JP2007514434A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2007514434A5
JP2007514434A5 JP2006544560A JP2006544560A JP2007514434A5 JP 2007514434 A5 JP2007514434 A5 JP 2007514434A5 JP 2006544560 A JP2006544560 A JP 2006544560A JP 2006544560 A JP2006544560 A JP 2006544560A JP 2007514434 A5 JP2007514434 A5 JP 2007514434A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
cell population
stem cell
stem
angiopoietin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006544560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007514434A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB0329449.3A external-priority patent/GB0329449D0/en
Application filed filed Critical
Publication of JP2007514434A publication Critical patent/JP2007514434A/ja
Publication of JP2007514434A5 publication Critical patent/JP2007514434A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は幹細胞に関し、具体的には骨髄および血液から単離できる新型幹細胞に関する。
幹細胞の供給源として骨髄に努力が集中してきた。これまでの証拠から、骨髄は2種類の幹細胞を含むことが示唆された。すなわち血液の製造を担っている造血幹細胞(HSC)ならびに体組織の限定された領域に属す細胞を産生できる間葉幹細胞(MSC)である。MSCは、正確には定義することができず、また単離もできない。したがって多種類の細胞を産生するためにMSCには限界があることを示している。MSCは、培養中に刺激に反応して骨芽細胞(osteoblasts)、軟骨芽細胞(chondroblasts)および脂肪細胞(adipocytes)を形成するが、肝細胞といったMSCが産生できない多種類の細胞もある。MSCの長期にわたる培養の結果、組織再生に最も広い可能性を有するとこれまで考えられている多能性成体前駆細胞(multipotent adult progenitor cells;MAPC)と称される細胞亜集団が伸張することとなる。しかしながら、MAPCが出現する前に長期にわたる組織培養および多数回の細胞分裂が必要であるということは、第一に遺伝上の損傷を蓄積してしまうかも知れないこと、第二にそれらが骨髄の正常な細胞成分を表すということを確証することは不可能であることを意味する。実際にはそれらが組織培養の人工的な生成物であるかも知れない。これらの重要な考察は、MAPCの臨床的な使用を禁忌とすることになるであろう。MAPCは、内胚葉、外胚葉または中胚葉のマーカーを有する細胞を形成できるが、培養中に造血細胞を実質上、産生しない。
本発明者は成体の骨髄および血液、たとえば末梢血液から、直接に単離することができ、外胚葉細胞、中胚葉細胞および内胚葉細胞に分化することができる特異な能力を有する新型の幹細胞を同定したのである。これらの細胞は、もし全能性でなければ明らかに多分化能性である。よって本明細書に記載される幹細胞は、組織の移植において自家移植の形態(自身から自身へ)で使用される新規な細胞供給源を提供する。さらに後記するようにこれらの幹細胞は長期間の組織培養を必要としない。
本発明の幹細胞は、好ましくは成体の骨髄または成体由来の末梢血液といった、成体から採取されるサンプルより得ることができる。よって該細胞は、好ましくは成体の幹細胞である。かかる細胞は臍帯といった他のサンプルから得てもよい。よって本発明の細胞集団は、成体の細胞のみならず胎児の細胞を含む態様でもある。胎児からはたとえば胎児の肝臓または骨髄もまた使用される。
したがって本発明の一態様において、幹細胞の単離された細胞集団を提供する。該幹細胞は自己再生することができ、かつ外胚葉細胞、中胚葉細胞および内胚葉細胞、好ましくは造血細胞に分化することができ、CD34+である。そうした幹細胞は成体の幹細胞が好ましい。
