JPH04327857A - 腹膜透析装置 - Google Patents
腹膜透析装置Info
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- JPH04327857A JPH04327857A JP3125484A JP12548491A JPH04327857A JP H04327857 A JPH04327857 A JP H04327857A JP 3125484 A JP3125484 A JP 3125484A JP 12548491 A JP12548491 A JP 12548491A JP H04327857 A JPH04327857 A JP H04327857A
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Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は腹膜透析装置に関し、更
に詳しくは夜間の休眠中、または在宅において腹膜での
透析液の注入および排液を同時に連続的に行うことがで
きる腹膜透析装置に関する。
に詳しくは夜間の休眠中、または在宅において腹膜での
透析液の注入および排液を同時に連続的に行うことがで
きる腹膜透析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続的人工腎の治療として、連続的腹膜
透析(CAPD)や急性腎不全患者等を対象にした連続
的血液濾過(CHF) 等が知られている。それらの1
日の低分子量物質、たとえば尿素のクリアランスは、C
APDの場合、1日に2リットルの透析液を4回交換し
除水量を薬液2リットルとしても最大10リットル/日
である。また置換液を使用したCHF では尿素の血中
濃度を100mg/dl以下に維持するに必要な置換液
量は最低10リットル/日必要である。更に、間歇的治
療である血液透析(HD)においては、血液尿素窒素(
BUN)のクリアランスを 150ml/分とし、週3
回、1日4時間透析した時の1週間の累積クリアランス
から1日当たりのクリアランスを算出すると15.4リ
ットル/日に相当するようになる。
透析(CAPD)や急性腎不全患者等を対象にした連続
的血液濾過(CHF) 等が知られている。それらの1
日の低分子量物質、たとえば尿素のクリアランスは、C
APDの場合、1日に2リットルの透析液を4回交換し
除水量を薬液2リットルとしても最大10リットル/日
である。また置換液を使用したCHF では尿素の血中
濃度を100mg/dl以下に維持するに必要な置換液
量は最低10リットル/日必要である。更に、間歇的治
療である血液透析(HD)においては、血液尿素窒素(
BUN)のクリアランスを 150ml/分とし、週3
回、1日4時間透析した時の1週間の累積クリアランス
から1日当たりのクリアランスを算出すると15.4リ
ットル/日に相当するようになる。
【0003】すなわち現行の人工腎の性能はせいぜい1
0〜15リットル/日で生体腎の尿素の1日当たりのク
リアランスといわれている薬液170リットル/ 日に
遠く及ばない。そして、これは片腎廃絶、残り片腎の4
/5以上が機能停止した状態に相当し生体腎の性能に少
しでも近づく人工腎の開発が要望されてきた。一方、血
液透析(HD)においては図5の1週間3回、1日4時
間透析した時の人体の血液尿素窒素(BUN) の変化
を示した図にみられるように、BUN 値は大きく変動
しており、この変動が全ての合併症を引き起こす原因に
なっている。
0〜15リットル/日で生体腎の尿素の1日当たりのク
リアランスといわれている薬液170リットル/ 日に
遠く及ばない。そして、これは片腎廃絶、残り片腎の4
/5以上が機能停止した状態に相当し生体腎の性能に少
しでも近づく人工腎の開発が要望されてきた。一方、血
液透析(HD)においては図5の1週間3回、1日4時
間透析した時の人体の血液尿素窒素(BUN) の変化
を示した図にみられるように、BUN 値は大きく変動
しており、この変動が全ての合併症を引き起こす原因に
なっている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】かかる現行の人工腎の
課題を解決するためには連続的治療による人工腎システ
ムの開発が不可欠である。そのためには昼間患者が活動
しながら人工腎の治療ができ、夜間は休眠しながらでも
透析ができる人工腎の治療が必須の要件である。本発明
者の一人は、かかる課題を解決するために鋭意研究した
結果、昼間は図6に示す連続再循環腹膜透析と濾過器と
を組み合わした小型で携帯可能な腹膜濾過装置を使用し
、夜間は図7に示す昼間使用した濾過器の濾液側に透析
液を流し透析器として使用することによって、昼夜断続
的に治療を行えることを見出し既に特許出願した(特願
平第2−316652号)。この腹膜透析装置は分離膜
からなる透析器と腹膜透析とを併用して昼夜連続的に血
液透析治療をしているために、尿素の1日当たりのクリ
