JP2022049801A - 物品管理システム、及び、物品管理プログラム - Google Patents

物品管理システム、及び、物品管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物品の発注処理を効率的に行うことができる物品管理システム、及び、物品管理プログラムを提供することができる。【解決手段】物品管理システムは、RFIDタグを収容する収容部に設けられるアンテナを有し、前記アンテナで前記RFIDタグを読み取るRFIDリーダと、前記RFIDリーダが前記RFIDタグから読み取った情報によって特定される物品をネットワークを介して前記物品の在庫を取り扱う組織の第2情報処理部に発注する第1情報処理部とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、物品管理システム、及び、物品管理プログラムに関する。
従来より、医療現場における医療品が置かれる場所に設置される通信シートであって、当該通信シートの内部を伝達する電磁波が当該通信シートの表面から浸出することによって近接場が生じる通信シートと、前記通信シートに前記電磁波を送信し、当該送信した電磁波によって生じた前記近接場を介して、前記医療品に付されたタグから前記医療品の管理情報を読み取る読取部と、前記読取部による前記管理情報の読み取り結果に基づいて、所定処理を実行する実行部と、を備えたことを特徴とする医療品管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。
前記医療品は、前記医療現場において消費される消耗品であり、前記実行部は、前記読取部によって読み取られた前記管理情報に基づいて、前記医療品を補充すべきか否かを判定し、前記医療品を補充すべきであると判定した場合、前記医療品を発注先のサーバに発注する。
前記実行部は、前記読取部によって読み取られた前記管理情報に基づいて定められる前記医療品の在庫量が、予め定められた閾値を下回った場合に、前記医療品を補充すべきであると判定する。
特開2017-021806号公報
ところで、従来の医療品管理システムは、医療品を補充すべきか否かを判定するために在庫量が閾値を下回ったかどうかを判定しており、発注処理を効率的に行えていない。
そこで、本発明の一実施形態では、物品の発注処理を効率的に行うことができる物品管理システム、及び、物品管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一態様に係る物品管理システムは、RFIDタグを収容する収容部に設けられるアンテナを有し、前記アンテナで前記RFIDタグを読み取るRFIDリーダと、前記RFIDリーダが前記RFIDタグから読み取った情報によって特定される物品をネットワークを介して前記物品の在庫を取り扱う組織の第2情報処理部に発注する第1情報処理部とを含む。
この態様によれば、RFIDタグを収容部に入れれば、物品の発注が行われる。したがって、物品の発注処理を効率的に行うことができる物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記アンテナは、前記収容部に前記RFIDタグを入れる入口に設けられてもよい。
この態様によれば、収容部の入口に設けられたアンテナでより確実にRFIDタグを読み取ることができるので、物品の発注処理を効率的に行うことができるとともに、読み取りの確実性を向上させた物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記物品は前記RFIDタグが取り付けられた状態で前記第1情報処理部を利用する組織に納入され、前記RFIDタグは、前記第1情報処理部を利用する組織において、前記物品から取り外されて前記収容部に入れられてもよい。
この態様によれば、収容部にはRFIDタグのみを入れ、物品は入れずに済むので、物品の発注処理を効率的に行うことができるとともに、収容部の小形化を図った物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記第1情報処理部から伝送される発注データを中継し、前記第2情報処理部に発注する第3情報処理部をさらに含んでもよい。
この態様によれば、物品の発注処理を効率的に行うことができるとともに、第1情報処理部と第2情報処理部との間の第3情報処理部で発注データを管理可能な物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記第3情報処理部は、前記第1情報処理部からの前記物品の発注量に応じた請求額を表す請求データを作成し、前記第1情報処理部に送信する請求管理部と、前記RFIDタグの利用に応じた利用額を求める利用額管理部とを有していてもよい。
この態様によれば、第3情報処理部において、請求データの作成及び前記第1情報処理部への送信を行う処理と、利用額を求める処理とを実行可能である。このため、物品の発注処理を効率的に行うことができるとともに、第3情報処理部において、利用額を求めることができる物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記利用額管理部は、前記請求額から前記利用額を減じた残りの金額(購入金額)を前記第2情報処理部を利用する組織に通知するとともに、当該組織の口座に振り込んでもよい。
この態様によれば、物品の発注処理を効率的に行うことができるとともに、前記第2情報処理部を利用する組織への購入金額の通知と振込を行うことができる物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記第2情報処理部は、前記第1情報処理部からの発注量に応じた請求額を表す請求データを作成し、前記第1情報処理部に送信する請求管理部と、前記RFIDタグの利用に応じた利用額を求める利用額管理部とを有していてもよい。