前記細胞集団は、その集団が他の種類の細胞を実質的に含まないという点で、「単離」されている。CD33、CD38、HLA/DR、CD19およびCD3を発現する細胞の種類を実質的に含有しないことが好ましい。「実質的に含まない」とは、実施例で提示される実験データと矛盾しないと解されるべきである。また、前記細胞集団は、専らある特定の直系系譜にのみ属している細胞および/またはそれに関係するマーカーを担持する細胞を含まないことである。該細胞集団は、特定の直系細胞系譜に係わる細胞を20%未満、好ましくは10%未満、たとえば5%未満で有することが望ましい。本発明の幹細胞集団の単離において、消極的な選別(細胞の除去)と積極的な選別(細胞の単離)とを結合させることは役に立つ。いずれの場合も抗体の結合が利用される。「単離された細胞」には、サンプルから直接に単離された細胞のみならず、培養された細胞、またはそのようなサンプルに由来する細胞も含まれる。
幹細胞は、成体の骨髄で産生されると考えられているが、血液にも見出される。本発明の幹細胞は標準的な試料採取の技術に従ってこれらの供給源のいずれかから集めてもよい。血液サンプルは、循環系における幹細胞の数を増加させるためにG-CSFを用いて幹細胞を流動化させた後に入手することが好ましい。たとえば、5μg/kg体重/日を皮下に5日間投与してもよい。直接に骨髄サンプルを吸引で得ることも可能である。
骨髄細胞は、骨髄の源、たとえば腸骨稜、脛骨、大腿骨、脊椎または他の骨の窩から得てもよい。骨髄は、常法の技術に従って、骨髄から吸引することも便利である。他の幹細胞の供給源として、成体の末梢血液および臍帯血を含む血液が挙げられる。
該細胞は哺乳類起源であることが好ましく、すなわち哺乳類サンプルから単離してもよく、あるいはそのようなサンプルから単離された細胞に由来する。特に好ましい哺乳類は、ヒトおよびげっ歯類(マウス)である。好ましい哺乳類としてさらにウシ、ウマおよび伴侶動物(ペット動物)なども挙げられる。
このように放出されたCD34+細胞は、次に組織培養プラスチック容器内で適当な温度、たとえば35〜38℃、好ましくは37℃で、少なくとも2時間、好ましくは少なくとも3時間、たとえば3〜5時間、インキュベートすることができ、この際、非付着性細胞はHBSS(Hanks balanced塩溶液)で洗浄することにより除去される。付着性CD34+細胞は本発明の幹細胞であり、全CD34+集団の1%未満で含まれる。好ましくはそれらの細胞が実質的に均一な集団であり、他の幹細胞の亜集団によっては通常汚染されていない。典型的には収集された細胞の30%未満、好ましくは20%未満、より好ましくは5%未満、最も好ましくは3%未満が、本発明の幹細胞以外のものである。しかしながら、後記実施例が示すように、個々のマーカーの全部が必ずしも単離された集団におけるいずれの細胞にも見出されないかも知れず、「均一な集団」という用語は、このことを心に留めて解するべきである。本発明の幹細胞集団は、好ましくはCD34発現に関して均一であり、組織培養グレードのプラスチックに対して付着し、小さいリンパ球様の形態である。「付着性の」細胞は、3回の活発な洗浄に抵抗して、固体支持体(特に組織培養グレードのプラスチックまたはガラス)から離れない細胞として定義される。CD34+細胞のうち、付着性サブセットの有利な性質は、付着性細胞が培養用細胞を調製する場合に普通は廃棄されるために驚くべきことである。
本発明の幹細胞は、いずれの動物起源であってもよく、たとえば実験動物、家畜またはペット動物である。好ましくは霊長類であり、ヒトが最も好ましい。
さらなる態様で、本発明は、次の工程を含む培養物を提供する:
(i) 単離された成体の幹細胞集団で、この場合該幹細胞はCD34+であり、自己再生が可能であって、外胚葉、中胚葉および内胚葉の細胞に分化することができ、
(ii) 該幹細胞の成長を支え得る培地。
本発明幹細胞およびそれから由来する分化した細胞は、液体窒素中での凍結保存でも生き延び得る。
さらに別の態様において本発明は、成体の幹細胞集団を単離する方法を提供する。その幹細胞は、CD34+であって、自己再生可能であり、外胚葉、中胚葉および内胚葉の細胞に分化することができる。その方法において、血液または骨髄のサンプルを患者から採取し、その中から該細胞集団を抽出することを含む。本発明は、幹細胞集団を単離する方法を提供し、その幹細胞は、CD34+であって、自己再生可能であり、外胚葉、中胚葉および内胚葉の細胞に分化することができ、また組織培養グレードのプラスチックに付着することができることが好ましい。その方法において、血液または骨髄のサンプルを患者から採取し、その中から該細胞集団を抽出することを含む。好ましい抽出工程は上で論じられ、患者の血液をサンプリングする際には、幹細胞の可動化が典型的な最初のステップとなるが、これは患者にG-CSFを投与することによって実施されることが好ましい。
組織培養プラスチックへの付着は、骨髄間葉幹細胞、単球(monocytes)およびマクロファージを含む数種類の細胞の性質であるが、CD34陽性細胞の亜集団を確認するか単離するために使用されることはこれまでなかった。組織培養プラスチックへの付着は、原始幹細胞の選別にとり、複数抗体を標識する操作または他の手法に頼る必要もなく単純で、再現性があり、実用的な手段となることが見出された。本発明のCD34+細胞は、ガラスにも付着することができる。したがって本発明の方法において、組織培養グレードのプラスチックの代わりにガラスまたは他の適当な固体支持体を使用することもできる。
