JPH06104120B2 - 連続流れによる腹膜透析装置 - Google Patents

連続流れによる腹膜透析装置

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JPH06104120B2
JPH06104120B2 JP61102932A JP10293286A JPH06104120B2 JP H06104120 B2 JPH06104120 B2 JP H06104120B2 JP 61102932 A JP61102932 A JP 61102932A JP 10293286 A JP10293286 A JP 10293286A JP H06104120 B2 JPH06104120 B2 JP H06104120B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透析流体を連続して流して血液を浄化し、腹膜
メンブレンを通して交換する、連続流れにおける腹膜の
透析装置に関するものである。
従来、人工腎臓の使用者は、血液を浄化させるため、基
本的に2種類の方法に依存していた。血液透析とは、透
析装置を通して血液を循環させるもので、この透析装置
では、患者の体外にある人工膜を通して有毒な代謝物が
交換され患者の体外に排出される。この方法を実施する
のには、血管が含まれているため、専門的な訓練をうけ
た人による補助が必要であり、装置がトラブルを起こす
等の危険に患者をさらすことになる。
腹膜透析は、腹膜腔に無菌透析流体を注入し、不要な代
謝物を吸収後この透析流体は排出されるというものであ
る。この方法は代謝物のレベルが所定値に減少するまで
くり返され、従来バッチ方法と称されている。これは、
透析プロセス中には、腹膜腔に挿入されるカテーテルに
は多くの接続が必要であって、新鮮な透析用流体の多く
の1又は2リットルボトル又はバッグが使用されるから
である。透析プロセス中の複数の接続は腹膜炎の多くの
例の主要因となると考えられる。
可動性の連続の腹膜透析は、患者の多少の休憩を許すよ
うな連続透析を提供する。しかしながら、可動性の連続
の腹膜透析は機械なしで行なわねばならず、また、毎日
複数の透析のボトルやバッグを注入しなければならな
い。このように毎日の複数の注入は腹膜カテーテルへ複
数のバッグやボトルを装着する必要がある。腹膜プロセ
スのための大量の殺菌透析の生産は、大規模な応用、特
に家庭内での透析には実際的であることは示されていな
い。
米国特許USA−4311587は、 腹膜の汚染を防止するため、新鮮な透析でもって経路に
サブミクロンのフィルタを提供することによる腹膜透析
でもって上記問題のいくつかを回避している。このシス
テムは十分に可動性があり、患者によって透析のバッグ
が携帯される。
この袋は様々な方法で加圧され、フィルタの流入側のみ
につながれている。流出ポートは、フィルタのもう一方
の側につながれているので、腹膜の汚毒源は腹膜腔に直
接つながらないようになっている。しかるに、この装置
は基本的にバッチタイプなので複数のボトルや透析流体
のバッグは、腹膜カテーテルへ直接つなげる必要はない
ものの、フィルタにはつなげなければいけない。
米国特許USA−4338190ではバッチプロセスを回避した装
置及び方法を開示している。これは、毒性代謝物が交換
される選択的メンブレンを備えた閉回路腹膜回路を利用
している。
毒性代謝物が分離メンブレンを通過するにつれ、溶液は
腹膜流体中の糖分と塩分のもとの濃度を保って選択メン
ブレンのもう一方の側を透過する。2重腹膜カテーテル
は腹膜流体の流入と流出をもたらす、しかし、腹膜流体
は腹膜腔を通してつねに再循環されるため、効果はわず
かずつ減少する。というのも、残った毒物が腹膜腔にも
どされてしまうからである。この選択膜は高価かつ使い
捨てであり、この装置の作動コストは、この膜が再洗浄
されないかぎり高くなる。腹膜腔を通して、腹膜流体を
