JP2008002666A - ドライブシャフト - Google Patents

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善一 福村
Masayuki Kuroda
正幸 黒田
Hisaaki Kura
久昭 藏
Makoto Tomoue
真 友上
Shinichi Takabe
真一 高部
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Abstract

【課題】 固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側でブーツの共用化により、低コスト化を図る。
【解決手段】 中間シャフト50の軸端部52に固定式等速自在継手101を装着すると共に、その軸端部54に摺動式等速自在継手102を装着し、固定式等速自在継手101の外側継手部材10と中間シャフト50との間、および摺動式等速自在継手102の外側継手部材60と中間シャフト50との間にブーツ110を装着したドライブシャフトであって、固定式等速自在継手側のブーツ110と摺動式等速自在継手側のブーツ110を同一とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のホイール側とディファレンシャルギア側(以下、デフ側と称す)を連結する動力伝達軸として使用されるもので、角度変位のみを許容する固定式等速自在継手と、角度変位のみならず軸方向変位も許容する摺動式等速自在継手と、両継手を連結する中間シャフトとを備えたドライブシャフトに関する。
自動車の動力伝達系、例えば前輪駆動車や独立懸架方式の後輪駆動車または四輪駆動車の駆動軸には、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として、固定式等速自在継手と、摺動式等速自在継手と、両継手を連結する中間シャフトとを備えたドライブシャフトが使用されている。
このドライブシャフトにおいて、固定式等速自在継手は角度変位のみを許容する構造を有することから、車両のホイール側に配置されて車輪軸受装置に連結され、摺動式等速自在継手は角度変位および軸方向変位の両方を許容する構造を有することから、車両のデフ側に連結される。ただし、後輪の駆動軸に適用される場合は、逆向きの構成で連結されてもよい。
中間シャフトのホイール側軸端に装着された固定式等速自在継手としては、バーフィールド型等速自在継手(BJ)がよく知られており、中間シャフトのデフ側軸端に装着された摺動式等速自在継手としては、ダブルオフセット型等速自在継手(DOJ)やクロスグルーブ型等速自在継手(LJ)が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、BJタイプの固定式等速自在継手は、軸方向に延びる複数のトラック溝が球面状内周面に形成された外側継手部材と、その外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びるトラック溝が球面状外周面に形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の球面状内周面と内側継手部材の球面状外周面との間に介在してボールを保持するケージとを主要な構成要素として備えている(例えば、特許文献2参照)。
また、DOJタイプの摺動式等速自在継手は、軸方向に延びる複数の直線状トラック溝が円筒状内周面に形成された外側継手部材と、その外側継手部材のトラック溝と対をなして軸方向に延びる直線状トラック溝が球面状外周面に形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の円筒状内周面と内側継手部材の球面状外周面との間に介在してボールを保持するケージとを主要な構成要素として備えている(例えば、特許文献3参照)。
これら固定式等速自在継手あるいは摺動式等速自在継手は、車両のドライブシャフトに使用されることから、継手内部に充填したグリースの漏洩を防ぐと共に継手外部からの異物侵入を防止するため、ゴムあるいは樹脂製の蛇腹状ブーツを装着した構造が一般的である。この可撓性を有するブーツは、その一方の端部を大径として等速自在継手の外側継手部材にブーツバンドにより締め付け固定され、他方の端部を小径として内側継手部材から延びる中間シャフトにブーツバンドにより締め付け固定されている。
特開2006−90518号公報 特公平1−55688号公報 実開平4−117926号公報
ところで、前述した従来のドライブシャフトにおいて、ホイール側に位置する固定式等速自在継手と、デフ側に位置する摺動式等速自在継手とでは、その両者で機能が異なることから、固定式等速自在継手に使用されるブーツと、摺動式等速自在継手に使用されるブーツとは、材質、形状および大きさが異なるものとなっている。
このように、固定式等速自在継手に使用されるブーツと、摺動式等速自在継手に使用されるブーツとで異種のものを用いると、二種類のブーツを用意しなければならない。つまり、一つのドライブシャフトに対して、二種類のブーツを製作しなければならず、ブーツを製作するための金型も二種類必要となり、製品のコスト低減を図ることが困難となる。また、ドライブシャフトの組立工程においても、二種類のブーツを分けて組み付けなければならず、作業性の向上を図ることが困難であった。また、品種統合や管理面からも効率的とはいえなかった。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、固定式等速自在継手に使用されるブーツと摺動式等速自在継手に使用されるブーツの共用化により、低コスト化を図り得るドライブシャフトを提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、ブーツを装着した固定式等速自在継手と、ブーツを装着した摺動式等速自在継手と、前記両継手を連結する中間シャフトとからなり、前記固定式等速自在継手に装着したブーツと前記摺動式等速自在継手に装着したブーツを同一としたことを特徴とする。なお、ブーツとしては、樹脂製であることが望ましいが、ゴム等の他の可撓性材料を使用することも可能である。