本発明の幹細胞は、研究関連、たとえば幹細胞再生に関係した成長因子の検出と評価において有用性がある。該幹細胞は、遺伝疾患の治療においても、自己の幹細胞における遺伝子の修飾または置換によって直接的な有用性があるであろう。本発明の幹細胞は、特に造血細胞、たとえばβ-地中海貧血(thalassemia)、鎌状細胞貧血症といった造血細胞に関係する疾患の治療に使用することができる。その場合、野生型の遺伝子が幹細胞に導入される。かくして、本発明の別の態様として、単離された成体の幹細胞集団を提供する。それらの幹細胞は、CD34+であって、自己再生可能であり、造血細胞および間葉細胞に分化することができる。これらの細胞は、治療に使用される場合、治療用遺伝子を取り込む。
ASC-34活性は成体の造血組織および臍帯血液に見出されるばかりでなく、成体の骨髄、満期出産の臍帯血、胎児肝臓(在胎週齢11.6〜13.8週間)および胎児骨髄(12.7〜15.4週間)においても検出される。これらの細胞は、胚性幹細胞と相違する。なぜなら胚は、受胎後の8週間において胎児になると見なされるからである。
ASC34および間葉幹細胞(MSC)間の相違のまとめ
間葉幹細胞は、成体の骨髄に由来している別個の細胞集団である。MSC(多能性成体前駆細胞-MAPCとも呼称される)およびASC-34細胞(本発明の 細胞)は、下記に要約したように重要な差異を示している。MSC/MAPC細胞は、CD34を発現しないことも特筆される。
Figure 2007514434

Claims (38)

  1. 幹細胞集団の分化をひき起こす複数の成長因子と一緒に幹細胞集団を培養することを含み、該幹細胞集団は、CD34+であって自己再生でき、外胚葉、中胚葉および内胚葉細胞に分化することができ、組織培養グレードプラスチックに付着することができることを特徴とする、標的とする内胚葉、外胚葉、間葉および/または血管内皮細胞集団を産生する方法
  2. 前記標的とする細胞が膵臓,肝臓,神経,上皮,腺上皮,骨格筋,心筋,腎臓,肺,骨,皮膚および内分泌細胞からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記標的とする細胞が肝細胞,神経細胞または乏突起膠細胞である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記標的とする内胚葉、外胚葉、間葉または血管内皮細胞がCD133,PECAM,VWFCXCR4,アンジオポイエチン-1,ネブリン,トロポニン1,VEGF,アンジオポイエチン-2,ICAM 2,アルファ-1-アンチトリプシン,サイトケラチン18,LDLR,アルブミン,HGF,HNF-3β,トランスフェリン,αフェトプロテイン,Pax-6,Pdx-1,インスリン,IGF-1,NeuroD-1 およびNGN3をコードする遺伝子を発現する、請求項1〜3のいずれかに記載の方法
  5. 前記標的とする内胚葉細胞がインスリン生産に関係する遺伝子を発現する、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記幹細胞が、単離後3時間は組織培養グレードプラスチックに付着することができ、さらに少なくとも72時間は付着を持続できる能力を特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の方法
  7. 前記細胞がCD33-、CD38-、HLA-DR-、CD3-およびCD19-である、請求項1〜6のいずれかに記載の方法
  8. 前記幹細胞集団がThy-1+でもある細胞について富化されている、請求項1〜7のいずれかに記載の方法
  9. 前記幹細胞集団がAC133+および/またはc-met+でもある細胞について富化されている、請求項1〜8のいずれかに記載の方法
  10. 前記幹細胞集団がRex-1,Oct 4,Nanog,CD34,CD133,PECAM,VWFTal-1,CXCR4,アンジオポイエチン1,Tie 2,TNNT1,デスミン,ネブリン,コネクシン-43,GATA-4,VEGF,KDR,アンジオポイエチン2,ICAM-2,VEカドヘリン,アルファ-1-アンチトリプシン,サイトケラチン 18,ネスチン,ビメンチンおよびc-metをコードする遺伝子を発現する、請求項1〜9のいずれかに記載の方法
  11. 前記幹細胞が成人幹細胞であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の方法
  12. 前記幹細胞集団が臍帯血サンプルという非胎児性サンプルから得られる胎児細胞を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の方法
  13. 前記細胞が受託番号04092401号でECACCに寄託された細胞の特徴を有する、請求項1〜12のいずれかに記載の方法
  14. 前記幹細胞集団が哺乳類起源である、請求項1〜13のいずれかに記載の方法
