JP2006031140A - 輸送物情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 輸送物の引受から配達に至る輸送の各工程において、必要な情報の取得と提供を適切に行い、処理作業の効率化及び利用者の利便性向上を図る。
【解決手段】 郵便物1は、引受局A1で引受処理が行われ、中継局Bを経由して配達局C1へ輸送され、携帯端末機41を携行する配達員によって配達先F1へ配達される。引受局A1、中継局B、配達局C1及び郵便センターE1が通信ネットワークDを介して接続されており、輸送経路における郵便物1の追跡情報は郵便管理センターE1で管理されるとともに、引受局A1及び中継局Bで得られた郵便物1の輸送に必要な各種情報は、郵便物1が中継局B及び配達局C1に輸送される前に、中継局B及び配達局C1に送信される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、輸送物情報管理システムに関し、特に、記録扱い郵便物や宅配便の荷物等輸送物の輸送処理における各種情報を一元管理する輸送物情報管理システムに関する。
書留郵便や配達記録郵便などの記録扱い郵便物や宅配便における荷物等の輸送では、引き受けから配達までの各処理工程において、追跡情報の入力や送達証の作成及び送付等の記録処理等を行って輸送物の情報を管理する輸送物情報管理システムにより、配達の確実性を保証している。この輸送物情報管理システムは、対象の輸送物が記録扱い郵便の場合は郵便物情報管理システムであり、対象の輸送物が宅配便における荷物の場合は宅配便サービスを行う民間会社の宅配便配送管理システムである。以下は、対象の輸送物を記録扱い郵便物として説明する。
図13は、従来の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図である。図13において、記録扱い郵便物の輸送処理は次のように行われる。差出人は、まず郵便物受領証103の所定位置に差出人の住所氏名及び受取人の氏名を記入し、引受局A0の窓口に記録扱い郵便物101と共に差し出す。
窓口担当者は郵便追跡用のバーコードラベル102を郵便物101に貼り付け、窓口端末機110で郵便物101の重さを計量するとともに、郵便物の種類、特殊取扱、損害要償額を指定して料金計算を行う。そして、差出人から郵便料金の支払いが行われると窓口端末機110で領収証書を発行し、さらに、郵便追跡用のバーコードラベル102から追跡番号を読み取って郵便物受領証103に追跡番号や郵便料金などを印字し、2枚綴りの1枚を郵便物101を引き受けた証として領収証書と共に差出人に渡す。
また、窓口端末機110で読み取った追跡番号や処理日時などの引受情報は、通信ネットワークD0を介して郵便センターE0に送り、郵便センターE0ではこれを郵便物追跡情報データベースに蓄積して管理する。
引き受けた記録扱い郵便物101は宛先別に区分し、取りまとめて輸送ケース104に入れる。その際、送達端末機120により、輸送ケース104に付与された識別番号と輸送ケース104に入れる全ての記録扱い郵便物101の追跡番号を、輸送ケース104のバーコードラベル及び記録扱い郵便物101のバーコードラベル102から読み取り、読み取った識別番号と追跡番号を送り状となる送達証109に印刷して輸送ケース104に入れる。その後、輸送ケース104を輸送車106に積み込んで、中継局B0又は配達局C0に向けて輸送する。
また、送達端末機120で読み取った追跡番号や処理日時などの送達情報は、通信ネットワークD0を介して郵便センターE0に送り、郵便センターE0ではこれを郵便物追跡情報データベースに蓄積して管理する。
中継局B0では、到着した輸送ケース104から郵便物101を取り出し、同梱されている送達証109の内容と照合して到着確認を行う。その後、記録扱い郵便物101を再び宛先別に区分し、取りまとめて輸送ケース104に入れる。その際、送達端末機120により、輸送ケース104に付与された識別番号と輸送ケース104に入れる全ての記録扱い郵便物101の追跡番号を、輸送ケース104のバーコードラベル及び記録扱い郵便物101のバーコードラベル102から読み取り、読み取った識別番号と追跡番号を送達証109に印刷して郵便物と共に輸送ケース104に入れ、輸送車106に積み込んで他の中継局又は配達局C0に向けて輸送する。
