JP3551891B2 - 商品受け取り・支払いシステムおよび方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品受け取り・支払いシステムおよび方法に関し、特にインターネット等のネットワーク上で注文した商品を希望する場所に設置された無人の商品受け取り装置から受け取る場合における商品受け取り・支払いシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの普及や通信,流通網の発達に伴って、インターネット等のネットワーク上で商品を注文するオンラインショッピング等による商品の購入が活発に行われるようになってきている。そして、購入した商品は宅配等の運送業者により商品購入者の家に配達されるのが一般的である。
【0003】
しかし、この方法においては配達時に受取人が不在であった場合、日時指定による再配達依頼をしたり、指定された場所へ改めて受け取りに出向いたりしなければならず、この結果、再配達時に在宅していなければならないという時間的拘束や、改めて受け取りに出向く煩わしさ等が生じることになる。
【0004】
こうした問題を改善した例としては、例えば、特開平11−100107号公報で開示されている商品受け渡し装置及び受け渡し方法がある。図4は、この公報の商品受け渡し装置の構成を示すブロック図である。
【0005】
図4を参照すると、集合住宅の玄関先や、コンビニエンスストア等の24時間営業の店等に設置される商品受け渡し装置10は、使用者7と商品受け渡し装置10との間で商品の授受の際のデータ入力等の手続きを行うマンマシンインタフェース11と、商品の保管,受け渡し全般を制御する制御部12と、使用者7が挿入したICカード8に対してデータの読み取り,書き込みを行うICカードインタフェース13と、商品の授受,保管を行う機構部14とから構成されている。なお、ICカード8は、商品保管者および商品受け取り者の両者が所持している。
【0006】
このような構成における商品の保管時および受け取り時の動作について概要を説明する。まず、商品保管者が商品9を保管するときは、商品9を機構部14に格納し、ICカード8をICカードインタフェース13に挿入することにより、ICカードインタフェース13は、ICカード8に記憶された商品コードや、商品を受け取る権利を有する者を識別する受け取り有権者コード等を読み取って制御部12に送る。制御部12は、これらのデータを内部に記憶させておく。次に、商品受け取り者が商品9を受け取るときは、受け取り者は、ICカード8をICカードインタフェース13に挿入し、マンマシンインタフェース11から商品受け渡し指示入力を行う。ICカードインタフェース13は、挿入されたICカード8から商品コード,受け取り有権者コードを読み取って制御部12に送る。制御部12は、商品9の保管時に内部に記憶させた商品コード,受け取り有権者コードと、受け取り者のICカード8から読み取った商品コード,受け取り有権者コードとを比較して、一致すれば機構部14に対して商品9の受け渡し指令を行う。
【0007】
以上説明したように、上記公報による従来の技術においては、商品の保管者(配達者)と受け取り者の両者が、同じ商品コード,受け取り有権者コードを記憶させたICカードを所持し、両者のICカードの挿入によりそれらの記憶データが同じであることを確認して、商品の受け渡しを行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の技術は、以下に示すような問題を有している。
【0009】
まず、購入した商品が宅配等の運送業者により商品購入者の家に配達される場合は、商品受け取りのために配達予定日に自宅にいなければならず、時間的に拘束されるという問題がある。
【0010】
また、特開平11−100107号公報で開示されている商品受け渡し装置及び受け渡し方法においては、配達予定日に自宅にいなければならないという時間的拘束は受けないものの、商品の配達者と受け取り者の両者が、同じ商品コード,受け取り有権者コードを記憶させたICカードを所持しなければならないという制約がある。このため、この方法は、コンビニエンスストア等の24時間営業の店に商品受け渡し装置を設置し、受け取り者がコンビニエンスストアの従業員に商品の代金を支払う代わりにICカードを受領して開錠するというような場合等に限定されるべきものであると考えるのが普通である。もし、そうでなければ、前もって商品受け取り者にICカードを個別に渡しておく必要があり、不特定多数の商品購入者を対象とするにはICカードの回収も含めて手間がかかりすぎるとともに、そのICカードで他の商品を不正に受け取られないようなセキュリティー上の問題等もあり、実質的にこの方法は不適正となる。従って、受け取り者が商品を受け取るにあたり前記従業員等の人手を介することになり、受け取り者だけによる人と対面しない自動受け取りはできないという問題がある。
【0011】
また、上記のいずれの従来の技術においても、商品の引き取りについてのみ述べられており、商品の代金支払いについては述べられていない。
【0012】
本発明は、ICカードのような受け取り専用の特殊なカードを用いることなく、また他の人を介することなく、商品の受け取りと代金の支払いとを高いセキュリティーで同時に実現する商品受け取り・支払いシステムおよび方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の商品受け取り・支払いシステムは、商品購入者がインターネット等のネットワークを介して商品の注文を行うときに前記商品の受け取り場所の指定を併せて行い、これを受けた販売会社コンピュータは商品受け取り装置管理会社コンピュータに前記ネットワークを介して商品受け取り装置の予約を行い、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータからの予約結果を受けて前記商品購入者に前記予約結果と前記商品の取引番号とを送信するとともに、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに前記商品の取引番号,前記商品の代金および振込先情報を送信し、前記商品の受け取り時に、前記商品購入者が前記商品受け取り装置に挿入したデビットカードの情報および入力された暗証番号,前記商品の取引番号を前記商品受け取り装置から前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに送信し、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータは前記デビットカードで前記商品の代金が支払い可能であるかの有効性チェックをデビットカード処理センターに依頼し、有効であった場合に、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータから前記商品受け取り装置に開錠指示を行い、前記商品受け取り装置は開錠されたことを前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに通知し、前記デビットカードによる商品代金の振込処理を前記商品受け取り装置管理会社コンピュータが前記デビットカード処理センターに依頼することにより、前記商品の受け取りと同時に前記代金の支払いを前記デビットカードで行うことを特徴とする。
【0015】
本発明の第2の商品受け取り・支払いシステムは、本発明の第1の商品受け取り・支払いシステムにおいて、前記デビットカードの有効性チェックの結果、有効でなかった場合は、前記商品受け取り装置管理コンピュータから前記商品受け取り装置に対して無効通知を行い、前記商品受け取り装置は前記デビットカードの無効表示を行うことを特徴とする。
【0016】
本発明の第3の商品受け取り・支払いシステムは、購入者端末装置と、前記購入者端末装置からの商品注文を受ける販売会社コンピュータと、前記商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品受け取り装置と、前記商品受け取り装置の管理,制御を行う商品受け取り装置管理コンピュータと、デビットカード処理センターとがインターネット等のネットワークで接続され、前記ネットワークを介して注文した前記商品を希望する場所に設置された前記商品受け取り装置で受け取る商品受け取り・支払いシステムであって、
前記購入者端末装置は、前記ネットワークを介して前記販売会社コンピュータに商品を注文するときに、前記商品の受け取り希望場所を指定し、
