JP2007334828A - 電子商取引システムおよびキャリアサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子商店の出店者が行なうべき各種処理を、小規模事業者でも円滑に行なうことのできる電子商取引システムおよびキャリアサーバを提供すること。
【解決手段】キャリアサーバは、商品の出荷状況を管理するための出荷用コードを電子商店端末、集荷業者端末および配送業者端末に送信し、発注者による商品の受領を管理するための受領用コードを発注者端末および配送業者端末に送信する。集荷業者端末および配送業者端末は、電子商店の出店者により商品の梱包用材に貼り付けられた出荷用コードに基づく出荷用2次元コードを撮影し、キャリアサーバより予め受取った出荷用コードと一致した場合に集荷確認の連絡を行なう(S3,S4)。また、配送業者端末は、発注者の操作に応じて発注者端末より受領用コードを取得し、キャリアサーバより予め受取った受領用コードと一致した場合に受領確認の連絡を行なう(S5)。
【選択図】図20

Description

本発明は、電子商取引システムおよびキャリアサーバに関し、特に、2次元コード読み取り可能な複数の携帯電話端末とキャリアサーバとを備えた電子商取引システム、および、2次元コード読み取り可能な複数の携帯電話端末と通信可能なキャリアサーバに関する。
電子商取引を行なう場合、一般的に、商品の販売者(電子商店の出店者)は、PC(Personal Computer)をツールにインターネット上のショッピングモールに出店し、商品を展示する。たとえば、特許文献1では、商品の販売者により管理される販売センター端末は、ワークステーション、サーバー等の情報処理装置によって構成されており、内部または外部の記憶装置内に商品管理DB(データベース)を格納することが記載されている。
また、従来より、電子商取引を円滑に行なうための一策として、バーコードを利用した技術が提案されている。たとえば、特許文献1には、商品購入者の携帯電話端末に内蔵されたバーコード読み取り装置を利用することで、販売センター端末へのアクセスを容易にすることが開示されている。
また、バーコードに関連した技術として、特許文献2には、建設工事用資機材に設けられたバーコードの情報をユーザ端末が接続するバーコードリーダによって読み取ることが開示されている。これによると、建設工事用資機材の効率の良い管理を行なうことが可能となる。
特開2004−102608号公報 特開平10−131491号公報
従来の電子商取引において、電子商店の出店者は、PCがツールであり、受注業務以外はマニュアル作業が多い。たとえば、商品を受注すると、電子商店の出店者は、宅配業者等に商品発送を依頼し、代金の回収を行なわなければならない。また、受注確認や発送連絡等を電子メールで発信したり、場合によっては、返品の受付もしなければならない。
このため、小規模の事業者にとって、インターネット上のショッピングモールに手軽に出店することは困難であった。
特許文献1および2では、バーコードを利用することで、特定の処理を容易にすることができるが、小規模事業者が、電子商取引の様々な処理を円滑に行なえることについては提案されていない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、電子商店の出店者が行なうべき各種処理を、小規模事業者でも円滑に行なうことのできる電子商取引システム、およびキャリアサーバを提供することである。
この発明のある局面に従う電子商取引システムは、商品の発注者により所有される携帯電話である発注者端末と、配送業者により所有される携帯電話である配送業者端末と、発注者端末および配送業者端末と携帯電話ネットワークを介して接続されるキャリアサーバとを備える。キャリアサーバは、商品の出荷状況を管理するための出荷用コードとは異なるコードであって、発注者による商品の受領を管理するための受領用コードを、発注ごとに作成するための第1のコード作成手段と、受領用コードを発注者端末に送信するための第1のデータ送信手段とを含む。発注者端末は、キャリアサーバから、携帯電話ネットワークを介して受領用コードを受信するための第1の受信手段と、受信された受領用コードを記憶するための第1の記憶手段とを含む。配送業者端末は、発注者による操作に応じて発注者端末から受領用コードを取得するための取得手段と、取得手段により受領用コードが取得された場合に、発注者が商品を受領したことを確認するための受領確認情報をキャリアサーバに送信するための第2のデータ送信手段とを含む。
これにより、キャリアサーバにおいて、発注者が注文した商品が発注者に届けられたか否かを管理することができる。
好ましくは、発注者端末は、第1の記憶手段に記憶された受領用コードを受領用2次元コードに変換するための第1の変換手段と、受領用2次元コードを表示するための表示手段とをさらに含み、取得手段は、表示手段に表示された受領用2次元コードを撮影するための第1の撮影手段を有する。
好ましくは、第1のデータ送信手段は、さらに、受領用コードを配送業者端末に送信し、配送業者端末は、キャリアサーバから、携帯電話ネットワークを介して受領用コードを受信するための第2の受信手段と、受信された受領用コードを記憶するための第2の記憶手段と、第1の撮影手段により撮影された受領用2次元コードに基づく受領用コードと、第2の記憶手段に記憶された受領用コードとが一致したか否かを判断するための第1の判断手段と、第1の判断手段により一致していると判断された場合に、受領確認連絡のデータを生成するための第1の生成手段とをさらに含み、第2のデータ送信手段は、キャリアサーバに対し、受領確認情報として受領確認連絡のデータを送信する。
好ましくは、電子商店の出店者により所有され、キャリアサーバと携帯電話ネットワークを介して接続される携帯電話である電子商店端末と、集荷業者により所有され、キャリアサーバと携帯電話ネットワークを介して接続される携帯電話である集荷業者端末とをさらに備え、キャリアサーバは、出荷用コードを作成するための第2のコード作成手段をさらに含み、第1のデータ送信手段は、さらに、出荷用コードを、電子商店端末および集荷業者端末に送信し、電子商店端末は、キャリアサーバから、携帯電話ネットワークを介して出荷用コードを受信するための第3の受信手段と、受信された出荷用コードを出荷用2次元コードに変換するための第2の変換手段と、出荷用2次元コードの印刷指示を出力するための印刷指示手段とを含み、集荷業者端末は、キャリアサーバから、携帯電話ネットワークを介して出荷用コードを受信するための第4の受信手段と、受信された出荷用コードを記憶するための第3の記憶手段と、出店者により商品の梱包用材に貼り付けられた出荷用2次元コードを撮影するための第2の撮影手段と、撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷用コードと、第3の記憶手段に記憶された出荷用コードとが一致したか否かを判断するための第2の判断手段と、第2の判断手段により一致していると判断された場合に、第1の集荷完了連絡のデータを生成するための第2の生成手段と、キャリアサーバに対し、第1の集荷完了連絡のデータを送信するための第3のデータ送信手段とを含む。
好ましくは、キャリアサーバは、集荷業者端末から、携帯電話ネットワークを介して第1の集荷完了連絡のデータを受信するための第5の受信手段をさらに含み、第1のデータ送信手段は、第1の集荷完了連絡のデータが受信された場合に、配送業者端末に受領用コードを送信する。
好ましくは、キャリアサーバは、集荷業者端末から、携帯電話ネットワークを介して第1の集荷完了連絡のデータを受信するための第5の受信手段をさらに含み、第1のデータ送信手段は、第1の集荷完了連絡のデータが受信された場合に、発注者端末に受領用コードを送信する。
好ましくは、キャリアサーバは、複数の集荷業者の業務場所に関する場所情報を予め記憶するための場所情報記憶手段と、電子商店端末より受付けられる位置情報と場所情報とに基づいて、電子商店端末の位置周辺の集荷業者を検索するための検索手段とをさらに含む。
好ましくは、キャリアサーバは、発注者および出店者それぞれの住所を示す第1の住所情報および第2の住所情報を予め記憶するための住所情報記憶手段と、商品の受注時に、第1および第2の住所情報に基づいて、商品の発注者への到着予定日を計算するための計算手段と、出店者により商品が持ち込まれた集荷業者の場所情報と第1の住所情報とに基づいて、商品の発注者への到着予定日を再計算するための再計算手段と、予め、商品の在庫の有効期限を示す有効期限情報を記憶するための有効期限情報記憶手段と、有効期限情報に基づいて、再計算手段により再計算された到着予定日が商品の在庫の有効期限を超えたか否かを判断するための判断手段とをさらに含む。
好ましくは、第1のデータ送信手段は、さらに、出荷用コードを配送業者端末に送信し、第2の受信手段は、キャリアサーバから、携帯電話ネットワークを介して出荷用コードをさらに受信し、第2の記憶手段は、受信された出荷用コードをさらに記憶し、第1の撮影手段は、梱包用材に貼り付けられた出荷用2次元コードをさらに撮影し、配送業者端末は、撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷用コードと、第2の記憶手段に記憶された出荷用コードとが一致したか否かを判断するための第3の判断手段と、第3の判断手段により一致していると判断された場合に、第2の集荷完了連絡のデータを生成するための第3の生成手段とをさらに含み、第2のデータ送信手段は、さらに、キャリアサーバに対し、第2の集荷完了連絡のデータを送信する。
好ましくは、発注者端末は、返品対象の商品の梱包用材に貼り付けられた出荷用2次元コードを撮影するための第3の撮影手段と、撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷用コードのデータをキャリアサーバに送信する第4のデータ送信手段とを含み、第5の受信手段は、発注者端末から、携帯電話ネットワークを介して出荷用コードをさらに受信し、キャリアサーバは、出荷用コードが受信された場合に、返品対象の商品の出店者の電子商店端末を検索するための検索手段をさらに含み、第1のデータ送信手段は、さらに、検索された電子商店端末に対し、出荷用コードを送信する。
好ましくは、キャリアサーバは、第2のコード作成手段により作成された出荷用コードを、商品の出店者を識別するための識別情報と関連付けて記憶するための受注管理データベースをさらに含み、検索手段は、受注管理データベースを参照して、返品対象の商品の出店者の電子商店端末を検索する。
好ましくは、電子商店端末は、キャリアサーバより受付けた出荷用コードを記憶するための第4の記憶手段と、返品対象の商品の梱包用材に貼り付けられた出荷用2次元コードを撮影するための第4の撮影手段と、撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷用コードと、第4の記憶手段に記憶された出荷用コードとが一致したか否かを判断するための第4の判断手段と、第4の判断手段により一致していると判断された場合に、返品完了連絡のデータを生成するための第4の生成手段と、キャリアサーバに対し、返品完了連絡のデータを送信するための第5のデータ送信手段とをさらに含む。
好ましくは、キャリアサーバは、発注者の口座情報を含む発注者管理データを記憶するための発注者管理テーブルと、配送業者端末より受領確認連絡を受信した場合に、発注者管理テーブルを参照して、発注者の口座より商品の取引に関連する商品関連代金の仮引落処理を行なうための仮引落処理手段と、電子商店端末より返品完了連絡を受信した場合に、発注者管理テーブルを参照して、発注者の口座に商品関連代金の返金処理を行なうための返金処理手段とをさらに含む。
好ましくは、キャリアサーバは、出店者の口座情報を含む電子商店管理データを記憶するための電子商店管理テーブルと、商品の返品期限を経過した場合に、電子商店管理テーブルを参照して、出店者の口座に商品の代金の支払処理を行なうための支払処理手段とをさらに含む。
好ましくは、キャリアサーバは、発注者より商品の受注があった場合に、商品の受注処理を行なうための受注処理手段と、電子商店の出店者により所有される電子商店端末より、商品の受注時の数量全てが揃わない旨の連絡を受信した場合に、充足分について、商品の発送を可能とするための処理を行ない、不足分については、新たな受注処理を行なうための発送処理手段とをさらに含む。
好ましくは、取得手段は、第1の記憶手段に記憶された受領用コードを読み取るための読み取り手段を有する。
好ましくは、第1のデータ送信手段は、さらに、受領用コードを配送業者端末に送信し、配送業者端末は、キャリアサーバから、携帯電話ネットワークを介して受領用コードを受信するための第2の受信手段と、受信された受領用コードを記憶するための第2の記憶手段と、読み取り手段により読み取られた受領用コードと、第2の記憶手段に記憶された受領用コードとが一致したか否かを判断するための判断手段と、判断手段により一致していると判断された場合に、受領確認連絡のデータを生成するための生成手段とをさらに含み、第2のデータ送信手段は、キャリアサーバに対し、受領確認情報として受領確認連絡のデータを送信する。