本発明では、固定式等速自在継手に使用されるブーツと摺動式等速自在継手に使用されるブーツを同一としたことにより、両側でブーツの共用化が実現できる。また、ドライブシャフトの組立工程においても、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とでのブーツの装着ミスが発生することもない。
前述した構成において、固定式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部と摺動式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部との断面形状を同一とすることが望ましい。このようにすれば、外側継手部材のブーツ取付部が固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で共通となり、ブーツの外側継手部材への装着が、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる。
前述した構成において、固定式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部と摺動式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部との外径形状を円形とすることが望ましい。このようにすれば、外側継手部材のブーツ取付部が固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で単純な形状となり、円周方向の位相合わせを行う必要がなくなることも加わって、ブーツの外側継手部材への装着が容易に行えて作業性の向上が図れる。また、品種統合や管理面からも効率的と言える。さらに、両側で同じブーツバンドを使用することが可能となり、この点でも、作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
前述の構成において、中間シャフトにおける固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部との断面形状を同一とすることが望ましい。このようにすれば、中間シャフトのブーツ取付部が固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で共通となり、ブーツの中間シャフトへの装着が、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる。また、両側で同じブーツバンドを使用することが可能となり、この点でも、作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
前述の構成において、固定式等速自在継手の内側継手部材のシャフト嵌合部と摺動式等速自在継手の内側継手部材のシャフト嵌合部との形状を、中間シャフトの中心位置に対して左右対称とすることが望ましい。このようにすれば、内側継手部材のシャフト嵌合部が固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で共通となり、シャフトの内側継手部材への装着が、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる。
前述の構成において、中間シャフトの中心位置に対して固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で対称な位置に、固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部を設けることが望ましい。また、中間シャフトの中心位置に対して固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とで、嵌合部やそれ以外の全ての形状を、左右完全対称とすることが望ましい。このようにすれば、中間シャフトの一方の軸端を固定式等速自在継手側とすれば、他方の軸端を摺動式等速自在継手側とすることができ、中間シャフトの方向性(向き)を考慮しなくて済む。また、ブーツの中間シャフトへの装着やシャフトの内側継手部材への装着が、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で同じ要領で行うことができ、より一層の作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
このように、固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部を中間シャフトの中心位置に対して対称な位置に設けた場合、固定式等速自在継手側のブーツは圧縮状態で取り付けられ、摺動式等速自在継手側のブーツは固定式等速自在継手側のブーツよりも圧縮された状態で取り付けられる。
なお、前述の構成において、ブーツを締め付け固定するブーツバンドは、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とで同一とすることが望ましい。このようにすれば、ブーツバンドの締め付け固定が固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で共通となって同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
