサ出力端子ToutとCOM.GND間の抵抗、差動増幅器20Aに含まれる演算増幅器OP2Aの出力端の経路で流れるか、又はその逆の経路で流れることになる。
このとき、2次側出力巻線L2の直流抵抗成分Rsを検出抵抗(電流出力−電圧出力変換用)に利用し、2次側出力巻線L2の両端の検出電圧を差動増幅器20Aで増幅して、2次側出力巻線L2の一端pの電位が他端qの電位よりも高いときは、差動増幅器20Aの出力端であるコモン・グランドCOM.GNDに対して2次側出力巻線L2の他端qは正電圧となるが、COM.GNDの電位が低下する(電源グランド(GND)に近づく)ことで出力の飽和を防止している。逆に、2次側出力巻線L2の一端pの電位が他端qの電位よりも低いときは、差動増幅器20Aの出力端であるCOM.GNDに対して2次側出力巻線L2の他端qは負電圧となるが、COM.GNDの電位が上昇する(単電源5の供給電圧Vcc(+5V)に近づく)ことでセンサ出力電圧Voutの飽和を防止する。
この特許文献3における電流センサでは、2次側出力巻線L2の両端の検出電圧を差動増幅器20Aで増幅しているが、差動増幅器20Aは演算増幅器等を用いる場合であっても回路部品点数が多くなる問題がある。例えば、図11の例では、演算増幅器OP2A及び抵抗R3〜R6が必要となる。ここで、R3=R4,R5=R6で、増幅度=R6/R3=R5/R4で定まる。なお、単電源5の直流電圧Vcc(+5V)を抵抗R1,R2で分圧して2.5Vとし、抵抗R5を通して演算増幅器OP2Aの非反転入力端に加えている。
特許文献3では、また、回路構成が複雑化するだけでなく、2次側出力巻線L2の両端の検出電圧のみを利用するため、2次側出力巻線L2に流れる電流が少ない用途や2次側出力巻線L2の直流抵抗成分が小さくなる用途の場合には検出感度が低い問題がある。
本発明に係る電流センサの第1の目的は、単電源で動作可能であって、1次側被測定電流による磁束が誘起される磁心に設けた2次側出力巻線が1個で済み、形状の大型化や重量の増加を回避でき、小型、軽量の電流センサを提供することにある。
また、本発明に係る電流センサの第2の目的は、単電源電圧が比較的低い場合(例えば+5V)において、出力飽和による正常なセンサ出力が出ないという問題点を解決し、電源電圧不足に起因してセンサ出力が飽和するという現象を発生させることなく、両極性の1次側被測定電流を計測可能な電流センサを提供することにある。
さらに、本発明に係る電流センサの第3の目的は、回路構成が簡単で、電流検出感度の優れた電流センサを提供することにある。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本発明は、
単電源で作動し、1次側被測定電流が貫通しかつ2次側出力巻線が設けられた磁心と、前記磁心のギャップ内に配置された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の出力電圧が印加される負帰還用差動増幅器とを有し、前記1次側被測定電流が流れた時に、前記磁気検出素子の出力電圧がゼロとなるように、前記負帰還用差動増幅器の出力電流を前記2次側出力巻線に流して、前記磁心のギャップ内磁束をゼロに制御する電流センサであって、
前記負帰還用差動増幅器の出力端に接続された前記2次側出力巻線の一端、又は前記2次側出力巻線の他端を反転増幅器の反転入力端に接続し、
前記反転増幅器の非反転入力端に基準電圧を印加し、
前記反転増幅器の出力端をコモン・グランドとし、
前記2次側出力巻線の他端を電流経路を通して前記コモン・グランドに接続して、前記電流経路に前記出力電流を流すことを特徴としている。
前記電流センサにおいて、前記2次側出力巻線の他端と前記コモン・グランド間に前記電流経路としての電流−電圧変換用抵抗を挿入し、前記電流−電圧変換用抵抗の両端に発生する電圧を検出出力用差動増幅器によって、前記単電源の電源グランド電位と供給電圧電位間でリニアに変化する特性の検出電圧に変換してもよい。
前記電流センサにおいて、前記2次側出力巻線の他端と前記コモン・グランド間に前記電流経路となる電流−電圧変換用抵抗を挿入し、前記単電源の電源グランド電位を基準とした、前記電流−電圧変換用抵抗の2次側出力巻線側接続端の電位のアナログ値、及び前記コモン・グランドの電位のアナログ値をそれぞれデジタル値に変換し、演算器により前記2次側出力巻線側接続端の電位のデジタル値と前記コモン・グランドの電位のデジタル値とを減算処理して検出電圧のデジタル値を算出してもよい。
