JP2007508101A - 腹膜透析処置を行うデバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、数サイクルにおよぶ腹膜透析処置のためのデバイスと方法とに関する。プロセッサ(31)によって制御されるサイクラー(1)は、腹腔に透析液を注入し、且つ腹腔から液を排出する。センサ(37)は、透析液の排出に関係する変数を感知する。変数が根本的に変化するブレークポイントに前記変数が達する時には排出が中断され、これにより残留量を残す。
【選択図】 図2

Description

本発明は一般的には潮汐腹膜透析処置に関する。より具体的に、本発明は自動潮汐腹膜透析に関する。
本発明は特に、患者の潮汐腹膜透析処置を複数のサイクルで遂行するデバイスに関し、各サイクルは注入期と滞留期と排出期とを含む。本発明はさらに、患者の潮汐腹膜透析処置を複数のサイクルで遂行する方法に関し、各サイクルは注入期と滞留期と排出期とを含む。
US-A-6,558,343
国際公開第99/02206号
American Journal of Kidney Diseases、第25巻、第4号、1995年、603頁〜610頁
Peritoneal Dialysis International、第14巻、52頁〜55頁
Peritoneal Dialysis Today、第140巻、272頁〜277頁
Peritoneal Dialysis International、第14巻、52頁〜55頁
Peritoneal Dialysis Today、第140巻、272頁から277頁 多くの人々が種々の腎臓疾患を患い、透析処置に依存している。種々の透析方法の中でも、透析患者が自宅で遂行できる腹膜透析すなわちPDは、堅固な方法として立証されている。PD中には透析液が患者の腹腔へ送られ、患者/人体から毒性物質と余剰な水分を取り除くため、所定の期間にわたり腹腔にて滞留することが可能である。所定の期間が過ぎた後には、腹膜腔から透析液が取り除かれ、新鮮な透析液に交換される。これをいくつかのサイクルにわたって繰り返す。腹膜腔での注入・排出方式が相異なる種々の技法がある。平均的な患者の場合に数リットル程度の量を各サイクル中に交換する点、そして複数のサイクルがある点は、種々の技法に共通している。
サイクラーを用いて行うPDはAPD(自動腹膜透析)と呼ばれ、APDではサイクラーが連続する透析液の注入と透析液の排出とを行う。
APD法のひとつであるCCPD(連続周期的腹膜透析)では、4回から8回の透析液交換を夜間に行い、日中には腹腔が透析液で満たされる。毎回の排出は完全排出である、つまり新たに透析液を注入する際に、その都度事前に腹腔を概ね空にする。
もうひとつのAPD法にあたるNIPD(夜間間欠的腹膜透析)では、5回から10回の透析液交換を夜間に行い、日中には腹腔を空にする。毎回の排出は完全排出である、つまり新たに透析液を注入する際に、その都度事前に腹腔を概ね空にする。
更なるAPD法であるTPD(潮汐腹膜透析)では、5回から12回の透析液交換を夜間に行い、日中には腹腔を空にするか、又は透析液で満たす。初期注入量が注入され、ただしこの注入量の一部だけが、例えば50%から80%が、各サイクルで排出され交換される。
各々のAPDサイクルは基本的に、添付の図1で開示するとおりの様相を呈する。よって各サイクルは、注入期Fと滞留期Dwと排出期Drとからなる。注入量VFにより腹腔へ透析液を供給する注入期Fは、比較的高い透析液流量率によって特徴づけられる。腹腔が透析液で満たされる滞留期Dwは、腹腔における緩慢な液量増加によって特徴づけられる。この増加は限外濾過の、つまり患者の血液から腹腔への液の浸透ネット輸送の結果である。腹腔から使用済み透析液を排出する排出期Drには2つの段階が見られ、第1の高流量段階は比較的高い透析液流量率によって特徴づけられ、第2の低流量段階は比較的遅い透析液流量率によって特徴づけられる。2つの段階は、ブレークポイントBのところで互いに明瞭に識別される。
約5分間から7分間続くことがある第1の高流量段階中の流量率は、圧力、機械のタイプなどに応じて異なるが、通常は250ml/分間から300ml/分間である。約10分間から15分間続くことがある第2の低流量段階中の流速は、通常50ml/分未満である。これは、排出期Drの合計時間に占める比較的短い期間中に、腹腔内の透析液の比較的大部分が排出済みであることを意味する。さらに、腹腔に比較的少量の使用済み透析液しかない時には、つまり第2の低流量段階中には、有意な透析は起こらない。したがって、第2の低流量段階は、PD処置の合計時間の中で時間の浪費にあたる。
第2の低流量段階に伴う更なる問題として、この段階に患者が腹部の苦痛を被ることがある。流量率が低いかゼロの時には、カテーテルと排出ラインとにわたって動的な圧力低下が現れない。このため吸気圧力が腹腔へ伝わり、これは腹腔の壁に向かってカテーテルが吸引され、前記の苦痛を引き起こすことを意味する。
(従来技術)
US-A-6,558,343号には、透析液交換の最適化を目指すデバイスと方法とが開示されている。このデバイスには、透析液交換のパラメータを時間の経過にそって変化させることで透析液の最適品質を維持し、他方交換量を最適化することにより透析液の総消費量を極小化するシステムを設ける。これは交換サイクルの頻度を変化させることによって達成され、例えば、交換サイクル、変更される量、総透析液量、サイクル間の休止期間、交換中の流量率は処置の開始時に低くすることができ、且つ処置中は時間の経過に沿って増加できる。対象となる患者に特有のパラメータを考慮に入れる最適化に基づいて処置の多様化が確立される(濾過曲線)。パラメータは実際の処置が始まる前に決定され、処置そのものの最中には変更されない。この決定を下すためには、対象となる患者に特有のデータが必要となる。最適注入量とは、患者にとって快適な隔膜位置と呼吸とをもたらす条件である。