吸いあげることが必要であり、透析中、患者の腹膜腔が
適宜に膨脹していることを確実にすることをむずかしく
させる。
もし腹膜メンブレンが十分に膨脹しない場合はこのメン
ブレンは腸の周囲にまきつき、腹膜流体が滞留するポケ
ットが形成される。不完全な循環は透析の効果を減少さ
せるものである。腹膜回路において腹膜流体の流量を制
限できず、又、回路中の流量が減少又は空になっても、
腹膜流体を補充する方法もない。
本発明によれば次の連続流れによる腹膜透析装置を提供
する。
殺菌した透析流体の源(32)と、 該源(32)と患者の腹膜腔(14)に挿入された腹膜カテ
ーテル(12,70)とを接続する流入経路(42)と、 該腹膜カテーテル(12,70)に接続する流出経路(48)
と、 を含み、透析流体源(32)から流入経路(42)を経由し
て患者の腹膜腔(14)に殺菌した透析流体を連続的に注
入し、不要な代謝物を含む透析流体を当該腹膜腔(14)
から流出経路(48)を経由して連続的に排出する非循環
型の連続流れによる腹膜透析装置であって、 腹膜腔中の透析流体量を制御するために流入及び流出経
路における透析流体の流量を制御する弁手段(40,68,6
4,69)と、 透析流体の流出を処理し、透析のために腹膜腔を通る単
一通過開回路を完了させるように、流出経路に接続され
た処理手段(36)と、 腹膜腔内の透析流体の量の変化を検出する流量検出手段
(54,61,63)と、 流量検出手段に対応して弁手段を制御し、適度な透析の
ために腹膜腔中に所望量の液体を存在させるように腹膜
腔を通過する透析流体の流量を制御する制御手段と、 を含む連続流れによる腹膜透析装置。
このような腹膜透析装置はバッチタイプの腹膜透析にみ
られる問題や危険を防ぎ透析の効果を高めるような高い
透析変換効率をもたらすことができる。
この腹膜透析装置は高い透析流体の交換率をもたらし、
腹膜の感染の危険性は減少される。
この装置は連続流れで単一通過つまり透析流体を再循環
させない腹膜透析装置であり、患者の腹膜メンブレンの
透析流体の圧力と体積がモニタされ、常にメンブレンが
適度に膨張している状態に保たれるようなシステムにで
きる。
上記目的は、本発明にもとづき、殺菌透析流体の連続流
れが発生され、単一通過開回路において患者の腹膜腔を
通って流れるようにすることにより達成される。毒性代
謝物の交換が患者の腹膜メンブレンを通って行なわれ、
残った透析流体は患者の腔を通ったのち排出される。
重力供給システムが用いられ、腔を通る透析流体のポン
プ付勢を避けている。バイパス弁が流量検出器と共に用
いられ腹膜腔に向かう無菌透析流体の流入量を調整し、
この流入量を腔から出てくる流出量と等しくさせてこの
腔内の流体の所定の体積を常に保つようにする。圧力検
出器が用いられ、腔内の流体の圧力を感知し、効果的か
つ快適な腹膜透析を行うために腹膜メンブレンが過度な
膨脹あるいは収縮をなくすよう確保している。この圧力
検出器は流入/流出方向を制御している。
圧力が過剰になり膨脹しすぎた場合、流入は閉鎖される
かあるいはおさえられ、流出はそのまま開放されあるい
は、制御や圧力を押えるのに必要なだけ開放される。圧
力が下がり、膨脹が少なくなり、まきつきが生じた場
合、この方向弁は流出をしぼり、必要なだけ流入を開放
する。腹膜透析流体の連続流れは、この流体が腔を通り
単一経路を流れるにつれ、毒性代謝物の交換の率を高く
させる。このようにして、週3回で約6時間から8時間
の透析により腹膜透析が充分に行える。
本発明は添付図面を参照することにより概略的に示され
ている。
近年実施されているように腹膜透析の効果は人体から溶
質を除く点において血液透析を効果の約5分の1であ
る。従来の研究は腹膜透析の効果が透析流体の交換率が
10リッターあるいはそれ以上上がった場合、血液透析の
効果に近づけることができることを示している。現在で
は通常の腹膜透析の交換率は4時間ごとにおよそ2リッ