前記電流センサにおいて、前記基準電圧は前記単電源の電源電圧を分圧回路で分圧した電圧であってもよい。
本発明に係る電流センサによれば、以下の効果を奏することができる。
(1) 2次側出力巻線の小型化
1次側被測定電流が貫通する磁心に対して1個の2次側出力巻線を設ければ足り、2個の出力巻線が必要な特許文献1の場合と比較して、小型化できる。そして、単電源動作であっても、1個の2次側出力巻線だけで、両極性の被測定電流をセンサ出力電圧の基準電位となるコモン・グランド(COM.GND)を基準として、センサ出力電圧が正又は負となることにより、1次側被測定電流の向きを判別可能となる。
(2) 電源電圧の低電圧化
電源電圧が比較的低電圧(例えば+5V単電源)の場合に、2次側出力巻線の巻き数が多く使用導線の長さが長くなって直流抵抗が無視できない大きさとなっても、前記コモン・グランドが電源グランド(電源GND)に対して自動的に電源電圧が不足しないように変化するため、電源電圧の低電圧化が可能である。
(3) 回路構成の簡素化
コモン・グランドの制御は反転増幅器を用いて行うことができ、回路構成が簡素であり、コスト低減が可能である。
(4) 検出感度の向上
2次側出力巻線の直流抵抗成分と、前記2次側出力巻線とコモン・グランド間の電流経路となる電流−電圧変換用抵抗との直列回路の電圧降下を利用して前記反転増幅器を作動させる場合、検出感度の向上が可能である。
(5) 高精度基準電圧の不要化
センサ出力はコモン・グランドを基準として出力されるため、電源グランドを基準とした高精度で高価な基準電源を必要とせず、ローコスト化が可能である。
(6) ノイズの低減化
電源グランドを基準としたセンサ出力及びコモン・グランドの2出力をA/D変換し、(センサ出力−電源グランド)−(コモン・グランド−電源グランド)=センサ出力−コモン・グランドの演算を行う構成とした場合、センサ出力とコモン・グランドに重畳するコモンモードノイズを減算時にキャンセルでき、ノイズ低減が可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、電流センサの実施の形態を図面に従って説明する。
図1及び図2を用いて本発明に係る電流センサの実施の形態1を説明する。図1は電流センサの回路図であり、図2はエアギャップ付き環状磁心、磁気検出素子としてのホール素子、及び1次側被測定電流の流れる電流路としての電線(1ターンの1次側巻線)の配置を示す。
まず、図2について説明すると、1はエアギャップ付き環状磁心であり、これに負帰還電流を流すための2次側出力巻線L2が所定巻き数(直径0.23mm銅線で4000ターン)だけ巻回され、環状磁心1の内側中央部を1次側被測定電流Iinが通る電流路としての電線L1が貫通する配置となっている。また、環状磁心1に設けられたエアギャップGには磁気検出素子としてのホール素子3が挟み込むように配置されている。この場合、前記被測定電流に比例した磁束密度の磁束が前記環状磁心1を通り、そのギャップG中に挿入されたホール素子3を通過する。なお、磁心1には高透磁率で残留磁気が少ないパーマロイコア等を使用する
図1の電流センサの回路図において、ホール素子3は等価的に4つの抵抗のブリッジ接続で表され、端子a,b,c,dを有し、端子a,b間に一定のホール素子駆動電流を流しておくことにより、出力端子c,d間にホール素子3に印加された磁束密度に比例した(換言すれば1次側被測定電流Iinに比例した)検知出力電圧が得られるようになっている。OP1,OP2は演算増幅器、RLは検出抵抗(電流−電圧変換用抵抗)、R1,R2,R11,R12は抵抗であり、単電源5からの直流電圧Vcc(+5V)が正側ラインと電源グランド(以下、電源GND)間に供給されている。この直流電圧Vccはホール素子3の端子a,b間及び抵抗R1,R2の直列回路(分圧回路)に印加されるとともに、各演算増幅器OP1,OP2の動作用電圧として供給されている(つまり全回路は単電源の直流電圧5Vで動作する)。