この発明の他の局面に従うキャリアサーバは、電子商店の出店者により所有される携帯電話である電子商店端末、集荷業者により所有される携帯電話である集荷業者端末、および、配送業者により所有される携帯電話である配送業者端末と携帯電話ネットワークを介して接続されるキャリアサーバであって、発注者より商品を受注した場合に、商品の出荷状況を管理するための出荷用コードを作成するための第1のコード作成手段と、出荷用コードを、電子商店端末および集荷業者端末に送信するためのデータ送信手段と、集荷業者端末より、出荷用コードに基づいた集荷完了連絡のデータを受信するためのデータ受信手段とを備え、データ送信手段は、第1の集荷完了連絡を受信した場合に、出荷用コードを配送業者端末にさらに送信する。
好ましくは、発注者による商品の受領を管理するための受領用コードを作成するための第2のコード作成手段をさらに備え、データ送信手段は、さらに、発注者により所有される携帯電話である発注者端末および配送業者端末に受領用コードを送信し、データ受信手段は、さらに、配送業者端末より受領用コードに基づいた受領確認連絡のデータを受信する。
本発明によると、配送業者が発注者に商品を届けたときに、キャリアサーバから発注者端末に予め送られた受領用コードを配送業者端末にて取得することで、受領確認情報がキャリアサーバに送信される。これにより、キャリアサーバは、発注者が商品を実際に受領したか否かを確認することができる。このように、キャリアサーバにおいて商品の取引状態の管理を可能とすることで、小規模事業者であっても、円滑に電子商取引を行なうことができる。
また、出荷用コードとは異なるコードであって、受領処理時に発注者端末側で操作が行なわれるまで公開されない受領処理専用の受領用コードを用いることで、受領確認の安全性を高めることができる。
あるいは、出荷用コードと受領用コードとを使い分けることにより、手頃な出荷管理処理と安全性の高い受領確認処理とを両立させることができる。
あるいは、携帯端末の位置情報を利用した発送処理や、決済処理を組み入れることで、小規模事業者の電子商取引を円滑にすすめることが可能となる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
<電子商取引システムの構成>
(全体構成について)
図1は、本発明の実施の形態における電子商取引システム1の全体構成を示す図である。
図1を参照して、電子商取引システム1は、携帯電話事業者により運営されるサーバであるキャリアサーバ10、および、キャリアサーバ10と携帯電話ネットワーク2を介して接続される複数の携帯端末20,30,40,50を主に備える。
キャリアサーバ10は、インターネット3を介して銀行サーバ60と接続されている。 携帯端末20は、電子商店の各出店者によって所有され、プリンタ22と接続されている。各出店者は、携帯端末20の他に、商品情報や後述する作業枠情報などの登録を行なうためのPC端末24を所有していてもよい。PC端末24は、インターネット3を介してキャリアサーバ10と接続される。
携帯端末30は、各配送業者によって所有される。携帯端末30は、他の端末に搭載された非接触型のICカードより、データを読み取り可能なICカードリーダ32と接続されていてもよい。
携帯端末40は、各発注者により所有される。
携帯端末50は、各集荷業者により所有される。本実施の形態において、集荷業者の業務場所を「集荷ポイント」という。集荷ポイントは、配送業者の集荷場所であり、かつ、電子商店の出店者が商品を持ち込む場所を表わし、たとえばコンビニエンスストアなどが該当する。
携帯端末20,30,40,50は、それぞれ、ホームページ閲覧可能なWEB(World Wide Web)対応の携帯電話であり、かつ、2次元コードを読み取り可能な(カメラ付きの)端末である。なお、発注者により所有される携帯端末40は、後述するように、カメラに代えて/加え、非接触型のICカードを備えていてもよい。
(キャリアサーバおよび各携帯端末のハードウェア構成について)
図2は、キャリアサーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2を参照して、キャリアサーバ10は、キャリアサーバ10全体を制御するためのCPU101、予めプログラムやデータが格納されるROM102、作業データを一時的に記録するRAM103、ハードディスク104、携帯電話ネットワーク2およびインターネット3と接続される通信I/F(インターフェイス)105、ユーザからの指示を受付けるための操作部107、表示部108、および、計時動作を行なうためのタイマ109を含む。
図3は、電子商店の携帯端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3を参照して、携帯端末20は、携帯端末20全体の制御をするためのCPU201、予めプログラムやデータが格納されるROM202、作業データを一時的に記録するRAM203、不揮発性のメモリたとえばフラッシュメモリ204、携帯電話ネットワーク2と接続される通信I/F205、計時動作を行なうためのタイマ206、ユーザからの指示を受付けるための操作部207、表示部208、カメラ209、および、プリンタ22と接続するための入出力I/F210を含む。
図4は、配送業者の携帯端末30のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4を参照して、携帯端末30は、携帯端末30全体の制御をするためのCPU301、予めプログラムやデータが格納されるROM302、作業データを一時的に記録するRAM303、ユーザからの指示を受付けるための操作部304、表示部305、不揮発性のメモリたとえばフラッシュメモリ306、携帯電話ネットワーク2と接続される通信I/F307、カメラ308、および、計時動作を行なうためのタイマ309、ICカードリーダ32と接続するための入出力I/F310を含む。
図5は、発注者の携帯端末40のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5を参照して、携帯端末40は、携帯端末40全体の制御をするためのCPU401、予めプログラムやデータが格納されるROM402、作業データを一時的に記録するRAM403、ユーザからの指示を受付けるための操作部404、表示部405、不揮発性のメモリたとえばフラッシュメモリ406、携帯電話ネットワーク2と接続される通信I/F407、カメラ408、および、計時動作を行なうためのタイマ409を含む。
なお、携帯端末40は、カメラ408に代えて/加え、非接触型のICカード410をさらに含んでいてもよい。このような非接触型のICカード410は、不揮発性メモリと無線通信チップが内蔵されており、読み取り端末(ICカードリーダ)にかざすだけでデータのやり取りができる。
図6は、集荷ポイントの携帯端末50のハードウェア構成を示すブロック図である。
図6を参照して、携帯端末50は、携帯端末50全体の制御をするためのCPU501、予めプログラムやデータが格納されるROM502、作業データを一時的に記録するRAM503、ユーザからの指示を受付けるための操作部504、表示部505、不揮発性のメモリたとえばフラッシュメモリ506、携帯電話ネットワーク2と接続される通信I/F507、カメラ508、および、計時動作を行なうためのタイマ509を含む。
(キャリアサーバの機能構成について)
図7は、キャリアサーバ10の機能ブロック図である。
図7を参照して、CPU101は、発注者からの商品の受注処理を行なう受注処理部11、電子商店の出店者の商品発送の管理処理を行なう発送処理部12、集荷ポイントでの商品集荷の管理処理を行なう第1集荷処理部13、配送業者による商品集荷の管理処理を行なう第2集荷処理部14、発注者の商品受領(配送業者から発注者への商品引渡し)の管理処理を行なう受領処理部15、発注者からの返品依頼の受付を行なう返品処理部16、電子商店の出店者の返品商品受領を管理する返品受領処理部17、および、決済処理を行なう決済処理部18を含む。CPU101に含まれる機能ブロックは、ROM102に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、それぞれの機能を実現する。
ハードディスク104は、発注者管理DB(データベース)111、電子商店管理DB112、配送業者管理DB113、受注管理DB114、MAPコードDB116、および、集荷ポイントDB117を有する。
発注者管理DB111には、複数の発注者に関する情報を格納するための発注者テーブル1111が格納される。発注者テーブル1111のデータ構造の一例を図8に示す。
図8を参照して、発注者テーブル1111には、発注者ごとに、発注者ID、パスワード、氏名、住所区分、住所、電話番号、メールアドレス、および、口座のデータを含む発注者管理データが格納されている。なお、このような情報は、発注者により、携帯端末40あるいは図示しないPC端末などを介して予め登録されているものとする。発注者IDは、登録の際に自動的に付与され、発注者に知らせられる。住所区分は、たとえばハードディスク104に住所区分と住所とが対応付けられた対応テーブルが記憶されており、発注者から入力される住所に基づき、CPU101によって定められる。本実施の形態において、「住所区分」とは、近畿、中部、関東といった広域の地域区分をいうものとする。
電子商店管理DB112には、複数の電子商店の出店者に関する情報を格納するための電子商店テーブル1121、複数の商品の情報を格納するための商品テーブル1122、各電子商店の出店者の作業能力に関する情報を格納するための作業枠テーブル1123、および、各商品の在庫情報を格納するための在庫テーブル1124を含む。各テーブル1121〜1124に格納される情報は、電子商店の出店者により、携帯端末20あるいはPC端末24などを介して予め登録されているものとする。
図9は、電子商店テーブル1121のデータ構造の一例を示す図である。図9を参照して、電子商店テーブル1121には、電子商店の出店者ごとに、商店ID、パスワード、電子商店名(出店者名)、住所区分、住所、電話番号、メールアドレス、および、口座のデータを含む電子商店管理データが格納されている。商店IDは、登録の際に自動的に付与され、電子商店の出店者に知らせられてよい。
図10は、商品テーブル1122のデータ構造の一例を示す図である。図10を参照して、商品テーブル1122には、商品ごとに、商店ID、商品ID、単価(円)、輸送条件、重量(kg)、梱包単位、および、梱包サイズのデータを含む商品管理データが格納されている。商品IDは、登録の際に自動的に付与され、電子商店の出店者に知らせられてよい。「輸送条件」とは、商品配送の際に注意すべき事柄を表わす情報であり、たとえば、要冷蔵の場合‘1’が格納され、ワレモノの場合‘2’が格納される。「梱包単位」とは、1つの箱に梱包可能な商品の数を表わす。「梱包サイズ」とは、商品を梱包する箱(以下「梱包箱」という)のサイズを表わし、後述する梱包テーブル1133に記憶されている梱包サイズのいずれかが格納される。
図11は、作業枠テーブル1123のデータ構造の一例を示す図である。図11を参照して、作業枠テーブル1123には、商店ごとに、商店ID、作業日、作業枠、引当済枠、および、作業枠残のデータを含む作業枠管理データが格納されている。「作業枠」とは、対応する作業日に作業可能な量を表わし、本実施の形態では、対応する作業日に(商品にかかわらず)梱包可能な箱(梱包箱)の数を示す。「引当済枠」とは、対応する作業日の作業枠のうち、受注により引当てられた作業枠(梱包箱の数)を表わし、「作業枠残」とは、対応する作業日の作業枠のうち、引当てられていない作業枠(梱包箱の数)を表わす。
図12は、在庫テーブル1124のデータ構造の一例を示す図である。図12を参照して、在庫テーブル1124には、期限日ごとに、商店ID、商品ID、在庫ロット番号、在庫予定数、引当済在庫、在庫残、有効期限開始日、および、有効期限終了日のデータを含む在庫管理データが格納されている。「在庫ロット番号」とは、有効期限ごとに設けられた番号であり、登録の際に、CPU101により自動的に付与されてよい。「在庫予定数」とは、在庫として存在する予定の商品の数を表わす。「引当済在庫」とは、在庫予定数のうち、受注により引当てられた在庫数(商品の数)を表わし、「在庫残」とは、在庫予定数のうち、引当てられていない在庫数(商品の数)を表わす。
配送業者管理DB113には、1以上の配送業者に関する情報を格納するための配送業者テーブル1131、配送費に関する情報を格納するための配送テーブル1132、および、梱包箱に関する情報を格納するための梱包テーブル1133が含まれる。各テーブル1131〜1133に格納される情報は、配送業者により、携帯端末30あるいは図示しないPC端末などを介して予め登録されているものとする。