この態様によれば、第2情報処理部において、請求データの作成及び前記第1情報処理部への送信を行う処理と、利用額を求める処理とを実行可能である。このため、物品の発注処理を効率的に行うことができるとともに、第2情報処理部において、利用額を求めることができる物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記利用額管理部は、前記利用額を前記RFIDタグの運営管理を行う組織の第3情報処理部に通知するとともに、当該組織の口座に振り込んでもよい。
この態様によれば、物品の発注処理を効率的に行うことができるとともに、前記第3情報処理部を利用する組織への利用額の通知と振込を行うことができる物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の他の観点に係る物品管理システムでは、前記物品は、医療において用いられる物品であってもよい。
この態様によれば、医療材料の発注処理を効率的に行うことができる物品管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態の一態様に係る物品管理プログラムは、RFIDタグを収容する収容部に設けられるアンテナを有するRFIDリーダによって前記RFIDタグが読み取られると、前記RFIDタグから読み取られた情報によって特定される物品をネットワークを介して前記物品の在庫を取り扱う組織の情報処理部に発注するステップをコンピュータに実行させる。
この態様によれば、RFIDタグを収容部に入れれば、物品の発注が行われる。したがって、物品の発注処理を効率的に行うことができる物品管理プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態によれば、品の発注処理を効率的に行うことができる、物品管理システム、及び、物品管理プログラムを提供することができる。
実施形態の物品管理システムに用いられるコンピュータシステム10の構成の一例を示す図である。 実施形態の物品管理システム100の一例を示す図である。 RFIDリーダ110を示す図である。 PC120の制御部121が実行する発注処理を示すフローチャートである。 クラウドシステム130が実行する処理を示すフローチャートである。 A病院、B社、及びC社の間におけるデータと金銭の流れを説明する図である。 実施形態の変形例による物品管理システム100Aを示す図である。 実施形態の変形例におけるA病院、B社、及びC社の間におけるデータと金銭の流れを説明する図である。
以下、本発明の物品管理システム、及び、物品管理プログラムを適用した実施形態について説明する。
<コンピュータシステム>
図1は、実施形態の物品管理システムに用いられるコンピュータシステム10の構成の一例を示す図である。コンピュータシステム10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、補助記憶装置14、表示装置15、操作装置16、I/F(Interface)装置17、及びドライブ装置18を含み、これらはバス19を介して相互に接続されている。
CPU11は、補助記憶装置14にインストールされている各種プログラムを実行する演算デバイスである。
ROM12は、不揮発性メモリである。ROM12は、補助記憶装置14にインストールされている各種プログラムをCPU11が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM12はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。
RAM13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM13は、補助記憶装置14にインストールされている各種プログラムがCPU11によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置14は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。
表示装置15は、コンピュータシステム10の内部状態等を表示する表示デバイスであり、例えば液晶ディスプレイパネル等である。
操作装置16は、コンピュータシステム10の利用者が各種指示を入力する入力デバイスであり、例えば、キーボードやマウス等である。
I/F装置17は、コンピュータシステム10がネットワーク50を介して外部装置と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置18は記憶媒体20をセットするためのデバイスである。ここでいう記憶媒体20には、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記憶媒体20には、EPROM (Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置14にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記憶媒体20がドライブ装置18にセットされ、該記憶媒体20に記録された各種プログラムがドライブ装置18により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置14にインストールされる各種プログラムは、I/F装置17を介して、ネットワーク50とは異なる他のネットワークよりダウンロードされることでインストールされてもよい。
<物品管理システム>