アランスは現行のHDと比較して大幅に向上し、BUN
値の大きな変動が原因となって起こる種々の合併症も
少なくなった。
課題を解決するためには連続的治療による人工腎システ
ムの開発が不可欠である。そのためには昼間患者が活動
しながら人工腎の治療ができ、夜間は休眠しながらでも
透析ができる人工腎の治療が必須の要件である。本発明
者の一人は、かかる課題を解決するために鋭意研究した
結果、昼間は図6に示す連続再循環腹膜透析と濾過器と
を組み合わした小型で携帯可能な腹膜濾過装置を使用し
、夜間は図7に示す昼間使用した濾過器の濾液側に透析
液を流し透析器として使用することによって、昼夜断続
的に治療を行えることを見出し既に特許出願した(特願
平第2−316652号)。この腹膜透析装置は分離膜
からなる透析器と腹膜透析とを併用して昼夜連続的に血
液透析治療をしているために、尿素の1日当たりのクリ
アランスは現行のHDと比較して大幅に向上し、BUN
値の大きな変動が原因となって起こる種々の合併症も
少なくなった。
【0005】しかしながら、この透析装置は分離膜から
なる透析器を併用しているために血液透析の拡散効率が
低下し、血液中の尿素やβ2−ミクログロブリンのクリ
アランスが低くなる問題があった。本発明の目的は腹腔
への透析液の注入と腹腔内透析液の排出とを同時に連続
的に行うことによって、透析効率の高い人工腎治療がで
きる装置を提供することである。
なる透析器を併用しているために血液透析の拡散効率が
低下し、血液中の尿素やβ2−ミクログロブリンのクリ
アランスが低くなる問題があった。本発明の目的は腹腔
への透析液の注入と腹腔内透析液の排出とを同時に連続
的に行うことによって、透析効率の高い人工腎治療がで
きる装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための課題】すなわち、本発明は透析
液を腹腔へ注入するための流入導管と、腹腔内に常時挿
入されるカテ−テルと、腹腔内透析液を腹腔から取り出
すための流出導管と、流入導管および流出導管とカテ−
テルとを連結するための管継手置とからなる腹膜透析装
置において、カテ−テルの内腔が流入導管と連結する透
析液注入腔部と、流出導管と連結する腹腔内透析液排出
腔部とに分離されてなる腹膜透析装置である。
液を腹腔へ注入するための流入導管と、腹腔内に常時挿
入されるカテ−テルと、腹腔内透析液を腹腔から取り出
すための流出導管と、流入導管および流出導管とカテ−
テルとを連結するための管継手置とからなる腹膜透析装
置において、カテ−テルの内腔が流入導管と連結する透
析液注入腔部と、流出導管と連結する腹腔内透析液排出
腔部とに分離されてなる腹膜透析装置である。
【0007】また、本発明は前記腹膜透析装置において
、新鮮透析液を腹腔へ注入し腹腔内透析液を排出する機
構からなる腹膜透析装置において、腹腔へ注入する透析
液量と腹腔から排出する腹腔内透析液量とがほぼ同量に
なるように調整されてなる腹膜透析装置である。更に本
発明は前記腹膜透析装置において、透析液を貯留する容
器、流入導管、カテ−テル、腹腔および流出導管とが結
ばれてなる閉回路を透析液が循環する機構からなる腹膜
透析装置である。
、新鮮透析液を腹腔へ注入し腹腔内透析液を排出する機
構からなる腹膜透析装置において、腹腔へ注入する透析
液量と腹腔から排出する腹腔内透析液量とがほぼ同量に
なるように調整されてなる腹膜透析装置である。更に本
発明は前記腹膜透析装置において、透析液を貯留する容
器、流入導管、カテ−テル、腹腔および流出導管とが結
ばれてなる閉回路を透析液が循環する機構からなる腹膜
透析装置である。
【0008】
【作用】本発明は腹腔内に供給された透析液が腹膜を介
して血液と接触し、腹膜が透過膜の作用をして血液中の
代謝生成物が腹腔内に透過されて、腹腔内透析液となる
。腹腔内透析液はそのまま廃棄されるか、あるいは透析
液貯蔵容器に戻って透析液と混合され腹腔との間を循環
しながら腹膜透析が行われる。本発明は腹腔内に常時挿
入されるカテ−テルが透析液流入口と腹腔内透析液流出
口の2つの導口を有する多重管カテ−テル、いわゆるダ
ブルル−メンカテ−テルからなるために腹腔内透析液を
排出しながら同時に透析液を腹腔に注入することができ
、連続して腹膜透析を行うことができる。そのために透
析液の腹腔での注入と排液とを交互に数回繰り返して行
う従来の腹膜透析と比較してBUN 値の変動が少なく
、透析効率も高い。本発明は夜間の休眠中、または在宅
において連続的に行う腹膜透析であり、昼間の活動期間
中は透析液を腹腔内に滞留させて腹膜透析を行う。
して血液と接触し、腹膜が透過膜の作用をして血液中の
代謝生成物が腹腔内に透過されて、腹腔内透析液となる
。腹腔内透析液はそのまま廃棄されるか、あるいは透析
液貯蔵容器に戻って透析液と混合され腹腔との間を循環
しながら腹膜透析が行われる。本発明は腹腔内に常時挿
入されるカテ−テルが透析液流入口と腹腔内透析液流出
口の2つの導口を有する多重管カテ−テル、いわゆるダ
ブルル−メンカテ−テルからなるために腹腔内透析液を
