JP2007524998A - エネルギー伝達要素の入力巻線に結合された入力回路と、エネルギー伝達要素の出力巻線に結合された出力回路との間の変位電流の流れを実質的に減らす方法および装置 - Google Patents

エネルギー伝達要素の入力巻線に結合された入力回路と、エネルギー伝達要素の出力巻線に結合された出力回路との間の変位電流の流れを実質的に減らす方法および装置 Download PDF

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Abstract

エネルギー伝達要素の入力巻線に結合された入力回路と、エネルギー伝達要素の出力巻線に結合された出力回路との間の変位電流の流れを実質的に減らすエネルギー伝達要素。一面において、エネルギー伝達要素は、入力巻線、出力巻線、この入力巻線に結合された導電性シールド、および、この入力巻線に結合された第1の相殺巻線を含む。この導電性シールドは、物理的に入力巻線と出力巻線間に位置づけられている。この出力巻線は、物理的に導電性シールドと第1の相殺巻線間に位置づけられている。第1の相殺巻線は、入力回路と出力回路間の容量性変位電流を実質的に減らすように巻かれている。

Description

本発明は、一般にエネルギー伝達要素に関し、詳細には、本発明は、少なくとも3つの巻線と、導電性シールドを持つエネルギー伝達要素に関する。
図1は、フライバック方式コンバータ電源101の概略図を示している。フライバック方式コンバータ101電源の基本動作は、充分に説明されており、当業者にはわかっている。一次スイッチ103を含む一次(すなわち、入力)回路は、普通は、帰還制御信号105を通じて制御されるが、図示されるように、必ずしも、この電源の二次(すなわち、出力)回路から制御されるとは限らない。エネルギー伝達要素、すなわち変圧器107は、この説明の目的で、2つの巻線だけを持つものとして示されており、その巻線電圧の位相関係を示すための巻線ドット極性を使用している。これらの巻線間の電圧遷移の間、これらの巻線のドットされた端部は、同位相である。
図2は、電源201の回路図である。図2は、変圧器本体すなわちコアまたは構造物(エネルギー伝達要素)とアースとの間にある寄生容量209、入力巻線・出力巻線と変圧器本体(コア)との間にある寄生容量211、変圧器の入力巻線と出力巻線との間にある寄生容量213を表わすことにより、図1の概略図をさらに詳しく述べている。通常、変圧器コアはフェライト・コアであり、このフェライト・コアは変圧器構造に用いられ、変圧器207の入力巻線と出力巻線を磁束結合するために低リラクタンス路を提供する。図2に記されているように、変圧器の出力部とアースとの間の寄生容量215は、いくつかの実施形態では、用途に応じて、および/または、電気ノイズ測定を行うやり方に応じて短絡されることがある。
電源201の正規動作の間、フライバック方式コンバータ電源の標準動作により、変圧器207の入力巻線と出力巻線の両巻線間の電圧が遷移する。このような遷移から、図示される様々な寄生容量209、211、213、215に変位電流が発生する。これらの変位電流は、同相ノイズ(または、エミッション(放出))として検出されて、電源線入力安定化回路網(LISN)と呼ばれる一台の試験機器を用いて測定される。この機器の構成と接続は、充分に説明されており、当業者にはわかっている。
図2はまた、コンデンサCy217も強調しており、このコンデンサは、同相エミッションを減らすために、スイッチング電源に常用されているYコンデンサである。この部品であるコンデンサCy217は、フライバック方式コンバータ201の入力回路と出力回路間に流れる変位電流が、アースに流れないで、その電流源に戻るように、低インピーダンス路を与えている。コンデンサCy217を流れる電流は、LISNでは検出されず、それゆえ、コンデンサCy217の使用は、同相エミッションを減らすように働く。