前記販売会社コンピュータは、前記購入者端末装置からの商品注文時に、前記商品受け取り装置管理コンピュータに前記商品を配達,収納する収納庫の予約を依頼し、前記商品受け取り装置管理コンピュータからの予約完了通知を前記商品の取引番号と一緒に前記購入者端末装置に通知するとともに、前記商品の取引番号と振込情報(振込先および振込金額)とを前記商品受け取り装置管理コンピュータに通知し、
前記商品受け取り装置は、
前記商品受け取り時に購入者が挿入するデビットカードのカード情報を読み取るデビットカード読み取り部と、
前記商品受け取り時に前記購入者が前記デビットカードの暗証番号および前記商品の取引番号を入力するキー入力部と、
商品収納部の収納庫の開錠指示を行うとともに、開錠されてドアが開いたことを検出しこれを開錠検知通知として制御部に通知する開錠部と、
前記カード情報,前記暗証番号および前記取引番号を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するとともに、前記商品受け取り装置管理コンピュータの商品収納管理制御部からの開錠指示を受けて前記開錠部に前記収納庫の開錠を指示し、前記開錠部からの開錠検知通知を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信する制御部と、
前記商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品収納部とを有し、前記商品受け取り装置管理コンピュータは、
前記制御部から受信したカード情報,暗証番号と、前記販売会社コンピュータから受信した振込金額とを前記デビットカードの有効性チェック情報として支払い処理部に送り、前記デビットカード処理センターからの有効通知を受けて前記商品受け取り装置に前記商品が収納されている収納庫の開錠を行うよう開錠指示を送信するとともに、前記制御部からの前記開錠検知通知を受けて支払い処理部に対し振込依頼を行う商品収納管理制御部と、
前記商品収納管理制御部が前記収納庫の予約管理や開錠制御を行うのに必要なデータを記憶する商品収納管理記憶部と、
前記商品収納管理制御部からの有効性チェック情報を受けて、前記デビットカード処理センターに送信するとともにこれらの情報を内部に記憶し、前記商品収納管理制御部からの振込依頼を受けて、前記記憶させたカード情報,暗証番号や前記商品収納管理記憶部に記憶された振込情報により振込依頼通知を作成し、これを前記デビットカード処理センターに送信して振込依頼を行う支払い処理部とを有し、
前記デビットカード処理センターは、前記支払い処理部からの有効性チェック情報を基に前記振込金額の支払いが可能であるかの有効性チェックを行うとともに、前記支払い処理部からの振込依頼を受けて振込処理を行うことを特徴とする。
【0017】
本発明の第4の商品受け取り・支払いシステムは、本発明の第3の商品受け取り・支払いシステムにおいて、前記商品収納管理記憶部には、前記商品受け取り装置の設置場所と、前記商品受け取り装置に備えられている収納庫の番号と、前記収納庫番号毎の収納サイズと、予約状況と、取引番号と、振込先銀行・支店名と、振込口座番号と、振込金額とを含んで記憶されることを特徴とする。
【0019】
本発明の商品受け取り・支払い方法は、商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品受け取り装置と、前記商品受け取り装置の管理,制御を行う商品受け取り装置管理コンピュータと、デビットカード処理センターと、購入者端末装置と、販売会社コンピュータとがインターネット等のネットワークで接続され、前記ネットワークを介して注文した商品を希望する場所に設置された前記商品受け取り装置で受け取る商品受け取り・支払い方法であって、
購入者が前記購入者端末装置から前記ネットワークを介して商品を前記販売会社コンピュータに注文するときに、前記商品の受け取り希望場所を指定するステップと、
前記販売会社コンピュータから前記商品受け取り装置の希望場所,利用日,収納庫サイズ等の条件を前記商品受け取り装置管理コンピュータに通知し、この条件に合致する収納庫の予約を依頼するステップと、
前記商品受け取り装置管理コンピュータが検索,予約して前記販売会社コンピュータに対し、予約した前記商品受け取り装置の場所,収納庫番号,利用可能日等の利用許可情報を送信するステップと、
前記販売会社コンピュータが、前記利用許可情報と前記商品の取引番号とを購入者端末に送信するステップと、
前記販売会社コンピュータが、振込先情報と振込金額とを含む前記商品の振込情報と前記商品の取引番号とを前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信し、前記商品受け取り装置管理コンピュータがこれを前記商品受け取り装置の収納庫番号に対応して記憶するステップと、
前記商品が配達された後、購入者が通知された商品受け取り装置の場所に出向き、この商品受け取り装置においてデビットカードの挿入、前記デビットカードの暗証番号と前記取引番号のキー入力を行い、前記商品受け取り装置で読み取られたカード情報、前記暗証番号および前記取引番号を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するステップと、
前記商品受け取り装置管理コンピュータが前記カード情報,前記暗証番号と前記記憶した振込金額とを前記デビットカード処理センターに送信するとともに、これら情報を記憶するステップと、
前記デビットカード処理センターが、送られた情報により、口座番号の有無や、預金残高が前記振込金額以上あるか等の前記デビットカードの有効性確認を行い、有効または無効の結果通知を前記商品受け取り装置管理コンピュータに返信するステップと、
有効通知を受けた場合に、前記商品受け取り装置管理コンピュータから前記商品が収納されている収納庫の開錠指示を前記商品受け取り装置に行い、無効通知を受けた場合に、前記商品受け取り装置管理コンピュータから無効通知を前記商品受け取り装置に行うステップと、
前記商品受け取り装置が、前記開錠指示を受けた場合は前記収納庫を開錠し、無効通知を受けた場合はカード無効表示を行うステップと、
前記開錠により前記収納庫のドアが開いたことを前記商品受け取り装置が検出して開錠検知情報として前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するステップと、
前記開錠検知情報を通知された前記商品受け取り装置管理コンピュータが、前記記憶したカード情報,暗証番号,振込情報により振込依頼通知を作成し、これを前記デビットカード処理センターに送信して振込依頼を行うステップと、
前記デビットカード処理センターが振込依頼を受けて振込処理を実行するステップと、
を有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図であり、本発明の商品受け取り・支払いシステムは、インターネット等のネットワーク1と、購入者端末装置2と、インターネット上で商品の販売を行う販売会社コンピュータ3と、商品購入者が購入した商品を受け取る商品受け取り装置4と、商品受け取り装置4を管理する商品受け取り装置管理コンピュータ5と、デビットカード処理センター6とを含んでいる。
【0022】
なお、デビットカードとは、デパートや商店で買い物をしたり、チケットショップでチケットの予約,購入をしたりしたときの代金の支払いを行うカードのことであり、銀行等の金融機関のキャッシュカードが用いられる。近年、このデビットカードによる支払いが可能なデパートや商店等が増えてきており、買い物をしたときに、商店等に備え付けのデビットカード読み取り機にカードを挿入して暗証番号を入力することで、金融機関の自分の口座から購入した商店の口座等に代金の振込が自動的に行われようになっているため、現金を持ち歩かなくてもよいという利点がある。
【0023】
本発明は、インターネット等のネットワークを介して商品を購入し、この商品を無人ロッカー等で受け取るときに、同時に商品代金の支払いを行うために、このデビットカードを用いている。
【0024】
商品受け取り装置4は、ネットワーク1とのインターフェース部であるネットワークインターフェース部41と、商品受け取り装置4の全体を制御する制御部42と、挿入されたデビットカードの内容を読み取るデビットカード読み取り部43と、キー入力部44と、商品収納部46の各収納庫の開錠指示を行う開錠部45と、商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品収納部46とを備えている。この商品受け取り装置4は、駅,集合住宅の玄関先等のように時間に関係なく受け取れる場所や、24時間または深夜まで営業しているファミリーレストラン,コンビニエンスストア等に設置される。