排出しながら同時に透析液を腹腔に注入することができ
、連続して腹膜透析を行うことができる。そのために透
析液の腹腔での注入と排液とを交互に数回繰り返して行
う従来の腹膜透析と比較してBUN 値の変動が少なく
、透析効率も高い。本発明は夜間の休眠中、または在宅
において連続的に行う腹膜透析であり、昼間の活動期間
中は透析液を腹腔内に滞留させて腹膜透析を行う。
【0009】
【実施例】以下実施例により本発明の一例を説明する。
図1は本発明の一例を示すダブルル−メンカテ−テルの
使用状態を示す説明図であり、図2は透析液を循環しな
がら腹膜透析を行う場合の説明図であり、図3は新鮮透
析液を腹腔に注入し、腹腔内透析液を排液する腹膜透析
を行う場合の一例を示す説明図であり、図4は新鮮透析
液を腹腔に注入し、腹腔内透析液を排液する腹膜透析を
行う場合の他の実施例を示す説明図であり、図5は間歇
的血液透析を一週間行った場合のBUN の経時変化を
示すグラフであり、図6は特願平第2−316652号
で特許出願した昼間活動しながら行う腹膜濾過装置の説
明図であり、図7は特願平第2−316652号で特許
出願した夜間の休眠中に行う腹膜透析装置の説明図であ
る。
使用状態を示す説明図であり、図2は透析液を循環しな
がら腹膜透析を行う場合の説明図であり、図3は新鮮透
析液を腹腔に注入し、腹腔内透析液を排液する腹膜透析
を行う場合の一例を示す説明図であり、図4は新鮮透析
液を腹腔に注入し、腹腔内透析液を排液する腹膜透析を
行う場合の他の実施例を示す説明図であり、図5は間歇
的血液透析を一週間行った場合のBUN の経時変化を
示すグラフであり、図6は特願平第2−316652号
で特許出願した昼間活動しながら行う腹膜濾過装置の説
明図であり、図7は特願平第2−316652号で特許
出願した夜間の休眠中に行う腹膜透析装置の説明図であ
る。
【0010】図中1、21、31および61は腹腔、3
は透析液注入腔部、4は腹腔内透析液排出腔部、7は流
入導管、8は流出導管、9および10は管継手、22、
32および62は透析液貯蔵容器、24は紫外線ランプ
、26、33および63は加温器、27、49および6
4は除菌フイルタ−、28、50および67は濁度セン
サ−、30、52および66はダブルル−メンカテ−テ
ルを示す。
は透析液注入腔部、4は腹腔内透析液排出腔部、7は流
入導管、8は流出導管、9および10は管継手、22、
32および62は透析液貯蔵容器、24は紫外線ランプ
、26、33および63は加温器、27、49および6
4は除菌フイルタ−、28、50および67は濁度セン
サ−、30、52および66はダブルル−メンカテ−テ
ルを示す。
【0011】図1はダブルル−メンカテ−テルの使用状
態を示す説明図である。ダブルル−メンカテ−テルは外
管とこの管内を挿通する内管とからなり、外管挿外の内
管と外管の管壁に設けられた複数個の穿孔から液体の注
入および排出が行われる構造をしている。ダブルル−メ
ンカテ−テルは表皮2から腹腔1内に外管および内管の
先端部が挿入され、常時体内に植え込まれた状態になっ
ている。腹腔内のダブルル−メンカテ−テルの内管の管
壁には少なくとも1個の透析液注入孔5、また外管の管
壁には少なくとも1個の腹腔内透析液の排液孔6が複数
個穿孔されて設けられている。ダブルル−メンカテ−テ
ルの他端は外管を挿通して外部に顕出した内管および外
管とが開口してあり、その先端には管継手である流入部
コネクタ−10および流出部コネクタ−9が設けられ、
夫々流入導管7および流出導管8が嵌着されている。流
入部コネクタ−10は内管の開口端の外壁面に捻子山を
設け、流入導管7の内腔を嵌着したものであり、流出部
コネクタ−9は外管の開口端の内腔に外面が捻子山構造
をした継手が挿入され、内管の開口端から突出した継手
部に流出導管8の内腔が嵌着されるようになっている。 流出部コネクタ−9および流出部コネクタ−10は昼間
の活動期にはキャップ等で嵌着されて閉鎖されている。 このようなキャップとしては実開昭第64−19445
号公報に記載されているようなキャップが確固に嵌着さ
れて好ましい。
態を示す説明図である。ダブルル−メンカテ−テルは外
管とこの管内を挿通する内管とからなり、外管挿外の内
管と外管の管壁に設けられた複数個の穿孔から液体の注
入および排出が行われる構造をしている。ダブルル−メ
ンカテ−テルは表皮2から腹腔1内に外管および内管の
先端部が挿入され、常時体内に植え込まれた状態になっ
ている。腹腔内のダブルル−メンカテ−テルの内管の管
壁には少なくとも1個の透析液注入孔5、また外管の管
壁には少なくとも1個の腹腔内透析液の排液孔6が複数
個穿孔されて設けられている。ダブルル−メンカテ−テ
ルの他端は外管を挿通して外部に顕出した内管および外
管とが開口してあり、その先端には管継手である流入部
コネクタ−10および流出部コネクタ−9が設けられ、
夫々流入導管7および流出導管8が嵌着されている。流
入部コネクタ−10は内管の開口端の外壁面に捻子山を
設け、流入導管7の内腔を嵌着したものであり、流出部