図13は、配送業者テーブル1131のデータ構造の一例を示す図である。図13を参照して、配送業者テーブル1131には、配送業者ごとに、配送業者ID、パスワード、配送業者名、住所、電話番号、メールアドレス、および、口座のデータを含む配送業者管理データが格納されている。このような情報は、配送業者により、携帯端末30あるいは図示しないPC端末などを介して予め登録されているものとする。配送業者IDは、登録の際に自動的に付与され、配送業者に知らせられてよい。
図14は、配送テーブル1132のデータ構造の一例を示す図である。図14を参照して、配送テーブル1132には、発送元の住所区分、発送先の住所区分、輸送条件、梱包サイズ、梱包重量区分、料金(円)、および、所要日数のデータを含む配送料金管理データが格納される。「梱包重量区分」とは、1箱に梱包する商品の重量の区分を表わし、たとえば、20kg以下であれば‘1’、30kg以下であれば‘2’が格納される。配送テーブル1132の情報は、所定の配送業者により、携帯端末30あるいは図示しないPC端末などを介して予め登録されていてもよい。あるいは、配送業者ごとに、配送テーブル1132が設けられてもよい。
図15は、梱包テーブル1133のデータ構造の一例を示す図である。図15を参照して、梱包テーブル1133には、梱包サイズごとに、梱包サイズおよび梱包箱重量(kg)のデータを含む重量管理データが格納されている。「梱包箱重量」とは、梱包箱1つ当りの重量(箱単体の重量)を表わす。
受注管理DB114には、受注情報を格納するための受注テーブル1141、受注された商品の取引についての進捗状況を管理するための進捗状況テーブル1142、および、引当てた在庫に関する情報を格納するための引当在庫テーブル1144が含まれる。
図16は、受注テーブル1141のデータ構造の一例を示す図である。図16を参照して、受注テーブル1141には、後述する梱包IDごとに受注管理データが格納される。各受注管理データには、注文ID、梱包ID、数量、梱包サイズ、輸送条件、梱包当り重量(kg)、梱包重量区分、商品代金(円)、サーバ利用料(円)、配送料(円)、受注時の住所区分、配送実費(円)、後述する集荷ポイントID、集荷時の住所区分、および、出荷コードのデータが含まれる。「出荷コード」とは、商品出荷の際に必要となるデータであり、所定のタイミングでCPU101により作成される。
図17は、進捗状況テーブル1142のデータ構造の一例を示す図である。図17を参照して、進捗状況テーブル1142には、後述する注文IDごとに進捗状況管理データが格納される。各進捗状況管理データには、注文ID、発注者ID、商店ID、商品ID、受注回答日時、受注確認日時、受注キャンセル日時、発送日、発送指示日時、発送確定日時、発送情報連絡日時、付近集荷ポイント連絡日時、集荷ポイント選択日時、集荷情報連絡日時、集荷ポイント集荷日時、受領コード連絡日時、配送情報連絡日時、配送業者集荷日時、配送完了日時、返品期限日、返品受付日時、返品連絡日時、返品受取日時、仮払処理日時、配送費支払日時、返金処理日時、決済処理日時、および、受領コードのデータが含まれる。「受領コード」とは、商品受領の際に必要となるデータであり、所定のタイミングで作成される。
図18は、引当在庫テーブル1144のデータ構造の一例を示す図である。図18を参照して、引当在庫テーブル1144には、どの梱包箱にどの引当在庫ロット番号の商品が梱包されるかを管理するための引当在庫管理データが格納される。引当在庫管理データには、梱包ID、引当在庫ロット番号、有効期限開始日、および、有効期限終了日のデータが含まれる。
MAPコードDB116には、位置情報(基地局情報)に基づく複数の住所が、それぞれ、MAPコードと対応付けられて予め記憶されている。
集荷ポイントDB117には、集荷ポイントに関する情報を格納するための集荷ポイントテーブル1171が含まれる。集荷ポイントテーブル1171の情報は、集荷業者により、携帯端末50あるいは図示しないPC端末などを介して予め登録されているものとする。
図19は、集荷ポイントテーブル1171のデータ構造の一例を示す図である。図19を参照して、集荷ポイントテーブル1171には、集荷ポイントごとに、集荷ポイントID、パスワード、集荷ポイント名(集荷業者名)、住所区分、MAPコード、住所、電話番号、メールアドレス、および、営業時間のデータを含む集荷ポイント管理データが格納されている。集荷ポイントIDは、登録の際に自動的に付与され、集荷業者に知らせられてよい。
<電子商取引システムの動作>
(動作の概要について)
図20は、本発明の実施の形態における電子商取引システム1において実行される処理の概要を示すフローチャートである。
図20を参照して、電子商取引システム1は、発注者からの商品の注文に応じて、受注処理(ステップS1)、発送処理(ステップS2)、第1集荷処理(ステップS3)、第2集荷処理(ステップS4)、および、受領処理(ステップS5)を実行する。さらに、発注者からの返品の希望があれば、返品処理(ステップS6)、および、返品受領処理(ステップS7)が実行される。これらの処理が終了すると、決済処理(ステップS8)が実行される。
以下に、各処理の具体的な流れについて詳細に説明する。
(受注処理について)
図21および図22は、受注処理を示すフローチャートである。
図21を参照して、発注者の携帯端末40において、発注者からの指示に基づきメインメニューの要求がされると(ステップS102)、キャリアサーバ10の受注処理部11は、要求のあった発注者の携帯端末40に対し、メインメニューを送信する(ステップS104)。次に、発注者の携帯端末40において、商品発注画面の要求がなされると(ステップS106)、キャリアサーバ10の受注処理部11は、要求のあった発注者の携帯端末40に対し、商品発注画面を送信する(ステップS108)。
発注者の携帯端末40は、キャリアサーバ10より送信されてきた商品発注画面を表示する(ステップS109)。ここで、発注者の携帯端末40の表示部405に表示される商品発注画面の一例を図33に示す。
図33を参照して、商品発注画面では、発注者のIDおよびパスワードを入力するための欄、および、発注対象の電子商店コード、商品コード、および商品の数量を入力するための欄が表示される。この図に示した例では、発注者ID“B75000”で識別される発注者によって、電子商店コード“C35330”,商品コード“EX152233”により特定される商品が10個注文されたことが示される。
ユーザより商品発注情報が入力されると(ステップS110)、発注者の携帯端末40は、キャリアサーバ10に対し、発注請求を行なう(ステップS112)。
キャリアサーバ10の受注処理部11は、商品発注情報を受付けると(ステップS114)、商品IDごとに注文IDを発生させる(ステップS120)。ステップS120において、受注処理部11は、進捗状況テーブル1142に、発生された新たな注文IDと対応付けて、発注者ID、電子商店ID、および商品IDを格納する。このように、商品IDごとに注文IDを発生させるため、商品ごとの進捗状況を管理することができる。
続いて、受注処理部11は、受付けた発注情報に基づいて、必要な梱包箱の数(梱包数)の計算を行なう(ステップS121)。ステップS121において、さらに、受注処理部11は、梱包数の計算結果に基づき、梱包IDを発生させる。梱包数の計算を行なう際、受注処理部11は、商品テーブル1122を参照する。より具体的には、たとえば、電子商店コード“C35330”,商品コード“EX152233”により特定される商品が10個注文されたと仮定する。この場合、図10の商品テーブル1122を参照すると、当該商品の梱包単位は「7」であるため、梱包数は、2個と計算される。そうすると、2つの梱包IDが発生される。
ステップS121において、受注処理部11は、受注テーブル1141に、発生した梱包IDの数分の新たな受注管理データを記憶する領域を確保する。そして、梱包IDごとに、ステップS120で発生された注文IDと、梱包IDと、商品の数量と、当該商品の梱包サイズと、輸送条件と、梱包当り重量と、梱包重量区分とを受注テーブル1141に記録する。なお、梱包当り重量は、商品テーブル1122の商品1個当りの重量と、1箱に梱包される商品の個数と、梱包テーブル1133の梱包箱重量とに基づいて計算される。梱包重量区分は、梱包当り重量に基づいて決定される。
次に、受注処理部11は、作業枠テーブル1123を参照して、作業枠の引当を行なう(ステップS122)。たとえば、上記例によると、作業枠残が2以上である直近の作業日の引当済枠の数を2インクリメントし、作業枠残の数を2だけデクリメントする。
作業枠の引当後、受注処理部11は、発注者テーブル1111、電子商店テーブル1121および配送テーブル1132を参照して、発注者への商品の到着予定日を計算する(ステップS124)。具体的には、電子商店テーブル1121より電子商店の出店者の住所区分(つまり、発送元の住所区分)を読み出し、発注者テーブル1111より発注者の住所区分(つまり、発送先の住所区分)を読み出す。読み出した発送元および発送先の住所区分と、商品の輸送条件、重量および梱包サイズとに基づいて、配送テーブル1132より、所要日数を読み出す。これにより、ステップS122で引当てられた作業日と、読み出した所要日数とに基づいて、到着予定日が計算される。なお、読み出された各住所区分は、受注テーブル1141の受注時住所区分の欄に、梱包IDと対応付けられて格納される。
次に、受注処理部11は、在庫テーブル1124を参照して、有効期限内の在庫の検索を行ない(ステップS126)、有効期限内の在庫があったか否かを判断する(ステップS128)。具体的には、作業日と到着予定日との双方が、有効期限開始日から有効期限終了日までの間にある在庫が存在するか否かが検索される。
有効期限内の在庫が存在すると判断された場合(ステップS128でYES)、ステップS130に進む。一方、有効期限内の在庫が存在しないと判断された場合(ステップS128でNO)、ステップS132に進む。
ステップS130において、受注処理部11は、在庫の引当を行なう(ステップS130)。具体的には、在庫テーブル1124における引当済在庫の数に、受注した商品(以下「受注商品」という)の個数(たとえば2個)をインクリメントし、在庫残の数から受注商品の個数(たとえば2個)をデクリメントする。また、在庫テーブル1124より、該当の在庫ロット番号を読み出し、引当在庫テーブル1144に、梱包ID、引当在庫ロット番号、有効期限開始日、および、有効期限終了日のデータを各々関連付けて記憶する。ステップS130の処理が終わると、ステップS136に進む。
ステップS132において、受注処理部11は、有効期限内の在庫が存在しないため、受注不能である旨の通知を発注者の携帯端末40に電子メールにて送信する。発注者の携帯端末40が、キャリアサーバ10より受注不能である旨の通知を受信すると(ステップS134)、この受注処理は終了される。
ステップS136において、受注処理部11は、梱包IDごとに、商品代金およびサーバ利用料を計算する(ステップS136)。商品代金は、商品テーブル1122の商品単価と、受注商品の個数とにより計算される。サーバ利用料は、たとえば一律であってもよいし、所定の計算式と梱包IDの数とに応じて計算されてもよい。計算された商品代金およびサーバ利用料は、受注テーブル1141に、梱包IDと対応付けて記憶される。
続いて、受注処理部11は、配送テーブル1132を参照して配送料金の仮計算を行なう(ステップS138)。具体的には、電子商店の出店者および発注者それぞれの住所区分と、梱包箱の数と、梱包箱ごとの配送料とに基づいて、配送料金が仮計算される。計算された仮の配送料金は、受注テーブル1141に、梱包IDと対応付けて記憶される。ここで配送料金の仮計算が行なわれるのは、発送元の住所区分が変更される可能性があるからである。本実施の形態における電子商取引システム1では、たとえば電子商店の出店者が産地直送の商品を取扱っている場合など、発送元の住所区分が変更される場合にも対応することができる。
次に、図22を参照して、受注処理部11は、発注者の携帯端末40に対し、電子メールにて受注内容の連絡を行なう(ステップS140)。受注内容には、たとえば、図33で示された情報(パスワードを除く)に加えて、注文ID、商品の到着予定日、商品代金、サーバ利用料、および配送料金(仮)の情報が含まれる。
発注者の携帯端末40は、キャリアサーバ10より受注内容の連絡を受信する(ステップS142)。その後、発注者の携帯端末40は、発注者からの指示に基づき、注文またはキャンセルの回答を行なう(ステップS144)。
キャリアサーバ10の受注処理部11は、発注者の携帯端末40からの回答を受信すると(ステップS146)、進捗状況テーブル1142に、注文IDと対応付けて受注回答日時を記録する。
続いて、受注処理部11は、受信した回答の内容がキャンセルであったか否かを判断する(ステップS148)。回答の内容がキャンセルではないと判断された場合、すなわち注文する旨の回答であった場合(ステップS148においてNO)、受注確認を行なう(ステップS150)。受注処理部11は、ステップS150において、注文IDと対応付けて、進捗状況テーブル1142の受注確認日時の欄に現在の日時を記録する。同時に、進捗状況テーブル1142の発送日の欄に作業日(ステップS122で引当てた作業日)を、発送指示日時の欄にたとえば作業日の前日の午前0時をそれぞれ記録する。
