JP2007533956A - テストヘッド位置決めシステム - Google Patents

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Abstract

負荷を支持する第1支持構造体(60)と負荷を支持する第2支持構造体(4)とを備える、負荷を取り扱い操作する装置(1)であり、この装置は、また、第1支持構造体(60)と第2支持構造体(4)との間に結合されたカップリング(3)を有し、カップリング(30)は、負荷の重心が回転軸から離れて位置する回転軸の軸周りのコンプライアント動作範囲を負荷に対して与えるコンプライアント機構(340a)を有しており、この回転軸は非垂直の軸である。

Description

本発明は、負荷(ロード:load)を位置決めし取り扱い操作するシステムに関し、特に、テストヘッド(test head)を位置決めし取り扱い操作するシステムに関するものである。
テストヘッドは、集積回路のテストでよく利用されている。集積回路をテストするようテストヘッドを使用するために、テストヘッドは、プローバ(prober)又は装置ハンドラ(handler)など、1台の周辺機器(以下、「周辺機器」)に典型的には「ドッキング」されている。テストヘッドマニピュレータは、典型的にはドッキング操作中にテストヘッドを位置決めし取り扱い操作するのに使用される。
テストヘッドの周辺機器へのドッキングに際しては、テストヘッドが多くの方向に可動である(すなわち、テストヘッドが多くの自由度を有している)ことが望ましい。さらに、また、テストヘッドを、様々な自由度について従順に可動(すなわち、テストヘッドが、実質的に無重量であり、或いは、それぞれの自由度に対して外部的に加えられた比較的小さな力で動かされてもよい)にすることが望ましい。
テストヘッドが空間を通って動かされるにつれ、マニピュレータに対する、その変位および角度方向の双方が変化する。本発明の説明の目的のために、テストヘッドに取り付けられた1つの座標系と、マニピュレータに取り付けられた1つの座標系との2つの直交座標系を規定することが便利である。
図1は、互いに直交する座標軸I102、J104、K106が付け加えられたテストヘッド150を示している。したがって、この座標軸の組(セット:set)は、空間を通ってテストヘッドと共に移動する。テストサイト160は、テストヘッド150の表面に位置し、試験中に装置に接触して配置される電流接点(「ダット(dut)」)を有している。J軸104は、テストサイトの表面に対して直交し、テストサイト表面から正の方向に離間する方向を指向するものとして示されている。I102の周りの回転は、一般に、「ピッチ」、「タンブル」、または「ノッド」と呼ばれている。K106の周りの回転は、一般に「ロール」と呼ばれている。J104の周りの回転は、産業分野においては一般に「シータ」と呼ばれている。簡潔に述べると、テストヘッドがドッキングされると、周囲のテストサイト160は、周辺機器の対応するサイトに好適に配列される。一般に、周辺機器から僅かに離れたテストヘッドでは、テストヘッド150は、まず、I、K変位、ピッチ及びロール回転(平面性を確立する)、およびシータ回転を含む5つの自由度において配列される。その後、テストヘッド150は、それがドッキングされる際に、テスト接点が適切に係合するまで、J方向に操作される。テストヘッド150が最終的なドッキング位置へ操作される際に、正確な最終的配列を達成するために、正確な整列機能が設けられることがよくある。したがって、一般に、ドッキングのためにテストヘッドが6自由度で同時に操作され得るのが望ましい。
図2は、マニピュレータ(manipulator)の動作の説明に有用なもので、1組の互いに直交する座標軸200を示している。この座標軸の組は、マニピュレータに対して固定され、それにより、空間に固定されているものである。X軸202は、直線的な左右方向を示している。同様に、Y軸204は、テストヘッドがそれに沿って好適に動くことができる直線的な上下方向つまり鉛直方向を示し、Z軸206は、テストヘッドがそれに沿って好適に動くことができる直線的な内外方向を示している。これらの3つの軸の周りの回転は、この出願の目的のため、それぞれ「U」、「V」、「W」として参照されている。
テストヘッドが(テストヘッドマニピュレータと関連して)ずっと移動可能、かつ、X軸202、Y軸204、Z軸206のそれぞれの周りに回転可能であれば、マニピュレータは少なくとも6自由度を提供すると言われている。テストヘッドが、その軸I102、J104、K106に対して、直線方向と回転方向との双方へ従順に移動可能であれば、テストヘッドは6自由度でもって従順(コンプライアント:compliant)であると言われる。
通常、テストヘッドは非常に高価であるので、多くの場合、同じテストヘッドを様々な異なる周辺機器へドッキングして使用するのが望ましい。例えば、同じテストヘッドを、装置ハンドラ(例えば、テストヘッドは、装置ハンドラの下方から装置ハンドラへドッキングできる)及びプローバ(例えば、テストヘッドは、プローバの上方からプローバへドッキングできる)に対して水平面(すなわち、J104に垂直)内でドッキングして使用されてもよい。様々な異なるタイプの周辺機器にドッキングするよう、テストヘッドマニピュレータは、長い垂直ストローク(例えば、長い垂直動作範囲)を有していることが望ましい。しかしながら、このことは、テストヘッド及び連繋するマニピュレータについてのサイズ規制のために、常に実用的であるというわけではない。さらに、ある種のテストヘッド取り扱い操作システムは、テストヘッドを垂直方向に位置決めし、かつ取り扱い操作するために、空気圧シリンダを利用している。こうした設計では、テストヘッドマニピュレータによりもたらされる垂直ストロークは、空気圧シリンダ構成のストロークにより制限される。より大きなテストヘッドについては、空気圧シリンダ構成のストロークは、テストヘッドを異なるタイプの周辺機器にドッキングさせるのに適切な垂直動作範囲を提供するには不十分なことがある。
他の例では、テストサイト160が鉛直面に存在する周辺機器とドッキングすることが必要であるかも知れない。こうした場合、テストヘッド150は、J104軸が水平面内に存在するよう、水平面から90度ロール回転されなければならない。その後、シータ回転が鉛直面に起こる。固定されたマニピュレータ座標軸200に対して、こうした鉛直面のドッキングのためには、XY平面かYZ平面のいずれかが必要であるのが普通である。また、他の垂直面および任意に傾斜した平面も、もちろん可能である。
テストヘッドを異なるタイプの周辺機器にドッキングしようとする際に起こる他の問題は、テストヘッドの操作中に自由度が失われるかも知れないことであろう。例えば、テストヘッドが、そのJ104軸がマニピュレータのX軸に平行である位置(すなわち、YZ平面でドッキングする際)にある構成においては、従順なシータ自由度が失われるかも知れない。
こうした自由度が損なわれることを解消する従来の試みは、マニピュレータシステムをますます複雑で高価なものにすることになる。例えば、ホルト(Holt)氏は特許文献1で、またスロカム(Slocum)氏は特許文献2で、前述の状況を回避する装置を示している。
米国特許第5,450,766号明細書 米国特許第5,931,048号明細書
上述のように、テストヘッドのドッキングのためのシステムでは、時として、テストヘッドの6つの自由度の各々での従順な動作(コンプライアントモーション:compliant motion)を提供することが望ましいことになる。このことは、ドッキング中に、オペレータが、テストヘッドを、各方向へ手動で比較的小さな力により動かすことができるよう、テストヘッドマニピュレータは、6つの自由度それぞれで実質的に無重量の状態でテストヘッドをバランスさせるのが望ましいことを意味する。しかしながら、テストヘッドがより大きくより重くなるに連れて、(従順な状態であっても)ある方向へテストヘッドを手動で取り扱い操作するのに要する物理的な力を加えることは、或るオペレータにとっては、不可能とは言えずとも困難であるかも知れない。
このように、上に列挙された欠点を処理する、テストヘッドの位置決め及び取り扱い操作システムを提供することが望ましいであろう。
本発明の例示的な実施態様では、負荷(ロード)を取り扱い操作する装置が提供されている。この装置は、負荷を支持する第1支持構造体と負荷を支持する第2支持構造体とを有している。この装置は、また、第1支持構造体と第2支持構造体との間に結合されたカップリングを有している。このカップリングは、負荷の重心が当該回転軸から離れて位置する回転軸の周りのコンプライアント動作範囲を前記負荷に対して提供する、コンプライアント機構を有している。前記回転軸は非垂直の軸である。
本発明の他の例示的な実施態様によれば、負荷を取り扱い操作する方法が提供されている。この方法は、負荷を支持する第1支持構造体を提供することを含んでいる。また、この方法は、負荷の重心が当該回転軸から離れて配置されるように、回転軸の周りで負荷を支持する第2支持構造体へ、前記第1支持構造体を回転する形で結合することを含んでおり、この回転軸は非垂直の軸である。また、この方法は、回転軸の周りの負荷へ、コンプライアント動作範囲を提供することを含んでいる。また、この方法は、コンプライアント動作範囲を用いて、回転軸の周りに負荷を取り扱い操作することを含んでいる。
本発明の更に他の例示的な実施態様によれば、負荷を取り扱い操作する装置が提供されている。この装置は、負荷を支持する第1支持構造体を有している。第1支持構造体は、実質的に垂直な第1動作範囲を負荷に対して提供するものである。また、この装置は、負荷を支持する第2支持構造体を有している。第2支持構造体は、実質的に垂直な第1動作範囲に対して実質的に垂直な第2動作範囲を負荷に対して提供する。また、この装置は、第1支持構造体と第2支持構造体との間のカップリングを有している。カップリングは、軸方向または軸の周りの少なくとも1つの追加的な動作範囲を負荷に対して提供する。この追加的な動作範囲は、実質的に垂直方向ではない。
本発明の更に他の例示的な実施態様によれば、負荷を取り扱い操作する方法が提供されている。この方法は、負荷の実質的に垂直な第1動作範囲内の第1位置へ負荷を動かすことを含んでいる。実質的に垂直な第1動作範囲は、第1支持構造体により提供されている。また、この方法は、実質的に垂直な第1動作範囲に対する、負荷の実質的に垂直な第2動作範囲内の第2位置へ負荷を動かすことを含んでいる。実質的に垂直な第2動作範囲は、第2支持構造体により提供される。また、この方法は、第1支持構造体と第2支持構造体との間にカップリングを提供することを含んでいる。カップリングは、軸方向または軸の周りに、追加的な動作範囲を負荷に対して提供する。この追加的な動作範囲は、実質的に垂直方向ではない。
本発明の更に他の例示的な実施態様によれば、調整制御装置の位置を遠隔的に変更する装置が提供されている。調整制御装置は、少なくとも部分的に負荷を支持する力を調整する。この装置は、流体圧力を変更するリモートユニットを含んでいる。流体圧力の変化は、少なくとも1つの方向における調整制御装置の位置変化に対応している。また、この装置は、リモートユニットと調整制御装置との間に結合されたカップリングを含んでいる。カップリングは、流体圧力の変化に基づいて調整制御装置の位置を変更するよう構成されている。また、この装置は、リモートユニットからカップリングへの流体圧力の変化を提供する流体キャリヤ(carrier)を含んでいる。