トルである。従って絶えず腹膜透析用の無菌透析流体を
適量にし、開回路において患者の腹膜腔を通して無菌の
透析流体の連続流れを流す方法と装置をもたらすことが
望ましい。
図面についてより詳細に説明すると、患者10はその体内
において腹膜メンブレン14に差し込まれた連続流れにお
ける腹膜透析カテーテル12を有している。図に示す如
く、差し込まれたカテーテルは適合するチューブ16と18
につながれ、次に連続流れにおける腹膜透析装置につな
がれる。この装置は流体供給システムAと流体分配制御
システムBを含んでいる。この流体分配制御システムは
患者の腹膜腔をぬける単一通過回路を含んでいる。
上記流体供給システムAは粒子フィルタ20を含み、水道
水がそこに導かれる。この粒子フィルタを通りぬける水
の流れは次に逆浸透ユニット22へと進む。この逆浸透ユ
ニットから水は、水の中から塩素をとりのぞくカーボン
フィルタ24を通って流れる。カーボンフィルタ24から水
は従来のプロポーショニングマシン26に流れこみ、ここ
でサプライ27からの非消毒ブドウ糖と電解液を34:1濃度
溶液をとり、これをカーボンフィルタ24からくる浄化さ
れた水の適量と混合する。
プロポーショニング−混合ユニット26からの透析溶流体
は微粒子フィルタ28を透過し、ここでは、非溶解性粒子
物質を分離する。プロポーショニング−混合ユニット26
で混合された濃縮流体は、非常にしばしばいくつかの非
溶解性粒子物質を含んでいる。この微粒子フィルタは望
ましくは非溶解性粒子物質をとりのぞくに充分な目をも
つ1ミクロン微粒子フィルターがよい。シリポア社とギ
ルマン製造会社は両方とも適切な微粒子フィルタを製造
している。流体供給システムAは適切に混合された透析
溶液あるいは非殺菌の透析流体を供給する。微粒子フィ
ルタ28からの非殺菌流体は流体分配制御システムBに供
給される。最初に非殺菌透析溶液はこの透析溶液を殺菌
するバクテリアフィルタ30を通って流れる。このバクテ
リアフィルタ30は従来の大容量フィルタですべてのバク
テリアを除き、殺菌された透析流体をもたらすものであ
る。この流体は殺菌された透析液体を送りこむ重力供給
手段を備えたヘッド容器32へと流れる。プロポーショニ
ング−混合ユニット26は透析流体をヘッド容器32へと汲
み上げるのに充分なポンプを含む。
バイパス弁34はヘッド容器32の流出側につながれてお
り、この容器内の流体レベルを制御し、過剰な流れをふ
せぐ手段を有している。ヘッド容器がオーバーフローを
起こし、あるいは流体供給システムAからの殺菌流体を
過剰に有している場合は、このバイパス弁34が余分な流
体を貯蔵コンテナ36に落とす。プロポーショニング−混
合ユニット26を始動、停止させるより、透析流体を排出
した方が簡単であるということがわかっている。レベル
モニタ38はヘッド容器32の透析流体のレベルを感知する
手段とそのレベルに応じてバイパス弁34を制御する手段
を有している。
スイッチ手段も設けることができ、バイパス弁34が正常
に作動せず流体が過剰に逆流した場合にレベルモニタ38
に応じてプロポーショニング−混合ユニット26をオフに
する。
流入/流出方向弁40は、バイパス弁34につながれヘッド
容器32からの殺菌透析の流体を受容する。このバイパス
弁34は、透析流体が貯蔵コンテナ36へバイパスされる程
度に応じた量だけ、方向弁40に分配する。このバイパス
弁34は、方向弁40に分配される量を変化させるために、
十分にこの後、示されるように、制御される。バイパス
弁34は、経路から方向弁40へと向かうバイパス流体を無
段階に変化させるために、スロットル弁であってもよ
い。
流入経路42(チューブ16)は方向バルブ40と2重腹膜透
析カテーテル12の流入カテーテル44につながれる。この
透析流体は方向弁40により制御される流出経路48(チュ
ーブ18)により流出カテーテル46を通り腹膜腔14をぬけ
る。流出経路48につながれた圧力検出手段50は経路と腹