図2は、実施形態の物品管理システム100の一例を示す図である。物品管理システム100は、RFID(Radio Frequency Identifier)リーダ110、PC(Personal Computer)120、及びクラウドシステム130を含む。また、図2には、物品管理システム100に加えてサーバ200を示す。物品管理システム100は、サーバ200を含んでもよいが、ここでは含まない形態について説明する。また、1つのクラウドシステム130に対して複数のPC120と複数のサーバ200が存在していてもよいが、図2では、PC120及びサーバ200を1つずつ示す。
ここで、PC120は、第1情報処理部の一例であり、図1に示すようなコンピュータシステム10によって実現される。サーバ200は、第2情報処理部の一例であり、図1に示すようなコンピュータシステム10によって実現される。また、クラウドシステム130は、1又は複数のコンピュータによって実現される。クラウドシステム130は、第3情報処理部の一例であり、クラウドシステム130を実現する1又は複数のコンピュータシステムの各々は、図1に示すようなコンピュータシステム10によって実現される。なお、RFIDリーダ110については、図2に加えて図3を用いて説明する。図3は、RFIDリーダ110を示す図である。
図2では一例として、複数のRFIDリーダ110がケーブル114を介してPC120に接続されている。なお、RFIDリーダ110とPC120との間は、無線LAN(Local Area Network)等によって接続されていてもよい。また、PC120及びクラウドシステム130はネットワーク50Aを介して接続されており、クラウドシステム130及びサーバ200はネットワーク50Bを介して接続されている。なお、ネットワーク50A、50Bは、図1に示すネットワーク50と同様である。
ここでは、一例としてRFIDリーダ110及びPC120がA病院内で利用され、物品管理システム100がA病院で利用される物品30(図3参照)の発注管理及び請求管理を行う形態について説明する。病院Aで利用される物品30は一般医薬材料等であり、詳細については後述する。A病院は第1組織の一例である。RFIDリーダ110及びPC120の電源は、基本的にオンになっているものとして説明する。なお、物品管理システム100は病院で利用されるものに限定される訳ではなく、物品30も一般医薬材料等に限られるものではない。物品管理システム100は病院以外の様々な施設で利用される物品30の発注等を管理するために利用可能である。
A病院における物品管理システム100の利用者は、例えば医師や看護師等である。PC120は、A病院が物品管理システム100を利用する前から用いているものであってもよい。PC120には、物品管理システム100を利用するに当たって専用のプログラムをインストールすればよい。PC120にインストールする専用のプログラムは、実施形態の物品管理プログラムである。また、PC120は、A病院が利用するSPD(Supply Processing and Distribution:院内物流管理)システムと連携していてもよい。なお、PC120は、A病院が物品管理システム100を導入するにあたって新たに導入したものであってもよい。
サーバ200は、一例として卸業者であるB社が受注管理、在庫管理、発送管理等に用いるサーバである。B社は第2組織の一例である。サーバ200は、B社が物品管理システム100を利用する前から用いているものであってもよい。サーバ200には、物品管理システム100を利用するに当たって専用のプログラムをインストールすればよい。
クラウドシステム130は、物品管理システム100を利用したサービスを提供するC社が利用しているクラウドシステムである。C社は第3組織の一例である。なお、ここではクラウドシステム130を示すが、クラウドシステム130の代わりにC社のサーバやPCを用いてもよい。また、A病院のPC120とB社のサーバ200とがネットワークを介して直接的に(C社が提供するクラウドシステム130を介さずに)発注等を行ってもよい。このような形態については、図7を用いて後述する。
図3には、一例として注射器(注射針+シリンジ)を示すが、物品30は一例として、注射針、シリンジ、カテーテル、及び手術用具等の一般医薬材料等である。各物品30には、固有のIDと物品30の種類等のデータをIC(Integrated Circuit)チップのメモリに格納したRFIDタグ115が取り付けられる。すなわち、A病院にはRFIDタグ115が取り付けられた状態で物品30が納入されている。
RFIDタグ115が物品30に取り付けられるとは、例えばRFIDタグ115が物品30の外表面等に貼り付けられることの他に、物品30の包装に貼り付けている、又は、物品30や包装にストラップ等で固定されること等を意味する。RFIDタグ115は、一例としてパッシブ型であり、バッテリを持たない。RFIDタグ115は、RFIDリーダ110から電波を受信すると、受信した電波の電力で起動して固有のIDを含む信号を放射する。なお、RFIDタグ115は、バッテリを有するアクティブ型であってもよい。
RFIDリーダ110は、A病院の建物内に配置され、RFIDタグ115のICチップに書き込まれた情報を読み出す。RFIDリーダ110がRFIDタグ115を読み取ることにより、A病院内で利用された物品30の種類及び個数等が特定される。
RFIDリーダ110は、図3に示すように、金属筐体111、アンテナ112、本体部113、及びケーブル114を有する。RFIDリーダ110は、RFIDタグ115を読み取った結果を表示する表示部や、読み取ったことを表す音声等を出力する音声出力部等を有していてもよいが、ここでは省略する。
