JP2023011674A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネットとの通信機能を不要とするロッカー装置を用いて、商品を購入者に安全に受け渡せるサービスを提供するビジネスを実現する情報処理装置及び方法を提供する。【解決手段】情報処理システムにおいて、サーバ1の電子鍵管理部122は、アプリ・サイトでの商品がロッカー装置4に収納された後に生成されたURL鍵を管理する。電子鍵提供部123は、商品の決済に関する所定条件が満たされた場合、購入者により管理される購入者端末5にネットワークを介してURL鍵を提供する。履歴管理部105は、購入者端末のBLUETOOTH通信BTによりURL鍵を用いた開錠処理が実行され扉が開錠された場合、扉の開錠を示す情報(開錠時刻、電子鍵等)と、購入者の会員IDとを対応付けてロッカーの利用履歴の履歴情報として管理する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
従来より、食料品や日用品等をユーザの依頼に応じて購入し宅配する買い物代行システムに関する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、荷物の受け取り手法として宅配を希望しないユーザに対しては、駅前やコンビニエンスストアなどの拠点に設置された受け取りシステムにおいて、商品を無人で受け取れるといった無人受け取りシステムに関する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2009-054128号公報 特開2002-269467号公報
近年、感染症等の予防対策として人と人との接触を極力減らすことが望まれており、多くの人が密集しやすいスーパーマーケット等の実店舗においては特に、ユーザが他人と接触することなく商品の購入から受け取りまでできる無人買い物システムにおける利便性の向上が要望されている。
しかしながら、特許文献1及び2を含む従来の技術を単に適用しても、このような要望に十分に応えることができない状況である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、公衆の空間に設置される物品の保管場所の利便性を向上しつつ物品を受取人に安全に受け渡すことができるビジネスを実現可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
近距離無線通信を用いた電子鍵の開錠処理により出入口の開錠がなされる閉空間を管理する情報処理装置において、
所定の商品又は所定の役務に供する物としての物品が前記閉空間に収納された後に生成された前記電子鍵を管理する電子鍵管理手段と、
前記所定の商品又は前記所定の役務の提供のための決済に関する所定条件が満たされた場合、前記物品の受け取りを所望する受取人により管理される携帯端末であって、前記近接無線通信を用いた前記開錠処理の実行機能を有する前記携帯端末に対して、所定のネットワークを介して前記電子鍵を提供する電子鍵提供手段と、
前記近接無線通信を用いた前記電子鍵の前記開錠処理が前記携帯端末により実行されて前記出入口が開錠された場合、前記出入口の開錠を示す情報と、前記携帯端末又は前記受取人を特定可能な情報とを対応付けて履歴情報として管理する閉空間履歴管理手段と、
を備える。
本発明の一態様の上記情報処理装置に対応する情報処理方法及びプログラムも、本発明の一態様の情報処理方及びプログラムとして提供される。
本発明によれば、公衆の空間に設置される物品の保管場所の利便性を向上しつつ物品を受取人に安全に受け渡すことができるビジネスを実現可能にすることができる。
本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムにより提供されるサービスの特長を示す図である。 本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図2に示す情報処理システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2の情報処理システムを利用した、物品の受け渡しサービスの概要を示すイメージ図である。 図2の情報処理システムのサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 実施形態の情報処理システムのサーバの動作を示すフローチャートである。 ロッカー装置の機能設定画面を示す図である。 アクリルボックス(ショーケース風のロッカー装置)を用いた商品の即時販売サービスを提供するビジネスモデルの第1事例を示す図である。 駅に配置したロッカー装置での物品の取り置きサービスの第2事例を示す図である。 ネットスーパーで購入した商品をロッカー装置で受け取ることができるサービスの事例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
まず、図1を参照して本発明の情報処理装置を含む情報処理システムにより提供されるサービスの特長を説明する。
図1は本発明の情報処理装置を含む情報処理システムにより提供されるサービス(以下「本サービス」と呼ぶ)示す図である。
本サービスは、ECサイト(Webサイト)やそのサイトにアクセスするアプリケーションプログラム等(以下「アプリ・サイトC」と称す)を管理するサイト管理者U、及びアプリ・サイトCに商品D(販売する物品)を出品する商品等提供者S、及びアプリ・サイトCを利用して商品Dを購入する購入者B、の夫々に対して、アプリ・サイトCと配送連携API(Application Programming Interface)を連携させてロッカー装置4の鍵を提供することで、ロッカー装置4を介した物品の受け渡しサービスを提供する。
本サービスは、アプリ・サイトCに出品される商品Dを購入者Bが購入すると、取引が成立した商品Dを、ロッカー装置4に配送・収納し、購入者Bがロッカー装置4から商品Dを受け取る迄に、配送連携API_Aにより電子鍵を購入者Bへ提供するサービスである。
より具体的には、本サービスは、アプリ・サイトCにおいて、商品等提供者Sが販売する商品Dが購入者Bにより購入されて取引が成立したときに、商品等提供者Sからの依頼を受けたサービス提供者SAが商品Dをロッカー装置4に搬送し収納する。
この際、サービス提供者SAの携帯端末6でロッカー装置4の扉の閉鎖を検知して配送連携API_Aに通知すると、配送連携API_Aは、扉の閉鎖検知により所定条件を満たしたものとして、購入者Bの購入者端末5への電子鍵を提供する。
購入者Bは、電子鍵の提供を受けて、ロッカー装置4が設置されいる駅まで商品Dを受け取りに行き、ロッカー装置4の付近で購入者端末5を操作し電子鍵を用いた開錠処理を実行することによりロッカー装置4が開放されて、一時保管されている商品Dを受け取ることができる。
サイト管理者Uは、例えばロッカー装置4が設置される駅やコンビニエンスストア等を管理し、サービス提供者SAからロッカー装置4を買い取るか又はサービス提供者SAとの契約によりロッカー装置4の管理権限を有するものとする。
サイト管理者Uは、例えば駅等にロッカー装置4を設置する場合は例えば鉄道会社等である。
サービス提供者SAは、アプリ・サイトCに配送連携API_Aを連携させてロッカー装置4の鍵を発行し、ロッカー装置4を用いた物品の受け渡しサービスをビジネスとして実現する者であり、サイト管理者Uの許可を得て駅等にロッカー装置4を設置する。
商品等提供者Sは、アプリ・サイトCに商品D(販売する物品)を出品する者である。商品等提供者Sがアプリ・サイトCに出品するものとしては、商品Dの他、役務(物品に対して作業を請け負うサービス等)等も含まれる。
