JP2007334987A - ヘッド退避装置、記憶装置およびヘッド退避方法 - Google Patents

ヘッド退避装置、記憶装置およびヘッド退避方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不必要なヘッド退避をなくし、性能を向上させること。
【解決手段】磁気ディスク装置100は、落下センサー190から磁気ディスク装置100が落下しているか否かを示す落下信号を取得し、カウンタ値算出部210bは、この落下信号に基づいてカウンタ値を算出する(磁気ディスク装置100が落下している時間を積算し、磁気ディスク装置100が落下していない時間を減算する)。そして、退避判定部210cが、算出したカウンタ値と第1および第2の閾値とを比較してヘッドを退避させるか否かを判定する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、落下を検出して記憶媒体面上のヘッドを退避させるヘッド退避装置、記憶装置およびヘッド退避方法に関し、特に、不必要なヘッド退避を防止し、性能を向上させることができるヘッド退避装置、記憶装置およびヘッド退避方法に関するものである。
磁気ディスク装置は、主に、汎用コンピュータの補助記憶装置として利用される他、大容量のランダムアクセス記録を必要とする業務用専用装置に用いられる。また、近年、家庭電化製品のデジタル化が進み、音声映像などのデータをデジタルデータとして記録する用途が生じてきたことから一般の家庭製品での利用も増えている(例えば、ハードディスクビデオレコーダー、携帯音楽再生装置等)。
しかし、磁気ディスク装置は落下等の強い衝撃を受けた場合、ヘッドがディスク面に衝突してディスクに傷が付き、データの読み書きが不可能となる場合がある。特に動作中の落下が故障しやすいため、携帯用途で使用される磁気ディスク装置を内蔵した製品を扱う場合は強い衝撃を与えないように注意を払う必要があった。
そこで、特許文献1では、磁気ディスク装置の落下によるディスク面の損傷を防止するために、落下センサーを利用し、磁気ディスク装置の自由落下を検出した場合にヘッドをディスク面上から退避させるという技術が公開されている。
特開2002−8336号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、突発的な外乱あるいは周期的な振動などの影響により落下を誤検出してしまい、そのたびにディスク面上のヘッドを退避してしまうため、磁気ディスク装置の性能が低下してしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、不必要なヘッド退避をなくし、性能を向上させることができるヘッド退避装置、記憶装置、およびヘッド退避方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、落下を検出してディスク面上のヘッドを退避させるヘッド退避装置および記憶装置であって、落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出部と、前記カウンタ値算出部によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、落下を検出してディスク面上のヘッドを退避させるヘッド退避方法であって、落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出工程と、前記カウンタ値算出工程によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出し、算出したカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定するので、落下誤検出によるヘッド退避を防止し、性能を向上させることができる。
また、本発明は、上記発明において、前記カウンタ値算出部は、落下している時間の増加に伴って前記カウンタ値に所定値を加算し、落下していない時間の増加に伴って前記カウンタ値から所定値を減算することを特徴とする。
本発明によれば、落下している時間の増加に伴って前記カウンタ値に所定値を加算し、落下していない時間の増加に伴って前記カウンタ値から所定値を減算するので、正確にヘッド退避実行の有無を判定することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記落下していない時間を監視する非落下時間監視部を更に備え、前記非落下時間監視部は、前記落下していない時間の増加に伴って、非落下時間を示す非落下カウンタ値に所定値を加算し、落下が検出された場合に、前記非落下カウンタ値を初期値に戻すことを特徴とする。
本発明によれば、落下していない時間の増加に伴って、非落下時間を示す非落下カウンタ値に所定値を加算し、落下が検出された場合に、非落下カウンタ値を初期値に戻すので、非落下カウンタ値が負になることがなくなり、処理を単純にすることができる。