また、送達端末機120によって読み取った追跡番号や処理日時などの送達情報は、通信ネットワークD0を介して郵便センターE0に送り、郵便センターE0ではこれを郵便物追跡情報データベースに蓄積して管理する。
配達局C0では、到着した輸送ケース104から記録扱い郵便物101を取り出し、同梱されている送達証109の内容と照合して到着確認を行う。その後、記録扱い郵便物101を配達地域別に区分し、配達証作成機130により郵便物表面の画像複写とバーコードラベル102から追跡番号の読み取りを行い、画像複写によって得た郵便物の配達先と追跡番号等の配達情報を配達証107に印刷する。
その際、配達証作成機130で読み取った追跡番号や処理日時などの配達持出情報は、通信ネットワークD0を介して郵便センターE0に送り、郵便センターE0ではこれを郵便物追跡情報データベースに蓄積して管理する。
次いで、記録扱い郵便物101と配達証107を対にし、配達員によって配達先F0に配達する。配達証107は、郵便物配達の際に配達先F0の受取人から受領印を押してもらって回収し、同時に、配達員によって携行された携帯端末140で記録扱い郵便物101の追跡番号をバーコードラベル102から読み取る。
配達員の帰局後、携帯端末機140で読み取った追跡番号や処理日時などの配達完了情報を配達証作成機130に転送して、通信ネットワークD0を介して郵便センターE0に送り、郵便センターE0ではこれを郵便物追跡情報データベースに蓄積して管理する。
また、郵便物配達の際に配達先F0に受取人が不在の時は、記録扱い郵便物101の配達があった旨を通知する不在通知書を配達先F0に置くとともに、記録扱い郵便物101を配達局C0に持ち帰って保管管理する。その際、配達証作成機130又は携帯端末機140を用いて持ち帰った記録扱い郵便物101の追跡番号をバーコードラベル102から読み取り、読み取った追跡番号や処理日時などを不在持ち戻り情報として郵便センターE0に送り、郵便センターE0ではこれを郵便物追跡情報データベースに蓄積して管理する。
このように、記録扱い郵便物101を引受局A0で引き受け、中継局B0を経て配達局C0へ送達して配達先F0に配達するまでの輸送処理各工程において、窓口端末機110、送達端末機120、配達証作成機130及び携帯端末機140によって読み取った追跡番号や処理日時などの郵便追跡情報を、通信ネットワークD0を介して郵便センターE0に送り、郵便センターE0でこれを一元管理している。
ところが、上記従来の郵便物情報管理システムでは、配達先F0に記録扱い郵便物101を配達した後であっても、配達員が配達局C0に帰ってから配達完了情報を郵便センターE0に送信するので、差出人が差し出した記録扱い郵便物101の配達確認を行う際に、所在情報が正確でないという問題がある。
これを回避するために、配達員によって携行された携帯端末機140で記録扱い郵便物101の追跡番号をバーコードラベル102から読み取ると同時に、無線通信網を介して郵便センターE0に送信して配達完了情報を登録する郵便物情報管理システムが提案されている。これによれば、差出人が自宅のパソコンからインターネットを利用して差し出した記録扱い郵便物101の配達状況を確認する際に、その所在をリアルタイムで確かめることができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記2例の郵便物情報管理システムにあっては、主たる目的が引き受けた記録扱い郵便物の追跡管理にあり、中継局や配達局における郵便物の輸送処理作業に関係する情報提供がなされていなかった。このため、中継局や配達局において、到着する郵便物が通常より多かったり、逆に、通常より少なかったりする場合、作業要員や作業スペースなどに過不足が生じる事態に対して臨機応変に対応することが簡単ではない。