巻線形部品により発生する容量性変位電流の流れを減らす方法および装置の実施形態が開示されている。以下の説明では、本発明を充分に理解させるために、特定の細部が多数、記述されている。しかしながら、特定の細部を使用して、本発明を実施する必要はないことが、通常の当業者には明らかになろう。他の場合には、本発明を不明瞭にするのを避けるために、周知の材料または方法については、詳しく述べられていない。
本明細書を通して、「一実施形態」または「ある実施形態」に言及することは、この実施形態に関連して述べられる特定の特徴、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味している。したがって、「一実施形態において」または「ある実施形態において」という語句が、本明細書を通して、様々な場所に現れているが、それらが、必ずしもすべて、同一の実施形態を指すとは限らない。さらに、これらの特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の実施形態において、適切な任意のやり方で組み合わせることもできる。
スイッチング電源回路により発生する電気ノイズの原因は、充分に説明されており、当業者にはわかっている。本発明の実施形態は、エネルギー伝達要素で発生する同相ノイズ、さらに具体的に言えば、スイッチング電源の動作の間、エネルギー伝達要素(一般に、電源変圧器と呼ばれる)の入力巻線と出力巻線間に流れる容量性変位電流を減らすことを対象としている。
本発明の実施形態による上記手法は、フライバック方式コンバータ電源やフォワード方式コンバータ電源に施すことができるから、その変圧器は、エネルギー伝達要素と呼ばれるものと理解される。しかしながら、本明細書に説明される特定の実施形態では、フライバック回路の例が説明されており、このエネルギー伝達要素は変圧器と呼ばれる。さらに、エネルギー伝達要素の入力巻線、出力巻線は、当業者によく知られているように、それぞれ、一次巻線、二次巻線と呼ばれることがある。さらに、エネルギー伝達要素の入力巻線に結合された入力回路、エネルギー伝達要素の出力巻線に結合された出力回路も、当業者によく知られているように、それぞれ、一次回路、二次回路と呼ばれることがある。
本明細書に述べられる本発明の様々な実施形態は、変圧器の入力巻線に結合された入力回路と、変圧器の出力巻線に結合された出力回路との間に流れる正味容量性変位電流を実質的に減らし、それにより、Yコンデンサを使用する必要性を排除するか、あるいは、必要であるYコンデンサの容量値を下げることで、システム費用を削減させるための、変圧器構造に用いられる手法を提供している。Yコンデンサの容量値を下げるか、あるいは、Yコンデンサを排除することにより、安全隔離出力部とAC入力線間の漏洩電流も減らされる。これは、例えば、携帯電話の用途もしくは、それに類する用途(ただし、それらには限定されない)のように、その安全隔離出力部がユーザと接触しかねない用途では有利である。
特に、本明細書に述べられる手法の様々な実施形態は、通常、スイッチング電源において、一次回路と二次回路間、すなわち入力回路と出力回路間に流れる容量性変位電流を実質的に減らす。一実施形態では、このような電流の減少は、入力巻線と出力巻線間に導電性シールドをすでに使用している変圧器構造に相殺巻線を追加することで、達成される。このタイプのシールドは、入力巻線と出力巻線間の容量性変位電流を減らすために常用されている。しかしながら、シールドだけを使用する方法は、記述される通り、容量性変位電流をすべて相殺するとは限らず、このことから、一般に変圧器自体の外部で追加測定を行って、正味容量性変位電流を、許容限度値以内まで減らすことになる。それゆえ、本発明の様々な実施形態は、普通なら、この開示の恩恵を受けない設計者に必要であるはずのいくつかの電源構成要素または追加的な変圧シールドを排除することで、システム費用を削減する。
概略として、スイッチング電源の動作により発生して、アースに流れる変位電流は、他の機器に影響を及ぼす電磁障害(EMI)を発生させかねない電気ノイズ(同相エミッションとしても知られている)として測定される。それゆえ、これらの電流を、規制団体が包括的に設定した公表限度値よりも低く維持する必要がある。スイッチング電源中の変圧器は、アースへの変位電流の流れを、2つのやり方で発生させる。