金属筐体111は収容部の一例であり、上面に開口部111Aを有する。開口部111Aは金属筐体111の入口の一例である。金属筐体111は、開口部111A以外は封止されており、内部にアンテナ112及び本体部113が配置されている。金属筐体111は、RFIDタグ115を回収するための容器である。A病院における物品管理システム100の利用者は、物品30を使用する際にRFIDタグ115を物品30から取り外して金属筐体111の開口部111Aに投入する。なお、RFIDタグ115を物品30から取り外さずに金属筐体111に収容する構成であってもよいが、物品30から取り外す場合には金属筐体111の小形化を図ることができる。
アンテナ112は、金属筐体111の内部で開口部111Aの真下に設けられており、開口部111Aを通って金属筐体111に収容されるRFIDタグ115を確実に読み取れる位置に配置されている。換言すれば、アンテナ112は、金属筐体111の開口部111Aに設けられている。RFIDリーダ110は、高速で繰り返し読み取りを行うため、一例として開口部111Aから投入されるRFIDタグ115を複数回読み取ることができる。
本体部113は、アンテナ112に接続され、アンテナ112と同様に金属筐体111の内部に配置されている。本体部113は、アンテナ112が受信した電波に含まれるIDと物品30に関する情報(物品情報)を読み取り、各RFIDタグ115を識別するとともに物品情報を取得する。このため、利用者がRFIDタグ115を金属筐体111に投入すると、RFIDリーダ110によってRFIDタグ115のICチップからID及び物品情報が読み取られる。本体部113は、ケーブル114を介してPC120に接続されている。物品情報は物品30の種類を表すデータの他に物品30の使用期限等のデータを含んでいてもよい。
PC120は、制御部121及びメモリ122を有する。制御部121は、PC120が物品管理システム100における発注処理等を実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ122は、PC120のメモリを機能的に表したものである。メモリ122は、制御部121が物品管理システム100における発注処理等を実行する際に利用する物品管理プログラムやデータを格納する。メモリ122が格納するデータには、種々の物品情報と物品30の種類を表すテーブルデータが含まれる。RFIDリーダ110から入手した物品情報が表す物品30の特定に用いるためである。なお、PC120は、制御部121及びメモリ122以外にも例えばSPDシステムに用いる機能ブロック等を有するが、ここでは省略する。
制御部121は、RFIDリーダ110によってRFIDタグ115のICチップからID及び物品情報が読み取られると、ネットワーク50Aを介してクラウドシステム130に対して、物品情報が表す物品30の発注を行う。制御部121は、RFIDタグ115のID及び物品情報が読み取られる度にクラウドシステム130に対して発注を行う。このような発注処理によってPC120から発注データがクラウドシステム130に送信される。発注データは、発注した物品30についての物品情報と個数を表す。メモリ122には、ID及び発注内容等を表すデータも格納される。
クラウドシステム130は、主制御部131、発注管理部132、請求管理部133、利用額管理部134、及びメモリ135を有する。主制御部131、発注管理部132、請求管理部133、利用額管理部134は、クラウドシステム130が物品管理システム100における発注処理等を実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ135は、クラウドシステム130のメモリを機能的に表したものである。
ここでは、クラウドシステム130がPC120とサーバ200の間において、物品30についての発注データの中継や請求データの作成等の処理を行う形態について説明するが、クラウドシステム130は、ここでは説明しないその他のサービスをA病院やB社に提供していてもよい。このようなその他のサービスとしては、例えばクラウドでの会計処理や人事管理等がある。
主制御部131は、クラウドシステム130の処理を統括する処理部であり、発注管理部132、請求管理部133、及び利用額管理部134が実行する処理以外の処理を実行する。
発注管理部132は、PC120から受信した発注データに基づいて、サーバ200に対して物品30の発注処理を行う。発注管理部132が行う発注処理は、PC120から受信した発注データが表す物品30及び個数の分だけ卸業者であるB社のサーバ200に発注する処理であり、A病院の発注データをサーバ200に中継する処理である。また、発注管理部132は、PC120から受信した発注データの内容をメモリ135に格納して管理する。
請求管理部133は、PC120から受信した発注データに基づいて請求データを作成するとともに、請求データをPC120に送信する処理を行う。請求データは、例えば発注データを受け取る度に請求額の合計額を更新してA病院との契約で予め決めた締め日で区切ってもよいし、例えばA病院との契約で予め決めた締め日においてまとめて作成してもよい。また、請求データの送信は、例えばA病院との契約で予め決めた締め日に1ヶ月に一度行えばよい。
利用額管理部134は、RFIDタグ115の利用に応じた利用額を求める処理、1ヶ月分の請求データが表す請求額から1ヶ月分の利用額を減じた残りの金額を物品30の購入金額としてサーバ200に通知する処理、及び、購入金額をB社の口座に振り込む処理を行う。