一方、ステップS148において、発注者からの回答の内容がキャンセルであると判断された場合(ステップS148においてYES)、受注処理部11は、キャンセル確認を行なう(ステップS152)。ステップS152において、受注処理部11は、進捗状況テーブル1142の受注キャンセル日時の欄に、注文IDと対応付けて、現在の日時を記録する。また、受注処理部11は、上記ステップS122で行なった作業枠の引当を解除し、ステップS130で行なった在庫の引当を解除する(ステップS154)。たとえば、作業枠テーブル1123を参照して、作業枠の引当が2であったなら、作業日の引当済枠の数を2デクリメントし、作業枠残の数を2インクリメントする。在庫テーブル1124を参照して、在庫の引当が2であったなら、引当済在庫の数を2デクリメントし、在庫残の数を2インクリメントする。また、引当在庫テーブル1144を参照して、梱包IDと対応付けて引当在庫ロット番号、有効期限開始日、有効期限終了日のデータを削除する。
以上で受注処理は終了される。
(発送処理について)
図23〜図25は、発送処理を示すフローチャートである。
図23を参照して、キャリアサーバ10の発送処理部12は、進捗状況テーブル1142の検索を行なう(ステップS202)。そして、現在の日時が発送指示日時であるか否かを判断する(ステップS204)。現在の日時が発送指示日時でないと判断された場合(ステップS204においてNO)、ステップS202に戻る。一方、現在の日時が発送指示日時であると判断された場合(ステップS204においてYES)、発送処理部12は、電子商店の携帯端末20に、商品の発送指示を電子メールにて送信する(ステップS206)。ここで送信される電子メールには、商品IDと、受注テーブル1141において注文IDと対応付けられている梱包ID,数量と、引当在庫テーブル1144において梱包IDと対応付けられているの引当在庫ロット番号の情報が含まれる。
電子商店の携帯端末20は、発送指示の電子メールを受信すると(ステップS208)、キャリアサーバ10に対し、商品発送に関する確認内容の連絡を行なう(ステップS210)。確認内容には、商品発送の可否や、発送可能な商品の個数の情報が含まれる。
キャリアサーバ10の発送処理部12は、確認内容の連絡を受信する(ステップS211)。
発送処理部12は、電子商店の携帯端末20より、所定期間の間に確認内容の連絡があったか否かを判断する(ステップS212)。連絡があったと判断された場合(ステップS212においてNO)、ステップS220に進む。一方、連絡がなかった判断された場合(ステップS212においてYES)、ステップS214に進む。
ステップS214において、キャリアサーバ10の発送処理部12は、上述の受注処理において行なわれた作業枠および在庫の引当を解除する。ステップS214の処理は図22のS154の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
そして、発注者の携帯端末40に対し、電子メールにて、受注がキャンセルされた旨の連絡を行なう(ステップS216)。発注者の携帯端末40が、受注がキャンセルされた旨の連絡を受信すると(ステップS218)、この発送処理は終了される。
ステップS220において、発送処理部12は、受信した確認内容に基づき、数量不足であるか否かを判断する。数量不足であると判断された場合(ステップS220においてYES)、ステップS222に進む。数量不足ではないと判断された場合(ステップS220においてNO)、発送処理部12は、進捗状況テーブル1142の発送確定日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録して、ステップS264に進む。
ステップS222において、キャリアサーバ10の発送処理部12は、確定分の梱包箱の数(梱包数)を再計算する。また、確定分について作業枠の再引当を行なう(ステップS224)。つまり、作業枠テーブル1123において、上述の受注処理で引当てられた作業枠のうち不要となった作業枠の分を引当済枠からデクリメントし、作業枠残にその分だけインクリメントする処理を行なう。
発送処理部12は、さらに、確定分について、商品代金およびサーバ料の再計算を行ない(ステップS226)、仮の配送料金の再計算を行なう(ステップS228)。これらの処理に基づいて、受注テーブル1141の情報が書き換えられる。
次に、発送処理部12は、不足分について新たな注文IDを発生させる(ステップS230)。そして、不足分について梱包数を計算し、計算した梱包数に基づき梱包IDを発生させる(ステップS232)。ステップS230およびS232の処理は、それぞれ、上述の受注処理で示した図21のステップS120およびS121の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は繰返さない。
続いて、発送処理部12は、不足分について作業枠の引当を行ない(ステップS234)、到着予定日の計算をする(ステップS236)。また、不足分について、有効期限内の在庫検索を行ない(ステップS238)、有効期限内の在庫が存在するか否かを判断する(ステップS240)。ステップS234、S236、S238およびS240の処理も、それぞれ、上述の受注処理で示した図21のステップS122、S124、S126およびS128の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は繰返さない。
ステップS240において、有効期限内の在庫が存在すると判断された場合(ステップS240においてYES)、ステップS242に進む。一方、有効期限内の在庫が存在しないと判断された場合(ステップS240においてNO)、ステップS248に進む。
ステップS242において、発送処理部12は、不足分について在庫の引当を行なう。また、不足分について、商品代金およびサーバ利用料の計算を行ない(ステップS244)、配送料金の仮計算を行なう(ステップS246)。ステップS246の処理が終わると、ステップS250に進む。なお、ステップS242、S244およびS246の処理も、それぞれ、上述の受注処理で示した図21のステップS130、S136およびS138の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は繰返さない。
ステップS248において、発送処理部12は、不足分について発生させた注文IDおよび梱包IDを取消し、ステップS250に進む。
ステップS250において、発送処理部12は、発注者の携帯端末40に対し、電子メールにて、受注していた商品についての変更内容の連絡を行なう。変更内容には、たとえば、図33で示された情報(パスワードを除く)に加えて、注文ID、予定通り発送可能な商品の個数、不足分についての到着予定日、商品代金、サーバ利用料、および配送料金(仮)の情報が含まれる。
発注者の携帯端末40は、キャリアサーバ10より送信されてきた変更内容を受信する(ステップS252)。変更内容を受信すると、発注者からの指示に基づき、キャリアサーバ10に対し、承認またはキャンセルの回答を行なう(ステップS254)。
キャリアサーバ10の発送処理部12は、発注者の携帯端末40からの回答を受信する(ステップS256)。次に、受信した回答の内容がキャンセルであったか否かが判断される(ステップS258)。回答の内容がキャンセルであると判断された場合(ステップS258においてYES)、ステップS260に進む。一方、回答の内容がキャンセルではないと判断された場合(ステップS258においてNO)、ステップS262に進む。
ステップS260において、発送処理部12は、確定分および不足分の作業枠および在庫の引当を解除し、ステップS216に戻る。ステップS260の処理は、図22のS154の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
ステップS262において、発送処理部12は、受注確認を行なう。ステップS262において、不足分についての注文IDと対応付けて、進捗状況テーブル1142の受注確認日時の欄に現在の日時を記録する。同時に、進捗状況テーブル1142の発送日の欄に作業日を、発送指示日時の欄にたとえば作業日の前日の午前0時をそれぞれ記録する。
ステップS262の処理が終わると、発送処理部12は、進捗状況テーブル1142の発送確定日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録して、ステップS264に進む。
ステップS264において、キャリアサーバ10の発送処理部12は、梱包IDごとに、出荷コードを作成する。出荷コードは、ランダムに作成されてよい。作成した出荷コードは、受注テーブル1141に、梱包IDと対応付けて記憶される。
発送処理部12は、出荷コードを含む発送情報を生成し、電子メールにて、電子商店の携帯端末20宛に、生成した発送情報の連絡を行なう(ステップS266)。発送情報には、出荷コードの他、梱包ID、数量、梱包サイズ、輸送条件の情報が含まれ、さらに、進捗状況テーブル1142において注文IDと対応付けられている商品ID,発注者ID、引当在庫テーブル1144において梱包IDと対応付けられている引当在庫ロット番号、および、発注者テーブル1111において発注者IDと対応付けられている氏名,住所,電話番号の情報が含まれる。発送処理部12は、進捗状況テーブル1142の発送情報連絡日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を格納する。
電子商店の携帯端末20は、発送情報を受信する(ステップS268)。電子商店の携帯端末20のCPU201は、受信した出荷コードをたとえばフラッシュメモリ204に記録しておく。
次に、電子商店の携帯端末20は、キャリアサーバ10に対し、電子商店の出店者(の携帯端末20)の現在の位置を示す位置情報(基地局情報)の連絡を行なう(ステップS270)。
発送処理部12は、位置情報の連絡を受信すると(ステップS272)、MAPコードDB116を参照して、位置情報をMAPコードに変換する(ステップS274)。
発送処理部12は、集荷ポイントテーブル1171を参照して、MAPコード周辺の集荷ポイントの検索・抽出を行なう(ステップS276)。発送処理部12は、抽出した集荷ポイントの情報を、電子メールにて電子商店の携帯端末20に送信する(ステップS278)。集荷ポイントの情報を送信すると、発送処理部12は、進捗状況テーブル1142の付近集荷ポイント連絡日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
電子商店の携帯端末20は、集荷ポイント情報を受信すると(ステップS280)、表示部208に、受信した集荷ポイント情報を表示する(ステップS281)。そして、ユーザ(電子商店の出店者)より、集荷ポイントを選択する指示が入力されると(ステップS282)、選択された集荷ポイントの情報をキャリアサーバ10に送信する(ステップS283)。
キャリアサーバ10の発送処理部12は、選択された集荷ポイントの情報を受信すると(ステップS284)、受注テーブル1141の集荷ポイントの欄に、梱包IDと対応付けて、選択された集荷ポイントのIDを格納し、進捗状況テーブル1142の集荷ポイント選択日時の欄に現在の日時を記録する。また、受注テーブル1141の集荷時住所区分の欄に、選択された集荷ポイントの住所区分(発送元の住所区分)と発注者の住所区分(発送先の住所区分)とを格納する。
次に、発送処理部12は、集荷ポイントの住所区分に基づき、到着予定日の計算を行なう(ステップS286)。ステップS286の処理は、図21のS124の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は繰り返さない。ここで再度到着予定日の計算を行なうのは、電子商店の出店者が電子商店テーブル1121に記憶された住所区分とは異なる住所区分の場所から、商品を発送する可能性があるからである。
次に、発送処理部12は、引当在庫テーブル1144を参照して、計算された到着予定日が、受注商品の在庫期限をオーバーしているか否かを判断する(ステップS288)。在庫期限をオーバーしていると判断された場合(ステップS288においてYES)、ステップS289に進む。一方、在庫期限をオーバーしていないと判断された場合(ステップS288においてNO)、ステップS292に進む。
ステップS289において、発送処理部12は、受注処理(および発注処理)で行なった在庫引当の解除を行なう(ステップS289)。ステップS289の処理は、図22のS154の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は繰り返さない。その後、電子商店の携帯端末20に対し、電子メールにて、在庫期限をオーバーしている旨の連絡を行なう(ステップS290)。また、図23のステップS216に戻り、発注者の携帯端末40に対し、電子メールにて受注がキャンセルされた旨の連絡を行う。