上記のやり方の一方は、変圧器のコアとアースとの間に変位電流を流すことである。この電流は、変圧器のコアに容量結合している変圧器巻線の電圧遷移により発生する。次に、この電流は、一般に、静電容量により、変圧器のコアとアースとの間の自由空間に流れる。
他方のやり方は、変圧器の一次巻線と二次巻線間に、これらの巻線間の差動電圧で設定された変位電流を流すことである。これらの巻線間の差動電圧は、巻線間の容量に電流の流れを発生させる。この変位電流は、並列経路(その1つがアースである)を通って、その電流源に戻ることになる。
本発明の様々な実施形態は、変圧器の入力巻線に結合された入力回路と、変圧器の出力巻線に結合された出力回路との間の正味変位電流の流れを、追加の相殺巻線を用いて減らすやり方を述べている。さらに、様々な実施形態は、本発明の実施形態とともに、他の手法を用いて、入力巻線と変圧器コア間の変位電流をさらに相殺する。一実施形態では、これらの相殺巻線の設計は、使用される巻線の層数や巻数と、それらの物理的な位置づけの双方の点から、特定の変圧器に固有のものである。これらの使用を通じて、変圧器巻線間の正味変位電流の流れが実質的に減らされる。次に、これは、同相エミッションを減らすのに使用されるYコンデンサなどの外部部品の費用をゼロにするか、あるいは減らすことができる。
例えば、図3は、2巻線変圧器301の単純な概略回路図を示している。スイッチ304のスイッチングにより、入力(一次)巻線302と出力(二次)巻線303において電圧遷移が行われるので、図示される変位電流の流れIdc1が巻線間の寄生容量C1に発生する。一般に、電流の流れる方向は、一次側から二次側に流れる方向である。これは、スイッチングの間、一次巻線302に印加されている電圧が、常態では、二次巻線303に印加されている電圧よりも高いからである。
図4は、図1中の変位電流Idc1の大きさを減らすいつも使用される1方法の回路図を示している。導電性シールド(しばしば、銅でできている)を、一次巻線と二次巻線との間に位置づけると、一次巻線405の電圧遷移により発生した変位電流が、一次接地電位403に対して短絡されるが、出力巻線404には流れないので、一次巻線から二次巻線への電流の流れが防止される。
しかしながら、このような場合、導電性シールド402が一次アースに短絡されるということは、出力巻線404の両端の電圧遷移による変位電流Idc2が、出力部から入力アースに流れることを意味する。それゆえ、導電性シールド402の利点は限られている。これは、導電性シールド402が、一次巻線と二次巻線間に流れる変位電流を実質的に減らすとはいえ、一次接地電位403に結合された導電性シールドを通って、二次側から一次側への変位電流を発生させるからである。この電流は、EMI試験機器により、同相ノイズとして検出される。これは、出力アースに接続され、かつ出力巻線と一次導電性シールドとの間に位置づけられた二次導電性シールドを含む非常に複雑な変圧器構造をもたらすことが多く、このことから、入力巻線と出力巻線間の漏洩インダクタンスが大きくなり、かつ、入力巻線と入力シールドと、出力巻線と出力シールドとの間で循環する容量性電流の増大によるスイッチング損失も大きくなる。これらの問題は、当業者によく知られており、それゆえ、本明細書では詳述しない。
これと対照的に、図5は、一実施形態において、本発明の教示による変圧器501の回路図を示している。図4に示される回路図と比較すると、入力アース503に結合されている相殺巻線502が取り入れられている。相殺巻線502は、物理的に変圧器構造内で、出力巻線504の近くに位置づけられ、それゆえ、巻線間の容量C4を通じて、変位電流Idc4を結合させる。相殺巻線から出力巻線に流れる変位電流Idc4が、出力巻線504から、導電性シールドを通って一次アース503に流れる変位電流Idc3に正確に一致する場合には、正味変位電流はゼロである。このようにして、本発明の教えによる実施形態は、結果的に上述の欠点をもたらすようなさらなる導電性シールドを取り入れる必要もなく、入力回路と出力回路間の正味変位電流を実質的に相殺するか、または減らす方法を提供することになる。