【0025】
商品受け取り装置管理コンピュータ5は、ネットワーク1とのインターフェース部であるネットワークインターフェース部51と、それぞれの場所に設置されている商品受け取り装置4の各収納庫の予約状況の管理や商品受け取り装置4の開錠制御等を行う商品収納管理制御部52と、商品収納管理制御部52が管理,制御を行うのに必要なデータを記憶する商品収納管理記憶部53と、購入者の商品受け取り後に代金の支払い処理を行う支払い処理部54とを備えている。この商品受け取り装置管理コンピュータ5は、商品受け取り装置4を管理する管理会社に通常設置され、全地域に1箇所でもよいし地域グループ毎に設置しても構わない。
【0026】
デビットカード処理センター6は、CAFIS(Credit And Finance Information System,(株)NTTデータのカードネットワークサービスの商標)等のネットワーク,クリアリングセンター(デビットカード利用の資金の流れを処理するための情報集中センター),決済銀行,カード発行銀行,加盟店銀行等から構成され、この構成によりデビットカードの有効性確認や決済処理が行われる。
【0027】
図2は、図1の商品収納管理記憶部53に記憶されるデータの例を示す図である。図2を参照すると、設置場所毎の収納庫番号が予め記憶されており、収納庫番号毎に収納サイズ(収納庫に収納可能な商品のサイズ)が予め記憶されている。この収納サイズは、予め分類されたM,L等のサイズで規定してもよいし、幅,奥行き,高さの実際の寸法で規定してもよい。
【0028】
その他のデータは、商品収納管理制御部52から状況に応じて書き込み,更新,削除されるデータであり、各収納庫番号に対応して記憶される。これらのデータは、少なくとも各収納庫の予約状況と、購入者と販売会社間の商品の取引番号と、商品の代金を振り込む振込先銀行・支店名および振込口座番号と、振込金額とを含んでいる。
【0029】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図3を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の一実施の形態の動作を説明する図である。
【0030】
最初に、商品購入者は、自宅にあるパーソナルコンピュータ等の購入者端末装置2から、インターネット等のネットワーク1を介して販売会社コンピュータ3に商品の注文を行う。このとき、商品購入者は注文商品と数量に加え、商品の受け取り希望場所(例えば、XX駅周辺等)を入力する(図3のステップS1)。
【0031】
販売会社コンピュータ3は、注文を受けた商品と数量とからサイズを算出し、在庫状況等から配達可能日を判断して、これらの情報を商品購入者からの受け取り希望場所情報と合わせたものを収納庫予約情報として商品受け取り装置管理コンピュータ5に送り、以上の収納庫予約情報の条件に合致する収納庫(商品の配達先ロッカー)の予約を依頼する(ステップS2)。
【0032】
商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、ネットワーク1およびネットワークインターフェース部51を介して収納庫予約情報を受け取り、商品収納管理記憶部53を参照して条件に合う収納庫を検索する。このとき、図2に示す設置場所,収納サイズおよび予約状況を参照する。例えば、設置場所がXX駅,商品サイズがMサイズ,配達日が2月1日であった場合で、これに該当する予約が未だされていなかったとすると、図2の収納庫番号101の収納庫を予約可とする。そして、商品収納管理制御部52は、収納庫利用許可通知(例えば、XX駅の101番の収納庫で2月1日から5日間利用可能等の内容)を販売会社コンピュータ3に送信する。なお、利用可能期間については、商品購入者が必ずしも利用開始日(商品配達日)に受け取りにくるとは限らないため、ある程度余裕をみて例えば利用開始日から5日間を予約期間として設定する(ステップS3)。
【0033】
なお、商品収納管理制御部52は、併せて、商品収納管理記憶部53の図2のXX駅,収納庫番号101に対応する予約状況データとして、(2/1〜2/5)を新たに書き込むことにより予約状況データを更新する(ステップS4)。
【0034】
販売会社コンピュータ3は、収納庫利用情報(XX駅の101番の収納庫に2月1日配達するので5日以内に受け取って下さいとの情報)と商品の取引番号とを、購入者端末2にネットワーク1を介して送信する(ステップS5)。
【0035】
また、販売会社コンピュータ3は、商品受け取り装置管理コンピュータ5に対して、販売会社の銀行口座を特定するための銀行名,支店名,口座番号と、振込金額(商品の代金または商品の代金と配達料,手数料等の合計金額)とからなる振込情報と、商品の取引番号とを通知する(ステップS6)。
【0036】
商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、通知された振込情報と商品の取引番号とを、図2に示す商品収納管理記憶部53のデータベースに書き込んで更新する(ステップS7)。
【0037】
この後、商品がXX駅の商品受け取り装置4の101番の収納庫に配達される。このとき、配達員は、図1に示すデビットカード読み取り部43にIDカードを挿入し、収納庫番号と開錠依頼コードをキー入力部44から入力する。制御部42は、これらの情報をネットワークインターフェース部41およびネットワーク1を介して、商品受け取り装置管理コンピュータ5に送信する。このとき、制御部42は、キー入力された収納庫番号を記憶しておく。商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、これらの情報を受け取り、商品収納管理記憶部53を参照して、該当する予約があるかを確認し、あれば開錠指示通知を商品受け取り装置4に対して行う。開錠指示通知を受け取った商品受け取り装置4の制御部は、記憶していた収納庫番号を指定して開錠部45に収納庫の開錠処理を行わせる。そして、配達員は商品を収納庫の中に入れた後、収納庫のドアを閉めると収納庫は自動的に施錠状態となり、商品が入庫状態となる(ステップS8)。
【0038】
次に、商品購入者は通知された配達日になると、XX駅の商品受け取り装置4の101番の収納庫の場所に出向き、デビットカード読み取り部43にデビットカードを挿入し、暗証番号と取引番号をキー入力部44から入力するとともに、キー入力部44に備えられている受け取りキーを押す(ステップS9)。
【0039】
制御部42は、デビットカード読み取り部43で読み取られたカード情報と、キー入力された暗証番号および取引番号をネットワークインターフェース部41およびネットワーク1を介して、商品受け取り装置管理コンピュータ5に送信する(ステップS10)。
【0040】
商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、商品受け取り装置4から受け取ったカード情報,暗証番号と、ステップS7で商品収納管理記憶部53に記憶された振込金額とを支払い処理部54に送り、支払い処理部54は、これらの情報を内部の記憶部に記憶させるとともに、デビットカード処理センター6に対して送信し、デビットカードによる支払い可否(デビットカードの有効性)を確認依頼する(ステップS11)。
【0041】
デビットカード処理センター6は、送られたカード情報により、口座番号の有無や、預金残高が振込金額以上にあるか等のデビットカードの有効性確認を行い、有効または無効の結果通知を商品受け取り装置管理コンピュータ5に対して返信する(ステップS12)。
【0042】
ステップS12により有効通知を受けた場合は、商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、ステップS10で受けた取引番号に対応する収納庫番号を商品収納管理記憶部53から得て、商品受け取り装置4に対して101番の収納庫の開錠を指示する。ステップS12により無効通知を受けた場合は、商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、商品受け取り装置4に対してデビットカードが無効であることを示す無効通知を送信する(ステップS13)。
