JP2007538012A - 純トリエチレンジアミン(teda)の溶液の製造方法 - Google Patents

純トリエチレンジアミン(teda)の溶液の製造方法 Download PDF

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Abstract

TEDAを蒸発させ、蒸気状TEDAを液状溶剤1中へ導入し(急冷)、かつ前記TEDAを得られた溶液から晶出させ、かつ分離する(固液分離)ことによって純トリエチレンジアミン(TEDA)の溶液を製造する方法であって、前記の得られた結晶質TEDAを溶剤2中に溶解させ、かつ生じた溶液にストリッピングガスを通す(ストリッピング)。

Description

本発明は、TEDAを蒸発させ、蒸気状TEDAを液状溶剤1中へ導入し(急冷;Quench)、かつ前記TEDAを得られた溶液から晶出させ、かつ分離する(固液分離)ことによる、純トリエチレンジアミン(=TEDA=DABCO(登録商標)=1,4−ジアザビシクロ−[2,2,2]−オクタン)の溶液の製造方法に関する。
TEDAは化学工業における重要な中間生成物及び最終生成物であって、これは主にそれ自体としてポリウレタン製造の際に触媒として使用される。
これらの及び他の使用分野のためには、できるだけ僅かな変色、例えばできるだけ小さなAPHA色数(DIN-ISO 6271)を有し、またこれらの性質をより長い(例えば6、12ヶ月又はより多くの月の)貯蔵時間に亘っても保持する、できるだけにおいのない純TEDA溶液が望ましい。
トリエチレンジアミン(TEDA)の製造のためには、主に出発物質及び利用される触媒の選択が相違する、多数の異なる合成が存在する。
ゼオライト触媒されたTEDA合成の場合に、主に、N−(2−アミノエチル)ピペラジン(Tosoh Corp.、特許(JP-B)第3 132 061号公報、特許(JP-B)第3 132 062号公報、特許(JP-B)第3 132 063号公報及び欧州特許出願公開(EP-A1)第1 192 993号明細書)、エチレンジアミン及び/又はピペラジン(Air Products、欧州特許出願公開(EP-A1)第842 936号明細書;BASF AG、欧州特許出願公開(EP-A1)第382 055号明細書、国際公開(WO)第01/02404号パンフレット、欧州特許出願公開(EP-A1)第1 215 211号明細書及び国際公開(WO)第03/004499号パンフレット)が出発物質として使用される。この操作法を用いて90%までのTEDA選択率が達成されることができる。
TEDA製造の公知方法は、TEDAに加えてなお水、副生物、例えばピペラジン及び高分子量ポリマー、並びに場合により反応の際に使用された溶剤を含有しうる粗製反応生成物の形成をまねく。TEDAはこれらの混合物から通常、不連続又は連続的な蒸留又は精留により分離され、かつたいてい引き続く工程において晶析又は再結晶により精製される。
TEDAは、その性質[吸湿性、温度感受性、沸点(常圧で174℃)及び融点(158〜160℃)がすぐ近くにある]に基づいて困難にかつ相応する技術的労力を伴ってのみ、色、色安定性(貯蔵時間に亘り、例えばAPHA色数として測定される、色数の望ましくない増大)、におい(例えば環状の飽和5員−N−複素環式化合物又は他の環状の飽和6員−N−複素環式化合物及び/又は芳香族5又は6員−N−複素環式化合物による望ましくないにおい)及び純度に関してTEDAの品質の劣悪化が生じることなく取り扱われることができる。相応することはTEDA溶液にも当てはまる。
2003年1月30日出願の先の独国特許出願10303696.2号(BASF AG)は、多価アルコール及び多価アルコールのエーテルの群からの溶剤を含有しているTEDA溶液の製造方法に関するものであって、a)前記溶剤中へのガス状TEDAの導入及びb)1つ又はそれ以上の適した吸着剤での前記溶液の処理を特徴とする。
欧州特許出願公開(EP-A1)第1 070 717号明細書(BASF AG)は、TEDAが蒸発され、かつ蒸気状TEDAが液状溶剤1中へ導入される(急冷)ことによる純TEDAの溶液の製造方法、並びに前記TEDAがこの溶液から晶出されることによる純TEDAの製造方法にも関する。
前記の結晶質TEDAは、固液分離において、負荷された溶剤1(母液)から分離され、例えば引き続いてTEDAのさらなる加工に適した第二溶剤(溶剤2)中に溶解される。
欧州特許出願公開(EP-A)第1 223 172号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第1 258 485号明細書及び国際公開(WO-A)第03/022851号パンフレット(全てBASF AG)は、TEDA溶液もしくは純TEDAを製造するための前記の急冷法の別の態様に関する。
