JP2005011407A - ハードディスクドライブ - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の環境条件の下で所定以上の転送レートを保証する、特にAV用途のハードディスクドライブを提供すること。
【解決手段】本発明に係るHDD1は、所定の温度、湿度、気圧、振動、または加速度の条件下で、動画のデータを書き込みまたは読み出すときの転送レートを所定以上維持する。例えば、前記所定の転送レートは、シングルストリームの転送レートをA(Mbps)、当該ハードディスクドライブが読み出しまたは書き込みするストリーム数をN(本)とした場合、1.1×A×N(Mbps)とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係るHDD1は、所定の温度、湿度、気圧、振動、または加速度の条件下で、動画のデータを書き込みまたは読み出すときの転送レートを所定以上維持する。例えば、前記所定の転送レートは、シングルストリームの転送レートをA(Mbps)、当該ハードディスクドライブが読み出しまたは書き込みするストリーム数をN(本)とした場合、1.1×A×N(Mbps)とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば音声や動画等のデータを書き込み及び読み出しするAV(Audio Visual)用途向けのハードディスクドライブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からのハードディスクドライブ(以下、HDD(Hard Disk Drive)という。)の仕様書によれば、保存環境条件、動作環境条件などが厳密に定められている。かかる仕様書中には通常、動作環境条件において、ハードエラーが発生しないこと、あるいは永久的なダメージが起きないことが約束されている。
【0003】
PC(Personal Computer)に用いられるHDDは、データ読み出し、あるいは書き込み要求に対して、必ずしも実時間での応答を要求されるものではない。すなわち、一般的には何度リトライを繰り返してもデータを読み出せればよいし、書き込めればよい。
【0004】
AV用途のHDDでは、例えば、ディスクの欠陥が発生した場合でも動画データ等のディスクへの記録位置の連続性を維持し、再生時の蓄積手段のデータの転送レートが低下することを抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−185909号公報(段落[0080]等、図13等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般のPC(Personal Computer)に用いられるHDDが動画等の大きなデータサイズの読み出し、書き込みを行う場合、すなわち連続的なAVストリームを行う場合には問題がある。例えば、動画像の再生時においては画像の動きが停止することを避けるため、常に読み出しが継続されなければならない。瞬時のエラーや誤動作に対応するためにはRAM(Random Access Memory)等のバッファを用いて、エラー部分を外部から隠すことはできる。しかし、この方法では継続的な振動などの条件下ではバッファがあふれてしまい、結局は画像の動きが停止してしまう。この原因はHDDがあくまでも動作保証しかされていないためであり、性能保証されていないことに起因している。
【0007】
また、HDDの仕様はドライブベンダー間の差もあり、PC用途としてはほぼ同じ仕様で仕様書等に記述されているにもかかわらず、AV用途での性能は保証されているものではなかった。
【0008】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、所定の環境条件の下で所定以上の転送レートを保証する、特にAV用途のハードディスクドライブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るハードディスクドライブは、少なくとも動画を書き込み及び読み出し可能なハードディスクドライブであって、所定の温度、湿度、気圧、振動、または加速度の条件下で、前記動画のデータを書き込みまたは読み出すときの転送レートを所定以上維持する。例えば、前記所定の転送レートは、シングルストリームの転送レートをA(Mbps)、当該ハードディスクドライブが読み出しまたは書き込みするストリーム数をN(本)とした場合、1.1×A×N(Mbps)とする。
【0010】
