JPH05137780A - 血液浄化方法、静脈圧測定装置、自動血液浄化装置および静脈圧測定用分岐管付き血液回路 - Google Patents

血液浄化方法、静脈圧測定装置、自動血液浄化装置および静脈圧測定用分岐管付き血液回路

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JPH05137780A
JPH05137780A JP3303685A JP30368591A JPH05137780A JP H05137780 A JPH05137780 A JP H05137780A JP 3303685 A JP3303685 A JP 3303685A JP 30368591 A JP30368591 A JP 30368591A JP H05137780 A JPH05137780 A JP H05137780A
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pressure measuring
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Toshiaki Chiba
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、透析回路中の血圧を測定すること
により除水速度を決定する血液浄化方法と、透析中に随
時、患者の中心静脈圧を、容易に把握することのできる
静脈圧測定装置と、自動的に最適な除水を行うことので
きる自動血液浄化装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の血液浄化方法は、血流を途絶させた
血液回路中の血圧を測定し、この測定した血圧より除水
量を決定する方法である。本発明の静脈圧測定装置は、
体内から導出した血液を血液浄化装置に導いて血液を浄
化し、血液浄化装置から排出された血液を患者に返血す
る血液回路の途中に、圧力測定装置と、血液回路閉塞装
置とを備え、シャント部にシャント部圧迫装置とを備え
てなる。本発明の静脈圧測定用分岐管付き血液回路は、
圧力測定用分岐管を設けているので、容易に患者の静脈
圧を測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透析患者の血液浄化方
法と、静脈圧測定装置と、自動血液浄化装置と、静脈圧
測定用分岐管付き血液回路とに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】透析患者
は、定期的に人工透析を行うことにより、血液に蓄積さ
れた余分な水分および老廃物、有害物質などを取り除く
血液の浄化を行う必要がある。従来、患者の正常な体液
バランス(以下、至的体重と称す。)を目安に透析によ
る除水量を決定していた。この至的体重は、心臓に対す
る負荷を測定することにより決定されていて、従来、こ
の心臓に対する負荷を測定する方法としては、カテーテ
ルを大静脈に挿入し、右心房に近い部位で静脈圧を直接
に測定する中心静脈圧測定法が用いられている。
【0003】しかし、この中心静脈圧測定法は、患者の
右心房に近い部位までカテーテルを挿入するので侵襲的
であり患者に多大の苦痛を与え、さらに、人工透析中に
この中心静脈圧の測定を随時行うことは極めて困難であ
るという問題点がある。本発明は、前記課題を解決する
ことを目的とする。
【0004】本発明者らは、前記問題点を解決するため
に研究し、その結果、中心静脈圧と末梢静脈圧とに相関
があることを見いだした。さらに詳細に説明すると、恒
常的な静脈内シャント血流により拡張した末梢静脈につ
なげたチューブから得ることのできる水柱圧(血液回路
中の血圧)は、中心静脈圧を反映する末梢静脈圧とシャ
ントにより加わった静脈圧の和である。したがって、シ
ャント血流が途絶されれば前記水柱圧は、末梢静脈圧の
みを表す。さらに、シャントにより静脈が拡張すれば静
脈弁が作動しなくなることで、前記末梢静脈圧は、中心
静脈圧に近似すると考えられる。この末梢静脈圧は、血
流を途絶させた血液回路中の血圧と同じであるので、血
流を途絶させた血液回路中の血圧を測定することによ
り、中心静脈圧を把握することができる。このような知
見に基き、本発明が完成した。
【0005】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための請求項1に記載の発明は、体内から導出した血液
を血液浄化装置に導いて血液を浄化し、浄化された血液
を体内に返血する血液浄化方法において、体内からの血
液の導出を停止した状態下での返血回路中の血圧を測定