  15. 前記幹細胞集団がヒト起源である、請求項1〜14のいずれかに記載の方法
  16. 前記幹細胞集団がげっ歯類、ウマまたはウシ起源であるあるいはペット動物から採取されたサンプルより単離され、または由来する、請求項1〜15のいずれかに記載の方法
  17. 前記幹細胞集団が培養中に支持細胞層を必要としない、請求項1〜16のいずれかに記載の方法
  18. 前記単離された幹細胞集団が以下の工程:
    (i) 造血組織を密度勾配分離にかけること;
    (ii) 低密度細胞をCD34用の親和性リガンドにさらす;
    (iii) 該CD34リガンドに付着した細胞を取り戻す;
    (iv) CD34+亜集団を、組織培養グレードプラスチックにさらす;
    (v) そのプラスチックに付着したCD34+細胞を取り戻す。
    によって得ることができることを特徴とする、請求項1〜17のいずれかに記載の方法
  19. 以下の工程:
    (i) 造血組織を密度勾配分離にかけること;
    (ii) 低密度細胞をCD34用の親和性リガンドにさらす;
    (iii) 該CD34リガンドに付着した細胞を取り戻す;
    (iv) CD34+亜集団を固体支持体にさらす;
    (v) そのプラスチックに付着したCD34+細胞を取り戻す;
    (vi) そのCD34 + 付着細胞を請求項1に記載された細胞の分化を引き起こす複数の成長因子と一緒に培養する
    を含むことを特徴とする、請求項1〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記固体支持体が組織培養グレードのプラスチックまたはガラスから選択されることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. 請求項1〜20のいずれかに記載の方法によって生産された、内胚葉、外胚葉、間葉および/または血管内皮細胞集団。
  22. 膵臓,肝臓,神経,上皮,腺上皮,骨格筋,心筋,腎臓,肺,骨,皮膚および内分泌細胞からなる群より選択される、請求項21に記載の細胞集団。
  23. CD133,PECAM,VWF,CXCR4,アンジオポイエチン-1,ネブリン,トロポニン1,VEGF,アンジオポイエチン-2,ICAM 2,アルファ-1-アンチトリプシン,サイトケラチン18,LDLR,アルブミン,HGF,HNF-3β,トランスフェリン,αフェトプロテイン,Pax-6,Pdx-1,インスリン,IGF-1,NeuroD-1およびNGN3をコードする遺伝子を発現する、請求項21または22に記載の細胞集団。
  24. 凍結保存を生きぬくことが可能である、請求項2123のいずれかに記載の細胞集団。
  25. 前記細胞のゲノムが核酸の一領域を挿入することにより変更されたことを特徴とする、請求項21〜24のいずれかに記載の細胞集団。
  26. 前記幹細胞のゲノムが核酸の一領域を挿入することにより変更されたことを特徴とする、請求項1で規定された幹細胞集団。
  27. 前記ゲノムがDNAウィルス,RNAウィルスまたはレトロベクターを用いるDNAの挿入により変更されることを特徴とする請求項25または26に記載の細胞集団。
  28. 前記ゲノムの一部が、アンチセンス核酸分子、リボザイム配列または阻害的RNA配列の存在によって不活性化されることを特徴とする、請求項21〜27のいずれかに記載の細胞集団または請求項1で規定された幹細胞集団
  29. 治療に使用される、請求項21〜28のいずれかに記載の細胞集団または請求項1で規定された単離された幹細胞集団
  30. 器官の再生または損傷された器官の修復に使用される、請求項21〜28のいずれかに記載の細胞集団または請求項1で規定された単離された幹細胞集団
  31. 前記器官免疫系,肝臓,肺,膵臓,骨,軟骨,筋肉,皮膚,脳または神経系および心臓または循環器系からなる群より選択されることを特徴とする、請求項30に記載の細胞集団。
  32. 前記細胞が追跡可能なマーカー、好ましくは酸化鉄または常磁性ビーズで標識されることを特徴とする、請求項2931のいずれかに記載の細胞集団。
  33. 患者への細胞移植用としての、請求項21〜28のいずれかに記載の細胞集団または請求項1で規定された単離された幹細胞集団の使用
  34. 請求項21〜25のいずれかに記載の細胞を薬剤に曝すことにより器官特異的作用について薬剤をスクリーニングする方法。
  35. 前記薬剤が器官特異的な毒性を疑われる毒素であることを特徴とする、請求項34に記載の方法。
  36. 前記薬剤が器官特異的な毒性を疑われる薬剤もしくは治療剤、または器官特異的な利得作用を問題とされる薬剤もしくは治療剤であることを特徴とする、請求項34に記載の方法。
  37. 請求項21〜28のいずれかの細胞集団または請求項1で規定された幹細胞集団を培養すること、ならびに該細胞により発現される1以上のタンパク質を回収することを含む、タンパク質生産のインビトロ方法。
  38. 前記タンパク質がインスリンまたはアルブミンである、請求項37に記載のタンパク質生産のインビトロ方法。