本発明の更に他の例示的な実施態様によれば、調整制御装置の位置を遠隔的に変更する方法が提供されている。調整制御装置は、少なくとも部分的に負荷を支持する力を調整する。この方法は、少なくとも1つの方向において流体圧力の変化が調整制御装置の位置変化に対応しているとき、リモートユニットを介して流体圧力を変更させることを含んでいる。また、この方法は、流体キャリヤを介して、リモートユニットからリモートユニットと調整制御装置との間に結合されたカップリングへの流体圧力の変化を提供することを含んでいる。また、この方法は、流体圧力の変化に基づき、カップリングを介して調整制御装置の位置を変更することを含んでいる。
本発明の更に他の例示的な実施態様によれば、負荷を取り扱い操作する装置が提供されている。この装置は、負荷を支持する支持構造体を有している。支持構造体は負荷に対して動作範囲を提供し、この動作範囲はコンプライアント動作範囲である。この装置は、また、流体キャリヤを介して流体システムの流体圧力を調整するリモートユニットを含んでいる。この流体システムは、コンプライアント動作範囲内で負荷の支持力の少なくとも一部を提供する。リモートユニットを通じての流体圧力の調整により、負荷の支持力が調整される。例えば、流体圧力は、コンプライアント動作範囲内で負荷を実質的に無重量の状態でバランスさせるように調整されてもよい。この代わりに、流体圧力は、コンプライアント動作範囲内で負荷の位置を調整するように、調整されてもよい。
本発明の更に他の例示的な実施態様によると、負荷の取り扱い操作方法が提供されている。この方法は、負荷を支持する支持構造体を提供することを含んでいる。支持構造体は、負荷に対してコンプライアント動作範囲を提供する。この方法は、また、リモートユニットを介して、流体キャリヤを通る流体圧力を変更することを含んでおり、前記流体圧力がコンプライアント動作範囲内で負荷の支持力の少なくとも一部を提供している。例えば、流体圧力は、コンプライアント動作範囲内で実質的無重量状態において負荷をバランスさせるように変更可能であってもよい。この代わりに、流体圧力は、コンプライアント動作範囲内で負荷の位置の調整のために変更されてもよい。
本発明の更に他の例示的な実施態様によれば、負荷を取り扱い操作する方法が提供されている。この方法は、流体を加圧することにより、コンプライアント状態の軸方向または軸の周りで負荷を支持することを含んでおり、これにより、第1手動力を用いて、その負荷を軸方向または軸周りに移動させてもよい。この方法は、また、遠隔的に流体圧力を調整することを含んでおり、これにより、オペレータが、軸方向または軸周りに負荷を取り扱い操作可能となるまで、第2手動力を用いて、軸方向または軸周りに負荷を移動させてもよい。第2手動力は第1手動力より小さい。
ここでは、本発明の選択された実施形態の好適な特徴が、図を参照して説明されている。本発明の趣旨と範囲が、解説のために選択された実施形態に限定されないことは理解されるであろう。また、図面は、いかなる特定の縮尺または割合でも表現されたものではないことに留意すべきである。以降に説明される構成および材料のいずれも、本発明の範囲内で変更可能であることが企図されている。
図3は、テストヘッドマニピュレータ1の斜視図である。テストヘッドマニピュレータ1は、ベース2、垂直コラムユニット4、制御エンクロージャ4a、テストヘッド取付ユニット10、コラムユニット4とテストヘッド取付ユニット10との間に延びるガイドレール6(図3では、1つのガイドレール6のみが視認できる)、及び同じくコラムユニット4とテストヘッド取付ユニット10との間に延びるピストンロッド8を備えている。ピストンロッド8は、コラムユニット4内に含まれる「メイン垂直空気圧シリンダ」から延びており、これはテストヘッド取付ユニット10へ垂直動作範囲を与えるものである。マニピュレータ1は、スミス氏(Smith)により最初に米国特許第4,589,815号明細書で説明され(例えば、図9〜12を参照)、その後、米国特許第4,705,447号明細書および第5,149,029号明細書で説明された、流体バランスをとるタイプのものである。これら3つの特許は、参照により、その全体が本願明細書に組み込まれる。これらの各特許で説明されているように、鉛直すなわちY軸204において、実質的な無重量条件(その結果、コンプライアント運動)が与えられている。
コラムユニット4が、テストヘッド150などのテストヘッド(図3には示さず)を順番に支えるテストヘッド取付ユニット10を支持しているのがわかる。コラムユニット4は、周知の方法で、直線レール9と低摩擦リニアベアリングにより、ベース2に対して内外すなわちZ軸206方向に可動である。したがって、従順な(コンプライアント的な)Z軸206の運動が与えられている。
図4は、テストヘッド取付ユニット10の斜視図である。テストヘッド取付ユニット10は、サポート、動作範囲、および/または、多くの自由度の少なくとも1つでのコンプライアント運動を提供する様々なサブシステムおよびサブアセンブリを有している。これらのサブシステム/サブアセンブリは、スイングユニットサブアセンブリ20、シータコンプライアンスキャリヤ30、Xキャリヤサブアセンブリ40、垂直キャリヤサブアセンブリ50、およびクレードルサブアセンブリ60を含んでいる。テストヘッド(図4に示さず)は、クレードルサブアセンブリ60と結合し、または係合している。
ここで、各サブアセンブリにより提供される運動の簡単な説明を提示する。上述のように、コンプライアント上下運動(すなわち、Y軸204運動)、およびコンプライアント内外運動(すなわち、Z軸206運動)は、コラムユニット4とベース2の組み合わせにより提供される。
スイングユニットアセンブリ20は、垂直な旋回シャフトを用いてコラムユニット4に回転可能な形で取り付けられ、それにより、Y軸204の周りのコンプライアントV回転を提供している。(上または下のいずれでも)水平面内でドッキングする際には、これがシータコンプライアンスを提供する。鉛直面内でドッキングする際は、これは平担化を補助するようにコンプライアンスを提供する。
シータコンプライアンスキャリヤ30は、水平軸により、スイングユニット20へ取り付けられる。シータコンプライアンスキャリヤは、水平軸の周りで、数度(例えば、±2.5度)回転してもよい。テストヘッドが水平面から90度ロールした平面でドッキングする際には、これがシータコンプライアンスを提供する。水平面でドッキングする際は、これが平担化コンプライアンスに貢献する。また、テストヘッドをI(タンブル)軸102の周りで水平面から90度回転させることにより到達した鉛直面でドッキングさせる際も、これが平担化コンプライアンスに貢献する。
Xキャリヤサブアセンブリ40は、水平レールとリニアガイドベアリングにより、シータコンプライアンスキャリヤ30に取り付けられる。その結果、Xキャリヤサブアセンブリ40は、水平方向においてコンプライアント直線運動を提供する。このことは、テストヘッド150のI軸102に平行なコンプライアント配置を提供する。(この例示的な構成では、水平配置の2つのコンプライアント軸が提供されている。しかしながら、これらは、スイングユニット20の回転位置に応じて、常に直交しているとは限らない。それらが平行でないかぎり、水平面に2つの直線自由度を提供するのに十分である。スイング角度を2つの軸が平行となるようにすると、自由度が失われることになろう。)
鉛直キャリヤサブアセンブリ50は、鉛直方向の直線レール、リニアガイドベアリング、およびリードねじにより、Xキャリヤサブアセンブリ40へ取り付けられる。鉛直キャリヤ50は、上下運動を提供する。鉛直コンプライアンスが、主要な垂直空気圧シリンダによりコラムユニット4へ提供されるので、説明された実施形態では、いかなるコンプライアンスも鉛直キャリヤ50に追加されていない。しかしながら、こうした実施例は考慮されている。
クレードルサブアセンブリ60は、テストヘッドのI軸102と直交する水平軸の周りに旋回可能な形で、垂直キャリヤ50に対して取り付けられる。軸は、テストヘッドの重心を通して、または重心近くを通る形で配置されるのが好ましく、それにより、テストヘッドは、それに対して、(ほぼ)バランスされる。したがって、コンプライアント回転がテストヘッドへ提供される。水平面内、またはテストヘッドがK軸106の周りで水平面から90度ロールした鉛直面内でドッキングする際は、これは、平担化に役立つ回転コンプライアンスを提供する。テストヘッドがI軸102の周りで水平面から90度回転した鉛直面でドッキングする際は、これは、コンプライアントシータ回転を提供する。
テストヘッドは、テストヘッドのI軸102に平行でテストヘッドの重心またはその近傍を通るのが好ましい軸の周りに回転可能な形で、クレードル60に対して取り付けられる。したがって、テストヘッドは、この軸に関してコンプライアント的にバランスをとっている。さらに、この軸は、テストヘッドと共に移動し、その一部と考えることができる。この軸の周りでの回転は、全てのドッキング姿勢において、平担化のコンプライアンスを提供する。前記回転の1つと組み合わされるこのコンプライアント回転は、全てのドッキング姿勢において、周辺機器とのテストサイトの平担化に必要な、2つの独立した回転の存在を確かなものにする。
図5は、図4に示したテストヘッド取付ユニット10の部分分解斜視図である。このように、スイングユニットサブアセンブリ20と、シータコンプライアンスキャリヤ30、Xキャリヤサブアセンブリ40、垂直キャリヤサブアセンブリ50、およびクレードルサブアセンブリ60の各々は、図5において幾分か更に詳細に示されている。
図6は、図4に示したテストヘッド取付ユニット10の背面斜視図である。このように、スイングユニットサブアセンブリ20、シータコンプライアンスキャリヤ30、Xキャリヤサブアセンブリ40、垂直キャリヤサブアセンブリ50、およびクレードルサブアセンブリ60の異なった眺めが、図6に示されている。
図7は、スイングユニットサブアセンブリ20、シータコンプライアンスキャリヤ30、Xキャリヤサブアセンブリ40、垂直キャリヤサブアセンブリ50、およびクレードルサブアセンブリ60の追加的な細部を示す、テストヘッド取付ユニット10の分解背面斜視図である。
図8は、スイングユニットサブアセンブリ20の背面からの斜視図である。スイングユニットサブアセンブリ20は、取付け孔211a、211bを明確に定めるベース210を有している。図3に示したように、各取付け孔211a、211bは、それぞれのガイドレール6を受けている。スイングユニットサブアセンブリ20は、また、ブロック220、ロックブロック240、シータ旋回シャフト250a、250b、および取り付けブロック260a、260bを有している。旋回シャフト250a、250bは、同軸で、水平なXZ平面内に軸を規定するように配置されている。
ロックブロック240のロック機構はロックハンドル246を用いて作動される。ロックブロック240上には、ワッシャ(または、ベアリング)242、および保持キャップ244が提供される。図4に示したように、シータコンプライアンスキャリヤ30は、シータ旋回シャフト250a、250b上で旋回する。取り付けブロック260a、260bは、それぞれのカムフォロワ345a、345b(カムフォロワ345a、345bは、図11に示される)が乗る、それぞれの曲面265a、265b(図8では、曲面265aが見られない)を形作る。ブロック220は、取り付けフランジ217を通して、ベース210上に回転可能な形で取り付けられる。また、図8では、ブロック220により形作られた貫通孔224a、224bも見ることができる。
