JP2007521280A - スルホンアミド置換イミダゾキノリン - Google Patents

スルホンアミド置換イミダゾキノリン Download PDF

Info

Publication number
JP2007521280A
JP2007521280A JP2006517711A JP2006517711A JP2007521280A JP 2007521280 A JP2007521280 A JP 2007521280A JP 2006517711 A JP2006517711 A JP 2006517711A JP 2006517711 A JP2006517711 A JP 2006517711A JP 2007521280 A JP2007521280 A JP 2007521280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imidazo
quinolin
amino
butyl
mmol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006517711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007521280A5 (ja
Inventor
ダブリュ. グリースグラバー,ジョージ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2007521280A publication Critical patent/JP2007521280A/ja
Publication of JP2007521280A5 publication Critical patent/JP2007521280A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/47Quinolines; Isoquinolines
    • A61K31/4738Quinolines; Isoquinolines ortho- or peri-condensed with heterocyclic ring systems
    • A61K31/4745Quinolines; Isoquinolines ortho- or peri-condensed with heterocyclic ring systems condensed with ring systems having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. phenantrolines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/04Immunostimulants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Abstract

スルホンアミド官能基を1位に含有するイミダゾキノリンおよびテトラヒドロイミダゾキノリン化合物は、免疫応答調節剤として有用である。本発明の化合物および組成物は種々のサイトカイン生合成を誘発することができ、ウィルス性疾患および腫瘍性疾患を含む様々な症状の治療において有用である。