本発明では、どのような環境条件下でも所定の転送レートを保証できることをハードディスクドライブの特性の基準とすることができる。これにより、所定の環境条件下でも、特にAV用途のハードディスクドライブとしての性能保証をすることができ、アプリケーションシステムとしても動作及び性能を保証することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るHDDの内部を概略的に示した平面図である。HDD1は矩形箱状のケース31を備えている。ケース31内には、両面に磁気記録層がそれぞれ設けられたディスク状の記憶媒体であるディスク23と、このディスク23を支持および回転させるディスクの駆動機構としてのスピンドルモータ(SPM)32と、HSA(Head Stack Assembly)33とが配置されている。HSA33は、ディスク23に対する信号の読み書きを行う素子である磁気ヘッド34と、磁気ヘッド34を先端に支持した複数のアーム35と、これらのアーム35をディスク23の面に沿って移動させるように回動自在に支持するピボット・ベアリング36と、ボイスコイルモータ(VCM)37とで構成されている。また、ケース31内には、スピンドルモータ(SPM)32、ボイスコイルモータ(VCM)37及びヘッドの制御を行うためのコントローラ、メモリ、ハードディスクコントローラ、その他の回路を搭載したプリント回路基板(図示せず)が装着されている。
【0013】
このように構成されたHDD1がAVデータを読み書きするためには、まず、磁気ヘッド34がAVデータが記録されているトラックに移動(シーク)し、次に、磁気ディスク23が回転して磁気ヘッド34の下に読み書きすべきセクタが来るまで待った後、AVデータを読み出し、または、書き込みする。
【0014】
さらに、隣接したセクタは磁気ヘッド34の移動も回転待ちもなく続けて読み出すことができる。連続しない複数のセクタを読み出すためには、少なくとも磁気ヘッド34の移動及び回転待ちという2つの工程を繰り返し行う必要があり、連続したセクタを読み出す場合に較べて、磁気ヘッド34の移動する時間と回転待ちの時間がデータを読むことのできない時間として余分に必要になる。
【0015】
すなわち、映像、音声等の時間的に継続して転送される大量のデータを記録再生する場合、データが複数のトラックにまたがって書き込まれる場合がある。そのため、読み書き中にトラックから別のトラックへのトラックジャンプ動作(シーク動作)や、回転待ちが必要となる。当然この間はデータの読み書きは一切行われない。
【0016】
次に、HDD1の転送レートについて説明する。
【0017】
本実施の形態では、AV用途のHDDとしての性能を規定するための転送レートを以下の通り規定する。
1.AVストリームを想定してX(MB(メガバイト))の連続データの書き込みを行う。ストリームとは、動画等を読み書きする場合に、すべてのデータをバッファで受け取る前に読み書きを開始するものである。
2.書き込みコマンド発行後、書き込み完了フラグが立つまでの時間T1(sec)を計測する。
3.書き込み転送レートを8X/T1(Mbps)と算出する(8bit=1Byte)。
4.上記書き込みデータを読み出す。読み出しコマンド発行後読み出し完了フラグが立つまでの時間T2(sec)を計測する。
5.読み出し転送レートを8X/T2(Mbps)と算出する。
ただし、この規定において、最初の書き込み位置、あるいは読み出し位置への磁気ヘッド34の移動時間を測定対象から除くため、各々最初のヘッドアクセス時間は除いて算出するものとする。
【0018】
本実施の形態では、このような規定にしたがって測定された転送レートを用いてあらゆる環境条件下での判断を行うものとする。ただし、評価基準となる数値についてはAVストリームの特性に応じたものとする必要があり、記録方式によって以下の転送レートが必要となる。
【0019】
例えば、MPEG(Motion Picture Experts Group)2であればDVD相当の画質で10(Mbps)程度、DV(Digital Video)方式の場合30〜40(Mbps)程度必要である。また、HD(High Definition)方式の場合150(Mbps)、HD方式の場合であってJPEG(Joint Photographic Expert Group)であれば25(Mbps)程度(画質依存性あり)必要である。
【0020】
このように、必要とされる転送レートは想定される信号によって変わる。また、アプリケーションとしての必要性があれば複数のストリームに対応しなければならず、この場合は上記数値の数倍の値が必要となる。例えば読み出しストリーム1本及び書き込みストリーム1本(シングルストリーム)を保証するには、シングルストリームの転送レート×2の転送レートが必要となるため、例えばMPEG2を想定した場合20(Mbps)が上記転送レートの評価基準となる。
【0021】
しかし、2本のストリームを順次記録再生するためには、上述したようにヘッド34の移動等のための切り替え時間を必要とするため、マージンを見込む必要がある。ヘッド34の移動時間は通常、上記転送レートの数パーセント相当と見積もることができる。
【0022】
例えば、ディスク23上のフルストローク時間(ディスク23上のデータ記憶領域の最外周から最内周までヘッド34が移動する時間)をTf(msec)、必要とされるシングルストリームの転送レートをA(Mbps)、必要とされるストリーム数をN(本)とすると、N本のストリームをすべてシークするのに必要な時間は、
Tf×N(msec)
であり、従ってこの時間内に、本来転送可能なデータ量は、