本発明によれば、固定式等速自在継手側のブーツと摺動式等速自在継手側のブーツを同一としたことにより、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側でブーツの共用化が実現でき、ドライブシャフトのコスト低減が図れる。また、ドライブシャフトの組立工程においても、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とでのブーツの装着ミスが発生することもないので、信頼性および作業性の向上が図れると共に、ドライブシャフトのコスト低減が容易に実現できる。
本発明に係るドライブシャフトの実施形態を詳述する。図1に示す実施形態では、中間シャフト50の車両ホイール側の軸端部52に固定式等速自在継手の一つであるバーフィールド型等速自在継手101(BJ)を装着し、車両デフ側の軸端部54に摺動式等速自在継手の一つであるダブルオフセット型等速自在継手102(DOJ)を装着したドライブシャフト100を例示する。ホイール側に位置する固定式等速自在継手101は車輪軸受装置(図示せず)に連結され、デフ側に位置する摺動式等速自在継手102はディファレンシャルギア(図示せず)に連結される。なお、中間シャフト50は、中実あるいは中空のいずれの構造であってもよい。
BJタイプの固定式等速自在継手101は、図3および図4に示すように軸方向に延びる複数(例えば6つ)のトラック溝12が球面状内周面14に円周方向等間隔に形成された外側継手部材としての外輪10と、外輪10のトラック溝12と対をなして軸方向に延びる複数(例えば6つ)のトラック溝22が球面状外周面24に円周方向等間隔に形成された内側継手部材としての内輪20と、外輪10のトラック溝12と内輪20のトラック溝22との間に介在してトルクを伝達する複数(例えば6個)のボール30と、外輪10の球面状内周面14と内輪20の球面状外周面24との間に介在してボール30を保持するケージ40とを備えている。複数のボール30は、ケージ40に形成されたポケット42に収容されて円周方向等間隔に配置されている。なお、この等速自在継手101においては、6個ボールを例示しているが、3個、4個、5個、8個ボールであってもよい。また、トラック溝12,22およびポケット42は、円周方向不等間隔に配置されていてもよい。
DOJタイプの摺動式等速自在継手102は、図5および図6に示すように軸方向に延びる複数(例えば6つ)の直線状トラック溝62が円筒状内周面64に円周方向等間隔に形成された外側継手部材としての外輪60と、外輪60のトラック溝62と対をなして軸方向に延びる複数(例えば6つ)の直線状トラック溝72が球面状外周面74に円周方向等間隔に形成された内側継手部材としての内輪70と、外輪60のトラック溝62と内輪70のトラック溝72との間に介在してトルクを伝達する複数(例えば6個)のボール80と、外輪60の円筒状内周面64と内輪70の球面状外周面74との間に介在してボール80を保持するケージ90とを備えている。複数のボール80は、ケージ90に形成されたポケット92に収容されて円周方向等間隔に配置されている。なお、この等速自在継手102についても、6個ボールを例示しているが、3個、4個、5個、8個ボールであってもよい。また、トラック溝62,72およびポケット92は、円周方向不等間隔に配置されていてもよい。図示しないが、三脚型摺動式等速自在継手も使用できる。
固定式等速自在継手101における内輪20の軸孔26にトルク伝達可能にシャフト50の軸端部52を圧入し、摺動式等速自在継手102における内輪70の軸孔76にトルク伝達可能にシャフト50の軸端部54を圧入することにより、ドライブシャフト100を構成する。なお、シャフト50の両軸端部52,54は、スナップリング等の止め輪によりそれぞれ抜け止めされている。
この中間シャフト50の軸端部52,54の外径には雄スプライン56,58が形成され、両等速自在継手101,102の内輪20,70の軸孔26,76には雌スプライン28,78が形成されている。中間シャフト50の軸端部52,54を等速自在継手101,102の内輪20,70の軸孔26,76に圧入することにより、雄スプライン56,58と雌スプライン28,78とを噛み合わせることで結合させ、中間シャフト50と内輪20,70との間でトルク伝達を可能としている(図1参照)。
図1に示すように、中間シャフト50と外輪10,60との間には、外部からの異物の侵入および内部からのグリースの漏洩を防止するため、ブーツ110が装着されている。ブーツ110の大径端部112は外輪10,60の開口端でブーツバンド114により締め付け固定され、その小径端部116は中間シャフト50の所定部位でブーツバンド118により締め付け固定されている。
前述したブーツ110は、固定式等速自在継手101と摺動式等速自在継手102で、素材、形状および大きさが同一のものを使用する。なお、ブーツ110としては、樹脂製であることが望ましいが、ゴム等の他の可撓性材料を使用することも可能である。樹脂製ブーツとしては、熱可塑性ポリエステル系エラストマーを素材とするものが好適であり、ゴム製ブーツとしては、クロロプレンゴムを素材とするものが好適である。
このように、固定式等速自在継手側のブーツ110と摺動式等速自在継手側のブーツ110を同一としたことにより、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とでブーツ110の共用化が実現できる。また、ドライブシャフト100の組立工程においても、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とでのブーツ110の装着ミスが発生することもない。
このブーツ110は、図2(a)〜(c)に示すように、固定式等速自在継手101の外輪10の開口端外径に取り付けられる大径端部112と、中間シャフト50の軸端から所定距離だけ離隔した部位に取り付けられる小径端部116と、その大径端部112と小径端部116との間に介在する蛇腹部111とで構成されている。この大径端部112と小径端部116の外周には、ブーツバンド114,118を位置決めするための環状凹溝113,115がそれぞれ形成されている。