Description

本発明は、スルホンアミド置換を1位に有するイミダゾキノリン化合物、および該化合物を含有する医薬組成物に関する。本発明の更なる態様は、これらの化合物の、サイトカイン生合成を動物で誘発するための免疫調節剤としての使用、ならびにウィルス性および腫瘍性疾患を含む疾患の治療における使用に関する。
1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン環系についての最初の信頼できる報告であるバックマン(Backman)らのJ.Org.Chem.15,1278−1284(1950)は、抗マラリア剤としての見込みのある使用のための1−(6−メトキシ−8−キノリニル)−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンの合成について記載している。続いて、様々な置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンの合成が報告された。例えば、ジャイン(Jain)らのJ.Med.Chem.11,pp.87−92(1968)では、見込みのある鎮痙薬および心臓血管薬として、化合物1−[2−(4−ピペリジル)エチル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンが合成された。また、バラノフ(Baranov)らのChem.Abs.85,94362(1976)には、いくつかの2−オキソイミダゾ[4,5−c]キノリンが報告されており、ベレーニ(Berenyi)らのJ.Heterocyclic Chem.18,1537−1540(1981)には、特定の2−オキソイミダゾ[4,5−c]キノリンが報告されている。
特定の1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン、ならびにその1−および2−置換誘導体は、抗ウィルス剤、気管支拡張薬および免疫調節剤として有用であることがその後発見された。これらは、特に、米国特許第4,689,338号明細書、同第4,698,348号明細書、同第4,929,624号明細書、同第5,037,986号明細書、同第5,268,376号明細書、同第5,346,905号明細書、および同第5,389,640号明細書に記載されており、その全ては参照によって本明細書中に援用される。
例えば、国際公開第98/30562号パンフレット、EP894797号明細書および国際公開第00/09506号パンフレットに見られるように、引き続いてイミダゾキノリン環系への関心がある。EP894797号明細書はアミド置換イミダゾキノリン化合物を開示しており、これは免疫応答調節化合物として有用であると開示されており、国際公開第00/09506号パンフレットは、スルホンアミド窒素が飽和複素環式環の一部であるスルホンアミド置換基を含有するイミダゾキノリン化合物を開示している。しかしながらこれらの努力にもかかわらず、サイトカイン生合成の誘発または他のメカニズムにより免疫応答を調節する能力を有する化合物が引き続き必要とされている。
本発明者らは、動物においてサイトカイン生合成を誘発させるのに有用な新しい種類の化合物を発見した。従って本発明は、式I
Figure 2007521280
の化合物を提供し、式中、R、R1およびR2は、本明細書中に定義されるとおりである。
式Iの化合物は、動物に投与された場合、サイトカイン生合成を誘発する能力、および別の方法で免疫応答を調節する能力のために、免疫応答調節剤として有用である。このことにより、化合物は、免疫応答のこのような変化に応答するウィルス性疾患および腫瘍などの様々な症状の治療において有用になる。
1つの実施形態では、本発明の化合物は、
N−[4−(4−アミノ−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド、
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミド、
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド、
N−{8−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]オクチル}ベンゼンスルホンアミド、
N−{8−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]オクチル}メタンスルホンアミド、
N−[8−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]メタンスルホンアミド、
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]−5−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド、
N−[8−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]ベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド、
N−[8−(4−アミノ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]メタンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−2,2−ジメチルプロピル}メタンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−5−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−スルホンアミド、
N−[3−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド、
N−{3−[4−アミノ−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド、
N−{4−[4−アミノ−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド塩酸塩、
N−[2−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)エチル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド、
N−[2−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)エチル]メタンスルホンアミド、
1−[4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル]−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン、
2−ブチル−1−[4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン、
N−{2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド、
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]エタンスルホンアミド、
1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン、および
N−{4−[4−アミノ−2−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミド、
またはこれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される。
特に好ましい実施形態では、本発明の化合物または塩は、N−{2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミドまたはその薬学的に許容可能な塩である。望ましい製剤および毒性特性に加えて、この化合物は、インターフェロン(α)の誘発活性に対して、思いがけなく高いIL−12誘発活性を有する。
本発明は、さらに、治療的に有効な量の式Iまたは上記実施形態の化合物または塩を含有する医薬組成物と、有効な量の式Iまたは上記実施形態の化合物または塩を動物に投与することによって、動物においてサイトカイン生合成を誘発し、動物のウィルス感染症を治療し、そして/または腫瘍性疾患を治療する方法とを提供する。
さらに、式Iの化合物およびこれらの化合物の合成において有用な中間体の合成方法が提供される。
前述したように本発明は、式I
Figure 2007521280
の化合物を提供し、式中、
1は、−アルキル−NR3−SO2−X−R4、−アルケニル−NR3−SO2-X−R4、またはアルキル−NR6−SO2−R7であり、
Xは結合または−NR5−であり、
4は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルキルまたはアルケニルであり、そのそれぞれは置換されていなくてもよいし、あるいは、
−アルキル、
−アルケニル、
−アリール、
−ヘテロアリール、
−ヘテロシクリル、
−置換アリール、
−置換ヘテロアリール、
−置換ヘテロシクリル、
−O−アルキル、
−O−(アルキル)0~1−アリール、
−O−(アルキル)0~1−置換アリール、
−O−(アルキル)0~1−ヘテロアリール、
−O−(アルキル)0~1−置換ヘテロアリール、
−O−(アルキル)0~1−ヘテロシクリル、
−O−(アルキル)0~1−置換ヘテロシクリル、
−COOH、
−CO−O−アルキル、
−CO−アルキル、
−S(O)0~2−アルキル、
−S(O)0~2-(アルキル)0~1−アリール、
−S(O)0~2-(アルキル)0~1−置換アリール、
−S(O)0~2-(アルキル)0~1−ヘテロアリール、
−S(O)0~2-(アルキル)0~1−置換ヘテロアリール、
−S(O)0~2-(アルキル)0~1−ヘテロシクリル、
−S(O)0~2-(アルキル)0~1−置換ヘテロシクリル、
−(アルキル)0~1−NR33
−(アルキル)0~1−NR3−CO−O−アルキル、
−(アルキル)0~1−NR3−CO−アルキル、
−(アルキル)0~1−NR3−CO−アリール、
−(アルキル)0~1−NR3−CO−置換アリール、
−(アルキル)0~1−NR3−CO−ヘテロアリール、
−(アルキル)0~1−NR3−CO−置換ヘテロアリール、
−N3
−ハロゲン、
−ハロアルキル、
−ハロアルコキシ、
−CO−ハロアルコキシ、
−NO2
−CN、
−OH、
−SH、およびアルキル、アルケニル、またはヘテロシクリルの場合にはオキソ
からなる群から選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく、
2は、
−水素、
−アルキル、
−アルケニル、
−アリール、
−置換アリール、
−ヘテロアリール、
−置換ヘテロアリール、
−アルキル−O−アルキル、
−アルキル−O−アルケニル、および
−置換アルキルまたはアルケニル
からなる群から選択され、該置換アルキルまたはアルケニルは、
−OH、
−ハロゲン、
−N(R32
−CO−N(R32
−CO−C1~10アルキル、
−CO−O−C1~10アルキル、
−N3
−アリール、
−置換アリール、
−ヘテロアリール、
−置換ヘテロアリール、
−ヘテロシクリル、
−置換ヘテロシクリル、
−CO−アリール、
−CO−(置換アリール)、
−CO−ヘテロアリール、および
−CO−(置換ヘテロアリール)
からなる群から選択される1つまたは複数の置換基によって置換され、
3はそれぞれ独立して、水素およびC1~10アルキルからなる群から選択され、
5は、水素およびC1~10アルキルからなる群から選択される。あるいは、R4およびR5は結合して、3〜7員の複素環式または置換複素環式環を形成することができ、
6は、水素およびC1~10アルキルからなる群から選択され、
7は、水素およびC1~10アルキルからなる群から選択され、ここでR6およびR7は結合して、3〜7員の複素環式または置換複素環式環を形成することができ、
nは0〜4であり、存在するRはそれぞれ独立して、C1~10アルキル、C1~10アルコキシ、ハロゲンおよびトリフルオロメチル、またはこれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される。
化合物の調製
本発明のイミダゾキノリンは、反応スキームI(式中、R、R1、R2およびnは上記で定義したとおりである)に従って調製することができる。
反応スキームIのステップ(1)において、式IIの4−クロロ−3−ニトロキノリンは、式R1NH2(R1は上記で定義したとおり)のアミンと反応されて、式IIIの3−ニトロキノリン−4−アミンを提供する。クロロホルムまたはジクロロメタンなどの適切な溶媒中で任意で加熱して、アミンを式IIの化合物の溶液に添加することによって、反応を実行することができる。多くの式IIのキノリンは、既知の化合物である(例えば、米国特許第4,689,338号明細書およびそこに引用された参考文献を参照)。
反応スキームIのステップ(2)において、式IIIの3−ニトロキノリン−4−アミンは還元されて、式IVのキノリン−3,4−ジアミンを提供する。好ましくは、還元は、白金−炭素またはパラジウム−炭素などの従来の不均一水素化触媒を用いて実行される。反応は、パー(Parr)装置においてイソプロピルアルコールまたはトルエンなどの適切な溶媒中で実行するのが都合よい。
反応スキームIのステップ(3)において、式IVのキノリン−3,4−ジアミンは、カルボン酸またはその等価物と反応されて、式Vの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンを提供する。適切なカルボン酸等価物としては、酸ハロゲン化物、オルトエステルおよび1,1−ジアルコキシアルキルアルカノアートがあげられる。カルボン酸または等価物は、式Vの化合物の所望のR2置換基を提供するように選択される。例えば、オルトギ酸トリエチルは、R2が水素である化合物を提供でき、オルト酢酸トリエチルは、R2がメチルである化合物を提供できる。反応は、溶媒を使用せずに、あるいはトルエンなどの不活性溶媒中で実行することができる。反応は、反応の副産物として形成されるアルコールまたは水を除去するように十分に加熱して実行される。
反応スキームIのステップ(4)において、式Vの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンは、N−オキシドを形成することができる従来の酸化剤を用いて酸化されて、式VIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドを提供する。好ましい反応条件は、周囲条件で式Vの化合物のクロロホルム溶液を3−クロロペルオキシ安息香酸と反応させることを含む。
反応スキームIのステップ(5)において、式VIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドはアミノ化されて、式Iの亜属である式VIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを提供する。ステップ(5)は、(i)式VIの化合物をアシル化剤と反応させ、そして次に(ii)その生成物をアミノ化剤と反応させることを含む。ステップ(5)のパート(i)は、式VIのN−オキシドをアシル化剤と反応させることを含む。適切なアシル化剤としては、塩化アルキルスルホニルまたは塩化アリールスルホニル(例えば、塩化ベンゼンスルホニル、塩化メタンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニル)があげられる。塩化アリールスルホニルが好ましい。塩化パラ−トルエンスルホニルが最も好ましい。ステップ(5)のパート(ii)は、パート(i)の生成物を過剰のアミノ化剤と反応させることを含む。適切なアミノ化剤としては、アンモニア(例えば、水酸化アンモニウムの形で)およびアンモニウム塩(例えば、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、リン酸アンモニウム)があげられる。水酸化アンモニウムが好ましい。反応は、好ましくは、式VIのN−オキシドを、ジクロロメタンなどの不活性溶媒中に溶解し、この溶液にアミノ化剤を添加し、そして次にアシル化剤をゆっくり添加することによって実行される。生成物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
あるいは、ステップ(5)は、(i)式VIのN−オキシドをイソシアナートと反応させ、そして次に(ii)得られた生成物を加水分解することによって実行されてもよい。パート(i)は、N−オキシドを、イソシアナート基がカルボニル基に結合したイソシアナートと反応させることを含む。好ましいイソシアナートは、イソシアン酸トリクロロアセチル、およびイソシアン酸ベンゾイルなどのアロイルイソシアナートを含む。イソシアナートとN−オキシドとの反応は、実質的に無水条件下で、クロロホルムまたはジクロロメタンなどの不活性溶媒中のN−オキシド溶液にイソシアナートを添加することによって実行される。パート(ii)は、パート(i)からの生成物の加水分解を含む。加水分解は、水または低級アルカノールの存在下、そして任意でアルカリ金属水酸化物または低級アルコキシドなどの触媒の存在下における加熱などの従来の方法によって実行することができる。
Figure 2007521280
また、R1置換基がスルホンアミドを含有する本発明の化合物は、反応スキームII(式中、R、R2、R4およびnは上記に定義されたとおりであり、mは1〜20である)に従って調製することができる。