Tf×N×A/1000(Mbits)
となる。したがって、この程度のマージンを予め見込んで仕様として設定する必要がある。
【0023】
また、ディスク23全面をヘッド34がシークした場合、ディスクの回転数、ドライブサイズ等に依存はするが、概ね往復で30(msec)程度は必要となるため、これを転送レートに換算すると、数パーセント程度である。したがって、10%程度の余裕を見込む必要がある。
【0024】
以上より、転送レートの評価基準としては、上記規定にしたがって測定された転送レートが常に満たすべき仕様として、
転送レート>1.1×A×N(Mbps)・・・(式1)
となる。
【0025】
次に上記転送レートの測定を実現するための測定システムについて説明する。
【0026】
図2はその一実施の形態に係るシステムを示す図である。例えばHDD1をケーブル4によりPC5に接続する。HDD1は例えばIDE(Integrated Drive Electronics)のI/F(インターフェース)、例えばATA(AT Attachment)を備えている。PC5はHDD1を動作させるためにIDEのコマンドを発生させる。この機能は汎用のIDEコマンドジェネレータなどを用いても実現可能である。また、IDE信号を解析するためのバスアナライザ8がPC5とHDD1との間に接続されている。これによって、コマンド発行後に実際のデータが転送されるのに必要な時間が正確に求められ、転送レートの算出が可能になる。
【0027】
このようなシステムにおいて、PC5は必要な容量のデータを準備し、この書き込みコマンドを発行する。これに応じてHDD1はヘッド34を所定の位置にシークさせ、データの書き込みを開始する。この際、データがAVデータである場合には、書き込みデータ量が大きいためヘッド34はトラックジャンプも含めた動作を行う。このシステムによって、大きなデータの連続書き込みにおける実効的な転送レートが求められる。このように動作をさせた後、バスアナライザ8を用いて実際にコマンド終了までに要した時間を計測する。ここから、実効的な転送レートが算出できる。
【0028】
一般的にHDD1は内周から外周にわたっていくつかのゾーンに分割されている。各ゾーンは信号の周波数を調整することによって概略同程度の線記録密度となるようになっている。このため、各ゾーンにおいて上記特性の測定を行う必要がある。
【0029】
各ゾーンの測定結果をまとめると、例えば図3のような結果となる。この図では一般的な結果を示している。ディスク23の外周側での転送レートが高く内周側へ行くに従って転送レートが低くなって行く。従って、最も低い最内周での転送レートが上記転送レート(式1)を満たすか否かによって判断することができる。
【0030】
上記測定システムを用いて実際にHDD1の評価を行った。評価の実例を図4に示す。本測定では2.5インチHDD1を用いて、常温(20°C〜30°C)で実測を行った。この測定結果では最内周の転送レートで100(Mbps)を確保しており、この場合、MPEG2の10(Mbps)のストリームの記録を考えても、十分余裕があると考えられる。
【0031】
例えば10(Mbps)のストリームを3本の書き込み要求があれば、少なくとも30(Mbps)以上が必要となる。またあるいは、10(Mbps)のストリームを3本それぞれの書き込み及び読み出し要求が30×2(Mbps)以上が必要となる。本実施の形態ではこのような転送レートをあらゆる環境条件下でこの特性を確保できるようにしなければならない。
【0032】
次に、各環境下での測定方法について述べる。
【0033】
まず温度環境について説明する。図5に示すように、恒温恒湿槽7内に評価対象のHDD1を例えば複数並べ、それぞれのHDD1からIDEのインターフェースを有するケーブル4を引き出し、恒温恒湿槽7の外部に設置したPC5または図示しないIDEコマンドジェネレータに接続する。また、それぞれのケーブル4にバスアナライザ8を接続する。この状態で、各HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0034】
以下、この恒温恒湿槽7の温湿度条件の例を示す。
1.動作条件
(1)「65°C、30%」、(2)「35°C、90%」、(3)「20°C、20%」、(4)「−5°C」
2.非動作条件(HDD1が通電していないとき、あるいは保存時の条件)
(1)「−40°C、96時間」(低温保存)、(2)「65°C、80%、96時間」(高温保存)、(3)「−40°C、2時間」と、「80°C、2時間」とを繰り返し25サイクル(ヒートショック)
【0035】
次に、振動環境について説明する。図6に示すように、評価対象のHDD1を振動装置10に固定し、それぞれのHDD1からケーブル4を引き出しPC5に接続する。また、それぞれのケーブル4にバスアナライザ8を接続する。この状態で、各HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0036】
以下、この振動装置10の振動条件の例を示す。
1.動作条件