【0043】
ステップS13において開錠指示を受けた場合は、商品受け取り装置4において、制御部42が開錠部45に101番の収納庫の開錠を指示し、開錠されて101番の収納庫のドアが開いたことにより、商品購入者は商品を受け取る。ステップS13において無効通知を受けた場合は、制御部42はキー入力部44にカード無効表示を行う。カード無効表示については、無効表示用LED(発光ダイオード)をキー入力部44に設けておき、それを点灯させるようにしてもよいし、液晶表示部をキー入力部44に設けておき、そこにカードが無効である旨表示するようにしてもよい(ステップS14)。
【0044】
ステップS14で開錠されたときは、開錠部45は開錠されて収納庫のドアが開いたことを収納庫から通知されて検出し、検出日時データとともに制御部42に通知する。制御部42は、この開錠検知情報を商品受け取り装置管理コンピュータ5に通知する(ステップS15)。
【0045】
開錠検知情報を通知された商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、支払い処理部54に対して商品代金(または商品代金に配達料,手数料等を加えた金額)である図2に示す振込金額の振込依頼を行う。支払い処理部54は、ステップS11で内部に記憶させたカード情報,暗証番号や、商品収納管理記憶部53に記憶された振込情報により振込依頼通知を作成し、これをデビットカード処理センター6に送信して振込依頼を行う。(ステップS16)。
【0046】
デビットカード処理センター6は、ステップS16による振込依頼を受けて振込処理を実行する(ステップS17)。
【0047】
また、商品収納管理制御部52は、ステップS16の処理と併せて、商品収納管理記憶部53に記憶された予約状況データの更新も行う。例えば、2月2日の△△時刻にXX駅の101番の収納庫の商品が受け取られたという開錠検知情報を受けた場合は、予約状況データをこれまでの2/1〜2/5から2/1〜2/2に更新する(ステップS18)。
【0048】
なお、以上の説明において、入力部としてキー入力部44を備えた商品受け取り装置4を説明したが、キー入力部44の代わりにタッチパネル等を使用してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、商品受け取り装置に挿入された購入者のデビットカードが商品代金の支払い可能なものかの有効性確認を行い、有効であった場合に商品を収納している収納庫の開錠を行うようにしたため、商品購入者は高いセキュリティーで人を介することなく商品を受け取ることができるという効果を有している。
【0050】
また、本発明は、収納庫が開錠されたことを検知したときに、商品受け取り装置に挿入された購入者のデビットカードによる商品代金の自動支払いを行うようにしたため、商品の受け取りと代金支払いとを同時に実現できるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の商品収納管理記憶部53に記憶されるデータの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態の動作を説明する図である。
【図4】従来の技術の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク
2 購入者端末装置
3 販売会社コンピュータ
4 商品受け取り装置
41 ネットワークインターフェース部
42 制御部
43 デビットカード読み取り部
44 キー入力部
45 開錠部
46 商品収納部
5 商品受け取り装置管理コンピュータ
51 ネットワークインターフェース部
52 商品収納管理制御部
53 商品収納管理記憶部
54 支払い処理部
6 デビットカード処理センター
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品受け取り・支払いシステムおよび方法に関し、特にインターネット等のネットワーク上で注文した商品を希望する場所に設置された無人の商品受け取り装置から受け取る場合における商品受け取り・支払いシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの普及や通信,流通網の発達に伴って、インターネット等のネットワーク上で商品を注文するオンラインショッピング等による商品の購入が活発に行われるようになってきている。そして、購入した商品は宅配等の運送業者により商品購入者の家に配達されるのが一般的である。
【0003】
しかし、この方法においては配達時に受取人が不在であった場合、日時指定による再配達依頼をしたり、指定された場所へ改めて受け取りに出向いたりしなければならず、この結果、再配達時に在宅していなければならないという時間的拘束や、改めて受け取りに出向く煩わしさ等が生じることになる。
【0004】
こうした問題を改善した例としては、例えば、特開平11−100107号公報で開示されている商品受け渡し装置及び受け渡し方法がある。図4は、この公報の商品受け渡し装置の構成を示すブロック図である。
【0005】
図4を参照すると、集合住宅の玄関先や、コンビニエンスストア等の24時間営業の店等に設置される商品受け渡し装置10は、使用者7と商品受け渡し装置10との間で商品の授受の際のデータ入力等の手続きを行うマンマシンインタフェース11と、商品の保管,受け渡し全般を制御する制御部12と、使用者7が挿入したICカード8に対してデータの読み取り,書き込みを行うICカードインタフェース13と、商品の授受,保管を行う機構部14とから構成されている。なお、ICカード8は、商品保管者および商品受け取り者の両者が所持している。
【0006】
このような構成における商品の保管時および受け取り時の動作について概要を説明する。まず、商品保管者が商品9を保管するときは、商品9を機構部14に格納し、ICカード8をICカードインタフェース13に挿入することにより、ICカードインタフェース13は、ICカード8に記憶された商品コードや、商品を受け取る権利を有する者を識別する受け取り有権者コード等を読み取って制御部12に送る。制御部12は、これらのデータを内部に記憶させておく。次に、商品受け取り者が商品9を受け取るときは、受け取り者は、ICカード8をICカードインタフェース13に挿入し、マンマシンインタフェース11から商品受け渡し指示入力を行う。ICカードインタフェース13は、挿入されたICカード8から商品コード,受け取り有権者コードを読み取って制御部12に送る。制御部12は、商品9の保管時に内部に記憶させた商品コード,受け取り有権者コードと、受け取り者のICカード8から読み取った商品コード,受け取り有権者コードとを比較して、一致すれば機構部14に対して商品9の受け渡し指令を行う。
【0007】
以上説明したように、上記公報による従来の技術においては、商品の保管者(配達者)と受け取り者の両者が、同じ商品コード,受け取り有権者コードを記憶させたICカードを所持し、両者のICカードの挿入によりそれらの記憶データが同じであることを確認して、商品の受け渡しを行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の技術は、以下に示すような問題を有している。
【0009】
まず、購入した商品が宅配等の運送業者により商品購入者の家に配達される場合は、商品受け取りのために配達予定日に自宅にいなければならず、時間的に拘束されるという問題がある。
【0010】
また、特開平11−100107号公報で開示されている商品受け渡し装置及び受け渡し方法においては、配達予定日に自宅にいなければならないという時間的拘束は受けないものの、商品の配達者と受け取り者の両者が、同じ商品コード,受け取り有権者コードを記憶させたICカードを所持しなければならないという制約がある。このため、この方法は、コンビニエンスストア等の24時間営業の店に商品受け渡し装置を設置し、受け取り者がコンビニエンスストアの従業員に商品の代金を支払う代わりにICカードを受領して開錠するというような場合等に限定されるべきものであると考えるのが普通である。もし、そうでなければ、前もって商品受け取り者にICカードを個別に渡しておく必要があり、不特定多数の商品購入者を対象とするにはICカードの回収も含めて手間がかかりすぎるとともに、そのICカードで他の商品を不正に受け取られないようなセキュリティー上の問題等もあり、実質的にこの方法は不適正となる。従って、受け取り者が商品を受け取るにあたり前記従業員等の人手を介することになり、受け取り者だけによる人と対面しない自動受け取りはできないという問題がある。