前記演算増幅器OP1の非反転入力端はホール素子3の端子cに、反転入力端は端子dにそれぞれ接続されていて、演算増幅器OP1は図2の環状磁心1を通る磁束に比例したホール素子3の出力電圧(端子c,d間電圧)を増幅する負帰還用差動増幅器10を構成しており、1次側被測定電流Iinが流れた時に、ホール素子3の出力電圧がゼロとなるように、出力電流を2次側出力巻線L2に流して、磁心1のエアギャップ内磁束をゼロに平衡させるように制御する。すなわち、1次側被測定電流が流れると、負帰還用差動増幅器10の非反転入力端と反転入力端間にホール素子出力端子c,d間電圧が入力され、その差がゼロになるように、2次側出力巻線L2に負帰還電流(出力電流)を流し、平衡させる(磁気平衡方式の原理)。そのとき、「等アンペアターンの原理」が成り立っている。ここでL2の巻き数を4,000ターンとし、1次側被測定電流Iin=200Aとすれば、出力電流Iout=200/4,000=0.05(A)となる。
この出力電流Ioutを電圧出力に変換するために、2次側出力巻線L2に対し直列に検出抵抗RLが接続されている。なお、検出抵抗RLの両端にはモニター用電圧計15を接続することができ、これにより検出抵抗RLの両端の電圧値を検知可能である。
また、演算増幅器OP2及び抵抗R11,R12で電源電圧不足を自動的に補償するための反転増幅器30を構成している。反転増幅器30の増幅度=−R12/R11である。そして、負帰還用差動増幅器10の出力端が接続された2次側出力巻線L2の一端pは、反転増幅器30の反転入力端に接続され(演算増幅器OP2の反転入力端rに抵抗R11を介して接続され)、反転増幅器30の非反転入力端(演算増幅器OP2の非反転入力端s)に基準電圧が印加されている。ここでは、単電源5の直流電圧Vcc(+5V)を抵抗R1,R2で分圧した中間電圧(好ましくは2.5V近傍の電圧)を印加している。そして、2次側出力巻線L2の他端qを電流経路となる検出抵抗RLを通して反転増幅器30の出力端(演算増幅器OP2の出力端)に接続して、反転増幅器30の出力端をコモン・グランド(以下、COM.GND)とし、2次側出力巻線L2の他端qとCOM.GNDとを接続する電流経路(つまり検出抵抗RL)に出力電流を流すようにしている。なお、この電流経路に、検出抵抗の代わりに電流計を挿入して直接電流測定を行うようにしてもよい(電流経路が実質的に短絡状態であってもよい)。
センサ出力端子Toutは2次側出力巻線L2の他端qが接続された検出抵抗RLの一端に接続され、検出抵抗RLの他端はCOM.GNDに接続され、センサ出力電圧Voutは、センサ出力端子Toutの電位(センサ出力電位)とCOM.GND間の電位差(つまり検出抵抗RLの両端の電位差)として得られる。
以下、この実施の形態1の全体動作説明を行うが、説明の便宜上、電源GNDを基準としてVcc5Vを抵抗R1,R2で分圧した基準電圧はVcc/2=2.5V(R1=R2)で、これが演算増幅器OP2の非反転入力端sに印加されているものとする。
1次側被測定電流Iin=0(A)時、負帰還用差動増幅器10の出力電流Iout=0(A)で、2次側出力巻線L2(直流抵抗成分Rs)と検出抵抗RLの直列回路の両端の電圧=0(V)となり、反転増幅器30は増幅度=−R12/R11を有しているから、非反転入力端sと反転入力端rとが同電位、つまり基準電圧2.5Vとなり、COM.GND電位も2.5Vとなる。また、検出抵抗RLの両端間電圧=0(V)だから、センサ出力電圧Voutは、COM.GNDを基準としてゼロとなる。その電位関係を図3(a)に示す。
次に、1次側被測定電流Iin=−200(A)時、ホール素子3の出力端子c,d間電圧がゼロとなるように、すなわち、磁心1のエアギャップ内の磁束密度がゼロとなるように(被測定電流が磁心に発生させる磁束をキャンセルする向きに)、演算増幅器OP1の出力端に電流が流入する向きで2次側出力巻線L2に「等アンペアターンの法則」に従って電流が流され、2次側出力巻線L2と検出抵抗RLの直列回路(2次側出力巻線L2の直流抵抗成分Rsと検出抵抗RLの抵抗値の総和=40Ωとする)の両端間には、40(Ω)×{−0.05(A)}=−2(V)が発生する。また、COM.GNDを基準として、センサ出力電圧Voutは負となり、電源電源GND基準ではセンサ出力電位=COM.GND−RL×0.05(V)となる。
ここで、反転増幅器30のふるまいに着目すると、2次側出力巻線L2(直流抵抗成分Rs)と検出抵抗RLの直列回路の両端の電圧が−2Vのとき、演算増幅器OP2の両入力端間の電圧入力は+2Vとなり(非反転入力端sの方が反転入力端rの電位よりも2V高くなり)、反転増幅器30の増幅度を1と設計した場合、反転増幅器30の出力端の電位であるCOM.GNDは電源GNDを基準として、2.5+2=4.5(V)となる。その電位関係を図3(b)に示す。