実際には、出力巻線504と比較して、例えば図5中の相殺巻線502用に選択される正確な巻数を、実験による方法を用いて選択して、測定されたEMIを最小限に抑える最適な相殺を決定する。
図6は、本発明の教示による変圧器の一実施形態の断面を示している。ボビン607は、上記の巻線が取り付けられている巻型である。この巻型は、当業者によく知られているように、変圧器のコア(一般に、スイッチング変圧器ではフェライト)から、これらの巻線を隔離している。図示される設計でのボビン607は、ボビン607の基部に符号606が付けられた2つの小さな段すなわちマージンを持っている。これは、第1の巻線(この実施形態では、入力巻線604)用の巻線エリア幅を短くする。次に、シールド603を配置することは、必ず一次巻線604の幅から外にはみ出して、入力巻線604と出力巻線602間のどんな変位電流の結合も防止するのに役立つ。入力巻線と出力巻線間を直接に流れる変位電流をさらに減らすために、出力巻線602も、テープ608で構成されたマージンとマージンとの間に巻かれている。最後に、相殺巻線601が、出力巻線602の外側に位置づけられている。
それぞれの巻線中に示された導線の数は、説明のためだけのものであり、どれか1つの巻線中の実際の巻数を表わすものと見なすべきではないことを理解すべきである。実際、第1に、外部巻線602とシールド603間の物理的な離隔距離が、相殺巻線601と二次巻線602間の物理的な離隔距離に等しい場合には、最適な相殺を実現するのに必要な相殺巻線の巻数は、出力巻線602の巻数のほぼ2倍である。これは、図6の巻線上のドット・マーキングから見てわかるように、出力巻線602と相殺巻線601の双方のドット極性が同一であるという事実により説明できる。それゆえ、相殺巻線601の巻数が出力巻線602の巻数に等しいとすれば、これらの巻線は、同一の大きさの電圧遷移を持つことになり、それゆえ、第1に、相殺巻線601と出力巻線602間に流れる変位電流はゼロとなろう。しかしながら、上記の図5の説明から、出力巻線602とシールド603間に流れるものに等しい変位電流を、相殺巻線601と出力巻線602間に発生させることが必要である。それゆえ、相殺巻線の巻数は、出力巻線の巻数のほぼ2倍であることが必要である。
このような巻数比は、本発明の実施形態により、様々な巻線間の絶マージンテープ605の巻数を選択して、それぞれの巻線の物理的な離隔距離を長くするか、あるいは短くすることで、必要に応じて変えられることに留意する。一実施形態では、一次シールド603と出力巻線602との間の絶マージンテープ605の厚さは、特定の回路用途において必要である離隔距離に適するものとして決定される。
図7は、本発明の教示による変圧器の他の実施形態の断面を示している。この断面と、図6に示される断面との差は、図6中のボビン606の基部のマージンが取り除かれている点であり、比較的にわずかである。この実施形態のこの構造と、図6に示される構造との差は他にはない。この実施形態の構造の実際の一面は、このシールドの側マージンのどのスペースも最小限に抑えるように銅製シールド701の幅を入念に選択し、それにより、入力巻線と出力巻線間に、或る程度の変位電流を直接に結合させられることが必要となろう。しかしながら、マージンテープ702を使用して出力巻線703と相殺巻線704用の巻線幅を短くすることは、入力巻線から出力巻線に変位電流が流れるおそれを少なくするのに役立つ。
図8は、本発明の教示による変圧器の他の実施形態の断面を示している。ここでは、図7中のマージンテープ702が取り除かれており、また、ボビン801の基部のマージンは、再び取り入れられている。この実施形態では、入力巻線803と出力巻線804間を直接に流れる変位電流を減らすか、あるいは最小限に抑えるために、シールド802の幅の選択には、慎重な判断がなされる。