図9はスイングユニットサブアセンブリ20の前方からの斜視図である。図8に関して上述したように、図9に示したスイングユニットサブアセンブリ20は、ベース210、ブロック220、ロックブロック240、ワッシャ242、保持キャップ244、ロックハンドル246、シータ旋回シャフト250a、250b、取り付けブロック260a、260b、曲面265a、265b、取り付け孔211a、211b、および貫通孔224a、224dを有している。
図9に見られるように、ベース210は、また、ピストンロッド8の終端部分を受ける取り付け孔212を明確に定めている(図3に示す)。ブロック220は、それぞれのスプリング325a〜d(図11に示す)を受けるスプリング受け孔222a〜222dを形作っている。貫通孔224a、224dは、以下でより詳細に説明されているように、スプリング325a、325dの調整に用いられる止めねじを収容し、それにアクセスするよう使用される。
図10は、スイングユニットサブアセンブリ20の前面分解図である。図10に示したように、シャフト215は、取り付けフランジ217から延びている。組み立て時には、シャフト215は、ワッシャ(orベアリング)230、ブッシング(orベアリング)232、ブッシング(orベアリング)234、および垂直スルーボア228(ブロック220の底部に形作られている)を通して延びることになる。垂直スルーボア228は、ブロック220全体を貫通しており、そのため、ブロック220はシャフト215上で回転する。したがって、シャフト215は、垂直Y軸204周りのコンプライアントスイング運動軸として役立つ。ブッシング232、234は、垂直スルーボア228の内部へ嵌合し、シャフト215の回転を容易にする。保持キャップ244は、(例えば、図10に示されていないねじで)シャフト215に保持されている。
図11は、シータコンプライアンスキャリヤ30の背面斜視図である。シータコンプライアンスキャリヤ30は、スロット315を形作る取付板310を有している。水平方向に延びるスロット315は水平ロック用に設けられている。シータコンプライアンスキャリヤ30は、また、シータ旋回ブロック350a、350bを有しており、各々が、それぞれのシータ旋回ボア351a、351bを形作っている。シータ旋回シャフト250a、250bは、それぞれシータ旋回ボア351a、351bの1つを通って延びている。組み立てられると、シータ旋回ワッシャ(orベアリング)352a、352b(シータ旋回ワッシャ352bのみが図11に示されている)は、シータ旋回ブロック350a〜bのそれぞれの1つと、取り付けブロック260a〜bの対応する1つとの間に位置決めされる。加えて、シータ旋回ベアリング(orブッシング)354a〜bは、シータ旋回ボア351a〜bのそれぞれの1つと、シータ旋回シャフト250a−bの対応する1つとの間に位置決めされる。したがって、シータコンプライアンスキャリヤ30は、旋回シャフト250a、250bにより形作られた水平軸の周りで回転する。
また、図11は、スプリング325a〜325d、および直線レール330a、330bの一部分を示している。直線レール330a、330bには水平運動が提供される。また、図11は、それぞれのホルダアダプター342a、342b、カムフォロワ345a、345b、およびピストンロッド347a、347bを含む、空気圧シリンダ340a、340bを示している。
図12は、図11に関して上で説明したものと同様の特徴を示した、取付板310、トッププレート360、スロット315、直線レール330a、330b、シータ旋回軸受354a、シータ旋回ボア351a、シータ旋回ブロック350、および空気圧シリンダ340aを含んでいる、シータコンプライアンスキャリヤ30の前面斜視図である。
図13は、シータコンプライアンスユニット30の分解斜視図である。図13に示したように、取付プレート310は、スプリング325a−325dのそれぞれの1つの終端部分を受容するスプリング受けボア322a〜322dを形作っている。図25に示したように、受けボア322a〜322dの深さは、取付板310の厚みより小さいことに留意されたい。したがって、スプリング325a〜325dは、ボア322a〜322dの底部に接触して保持する。
図14は、空気圧シリンダ340(例えば、図13に示した空気圧シリンダ340a、340b)の斜視図である。空気圧シリンダ340aから延びるのは、遠心端348を含む空気圧ピストンロッド347である。空気圧ピストンロッド347の反対端は、ピストン(図14には示さず)へ結合されている。遠位端348は、ホルダアダプター342を受ける。ホルダアダプター342は、カム従動子(カムフォロワ:cam follower)345を保持する。上で説明したように、カムフォロワ345(すなわち、345a、345b)は、曲面265a、265bのそれぞれ1つの上に乗り上げる。
図15は、カムフォロワ345を保持するホルダアダプター342の詳細な斜視図である。
テストヘッドがクレードルサブアセンブリ60に取り付けられると、テストヘッドの重量が、クレードルサブアセンブリ60を下方向へ引っ張る傾向がある。特に、クレードルサブアセンブリ60は(シータコンプライアンスキャリヤ30、Xキャリヤサブアセンブリ40、および垂直キャリヤサブアセンブリ50と同様に)、シータ回転軸(シータ旋回シャフト250a〜bとシータ旋回ボア351a〜bの組合せにより提供された回転軸)の周りで下向きに回転する傾向がある。テストヘッド(および、テストヘッド取付ユニット10の他の部分)の重力効果に対抗するよう、スプリング325a〜dと空気圧シリンダ340a〜bが提供される(例えば、スプリング325a〜d、空気圧シリンダ340a〜b、およびシータ旋回シャフト259a〜bを含む機構の組合せは、シータ軸の周りで回転可能な結合を提供する結合として説明可能である)。例えば、スプリング325a〜dは、クレードルサブアセンブリ60が、特定の位置の下方で下向きに回転不能になるよう、シータ軸の周りに、特定量のコンプライアントサポートを提供する。
空気圧シリンダ340a、340bは、クレードルサブアセンブリ60を、スプリング325a〜dにより提供された最小のサポート位置の上方へ上げるために提供される。例えば、空気圧シリンダ340a、340bの一方または双方は、クレードルサブアセンブリ60(およびテストヘッド)をシータ回転軸の周りの所望の位置へ上げるよう、流体(例えば、空気)により加圧されてもよい。特にスプリング325a〜dの組合せと空気圧シリンダ340a、340bは、シータ軸の周りの動作範囲を通る負荷により発生するトルクを打ち消す殆ど一定のトルクを提供する。したがって、この軸に関しては、テストヘッドは、バランスのとれた状態に維持され、コンプライアント的に移動することができる。
このように、鉛直面内において、そのI軸102と直交する水平軸の周りで垂直から90度回転した状態で、テストヘッドのJ軸104とドッキングする(例えば、YZ平面でドッキングする)と、「ショルダー回転コンプライアンス」は、テストインタフェースに対する「シータコンプライアンス」を提供するように、シータ軸の周りへ提供される。
上で提供したように、テストヘッドの負荷は、旋回シャフト250a、250bにより規定された軸の周りにトルクを与えることになる。使用に際しては、等しく、かつ反対のトルクが、シリンダ340a、340bとスプリング325a〜dの組合せにより提供される。スプリングは、回転によりスプリングの長さが変化するのにつれて、変化するトルク成分を与える。しかしながら、設計されている運動が±2.5度だけなので、スプリング力の変化はスプリング力の総計と比べて比較的小さいかも知れない。空気圧シリンダ340a、340bは、厳密に調整された空気供給で動作するので、これらが提供する力およびトルク成分は実質的に一定である。2つの外部スプリング325a、325dの長さと力は、セットねじ270a、270d(図25参照)を回すことにより調整可能である。セットねじ270a、270dは、例えば、アクセス孔275a、275d(図25にも示されている)を通してヘックスレンチを挿入することにより、回転(それにより作動)されてもよい。
まず初めに、システムは、空気圧シリンダ340a、340bへ空気が全く供給されていない状態でセットアップされてもよく、このように、スプリング325a〜dのみにより提供されるトルクは、水平面の下方位置での負荷を相殺する。スプリング力は、セットねじ270a、270dを調整することにより、負荷を変化させるように調整されてもよい。その後、空気圧シリンダ340a、340bは、負荷が水平位置に存在するポイントまで加圧される。その後、負荷は、比較的小さな量の力により、旋回ボア351a、351bにより規定された軸の周りで、コンプライアント的に回転してもよい。圧力調整システムは、シリンダ340a、340b内の圧力を調整し、負荷が回転するとき、圧力を一定値に維持するように設けられてもよい。シータ軸の周りのこのコンプライアント運動を提供することにより、そうでなければ失われたかもしれない自由度が与えられる。
図16は、Xキャリヤサブアセンブリ40の背面斜視図である。Xキャリヤサブアセンブリ40は、プレート410、およびリニアガイドベアリング430a、430bを有している。リニアガイドベアリング430a、430bは、水平運動をもたらすように、直線レール330a、330bのそれぞれ1つに係合する。また、図16では、リニアガイドベアリング420a、420bの一部も示されている。リニアガイドベアリング420a、420bは、上下運動をもたらすよう、リニアガイドベアリング420c、420d(図16には示さず)と同様に、直線レール520a、520b(図16には示さず)と係合する。Xキャリヤサブアセンブリ40は、また、シータコンプライアンスユニット30(図13)内のスロット315を通して延びるねじ部分476により、筒状ロックブロック447と係合するロックハンドルアセンブリ446を有している。例えば、筒状ロックブロック447は、ロックハンドルアセンブリ446を受けるねじ孔を有している。筒状ロックブロック447のロック機構は、ロックハンドルアセンブリ446を回転させることにより、オンオフされてもよい。
図17は、取付板410、ロックハンドルアセンブリ446、筒状ロックブロック447、リニアガイドベアリング430b、およびリニアガイドベアリング420a〜dを含む、Xキャリヤサブアセンブリ40の前面斜視図である。また、図17に、リードねじ530(図17には示さず)を受けるよう構成されたナット460が示されている。ナット460とリードねじ530との係合は、垂直位置の調整を容易にする。
図18は、取付板510、および直線レール520a、520bを含む、垂直キャリヤサブアッセンブリ50の背面斜視図である。上で図16〜17に関して説明したように、リニアガイドベアリング420a〜420dは、垂直運動を容易にするよう、直線レール520a、520bのそれぞれの1つと係合する。また、垂直キャリヤサブアセンブリ50は、それぞれがリードねじ530の端部を支持する下方軸受532と上方軸受534を含んでいる。より明確に表現すると、下方軸受532はリードねじ530の下方端部を支持し、上方軸受534はリードねじ530の上方端部を支持する。ラチェットハンドル550は、垂直位置の調整を提供するよう、下方軸受532と上方軸受534(そして、ナット460)を通るリードねじ530を回転させるために使用される。後で詳細に述べるように、ラチェットハンドル550の代替手段は容易に可能である。