反応スキームIIにおいて、式VIIIのアミノアルキル置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンは、式IXの塩化スルホニルと反応されて、式Iの亜属である式Xの化合物を提供する。反応は、周囲温度において、ピリジンまたはN,N−ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、ジクロロメタンなどの不活性溶媒中で実行することができる。多くの式VIIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンが既知の化合物であり、例えば、米国特許第6,069,149号明細書(ナンバ(Namba))が参照され、その他のものは、既知の合成方法を用いて容易に調製することができる。多くの式IXの塩化スルホニルが市販されており、その他のものは既知の合成方法を用いて容易に調製することができる。生成物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
Figure 2007521280
またR1置換基がスルホンアミドを含有する本発明の化合物は、反応スキームIII(式中、R、R2、R4およびnは上記に定義されたとおりであり、mは1〜20である)に従って調製することができる。
反応スキームIIIにおいて、式VIIIのアミノアルキル置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンは、式XIのスルホン酸無水物と反応されて、式Iの亜属である式Xの化合物を提供する。反応は、周囲温度において、ピリジンまたはN,N−ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、ジクロロメタンなどの不活性溶媒中で実行することができる。あるいは、反応は、周囲温度において、アセトニトリル中で実行することができる。多くの式XIのスルホン酸無水物が市販されており、その他のものは既知の合成方法を用いて容易に調製することができる。生成物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
Figure 2007521280
本発明の第3級スルホンアミドは、反応スキームIV(式中、R、R2、R3、R4およびnは上記に定義されたとおりであり、mは1〜20である)に従って調製することができる。
反応スキームIVにおいて、式Xの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリニルスルホンアミドは、式XIIのハロゲン化物と反応されて、式Iの亜属である式XIIIの化合物を提供する。反応は、周囲温度において、N,N−ジメチルホルムアミド中の式Xの化合物の溶液に水素化ナトリウムを添加し、そして次にハロゲン化物を添加することによって実行することができる。多くの式XIIのハロゲン化物が市販されており、その他のものは既知の合成方法を用いて容易に調製することができる。生成物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
Figure 2007521280
1がスルファミド基を含有する本発明の化合物は、反応スキームV(式中、R、R2、R4、R5およびnは上記に定義されたとおりであり、mは1〜20である)に従って調製することができる。
反応スキームVのステップ(1)において、式VIIIのアミノアルキル置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンは、塩化スルフリルと反応されて、式XIVの塩化スルファモイルをその場で生成する。反応は、1当量の4−(ジメチルアミノ)ピリジンの存在下で、塩化スルフリルのジクロロメタン溶液を、式VIIIの化合物のジクロロメタン溶液に添加することによって実行することができる。反応は、好ましくは、低温(−78℃)で実行される。任意で、添加が完了した後、反応混合物を周囲温度まで暖めることができる。
反応スキームVのステップ(2)において、式R54NHのアミンは、式XIVの塩化スルファモイルと反応されて、式Iの亜属である式XVの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリニルスルファミドを提供する。反応は、2当量のアミンおよび2当量のトリエチルアミンをジクロロメタン中に含有する溶液を、ステップ(1)からの反応混合物に添加することによって実行することができる。〆添加は、好ましくは、低温(−78℃)で実行される。添加が完了した後、反応混合物を周囲温度まで暖めることができる。生成物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
Figure 2007521280
本発明のテトラヒドロイミダゾキノリンは、反応スキームVI(式中、R2、R3、R4、およびR5は上記に定義されたとおりであり、mは1〜20である)に従って調製することができる。
反応スキームVIのステップ(1)において、式XVIのアミノアルキル置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンは還元されて、式XVIIのアミノアルキル置換6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを提供する。好ましくは、還元は、式XVIの化合物をトリフルオロ酢酸中に懸濁または溶解させ、触媒量の白金(IV)オキシドを添加し、そして次に混合物に水素圧力をかけることによって実行される。反応は、パー(Parr)装置において実行するのが都合よい。生成物またはこれらの塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
反応スキームVIのステップ(2a)において、式Iの亜属である式XVIIのアミノアルキル置換6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンは反応して式XVIIIの化合物を提供する。R3が水素である場合、反応は、式VIIIのイミダゾキノリンの代わりに式XVIIのテトラヒドロイミダゾキノリンを用いて、上記の反応スキームIIおよびIIIに記載した方法に従って1つのステップで実行することができる。R3が水素以外である場合、反応は、イミダゾキノリンのテトラヒドロイミダゾキノリン類似体を用いて、2つのステップで実行することができ、ステップ1は反応スキームIIおよびIIIの方法に従って実行され、そしてステップ2は反応IVの方法に従って実行される。生成物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
反応スキームVIのステップ(2b)において、式XVIIのアミノアルキル置換6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンは反応して、式Iの亜属である式XIXの化合物を提供する。反応は、式VIIIのイミダゾキノリンの代わりに式XVIIのテトラヒドロイミダゾキノリンを用いて、反応スキームVに記載される方法に従って実行することができる。生成物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
Figure 2007521280
また本発明のテトラヒドロイミダゾキノリンは、反応スキームVII(式中、R、R2、R3、R4、R5およびnは上記に定義されたとおりであり、mは1〜20である)に従って調製することができる。
反応スキームVIIのステップ(1)において、式XXの6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリニルtert−ブチルカルバメートは加水分解されて、式XXIのアミノアルキル置換6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンを提供する。反応は、式XXの化合物をトリフルオロ酢酸およびアセトニトリルの混合物中に溶解し、周囲温度で攪拌して実行することができる。あるいは、式XXの化合物は、希塩酸と合わせて蒸気浴上で加熱されてもよい。式XXのテトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリニルtert−ブチルカルバメートは、米国特許第5,352,784号明細書(ニコライデス(Nikolaides))に開示される合成経路を用いて調製することができる。生成物またはこれらの塩は、従来の方法を用いて単離することができる。
ステップ(2a)および(2b)は、反応スキームVIの場合と同様にして実行することができる。
Figure 2007521280
式Iのいくつかの化合物は、式Iの他の化合物から容易に調製することができる。例えば、R4置換基がクロロアルキル基を含有する化合物はアミンと反応されて、第2級または第3級アミノ基で置換されたR4置換基を提供し、R4置換基がニトロ基を含有する化合物は還元されて、R4置換基が第1級アミンを含有する化合物を提供することができる。
本明細書中で使用される場合、「アルキル」、「アルケニル」、「アルキニル」および接頭語「−alk」という用語は、直鎖基および分枝鎖基の両方ならびに環状基、すなわちシクロアルキルおよびシクロアルケニルを含む。別途指定されない限り、これらの基は1〜20個の炭素原子を含有し、アルケニルおよびアルキニル基は2〜20個の炭素原子を含有する。好ましい基は、合計で10個までの炭素原子を有する。環状基は、単環式でも多環式でもよく、好ましくは3〜10個の環炭素原子を有する。典型的な環状基としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびアダマンチルがある。
「ハロアルキル」という用語は、1つまたは複数のハロゲン原子で置換された基を含み、利用可能な水素原子の全てがハロゲン原子で置換された基が含まれる。またこれは、接頭語「haloalk−」を含む基にも当てはまる。適切なハロアルキル基の例としては、クロロメチル、トリフルオロメチルなどがあげられる。
「アリール」という用語は、本明細書における使用では、炭素環式芳香環または環系を含む。アリール基の例としては、フェニル、ナフチル、ビフェニル、フルオレニルおよびインデニルがあげられる。「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1つの環へテロ原子(例えば、O、S、N)を含有する芳香環または環系を含む。適切なヘテロアリール基としては、フリル、チエニル、ピリジル、キノリニル、テトラゾリル、イミダゾ、ピラゾロ、チアゾロ、オキサゾロなどがあげられる。
「ヘテロシクリル」は、少なくとも1つの環へテロ原子(例えば、O、S、N)を含有する非芳香族の環または環系を含む。典型的な複素環状基としては、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニルなどがある。
別途指定されない限り、「置換シクロアルキル」、「置換アリール」、「置換ヘテロアリール」および「置換ヘテロシクリル」という用語は、問題の環または環系が、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルコキシ(例えば、トリフルオロメトキシ)、ニトロ、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクロアルキル、ニトリル、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、アルカノイルチオ、ならびにシクロアルキルおよびへテロシクリルの場合にはオキソからなる群から独立して選択される1つまたは複数の置換基によってさらに置換されることを示す。
本発明の化合物を表す構造式では、特定の結合が断続線で表される。これらの線は、断続線で表される結合が存在してもしなくてもよいことを意味する。従って、式Iの化合物はイミダゾキノリン化合物またはテトラヒドロイミダゾキノリン化合物のいずれかであり得る。
本発明は、ジアステレオマーおよびエナンチオマーなどの異性体、塩、溶媒和物、多形体などを含むその薬学的に許容可能なあらゆる形態で、本明細書中に記載される化合物を含む。
医薬組成物および生物活性
本発明の医薬組成物は、薬学的に許容可能なキャリアと組み合わせて、治療的に有効な量の式Iの化合物を含有する。
本明細書中で使用される場合、「治療的に有効な量」という用語は、サイトカイン誘発、抗腫瘍活性および/または抗ウィルス活性などの、治療効果を誘発するのに十分な化合物の量を意味する。本発明の医薬組成物で使用される活性化合物の正確な量は、化合物の物理的および化学的性質、ならびにキャリアの性質および意図される投薬計画などの当業者には既知の因子に従って変わり得るが、本発明の組成物は十分な活性成分を含有して、約100ng/kg〜約50mg/kgの用量、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの用量の化合物を被験者に提供することが予想される。錠剤、ロゼンジ、非経口剤形、シロップ剤、クリーム、軟膏、煙霧剤形、経皮パッチ、経粘膜パッチなどの従来のどの剤形が使用されてもよい。
本発明の化合物は、以下に記載される試験に従って実行される実験において、特定のサイトカインの産生を誘発することが示された。これらの結果は、化合物が、多数の異なる方法で免疫応答を調節できる免疫応答調節剤として有用であることを示し、化合物は様々な疾患の治療において有用にされる。
本発明に従う化合物の投与によって誘発され得るサイトカインには、一般に、インターフェロン−α(IFN−α)および腫瘍壊死因子−α(TNF−α)ならびに特定のインターロイキン(IL)が含まれる。本発明の化合物によってその生合成が誘発され得るサイトカインには、IFN−α、TNF−α、IL−1、6、10および12、ならびに様々な他のサイトカインが含まれる。いくつかの効果の中でも特に、サイトカインはウィルスの産生および腫瘍細胞の成長を阻害し、ウィルス性疾患および腫瘍の治療において化合物を有用にする。
サイトカインの産生を誘発する能力に加えて、本発明の化合物は、生来の免疫応答の他の様相にも影響を与える。例えば、ナチュラルキラー細胞の活性が刺激され、サイトカイン誘発による可能性のある効果であり得る。また化合物はマクロファージも活性化することができ、これは次に、一酸化窒素の分泌および更なるサイトカインの産生を刺激する。さらに、化合物は、Bリンパ球の増殖および分化を引き起こすことができる。
また本発明の化合物は、後天性の免疫応答にも影響を与える。例えば、T細胞への直接的な影響またはT細胞サイトカインの直接的な誘発であるとは考えられていないが、化合物が投与されると、Tヘルパー型1(Th1)のサイトカインIFN−γの産生は間接的に誘発され、Tヘルパー型2(Th2)のサイトカインIL−4、IL−5およびIL−13の産生は阻害される。この活性は、Th1応答の上方制御および/またはTh2応答の下方制御が所望される疾患の治療において、化合物が有用であることを意味する。式Iaの化合物のTh2免疫応答を阻害する能力を考慮して、アトピー性疾患、例えば、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー、およびアレルギー性鼻炎、ならびに全身性エリテマトーデスの治療において、細胞性免疫のワクチンアジュバントとして、そして恐らく再発性の真菌性疾患およびクラミジアのための治療として、化合物が有用であることが期待される。
化合物は、その免疫応答調節効果により、幅広い種類の症状の治療において有用にされる。IFN−αおよび/またはTNF−αなどのサイトカインの産生を誘発するその能力のために、化合物は、ウィルス性疾患および腫瘍の治療において特に有用である。この免疫調節活性は、本発明の化合物が、性器いぼ、尋常性いぼ、足底いぼ、B型肝炎、C型肝炎、単純疱疹ウィルスI型およびII型、伝染性軟属腫、HIV、CMV、VZV、頚部上皮内癌などの上皮内新形成、ヒト乳頭腫ウィルス(HPV)および関連の新形成を含むウィルス性疾患と、真菌性疾患、例えばカンジダ、アスペルギルス、およびクリプトコッカス髄膜炎と、腫瘍性疾患、例えば、基底細胞癌、ヘアリーセル白血病、カポジ肉腫、胃細胞癌、扁平上皮癌、骨髄性白血病、多発性骨髄腫、メラノーマ、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞性リンパ腫、およびその他の癌と、寄生虫病、例えば、ニューモシスティスカリニ、クリプトスポリジウム症、ヒストプラスマ症、トキソプラスマ症、トリパノソーマ感染症、リーシュマニア症と、細菌感染症、例えば、結核、マイコバクテリウム・アビウムなどの疾患(しかし、これらに限定されない)の治療において有用であることを示唆する。本発明の化合物を用いて治療することができる更なる疾患または症状には、湿疹とと、好酸球増加症と、本態性血小板血症と、らい病と、多発性硬化症と、オーメン症候群と、円板状ループスと、ボーエン病と、ボーエノイド・バピュローシスと、慢性創傷を含む創傷の治癒を増進または刺激することが含まれる。
従って、本発明は、有効な量の式Iの化合物を動物に投与することを含む、動物におけるサイトカイン生合成の誘発方法を提供する。サイトカイン生合成を誘発するのに有効な化合物の量は、単球、マクロファージ、樹状細胞およびB細胞などの1つまたは複数の細胞型に、例えば、IFN−α、TNF−α、IL−1、6、10および12などの1つまたは複数のサイトカインを、このようなサイトカインの背景レベルを超えて増大された量で産生させるのに十分な量である。正確な量は、当該技術分野において既知の因子に従って変わり得るが、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの用量であることが予期される。また本発明は、有効な量の式Iの化合物を動物に投与することを含む、動物のウィルス感染症の治療方法および動物の腫瘍性疾患の治療方法も提供する。ウィルス感染を治療または抑制するために有効な量は、ウィルス性病変、ウィルス量、ウィルス産生速度、および治療を受けないコントロール動物と比較した死亡率などのウィルス感染症の1つまたは複数の発現の減少を引き起こし得る量である。正確な量は、当該技術分野において既知の因子に従って変わり得るが、100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの用量であることが予期される。腫瘍性の症状を治療するのに有効な化合物の量は、腫瘍の大きさまたは腫瘍病巣の数の減少を引き起こし得る量である。この場合も同様に、正確な量は、当該技術分野において既知の因子に従って変わり得るが、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの用量であることが予期される。