し、その血圧が所定範囲内に維持されるように、血液浄
化装置による除水量を制御することを特徴とする血液浄
化方法である。
【0006】請求項2に記載の発明は、体内から導出さ
れ、血液浄化装置で浄化された血液を体内に返血する返
血回路中に設けられた血圧測定装置と、血圧測定装置と
血液浄化装置とを結ぶ血液回路中に設けられた血液回路
閉塞装置と、シャント部を圧迫するシャント部圧迫装置
とを備えてなることを特徴とする静脈圧測定装置であ
る。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記血圧測定装
置が、返血回路に設けられると共に測定目盛りを有する
圧力測定用分岐管である前記請求項2に記載の静脈圧測
定装置である。請求項4に記載の発明は、前記血圧測定
装置が、返血回路に設けられた圧力測定ゲージである前
記請求項2に記載の静脈圧測定装置である。
【0008】請求項5に記載の発明は、体内から導出し
た血液を血液浄化装置に送出する血液ポンプと、送出さ
れた血液を浄化する血液浄化装置と、血液浄化装置によ
り浄化された血液を体内に返血する血液回路中に設けら
れた圧力測定装置と、前記圧力測定装置と血液浄化装置
とを結ぶ血液回路を閉塞する血液回路閉塞装置と、シャ
ント部を圧迫するシャント部圧迫装置とを備え、血液浄
化途中の任意の時点で、血液ポンプを停止させ、血液回
路閉塞装置で血液回路を閉塞し、シャント部圧迫装置で
静脈を圧迫し、圧力測定装置で血圧を測定するようにし
てなることを特徴とする静脈圧測定装置である。
【0009】請求項6に記載の発明は、体内から導出し
た血液を血液浄化装置に送出する血液ポンプと、送出さ
れた血液を浄化する血液浄化装置と、血液浄化装置によ
り浄化された血液を体内に返血する血液回路中に設けら
れた圧力測定装置と、前記圧力測定装置と血液浄化装置
とを結ぶ血液回路を閉塞する血液回路閉塞装置と、シャ
ント部を圧迫するシャント部圧迫装置と、前記各装置を
制御する制御装置とを備え、血液浄化途中の任意の時点
で、血液ポンプを停止させ、血液回路閉塞装置で血液回
路を閉塞し、シャント部圧迫装置で静脈を圧迫し、圧力
測定装置で血圧を自動測定することができるようにして
なることを特徴とする静脈圧測定装置である。
【0010】請求項7に記載の発明は、前記シャント部
圧迫装置が、前記制御装置から出力される指令信号によ
り作動する電磁作動機構を備える前記請求項6に記載の
静脈圧測定装置である。
【0011】請求項8に記載の発明は、体内から導出し
た血液を血液浄化装置に送出する血液ポンプと、送出さ
れた血液を浄化する血液浄化装置と、血液浄化装置によ
り浄化された血液を体内に返血する血液回路中に設けら
れた圧力測定装置と、前記圧力測定装置と血液浄化装置
とを結ぶ血液回路を閉塞する血液回路閉塞装置と、返血
された静脈を圧迫するシャント部圧迫装置と、前記各装
置を制御する制御装置とを備え、血液浄化途中の任意の
時点で、血液ポンプを停止させ、血液回路閉塞装置で血
液回路を閉塞し、シャント部圧迫装置で静脈を圧迫し、
圧力測定装置で血圧を自動測定し、測定された血圧に応
じて血液浄化装置における除水速度を自動制御すること
を特徴とする自動血液浄化装置である。
【0012】請求項9に記載の発明は、前記シャント部
圧迫装置が、前記制御装置から出力される指令信号によ
り作動する電磁作動機構を備える前記請求項8に記載の
自動血液浄化装置である。請求項10に記載の発明は、
体内から導出された血液を血液浄化装置に導入し、浄化
後の血液を体内に返血するように構成された体外循環用
血液回路において、返血側回路の主回路の一部に、圧力
測定用分岐管を設けたことを特徴とする静脈圧測定用分
岐管付き血液回路である。
【0013】請求項11に記載の発明は、前記圧力測定
用分岐管に測定目盛を有することを特徴とする前記請求
項10に記載の静脈圧測定用分岐管付き血液回路であ
る。
【0014】
【作用】前記請求項1に記載の方法においては、体内か
らの血液の導出を停止した状態下での血液回路中の血圧
を測定し、この血圧より血液浄化装置による除水量を決
定することができる。前記請求項2に記載の静脈圧測定
装置では、血液回路閉塞装置によって、血液回路内の血
流を閉塞すると共に、シャント部圧迫装置によりシャン
ト部の血流を途絶させ、次に圧力測定装置によって血液
回路中の血圧を測定することができる。
【0015】前記請求項3に記載の圧力測定装置では、
測定目盛りを読み取るだけで血圧を測定することができ
る。前記請求項4に記載の圧力測定装置では、ゲージを
読み取るだけで血圧を測定することができる。