図18に示したように、取付板510はボア575を形作っている。図19は、取付板510、直線レール520a、520b、ラチェットハンドル550、および上方軸受534を有する垂直キャリヤサブアセンブリ50の前面斜視図である。また、図19に、取付板510に形成された突起570が示されている。ボア575は突起570を通して延びている。ボア575は、クレードルサブアセンブリ60の取り付けシャフト635を受けるために構成されている(図19には、図示せず)。軸受580はボア575とクレードル取り付けシャフト635との間に設けられている。
取付板510は、また、他の装置のための隙間(クリアランス)を与える溝560を形作る。例えば、こうしたクリアランスは、クレードルサブアセンブリ60に取り付けられた他の構成要素へのアクセスを容易にするために設けられてもよい。
前述のように、従来のテストヘッドマニピュレータシステムは、実質的に異なる高さ及びテストサイト方位で、テストヘッドを異なる周辺機器(例えば、プローバと装置ハンドラ)にドッキングする効率的で効果的な方法を提供するものではないかもしれない。テストヘッド取付ユニット10を有する、本願明細書で開示されたテストヘッドマニピュレータはこうした欠点を克服するものである。本発明の様々な例示的な実施形態によれば、テストヘッドの位置決めと取り扱い操作は、垂直方向においては少なくとも2つの異なるサブシステムによって与えられる。例えば、空圧ボックス(図3参照)を通って伸長するピストンロッド8が、垂直動作範囲内でテストヘッド取付ユニット10(テストヘッドを含んでいる)を上下に上げ下ろしすることができることにおいて、第1サブシステムが提供されている。更に、垂直キャリヤサブアセンブリ50は、ラチェットハンドル550(又は他の装置)、リードねじ530、下方軸受532、上方軸受534、及びナット460を用いることを通じて、垂直方向の追加的な動作範囲を提供している。これらのサブシステムのそれぞれにより提供された動作範囲の間には重複するところがあるかもしれないが、2つのサブシステムの組み合わせは、垂直方向により広い動作範囲を提供し、それにより、テストヘッドが高さが変化する周辺装置にドッキングすることを可能にする。更に、垂直キャリヤサブアセンブリ50により提供された垂直動作範囲は、簡単で、有効であり、垂直動作範囲の全体が単一構造である従来の垂直位置決めシステムに比べて、比較的安価である。
垂直キャリヤサブアセンブリ50により提供される垂直動作範囲は、リードねじ530の回転にラチェットハンドル550を利用するが、それは代替手段により達成されてもよい。例えば、リードねじ530の回転のために、ホイールタイプのハンドルが提供されてもよい。更に、この垂直動作範囲を簡便化するために、適切な伝動装置を備えたモータを提供することも可能であろう。典型的な使用では、テストヘッドは、ピストンロッド8での動作範囲内へ収めるように、リードねじ530の調整を通して特定の周辺機器に対して大まかに位置決めされてもよい。その後、メイン垂直空気圧シリンダ(或いは、備えられているなら、他の垂直コンプライアント運動装置)の動作により、更に正確な位置決めとコンプライアント的なドッキングがもたらされる。
図20は、クレードル後部610、クレードル側部620a、620bを有するクレードルサブアセンブリ60の背面斜視図である。クレードル後部610には、(テストヘッドI軸102に直交する水平軸の周りの回転を与える)クレードル取付板630が結合され、該クレードル取付板は、(クレードル後部610に取り付けられる)カムフォロワ632がそれに沿って担持される半円形スロット631を形作っている。クレードル取り付けシャフト635がクレードル取付板630を通って伸長しており、また、上述のように、クレードル取り付けシャフト635はボア575内の軸受580に嵌合している。キャップ636は、一旦それが取り付けられると、適所でクレードルサブアセンブリ60を保持するように、クレードル取り付けシャフト635終端部分へ結合(例えば、ねじ止め)される。説明された回転のために指標付け孔633a〜cが設けられ、これらは、クレードル取付板630の半円形部分に沿って、−90度、0度、+90度に振り分けられている(図20では指標付け孔633cのみが視認できる)。ブラケット637は、クレードル取付板630へ指標付けピン638(例えば、格納式、スプリング入り指標付けピン638)を取り付けるために設けられている。ロックハンドルアセンブリ639が、回転軸の軸周りにクレードル60をロックするために設けられている。
(テストヘッドのI軸102の周りのピッチ回転を与えるための)取付板640a及び640bが、クレードル側部620a、620bのそれぞれの1つへ結合されている。取付板640a、640b(図23でより詳細に示す)は、テストヘッドをクレードルサブアセンブリ60へ結合するために設けられている。さらに、I軸の周りの動作範囲も、取付板640a、640bを用いて提供される。各取付板640a、640bは、それぞれのカムフォロワ642a〜bを受容するそれぞれの半円形スロット641a〜bを形作っている。カムフォロワ642a、642bの各々は、クレードル側部620a、620bのそれぞれの1つに取り付けられている。
取り付けシャフト644a、644b(図20では644bは見えない)とフランジ646a、646b(図20ではフランジ646aは見えない)は、取付板640a、640bを旋回可能な形で受けるように設けられている。テストヘッドは、プレート640a、640bに対して堅固に取り付けられる。その結果、テストヘッドは、共軸配置されている取り付けシャフト644a、644bにより規定された軸の周りに旋回可能である。
ブラケット647a、647bは、指標付けピン648a、648b(例えば、格納式、スプリング入りの指標付けピン)のそれぞれの1つをそれらのそれぞれの取付板640a、640bへ取り付けるために設けられている。加えて、ロックハンドルアセンブリ649a、649bは、U回転軸の回りの回転動作をロックするように設けられている。
図21は、クレードルサブアセンブリ60の前面斜視図である。図21では、旋回シャフト635に取り付けられたフランジ634が示されている。さらに、指標付け孔643ac、643ba、643bcが示されている。これらの指標付け孔は、I軸102の周りの回転のための定点を与えるための6つの指標付け孔(643aa、643ab、643ac、643ba、643bb、643bc)のグループの一部であり、さらに、それらのそれぞれの取付板の円弧に沿って、−90度、0度、+90度の位置に振り分けられている。
図22は、クレードル取付板630の斜視図である。クレードル取付板630は、半円形スロット631と貫通孔631aを形作っている。上で提供されたように、半円形スロット631は、カムフォロワ632を受容する。貫通孔631aは、クレードル取り付けシャフト635を受容するものである。指標付け孔633cに加えて、指標付け孔633a、633bも図22に示されており、所定の回転ポイントを提供し、また、クレードル取付板630の円弧の周りで、−90度、0度、+90度の位置へ振り分けられている。また、図22では、耐摩耗ブッシング651a、651b、651cが示されている。ブッシング651a、651b、651cは、指標付け孔633a〜cの内表面を形成するために与えられる。例えば、これらの耐摩耗ブッシングは鉄鋼製で、取付板630はアルミニウム製である。
図23は、取付板640(例えば、取付板640a、640bの1つ)の斜視図である。上に提供したように、取付プレート640は、カムフォロワ642を受けるための半円形スロット641を形作る。取付板640は、また、フランジ(フランジ646aまたはフランジ646b)に取り付けられたシャフト(見えない)を受けるために、貫通孔641aを形作る。テストヘッドは、クレードルへ回転可能な形で取り付けられた取付板640a、640bにしっかりと取り付けられる。図23は、また、内側を覆われるそれぞれの指標付け孔へ挿入する耐摩耗ブッシング651a、651b、651cを示している。さらに、図23に示した取付板640は、また、多くのテストヘッド取付け孔655を形作る。テストヘッド取付け孔655により、テストヘッドを異なる位置へ取り付けることが可能となり、それにより、テストヘッドの重心は、旋回軸に対して所望されるように配置可能となる。旋回軸は、コンプライアント運動のためのバランスがとれた状態を提供するように、テストヘッドの重心を通過し、または重心に可能な限り近づくのが好ましい。
図24は、シータコンプライアンスキャリヤ30に結合されるスイングユニットサブアセンブリ20の側面図である。図24では、ベース210、ブロック260a、ブロック220、ロックブロック240及びロックハンドル246を含むスイングユニットサブアセンブリ20の様々な機構が示されている。加えて、図24では、取付板310、直線レール330a、330b、空気圧シリンダ340a、シータ旋回ブロック350a、シータ旋回ボア351a、および空気圧ピストンロッド347aを含むシータコンプライアンスキャリヤ30の様々な構成部品が示されている。
図25は、B―Bで切断した図24の断面図である。図25は、スプリング325a、325b、325c、325dの全てが、片方の端を、取付板310内のそれぞれのスプリング受けボア322a〜322b内に挿入されている、内部の図を示している。スプリング325a、325dは、スプリングキャップ370a、370dを通して、スプリング止めねじ270a、270dのそれぞれの1つに接続されている。スプリング325a、325dは、スプリングキャップ370a、370dと同様に、スプリング受け孔222a、222d内部に収納されている。スプリング止めねじ270a、270dは、貫通孔224a、224dと同様に、スプリング調整アクセス孔275a、275dのそれぞれの1つを通して調整可能である。
図25には、直線レール330b、空気圧シリンダ340a、340bと、ホルダアダプター342a、342bと、空気圧ピストンロッド347a、347b、カムフォロワ345a、345b、曲面265a、265b、およびロックブロック240を含む、他の構成要素が示されている。
図26は、本発明の例示的な実施形態に従う、テストヘッドマニピュレータと共に用いる空圧制御エンクロージャ(enclosure)700の部分的な内部図(内部の一部分は取り除かれている)を示している。例えば、図26に示した筺体(エンクロージャ)700は、図3に示した空圧制御エンクロージャ4aとして使用可能であろう。
図26に示した制御エンクロージャ700は、コラムユニット4の後部表面となり得る取付板710を有している。筺体700は、また、側板712a、712bを有している。筺体内への空気分配を容易にするよう、空気吸入部713(例えば、迅速接続空気吸入部)が設けられている。ロックハンドル714は、空気圧系統の動作をロックし防止するロック機構を操作するものである。ストップボタン716は、空気吸入部713を通る空気の流れを止めるよう作動する。取り付けブラケット715とブラケット718は、制御エンクロージャ700内部の構成要素を支えるように設けられている。空気レギュレータ720は、レギュレータポート722、723に接続されている。例えば、レギュレータポート722、723のうちの1つは吸気ポートであってもよく、さらに、レギュレータポート722、723の他方は、排気ポートであってもよい。レギュレータ調節シャフト725(すなわち、調整制御装置)は、レギュレータ720を調整するために設けられている。アクセス孔728により、オペレータは、レギュレータ調節シャフト725を調節する(例えば、ヘックス、溝付、またはフィリップスドライバを用いて)ことで、空気圧を調節することが可能となる。また、空圧エンクロージャには、第1空気圧シリンダ731、第2空気圧シリンダ732、第1空気圧ピストンロッド735、U字形金具738、第1制御バルブ741、および第2制御バルブ742(これらの機能は、それぞれ、以下で説明される)も収容されている。