図9は、本発明の教示による変圧器の他の実施形態の回路図を示している。相殺巻線902の理論と働きは、上記の説明と同一である。しかしながら、この実施形態では、第2の相殺巻線、すなわちコア相殺巻線901が取り入れられている。このコア相殺巻線901は、一次巻線と変圧器コア(通常、フェライト材でできている)間に流れる変位電流を相殺する。一実施形態では、コア相殺巻線901のドット極性は、その静電界が、一次巻線で生じる静電界に対向するようなものである。一実施形態では、この正味効果は、変圧器コアに対して、変圧器構造内の他の巻線で生じる静電界の影響が、コア相殺巻線901で生じる静電界により相殺されることである。その結果、これらの静電界が完全に相殺する場合には、変圧器巻線と変圧器コア間の変位電流は、理論上、ゼロとなる。実際には、この効果は、その正味変位電流を実質的に減らすことである。したがって、コア相殺巻線901は、一実施形態では、入力巻線とエネルギー伝達要素のコアとの間に流れる容量性変位電流を実質的に減らすように巻かれている。それゆえ、一実施形態では、コア相殺巻線901と相殺巻線902は、エネルギー伝達要素とアース間に流れる全変位電流または正味変位電流を実質的に減らすように巻かれている。
図10、図11、図12は、図6、図7、図8と同一の構造変形を示しているが、ただし、図10、図11、図12はそれぞれ、図9に取り入れられたコア相殺巻線901を組み入れている。それゆえ、図10の実施形態は、第1の巻線とコア相殺巻線用の巻線エリア幅を短くする2つの小さな段すなわちマージンをボビンの基部に含む変圧器ボビンを示している。次に、シールドを配置することは、必ず一次巻線とコア相殺巻線の幅から外にはみ出して、一次巻線と出力巻線間の変位電流の結合を防止するのに役立つ。入力巻線と出力巻線間を直接に流れる変位電流をさらに減らすために、出力巻線も、マージンテープで構成されたマージンとマージンとの間に巻かれている。最後に、相殺巻線が、出力巻線の外側に位置づけられている。
図11の実施形態は、図10の実施形態と同様であるが、ただし、その違いは、図10中のボビンの基部の2つの小さな段すなわちマージンが取り除かれている点である。
図12に示される実施形態では、図11の実施形態に示されるマージンテープは、取り除かれており、また、ボビンの基部の2つの小さな段すなわちマージンは、再び取り入れられている。
多くの実用的なエネルギー伝達要素の設計では、特定の用途で求められる様々な出力電圧をサポートするために、出力巻線が2つ以上ある。これらの複数出力の設計では、このボビン断面図の外側にもっとも近い所に巻かれている出力巻線の層は、本発明の教示に基づく実施形態により、相殺巻線の次に位置づけられることになる。一実施形態では、相殺巻線の巻数は、すべての出力巻線から、入力巻線と様々な出力巻線との間に位置づけられた導電性シールドへの変位電流を相殺するように、適宜に選択される。
本発明の教示による変圧器構造の他の利点は、この電源の入力側の制御回路に低電圧を供給するために、バイアス巻線として、例えば図5中の相殺巻線502を利用できることである。
例えば、図13は、入力回路用のバイアス巻線1302として、相殺巻線を利用するフライバック方式コンバータ電力変換回路の特定の回路例の一実施形態を示している。他のタイプの電力変換回路も、本発明の教示による実施形態を使用できるものと理解され、説明の目的で図13が与えられている。例示される実施形態では、入力回路は、図示される電力変換回路の一次巻線側すなわち入力巻線側の回路から成っている。例示される実施形態では、出力回路は、図示される電力変換回路の二次巻線側すなわち出力巻線側の回路から成っている。一実施形態では、コントローラ1301は、スイッチと制御回路をモノリシック集積したものである。それゆえ、例示される実施形態では、このスイッチと制御回路は、電源・コントローラ統合集積回路としてモノリシック集積されている。コントローラ1301の制御端子Cは、部品R7と部品U102を通じてフィードバックを受け取り、さらに、コントローラ1301用の低電圧電源としても働く。