Brandesらは腎臓病に関するアメリカン・ジャーナル(American Journal of Kidney Diseases)、第25巻、第4号、1995年、603頁から610頁にて、「自動腹膜透析における透析物の流れと物質移動の最適化」(Optimization of Dialysate Flow and Mass Transfer During Automated Peritoneal Dialysis)に関する所見を開示している。より具体的にBrandesらは、排出流量率対時間の分析から判明した、初期高流出区分(350+/−89mL/分)と、その後に続く遅い排液(36+/−21mL/分)によって特徴づけられる区分への急激な遷移(以降、ブレークポイントと称する)とを開示している。第1の排出区分はわずか5.6+/−2.3分(総排出時間の42%)を要し、その時間に透析液の83%+/−10%が排出された。物質移動面積係数(KoA)を最適化し、さらに排出時間を初期高流出区分のみとしこれを短縮しながら治療の効率と利便性を向上させるためには、立位で行われる場合がある間欠的腹膜透析を含む自動腹膜透析処置を、立位よりむしろ仰臥位で行うべきと結論づけた。
Kumanoらは腹膜透析インターナショナル(Peritoneal Dialysis International)、第14巻、52頁から55頁にて、最初の5分間から7分間の素早い排液と、その後に続くすこぶる遅い排液とを明らかにした研究を開示している。排液の80%余りが前者の期間内に達成された。Kumanoらは、2Lの透析液量を用いるほとんどのCAPD患者にとって、10分が十分な排液期間であると結論づけている。Kumanoらは、個人に合わせた排液時間を推奨するため、排出パターンは個々の患者ごとに決定されると提案する。
Durand,Pierre−Yvesは、腹膜透析トゥデイ(Peritoneal Dialysis Today)、第140巻、272頁から277頁の記事、APDスケジュールと臨床結果(APD Schedule and Clinical Results)において、ブレークポイントの自動検出に基づく未来の最適化された潮汐腹膜透析処置を簡単に説明している。
国際公開第99/02206号では、PD処置中に、患者の腹腔への透析液注入と、患者からの使用済み透析液排出を実行する、サイクラーが開示されている。このサイクラーは、注入のためのオーバープレッシャーと、排出のためのアンダープレッシャーとにさらされる場合がある、密閉チャンバを含む。
本発明の目的は、改良型潮汐腹膜透析処置を遂行する方法とデバイスとを提供することである。
更なる目的は、透析液の使用を最適化する潮汐腹膜透析処置を提供することである。
なお更なる目的は、処置に費やす時間の使用を最適化する潮汐腹膜透析処置を提供することである。
なお更なる目的は、処置される患者の姿勢を考慮せずとも実行できる潮汐腹膜透析処置を提供することである。
上記目的は当初に規定したデバイスによって達成され、前記デバイスは、
プロセッサと、
プロセッサに接続され、且つ患者の腹腔に透析液を注入し、腹腔から液を排出するように適応されたサイクラーと、
プロセッサに接続され、且つ排出中に腹腔からの透析液の排出に関係する変数を感知するように適応されたセンサとを含み、
プロセッサは、少なくとも処置のサイクルのほとんどについて、変数が根本的に変化するブレークポイントに前記変数が達する時に、排出の中断を開始するように適応され、これにより腹腔に残留量の透析液を残す。
ブレークポイントで排出の中断を可能にすることによって、排出期は、腹腔が完全に空となる通常のAPD処置に関して大幅に短縮できる。総サイクル時間中の積極的透析処置が行われる部分は相応に拡大するであろう。よってブレークポイントに達した時点で直ちに次のサイクルの透析液注入を開始でき、これは比較的少量の透析液の非効率的な排出を伴うばかりの時間が解消することを意味する。よって、患者が眠っている一晩全体を効率的な透析処置に利用できる。しかも、排出期の低流量段階中に起こり得る腹部の苦痛を回避でき、その結果言うまでもなく患者にとっての快適さは増す。
本発明の一実施形態によると、本デバイスは、処置の各注入期の後に患者の腹腔内に収容されるべき透析液の望ましい目標量に関する、第1のパラメータを決定する手段を含む。少なくとも初期サイクルのための、又は複数のサイクルのための、第1のパラメータは、医師により、又は他の相応しい人物により、あるいは先行する処置の結果により、あらかじめ決定することができる。第1のパラメータは処置中に決定済みの値に保つことができ、あるいは下で説明するとおり調整できる。
本発明の更なる実施形態によると、本デバイスは、処置の残りの部分で使用されるべき透析液の総量に関する、第2のパラメータを決定する手段を含む。少なくとも初期サイクルのための、又は複数のサイクルのための、第2のパラメータは、医師により、又は他の相応しい人物により、あるいは先行する処置の結果により、あらかじめ決定することができる。第2のパラメータは処置中に決定済みの値に保つことができ、あるいは下で説明するとおり調整できる。