これらの方法にとって不利であるのは、前記方法により得られた結晶質TEDAが依然として溶剤1及びその中に溶解された副成分で汚染されうることである。結晶質TEDAからの溶剤1のできるだけ完全な分離は、要求された仕様の遵守にとって是非とも必要である。
色、色安定性、におい及び純度に関して改善された品質を有する純TEDA溶液の改善され、効率的かつ経済的な製造方法を見つけ出すという課題が本発明の基礎となっていた。その場合にTEDAに関する収率も高められるべきであった。
本発明によれば、晶析からの溶剤1と、溶剤1中に溶解されている副生物並びに分解生成物とがTEDAの品質低下をまねくことがわかった。前記TEDAの品質低下は、溶剤1の大部分、ひいては望ましくない副成分も分離されることによって防止されることができる。
通常、依然として含まれる溶剤1は乾燥工程において(例えば乾燥器中で)TEDAから分離される。その場合にその著しい昇華傾向に基づいてかなりの生成物損失となる。使用される溶剤1に依存して、温度の増大及び乾燥ガス量の上昇と共にTEDA損失も増大する。溶剤1をほぼ完全に除去するために、乾燥段階において溶剤1に依存して高温に調節されなければならない。約80℃で、LT−(低温型)TEDAから、極めて著しいケーキング傾向のあるHT−(高温型)TEDAへの文献から公知の転移となるので、前記TEDAのさらなる加工は極めて難しくなる。
そのうえ、晶析の際にTEDA結晶中に閉じ込められた溶剤1、ひいてはまた閉じ込められた望ましくない副成分は、常用の乾燥法により除去されることができない。
それゆえ、TEDAを蒸発させ、蒸気状TEDAを液状溶剤1中へ導入し(急冷)、かつ前記TEDAを得られた溶液から晶出させ、かつ分離する(固液分離)ことによる純TEDAの溶液の製造方法が見出され、前記方法は、得られた結晶質TEDAを溶剤2中に溶解させ、かつ生じた溶液にストリッピングガスを通す(ストリッピング)ことにより特徴付けられる。
本発明による方法によれば、TEDA結晶の溶解により結晶中へ挿入された溶剤1も遊離され、かつ引き続いてガスを用いてTEDA溶液からストリッピングにより追い出されることができる。
固液分離後に、依然として含まれる溶剤1を有するTEDAは、混合装置(例えば撹拌容器)中でそれぞれ溶剤2と激しく接触され、かつ溶解される。
好ましくは、この場合に、TEDAの溶解の際の温度は100℃/100℃未満、好ましくは20〜60℃に調節される。この場合に絶対圧は好ましくは0.1〜5bar、特に0.5〜1.5barである。
溶剤2は好ましくは、アルコール、特にC2-13−アルコール、及び/又はアルキルエーテル、特にC2-17−アルキルエーテルである。
溶剤2は好ましくはC2-9−ジオール、C2-9−ジオール−モノ(C1-4−アルキル)エーテル、C2-9−ジオール−ジ(C1-4−アルキル)エーテル、C3-8−トリオール、C2-8−ジアルキルエーテル及び/又はC3-12−脂環式エーテル、特にC2-6−ジオール、C2-6−ジオール−モノ(C1-4−アルキル)エーテル、C2-6−ジオール−ジ(C1-4−アルキル)エーテル、C3-6−トリオール、C2-6−ジアルキルエーテル及び/又はC4-6−脂環式エーテルであり、ここでC1-4−アルキル=メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチルである。
極めて特に好ましい溶剤2は、ジプロピレングリコール(DPG)(例えば異性体混合物として)、モノエチレングリコール(MEG)、ジエチレングリコール(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)、トリプロピレングリコール(例えば異性体混合物として)、1,4−ブタンジオール(BDO)、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(ネオペンチルグリコール)、
ジプロピレングリコール−モノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−モノ−t−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−モノ−メチルエーテル、モノエチレングリコール−モノ−メチルエーテル、モノエチレングリコール−モノ−エチルエーテル、モノエチレングリコール−モノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−モノ−メチルエーテル、トリプロピレングリコール−モノ−メチルエーテル、