なお、この実施形態では、説明を分かり易くするために、サイト管理者Uが商品等提供者Sを兼ねる例とし、取引が成立した商品Dの配送についても、サイト管理者U(商品等提供者S)からの依頼でサービス提供者SAが商品Dをロッカー装置4に配送、収納するものとするが、商品Dをロッカー装置4に配送する者は、商品等提供者Sであってもよく、また商品等提供者Sに委託された配送業者であってもよい。
本サービスでは、購入者端末5にアプリをダウンロードさせて、アプリ・サイトCのプラットホームを表示させてアプリ・サイトCにおける商品Dの提供(販売)処理が可能である。
本サービスには、第1の特徴乃至第3の特徴がある。
第1の特徴は、スマートフォンで完結できる、という点である。
本サービスは、スマートフォン等の情報処理装置にインストールしたアプリでロッカー装置4に関する処理をフルコントロールすることが可能である。物理鍵は使用しないため、物理鍵の複製の危険性がなく、鍵の紛失等による交換も不要である。また、ロッカー装置4をアプリ・サイトCでコントロールするため、新機能を随時追加したりアップデートが可能であり、ロッカー装置4を一度設置したら、同じ機能のままずっと使い続けなければならないこともない。
第2の特徴は、電子鍵の発行によりロッカー装置4を開錠するための鍵の受け渡しが可能である、という点である。
本サービスでは、ロッカー装置4の開錠用の鍵として電子鍵を発行する。電子鍵は、例えばURL(Uniform Resource Locator)鍵等の形態の情報であり、利用者本人以外でも利用者から電子鍵を受け渡された人であれば、ロッカー装置4を利用することができる。
これにより、買い物代行、フリーマーケットアプリの個人間受渡、物流の発着点にして発送ロッカー・宅配受け取りロッカー等のサービスにも幅広く適用することが可能である。電子鍵となるURL鍵は、一度だけ使用可能な鍵(ワンユーズキー)のため、一度使用されると、その後、無効とされる。このため、URLをコピーしておき再利用する等の不正行為を防止することができる。
第3の特徴は、ダイナミックプライシング、という点である。
ロッカー装置4の個々のロッカーボックスをカスタマイズして夫々のボックス単位に機能設定や価格設定等を行える。
ダイナミックプライシングの場合、時間課金制や立地・曜日・時間帯等の混雑状況により価格を変動させるので、収益性を高めることができる。
また、ダイナミックプライシングでは、利用者は現金は元より、クレジットカード決済、携帯キャリア決済、交通系の非接触ICカードによる電子決済等、多彩な決済方式を選択してロッカー装置4の使用料を支払うことが可能である。
このようにダイナミックプライシングでは、自由な価格設定と多彩な決済が可能である。
ここで、配送連携APIについて説明する。
配送連携APIは、決済に関する所定条件を満たした場合の電子鍵の発行機能の他、集荷依頼情報登録機能、お届け予定日通知機能、認証用URL発行機能、送り状番号連携機能、荷物ステータス連携機能、送り状情報削除機能等を有する。
集荷依頼情報登録機能は、サービス提供者SAが商品等提供者Sからの依頼で集荷に伺う際に必要な情報を送信する。
お届け予定日通知機能は、発送予定日と発地、着地の住所情報を受信する。
認証用URL発行機能は、送り状発行時に直営店の端末で認証するためのURLを連携する。受付番号を受信し、URLを返却する。
送り状番号連携機能は、取引IDを受信し、送り状番号を返却する。
荷物ステータス連携機能は、送り状番号を受信し、荷物ステータス(配送状況)を返却する。
送り状情報削除機能は、直営店で送り状を発行する前の送り状情報を削除する。
なお、送り状を発行後は、送り状情報を削除できない。また、集荷依頼情報も削除できない。
続いて、図2を参照して本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムについて説明する。
図2は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図2に示す情報処理システムは、サービス提供者SAが管理するサーバ1及び携帯端末6と、サイト管理者Uにより管理される商品等提供装置2と、商品や役務を提供するためのアプリ・サイトCを運営、管理する商品D等の物品を収納する1以上のロッカーボックス31の施錠と開錠とを行うロッカー装置4-1乃至4-m(mは1以上の任意の整数値)と、購入者B1乃至Bp(pは1以上の任意の整数値)の夫々が操作する購入者端末5-1乃至5-d(dは1以上の任意の整数値)の夫々と、を含むように構成されている。
サーバ1と、商品等提供装置2、購入者端末5-1乃至5-dと、携帯端末6とは、インターネット(Internet)等のネットワークNWを介して相互に接続されている。
ロッカー装置4-1乃至4-mは、ネットワークNWとの通信機能を不要とするものである。ロッカー装置4-1乃至4-mは、Bluetooth規格の無線通信機能を備える。なお、Bluetoothは登録商標である。図中BluetoothをBTと略記する。
このBT無線通信機能により、ロッカー装置4-1乃至4-mは、BT無線通信機能がオンされている通信相手、例えば購入者端末5-1乃至5-dのうちの何れかの端末が数メートル程度の通信エリア内に接近した場合に、その端末と通信し、その端末が保持している電子鍵を用いた所定のロッカーボックス31の開錠処理が可能である。
購入者端末5-1乃至5-dは、例えばスマートフォン、タブレット等で構成され、少なくともBT無線通信機能を有する。
購入者端末5-1乃至5-dは、夫々の購入者B1乃至Bpにより操作される。購入者端末5-1乃至5-dには、商品D1、D2に夫々対応するロッカーボックス31から商品D1、D2の取り出しを購入者B1乃至Bpが行う際に利用するアプリがインストールされており、アプリの画面への操作により商品Dの購入から受け取りまでの一連の処理を完結できる。
購入者端末5-1乃至5-dは、BT無線通信を用いた開錠処理の実行機能を有する。
具体的には、購入者端末5-1乃至5-dは、ロッカー装置4-1乃至4-mに収納された夫々の商品D1、D2を受け取るために所定ロッカーボックス31の扉を開放する際に、ロッカー装置4に対してBT無線通信により電子鍵を送信し、電子鍵の認証の上で、所定ロッカーボックス31の扉を開放させる。
なお、以下、断りのない限り、「購入者Bが購入者端末5を操作する」と表現している場合、それは、購入者B1乃至Bpが、購入者端末5-1乃至5-dにインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うことを意味している。
携帯端末6は、サービス提供者SAの配送スタッフが操作する端末であり、少なくともBT無線通信を用いた開錠処理の実行機能を有する。携帯端末6は、BT無線通信により所定のロッカーボックス31を開放することができる。
携帯端末6には、購入者端末5-1乃至5-dとは異なり配送スタッフ用のアプリがインストールされている。配送スタッフ用のアプリは、ロッカー装置4の開放に電子鍵が不要であり、アプリの画面で指定したロッカーボックス31を開放することができる。ロッカーボックス31に物品を収納し、扉を閉めると、そのロッカーボックス31は自動で施錠される。
ロッカー装置4からは、ロッカーボックス31の施錠とともに、BT無線通信により携帯端末6へロッカーボックス31の扉を閉鎖(施錠)したことを通知する情報が送信され、携帯端末6に受信される。携帯端末6はその扉閉鎖通知情報をサーバ1へ送信する。
