JP2008000475A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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JP2008000475A JP2006174392A JP2006174392A JP2008000475A JP 2008000475 A JP2008000475 A JP 2008000475A JP 2006174392 A JP2006174392 A JP 2006174392A JP 2006174392 A JP2006174392 A JP 2006174392A JP 2008000475 A JP2008000475 A JP 2008000475A
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慶太 久保
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Abstract

【課題】店員が大入賞口へ遊技球を容易に流し込むことができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】本発明に係るパチンコ遊技機1は、開閉扉38の直上に、当該開閉扉38を跨ぐように、前後方向に回動可能な球誘導補助板45を配設した。そして、球誘導補助板45が透明板21の定常位置より前方に配置される前方傾斜位置βと、球誘導補助板45が取付板61に被着される起立位置αとに位置変換可能とした。かかる構成にあって、補償サービスを行う店員は、前枠扉6を開放し、球誘導補助板45を前方に回動させて起立位置αから前方傾斜位置βとする。このとき、開閉扉38も前方傾斜する。そして、球誘導補助板45を利用して遊技球を大入賞口37内へ流し込む。流し込み作業が終了すると、球誘導補助板45を後方へ回動させて前方傾斜位置βから起立位置αとする。
【選択図】図9

Description

本発明は、大入賞口を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
従来のパチンコ遊技機は、透明なガラスからなる透明板を保持する透明板保持扉が最前位置に軸支されており、この透明板保持扉が遮閉状態となると、透明板が遊技者の正面となる定常位置に配置され、この透明板を介して後方の遊技盤が視認可能となる。そして、この透明板保持扉の遮閉状態で遊技者が発射ハンドルを操作して遊技球を発射すると、発射された遊技球は、透明板と遊技盤との間に形成された遊技空間へ放出されると共に、遊技盤に植設された遊技釘等に衝突しながら当該遊技空間を落下する。
ところで、前記遊技盤の前面には、大入賞口が設けられている。また、この大入賞口には、その開口を開放状態又は閉鎖状態とする開閉扉が装着されている。そして、いわゆる「大当たり」が発生すると、前記開閉扉が前方に傾倒した前方傾斜状態となることによって当該大入賞口は開放状態となると共に、遊技空間を落下してくる遊技球が当該開閉扉により当該大入賞口内へ誘導される。一方、「大当たり」が終了すると、開閉扉が前方傾斜状態から起立状態に変化することにより当該大入賞口は閉鎖状態となって球通過不能となる(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来のパチンコ遊技機には、次回の「大当たり」が発生するまで大当り確率が高くなる確率変動機能が搭載されている。この確率変動機能が有効となっている期間は、遊技者が最も待ち望む遊技状態のひとつであり、頻繁に発生するものではないため希少価値も高く、この遊技状態が発生したときはできるだけ長く当該期間が継続されることを遊技者は期待して遊技する。このため、例えばこの確率変動期間中に遊技店の閉店時間となってしまった場合は、そこでそのまま遊技を終了させると遊技者の利益が損なわれるため、利益を補償すべく、閉店時間の時点で確率変動の遊技状態にある遊技者を対象に、「大当たり」1回分の出玉を補償するサービスが遊技店により通常行われている。具体的にこの補償サービスの段取りとしては、店員がまず透明板保持扉を開放して遊技盤を前方に露出させ、手で直接大入賞口の開閉扉を前方に傾倒させて大入賞口を開放状態とし、所定数(1回の大当たりで入賞可能な球数)の遊技球を当該大入賞口内へ流し込み、人為的に大当たり一回分に相当する賞球を払い出させることによって行われている。
特開2003−205105号公報
しかしながら、従来の構成は、大入賞口の開口面積が限られていて、その開口部分が充分広くない。また、当該大入賞口は多くの場合、始動口を兼ねた普通電動役物の直下にあり、しかもその付近には遊技釘が植設されているため、店員が大入賞口の開閉扉を開け、立った姿勢で斜め上から遊技球を流し込もうとしても、普通電動役物や遊技釘が邪魔をして遊技球を流し込み難くく、流し込む時に遊技球を零してしまう場合があるという問題があった。一方、遊技球を零さないように作業しようとすると、慎重な作業が要求されて作業時間が必要以上にかかってしまうという問題があった。また、このような閉店時に行う補償サービスは当然のことながら閉店時という限られた時間に集中するものであり、迅速性が特に要求される。しかも、店員は補償サービス中は台から離れることはできず、1台1台順番に作業しなくてはならないので、長く待たされる客とトラブルが発生する問題もあった。
なお、これらの問題は、前方傾斜した開閉扉が定常位置にある透明板にあたらないように設計されており、開閉扉の球誘導面の前端が、近傍に設置された部材(遊技釘や普通電動役物等)の遊技盤からの高さよりも前方に出ることがないために生ずるものである。換言すれば、補償サービスは、透明板保持扉を開放して行う作業であるにも拘わらず、大入賞口の開閉扉は透明板保持扉が閉じられた時の遊技盤面と透明板との距離内に収まるサイズでしか形成されて来なかったという、パチンコ機設計上の配慮不足に起因するものである。
そこで、本発明は、店員が補償サービスを迅速且つ確実に行うことができるパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、本体枠に開閉可能に枢設された透明板保持扉に保持され、該透明板保持扉の遮閉状態で定常位置となる透明板と、前記定常位置の透明板から所定の離間距離だけ後方へ離れた位置に配置されてなる遊技盤と、該遊技盤面上に配置される大入賞口と、前記遊技盤に固設された取付板に軸支され、後方へ回動して起立状態となると前記大入賞口を遮閉して該大入賞口への遊技球通過を不能とすると共に、前方へ回動して前方傾斜状態となると前記大入賞口を開放し、かつ当該前方傾斜状態で上方に向く面を球誘導面として前記遊技盤面上を流下する遊技球を受け止めて、前記大入賞口内へ誘導する開閉扉とを備えたパチンコ遊技機において、前記開閉扉の隣接位置に、表面に球誘導補助面が形成された球誘導補助板が、前後方向に回動可能に軸支され、前記球誘導補助板は、後方へ回動して前記取付板に沿って起立してなる起立位置と、透明板保持扉が開放された状態にあって、前方へ回動して前方傾斜し、少なくとも当該球誘導補助面の前端部が前記透明板の定常位置よりも前方へ位置してなる前方傾斜位置とに位置変換可能であると共に、前方傾斜位置にある前記球誘導補助板の前記球誘導補助面と、前方傾斜状態の前記開閉扉の前記球誘導面とが連続して前記球誘導補助面と前記球誘導面とからなる拡大球受け面が構成され、該拡大球受け面に載置された遊技球が当該拡大球受け面を転動して前記大入賞口内へ誘導されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機である。ここで、前記球誘導補助面と、前方傾斜状態の前記開閉扉の前記球誘導面とは、必ずしも各面が整一に連続する必要はなく、少なくとも各面間で遊技球が転動可能な程度に連続していれば良い。また、前記隣接位置とは、開閉扉と球誘導補助板とが接触して並置される位置だけでなく、省スペース化が図れる程度に若干離間して並置される位置も含まれる。