また、配達局で配達証を作成する際、郵便物表面から受取人の住所氏名が記載されている部分の画像複写と、バーコードから追跡番号の読み取りを行っているが、引受局における記録扱い郵便物の引受時にも、受取人の住所氏名や追跡番号の情報登録を行っており、配達局及び引受局の2箇所で同じ内容の情報を重複して登録している。このため、情報の有効活用と作業の効率化が十分なされていない。
さらに、記録扱い郵便物の配達時に不在だった受取人は、帰宅後に不在通知書により配達があったことを知ることができるものの、差出人の情報、郵便物の大きさや重さ、緊急を要するものかなど郵便物の内容についてはわからない。このため、郵便局に自動車で取りに行かなければならない大きさなのか、後日の再配達で差し支えないのか、仕事関係の内容であるので勤務先に転送すべきか等について、受取人が判断に困惑する場合もある。
また、郵便物が勤務先などに配達された場合には代理人による受け取りが発生することがあり、受取人から郵便物未着の問い合わせがあった際に、郵便センターでは配達完了情報を得ているものの、実際に誰が受け取ったかについては不明である。このような場合は、配達局に保管してある当該郵便物の配達証を探し出し、受領印や署名を確認して回答しなくてはならず、手間と時間を要し、煩雑な作業を伴う。
特開2003−16154号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、輸送物の引受から配達に至る輸送処理の各工程において、必要な情報の取得と提供を適切に行い、処理作業の効率化及び利用者の利便性向上を図るとともに、輸送物の正確な追跡管理を可能とする輸送物情報管理システムを提供することを目的とする。
本発明の輸送物情報管理システムは、輸送物の引受場所に配設され、前記輸送物の引受処理を行う輸送物引受処理手段と、前記輸送物の引受場所、輸送中継場所及び配達場所に配設され、前記輸送物の輸送情報の管理を行う輸送物送達処理手段と、前記輸送物の配達場所に配設され、前記輸送物の配達処理を行う輸送物配達処理手段と、前記輸送物引受処理手段、前記輸送物送達処理手段及び前記輸送物配達処理手段のそれぞれとネットワークを介して接続される輸送物情報管理手段とを備え、前記輸送物引受処理手段は、前記引受処理がされた輸送物を特定する追跡番号、及びその輸送物の輸送宛先情報を含む引受情報を前記輸送物情報管理手段に送信し、前記輸送物送達処理手段は、前記輸送物を特定する追跡番号、その輸送物の輸送先を示す輸送先情報、及びその輸送物を輸送する輸送手段を特定する輸送便情報を含む送達情報を前記輸送物情報管理手段に送信し、前記輸送物配達処理手段は、前記輸送物の配達状況を示す配達情報を前記輸送物情報管理手段に送信し、前記輸送物情報管理手段は、前記輸送物引受処理手段、前記輸送物送達処理手段及び前記輸送物配達処理手段からそれぞれ受信した前記引受情報、前記送達情報及び前記配達情報を蓄積して一元管理するとともに、前記輸送手段の輸送ダイヤ情報を参照して、前記輸送物の輸送先に配置される前記輸送物送達処理手段及び前記輸送物配達処理手段を特定し、その輸送物の前記引受情報及び前記送達情報を送信するものである。
この構成により、輸送物の輸送各工程における輸送処理作業に必要な情報を事前に取得できるので、処理負荷が変動した際に臨機応変な対応が可能となり、作業要員や作業スペースを効率良く確保して、処理の遅れや作業の先延ばし等による輸送処理の品質面での低下を回避することができる。
また、本発明の輸送物情報管理システムは、前記輸送物引受処理手段が、前記輸送物の輸送宛先情報が表示された部分の画像データを取得し、前記引受情報として前記輸送物情報管理手段に送信するものであり、前記輸送物配達処理手段が、前記輸送物情報管理手段から受信した前記引受情報に含まれる前記追跡番号及び前記画像データを利用して前記輸送物の配達証を作成するものであるものを含む。
この構成により、輸送物の配達処理工程において必要となる宛先情報等を、引受時に取得した引受情報から得ることでできるため、処理作業の効率化を図ることができる。