なお、以下、購入者B1乃至Bpの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「購入者B」と呼ぶ。また、購入者端末5-1乃至5-dの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「購入者端末5」と呼ぶ。また、ロッカー装置4-1乃至4-mの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「ロッカー装置4」と呼ぶ。
サーバ1は、商品等提供装置2、購入者端末5及び携帯端末6と連携して各情報を管理する。サーバ1は、購入者Bがアプリ・サイトCで購入した商品Dを、ロッカー装置4を利用して受け渡す本サービスを提供すべく、各種各様な処理を実行する。
具体的には、サーバ1は、BT無線通信による電子鍵を用いた開錠処理によって扉の開錠がなされるロッカー装置4を管理する。
また、サーバ1は、電子鍵の発行に際して、商品Dの決済に関する所定条件(例えば商品の代金が決済済み、又は配送スタッフによるロッカーボックス31の扉の閉鎖が検知された等という条件)が満たされたか否かを判定したうえで、電子鍵の発行に関する処理(以下「電子鍵処理」と呼ぶ)を実行する。なお、サーバ1がこれらの処理を実行するために備える機能の具体的内容については、図5を参照して後述する。
ロッカー装置4は、商品Dを収納した状態で施錠可能な1以上のロッカーボックス31を有する。ロッカー装置4は、後述する電子鍵の認証結果に基づいて、1以上のロッカーボックス31の夫々の出入口である(扉)の施錠と開錠とを行う。
図3は、図2に示す情報処理システムのうち、サーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memoy)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。通信部19には、ロッカー装置4を撮像する防犯カメラ等の撮像装置が接続されている。
出力部16は、液晶等のディスプレイにより構成され、各種画像を表示する。
入力部17は、各種ハードウェア釦等で構成され、操作者の指示操作に応じて各種情報を入力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNWを介して他の装置(図1の商品等提供装置2、購入者端末5、携帯端末6)との間で行う通信を制御する。
ドライブ20は、必要に応じて設けられる。ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア30が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア30から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図2の情報処理システムのうち、商品等提供装置2、購入者端末5等も、図2のサーバ1のハードウェア構成と同様の構成とすることができるため、その説明を省略する。
ただし、購入者端末5がスマートフォンやタブレットで構成される場合には、出力部16及び入力部17として、タッチパネルを有している。
このような図2のサーバ1の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、サーバ1において、後述する各種処理を実行することが可能になる。その結果、サービス提供者SAは、購入者Bに対し、後述する各種サービスを提供することができる。
図4は、図2の情報処理システムを利用した、新たな物品の受け渡しサービスの概要を示すイメージ図である。
図4に示すように、本サービスは、購入者Bが購入者端末5を操作してアプリ・サイトCにアクセスし、商品等提供者Sが販売する商品Dを購入し、決済が実行されると、商品等提供者Sの商品等提供装置2からの配送依頼が送信される。
配送依頼を受けたサービス提供者SAは、商品Dをロッカー装置4に搬送し所定ロッカーボックス31に収納し、扉を閉める。
この際、サービス提供者SAの携帯端末6は、ロッカー装置4とのBT無線通信機能によりロッカー装置4の扉の閉鎖を検知して配送連携API_Aに通知する。
すると、配送連携API_Aは、携帯端末6からの扉の閉鎖検知通知により、決済に関する所定条件を満たしたものとして、電子鍵を発行し、購入者Bの購入者端末5への電子鍵を提供する。
購入者Bは、購入者端末5への電子鍵の提供を受けて、ロッカー装置4が設置されいる駅まで商品Dを受け取りに行き、ロッカー装置4の付近のBTエリアにおいて、購入者端末5を操作すると、BT無線通信機能により電子鍵を含む開錠情報がロッカー装置4に受信される。
ロッカー装置4では、電子鍵の認証処理により電子鍵の認証が成功すると、ロッカー装置4の所定ロッカーボックス31の扉が開放されて、ボックス内の商品Dを受け取ることができる。
ロッカー装置4による電子鍵の認証は、具体的には、サーバ1から購入者端末5にダウンロードされた電子鍵と、ロッカー装置4に記憶されている電子鍵とを照合することにより行われる。
ロッカー装置4による電子鍵の認証が成功すると、商品Dが収納されているロッカーボックス31が開錠される。これにより、購入者Bは、ロッカー装置4に保管されている商品Dを受け取ることができる。
図5を参照して図2の情報処理システムのサーバの機能的構成について説明する。
図5は、図2の情報処理システムのサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、サーバ1のCPU11においては、ロッカー装置4への一時保管処理が実行される場合に、購入者認証部101と、API制御部102と、ロッカー管理部103と、電子鍵制御部104と、履歴管理部105と、が機能する。
サーバ1の記憶部18の一領域には、購入者DB401と、ロッカーDB402と、電子鍵DB403と、履歴DB404と、が設けられている。
購入者DB401には、購入者Bに関する各種の情報が記憶され管理されている。具体的には、購入者Bを一意に識別する情報(以下、「購入者ID」と呼ぶ)、購入者Bの氏名、住所、連絡先(電話番号、メールアドレス)、口座情報等が含まれる。また、購入者Bが使用する購入者端末5を一意に識別する情報(電話番号やBTのデバイス名等)も、購入者DB401に記憶され管理されている。
ロッカーDB402には、ロッカー情報が記憶されている。具体的には、ロッカー装置4を一意に識別する情報(以下、「ロッカーID」と呼ぶ)と、ロッカー装置4の複数のロッカーボックス31のうち所定のロッカーボックス31を一意に識別する情報(以下、「ボックス番号」と呼ぶ)と、ロッカー装置4の設置場所を示す位置情報と、夫々のロッカーボックスの機能が設定された機能設定情報と、ロッカー装置4の利用状況等の情報と、が対応してロッカーDB402に記憶されている。
また、ロッカーDB402には、ロッカーID毎に、1以上のロッカーボックス31の夫々に関する情報が紐付けられて管理されている。具体的には、ロッカーボックス31の施錠の状態、開錠指示を出した端末の電話番号、購入者Bの購入者ID、開錠するための電子鍵等の情報等がロッカーDB402に管理されている。
また、ロッカーDB402には、ロッカー装置4の利用予約に関する情報が予約情報として、ユーザ単位に記憶され管理されている。
予約情報は、具体的には、例えば購入者IDと、ロッカーボックス31のボックス番号と、予約した日と、ロッカーボックス31を実際に利用する日と、時間帯とを含む。
電子鍵DB403には、電子鍵に関する情報が記憶されている。
具体的には、電子鍵は、例えばURL鍵等である。電子鍵DB403においては、URL鍵毎に、ロッカーID、ボックス番号、購入者ID等の情報が紐付けられて記憶及び管理される。