かかる構成は、遊技店の店員が、例えば大当たり1回分の出玉を補償するサービスを行い易くするためのものである。すなわち、透明板保持扉が開放されているときには、開閉扉の球誘導面と、該球誘導面の前端よりもさらに前方に配置される球誘導補助面との組み合わせとからなる拡大球受け面を構成し、遊技球を受ける面を、より広く、より手前側に形成した構成である。さらに詳述すると、この補償サービスを行う店員は、まず、透明板を保持する透明板保持扉を開放する。そして、前方へ開放された遊技盤に配設された大入賞口の開閉扉を直接手で把持して前方傾斜状態とし、大入賞口を遊技球通過可能に開口する。さらに、店員は、開閉扉に隣接して設けられている球誘導補助板を前記前方傾斜位置に位置変換させる。そうすると、この球誘導補助板に形成された球誘導補助面が、透明板の定常位置よりも前方へ配置されることとなる。さらに、この球誘導補助面は、前方傾斜状態にある開閉扉の球誘導面と遊技球が転動可能な程度に連続するため、店員はこの球誘導補助面上に遊技球を排出すれば、遊技球が球誘導補助面及び球誘導面を転動しながら大入賞口内へ流し込まれることとなる。
さらに本発明に係る構成と従来構成とを比較検討する。
上述したように従来構成は、上記補償サービスが透明板保持扉を開放して行う作業であるにも拘わらず、大入賞口の開閉扉が透明板保持扉の遮閉時における透明板と遊技盤との距離内に収まるサイズに形成されていた。一方、本発明に係る構成は、透明板保持扉の開放時にあっては、大入賞口の周囲に設けられた遊技釘や普通電動役物の遊技盤面からの高さより店員側に迫り出す拡大球受け面が形成される構成とすることにより、遊技釘や普通電動役物等が作業の邪魔とならず、店員の作業スペース近くで遊技球を大入賞口に流し込む作業が可能となる。また、前記構成により大入賞口の開口が手前側に拡がって来たことにより、遊技球を零すことなく従来より短時間かつ円滑に前記補償サービスを行うことが可能となり、補償待ちの客の待ち時間が短縮され、トラブルを防止することもできる。また、本発明は、従来構成の開閉扉の寸法等を変更することなくそのまま当該開閉扉を流用することができるため、製造コストが高くなることを抑制することができる。
また、前記球誘導補助板は、前記開閉扉と係合する係合部を備え、前記開閉扉は、前記起立位置から前記前方傾斜位置へ位置変換される前記球誘導補助板と一体的に前方へ回動する構成が提案される。
かかる構成にあっては、球誘導補助板が前方へ回動すると、大入賞口の開閉扉も同調して前方傾斜状態となるため、補償サービスを行う際に開閉扉を直接回動させる手間が不要となる。したがって、球誘導補助板を前方傾斜位置に位置変換するだけで、大入賞口の開閉扉よりも球受け面積の大きい拡大球受け面が形成されることとなり、素早く補償作業を開始することができる。なお、前記構成にあって、大入賞口の開閉扉が起立状態を維持するように付勢されている場合は、球誘導補助板を後方へ回動させて起立位置に位置変換させると、開閉扉は付勢力によって球誘導補助板に追従して同じ様に起立状態に復帰することとなり、作業が迅速化されることとなる。
また、前記球誘導補助板には、一側が開放された遊技釘用切欠部が形成され、前記球誘導補助板が起立位置にあると、前記遊技盤に植設された遊技釘が遊技釘用切欠部に挿通されると共に、前記球誘導補助板が起立位置から前方傾斜位置に位置変換されると、前記遊技釘が遊技釘用切欠部から抜脱する構成が提案される。
かかる構成にあっては、当該球誘導補助板が前方傾斜位置へ変換するときに、大入賞口の上部に植設された遊技釘によって当該球誘導補助板が干渉することがない。したがって、球誘導補助板の起立位置に遊技釘が植設されていても、球誘導補助板の位置変換に支障がない。
また、本発明は、本体枠に開閉可能に枢設された透明板保持扉に保持され、該透明板保持扉の遮閉状態で定常位置となる透明板と、前記定常位置の透明板から所定の離間距離だけ後方へ離れた位置に配置されてなる遊技盤と、該遊技盤面上に配置される大入賞口と、前記遊技盤に固設された取付板に軸支され、後方へ回動して起立状態となると前記大入賞口を遮閉して該大入賞口への遊技球通過を不能とすると共に、前方へ回動して前方傾斜状態となると前記大入賞口を開放し、かつ当該前方傾斜状態で上方に向く面を球誘導面として前記遊技盤面上を流下する遊技球を受け止めて、前記大入賞口内へ誘導する開閉扉と
を備えたパチンコ遊技機において、前記大入賞口の前方に配置され、かつ前記取付板に配設された軸受部材に枢支される回動軸を中心に前後方向へ回動可能な、表面に球誘導補助面が形成されてなる球誘導補助板を備えると共に、前記球誘導補助板は、前記回動軸に垂下され、かつ起立状態の開閉扉との間に少なくとも遊技球が通過可能な間隙が形成されてなる垂下位置と、前記透明板保持扉が開放状態にあって、前記回動軸を中心に回動し、少なくとも当該球誘導補助面の前端部が前記透明板の定常位置よりも前方へ位置し、かつ当該球誘導補助板の後端部と前方傾斜状態の前記開閉扉の前端部とが係合して前記球誘導補助面と前記球誘導面とが連続し、前記球誘導補助面と前記球誘導面とからなる拡大球受け面が構成されて前記拡大球受け面に載置された遊技球が大入賞口内へ誘導されてなる前方傾斜位置とに位置変換されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機である。
かかる構成の球誘導補助板は、大入賞口の前方に配設されるものであり、遊技中においては開閉扉とは全く別の遊技部材として機能するものである。したがって、本発明は、従来構成の大入賞口及び開閉扉をそのまま用いて、補償サービスを行い易くすることができるものである。
また、前記構成にあって、前記球誘導補助板を前記前方傾斜位置で固定する固定手段を備えた構成が提案される。
かかる構成とすることにより、補償サービスを行う店員が直接手で開閉扉を開放しておく必要がなくなり、作業内容が簡便となって、作業効率が向上することとなる。
なお、前記球誘導補助板は、上端部分に前記大入賞口側へ向けて下方傾斜した傾斜面が形成され、前記透明板と前方傾斜状態の前記開閉扉との間隙に遊技球が挟まりこむことを防止するものとした構成が提案される。
このような複数の機能を有する球誘導補助板を備えた構成とすることにより、補償サービス時には好適に作業効率を向上させることができると共に、遊技中には透明板と前方傾斜状態の開閉扉との間隙に遊技球が挟まりこむことを防止することができる。