(1)実効加速度0.76(G)、20分以上加振(ランダム振動、帯域125(Hz))、(2)500(Hz)までの単一周波数振動(最大1(G))
2.非動作条件(HDD1が通電していないとき、あるいは保存時の条件)
実効加速度1.5(G)、1時間加振(ランダム振動、帯域125(Hz))
【0037】
次に減圧環境について説明する。図7に示すように、評価対象のHDD1を例えば減圧チャンバー11内に複数設置し、それぞれのHDD1からIDEのインターフェースを有するケーブル4を引き出し、減圧チャンバー11の外部に設置したPC5または図示しないIDEコマンドジェネレータに接続する。PC5は減圧チャンバー11内に設置するようにしてもよい。また、それぞれのケーブル4にバスアナライザ8を接続する。この状態で、各HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0038】
以下、減圧チャンバー11の減圧条件の例を示す。
(1)動作条件
高度3000(m)以上(約7×104(Pa)以下)
(2)非動作条件(HDD1が通電していないとき、あるいは保存時の条件)
高度10000(m)以上(約2.5×104(Pa)以下)
【0039】
次に衝撃環境について説明する。図8に示すように、衝撃試験機12のテーブル14にHDD1を設置し所定の衝撃を与える。符号13はアンビルを示す。この衝撃はHDD1に対して例えば6方向から加えられるようにHDD1の設置方向を変えて試験するものとする。各方向に対して所定の衝撃を加えた後、試験機12からHDD1を取り外し、正常に設置された状態においてHDD1を、バスアナライザ8を介してPC5に接続する。そして、この状態で、HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0040】
以下、衝撃試験機12の衝撃条件の例を示す。
(1)動作時衝撃
衝撃加速度>180(G)(持続時間<2(msec))
(2)非動作時衝撃
衝撃加速度>800(G)(持続時間<2(msec))
【0041】
衝撃以外の保存または非動作環境においては、本動作環境における試験と同様の設置をし、保存または非動作環境条件下においた後一般環境下でドライブへ所定の信号を書き込み必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、どのような環境条件下でも所定の転送レートを保証できることをHDDの特性の基準とすることができる。これにより、所定の環境条件下でも、特にAV用途のHDDとしての性能保証をすることができ、アプリケーションシステムとしても動作及び性能を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るハードディスクドライブの内部を概略的に示した平面図である。
【図2】転送レートの測定を実現するための測定システムを示す図である。
【図3】転送レートの各ゾーンごとの測定結果を示す一般的なグラフである。
【図4】ディスク全面上での転送レートの実験結果を示すグラフである。
【図5】所定の温湿度条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【図6】所定の振動条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【図7】所定の減圧条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【図8】所定の衝撃条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【符号の説明】
A…シングルストリームの転送レート
N…ストリーム本数
1…HDD
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば音声や動画等のデータを書き込み及び読み出しするAV(Audio Visual)用途向けのハードディスクドライブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からのハードディスクドライブ(以下、HDD(Hard Disk Drive)という。)の仕様書によれば、保存環境条件、動作環境条件などが厳密に定められている。かかる仕様書中には通常、動作環境条件において、ハードエラーが発生しないこと、あるいは永久的なダメージが起きないことが約束されている。
【0003】
PC(Personal Computer)に用いられるHDDは、データ読み出し、あるいは書き込み要求に対して、必ずしも実時間での応答を要求されるものではない。すなわち、一般的には何度リトライを繰り返してもデータを読み出せればよいし、書き込めればよい。
【0004】