また、本発明の輸送物情報管理システムは、前記輸送物の配達時に使用される携帯端末機を備え、前記携帯端末機が、配達先が不在の際に、前記輸送物の配達があったことを通知する不在通知書の管理番号と、前記輸送物の追跡番号を取得するものであり、前記配達場所の前記輸送物送達処理手段又は前記輸送物配達処理手段が、前記不在通知書の管理番号及び前記輸送物の追跡番号を前記携帯端末機から取得し、持ち戻り情報として前記輸送物情報管理手段に送信するものであり、前記輸送物情報管理手段が、前記持ち戻り情報を受信して管理すると共に、前記輸送物の配達状況についての照会を受け付け、回答するものであるものを含む。
この構成により、受取人はインターネットを利用して輸送物情報管理手段にアクセスし、不在通知書の管理番号に基づいて配達された輸送物の差出人情報、郵便物の大きさや重さ、緊急性など輸送物の内容について調べることができ、配達局へ自動車で受け取りに行くか、後日の再配達を待つか、或いは、仕事関係なので勤務先への転送を依頼するか等を容易に判断できる。
また、本発明の輸送物情報管理システムは、前記携帯端末機が、さらに、前記輸送物の受領証の受領印又は署名の画像データを取得するものであり、前記配達場所の前記輸送物送達処理手段又は前記輸送物配達処理手段が、前記受領証の受領印又は署名の画像データ及び配達した前記輸送物の追跡番号を前記携帯端末機から取得し、配達完了情報として前記輸送物情報管理手段に送信するものであり、前記輸送物情報管理手段が、前記配達完了情報を受信して管理すると共に、前記輸送物の配達状況についての照会を受け付け、回答するものであるものを含む。
この構成により、輸送物の代理人による受け取りがあって、受取人がこれを確認したい場合に、インターネット等を介して輸送物情報管理手段にアクセスして配達完了情報を直接確認できるので、配達場所に保管してある当該輸送物の配達証を探し出して、受領印や署名を確認する手間と時間を省くことが可能となる。
また、本発明の輸送物情報管理システムは、前記輸送物が、記録扱い郵便物であり、前記引受場所が、引受局であり、前記輸送中継場所が、中継局であり、前記配達場所が、配達局であり、前記輸送物引受処理手段が、窓口端末機であり、前記輸送物送達処理手段が、送達端末機であり、前記輸送物配達処理手段が、配達証作成機であり、前記輸送物情報管理手段が、郵便センターのコンピュータであるものを含む。
本発明の一態様として、上記の輸送物情報管理システムにおいて、前記記録扱い郵便物の配達に際して配達情報を登録する携帯端末機を有し、該携帯端末機は、配達先が不在の際に、前記記録扱い郵便物の配達があったことを通知する不在通知書の管理番号と、前記記録扱い郵便物の追跡番号を取得するものであり、前記送達端末機及び前記配達証作成機は、前記不在通知書の管理番号及び配達した前記記録扱い郵便物の追跡番号を前記携帯端末機から取得し、持ち戻り情報として前記郵便センターに送信するものであり、前記郵便センターは、前記持ち戻り情報を受信して管理すると共に、前記記録扱い郵便物の配達状況についての照会及び処理の依頼を受け付けるものであるものも含まれる。
この構成により、記録扱い郵便物の輸送及び配達処理を行う場合、中継局及び配達局において、送達及び配達の各作業に必要な情報を事前に取得できるので、送達又は到着する郵便物の量が変動した際に臨機応変な対応が可能となり、作業要員や作業スペースを効率良く確保して、処理の遅れや作業の先延ばし等による品質面での低下を回避することができる。
また、記録扱い郵便物の引受時に取得された引受情報を用いて配達証が作成できるので、郵便物表面の複写や追跡番号の読み取りを重複して行う必要がなく、情報の有効活用及び作業の効率化を図ることができる。そして、郵便物が到着していなくても、郵便センターから送られる配達情報によって配達証の作成が可能となり、作業の空きや待ち時間などを有効に使って計画的に作業を行うことができる。
さらに、記録扱い郵便物の代理人による受け取りがあって、受取人がこれを確認したい場合に、インターネット等を介して郵便センターにアクセスして配達完了情報を直接確認できるので、配達局に保管してある当該郵便物の配達証を探し出して、受領印や署名を確認する手間と時間を省くことが可能となる。
本発明によれば、輸送物の引受から配達に至る輸送処理の各工程において、必要な情報の取得と提供を適切に行い、処理作業の効率化及び利用者の利便性向上を図るとともに、輸送物の正確な追跡管理を可能とする輸送物情報管理システムを提供できる。