JP2006544560A 2003-12-19 2004-12-20 幹細胞 Pending JP2007514434A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB0329449.3A GB0329449D0 (en) 2003-12-19 2003-12-19 Stem cells
PCT/GB2004/005365 WO2005059113A1 (en) 2003-12-19 2004-12-20 Stem cells

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012185019A Division JP2013039128A (ja) 2003-12-19 2012-08-24 幹細胞

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007514434A JP2007514434A (ja) 2007-06-07
JP2007514434A5 true JP2007514434A5 (ja) 2012-10-11

Family

ID=30776110

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006544560A Pending JP2007514434A (ja) 2003-12-19 2004-12-20 幹細胞
JP2012185019A Pending JP2013039128A (ja) 2003-12-19 2012-08-24 幹細胞

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012185019A Pending JP2013039128A (ja) 2003-12-19 2012-08-24 幹細胞

Country Status (12)

Country Link
US (2) US20070274970A1 (ja)
EP (1) EP1697500B1 (ja)
JP (2) JP2007514434A (ja)
KR (1) KR20070004574A (ja)
CN (1) CN1918284B (ja)
AU (1) AU2004299718A1 (ja)
BR (1) BRPI0417194A (ja)
CA (1) CA2549930C (ja)
EA (1) EA200601187A1 (ja)
GB (1) GB0329449D0 (ja)
MX (1) MXPA06006706A (ja)
WO (1) WO2005059113A1 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2626234T3 (es) 2004-07-30 2017-07-24 Mayo Foundation For Medical Education And Research Tratamiento de tejido cardiovascular
WO2006020919A2 (en) * 2004-08-13 2006-02-23 University Of Georgia Research Foundation, Inc. Compositions and methods for self-renewal and differentiation in human embryonic stem cells
GB0509500D0 (en) * 2005-05-10 2005-06-15 Revealcyte Method of fetal cell enrichment
EP2089510B1 (en) * 2006-06-28 2021-02-24 The University of Medicine and Dentistry of New Jersey Amnion-derived stem cells and uses thereof
US9765298B2 (en) 2006-07-24 2017-09-19 Mayo Foundation For Medical Education And Research Methods and materials for providing cardiac cells
US8739148B2 (en) * 2007-02-09 2014-05-27 Elster Electricity, Llc Automated meter reading system
JP5409359B2 (ja) * 2007-07-13 2014-02-05 田辺三菱製薬株式会社 細胞の単離方法、細胞用無血清培養培地および細胞の培養方法
ES2325715B1 (es) * 2007-08-03 2010-06-17 Genetrix, S.L. Poblacion de celulas madre adultas derivadas de tejido adiposo cardiaco y su uso en regeneracion cardiaca.