【0011】
また、上記のいずれの従来の技術においても、商品の引き取りについてのみ述べられており、商品の代金支払いについては述べられていない。
【0012】
本発明は、ICカードのような受け取り専用の特殊なカードを用いることなく、また他の人を介することなく、商品の受け取りと代金の支払いとを高いセキュリティーで同時に実現する商品受け取り・支払いシステムおよび方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の商品受け取り・支払いシステムは、商品購入者がインターネット等のネットワークを介して商品の注文を行うときに前記商品の受け取り場所の指定を併せて行い、これを受けた販売会社コンピュータは商品受け取り装置管理会社コンピュータに前記ネットワークを介して商品受け取り装置の予約を行い、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータからの予約結果を受けて前記商品購入者に前記予約結果と前記商品の取引番号とを送信するとともに、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに前記商品の取引番号,前記商品の代金および振込先情報を送信し、前記商品の受け取り時に、前記商品購入者が前記商品受け取り装置に挿入したデビットカードの情報および入力された暗証番号,前記商品の取引番号を前記商品受け取り装置から前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに送信し、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータは前記デビットカードで前記商品の代金が支払い可能であるかの有効性チェックをデビットカード処理センターに依頼し、有効であった場合に、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータから前記商品受け取り装置に開錠指示を行い、前記商品受け取り装置は開錠されたことを前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに通知し、前記デビットカードによる商品代金の振込処理を前記商品受け取り装置管理会社コンピュータが前記デビットカード処理センターに依頼することにより、前記商品の受け取りと同時に前記代金の支払いを前記デビットカードで行うことを特徴とする。
【0015】
本発明の第2の商品受け取り・支払いシステムは、本発明の第1の商品受け取り・支払いシステムにおいて、前記デビットカードの有効性チェックの結果、有効でなかった場合は、前記商品受け取り装置管理コンピュータから前記商品受け取り装置に対して無効通知を行い、前記商品受け取り装置は前記デビットカードの無効表示を行うことを特徴とする。
【0016】
本発明の第3の商品受け取り・支払いシステムは、購入者端末装置と、前記購入者端末装置からの商品注文を受ける販売会社コンピュータと、前記商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品受け取り装置と、前記商品受け取り装置の管理,制御を行う商品受け取り装置管理コンピュータと、デビットカード処理センターとがインターネット等のネットワークで接続され、前記ネットワークを介して注文した前記商品を希望する場所に設置された前記商品受け取り装置で受け取る商品受け取り・支払いシステムであって、
前記購入者端末装置は、前記ネットワークを介して前記販売会社コンピュータに商品を注文するときに、前記商品の受け取り希望場所を指定し、
前記販売会社コンピュータは、前記購入者端末装置からの商品注文時に、前記商品受け取り装置管理コンピュータに前記商品を配達,収納する収納庫の予約を依頼し、前記商品受け取り装置管理コンピュータからの予約完了通知を前記商品の取引番号と一緒に前記購入者端末装置に通知するとともに、前記商品の取引番号と振込情報(振込先および振込金額)とを前記商品受け取り装置管理コンピュータに通知し、
前記商品受け取り装置は、
前記商品受け取り時に購入者が挿入するデビットカードのカード情報を読み取るデビットカード読み取り部と、
前記商品受け取り時に前記購入者が前記デビットカードの暗証番号および前記商品の取引番号を入力するキー入力部と、
商品収納部の収納庫の開錠指示を行うとともに、開錠されてドアが開いたことを検出しこれを開錠検知通知として制御部に通知する開錠部と、
前記カード情報,前記暗証番号および前記取引番号を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するとともに、前記商品受け取り装置管理コンピュータの商品収納管理制御部からの開錠指示を受けて前記開錠部に前記収納庫の開錠を指示し、前記開錠部からの開錠検知通知を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信する制御部と、
前記商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品収納部とを有し、前記商品受け取り装置管理コンピュータは、
前記制御部から受信したカード情報,暗証番号と、前記販売会社コンピュータから受信した振込金額とを前記デビットカードの有効性チェック情報として支払い処理部に送り、前記デビットカード処理センターからの有効通知を受けて前記商品受け取り装置に前記商品が収納されている収納庫の開錠を行うよう開錠指示を送信するとともに、前記制御部からの前記開錠検知通知を受けて支払い処理部に対し振込依頼を行う商品収納管理制御部と、
前記商品収納管理制御部が前記収納庫の予約管理や開錠制御を行うのに必要なデータを記憶する商品収納管理記憶部と、
前記商品収納管理制御部からの有効性チェック情報を受けて、前記デビットカード処理センターに送信するとともにこれらの情報を内部に記憶し、前記商品収納管理制御部からの振込依頼を受けて、前記記憶させたカード情報,暗証番号や前記商品収納管理記憶部に記憶された振込情報により振込依頼通知を作成し、これを前記デビットカード処理センターに送信して振込依頼を行う支払い処理部とを有し、
前記デビットカード処理センターは、前記支払い処理部からの有効性チェック情報を基に前記振込金額の支払いが可能であるかの有効性チェックを行うとともに、前記支払い処理部からの振込依頼を受けて振込処理を行うことを特徴とする。
【0017】
本発明の第4の商品受け取り・支払いシステムは、本発明の第3の商品受け取り・支払いシステムにおいて、前記商品収納管理記憶部には、前記商品受け取り装置の設置場所と、前記商品受け取り装置に備えられている収納庫の番号と、前記収納庫番号毎の収納サイズと、予約状況と、取引番号と、振込先銀行・支店名と、振込口座番号と、振込金額とを含んで記憶されることを特徴とする。
【0019】
本発明の商品受け取り・支払い方法は、商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品受け取り装置と、前記商品受け取り装置の管理,制御を行う商品受け取り装置管理コンピュータと、デビットカード処理センターと、購入者端末装置と、販売会社コンピュータとがインターネット等のネットワークで接続され、前記ネットワークを介して注文した商品を希望する場所に設置された前記商品受け取り装置で受け取る商品受け取り・支払い方法であって、
購入者が前記購入者端末装置から前記ネットワークを介して商品を前記販売会社コンピュータに注文するときに、前記商品の受け取り希望場所を指定するステップと、
前記販売会社コンピュータから前記商品受け取り装置の希望場所,利用日,収納庫サイズ等の条件を前記商品受け取り装置管理コンピュータに通知し、この条件に合致する収納庫の予約を依頼するステップと、
前記商品受け取り装置管理コンピュータが検索,予約して前記販売会社コンピュータに対し、予約した前記商品受け取り装置の場所,収納庫番号,利用可能日等の利用許可情報を送信するステップと、
前記販売会社コンピュータが、前記利用許可情報と前記商品の取引番号とを購入者端末に送信するステップと、
前記販売会社コンピュータが、振込先情報と振込金額とを含む前記商品の振込情報と前記商品の取引番号とを前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信し、前記商品受け取り装置管理コンピュータがこれを前記商品受け取り装置の収納庫番号に対応して記憶するステップと、