本発明のパチンコ遊技機は、開閉扉の隣接位置に球誘導補助板を軸支し、起立位置と前方傾斜位置とに位置変換可能とすると共に、球誘導補助板が前方傾斜位置で、球誘導補助面と球誘導面とが連続して大入賞口内へ遊技球を誘導する一つの拡大球受け面が形成され、かつ少なくとも球誘導補助板の球誘導補助面の前端部が、透明板の定常位置よりも前方へ位置して大入賞口の周囲にある遊技釘や普通電動役物より前方(店員側)に迫り出てくる構成としたため、従来に比して店員の作業スペースに近い位置で遊技球を大入賞口に流し込む作業が可能となり、遊技釘や普通電動役物等によって邪魔されることなく、容易かつ安定して前記作業を行うことができる効果がある。また、遊技球を受ける面が手前側に拡がるため、遊技球を零すことなく従来より短時間で円滑に前記補償サービスを行うことが可能となる。したがって、補償待ちの客の待ち時間が短縮され、トラブルを防止することができる効果がある。また、本発明は、従来構成の開閉扉の寸法等を変更することなくそのまま当該開閉扉を流用することができるため、製造コストが高くなることを抑制することができる効果がある。
また、前記球誘導補助板と前記開閉扉とが一体的に同調して位置変換可能となる構成とした場合には、球誘導補助板を前方傾斜位置に位置変換するだけで、大入賞口の開閉扉よりも球受け面積の大きい拡大球受け面が形成されることとなり、素早く補償作業を開始することができる効果がある。
また、前記球誘導補助板に遊技釘用切欠部を形成した構成とした場合は、球誘導補助板を起立位置とした場合に、大入賞口付近に植設された遊技釘に当該球誘導補助板が干渉することがない。したがって、大入賞口付近に、制限なく遊技釘を設けることができると共に、起立位置にある球誘導補助板の先端位置を遊技釘を回避して上方へ位置させることが可能となり、前方傾斜時の球誘導補助面前端の迫り出しが大きくなって作業性を向上させることができる利点がある。
また、本発明のパチンコ遊技機は、大入賞口の前方に位置した球誘導補助板を軸受部材に軸支すると共に、前記球誘導補助板を垂下位置と、球誘導補助面と開閉扉の球誘導面とが連続して大入賞口内へ遊技球を誘導する一つの拡大球受け面が形成され、かつ、球誘導補助面の前端部が透明板の定常位置よりも前方へ位置する前方傾斜位置とに位置変換可能とする構成としたため、球誘導補助板が大入賞口の周囲にある遊技釘や普通電動役物より前方(店員側)に迫り出てくることとなり、従来に比して遊技釘や普通電動役物等に邪魔されることとなく、遊技球を大入賞口に流し込む作業が可能となる効果がある。また、遊技球を受ける面が手前側に拡がって来たことにより、遊技球を零すことなく従来より短時間で円滑に前記補償サービスを行うことが可能となるため、補償待ちの客の待ち時間が短縮され、トラブルを防止することができる効果がある。
また、前記球誘導補助板を前記前方傾斜位置で固定する固定手段を備えた構成とした場合は、補償サービスを行う店員が直接手で開閉扉を開放しておく必要がなくなり、作業内容が簡便となって、作業効率が向上する効果がある。
また、球誘導補助板が、透明板と前方傾斜状態の開閉扉との間隙に遊技球が挟まりこむことを防止するものとした場合は、補償サービス時に係る流し込み作業の作業効率を向上させることができると共に、遊技中に転動流下する遊技球が透明板と前方傾斜状態の開閉扉との間隙に挟まり込んでしまうことを防止することができる効果がある。
<第一実施例>
第一実施例のパチンコ遊技機1は、図1,2に示されるように、遊技島設備に固定される木製の外枠2と、この外枠2の開口部分に取り付けられた遊技機本体3とで構成されている。
前記遊技機本体3は、板状の本体枠5(図2参照)を備え、この本体枠5が上記外枠2にヒンジ部材4を介して枢着されている。また、遊技機本体3は、左側縁が前記本体枠5に枢着された前枠扉6も備えている。
この前枠扉6は、図1,2に示されるように、後述する下部パネル23より上方に位置する本体枠5の前面領域を覆う寸法形状に設定されている。そして、前記本体枠5の前方で開閉し、本体枠5を閉鎖する遮閉状態(図1参照)、又は、本体枠5が露出する開放状態(図2参照)とに位置変換される。
さらに、この前枠扉6の中央には、ほぼ円形の遊技領域開口部22が形成されており、この遊技領域開口部22に透明板21が後方から装着されている。かかる構成にあって、前枠扉6が遮閉状態(図1参照)となると、遊技領域開口部22の透明板21が遊技者に対して正対し、この透明板21を介して後述の遊技盤8が視認可能となる。なお、この透明板21を保持する前枠扉6により、本発明に係る透明板保持扉が構成される。
また、前枠扉6の下部前面であって、前記遊技領域開口部22の直下位置には、遊技球を貯留する上皿10が配設されている。また、本体枠5の前面下部には、下部パネル23が設けられており、この下部パネル23の前面中央に余剰の遊技球を貯留する下皿11が配設されている。さらに、下皿11の右方には発射操作部25が突設され、その外周部には、遊技者が回動操作可能な発射レバー26が設けられている。
また、図2に示されるように、本体枠5の中央には、合板製の遊技盤8が脱着可能に装着されている。すなわち、前枠扉6の遮閉状態にあっては、透明板21と遊技盤8とが対向状に配置されることとなる。なお、前枠扉6の遮閉状態における透明板21の位置を透明板21の定常位置とし、遊技盤8が、定常位置の透明板21から所定の離間距離だけ後方へ離れて配置されることとなる。なお、図2は、遊技盤8前面の詳細を省略して示している。
さらに、遊技盤8の下方位置には、金属板からなる発射機構板16が配設されていると共に、この発射機構板16の前面右下部に、左右方向へ揺動可能な発射鎚15が保持されている。そして、前記した発射レバー26の操作に連動して発射鎚15が左右方向へ間欠的に揺動することにより、所定の打球発射位置に送球される遊技球が順次打圧される。そして、発射鎚15によって打圧された遊技球は、隣接して設けられた長尺状の発射レール18により、左上方向へ誘導されることとなる。
また、図2,3に示されるように、遊技盤8の前面には、ガイドレール13が湾曲状に取り付けられており、このガイドレール13によってほぼ円形の遊技領域12が区画されている。さらに、図3に示されるように、遊技領域12の中央には、センターケース27が配設されている。このセンターケース27内には液晶表示器、CRT表示器等からなる図柄表示装置28が設けられており、この図柄表示装置28に形成された図柄表示領域Fに三つの特別図柄A,B,C等が表示される。なお、特別図柄A,B,Cは、「0」〜「9」の10個の数字からなる図柄により構成されている。
また、センターケース27の両隣には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)29,29が設けられている。そして、普通図柄作動ゲート29に遊技球が通過して、当該普通図柄作動ゲート29に内蔵された普通図柄始動スイッチS2(図3参照)がONとなると、図柄表示領域Fの普通図柄表示部30で普通図柄が変動表示される構成となっている。
