JP2007504225A5

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Publication number: JP2007504225A5
Application number: JP2006525335A
Authority: JP
Filing date: 2004-08-04
Publication date: 2015-05-21
Anticipated expiration: 2024-08-04

Description

Claims

α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、ω−６脂肪酸およびω−９脂肪酸を含む脂質系であって、
前記ω−６脂肪酸の前記α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）に対する比率が、０．２５：１から３：１であり、
前記ω−９脂肪酸の前記α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）に対する比率が、１：１から３：１であり、ならびに
前記脂質系が、脂質系の全重量を基準にして、１７から５４％のα−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、１７から２１％のリノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、１９から５２％のオレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、および４７％未満の飽和脂肪酸を含む、前記脂質系。
前記ω−６脂肪酸の前記α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）に対する比率が、０．３：１から２．５：１である、請求項１に記載の脂質系。
炭素原子数が１２より多い飽和脂肪酸を含む天然油をさらに含み、前記飽和脂肪酸が、脂質１００ｇあたり４７ｇ未満の量で存在する、請求項１に記載の脂質系。
前記ω−６脂肪酸が、リノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、γ−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−６）、エイコサジエン酸（Ｃ２０：２ｎ−６）、アラキドン酸（Ｃ２０：４ｎ−６）、ジ−ホモ−γ−リノレン酸（Ｃ２０：３ｎ−６）、およびこれらの組合せから成る群より選択される、請求項１に記載の脂質系。
前記ω−９脂肪酸が、オレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エライジン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エイコセン酸（Ｃ２０：１ｎ−９）、エルカ酸（Ｃ２２：１ｎ−９）およびネルボン酸（Ｃ２４：１ｎ−９）、ならびにこれらの組合せから成る群より選択される、請求項１に記載の脂質系。
前記脂質系が、脂質系の重量の３０から９０％のアマニ油、０から５９％の高オレイン酸ベニバナ油、および０から７％のトウモロコシ油を含む、請求項１に記載の脂質系。
液体栄養製品、固体栄養製品、半固体栄養製品、乳濁液として提供される製品、粉末として提供される製品、およびソフトゼラチンカプセルとして提供される製品から成る群より選択される、請求項１に記載の脂質系を含む製品。
糖不耐性の個体の耐糖能を改善するための、請求項１に記載の脂質系。
インスリン抵抗性の個体のインスリン感受性を改善するための、請求項１に記載の脂質系。
血管疾患の危険性のある個体において血管疾患の危険性を低減するための、請求項１に記載の脂質系。
個体に栄養を提供するための、請求項７に記載の製品。
ａ）α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、ω−６脂肪酸およびω−９脂肪酸を含む脂質系であって、
ｉ）前記ω−６脂肪酸の前記α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）に対する比率が、０．２５：１と３：１の間であり、および
ｉｉ）前記ω−９脂肪酸の前記α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）に対する比率が、１：１と３：１の間であり、ならびに
ｂ）全カロリー量の５から３５％を提供する蛋白質成分、全カロリー量の１０から９０％を提供する炭水化物、および全カロリー量の５から７０％を提供する脂質成分
を含み、前記脂質系が、脂質系の全重量を基準にして、１７から５４％のα−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、１７から２１％のリノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、１９から５２％のオレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、および４７％未満の飽和脂肪酸を含む、栄養製品。
前記ω−６脂肪酸の前記α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）に対する比率が、０．３：１から２．５：１である、請求項１２に記載の栄養製品。
炭素原子数が１２より多い飽和脂肪酸をさらに含み、前記飽和脂肪酸が、脂質１００ｇあたり４７ｇ未満の量で存在する、請求項１２に記載の栄養製品。
前記ω−６脂肪酸が、リノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、γ−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−６）、エイコサジエン酸（Ｃ２０：２ｎ−６）、アラキドン酸（Ｃ２０：４ｎ−６）、ジ−ホモ−γ−リノレン酸（Ｃ２０：３ｎ−６）、およびこれらの組合せから成る群より選択され、ならびに前記ω−９脂肪酸が、オレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エライジン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エイコセン酸（Ｃ２０：１ｎ−９）、エルカ酸（Ｃ２２：１ｎ−９）およびネルボン酸（Ｃ２４：１ｎ−９）、ならびにこれらの組合せから成る群より選択される、請求項１２に記載の栄養製品。
脂質系の重量の３０から９０％のアマニ油、０から５９％の高オレイン酸ベニバナ油、および０から７％のトウモロコシ油を含む、請求項１２に記載の栄養製品。
糖不耐性の個体の耐糖能を改善するための、請求項１２に記載の栄養製品。
インスリン抵抗性の個体のインスリン感受性を改善するための、請求項１２に記載の栄養製品。
血管疾患の危険性のある個体において血管疾患の危険性を低減するための、請求項１２に記載の栄養製品。
個体に栄養を提供するための、請求項１２に記載の栄養製品。
ω−３脂肪酸、ω−６脂肪酸およびω−９脂肪酸を含む脂質系を含有する、糖不耐性の個体の耐糖能を改善するための医薬剤形であって、
前記ω−６脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、０．２５：１と３：１の間であり、
前記ω−９脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、１：１と３：１の間であり、