前記商品が配達された後、購入者が通知された商品受け取り装置の場所に出向き、この商品受け取り装置においてデビットカードの挿入、前記デビットカードの暗証番号と前記取引番号のキー入力を行い、前記商品受け取り装置で読み取られたカード情報、前記暗証番号および前記取引番号を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するステップと、
前記商品受け取り装置管理コンピュータが前記カード情報,前記暗証番号と前記記憶した振込金額とを前記デビットカード処理センターに送信するとともに、これら情報を記憶するステップと、
前記デビットカード処理センターが、送られた情報により、口座番号の有無や、預金残高が前記振込金額以上あるか等の前記デビットカードの有効性確認を行い、有効または無効の結果通知を前記商品受け取り装置管理コンピュータに返信するステップと、
有効通知を受けた場合に、前記商品受け取り装置管理コンピュータから前記商品が収納されている収納庫の開錠指示を前記商品受け取り装置に行い、無効通知を受けた場合に、前記商品受け取り装置管理コンピュータから無効通知を前記商品受け取り装置に行うステップと、
前記商品受け取り装置が、前記開錠指示を受けた場合は前記収納庫を開錠し、無効通知を受けた場合はカード無効表示を行うステップと、
前記開錠により前記収納庫のドアが開いたことを前記商品受け取り装置が検出して開錠検知情報として前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するステップと、
前記開錠検知情報を通知された前記商品受け取り装置管理コンピュータが、前記記憶したカード情報,暗証番号,振込情報により振込依頼通知を作成し、これを前記デビットカード処理センターに送信して振込依頼を行うステップと、
前記デビットカード処理センターが振込依頼を受けて振込処理を実行するステップと、
を有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図であり、本発明の商品受け取り・支払いシステムは、インターネット等のネットワーク1と、購入者端末装置2と、インターネット上で商品の販売を行う販売会社コンピュータ3と、商品購入者が購入した商品を受け取る商品受け取り装置4と、商品受け取り装置4を管理する商品受け取り装置管理コンピュータ5と、デビットカード処理センター6とを含んでいる。
【0022】
なお、デビットカードとは、デパートや商店で買い物をしたり、チケットショップでチケットの予約,購入をしたりしたときの代金の支払いを行うカードのことであり、銀行等の金融機関のキャッシュカードが用いられる。近年、このデビットカードによる支払いが可能なデパートや商店等が増えてきており、買い物をしたときに、商店等に備え付けのデビットカード読み取り機にカードを挿入して暗証番号を入力することで、金融機関の自分の口座から購入した商店の口座等に代金の振込が自動的に行われようになっているため、現金を持ち歩かなくてもよいという利点がある。
【0023】
本発明は、インターネット等のネットワークを介して商品を購入し、この商品を無人ロッカー等で受け取るときに、同時に商品代金の支払いを行うために、このデビットカードを用いている。
【0024】
商品受け取り装置4は、ネットワーク1とのインターフェース部であるネットワークインターフェース部41と、商品受け取り装置4の全体を制御する制御部42と、挿入されたデビットカードの内容を読み取るデビットカード読み取り部43と、キー入力部44と、商品収納部46の各収納庫の開錠指示を行う開錠部45と、商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品収納部46とを備えている。この商品受け取り装置4は、駅,集合住宅の玄関先等のように時間に関係なく受け取れる場所や、24時間または深夜まで営業しているファミリーレストラン,コンビニエンスストア等に設置される。
【0025】
商品受け取り装置管理コンピュータ5は、ネットワーク1とのインターフェース部であるネットワークインターフェース部51と、それぞれの場所に設置されている商品受け取り装置4の各収納庫の予約状況の管理や商品受け取り装置4の開錠制御等を行う商品収納管理制御部52と、商品収納管理制御部52が管理,制御を行うのに必要なデータを記憶する商品収納管理記憶部53と、購入者の商品受け取り後に代金の支払い処理を行う支払い処理部54とを備えている。この商品受け取り装置管理コンピュータ5は、商品受け取り装置4を管理する管理会社に通常設置され、全地域に1箇所でもよいし地域グループ毎に設置しても構わない。
【0026】
デビットカード処理センター6は、CAFIS(Credit And Finance Information System,(株)NTTデータのカードネットワークサービスの商標)等のネットワーク,クリアリングセンター(デビットカード利用の資金の流れを処理するための情報集中センター),決済銀行,カード発行銀行,加盟店銀行等から構成され、この構成によりデビットカードの有効性確認や決済処理が行われる。
【0027】
図2は、図1の商品収納管理記憶部53に記憶されるデータの例を示す図である。図2を参照すると、設置場所毎の収納庫番号が予め記憶されており、収納庫番号毎に収納サイズ(収納庫に収納可能な商品のサイズ)が予め記憶されている。この収納サイズは、予め分類されたM,L等のサイズで規定してもよいし、幅,奥行き,高さの実際の寸法で規定してもよい。
【0028】
その他のデータは、商品収納管理制御部52から状況に応じて書き込み,更新,削除されるデータであり、各収納庫番号に対応して記憶される。これらのデータは、少なくとも各収納庫の予約状況と、購入者と販売会社間の商品の取引番号と、商品の代金を振り込む振込先銀行・支店名および振込口座番号と、振込金額とを含んでいる。
【0029】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図3を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の一実施の形態の動作を説明する図である。
【0030】
最初に、商品購入者は、自宅にあるパーソナルコンピュータ等の購入者端末装置2から、インターネット等のネットワーク1を介して販売会社コンピュータ3に商品の注文を行う。このとき、商品購入者は注文商品と数量に加え、商品の受け取り希望場所(例えば、XX駅周辺等)を入力する(図3のステップS1)。
【0031】
販売会社コンピュータ3は、注文を受けた商品と数量とからサイズを算出し、在庫状況等から配達可能日を判断して、これらの情報を商品購入者からの受け取り希望場所情報と合わせたものを収納庫予約情報として商品受け取り装置管理コンピュータ5に送り、以上の収納庫予約情報の条件に合致する収納庫(商品の配達先ロッカー)の予約を依頼する(ステップS2)。
【0032】
商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、ネットワーク1およびネットワークインターフェース部51を介して収納庫予約情報を受け取り、商品収納管理記憶部53を参照して条件に合う収納庫を検索する。このとき、図2に示す設置場所,収納サイズおよび予約状況を参照する。例えば、設置場所がXX駅,商品サイズがMサイズ,配達日が2月1日であった場合で、これに該当する予約が未だされていなかったとすると、図2の収納庫番号101の収納庫を予約可とする。そして、商品収納管理制御部52は、収納庫利用許可通知(例えば、XX駅の101番の収納庫で2月1日から5日間利用可能等の内容)を販売会社コンピュータ3に送信する。なお、利用可能期間については、商品購入者が必ずしも利用開始日(商品配達日)に受け取りにくるとは限らないため、ある程度余裕をみて例えば利用開始日から5日間を予約期間として設定する(ステップS3)。
【0033】
なお、商品収納管理制御部52は、併せて、商品収納管理記憶部53の図2のXX駅,収納庫番号101に対応する予約状況データとして、(2/1〜2/5)を新たに書き込むことにより予約状況データを更新する(ステップS4)。
【0034】
販売会社コンピュータ3は、収納庫利用情報(XX駅の101番の収納庫に2月1日配達するので5日以内に受け取って下さいとの情報)と商品の取引番号とを、購入者端末2にネットワーク1を介して送信する(ステップS5)。