本発明の更なる実施形態によると、本デバイスは、処置の残りの部分の総時間長に関する第3のパラメータを決定する手段を含む。少なくとも初期サイクルのための、又は複数のサイクルのための、第3のパラメータは、医師により、又は他の相応しい人物により、あるいは先行する処置の結果により、あらかじめ決定することができる。第3のパラメータは処置中に決定済みの値に保つことができ、あるいは下で説明するとおり調整できる。
本発明の更なる実施形態によると、本デバイスは、排出期の後の腹腔における透析液の残留量に関する第4のパラメータを決定する手段を含む。少なくとも初期サイクルのための、又は複数のサイクルのための、第4のパラメータは、医師により、又は他の相応しい人物により、あるいは先行する処置の結果により、あらかじめ決定することができる。第4のパラメータは処置中に決定済みの値に保つことができ、あるいは下で説明するとおり調整できる。
本発明の更なる実施形態によると、プロセッサは、前記サイクルのうち次のサイクルについて、透析液の注入量と、注入期と滞留期との時間を含む注入/滞留時間とを、パラメータによって計算するように適応される。その際サイクラーは、目標量に達するまで患者の腹腔に算出注入量の透析液を注入し、算出注入/滞留時間の後に腹腔から液を排出するように、適応される。本デバイスはまた、液及び時間の消費を最適化するためサイクルを増減するための注入/滞留時間調整を可能にする。
本発明の更なる実施形態によると、プロセッサは、処置の概ね全てのサイクルについて、滞留時間を一定の時間値に設定するように適応される。一部の患者は、例えばいわゆる「ハイトランスポーター」は、処置される典型的患者より効果的な腹膜を有する場合がある。これは、透析液が比較的速やかに消費されることを意味する。滞留期が極端に長く設定されると、毒性物質と水分とが腹膜を通じて患者にむけて逆流を開始するおそれがある。そのような患者のため、滞留時間を最大値まで制限するようにプロセッサを適応してよい。そのような制限によって処置の総時間長は減少し得る。
本発明の更なる実施形態によると、本デバイスは、予想される限外濾過量に関する初期の第5のパラメータを決定する手段を含み、ここでプロセッサは透析液の注入量の計算にあたり第5のパラメータを考慮するように適応される。予想される限外濾過量は、患者の以前の1回又は複数回の処置の限外濾過量により、あるいは透析液の組成その他により、比較的確実に事前に決定することができる。限外濾過量をも考慮する場合には、次のサイクルのための注入量をより正確に計算することができる。
本発明の更なる実施形態によると、プロセッサは、処置の残りの部分で実行される多数の前記サイクルをも計算するように適応される。
本発明の更なる実施形態によると、プロセッサは、第1のサイクルの後に続くサイクルについて、第1の手段によって決定された目標量に比較的細かい調整を施すように適応される。そのような微調整は、例えば初期目標量の−20から+10%、あるいはより具体的には、初期目標量の+/−10%となる可能性がある。プロセッサはまた、少なくとも処置の最終サイクルについて注入量を計算する時に、注入量を大幅に減らすように、すなわち先行するサイクルの注入量を大幅に下回るように、例えば先行するサイクルの20%から80%とするように、適応してよい。最終サイクルは2つのサイクルに分割してもよく、分割されたサイクルの滞留時間は相応に減少する。
本発明の更なる実施形態によると、前記変数は、排出期中の透析液の流量率を含む。こうして流量率の急激な低下として、ブレークポイントを簡便に感知できる。流量率は例えば、排出される透析液の重量を感知することによって感知されてよい。この重量は、注入と排出とを実行するサイクラーに据え付けられたスケールによって、連続的に感知されてよい。
本発明の別の実施形態によると、前記変数は、排出期中の患者の腹腔における圧力を含む。このような圧力値は、腹腔圧IPPの連続感知によって得ることができる。
本発明の更なる実施形態によると、センサは、排出期の後に排出された透析液の排出量を感知するように適応され、ここでプロセッサは、排出量と予想限外濾過量と注入量とによって残留量を計算し、少なくとも2つのサイクルの後に残留量の動向を判定するように、適応される。前記動向は、予想限外濾過量に関する当初に決定された第5のパラメータの正しさを反映する。もしも前記の当初に決定した予想限外濾過量が不適切に設定されたなら、これは前記残留量動向に現れるであろう。したがって前記残留量動向は、患者の過剰注入を回避する安全措置として役立てることができる。さらにプロセッサは、動向に残留量の増加する又は減少する値が見られる場合に、且つ前記値が所定の第1の制限値を超過する場合に、予想限外濾過量を調整するように適応されてよい。
本発明の更なる実施形態によると、サイクラーは、後続のサイクル中に、動向に残留量の増加する又は減少する値が見られる場合に、且つ前記値が所定の第2の制限値を超過する場合に、残留量が概ねゼロとなるように腹腔から液を完全に排出するように適応され、ここでプロセッサは、完全排出の後に排出量に基づき新しい予想限外濾過量を計算するように適応される。その結果、上述の安全措置には、安全状態に復帰するための全面的排出が盛り込まれる場合がある。前記の安全状態においては、これまでに完了したサイクルについて限外濾過の正確な尺度を得ることも可能である。前記の残留量動向から、前記の当初に設定された限外濾過パラメータを再計算することにより、より良い値を得ることも可能である。前記の残留量は1サイクルから次のサイクルにかけてある程度変化するから、前記の再計算される限外濾過パラメータは推定に過ぎない。