【0016】前記請求項5の静脈圧測定装置では、血液
ポンプを止めた後、血液回路閉塞装置によって、血液回
路内の血流を閉塞すると共に、シャント部圧迫装置によ
り患者のシャント部の血流を途絶させ、ついで圧力測定
装置によって血液回路中の血圧を測定することができ
る。前記請求項6、7に記載の静脈圧測定装置は、制御
装置によって、血液ポンプと血液回路閉塞装置とシャン
ト部圧迫装置との作動を自動制御することができ、自動
的に圧力測定装置によって静脈圧を測定することができ
る。
【0017】前記請求項8に記載の自動血液浄化装置
は、制御装置によって、血液ポンプ、血液回路閉塞装
置、およびシャント部圧迫装置の作動を制御し、圧力測
定装置によって自動的に血液回路中の血圧を測定するこ
とができる。さらに、この制御装置は、測定した血圧が
所定の範囲内であるように血液浄化装置における除水速
度を制御することができる(自動的に、血液回路内の血
液を測定し、適切な除水速度で透析が行える)。
【0018】請求項9に記載の自動血液浄化装置におい
ては、シャント部圧迫装置が自動制御される電磁作動機
構を有するので、シャント部の圧迫操作が簡便になる。
請求項10、11に記載の静脈圧測定用分岐管付き血液
回路は、血液回路中の血圧を簡便に測定することがで
き、測定された血圧により血液浄化装置による除水量を
決定することができる。
【0019】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。 (実施例1)図1は、静脈圧測定装置における各装置の
配置図である。この静脈圧測定装置は、血液を通すこと
のできるチューブ1と、前記チューブ1内の血流を閉塞
することのできる血液回路閉塞装置2と、チューブ1内
の血圧を測定することのできる圧力測定装置3と、シャ
ント部を圧迫することによってシャント部の血流を途絶
させることのできるシャント部圧迫装置4とを備えてい
る。
【0020】これらの装置は図1に示すとおり配置され
る。すなわち、チューブ1の途中に圧力測定装置3が備
えつけられ、この圧力測定装置3よりも血液導出側のチ
ューブ1の途中に血液回路閉塞装置2が備えつけられ
る。患者のシャント部にはシャント部圧迫装置4が備え
つけられる。血液回路閉塞装置2としては、チューブ1
内の血流を閉塞することのできる構造を有する限り、そ
の構造に特に制限がなく、たとえば、クランプ、ピンチ
コック等を挙げることができる。
【0021】圧力測定装置3としては、図2に示すよう
に目盛りを有する垂直分岐管5、あるいは図3に示すよ
うにゲージを有するゲージ装置6を使用することができ
る。シャント部圧迫装置4としては、患者のシャント部
を圧迫することによってシャント部の血流を途絶させる
ことができる限り、その構造に特に制限がなく、たとえ
ば電磁作動機構、具体的には電磁作動クランプを挙げる
ことができる。
【0022】前記の静脈圧測定装置を用いて、以下に説
明する方法で患者の中心静脈圧の測定を行うことができ
る。通常の人工透析時に行われる、ヘパリン加生理食塩
水を用いたチューブ1と圧力測定装置3とのプライミン
グを行い、その後チューブ1と圧力測定装置3とを、ヘ
パリン加生理食塩水を満たした状態にしておく。
【0023】患者をベットの上に仰臥位で寝かせ、胸壁
厚を測定し、この胸壁厚の中点より水平器を用いて平行
に延長した点と圧力測定装置3の目盛りあるいはゲージ
における零点とを一致させると共に、圧力測定装置3を
垂直に固定する。チューブ1内と圧力測定装置3内との
ヘパリン加生理食塩水を廃棄しないように、チューブ1
における血液導出側の一端と動脈側のシャント部とを接
続すると共に、チューブ1における血液返血側の他端と
静脈側のシャント部とを接続する。さらに、チューブ1
内に徐々に血液を入れる。
【0024】チューブ1内全体が血液によって満たされ
た後、シャント部圧迫装置4によってシャント部を脈拍
が関知されなくなるまで圧迫すると共に、血液回路閉塞
装置2によってチューブ1を閉塞することによって、血
液回路中の血流を一時途絶させる。圧力測定装置3の目
盛りあるいはゲージを読み取ることで、血流の途絶した
血液回路中の血圧を、測定することができる。
【0025】血液回路中の血圧を測定するのと同時に同
じ患者6名の中心静脈圧を、患者の右心房に近い部位ま
でカテーテルを挿入する中心静脈圧測定法によって測定
した。その結果、本願発明によって測定した血液回路中
の血圧を縦軸に、中心静脈圧測定法によって測定した中
心静脈圧を横軸にして、グラフを作成したところ図4に
示すようなグラフが得られた。さらに、このグラフよ
り、本願発明によって測定した血液回路中の血圧(V