履歴DB404には、ロッカー装置4の利用履歴、及び利用料金の課金状況等が、ロッカーボックス31の単位で記憶され管理されている。ロッカー装置4の利用履歴は、開錠時刻、収容物、施錠時刻等である。この他、開錠時にコンテクスト情報(例えば画像等)が取得された場合は、開錠時刻に紐づけてコンテクスト情報が記憶される。
購入者認証部101は、後述する購入者DB401に記憶されている購入者の各種情報(以下、「購入者情報」と呼ぶ)と、購入者端末5の夫々から送信されてきた認証対象となる購入者の各種情報(以下、「認証購入者情報」と呼ぶ)と、に基づいて、購入者Bに対する購入者本人の認証処理を行う。
ここで、登録ユーザとは、具体的に、本サービスの利用を希望して、サーバ1に対して所定の情報を送信したユーザを意味する。
この他、購入者認証部101は、購入者情報の管理や削除等に関する処理を実行する。
ロッカー管理部103は、ロッカー装置4の登録、及びロッカー装置4の利用状況の管理を行う。ロッカー装置4の登録が行われると、そのロッカー装置4に関する情報(以下、「ロッカー情報」と呼ぶ)は、ロッカーDB402に記憶される。また、ロッカー装置4の利用状況も、ロッカーDB402に随時記憶される。
API制御部102は、商品等提供装置2において、電子鍵提供部123を含む電子鍵制御部104の機能を発揮させる搬送連携API_Aによる制御を実行する。
これにより、サービス管理者SAは、ロッカー装置4を鉄道会社の駅に設置してもらい、アプリ・サイトCに搬送連携API_Aを連携させるだけで、ロッカー装置4を用いたビジネスを実現することができる。
API制御部102は、アプリ・サイトCにおいて、電子鍵提供部123を含む電子鍵制御部104の機能を発揮させる制御を実行する。
これにより、サービス管理者は、アプリ・サイトCと連携動作する搬送連携API_Aをサーバ1に実装するだけで、商品Dを提供するアプリ・サイトCを管理することなく、ロッカー装置4を用いたビジネスを実現することができるので、ビジネスへの投資コストを抑えることができる。
ロッカー管理部103は、機能設定画面70(図7参照)をサイト管理者Uが操作する商品等提供装置2に表示し、ロッカー装置4の各ロッカーボックス31を1単位として、N単位(Nは2以上の整数値)のロッカーボックス31を管理する。
ロッカー管理部103は、設定機能部111を有する。
設定機能部111は、図7の機能設定画面70において、サイト管理者Uの操作によりN単位の夫々について、ロッカー装置4に商品Dを収納する機能を含む複数の機能のうち、所定機能を割り当てる設定を行う。
複数の機能は、ロッカー装置4の単位毎のロッカーボックス31を、例えば無料ロッカーにする機能、交通系非接触式ICカードで利用可能なロッカーにする機能、ロッカーの利用料金やその内部に収容される物品の価格を設定する機能等である。
この他、ロッカー管理部103は、商品Dを収納し得るロッカー装置4の1以上のロッカーボックス31のうち、予約使用可能に設定されているロッカーボックス31が予約可能な時間帯に所定の利用料で使用させる予約を受け付ける。
具体的には、ロッカー管理部103は、購入者端末5からの予約に関する情報を受け付け、受け付けた予約に関する情報を予約情報としてロッカーDB402に記憶し、1以上の利用者の夫々からのロッカー装置4の利用予約を管理する。
電子鍵制御部104は、ロッカー装置4の1以上のロッカーボックス31の扉の施錠を開錠するための電子鍵を生成し、電子鍵と他の情報とを紐づけて電子鍵DB403に記憶及び管理し、商品Dの決済に関する所定条件が満たされた場合、商品Dを購入した購入者Bに管理される購入者端末5へ電子鍵を提供する。
電子鍵制御部104は、電子鍵生成部121、電子鍵管理部122、電子鍵提供部123を備える。
電子鍵生成部121は、アプリ・サイトCにて購入された商品Dの決済に関する所定条件が満たされた場合、対象のロッカーボックス31の扉の施錠を開錠するための電子鍵として例えばURL鍵等を生成する。
所定条件とは、例えば商品Dの代金が決済された場合等であるが、この他、決済後、商品Dが搬送スタッフ等のピッカーによりロッカー装置4に搬送され、対象のロッカーボックス31に商品Dが収納された後、ロッカーボックス31の扉が閉鎖されたことが検知されたとき等を含む。
また、電子鍵生成部121は、ロッカー装置4の一部のロッカーボックス31が設定機能部111により通常のコインロッカーとして設定されている場合、利用者が物品をその一部のロッカーボックス31に預け入れた後、利用者自身の携帯端末のアプリから決済をした場合に、物品の取り出しに必要となるロッカーボックス31の開錠用の電子鍵を生成する。
電子鍵管理部122は、電子鍵生成部121により生成されたURL鍵を管理する。
具体的には、電子鍵管理部122は、電子鍵生成部121により生成されたURL鍵を購入者Bの購入者IDに対応付けて電子鍵DB403に記憶し、管理する。
電子鍵提供部123は、商品Dの決済に関する所定条件(例えば商品Dの代金が決済済み(取引成立)や所定のロッカーボックス31の扉閉鎖検出通知を受けたこと等の条件)が満たされた場合、購入者Bにより管理される購入者端末5にネットワークNWを介してURL鍵を提供する。
具体的には、電子鍵提供部123は、所定のロッカーボックス31の扉閉鎖検出通知を受けた場合に、商品Dの受け取りを所望する購入者Bにより管理される購入者端末5であって、BT無線通信を用いた開錠処理の実行機能を有する購入者端末5に対して、ネットワークNWを介してURL鍵を提供する。
履歴管理部105は、購入者端末5のBT通信によりURL鍵を用いた開錠処理が実行され扉が開錠された場合、ロッカーボックス31の扉の開錠を示す情報(開錠時刻、URL鍵等)と、開錠に利用された購入者端末5の電話番号と、購入者Bの購入者IDとを対応付けてロッカーの利用履歴の履歴情報として管理する。
履歴管理部105は、必要に応じて、取得されるコンテクスト情報を履歴情報に含めて記憶する。
コンテクスト情報は、例えばBT無線通信により取得される購入者端末5の機種識別番号、ロッカー装置4の扉を開放時や閉鎖時にロッカー装置4を撮像するように設置された防犯カメラ等により撮像された受取人を被写体に含む画像等である。
履歴管理部105は、ロッカー装置4の利用履歴、及び後述する算出部109により算出された利用料金の課金状況を管理する。ロッカー装置4の利用履歴、及び利用料金の課金状況は、履歴DB404に記憶される。
履歴管理部105は、購入者Bが予約したロッカー装置4のロッカーボックス31を開錠すると、購入者Bの購入者IDを開錠時刻と共に、取引履歴の一部の利用履歴として履歴DB404に記録するとともに、今回開錠に使用された電子鍵を直ちに無効化する処理を行う。なお、電子鍵を直ちに無効化する処理は、電子鍵制御部104が行ってもよい。
続いて、図6を参照して実施形態の情報処理システムのサーバの動作を説明する。
図6は、実施形態の情報処理システムのサーバの動作を示すフローチャートである。
サーバ1では、ステップS11において、アプリ・サイトCにおいて、購入者Bが商品Dを購入し、ロッカー装置4を受け渡し場所とする取引が成立すると、アプリ・サイトCからサーバ1に商品Dの配送依頼が通知される。
商品Dが購入されると、サービス提供者SAの搬送スタッフが、商品Dを所定のロッカー装置4まで搬送し、所定のロッカーボックス31に商品Dを収納した後、ロッカーボックス31の扉を閉めると、ロッカー装置4は、扉の閉鎖を検知して自動的に施錠する。
扉の閉鎖を検知すると、その検知情報をBT通信によりサービス提供者SAの商品等提供装置2に送信し、商品等提供装置2は、扉の閉鎖検知情報をサーバ1へ送信する。
サーバ1では、ステップS12において、扉の閉鎖検知情報が受信されると、電子鍵生成部121は、購入者Bがロッカーボックス31から商品Dを取り出すための開錠用の電子鍵を生成する。