コネクタ−9は外管の開口端の内腔に外面が捻子山構造
をした継手が挿入され、内管の開口端から突出した継手
部に流出導管8の内腔が嵌着されるようになっている。 流出部コネクタ−9および流出部コネクタ−10は昼間
の活動期にはキャップ等で嵌着されて閉鎖されている。 このようなキャップとしては実開昭第64−19445
号公報に記載されているようなキャップが確固に嵌着さ
れて好ましい。
【0012】透析液は流入導管7からダブルル−メンカ
テ−テルの内管の中空部である注入液腔部3を通り、注
入液孔5から腹腔1内に注入される。腹膜(図示せず)
を介して血液と接触し血液中の代謝生成物を透過してな
る腹腔内透析液は排液口6から外管の中空部である排液
腔部4を通り、流出導管8から廃棄されるかまたは透析
液貯蔵容器に戻り透析液と混合される。透析液の腹腔へ
の注入と腹腔内透析液の排出は同時に連続して行われる
が、必要により内管の注入液腔部3内に逆止弁を設けて
腹腔内透析液が注入液腔部3へ流入するのを防止する手
段を設けてもよい。図1ではダブルル−メンカテ−テル
は外管とこの管内を挿通する内管とからなる構造をして
いるが、カテ−テルの内腔がシ−ト等で分離されて2室
からなり、その先端付近の側壁には夫々複数個の側孔が
設けられ他端は導管が各室に挿通またはコネクタ−を介
して嵌着される構造でもよい。
テ−テルの内管の中空部である注入液腔部3を通り、注
入液孔5から腹腔1内に注入される。腹膜(図示せず)
を介して血液と接触し血液中の代謝生成物を透過してな
る腹腔内透析液は排液口6から外管の中空部である排液
腔部4を通り、流出導管8から廃棄されるかまたは透析
液貯蔵容器に戻り透析液と混合される。透析液の腹腔へ
の注入と腹腔内透析液の排出は同時に連続して行われる
が、必要により内管の注入液腔部3内に逆止弁を設けて
腹腔内透析液が注入液腔部3へ流入するのを防止する手
段を設けてもよい。図1ではダブルル−メンカテ−テル
は外管とこの管内を挿通する内管とからなる構造をして
いるが、カテ−テルの内腔がシ−ト等で分離されて2室
からなり、その先端付近の側壁には夫々複数個の側孔が
設けられ他端は導管が各室に挿通またはコネクタ−を介
して嵌着される構造でもよい。
【0013】図2は透析液を循環しながら腹膜透析を行
う場合の腹膜透析の説明図である。透析液貯蔵容器22
内には透析液が貯蔵されており、循環ポンプ23によっ
て腹腔21から戻ってくる腹腔内透析液と混合されるよ
うになっている。貯蔵容器22と循環ポンプ23の循環
ラインには紫外線ランプ24が設けられ、透析液が紫外
線によって滅菌されるようになっている。透析液貯蔵容
器22中の透析液は注入液ポンプ25によってダブルル
−メンカテ−テル30の注入液腔部から腹腔21へ供給
される。その途中透析液は加温器26によって加温され
、次いで除菌フイルタ−27によって細菌が除去され腹
腔21内へ細菌が侵入して腹膜炎を起こすのを防止する
。腹腔21内で腹膜を介して血液中の代謝生成物を透析
して得られた腹腔内透析液はダブルル−メンカテ−テル
30の排液腔部から排液ポンプ29によって透析液貯蔵
容器22に戻り容器22内の透析液と混合される。その
途中、濁度センサ−28が設けられ腹腔内透析液の濁度
を測定することによって腹腔内の炎症の発生等を確認す
る。図2のような透析液循環方式の腹膜透析は透析液貯
蔵容器22に多量の透析液が貯蔵されて使用される場合
に好ましい。透析液量としては20〜200 リットル
、好ましくは40〜120 リットルである。透析液の
腹腔への供給をダブルル−メンカテ−テルを介して注入
と排液を行うと腹膜透析を高い透析効率で行うことがで
きる。
う場合の腹膜透析の説明図である。透析液貯蔵容器22
内には透析液が貯蔵されており、循環ポンプ23によっ
て腹腔21から戻ってくる腹腔内透析液と混合されるよ
うになっている。貯蔵容器22と循環ポンプ23の循環
ラインには紫外線ランプ24が設けられ、透析液が紫外
線によって滅菌されるようになっている。透析液貯蔵容
器22中の透析液は注入液ポンプ25によってダブルル
−メンカテ−テル30の注入液腔部から腹腔21へ供給
される。その途中透析液は加温器26によって加温され
、次いで除菌フイルタ−27によって細菌が除去され腹
腔21内へ細菌が侵入して腹膜炎を起こすのを防止する
。腹腔21内で腹膜を介して血液中の代謝生成物を透析
して得られた腹腔内透析液はダブルル−メンカテ−テル
30の排液腔部から排液ポンプ29によって透析液貯蔵
容器22に戻り容器22内の透析液と混合される。その
途中、濁度センサ−28が設けられ腹腔内透析液の濁度
を測定することによって腹腔内の炎症の発生等を確認す
る。図2のような透析液循環方式の腹膜透析は透析液貯
蔵容器22に多量の透析液が貯蔵されて使用される場合
に好ましい。透析液量としては20〜200 リットル
、好ましくは40〜120 リットルである。透析液の
腹腔への供給をダブルル−メンカテ−テルを介して注入
と排液を行うと腹膜透析を高い透析効率で行うことがで
きる。
【0014】図3は新鮮透析液をダブルル−メンカテ−