U102を流れる電流は、当業者によく知られているように、この電源の出力回路、すなわち、D8、R9、R10、U102のLEDに左右される。しかしながら、コンデンサC3の両端の電圧は、バイアス巻線1302の電圧によって決まり、それゆえ、バイアス巻線は、オプトカプラーU102が導通していなければ、コントローラ1301の制御端子Cにフィードバック情報を提供する。それゆえ、この構成では、巻線1302は、バイアス巻線として働くだけでなく、この電源の出力に関するフィードバック情報も提供する。変圧器の構造内で、出力巻線の隣りにある相殺巻線1302の物理的な位置により、相殺巻線1302は、主要入力巻線1304に高いスイッチング電圧スパイクが存在するために、誤差をもたらすことになる主要入力巻線1304からの影響を最小限に抑えて、出力電圧を追跡するから、相殺巻線1302は、フィードバック源としての使用にとって理想的となる。
フライバック方式コンバータ電源の概略図である。 寄生容量を示すフライバック方式コンバータ電源の概略図である。 変圧器の概略図である。 導電性シールドを含む変圧器の概略図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器の一実施形態の概略図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器の一実施形態の断面図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器の他の実施形態の概略図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器の他の実施形態の概略図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器のさらに他の実施形態の概略図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器のさらに他の実施形態の断面図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器のさらに他の実施形態の断面図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器のさらに他の実施形態の断面図である。 本発明の教示により巻かれた変圧器の一実施形態を利用する電源の一実施形態の概略回路図である。

Claims (23)

  1. 入力回路に結合された入力巻線と、
    出力回路に結合された出力巻線と、
    前記入力巻線に結合された導電性シールドと、
    を備えるエネルギー伝達要素であって、
    前記入力巻線に結合され、前記入力回路と前記出力回路間の正味容量性変位電流を実質的に減らすように巻かれている第1の相殺巻線と
    を有するエネルギー伝達要素。
  2. 前記導電性シールドが、物理的に入力巻線と出力巻線との間に位置づけられており、また、前記出力巻線が、物理的に前記導電性シールドと前記第1の相殺巻線との間に位置づけられている請求項1に記載のエネルギー伝達要素。
  3. 前記第1の相殺巻線が、前記入力回路にバイアスを供給するように結合されている請求項1に記載のエネルギー伝達要素。
  4. 前記入力巻線、前記出力巻線、前記第1の相殺巻線、前記導電性シールドが、エネルギー伝達要素のコアの周りに巻かれている請求項1に記載のエネルギー伝達要素。
  5. 物理的に前記エネルギー伝達要素のコアと前記入力巻線との間に位置づけられた第2の相殺巻線をさらに備え、前記第2の相殺巻線が、前記入力巻線と前記エネルギー伝達要素のコアとの間に流れる容量性変位電流を実質的に減らすように巻かれている請求項4に記載のエネルギー伝達要素。
  6. 前記第1の相殺巻線と前記第2の相殺巻線が、前記エネルギー伝達要素とアース間に流れる全変位電流を実質的に減らすように巻かれている請求項5に記載のエネルギー伝達要素。
  7. 前記入力回路と前記出力回路が、電力変換回路中に含まれている請求項1に記載のエネルギー伝達要素。