AV用途のHDDでは、例えば、ディスクの欠陥が発生した場合でも動画データ等のディスクへの記録位置の連続性を維持し、再生時の蓄積手段のデータの転送レートが低下することを抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−185909号公報(段落[0080]等、図13等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般のPC(Personal Computer)に用いられるHDDが動画等の大きなデータサイズの読み出し、書き込みを行う場合、すなわち連続的なAVストリームを行う場合には問題がある。例えば、動画像の再生時においては画像の動きが停止することを避けるため、常に読み出しが継続されなければならない。瞬時のエラーや誤動作に対応するためにはRAM(Random Access Memory)等のバッファを用いて、エラー部分を外部から隠すことはできる。しかし、この方法では継続的な振動などの条件下ではバッファがあふれてしまい、結局は画像の動きが停止してしまう。この原因はHDDがあくまでも動作保証しかされていないためであり、性能保証されていないことに起因している。
【0007】
また、HDDの仕様はドライブベンダー間の差もあり、PC用途としてはほぼ同じ仕様で仕様書等に記述されているにもかかわらず、AV用途での性能は保証されているものではなかった。
【0008】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、所定の環境条件の下で所定以上の転送レートを保証する、特にAV用途のハードディスクドライブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るハードディスクドライブは、少なくとも動画を書き込み及び読み出し可能なハードディスクドライブであって、所定の温度、湿度、気圧、振動、または加速度の条件下で、前記動画のデータを書き込みまたは読み出すときの転送レートを所定以上維持する。例えば、前記所定の転送レートは、シングルストリームの転送レートをA(Mbps)、当該ハードディスクドライブが読み出しまたは書き込みするストリーム数をN(本)とした場合、1.1×A×N(Mbps)とする。
【0010】
本発明では、どのような環境条件下でも所定の転送レートを保証できることをハードディスクドライブの特性の基準とすることができる。これにより、所定の環境条件下でも、特にAV用途のハードディスクドライブとしての性能保証をすることができ、アプリケーションシステムとしても動作及び性能を保証することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るHDDの内部を概略的に示した平面図である。HDD1は矩形箱状のケース31を備えている。ケース31内には、両面に磁気記録層がそれぞれ設けられたディスク状の記憶媒体であるディスク23と、このディスク23を支持および回転させるディスクの駆動機構としてのスピンドルモータ(SPM)32と、HSA(Head Stack Assembly)33とが配置されている。HSA33は、ディスク23に対する信号の読み書きを行う素子である磁気ヘッド34と、磁気ヘッド34を先端に支持した複数のアーム35と、これらのアーム35をディスク23の面に沿って移動させるように回動自在に支持するピボット・ベアリング36と、ボイスコイルモータ(VCM)37とで構成されている。また、ケース31内には、スピンドルモータ(SPM)32、ボイスコイルモータ(VCM)37及びヘッドの制御を行うためのコントローラ、メモリ、ハードディスクコントローラ、その他の回路を搭載したプリント回路基板(図示せず)が装着されている。
【0013】
このように構成されたHDD1がAVデータを読み書きするためには、まず、磁気ヘッド34がAVデータが記録されているトラックに移動(シーク)し、次に、磁気ディスク23が回転して磁気ヘッド34の下に読み書きすべきセクタが来るまで待った後、AVデータを読み出し、または、書き込みする。
【0014】
さらに、隣接したセクタは磁気ヘッド34の移動も回転待ちもなく続けて読み出すことができる。連続しない複数のセクタを読み出すためには、少なくとも磁気ヘッド34の移動及び回転待ちという2つの工程を繰り返し行う必要があり、連続したセクタを読み出す場合に較べて、磁気ヘッド34の移動する時間と回転待ちの時間がデータを読むことのできない時間として余分に必要になる。
【0015】
すなわち、映像、音声等の時間的に継続して転送される大量のデータを記録再生する場合、データが複数のトラックにまたがって書き込まれる場合がある。そのため、読み書き中にトラックから別のトラックへのトラックジャンプ動作(シーク動作)や、回転待ちが必要となる。当然この間はデータの読み書きは一切行われない。
【0016】
次に、HDD1の転送レートについて説明する。
【0017】
本実施の形態では、AV用途のHDDとしての性能を規定するための転送レートを以下の通り規定する。
1.AVストリームを想定してX(MB(メガバイト))の連続データの書き込みを行う。ストリームとは、動画等を読み書きする場合に、すべてのデータをバッファで受け取る前に読み書きを開始するものである。
2.書き込みコマンド発行後、書き込み完了フラグが立つまでの時間T1(sec)を計測する。