また、1次側被測定電流Iin=+200(A)時は、ホール素子3の出力端子c,d間電圧がゼロとなるように、演算増幅器OP1の出力端から電流が流出する向きで2次側出力巻線L2に「等アンペアターンの法則」に従って電流が流され、2次側出力巻線L2と検出抵抗RLの直列回路の両端間には、40(Ω)×{+0.05(A)}=+2(V)が発生する。したがってCOM.GNDを基準として、センサ出力電圧Voutは正となり、電源電源GND基準ではセンサ出力電位=COM.GND+RL×0.05(V)となる。反転増幅器30側では、Rs+RLの両端の電圧が+2Vのとき、演算増幅器OP2の両入力端間の電圧入力は−2Vとなり(非反転入力端sの方が反転入力端rの電位よりも2V低くなり)、反転増幅器30の出力端の電位であるCOM.GNDは電源GNDを基準として、2.5−2=0.5(V)となる。その電位関係を図3(c)に示す。
図4はCOM.GNDを基準とした場合のセンサ出力特性を示し、−200Aから+200Aまで、センサ出力電圧Voutが飽和することなく、リニアに変化していることがわかる。
図5は電源GNDを基準としたときのCOM.GND電位の変化を示す。1次側被測定電流Iin=0(A)時、COM.GND電位は2.5V(Vcc/2近辺であれば正確に2.5Vである必要はない)となり、2次側出力巻線L2と検出抵抗RLの直列回路が40Ωでは実線(イ)のように、1次側被測定電流Iin=−200(A)時、COM.GND電位=4.5V、1次側被測定電流Iin=+200(A)時、COM.GND電位=0.5Vとなる。2次側出力巻線L2と検出抵抗RLの直列回路が40Ω未満では点線(ロ)のようにCOM.GND電位の変化量は幾分少なくなる。
この実施の形態1によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) 2次側出力巻線の小型化
特許文献1の従来例では2個の出力巻線が必要なため、図10(b)に示すように、巻線断面積が2S1であったのが、本実施の形態では出力巻線は1個で済み、図10(a)のように巻線断面積はS1となり、断面積を1/2に小型化できる。1個の2次側出力巻線だけで、両極性の1次側被測定電流をCOM.GNDを基準として、センサ出力電圧が正又は負となることにより、前記被測定電流の向きを判別可能となる。
(2) 電源電圧の低電圧化
電源電圧が比較的低電圧(本例では+5V単電源)の場合、2次側出力巻線が4,000ターンと巻き数が非常に多くなり、銅線の長さが長くなることにより、直流抵抗が例えば50Ωと大きくなるが、COM.GND電位が電源GNDに対して自動的に電源電圧が不足しないように変化するため、電源電圧の低電圧化が可能である。
(3) 反転増幅器利用による回路の簡素化
COM.GNDの電位制御を、2次側出力巻線L2と検出抵抗RLの直列回路の電圧降下で動作する反転増幅器30で行う構成であり、部品点数が少なく回路構成が簡素である。また、これによりコスト低減が可能である。
(4) 検出感度の向上
2次側出力巻線L2の直流抵抗成分Rsと、検出抵抗RLとの直列回路の電圧降下を利用して反転増幅器30を作動させており、RsとRLの一方のみを利用する場合に比較して検出感度の向上が可能である。また、RsとRLの設定は任意であり、多様な条件の電流センサに適用できる。
(5) 差動出力による高精度基準電圧の不要化
センサ出力電圧はCOM.GNDを基準として出力されるため、電源GNDを基準とした高精度で高価な基準電源を必要とせず、ローコスト化が可能である。
図6は本発明に係る電流センサの実施の形態2を示す。この場合、演算増幅器OP3と抵抗R13〜R16で検出出力用差動増幅器40を構成し、検出抵抗RLの両端の電圧VRLを差動増幅するようにして、演算増幅器OP3の出力端よりセンサ出力電圧Voutを得ている。ここで、R13=R14,R15=R16とし、増幅度=R15/R13=R16/R14であり、例えば増幅度は1近傍とする。また、演算増幅器OP3の非反転入力端には抵抗R16を通して基準電圧源50の基準電圧Vrefが印加されている。この基準電圧Vrefは反転増幅器30を構成する演算増幅器OP2の非反転入力端sにも印加されている。この基準電圧Vrefは図1の実施の形態1のように、抵抗R1,R2で単電源5の直流電圧Vcc(+5V)をVcc/2(若しくはその近傍値)に分圧して作成したものであってもよい。