また、センターケース27の直下位置には、上端に始動口31が形成され、かつこの始動口31の両脇に開閉翼片35,35が軸支されてなる普通電動役物32が配設されている。この普通電動役物32の内部は、特別図柄始動領域が形成されており、普通電動役物ソレノイド(図4参照)によって傾動する前記開閉翼片35,35が始動口31の開放度を変化させる構成となっている。そして前記の普通図柄が、所定の当り態様となった場合には、前記開閉翼片35,35が約0.5秒拡開して、始動口31の開放度を広げ、当該始動口31に遊技球が入り易い状態とする。なお、普通電動役物32内には、光電スイッチ、リミットスイッチ等で構成される特別図柄始動スイッチS1(図3参照)が備えられ、この特別図柄始動スイッチS1による遊技球通過検知に起因して、図柄表示領域Fで表示される特別図柄A,B,Cが変動開始し、所定時間変動後、所定の図柄で停止表示される。
前記普通電動役物32のさらに下方には、可変入賞装置36が配設されている。図5に示されるように、この可変入賞装置36は、横長で直方体状の装置筐体60と、装置筐体60の前面に配設され、遊技盤8前面の一部を構成することとなる薄板状で横長の取付板61とを備えている。そして、前記取付板61の中央に、遊技球が通過可能な横長矩形の大入賞口37が開口している。また、この大入賞口37には、前後方向に回動可能に軸支された横長薄板状の開閉扉38が配設されている。
さらに可変入賞装置36の開閉扉38について詳述すると、図6及び図7a,bに示されるように、開閉扉38は、大入賞口37の周縁に軸支される左右方向の回転軸39,39を下端に備えている。また、図7bに示されるように、後述する大入賞口ソレノイド42の連結部材43と係合する単一で帯板状の係合片40が、回転軸39に近い角部に外方(図7bでは左方向)へ突成するようにして設けられている。ここで、この係合片40は、開閉扉38の上面に対して前方へ所定角度だけ傾けて設けられている。
一方、図5に示されるように、前記装置筐体60の背面には、大入賞口ソレノイド42が取り付けられている。この大入賞口ソレノイド42は、図6に示されるように、上下方向のプランジャ42bに取り付けられた上下方向の圧縮バネ42aを備え、この圧縮バネ42aにより連結部材43が常時下方へ付勢されている。そして、当該大入賞口ソレノイド42が通電してONとなると圧縮バネ42aの付勢力に抗して連結部材43が上昇し、OFFとなると前記付勢力に従って連結部材43が下降する構成となっている。そして、図7に示されるように、この大入賞口ソレノイド42が、前記開閉扉38の係合片40上に当該連結部材43が配置されるように、装置筐体60に対して位置決め固定されている。
かかる構成にあって、大入賞口ソレノイド42がOFFとなると、図7aに示されるように、連結部材43が下降して該連結部材43に係るL形突出部43aの下面が係合片40の上面を下方へ押圧し、これにより回転軸39を中心に開閉扉38が後方へ回動されて当該開閉扉38が起立状態となる。この起立状態にあっては、図3に示されるように、大入賞口37は閉鎖されて遊技球が流入不能となる。一方、図7bに示されるように、大入賞口ソレノイド42がONとなると、連結部材43が上昇し、当該連結部材43による係合片40の位置規制が解除され、起立状態の開閉扉38がその自重により前方へ回動開始される。そして、連結部材43が上限位置に到達すると、この位置で再び係合片40が位置規制され、前記した係合片40の上面と開閉扉38の上面との角度に基づき、開閉扉38全体が前方傾斜状態で維持されることとなる。この前方傾斜状態にあっては、図5等に示されるように、大入賞口37は開放され、当該大入賞口37内に遊技球が流入可能となる。
ここで、開閉扉38の前方傾斜角度は、図10aに示されるように、前方傾斜時に定常位置の透明板21に開閉扉38の先端が接触せず、かつ、この開閉扉38が開放状態にあって、透明板21と遊技盤8との間隙である遊技空間を落下してくる遊技球がほぼ当該開閉扉38に捕捉されて、大入賞口37内へ誘導され得るように設定されている。一方、開閉扉38が遮閉状態となると、前記遊技空間を落下してくる遊技球は大入賞口37の前方をそのまま通過し、遊技領域12の最下位置にある後述のアウト口20から機裏に排出されることとなる。
また、大入賞口37内部には、カウントスイッチS3(図4参照)が設けられており、当該大入賞口37内に流入した遊技球が検出可能となっている。また、大入賞口37内に流入した遊技球は、装置筐体60の背面に接続された球通路58(図10参照)を介して、機裏に設けられた球回収装置に案内されることとなる。なお、これまでに述べた開閉扉38の寸法形状、及び開閉機構は、従来の構成が好適に適用可能である。
また、前記遊技領域12内の最下位置には、横長形のアウト口20が設けられている。そして、当該遊技盤8を転動流下した遊技球がこのアウト口20に流入すると、機裏に設けられた球回収装置(図示省略)に誘導されることとなる。
次に、図4に従って、パチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を説明する。
主制御基板100には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)とを介して接続され、当該主制御基板100の基板回路を構成している。
また、前記記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。乱数テーブルには大当り特別乱数K、大当り図柄乱数L、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、当り普通乱数U、当り普通図柄乱数V等が格納され、所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数が選出される。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1 、普通図柄始動スイッチS2 のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
また、この主制御基板100の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板100からの制御指令が、図柄表示制御基板102、音源制御基板103、光源制御基板104、及び払出制御基板105の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。
ここで、上記の図柄表示制御基板102には、図柄表示装置28で表出する図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。また、この図柄表示制御基板102は、表示用ドライバが接続されており、主制御基板100から受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを表示用ドライバに送信するようにしている。そして、表示用ドライバは、前記図柄データに基づき、図柄表示装置28に所定の図柄を表出させる。
また、上記の音源制御基板103には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。さらに、この音源制御基板103は、サウンドジェネレータが接続されており、主制御基板100から受信した制御指令信号に従ってこのサウンドジェネレータがスピーカに所定の効果音を出力させる。