3.書き込み転送レートを8X/T1(Mbps)と算出する(8bit=1Byte)。
4.上記書き込みデータを読み出す。読み出しコマンド発行後読み出し完了フラグが立つまでの時間T2(sec)を計測する。
5.読み出し転送レートを8X/T2(Mbps)と算出する。
ただし、この規定において、最初の書き込み位置、あるいは読み出し位置への磁気ヘッド34の移動時間を測定対象から除くため、各々最初のヘッドアクセス時間は除いて算出するものとする。
【0018】
本実施の形態では、このような規定にしたがって測定された転送レートを用いてあらゆる環境条件下での判断を行うものとする。ただし、評価基準となる数値についてはAVストリームの特性に応じたものとする必要があり、記録方式によって以下の転送レートが必要となる。
【0019】
例えば、MPEG(Motion Picture Experts Group)2であればDVD相当の画質で10(Mbps)程度、DV(Digital Video)方式の場合30〜40(Mbps)程度必要である。また、HD(High Definition)方式の場合150(Mbps)、HD方式の場合であってJPEG(Joint Photographic Expert Group)であれば25(Mbps)程度(画質依存性あり)必要である。
【0020】
このように、必要とされる転送レートは想定される信号によって変わる。また、アプリケーションとしての必要性があれば複数のストリームに対応しなければならず、この場合は上記数値の数倍の値が必要となる。例えば読み出しストリーム1本及び書き込みストリーム1本(シングルストリーム)を保証するには、シングルストリームの転送レート×2の転送レートが必要となるため、例えばMPEG2を想定した場合20(Mbps)が上記転送レートの評価基準となる。
【0021】
しかし、2本のストリームを順次記録再生するためには、上述したようにヘッド34の移動等のための切り替え時間を必要とするため、マージンを見込む必要がある。ヘッド34の移動時間は通常、上記転送レートの数パーセント相当と見積もることができる。
【0022】
例えば、ディスク23上のフルストローク時間(ディスク23上のデータ記憶領域の最外周から最内周までヘッド34が移動する時間)をTf(msec)、必要とされるシングルストリームの転送レートをA(Mbps)、必要とされるストリーム数をN(本)とすると、N本のストリームをすべてシークするのに必要な時間は、
Tf×N(msec)
であり、従ってこの時間内に、本来転送可能なデータ量は、
Tf×N×A/1000(Mbits)
となる。したがって、この程度のマージンを予め見込んで仕様として設定する必要がある。
【0023】
また、ディスク23全面をヘッド34がシークした場合、ディスクの回転数、ドライブサイズ等に依存はするが、概ね往復で30(msec)程度は必要となるため、これを転送レートに換算すると、数パーセント程度である。したがって、10%程度の余裕を見込む必要がある。
【0024】
以上より、転送レートの評価基準としては、上記規定にしたがって測定された転送レートが常に満たすべき仕様として、
転送レート>1.1×A×N(Mbps)・・・(式1)
となる。
【0025】
次に上記転送レートの測定を実現するための測定システムについて説明する。
【0026】
図2はその一実施の形態に係るシステムを示す図である。例えばHDD1をケーブル4によりPC5に接続する。HDD1は例えばIDE(Integrated Drive Electronics)のI/F(インターフェース)、例えばATA(AT Attachment)を備えている。PC5はHDD1を動作させるためにIDEのコマンドを発生させる。この機能は汎用のIDEコマンドジェネレータなどを用いても実現可能である。また、IDE信号を解析するためのバスアナライザ8がPC5とHDD1との間に接続されている。これによって、コマンド発行後に実際のデータが転送されるのに必要な時間が正確に求められ、転送レートの算出が可能になる。
【0027】
このようなシステムにおいて、PC5は必要な容量のデータを準備し、この書き込みコマンドを発行する。これに応じてHDD1はヘッド34を所定の位置にシークさせ、データの書き込みを開始する。この際、データがAVデータである場合には、書き込みデータ量が大きいためヘッド34はトラックジャンプも含めた動作を行う。このシステムによって、大きなデータの連続書き込みにおける実効的な転送レートが求められる。このように動作をさせた後、バスアナライザ8を用いて実際にコマンド終了までに要した時間を計測する。ここから、実効的な転送レートが算出できる。
【0028】
一般的にHDD1は内周から外周にわたっていくつかのゾーンに分割されている。各ゾーンは信号の周波数を調整することによって概略同程度の線記録密度となるようになっている。このため、各ゾーンにおいて上記特性の測定を行う必要がある。
【0029】