本発明は、説明のためだけに提供される、決して限定的であるとは意図されない以下の実施例によりさらに説明される。
実施例1
N−[4−(4−アミノ−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
トリエチルアミン(1.18mL、8.5mmol)を、1−(4−アミノブチル)−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.00g、7.1mmol)およびクロロホルム(200mL)の混合物に添加した。得られた溶液をアセトン/氷浴中で10分間冷却した。塩化ベンゼンスルホニル(0.90mL、8.5mmol)を5分間かけてゆっくり添加した。45分後、0.2当量のトリエチルアミンを添加した。6時間後、反応混合物を塩水(2×250mL)および水(1×100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、次に減圧下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミドから再結晶させた。再結晶した物質およびろ液の両方をメタノールでスラリー状にした。得られた固体をろ過により単離し、合わせてから、アブデルハルデン(Abderhalden)乾燥装置で一晩乾燥させ、0.80gのN−[4−(4−アミノ−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドが白色固体(融点180.6〜182.0℃)として与えられた。
分析:C222552S・0.25H2Oの計算値:%C,61.73、%H,6.00、%N,16.36。実測値:%C,61.79、%H,6.04、%N,16.43。
実施例2
N−[4−(4−アミノ−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
tert−ブチル4−(2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチルカルバメート(5.00g、13.1mmol)を塩酸(ジオキサン中4.0M、50mL)と合わせ、1.5時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタン(〜200mL)で希釈した。pH8が得られるまで飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加した。水相中に沈殿物が形成された。層を分離した。水層中の沈殿物をろ過により単離し、水で懸濁させ、次にろ過により単離して、3.6gの4−(2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブタン−1−アミンが与えられた。
パートB
パートAからの物質をクロロホルム(600mL)と合わせ、40℃に暖めた。トリエチルアミン(3.48mL、25mmol)を添加して溶液を得た。塩化ベンゼンスルホニル(1.60mL、12.5mmol)を添加した。反応混合物を40℃で一晩攪拌した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、そして次に、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン(〜100mL)中に溶解し、水(3×125mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、次に減圧下で濃縮して、3.96gのN−[4−(2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドが黄色の結晶性固体(融点155.9〜157.1℃)として与えられた。
パートC
3−クロロペルオキシ安息香酸(77%を896mg)を、N−[4−(2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド(1.0g、2.4mmol)のクロロホルム(100mL)溶液に5分の時間をかけて添加した。2.5時間後にさらに0.1当量の3−クロロペルオキシ安息香酸を添加した。3時間後に、反応を低温で一晩保管した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液(3×150mL)で洗浄し、次に減圧下で濃縮して、1.44gの粗生成物が与えられた。この物質を酢酸メチルから再結晶させて、0.67gの1−{4−[(フェニルスルホニル)アミノ]ブチル}−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドが茶色の固体(融点203.8〜205.2℃)として与えられた。
パートD
水酸化アンモニウム(27%を3.5mL)を、パートCからの物質とジクロロメタン(15mL)の混合物に添加した。10分後に、塩化トシル(0.35g)を5分間の時間をかけてゆっくり添加した。45分後に、反応混合物を低温で週末にかけて保管した。さらに35mgの塩化トシルを添加し、反応混合物を1時間攪拌した。有機相を分離し、次に飽和重炭酸ナトリウム溶液(3×80mL)で洗浄した。沈殿物が水相中に形成された。この物質をろ過により単離し、次に酢酸メチルから再結晶させた。得られた固体およびろ液を合わせ、少量のメタノールを含有するジクロロメタン中に溶解させ、そして次にカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ジクロロメタン中10%のメタノールによる溶離)により精製した。得られた物質をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ジクロロメタン中0〜7.5%のメタノールによる溶離)により精製した。この物質を酢酸メチルから3回再結晶させて、42mgのN−[4−(4−アミノ−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドが白色固体(融点158.8〜160.8℃)として与えられた。
分析:C232752S・0.25C362の計算値:%C,62.15、%H,6.22、%N,15.59。実測値:%C,62.41、%H,5.91、%N,15.41。
実施例3
N−[4−(4−アミノ−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
実施例2パートAの一般的方法を用いて、tert−ブチル4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチルカルバメート(33.85g)を加水分解して、3.43gの4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブタン−1−アミンがオフホワイトの固体(融点172.2〜174.2℃)として与えられた。
パートB
反応を周囲温度で実行した点を除いて実施例2のパートBの一般的方法を用いて、4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブタン−1−アミン(1.20g、3.7mmol)を塩化ベンゼンスルホニル(429μL、3.7mmol)と反応させて、0.75gのN−[4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドが淡黄色の固体、(融点137.0〜138.1℃)与えられた。
パートC
実施例2のパートCの一般的方法を用いて、N−[4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド(0.95g、2.0mmol)を酸化して、1.21gの粗1−{4−[(フェニルスルホニル)アミノ]ブチル}−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドが与えられた。
パートD
実施例2のパートDの一般的方法を用いて、パートCからの物質をアミノ化して、118mgのN−[4−(4−アミノ−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドがオフホワイトの結晶性固体(融点84.8〜85.4℃)として与えられた。
分析:C263352S・0.5H2Oの計算値:%C,63.91、%H,7.01、%N,14.33。実測値:%C,63.63、%H,6.93、%N,14.80。
実施例4
N−[4−(4−アミノ−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
反応を周囲温度で実行した点を除いて実施例2のパートBの一般的方法を用いて、4−(2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブタン−1−アミン(2.00g、7.1mmol)を塩化メタンスルホニル(1.65mL、21.3mmol)と反応させて、1.23gのN−[4−(2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドが淡黄色の固体(融点133.2〜134.6℃)として与えられた。
パートB
実施例2のパートCの一般的方法を用いて、N−[4−(2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドを酸化して、1.44gの粗1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドが淡黄色の固体として与えられた。
パートC
実施例2のパートDの一般的方法を用いて、パートBからの物質をアミノ化して0.21gのN−[4−(4−アミノ−2−プロピル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドがオフホワイトの結晶性固体(融点186.5〜187.9℃)として与えられた。
分析:C182552S・0.25H2Oの計算値:%C,56.89、%H,6.76、%N,18.43。実測値:%C,56.95、%H,6.89、%N,18.13。
実施例5
N−[4−(4−アミノ−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
実施例2のパートAの一般的方法を用いて、tert−ブチル4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチルカルバメート(20.69g)を加水分解して、14.94gの4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブタン−1−アミンがオフホワイトの固体(融点84.8〜88.7℃)として与えられた。
パートB
実施例2のパートBの一般的方法を用いて、4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブタン−1−アミン(4.00g、14.9mmol)を塩化メタンスルホニルと反応させて、1.78gのN−[4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドが淡黄色の固体として与えられた。
パートC
実施例2のパートCの一般的方法を用いて、パートBからの物質を酸化して、〜2.00gの粗1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドが与えられた。
パートD
実施例2のパートDの一般的方法を用いて、パートCからの物質をアミノ化して、0.42gのN−[4−(4−アミノ−2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドが白色固体(融点203.3〜204.4℃)として与えられた。
分析:C172352Sの計算値:%C,56.49、%H,6.41、%N,19.37。実測値:%C,56.21、%H,6.36、%N,19.09。
実施例6
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例1の一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(0.50g、1.9mmol)を塩化ベンゼンスルホニル(0.24mL、1.9mmol)と反応させて、0.38gのN−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドが茶色の顆粒(融点215.4〜216.0℃)として与えられた。
分析:C212352Sの計算値:%C,61.59、%H,5.66、%N,17.10。実測値:%C,61.24、%H,5.65、%N,16.95。
実施例7
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例1の一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.00g、3.7mmol)を塩化メタンスルホニル(0.46mL、5.9mmol)と反応させて、0.16gのN−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドがオフホワイトの固体(融点229.4〜230.5)として与えられた。
分析:C162152S・0.25H2Oの計算値:%C,54.60、%H,6.16、%N,19.90。実測値:%C,54.80、%H,6.24、%N,19.58。
実施例8
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
tert−ブチル3−(2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピルカルバメート(〜80g)を緩やかに加熱しながら1,4−ジオキサン(400mL)中に溶解した。塩酸(1,4−ジオキサン中4.0M、55mL)を一度に添加し、反応を加熱還流させた。反応をHPLCにより監視した。更なる酸(150〜200mL)を添加し、反応が完了するまで反応混合物を還流させた。反応混合物を周囲温度まで冷却した。固体をろ過により単離し、〜72gの3−(2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピルアミン塩酸塩が与えられた。この物質を前回の実験からのものと合わせ、次に水(400mL)に溶解した。溶液を固体の炭酸カリウムで中和した。pH7で固体が沈殿した。固体をろ過により単離し、次に水(1500mL)に溶解した。pHを固体の炭酸カリウムでpH10に調整した。水層中にアミンが残存していないことがHPLC分析で示されるまで、溶液をクロロホルムで抽出した。有機層を合わせて、次に減圧下で濃縮して、45gの3−(2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピルアミンが与えられた。
パートB
トリエチルアミン(1.1g、10.6mmol)を、3−(2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピルアミン(2.00g、7.08mmol)のジクロロメタン(〜150mL)溶液に攪拌しながら添加した。塩化メタンスルホニル(892mg、7.79mmol)を添加し、反応を窒素中で一晩攪拌した。反応混合物を1%の重炭酸ナトリウムの水溶液(3×50mL)で洗浄した。洗浄水をジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。有機物を合わせ、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして次に減圧下で濃縮して、1.89gのN−[3−(2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミドが淡茶色の固体として与えられた。
パートC
実施例2のパートCの一般的方法を用いて、パートBからの物質を酸化して、1.24gのN−[3−(2−ブチル−5−オキシド−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミドが与えられた。
パートD
実施例2のパートDの一般的方法を用いて、パートCからの物質をアミノ化して、690mgのN−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミドが淡黄褐色の固体(融点239.2〜240.8℃)として与えられた。
分析:C182552Sの計算値:%C,57.58、%H,6.71、%N,18.65。実測値:%C,57.37、%H,6.78、%N,18.42。
実施例9
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
実施例8のパートBの一般的方法を用いて、3−(2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピルアミン(2.00g、7.08mmol)を塩化ベンゼンスルホニル(1.38g、7.79mmol)と反応させて、2.83gのN−[3−(2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]ベンゼンスルホンアミドが薄赤色の泡沫として与えられた。
パートB
実施例2のパートCの一般的方法を用いて、パートAからの物質を酸化して、3.28gのN−[3−(2−ブチル−5−オキシド−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]ベンゼンスルホンアミドが与えられた。
パートC