テルを介して連続して腹腔へ注入し、同時に腹腔内透析
液を廃棄する腹膜透析の一例を示す説明図である。透析
液貯蔵容器32には新鮮透析液が貯蔵され加温器33で
加温されて等液量ポンプであるベロ−ポンプの第1ベロ
−部45に供給される。ベロ−ポンプは同容量の第1ベ
ロ−部45と第2ベロ−部46とがクランクモ−タ−4
2によって左右にベロ−位置が伸縮する構造をしており
、それによって腹腔31への新鮮透析液の注入量と腹腔
内透析液の排液量をほぼ同等に調節することができる。 図3において、第1ベロ−部45と第2ベロ−部46が
クランクモ−タ−42によって左右にベロ−位置が伸縮
してなる第1ベロ−ポンプと、第3ベロ−部47と第4
ベロ−部48がクランクモ−タ−43とによって形成さ
れる第2ベロ−ポンプとによって腹腔31への新鮮透析
液の供給量と腹腔内透析液の排液量がほぼ等量に調節さ
れるようになっている。
テルを介して連続して腹腔へ注入し、同時に腹腔内透析
液を廃棄する腹膜透析の一例を示す説明図である。透析
液貯蔵容器32には新鮮透析液が貯蔵され加温器33で
加温されて等液量ポンプであるベロ−ポンプの第1ベロ
−部45に供給される。ベロ−ポンプは同容量の第1ベ
ロ−部45と第2ベロ−部46とがクランクモ−タ−4
2によって左右にベロ−位置が伸縮する構造をしており
、それによって腹腔31への新鮮透析液の注入量と腹腔
内透析液の排液量をほぼ同等に調節することができる。 図3において、第1ベロ−部45と第2ベロ−部46が
クランクモ−タ−42によって左右にベロ−位置が伸縮
してなる第1ベロ−ポンプと、第3ベロ−部47と第4
ベロ−部48がクランクモ−タ−43とによって形成さ
れる第2ベロ−ポンプとによって腹腔31への新鮮透析
液の供給量と腹腔内透析液の排液量がほぼ等量に調節さ
れるようになっている。
【0015】図3において、バルブ34〜41の白色で
示す34、37、38および40は開放状態、黒色で示
す35、36、39および41は閉鎖状態を示す。図3
の状態は透析貯蔵容器32から新鮮透析液が加温器33
によって加温されて第1ベロ−部45に流入され、第2
ベロ−部46に予め充満されていた腹腔内透析液はバル
ブ40から排液容器51へ廃棄される。一方、第2ベロ
−ポンプでは第3ベロ−部47に予め充満されていた新
鮮透析液がバルブ37を経て除菌フイルタ−49で除菌
され腹腔31に注入される。腹腔31内の腹腔内透析液
は濁度センサ−50で濁度を測定されてバルブ38を経
て第4ベロ−部48に流入する。各ベロ−部は夫々同容
量であり、一連の操作が終了すると開放状態のバルブが
閉鎖状態に、閉鎖状態のバルブが開放状態に変わり、第
1ベロ−ポンプと第2ベロ−ポンプの操作が逆になって
同じような操作を行う。
示す34、37、38および40は開放状態、黒色で示
す35、36、39および41は閉鎖状態を示す。図3
の状態は透析貯蔵容器32から新鮮透析液が加温器33
によって加温されて第1ベロ−部45に流入され、第2
ベロ−部46に予め充満されていた腹腔内透析液はバル
ブ40から排液容器51へ廃棄される。一方、第2ベロ
−ポンプでは第3ベロ−部47に予め充満されていた新
鮮透析液がバルブ37を経て除菌フイルタ−49で除菌
され腹腔31に注入される。腹腔31内の腹腔内透析液
は濁度センサ−50で濁度を測定されてバルブ38を経
て第4ベロ−部48に流入する。各ベロ−部は夫々同容
量であり、一連の操作が終了すると開放状態のバルブが
閉鎖状態に、閉鎖状態のバルブが開放状態に変わり、第
1ベロ−ポンプと第2ベロ−ポンプの操作が逆になって
同じような操作を行う。
【0016】図4は新鮮透析液をダブルル−メンカテ−
テルを介して連続して腹腔へ注入し同時に腹腔内透析液
を廃棄する腹膜透析において、等液量ポンプとして2連
式ロ−ラポンプを使用した場合の説明図である。透析液
貯蔵容器62には新鮮透析液が貯蔵され、加温器63で
加温された後に除菌フイルタ−64で細菌が除去され、
2連式ロ−ラポンプ65によってダブルル−メンカテ−
テル66を経て腹腔61に注入される。2連式ロ−ラポ
ンプは同じ内径からなる流入導管(チュ−ブ)と流出導
管(チュ−ブ)を1つのロ−ラポンプに2本掛けしたポ
ンプであって、チュ−ブ内径が同じであるので腹腔61
へ注入される透析液量と腹腔61から排出される腹腔内
透析液量とはほぼ同一に調節される。腹腔61から排出
された腹腔内透析液は濁度センサ−67で濁度を測定し
た後、排液容器68で廃棄される。
テルを介して連続して腹腔へ注入し同時に腹腔内透析液
を廃棄する腹膜透析において、等液量ポンプとして2連
式ロ−ラポンプを使用した場合の説明図である。透析液
貯蔵容器62には新鮮透析液が貯蔵され、加温器63で
加温された後に除菌フイルタ−64で細菌が除去され、
2連式ロ−ラポンプ65によってダブルル−メンカテ−
テル66を経て腹腔61に注入される。2連式ロ−ラポ
ンプは同じ内径からなる流入導管(チュ−ブ)と流出導
管(チュ−ブ)を1つのロ−ラポンプに2本掛けしたポ