膜腔内の流体の圧力を感知する。この圧力検出手段50は
方向弁40を制御し、メンブレンが常に適切に膨脹してい
るように所定の圧力あるいは腹膜腔の圧力域を保つ。こ
の目的において、方向弁40は望ましくは、ダブルフロー
弁で圧力検出手段50による検出にもとづくカテーテルへ
流入かつ流出する流体をもたらすものがよい。分離した
流入経路および流出経路は方向弁40を通って流入する透
析流体の殺菌を確かにするよう保たれねばならない。ベ
ルニトロン社製の修正された単一ニードル血液透析制御
弁が適している。この修正された弁は図2に示されるご
とく、腹部の圧力に応じていずれかの通路を部分的ある
いは全体的にふさぐように移動可能な置換可能ニードル
弁43により制御された流入通路42aと流出通路48aを含ん
でいる。通常このような弁は圧力制御されるが、単一の
出力経路のみ有する。
腹膜腔の圧力が過度になりメンブレンが膨脹しすぎ、
又、腹部内部に過度の力が働き、患者に不快感を与える
場合、圧力モニタ50は透析の流入を停止するよう(電子
あるいは機械)信号を弁40にむけて発信し、透析流体の
流出はそのまま保っておくと圧力は下げられる。本発明
の好ましい実施態様においてはニードル43は流入経路を
絞るかわりに完全にふさぎ、流出経路48aは開いた状態
を保ち圧力を低下させる。圧力が腔内の通常の所定値よ
り低下し、メンブレンが膨脹不足となり、からまりを形
成することにより透析流体がたまり、透析方法の効果を
減少させるような場合は、透析流体の流出は流出通路48
aを比例的にふさぐようにニードル弁43を動かすことに
より遮断される。又、流入は継続されるので、圧力は所
定値まで増加される。いずれの場合も圧力が一たん所定
値にもどされれば透析流体の流入及び流出は等しくなる
ようにもどされる。透析中、腹部腔において通常望まし
い圧力の範囲は水柱圧で約150から250cmである。この範
囲内で操作可能で入手可能な従来の市販の圧力検出器は
圧力検出手段50に適している。圧力に応じた弁40の制御
は、当業者により容易に行うことができる。例えば圧力
信号を受容しニードル弁43を電子制御する単一の集積回
路を用いることで電気的に実行できよう。
流量検出器54は方向弁40から貯蔵タンク36へと流れる流
出経路52に挿入される。この流量検出器54は流出量を検
出し、バイパス弁34により方向弁40に送られる流量が腹
膜カテーテルからの流出量と同じになるように、この流
れをバイパス弁34を通って方向弁40へと流れるよう調整
する。方向弁40が標準位置に設置され、ニードル弁43が
ニュートラル位置であるとき、モニタ54に制御された弁
34により貯蔵タンク36へとバイパスされた量のどのよう
な変化も直接的に流入通路42aを通って分配された量に
影響を与える。従って例えば流出が低下した場合は、弁
34は開かれ、より多くの流体をバイパスし、弁40への分
配を少なくするので、流入量が減少した流出量と等しく
なる。同時に圧力検出手段50は腹膜腔内の圧力をチェツ
クしつづけている。この流量検出器54は、従来使われて
いる超音波流量検出器のように、適したセンサならどれ
でもよい。
圧力検出手段50により制御された弁40と流量検出器54に
制御された弁34は腹膜腔内にある透析模の体積と圧力を
最適に保つ流量制御手段をもたらす。通常、ニードル弁
43はニュートラル位置し、流量検出器は、弁40のかわり
に弁34を通って流体を分配することにより流出に応じて
流入を制御する。しかし、流入を流出と等しくなるよう
制御し上記圧力の限界は超過され、検出器50は上記のよ
うに弁40を制御することにより効果を高める。ヘッド容
器検出器38は圧力及び流れの制御システムとは無関係で
ある。
方向弁40もオン/オフ弁の代わりにスロットル弁とする
ことができる。そのような場合バイパス弁34の制御は必
要でない。
流入経路42と流出経路48は従来の手段により流入カテー
テル44と流出カテーテル46につながれる。通常どおり、