実施例2のパートDの一般的方法を用いて、パートBからの物質をアミノ化して、1.08gのN−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]ベンゼンスルホンアミドが淡黄褐色の固体(融点210.5〜212.0℃)として与えられた。
分析:C232752Sの計算値:%C,63.13、%H.6.22、%N,16.01。実測値:%C,62.89、%H,6.16、%N,15.74。
実施例10
N−[4−(4−アミノ−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
実施例1の一般的方法を用いて、4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブタン−1−アミン(1.00g、3.1mmol)を塩化メタンスルホニル(0.48mL、6.2mmol)と反応させて、1.15gのN−[4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドが白色固体として与えられた。
パートB
実施例2のパートCの一般的方法を用いて、N−[4−(2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド(1.47g、3.7mmol)を酸化して、3.78gの粗1−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドが黄色の残渣として与えられた。
パートC
実施例2のパートDの一般的方法を用いて、パートBからの物質をアミノ化して、0.28gのN−[4−(4−アミノ−2−ヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドがオフホワイトの固体(融点170.2〜171.1℃)として与えられた。
分析:C213152Sの計算値:%C,60.40、%H,7.48、%N,16.77。実測値:%C,59.97、%H,7.26、%N,16.33。
実施例11
N−{8−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]オクチル}ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
窒素雰囲気下で、1−(8−アミノオクチル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.0g、2.7mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液を0℃まで冷却した。トリエチルアミン(415μL、2.98mmol)を添加した後、塩化ベンゼンスルホニル(345μL、2.71mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度までゆっくり暖め、そして次に一晩保持した。反応混合物を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして次に減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィ(50gのシリカゲル、ジクロロメタン中7.5%のメタノールによる溶離)により精製した。精製した物質を酢酸プロピルから再結晶させ、ヘキサンで粉砕し、そして次に真空オーブンで乾燥させて、590mgのN−{8−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]オクチル}ベンゼンスルホンアミドが黄色の粉末(融点146〜149℃)として与えられた。
分析:C273553Sの計算値:%C,63.63、%H,6.92、%N,13.74。実測値:%C,62.96、%H,7.03、%N,13.09。カール・フィッシャー法は0.16%または0.045モルの水を示した。
1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ801(d,J=7.8Hz,1H)、7.78(m,2H)、7.65−7.55(m,5H)、7.45(m,1H)、7.28(m,1H)、6.71(s,2H)、4.50(m,2H)、3.83(m,2H)、3.5(広幅s,3H)、3.18(m,2H)、2.71(m,2H)、1.77(m,2H)、1.38−1.17(m,10H)。
13CNMR(75MHz,DMSO−d6)151.7、151.3、144.0、141.0、132.8、132.6、129.5、127.0、126.8、125.9、121.9、120.4、114.9、70.5、58.5、45.3、42.8、30.0、29.2、28.8、28.7、27.5、26.2、26.1。
MS m/z 510(M+H)。
実施例12
N−{8−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]オクチル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(8−アミノオクチル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(800mg、2.17mmol)を塩化メタンスルホニル(172μL、2.17mmol)と反応させて、720mgのN−{8−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]オクチル}メタンスルホンアミドが黄色の粉末(融点109〜110℃)として与えられた。
分析:C223353Sの計算値:%C,59.04、%H,7.43、%N,15.65。実測値:%C,58.78、%H,7.38、%N,15.48。
1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ8.01(d,J=8.3Hz,1H)、7.62(d,J=8.3Hz,1H)、7.42(m,1H)、7.26(m,1H)、6.91(m,1H)、6.51(s,2H)、4.51(t,J=7.3Hz,2H)、3.83(t,J=6.8Hz,2H)、3.34(s,3H)、3.18(t,J=6.8Hz,2H)、2.89(m,2H)、2.86(s,3H)、1.80(m,2H)、1.27(m,10H)。
13CNMR(125MHz,DMSO−d6)152.0、151.0、145.0、132.6、132.6、126.7、126.6、121.56、120.3、115.1、70.5、58.5、45.3、42.8、30.0、29.7、28.9、28.8、27.5、26.4、26.2。
MS m/z 448(M+1)。
実施例13
N−[8−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(8−アミノオクチル)−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.2g、3.26mmol)を塩化メタンスルホニル(260μL、3.26mmol)と反応させて、0.70gのN−[8−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]メタンスルホンアミドが黄褐色粉末(融点121〜124℃)として与えられた。
分析:C233553Sの計算値:%C,61.99、%H,7.92、%N,15.72。実測値:%C,62.01、%H,7.97、%N,15.75。
1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ8.01(d,J−8.3Hz,1H)、7.61(dd,J=8.3,1.0Hz,1H)、7.41(dt,J=8.3,1.5Hz,1H)、7.25(dt,J=8.3,1.5Hz,1H)、6.91(t,J=4.9Hz,1H)、6.47(s,2H)、4.48(t,J=7.3Hz,2H)、2.90(m,4H)、2.86(s,3H)、1.80(m,4H)、1.44(m,6H)、1.27(m,6H)、0.96(t,J=7.3Hz,3H)。
13CNMR(500MHz,DMSO−d6)153.3、152.1、145.1、132.5、126.8、126.7、126.6、121.5、120.2、115.2、45.1、42.8、39.6、30.1、30.0、29.8、28.9、28.8、26.5、26.4、26.2、22.3、14.1。
MS m/z 446(M+1)。
実施例14
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]−5−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−スルホンアミド
Figure 2007521280
窒素雰囲気下で、トリエチルアミン(765mg、7.56mmol)を、1−(3−アミノプロピル)−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.5g、5.04mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(75mL)溶液に添加した。塩化5−ジメチルアミノ−1−ナフタレンスルホニル(1.5g、5.55mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン溶液を添加した。反応をHPLCにより監視した。反応混合物を水(500mL)と合わせ、pHを固体の炭酸カリウムで10に調整した。得られた黄色の沈殿物をろ過により単離し、水ですすぎ、そして次にカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、クロロホルム中1〜5%のメタノールによる溶離)により精製した。精製した物質をアセトニトリルから再結晶させ、1.76gのN−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]−5−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−スルホンアミドが固体(融点216.5〜217.5℃)として与えられた。
分析:C293462Sの計算値:%C,65.64、%H,6.46、%N,15.84。実測値:%C,65.52、%H,6.44、%N,15.90。
実施例15
N−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例14の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.5g、5.04mmol)を塩化p−トルエンスルホニル(1.08g、5.55mmol)と反応させて、1.57gのN−[3−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]−4−メチルベンゼンスルホンアミドがオフホワイトの粉末(融点197.0〜198.5℃)として与えられた。
分析:C242952Sの計算値:%C,63.83、%H,6.47、%N,15.51。実測値:%C,63.68、%H,6.40、%N,15.51。
実施例16
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.53g、5.11mmol)を塩化メタンスルホニルと反応させて、800mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミドが淡黄色の針状結晶(融点193〜194℃)として与えられた。
分析:C172353Sの計算値:%C,54.09、%H,6.14、%N,18.55。実測値:%C,54.09、%H,5.93、%N,18.49。
実施例17
N−[8−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(8−アミノオクチル)−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.0g、2.72mmol)を塩化ベンゼンスルホニル(350μL、2.72mmol)と反応させて、1.38gのN−[8−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]ベンゼンスルホンアミドがオフホワイトの粉末(融点143〜144℃)として与えられた。
分析:C283752Sの計算値:%C,66.24、%H,7.35、%N,13.79。実測値:%C,66.08、%H,7.25、%N,13.72。カール・フィッシャー滴定により、水が0.23%であることがわかった。
1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,J=7.8Hz,1H)、7.77(m,2H)、7.62−7.53(m,5H)、7.41(m,1H)、7.25(m,1H)、6.47(s,2H)、4.47(m,2H)、2.90(m,2H)、2.70(q,J=6.3Hz,2H)、1.78(m,4H)、1.49−1.17(m,12H)、0.95(t,J=7.3,3H)。
13CNMR(125MHz,DMSO−d6)153.3、152.0、145.0、141.0、132.5、129.5、126.82、126.76、126.7、126.6、121.5、120.3、120.2、115.1、45.1、42.8、30.0、29.2、28.8、28.7、26.5、26.2、26.1、22.3、14.2、14.1。
MS m/z 507(M+1)。
実施例18
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.53g、5.11mmol)を塩化ベンゼンスルホニル(993mg、5,62mmol)と反応させて、1.37gのN−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミドが白色粉末(融点149〜151℃)として与えられた。
分析:C222553Sの計算値:%C,60.12、%H,5.73、%N,15.93。実測値:%C,60.40、%H,5.82、%N,15.85。
実施例19
N−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例14の一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.50g、4.6mmol)を塩化メタンスルホニル(0.57mL、7.4mmol)と反応させて、636mgのN−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドがオフホワイトの固体(融点136.8〜138.1℃)として与えられた。
分析:C202952Sの計算値:%C,59.53、%H,7.24、%N,17.35。実測値:%C,59.50、%H,7.31、%N,16.80。
実施例20
N−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例1の一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.00g、3.1mmol)を塩化ベンゼンスルホニル(0.51mL、4.0mmol)と反応させて、0.35gのN−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドが黄色の結晶性固体として与えられた。
分析:C253152S・0.5H2Oの計算値:%C,63.27、%H,6.80、%N,14.76。実測値:%C,62.99、%H,6.61、%N,14.42。
実施例21
N−[8−(4−アミノ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)オクチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(8−アミノオクチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(3.85mmol)を塩化メタンスルホニル(310μL、3.85mmol)と反応させて、0.43gのN−{8−[4−アミノ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]オクチル}メタンスルホンアミドがオフホワイトの粉末(融点153〜155℃)として与えられた。
分析:C192752Sの計算値:%C,58.59、%H,6.99、%N,17.98、%S、8.23。実測値:%C,58.40、%H,6.99、%N,17.71、%S,8.14。
1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ8.20(s,1H)、8.03(d,J=7.8Hz,1H)、7.63(d,J=8.3Hz,1H)、7.45(m,1H)、7.27(m,1H)、6.91(m,1H)、6.63(d,2H)、4.59(m,2H)、2.89(m,2H)、2.86(s,3H)、1.86(m,2H)、1.41−1.25(m,10H)。
13CNMR(125MHz,DMSO−d6)152.5、145.2、143.2、132.0、128.5、127.1、126.5、121.6、120.8、115.2、46.9、42.8、39.6、30.0、29.7、28.81、28.78、26.4、26.1。
MS m/z 390(M+1)。
実施例22
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−4−メチルベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.53g、5.11mmol)を塩化p−トルエンスルホニル(1.07g、5,62mmol)と反応させて、750mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−4−メチルベンゼンスルホンアミドが固体(融点189〜191℃)として与えられた。