本発明の更なる実施形態によると、センサは、排出期が始まる時の前記変数の初期値と前記変数の臨界値とを検出するように適応され、ここで変数が臨界値に達する時にブレークポイントに達する。臨界流量率は、初期流量率の30%から85%、例えば初期流量率の85%、80%、70%、60%、50%、40%、30%、20%、又は10%としてよい。
さらに目的は、独立請求項18の特徴を含む、当初に規定したデバイスによって達成される。
上記目的はまた、当初に規定した方法によって達成され、前記方法は概ね全てのサイクルについて、
患者の腹腔に注入量の透析液を注入することと、
腹腔から液を排出することと、
排出中に腹腔を離れる透析液の排出に関係する変数を感知することと、
少なくとも処置のサイクルのほとんどについて、変数が根本的に変化するブレークポイントに前記変数が達する時に排出を中断することと、
腹腔に残留量の透析液を残すことと、
の各ステップを含む。
本方法の有利な更なる展開は、従属請求項20から37にて規定される。
さらに目的は、概ね全てのサイクルについて独立請求項38で規定されたステップを含む、当初に規定した方法によって達成される。
以下に本発明を、これの様々な実施形態により、添付の図面を参照しながら、より詳しく説明する。
図2は、患者の潮汐腹膜透析処置を複数のサイクルで遂行するデバイスを含む、腹膜処置システムを開示するものである。このようなサイクルは図1にて開示されており、注入期Fと滞留期Dwと排出期Drとを含む。
この装置は、患者の腹腔への透析液の注入と、患者からの使用済み透析液の排出とを実行する、サイクラー1を含む。サイクラー1は、密閉チャンバ2と、前記チャンバ2の内部を注入のためオーバープレッシャーに、又は排出のためサブプレッシャーにさらすように適応された、ポンプデバイス3とを含む。チャンバ2は、多数の液バッグ5から透析液を受け取るべく配置されたヒーターバッグ4を収納するように適応される。透析液は、ヒーターバッグ4から、枠6により図示された患者にむけて供給される。チャンバ2はまた、患者6から使用済みの透析液を受け取るべく配置された排出バッグ7を収納するように適応される。この排出バッグ7からドレイン8にむけて、使用済み透析液が排出される。
前記デバイスは、液バッグ5をヒーターバッグ4に接続する第1の管路10を含む。第1の管路10は、第1のヒーター充填弁11により開閉可能である。追加の液バッグ13をヒーターバッグ4に接続するため、第2の管路12が設けてある。第2の管路12は、第2のヒーター弁14により開閉可能である。ヒーターバッグ4を患者6へ接続するため、第3の管路16が設けてある。第3の管路16は患者充填弁17により開閉可能である。患者6を排出バッグ7へ接続するため、第4の管路18が設けてある。第4の管路18は、患者排出弁19により開閉可能である。排出バッグ7をドレイン8へ接続するため、第5の管路20が設けてある。第5の管路20は、システムの排出弁22により開閉可能である。第3の管路16と第4の管路18との間にはバイパス管路23が設けてある。バイパス管路23はバイパス弁24により開閉可能である。
前記デバイスはまた、プロセッサ31と入力装置32と適切なメモリ33とを含む制御部30を含む。処置を制御するため、プロセッサ31は、ポンプデバイス3と、弁11、14、17、19、22、及び24とへ接続される。処置の監視を可能とするため、プロセッサはまた、画面、通信デバイスなどの、出力デバイス34へ接続されてもよい。制御部30はさらに、ヒーターバッグ4と排出バッグ7との中で液の容量を感知するために、センサ37へ接続される。センサ37は開示される実施形態において、ヒーターバッグ4と排出バッグ7内の液の重量を、ひいては容量を感知するため、圧力チャンバ2内に設けられたスケールを含む。
入力デバイス32は、患者カード35を受け付けるべく配置されたカードリーダーを含んでもよく、前記患者カード35は、患者データと、処置の実行に関する種々のパラメータとを格納する、記憶手段36を含む。患者6を担当する医師は、患者カード35に適切なデータとパラメータとをプログラムできる。第1の実施形態によると、記憶手段36に格納されるパラメータは以下のとおりとしてよい。
処置の各注入期Fの後に患者6の腹腔内にて収容されるべき透析液の望ましい目標量VTに関する、第1のパラメータ。
処置中に使用すべき透析液の総量に関する、第2のパラメータ。
処置の総時間長に関する、第3のパラメータ。
排出期後の腹腔内における透析液の残留量VRに関する、第4のパラメータ。
予想される限外濾過量VUに関する、第5のパラメータ。
代わりに入力デバイス32は、例えばキーボードやタッチスクリーンを含んでもよく、前記キーボード又はタッチスクリーンを通じて、上で述べた実際の患者データとパラメータとをデバイスへ入力してもよい。
処置が本格的に始まる前には、患者6の腹腔内に液がある場合にこれを排出バッグ7へ確実に排出するため、患者排出弁19は開放し、他方弁11、14、17、22、及び24は閉ざされる。本発明による腹膜処置の最中には、弁11を開放し、ポンプデバイス3により圧力チャンバ2にて低圧力を発生させることによって、液バッグ5のうち1つから第1の管路10を経由しヒーターバッグ4にむけて、第1のサイクルで透析液が供給される。プロセッサ31はこのサイクルについて、透析液の注入量VFと、注入期及び滞留期.3との時間を含む注入/滞留時間とを、上で規定したパラメータによって計算するように適応される。プロセッサ31はまた、処置中に実行すべき総サイクル数を計算するように適応される。