発注者の携帯端末40が、受注をキャンセルされた旨の連絡を受信し(ステップS218)、電子商店の携帯端末20が、在庫期限をオーバーしている旨の連絡を受信すると(ステップS291)、この発送処理は終了される。
ステップS292において、発送処理部12は、出荷コードを含む集荷情報を生成し、電子メールにて、集荷ポイントの携帯端末50宛に、生成した集荷情報の連絡を行なう。集荷情報には、出荷コードの他、受注テーブル1141において出荷コードと対応付けられている梱包サイズ,輸送条件,梱包当り重量、進捗状況テーブル1142において注文IDと対応付けられている商店ID、電子商店テーブル1121において商店IDと対応付けられている商店名,電話番号の情報が含まれてよい。集荷情報の連絡を行なうと、発送処理部12は、進捗状況テーブル1142の集荷情報連絡日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
集荷ポイントの携帯端末50は、集荷情報を受信する(ステップS296)。集荷ポイントの携帯端末50のCPU501は、受信した出荷コードをたとえばフラッシュメモリ506に記録しておく。
続いて、発送処理部12は、電子商店の携帯端末20に対し、電子メールにて、選択した集荷ポイントへの商品の持込を指示する(ステップS293)。電子商店の携帯端末20は、集荷ポイントへの持込指示を受信する(ステップS294)。
以上で発送処理は終了される。
このように、本実施の形態では、受注商品の数全てが揃わなくても、確定分について商品の発送が可能とされる。さらに、不足分については、自動的に新たな受注処理が実行されるため、電子商店の出店者は、円滑に商取引を行なうことができる。また、これにより、発注者による再度の注文の手間を省くことができる。
(第1集荷処理について)
図26および図27は、第1集荷処理を示すフローチャートである。
図26を参照して、ユーザ(電子商店の出店者)が所定の操作を行なうと、電子商店の携帯端末20は、フラッシュメモリ204に記憶しておいた出荷コードを読み出し、読み出した出荷コードを2次元コード(出荷用2次元コード)に変換する(ステップS301)。そして、ユーザ(電子商店の出店者)から、出荷ラベルの印刷指示が入力されると(ステップS302)、電子商店の携帯端末20は、ラベルの印刷指示をプリンタ22に対して行なう(ステップS304)。印刷されたラベルは、電子商店の出店者によって梱包箱に貼り付けられるものとする。なお、本実施の形態では、印刷されたラベルが梱包箱に貼り付けられるものとして説明するが、梱包箱に限定されず、梱包用材であればよい。「梱包用材」とは、商品の包みを表わし、商品が包装された袋などであってもよい。
電子商店の出店者によって集荷ポイントに商品(梱包箱)が持込まれると、集荷ポイントの携帯端末50は、集荷業者からの指示に基づき、キャリアサーバ10に対し、メインメニューの要求を行なう(ステップS306)。キャリアサーバ10の第1集荷処理部13は、要求のあった集荷ポイントの携帯端末50に対し、メインメニューの送信を行なう(ステップS308)。
集荷ポイントの携帯端末50は、続いて、ユーザ(集荷業者)からの指示に基づき、キャリアサーバ10に対し、集荷連絡画面の要求を行なう(ステップS310)。キャリアサーバ10は、要求のあった集荷ポイントの携帯端末50に対し、集荷連絡画面の送信を行なう(ステップS312)。
集荷ポイントの携帯端末50は、集荷連絡画面を表示部505に表示し、ユーザ(集荷業者)から、撮影の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS314)。表示部505に表示される集荷連絡画面の一例を、図34に示す。図34を参照すると、表示部505には、たとえば「受け取った商品に貼付けられたラベル(出荷用2次元コード)を撮影して下さい。」というメッセージが表示される。
集荷ポイントの携帯端末50のCPU501は、ユーザより撮影の指示が入力されるまで待機する(ステップS314においてNO)。ユーザから、撮影指示が入力されると(ステップS314においてYES)、カメラ508により集荷商品の梱包箱に貼付けられたラベル上の二次元化された出荷コード(出荷用2次元コード)が撮影される(ステップS316)。集荷ポイントの携帯端末50のCPU501は、撮影された出荷用2次元コードを読み込み、出荷用2次元コードを出荷コードに変換する処理を行なう。
次に、集荷ポイントの携帯端末50のCPU501は、フラッシュメモリ506に記憶されている出荷コードと、撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷コードとが一致しているか否かを判断する(ステップS318)。出荷コードが一致していると判断された場合(ステップS318においてYES)、ステップS320に進む。一方、出荷コードが一致していないと判断された場合(ステップS318においてNO)、ステップS314に戻る。
ステップS320において、集荷ポイントの携帯端末50は、1次集荷完了連絡のデータを生成し、キャリアサーバ10に対し、1次集荷が完了した旨の連絡を行なう。
キャリアサーバ10の第1集荷処理部13は、1次集荷の完了連絡を受信すると(ステップS322)、進捗状況テーブル1142の集荷ポイント集荷日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
次に、第1集荷処理部13は、配送料金の確定を行なう(ステップS324)。配送料金の実費は、受注テーブル1141に記憶された集荷時住所区分と、配送テーブル1132に記憶された配送料金管理データとに基づいて計算される。確定した配送料金は、受注テーブル1141の配送実費の欄に、梱包IDと対応付けて格納される。
続いて、第1集荷処理部13は、注文ID単位で受領コードを作成する(ステップS326)。受領コードは、ランダムに作成されてよい。作成した受領コードは、進捗状況テーブル1142に、注文IDと対応付けて記憶される。
第1集荷処理部13は、受領コードを含む受領情報を生成し、電子メールにて、発注者の携帯端末40宛に、生成した受領情報の連絡を行なう(ステップS328)。受領情報の連絡を行なうと、第1集荷処理部13は、進捗状況テーブル1142の受領コード連絡日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。さらに、第1集荷処理部13は、出荷コードおよび受領コードを含む配送情報を生成し、電子メールにて、配送業者の携帯端末30宛に、生成した配送情報の連絡を行なう(ステップS332)。配送情報の連絡を行なうと、第1集荷処理部13は、進捗状況テーブル1142の配送情報連絡日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。配送情報には、出荷コードおよび受領コードのほか、たとえば、受注テーブル1141において出荷コードと対応付けられている梱包サイズ,輸送条件,梱包当り重量,集荷ポイント(ID)、集荷ポイントテーブル1171において集荷ポイント(ID)と対応付けられている集荷ポイント名,住所,電話番号,営業時間、進捗状況テーブル1142において注文IDと対応付けられている発注者ID、および、発注者テーブル1111において発注者IDと対応付けられている氏名,住所,電話番号の情報が含まれる。
発注者の携帯端末40は、キャリアサーバ10より受領情報を受信すると(ステップS330)、受信した受領コードをたとえばフラッシュメモリ406に格納する。また、配送業者の携帯端末30は、配送情報を受信すると(ステップS334)、受信した出荷コードおよび受領コードをたとえばフラッシュメモリ306に格納する。
以上で、第1集荷処理は終了される。
このように、集荷業者は、自分の携帯端末50のカメラ508で梱包箱に貼り付けられた出荷ラベルを撮影するだけで、キャリアサーバ10への集荷完了の連絡を行なうことができる。これにより、集荷業者に商品が持ち込まれたか否かを容易に管理することができる。
なお、本実施の形態では、集荷業者の携帯端末50において、出荷コードの一致/不一致を判断し、一致した場合に、キャリアサーバ10に集荷完了の連絡を行なうこととした。これにより、キャリアサーバ10への通信のデータ量を少なくすることができ、通信時間を短縮化することができる。しかしながら、このような方法に限定されるものではなく、たとえば、集荷業者の携帯端末50は、撮影した出荷用2次元コードの画像データを、集荷確認情報(集荷業者が商品を集荷したことを示すための情報)としてキャリアサーバ10に送信し、キャリアサーバ10内において、出荷コードの一致/不一致を判断してもよい。
(第2集荷処理について)
図28は、第2集荷処理を示すフローチャートである。
配送業者は、キャリアサーバ10より配送情報の連絡を受けると(図27のステップS334)、商品(梱包箱)が持ち込まれた集荷ポイントへ商品を取りに行く。配送業者が当該集荷ポイントへ到着すると、配送業者の携帯端末30は、所定の操作が行なわれることで、キャリアサーバ10に対しメインメニューの要求を行なう(ステップS402)。キャリアサーバ10の第2集荷処理部14は、要求のあった配送業者の携帯端末30に対し、メインメニューの送信を行なう(ステップS404)。
次に、配送業者の携帯端末30は、キャリアサーバ10に対し、集荷連絡画面の要求を行なう(ステップS406)。キャリアサーバ10の第2集荷処理部14は、要求のあった配送業者の携帯端末30に対し、集荷連絡画面の送信を行なう(ステップS408)。
配送業者の携帯端末30は、集荷連絡画面を表示部305に表示し、ユーザ(配送業者)から、撮影の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS410)。表示部305に表示される集荷連絡画面は、第1集荷処理で示した図34と同様であってよい。
配送業者の携帯端末30のCPU301は、ユーザより撮影の指示が入力されるまで待機する(ステップS410においてNO)。ユーザより撮影の指示が入力されると(ステップS410においてYES)、カメラ308によって集荷商品の梱包箱に貼付けられたラベル上の、二次元化された出荷コード(出荷用2次元コード)が撮影される(ステップS412)。配送業者の携帯端末30のCPU301は、撮影された出荷用2次元コードを読み込み、出荷用2次元コードを出荷コードに変換する処理を行なう。
次に配送業者の携帯端末30のCPU301は、フラッシュメモリ306に記憶された出荷コードと、撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷コードとが一致しているか否かを判断する(ステップS414)。出荷コードが一致していると判断された場合(ステップS414においてYES)、ステップS416に進む。一方、出荷コードが一致していないと判断された場合(ステップS414においてNO)、ステップS410に戻る。
ステップS416において、配送業者の携帯端末30は、2次集荷完了連絡のデータを生成し、2次集荷を完了した旨の連絡を行なう。
キャリアサーバ10の第2集荷処理部14は、2次集荷の完了連絡を受信すると(ステップS418)、進捗状況テーブル1142の配送業者集荷日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
以上で第2集荷処理は終了される。
このように、配送業者は、自分の携帯端末30のカメラ308で梱包箱に貼り付けられた出荷ラベルを撮影するだけで、キャリアサーバ10への集荷完了の連絡を行なうことができる。これにより、配送業者により商品が引き取られたか否かを容易に管理することができる。
なお、本実施の形態では、配送業者の携帯端末30において、出荷コードの一致/不一致を判断し、一致した場合に、キャリアサーバ10に集荷完了の連絡を行なうこととした。これにより、キャリアサーバ10への通信のデータ量を少なくすることができ、通信時間を短縮化することができる。しかしながら、このような方法に限定されるものではなく、たとえば、配送業者の携帯端末30は、撮影した出荷用2次元コードの画像データを、集荷確認情報(配送業者が商品を集荷したことを示すための情報)としてキャリアサーバ10に送信し、キャリアサーバ10内において、出荷コードの一致/不一致を判断してもよい。
(受領処理について)
図29は、受領処理を示すフローチャートである。
配送業者によって、発注者に商品(梱包箱)が届けられると、配送業者が所定の操作を行なうことで、配送業者の携帯端末30は、キャリアサーバ10に対し、メインメニューに要求を行なう(ステップS502)。キャリアサーバ10の受領処理部15は、要求のあった配送業者の携帯端末30に対し、メインメニューを送信する(ステップS504)。
次に、配送業者の携帯端末30は、キャリアサーバ10に対し、受領連絡画面の要求を行なう(ステップS506)。キャリアサーバ10の受領処理部15は、要求のあった配送業者の携帯端末30に対し、受領連絡画面を送信する(ステップS508)。ステップS508の処理が終わると、ステップS521に進む。