P)と中心静脈圧測定法によって測定した中心静脈圧
(CVP)との間には、VP=1.034 CVP−
0.0081(R=0.999、P<0.0001)と
いう関係式が成り立つことが分かった。つまり、本願発
明によって測定した血液回路中の血圧と中心静脈圧測定
法によって測定した中心静脈圧との間には、相関関係が
あることが分かり、本願発明によって測定した血液回路
中の血圧より中心静脈圧を把握することができる。
【0026】(実施例2)図5は、手動による静脈圧測
定装置の全体回路図である。この静脈圧測定装置は、体
内から導出した血液を血液浄化装置7に送出する血液ポ
ンプ8と、ドリップチャンバ9、10と、送出された血
液を浄化する血液浄化装置7と、血液回路中の血圧を測
定する圧力測定装置3と、前記圧力測定装置3とドリッ
プチャンバ10とを結ぶ血液回路を閉塞する血液回路閉
塞装置2と、返血された静脈を圧迫するシャント部圧迫
装置4とを備えてなる。前記各装置はチューブによって
接続される。この静脈圧測定装置においては、体内から
導出した血液を血液浄化装置7に送出する血液ポンプ8
と、ドリップチャンバ9、10と、送出された血液を浄
化する血液浄化装置7と、血液回路閉塞装置2と、返血
された静脈を圧迫するシャント部圧迫装置4とで血液回
路が形成され、この血液回路中に、血液回路中の血圧を
測定する圧力測定装置3が設けられている。
【0027】各装置は図5に示すとおりに配置される。
すなわち、一端に留置針を備えた導出用チューブ11の
留置針を備えていない他端とドリップチャンバ9とが接
続される。この導出用チューブ11の途中に血液ポンプ
8が介装される。前記ドリップチャンバ9と血液浄化装
置7における血液導入口とがチューブ12によって接続
される。さらに、別のドリップチャンバ10と前記血液
浄化装置7における血液排出口とがチューブ13によっ
て接続され、このドリップチャンバ10と、一端に留置
針を備えた返血用チューブ14の留置針を備えていない
他端とが接続され、この返血用チューブ14の途中に分
岐管を設ける。この分岐管に圧力測定装置3を設け、こ
の圧力測定装置3とドリップチャンバ10との間に血液
回路閉塞装置2が備えつけられる。また、患者のシャン
ト部の腕にはシャント部圧迫装置4が備えつけられる。
【0028】血液ポンプ8は、図6に示される通り、先
端にローラー15を備えた回転部材16と、この回転部
材16を回転させる駆動装置(図示せず)と、一定の固
さを有する円周壁17とを有する。導出用チューブ11
は、ローラー15と円周壁17との間にはさまれるよう
に設置する。この血液ポンプ8は、駆動装置の作動によ
り回転部材16が回転すると、この回転部材16の先端
に設けられたローラー15が回転し、導出用チューブ1
1を圧迫し、導出用チューブ11内の血液を絞り出すよ
うに送り出す。
【0029】ドリップチャンバ9、10は、一般的には
軟質塩化ビニル成形品で形成することができる。ドリッ
プチャンバ9は、送り出されてきた血液を一時的に貯留
し、血液ポンプ8により生じた血液の脈動流を消失さ
せ、血液浄化装置7に一定流量で血液を供給する。ドリ
ップチャンバ10は、血液浄化装置7から排出された血
液を一時的に貯留し、血液浄化装置7から排出される小
気泡を分離してそれが体内に入らないようにする。
【0030】血液浄化装置7は、図7に示すように、装
置本体18に中空糸束19を収納してなる。この中空糸
束19は、熱硬化性樹脂20によって装置本体18の両
端開口部に固定される。また、この熱硬化性樹脂20
は、血液導入口21から入り血液排出口22から出る血
液と、透析液注入口23から入り透析液排出口24から
出る透析液とが直接に接触することがないように硬化さ
れる。
【0031】この血液浄化装置7は、血液を中空糸束1
9に流通させ、透析液を中空糸束19の外周面に接触、
流通させることによって、血液内の余分な水分を老廃物
と共に除き血液を浄化する。血液回路閉塞装置2は、返
血用チューブ14内の血流を閉塞することのできる構造
を有する限り、その構造に特に制限がなく、たとえば、
クランプ、ピンチコック等を挙げることができる。
【0032】圧力測定装置3としては、図2に示すよう
に目盛りを有する垂直分岐管5、あるいは図3に示すよ
うにゲージを有するゲージ装置6を使用することができ
る。この圧力測定装置3の目盛りあるいはゲージを読み
取ることによって、血液回路内の血圧を測定することが
できる。
【0033】シャント部圧迫装置4としては、患者のシ
ャント部を圧迫することによってシャント部の血流を途
絶させることができる限り、その構造に特に制限がな