こうして算出された注入量VFがヒーターバッグ4へ供給され、且つ患者6の体温に一致する適切な温度まで加熱される。ヒーターバッグ4内の容量はスケール37により感知され、ヒーターバッグ4の注入は目標量VTに達するまで継続する。その後、患者充填弁17を開放し、ポンプ装置3によりチャンバ2内に高圧力を発生させることによって、この注入量VFの透析液が患者6へ供給される。この注入の間、弁14、11、17、22、及び24は閉ざされる。
第1のサイクルの滞留期Dr中には、弁11を開放し、弁14、17、19、22、及び24を閉ざされた状態に保つことによって、液バッグ5からヒーターバッグ4へ新しい透析液を注入してもよい。ヒーターバッグ4への新たな注入の後に、排出バッグ7内の液を確実に排出するため、システムの排出弁22を開放してもよい。算出された注入/滞留時間の後には、弁19を開放し、弁11、14、17、22、及び24を閉ざされた状態に保つことによって、使用済み透析液の排出が始まる。
スケール37は排出期Drの間に、患者6の腹腔から排出バッグ7へ供給される使用済み透析液の増加する重量を連続的に感知する。減少する重量の変化がブレークポイントBPに達する時、重量は根本的に変化する。プロセッサ31は、患者排出弁19へ閉鎖信号を送信することによって、排出の中断を開始する。患者6の腹腔内に残る透析液は残留量VRである。プロセッサ31は好ましくは、ブレークポイントが検出された後直ちに排出を中断するように適応される。
排出の中断後には、次のサイクルの注入期Fを直ちに開始してもよい。ただしプロセッサ31は第1のサイクルの後に、注入/滞留時間と注入量、排出期Drの開始からブレークポイントBPまでの排出時間、そして先行するサイクルの排出量を考慮しながら、パラメータを調整するように適応される。より具体的には、第1のパラメータに関して、プロセッサ31は残りのサイクルの目標量に対し比較的細かな調整を行うように適応される。そのような目標量の微調整は、例えば初期目標量の−20から+10%、あるいはより具体的には初期目標量の+/−10%としてよい。第2のパラメータに関し、総注入量は+/−5%で調整してよい。こうしてプロセッサ31は、処置の残りの部分について新しい総注入量を決定してよい。第3のパラメータに関し、総時間長は+/−5%で、あるいは+/−10分(前記のうち、最高となる方)で調整されてよい。
プロセッサ31はさらに、調整済みのパラメータと排出時間と実際の排出量とに基づき、次のサイクルのための新しい注入量VFと新しい注入/滞留時間とを計算するように適応される。次のサイクルは先行するサイクルと同じ要領で実行される。次のサイクルの後には、処置の残りのサイクルのため、上で規定したステップが繰り返される。図3では、全処置の一例が図式的に開示されている。図に示されているとおり、目標量と注入量と注入/滞留時間とは、サイクルからサイクルにかけて変化することがある。残留量は変化するであろうが、最終的な残留量は、標準的な潮汐腹膜処置の残留量と比べて比較的少ない。
プロセッサ31はまた、少なくとも処置の最終サイクルの注入量を計算する時に、注入量の大幅な低減を、すなわち先行するサイクルの注入量の20%を上回る低減、例えば先行するサイクルの約30%、40%、50%、又は60%の低減を果たすべく、適応されてもよい。最終サイクルは2つ以上のサイクルに分割してもよく、分割されたサイクルの滞留時間は相応に減少する。
スケールの形をとるセンサ37は、ヒーターバッグ4と排出バッグ7とへ搬送される液の重量を連続的に感知するように適応される。排出される透析液の重量変化は、排出期Dr中の患者6からの透析液の流量率を反映する変数である。この流量率は、他の手段によって、例えば第4の管路18沿いに配置された流量率計によって、評価することもできる。更なる代案は、排出期に患者の腹腔内の圧力に関する変数を、いわゆる腹腔圧IPPを、感知するものである。ただし、本発明の性能のため選択される変数がどれであれ、対応するセンサは、排出期Drが始まる時に前記変数の初期値を検出するように適応される。前記変数は、臨界値に達するまで連続的に感知される。この臨界値は前記変数の急変によって特徴づけられ、この急変はブレークポイントに相当する。例えば、流量率の、又は腹腔圧の急激な低下の時に、ブレークポイントに達することがある。臨界流量率は、初期流量率の30%から85%、例えば初期流量率の85%、80%、70%、60%、50%、40%、30%、20%、又は10%としてよい。
患者6への過剰注入を防ぐことを可能とするには、予想される限外濾過量に関する第5のパラメータを把握することが重要である。過剰注入、すなわち腹腔における極端に大きい容量は、患者6に苦痛あるいは医療上の不利益をもたらすおそれがある。限外濾過の正確な値は、(最終排出を完全排出とすることにより)処置後、総注入量と総排出量とが判明する時に、決定されるであろう。