【0035】
また、販売会社コンピュータ3は、商品受け取り装置管理コンピュータ5に対して、販売会社の銀行口座を特定するための銀行名,支店名,口座番号と、振込金額(商品の代金または商品の代金と配達料,手数料等の合計金額)とからなる振込情報と、商品の取引番号とを通知する(ステップS6)。
【0036】
商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、通知された振込情報と商品の取引番号とを、図2に示す商品収納管理記憶部53のデータベースに書き込んで更新する(ステップS7)。
【0037】
この後、商品がXX駅の商品受け取り装置4の101番の収納庫に配達される。このとき、配達員は、図1に示すデビットカード読み取り部43にIDカードを挿入し、収納庫番号と開錠依頼コードをキー入力部44から入力する。制御部42は、これらの情報をネットワークインターフェース部41およびネットワーク1を介して、商品受け取り装置管理コンピュータ5に送信する。このとき、制御部42は、キー入力された収納庫番号を記憶しておく。商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、これらの情報を受け取り、商品収納管理記憶部53を参照して、該当する予約があるかを確認し、あれば開錠指示通知を商品受け取り装置4に対して行う。開錠指示通知を受け取った商品受け取り装置4の制御部は、記憶していた収納庫番号を指定して開錠部45に収納庫の開錠処理を行わせる。そして、配達員は商品を収納庫の中に入れた後、収納庫のドアを閉めると収納庫は自動的に施錠状態となり、商品が入庫状態となる(ステップS8)。
【0038】
次に、商品購入者は通知された配達日になると、XX駅の商品受け取り装置4の101番の収納庫の場所に出向き、デビットカード読み取り部43にデビットカードを挿入し、暗証番号と取引番号をキー入力部44から入力するとともに、キー入力部44に備えられている受け取りキーを押す(ステップS9)。
【0039】
制御部42は、デビットカード読み取り部43で読み取られたカード情報と、キー入力された暗証番号および取引番号をネットワークインターフェース部41およびネットワーク1を介して、商品受け取り装置管理コンピュータ5に送信する(ステップS10)。
【0040】
商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、商品受け取り装置4から受け取ったカード情報,暗証番号と、ステップS7で商品収納管理記憶部53に記憶された振込金額とを支払い処理部54に送り、支払い処理部54は、これらの情報を内部の記憶部に記憶させるとともに、デビットカード処理センター6に対して送信し、デビットカードによる支払い可否(デビットカードの有効性)を確認依頼する(ステップS11)。
【0041】
デビットカード処理センター6は、送られたカード情報により、口座番号の有無や、預金残高が振込金額以上にあるか等のデビットカードの有効性確認を行い、有効または無効の結果通知を商品受け取り装置管理コンピュータ5に対して返信する(ステップS12)。
【0042】
ステップS12により有効通知を受けた場合は、商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、ステップS10で受けた取引番号に対応する収納庫番号を商品収納管理記憶部53から得て、商品受け取り装置4に対して101番の収納庫の開錠を指示する。ステップS12により無効通知を受けた場合は、商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、商品受け取り装置4に対してデビットカードが無効であることを示す無効通知を送信する(ステップS13)。
【0043】
ステップS13において開錠指示を受けた場合は、商品受け取り装置4において、制御部42が開錠部45に101番の収納庫の開錠を指示し、開錠されて101番の収納庫のドアが開いたことにより、商品購入者は商品を受け取る。ステップS13において無効通知を受けた場合は、制御部42はキー入力部44にカード無効表示を行う。カード無効表示については、無効表示用LED(発光ダイオード)をキー入力部44に設けておき、それを点灯させるようにしてもよいし、液晶表示部をキー入力部44に設けておき、そこにカードが無効である旨表示するようにしてもよい(ステップS14)。
【0044】
ステップS14で開錠されたときは、開錠部45は開錠されて収納庫のドアが開いたことを収納庫から通知されて検出し、検出日時データとともに制御部42に通知する。制御部42は、この開錠検知情報を商品受け取り装置管理コンピュータ5に通知する(ステップS15)。
【0045】
開錠検知情報を通知された商品受け取り装置管理コンピュータ5の商品収納管理制御部52は、支払い処理部54に対して商品代金(または商品代金に配達料,手数料等を加えた金額)である図2に示す振込金額の振込依頼を行う。支払い処理部54は、ステップS11で内部に記憶させたカード情報,暗証番号や、商品収納管理記憶部53に記憶された振込情報により振込依頼通知を作成し、これをデビットカード処理センター6に送信して振込依頼を行う。(ステップS16)。
【0046】
デビットカード処理センター6は、ステップS16による振込依頼を受けて振込処理を実行する(ステップS17)。
【0047】
また、商品収納管理制御部52は、ステップS16の処理と併せて、商品収納管理記憶部53に記憶された予約状況データの更新も行う。例えば、2月2日の△△時刻にXX駅の101番の収納庫の商品が受け取られたという開錠検知情報を受けた場合は、予約状況データをこれまでの2/1〜2/5から2/1〜2/2に更新する(ステップS18)。
【0048】
なお、以上の説明において、入力部としてキー入力部44を備えた商品受け取り装置4を説明したが、キー入力部44の代わりにタッチパネル等を使用してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、商品受け取り装置に挿入された購入者のデビットカードが商品代金の支払い可能なものかの有効性確認を行い、有効であった場合に商品を収納している収納庫の開錠を行うようにしたため、商品購入者は高いセキュリティーで人を介することなく商品を受け取ることができるという効果を有している。
【0050】
また、本発明は、収納庫が開錠されたことを検知したときに、商品受け取り装置に挿入された購入者のデビットカードによる商品代金の自動支払いを行うようにしたため、商品の受け取りと代金支払いとを同時に実現できるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の商品収納管理記憶部53に記憶されるデータの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態の動作を説明する図である。
【図4】従来の技術の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク
2 購入者端末装置
3 販売会社コンピュータ
4 商品受け取り装置
41 ネットワークインターフェース部
42 制御部
43 デビットカード読み取り部
44 キー入力部
45 開錠部
46 商品収納部
5 商品受け取り装置管理コンピュータ
51 ネットワークインターフェース部
52 商品収納管理制御部
53 商品収納管理記憶部
54 支払い処理部
6 デビットカード処理センター
Claims (5)
- 商品購入者がインターネット等のネットワークを介して商品の注文を行うときに前記商品の受け取り場所の指定を併せて行い、これを受けた販売会社コンピュータは商品受け取り装置管理会社コンピュータに前記ネットワークを介して商品受け取り装置の予約を行い、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータからの予約結果を受けて前記商品購入者に前記予約結果と前記商品の取引番号とを送信するとともに、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに前記商品の取引番号,前記商品の代金および振込先情報を送信し、前記商品の受け取り時に、前記商品購入者が前記商品受け取り装置に挿入したデビットカードの情報および入力された暗証番号,前記商品の取引番号を前記商品受け取り装置から前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに送信し、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータは前記デビットカードで前記商品の代金が支払い可能であるかの有効性チェックをデビットカード処理センターに依頼し、有効であった場合に、前記商品受け取り装置管理会社コンピュータから前記商品受け取り装置に開錠指示を行い、前記商品受け取り装置は開錠されたことを前記商品受け取り装置管理会社コンピュータに通知し、前記デビットカードによる商品代金の振込処理を前記商品受け取り装置管理会社コンピュータが前記デビットカード処理センターに依頼することにより、前記商品の受け取りと同時に前記代金の支払いを前記デビットカードで行うことを特徴とする商品受け取り・支払いシステム。