モノエチレングリコール−ジメチルエーテル、モノエチレングリコール−ジエチルエーテル、ジエチレングリコール−ジメチルエーテル、ジエチレングリコール−ジエチルエーテル、トリプロピレングリコール−ジメチルエーテル、
グリセリン、1,3,5−ペンタントリオール、1,1,1−トリメチロールプロパン(TMP、1,1,1−トリス−(ヒドロキシメチル)−プロパン)、
ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサンである。
溶解過程中又は溶解過程後に、晶析に由来する溶剤1は、溶解の際に使用されるのと同じ装置又は他の適している装置(例えば:撹拌容器又は塔)中でガスを用いて、生じた溶液からストリッピングにより追い出される。その際に物質交換が行われる。溶剤1は、好ましくはストリッピングガスを用いて追い出される。
意外なことに、TEDAの品質低下の原因となる副生物及び分解生成物が同様に好ましくは前記ガスを用いてストリッピングにより追い出されることが見出された。
ストリッピング過程が行われた後に、前記TEDA溶液はさらなる使用のために、例えば市販品として、詰め替えられることができる。
好ましくは、例えばジプロピレングリコール中の、例えば33質量%濃度の、本発明により得られるTEDA溶液の色数は、50未満のAPHA、特に30未満のAPHAである(DIN-ISO 6271)。その場合に、そのような溶液は好ましくは0.35質量%未満の含水量及び99.90質量%を上回り、特に99.95質量%を上回るTEDA純度(溶剤なしで計算)を有する。
本発明により得られるTEDA溶液は、副成分、特に環状の飽和5員−N−複素環式化合物又はその他の環状の飽和6員−N−複素環式化合物及び/又は芳香族5又は6員−N−複素環式化合物に起因するにおいを有しない。
本発明により得られるTEDA溶液は好ましくは50質量ppm未満、特に20質量ppm未満の溶剤1含量(TEDAに対して)を有する。
溶剤1に加えて晶析段階からの依然としてTEDAを含有する、ストリッピングの際に生じるストリッピングガスは、たいてい吸収(例えば水での)として構成された別の分離工程において、TEDAと溶剤1が負荷されたガスとへ分離されることができる。
こうして回収されたTEDAは再び前記プロセス中へ返送されることができる。
ストリッピングガスを用いての、晶析に由来する溶剤1の本発明による分離は、当業者によく知られた方法及び条件に従い行われることができる。
ストリッピング用の装置タイプは、有利さの見地に従い選択される。内部構造物を有するか又は有しない、容器、撹拌容器又は塔が好ましくは使用される。TEDA溶液は連続的に又は不連続に装入されることができる。ストリッピングガスを用いるTEDA溶液の通気(ストリッピング)は、溶剤2中のTEDAの溶解過程の間に又は前記溶解過程後に行われることができる。
ガス導入は、好ましくは前記容器の底部に存在するリングノズルを経て好ましくは行われる。
そのようなリングノズルは、例えばZ. Gao他, Chemical Engineering Research and Design: 4th International Symposium on Mixing in Industrial Processes (ISMIP-4), 2001年5月14-16日, トゥールーズ, 仏国/Joel Bertrand, 編 (2001) 79(A8), 973-978, 及びZ.D. Chen他, Chem. Eng. Res. Des. (1999) 77(A2), 104-109, 及びW.-M. Lu他, Chem. Eng. J. (ローザンヌ) (1986) 33(2), 57-62から、当業者に公知である。
好ましくは、ガス速度は0.1〜5cm/s、特に0.2〜1cm/s(自由容器断面積に対して)の範囲内に調節される。
使用されるストリッピングガスの量に関して、ストリッピング開始時のストリッピングガスの量の応じて、約0.1〜40質量%、好ましくは1〜10質量%の晶析に由来する溶剤1の濃度を有する排ガスが得られるようにして好ましくは行われる。
ストリッピングガスとして、特に希ガス(ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノン)、希ガス含有ガス、窒素、窒素含有ガス、特にN2の主要割合を有する窒素含有ガス、例えば空気が適している。
窒素、特に99体積%を上回り、極めて特に99.9体積%を上回る純度のN2が極めて特に好ましい。
ストリッピングは好ましくは0.1〜5時間、特に1〜3時間の期間に亘り行われる。
ストリッピング後に生じるTEDA溶液は、本発明による方法において、晶析に由来する溶剤1を1質量%未満、好ましくは0.1質量%未満、極めて特に0.01質量%未満含有する。