本発明によれば、突発的な振動を落下として誤検出した場合に発生する性能低下を防ぐことができ、コンピュータや家庭製品などの装置に本発明にかかるヘッド退避装置、記憶装置およびヘッド退避方法を適用した場合に、振動や揺れを気にせず安心して利用することができるなど、装置の利用価値を高めることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るヘッド退避装置、記憶装置およびヘッド退避方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴について説明する。図1は、本実施例にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための説明図である。同図に示すように、本実施例にかかる磁気ディスク装置は、落下センサーから磁気ディスク装置が落下しているか否かを示す落下信号を取得し、この落下信号に基づいてカウンタ値を算出する。このカウンタ値は、磁気ディスク装置が落下している時間を積算し、磁気ディスク装置が落下していない時間を減算した値となる(このようにカウンタ値を算出する方式をアップダウンカウンタ方式と表記する)。そして、本実施例にかかる磁気ディスク装置は、算出したカウンタ値が所定値を超えた場合(図1に示す例では、第1の閾値および第2の閾値を超えた場合)に、ヘッドを退避させる。
このように、本実施例にかかる磁気ディスク装置は、落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出し、算出したカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定するので、突発的な外乱などによって落下センサーが落下を誤検出した場合であっても、ヘッドを退避させるか否かを正確に判断することができ、不必要なヘッド退避を防止することができる。
つぎに、本実施例にかかる磁気ディスク装置の構成について説明する。図2は、本実施例にかかる磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この磁気ディスク装置100は、磁気ディスク110と、ランプ120と、ヘッド130と、アクチュエータ140と、リードチャネル150と、サーボコンボチップ160と、ショックセンサー170と、インターフェース180と、落下センサー190と、RAM200と、制御部210と、ROM220とを備えて構成される。なお、その他の構成は、ロード・アンロード方式にかかる一般的な磁気ディスク装置と同様であるため、説明を省略する。
磁気ディスク110は、金属またはガラス製の薄い円盤(ディスク)状の基板に磁性膜を形成した記録媒体である。この磁気ディスク110にデータの記録を行う場合には、磁気ディスク110のデータを記録する記録領域に、ヘッド130からの磁界を照射して、磁気ディスク110の磁性体の磁化状態を変化させることによって、データを記録する。また、磁気ディスク110からデータの再生を行う場合には、再生対象となる磁気ディスク110上の記録領域にヘッド130を移動させ、磁気ディスク110の磁性体の磁化状態を読み取り、データを再生する。
なお、磁気ディスク110には固定シリンダ(あるいはアンロードシリンダ)が設定されている。磁気ディスク装置100がヘッド130をランプ120に退避させる場合には、一旦、磁気ディスク110に設定された固定シリンダにヘッド130を移動させた後に、ヘッド130をランプ120に退避させる。磁気ディスク110に設定された固定シリンダの位置とランプ120の位置との距離は一定に保たれている。ここで、ランプ120は、退避時のヘッド130を停止させる部品である。
ヘッド130は、磁気ディスク110に対するデータの記録および再生を行う装置である。また、このヘッド130は、磁気ディスク110からトラック位置などを制御するためのサーボ信号を読み出し、このサーボ信号を磁気ディスク110から再生された再生データと共にリードチャネル150に出力する。
アクチュエータ140は、ボイスコイルモータ(VCM)を備え、サーボコンボチップ160から出力される制御電流によってヘッド130を移動させる装置である。リードチャネル150は、ヘッド130から再生データおよびサーボ信号を取得し、取得した再生データおよびサーボ信号を制御部210に出力する装置である。
サーボコンボチップ160は、制御部210からの指示に従って、制御電流をアクチュエータ140に出力し、ヘッド130の移動を制御する装置である。また、サーボコンボチップ160は、図示しないスピンドルモータに制御電流を出力し、磁気ディスク110の回転制御も行う。
ショックセンサー170は、磁気ディスク装置100に与えられる衝撃を検出するセンサーである。また、このショックセンサー170は、検出した衝撃にかかる情報を、サーボコンボチップ160を介して制御部210に出力する。
インターフェース180は、図示しないホストコンピュータとの間における通信を制御する装置である。落下センサー190は、3軸(X−Y−Z)全方位で磁気ディスク装置100の自由落下を検出し、磁気ディスク装置100が落下しているか否かの情報を示す落下信号を制御部210に出力するセンサーである。磁気ディスク装置100が落下している場合には、落下信号は「high」となり、磁気ディスク装置100が落下していない場合には、落下信号は「low」となる。