ステップS13において、電子鍵管理部122は、URL鍵を電子鍵DB403に記憶し、URL鍵を電子鍵DB403により管理(消去、無効化等)する。
商品Dが購入された後、ステップS14において、電子鍵提供部123は、決済に関する所定条件が満たされた場合に、購入者Bにより管理される購入者端末5にネットワークNWを介してURL鍵を提供する。
購入者端末5に電子鍵が提供された後、購入者Bは、ロッカー装置4に場所に商品Dを受け取りに行き、ロッカー装置4の近辺で購入者端末5のアプリを起動すると、購入者端末5とロッカー装置4との間でBT無線通信が実行されて、開錠対象の所定ロッカーボックス31を示す情報(ボックス番号)がアプリの画面に表示されるので、購入者Bがボックス番号をクリック操作することで、購入者端末5の電子鍵がロッカー装置4に送信されて、所定ロッカーボックス31に対して電子鍵を用いた開錠処理が実行される。
なお、予めアプリを起動しておき、ロッカー装置4に接近すれば、自動的にBT無線通信が実行されて、開錠対象の所定ロッカーボックス31を示す情報(ボックス番号)がアプリの画面に表示されるので、ボックス番号をクリック操作することで、所定ロッカーボックス31が開錠される。
開錠処理が実行された結果、ステップS15において、ロッカー装置4の所定ロッカーボックス31が開錠された後、購入者Bが、所定ロッカーボックス31の扉を開けることで、所定ロッカーボックス31の商品Dを受け取ることができる。
また、ステップS16において、所定ロッカーボックス31が開錠されると、履歴管理部105は、今回開錠に使用された電子鍵を直ちに無効化する処理を実行する。これにより、次回以降は今回使用された電子鍵は使用できなくなる。
ステップS17において、履歴管理部105は、購入者Bの購入者IDを開錠時刻と対応付けた履歴情報を作成し、取引履歴の一部の利用履歴として履歴DB404に記録する。なお、電子鍵の無効化と履歴情報を作成は順序が逆であってもよい。
このように一回のみ使用できる電子鍵を発行することで、ロッカー装置4の不正な利用行為を防止しつつ購入者Bの利便性の良い一時保管サービスを提供することができる。
ここで、図7を参照してロッカー装置の機能のカスタマイズについて説明する。
図7は、ロッカー装置の機能設定画面を示す図である。
サイト管理者Uが操作する商品等提供装置2には、図7に示す機能設定画面70が表示される。
図7に示す機能設定画面70は、サイト管理者Uが選択操作した例えばボックス番号「085」のロッカーボックス31の機能設定を行うための画面である。
機能設定画面70には、電子マネー対応部71、無料化設定部72、マスターキー発行部73、設定部74、機能設定を完了するための変更するボタン75、戻るボタン76等が設けられている。
電子マネー対応部71には、チェックボックスが設けられており、チェックボックスにチェックを入れることで、設定対象のロッカーボックス31の機能(決済の機能等)が電子マネー対応の機能に設定される。電子マネー対応の機能とは、例えば交通系の非接触ICカード等にチャージされる電子マネーによる決済機能である。
無料化設定部72には、チェックボックスが設けられており、チェックボックスにチェックを入れることで、設定対象のロッカーボックス31の利用料金を無料にできる。
なお、下記設定部74の初期費用の欄に金額が設定されている場合はチェックボックスが無効化される。
マスターキー発行部73は、チェックボックスが設けられており、チェックボックスにチェックを入れることで、設定対象のロッカーボックス31の電子鍵(URL鍵)をクリップボードにコピーできる。
設定部74は、商品等提供者Sが設定した価格やコメント等を変更できる。例えば送り主名の欄では、ロッカーを設定した商品等提供者Sが記名される。初期費用の欄では、価格を設定できる。フリー項目の欄では、例えば連絡内容等、テキスト情報を入力できる。
変更するボタン75は、クリック操作することで、機能設定の変更が完了する。つまり、ボックス番号「085」のロッカーボックス31の機能設定の変更内容が更新されて設定が確定する。戻るボタン76は、クリック操作することで、画面が前ページに戻る。
次に、図8を参照して上記情報処理システムを適用したビジネスモデルの第1事例を説明する。図8は、アクリルボックス(ショーケース風のロッカー装置)を用いた商品の即時販売サービスを提供するビジネスモデルの第1適用事例を示す図である。
この第1事例は、例えば鉄道会社の駅の敷地で駅へ続く通路から見える場所にロッカー装置4を配置し、ロッカー装置4に収納した商品Dを、通路を通る人に即時販売するビジネスモデルの事例である。
この場合、図8のステップS21に示すように、ロッカー装置4は、例えば2段のロッカーボックス31から構成されている。
夫々のロッカーボックス31は、扉81と鍵82とが設けられており、窓83には透明なアクリル樹脂製の板材が取り付けられたものである。つまり、夫々のロッカーボックス31がショーケースとなっている。このようなロッカーボックス31をアクリルボックスという。
この第1事例では、商品等提供者Sは、サイト管理者Uを兼ねるため、ロッカーボックス31の機能をカスタマイズすることができる。
そこで、商品等提供者Sは、夫々のロッカーボックス31に商品Dを収納した後、上記図7の機能設定画面70で価格設定を行い、商品販売のための情報が暗号化されたQRコード84を発行し扉81に貼り付けて、扉81を閉めることで鍵82が自動施錠される。商品販売のための情報には、商品Dの販売価格や商品DのJANコード等が含まれている。
なお、QRコードは登録商標である。また、扉81にQRコードを表示するためのディスプレイを設けておくことで、印字されたQRコードのシールを貼るのに比べて都度の変更に対応できる。
その後、ステップS22において、通路を通りがかった購入者Bは、ロッカー装置4を発見し、各ロッカーボックス31内の商品Dを窓83から覗き込んで、商品Dを目で確かめた上で、「これいいなあ」と思う商品Dを購入することができる。
以下、ステップS23における、購入者Bが所望の商品Dを購入する際の情報処理システムの詳細動作を説明する。
購入者Bは、購入者端末5のアプリ・サイトCの画面のQRコード読取決済のボタンを操作し、購入者端末5のカメラを所望の商品Dが収納されているロッカーボックス31の扉81のQRコードに向けると、ステップS31において、購入者端末5のアプリ・サイトCによりQRコードが読み取られる。
ステップS32において、アプリ・サイトCは、読み取ったQRコードの情報に基づいて商品Dの決済処理を実行する。
そして、アプリ・サイトCにおいて、商品Dの決済処理が完了すると、アプリ・サイトCからサーバ1へ決済完了通知が送信される。
決済完了通知が受信されたサーバ1では、電子鍵制御部104が、決済完了通知により決済に関する所定条件が満たされたものと判定し、ステップS33において、電子鍵を生成し購入者端末5へ送信する。
電子鍵が受信された購入者端末5では、アプリ・サイトCの画面に開錠可能なボックス番号が表示されるので、購入者Bは、購入者端末5の画面のボックス番号をクリック操作すると、ステップS34において、BT無線通信により電子鍵を用いた開錠処理が実行されてロッカーボックス31が開錠され、商品Dを取出可能な旨が案内(ロッカーボックス31の扉81のランプの点灯等)されるので、購入者Bは、ステップS35において、ロッカーボックス31の扉81を開けて、商品Dを受け取ることができる。
このように第1事例によれば、駅に設置されるロッカー装置4によるクリーニング後の洗濯物D3の取り置きサービスを提供するビジネスモデルを実現することができる。