分析:C232753S・0.50H2Oの計算値:%C,59.72、%H,6.10、%N,15.14。実測値:%C,59.73、%H,5.95、%N,15.08。
実施例23
N−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
1−(4−アミノブチル)−2−ペンチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.50g、3.7mmol)のクロロホルム(150mL)溶液をアセトン/氷浴中で冷却した。メタンスルホン酸無水物(0.79g、3.7mmol)をゆっくり添加した。1.75時間後に、0.018gの酸無水物を添加した。2.5時間で、0.079gの酸無水物を添加した。3時間後に、反応混合物を1%の炭酸ナトリウム水溶液(3×150mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、次に減圧下で濃縮して、2.2gの淡黄色の残渣が与えられた。残渣を1%の炭酸ナトリウム水溶液(200mL)と合わせ、固体の炭酸ナトリウムおよび50%水酸化ナトリウムの添加によりpHを13に調整した。有機相を分離させ、1%の炭酸ナトリウム水溶液(3×200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、次に減圧下で濃縮して、2.18gの茶色の残渣が与えられた。この物質を酢酸メチルで懸濁させた。得られた固体を単離して、1.25gのN−[4−(4−アミノ−2−ペンチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミドが白色固体(融点167.0〜167.8℃)として与えられた。
分析:C203352Sの計算値:%C,58.94、%H,8.16、%N,17.18。実測値:%C,58.79、%H,7.92、%N,17.02。
実施例24
N−{3−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
1−(3−アミノプロピル)−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.0g、6.7mmol)、トリエチルアミン(1.5mL、15mmol)およびアセトニトリル(75mL)の混合物を、溶液が得られるまで加熱した。メタンスルホン酸無水物(1.28g、7.4mmol)を一度に添加した。5分後に、少量の酸無水物を添加した。反応混合物を一晩攪拌させた。1%の炭酸ナトリウム水溶液で反応混合物をクエンチングした。水層をクロロホルムで抽出した。有機物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そして次に減圧下で濃縮した。残渣を高真空下で3時間乾燥させて、2.73gのガラス質の固体が与えられた。この物質をメタノールから再結晶させて、1.38gのN−{3−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド(融点208.2〜209.6℃)が与えられた。
分析:C172353Sの計算値:%C,54.09、%H,6.14、%N,18.55。実測値:%C,53.97、%H,6.29、%N,18.32。
実施例25
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−2,2−ジメチルプロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例11の一般的方法を用いて、1−(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(0.22g、0.672mmol)を塩化メタンスルホニル(125μL)と反応させて、270mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−2,2−ジメチルプロピル}メタンスルホンアミドがクリーム色の粉末(融点204.0−206.0℃)として与えられた。
分析:C192753S・0.50H20の計算値:%C,55.05、%H,6.81、%N,16.89、%S、7.74。実測値:%C,55.10、%H,6.58、%N,17.23、%S、7.51。%H2Oの計算値:2.17。実測値:2.28(カール・フィッシャー)。
1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ8.36(d,J=8.3Hz,1H)、7.59(d,J=8.3Hz,1H)、7.38(m,2H)、7.20(m,1H)、6.49(s,2H)、4.81(brs,1H)、4.39(brs,1H)、3.82(m,2H)、3.27(s,3H)、3.19(brs,2H)、3.02(d,J=6.8Hz,2H)、2.94(s,3H)、0.82(brs,6H)。
13CNMR(125MHz,DMSO−d6)δ152.5、152.0、145.3、133.9、126.8、126.7、126.6、121.5、120.7、115.8、71.0、58.5、51.8、51.5、39.7、39.0、28.3、24.4、23.1。
MS m/z 406(M+H)。
実施例26
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−5−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−スルホンアミド
Figure 2007521280
溶媒としてクロロホルムを用いた点を除いて実施例14の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−(メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.53g、5.11mmol)を塩化5−ジメチルアミノ−1−ナフタレンスルホニル(5.87mmol)と反応させて、1.45gのN−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}−5−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−スルホンアミドが黄色の固体(融点210〜215℃)として与えられた。
分析:C283263S・1.50H2Oの計算値:%C,60.09、%H,6.30、%N,15.02。実測値:%C,59.89、%H,6.22、%N,14.86。
実施例27
N−[3−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例24の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.0g、7.8mmol)をメタンスルホン酸無水物(1.49g、8.6mmol)と反応させて、1.2gのN−[3−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)プロピル]メタンスルホンアミドが固体(融点236.0〜238.0℃)として与えられた。
分析:C151952S・0.25H2Oの計算値:%C,53.32、%H,5.82、%N,20.72。実測値:%C,53.35、%H,5.72、%N,20.57。
実施例28
N−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例24の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−(2−メトキシエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.0g、6.6mmol)をメタンスルホン酸無水物(1.26g、7.3mmol)と反応させて、630mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−メトキシエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミドが固体(融点150.0〜152.0℃)として与えられた。
分析:C172753Sの計算値:%C,53.52、%H,7.13、%N,18.36。実測値:%C,53.27、%H,7.12、%N,18.37。
実施例29
N−{3−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
アセトニトリルの代わりにクロロホルムを使用した点を除いて実施例24の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−(2−エトキシメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.6g、8.35mmol)をメタンスルホン酸無水物(3+g)と反応させて、850mgのN−{3−[4−アミノ−2−(2−エトキシメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミドが固体(融点212.0〜214.0℃)として与えられた。
分析:C172753Sの計算値:%C,53.52、%H,7.13、%N,18.36。実測値:%C,53.25、%H,7.16、%N,18.09。
実施例30
N−{3−[4−アミノ−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
ジクロロメタンの代わりにクロロホルムを使用した点を除いて実施例11の一般的方法を用いて、1−(3−アミノプロピル)−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.00g、5.32mmol)を塩化メタンスルホニル(3+g)と反応させて、1.38gのN−{3−[4−アミノ−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピル}メタンスルホンアミドが固体(融点176〜178℃)として与えられた。
分析:C232753Sの計算値:%C,60.91、%H,6.00、%N,15.44。実測値:%C,60.71、%H,5.98、%N,15.45。
実施例31
N−{4−[4−アミノ−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
アセトニトリルの代わりにピリジンを使用した点を除いて実施例24の一般的方法を用いて、1−(3−アミノブチル)−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(2.00g、5.1mmol)を過剰のメタンスルホン酸無水物と反応させて、1.36gのN−{4−[4−アミノ−2−(3−フェノキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミドが固体(融点156.4〜157.1℃)として与えられた。
分析:C242953Sの計算値:%C,60.48、%H,6.34、%N,14.69。実測値:%C,60.75、%H,6.36、%N,14.31。
実施例32
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド塩酸塩
Figure 2007521280
実施例23の一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.00g、3.7mmol)を、トリエチルアミン(0.76mL、5.5mmol)の存在下でメタンスルホン酸無水物(0.96g、5.5mmol)と反応させて、0.55gの所望の生成物の遊離塩基が与えられた。この物質をメタノール(〜20mL)と合わせ、暖め、周囲温度まで冷却させ、そして次にろ過していくらかの不溶性物質を除去した。ろ液を〜10mLの体積まで減少させて、次に1Nの塩酸(3mL)と合わせた。ジエチルエーテル(15mL)を添加し、次に混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をイソプロピルアルコールで懸濁させて、白色固体が与えられ、これをろ過により単離し、そして次に乾燥させて、0.46gのN−[4−(4−アミノ−2−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]メタンスルホンアミド塩酸塩(融点>250℃)が与えられた。
分析:C162552S・1.00HCl・1.00H2Oの計算値:%C,47.34、%H,6.95、%N,17.25。実測値:%C,47.40、%H,6.49、%N,17.22。
実施例33
N−[2−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)エチル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド
Figure 2007521280
トリエチルアミン(1.1g、15.9mmol)を、1−メチル−2−ピロリジノン(100mL)中の1−(2−アミノエチル)−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(3.0g、10.6mmol)の冷却溶液(0℃)に添加した。塩化トシル(2.11g、11.1mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(20mL)溶液を、一滴ずつになるようにゆっくりと添加した。反応を周囲温度まで暖め、一晩保持した。反応を水(1500mL)中に注ぎ、pH9に調整した。白色沈殿物をろ過により単離し、次にアセトニトリル(60mL)から再結晶させて、3.9gのN−[2−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)エチル]−4−メチルベンゼンスルホンアミド(融点187.0〜188.0℃)が与えられた。
分析:C232752S・0.3H2Oの計算値:%C,62.29、%H,6.28、%N,15.79。実測値:%C,62.52、%H,6.36、%N,15.88。
実施例34
N−[2−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)エチル]メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
塩化メタンスルホニル(1.27g、11.1mmol)を、1−(2−アミノエチル)−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(3.0g、10.6mmol)のピリジン(60mL)溶液にゆっくり添加した。反応を周囲温度で一晩保持し、次に濃縮して乾燥させた。残渣を暖かいジクロロエタンおよび水と合わせ、そして次にろ過して、オフホワイトの固体が与えられた。ジクロロエタン層を濃縮して、オフホワイトの固体が与えられた。2つの固体を合わせ、次にN,N−ジメチルホルムアミドから再結晶させて、1.1gのN−[2−(4−アミノ−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)エチル]メタンスルホンアミドが白色固体(融点210.0〜211.0℃)として与えられた。
分析:C172352Sの計算値:%C,56.49、%H,6.41、%N,19.37。実測値:%C,56.45、%H,6.49、%N,19.50。
実施例35
1−[4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル]−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン
Figure 2007521280
窒素雰囲気下で、1−(4−アミノブチル)−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(500mg、1.6mmol)を、ジクロロメタン(5mL)およびトリエチルアミン(0.33mL、2.4mmol)中に溶解させた。塩化3−クロロプロピルスルホニル(0.19mL、1.6mmol)を一滴ずつ添加し、反応を2時間攪拌した。溶媒を真空中で除去した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中に溶解し、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.48mL、3.2mmol)を添加した。反応を72時間攪拌し、次に水中に注いで、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄した後、塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、デカントし、蒸発させて、粗生成物を茶色のオイルとして得た。精製は、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、メタノール/ジクロロメタン100:0〜94:6によるグラジエント溶離)の後にアセトニトリルからの再結晶を含み、289mgの1−[4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル]−2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンが黄色の結晶性固体(融点156.4〜157.7℃)として与えられた。
1H−NMR(500MHz,DMSO−d6)δ8.04(d,J=7.4Hz,1H)、7.62(dd,J=8.3、1.2Hz,1H)、7.42(ddd,J=8.2,7.0、1.2Hz,1H)、7.26(ddd,J=8.2,7.0,1.2Hz,1H)、6.48(bs,2H)、4.54(t,J=7.6Hz,2H)、3.84(t,J=6.7Hz,2H)、3.29(s,3H)、3.22−3.12(m,6H)、2.93(t,J=6.6Hz,2H)、2.23−2.13(m,2H)、1.90−1.65(m,4H)。