ンプであって、チュ−ブ内径が同じであるので腹腔61
へ注入される透析液量と腹腔61から排出される腹腔内
透析液量とはほぼ同一に調節される。腹腔61から排出
された腹腔内透析液は濁度センサ−67で濁度を測定し
た後、排液容器68で廃棄される。
【0017】
【実施例1】図2において、透析液貯蔵容器22に新鮮
透析液50リットルを貯蔵し、加温器26で透析液を体
温に加温し、毎分100 mlの速度で腹腔21へ注入
し、腹腔内透析液を同じ速度で腹腔21から排出し透析
液貯蔵容器22へ戻し、容器内の透析液と循環ポンプ2
3を使用して混合しながら腹膜透析を8時間行った。次
いで、腹腔内の透析液を排液バッグに排液した後、別途
新鮮透析液2リットルを腹腔に注入し16時間腹腔内で
腹膜透析をした。合計24時間の腹膜透析で得られた尿
素およびβ2−ミクログロブリンのクリアランスを表1
に示す。
透析液50リットルを貯蔵し、加温器26で透析液を体
温に加温し、毎分100 mlの速度で腹腔21へ注入
し、腹腔内透析液を同じ速度で腹腔21から排出し透析
液貯蔵容器22へ戻し、容器内の透析液と循環ポンプ2
3を使用して混合しながら腹膜透析を8時間行った。次
いで、腹腔内の透析液を排液バッグに排液した後、別途
新鮮透析液2リットルを腹腔に注入し16時間腹腔内で
腹膜透析をした。合計24時間の腹膜透析で得られた尿
素およびβ2−ミクログロブリンのクリアランスを表1
に示す。
【0018】
【実施例2】図4において、新鮮透析液を毎分100
mlの速度で腹腔61へ注入し、腹腔内透析液を同じ速
度で腹腔21から排出し排液容器68へ排液する腹膜透
析を8時間行った。次いで新鮮透析液2リットルを腹腔
に注入したまま16時間腹腔内で腹膜透析を行った。合
計24時間の腹膜透析で得られた尿素およびβ2−ミク
ログロブリンのクリアランスを表1に示す。
mlの速度で腹腔61へ注入し、腹腔内透析液を同じ速
度で腹腔21から排出し排液容器68へ排液する腹膜透
析を8時間行った。次いで新鮮透析液2リットルを腹腔
に注入したまま16時間腹腔内で腹膜透析を行った。合
計24時間の腹膜透析で得られた尿素およびβ2−ミク
ログロブリンのクリアランスを表1に示す。
【0019】
【比較例1】図6の腹膜濾過装置において、腹腔71に
2リットルの新鮮透析液を注入した。第1濾過器72の
第1濾過膜の孔径は14 mμで膜面積は0.2 m2
である。第1濾過器72を通過した腹腔内透析液は第2
濾過器73の第2濾過液室79に供給され、第1濾過器
72の第1濾過液から第2濾過器73の第2濾過膜で濾
過された第2濾過液と混合されて腹腔71へ戻る。この
時第2濾過器73の第2供給液室78から第1濾過液の
一部が排出導管76を経て排出される。第2濾過膜の孔
径は3.5mμで膜面積は0.2m2である。循環する
透析液流量は80ml/分で、第1濾過器の濾液流量は
40ml/分、第2濾過器の濾液流量は38ml/分、
除水流量は2ml/分で、1日に16時間濾過した。次
いで夜間には図7の腹膜透析装置を使用した。第1透析
器81および第2透析器82は昼間使用した図6の第1
濾過器72および第2濾過器73を使用サイクラ−によ
る透析に変更した腹膜透析装置である。第1透析器81
の濾液側である第1透析液室86と第1透析液貯蔵容器
83との間で処理済透析液が循環する閉回路を形成する
。また第2透析器82の濾液側である第2透析液室84
と第2透析液貯蔵室84との間でも第2透析膜87を透
過した処理済透析液が循環する閉回路が形成される。腹
腔80から供給された腹腔内透析液は第1透析器81を
通過した後、第2透析器82を通過して腹腔50に戻る
閉回路を循環しながら腹膜透析が行われる。その時の循
環透析液流量は100 ml/分、サイクラ−の新鮮透
析液流量は100 ml/分で8時間透析した。合計2
4時間の腹膜透析で得られた尿素およびβ2−ミクログ
ロブリンのクリアランスを表1に示す。
2リットルの新鮮透析液を注入した。第1濾過器72の
第1濾過膜の孔径は14 mμで膜面積は0.2 m2
である。第1濾過器72を通過した腹腔内透析液は第2
濾過器73の第2濾過液室79に供給され、第1濾過器
72の第1濾過液から第2濾過器73の第2濾過膜で濾
過された第2濾過液と混合されて腹腔71へ戻る。この
時第2濾過器73の第2供給液室78から第1濾過液の
一部が排出導管76を経て排出される。第2濾過膜の孔
径は3.5mμで膜面積は0.2m2である。循環する
透析液流量は80ml/分で、第1濾過器の濾液流量は
40ml/分、第2濾過器の濾液流量は38ml/分、
除水流量は2ml/分で、1日に16時間濾過した。次
いで夜間には図7の腹膜透析装置を使用した。第1透析
器81および第2透析器82は昼間使用した図6の第1
濾過器72および第2濾過器73を使用サイクラ−によ
る透析に変更した腹膜透析装置である。第1透析器81
の濾液側である第1透析液室86と第1透析液貯蔵容器
83との間で処理済透析液が循環する閉回路を形成する
。また第2透析器82の濾液側である第2透析液室84