ここで、RFIDタグ115の利用に応じた利用額とは、物品管理システム100を利用して物品30を発注して購入するA病院が支払う金額のうち、物品管理システム100を運営するC社の取り分になる金額である。ここでは、一例としてA病院から見ると、物品管理システム100を利用してクラウドシステム130に発注を行う場合と、物品管理システム100を利用せずに直接的にB社に発注して購入する場合とで、購入金額が等しくなるように設定されているものとする。RFIDタグ115の利用に応じた利用額を支払うのは一例としてB社であり、B社は物品管理システム100を利用してA病院からの発注を効率的かつ確実に受けることができる代わりに、物品30の販売価格をRFIDタグ115の利用に応じた利用額だけ値引きして、RFIDタグ115の利用に応じた利用額をC社に対して支払うスキームになっている。
一例として、A病院が物品管理システム100を利用せずに直接的にB社に発注してある物品30を購入する場合の単価が500円だとすると、A病院が物品管理システム100を利用してクラウドシステム130に発注して同じ物品30を購入する場合の単価も500円である。そして、ある物品30の単価500円のうち、C社の取り分は50円であり、B社の取り分は450円になる。このように、ある物品30について、一例としてB社はC社に対して1個につき50円を物品管理システム100の利用料又は発注の仲介手数料として支払うことになる。
世の中にはインターネットやクラウドを利用した種々のサービスがあるが、サービスを受けようとする組織(ここではA病院)にとっては、初期費用が安いとサービスの利用を開始し易い。そこで、物品管理システム100では、RFIDリーダ110の利用料、RFIDタグ115の利用料、PC120にインストールする物品管理システム100用の物品管理プログラムの利用料、及びクラウドシステム130の利用料をA病院から徴収せずに、A病院がPC120を利用してクラウドシステム130にアクセスして購入した物品30の個数(利用したRFIDタグ115の個数)に応じて、C社が手数料のような形でB社の売り上げの一部を取得するスキームになっている。このため、RFIDタグ115の利用に応じた利用額とは、A病院がPC120を利用してクラウドシステム130にアクセスして購入した物品30の個数に応じて、C社がB社から売り上げの一部を徴収する金額である。
ここで、B社とC社との間で契約する料金体系としては、物品30の種類毎に1個の物品30についての手数料を決めて、1ヶ月の販売個数に応じてB社がC社に支払う従量課金制の料金体系であってもよいし、物品30の種類毎に1ヶ月の販売数が所定数に達するまでは○○万円の定額制で、所定数を超えた分については1個につき□□円のような従量課金制とする料金体系であってもよい。また、その他の料金体系であってもよい。このようにして、C社は物品管理システム100の利用料をRFIDタグ115の利用に応じた利用額として回収する。なお、ここでは利用料をB社が負担する形態について説明するが、A病院及びB社が負担してもよいし、A病院が負担してもよい。
メモリ135は、物品管理システム100においてクラウドシステム130の主制御部131、発注管理部132、請求管理部133、利用額管理部134が上述のような処理等を実行する際に利用するプログラムやデータを格納する。
サーバ200は、制御部201及びメモリ202を有する。制御部201は、サーバ200が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ202は、サーバ200のメモリを機能的に表したものである。
制御部201は、クラウドシステム130から受信した発注データに基づく物品30の発送の手配を行う処理、毎月のA病院の物品30についての購入金額を表すデータをクラウドシステム130から受信する処理、C社から入金される物品30の代金の受け取りを管理する処理等を行う。メモリ202は、制御部201が処理等を実行する際に利用するプログラムやデータに加えて、制御部201がクラウドシステム130から受信した発注データや、発注データに基づいて配送される物品30の物品情報や個数等のデータを格納する。
B社は、クラウドシステム130から発注データを受信すると、直ちに物品30の発送の手配を行い、物品30を発注された個数だけA病院に発送する。発送は、例えば宅配便等で行えばよい。
<発注処理>
図4は、PC120の制御部121が実行する発注処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、制御部121が所定の制御周期で繰り返し実行する。
制御部121は、RFIDリーダ110からID及び物品情報を入手したかどうかを判定する(ステップS1)。RFIDリーダ110はID及び物品情報を読み取ると、すぐにPC120に伝送するため、RFIDリーダ110によってRFIDタグ115が読み取られる度に、ID及び物品情報がPC120に通知される。利用者がRFIDタグ115を金属筐体111に収容する行為は、物品30の使用履歴をPC120に残すとともに、物品30を発注する行為になる。なお、制御部121は、ID及び物品情報を入手していない(S1:NO)と判定すると、ステップS1の処理を繰り返し実行する。
制御部121は、ID及び物品情報を入手した(S1:YES)と判定すると、入手した物品情報によって特定される物品30を入手した物品情報の数だけネットワーク50Aを介してクラウドシステム130に発注する(ステップS2)。このようにして、A病院において使用された物品30について、使用された数だけ発注が行われる。このため、A病院では各物品30を一定数だけ在庫しておくことができ、各物品30についての発注漏れや品切れを抑制することができる。特に、医療材料等は、病院にストックしておく個数を決めていることがあるので、このような場合には、使用した分がすぐに補充されることにより、ストック数を一定にすることができる。
制御部121は、発注した物品30についての物品情報と個数をメモリ122に登録する(ステップS3)。このため、PC120のメモリ122を見れば、各物品30の使用数と発注数を確認することができる。
<クラウドシステム130が実行する処理>