本発明の実施形態では、対象となる輸送物を書留や配達記録郵便などの記録扱い郵便物として説明するが、これに限定するものではなく、宅配便における荷物や一般物流における輸送物品をも同様に対象とすることが可能であることはいうまでもない。以下に、記録扱い郵便物(以下、郵便物という)の輸送における郵便物情報管理システムを例示して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図である。図1に示すように、郵便物1は、引受局A1で引受処理が行われ、中継局Bを経由して配達局C1へ輸送され、携帯端末機41を携行する配達員によって配達先F1へ配達される。引受局A1、中継局B、配達局C1及び郵便センターE1が通信ネットワークDを介して接続されており、輸送経路における郵便物1の追跡情報は郵便管理センターE1で管理されるとともに、引受局A1及び中継局Bで得られた郵便物1の輸送に必要な各種情報は、郵便物1が中継局B及び配達局C1に輸送される前に、中継局B及び配達局C1に送信される。
なお、引受局A1、中継局B、配達局C1及び郵便センターE1間の接続は、具体的には、引受局A1の窓口端末機11及び送達端末機21、中継局Bの送達端末機21、配達局C1の送達端末機21及び配達証作成機31、及び郵便センターE1のホストコンピュータをネットワークDに接続することによって実現される。
窓口端末機11は、郵便物1を引き受けた証となる郵便物受領証3を作成するなどの郵便物引受処理機能と、郵便物1表面のバーコードラベル2と受取人の住所氏名欄を読み取って得た追跡番号や宛先情報、及び引受処理を行った日時を示す引受処理日時情報などを引受情報として登録し、郵便センターE1に送信する機能を有する。
送達端末機21は、送達する郵便物の追跡番号及び宛局や郵送便の情報を輸送ケース5の識別番号とともに送達情報として登録し、また、到着した郵便物の追跡番号及び宛局や郵送便の情報を輸送ケース5の識別番号とともに到着情報として登録し、さらに、配達局C1においては、携帯端末機41から配達完了情報を受け取って登録し、これら送達情報、到着情報及び配達完了情報を郵便センターE1に送信する機能を有する。
配達証作成機31は、到着した郵便物1表面の宛先画像とバーコードラベル2に記録された追跡番号を読み取るとともに、配達日などの情報を付加して配達証を印刷する配達証作成処理機能と、配達する郵便物1の追跡番号を配達持出情報として登録し、また、携帯端末機41から配達完了情報を受け取って登録し、これら配達持出情報及び配達完了情報を郵便センターE1に送信する機能を有する。
携帯端末機41は、郵便物1の配達時に郵便物1表面のバーコードラベル2から追跡番号を読み取って、配達完了情報を登録する機能を有するものである。
また、郵便センターE1は、ホストコンピュータによって制御される郵便物追跡情報データベース51と郵便物輸送ダイヤデータベース61を有しており、引受局A1の窓口端末機11や配達局C1の配達証作成機31、及び各局の送達端末機21と通信ネットワークDで結ばれ、これらの郵便局機器から送られてくる郵便物の引受情報、配達情報、到着情報、配達持出情報、配達完了情報及び後述する不在持ち戻り情報などの郵便追跡情報を郵便物追跡情報データベース51に蓄積して管理すると共に、引受局A1及び中継局Bの送達端末機21から送信された郵便物の輸送に必要な各種情報を、郵便物が中継局B及び配達局C1に輸送される前に、中継局B及び配達局C1の送達端末機21に送信する。送信すべき送達端末機21は、郵便物輸送ダイヤデータベース61から輸送ルートを取得し、そのルートの郵便局を特定することによって選択する。
次に、本実施形態の郵便物情報管理システムの動作について説明する。図2は、本実施形態の郵便物情報管理システムの引受局A1における郵便物1の引受及び送達の各処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、差出人は郵便物受領証3の用紙に差出人の住所氏名と受取人の氏名を記入して(ステップS101)、窓口に郵便物1とともに差し出す(ステップS102)。すると、窓口担当者は郵便追跡用のバーコードラベル2を郵便物1に貼り付け(ステップS103)、窓口端末機11に備える計量器で郵便物1の重さを計量して料金計算を行う(ステップS104)。なお、バーコードラベル2には、追跡番号を表すバーコードや2次元コードが記録されている。また、バーコードラベル2の代わりにICタグを用いることも可能である。