次に、図9を参照して上記情報処理システムを適用したビジネスモデルの第2事例を説明する。図9は、駅に配置したロッカー装置での物品の取り置きサービスの第2事例を示す図である。
この第2事例は、図9に示すように、例えば鉄道会社の駅で営業するクリーニング店の近隣の場所等にロッカー装置4を配置し、クリーニング店で購入者Dから預かった洗濯物D3を洗濯した後、ロッカー装置4に収納することで、購入者Bは、クリーニング店の営業時間に関わらず、ロッカー装置4から洗濯物D3を受け取ることができるビジネスモデルの事例である。
なお、この事例において、クリーニング店の洗濯は、「役務」に相当し、選択された洗濯物は「役務に供する物」に相当するため、この事例において、洗濯に対して支払いをする人を、役務を購入する「購入者」と呼ぶ。
この場合、ステップS41において、購入者Bは、洗濯物D3を持って駅のクリーニング店に来店し、洗濯物D3をクリーニング店の店員である商品等提供者Sに洗濯を依頼し、洗濯物D3を商品等提供者Sに預ける。
商品等提供者Sは、依頼された洗濯等の役務に対し、ステップS42において、商品等提供装置2を操作して決済処理を行う。
この際、商品等提供者Sは、購入者Bから購入者端末5の電話番号を聞き、決済に関する情報の一つとする。電話番号は購入者Bに台帳へ記入してもらってもよい。
決済処理の後、商品等提供者Sは、お客様控えを印刷し、購入者Bに渡す。お客様控えには、洗濯物D3を受け取るロッカー装置4の設置場所の案内図が記載されている。その後、購入者Bは、自宅に戻る。
ステップS43において、商品等提供者Sは、依頼に対して請け負った洗濯物D3の洗濯を行い、洗濯が済んだ洗濯物と商品等提供装置2を持ってロッカー装置4のところに行き、洗濯物D3を所定のロッカーボックス31に収納する。
商品等提供者Sが、所定のロッカーボックス31に洗濯物D3を収納後、所定のロッカーボックス31の扉を閉めると、ロッカー装置4により扉の閉鎖が検知されて、ステップS44において、その扉閉鎖検知がBT無線通信により商品等提供装置2に通知される。
商品等提供装置2では、ステップS45において、ロッカー装置4からの扉閉鎖検知をアプリ・サイトCが受けてその扉閉鎖検知をサーバ1へ通知する。
サーバ1では、ステップS46において、扉閉鎖検知が受信されたことにより、電子鍵制御部104が、決済に関する所定条件を満たしたものと判定し、電子鍵を生成し、ステップS47において、その電子鍵を購入者Bの購入者端末5へ送信する。
購入者端末5は、サーバ1から電子鍵が受信されたことで、アプリ・サイトCにその旨が表示される。
購入者端末5の表示を見た購入者Bは、電子鍵が受信されことを確認し、ステップS48において、会社帰り等に購入者端末5を持って駅のロッカー装置4のところへ洗濯物D3を受け取りに行く。
そして、購入者Bが、ロッカー装置4の周囲(BT無線通信エリア内)に近づくと、ステップS49において、購入者端末5とロッカー装置4との間でのBT無線通信により電子鍵を用いた開錠処理が実行されて、洗濯物D3が収納されている所定のロッカーボックス31が開錠され、洗濯物D3を取出可能な旨が案内(ロッカーボックス31の扉81のランプの点灯等)されるので、購入者Bは、ステップS50において、ロッカーボックス31の扉81を開けて、洗濯物D3を受け取ることができる。
このように第2事例によれば、駅に設置したロッカー装置4によるクリーニング後の洗濯物D3の取り置きサービスを提供するビジネスモデルを実現することができる。
次に、図10を参照して上記情報処理システムを適用したビジネスモデルの第3事例を説明する。図10は、ネットスーパーで購入した商品をロッカー装置で受け取ることができるサービスの事例を示す図である。
この第3事例は、例えばスーパーマーケット等の商品等提供者SがECサイトに出店し、商品を販売、配送するサービスをネットスーパーというが、図10に示すように、ネットスーパーで販売されている商品、例えば野菜D4等の配送先を、鉄道会社の駅のロッカー装置4に指定して購入者Bが購入することで、野菜D4を保冷パックに収納した上でロッカー装置4に配送及び収納することで、購入者Bは、野菜D4が宅配されるのを自宅で待機することなく、会社帰り等に駅のロッカー装置4から野菜D4を受け取ることができるビジネスモデルの事例である。
この場合、ステップS51において、購入者Bは、購入者端末5を操作して、アプリ・サイトCに出店しているネットスーパーで野菜D4を注文する。この際、アプリ・サイトCの画面で野菜D4の配送先に、ロッカー装置4を指定する。注文は、商品等提供装置2により受注される。
商品等提供者Sは、商品等提供装置2に野菜D4の受注が入ると、商品等提供装置2を操作して表示されたアプリ・サイトCの画面で、指定された場所のロッカー装置4の空き状況を確認した上で、ステップS52において、注文された野菜D4を保冷バッグに入れた状態で収納可能なロッカーボックス31を選択する。
ステップS53において、商品等提供者Sは、注文された野菜D4をロッカー装置4へ搬送し、選択したロッカーボックス31に収納する。
野菜D4をロッカーボックス31に収納した後、商品等提供者Sは、商品等提供装置2を操作して表示されたアプリ・サイトCの画面で「鍵を共有する」をクリック操作することで、ステップS54において、鍵を共有する指示情報がサーバ1に送信される。
鍵を共有する指示情報が受信されたサーバ1では、電子鍵制御部104が、電子鍵を生成し、ステップS55において、購入者Bの購入者端末5の電話番号に電子鍵をSMS送信、又は電子メールアドレスへ電子鍵を送信する。
購入者端末5では、サーバ1から電子鍵が受信されたことで、アプリ・サイトCの画面にその旨が表示される。
購入者端末5の表示を見た購入者Bは、ステップS56において、会社帰り等に購入者端末5を持って駅のロッカー装置4のところへ野菜D4を受け取りに行く。
そして、購入者Bが、ロッカー装置4の周囲(BT無線通信エリア内)に近づくと、ステップS57において、購入者端末5とロッカー装置4との間でのBT無線通信により電子鍵を用いた開錠処理が実行されて、野菜D4が収納されている所定のロッカーボックス31が開錠され、野菜D4を取出可能な旨が案内(ロッカーボックス31の扉のランプの点灯等)されるので、購入者Bは、ロッカーボックス31の扉を開けて、野菜D4を受け取ることができる。
このように第3事例によれば、ネットスーパーで、購入者Bが購入した野菜D4等の商品を駅に設置されたロッカー装置4で受け取ることができるサービスを提供するビジネスモデルを実現することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図5に示した機能的構成は例示に過ぎず、図5の機能的構成のみに特に限定されるものではない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図1乃至図10の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図1乃至図10に特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバ1の機能ブロック及びデータベースを商品等提供装置2等に移譲させてもよい。逆に商品等提供装置2の機能ブロック及びデータベースをサーバ等に移譲させてもよい。
また、一つの機能ブロック及びデータベースは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザ等にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザ等に提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