各ゾーンの測定結果をまとめると、例えば図3のような結果となる。この図では一般的な結果を示している。ディスク23の外周側での転送レートが高く内周側へ行くに従って転送レートが低くなって行く。従って、最も低い最内周での転送レートが上記転送レート(式1)を満たすか否かによって判断することができる。
【0030】
上記測定システムを用いて実際にHDD1の評価を行った。評価の実例を図4に示す。本測定では2.5インチHDD1を用いて、常温(20°C〜30°C)で実測を行った。この測定結果では最内周の転送レートで100(Mbps)を確保しており、この場合、MPEG2の10(Mbps)のストリームの記録を考えても、十分余裕があると考えられる。
【0031】
例えば10(Mbps)のストリームを3本の書き込み要求があれば、少なくとも30(Mbps)以上が必要となる。またあるいは、10(Mbps)のストリームを3本それぞれの書き込み及び読み出し要求が30×2(Mbps)以上が必要となる。本実施の形態ではこのような転送レートをあらゆる環境条件下でこの特性を確保できるようにしなければならない。
【0032】
次に、各環境下での測定方法について述べる。
【0033】
まず温度環境について説明する。図5に示すように、恒温恒湿槽7内に評価対象のHDD1を例えば複数並べ、それぞれのHDD1からIDEのインターフェースを有するケーブル4を引き出し、恒温恒湿槽7の外部に設置したPC5または図示しないIDEコマンドジェネレータに接続する。また、それぞれのケーブル4にバスアナライザ8を接続する。この状態で、各HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0034】
以下、この恒温恒湿槽7の温湿度条件の例を示す。
1.動作条件
(1)「65°C、30%」、(2)「35°C、90%」、(3)「20°C、20%」、(4)「−5°C」
2.非動作条件(HDD1が通電していないとき、あるいは保存時の条件)
(1)「−40°C、96時間」(低温保存)、(2)「65°C、80%、96時間」(高温保存)、(3)「−40°C、2時間」と、「80°C、2時間」とを繰り返し25サイクル(ヒートショック)
【0035】
次に、振動環境について説明する。図6に示すように、評価対象のHDD1を振動装置10に固定し、それぞれのHDD1からケーブル4を引き出しPC5に接続する。また、それぞれのケーブル4にバスアナライザ8を接続する。この状態で、各HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0036】
以下、この振動装置10の振動条件の例を示す。
1.動作条件
(1)実効加速度0.76(G)、20分以上加振(ランダム振動、帯域125(Hz))、(2)500(Hz)までの単一周波数振動(最大1(G))
2.非動作条件(HDD1が通電していないとき、あるいは保存時の条件)
実効加速度1.5(G)、1時間加振(ランダム振動、帯域125(Hz))
【0037】
次に減圧環境について説明する。図7に示すように、評価対象のHDD1を例えば減圧チャンバー11内に複数設置し、それぞれのHDD1からIDEのインターフェースを有するケーブル4を引き出し、減圧チャンバー11の外部に設置したPC5または図示しないIDEコマンドジェネレータに接続する。PC5は減圧チャンバー11内に設置するようにしてもよい。また、それぞれのケーブル4にバスアナライザ8を接続する。この状態で、各HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0038】
以下、減圧チャンバー11の減圧条件の例を示す。
(1)動作条件
高度3000(m)以上(約7×104(Pa)以下)
(2)非動作条件(HDD1が通電していないとき、あるいは保存時の条件)
高度10000(m)以上(約2.5×104(Pa)以下)
【0039】
次に衝撃環境について説明する。図8に示すように、衝撃試験機12のテーブル14にHDD1を設置し所定の衝撃を与える。符号13はアンビルを示す。この衝撃はHDD1に対して例えば6方向から加えられるようにHDD1の設置方向を変えて試験するものとする。各方向に対して所定の衝撃を加えた後、試験機12からHDD1を取り外し、正常に設置された状態においてHDD1を、バスアナライザ8を介してPC5に接続する。そして、この状態で、HDD1へ所定の信号を書き込み、必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0040】
以下、衝撃試験機12の衝撃条件の例を示す。
(1)動作時衝撃
衝撃加速度>180(G)(持続時間<2(msec))
(2)非動作時衝撃
衝撃加速度>800(G)(持続時間<2(msec))
【0041】