図5は、クラウドシステム130が実行する処理を示すフローチャートである。主制御部131は、処理をスタートさせると、発注管理部132、請求管理部133、利用額管理部134に対して以下の処理を行わせる。
発注管理部132は、PC120から発注データを受信したかどうかを判定する(ステップS11)。発注管理部132は、PC120から発注データを受信するまでステップS11の処理を繰り返し実行する。
発注管理部132は、PC120から発注データを受信した(S11:YES)と判定すると、サーバ200に対して物品30の発注処理を行う(ステップS12)。このように、クラウドシステム130は、A病院から受信した発注データをC社のサーバ200に中継する。このときにA病院から複数の発注データを受信した場合には、発注管理部132は、複数の発注データの内容をまとめた発注データをサーバ200に送信するようにしてもよい。
請求管理部133は、PC120から受信した発注データに基づいて請求データを作成する(ステップS13)。ここでは、一例として発注データを受信する度に請求管理部133が請求額の合計額を更新してA病院との契約で予め決めた締め日で区切る場合について説明する。
利用額管理部134は、RFIDタグ115の利用に応じた利用額を求める(ステップS14)。利用額管理部134は、発注データに含まれる物品30の種類と個数に応じて利用額を求める。
請求管理部133は、締め日であるかどうかを判定する(ステップS15)。締め日であれば、1ヶ月分の請求額を計算するためである。
ステップS15において、請求管理部133が締め日ではない(S15:NO)と判定すると、フローはステップS11にリターンする。締め日が到来していないので、繰り返し請求データの作成と利用額の算出を行うためである。
請求管理部133は、ステップS15において締め日である(S15:YES)と判定すると、1ヶ月分の請求額を表す請求データをPC120に送信する(ステップS16)。すなわち、A病院に1ヶ月分の請求データが送付されることになる。
利用額管理部134は、1ヶ月分の請求データが表す請求額から1ヶ月分の利用額を減じた残りの金額を1ヶ月分の購入金額としてサーバ200に通知し、購入金額をB社の口座に振り込む(ステップS17)。
利用額管理部134は、1ヶ月分の利用額をC社の口座に振り込む(ステップS18)。これにより、C社は物品管理システム100の利用額を入手する。
以上で1ヶ月分の処理が終了する。次の1ヶ月の期間には、再びステップS11から処理を行えばよい。
<データと金銭の流れ>
図6は、A病院、B社、及びC社の間におけるデータと金銭の流れを説明する図である。ここでは、より現実的な状況を説明するために、A1病院からAn病院についてのn個のPC120、1個のクラウドシステム130、及びB1社からBm社までのm個のサーバ200を示す。n、mは2以上の任意の整数である。
n個のPC120、1個のクラウドシステム130、及びm個のサーバ200は、ネットワーク50A、50B(図2参照)を介してデータ通信可能である。図6ではネットワーク50A、50B(図2参照)を省略し、データと支払いの流れを示す。
A1病院からAn病院のn個のPC120から矢印(1)で示すように発注データが送信されると、クラウドシステム130は、受信した発注データを(2)に示すように管理するとともに、矢印(3)で示すようにサーバ200に送信(中継)する。B社は、サーバ200で発注データを受信すると、直ちに物品30を発注された個数だけA1病院からAn病院に発送する。また、クラウドシステム130は、(4)に示すように利用額の計算、請求データの作成を行う。
クラウドシステム130は、締め日が到来すると矢印(5)で示すように請求データを各PC120に送信する。クラウドシステム130は、(6)に示すように1ヶ月分の購入金額を計算し、矢印(7)で示すようにB1社からBm社に購入金額を通知し、B1社からBm社の口座にそれぞれの購入金額を振り込む。また、クラウドシステム130は、矢印(8)で示すように1ヶ月分の利用額をC社のPC300に通知するとともにC社の口座に振り込む。また、A1病院からAn病院は、それぞれ受信した請求データが表す請求額を矢印(9)で示すようにクラウドシステム130によって管理される所定の口座に振り込む。なお、矢印(9)で示す振り込みは、矢印(5)で示すように請求データを受信したA1病院からAn病院がいずれかの段階で行うため、(6)の計算、(7)の通知、(8)の振り込みよりも早く行われる場合がある。
以上のように、物品管理システム100を利用すると、物品30に取り付けられたRFIDタグ115を取り外してRFIDリーダ110の金属筐体111に入れるだけで、A病院ではそれ以外に何も行わなくても物品30の発注が完了する。
したがって、物品30の発注処理を効率的に行うことができる物品管理システム100、及び、物品管理プログラムを提供することができる。
また、RFIDリーダ110のアンテナ112は、金属筐体111の開口部111Aの真下に設けられているため、アンテナ112でより確実にRFIDタグ115を読み取ることができるので、物品30の発注処理を効率的に行うことができるとともに、読み取りの確実性を向上させた物品管理システム100を提供することができる。
また、物品30はRFIDタグ115が取り付けられた状態でA病院に納入され、RFIDタグ115は、A病院において物品30から取り外されて金属筐体111に入れられるため、金属筐体111にはRFIDタグ115のみを入れ、物品30は入れずに済むので、物品30の発注処理を効率的に行うことができるとともに、金属筐体111の小形化を図った物品管理システム100を提供することができる。