上記実施形態では、近距離無線通信方式の例として、Bluetooth規格の無線通信を一例にして説明したが、これ以外に、例えばNFC(Near Field Communication)(登録商標)や交通系非接触ICカード等を用いるものであってもよく、近距離無線通信方式は実施形態のみに限定されない。
上記実施形態では、電子鍵管理部122は、アプリ・サイトCでの商品Dがロッカー装置4に収納された後に生成されたURL鍵を管理すると説明したが、これ以外であってもよく、所定の商品又は所定の役務に供する物としての物品が閉空間に収納された後に生成された電子鍵を管理する手段であれば足りる。
上記実施形態では、電子鍵提供部123は、商品Dの決済に関する所定条件(例えば商品の代金が決済済みという条件)が満たされた場合、購入者Bにより管理される購入者端末5にネットワークNWを介してURL鍵を提供すると説明したが、これ以外であってもよく、所定の商品又は所定の役務の提供のための決済に関する所定条件が満たされた場合、物品の受け取りを所望する受取人により管理される携帯端末であって、近接無線通信を用いた開錠処理の実行機能を有する携帯端末に対して、所定のネットワークを介して電子鍵を提供する手段であれば足りる。
上記実施形態では、履歴管理部105は、購入者端末5のBT通信によりURL鍵を用いた開錠処理が実行され扉が開錠された場合、扉の開錠を示す情報(開錠時刻、電子鍵等)と、購入者Bの会員IDとを対応付けてロッカーの利用履歴の履歴情報として管理すると説明したが、これ以外であってもよく、近接無線通信を用いた電子鍵の開錠処理が携帯端末により実行されて出入口が開錠された場合、出入口の開錠を示す情報と、携帯端末又は受取人を特定可能な情報とを対応付けて履歴情報として管理する手段であれば足りる。
以上を換言すると、本発明が適用される管理装置は、次のような構成を有していれば足り、各種各様な実施の形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図5のサーバ1等)は、
近距離無線通信(例えばBluetooth規格の無線通信(BT通信)等)を用いた電子鍵の開錠処理により出入口(例えばロッカー装置4の扉等)の開錠がなされる閉空間(例えばロッカー等)を管理する情報処理装置(例えば図5のサーバ1等)において、
所定の商品(図1のアプリ・サイトCでの商品D等)又は所定の役務に供する物(例えば図9のクリーニング店に依頼したお客の衣料を洗濯する役務に供するクリーニング後の衣料D3等)としての物品が前記閉空間(例えば図1のロッカー装置4のロッカーボックス31等)に収納された後に生成された前記電子鍵(URL鍵等)を管理する電子鍵管理手段(例えば図5の電子鍵管理部122等)と、
前記所定の商品又は前記所定の役務の提供のための決済に関する所定条件(例えば商品等提供者S)からすると商品の代金の決済、サービス提供者SAとしては電子鍵を渡すために設定された金額を意味しており、その金額が受取人の携帯端末(例えば図5の購入者端末5等)から振り込まれた、又はロッカー装置4に物品が収納済み、ロッカーボックス31に物品収納後、ロッカーボックス31の扉が閉鎖されたことが検知された、等という条件)が満たされた場合、前記物品の受け取りを所望する受取人(例えば図1の購入者B等)により管理される携帯端末(例えば図5の購入者端末5等)であって、前記近接無線通信を用いた前記開錠処理の実行機能を有する前記携帯端末(例えば図5の購入者端末5等)に対して、所定のネットワーク(例えば図5のネットワークNW等)を介して前記電子鍵を提供する電子鍵提供手段(例えば図5の電子鍵提供部123等)と、
前記近接無線通信(BT通信等)を用いた前記電子鍵の前記開錠処理が前記携帯端末(例えば図5の購入者端末5等)により実行されて前記出入口(例えばロッカーボックス31の扉等)が開錠された場合、前記出入口(例えばロッカーボックス31の扉等)の開錠を示す情報(開錠時刻、電子鍵等)と、前記携帯端末(例えば図5の購入者端末5等)又は前記受取人(例えば図1の購入者B等)を特定可能な情報(購入者端末5の電話番号、BTのデバイス名や電子メールアドレス、購入者Bの購入者IDや決済に関する情報等)とを対応付けて履歴情報として管理する閉空間履歴管理手段(例えば図5の履歴管理部105等)と、
を備える。
これにより、インターネット等ネットワークNWとの通信機能を不要とするロッカー装置4等の閉空間を介して、商品や役務等の物品を安全に受取人(購入者B等)に受け渡すことを可能になる。
また、受取人(購入者B等)は、駅やコンビニエンスストア等に設置されている閉空間(例えば図2のロッカー装置4のロッカーボックス31等)を介して、アプリ・サイトC等で購入者Bが購入した商品Dや役務の提供を受けた物品(図9の洗濯物D3等)を会社帰りや外出したついでに受け取れる。
この結果、駅やコンビニエンスストア等の公衆の空間に設置される物品の保管場所(ロッカー装置4等)の利便性を向上しつつ物品(アプリ・サイトC等で購入した商品Dや洗濯物D3等)を受取人(購入者B等)に安全に受け渡すことができるビジネスを実現可能にすることができる。
前記情報処理装置(例えば図5のサーバ1等)は、前記閉空間(例えば図1のロッカー装置4の各ロッカーボックス31等)を1単位として、N単位(Nは2以上の整数値)管理し、
前記N単位の夫々について、前記所定の商品又は所定の役務に供する物としての前記物品を収納する機能を含む複数の機能(無料ロッカーにする機能、交通系カードで利用可能なロッカーにする機能、ロッカーボックス31やその内部の収容物の価格設定等)のうち、所定機能を割り当てる設定を行う設定手段(例えば図5の設定機能部111等)、
をさらに備える。
このように、閉空間(例えば図1のロッカー装置4の各ロッカーボックス31等)の仕様や利用用途、運用形態等を管理者の側で必要に応じてカスタマイズできるので、他者への区画毎の貸し出しや、個々の閉空間を季節や時間帯等で運用を変える等が可能になり、閉空間の利用効率を向上することができる。
前記所定の商品又は前記所定の役務の提供者により管理される他情報処理装置(例えば図5の商品等提供装置2等)において、前記電子鍵提供手段(例えば図5の電子鍵提供部123を含む電子鍵制御部104等)の機能を発揮させる制御(例えばAPIによる制御)を実行する制御手段(例えば図5のAPI制御部102等)、
をさらに備える。
これにより、サービス管理者は、所定の商品又は所定の役務を提供することなく、APIなどを提供するだけで、閉空間を用いたビジネスを実現することができる。
前記制御手段(例えば図5のAPI制御部102等)は、前記他情報処理装置(例えば図5の商品等提供装置2等)において管理される、前記所定の商品又は前記所定の役務を提供するためのWebサイト(例えばアプリ・サイトC等)において、前記電子鍵提供手段(例えば図5の電子鍵提供部123を含む電子鍵制御部104等)の機能を発揮させる制御を実行する。
これにより、サービス管理者は、Webサイトと連携動作するAPI等を情報処理装置(サーバ1等)に実装するだけで、所定の商品又は所定の役務を提供するWebサイト(例えばアプリ・サイトC等)を管理することなく、閉空間(例えば図1のロッカー装置4の各ロッカーボックス31等)を用いたビジネスを実現することができるので、投資コストを抑えた中でビジネスが実現可能になる。
前記所定条件は、前記提供者により設定された前記決済に関する条件(その一例として、提供者側で発行したポイントを併用してもよい、という条件等)である。