なお、その他の構成は前述の実施の形態1と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態2の場合、検出抵抗RLに2次側出力電流Ioutが流れたときに発生する電圧VRLは差動増幅器40により差動増幅されて、電源GNDを基準としたときのセンサ出力電圧Voutは
Vout=VRL×(R15/R13)+Vref
となる(但し、R13=R14、R15=R16)。
図7は図6のセンサ出力電圧Voutの特性例であり、1次側被測定電流Iin=0で基準電圧Vrefの2.5Vとなり、1次側被測定電流Iin>0の領域では2.5Vより高く、1次側被測定電流Iin<0の領域では2.5Vより低いリニアな出力特性となる。つまり、基準電圧Vrefである2.5Vを境にして1次側被測定電流が正の領域か負の領域かを判別できる出力信号が得られ、後段のA/D変換処理に適したリニアに変化する出力特性となる。
前記センサ出力電圧Voutは例えばハイブリットカーにおけるバッテリーECU(Electric Control Unit)に内蔵されるA/Dコンバータ入力に接続され、バッテリー充放電電流のモニター用に使用される。
図8の本発明に係る電流センサの実施の形態3であって、コモンモードノイズを低減できる構成を示す。この実施の形態3では、図1の回路構成に演算器としてのCPU50、第1のA/D変換器51、第2のA/D変換器52を付加し、第1のA/D変換器51で電源GNDを基準としたセンサ出力端子Toutのセンサ電位アナログ値(センサ出力端子電位−電源GND)をA/D変換し、さらに第2のA/D変換器52で電源GNDを基準としたCOM.GND電位アナログ値(COM.GND−電源GND)をA/D変換後、各デジタル値(例えば12ビット)の差をCPU50で演算して、
(センサ出力端子電位−電源GND)−(COM.GND−電源GND)=センサ出力端子電位−COM.GND=センサ出力電圧
をデジタル値で算出している。この場合にも、図4のセンサ出力特性が得られる。
この図8の実施の形態3では、
(センサ出力端子電位−電源GND)−(COM.GND−電源GND)=センサ出力端子電位−COM.GND
の演算をCPU50で行い、差動出力するため、センサ出力端子電位とCOM.GNDにそれぞれ重畳しているコモンモードノイズを減算時にキャンセルでき、ノイズ低減化が可能である。
なお、図1の実施の形態1及び図6の実施の形態2において、反転増幅器30を構成する演算増幅器OP2の非反転入力端を抵抗R11を介して2次側出力巻線L2の一端pに接続したが、図中点線60のように2次側出力巻線L2の他端qに繋ぎ換えてもよい。この場合、検出抵抗RLの両端の電圧に応じて反転増幅器30の出力端のCOM.GNDが変化することになる。
また、図2では磁心に対して1次側被測定電流が通る電線が1回貫通する構成(1ターンの1次巻線に相当)を示しているが、1次側被測定電流が通る電線が磁心を複数回貫通する構成(複数ターンの1次巻線に相当)としても本発明は適用可能である。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
本発明に係る電流センサの実施の形態1を示す回路図である。 本発明の実施の形態1におけるエアギャップ付き環状磁心、2次側出力巻線及びホール素子の配置を示す斜視図である。 前記実施の形態1の場合のセンサ出力電位及びCOM.GND電位の関係であって、(a)は1次側被測定電流Iin=0(A)、出力電流Iout=0(A)のときの関係図、(b)は1次側被測定電流Iin=−200(A)、出力電流Iout=−50(mA)のときの関係図、(c)1次側被測定電流Iin=+200(A)、出力電流Iout=+50(mA)のときの関係図である。 前記実施の形態1におけるCOM.GND基準時のセンサ出力特性図である。 前記実施の形態1における電源GNDを基準時のCOM.GND電位変化を示す特性図である。 本発明の実施の形態2を示す回路図である。 前記実施の形態2におけるセンサ出力特性図である。 本発明の実施の形態3を示す回路図である。 特許文献1の従来例におけるセンサ出力特性であり、(a)は一方の演算増幅器側の出力電圧(23V)を、(b)は他方の演算増幅器側の出力電圧(23W)をそれぞれ示す出力特性図である。 出力用コイルを設けた磁心の形状例であり、(a)は1個の出力用コイルを設けたときの正断面図及び横断面図、(b)は2個の出力用コイルを設けたときの正断面図及び横断面図である。 特許文献3の従来例に係る電流センサの回路図である。