RAM200は、制御部210による各種処理に必要なデータを記憶する装置であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、記録・再生データ200aと、カウンタ値200bと、非落下カウンタ値200cとを記憶している。
このうち、記録・再生データ200aは、ホストコンピュータから取得した磁気ディスク110に記録するデータあるいは磁気ディスク110から再生されたデータを示す。磁気ディスク装置100は、磁気ディスク110に記録するデータおよび磁気ディスク110から読み出すデータを一旦、RAM200に記憶させる。
カウンタ値200bは、磁気ディスク装置100が落下している時間の増加および磁気ディスク装置100が落下していない時間の増加に伴って変動する値である。具体的に、このカウンタ値200bは、磁気ディスク装置100が落下している時間が増加するにしたがって所定値が加算(積算)され、磁気ディスク装置が落下していない時間が増加するにしたがって減算される。このカウンタ値200bの値が所定の閾値を超えた場合に、ヘッド130はランプ120に退避される。
非落下カウンタ値200cは、磁気ディスク装置100が落下していない時間を示す値である。図3は、非落下カウンタ値200cの変動を説明するための説明図である。同図に示すように、この非落下カウンタ値200cは、磁気ディスク装置100の落下していない時間が増加するにしたがって所定値が加算され、磁気ディスク装置100が落下した時点で、初期値に戻される。このように、加算を利用して非落下カウンタ値200cをカウントするので、非落下カウンタ値200cの値が負になることがなくなり、処理を単純にすることができる。
制御部210は、ROM220に記録された各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを用いて、種種の処理を実行する装置であり、特に、本発明に密接に関連するものとしては、データ処理部210aと、カウンタ値算出部210bと、退避判定部210cと、アクチュエータ制御部210dとを備える。
このうち、データ処理部210aは、ホストコンピュータから取得したデータを記録・再生データ200aに記録すると共に、ホストコンピュータからの要求に応じて、記録・再生データ200aからデータ(磁気ディスク110から再生されたデータなど)を取得し、ホストコンピュータに出力する処理部である。
カウンタ値算出部210bは、落下センサー190から落下信号を取得し、磁気ディスク装置100が落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って、カウンタ値200bおよび非落下カウンタ値200cを算出する処理部である。具体的に、このカウンタ値算出部210bは、落下している時間の増加に伴って、所定値(例えば1)をカウンタ値200bに積算し、落下していない時間の増加に伴って、カウンタ値200bから所定値(例えば1)を減算する。
また、カウンタ値算出部210bは、落下していない時間の増加に伴って、所定値(例えば1)を非落下カウンタ値200cに加算し、磁気ディスク装置100が落下を開始した時点で、非落下カウンタ値200cを初期値に戻す。
退避判定部210cは、第1の閾値および第2の閾値と、カウンタ値200bとを比較して、ヘッド130を退避させるか否かを判定する処理部である。具体的に、この退避判定部210cは、カウンタ値200bが第1の閾値を超えた場合に、ヘッド130を固定シリンダに移動させると判定し、カウンタ値200bが第2の閾値を超えた場合に、ヘッド130を固定シリンダからランプ120に移動させると判定する。
また、退避判定部210cは、非落下カウンタ値200cを参照して、磁気ディスク装置100の状態を監視する。非落下カウンタ値200cが増え続けていれば、磁気ディスク装置100は落下していないこととなる。
アクチュエータ制御部210dは、退避判定部210cの判定結果に基づいてサーボコンボチップ160に制御命令を出力し、ヘッド130を所定の位置に移動させる処理部である。具体的に、このアクチュエータ制御部210dは、退避判定部210cがヘッド130を固定シリンダに移動させると判定した場合には、制御命令をサーボコンボチップ160に出力してヘッド130を固定シリンダに移動させる。
また、アクチュエータ制御部210dは、退避判定部210cがヘッド130を固定シリンダからランプ120に退避させると判定した場合には、制御命令をサーボコンボチップ160に出力してヘッド130を固定シリンダからランプ120に退避させる。なお、アクチュエータ制御部210dは、磁気ディスク110に対するデータの記録あるいは再生を行う場合にも、ヘッド130を磁気ディスク110の所定の領域に移動させる。
続いて、本実施例にかかる磁気ディスク装置100の処理について説明する。図4は、本実施例にかかる磁気ディスク装置100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、磁気ディスク装置100は、カウンタ値算出部210bが落下センサー190から落下信号を取得してカウンタ値200bを算出し(ステップS101)、退避判定部210cは、カウンタ値200bが第1の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS102)。