図27は、A―Aで切断した図26の断面図である。上述のように、レギュレータ調節シャフト725は、レギュレータ720からの空気圧分配を調節するために、オペレータにより(アクセス孔728を通して)調節することができる。レギュレータ調節シャフト725の位置を遠隔的に制御するために、以下に説明する構成要素が提供された。リンク755は、レギュレータ調節シャフト725を旋回ピン752へ結合している。旋回ピン752は、リンク755をU字形金具738へ結合している。旋回ピン752は、スプリングクリップ739を通って延びている。第1空気圧ピストンロッド735は、U字形金具738から第1空気圧シリンダ731まで延びている。第1空気圧シリンダ731は、第2空気シリンダ732へ結合されている。旋回取付具750は、第2空気圧シリンダ732の取り付けのために設けられている。
図28は、図26〜27に示すレギュレータ制御機構の様々な要素の斜視図である。レギュレータ調節シャフト725は、少なくとも部分的に、シャフトロックブロック760を通して延びている。ねじ757a、757bは、リンク755をシャフトロックブロック750へ取り付けている。ねじ761a、761bは、シャフトロックブロック760を圧縮力を加え、それをレギュレータ調節シャフト725へしっかり固定する。ねじ757a、757b、761a、761bを緩めて、リンク755をシャフトロックブロック760に対して動かし、その後、再びねじを締めることにより、図28に示したレギュレータ制御機構を介してもたらされるレギュレータ720の(レギュレータ調節シャフト725の回転量に対応している)規制量が制御される。上述のように、旋回ピン752は、リンク755をU字形金具738へ接続している。第1空気圧ピストンロッド735は、第1空気圧シリンダ731をU字形金具738へ接続している。第1空気圧シリンダ731は、第2空気シリンダ732(旋回取付具750へ順番に接続され、旋回取付具750を用いて取り付けられる)へ接続される。
図29は、図28の一部分の詳細な斜視図である。図30は、図28の一部分のさらに詳細な斜視図である。
図26〜30に示したこの装置は、オペレータが、空気圧シリンダにより支持された負荷を位置決めすることを補助するのに使用可能である。例えば、メインシリンダ内のピストンは、テストヘッド取付ユニット及びテストヘッドの負荷を支持可能である。さらに、レギュレータは、外部の力によりテストヘッドが上下されると、シリンダ内のガスを定圧で保持するように設けられている。したがって、テストヘッドは、例えば、全てスミス氏(Smith)に付与されている米国特許第5,149,029号及びそのファミリで説明されているように、実質的に無重量の状態に保たれる。
ここで、図26〜30では、この装置の追加的な細部が示されている。上述のように、図26は、側板712a、712bを有する空圧制御エンクロージャ内部の選択された構成要素の部分的な配置図を提供する。様々な構成要素を相互に接続する管材などは、簡略化のために示されていない。レギュレータ720が、メイン垂直シリンダへ調整されたガス圧力を提供するために含まれている。提供されている例示的なレギュレータ720は、SMC Model IR 3020−F03である。ポート722、723は、空気供給およびメイン垂直シリンダへ結合するよう含まれている。空気は、迅速接続カップリング713を経由して、筺体内部の装置へ供給される。ブラケット715は、迅速接続713およびレギュレータ720の双方へ取付支持を提供する。ロック装置は、有害な事故を最小にするよう含まれており、ハンドル714により操作される。例えば、ハンドル714が、図示の3時の位置にあるとき、本装置への空気供給はオフにされ、メイン垂直シリンダのピストンの運動を防止するためブレーキがかけられる。したがって、テストヘッドの垂直位置は適所でロックされる。ハンドル714は、ほぼ4:30にあたる位置を通って時計回りに回されると、空気がレギュレータ720へ加えられ、その結果、シリンダは、レギュレータ720で決定された圧力まで加圧される。ハンドル714がさらにほぼ6時の位置へ回転すると、ブレーキが解除され、テストヘッドは、垂直方向へ安全に移動可能となる。逆に、ハンドル714を6時の位置から3時の位置まで回転させると、まずブレーキがかかり、その後レギュレータへの空気供給が切断される。
オペレータは、シャフト725を回転させることにより、レギュレータ720によって提供される圧力を調節可能である。こうした調節を容易にするために、シャフト725は、その遠心端にドライバスロットを有している。側板712aは、カバーが適所にある場合に、アクセスをもたらすアクセス孔728を有している。本装置は、さらに、調整された圧力の小さな変化を、遠隔的に実現可能とするよう提供される。この装置は、説明されるべき他のアイテムに加えて、シリンダ731、732と、ピストンロッド735、U字形金具738、および5/2制御バルブ741、742を有している。
使用に際しては、通常、レギュレータ720により提供される圧力は、典型的には、負荷を上げるのに要する力が負荷を下げるのに要する力とほぼ等しくなるように、調節される。摩擦とメイン垂直シリンダの離反力とが組み合わされると、時として、運動に要する力は、特に、僅かで正確な運動が必要とされている場合には、所望のものより大きくなってしまう場合がある。この困難さは、所望される運動が上方向なら圧力が僅かに増加し、所望される運動が下方向なら圧力が僅かに減少する場合には、克服可能である。また、負荷が独立して動くことになるよう、レギュレータを調節することも可能である。例えば、レギュレータが、シリンダの上向き離反力と負荷重量を加算したよりも僅かに大きな力を加えるように調節されている場合には、負荷は上昇することになる。逆に、レギュレータが、負荷重量からシリンダの下向き離反力を減算したよりも小さな力を加えるように調節されている場合には、負荷は下向きに移動することになる。運動を与えるようにレギュレータを調節する際には、安全な運動のために、より過度の、または不十分な圧力のいずれかに起因する事故を防止するように、注意することが必要である。
図32は、ロッカースイッチ772を含んでいる携帯用制御ペンダント770(すなわち、リモートユニット770)を示している。ペンダント770は、チューブ785、786、788(すなわち、流体キャリヤ785、786、788)により制御エンクロージャ700に接続される。以下の記述では、一般性を損なうものではないが、レギュレータシャフト725(すなわち、調整制御装置725)を時計回りへ回転させると圧力を増加させ、反時計回りへ回転させ圧力を減少させることが仮定されている。第1動作モード(「モード1動作」)では、制御ペンダント770は、オペレータが手動で負荷を上げ下げするのを補助するよう使用可能である。上げるためには、オペレータは、ロッカー772を「上げ」位置へ押して、それを保持する。これにより、レギュレータシャフト725はその基準位置から時計回りへ僅かに回転され、メイン垂直シリンダ内の圧力を増加させて、オペレータは負荷をより容易に上げることができることになる。逆に、ロッカー772を「下げ」位置へ押し、それを保持することにより、レギュレータシャフト725はその基準位置から反時計回りへ僅かに回転され、メイン垂直シリンダ内の圧力を減少させて、オペレータは負荷を容易に下げることができることになる。ロッカー772を解放すると、それはニュートラル位置へ戻り、レギュレータシャフト725はその基準位置に戻される。
第2動作モード(「モード2動作」)では、制御ペンダント770は、オペレータが外部の力を加えることなく負荷を上げ下げすることができるよう使用可能である。この場合、上げ下げのいずれかの位置へロッカー772を押すことにより、レギュレータシャフト725の多少大きな回転が引き起こされ、次に、第1動作モードより大きなメイン垂直シリンダにおける圧力変化を引き起こす。外部の力を加えることなく負荷を移動可能とするに足るほど大きいが、運動が適度に遅くてロッカー772を解放することで停止可能とし、これによりレギュレータシャフト725がその基準位置へ戻されるに足るほど小さくなるように、圧力変化が調節される。したがって、第2動作モードにおいて上昇させるには、オペレータは、「Up」位置までロッカー772を押し、それを保持する。これにより、レギュレータシャフト725はその基準位置から時計回りに回転され、メイン垂直シリンダ内の圧力を、負荷が上方へ移動するポイントまで増加させる。逆に、「下げ」位置にロッカー772を押して、それを保持することにより、レギュレータシャフト725(すなわち、調整制御装置725)は、その基準位置から反時計回りに回転され、メイン垂直シリンダ内の圧力を、負荷が下方へ移動するポイントまで減少させる。ロッカー772を解放すると、それはニュートラル位置へ戻り、レギュレータシャフト725はその基準位置に戻され、負荷の運動は停止する。
再び図28〜30へ戻ると、ここには、装置の斜視図が提供されている。2つの小さな空気圧シリンダ731、732が備えられている。シリンダ732は、順番に筺体700へ取り付けられる旋回取付具750の周りに旋回可能な形で取り付けられている。シリンダ731は、シリンダ732のピストンロッド(見えていない)の遠位端に取り付けられている。したがって、シリンダ731は、シリンダ732のピストンと共に動く。シリンダ731のピストンロッド735は、その遠位端に取り付けられたU字形金具738を有している。リンク755は、クレビスピン752と、スプリングクリップ739により、従来の方法でU字形金具738に取り付けられる。
シャフトロックブロック760は、レギュレータシャフト725を取り囲んでおり、そして図示のようにスリットが設けられている。ねじ761a、761bは、ロックブロック760をシャフト725へしっかりと固定するように締めることができる。特に、シャフト725は、ねじ761a、761bが締められた場合に、ロックブロック760を回転させることによって回転可能である。ねじ761a、761bが緩められると、シャフト725は、ブロック760の位置を変更することなく、ねじ回しによって回転可能である。
リンク755は、リンク755に示したスロットを貫通するねじ757a、757bにより、ブロック760へ取り付けられている。リンク755は、シャフト725に対して垂直なブロック760内のスロット内部へ取り付けられる。ねじ757a、757bが緩められると、リンク755は、シャフト725に対して直交して位置決め可能となる。ねじ757a、757bが締められると、リンク755の位置は、シャフト725に対して固定される。したがって、シャフト725とクレビスピン752との間の距離、すなわちリンク755の作動距離、は調節可能である。
ここで、装置を3つの異なる位置で模式的に図示する図31A、31B、31Cの助けをかりて、機構の動作を説明する。図31Aは、その基準位置にある機構を示している。シリンダ732内のピストンとそのピストンロッド736は引き戻されており、シリンダ731内のピストンとロッド735は延び出ている。シャフト725は、垂直なスロットにより示されているように、基準圧力位置にある。