このように提供者により設定された決済に関する条件を満たした場合に、受取人の携帯端末に電子鍵を提供することで、商品又は役務の提供者の設定いかんで閉空間(例えば図1のロッカー装置4の各ロッカーボックス31等)が利用できるようになるので、商品又は役務の提供者が受取人(購入者B等)に付与するポイント等を受取人(購入者B等)が消費できるようになり、商品又は役務の提供者についてもポイントの消費効果の恩恵が得られるようになる。
前記携帯端末から前記閉空間(例えば図1のロッカー装置4等)に前記電子鍵が提供されて前記出入口(例えばロッカー装置4のロッカーボックス31の取出口の扉等)が開錠されたときにおける、前記受取人(購入者B等)のコンテクスト情報(例えば携帯端末のBTのデバイス名、ロッカー装置4の扉を開放時や閉鎖時の受取人(購入者B等)を被写体に含む画像等)を取得するコンテクスト情報取得手段(例えばロッカー装置4を撮像する防犯カメラ等)をさらに備え、
前記閉空間履歴管理手段(例えば図5の履歴管理部105等)は、さらに、前記受取人(購入者B等)の前記コンテクスト情報(例えば受取人がロッカー装置4の扉を開けたときの防犯カメラの画像や携帯端末のBTのデバイス名等)も前記履歴情報に含めて管理する。
このように受取人(購入者B等)のコンテクスト情報を他の情報(購入者Bの購入者IDや決済に関する情報)に紐づけて履歴管理することで、商品又は役務の提供者に、受取人の情報をフィードバックできるので、ロッカーの設置場所と開閉時刻等から受取人の行動履歴等が分かり、例えば1週間に1回山梨駅まで出かける等の人であれば、その前のタイミングで、関連する商品の広告をその人の携帯端末に出力する等といったレコメンドサービス等を行うことができる。また受取人の服装や持ち物等から様々な情報を割り出せるので、それを応じた広告の提供を行うことができる。
1・・・サーバ、2・・・商品等提供装置、4、4-1乃至4-m・・・ロッカー装置、5、5-1乃至5-d・・・購入者端末、6・・・携帯端末、11・・・CPU、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、30・・・リムーバブルメディア、31・・・ロッカーボックス、101・・・購入者認証部、102・・・API制御部、103・・・ロッカー管理部、104・・・電子鍵制御部、105・・・履歴管理部、111・・・設定機能部、121・・・電子鍵生成部、122・・・電子鍵管理部、123・・・電子鍵提供部、401・・・購入者DB、402・・・ロッカーDB、403・・・電子鍵DB、404・・・履歴DB、A・・・配送連携API、B、B1乃至Bp・・・購入者、C・・・アプリ・サイト、D、D1、D2・・・商品、SA・・・サービス提供者、NW・・・ネットワーク、S・・・商品等提供者、U・・・サイト管理者

Claims (8)

  1. 電子鍵を用いた開錠処理を近距離無線通信により実行することで出入口の開錠がなされる閉空間を管理する情報処理装置において、
    所定の商品又は所定の役務に供する物としての物品が前記閉空間に収納された後に生成された前記電子鍵を管理する電子鍵管理手段と、
    前記所定の商品又は前記所定の役務の提供のための決済に関する所定条件が満たされた場合、前記物品の受け取りを所望する受取人により管理される携帯端末であって、前記近接無線通信を用いた前記開錠処理の実行機能を有する前記携帯端末に対して、所定のネットワークを介して前記電子鍵を提供する電子鍵提供手段と、
    前記近接無線通信を用いた前記電子鍵の前記開錠処理が前記携帯端末により実行されて前記出入口が開錠された場合、前記出入口の開錠を示す情報と、前記携帯端末又は前記受取人を特定可能な情報とを対応付けて履歴情報として管理する閉空間履歴管理手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記閉空間を1単位として、N単位(Nは2以上の整数値)管理し、
    前記N単位の夫々について、前記所定の商品又は所定の役務に供する物としての前記物品を収納する機能を含む複数の機能のうち、所定機能を割り当てる設定を行う設定手段
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の商品又は前記所定の役務の提供者により管理される他情報処理装置において、前記電子鍵提供手段の機能を発揮させる制御を実行する制御手段
    をさらに備える請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記他情報処理装置において管理される、前記所定の商品又は前記所定の役務を提供するためのWebサイトにおいて、前記電子鍵提供手段の機能を発揮させる制御を実行する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記所定条件は、前記提供者により設定された前記決済に関する条件である、
    請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記携帯端末から前記閉空間に前記電子鍵が提供されて前記出入口が開錠されたときにおける、前記受取人のコンテクスト情報を取得するコンテクスト情報取得手段をさらに備え、
    前記閉空間履歴管理手段は、さらに、前記受取人の前記コンテクスト情報も前記履歴情報に含めて管理する、
    請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 電子鍵を用いた開錠処理を近距離無線通信により実行することで出入口の開錠がなされる閉空間を管理する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
    所定の商品又は所定の役務に供する物としての物品が前記閉空間に収納された後に生成された前記電子鍵を管理する電子鍵管理ステップと、
    前記所定の商品又は前記所定の役務の提供のための決済に関する所定条件が満たされた場合、前記物品の受け取りを所望する受取人により管理される携帯端末であって、前記近接無線通信を用いた前記開錠処理の実行機能を有する前記携帯端末に対して、所定のネットワークを介して前記電子鍵を提供する電子鍵提供ステップと、
    前記近接無線通信を用いた前記電子鍵の前記開錠処理が前記携帯端末により実行されて前記出入口が開錠された場合、前記出入口の開錠を示す情報と、前記携帯端末又は前記受取人を特定可能な情報とを対応付けて履歴情報として管理する閉空間履歴管理ステップと、
    を含む情報処理方法。
  8. 電子鍵を用いた開錠処理を近距離無線通信により実行することで出入口の開錠がなされる閉空間を管理するコンピュータに、
    近距離無線通信を用いた電子鍵の開錠処理により出入口の開錠がなされる閉空間を管理する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
    所定の商品又は所定の役務に供する物としての物品が前記閉空間に収納された後に生成された前記電子鍵を管理する電子鍵管理ステップと、
    前記所定の商品又は前記所定の役務の提供のための決済に関する所定条件が満たされた場合、前記物品の受け取りを所望する受取人により管理される携帯端末であって、前記近接無線通信を用いた前記開錠処理の実行機能を有する前記携帯端末に対して、所定のネットワークを介して前記電子鍵を提供する電子鍵提供ステップと、
    前記近接無線通信を用いた前記電子鍵の前記開錠処理が前記携帯端末により実行されて前記出入口が開錠された場合、前記出入口の開錠を示す情報と、前記携帯端末又は前記受取人を特定可能な情報とを対応付けて履歴情報として管理する閉空間履歴管理ステップと、
    を含む制御処理を実行するプログラム。
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