また、上記の光源制御基板104には、パチンコ遊技機1に備えられたLEDや装飾ランプといった電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。さらに、この光源制御基板104は、光源作動基板が接続されており、主制御基板100から受信した制御指令信号に従ってこの光源作動基板が電飾装置等を所定態様で発光させる。
さらにまた、上記の払出制御基板105には、遊技球の貸球や払出遊技球等を制御するための基板回路が設けられている。さらに、この払出制御基板105は、払出中継基板が接続されており、主制御基板100から受信した制御指令信号に従ってこの払出中継基板が賞球ユニット等を所定態様で作動させる。
また、主制御基板100の入力ポートには盤面中継基板101を介して上述した特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2、及びカウントスイッチS3が接続され、主制御基板100が2ms毎に各スイッチS1〜S3の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板100の出力ポートには、盤面中継基板101を介して大入賞口ソレノイド42、及び普通電動役物ソレノイドが接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合にONとなって作動される。
次に、パチンコ遊技機1の作動と共に、主制御基板100等の制御内容を説明する。
遊技球が発射鎚15によって遊技領域12に打ち出され、普通図柄始動ゲート29を通過すると、主制御基板100の主制御用中央制御装置CPUは、当該通過により発信される普通図柄始動スイッチS2のON信号に基づき、演算処理して普通図柄を変動表示させる。また、普通図柄が変動表示中のとき、あるいは始動口31が拡開中のときに、普通図柄始動スイッチS2で遊技球が検出されると、主制御基板100の記憶装置RAMにその遊技球検出を記憶し、現在の記憶数を図柄表示領域Fで表示する。また、普通図柄を変動開始する都度、その記憶数を減算表示し、新たな記憶数を再表示する。なお、普通図柄の最大記憶数は四個であり、それ以上は無効としている。
そして、遊技球通過により普通図柄始動スイッチS2がON作動すると、主制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMから当り普通乱数U、及び当り普通図柄乱数Vの乱数値を選出し、その内容を一旦記憶装置RAMに記憶し、普通図柄が変動開始すると同時に、記憶した内容を調べ、その当り普通乱数Uの選出値に対応する当りハズレを決定する。そして当りの場合は、当り普通図柄乱数Vにより停止態様を決定し、所定の当り態様で確定表示する。一方、ハズレの場合は、所定のハズレ態様で確定表示する。また、主制御用中央制御装置CPUは、普通図柄を当りとする場合に、始動口31を約0.5秒間拡開する。
また、遊技球が始動口31を通過した場合、主制御用中央制御装置CPUは、当該特別図柄始動スイッチS1のON作動を盤面中継基板101を介して認識する。そして、かかる信号により、主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている大当り特別乱数K、大当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q等の各乱数を選出し、各選出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。さらには、特別図柄始動スイッチS1のON信号に基づき、主制御用中央制御装置CPUは演算処理して賞球指令信号を払出制御基板105に発信すると共に、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板103に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板104にそれぞれ発信する。
また、特別図柄始動スイッチS1のON作動、又は主制御基板100の記憶装置RAMに記憶されている始動記憶の消化により特別図柄A,B,Cを変動開始すると、主制御用中央制御装置CPUは、選出された大当り特別乱数Kを判定し、大当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc のいずれかを有効とすると共に、リーチ乱数Nの選定内容に従ってリーチとするかどうかを判定し、リーチの場合にはリーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Qを有効とする。そして、図柄表示装置28で実行する特別図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板102に送信する。
また、上記図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板102の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、図柄表示装置28で演出する特別図柄A,B,Cの図柄表示態様を決定する。そして、この図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、特別図柄A,B,Cを確定表示する。
ここで、上述の大当り特別乱数Kが当りを選出した場合には、大当り図柄乱数Lとリーチ態様乱数Qとを有効とし、主制御基板100は、所定のリーチ作動を実行した後、所定の当り図柄態様に従って特別図柄A,B,Cを確定表示して「大当たり」とする。
ところで、特別図柄A,B,Cが奇数図柄からなる当り態様(例えば、「3,3,3」)であると、これを契機として、大当り作動後に遊技者にとって有利な利益が付与される有利遊技状態となる。この有利遊技状態の一形態としては、「大当たり」となる確率が向上し、かつ特別図柄A,B,Cの変動時間が短縮される確変遊技状態がある。この確変遊技状態では、大当り確率は16/953となる。また、有利遊技状態としては、確変遊技状態のほかに、時間短縮機能のみ作動する時短遊技状態がある。この時短遊技状態は、確変遊技状態の終了直後に発生し、大当り確率は3/953(通常確率)となる。なお、有利遊技状態が終了した後に発生する通常遊技状態にあっては、大当り確率は3/953となる。
また、上述のように、特別図柄A,B,Cが確定表示して「大当たり」となると、大入賞口開放条件が成立し、主制御用中央制御装置CPUは、盤面中継基板101を介して大入賞口ソレノイド42を駆動して、上述のように開閉扉38を前方傾斜状態とする。このように大入賞口37が開放されると、いわゆるラウンドが開始されることとなる。そして、前方傾斜することにより上を向いた開閉扉38の球誘導面44が、遊技盤8と透明板21との間の遊技空間を落下してくる遊技球を順次大入賞口37内へ誘導し、カウントスイッチS3が遊技球を検出してON作動すると、その信号を盤面中継基板101を介して主制御基板100が確認し、入球数を演算する。