図31Bでは、シリンダ732内のピストンとロッド736が延び出て右方に動いており、それにより、シリンダ731とロッド735を右方に動かしている。これにより、リンク755とシャフト725を時計回りに回転させ、それにより、圧力を変化させる。この過程で、シリンダ731、732、ロッド735、736、およびU字形金具738を含むアセンブリは、旋回取付具750の周りで回転する。
図31Cでは、シリンダ731、732内のピストンは双方とも引き戻され、それにより、リンク755とシャフト725を共に反時計回りへ回転させ、その結果、逆方向に圧力を変化させる。
図33は、例示的な制御スキームを示す概略図である。空気(または他の適当な流体)は、迅速接続713(例えば、図26に示す迅速接続713)へ接続可能な管材790を通って、キャビネットへ提供される。その後、流体は、チューブ788を通してキャビネットからペンダント770へ提供される。このコンセプトは、圧縮性(例えば、ガス)の流体または非圧縮性(例えば、液体)の流体のいずれにも使用可能であることに留意すべきである。しかしながら、一般に、半導体テストの環境では、一般に、空気などのガスがユーザにより好まれている。
携帯ペンダント770内部には、手動で駆動される2つの制御バルブ781、782が存在する。バルブ781、782は共に、3つのポートと2つの位置を有する3/2タイプのものである。ロッカー772はバルブ781、782を作動させる。バルブ781、782の双方は、それらが備えているスプリングにより、ロッカー772に接触して保持される。通常では、いずれのバルブも作動しない。したがって、空気は、キャビネット内でバルブ(次に説明される)の作動ポートに接続したチューブ785、786内へ供給されている。ロッカー772が上げ位置へ押されると、バルブ782が作動し、チューブ786への空気供給が止まる。同様に、ロッカー772が下げ位置へ押されると、バルブ781が作動し、チューブ785への空気供給が止まる。
キャビネット700内のバルブ741、742はそれぞれ、シリンダ731、732の制御に用いられる。図33の例示的な実施形態に示したように、バルブ741、742は、5つのポートと2つの位置のもの、すなわち5/2バルブである。さらに、バルブ741、742は、戻しばねを備えた空気作動のものである。チューブ785内の圧力はバルブ741を作動させ、チューブ786内の圧力はバルブ742を作動させる。したがって、ロッカー772が基準位置にある(上、下のいずれにも押されない)と、バルブ741、742の双方が作動する。これにより、シリンダ732内のピストンロッド736を引き戻し、シリンダ731内のピストンロッド735を延ばす圧力が提供される。これは、図31Aに示した、レギュレータ調節シャフト725の基準設定に対応する状態である。
ロッカー772を上げ位置へ押すことにより、バルブ742は停止される。これにより、順に、シリンダ732内部のピストンのすでに加圧された側の圧力が解放され、さらに、反対側へ圧力が加えられる。その結果、ピストンロッド736が延ばされ、ピストンロッド736、735の双方も延ばされる。これは、レギュレータ調節シャフト725が時計回りに回転した図31Bの構成に対応しており、例示的なシステム内では、メイン垂直シリンダへ供給される圧力を増加させ、負荷を上げたり、または負荷がより容易に上がるようにする。ロッカー772を解放することにより、バルブ782をその非作動位置へ戻し、742のアクチュエータに圧力を加えることが可能である。したがって、ピストンロッド736は引き戻され、システムを図31Aに示した基準圧力構成へ戻すことになる。
同じように、ロッカー772が下げ位置へ押されると、シリンダ731のピストンロッド735が引き戻されることになる。これにより、図31Cに示したように、レギュレータ調整シャフト725を反時計回りへ回転させる。したがって、例示的なシステムでは、メイン垂直シリンダへ供給された圧力を減少させ、外部の力により、負荷を下げたり、または負荷が容易に下がるようにする。
図31〜33に示した本発明の例示的な実施形態では、ロッカー772の構造、並びにバルブ741、742、781、782の構成および相互接続に起因して、バルブ741、742の双方を停止させることはできない。このことは、入口側管材790から圧力が除去されるときにのみ生じ得る。
本発明の例示的な実施形態によると、以下の手順が、システムのセットアップ及び調節に続くことができる:システムに対する圧力はオフにされ、さらに、メイン垂直シリンダのピストンは引き戻されて、テストヘッドはその最も低い位置に下ろされる。ねじ757a、757b、761a、761bは全て緩められる。レギュレータ調整シャフト725は、テストヘッドを上げるのに不十分な圧力であることが知られている位置に回転される。例えば、ロック714をオン位置(すでに説明した6時の位置)へ回転させることにより、空気がシステムへ加えられる。レギュレータ調整シャフト725は、メイン垂直シリンダ内の圧力を増加させるよう、ゆっくり回転される。圧力が増加するにつれ、テストヘッドを上げるのに要する力がモニターされる。テストヘッドを手動で上げることができるまで、圧力が増加される。その後、テストヘッドの負荷は、メイン垂直空気圧シリンダのピストンロッド8がほぼ50%延びた、およその中間位置まで、手動で上げられる。調整シャフト725は、テストヘッドを上げるのに必要な力が、テストヘッドを下げるのに必要な力とほぼ同じ位置となる点での圧力になるまで、(双方の方向へ)調整される。多くの場合、これは手動の「感じ」により測定可能である。さもなければ、バネばかり、または他の器具が使用可能であろう。ここで、ねじ761a、761bは、ねじ757a、757bと同様に締められる。ロッカー772は、上げ位置まで押されて、そこで保持される。シャフト725が時計回りへ確実に回転したのをチェックしてもよい。負荷を上げるのに必要な力がモード1動作に十分な程度に減少されたこと、または、負荷がモード2動作に所望される速度で上方へ移動することを、さらにチェック可能である。ロッカー772は、下げ位置へ押され、そこで保持される。シャフト725が反時計回りへ回転したか否かをチェックしてもよい。負荷を下方へ移動させるのに必要な力が、モード1動作に十分な程度減少されたこと、または、負荷がモード2動作に所望される速度で下方へ移動することを確認するよう、さらにチェックすることが可能である。ねじ757a、757bは緩められてもよく、さらに、シャフト725に対するリンク755の位置は、所望のように調整されてもよい。すでに定義された作動長は、圧力の変化を大きくし、それにより運動に必要な力の変化を大きくするよう増加され、さらに、圧力変化および必要な力の変化を小さくするよう減少される。リンク755の作動長が調整されるのにつれ、所望の基準設定を維持するよう、ロックブロック760の位置における小さな調整が必要となってもよい。これは、ねじ761a、761bを用いることにより達成される。ロッカー772を押せば、テストヘッドの急速な補助されていない上下動を引き起こすポイントへ、リンク755の作動長を調整可能であることに留意されたい。
特定の状況では、運動が制御されていない場合、こうした状態は、安全上の懸念のために回避すべきである。しかしながら、すでに説明したように、本発明の特定の例示的な実施形態では、ペンダント770(すなわち、リモートユニット770)は、垂直軸に沿った動作範囲内でテストヘッドの位置を制御するのに使用可能である。これらの実施例では、こうした実質的な垂直動作範囲はコンプライアント動作範囲(すなわち、テストヘッドは、動作範囲内で実質的に無重量の状態で提供可能である)でもよい。さらに、ペンダント770の操作を通して提供される(または、例えば、制御エンクロージャ700内のマニピュレータを用いて、ローカルで操作される)、こうした実質的に垂直な動作範囲は、実質的に垂直な広い動作範囲をテストヘッドへ提供するための、実質的に垂直な第2動作範囲(例えば、図19に示した垂直キャリヤサブアセンブリ50などの、負荷支持のための第2支持構造体により提供される、実質的に垂直な第2動作範囲)と関連して使用可能である。
図26〜33に示した、本発明の例示的な実施形態を通して、所与の軸の所与の軸に沿う方向で、または所与の軸の回りで、テストヘッドなどの負荷を手動で操作するのに必要な力は、モード1動作のために実質的に減少させることができる。また、説明された実施例は、モード2動作を可能にし、それにより、負荷は、人間の、または他の外的力を用いることなく、所与の軸の所与の方向に、または所与の軸の回りで(たとえ、対応状態であっても)、制御可能な状態で移動される。例えば、本システムは、リモートスイッチ(例えば、スイッチ772の上下ボタン)を一回押すと、所与の軸の所与の方向に沿って、または所与の軸の回りでテストヘッドを操作するのに必要な力が、所定の増減をするのに対応して、シャフト725が所定量だけ回転することになるよう、構成されていてもよい。こうした構成では、モード1動作の訓練を受けた人が、シャフト725の回転を増加させ、その後、所望の方向へ負荷を操作するのに必要な力を手動でチェックし、リンケージを調整し、さらにこの過程を、所望の方向へ負荷を操作するのに必要な力が、低い技術のオペレータによる操作用に受け入れ可能となるまで継続してもよい。同様に、モード2動作の訓練を受けた人が、シャフト725の回転を増加させ、その後、所望の方向への適切な運動を手動でチェックし、リンケージを調整し、さらにこの過程を、所望の方向への運動が、低い技術のオペレータによる安全な操作用に受け入れ可能な速度となるまで継続してもよい。
代替的に、リモートスイッチ(例えば、スイッチ772上の上下ボタン)が押し下げられている限り、システムは、シャフト725を間断なく回転させるよう構成可能である。こうした状況で、オペレータは、所望の方向にテストヘッドを操作するのに必要な力がいつ受け入れ可能となるかを判断し、その後、スイッチを解放するために、手動でテストヘッドの上に手を維持しておくことができる。
本願明細書に示したペンダント770は、流体(例えば、空気)管材料のみがペンダント770へ接続されているとき、電気接続を全く含んでいない。特定のアプリケーションでは、これは、感電、スパーク、アークなどの危険性を軽減するので望ましいであろう。しかしながら、若干のアプリケーションでは、電気的制御、電子的制御、またはマイクロプロセッサに基づく制御を備えたペンダントが望ましい。図26は、任意のコンピュータ800に接続された、任意のペンダント770aを示している。コンピュータ800は、例えば、筺体700内部に取り付けられている。こうした構成では、ペンダント770aは、信号を(例えば、圧力信号を増加させ、または減少させる)コンピュータ800へ送信するのに用いられてもよく、コンピュータ800は、レギュレータ720の規定を制御するのに使用されてもよい。もちろん、コンピュータ800は、パーソナルコンピュータ、またはプログラム可能ロジックコントローラなどのいかなるタイプのマイクロプロセッサ(または、他のプロセッサ)に基づいたシステムであってもよい。コンピュータ800は、代替的に、配線ロジック回路、または電気機械(例えば、リレー)システムなどの非プログラム式システムに取り替えられてもよい。こうした高度コントローラにより、非常に多くの付加機能と、作動モードが加えられることになる。