符号の説明
1 磁心
2 磁心カバー
3 ホール素子
5 単電源
10 負帰還用差動増幅器
20A,40 差動増幅器
30 反転増幅器
50 CPU
51,52 A/D変換器
G エアギャップ
L1 電線
L2 2次側出力巻線
OP1,OP2,OP2A,OP3 演算増幅器
R1〜R6,R11〜R16 抵抗
RL 検出抵抗
Rs 直流抵抗成分

Claims (4)

  1. 単電源で作動し、1次側被測定電流が貫通しかつ2次側出力巻線が設けられた磁心と、前記磁心のギャップ内に配置された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の出力電圧が印加される負帰還用差動増幅器とを有し、前記1次側被測定電流が流れた時に、前記磁気検出素子の出力電圧がゼロとなるように、前記負帰還用差動増幅器の出力電流を前記2次側出力巻線に流して、前記磁心のギャップ内磁束をゼロに制御する電流センサであって、
    前記負帰還用差動増幅器の出力端に接続された前記2次側出力巻線の一端、又は前記2次側出力巻線の他端を反転増幅器の反転入力端に接続し、
    前記反転増幅器の非反転入力端に基準電圧を印加し、
    前記反転増幅器の出力端をコモン・グランドとし、
    前記2次側出力巻線の他端を電流経路を通して前記コモン・グランドに接続して、前記電流経路に前記出力電流を流すことを特徴とする電流センサ。
  2. 前記2次側出力巻線の他端と前記コモン・グランド間に前記電流経路となる電流−電圧変換用抵抗を挿入し、前記電流−電圧変換用抵抗の両端に発生する電圧を検出出力用差動増幅器によって、前記単電源の電源グランド電位と供給電圧電位間でリニアに変化する特性の検出電圧に変換する請求項1記載の電流センサ。
  3. 前記2次側出力巻線の他端と前記コモン・グランド間に前記電流経路となる電流−電圧変換用抵抗を挿入し、前記単電源の電源グランド電位を基準とした、前記電流−電圧変換用抵抗の2次側出力巻線側接続端の電位のアナログ値、及び前記コモン・グランドの電位のアナログ値をそれぞれデジタル値に変換し、演算器により前記2次側出力巻線側接続端の電位のデジタル値と前記コモン・グランドの電位のデジタル値とを減算処理して検出電圧のデジタル値を算出することを特徴とする請求項1記載の電流センサ。
  4. 前記基準電圧は前記単電源の電源電圧を分圧回路で分圧した電圧である請求項1,2又は3記載の電流センサ。
JP2006169728A 2006-06-20 2006-06-20 電流センサ Active JP4325811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006169728A JP4325811B2 (ja) 2006-06-20 2006-06-20 電流センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006169728A JP4325811B2 (ja) 2006-06-20 2006-06-20 電流センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008002816A true JP2008002816A (ja) 2008-01-10
JP4325811B2 JP4325811B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=39007342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006169728A Active JP4325811B2 (ja) 2006-06-20 2006-06-20 電流センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4325811B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168644A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Tdk Corp 磁気平衡式電流センサ