衝撃以外の保存または非動作環境においては、本動作環境における試験と同様の設置をし、保存または非動作環境条件下においた後一般環境下でドライブへ所定の信号を書き込み必要時間を実測する。また、書き込んだ信号を読み出し必要時間を実測する。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、どのような環境条件下でも所定の転送レートを保証できることをHDDの特性の基準とすることができる。これにより、所定の環境条件下でも、特にAV用途のHDDとしての性能保証をすることができ、アプリケーションシステムとしても動作及び性能を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るハードディスクドライブの内部を概略的に示した平面図である。
【図2】転送レートの測定を実現するための測定システムを示す図である。
【図3】転送レートの各ゾーンごとの測定結果を示す一般的なグラフである。
【図4】ディスク全面上での転送レートの実験結果を示すグラフである。
【図5】所定の温湿度条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【図6】所定の振動条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【図7】所定の減圧条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【図8】所定の衝撃条件下で転送レートを測定するためのシステムを示す図である。
【符号の説明】
A…シングルストリームの転送レート
N…ストリーム本数
1…HDD
Claims (6)
- 少なくとも動画のデータを書き込み及び読み出し可能なハードディスクドライブであって、
所定の温度、湿度、気圧、振動、または加速度の条件下で、前記動画のデータを書き込みまたは読み出すときの転送レートを所定以上維持することを特徴とするハードディスクドライブ。 - 請求項1に記載のハードディスクドライブであって、
シングルストリームの転送レートをA(Mbps)、当該ハードディスクドライブが読み出しまたは書き込みするストリーム数をN(本)とした場合、前記所定の転送レートは1.1×A×N(Mbps)とすることを特徴とするハードディスクドライブ。 - 請求項1に記載のハードディスクドライブであって、
前記所定の温度及び湿度条件は、当該ハードディスクドライブの動作時に、65°Cで30%、35°Cで90%、20°Cで20%、または−5°Cであり、
当該ハードディスクドライブの非動作時に、−40°Cで96時間保存、65°C及び80%で96時間保存、または、−40°Cで2時間保存と、80°Cで2時間保存とを25サイクルであること特徴とするハードディスクドライブ。 - 請求項1に記載のハードディスクドライブであって、
前記所定の気圧条件は、当該ハードディスクドライブの動作時に、7×104(Pa)以下であり、
当該ハードディスクドライブの非動作時に、2.5×104(Pa)以下であることを特徴とするハードディスクドライブ。 - 請求項1に記載のハードディスクドライブであって、
前記所定の振動条件は、当該ハードディスクドライブの動作時に、実効加速度0.76(G)で20分以上のランダム振動、または500(Hz)までの単一周波数振動であり、
当該ハードディスクドライブの非動作時に、実効加速度1.5(G)で1時間以上のランダム振動であることを特徴とするハードディスクドライブ。 - 請求項1に記載のハードディスクドライブであって、
前記所定の加速度条件は、当該ハードディスクドライブの動作時に、衝撃加速度が180(G)以上であり、
当該ハードディスクドライブの非動作時に、衝撃加速度が800(G)以上であることを特徴とするハードディスクドライブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003172636A JP2005011407A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | ハードディスクドライブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003172636A JP2005011407A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | ハードディスクドライブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005011407A true JP2005011407A (ja) | 2005-01-13 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003172636A Pending JP2005011407A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | ハードディスクドライブ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005011407A (ja) |
-
2003
- 2003-06-17 JP JP2003172636A patent/JP2005011407A/ja active Pending
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