図34は、空気圧シリンダ340a、340bを制御する、圧力調整装置の典型的概略図である。この概略図は、本発明で用いられる空気圧シリンダが、どのように制御可能であるかを例示している。加圧された空気は、ほとんどのテスト設備または他の産業設備で一般に使用可能な空気ソースから、迅速接続5310を通して圧力調整装置へ入力される。
圧力規定システムは、シリンダ340a、340b上で負荷を支持可能な程度の圧力を提供するよう調整された、正確な圧力レギュレータ5320を含んでいる。
圧力レギュレータ5320は、負荷で圧力が低下する場合、入力接続5310からより多くの空気を流入可能にすることにより、さらに、負荷で圧力が上昇する場合、空気を解放することにより、その排出口での定圧を維持しようとする。レギュレータ5320は、こうした定常状態制御を提供する。また、位置決め目的用の外部の力により、負荷に与えられる小さな運動への流れにおける適切な過渡応答を容易にする、一方向レストリクター5330a、5330bが提供されている。レストリクター5330a、5330bは、シリンダ340から、それらを通って流体が戻るのを防止するよう配置されている。
ここで、負荷が、シリンダ340a、340bに対して、手動で上げられる(すなわち、外部から与えられる力により、ピストンロッド348a、348bを延ばす方向へ移動され)場合、その後、シリンダ340a、340b内の圧力は、持ち上げる力に従い減少される。圧力レギュレータ5320は、圧力の低下を認識し、シリンダ340a、340b内へ追加流体を入れることにより、本来の目標圧に達するまで流体圧力を増加させる。代替的に、負荷が、シリンダ340a、340bに対して下向きに押されるなら、シリンダ340a、340bの圧力は増加する。圧力レギュレータ5320は、この圧力増加を認識し、再び元の目標圧力に達するまで、シリンダ340a、340bから流体を排出する。
説明した例示的な実施形態では、2つのシリンダ340a、340bは同じものである。単一のレギュレータ5320は、シリンダ340a、340bの両方に供給するので、双方の圧力は同じである。したがって、摩擦や可能な結合を最小に維持することを補助する、対称な力が提供されている。したがって、2つのシリンダにより提供される総力は、シリンダ340a、340bのいずれかの2倍の面積のピストンを有する、一気筒により提供される力と、常に同じである。
すでに図3〜34に関して説明したように、本発明は、負荷の取り扱い操作の改善のために、多くの新規な機構を提供している。しかしながら、本発明の特定の実施例は、これらの特徴の一つ一つを含んでいるというわけではない。例えば、図35は、テストヘッドマニピュレータ3500の斜視図である。テストヘッドマニピュレータ3500は、図3に示したテストヘッドマニピュレータ1に関してすでに説明したものと同様の、多くの機構を含んでいる。例えば、テストマニピュレータ3500は、垂直コラムユニット3504、制御エンクロージャ3504a、Xキャリヤサブアセンブリ3540、垂直キャリヤサブアセンブリ3550、およびクレードルサブアセンブリ3560を含んでいる。テストヘッドマニピュレータ3500は、負荷(すなわち、テストヘッド)に、回転軸3570の周りでの回転動作範囲を提供する。テストヘッドマニピュレータ1に関してすでに説明した対応する回転軸(図11に示すシータ旋回ボア351a、351bの周りの回転軸)と対照的に、回転軸3570の周りの回転動作範囲は、対応していない。
図36は、テストヘッドマニピュレータ3500の一部分の詳細図である。図36に示すように、Xキャリヤサブアセンブリ3540は、レール3542a、3542bに対して係合して、移動する、リニアベアリング3544a、3544bを含んでいる。また、テストヘッドマニピュレータ3500は、左右方向の動きをロックするロック3546を含んでいる。テストヘッドマニピュレータ3500は、また、回転軸3570の周りで負荷を傾けるよう、手動で(または、自動化され、遠隔的に操作可能な)調整可能なねじハンドル3572を含んでいる。
本発明は、主として、実質的に無重量の状態で上下動を与えるのに空気圧技術が使用されるコラムに位置する、テストヘッド取り付けユニットに関して説明してきたが、本願明細書に説明されている新規な概念は、平衡マニピュレータ(これに限られない)を含む、他のタイプのマニピュレータと共に使用可能である。本発明は、垂直支持および運動を提供する手段に依存するものではない。
本発明の様々な態様は、圧縮可能な流体で動作する空気圧システムを用いて説明されてきた。流体の圧縮性は、コンプライアンスユニットに好適であり、それにより、変化した体積における定圧性から利益を得る。すでに図26〜33に関して説明した圧力調整装置は、やはり空気で作動する2つのシリンダ731、732を組み込んでいる。この実施例では、非圧縮性の作動液で代替することもできる。しかしながら、水圧技術は、漏出などに起因する損害のために、特定のアプリケーションには好適ではない。こういう場合には、通常、ガス‐ベースのシステム(例えば、空気)が好適である。
本願明細書に使用される、「流体」という用語は、ガスと液体の両方を含む、広い流体のカテゴリを示している。
本願明細書で使われている、「コンプライアント機構(compliant mechanism)」という用語は、実質的に無重量の状態で、軸方向または軸周りに負荷を支持する力を少なくとも部分的に提供する機構(例えば、スプリング、空気圧アクチュエータなど)を示している。
本願明細書で使われている、「コンプライアント動作範囲(compliant range of motion)」という用語は、実質的に無重量の状態で、軸方向または軸周りに負荷が支持されている、軸方向または軸周りでの負荷の動作範囲を示している。
本発明は、主として集積回路をテストするためのテストヘッドに関して説明されてきたが、これに限定されるものではない。本発明の様々な態様は、多くの異なる負荷、特に、正確な操作および/または位置決めの重負荷、のいずれにも適用可能である。
本発明は、シリンダに対する加圧流体として主として空気が提供されるものに関して説明されてきたが、これに限定されるものではない。液体気体にかかわらず、いかなるタイプの流体も、これらの実施例で利用可能である。
説明された実施例に対し、請求項に個別に定義されている本発明の範囲から逸脱することなく、他の変更が実施可能であることが理解されるであろう。
テストヘッドとそれに取り付けられた第1座標系の斜視図である。 本発明の様々な例示的な実施形態を解説する際に役立つ第2座標系の斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るテストヘッドマニピュレータの斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るテストヘッド取付ユニットの斜視図である。 図4に示したテストヘッド取付ユニットの部分的な分解斜視図である。 図4に示したテストヘッド取付ユニットの後部斜視図である。 図4に示したテストヘッド取付ユニットの部分的な分解背面図である。 本発明の例示的な実施形態に係るスイングユニットサブアセンブリの背面斜視図である。 図8に示したスイングユニットサブアセンブリの前面斜視図である。 図8に示したスイングユニットサブアセンブリの分解前面斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るシータコンプライアンスキャリヤの後面斜視図である。 図11に示したシータコンプライアンスキャリヤの前面斜視図である。 図11に示したシータコンプライアンスキャリヤの分解斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係る、空気圧シリンダ、ホルダアダプター及びカムフォロワの分解斜視図である。 図14に示したホルダアダプター及びカムフォロワの分解斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るXキャリヤサブアセンブリの背面斜視図である。 図16に示したXキャリヤサブアセンブリの前面斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係る垂直キャリヤサブアセンブリの背面斜視図である。 図18に示した垂直キャリヤの前面斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るクレードルサブアセンブリの背面斜視図である。 図20に示したクレードルサブアセンブリの前面斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るロール運動の提供に役立つクレードル取付板の斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るピッチ運動の提供に役立つクレードル取付板の斜視図である。 本発明の例示的な実施形態に係るスイングユニットサブアセンブリ及びシータコンプライアンスキャリヤの側面図である。 B―Bで切断した図24の断面図である。 本発明の例示的な実施形態に係る空圧制御エンクロージャの部分的内部図である。 A―Aで切断した図26の断面図である。 本発明の例示的な実施形態に係るレギュレータ制御機構の斜視図である。 図28の一部の詳細斜視図である。 図28の他の部分的な詳細斜視図である。 図28に示したレギュレータ制御機構の模式図である。 図28に示したレギュレータ制御機構の模式図である。 図28に示したレギュレータ制御機構の模式図である。 本発明の例示的な実施形態に係る空圧制御ペンダントの斜視図である。 図28に示したレギュレータ制御機構の様々な構成要素および相互接続の概略図である。 本発明の例示的な実施形態に係る圧力調整システムの概略図である。 本発明の例示的な実施形態に係るテストヘッドマニピュレータの斜視図である。 図35の一部の詳細図である。

Claims (52)

  1. 負荷を取り扱い操作する装置であって:
    負荷を支持する第1支持構造体と;
    負荷を支持する第2支持構造体と;
    前記第1支持構造体と前記第2支持構造体との間に結合されたカップリングであって、前記負荷の重心が当該回転軸から離れて位置する回転軸の軸周りのコンプライアント動作範囲を前記負荷に対して与えるコンプライアント機構を有しており、前記回転軸は非垂直の軸である、カップリングと、
    を備えている装置。
  2. 前記コンプライアント機構は、負荷の変化をとらえるために手動で調節されるように構成されている、請求項1の装置。
  3. 前記コンプライアント機構は、少なくとも1つの空気圧アクチュエータを有している、請求項1の装置。
  4. 前記コンプライアント機構は、少なくとも1つのスプリングを有している、請求項1の装置。
  5. 前記カップリングは、軸方向または軸周りに少なくとも1つの追加的な動作範囲を与える、請求項1の装置。
  6. 前記装置は、集積回路をテストするテストヘッドを操作するマニピュレータである、請求項1の装置。
  7. 前記第2支持構造体は第2カップリングを介して前記負荷を支持し、前記第2カップリングは、前記に対して第2回転軸の軸周りの動作範囲を与える、請求項1の装置。
  8. 前記第1支持構造体が実質的に垂直な第1動作範囲を前記負荷に対して提供し、前記第2支持構造体が実質的に垂直な第2動作範囲を前記負荷に対して提供し、前記実質的に垂直な第2動作範囲は前記実質的に垂直な第1動作範囲とは異なる、請求項1の装置。
  9. 前記実質的に垂直な第1動作範囲と前記実質的に垂直な第2動作範囲の少なくとも1つが、コンプライアント垂直動作範囲である、請求項8の装置。