カウンタ値200bが第1の閾値を超えていない場合には(ステップS103,No)、ステップS101に移行し、カウンタ値200bが第1の閾値を超えた場合には(ステップS103,Yes)、アクチュエータ制御部210dがヘッド130を固定シリンダにシークさせる(ステップS104)。
そして、退避判定部210cは、カウンタ値200bが第2の閾値を超えたか否かを判定し(ステップS105)、カウンタ値200bが第2の閾値を超えていない場合には(ステップS106,No)、ステップS101に移行し、カウンタ値200bが第2の閾値を超えた場合には(ステップS106,Yes)、アクチュエータ制御部210dはヘッド130を固定シリンダからランプ120に退避させる(ステップS107)。
このように、カウンタ値算出部210bが落下センサー190から入力される落下信号に基づいてカウンタ値200bを算出し、退避判定部210cがカウンタ値200bを第1の閾値および第2の閾値と比較することによってヘッド退避の有無を判定するので、不必要なヘッド退避を防止することができる。
上述してきたように、本実施例にかかる磁気ディスク装置100は、落下センサー190から磁気ディスク装置100が落下しているか否かを示す落下信号を取得し、カウンタ値算出部210bは、この落下信号に基づいてカウンタ値を算出する(落下している時間を積算し、落下していない時間を減算する)。そして、退避判定部210cが、算出したカウンタ値と第1および第2の閾値とを比較してヘッドを退避させるか否かを判定するので、突発的な外乱などによって落下センサーが落下を誤検出した場合であっても、ヘッドを退避させるか否かを正確に判断することができ、不必要なヘッド退避を防止することができる。
また、不必要なヘッド退避を防止することによって、データの記録・再生を行っているヘッドを退避させてしまうことがなくなるので、磁気ディスク装置100の性能を向上させることができる。
ところで、上記実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを磁気ディスク装置(コンピュータ)に備えられたCPU(Central Processing Unit)(若しくは、MCU(Micro Control Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの処理装置)で実行することによって実現することができる。図2に示す例では、ROM220に上記した各種の処理を実現する各種のプログラムが記憶されており、制御部210がROM220に記録された各種のプログラムを読み出して実行することにより、上述した各種の処理部(データ処理部210a、カウンタ値算出部210b、退避判定部210c、アクチュエータ制御部210d)の機能を実現する各種プロセスが起動される。
なお、各種プログラムは、必ずしも最初からROMに記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各種プログラムを記憶しておき、コンピュータがこれらから各種プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(MCU、MPU)および当該CPU(MCU、MPU)にて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)落下を検出して記憶媒体面上のヘッドを退避させるヘッド退避装置であって、
落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出部と、
前記カウンタ値算出部によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定部と、
を備えたことを特徴とするヘッド退避装置。
(付記2)前記カウンタ値算出部は、落下している時間の増加に伴って前記カウンタ値に所定値を加算し、落下していない時間の増加に伴って前記カウンタ値から所定値を減算することを特徴とする付記1に記載のヘッド退避装置。
(付記3)前記落下していない時間を監視する非落下時間監視部を更に備え、前記非落下時間監視部は、前記落下していない時間の増加に伴って、非落下時間を示す非落下カウンタ値に所定値を加算し、落下が検出された場合に、前記非落下カウンタ値を初期値に戻すことを特徴とする付記1または2に記載のヘッド退避装置。
(付記4)落下を検出して記憶媒体面上のヘッドを退避させる記憶装置であって、
落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出部と、
前記カウンタ値算出部によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定部と、
を備えたことを特徴とする記憶装置。
(付記5)前記カウンタ値算出部は、落下している時間の増加に伴って前記カウンタ値に所定値を加算し、落下していない時間の増加に伴って前記カウンタ値から所定値を減算することを特徴とする付記4に記載の記憶装置。