一方で、配送業者によって、発注者に商品(梱包箱)が届けられると、発注者の携帯端末40は、ユーザ(発注者)からの受領コード呼出の指示の入力を受付ける(ステップS510)。受領コード呼出の指示が入力されると、発注者の携帯端末40のCPU401は、フラッシュメモリ406に記憶しておいた受領コードを呼出す(読み出す)(ステップS512)。
ここで、発注者の携帯端末40が、ICカード機能を有している場合(ステップS514においてYES)、ステップS516に進む。これに対し、発注者の携帯端末40が、ICカード機能を有していない場合(ステップS514においてNO)、ステップS518に進む。
このように、本実施の形態では、発注者の携帯端末40がICカード機能を有しているか否かに応じて、受領確認のための処理が異なる。
ステップS516において、発注者の携帯端末40のCPU401は、読み出した受領コードをICカード410に書込む。
一方、ステップS518においては、発注者の携帯電話40のCPU401は、読み出した受領コードを2次元コード(受領用2次元コード)に変換する。その後、CPU401は、変換された受領用2次元コードを表示部405に表示する。
上記ステップS508においてキャリアサーバ10より受領連絡画面が送信されると、ステップS521において、配送業者の携帯端末30は、表示部305に受領連絡画面を表示する。ここで、配送業者の携帯端末30の表示部305に表示される受領連絡画面の一例を図35に示す。
図35を参照して、受領連絡画面では、たとえば、「ICカードリーダで発注者の携帯端末より受領用2次元コードを読み取って下さい。または、発注者の携帯端末の画面に表示された受領用2次元コードを撮影して下さい。」というメッセージが表示される。
このように、発注者の携帯端末40がICカード機能を有しているか否かに基づき、配送業者は、ICカードリーダ32による受領用2次元コード読み取りのための操作またはカメラ308による受領用2次元コード撮影のための操作を行なうことになる。
受領連絡画面が表示された後、配送業者の携帯端末30のCPU301は、ユーザ(配送業者)より、ICカードリーダ32による受領用2次元コード読み取りの指示が入力されたか否かを判断する(ステップS522)。ICカードリーダ32による受領用2次元コード読み取りの指示を検知すると(ステップS522においてYES)、ステップS524に進む。一方、ICカードリーダ32による受領用2次元コード読取の指示が検知されない場合(ステップS522においてNO)、ステップS526に進む。
ステップS524において、配送業者は発注者の携帯端末40にICカードリーダ32を接触させることで、ICカードリーダ32によって発注者の携帯端末40のICカード410に書込まれた受領コードが読取られる。ステップS524の処理が終わると、ステップS530に進む。
ステップS526において、配送業者の携帯端末30のCPU301は、ユーザより、撮影の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS526)。撮影の指示が検知されない場合(ステップS526においてNO)、ステップS522に戻る。ユーザからの撮影の指示が検知されると(ステップS526においてYES)、カメラ308によって発注者の携帯端末40の表示部405の画面上に表示された、2次元化された受領コード(受領用2次元コード)が撮影される(ステップS528)。配送業者の携帯端末30のCPU301は、撮影された受領用2次元コードを読み込み、受領用2次元コードを受領コードに変換する処理を行なう。ステップS528の処理が終わると、ステップS530に進む。
ステップS530において、配送業者の携帯端末30のCPU301は、フラッシュメモリ306に記憶しておいた受領コードと、読み取られた受領コードまたは撮影された受領用2次元コードに基づく受領コードとが一致しているか否かを判断する。受領コードが一致していないと判断された場合(ステップS530においてNO)、ステップS522に戻る。受領コードが一致していると判断された場合(ステップS530においてYES)、配送業者の携帯端末30は、受領確認連絡のデータを生成し、キャリアサーバ10に対し、受領確認(引渡し完了)の連絡を行なう(ステップS532)。
キャリアサーバ10の受領処理部15は、配送業者の携帯端末30より、受領確認の連絡を受信すると(ステップS534)、進捗状況テーブル1142の配送完了日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。また、進捗状況テーブル1142の返品期限日の欄に、現在日よりたとえば所定期間後の日付を記録する。返品期限日の欄に記録される日付は、商品ごとに異なっていてよい。
このように、商品が発注者に届けられたことが確認できると、キャリアサーバ10の受領処理部15は、銀行サーバ60にアクセスして、各種料金の仮払処理を行なう(ステップS536)。具体的には、受領処理部15は、進捗状況テーブル1142において注文IDと対応付けられている発注者IDより、発注者テーブル1111において該発注者IDと対応付けられている発注者口座を特定する。そして、その発注者口座から、請求金額(商品代金+配送料金+サーバ利用料)を引き落とし、引き落とした請求金額を携帯電話キャリア仮払口座に移動させる。なお、ここで発注者の口座から引き落とされる配送料金は、配送実費であってもよいし、受注時に発注者に提示した受注時の配送料金であってもよい。発注者の口座から引き落とされる配送料金が後者の場合、配送実費の方が配送料金よりも高ければ、電子商店の出店者がその差額分を負担することとしてよい。
仮払処理が終わると、受領処理部15は、進捗状況テーブル1142の仮払処理日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
また、キャリアサーバ10の受領処理部15は、銀行サーバ60にアクセスして、配送実費支払処理を行なう(ステップS538)。具体的には、進捗状況テーブル1142において注文IDと対応付けられている商店IDより、電子商店テーブル1121において該商店IDと対応付けられている電子商店の出店者の口座を読み出す。そして、その電子商店の出店者の口座から配送料金(実費)とサーバ利用料とを引き落とし、配送業者の口座に配送料金を振り込み、サーバ利用料を携帯電話キャリア口座に振り込む。配送実費支払処理が終わると、受領処理部15は、進捗状況テーブル1142の配送費支払処理日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
以上で受領処理は終了される。
このように、本実施の形態では、配送業者は、自分の携帯端末30のカメラ308で、発注者の携帯端末40の表示部405に表示された2次元コードを撮影するだけで、キャリアサーバ10への受領確認(引渡し完了)の連絡を行なうことができる。これにより、配送業者から発注者へ商品が届けられたか否かを容易に管理することができる。さらに、受領処理時に発注者の携帯端末40側で操作が行われるまで公開されない、2次元コードを撮影することで、受領用コードの一致/不一致が判断されるため、配送業者による不正(データの改ざん等)を防止することができる。
または、配送業者は、自分の携帯端末30に接続されたICカードリーダ32によって、発注者の携帯端末40のICカード410に書き込まれた受領用コードを読み取るだけで、キャリアサーバ10への受領確認(引渡し完了)の連絡を行なうことができる。これにより、配送業者から発注者へ商品が届けられたか否かを容易に管理することができる。さらに、ICカード410に書き込まれた受領用コードは改ざんすることが困難またはできないため、配送業者による不正(データの改ざん等)を防止することができる。
また、キャリアサーバ10は、受領確認の連絡を受けると所定の仮払処理を実行するため、電子商店の出店者の管理負担を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、配送業者の携帯端末30において、受領コードの一致/不一致を判断し、一致した場合に、キャリアサーバ10に受領確認(引渡し完了)の連絡を行なうこととした。これにより、キャリアサーバ10への通信のデータ量を少なくすることができ、通信時間を短縮化することができる。しかしながら、このような方法に限定されるものではなく、たとえば、配送業者の携帯端末30は、撮影した受領用2次元コードの画像データを、受領確認情報(発注者が商品を受領したことを示すための情報)としてキャリアサーバ10に送信し、キャリアサーバ10内において、受領コードの一致/不一致を判断してもよい。または、配送業者の携帯端末30は、ICカードリーダ32により読み取られた受領コードをキャリアサーバ10に送信し、キャリアサーバ10内において、受領コードの一致/不一致を判断してもよい。
(返品処理について)
図30は、返品処理を示すフローチャートである。
図30を参照して、発注者の携帯端末40は、発注者からの指示に基づき、キャリアサーバ10に対し、メインメニューの要求を行なう(ステップS602)。キャリアサーバ10の返品処理部16は、要求のあった発注者の携帯端末40に対し、メインメニューを送信する(ステップS604)。
次に、発注者の携帯端末40は、キャリアサーバ10に対し、返品請求画面の要求を行なう(ステップS606)。キャリアサーバ10の返品処理部16は、要求のあった発注者の携帯端末40に対し、返品請求画面の送信を行なう(ステップS608)。
発注者の携帯端末40は、表示部405に返品請求画面を表示し、ユーザより返品情報の入力を受付ける(ステップS610)。ここで、表示部405に表示される返品請求画面の一例を図36に示す。
図36を参照して、返品請求画面には、発注者のIDおよびパスワードを入力するための入力欄が表示され、さらに、たとえば「返品対象商品のラベル(出荷用2次元コード)を撮影して下さい。」というメッセージが表示される。
次に、発注者の携帯端末40のCPU401は、ユーザ(発注者)より、撮影の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS612)。撮影の指示が入力されるまで待機する(ステップS612においてNO)。ユーザより撮影の指示が入力されたと判断された場合(ステップS612においてYES)、カメラ408によって返品対象商品の梱包箱に貼り付けられたラベル上の、2次元化された出荷コード(出荷用2次元コード)が撮影される(ステップS614)。発注者の携帯端末40のCPU401は、撮影された出荷用2次元コードを読み込み、出荷用2次元コードを出荷コードに変換する処理を行なう。
出荷用2次元コードが撮影されると、発注者の携帯端末40は、キャリアサーバ10に対し、返品請求を行なう(ステップS616)。返品請求には、撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷コード、および、返品商品の発注者を特定するための情報(発注者ID、パスワード)が含まれる。
キャリアサーバ10の返品処理部16は、返品請求を受付ける(ステップS618)。返品請求を受付けると、返品処理部16は、受注テーブル1141を参照して、受信した出荷コードに基づき、返品請求対象の梱包ID、数量、注文ID、および、進捗状況テーブル1142を参照して商品ID、集荷ポイント集荷日時を特定する。その後、返品処理部16は、進捗状況テーブル1142の返品受付日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
次に、返品処理部16は、返品請求の対象の商品が、決済処理済か否かを判断する(ステップS620)。具体的には、進捗状況テーブル1142を参照して、返品対象の注文IDに対応する決済処理日時の欄に日付が記録されているか否かを判断する。
返品請求の対象の商品が、決済処理済であると判断された場合(ステップS620においてYES)、返品処理は終了される。
一方、決済処理済でないと判断された場合(ステップS620においてNO)、返品処理部16は、電子商店の携帯端末20に対し、電子メールにて、出荷コードを含む返品情報を連絡する(ステップS622)。返品情報の連絡を行なうと、進捗状況テーブル1142の返品連絡日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。返品情報としては、出荷コードのほかに、返品商品を特定するための情報(注文ID、商品ID、数量および集荷ポイント集荷日時など)が含まれる。
電子商店の携帯端末20は、キャリアサーバ10より返品情報の連絡を受信すると(ステップS624)、受信した出荷コードを、たとえばフラッシュメモリ204に格納する。
以上で、返品処理は終了される。
このように、本実施の形態では、梱包箱に貼り付けられていた出荷用ラベルを利用して、容易に返品管理を行なうことができる。
(返品受領処理について)
図31は、返品受領処理を示すフローチャートである。