好ましくはストリッピングの際の温度は、100℃/100℃未満、特に20〜70℃、特に好ましくは40〜60℃に調節される。
この場合に絶対圧は好ましくは0.1〜5bar、特に0.5〜1.5barである。
本発明による方法により、晶析由来の含まれる溶剤1の除去の結果、及び吸収段階におけるTEDAの回収により、TEDA損失が減少され、かつ前記課題に応じて改善された収率及び純度を有する純TEDAが得られる。
本発明による方法において使用され、かつ蒸発すべきTEDAは、公知方法に従い、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン(EDA)、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ピペラジン、N−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン、N−(2−アミノエチル)−ピペラジン、N,N′−ビス(2−アミノエチル)−ピペラジン、モルホリン又はこれらの混合物を、触媒[例えば金属ピロリン酸塩、金属リン酸塩(例えばアルカリ土類金属一水素リン酸塩)、ゼオライト、リン酸ジルコニウム類、Al23、SiO2、リン含有のTiO2又はZrO2]上で高められた温度(好ましくは250〜450℃)での反応によって得られることができる。通常、この場合に絶対圧は0.1〜50bar、特に0.1〜5barである。場合により、前記反応は、不活性極性非プロトン性溶剤(例えばN−アルキルピロリドン(例えばN−メチルピロリドン)、ジオキサン、THF、ジアルキルホルムアミド(例えばジメチルホルムアミド)、ジアルキルアセトアミド(例えばジメチルアセトアミド))及び不活性キャリヤーガス(例えばN2又はAr)の存在で実施されることができる。
そのような方法は、例えば冒頭に引用された刊行物に加えて、DT-A-24 42 929、米国特許(US-A)第3,297,701号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第36 34 258号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第1 745 627号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第37 18 395号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第111 928号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第842 935号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第831 096号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第952 152号明細書及び米国特許(US-A)第5,741,906号明細書に記載されている。
好ましくは、蒸発すべきTEDAは連続的に、国際公開(WO-A)第01/02404号パンフレットによれば、EDAからゼオライト触媒の使用下に310〜370℃の範囲内の反応温度で製造され、その場合に出発物質流はEDAを5〜80質量%、特に20〜70質量%、極めて特に35〜60質量%含有し、2〜60質量%、特に10〜60質量%の含水量を有し、かつゼオライトはペンタシル型であり、100〜700:1のSi:Al原子比を有し、かつ少なくとも部分的にH+型及び/又はNH4 +型で存在する。極めて特に好ましくは出発物質流は付加的にPIPを1〜50質量%、特に10〜30質量%含有する。
好ましくは、本発明による方法においてTEDAは、溶剤又は希釈剤を含有している混合物から蒸発され、かつ蒸気状TEDAは液状溶剤1中へ導入され、その際に前記溶剤又は希釈剤は常圧(=1.01325bar)で175〜250℃の範囲内の沸点を有する。
溶剤の存在でTEDAが蒸発される際のその溶剤及び蒸気状TEDAが導入される溶剤は、同じ溶剤又はまた異なる溶剤であってもよい。
液状溶剤中への蒸気状TEDAの導入(TEDA急冷)により、TEDAの品質低下をまねく望ましくない副生物及び分解生成物の形成は低下される。
蒸発装置、例えば精留装置又は蒸留装置の出口でのTEDAの液体状態は回避され、蒸留の際に留出物の通常の液化は行われない。蒸気状TEDAはその代わりに直接的に液状溶剤中へ導入される。
TEDAが蒸発される混合物が含有する溶剤又は希釈剤は好ましくは常圧で175〜250℃の範囲内、特に180〜230℃の範囲内、殊に190〜210℃の範囲内の沸点を有する。
TEDAが蒸発される混合物が含有する溶剤又は希釈剤として、特に、不活性な