固定式等速自在継手101の外輪10の開口端外径には、ブーツ110の大径端部112が固定されるブーツ取付部として環状の凹所11(図3参照)が形成され、摺動式等速自在継手102の外輪60の開口端外径にも、ブーツ110の大径端部112が固定されるブーツ取付部として環状の凹所61(図5参照)が形成されている。これに対して、ブーツ110の大径端部112の内周には突起117が形成され、その突起117を外輪10,60の凹所11,61に嵌合させることにより大径端部112が外輪10,60に対して位置決めされている。
この固定式等速自在継手101における外輪10のブーツ取付部(凹所11)と摺動式等速自在継手102における外輪60のブーツ取付部(凹所61)とは同一の軸方向断面形状を有する。このようにすれば、外輪10,60のブーツ取付部が固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で共通となり、ブーツ110の外輪10,60への装着が、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる。
また、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側でブーツ110を共用することから、固定式等速自在継手101の外輪10と摺動式等速自在継手102の外輪60は、同一寸法の外径を有し、それぞれのブーツ取付部は、円形の外径形状を有する。このようにすれば、外輪10,60のブーツ取付部が固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で単純な形状となり、ブーツ110の外輪10,60への装着が容易に行えて作業性の向上が図れる。また、両側で同じブーツバンドを使用することが可能となり、この点でも、作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
また、中間シャフト50における固定式等速自在継手側のブーツ取付部として環状凹溝51が形成され、摺動式等速自在継手側のブーツ取付部として環状凹溝53が形成されている。これに対して、ブーツ110の小径端部116の内周には突起119が形成され、その突起119を中間シャフト50の凹溝51,53に嵌合させることにより小径端部116が中間シャフト50に対して位置決めされている。
この中間シャフト50における固定式等速自在継手側のブーツ取付部(凹溝51)と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部(凹溝53)とは、同一の軸方向断面形状を有する。このようにすれば、中間シャフト50のブーツ取付部が固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で共通となり、ブーツ110の中間シャフト50への装着が、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる。また、両側で同じブーツバンドを使用することが可能となり、この点でも、作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
固定式等速自在継手の内輪20のシャフト嵌合部と摺動式等速自在継手の内輪70のシャフト嵌合部との形状を、中間シャフト50の中心位置に対して左右対称としている。つまり、固定式等速自在継手の内輪20の軸孔26、その軸孔26に設けられた雌スプライン28および止め輪用係止溝21(図3参照)と、摺動式等速自在継手の内輪70の軸孔76、その軸孔76に設けられた雌スプライン78および止め輪用係止溝71(図5参照)とを左右対称に設けている。そして、中間シャフト50の軸端部52及び54の形状を、中間シャフト50の中心位置に対して左右対称としている。なお、これら内輪20,70及び軸端部52,54は、図1,3,5に例示した形状に限られるものではない。このようにすれば、内輪20,70のシャフト嵌合部が固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で共通となり、中間シャフト50の内輪20,70への装着が、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる。
これら固定式等速自在継手側のブーツ取付部(凹溝51)と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部(凹溝53)は、中間シャフト50の中心位置に対して固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で対称な位置に設けられている。つまり、固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部は、中間シャフト50の軸端から同じ距離L(図1参照)だけ離隔した位置にある。そして、中間シャフト50は、その中心位置に対して固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とで、固定式等速自在継手側の内輪嵌合部(止め輪嵌合溝55)と摺動式等速自在継手側の内輪嵌合部(止め輪嵌合溝57)やそれ以外の全ての形状を左右完全対称な形状としている(図1参照)。このようにすれば、中間シャフト50の一方の軸端部52を固定式等速自在継手側とすれば、他方の軸端部54を摺動式等速自在継手側とすることができ、ドライブシャフト100の組み立て時に中間シャフト50の方向性(向き)を考慮しなくて済む。また、ブーツ110の中間シャフト50への装着やシャフト50の内輪20,70への装着が、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で同じ要領で行うことができ、より一層の作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