透析のはじめにつながれおわりにははずされる。
ドレインポンプ56はハイレベルに達したときは常に透析
流体をドレイン貯蔵コンテナへとおとす。この流体は、
ドレイン58におとされここで排棄される。このため、ポ
ンプ56の操作を制御する流体レベル検出棄60がもたらさ
れる。前記ドレイン装置は開いた単一通過回路を完了さ
せる透析流体用の処理手段をもたらす。
圧力検出器50は、患者の腹部内の圧力を検出する手段を
供給する。腹部は、例えば2のときには快適な特定の
圧力に保たれる。例えば、腹部内にさらに1リットル蓄
えられたならば、腹部内部は50%膨脹し、その結果、患
者に不快感をもたらす。患者の腹部が異常に膨脹する
と、圧力検出器は圧力の減少を感知する。このため腹膜
へ追加流体が入るのを許すように弁40を圧力検出器が制
御するので、圧力は正常なものに戻る。反対に腔が収縮
すると圧力が増加し、その結果、流体の流入が減少し、
圧力が安定するまで流体が排出される。
このように、本発明は患者の腹膜を通って、単一の開い
た回路が供給されるところの連続流れによる腹膜の透析
を行う、高度で進歩した方法及び装置を提供することが
可能である。患者の心地よさと透析の効率のため膜の膨
脹が生ずるべく、流体の容積と圧力とが制御されるとこ
ろの方法で、殺菌透析流体が腔を通って配給される。腹
膜腔を通る流体の流れが高率であることは好ましく、流
通率の高さは透析高率を向上させる。
重力供給システムと排出タンクとによって、腔を通るポ
ンピングとその固有の問題が低減される。単一の通過回
路によって膜を通る透析流体が再循環しないので、腹膜
腔を通って再循環する残留有害物質の存在の可能性を低
減させる。腹膜腔からの透析流体の流出及圧力その他を
検出しているので、透析中は膜は好適な状態に広げられ
て、透析プロセスの効率を低下させる液体のポケットや
他の滞留場所が形成されない。
バクテリアフィルタ30からヘッド容器32への経路は使い
捨ての殺菌処理された管であることが理解されよう。バ
イパス弁34へつながる内部のライナーと接続する殺菌さ
れた管と接続し使い捨て殺菌ライナーとして、ヘッド容
器32が供給されることもありえよう。実際バイパス弁34
はY型の3つの分岐の使い捨て管である。Y−分岐の下
方の管は処理貯蔵タンク36と接続する。弁34のアクチュ
エータは殺菌された弁通路の外部にあり、処理タンク36
に導かれるY−分岐の弁通路に働きかけて、流入/流出
方向弁40から幾分流体を転換するために通路を幾分閉め
る。通路42a及び通路48aを通過するところの管の外部に
ある弁要素43は流入/流出方向弁40のユニットである。
弁自身が決して殺菌されないために、管を通過する流体
は弁のどの部分とも接触しない状態で弁通路を通る。同
様に流入カテーテル44と接続すると共に弁通路42aを通
る管は配置可能である。流出通路48aを通り流出カテー
テル46からくる管48は流出経路52と同様予め殺菌され配
置される。好ましくは、圧力検出器50は、それと配置管
とが交換可能であるように、流体と実際上接触せずに管
の中の流体の圧力を検出すると共に、予備殺菌された管
の長さを受け入れるべく設計される。流量検出器54は流
量検出器を通る管の長さを受けいれると共に流体と決し
て接触しない超音波型流量検出器である。実際にヘッド
容器32を通りバクテリアフィルタ30からの全セットの管
はそのライナー、ヘッド容器32から弁34への管を含み、
そのY型管通路を含み、弁40を通り、カテーテル12への
管の残りを含むのであるが、予め形成され、接着され殺
菌されたユニットである。分離されて予め形成され、予
め殺菌され、予め接続された配置管の部分は次の管を含
む。即ち、この管は、流量検出器50と弁40の流出通路48
aと流量検出器54と接続し、配置タンク36と接続可能な
接続端子を具備する。このことにより、弁と検出器と付
属品のクリーニングと殺菌の費用と時間を避けることが
できる。