JP2009278873A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Japan Health Science Foundation 培地および培養方法
WO2009145761A1 (en) * 2008-05-27 2009-12-03 Mayo Foundation For Medical Education And Research Methods and materials for using cells to treat heart tissue
CN101314767A (zh) * 2008-07-03 2008-12-03 上海天生生物科技有限公司 增强胎肝造血干细胞cd34表达的培养液及其制备方法
GB0818725D0 (en) 2008-10-13 2008-11-19 Habib Nagy A Pharmaceutical composition
US20110305673A1 (en) * 2008-11-12 2011-12-15 The University Of Vermont And State Agriculture College Compositions and methods for tissue repair
WO2010062999A1 (en) * 2008-11-28 2010-06-03 Stematix, Inc Diabetes cell therapy
EP2446021A4 (en) * 2009-06-25 2013-11-13 Geron Corp DIFFERENTIATED PLURIPOTENTIAL STEM CELL PROMOTION DERIVED WITH IRRELEVANT PHENOTYPES
US20130071365A1 (en) * 2010-02-16 2013-03-21 Kyushu University, National University Corporation Induced hepatocytes
WO2011106440A1 (en) * 2010-02-23 2011-09-01 Loma Linda University Medical Center Method of analyzing a medical image
WO2012046065A2 (en) 2010-10-06 2012-04-12 Omnicyte Limited Culture method
US9677042B2 (en) 2010-10-08 2017-06-13 Terumo Bct, Inc. Customizable methods and systems of growing and harvesting cells in a hollow fiber bioreactor system
KR20130132795A (ko) 2010-10-08 2013-12-05 미나 테라퓨틱스 리미티드 짧은 rna 분자
WO2012175958A1 (en) 2011-06-21 2012-12-27 Mina Therapeutics Limited Albumin production and cell proliferation
EP2963909A4 (en) 2013-02-28 2016-10-19 Nikon Corp ELECTRONIC DEVICE
WO2015073913A1 (en) 2013-11-16 2015-05-21 Terumo Bct, Inc. Expanding cells in a bioreactor
JP6783143B2 (ja) 2014-03-25 2020-11-11 テルモ ビーシーティー、インコーポレーテッド 培地の受動的補充
WO2016049421A1 (en) 2014-09-26 2016-03-31 Terumo Bct, Inc. Scheduled feed
US10350245B2 (en) 2015-01-21 2019-07-16 Fred Hutchinson Cancer Research Center Point-of-care and/or portable platform for gene therapy
WO2017004592A1 (en) 2015-07-02 2017-01-05 Terumo Bct, Inc. Cell growth with mechanical stimuli
US11965175B2 (en) 2016-05-25 2024-04-23 Terumo Bct, Inc. Cell expansion
US11104874B2 (en) 2016-06-07 2021-08-31 Terumo Bct, Inc. Coating a bioreactor
US11685883B2 (en) 2016-06-07 2023-06-27 Terumo Bct, Inc. Methods and systems for coating a cell growth surface
US11624046B2 (en) 2017-03-31 2023-04-11 Terumo Bct, Inc. Cell expansion
JP7393945B2 (ja) 2017-03-31 2023-12-07 テルモ ビーシーティー、インコーポレーテッド 細胞増殖
JP2023516484A (ja) 2020-03-11 2023-04-19 ビット バイオ リミテッド 肝細胞作製方法
US12043823B2 (en) 2021-03-23 2024-07-23 Terumo Bct, Inc. Cell capture and expansion

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69232427T2 (de) * 1991-11-05 2002-11-21 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University, Palo Alto Suppressorzellen
EP0669974A1 (en) * 1992-11-16 1995-09-06 Rhone-Poulenc Rorer Pharmaceuticals Inc. Pluripotential quiescent stem cell population
ATE314461T1 (de) * 1998-02-05 2006-01-15 Novartis Pharma Gmbh Vermehrte und genetisch modifizierte populationen menschlicher hämatopoitischer stammzellen
US7838289B2 (en) * 2001-02-14 2010-11-23 Abt Holding Company Assay utilizing multipotent adult stem cells
WO2001015521A1 (en) * 1999-08-31 2001-03-08 Genencor International, Inc. Transgenic mammal capable of facilitating production of donor-specific functional immunity
WO2001071016A1 (en) * 2000-03-23 2001-09-27 Stemcells, Inc. Pluripotential stem cells
CA2810249A1 (en) * 2000-06-05 2001-12-13 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Identification and use of human bone marrow-derived endothelial progenitor cell to improve myocardial function after ischemic injury