(付記6)前記落下していない時間を監視する非落下時間監視部を更に備え、前記非落下時間監視部は、前記落下していない時間の増加に伴って、非落下時間を示す非落下カウンタ値に所定値を加算し、落下が検出された場合に、前記非落下カウンタ値を初期値に戻すことを特徴とする付記4または5に記載の記憶装置。
(付記7)落下を検出して記憶媒体面上のヘッドを退避させるヘッド退避方法であって、
落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出工程と、
前記カウンタ値算出工程によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするヘッド退避方法。
(付記8)前記カウンタ値算出工程は、落下している時間の増加に伴って前記カウンタ値に所定値を加算し、落下していない時間の増加に伴って前記カウンタ値から所定値を減算することを特徴とする付記7に記載のヘッド退避方法。
(付記9)前記落下していない時間を監視する非落下時間監視工程を更に含み、前記非落下時間監視工程は、前記落下していない時間の増加に伴って、非落下時間を示す非落下カウンタ値に所定値を加算し、落下が検出された場合に、前記非落下カウンタ値を初期値に戻すことを特徴とする付記7または8に記載のヘッド退避方法。
以上のように、本発明にかかるヘッド退避装置、記憶装置およびヘッド退避方法は、落下を検出してディスク面からヘッドを退避させる磁気ディスク装置等対して有用であり、特に、落下の誤検出にかかる性能低下を防止する場合に適している。
本実施例にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための説明図である。 本実施例にかかる磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。 非落下カウンタ値の変動を説明するための説明図である。 本実施例にかかる磁気ディスク装置の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 磁気ディスク装置
110 磁気ディスク
120 ランプ
130 ヘッド
140 アクチュエータ
150 リードチャネル
160 サーボコンボチップ
170 ショックセンサー
180 インターフェース
190 落下センサー
200 RAM
200a 記録・再生データ
200b カウンタ値
200c 非落下カウンタ値
210 制御部
210a データ処理部
210b カウンタ値算出部
210c 退避判定部
210d アクチュエータ制御部
220 ROM

Claims (6)

  1. 落下を検出して記憶媒体面上のヘッドを退避させるヘッド退避装置であって、
    落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出部と、
    前記カウンタ値算出部によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定部と、
    を備えたことを特徴とするヘッド退避装置
  2. 前記カウンタ値算出部は、落下している時間の増加に伴って前記カウンタ値に所定値を加算し、落下していない時間の増加に伴って前記カウンタ値から所定値を減算することを特徴とする請求項1に記載のヘッド退避装置。
  3. 前記落下していない時間を監視する非落下時間監視部を更に備え、前記非落下時間監視部は、前記落下していない時間の増加に伴って、非落下時間を示す非落下カウンタ値に所定値を加算し、落下が検出された場合に、前記非落下カウンタ値を初期値に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載のヘッド退避装置。
  4. 落下を検出して記憶媒体面上のヘッドを退避させる記憶装置であって、
    落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出部と、
    前記カウンタ値算出部によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定部と、
    を備えたことを特徴とする記憶装置
  5. 前記カウンタ値算出部は、落下している時間の増加に伴って前記カウンタ値に所定値を加算し、落下していない時間の増加に伴って前記カウンタ値から所定値を減算することを特徴とする請求項4に記載の記憶装置。
  6. 落下を検出して記憶媒体面上のヘッドを退避させるヘッド退避方法であって、
    落下している時間の増加および落下していない時間の増加に伴って変動するカウンタ値を算出するカウンタ値算出工程と、
    前記カウンタ値算出工程によって算出されたカウンタ値に基づいてヘッドを退避させるか否かを判定する退避判定工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするヘッド退避方法。
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