く、たとえば電磁作動機構、具体的には電磁作動クラン
プを挙げることができる。前記の手動による静脈圧測定
装置を用いて、以下に詳細に説明する操作手順で患者の
静脈圧を測定し、本発明の方法にて血液の浄化を行うこ
とができる。
【0034】通常の人工透析時に行われる、ヘパリン加
生理食塩水を用いた方法によって、血液浄化装置7およ
び前記各チューブ11、12、13、14のプライミン
グを行う。この時に、圧力測定装置3内とこれをを取り
つける分岐管とを洗浄する。その後、各チューブ11、
12、13、14内および圧力測定装置3内は、ヘパリ
ン加生理食塩水を満たした状態にしておく。
【0035】患者をベットの上に仰臥位で寝かせ、胸壁
厚を測定し、この胸壁厚の中点より水平器を用いて平行
に延長した点と圧力測定装置3の目盛りあるいはゲージ
における零点とを一致させると共に、圧力測定装置3を
垂直に固定する。
【0036】シャント部の動脈側と導出用チューブ8の
留置針とを接続し、血液回路内のヘパリン加生理食塩水
を廃棄せずに、返血用チューブ11の留置針とシャント
部の静脈側とを接続する。この後、血液ポンプ8を作動
させ、血液を体内から血液回路内へ導入して、各チュー
ブ11、12、13、14内および圧力測定装置3内を
血液で満たす。血液が十分満たされたら血液ポンプ8を
停止させる。
【0037】透析開始前の患者の静脈圧を次の方法で測
定する。血液回路閉塞装置2により返血用チューブ14
を閉塞し、シャント部圧迫装置4によって、シャントに
よる脈拍が感知されなくなるまで、患者のシャント部を
圧迫する。次に、圧力測定装置3の目盛りあるいはゲー
ジを読み取ることにより、血流の途絶した血液回路中の
血圧を、測定することができた。
【0038】透析開始前の患者の静脈圧を測定した後、
血液回路閉塞装置2とシャント部圧迫装置4とをはず
し、血液ポンプ8を作動させると共に、血液浄化装置7
において透析液を透析液注入口23から流入させ、透析
液排出口24から流出するように循環させることにより
透析を開始する。
【0039】透析は、血液ポンプ8により血液がドリッ
プチャンバ9に送られ、このドリップチャンバ9で血液
の脈動流を消失させ、一定流量で血液を血液浄化装置7
の血液導入口21から、中空糸束19に流通させると共
に、透析液を透析液注入口23から注入することにより
行われる。この透析では、中空糸束19に流通させた血
液内の余分な水分を老廃物と共に取り除き血液を浄化す
ることができる。
【0040】透析中の患者の中心静脈圧を次の方法で測
定する。先ず、血液ポンプ8を停止させた後、血液回路
閉塞装置2でチューブ11を閉塞すると共に、シャント
部圧迫装置4によって、シャントによる脈拍が感知され
なくなるまで患者のシャント部を圧迫する。次に、圧力
測定装置3の目盛りあるいはゲージを読み取ることで、
血流の途絶した血液回路中の血圧を、測定することがで
きた。
【0041】実施例1と同じく、透析患者6名につい
て、前記方法による血液回路中の血圧の測定と、患者の
右心房に近い部位までカテーテルを挿入する中心静脈圧
測定法による中心静脈圧の測定とを同時に行った。その
結果、前記の血液回路中の血圧と、前記中心静脈圧との
間には、実施例1と同じく図4に示すグラフのような関
係があり、前記の血液回路中の血圧は中心静脈圧を表し
ていることが分かった。すなわち、血液回路中の血圧を
測定することによって、患者の中心静脈圧を把握するこ
とができる。
【0042】このようにして把握した透析中の患者の中
心静脈圧が、所定の範囲内であるか否かを確認し、除水
量が適切であるか否かを確認する。この結果、除水量が
最適である場合は透析を終了し、除水量が不足している
場合は、最適な除水速度を決定し透析を再開する。透析
を再開させる場合は、血液回路閉塞装置6とシャント部
圧迫装置7とをはずし、決定した最適な除水速度に対応
するように透析装置を作動させる。
【0043】透析中の所定時に随時患者の中心静脈圧を
前記の方法で血液回路中の血圧を測定することによって
把握し、この中心静脈圧が所定の範囲になるまで、すな
わち透析による除水量が最適となるまで、血液回路中の
血圧の測定と透析とを繰り返し行う。
【0044】さらに、この静脈圧測定装置によって10
0回以上の血液回路中の血圧の測定を行い、この装置の
安全性を確認した。その結果、シャントトラブル、感染
症、透析中のチューブの破損などの異常は発生しなかっ
た。故に、この静脈圧測定装置は、実用に必要な安全性
を備えている。
【0045】(実施例3)図8は、自動静脈圧測定装置
における各装置の全体配置図である。この自動静脈圧測
定装置は、実施例2の静脈圧測定装置に制御装置25を