極性非プロトン性溶剤[例えばアルキル−2−ピロリドン(例えばN−メチル−2−ピロリドン(NMP)、1−エチル−2−ピロリドン(NEP)、1,5−ジメチル−2−ピロリドン、1−イソプロピル−2−ピロリドン)、エーテル(例えばジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル)、ケトン(例えばアセトフェノン、プロピオフェノン)、ラクトン(例えばγ−ブチロラクトン)、スルホキシド(例えばジメチルスルホキシド)、カルボン酸エステル(例えばフマル酸ジメチルエステル)、ニトリル(例えばベンゾニトリル)及び尿素類(例えば1,3−ジメチル−イミダゾリジン−2−オン(DMEU)、テトラメチル尿素)]、
環式又は非環式の炭化水素、特に環式又は非環式の飽和炭化水素(例えばウンデカン、ドデカン、シス−デカリン、トランス−デカリン)、
塩素化脂肪族炭化水素(例えば1−クロロオクタン、1,1−ジクロロオクタン)、
芳香族炭化水素、ニトロ芳香族化合物及びフェノール(例えばナフタレン、n−ブチルベンゼン、フェノール、クレゾール、ニトロベンゼン、ニトロフェノール)、
塩素化芳香族炭化水素(例えば1,2−ジクロロベンゼン、塩化ベンジル、1,2,3,4−テトラメチルベンゼン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼン)、
アルコール(例えばベンジルアルコール、2−エチルヘキサノール、1−オクタノール、イソデカノール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール)、
第一級、第二級及び第三級のアミン(例えばトリ−n−ブチルアミン、ベンジルアミン、アニリン、N−エチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン)、
N−アルキルアミド(例えばN−メチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド)
及びそれらの混合物が適している。
0.1〜0.6、特に0.2〜0.5、殊に0.3〜0.45のEN T値を有する極性非プロトン性の溶剤又は希釈剤が特に好ましい。
(EN T値の定義については、Ch. Reichardt, Solvents and solvent effects in organic chemistry, 第2版, VCH 1988を参照)。
ここでは極めて特に好ましい溶剤はNMP及びモノエチレングリコールである。
TEDAが蒸発される混合物が含有する溶剤又は希釈剤は、好ましくはTEDAの合成後に粗TEDA又はなお汚染されたTEDAに添加される。TEDA蒸留の塔の底部への溶剤の添加が有利である。
溶剤又は希釈剤は、単流操作で、又は高沸成分の分離後に循環溶液として、使用されることができる。
溶剤又は希釈剤の種類に応じて、約1〜90質量%、好ましくは40〜70質量%のTEDA含量を有する溶液又は混合物が得られるように好ましくは行われる。
場合により溶剤又は希釈剤を含有している混合物からの、TEDAの蒸発は、当業者によく知られた方法及び条件に従い、例えば粗TEDAからの単純蒸発(底部蒸発)によるか又は好ましくは蒸留装置又は精留装置中で、行われることができ、その場合にTEDA又はTEDAを含有している混合物(粗TEDA)は、場合により溶剤又は希釈剤と共に、装入される。
好ましくは、蒸気状TEDAは蒸留塔の頂部で又は側部取出し中に得られる。蒸気状TEDAは好ましくは90質量%を上回り、特に95質量%を上回り、殊に97質量%を上回る純度を有する。
有利には、TEDAの蒸留による後処理の際に、塔及び/又は蒸発器の構造上の措置(例えば:底部空間の最小化)により及び/又は熱的におだやかな蒸気導入法(例えば:流下薄膜型蒸発缶、薄膜型蒸発缶)の使用により、滞留時間及びそれにより熱負荷は僅かに保持される。
好ましくは、TEDAと、TEDAが蒸発される溶剤又は希釈剤とを含有している混合物(例えば相応するTEDA蒸留塔の底部)の温度は、使用すべき溶剤又は希釈剤、混合物のTEDA含量及び/又は圧力の選択により、≦230℃、好ましくは190〜210℃に調節される。この場合に絶対圧は好ましくは0.1〜5bar、特に0.5〜1.5barである。
蒸気状TEDAの発生とTEDAの急冷との間の時間間隔は有利には≦10秒である。
TEDA急冷用の溶剤1として、特に環式又は非環式の(=脂肪族の)炭化水素(特に分枝鎖状又は非分枝鎖状のアルカン又はアルカン混合物)、例えばn−ペンタン、イソペンタン、シクロペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、石油エーテル(PE)(例えばPE 30/60、35/60、40/60)、