次に第3図は、他の実施例を示し、ここでは、第2図に
示される流体圧力検出器の替りに、流体容量検出器が備
えられ、これは、腹膜腔内の容積を予め定められた容量
に保つ手段に相当する。この検出器は腔内の流体容量を
検出すると共に、腔に出入する異なった流れに応答して
容量を制御する。
第3図の方法及び装置において、流入カテーテル44への
流体の流れを検出するため流入経路に超音波流量検出器
61が配置される。流出カテーテル46に接続する流出経路
48に第2の超音波流量検出器63が配置される。流出排出
経路52は流量検出器63から排出タンク36に流れる。ここ
にはよく知られた2方向流量制御弁64が流出経路52に接
続されている。流量検出器61の上流の流入経路42にはよ
く知られた第2の制御弁68が配置される。検出器61及び
63はこのように腔内の流体の容積を検出する。
この技術分野における通常の知識を有する者が知る従来
の方法によって制御弁64及び68が適宜のプロセスコント
ローラ66によって制御されることは可能である。ここに
は腹膜腔14の膨脹と流体のレベルを検出する超音波セン
サ62が備えられている。このセンサ62は流体の容量、特
に危険な流体容量のレベルを検出する第2の手段に相当
する。このコントローラ66にはアラーム67が接続され
る。流体の容量のレベルが危険な量まで増加すると、警
告音が発生する。使用時、流量検出器61は腹膜腔14内に
流入する流体の量を検出し、流出検出器63は腹膜腔から
流出する流体の量を検出する。これらの量はコントロー
ラ66に送られる。コントローラ66は各流量検出器からの
流体量を比較し、透析中に腹膜腔内の流体量を所定値に
するべく、弁64及び68を制御する。その所定値は、勿
論、コントローラへの入力によるよく知られた方法でも
って変化させ得る。透析中に、腹膜腔14内の流体容量が
所定値に保たれることによって腹膜腔は適度な膨脹状態
に保たれる。もし、流量検出器61及び63の間に相違があ
り、腹膜腔14の流体容量が所定値以下であれば、弁64は
閉じられる。もし、流量検出器61及び63の間に相違があ
り、あまりに多量の流体が腹膜腔14に供給されると、バ
ルブ68が遮断される。絞り弁が、より連続的な手法で流
れを制御するため64及び68に使用されることも可能であ
る。腹膜腔14内に超音波レベル検出器62が適宜に配置さ
れる。もし、検出器62により検出された腹膜腔内の流体
の容量が所定値以下になると、腹膜腔14内の容量を確立
するためコントローラ66が弁64を閉じる。腹膜腔14内の
透析流体の量が多すぎることを超音波センサ62が検出す
ると、警告音をアラーム回路67が発生するようにされ、
弁68がこれ以上の流体の配給を抑える。以上説明したよ
うに、容器32の流体のレベルが一定のレベルになるべ
く、前述した如くヘッド容器検出器38が弁34を制御する
よう作動する、 第3A図は本発明の更に別の実施例を示し、連続流れにお
ける第2図と第3図に示された2重カテーテルの替わり
に単一カテーテル70が用いられている。流量検出器61か
らの流入経路42は方向弁69の流入通路42aに入る。方向
弁69は第2図に示された方向弁40と同一である。流入通
路42aは、カテーテル70に直接つながれている流出通路7
2に接続されている。平行線72aは、流出通路72と方向弁
69の流出通路48aとに接続されている。方向弁69のニー
ドル69aは、流量通路42aあるいは流出通路48aを閉塞す
るためのものであ。この維持装置は第3図と本質的に同
じだが、方向弁69が流出通路を介してカテーテル70から
の流出を制御するため、第3図の弁64が不要になる。
操作の際、腹膜腔14からの流入と流出がカテーテル70を
介してなされる。方向弁69は、一方の通路を開いている
時に他方の通路を閉塞することによりカテーテルからの
流入と流出を、制御している。方向弁69は、従来のマイ
クロプロセッサーである制御装置により制御される。流