備えたものである。各装置は、血液ポンプ8、血液回路
閉塞装置26、およびシャント部圧迫装置27が前記制
御装置25から出力される制御信号によって作動するも
のである他は、実施例2と同じである。
【0046】血液ポンプ8は、図6に示される通り、先
端にローラー15を備えた回転部材16と、制御装置2
5からの制御信号により作動する駆動装置(図示せず)
と、一定の固さを有する円周壁17とを有する。この血
液ポンプ8は、制御信号によって駆動装置が作動するこ
とにより回転部材16が回転する。それと共に回転部材
16の先端に設けられたローラー15が回転し、導出用
チューブ11を圧迫し、導出用チューブ11内の血液を
絞り出すように送り出す。
【0047】血液回路閉塞装置26は、制御装置25か
らの制御信号によって作動する構造を有する限り、その
構造に特に制限がない。シャント部圧迫装置27は、図
9に示すような、制御装置25からの制御信号によって
作動する電磁作動体28と、患者のシャント部の腕を圧
迫することのできる圧迫部29とからなる。制御装置2
5は血液ポンプ8、血液回路閉塞装置26、およびシャ
ント部圧迫装置27に制御信号を出力できるように、こ
の各装置に接続される。
【0048】この制御装置25は、図10に示すように
各装置を制御することができる。すなわち、血液ポンプ
8が作動し、血液回路閉塞装置26とシャント部圧迫装
置27とが作動しない状態において透析を行う(ステッ
プ31)。この途中で、制御装置25は、測定開始信号
が入力されたかを判断する(ステップ32)。測定開始
信号が入力された場合には、制御装置25は、血液ポン
プ8に制御信号を出力する。その信号によって血液ポン
プ8の駆動装置が停止して、血液ポンプによる送血が停
止される(ステップ33)。次に制御装置25から、血
液回路閉塞装置26とシャント部圧迫装置27とに制御
信号が出力される。この制御信号によって、血液回路閉
塞装置、およびシャント部圧迫装置の作動が行われ(ス
テップ34)、返血用チューブ14が閉塞されると共
に、シャント部が圧迫される。その後、透析装置を操作
している人は、目盛りまたはゲージを読み取ることによ
り、圧力測定装置による圧力の測定を行う(ステップ3
5)。
【0049】この自動静脈圧測定装置では、制御装置2
5に測定開始信号を入力した後、圧力測定装置3の目盛
りまたはゲージを読み取ることにより血液回路中の血圧
を測定することによって中心静脈圧を把握することがで
きる。
【0050】(実施例4)図11は、自動血液浄化装置
における各装置の配置図である。この自動血液浄化装置
は、制御装置28と圧力測定装置29との他は実施例3
と同じものである。さらに、この自動血液浄化装置を構
成する制御装置28以外の各装置は、実施例3と同じよ
うに配置される。制御装置28は、血液ポンプ8、除水
装置41、血液回路閉塞装置6、圧力測定装置29およ
びシャント部圧迫装置27に、制御信号を出力できるよ
うに接続される。
【0051】制御装置28としては、血液ポンプ8、血
液回路閉塞装置6、圧力測定装置29およびシャント部
圧迫装置27の作動を制御して圧力測定装置29からの
測定データーより透析中の中心静脈圧を把握でき、さら
にこの中心静脈圧を解析し最適な除水速度で透析が行え
るように前記の各装置の動作を制御できるものであれ
ば、その構造に特に制限がない。
【0052】先ずこの制御装置28に各装置を制御する
のに必要なデーター、圧力測定装置29からの測定デー
ターより透析中の中心静脈圧を把握するのに必要なデー
ター、および中心静脈圧を解析し最適な除水速度を決定
するのに必要なデーターを入力することによって、この
制御装置28は、図12に示すように各装置を制御する
ことができる。すなわち、制御装置28において、圧力
の測定をするかの決定が行われる(テップ36)。その
結果、圧力の測定をすると決定された場合は、制御装置
28から血液ポンプ8に制御信号が出力される。この信
号により血液ポンプ8の駆動装置が停止し、血液ポンプ
の停止が行われる(ステップ33)。次に、制御装置2
8から血液回路閉塞装置26とシャント部圧迫装置27
とに制御信号が出力される。この信号によって、血液回
路閉塞装置、およびシャント部圧迫装置の作動が行われ
(テップ34)、返血用チューブ14が閉塞されると共
に、シャント部が圧迫される。その後、圧力測定装置に
よる圧力の測定が行われる(ステップ35)。この測定
されたデーターが圧力測定装置29から制御装置28に
信号として出力される。制御装置28は、この信号であ
る測定データーの解析を行うこと(ステップ37)によ
って、患者の中心静脈圧を把握する。さらにこの中心静