返品商品が、(配送業者により)電子商店の出店者に届けられると、電子商店の携帯端末20は、出店者からの指示に基づき、キャリアサーバ10に対しメインメニューの要求を行なう(ステップS702)。キャリアサーバ10の返品受領処理部17は、要求のあった電子商店の携帯端末20に対し、メインメニューを送信する(ステップS704)。
電子商店の携帯端末20は、次に、電子商店の出店者からの指示に基づき、返品受領連絡画面の要求を行なう(ステップS706)。キャリアサーバ10の返品受領処理部17は、返品受領連絡画面の送信を行なう(ステップS708)。
電子商店の携帯端末20は、返品受領連絡画面を受信すると、ユーザ(出店者)より、撮影の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS710)。電子商店の携帯端末20のCPU201は、ユーザより、撮影の指示が入力されるまで待機する(ステップS710においてNO)。
ユーザより撮影の指示が入力されると(ステップS710においてYES)、カメラ209によって返品商品の梱包箱に貼付けられたラベル上の、2次元化された出荷コード(出荷用2次元コード)を撮影する(ステップS712)。電子商店の携帯端末20のCPU201は、撮影された出荷用2次元コードを読み込み、出荷用2次元コードを出荷コードに変換する処理を行なう。
電子商店の携帯端末20は、フラッシュメモリ204に記憶しておいた出荷コードと撮影された出荷用2次元コードに基づく出荷コードとが一致しているか否かを判断する(ステップS714)。出荷コードが一致していないと判断された場合(ステップS714においてNO)、ステップS710に戻る。一方、出荷コードが一致していると判断された場合(ステップS714においてYES)、電子商店の携帯端末20は、キャリアサーバ10に対し、返品商品の受領完了連絡を行なう(ステップS716)。
キャリアサーバ10の返品受領処理部17は、返品完了の連絡を受信する(ステップS718)。そうすると、進捗状況テーブル1142の返品受取日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
次に、返品受領処理部17は、発注者への返金処理を行なう(ステップS720)。つまり、返品受領処理部17は、進捗状況テーブル1142において注文IDと対応付けられている発注者IDおよび商店IDより、発注者テーブル1111および電子商店テーブル1121において該発注者IDおよび該商店IDと対応付けられている発注者口座および出店者口座を特定する。そして、携帯電話キャリア仮払口座にある請求金額(商品代金+配送料金+サーバ利用料)を発注者の口座に返金する。ただし、既にステップS538で配送実費が差し引かれているため、梱包IDと対応付けて受注テーブル1141の配送実費を出店者口座より引き落し、発注者の口座へ返金する。また、電子商店の出店者の口座から、サーバ利用料を引き落とし、携帯電話キャリア口座に振り込む。返金の処理が終わると、返品受領処理部17は、進捗状況テーブル1142の返金処理日時の欄に、注文IDと対応付けて現在の日時を記録する。
以上で返品受領処理は終了される。
このように、本実施の形態では、電子商店の出店者が返品商品を受領したか否かを容易に管理することができる。また、返品商品の受領が完了すると、発注者への返金処理も自動で行なわれるため、電子商店の出店者による管理負担を大幅に軽減することができる。
なお、本実施の形態では、電子商店の携帯端末20において、出荷コードの一致/不一致を判断し、一致した場合に、キャリアサーバ10に返品商品の受領完了の連絡を行なうこととした。これにより、キャリアサーバ10への通信のデータ量を少なくすることができ、通信時間を短縮化することができる。しかしながら、このような方法に限定されるものではなく、たとえば、電子商店の携帯端末20は、撮影した出荷用2次元コードの画像データを、返品受領確認情報(電子商店の出店者が返品商品を受領したことを示すための情報)としてキャリアサーバ10に送信し、キャリアサーバ10内において、出荷コードの一致/不一致を判断してもよい。
ここでは、返品請求を受付けた後の返品商品の集荷管理については特に記載しなかったが、キャリアサーバ10は、さらに、返品商品の集荷処理を行なうこととしてもよい。
(決済処理について)
図32は、決済処理を示すフローチャートである。
図32を参照して、キャリアサーバ10の決済処理部18は、進捗状況テーブル1142を検索する(ステップS802)。そして、現在の日時が、返品期限を過ぎたか否かを判断する(ステップS804)。現在の日時が返品期限を過ぎていないと判断された場合(ステップS804においてNO)、ステップS802に戻る。一方、返品期限が過ぎたと判断された場合(ステップS804においてYES)、ステップS805に進む。
ステップS805において、決済処理部18は、返品受付済か否かを判断する。具体的には、進捗状況テーブル1142に、返品受付日時が記録されているか否かが判断される。返品受付済みと判断された場合(ステップS805においてYES)、ステップS806に進む。一方、返品受付済みでないと判断された場合(ステップS805においてNO)、この決済処理を終了する。
ステップS806において、決済処理部18は、キャリア仮払口座にある請求金額(商品代金+配送料金+サーバ利用料)を、進捗状況テーブル1142において注文IDと対応付けられている商店IDより、電子商店テーブル1121の出店者口座を特定し、銀行サーバ60にアクセスすることで、電子商店の出店者の口座に振込依頼する(ステップS806)。以上で決済処理は終了される。
以上説明したように、本発明の実施の形態の電子商取引システム1によると、電子商店の出店者による受注後の管理業務を軽減することができる。これにより、小規模な事業者であっても、気軽にEコマースに参入することができる。
なお、電子商店の携帯端末20より、キャリアサーバ10にアクセスして、電子商店のIDを入力することで、進捗状況テーブル1142および引当在庫テーブル1144の内容が確認できてもよい。
また、本実施の形態における受領処理では、発注者の携帯端末40に表示された受領用2次元コードを配送業者の携帯端末30で撮影するか、あるいは、発注者の携帯端末40のICカード410と配送業者の携帯端末30に接続されたICカードリーダ32とを接近させることにより、受領コードの送受信が行なわれた。しかしながら、セキュリティが保たれれば他の方法により受領コードの送受信が行なわれてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における電子商取引システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態の電子商取引システムにおけるキャリアサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の電子商取引システムにおける電子商店の携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の電子商取引システムにおける配送業者の携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の電子商取引システムにおける発注者の携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の電子商取引システムにおける集荷ポイントの携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の電子商取引システムにおけるキャリアサーバの機能ブロック図である。 発注者テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 電子商店テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 商品テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 作業枠テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 在庫テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 配送業者テーブのデータ構造の一例を示す図である。 配送テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 梱包テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 受注テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 進捗状況テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 引当在庫テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 集荷ポイントテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における電子商取引システムにおいて実行される処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における受注処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における受注処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における発送処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における発送処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における発送処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における第1集荷処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における第1集荷処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における第2集荷処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における受領処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における返品処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における返品受領処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における決済処理を示すフローチャートである。 商品発注画面の一例を示す図である。 集荷連絡画面の一例を示す図である。 受領連絡画面の一例を示す図である。 返品請求画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 電子商取引システム、2 携帯電話ネットワーク、3 インターネット、10 キャリアサーバ、11 受注処理部、12 発送処理部、13 第1集荷処理部、14 第2集荷処理部、15 受領処理部、16 返品処理部、17 返品受領処理部、18 決済処理部、20,30,40,50 携帯端末、22 プリンタ、24 PC端末、32 ICカードリーダ、60 銀行サーバ、101,201,301,401,501 CPU、102,202,302,402,502 ROM、103,203,303,403,503 RAM、104 ハードディスク、105,205,307,407,507 通信I/F、107,207,304,404,504 操作部、108,208,305,405,505 表示部、109,206,309,409,509 タイマ、111 発注者管理DB、112 電子商店管理DB、113 配送業者管理DB、114 受注管理DB、116 MAPコードDB、117 集荷ポイントDB、204,306,406,506 フラッシュメモリ、209,308,408,508 カメラ、210,310 入出力I/F、410 ICカード、1111 発注者テーブル、1121 電子商店テーブル、1122 商品テーブル、1123 作業枠テーブル、1124 在庫テーブル、1131 配送業者テーブル、1132 配送テーブル、1133 梱包テーブル、1141 受注テーブル、1142 進捗状況テーブル、1144 引当在庫テーブル、1171 集荷ポイントテーブル。

Claims (19)

  1. 商品の発注者により所有される携帯電話である発注者端末と、
    配送業者により所有される携帯電話である配送業者端末と、
    前記発注者端末および前記配送業者端末と携帯電話ネットワークを介して接続されるキャリアサーバとを備え、
    前記キャリアサーバは、