13C−NMR(125MHz,DMSO−d6)δ151.6、150.6、144.8、132.2、126.5、126.3、121.2、120.0、114.7、70.2、58.1、46.5、46.1、44.5、43.6、27.1、24.1、18.3。
分析、C202753Sの計算値:%C,57.53、%H,6.52、%N,16.77、%S、7.68。実測値:%C,57.52、%H,6.67、%N,16.88、%S、7.71。
実施例36
2−ブチル−1−[4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン
Figure 2007521280
ジクロロメタンの代わりに1−メチル−2−ピロリジノンを使用した点を除いて実施例35の一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−ブチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(5.0g、16.0mmol)を塩化3−クロロプロパンスルホニル(2.83g、16.0mmol)と反応させて、0.75gの2−ブチル−1−[4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミンが白色固体(融点173.0〜176.0℃)として与えられた。
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6)δ8.30(d,J=8.1Hz,1H)、7.62(d,J=8.2Hz,1H)、7.41(t,J=7.6Hz,1H)、7.26(t,J=8.0Hz,1H)、6.48(bs,2H)、4.51(t,J=7.5Hz,2H)、3.18−3.11(m,4H)、2.96−2.89(m,4H)、2.22−2.12(m,2H)、1.92−1.63(m,6H)、1.45(六重線,J=7.4Hz,2H)、0.96(t,J=7.3Hz,3H)。
13C−NMR(75MHz,DMSO−d6)δ153.0、151.7、144.7、132.2、126.4、126.2、121.1、120.0、114.7、46.5、46.1、44.3、43.6、29.7、27.1、26.1、24.1、22.0、18.3、13.8。
MS(CI)m/e 416.2124(C213052Sの計算値416.2120、M+H)。
分析、C212952Sの計算値:%C,60.70、%H,7.03、%N,16.85、%S、7.72。実測値:%C,60.67、%H,6.94、%N,17.02、%S、7.42。
実施例37
N−{2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
パートA
200mLの無水CH2Cl2中の4−クロロ−3−ニトロキノリン(17.3g、83.2mmol)の攪拌した溶液を、N2中で、トリエチルアミン(23.2mL、166.4mmol)および1,2−ジアミノ−2−メチルプロパン(9.57mL、91.5mmol)で処理した。一晩攪拌した後、反応混合物を800mLのCHCl3で希釈し、H2O(3×300mL)および塩水(300mL)で洗浄した。有機部分をNa2SO4上で乾燥させ、濃縮して、2−メチル−N1−(3−ニトロキノリン−4−イル)プロパン−1,2−ジアミン(21.0g)が鮮黄色の固体として与えられた。
パートB
50mLのTHF中の2−メチル−N1−(3−ニトロキノリン−4−イル)プロパン−1,2−ジアミン(2.60g、10.0mmol)の溶液を、N2中で、0℃まで冷却し、10mLの1NのNaOH溶液で処理した。次に二炭酸ジ−tert−ブチル(2.18g、10.0mmol)を急速に攪拌した溶液に添加した。次に反応混合物を周囲温度まで暖め、一晩攪拌した。さらに400mgの二炭酸ジ−tert−ブチルを添加し、攪拌を3日間継続した。次に反応を酢酸エチル(200mL)で処理し、H2O(2×)および塩水で洗浄した。有機部分をNa2SO4上で乾燥させ、濃縮して、黄色の固体が与えられ、これを10%のEtOAc/ヘキサンで粉砕した。固体をろ過により単離し、真空中で一晩乾燥させて、tert−ブチル1,1−ジメチル−2−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]エチルカルバメート(2.80g)が黄色の粉末として与えられた。
パートC
150mLのトルエン中のtert−ブチル1,1−ジメチル−2−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]エチルカルバメート(3.50g、9.72mmol)の溶液を、0.3gの5%Pt−炭素で処理し、H2中(3気圧、3Kg/cm2)で6時間振とうさせた。次にセライトパッドにより溶液をろ過し、濃縮して、3.04gの粗tert−ブチル2−[(3−アミノキノリン−4−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメートが薄いオレンジ色の泡沫として得られた。
パートD
50mLのCH2Cl2中のtert−ブチル2−[(3−アミノキノリン−4−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメート(3.04g、9.21mmol)の溶液を、0℃まで冷却させ、トリエチルアミン(1.41mL、10.13mmol)および塩化エトキシアセチル(1.02mL、10.17mmol)で処理した。2時間後に、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られたシロップを100mLのEtOHに溶解し、4.5mLのトリエチルアミンで処理した。溶液を加熱して一晩還流させた。反応混合物を濃縮し、100mLのCH2Cl2中に溶解し、H2O(2×)および塩水で洗浄した。有機部分をNa2SO4上で乾燥させて濃縮した。得られたシロップをカラムクロマトグラフィ(SiO2、80%EtOAc/へキサン)により精製して、tert−ブチル2−[2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメート(1.57g)が桃色の泡沫として与えられた。
パートE
30mLのCH2Cl2中のtert−ブチル2−[2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメート(1.57g、3.94mmol)の溶液を、3−クロロペルオキシ安息香酸(77%、1.01g、4.57mmol)で処理した。2時間攪拌した後、反応混合物を30mLの更なるCH2Cl2で処理し、1%のNa2CO3溶液(2×30mL)、H2Oおよび塩水で洗浄した。次に有機部分をNa2SO4上で乾燥させ、濃縮して、tert−ブチル2−[2−(2−(エトキシメチル)−5−オキシド−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメート(1.58g)が薄茶色の泡沫として与えられた。
パートF
20mLの1,2−ジクロロエタン中のtert−ブチル2−[2−(2−(エトキシメチル)−5−オキシド−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメート(1.57g、3.79mmol)の溶液を70℃に加熱し、2mLの濃NH4OH溶液で処理した。急速に攪拌している溶液に、固体の塩化p−トルエンスルホニル(795mg、4.17mmol)を添加した。次に反応混合物を圧力容器中に密封し、加熱を2時間継続した。次に反応混合物を冷却し、50mLのCHCl3で処理した。次に反応混合物をH2O、1%のNa2CO3溶液(3×)および塩水で洗浄した。有機部分をNa2SO4上で乾燥させ、濃縮して、生成物が薄茶色のオイルとして得られた。得られたオイルをカラムクロマトグラフィ(SiO2、2〜5%MeOH/CHCl3)により精製して、tert−ブチル2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメート(1.26g)が薄黄色の泡沫として与えられた。
パートG
tert−ブチル2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチルカルバメート(1.26g、3.05mmol)を10mLのEtOHに溶解し、EtOH中の2MのHCl10mLで処理した。2時間加熱還流させた後、反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮した。得られた黄色の固体を50mLのH2Oに溶解し、CHCl3(20mL)で抽出した。有機層を廃棄し、濃NH4OH溶液の添加により水相部分を塩基性(pH〜12)にした。次にこれをCHCl3(4×20mL)で抽出し、合わせた有機部分をNa2SO4で乾燥させ、濃縮して、1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(808mg)が薄茶色の粉末(融点161.0〜162.0℃)として得られた。
MS m/z 314(M+H)。
1HNMR(300MHz,d6−DMSO)δ8.30(d,J=7.7Hz,1H)、7.59(dd,J=1.2,8.3Hz,1H)、7.40(ddd,J=1.0,7.2,8.1Hz,1H)、7.21(ddd,J=1.2,7.0,8.2Hz,1H)、6.57(s,2H)、4.94(brs,2H)、4.61(brs,2H)、3.52(q,J=7.0Hz,2H)、1.61(s,2H)、1.31(t,J=7.0Hz,3H)、1.07(s,6H)。
13CNMR(75MHz,d6−DMSO)δ152.4、151.1、145.7、134.3、126.8、126.7、121.7、120.8、115.7、65.6、65.2、55.8、52.5、29.2、15.4。
分析、C17235Oの計算値:%C,65.15、%H,7.40、%N,22.35。実測値:%C,65.04、%H,7.52、%N,22.07。
パートH
1−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(111mg、0.355mmol)を5mLの無水CH2Cl2に溶解し、N2中で0℃に冷却した。攪拌した溶液に、Et3N(99μL、0.71mmol)および塩化メタンスルホニル(28μL、0.36mmol)を添加し、反応を周囲温度に一晩暖めた。次に、飽和NaHCO3溶液(5mL)の添加により反応混合物をクエンチングした。有機層を分離させ、H2O(2×5mL)および塩水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄褐色の泡沫が与えられた。カラムクロマトグラフィ(SiO2、2.5%〜5%のMeOH/CHCl3)による精製で、N−{2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド(75mg)が白色泡沫として与えられた。
融点105.0〜110.0℃。
MS m/z 392(M+H)+
1HNMR(300MHz,CDCl3)δ8.06(dd,J=1.0,8.3Hz,1H)、7.79(dd,J=1.1,8.4Hz,1H)、7.51(ddd,J=1.3,7.0,8.4Hz,1H)、7.31(ddd,J=1.3,7.0,8.3Hz,1H)、5.90(brs,1H)、5.51(brs,2H)、4.96(s,2H)、4.92(brs,2H)、3.74(q,J=7.0Hz,2H)、3.02(s,3H)、1.55(brs,6H)、1.29(t,J=7.0Hz,3H)。
13CNMR(75MHz,CDCl3)δ152.0、150.8、145.5、135.2、127.8、127.6、127.2、122.2、120.6、116.0、67.2、65.4、58.4、55.8、45.3、26.6、15.3。
分析、C182553S・0.75H2Oの計算値:C,53.38、%H,6.60、%N,17.29。実測値:%C,53.49、%H,6.23、%N,16.93。
実施例38
N−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]エタンスルホンアミド
Figure 2007521280
実施例1の一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.00g、3.7mmol)を塩化エタンスルホニル(2.11mL、22.3mmol)と反応させて、85mgのN−[4−(4−アミノ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル)ブチル]エタンスルホンアミドがオフホワイトの固体(融点210.7〜211.6℃)として与えられた。
実施例39
N−{4−[4−アミノ−2−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミド
Figure 2007521280
ジクロロメタンの代わりにクロロホルムを使用した点を除いて実施例38のパートBの一般的方法を用いて、1−(4−アミノブチル)−2−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン(1.00g、3.2mmol)をメタンスルホン酸無水物(1.29g、7.4mmol)と反応させて、0.42gのN−{4−[4−アミノ−2−(シクロプロピルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ブチル}メタンスルホンアミドが茶色の固体(融点199.7〜200.7℃)として与えられた。
ヒト細胞におけるサイトカインの誘発
インビトロのヒトの血液細胞系を用いて、本発明の化合物によるサイトカインの誘発を評価した。テスターマン(Testerman)らにより「免疫調節剤のイミキモド(Imiquimod)およびS−27609によるサイトカインの誘発」、Journal of Leukocyte Biology,58,365−372(1995年9月)に記載されるように、活性は、培地に分泌されるインターフェロンおよび腫瘍壊死因子(α)(それぞれ、IFNおよびTNF)の測定に基づく。
培養のための血液細胞の調製
健康なヒトのドナーから静脈穿刺により全血をEDTAバキュテイナー管内に採取する。ヒストパーク(Histopaque(登録商標))−1077(ミズーリ州セントルイスのシグマ・ケミカルズ(Sigma Chemicals,St.Louis,MO))を用いて、密度勾配遠心分離法により末梢血単核細胞(PBMC)を全血から分離する。10%ウシ胎児血清、2mMのL−グルタミンおよび1%のペニシリン/ストレプトマイシン溶液を含有するRPMI1640培地(RPMI完全培地)中にPBMCを3〜4×106細胞/mLで懸濁させる。PBMC懸濁液を、試験化合物を含有する同体積のRPMI完全培地を含有する48ウェルの平底無菌組織培養プレート(マサチューセッツ州ケンブリッジのコスター(Costar,Cambridge,MA)またはニュージャージー州リンカーンパークのベクトン・ディッキンソン・ラブウェア(Becton Dickinson Labware,Lincoln Park,NJ))に添加する。
化合物の調製
化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に可溶性にする。DMSO濃度は、培養ウェルへ添加するための1%の最終濃度を超えてはならない。
インキュベーション
試験化合物の溶液を、RPMI完全培地を含有する第1のウェルに60μMで添加し、連続的な(3倍または10倍)希釈を行なう。次にPBMC懸濁液を同体積でウェルに添加して、試験化合物濃度を所望の範囲にする。PBMC懸濁液の最終濃度は1.5〜2×106細胞/mLである。プレートを無菌プラスチック蓋で覆い、静かに混ぜてから、5%の二酸化炭素雰囲気中、37℃で18〜24時間インキュベーションを行なう。
分離
インキュベーションに続いて、1000rpm(〜200×g)において、4℃で5〜10分間プレートを遠心分離する。無菌ポリプロピレンピペットで細胞培養の上澄みを取り出し、無菌ポリプロピレン管に移した。分析するまでサンプルを−30〜−70℃に保持する。インターフェロン(α)および腫瘍壊死因子(α)についてELISAによりサンプルを分析する。
ELISAによるインターフェロン(α)および腫瘍壊死因子(α)の分析
ニュージャージー州ニューブランズウィックのPBLバイオメディカル・ラボラトリーズ(PBL Biomedical Laboratories,New Brunswick,NJ)からのヒト・マルチスピーシーズ・キットを用いて、ELISAによりインターフェロン(α)濃度を決定する。
マサチューセッツ州ケンブリッジのジェンザイム(Genzyme,Cambridge,MA)、ミネソタ州ミネアポリスのR&Dシステムズ(R&D Systems,Minneapolis,MN)、またはカリフォルニア州サンディエゴのファーミンジェン(Pharmingen,San Diego,CA)から入手可能なELISAキットを用いて、腫瘍壊死因子(α)(TNF)濃度を決定する。
以下の表は、各化合物について、インターフェロンの誘発が見られる最低濃度と、腫瘍壊死因子の誘発が見られる最低濃度とを記載する。「**」は、どの試験濃度(0.12、0.37、1.11、3.33、10および30μM)においても誘発が見られなかったことを示す。「***」は、どの試験濃度(0.0001、0.001、0.01、0.1、1および10μM)においても誘発が見られなかったことを示す。
Figure 2007521280
本発明は、そのいくつかの実施形態を参照して説明された。上記の詳細な説明および実施例は理解を明瞭にするためだけに提供されたものであり、そこから不要な限定が解釈されてはならない。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、説明された実施形態に多くの変化が成され得ることは、当業者には明らかであろう。従って、本発明の範囲は、本明細書中で説明される組成物および構造の正確な詳細によってではなく特許請求の範囲の文言によって限定されるべきである。