また、PC120とサーバ200との間にクラウドシステム130を設けたため、クラウドシステム130において物品30の発注処理を効率的に行うことができるとともに、発注データを管理可能な物品管理システム100を提供することができる。
また、クラウドシステム130は、PC120からの物品30の発注量に応じた請求額を表す請求データを作成し、PC120に送信する請求管理部133と、RFIDリーダ110の利用に応じた利用額を求める利用額管理部134とを有する。このため、クラウドシステム130において、請求データの作成及び送信を行う処理と、利用額を求める処理とを実行可能であり、物品30の発注処理を効率的に行うことができるとともに、クラウドシステム130において、利用額を求めることができる物品管理システム100を提供することができる。
また、利用額管理部134は、請求額から利用額を減じた残りの金額をサーバ200を利用するB社に通知するとともに、B社の口座に振り込むので、物品30の発注処理を効率的に行うことができるとともに、サーバ200を利用するB社への購入金額の通知と振込を行うことができる物品管理システム100を提供することができる。
また、物品30は、医療において用いられる物品であるため、医療材料の発注処理を効率的に行うことができる物品管理システム100を提供することができる。
なお、以上では、物品30が医療材料である形態について説明した。例えば、滅菌処理等を行うことによって再利用が可能な物品30については、再利用してもよい。この場合は、使用済みの物品30をB社がA病院から回収し、滅菌処理等を施した後に再生物品として販売すればよい。
また、以上では、A病院のPC120とB社のサーバ200との間でクラウドシステム130が発注データの中継や請求データの作成等の処理を行う形態について説明したが、A病院のPC120とB社のサーバ200とがネットワークを介して直接的に発注等を行ってもよい。
図7は、実施形態の変形例による物品管理システム100Aを示す図である。物品管理システム100Aは、RFIDリーダ110、PC120、及びサーバ200Aを含む。また、図7には、C社のPC300を示す。図7に示すように、A病院のPC120とB社のサーバ200Aとはネットワーク50を介して直接的に通信可能に構成されている。また、B社のサーバ200AとC社のPC300とはネットワーク50を介して通信可能に構成されている。
実施形態の変形例による物品管理システム100Aは、図2に示す物品管理システム100と比べると、クラウドシステム130の代わりにB社のサーバ200Aを含む点が異なる。RFIDリーダ110及びPC120の構成は、図2に示すRFIDリーダ110及びPC120と同様である。
サーバ200Aは、主制御部201A、発注管理部202A、請求管理部203A、利用額管理部204A、及びメモリ205Aを有する。主制御部201A、発注管理部202A、請求管理部203A、利用額管理部204Aは、サーバ200Aが物品管理システム100Aにおける発注の管理や請求データの作成等の処理を実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ205Aは、サーバ200Aのメモリを機能的に表したものである。また、主制御部201A、発注管理部202A、請求管理部203A、利用額管理部204A、及びメモリ205Aは、図2に示すクラウドシステム130の主制御部131、発注管理部132、請求管理部133、利用額管理部134、及びメモリ135に対応するが、具体的には以下の通りである。
主制御部201Aは、サーバ200Aの処理を統括する処理部であり、発注管理部202A、請求管理部203A、利用額管理部204Aが実行する処理以外の処理を実行する。
発注管理部202Aは、PC120から受信した発注データに基づいて、A病院から受信した発注を管理する処理を行う。この処理は、受注管理として捉えることもできる。発注管理部202Aは、PC120から受信した発注データが表す物品30及び個数の分だけ発送が必要になることを表すデータを作成し、メモリ205Aに格納して管理する。B社は、このデータに基づいて直ちに物品30の発送を行う。
請求管理部203Aは、PC120からの発注量に応じた請求額を表す請求データを作成し、PC120に送信する処理を行う。請求データは、例えば発注データを受け取る度に請求額の合計額を更新してA病院との契約で予め決めた締め日で区切ってもよいし、例えばA病院との契約で予め決めた締め日においてまとめて作成してもよい。また、請求データの送信は、例えばA病院との契約で予め決めた締め日に1ヶ月に一度行えばよい。
利用額管理部204Aは、RFIDタグ115の利用に応じた利用額を求める処理と、1ヶ月分の利用額をC社のPC300に通知するとともに、C社の口座に振り込む処理とを行う。RFIDタグ115の利用に応じた利用額の求め方は、利用額管理部134と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
メモリ205Aは、物品管理システム100Aにおいてサーバ200Aの主制御部201A、発注管理部202A、請求管理部203A、利用額管理部204Aが上述のような処理等を実行する際に利用するプログラムやデータを格納する。
<データと金銭の流れ>
図8は、実施形態の変形例におけるA病院、B社、及びC社の間におけるデータと金銭の流れを説明する図である。図8には、A病院及びB社を1つずつ示す。
A病院のPC120から矢印(11)で示すように発注データが送信されると、サーバ200Aは、受信した発注データを(12)に示すように管理するとともに、(13)で示すように物品30の発送を行う。また、サーバ200Aは、(14)に示すように利用額の計算、請求データの作成を行う。