塩素化脂肪族炭化水素(特に塩素化アルカン、例えばジクロロメタン、トリクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン)、
芳香族炭化水素(例えばベンゼン、トルエン、キシレン類)、塩素化芳香族炭化水素(例えばクロロベンゼン)、
アルコール、特にC1-4−アルコール(例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール)、
ケトン、特にC3-6−ケトン(特に脂肪族ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン)、
脂肪族カルボン酸エステル(例えば酢酸メチルエステル、酢酸エチルエステル)、
脂肪族ニトリル(例えばアセトニトリル、プロピオニトリル)、
エーテル(例えばジオキサン、THF、ジエチルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル)
及びそれらの混合物が適している。
TEDA急冷用の溶剤1として、好ましくは脂肪族炭化水素、特に炭素原子5〜8個を有する飽和脂肪族炭化水素(例えばn−ペンタン、イソペンタン、シクロペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン又はそれらの混合物、例えば石油エーテル)、エタノール、トルエン及び/又はアセトンが使用される。
得られるTEDA溶液からの純TEDAの晶析は、当業者に公知の方法に従い行われることができる。次の多段階の、又は好ましくは一段階の、晶析により得られるTEDA結晶は、高純度(好ましくは少なくとも99.5質量%、特に少なくとも99.9質量%の純度)であり、かつ例えばジプロピレングリコール中の、33質量%濃度の溶液の色数は、好ましくは50未満、特に30未満のAPHA(DIN-ISO 6271)である。
液状溶剤中への蒸気状TEDAの導入は、急冷装置中で、例えば好ましくは流下薄膜型凝縮器(薄膜型凝縮器、トリクルフィルム凝縮器又は下降流凝縮器)中で又はノズル装置中で行われる。その場合に、蒸気状TEDAは液状溶剤と並流又は向流で導かれることができる。急冷装置中への上からの蒸気状TEDAの導入が有利である。さらに、急冷装置の内壁の完全な湿潤を達成するために、流下薄膜型凝縮器の頂部での液状溶剤の接線供給又は1つ又はそれ以上のノズルを経ての液状溶剤の供給が有利である。
TEDA急冷用の溶剤は、単流操作で又は循環溶液として使用されることができる。
TEDA急冷において使用される溶剤1の量に関して、溶剤の種類に応じて、約1〜50質量%、好ましくは20〜40質量%のTEDA含量を有する溶液が得られるように好ましくは行われる。
好ましくは、TEDA急冷における温度は、使用される溶剤及び/又は急冷装置の温度調節により20〜100℃、好ましくは30〜60℃に調節される。
TEDA急冷における絶対圧は好ましくは0.5〜1.5barである。
蒸気状TEDAの熱供給の結果としてのTEDA急冷において使用される溶剤の部分蒸発により、急冷装置中のガス室は溶剤蒸気で飽和されている。それにより、蒸気状TEDAのデサブリメーション(Desublimation)及びそれにより引き起こされる装置中及び/又は排出管路中での固体析出による閉塞問題は明らかに減少されるか又は完全に防止される。
好ましい一実施態様によれば、本発明による方法は次のように実施される:
例えば、連続法における反応排出物として、気相反応器中での320〜420℃及び0.5〜1.5bar(絶対)で溶剤(例えば水)、キャリヤーガス(例えばN2又はAr)及びゼオライト触媒の存在でのエチレンジアミン及びピペラジンの反応により得られた(例えば国際公開(WO-A)第01/02404号パンフレットによる)、TEDAを含有している混合物は、例えば約15の理論段を有する蒸留塔を備えた蒸留装置中へ通される。ここでは、低沸成分(例えばアンモニア、エチルアミン、水)は95〜120℃の頂部温度及び好ましくは500mbar〜1.5barの絶対圧で頂部を経て分離される。缶出液は、例えば約30の理論段を有する別の蒸留塔へポンプ輸送される。140〜160℃の頂部温度及び好ましくは500mbar〜1.5barの絶対圧で、この塔中でピペラジンは頂部を経て分離され、かつ場合により再び合成反応器に返送される。
TEDA及び高沸成分を含有している缶出液は、例えば約25の理論段を有する別の蒸留塔中へポンプ輸送される。好ましくは500mbar〜1.5barの絶対圧で、この塔中で高沸成分は底部を経て排出される。塔の頂部で、95質量%を上回り、特に97質量%を上回る純度を有するTEDAは、部分凝縮器を経て蒸気状で取り出され、かつ流下薄膜型凝縮器中で溶剤1(例えばペンタン、シクロヘキサン)中で、好ましくは30〜100℃、特に30〜60℃の温度で、直接的に急激に冷却され、かつ同時に溶解される(TEDA急冷)。