前記脂質系が、脂質系の全重量を基準にして、１７から５４％のα−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、１７から２１％のリノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、１９から５２％のオレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、および４７％未満の飽和脂肪酸を含む、前記医薬剤形。
前記ω−６脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、０．３：１と２．５：１の間である、請求項２１に記載の医薬剤形。
前記ω−３脂肪酸が、α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、ステアリドン酸（Ｃ１８：４ｎ−３）、エイコサペンタエン酸（Ｃ２０：５ｎ−３）、ドコサペンタエン酸（Ｃ２２：５ｎ−３）、ドコサヘキサエン酸（Ｃ２２：６ｎ−３）、およびこれらの組合せから成る群より選択され、前記ω−６脂肪酸が、リノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、γ−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−６）、エイコサジエン酸（Ｃ２０：２ｎ−６）、アラキドン酸（Ｃ２０：４ｎ−６）、ジ−ホモ−γ−リノレン酸（Ｃ２０：３ｎ−６）、およびこれらの組合せから成る群より選択され、ならびに前記ω−９脂肪酸が、オレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エライジン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エイコセン酸（Ｃ２０：１ｎ−９）、エルカ酸（Ｃ２２：１ｎ−９）およびネルボン酸（Ｃ２４：１ｎ−９）、ならびにこれらの組合せから成る群より選択される、請求項２１に記載の医薬剤形。
前記脂質系が、脂質系の重量の３０から９０％のアマニ油、０から５９％の高オレイン酸ベニバナ油、および０から７％のトウモロコシ油を含む、請求項２１に記載の医薬剤形。
ω−３脂肪酸、ω−６脂肪酸およびω−９脂肪酸を含む脂質系を含有する、インスリン抵抗性の個体のインスリン感受性を改善するための医薬剤形であって、
前記ω−６脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、０．２５：１と３：１の間であり、
前記ω−９脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、１：１と３：１の間であり、
前記脂質系が、脂質系の全重量を基準にして、１７から５４％のα−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、１７から２１％のリノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、１９から５２％のオレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、および４７％未満の飽和脂肪酸を含む、前記医薬剤形。
前記ω−６脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、０．３：１と２．５：１の間である、請求項２５に記載の医薬剤形。
前記ω−３脂肪酸が、α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、ステアリドン酸（Ｃ１８：４ｎ−３）、エイコサペンタエン酸（Ｃ２０：５ｎ−３）、ドコサペンタエン酸（Ｃ２２：５ｎ−３）、ドコサヘキサエン酸（Ｃ２２：６ｎ−３）、およびこれらの組合せから成る群より選択され、前記ω−６脂肪酸が、リノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、γ−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−６）、エイコサジエン酸（Ｃ２０：２ｎ−６）、アラキドン酸（Ｃ２０：４ｎ−６）、ジ−ホモ−γ−リノレン酸（Ｃ２０：３ｎ−６）、およびこれらの組合せから成る群より選択され、ならびに前記ω−９脂肪酸が、オレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エライジン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エイコセン酸（Ｃ２０：１ｎ−９）、エルカ酸（Ｃ２２：１ｎ−９）およびネルボン酸（Ｃ２４：１ｎ−９）、ならびにこれらの組合せから成る群より選択される、請求項２５に記載の医薬剤形。
前記脂質系が、脂質系の重量の３０から９０％のアマニ油、０から５９％の高オレイン酸ベニバナ油、０から７％のトウモロコシ油、および０から７％の大豆レシチンを含む、請求項２５に記載の医薬剤形。
ω−３脂肪酸、ω−６脂肪酸およびω−９脂肪酸を含む脂質系を含有する、血管疾患の危険性のある個体において血管疾患の危険性を低減するための医薬剤形であって、
前記ω−６脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、０．２５：１と３：１の間であり、
前記ω−９脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、１：１と３：１の間であり、
前記脂質系が、脂質系の全重量を基準にして、１７から５４％のα−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、１７から２１％のリノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、１９から５２％のオレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、および４７％未満の飽和脂肪酸を含む、前記医薬剤形。
前記ω−６脂肪酸の前記ω−３脂肪酸に対する比率が、０．３：１と２．５：１の間である、請求項２９に記載の医薬剤形。
前記ω−３脂肪酸が、α−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−３）、ステアリドン酸（Ｃ１８：４ｎ−３）、エイコサペンタエン酸（Ｃ２０：５ｎ−３）、ドコサペンタエン酸（Ｃ２２：５ｎ−３）、ドコサヘキサエン酸（Ｃ２２：６ｎ−３）、およびこれらの組合せから成る群より選択され、前記ω−６脂肪酸が、リノール酸（Ｃ１８：２ｎ−６）、γ−リノレン酸（Ｃ１８：３ｎ−６）、エイコサジエン酸（Ｃ２０：２ｎ−６）、アラキドン酸（Ｃ２０：４ｎ−６）、ジ−ホモ−γ−リノレン酸（Ｃ２０：３ｎ−６）、およびこれらの組合せから成る群より選択され、ならびに前記ω−９脂肪酸が、オレイン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エライジン酸（Ｃ１８：１ｎ−９）、エイコセン酸（Ｃ２０：１ｎ−９）、エルカ酸（Ｃ２２：１ｎ−９）およびネルボン酸（Ｃ２４：１ｎ−９）、ならびにこれらの組合せから成る群より選択される、請求項２９に記載の医薬剤形。
前記脂質系が、脂質系の重量の３０から９０％のアマニ油、０から５９％の高オレイン酸ベニバナ油、および０から７％のトウモロコシ油を含む、請求項２９に記載の医薬剤形。
前記血管疾患の危険性が、血管機能障害である、請求項２９に記載の医薬剤形。
前記血管機能障害が、血管拡張障害、血流低下および高血圧から成る群より選択される、請求項３３に記載の医薬剤形。
前記血管疾患の危険性が、血中脂質レベル上昇である、請求項３３に記載の医薬剤形。