ただし、前記残留量の動向を判断するため、少なくとも2つのサイクルにわたって残留量を追跡することも、また興味深いだろう。原理上、この動向はわずか2つのサイクルを追跡することによって大まかに判断できるだろう。3サイクル以上にわたって残留量を追跡するならば、より良い動向が得られるのは当然である。センサ37は、各サイクルの排出期Drの後に排出された透析液の排出量を感知する。プロセッサはまた、この排出量と予想限外濾過量と注入量とにより、残留量を計算するべく適応される。さらにプロセッサは、少なくとも2つのサイクルの後に残留量の動向を判断するべく適応される。プロセッサはまた、前記動向に残留量値の増加あるいは減少が見られる場合に、及び前記値が所定の第1の制限値を超過する場合に、予想限外濾過量を調整してもよい。さらに、前記動向に残留量値の増加あるいは減少が見られる場合に、及び前記値が所定の第2の制限値をも超過する場合に、後続のサイクル中に腹腔から液を完全に排出することにより残留量を実質的にゼロにするべく、サイクラーを適応してもよい。その際、排出を遂行した後の排出量に基づき新しい予想限外濾過量を計算するように、プロセッサを適応してもよい。
処置の第1のサイクルが開始する前の残留量は、好ましくは概ねゼロであることに留意されたい。ただし、処置が始まる前に腹腔が透析液で満たされていることもあり、この場合の第1の措置は腹液を排出することであろう。さらに、処置の最終サイクルより後の残留量は、好ましくは概ねゼロである。ただし、ブレークポイント処置の後には腹腔に透析液が注入されることもある。
場合によっては、処置の最後には特に、腹腔における透析液の残留量に大きなばらつきが現れることがある。処置が終了した後には新鮮な透析液を残さないことが望ましい。もしも、最終サイクルの注入量と滞留時間とを計算する時に、最終サイクルで使われない新鮮な透析液の残量が相当な量とみなされるなら、上で説明したとおり、最終サイクルを2つのサイクルに分割するようにプロセッサ31を設計できるであろう。この場合の最終サイクルの滞留時間は短縮されてよく、それは処置が算出総処置時間以内に終了することを意味する。他方、もしも処置中の排出が比較的妥当な排出に、例えば腹腔内の目標量の50%に、一様に帰結するなら、そして最終サイクルの前の排出が著しく多い腹腔排液に帰結するなら、最終サイクルより前のサイクルで、腹腔内の液の一定量、例えば50%が排出された時点で、たとえまだブレークポイントに達していなくとも、処置時間長の全体を活用するため、排出の中断を開始するようにプロセッサ31を設計できるであろう。
本発明は開示された実施形態に限定されるものではなく、ただし添付の特許請求の範囲内で変更、改良され得るものである。
PDサイクルを示す図である。 潮汐腹膜透析処置を遂行するデバイスを概略的に示す図である。 本発明による処置の過程を概略的に示す図である。

Claims (38)

  1. 患者の潮汐腹膜透析処置を複数のサイクルで遂行するデバイスであって、各サイクルは注入期(F)と滞留期(Dw)と排出期(Dr)とを含み、前記デバイスは、
    プロセッサ(31)と、
    前記プロセッサに接続され、前記患者の前記腹腔に透析液を注入し、前記腹腔から液を排出するように適応されたサイクラー(1)と、
    前記プロセッサに接続され、且つ排出中に前記腹腔からの透析液の排出に関係する変数を感知するように適応されたセンサ(37)とを含むデバイスであって、
    前記プロセッサ(31)は、少なくとも前記処置の前記サイクルのほとんどについて、前記変数が根本的に変化するブレークポイントに前記変数が達する時に排出の中断を開始するように適応され、これにより前記腹腔に残留量の透析液を残す、デバイス。
  2. 前記処置の各注入期の後に前記患者の腹腔内に収容されるべき前記透析液の望ましい目標量に関する、第1のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)を含む、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記処置の残りの部分で使用される透析液の総量に関する、第2のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)を含む、請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 前記処置の残りの部分の総時間長に関する、第3のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のデバイス。
  5. 前記排出期の後の前記腹腔における透析液の残留量に関する第4のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のデバイス。
  6. 前記プロセッサ(31)は、前記サイクルのうち次のサイクルについて、前記透析液の注入量(VF)と、前記注入期と前記滞留期との時間を含む注入/滞留時間とを、前記パラメータによって計算するように適応される、請求項2から5に記載のデバイス。
  7. 前記サイクラー(1)は、前記目標量に達するまで前記患者の前記腹腔に前記算出注入量の前記透析液を注入し、且つ前記算出注入/滞留時間の後に前記腹腔から液を排出するように適応される、請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記プロセッサは、少なくとも特定の処置対象患者のための前記処置の概ね全てのサイクルについて、前記滞留時間を一定の時間値に設定するように適応される、請求項6及び7のいずれか1項に記載のデバイス。
  9. 予想される限外濾過量に関する初期の第5のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)を含むデバイスであって、前記プロセッサ(31)は、前記透析液の前記注入量(VF)の計算にあたり前記第5のパラメータを考慮するように適応される、請求項5から8のいずれか1項に記載のデバイス。