TEDA急冷後に、TEDAは溶液から晶析段階において、好ましくは10〜100℃、特に20〜40℃の温度で、及び好ましくは0.1〜5bar、特に0.5〜1.5barの圧力での溶剤の蒸発によるか、又は好ましくは−10〜40℃、特に0〜10℃の温度での冷却により、晶出される。
晶出装置から除去された懸濁液は固液分離において、例えば遠心機中で、TEDAと母液とへ分離される。有用生成物の残留物を依然として含有する母液は、目下、抽出段階(例えば抽出塔)中で好ましくは10〜100℃、特に20〜40℃の温度で、及び好ましくは0.1〜5bar、特に0.5〜1.5barの絶対圧で、抽剤(例えば水)と激しく接触される。
TEDAの主要割合と、TEDAの品質低下をまねく望ましくない副生物及び分解生成物とを含有する、物質交換及び相分離後に抽出段階から出てくるエキストラクト相は、反応器に又は蒸留へ返送される。わずかにのみTEDAの痕跡を含有するラフィネート相は、TEDA急冷へ返送される。
晶析の際に使用された溶剤1(例えばペンタン、シクロヘキサン)の残留物並びにTEDAの品質低下の原因となる副生物及び分解生成物を依然として含有する、固液分離から得られたTEDAは混合装置(例えば撹拌容器)中で、溶剤2(例えばジプロピレングリコール、モノエチレングリコール又は1,4−ブタンジオール)中に溶解される。好ましくは、TEDAの溶解の際の温度は100℃/100℃未満、特に20〜60℃に調節される。この場合に絶対圧は好ましくは0.1〜5bar、特に0.5〜1.5barである。
ストリッピングガスを用いる溶剤1の分離のためには、好ましくは10〜100℃、特に20〜70℃、殊に40〜60℃の範囲内の温度で、及び好ましくは0.1〜5bar、特に0.5〜1.5barの絶対圧で、ガス(例えば窒素)と激しく接触される(ストリッピング)。その際に溶剤1並びに望ましくない副成分は好ましくはストリッピングガスにより吸収され、かつTEDA溶液から分離される。
実施例
例1(比較例):
約2000質量ppmのペンタン含量(溶剤1)を有し、固液分離から得られるTEDAを、ロータリーエバポレーター(Rotavapor)中で45℃/1bar絶対で約2時間乾燥させた。その場合にペンタン含量は約400質量ppmに減少されることができるに過ぎなかった。TEDA損失はその場合に約10質量%であった。乾燥時間の延長及び/又は温度の増大は、ペンタン含量の顕著な減少をもたらさなかったが、しかし明らかにより高いTEDA損失をまねいた。
例2(本発明による):
試験の実施を、例1に記載されたように行ったが、しかしながら固液分離後に、得られたTEDAを、撹拌容器中でジプロピレングリコール(=溶剤2)中に50℃で溶解させ、引き続いて窒素(700l/h)で50℃でストリッピングした。ガス導入を、容器の底部でリングノズルを経て0.6cm/sのガス速度(自由容器断面積に対して)で行った。2時間のストリッピング期間後に、ペンタン含量(=溶剤1)は10質量ppm未満であった(TEDAに対して)。TEDA損失は<1質量%であった。

Claims (25)

  1. TEDAを蒸発させ、蒸気状TEDAを液状溶剤1中へ導入し(急冷)、かつ前記TEDAを得られた溶液から晶出させ、かつ分離する(固液分離)ことによって純トリエチレンジアミン(TEDA)の溶液を製造する方法において、
    前記の得られた結晶質TEDAを溶剤2中に溶解させ、かつ生じた溶液にストリッピングガスを通す(ストリッピング)ことを特徴とする、純トリエチレンジアミン(TEDA)の溶液の製造方法。
  2. ストリッピングガスが窒素、希ガス、窒素含有ガス又は希ガス含有ガスである、請求項1記載の方法。
  3. 溶剤2がアルコール及び/又はアルキルエーテルである、請求項1又は2記載の方法。
  4. 溶剤2がC2-9−ジオール、C2-9−ジオール−モノ(C1-4−アルキル)エーテル、C2-9−ジオール−ジ(C1-4−アルキル)エーテル、C3-8−トリオール、C2-8−ジアルキルエーテル及び/又はC3-12−脂環式エーテルである、請求項1又は2記載の方法。
  5. 溶剤2がジプロピレングリコール、モノエチレングリコール及び/又は1,4−ブタンジオールである、請求項1又は2記載の方法。