と第2透析液貯蔵室84との間でも第2透析膜87を透
過した処理済透析液が循環する閉回路が形成される。腹
腔80から供給された腹腔内透析液は第1透析器81を
通過した後、第2透析器82を通過して腹腔50に戻る
閉回路を循環しながら腹膜透析が行われる。その時の循
環透析液流量は100 ml/分、サイクラ−の新鮮透
析液流量は100 ml/分で8時間透析した。合計2
4時間の腹膜透析で得られた尿素およびβ2−ミクログ
ロブリンのクリアランスを表1に示す。
【0020】
【比較例2】現行の血液透析を血液流量 150ml/
分、週3回、1回4時間した時の1週間の累積クリアラ
ンスから1日当たりの尿素およびβ2−ミクログロブリ
ンのクリアランスを換算し、その結果を表1に示す。
分、週3回、1回4時間した時の1週間の累積クリアラ
ンスから1日当たりの尿素およびβ2−ミクログロブリ
ンのクリアランスを換算し、その結果を表1に示す。
【0021】
【比較例3】腹腔に新鮮透析液を2リットル注入し6時
間腹膜透析をした。その後、腹腔内透析液を排出し、新
鮮透析液2リットルを腹腔に注入した。この操作を1日
4回繰り返した後の合計24時間の腹膜透析で得られた
尿素およびβ2−ミクログロブリンのクリアランスを表
1に示す。クリアランスの単位はリットル/日である。
間腹膜透析をした。その後、腹腔内透析液を排出し、新
鮮透析液2リットルを腹腔に注入した。この操作を1日
4回繰り返した後の合計24時間の腹膜透析で得られた
尿素およびβ2−ミクログロブリンのクリアランスを表
1に示す。クリアランスの単位はリットル/日である。
【0022】
【表1】
【0023】表1から明らかなように、本発明の腹膜透
析装置である実施例1および2は現行の血液透析(比較
例2)や腹膜灌流装置(比較例3)と比較して遙かに優
れた透析性能を有している。また分離膜を併用した腹膜
透析装置である比較例1よりも透析効率は高い結果を得
た。
析装置である実施例1および2は現行の血液透析(比較
例2)や腹膜灌流装置(比較例3)と比較して遙かに優
れた透析性能を有している。また分離膜を併用した腹膜
透析装置である比較例1よりも透析効率は高い結果を得
た。
【0024】
【発明の効果】本発明は腹腔内に常時挿入されるカテ−
テルが透析液流入口と腹腔内透析液流出口の2つの導口
を有する多重管カテ−テル、いわゆるダブルル−メンカ
テ−テルからなるために腹腔内透析液を排出しながら同
時に透析液を腹腔に注入することができ、連続して腹膜
透析を行うことができる。そのために透析液の腹腔での
注入と排液とを交互に数回繰り返して行う従来の腹膜透
析と比較してBUN 値の変動が少なく、透析効率も高
い。
テルが透析液流入口と腹腔内透析液流出口の2つの導口
を有する多重管カテ−テル、いわゆるダブルル−メンカ
テ−テルからなるために腹腔内透析液を排出しながら同
時に透析液を腹腔に注入することができ、連続して腹膜
透析を行うことができる。そのために透析液の腹腔での
注入と排液とを交互に数回繰り返して行う従来の腹膜透
析と比較してBUN 値の変動が少なく、透析効率も高
い。
【図1】本発明の一例を示すダブルル−メンカテ−テル
の使用状態を示す説明図
の使用状態を示す説明図
【図2】本発明の一例を示す透析液を循環しながら腹膜
透析を行う場合の説明図
透析を行う場合の説明図
【図3】新鮮透析液を腹腔に注入し、腹腔内透析液を排
液する腹膜透析を行う場合の一例を示す説明図
液する腹膜透析を行う場合の一例を示す説明図
【図4】
新鮮透析液を腹腔に注入し、腹腔内透析液を排液する腹
膜透析を行う場合の他の実施例を示す説明図
新鮮透析液を腹腔に注入し、腹腔内透析液を排液する腹
膜透析を行う場合の他の実施例を示す説明図
【図5】間
歇的血液透析を一週間行った場合のBUN の経時変化
を示すグラフ
歇的血液透析を一週間行った場合のBUN の経時変化
を示すグラフ
【図6】特願平第2−316652号で特許出願した昼
間活動しながら行う腹膜濾過装置の説明図
間活動しながら行う腹膜濾過装置の説明図
【図7】特願平第2−316652号で特許出願した夜
間の休眠中に行う腹膜透析装置の説明図
間の休眠中に行う腹膜透析装置の説明図
1、21、31、61 腹腔
3 透析液注入腔部4
腹腔内透析液排出腔部7
流入導管8
流出導管9、10 管
継手 22、32、62 透析液貯蔵容器26、3
3、63 加温器
腹腔内透析液排出腔部7
流入導管8
流出導管9、10 管
継手 22、32、62 透析液貯蔵容器26、3
3、63 加温器
Claims (3)
- 【請求項1】 透析液を腹腔へ注入するための流入導
管と、腹腔内に常時挿入されるカテ−テルと、腹腔内透
析液を腹腔から取り出すための流出導管と、流入導管お
よび流出導管とカテ−テルとを連結するための管継手置
とからなる腹膜透析装置において、カテ−テルの内腔が
流入導管と連結する透析液注入腔部と、流出導管と連結
する腹腔内透析液排出腔部とに分離されてなる腹膜透析
装置。 - 【請求項2】 新鮮透析液を腹腔へ注入し腹腔内透析
液を排出する機構からなる腹膜透析装置において、腹腔