US6930222B2 (en) * 2000-08-22 2005-08-16 The Scripps Research Institute In vivo animal model of human leukemia
US7560280B2 (en) * 2000-11-03 2009-07-14 Kourion Therapeutics Gmbh Human cord blood derived unrestricted somatic stem cells (USSC)
US7202080B2 (en) * 2001-03-29 2007-04-10 Ixion Biotechnology, Inc. Method for transdifferentiation of non-pancreatic stem cells to the pancreatic differentiation pathway
EP1423012B1 (en) * 2001-08-10 2007-11-14 Imclone Systems, Inc. Medical use of stem cells expressing vegfr-1
IL162648A0 (en) * 2001-12-21 2005-11-20 Mount Sinai Hospital Corp Cellular compositions and methods of making and using them
US20040009589A1 (en) * 2002-03-26 2004-01-15 Shulamit Levenberg Endothelial cells derived from human embryonic stem cells
WO2003080822A1 (fr) * 2002-03-27 2003-10-02 Nipro Corporation Cellules mesenchymales placentaires et leur utilisation medicale
WO2004087896A2 (en) * 2003-03-31 2004-10-14 Pfizer Products Inc. Hepatocyte differentiation of stem cells
US20060165667A1 (en) * 2004-12-03 2006-07-27 Case Western Reserve University Novel methods, compositions and devices for inducing neovascularization
US8372797B2 (en) * 2006-06-22 2013-02-12 Creative Medical Health, Inc. Treatment of erectile dysfunction by stem cell therapy
US8021882B2 (en) * 2006-08-24 2011-09-20 Johnstone Brian H Production of neural protective and regenerative factors from stem cells and treatment of nervous system conditions therewith
DK2578081T3 (en) * 2006-10-11 2016-06-27 Massachusetts Gen Hospital Compositions, methods and devices for the treatment of liver disease

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007514434A5 (ja)
EP2374871B1 (en) Pluripotent stem cells, method for preparation thereof and uses thereof
EP1697500B1 (en) Stem cells
Mironov et al. What is regenerative medicine? Emergence of applied stem cell and developmental biology
US20070243172A1 (en) Multipotent stem cells derived from placenta tissue and cellular therapeutic agents comprising the same
KR100871984B1 (ko) 태반 조직 유래 다능성 줄기세포 및 이를 함유하는세포치료제
CN101331225B (zh) 来自脐带血的具有Oct4表达能力的多能成体干细胞及其制备方法
KR100802011B1 (ko) 층분리배양법을 이용한 골수에서의 중간엽 줄기세포분리방법
CN108368484B (zh) 使用了血液细胞的组织、内脏器官的制作方法
WO2012133948A1 (ja) 生体組織から単離できるssea-3陽性の多能性幹細胞を含む他家移植用細胞治療用組成物
WO2008018190A1 (fr) Cellules de la crête neurale dérivées de tissu adipeux
US20150329827A1 (en) Muse cells isolation and expansion
Nakatsuka et al. Identification and characterization of lineage− CD45− Sca-1+ VSEL phenotypic cells residing in adult mouse bone tissue
JP2011519574A (ja) 細胞ベースの治療に関連する材料および方法
KR100677054B1 (ko) 제대혈로부터 다분화능 전구세포를 분리하여 배양하는 방법 및 이의 분화 유도방법
JP2014132830A (ja) 生体の臍帯又は脂肪組織から単離できる多能性幹細胞
KR101380561B1 (ko) 말과동물 양수 유래 다분화능 줄기세포 및 그 제조방법
Lange-Consiglio et al. In vitro studies of horse umbilical cord matrix-derived cells: from characterization to labeling for magnetic resonance imaging
KR20120006386A (ko) 1기 태반조직 유래 줄기세포 및 이를 함유하는 세포치료제
JPWO2018025975A1 (ja) インビトロで多能性幹細胞を分化誘導する方法
KR20140016841A (ko) 태아연골조직유래 줄기세포원 및 이를 포함하는 세포치료제
TWI437097B (zh) 可表現螢光蛋白質之豬骨髓間葉幹細胞
Marshall II Neurospheres and multipotent astrocytic stem cells: Neural progenitor cells rather than neural stem cells
Mohamed et al. The effect of Bromodeoxyuridine on Mesenchynal Stem Cells viability and differentiation
Rebulla et al. New horizons in Cellular Therapies