サーバ200Aは、締め日が到来すると矢印(15)で示すように請求データを各PC120に送信する。また、サーバ200Aは、矢印(16)で示すように1ヶ月分の利用額をC社のPC300に通知するとともにC社の口座に振り込む。また、サーバ200Aは、矢印(17)で示すように購入金額をB社の口座に振り込む。
A病院は、受信した請求データが表す請求額を矢印(18)で示すようにB社の口座に振り込む。なお、矢印(18)で示す振り込みは、矢印(15)で示すように請求データを受信したA病院がいずれかの段階で行うため、(16)又は(17)の振り込みよりも早く行われる場合がある。
以上のように、物品管理システム100Aを利用すると、物品30に取り付けられたRFIDタグ115を取り外してRFIDリーダ110の金属筐体111に入れるだけで、A病院ではそれ以外に何も行わなくても物品30の発注が完了する。
したがって、物品30の発注処理を効率的に行うことができる物品管理システム100A、及び、物品管理プログラムを提供することができる。
また、サーバ200Aは、PC120からの発注量に応じた請求額を表す請求データを作成し、PC120に送信する請求管理部203Aと、RFIDタグ115の利用に応じた利用額を求める利用額管理部204Aとを有する。このため、サーバ200Aにおいて、請求データの作成及びPC120への送信を行う処理と、利用額を求める処理とを実行可能であり、物品30の発注処理を効率的に行うことができるとともに、サーバ200Aにおいて、利用額を求めることができる物品管理システム100Aを提供することができる。
また、利用額管理部204Aは、利用額をRFIDタグ115の運営管理を行うC社のPC300に通知するとともに、C社の口座に振り込むので、物品30の発注処理を効率的に行うことができるとともに、C社への利用額の通知と振込を行うことができる物品管理システム100Aを提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施形態の物品管理システム、及び、物品管理プログラムについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 補助記憶装置
15 表示装置
16 操作装置
17 I/F装置
18 ドライブ装置
19 バス
20 記憶媒体
100、100A 物品管理システム
110 RFIDリーダ
111 金属筐体
111A 開口部
112 アンテナ
113 本体部
114 ケーブル
120 PC
121 制御部
122 メモリ
130 クラウドシステム
131 主制御部
132 発注管理部
133 請求管理部
134 利用額管理部
135 メモリ
200 サーバ
201 制御部
202 メモリ
200A サーバ
201A 主制御部
202A 発注管理部
203A 請求管理部
204A 利用額管理部
205A メモリ
300 PC

Claims (10)

  1. RFIDタグを収容する収容部に設けられるアンテナを有し、前記アンテナで前記RFIDタグを読み取るRFIDリーダと、
    前記RFIDリーダが前記RFIDタグから読み取った情報によって特定される物品をネットワークを介して前記物品の在庫を取り扱う組織の第2情報処理部に発注する第1情報処理部と
    を含む、物品管理システム。
  2. 前記アンテナは、前記収容部に前記RFIDタグを入れる入口に設けられる、請求項1に記載の物品管理システム。
  3. 前記物品は前記RFIDタグが取り付けられた状態で前記第1情報処理部を利用する組織に納入され、
    前記RFIDタグは、前記第1情報処理部を利用する組織において、前記物品から取り外されて前記収容部に入れられる、請求項1又は2に記載の物品管理システム。
  4. 前記第1情報処理部から伝送される発注データを中継し、前記第2情報処理部に発注する第3情報処理部をさらに含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の物品管理システム。
  5. 前記第3情報処理部は、
    前記第1情報処理部からの前記物品の発注量に応じた請求額を表す請求データを作成し、前記第1情報処理部に送信する請求管理部と、
    前記RFIDタグの利用に応じた利用額を求める利用額管理部と
    を有する、請求項4に記載の物品管理システム。
  6. 前記利用額管理部は、前記請求額から前記利用額を減じた残りの金額を前記第2情報処理部を利用する組織に通知するとともに、当該組織の口座に振り込む、請求項5に記載の物品管理システム。
  7. 前記第2情報処理部をさらに含み、
    前記第2情報処理部は、
    前記第1情報処理部からの発注量に応じた請求額を表す請求データを作成し、前記第1情報処理部に送信する請求管理部と、
    前記RFIDタグの利用に応じた利用額を求める利用額管理部と
    を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の物品管理システム。
  8. 前記利用額管理部は、前記利用額を前記RFIDタグの運営管理を行う組織の第3情報処理部に通知するとともに、当該組織の口座に振り込む、請求項7に記載の物品管理システム。
  9. 前記物品は、医療において用いられる物品である、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の物品管理システム。
  10. RFIDタグを収容する収容部に設けられるアンテナを有するRFIDリーダによって前記RFIDタグが読み取られると、前記RFIDタグから読み取られた情報によって特定される物品をネットワークを介して前記物品の在庫を取り扱う組織の情報処理部に発注するステップをコンピュータに実行させる、物品管理プログラム。
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