- 前記デビットカードの有効性チェックの結果、有効でなかった場合は、前記商品受け取り装置管理コンピュータから前記商品受け取り装置に対して無効通知を行い、前記商品受け取り装置は前記デビットカードの無効表示を行うことを特徴とする請求項1記載の商品受け取り・支払いシステム。
- 購入者端末装置と、前記購入者端末装置からの商品注文を受ける販売会社コンピュータと、前記商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品受け取り装置と、前記商品受け取り装置の管理,制御を行う商品受け取り装置管理コンピュータと、デビットカード処理センターとがインターネット等のネットワークで接続され、前記ネットワークを介して注文した前記商品を希望する場所に設置された前記商品受け取り装置で受け取る商品受け取り・支払いシステムであって、
前記購入者端末装置は、前記ネットワークを介して前記販売会社コンピュータに商品を注文するときに、前記商品の受け取り希望場所を指定し、
前記販売会社コンピュータは、前記購入者端末装置からの商品注文時に、前記商品受け取り装置管理コンピュータに前記商品を配達,収納する収納庫の予約を依頼し、前記商品受け取り装置管理コンピュータからの予約完了通知を前記商品の取引番号と一緒に前記購入者端末装置に通知するとともに、前記商品の取引番号と振込情報(振込先および振込金額)とを前記商品受け取り装置管理コンピュータに通知し、
前記商品受け取り装置は、
前記商品受け取り時に購入者が挿入するデビットカードのカード情報を読み取るデビットカード読み取り部と、
前記商品受け取り時に前記購入者が前記デビットカードの暗証番号および前記商品の取引番号を入力するキー入力部と、
商品収納部の収納庫の開錠指示を行うとともに、開錠されてドアが開いたことを検出しこれを開錠検知通知として制御部に通知する開錠部と、
前記カード情報,前記暗証番号および前記取引番号を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するとともに、前記商品受け取り装置管理コンピュータの商品収納管理制御部からの開錠指示を受けて前記開錠部に前記収納庫の開錠を指示し、前記開錠部からの開錠検知通知を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信する制御部と、
前記商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品収納部とを有し、
前記商品受け取り装置管理コンピュータは、
前記制御部から受信したカード情報,暗証番号と、前記販売会社コンピュータから受信した振込金額とを前記デビットカードの有効性チェック情報として支払い処理部に送り、前記デビットカード処理センターからの有効通知を受けて前記商品受け取り装置に前記商品が収納されている収納庫の開錠を行うよう開錠指示を送信するとともに、前記制御部からの前記開錠検知通知を受けて支払い処理部に対し振込依頼を行う商品収納管理制御部と、
前記商品収納管理制御部が前記収納庫の予約管理や開錠制御を行うのに必要なデータを記憶する商品収納管理記憶部と、
前記商品収納管理制御部からの有効性チェック情報を受けて、前記デビットカード処理センターに送信するとともにこれらの情報を内部に記憶し、前記商品収納管理制御部からの振込依頼を受けて、前記記憶させたカード情報,暗証番号や前記商品収納管理記憶部に記憶された振込情報により振込依頼通知を作成し、これを前記デビットカード処理センターに送信して振込依頼を行う支払い処理部とを有し、
前記デビットカード処理センターは、前記支払い処理部からの有効性チェック情報を基に前記振込金額の支払いが可能であるかの有効性チェックを行うとともに、前記支払い処理部からの振込依頼を受けて振込処理を行うことを特徴とする商品受け取り・支払いシステム。 - 前記商品収納管理記憶部には、前記商品受け取り装置の設置場所と、前記商品受け取り装置に備えられている収納庫の番号と、前記収納庫番号毎の収納サイズと、予約状況と、取引番号と、振込先銀行・支店名と、振込口座番号と、振込金額とを含んで記憶されることを特徴とする請求項3記載の商品受け取り・支払いシステム。
- 商品を収納する収納庫を少なくとも1個以上備えた商品受け取り装置と、前記商品受け取り装置の管理,制御を行う商品受け取り装置管理コンピュータと、デビットカード処理センターと、購入者端末装置と、販売会社コンピュータとがインターネット等のネットワークで接続され、前記ネットワークを介して注文した商品を希望する場所に設置された前記商品受け取り装置で受け取る商品受け取り・支払い方法であって、
購入者が前記購入者端末装置から前記ネットワークを介して商品を前記販売会社コンピュータに注文するときに、前記商品の受け取り希望場所を指定するステップと、
前記販売会社コンピュータから前記商品受け取り装置の希望場所,利用日,収納庫サイズ等の条件を前記商品受け取り装置管理コンピュータに通知し、この条件に合致する収納庫の予約を依頼するステップと、
前記商品受け取り装置管理コンピュータが検索,予約して前記販売会社コンピュータに対し、予約した前記商品受け取り装置の場所,収納庫番号,利用可能日等の利用許可情報を送信するステップと、
前記販売会社コンピュータが、前記利用許可情報と前記商品の取引番号とを購入者端末に送信するステップと、
前記販売会社コンピュータが、振込先情報と振込金額とを含む前記商品の振込情報と前記商品の取引番号とを前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信し、前記商品受け取り装置管理コンピュータがこれを前記商品受け取り装置の収納庫番号に対応して記憶するステップと、
前記商品が配達された後、購入者が通知された商品受け取り装置の場所に出向き、この商品受け取り装置においてデビットカードの挿入、前記デビットカードの暗証番号と前記取引番号のキー入力を行い、前記商品受け取り装置で読み取られたカード情報、前記暗証番号および前記取引番号を前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するステップと、
前記商品受け取り装置管理コンピュータが前記カード情報,前記暗証番号と前記記憶した振込金額とを前記デビットカード処理センターに送信するとともに、これら情報を記憶するステップと、
前記デビットカード処理センターが、送られた情報により、口座番号の有無や、預金残高が前記振込金額以上あるか等の前記デビットカードの有効性確認を行い、有効または無効の結果通知を前記商品受け取り装置管理コンピュータに返信するステップと、
有効通知を受けた場合に、前記商品受け取り装置管理コンピュータから前記商品が収納されている収納庫の開錠指示を前記商品受け取り装置に行い、無効通知を受けた場合に、前記商品受け取り装置管理コンピュータから無効通知を前記商品受け取り装置に行うステップと、
前記商品受け取り装置が、前記開錠指示を受けた場合は前記収納庫を開錠し、無効通知を受けた場合はカード無効表示を行うステップと、
前記開錠により前記収納庫のドアが開いたことを前記商品受け取り装置が検出して開錠検知情報として前記商品受け取り装置管理コンピュータに送信するステップと、
前記開錠検知情報を通知された前記商品受け取り装置管理コンピュータが、前記記憶したカード情報,暗証番号,振込情報により振込依頼通知を作成し、これを前記デビットカード処理センターに送信して振込依頼を行うステップと、
前記デビットカード処理センターが振込依頼を受けて振込処理を実行するステップと、
を有することを特徴とする商品受け取り・支払い方法。
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