  10. 前記コンプライアント垂直動作範囲内の負荷の位置が、前記装置へ供給される流体圧力を調節することによって調節され、前記流体圧力は前記装置から離れて位置する制御ユニットを介して調節される、請求項9の装置。
  11. 負荷を取り扱い操作する方法であって:
    負荷を支持する第1支持構造体を用意するステップと;
    負荷の重心が当該回転軸から離れて位置するように回転軸の軸周りに負荷を支持する第2支持構造体に対して、前記第1支持構造体を回転する形で結合するステップであって、前記回転軸は非垂直の軸である、ステップと;
    前記負荷に対して前記回転軸の軸周りのコンプライアント動作範囲を与えるステップと;
    前記コンプライアント動作範囲を用いて前記回転軸の軸周りに前記負荷を操作するステップと、
    を備えている方法
  12. 前記操作ステップは、前記負荷を前記回転軸の軸周りに手動で調節することを含んでいる、請求項11の方法。
  13. 前記コンプライアント動作範囲を与えるステップは、前記第1支持構造体と第2支持構造体との間に配置された少なくとも1つの空気圧アクチュエータを動作させることを含んでいる、請求11の方法。
  14. 前記コンプライアント動作範囲を与えるステップは、前記第1支持構造体と第2支持構造体との間に少なくとも1つのスプリングを設けることを含んでいる、請求11の方法。
  15. 前記第1支持構造体と第2支持構造体との間のカップリングを介して、少なくとも1つの追加的な動作範囲を前記負荷に対して与えるステップ、
    を更に備えている、請求項11の方法。
  16. 前記第2支持構造体を前記負荷に対して回転可能な形で結合し、前記第2回転軸の軸周りの動作範囲を前記負荷に対して与えるステップ、
    を更に備えている、請求項11の方法。
  17. 前記第1支持構造体を介して、実質的に垂直な第1動作範囲を前記負荷に対して与えるステップと;
    前記第2支持構造体を介して、実質的に垂直な第2動作範囲を前記に負荷対して与えるステップであって、前記実質的に垂直な第2動作範囲は前記実質的に垂直な第1動作範囲と異なっている、ステップと、
    を更に備えている、請求項11の方法。
  18. 前記与えられた実質的に垂直な第1動作範囲と実質的に垂直な第2動作範囲のうちの少なくとも1つが、コンプライアント垂直動作範囲である、請求項17の方法。
  19. 少なくとも部分的にコンプライアント垂直動作範囲を与える流体圧力を調節することにより、リモート制御ユニットを介して、コンプライアント垂直動作範囲内の負荷の位置を調節するステップ、
    を更に備えている、請求項18の方法。
  20. 負荷を取り扱い操作する装置であって:
    負荷を支持し、実質的に垂直な第1動作範囲を前記に負荷対して与える第1支持構造体と;
    負荷を支持し、前記実質的に垂直な第1動作範囲に対する、実質的に垂直な第2動作範囲を前記負荷に対して与える第2支持構造体と;
    前記第1支持構造体と前記第2支持構造体との間のカップリングであって、軸方向または軸周りに少なくとも1つの追加的な動作範囲を前記負荷に対して与え、この追加的な動作範囲は実質的に非垂直の方向である、カップリングと、
    を備えている装置。
  21. 前記実質的に垂直な第1動作範囲と実質的に垂直な第2動作範囲のうちの少なくとも1つが、コンプライアント垂直動作範囲である、請求項20の方法。
  22. コンプライアント動作範囲内の負荷の位置が、前記装置へ供給される流体圧力を調節することによって調節され、前記流体圧力は前記装置から離れて位置する制御ユニットを介して調節される、請求項21の装置。
  23. 前記装置は、集積回路をテストするテストヘッドを操作するマニピュレータである、請求項20の装置。
  24. 前記カップリングは回転カップリングである、請求項20の装置。
  25. 前記回転カップリングは、回転軸の軸周りのコンプライアント回転動作範囲として、追加的な動作範囲を与えるコンプライアント機構を有している、請求項24の装置。
  26. 前記第2支持構造体は第2回転カップリングを介して前記負荷を支持し、前記第2回転カップリングが、第2回転軸の軸周りの回転動作範囲を前記負荷に対して与える、請求項24または請求項25の装置。
  27. 前記回転軸は、実質的に垂直な平面の周りで回転するものではない、請求項25の装置。
  28. 前記少なくとも1つの追加的な動作範囲が、実質的に水平な動作範囲を含んでいる、請求項20の装置。
  29. 負荷を取り扱い操作する方法であって:
    負荷の実質的に垂直な第1動作範囲内の第1位置へ前記負荷を移動させるステップであって、前記実質的に垂直な第1動作範囲は第1支持構造体により与えられるものである、スッテプと;
    前記実質的に垂直な第1動作範囲に対する、負荷の実質的に垂直な第2動作範囲内の第2位置へ前記負荷を移動させるステップであって、前記実質的に垂直な第2動作範囲は第2支持構造体により与えられるものである、スッテプと;
    前記第1支持構造体と第2支持構造体との間にカップリングを設けるステップであって、該カップリングは、軸方向または軸周りの追加的な動作範囲を前記負荷に対して与え、前記追加的な動作範囲は実質的に非垂直の方向である、スッテプと、
    を備える方法。
  30. 前記実質的に垂直な第1動作範囲と実質的に垂直な第2動作範囲のうちの少なくとも1つが、コンプライアント動作範囲である、請求項29の方法。
  31. 少なくとも部分的にコンプライアント動作範囲を与える流体圧力を調節することにより、コンプライアント動作範囲内の負荷の位置を調節するステップ、
    を更に備えている、請求項30の方法。
  32. 前記カップリングを設けるステップが、第1支持構造体と第2支持構造体の間に回転カップリングを設けることを含んでいる、請求項29の方法。
  33. 前記回転カップリングが、回転軸の軸周りの回転コンプライアント動作範囲を前記負荷に対して与える、請求項32の方法。
  34. 前記第1支持構造体と第2支持構造体との間に第2回転カップリングを設けるステップであって、第2回転カップリングは第2軸の軸周りの回転動作範囲を前記負荷に対して与えるものである、スッテプ、
    を更に備えている、請求項32または請求項33の方法。
  35. 前記カップリングを設けるステップは、前記第1支持構造体と第2支持構造体との間にカップリングを設けることを含んでおり、そのカップリングが、実質的に水平方向の追加的な動作範囲を負荷に対して与える、請求項29の方法。
  36. 遠隔的に調整制御装置の位置を変化させる装置であって、該調整制御装置は少なくとも部分的に負荷を支持する力を調整するものであり:
    少なくとも1つの方向での調整制御装置の位置の変化に対応する流体圧力を変化させるリモートユニットと;
    前記リモートユニットと調整制御装置との間に結合されたカップリングであって、流体圧力の変化に基づいて調整制御装置の位置を変化させるよう構成されている、カップリングと;
    前記リモートユニットから前記カップリングまでの流体圧力の変化を与える流体キャリヤと、
    を備えている装置。
  37. 前記調整制御装置は、軸方向または軸周りにおいてコンプライアント状態で、少なくとも部分的に負荷を支持する力を調整するよう構成されている、請求項36の装置。
  38. 調整制御装置は、実質的に垂直方向においてコンプライアント状態で、少なくとも部分的に負荷を支持する力を調整するよう構成されている、請求項37の装置。
  39. 前記調整制御装置の位置の変化が、軸方向または軸周りにおいて負荷の動作範囲内の負荷の位置の変化をもたらす、請求項36の装置。
  40. 調整制御装置の位置の変化が、実質的に垂直方向において負荷の動作範囲内の負荷の位置の変化をもたらす、請求項39の装置。
  41. 調整制御装置の位置を遠隔的に変化させる方法であって、該調整制御装置は少なくとも部分的に負荷を支持する力を調整するものであり:
    流体圧力の変動が少なくとも1つの方向における調整制御装置の位置の変化に対応しているところで、リモートユニットを介して、流体圧力を変化させるステップと;
    流体キャリヤを通して、リモートユニットから、リモートユニットと調整制御装置との間に結合されたカップリングまで、流体圧力の変化を与えるステップと;
    流体圧力の変化に基づき、カップリングを通して調整制御装置の位置を変化させるステップと、
    を備えている方法。
  42. 前記調整制御装置の位置を変更する前記ステップは力において対応する変化をもたらし、その力は、軸方向または軸周りにおいてコンプライアント状態で、少なくとも部分的に負荷を支持する、請求項41の方法。
  43. 前記力は、実質的に垂直方向においてコンプライアント状態で、負荷を少なくとも部分的に支持する、請求項42の方法。
  44. 前記調整制御装置の位置を変化させる前記ステップは、軸方向または軸周りにおいて負荷の動作範囲内の負荷の位置を変化させる、請求項41の方法。
  45. 前記動作範囲内の負荷の位置の変化が、実質的に垂直方向におけるものである、請求項44の方法。
  46. 負荷を取り扱い操作する装置であって:
    負荷を支持する支持構造体であって、負荷に対して動作範囲を与え、該動作範囲はコンプライアント動作範囲である、支持構造体と;
    流体キャリヤを介して流体システムの流体圧力を調整するリモートユニットであって、前記流体システムはコンプライアント動作範囲内で負荷を支持する力の少なくとも一部分を与えている、リモートユニットと、を備え。
    前記リモートユニットを介しての前記流体圧力の調整が、負荷を支持する力を調整する、
    装置。
  47. 前記リモートユニットは、コンプライアント動作範囲内において実質的に無重量の状態で負荷をバランスさせるよう、前記流体圧力を調整するように構成されている、請求項46の装置。
  48. 前記リモートユニットは、コンプライアント動作範囲内での負荷の位置を調整するよう、前記流体圧力を調整するように構成されている、請求項46の装置。
  49. 負荷を取り扱い操作する方法であって:
    負荷を支持し、該負荷に対してコンプライアント動作範囲を与える支持構造体を用意するステップと;
    流体圧力がコンプライアント動作範囲で負荷を支持する力の少なくとも一部分を与えるところで、リモートユニットを介して、流体キャリヤを通る流体圧力を変化させるステップと、
    を備えている方法。
  50. 前記変化させるステップが、コンプライアント動作範囲内において、実質的に無重量の状態で負荷をバランスさせるように流体圧力を変化させることを含んでいる、請求項49の方法。
  51. 前記変化させるステップが、コンプライアント動作範囲内において、負荷の位置を調整するように流体圧力を変化させることを含んでいる、請求項49の方法。
  52. 負荷を取り扱い操作する方法であって:
    軸方向または軸周りにおいて第1手動力を用いて負荷が移動可能となるように流体を加圧することにより、軸方向または軸周りにおいて、コンプライアント状態で負荷を少なくとも部分的に支持するステップと;
    オペレータが軸方向または軸周りにおいて負荷を操作可能となるまで、第1手動力よりも小さい第2手動力を用いて、軸方向または軸の周りに負荷を移動可能となるように、流体圧力を遠隔的に調整するステップと、
    を備えている方法。
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