量検出器61と63は、コントローラ66に接続された入力を
有している。所定量の流体が腹膜腔と腹部とを流れ、流
量検出器により検出されると、方向弁69は流入通路42a
を閉塞し、流入通路48aを開くように制御される。所定
量の流体が腹部から流れ、流入検出器により検出される
と、方向弁69は流入通路48aを閉塞し、流入通路42aを開
くよう制御される。連続かつ周期的に、連続源Aからの
透析液は、ヘッド容器32に送出されるごとくにカテーテ
ルを通して送出される。水溶性の代謝物を取り除くため
に、腹膜腔の透析液の送入には十分な時間が必要であ
り、この流れは、ヘッド容器32から腹膜腔14及び貯蔵コ
ンテナ36へと単一通過開回路を連続かつ周期的に流れ
る。
従来のバッチ法で存在した腹膜腔での透析液の滞留時間
が短縮され、絶えず腹膜腔へあるいは腹膜腔からの流れ
が存在することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の連続流れによる腹膜透析システムの概
略の正面図、第2図は本発明の実施例の全体構成図、第
3図は本発明の他の実施例の全体構成図、第3A図は本発
明の更に別の実施例の全体構成図を示す。 12……腹膜2重カテーテル 32……透析流体源 42……流入経路 44……流入カテーテル 46……流出カテーテル 48……流出経路 64……流出弁 68……流入弁 61,63……流量検出器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】殺菌した透析流体の源(32)と、 該源(32)と患者の腹膜腔(14)に挿入された腹膜カテ
    ーテル(12,70)とを接続する流入経路(42)と、 該腹膜カテーテル(12,70)に接続する流出経路(48)
    と、 を含み、透析流体源(32)から流入経路(42)を経由し
    て患者の腹膜腔(14)に殺菌した透析流体を連続的に注
    入し、不要な代謝物を含む透析流体を当該腹膜腔(14)
    から流出経路(48)を経由して連続的に排出する非循環
    型の連続流れによる腹膜透析装置であって、 腹膜腔中の透析流体量を制御するために流入及び流出経
    路における透析流体の流量を制御する弁手段(40,68,6
    4,69)と、 透析流体の流出を処理し、透析のために腹膜腔を通る単
    一通過開回路を完了させるように、流出経路に接続され
    た処理手段(36)と、 腹膜腔内の透析流体の量の変化を検出する流量検出手段
    (54,61,63)と、 流量検出手段に対応して弁手段を制御し、適度な透析の
    ために腹膜腔中に所望量の液体を存在させるように腹膜
    腔を通過する透析流体の流量を制御する制御手段と、 を含む連続流れによる腹膜透析装置。
  2. 【請求項2】腹膜カテーテルが流入経路(42)に接続さ
    れた流入カテーテル(44)と流出経路(48)に接続され
    た流出カテーテル(46)とを有する2重カテーテルを含
    む特許請求の範囲第1項記載の連続流れによる腹膜透析
    装置。
  3. 【請求項3】前記流量検出手段が、 腹膜腔(14)内の透析流体圧力を検出する流出経路(4
    8)の圧力検出手段(50)と、 腔内の圧力を目標値に保持すべく腹膜を通る透析流体が
    制御されるように前記圧力検出手段に応答して弁手段
    (40)を制御する制御手段とを含む特許請求の範囲第2
    項記載の連続流れによる腹膜透析装置。
  4. 【請求項4】透析流体源(32)と処理手段(36)とを接
    続すると共に、透析流体源(32)と弁手段(40)とを接
    続するバイパス弁(34)と、 弁手段(40)へ殺菌された透析流体の流れを供給すべく
    バイパス弁(34)を調整する手段とを含む特許請求の範
    囲第2項記載の連続流れによる腹膜透析装置。
  5. 【請求項5】上記流量検出手段が、 流出カテーテル(46)からの透析流体の流出量を検出す