    前記商品の出荷状況を管理するための出荷用コードとは異なるコードであって、前記発注者による前記商品の受領を管理するための受領用コードを、発注ごとに作成するための第1のコード作成手段と、
    前記受領用コードを前記発注者端末に送信するための第1のデータ送信手段とを含み、
    前記発注者端末は、
    前記キャリアサーバから、前記携帯電話ネットワークを介して前記受領用コードを受信するための第1の受信手段と、
    受信された前記受領用コードを記憶するための第1の記憶手段とを含み、
    前記配送業者端末は、
    前記発注者による操作に応じて前記発注者端末から前記受領用コードを取得するための取得手段と、
    前記取得手段により前記受領用コードが取得された場合に、前記発注者が前記商品を受領したことを確認するための受領確認情報を前記キャリアサーバに送信するための第2のデータ送信手段とを含む、電子商取引システム。
  2. 前記発注者端末は、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記受領用コードを受領用2次元コードに変換するための第1の変換手段と、
    前記受領用2次元コードを表示するための表示手段とをさらに含み、
    前記取得手段は、前記表示手段に表示された前記受領用2次元コードを撮影するための第1の撮影手段を有する、請求項1に記載の電子商取引システム。
  3. 前記第1のデータ送信手段は、さらに、前記受領用コードを前記配送業者端末に送信し、
    前記配送業者端末は、
    前記キャリアサーバから、前記携帯電話ネットワークを介して前記受領用コードを受信するための第2の受信手段と、
    受信された前記受領用コードを記憶するための第2の記憶手段と、
    前記第1の撮影手段により撮影された前記受領用2次元コードに基づく受領用コードと、前記第2の記憶手段に記憶された前記受領用コードとが一致したか否かを判断するための第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により一致していると判断された場合に、受領確認連絡のデータを生成するための第1の生成手段とをさらに含み、
    前記第2のデータ送信手段は、前記キャリアサーバに対し、前記受領確認情報として前記受領確認連絡のデータを送信する、請求項2に記載の電子商取引システム。
  4. 電子商店の出店者により所有され、前記キャリアサーバと前記携帯電話ネットワークを介して接続される携帯電話である電子商店端末と、
    集荷業者により所有され、前記キャリアサーバと前記携帯電話ネットワークを介して接続される携帯電話である集荷業者端末とをさらに備え、
    前記キャリアサーバは、前記出荷用コードを作成するための第2のコード作成手段をさらに含み、
    前記第1のデータ送信手段は、さらに、前記出荷用コードを、前記電子商店端末および前記集荷業者端末に送信し、
    前記電子商店端末は、
    前記キャリアサーバから、前記携帯電話ネットワークを介して前記出荷用コードを受信するための第3の受信手段と、
    受信された前記出荷用コードを出荷用2次元コードに変換するための第2の変換手段と、
    前記出荷用2次元コードの印刷指示を出力するための印刷指示手段とを含み、
    前記集荷業者端末は、
    前記キャリアサーバから、前記携帯電話ネットワークを介して前記出荷用コードを受信するための第4の受信手段と、
    受信された前記出荷用コードを記憶するための第3の記憶手段と、
    前記出店者により前記商品の梱包用材に貼り付けられた前記出荷用2次元コードを撮影するための第2の撮影手段と、
    撮影された前記出荷用2次元コードに基づく出荷用コードと、前記第3の記憶手段に記憶された前記出荷用コードとが一致したか否かを判断するための第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により一致していると判断された場合に、第1の集荷完了連絡のデータを生成するための第2の生成手段と、
    前記キャリアサーバに対し、前記第1の集荷完了連絡のデータを送信するための第3のデータ送信手段とを含む、請求項3に記載の電子商取引システム。
  5. 前記キャリアサーバは、前記集荷業者端末から、前記携帯電話ネットワークを介して前記第1の集荷完了連絡のデータを受信するための第5の受信手段をさらに含み、
    前記第1のデータ送信手段は、前記第1の集荷完了連絡のデータが受信された場合に、前記配送業者端末に前記受領用コードを送信する、請求項4に記載の電子商取引システム。
  6. 前記キャリアサーバは、前記集荷業者端末から、前記携帯電話ネットワークを介して前記第1の集荷完了連絡のデータを受信するための第5の受信手段をさらに含み、
    前記第1のデータ送信手段は、前記第1の集荷完了連絡のデータが受信された場合に、前記発注者端末に前記受領用コードを送信する、請求項4に記載の電子商取引システム。
  7. 前記キャリアサーバは、
    複数の集荷業者の業務場所に関する場所情報を予め記憶するための場所情報記憶手段と、
    前記電子商店端末より受付けられる位置情報と前記場所情報とに基づいて、前記電子商店端末の位置周辺の集荷業者を検索するための検索手段とをさらに含む、請求項4に記載の電子商取引システム。
  8. 前記キャリアサーバは、
    前記発注者および前記出店者それぞれの住所を示す第1の住所情報および第2の住所情報を予め記憶するための住所情報記憶手段と、
    前記商品の受注時に、前記第1および第2の住所情報に基づいて、前記商品の前記発注者への到着予定日を計算するための計算手段と、
    前記出店者により前記商品が持ち込まれた前記集荷業者の前記場所情報と前記第1の住所情報とに基づいて、前記商品の前記発注者への到着予定日を再計算するための再計算手段と、
    予め、前記商品の在庫の有効期限を示す有効期限情報を記憶するための有効期限情報記憶手段と、
    前記有効期限情報に基づいて、前記再計算手段により再計算された到着予定日が前記商品の在庫の有効期限を超えたか否かを判断するための判断手段とをさらに含む、請求項7に記載の電子商取引システム。
  9. 前記第1のデータ送信手段は、さらに、前記出荷用コードを前記配送業者端末に送信し、
    前記第2の受信手段は、前記キャリアサーバから、前記携帯電話ネットワークを介して前記出荷用コードをさらに受信し、
    前記第2の記憶手段は、受信された前記出荷用コードをさらに記憶し、
    前記第1の撮影手段は、前記梱包用材に貼り付けられた前記出荷用2次元コードをさらに撮影し、
    前記配送業者端末は、撮影された前記出荷用2次元コードに基づく出荷用コードと、前記第2の記憶手段に記憶された前記出荷用コードとが一致したか否かを判断するための第3の判断手段と、
    前記第3の判断手段により一致していると判断された場合に、第2の集荷完了連絡のデータを生成するための第3の生成手段とをさらに含み、
    前記第2のデータ送信手段は、さらに、前記キャリアサーバに対し、前記第2の集荷完了連絡のデータを送信する、請求項4に記載の電子商取引システム。
  10. 前記発注者端末は、
    返品対象の前記商品の前記梱包用材に貼り付けられた前記出荷用2次元コードを撮影するための第3の撮影手段と、
    撮影された前記出荷用2次元コードに基づく前記出荷用コードのデータを前記キャリアサーバに送信する第4のデータ送信手段とを含み、
    前記第5の受信手段は、前記発注者端末から、前記携帯電話ネットワークを介して前記出荷用コードをさらに受信し、
    前記キャリアサーバは、前記出荷用コードが受信された場合に、前記返品対象の商品の出店者の前記電子商店端末を検索するための検索手段をさらに含み、
    前記第1のデータ送信手段は、さらに、検索された前記電子商店端末に対し、前記出荷用コードを送信する、請求項9に記載の電子商取引システム。
  11. 前記キャリアサーバは、前記第2のコード作成手段により作成された前記出荷用コードを、前記商品の出店者を識別するための識別情報と関連付けて記憶するための受注管理データベースをさらに含み、
    前記検索手段は、前記受注管理データベースを参照して、前記返品対象の商品の出店者の前記電子商店端末を検索する、請求項10に記載の電子商取引システム。
  12. 前記電子商店端末は、
    前記キャリアサーバより受付けた前記出荷用コードを記憶するための第4の記憶手段と、
    前記返品対象の商品の前記梱包用材に貼り付けられた前記出荷用2次元コードを撮影するための第4の撮影手段と、
    撮影された前記出荷用2次元コードに基づく出荷用コードと、前記第4の記憶手段に記憶された前記出荷用コードとが一致したか否かを判断するための第4の判断手段と、
    前記第4の判断手段により一致していると判断された場合に、返品完了連絡のデータを生成するための第4の生成手段と、
    前記キャリアサーバに対し、前記返品完了連絡のデータを送信するための第5のデータ送信手段とをさらに含む、請求項10に記載の電子商取引システム。
  13. 前記キャリアサーバは、
    前記発注者の口座情報を含む発注者管理データを記憶するための発注者管理テーブルと、
    前記配送業者端末より前記受領確認連絡を受信した場合に、前記発注者管理テーブルを参照して、前記発注者の口座より前記商品の取引に関連する商品関連代金の仮引落処理を行なうための仮引落処理手段と、
    前記電子商店端末より前記返品完了連絡を受信した場合に、前記発注者管理テーブルを参照して、前記発注者の口座に前記商品関連代金の返金処理を行なうための返金処理手段とをさらに含む、請求項12に記載の電子商取引システム。
  14. 前記キャリアサーバは、
    前記出店者の口座情報を含む電子商店管理データを記憶するための電子商店管理テーブルと、
    前記商品の返品期限を経過した場合に、前記電子商店管理テーブルを参照して、前記出店者の口座に前記商品の代金の支払処理を行なうための支払処理手段とをさらに含む、請求項13に記載の電子商取引システム。
  15. 前記キャリアサーバは、
    前記発注者より前記商品の受注があった場合に、前記商品の受注処理を行なうための受注処理手段と、
    電子商店の出店者により所有される電子商店端末より、前記商品の受注時の数量全てが揃わない旨の連絡を受信した場合に、充足分について、前記商品の発送を可能とするための処理を行ない、不足分については、新たな受注処理を行なうための発送処理手段とをさらに含む、請求項1に記載の電子商取引システム。
  16. 前記取得手段は、前記第1の記憶手段に記憶された前記受領用コードを読み取るための読み取り手段を有する、請求項1に記載の電子商取引システム。
  17. 前記第1のデータ送信手段は、さらに、前記受領用コードを前記配送業者端末に送信し、
    前記配送業者端末は、
    前記キャリアサーバから、前記携帯電話ネットワークを介して前記受領用コードを受信するための第2の受信手段と、
    受信された前記受領用コードを記憶するための第2の記憶手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた前記受領用コードと、前記第2の記憶手段に記憶された前記受領用コードとが一致したか否かを判断するための判断手段と、
    前記判断手段により一致していると判断された場合に、受領確認連絡のデータを生成するための生成手段とをさらに含み、
    前記第2のデータ送信手段は、前記キャリアサーバに対し、前記受領確認情報として受領確認連絡のデータを送信する、請求項16に記載の電子商取引システム。
  18. 電子商店の出店者により所有される携帯電話である電子商店端末、集荷業者により所有される携帯電話である集荷業者端末、および、配送業者により所有される携帯電話である配送業者端末と携帯電話ネットワークを介して接続されるキャリアサーバであって、
    発注者より商品を受注した場合に、前記商品の出荷状況を管理するための出荷用コードを作成するための第1のコード作成手段と、
    前記出荷用コードを、前記電子商店端末および前記集荷業者端末に送信するためのデータ送信手段と、
    前記集荷業者端末より、前記出荷用コードに基づいた集荷完了連絡のデータを受信するためのデータ受信手段とを備え、
    前記データ送信手段は、前記第1の集荷完了連絡を受信した場合に、前記出荷用コードを前記配送業者端末にさらに送信する、キャリアサーバ。
  19. 前記発注者による前記商品の受領を管理するための受領用コードを作成するための第2のコード作成手段をさらに備え、
    前記データ送信手段は、さらに、前記発注者により所有される携帯電話である発注者端末および前記配送業者端末に前記受領用コードを送信し、
    前記データ受信手段は、さらに、前記配送業者端末より前記受領用コードに基づいた受領確認連絡のデータを受信する、請求項18に記載のキャリアサーバ。
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