このように、固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部を中間シャフトの中心位置に対して対称な位置に設けた場合、固定式等速自在継手側のブーツ110は圧縮状態(軸方向寸法L)で取り付けられ、摺動式等速自在継手側のブーツ110は固定式等速自在継手側のブーツよりも圧縮された状態(軸方向寸法L)で取り付けられる(L>L)。
なお、固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部は、中間シャフト50の中心位置から必ずしも対称な位置である必要はなく、非対称な位置に設けることも可能である。その場合には、固定式等速自在継手側あるいは摺動式等速自在継手側のブーツ110の軸方向寸法は、前述した場合の軸方向寸法L,Lとは異なることになる。
なお、ブーツ110を締め付け固定するブーツバンド114,116は、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とで同一としている。このようにすれば、ブーツバンド114,116の締め付け固定が固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手で共通となって同じ要領で行うことができ、作業性の向上が図れる上に、品種統合、管理面でも効率的である。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明の実施形態で、ドライブシャフトの全体構成を示す断面図である。 図1のブーツで、(a)はその断面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)の右側面図である。 本発明の実施形態で、バーフィールド型の固定式等速自在継手の全体構成を示し、図4のB−O−B線に沿う断面図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態で、ダブルオフセット型の摺動式等速自在継手の全体構成を示し、図6のD−O−D線に沿う断面図である。 図5のC−C線に沿う断面図である。
符号の説明
10 固定式等速自在継手の外側継手部材(外輪)
11 外側継手部材のブーツ取付部(凹所)
50 中間シャフト
51 固定式等速自在継手側のブーツ取付部(凹溝)
53 摺動式等速自在継手側のブーツ取付部(凹溝)
60 摺動式等速自在継手の外側継手部材(外輪)
61 外側継手部材のブーツ取付部(凹所)
100 ドライブシャフト
101 固定式等速自在継手
102 摺動式等速自在継手
110 ブーツ

Claims (10)

  1. ブーツを装着した固定式等速自在継手と、ブーツを装着した摺動式等速自在継手と、前記両継手を連結する中間シャフトとからなり、前記固定式等速自在継手に装着したブーツと前記摺動式等速自在継手に装着したブーツを同一としたことを特徴とするドライブシャフト。
  2. 前記ブーツは、樹脂製である請求項1に記載のドライブシャフト。
  3. 前記固定式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部と前記摺動式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部との断面形状を同一とした請求項1又は2に記載のドライブシャフト。
  4. 前記固定式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部と前記摺動式等速自在継手の外側継手部材のブーツ取付部との外径形状を円形とした請求項1〜3のいずれか一項に記載のドライブシャフト。
  5. 前記中間シャフトにおける固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部との断面形状を同一とした請求項1〜4のいずれか一項に記載のドライブシャフト。
  6. 前記中間シャフトの中心位置に対して固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側で対称な位置に、固定式等速自在継手側のブーツ取付部と摺動式等速自在継手側のブーツ取付部が設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載のドライブシャフト。
  7. 前記固定式等速自在継手の内側継手部材のシャフト嵌合部と前記摺動式等速自在継手の内側継手部材のシャフト嵌合部との形状を、前記中間シャフトの中心位置に対して左右対称とした請求項1〜6のいずれか一項に記載のドライブシャフト。
  8. 前記中間シャフトは、その中心位置に対して固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とで左右完全対称な形状とした請求項1〜7のいずれか一項に記載のドライブシャフト。
  9. 前記固定式等速自在継手側のブーツは圧縮状態で取り付けられ、摺動式等速自在継手側のブーツは固定式等速自在継手側のブーツよりも圧縮状態で取り付けられている請求項1〜8のいずれか一項に記載のドライブシャフト。
  10. 前記ブーツを締め付け固定するブーツバンドは、固定式等速自在継手側と摺動式等速自在継手側とで同一とした請求項1〜9のいずれか一項に記載のドライブシャフト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106641002A (zh) * 2017-01-24 2017-05-10 宁波珈多利机械有限公司 一种全地形车用大摆角和大移动量的后等速驱动轴
TWI588203B (zh) * 2012-10-26 2017-06-21 日本化藥股份有限公司 感光性樹脂組成物、光阻層合體及此等之硬化物

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