Claims (5)

  1. N−{2−[4−アミノ−2−(エトキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−1,1−ジメチルエチル}メタンスルホンアミド、またはその薬学的に許容可能な塩。
  2. 治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物または塩と、薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物。
  3. 有効量の請求項1に記載の化合物または塩を動物に投与することを含む、前記動物におけるサイトカイン生合成の誘発方法。
  4. 治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物または塩を動物に投与することを含む、前記動物におけるウィルス性疾患の治療方法。
  5. 治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物または塩を動物に投与することを含む、前記動物における腫瘍性疾患の治療方法。

JP2006517711A 2003-06-27 2004-06-25 スルホンアミド置換イミダゾキノリン Pending JP2007521280A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US48320003P 2003-06-27 2003-06-27
PCT/US2004/020607 WO2005003065A2 (en) 2003-06-27 2004-06-25 Sulfonamide substituted imidazoquinolines

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007521280A true JP2007521280A (ja) 2007-08-02
JP2007521280A5 JP2007521280A5 (ja) 2007-09-13

Family

ID=33563911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006517711A Pending JP2007521280A (ja) 2003-06-27 2004-06-25 スルホンアミド置換イミダゾキノリン

Country Status (16)

Country Link
EP (1) EP1638566A4 (ja)
JP (1) JP2007521280A (ja)
KR (1) KR20060035637A (ja)
CN (1) CN1812789B (ja)
AR (2) AR044923A1 (ja)
AU (1) AU2004253929A1 (ja)
BR (1) BRPI0411916A (ja)
CA (1) CA2529322A1 (ja)
IL (1) IL172427A0 (ja)
MX (1) MXPA06000144A (ja)
MY (1) MY157827A (ja)
NZ (1) NZ544330A (ja)
RU (1) RU2374246C2 (ja)
TW (2) TW200511992A (ja)
WO (2) WO2005003065A2 (ja)
ZA (1) ZA200600769B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018526422A (ja) * 2015-09-14 2018-09-13 ファイザー・インク LRRK2阻害薬としての新規のイミダゾ[4,5−c]キノリンおよびイミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン誘導体

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040265351A1 (en) 2003-04-10 2004-12-30 Miller Richard L. Methods and compositions for enhancing immune response
BRPI0413558A (pt) 2003-08-12 2006-10-17 3M Innovative Properties Co compostos contendo imidazo substituìdo por hidroxilamina
KR101106812B1 (ko) 2003-08-27 2012-01-19 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 아릴옥시 및 아릴알킬렌옥시 치환된 이미다조퀴놀린
WO2005023190A2 (en) 2003-09-05 2005-03-17 3M Innovative Properties Company Treatment for cd5+ b cell lymphoma
CA2540598C (en) 2003-10-03 2013-09-24 3M Innovative Properties Company Pyrazolopyridines and analogs thereof
US7544697B2 (en) 2003-10-03 2009-06-09 Coley Pharmaceutical Group, Inc. Pyrazolopyridines and analogs thereof
CA2540541C (en) 2003-10-03 2012-03-27 3M Innovative Properties Company Alkoxy substituted imidazoquinolines
CN1906192A (zh) 2003-11-14 2007-01-31 3M创新有限公司 羟胺取代的咪唑环化合物
JP2007511527A (ja) 2003-11-14 2007-05-10 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー オキシム置換イミダゾ環化合物
JP4891088B2 (ja) 2003-11-25 2012-03-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 置換されたイミダゾ環系および方法
JP2007513165A (ja) * 2003-12-02 2007-05-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー Irm化合物を含む併用薬および治療方法
EP1701955A1 (en) 2003-12-29 2006-09-20 3M Innovative Properties Company Arylalkenyl and arylalkynyl substituted imidazoquinolines
WO2005066169A2 (en) 2003-12-30 2005-07-21 3M Innovative Properties Company Imidazoquinolinyl, imidazopyridinyl, and imidazonaphthyridinyl sulfonamides
WO2005094531A2 (en) 2004-03-24 2005-10-13 3M Innovative Properties Company Amide substituted imidazopyridines, imidazoquinolines, and imidazonaphthyridines
US8017779B2 (en) 2004-06-15 2011-09-13 3M Innovative Properties Company Nitrogen containing heterocyclyl substituted imidazoquinolines and imidazonaphthyridines
US7915281B2 (en) 2004-06-18 2011-03-29 3M Innovative Properties Company Isoxazole, dihydroisoxazole, and oxadiazole substituted imidazo ring compounds and method
WO2006009826A1 (en) 2004-06-18 2006-01-26 3M Innovative Properties Company Aryloxy and arylalkyleneoxy substituted thiazoloquinolines and thiazolonaphthyridines
US8541438B2 (en) 2004-06-18 2013-09-24 3M Innovative Properties Company Substituted imidazoquinolines, imidazopyridines, and imidazonaphthyridines
WO2006038923A2 (en) 2004-06-18 2006-04-13 3M Innovative Properties Company Aryl substituted imidazonaphthyridines
EP1835915A4 (en) * 2004-12-30 2010-02-24 Coley Pharm Group Inc IMMUNE REACTION MODIFIER FORMULATIONS AND RELATED METHODS
ES2392648T3 (es) 2004-12-30 2012-12-12 3M Innovative Properties Company Compuestos quirales sustituidos que contienen un núcleo 1,2-imidazo-4,5-c condensado
AU2005322898B2 (en) 2004-12-30 2011-11-24 3M Innovative Properties Company Chiral fused (1,2)imidazo(4,5-c) ring compounds
EP1844201B1 (en) 2005-02-04 2016-08-24 3M Innovative Properties Company Aqueous gel formulations containing immune response modifiers
JP5122980B2 (ja) 2005-02-09 2013-01-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー アルキルオキシ置換チアゾロキノリン類およびアルキルオキシ置換チアゾロナフチリデン類
JP2008530113A (ja) 2005-02-11 2008-08-07 コーリー ファーマシューティカル グループ,インコーポレイテッド オキシムおよびヒドロキシラミン置換イミダゾ[4,5−c]環化合物および方法
JP2008538550A (ja) 2005-04-01 2008-10-30 コーリー ファーマシューティカル グループ,インコーポレイテッド ウイルス感染および腫瘍性疾患を処置するためのサイトカイン生合成の調節因子としての1−置換ピラゾロ(3,4−c)環状化合物
JP2008535832A (ja) 2005-04-01 2008-09-04 コーリー ファーマシューティカル グループ,インコーポレイテッド ピラゾロピリジン−1,4−ジアミン、およびそのアナログ
BRPI0615788A2 (pt) * 2005-09-09 2011-05-24 Coley Pharm Group Inc derivados de amida e carbamato de n-{2-[4-amino (etoximetil)-1h-imidazo [4,5-c] quinolin-1-il]-1,1-dimetiletil} metanossulfonamida, composição farmacêutica destes e seus usos
ZA200803029B (en) * 2005-09-09 2009-02-25 Coley Pharm Group Inc Amide and carbamate derivatives of alkyl substituted /V-[4-(4-amino-1H-imidazo[4,5-c] quinolin-1-yl)butyl] methane-sulfonamides and methods
JP4551962B2 (ja) * 2005-09-23 2010-09-29 コーリー ファーマシューティカル グループ,インコーポレイテッド 1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンおよびその類似体のための方法
EP3085373A1 (en) 2006-02-22 2016-10-26 3M Innovative Properties Company Immune response modifier conjugates
US7906506B2 (en) 2006-07-12 2011-03-15 3M Innovative Properties Company Substituted chiral fused [1,2] imidazo [4,5-c] ring compounds and methods
SI2276486T1 (sl) * 2008-03-24 2014-01-31 4Sc Discovery Gmbh Novi substituirani imidazokinolini
WO2012024284A1 (en) 2010-08-17 2012-02-23 3M Innovative Properties Company Lipidated immune response modifier compound compositions, formulations, and methods
CN103582496B (zh) 2011-06-03 2016-05-11 3M创新有限公司 具有聚乙二醇链段的异双官能连接基以及由其制成的免疫应答调节剂缀合物
EP3366311B1 (en) 2011-06-03 2020-02-26 3M Innovative Properties Co. Hydrazino-1h-imidazoquinolin-4-amines and conjugates made therefrom
JP6487921B2 (ja) 2013-12-17 2019-03-20 ファイザー・インク LRRK2阻害薬としての新規の3,4−二置換−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび4,5−二置換−7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン
WO2018009916A1 (en) 2016-07-07 2018-01-11 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Antibody adjuvant conjugates
CA3056030A1 (en) 2017-03-10 2018-09-13 Pfizer Inc. Novel imidazo[4,5-c]quinoline derivatives as lrrk2 inhibitors
PT3679025T (pt) 2017-09-06 2022-06-01 BioNTech SE Imidazoquinolinas substituídas como agonistas de tlr7
JP7197244B2 (ja) 2017-12-20 2022-12-27 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 免疫応答調節剤として使用するための分岐鎖連結基を有するアミド置換イミダゾ[4,5-c]キノリン化合物
WO2020190725A1 (en) 2019-03-15 2020-09-24 Bolt Biotherapeutics, Inc. Immunoconjugates targeting her2
US11744874B2 (en) * 2019-12-20 2023-09-05 Nammi Therapeutics, Inc. Formulated and/or co-formulated liposome compositions containing toll-like receptor (“TLR”) agonist prodrugs useful in the treatment of cancer and methods thereof

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501474A (ja) * 1999-06-10 2003-01-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー スルホンアミドおよびスルファミド置換イミダゾキノリン
US6677349B1 (en) * 2001-12-21 2004-01-13 3M Innovative Properties Company Sulfonamide and sulfamide substituted imidazoquinolines

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1719511B1 (en) * 2001-11-16 2008-12-10 3M Innovative Properties Company N-[4-(4-amino-2-ethyl-1H-imidazo[4,5-c]quinolin-1-yl)butyl]methanesulfonamide, a pharmaceutical composition comprising the same and use thereof

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501474A (ja) * 1999-06-10 2003-01-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー スルホンアミドおよびスルファミド置換イミダゾキノリン
US6677349B1 (en) * 2001-12-21 2004-01-13 3M Innovative Properties Company Sulfonamide and sulfamide substituted imidazoquinolines

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018526422A (ja) * 2015-09-14 2018-09-13 ファイザー・インク LRRK2阻害薬としての新規のイミダゾ[4,5−c]キノリンおよびイミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
TW200514784A (en) 2005-05-01
ZA200600769B (en) 2007-05-30
AR044923A1 (es) 2005-10-12
WO2005003064A3 (en) 2005-03-31
KR20060035637A (ko) 2006-04-26
RU2005138915A (ru) 2006-06-27
AR044922A1 (es) 2005-10-12
NZ544330A (en) 2009-06-26
EP1638566A4 (en) 2009-03-25
TW200511992A (en) 2005-04-01
AU2004253929A1 (en) 2005-01-13
CA2529322A1 (en) 2005-01-13
CN1812789B (zh) 2010-07-14
CN1812789A (zh) 2006-08-02
WO2005003064A2 (en) 2005-01-13
MXPA06000144A (es) 2006-04-07
BRPI0411916A (pt) 2006-08-15
WO2005003065A3 (en) 2005-03-10
WO2005003065A2 (en) 2005-01-13
MY157827A (en) 2016-07-29
RU2374246C2 (ru) 2009-11-27
IL172427A0 (en) 2006-04-10
EP1638566A2 (en) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2374246C2 (ru) N-{2-[4-АМИНО-2-(ЭТОКСИМЕТИЛ)-1Н-ИМИДАЗО-[4,5-с]-ХИНОЛИН-1-ИЛ]-1,1-ДИМЕТИЛЭТИЛ}-МЕТАНСУЛЬФОНАМИД И ФАРМАЦЕВТИЧЕСКАЯ КОМПОЗИЦИЯ НА ЕГО ОСНОВЕ
US6677349B1 (en) Sulfonamide and sulfamide substituted imidazoquinolines
US7030131B2 (en) Sulfonamide substituted imidazoquinolines
US7132429B2 (en) Sulfonamido ether substituted imidazoquinolines
US7214675B2 (en) Urea substituted imidazoquinoline ethers
EP1198232A1 (en) Urea substituted imidazoquinolines
AU2002232497A1 (en) Urea substituted imidazoquinoline ethers
EP1642580B1 (en) Sulfonamide substituted imidazoquinolines

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070625

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080926

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100712

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101118

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101118

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101221