また、大入賞口37の開放状態を、開放時から所定制限時間(30秒)が経過するまで、又はこの制限時間内でカウントスイッチS3により検出された総遊技球数が所定上限数(10個)となるまで継続する。そして、所定制限時間(30秒)が経過するか、又は大入賞口37に流入した遊技球の総数が10個となると、開閉扉38を起立させて閉鎖作動する。そして、この遮閉状態となることにより当該ラウンドが終了する。
ところで、前記のラウンドは、大入賞口37に遊技球が流入することにより、次のラウンドへの移行条件が充足されるものである。そして、この移行条件が充足される限り、ラウンドは最大15回繰り返される。そして、上述した大入賞口37に流入した遊技球に基づき払出遊技球数が算出され、所定タイミングで遊技者にその払出遊技球数分の遊技球が払い出される。
次に、本発明の要部について説明する。
本パチンコ遊技機1は、遊技店の閉店時点で確率変動となった遊技者を対象とした補償サービスを行い易くする薄板状の球誘導補助板45が、可変入賞装置36の取付板61に備え付けられている構成である。
さらに詳述すると、図3等に示されるように、この球誘導補助板45は、開閉扉38の直上に隣接して配置され、図8に示されるように、横長矩形の主板部46aと、主板部46aの両端から直角状に突成される杆状支持部46b,46bとで構成された正面視ほぼ倒コ字形部材である。また、杆状支持部46b,46bの先端にあって、その各外側面には、外側方に突出した左右方向の回動軸47,47が設けられていると共に、その各内側面には、左右方向の軸孔48,48が設けられている。
そして、かかる構成にあって、上記した開閉扉38の両回転軸39,39が、球誘導補助板45の軸孔48,48にそれぞれ挿通されると共に、球誘導補助板45の回動軸47,47が、大入賞口37の口縁に設けられた軸孔(隠れて見えない)にそれぞれ回動可能に圧入される。これにより、球誘導補助板45が開閉扉38を跨ぐようにして、当該球誘導補助板45と開閉扉38とが可変入賞装置36の取付板61前面に前後方向へ回動可能に保持されることとなる。なお、前記球誘導補助板45の杆状支持部46b,46bの長さは、開閉扉38の奥行き長さとほぼ等しくなるように設定されている。
次に、球誘導補助板45の回動態様について、図9に従って詳述する。
上記構成により、取付板61に軸支された球誘導補助板45は、回動軸47を中心にして前後方向に回動することにより、図9aに示されるような、取付板61の前面に沿って起立状態となる起立位置αと、図9bに示されるような、前方傾斜状態にある開閉扉38の前方に配置されてなる前方傾斜位置βとに位置変換される。なお、球誘導補助板45を前方傾斜位置βとする際は、あらかじめ前枠扉6を開放状態としておくものとする。
図9aに示される起立位置αにあっては、取付板61に対向する球誘導補助板45の表面に配された円形の固定用金属板57(図9b参照)が、大入賞口37の直上であって取付板61前面に配された円形の固定用磁石56(図9b参照)に磁着されることにより、球誘導補助板45はほぼ垂直状に起立した状態で保持される。
ところで、図9aに示されるように、球誘導補助板45の、主板部46aと杆状支持部46bとが接続する連結角部には、主板部46aより薄肉の回動規制突片50,50が設けられていると共に、開閉扉38の先端両角部には、前記回動規制突片50とほぼ同じ寸法の回動規制欠部51,51がそれぞれ設けられている。ここで、前記回動規制突片50は、若干大入賞口37側に退避させて配置されている。かかる構成にあっては、球誘導補助板45及び開閉扉38が共に起立状態にある場合、開閉扉38の回動規制欠部51と球誘導補助板45の回動規制突片50とが前後して対置されることとなる。
また、起立位置αにある球誘導補助板45を回動軸47を中心に前方へ回動させると、図9bに示されるように、球誘導補助板45が前方傾斜状態で保持される。この球誘導補助板45が前方傾斜状態で保持される位置を、前方傾斜位置βとしている。なお、球誘導補助板45の回動軸47,47は、大入賞口37の口縁に設けられた軸孔(隠れて見えない)にそれぞれ回動可能に圧入されているため、任意の前方傾斜位置で球誘導補助板45は固定され得る。
また、上述のように、開閉扉38の回動規制欠部51が球誘導補助板45の回動規制突片50と当接する係合機構により、開閉扉38が遮閉状態にあり、この状態で球誘導補助板45が起立位置αから前方に回動すると、開閉扉38も当該球誘導補助板45に追従して一体的に前方に回動する。そして、開閉扉38は、大入賞口ソレノイド42の圧縮バネ42aにより起立する方向へ付勢されているため、球誘導補助板45が前方傾斜位置βとなると、この位置で当該開閉扉38の後方への回動が規制され、球誘導補助板45の前方傾斜角度とほぼ同じ傾斜角度となる位置で位置固定される。なお、球誘導補助板45に設けられた回動規制突片50により、本発明に係る開閉扉と係合する係合部が構成される。
そして、前方傾斜位置βにある球誘導補助板45の先端は、図10bに示されるように、少なくとも透明板21の定常位置よりも前方に配置されるように寸法設計されている。また、球誘導補助板45が前方傾斜位置βにあると、前方傾斜状態で上を向く球誘導補助板45の球誘導補助面49と上述した開閉扉38の球誘導面44とが、遊技球が転動可能に前後で連続することとなる。なお、遊技球が転動可能に連続した球誘導補助面49と球誘導面44とにより、拡大球受け面Dが構成される。
次に、球誘導補助板45の使用態様を説明する。
本発明に係る球誘導補助板45は、確変中に遊技店の閉店時間となってしまった遊技者に対して行う補償サービス時に使用される。
補償サービスを行う店員は、まず前枠扉6を開放し、遊技盤8前面を露出させる。そして、球誘導補助板45を把持して固定用金属板57と固定用磁石56とを離間させて手前側に回動させることにより、当該球誘導補助板45を前方傾斜位置βとすると共に開閉扉38を前方傾斜状態とする(図9b参照)。すなわち、本構成にあっては、球誘導補助板45を前方傾斜した状態へ変換すれば、図9bに示される開閉扉38も前方傾斜した状態へ1アクションで位置変換させることができ、より簡便に補償作業の準備ができる。
ここで、図10bに示されるように、球誘導補助板45が前方傾斜位置βとなると、その先端は、透明板21の定常位置よりもさらに前方に位置することとなる。すなわち、球誘導補助板45の球誘導補助面49の前端部が、透明板21の定常位置よりもさらに前方に配置されることとなり、球誘導面44が前方へ延長されるのと同様の効果が得られることとなる。
そして、店員は、図9b及び図10bに示されるような状態にあって、球誘導補助面49と球誘導面44とで構成される一つの拡大球受け面Dに遊技球を転動させて、遊技球を大入賞口37に流入させる。
一方、流し込み作業を終了した店員は、まず球誘導補助板45を後方へ回動させ、取付板61に磁着させることにより起立位置αとする。これと共に、開閉扉38は、大入賞口ソレノイド42に備え付けられた圧縮バネ42aの付勢力に従って後方へ回動開始し、大入賞口37を遮閉状態とする起立状態に復帰する。