    ると共に、透析流体の流入量と流出量とを等しくするべ
    く弁手段(40)を制御する検出器(54)を含む特許請求
    の範囲第2項記載の連続流れによる腹膜透析装置。
  6. 【請求項6】前記流量検出手段が、流入経路(42)と流
    出経路(48)の各々に腹膜腔を通る流体の流量を検出す
    る流量検出器(61,63)を含み、 前記制御手段が、腹膜腔の流体の容積を目標値に保持す
    べく、透析流体の流入量及び流出量及び弁手段(68,6
    4)を制御する特許請求の範囲第2項記載の連続流れに
    よる腹膜透析装置。
  7. 【請求項7】前記弁手段が、 流入経路(42)に接続する流入経路(42a)と流出経路
    (48)に接続する流出通路(48a)とを有する流入/流
    出弁(40)と、 流出通路(48a)又は流入通路(42a)のいずれか一方を
    選択的に閉じる弁要素(43)とを含むと共に、 前記流量検出手段が、 所定範囲内に腹膜内の圧力を調整するべく、腹膜内の流
    体圧力を検出し、流入通路(42a)又は流出通路(48a)
    のいずれか一方を閉じるべく流入/流出弁(40)を制御
    する圧力検出器(50)を含む特許請求の範囲第2項記載
    の連続流れによる腹膜透析装置。
  8. 【請求項8】前記流量検出手段が、 弁を通って腹膜腔へ供給される透析流体の流入と腹膜か
    らの透析流体の流出とが等しくなるべく流入通路及び流
    出通路とが開かれた際、流入/流出弁(40)への透析流
    体の流出量を検出すると共に、弁(40)からの透析流体
    の流入量を制御する流量検出器(54)を含む特許請求の
    範囲第7項記載の連続流れによる腹膜透析装置。
  9. 【請求項9】前記透析流体源(32)が、 殺菌した透析流体を貯えるヘッド容器(32)を含み、 バイパス弁(34)がヘッド容器(32)及び弁手段(40)
    間に接続され、 排出経路がバイパス弁(34)と処理手段(36)とを接続
    し、 フローレベル検出手段(38)がヘッド容器(32)の内部
    と連通し、透析流体がヘッド容器(32)において所定の
    高さに達した場合には、透析流体をヘッド容器(32)か
    ら処理手段(36)へバイパスさせるためにバイパス弁
    (34)を制御する特許請求の範囲第2項記載の連続流れ
    による腹膜透析装置。
  10. 【請求項10】腔の中の透析流体の量を検出すると共
    に、腔の満杯及び過膨張の場合には警告信号を発生する
    レベル検知手段(62)を含む特許請求の範囲第1項記載
    の連続流れによる腹膜透析装置。
  11. 【請求項11】流入経路と流出経路とに弁手段(69)が
    接続され、弁手段(69)が、所定量の透析液を連続周期
    的に腹膜腔を通して送出するために、流入経路及び流出
    経路を選択的に開放又は閉鎖する特許請求の範囲第1項
    記載の連続流れによる腹膜透析装置。
  12. 【請求項12】弁手段が、 流入経路(42)に接続された流入通路(42a)と流出通
    路(72)に接続された流出通路(48a)とを有する流入
    /流出弁(69)と、 流入通路又は流出通路のいずれか一方を選択的に閉塞す
    る弁要素(69a)と、を含み、 流入経路と流出経路の流量を検出して、所定量の透析液
    が連続周期的に腹膜腔中に送入され、流出通路(72)及
    び通路(48a)より排出されるように流入/流出弁(6
    9)が流入又は流出通路のいずれかを閉塞するのを制御
    するために、該流量検出手段が流入経路及び流出経路の
    各々に流量検出器(61,63)を含むものである特許請求
    の範囲第1項記載の連続流れによる腹膜透析装置。
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