  10. 前記プロセッサ(31)は、前記処置の残りの部分で実行されるべき多数の前記サイクルをも計算するように適応される、請求項6から9のいずれか1項に記載のデバイス。
  11. 前記プロセッサ(31)は、前記第1のサイクルの後に続く前記サイクルについて、前記第1の手段によって決定された前記目標量に比較的細かい調整を施すように適応される、請求項6から10のいずれか1項に記載のデバイス。
  12. 前記変数は、前記排出期中の前記透析液の流量率を含む、請求項1から11のいずれか1項に記載のデバイス。
  13. 前記変数は、前記排出期中の前記患者の前記腹腔における圧力を含む、請求項1から12のいずれか1項に記載のデバイス。
  14. 前記センサ(37)は、前記排出期の後に排出された前記透析液の排出量を感知するように適応され、且つ前記プロセッサ(31)は、前記排出量と前記予想限外濾過量と前記注入量とにより前記残留量を計算し、且つ少なくとも2つのサイクルの後に前記残留量の動向を判定するように適応される、少なくとも請求項9に記載のデバイス。
  15. 前記プロセッサ(31)は、前記動向に前記残留量の増加する又は減少する値が見られる場合、及び前記値が所定の第1の制限値を超過する場合に、前記予想限外濾過量を調整するように適応される、請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記サイクラー(1)は、後続のサイクル中に、前記動向に前記残留量の増加する又は減少する値が見られる場合、及び前記値が所定の第2の制限値を超過する場合に、残留量が概ねゼロとなるよう前記腹腔から液を完全に排出するように適応され、且つ前記プロセッサ(31)は、前記完全排出の後に前記排出量に基づき新しい予想限外濾過量を計算するように適応される、請求項14又は15に記載のデバイス。
  17. 前記センサ(37)は、前記排出期が始まる時の前記変数の初期値と前記変数の臨界値とを検出するように適応されるデバイスであって、前記変数が前記臨界値に達する時に前記ブレークポイントに達する、請求項1から16のいずれか1項に記載のデバイス。
  18. 患者の潮汐腹膜透析処置を複数のサイクルで遂行するデバイスであって、各サイクルは注入期(F)と滞留期(Dw)と排出期(Dr)とを含み、前記デバイスは、
    前記処置の各注入期の後に前記患者の腹腔内に収容されるべき前記透析液の望ましい目標量に関する、第1のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)と、
    前記処置の残りの部分で使用される透析液の総量に関する、第2のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)と、
    前記処置の残りの部分の総時間長に関する、第3のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)と、
    前記排出期の後の前記腹腔における透析液の残留量に関する、第4のパラメータを決定する手段(31、32、35、36)と、
    前記サイクルのうち次のサイクルについて、前記透析液の注入量(VF)と、前記注入期と前記滞留期との時間を含む注入/滞留時間とを、前記パラメータによって計算するように適応されたプロセッサ(31)と、
    前記プロセッサに接続され、且つ前記目標量に達するまで前記患者の前記腹腔に前記算出注入量の前記透析液を注入し、且つ前記算出注入/滞留時間の後に前記腹腔から液を排出するように適応されたサイクラー(1)と、
    前記プロセッサに接続され、且つ排出中に前記腹腔からの前記透析液の排出に関係する変数を感知するように適応されたセンサ(37)とを含む装置であって、
    前記プロセッサ(31)は、前記変数が根本的に変化するブレークポイントに前記変数が達する時に排出の中断を開始するように適応され、これにより前記腹腔に残留量の透析液を残す、デバイス。
  19. 患者の潮汐腹膜透析処置を複数のサイクルで遂行する方法であって、各サイクルは注入期と滞留期と排出期とを含み、前記方法は、概ね全てのサイクルについて、
    前記患者の前記腹腔に注入量の透析液を注入することと、
    前記腹腔から液を排出することと、
    排出中に、前記腹腔を離れる前記透析液の排出に関係する変数を感知することと、
    少なくとも前記処置の前記サイクルのほとんどについて、前記変数が根本的に変化するブレークポイントに前記変数が達する時に排出を中断することと、
    前記腹腔に残留量の透析液を残すことと、
    の各ステップを含む、方法。
  20. 前記処置の各注入期の後に前記患者の腹腔内に収容されるべき前記透析液の望ましい目標量に関する、第1のパラメータを決定する更なるステップを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記処置の残りの部分で使用される透析液の総量に関する、第2のパラメータを決定する更なるステップを含む、請求項19又は20に記載の方法。