脈圧が所定の範囲内か否かを制御装置28は解析し、最
適除水量を判定する(ステップ38)。このときに、最
適除水量(除水量か十分である)と決定した場合、制御
装置28は、透析終了とする(ステップ39)。最適除
水量ではない(除水が十分に行われていない)と決定し
た場合は、制御装置28は、除水速度の決定を行い(ス
テップ40)、この速度で透析を再開させる。透析を再
開させる時には、図示されていないが、制御装置28か
ら各装置に透析開始信号か出力され、その信号により血
液回路閉塞装置26とシャント部圧迫装置27との作動
が停止し血液回路中に血液を流すことができるようにす
る。その後、制御装置28からの信号によって血液ポン
プ8が作動することによって透析が再開される。
【0053】この制御装置28は、透析中の所定時に
は、随時中心静脈圧を把握し、最適な除水速度で透析が
行えるように各装置を制御する。この自動血液浄化装置
では、予め制御装置28に必要なデーターを入力し、装
置を設置した後は、特別な操作をすることなく自動的に
最適な透析を行うことができる。本発明は、前記実施例
に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で適
宜に変形して実施することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の血液浄化方法では、血流が停止
した血液回路中の血圧を測定することによって、患者の
中心静脈圧を把握できるので、最適な量の除水を行うこ
とができる。本発明の静脈圧測定装置では、血流が停止
した血液回路中の血圧を測定することによって、患者の
中心静脈圧を、透析中に随時容易に把握することができ
る。
【0055】本発明の自動血液浄化装置では、自動的
に、透析において最適量の除水を行うことができる。本
発明の静脈圧測定用分岐管付き血液回路では、圧力測定
用分岐管を設けているので、血液回路中の血圧を測定す
ることができ、患者の中心静脈圧を随時に容易に把握す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1の静脈圧力測定装置
における各装置の配置図である。
【図2】図2は、本発明における目盛りを有する垂直分
岐管である圧力測定装置を示す図である。
【図3】図3は、本発明におけるゲージを有するゲージ
装置である圧力測定装置を示す図である。
【図4】図4は、本願発明によって測定できる血液回路
中の血圧と中心静脈血圧との関係を示すグラフである。
【図5】図5は、本発明の実施例2の手動による静脈圧
力測定装置における各装置の配置図である。
【図6】図6は、本発明の実施例における、血液ポンプ
の構造図である。
【図7】図7は、本発明の実施例における、血液浄化装
置の一部欠損図である。
【図8】図8は、本発明の実施例3の自動静脈圧力測定
装置における各装置の配置図である。
【図9】図9は、本発明の実施例における、電磁作動体
を有するシャント部圧迫装置を示す図である。
【図10】図10は、本発明の実施例3の制御装置によ
る各装置の制御を示すフロー図である。
【図11】図11は、本発明の実施例4の自動血液浄化
装置における各装置の配置図である。
【図12】図12は、本発明の実施例4の制御装置によ
る各装置の制御を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 チューブ 2 血液回路閉塞装置 3 圧力測定装置 4 シャント部圧迫装置 5 垂直分岐管 6 ゲージ装置 7 血液浄化装置 8 血液ポンプ 9 ドリップチャンバ 10 ドリップチャンバ 11 導出用チューブ 12 チューブ 13 チューブ 14 返血用チューブ 15 ローラー 16 回転部材 17 円周壁 18 装置本体 19 中空糸束 20 熱硬化性樹脂 21 血液導入口 22 血液排出口 23 透析液注入口 24 透析液排出口 25 制御装置 26 血液回路閉塞装置 27 シャント部圧迫装置 28 電磁作動体 29 圧迫部 30 制御装置 31 透析を行うステップ 32 血圧測定開始信号が入力されたかの判断ステップ 33 血液ポンプの停止ステップ 34 血液回路閉塞装置、およびシャント部圧迫装置の
作動ステップ 35 圧力測定装置による圧力の測定ステップ 36 圧力の測定を開始するかの判断ステップ 37 測定データの解析ステップ 38 最適除水量かの判断ステップ 39 透析終了ステップ 40 除水速度の決定ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 敏昭 東京都渋谷区恵比寿3丁目43番2号 日機 装株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内から導出した血液を血液浄化装置に