ところで、遊技中につき「大当たり」が発生してラウンドが開始すると、開閉扉38は前方傾斜状態となってその球誘導面44により大入賞口37へ遊技球を誘導する構成であるところ、本実施例にあっては、図10aに示されるように、遊技中にあっては、球誘導補助板45は起立位置αで取付板61に沿って起立しているため、該球誘導補助板45が大入賞口37への遊技球通過を阻害することがない。要は、球誘導補助板45は、前方傾斜位置にあると透明板21の定常位置よりも前方突出し、起立位置αにあると前記定常位置に対して退避することとなる。
次に、上記構成の変形例を説明する。
本変形例の可変入賞装置36aは、図11に示されるように、遊技釘用切欠部79が形成された球誘導補助板71を備えた構成である。さらに詳述すると、球誘導補助板71には、その先端縁に、上方へ開放した縦長の遊技釘用切欠部79が二つ設けられている。かかる構成にあって、図11aに示されるように、球誘導補助板71が起立位置αとなった場合、各遊技釘用切欠部79には大入賞口37の直上に植設された遊技釘9がそれぞれ挿通されることとなる。また、図11bに示されるように、球誘導補助板71を起立位置αから前方傾斜位置βとする過程では、遊技釘用切欠部79の開放部位から当該遊技釘9が抜け出て、適正に当該球誘導補助板71が前方傾斜状態となる。
かかる構成とすることにより、球誘導補助板71の回動を阻害することなく、大入賞口37の直上に遊技釘9を植設することができる。ところで、球誘導補助板71を前方傾斜させた時に、当該球誘導補助板71をどれだけ作業する店員側に迫り出させることができるかは、球誘導補助板71が起立位置αにある時に、その先端(前端)をどれだけ上方に位置させることができるかということと等しい。したがって、大入賞口37の直上方に遊技釘9が植設されている場合に、遊技釘9を切り欠きで回避することにより球誘導補助板71の起立位置における先端位置をさらに上方に位置させることが可能となる。これにより、大入賞口37から遊技釘9までの距離を球誘導補助板71の先端位置とする構成に比べ、球誘導補助板71を店員側に、より一層迫り出させることができ、作業性を向上させることができる。
<第二実施例>
次に、図12等に従って、第二実施例の構成を説明する。なお、第一実施例と共通する構成については、同符号を付して示すと共に、説明を簡略又は省略する。
第二実施例に係る球誘導補助板76は、横長薄板形状で、大入賞口37等の視認性を確保するため透明材料により構成されている。また、その両端には、回動軸82,82が左右方向で突設されている。また、当該球誘導補助板76の上端面85は、両端から中央方向へ各々緩やかに下方傾斜した傾斜面により構成されている。
一方、取付板61の前面であって、大入賞口37の両脇には、大入賞口37側の側面に軸孔66が設けられた軸受部材65,65が固設されている。そして、両軸受部材65の軸孔66に、球誘導補助板76の両回動軸82がそれぞれ挿通されて、大入賞口37の前方で球誘導補助板76が前後方向へ回動可能に保持されている。
また、図13に示されるように、軸受部材65に保持されて垂下状態の球誘導補助板76と、遮閉状態の開閉扉38との離間距離は、その間に少なくとも遊技球が落下可能な程度に離間するように設定されている。なお、この構成に限ることなく、例えば、軸受部材65の軸受け面と開閉扉38との離間距離を遊技球1個分より小さく設定する構成としても良い。かかる構成とすれば、前記該軸受け面が球誘導補助板76に戴置された補償用の遊技球が横方向へ零れ落ちるのを防止するガイドとして機能することとなる。
かかる構成にあって、図13に示されるように、軸受部材65に保持されて垂下状態の球誘導補助板76と開放開始した開閉扉38との間に遊技球が挟まると、当該球誘導補助板76が前後に揺動して、力を逃がして該遊技球が球誘導補助板76と開閉扉38との間に挟まりこむことがない。これにより、球噛みによる開閉扉38の閉まり放しが防止されることとなる。また、球誘導補助板76の上端面85に落下した遊技球は、その傾斜面の作用により該上端面85を転動して、大入賞口37方向へ誘導されることとなる。
一方、補償サービス時における、球誘導補助板76の回動態様を説明する。
図12,14に示されるように、各回動軸82の隣接位置には、矩形で凸状のストッパ82aがそれぞれ配設されている。また、前記軸受部材65の軸孔66には、半径方向の第一回動規制縁66aと第二回動規制縁66bとが設けられている。具体的に、斜めの第一回動規制縁66aが上側に位置し、垂直な第二回動規制縁66bが下側に位置している。そして、球誘導補助板76が回動軸82を中心に回動するに伴い、前記ストッパ82aは両回動規制縁66a,66bの間で回動可能となっている。すなわち、球誘導補助板76は、遊技中の態様である軸受部材65に垂下された状態(図13参照)から下から後方へ回動すると(図14の矢印方向)、ストッパ82aが上側の第一回動規制縁66aに当接する位置で回動規制され、保持されることとなる。この保持された状態にあっては、下端が上方に向いて保持され、この位置を球誘導補助板76の前方傾斜位置βとしている。一方、球誘導保持板76が軸受部材65に垂下された位置を垂下位置γとしている。なお、球誘導補助板76を前方傾斜位置βに保持する第一回動規制縁66aとストッパ82aとで構成される回動規制機構により、本発明に係る固定手段が構成される。
さらに、図16bに示されるように、球誘導補助板76が前方傾斜位置βに位置変換されると、当該球誘導補助板76の先端は、少なくとも透明板21の定常位置よりも前方に配置されるように寸法設計されている。すなわち、前方傾斜位置βに位置変換された際に上を向く球誘導補助板76の球誘導補助面84の前端部が、透明板21の定常位置よりも前方に配置されることとなる。
次に、球誘導補助板76の、補償サービス時における使用態様を説明する。
補償サービスを行う店員は、まず前枠扉6を開放し、遊技盤8前面を作業スペース側に露出させる。そして、図15aに示されるような垂下状態の球誘導補助板76を、まずほぼ180°反転させると共に、開閉扉38を手前に引き出して強制的に前方傾斜状態とする。このとき、開閉扉38の前端部は、図16bに示されるように、反転した球誘導補助板76の後端部86の下側に配置して、開閉扉38の先端を球誘導補助板76の後端部86より前方に位置させる。そして、さらに球誘導補助板76を、上記回動規制機構によって回動規制される位置まで回動させ、前方傾斜位置βとする。これにより、開閉扉38の先端が球誘導補助板76の後端部86に係合されることとなる。
なお、前方傾斜位置βの球誘導補助板76と前方傾斜した開閉扉38とは、かかる状態で、球誘導補助面84と球誘導面44とが連続して拡大球受け面Dが形成されることとなる。ここで、両面84,44は、遊技球が転動可能に連続していれば良く、わずかに離間していたり、段差が生じていたりしても良い。
そして、店員は、図16bに示されるような態様において、上を向いた球誘導補助板76の表面である球誘導補助面84と球誘導面44とに遊技球を転動させて、遊技球を大入賞口37に流入させる。
一方、流し込み作業が終了すると、球誘導補助板76を垂下状態の垂下位置γに復帰させると共に、開閉扉38を閉鎖状態とする。本実施例にあっても、球誘導補助板76は、前方傾斜位置βとなると透明板21の定常位置よりも前方突出し、垂下位置γとなると前記定常位置に対して退避する。
なお、これまでに述べた実施例にあっては、球誘導補助板45,71,76の幅寸法等は、上記例に限定されることなく、適宜変更可能である。