  8. 前記電力変換回路がフライバック方式コンバータから成っている請求項7に記載のエネルギー伝達要素。
  9. 前記第1の相殺巻線が、電源の出力に関するフィードバック情報を前記入力回路に提供するように結合されている請求項8に記載のエネルギー伝達要素。
  10. 入力回路と出力回路と、
    第1の入力電圧端子と第2の入力電圧端子と、
    少なくとも、前記第1の入力電圧端子に結合された入力巻線、出力巻線、前記第2の入力電圧端子に結合された導電性シールド、さらに、前記第2の入力電圧端子に結合され、かつ、前記入力回路と前記出力回路間に流れる正味容量性変位電流を実質的に減らすように巻かれている相殺巻線を含むエネルギー伝達要素と、
    前記エネルギー伝達要素の入力巻線と前記第2の入力電圧端子との間に結合されたスイッチと、
    前記スイッチの制御端子に結合された制御回路であって、前記出力巻線に結合された前記 電源の前記出力回路に応答して前記スイッチを制御する制御回路と
    を備える電源。
  11. 前記導電性シールドが、入力巻線と出力巻線間に巻かれており、また、前記出力巻線が、前記導電性シールドと前記相殺巻線との間に巻かれている請求項10に記載のエネルギー伝達要素。
  12. 前記相殺巻線が、前記スイッチおよび前記制御回路にバイアスを供給するように結合されている請求項10に記載の電源。
  13. 相殺巻線が、電源の出力に関するフィードバック情報を、前記スイッチと前記制御回路に提供するように結合されている請求項10に記載の電源。
  14. 前記スイッチおよび前記制御回路が、電源・コントローラ統合集積回路としてモノリシック集積されている請求項10に記載の電源。
  15. 前記入力巻線、前記出力巻線、前記導電性シールド、前記相殺巻線が周りに巻かれるようにしているコアをさらに備える請求項10に記載のエネルギー伝達要素。
  16. 前記エネルギー伝達要素のコアと前記入力巻線との間に巻かれて、前記入力巻線と、前記エネルギー伝達要素のコアとの間に流れる容量性変位電流を実質的に減らす第2の相殺巻線をさらに備える請求項15に記載のエネルギー伝達要素。
  17. 入力回路から入力巻線でエネルギーを受け取るステップと、
    前記エネルギーを、前記入力巻線から、出力回路に結合された出力巻線に伝達するステップと、
    前記入力巻線に結合された導電性シールドを用いて、前記入力巻線から前記出力巻線を遮蔽するステップと、
    前記入力回路と前記出力回路間に流れる正味容量性変位電流を、前記入力巻線に結合された第1の相殺巻線を用いて実質的に減らすステップと、
    を含む、エネルギーを伝達する方法。
  18. 前記導電性シールドが前記入力巻線と前記出力巻線間に配置され、前記出力巻線が、前記導電性シールドと前記第1の相殺巻線間に配置されている請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の相殺巻線を用いて、バイアスを電力変換回路の入力回路に供給するステップをさらに含む請求項17に記載の方法。
  20. 前記入力巻線、前記出力巻線、前記第1の相殺巻線、前記導電性シールドが、エネルギー伝達要素のコアの周りに巻かれている請求項17に記載の方法。
  21. 前記入力巻線と前記エネルギー伝達要素のコアとの間に流れる容量性変位電流を、前記エネルギー伝達要素のコアと前記入力巻線との間に配置された第2の相殺巻線を用いて実質的に減らすステップをさらに含む請求項20に記載の方法。
  22. 前記エネルギー伝達要素とアース間に流れる全変位電流を、前記第1の相殺巻線と前記第2の相殺巻線を用いて実質的に減らすステップをさらに含む請求項21に記載の方法。
  23. 前記第1の相殺巻線を用いて、前記出力巻線に結合された電源の出力に関するフィードバック情報を、前記入力巻線に結合された電力変換回路の入力回路に提供するステップをさらに含む請求項17に記載の方法。
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