  22. 前記処置の残りの部分の総時間長に関する、第3のパラメータを決定する更なるステップを含む、請求項19から21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記排出期の後の前記腹腔における透析液の残留量に関する、第4のパラメータを決定する更なるステップを含む、請求項19から22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記サイクルのうち次のサイクルについて、前記透析液の注入量と、前記注入期と前記滞留期との時間を含む注入/滞留時間とを、前記パラメータによって計算する更なるステップを含む、請求項19から23に記載の方法。
  25. 前記注入ステップは、前記目標量に達するまで前記患者の前記腹腔に前記算出注入量の前記透析液を注入することを含み、且つ前記排出ステップは、前記算出注入/滞留時間の後に前記腹腔から液を排出することを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記計算ステップは、少なくとも特定の処置対象患者のための前記処置の概ね全てのサイクルについて、前記滞留時間が一定の時間値に設定されることを可能にする、請求項24又は25に記載の方法。
  27. 予想される限外濾過量に関する第5のパラメータを初期措置として決定する更なるステップを含む方法であって、前記透析液の前記注入量を計算する前記ステップにおいては前記第5のパラメータをも考慮される、請求項24から26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記計算ステップはまた、前記処置の残りの部分で実行されるべき多数の前記サイクルを計算することを含む、請求項24から27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記第1のパラメータを決定する前記ステップは、前記第1のサイクルの後に続く前記サイクルについて、前記目標量の比較的細かい調整を含む、請求項24から28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 前記変数は、前記排出期中の前記透析液の流量率を含む、請求項19から29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記変数は、前記排出期中の前記患者の前記腹腔における圧力を含む、請求項19から30のいずれか1項に記載の方法。
  32. 前記排出期の後に排出された前記透析液の排出量を感知することと、
    前記排出量と前記予想限外濾過量と前記注入量とにより、前記残留量を計算することと、
    少なくとも2つのサイクルの後に前記残留量の動向を判定することと、
    の更なる各ステップを含む、請求項27に記載の、場合によっては請求項28から31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記動向に前記残留量の増加する又は減少する値が見られる場合に、且つ前記値が所定の第1の制限値を超過する場合に、前記予想限外濾過量を調整する更なるステップを含む、請求項32に記載の方法。
  34. 後続のサイクル中に、前記動向に前記残留量の増加する又は減少する値が見られる場合に、且つ前記値が所定の第2の制限値を超過する場合に、残留量が概ねゼロとなるように前記腹腔から液を完全に排出することと、
    前記完全排出の後に前記排出量に基づき新しい予想限外濾過量を計算することと、
    の更なる各ステップを含む、請求項32又は33に記載の方法。
  35. 前記感知ステップは、前記排出ステップが始まる時の前記変数の初期値と前記変数の臨界値とを検出することを含む方法であって、前記変数が前記臨界値に達する時に前記ブレークポイントに達する、請求項19から34のいずれか1項に記載の方法。
  36. 前記処置の前記第1のサイクルより前に前記残留量が概ねゼロとなる、請求項19から35のいずれか1項に記載の方法。
  37. 前記処置の最終サイクルの後に前記残留量が概ねゼロとなる、請求項19から36のいずれか1項に記載の方法。
  38. 患者の潮汐腹膜透析処置を複数のサイクルで遂行する方法であって、各サイクルは注入期と滞留期と排出期とを含み、前記方法は、概ね全てのサイクルについて、
    a)前記処置の各注入期の後に前記患者の腹腔内に収容されるべき前記透析液の望ましい目標量に関する、第1のパラメータを決定することと、
    b)前記処置の残りの部分で使用される透析液の総量に関する、第2のパラメータを決定することと、
    c)前記処置の残りの部分の総時間長に関する、第3のパラメータを決定することと、
    d)前記排出期の後の前記腹腔における透析液の残留量に関する、第4のパラメータを決定することと、
    e)前記サイクルのうち次のサイクルについて、前記透析液の注入量と、前記注入期と前記滞留期との時間を含む注入/滞留時間とを、前記パラメータによって計算することと、
    f)前記目標量に達するまで、前記患者の前記腹腔に前記算出注入量の前記透析液を注入することと、
    g)前記算出注入/滞留時間の後に前記腹腔から液を排出することと、
    h)排出中に、前記腹腔を離れる前記透析液の排出に関係する変数を感知することと、
    i)前記変数が根本的に変化するブレークポイントに前記変数が達する時に、排出を中断することと、
    j)前記腹腔に残留量の透析液を残すことと、
    の各ステップを含む、方法。
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