    導いて血液を浄化し、浄化された血液を体内に返血する
    血液浄化方法において、体内からの血液の導出を停止し
    た状態下での返血回路中の血圧を測定し、その血圧が所
    定範囲内に維持されるように、血液浄化装置による除水
    量を制御することを特徴とする血液浄化方法。
  2. 【請求項2】 体内から導出され、血液浄化装置で浄化
    された血液を体内に返血する血液回路中に設けられた血
    圧測定装置と、血圧測定装置と血液浄化装置とを結ぶ血
    液回路中に設けられた血液回路閉塞装置と、シャント部
    を圧迫するシャント部圧迫装置とを備えてなることを特
    徴とする静脈圧測定装置。
  3. 【請求項3】 前記血圧測定装置が、返血回路に設けら
    れると共に測定目盛りを有する圧力測定用分岐管である
    前記請求項2に記載の静脈圧測定装置。
  4. 【請求項4】 前記血圧測定装置が、返血回路に設けら
    れた圧力測定ゲージである前記請求項2に記載の静脈圧
    測定装置。
  5. 【請求項5】 体内から導出した血液を血液浄化装置に
    送出する血液ポンプと、送出された血液を浄化する血液
    浄化装置と、血液浄化装置により浄化された血液を体内
    に返血する血液回路中に設けられた圧力測定装置と、前
    記圧力測定装置と血液浄化装置とを結ぶ血液回路を閉塞
    する血液回路閉塞装置と、シャント部を圧迫するシャン
    ト部圧迫装置とを備え、 血液浄化途中の任意の時点で、血液ポンプを停止させ、
    血液回路閉塞装置で血液回路を閉塞し、シャント部圧迫
    装置でシャント部を圧迫し、圧力測定装置で血圧を測定
    するようにしてなることを特徴とする静脈圧測定装置。
  6. 【請求項6】 体内から導出した血液を血液浄化装置に
    送出する血液ポンプと、送出された血液を浄化する血液
    浄化装置と、血液浄化装置により浄化された血液を体内
    に返血する血液回路中に設けられた圧力測定装置と、前
    記圧力測定装置と血液浄化装置とを結ぶ血液回路を閉塞
    する血液回路閉塞装置と、シャント部を圧迫するシャン
    ト部圧迫装置と、前記各装置を制御する制御装置とを備
    え、 血液浄化途中の任意の時点で、血液ポンプを停止させ、
    血液回路閉塞装置で血液回路を閉塞し、シャント部圧迫
    装置でシャント部を圧迫し、圧力測定装置で血圧を自動
    測定することができるようにしてなることを特徴とする
    静脈圧測定装置。
  7. 【請求項7】 前記シャント部圧迫装置が、前記制御装
    置から出力される指令信号により作動する電磁作動機構
    を備える前記請求項5に記載の静脈圧測定装置。
  8. 【請求項8】 体内から導出した血液を血液浄化装置に
    送出する血液ポンプと、送出された血液を浄化する血液
    浄化装置と、血液浄化装置により浄化された血液を体内
    に返血する血液回路中に設けられた圧力測定装置と、前
    記圧力測定装置と血液浄化装置とを結ぶ血液回路を閉塞
    する血液回路閉塞装置と、シャント部を圧迫するシャン
    ト部圧迫装置と、前記各装置を制御する制御装置とを備
    え、 血液浄化途中の任意の時点で、血液ポンプを停止させ、
    血液回路閉塞装置で血液回路を閉塞し、シャント部圧迫
    装置でシャント部を圧迫し、圧力測定装置で血圧を自動
    測定し、測定された血圧に応じて血液浄化装置における
    除水速度を自動制御することを特徴とする自動血液浄化
    装置。
  9. 【請求項9】 前記シャント部圧迫装置が、前記制御装
    置から出力される指令信号により作動する電磁作動機構
    を備える前記請求項8に記載の自動血液浄化装置。
  10. 【請求項10】 体内から導出された血液を血液浄化装
    置に導入し、浄化後の血液を体内に返血するように構成
    された体外循環用血液回路において、返血側回路の主回
    路の一部に、圧力測定用分岐管を設けたことを特徴とす
    る静脈圧測定用分岐管付き血液回路。
  11. 【請求項11】 前記圧力測定用分岐管に測定目盛を有
    することを特徴とする前記請求項10に記載の静脈圧測
    定用分岐管付き血液回路。
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