へ注入する透析液量と腹腔から排出する腹腔内透析液量
とがほぼ同量になるように調整されてなる請求項1また
は2記載の腹膜透析装置。 - 【請求項3】 透析液を貯留する容器、流入導管、カ
テ−テル、腹腔および流出導管とが結ばれてなる閉回路
を透析液が循環する機構からなる請求項1または2記載
の腹膜透析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03125484A JP3131948B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 腹膜透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03125484A JP3131948B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 腹膜透析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04327857A true JPH04327857A (ja) | 1992-11-17 |
JP3131948B2 JP3131948B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=14911235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03125484A Expired - Fee Related JP3131948B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 腹膜透析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3131948B2 (ja) |
Cited By (18)
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---|---|---|---|---|
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US6350253B1 (en) | 1999-07-19 | 2002-02-26 | I-Flow Corporation | Catheter for uniform delivery of medication |
JP2003024435A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-28 | Jms Co Ltd | 除菌フィルターを有する自動腹膜透析装置用回路 |
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WO2006022025A1 (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-02 | Kobayashi, Hideki | 医療用器具 |
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US8628633B2 (en) | 1999-07-19 | 2014-01-14 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Catheter for uniform delivery of medication |
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US10769244B2 (en) | 2016-08-26 | 2020-09-08 | Sequana Medical Nv | Systems and methods for managing and analyzing data generated by an implantable device |
CN112023163A (zh) * | 2020-09-14 | 2020-12-04 | 中国人民解放军联勤保障部队第九〇〇医院 | 一种肾内科用腹膜透析管 |
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US11235131B2 (en) | 2011-02-16 | 2022-02-01 | Sequana Medical Nv | Apparatus and methods for treating intracorporeal fluid accumulation |
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-
1991
- 1991-04-26 JP JP03125484A patent/JP3131948B2/ja not_active Expired - Fee Related
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