JP2016127421A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 アルプス電気株式会社 出力回路及びこれを有する電流センサ
CN106324332A (zh) * 2015-07-06 2017-01-11 深圳市沃特玛电池有限公司 电池管理系统的电流采样电路
CN110032236A (zh) * 2019-04-30 2019-07-19 成都新欣神风电子科技有限公司 一种任意偏置电压输出的直流传感器电路
CN112834800A (zh) * 2021-01-07 2021-05-25 四川众航电子科技有限公司 一种单电源霍尔传感器装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168644A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Tdk Corp 磁気平衡式電流センサ
JP2016127421A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 アルプス電気株式会社 出力回路及びこれを有する電流センサ
CN106324332A (zh) * 2015-07-06 2017-01-11 深圳市沃特玛电池有限公司 电池管理系统的电流采样电路
CN110032236A (zh) * 2019-04-30 2019-07-19 成都新欣神风电子科技有限公司 一种任意偏置电压输出的直流传感器电路
CN110032236B (zh) * 2019-04-30 2024-01-23 成都新欣神风电子科技有限公司 一种任意偏置电压输出的直流传感器电路
CN112834800A (zh) * 2021-01-07 2021-05-25 四川众航电子科技有限公司 一种单电源霍尔传感器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4325811B2 (ja) 2009-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4623289B2 (ja) 電流センサ
WO2012011306A1 (ja) 電流センサ
WO2013088766A1 (ja) 電流センサ
JP4325811B2 (ja) 電流センサ
WO2011105209A1 (ja) 電流センサ
JPH0829456A (ja) 補償原理に基づく電流センサ
US9804203B2 (en) Compensation current sensor arrangement
CN108732404B (zh) 一种电流传感器及其多磁通平衡控制电路
JP2010181211A (ja) 電流センサ及びそれに用いられる磁気検出素子の温度特性補償方法
JP4883289B2 (ja) 電流センサの断線検知装置
JP2010002388A (ja) 磁気比例式電流センサ
JP4761080B2 (ja) 電流センサと電子制御ユニットとの間の断線検知システム
JP2011112634A (ja) フラックスゲート漏電センサ用のリングコア、該リングコアを備えるリングコアユニット及びフラックスゲート漏電センサ
JP4716030B2 (ja) 電流センサ
JP2011053095A (ja) 電流監視装置
JP5891516B2 (ja) 電流センサ
JP5126536B2 (ja) 磁気比例式電流センサのゲイン調整方法
JP2020204524A (ja) 電流センサ及び測定装置
JP3140640B2 (ja) 非接触型センサの検出回路
JP6446859B2 (ja) 集積回路
JP4771094B2 (ja) 磁気平衡式電流センサ
JP3561173B2 (ja) 非接触型センサ
JP2010286270A (ja) 電流センサ
JP3583699B2 (ja) センサ装置
JP2004347501A (ja) 電流センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090603

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4325811

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140619

Year of fee payment: 5