  6. ストリッピングを20〜100℃の範囲内の温度で行う、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. ストリッピングを40〜60℃の範囲内の温度で行う、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  8. ストリッピングを0.1〜5barの範囲内の絶対圧で行う、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. ストリッピングガスの導入をリングノズルを経て行う、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. ストリッピングガス速度が0.1〜5cm/s(自由容器断面積に対して)である、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. ストリッピングの際に生じる排ガスが、溶剤1に関して0.1〜40質量%の範囲内の濃度を有する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. ストリッピングの際に生じた排ガス中に含まれるTEDAを吸収により回収する、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. ストリッピング後に生じるTEDA溶液が1質量%未満の溶剤1含量を有する、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. ストリッピング後に生じるTEDA溶液が0.1質量%未満の溶剤1含量を有する、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  15. 蒸気状TEDAが蒸留塔の頂部で又は側部取出し中で得られる、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. TEDAを溶剤又は希釈剤を含有している混合物から蒸発させ、その際に前記溶剤又は希釈剤は常圧で175〜250℃の範囲内の沸点を有する、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 液状溶剤1が、環式又は非環式の炭化水素、塩素化脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、アルコール、ケトン、脂肪族カルボン酸エステル、脂肪族ニトリル及びエーテルの群から選択される、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 液状溶剤1(急冷溶剤)としてn−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、エタノール、アセトン、トルエン又はこれらの混合物を使用する、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  19. 液状溶剤1中への導入(急冷)のための蒸気状TEDAが、95質量%を上回る純度を有する、請求項1から18までのいずれか1項記載の方法。
  20. 蒸発すべきTEDAが、触媒上で高められた温度でのモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ピペラジン、N−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン、N−(2−アミノエチル)−ピペラジン、N,N′−ビス(2−アミノエチル)−ピペラジン、モルホリン又はこれらの混合物の反応により得られたものである、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 触媒が金属リン酸塩又はゼオライトであった、請求項20記載の方法。
  22. 反応を250〜450℃の範囲内の温度で気相中で実施したものである、請求項20又は21記載の方法。
  23. 蒸発すべきTEDAを連続的に、国際公開(WO-A)第01/02404号パンフレットに従い、EDAからゼオライト触媒の使用下に310〜370℃の範囲内の反応温度で得て、その場合に出発物質流が、EDA 20〜70質量%を含有し、10〜60質量%の含水量を有し、かつゼオライトがペンタシル型であり、100〜700:1のSi:Al原子比を有し、かつ少なくとも部分的にH+及び/又はNH4 +型で存在する、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
  24. 99.90質量%を上回るTEDA純度(溶剤なしで計算)を有するTEDAの溶液を製造する、請求項1から23までのいずれか1項記載の方法。
  25. 50質量ppm未満(TEDAに対して)の溶剤1含量を有するTEDAの溶液を製造する、請求項1から24までのいずれか1項記載の方法。
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