前枠扉6を遮閉した状態のパチンコ遊技機1の外観斜視図である。 前枠扉6を開放した状態のパチンコ遊技機1の外観斜視図である。 遊技盤8の正面図である。 パチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を示すブロック回路図である。 可変入賞装置36の斜視図である。 大入賞口ソレノイド42の外観斜視図である。 (a)は起立状態の開閉扉38を示し、(b)は前方傾斜状態の開閉扉38を示す斜視図である。 第一実施例に係る開閉扉38と球誘導補助板45とを示す分解斜視図である。 第一実施例に係る構成であって、(a)は球誘導補助板45が起立位置αにある可変入賞装置36を示し、(b)は球誘導補助板45が前方傾斜位置βにある可変入賞装置36を示す斜視図である。 第一実施例に係る構成であって、(a)は起立位置αの球誘導補助板45を示し、(b)は前方傾斜位置βの球誘導補助板45を示す縦断側面図である。 第一実施例の変形例に係る可変入賞装置36aを示し、(a)は球誘導補助板71が起立位置αにある場合を示し、(b)は球誘導補助板71が前方傾斜位置βにある場合を示す斜視図である。 第二実施例に係る構成であって、球誘導補助板76が取り付けられた可変入賞装置36の外観斜視図である。 第二実施例に係る構成であって、垂下位置γにある球誘導補助板76を示す概念図である。 第二実施例に係る球誘導補助板76の回動態様を示す説明図である。 第二実施例に係る構成であって、(a)は球誘導補助板76が垂下位置γにある場合を示し、(b)は球誘導補助板76が前方傾斜位置βにある場合を示す斜視図である。 第二実施例に係る構成であって、(a)は垂下位置γの球誘導補助板76を示し、(b)は前方傾斜位置βの球誘導補助板76を示す概念図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
5 本体枠
6 前枠扉(透明板保持扉)
8 遊技盤
9 遊技釘
21 透明板
37 大入賞口
38 開閉扉
44 球誘導面
45,71,76 球誘導補助板
47,77,84 球誘導補助面
50 回動規制突片(係合部)
51 回動規制欠部
61 取付板
65 軸受部材
66a 第一回動規制縁
79 遊技釘用切欠部
82a ストッパ
85 上端面(傾斜面)
86 後端部
D 拡大球受け面
α 起立位置
β 前方傾斜位置
γ 垂下位置

Claims (6)

  1. 本体枠に開閉可能に枢設された透明板保持扉に保持され、該透明板保持扉の遮閉状態で定常位置となる透明板と、
    前記定常位置の透明板から所定の離間距離だけ後方へ離れた位置に配置されてなる遊技盤と、
    該遊技盤面上に配置される大入賞口と、
    前記遊技盤に固設された取付板に軸支され、後方へ回動して起立状態となると前記大入賞口を遮閉して該大入賞口への遊技球通過を不能とすると共に、前方へ回動して前方傾斜状態となると前記大入賞口を開放し、かつ当該前方傾斜状態で上方に向く面を球誘導面として前記遊技盤面上を流下する遊技球を受け止めて、前記大入賞口内へ誘導する開閉扉と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    前記開閉扉の隣接位置に、表面に球誘導補助面が形成された球誘導補助板が、前後方向に回動可能に軸支され、
    前記球誘導補助板は、後方へ回動して前記取付板に沿って起立してなる起立位置と、透明板保持扉が開放された状態にあって、前方へ回動して前方傾斜し、少なくとも当該球誘導補助面の前端部が前記透明板の定常位置よりも前方へ位置してなる前方傾斜位置とに位置変換可能であると共に、
    前方傾斜位置にある前記球誘導補助板の前記球誘導補助面と、前方傾斜状態の前記開閉扉の前記球誘導面とが連続して前記球誘導補助面と前記球誘導面とからなる拡大球受け面が構成され、該拡大球受け面に載置された遊技球が当該拡大球受け面を転動して前記大入賞口内へ誘導されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記球誘導補助板は、前記開閉扉と係合する係合部を備え、
    前記開閉扉は、前記起立位置から前記前方傾斜位置へ位置変換される前記球誘導補助板と一体的に前方へ回動するものであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記球誘導補助板には、一側が開放された遊技釘用切欠部が形成され、
    前記球誘導補助板が起立位置にあると、前記遊技盤に植設された遊技釘が遊技釘用切欠部に挿通されると共に、前記球誘導補助板が起立位置から前方傾斜位置に位置変換されると、前記遊技釘が遊技釘用切欠部から抜脱するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 本体枠に開閉可能に枢設された透明板保持扉に保持され、該透明板保持扉の遮閉状態で定常位置となる透明板と、
    前記定常位置の透明板から所定の離間距離だけ後方へ離れた位置に配置されてなる遊技盤と、
    該遊技盤面上に配置される大入賞口と、
    前記遊技盤に固設された取付板に軸支され、後方へ回動して起立状態となると前記大入賞口を遮閉して該大入賞口への遊技球通過を不能とすると共に、前方へ回動して前方傾斜状態となると前記大入賞口を開放し、かつ当該前方傾斜状態で上方に向く面を球誘導面として前記遊技盤面上を流下する遊技球を受け止めて、前記大入賞口内へ誘導する開閉扉と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    前記大入賞口の前方に配置され、かつ前記取付板に配設された軸受部材に枢支される回動軸を中心に前後方向へ回動可能な、表面に球誘導補助面が形成されてなる球誘導補助板を備えると共に、
    前記球誘導補助板は、
    前記回動軸に垂下され、かつ起立状態の開閉扉との間に少なくとも遊技球が通過可能な間隙が形成されてなる垂下位置と、
    前記透明板保持扉が開放状態にあって、前記回動軸を中心に回動し、少なくとも当該球誘導補助面の前端部が前記透明板の定常位置よりも前方へ位置し、かつ当該球誘導補助板の後端部と前方傾斜状態の前記開閉扉の前端部とが係合して前記球誘導補助面と前記球誘導面とが連続し、前記球誘導補助面と前記球誘導面とからなる拡大球受け面が構成されて前記拡大球受け面に載置された遊技球が大入賞口内へ誘導されてなる前方傾斜位置とに位置変換されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 前記球誘導補助板を前記前方傾斜位置で固定する固定手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記球誘導補助板は、
    上端部分に前記大入賞口側へ向けて下方傾斜した傾斜面が形成され、前記透明板と前方傾斜状態の前記開閉扉との間隙に遊技球が挟まりこむことを防止するものであることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のパチンコ遊技機。
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