差出人から郵便料金の支払いが行われると(ステップS105)、窓口端末機11でバーコードラベル2から追跡番号を読み取り(ステップS106)、郵便物1表面に記載されている受取人の住所や郵便番号を基にして配達局C1の郵便番号を入力し(ステップS107)、図示しない受領証プリンタにより郵便物受領証3に追跡番号や郵便料金などを印刷して(ステップS108)、郵便物1を引き受けた証となる郵便物受領証3を差出人に渡す(ステップS109)。
次いで、ステップS106において郵便物1から読み取った追跡番号と、ステップS107で入力した配達局C1の郵便番号、及び処理日時等の情報を引受情報として、通信ネットワークDを介して郵便センターE1に送信し(ステップS110)、郵便センターE1ではこれを郵便物追跡情報データベース51に蓄積して管理する。
このようにして引受処理が終了した郵便物1は、宛先の配達局別に区分して取りまとめるとともに(ステップS111)、取りまとめた郵便物1を入れる輸送ケース4のバーコードラベル5に記録された識別番号と、輸送ケース4に入れる全ての郵便物のバーコードラベル2に記録された追跡番号を送達端末機21で読み取る(ステップS112、S113)。
追跡番号の読み取りが終わった郵便物1を輸送ケース4に入れ(ステップS114)、輸送車6に積み込んで(ステップS115)、中継局B又は配達局C1に向けて輸送する(ステップS116)。
一方、ステップS112、S113において、送達端末機21によって読み取った輸送ケース4の識別番号と郵便物1の追跡番号や処理日時等の情報を送達情報として、通信ネットワークDを介して郵便センターE1に送信し(ステップS117)、郵便センターE1ではこれを郵便物追跡情報データベース51に蓄積して管理する。
郵便センターE1は、郵便物輸送ダイヤデータベース61に予め蓄積されている輸送車6の輸送情報を基にして、輸送ルートに関係する中継局Bの送達端末機21と、配達局C1の送達端末機21及び配達証作成機31等の郵便局機器に対し、輸送便ごとに到着する輸送ケースの数や輸送ケースに入っている郵便物の数、及びそれらの追跡番号や宛先情報など、送達作業や配達作業に関係する情報を事前情報として送信する。
図3は、本実施形態の郵便物情報管理システムの中継局Bにおける郵便物1の送達処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、輸送車6が到着する前に、郵便センターE1から中継局Bにおける送達作業に関係する事前情報を送達端末機21で受信し(ステップS201)、事前情報に含まれる到着郵便物の量に見合う人員配置や作業スペースの確保を行う(ステップS202)。
輸送車6により郵便物が到着すると(ステップS203)、到着した輸送ケース4の識別番号5を送達端末機21で読み取り(ステップS204)、ステップS201において郵便センターE1から受信した事前情報に含まれる輸送ケース4に入っている郵便物の数や追跡番号、宛先情報などを表示又は印刷する(ステップS205)。そして、輸送ケース4から郵便物1を取り出し(ステップS206)、送達端末機21で表示又は印刷された情報と照合することにより、到着確認を行う(ステップS207)。
ステップS207において到着確認が終わった郵便物1は、配達局別に区分して取りまとめる(ステップS208)。以下、ステップS209〜S214の処理は、前述した引受局A1における図2のフローチャートのステップS112〜S117と同様である。
ステップS214で通信ネットワークDを介して送信した送達情報は、郵便センターE1で受信されて郵便物追跡情報データベース51に蓄積される。郵便センターE1では、郵便物輸送ダイヤデータベース61に予め蓄積されている輸送車6の輸送情報を基にして、配達局C1の送達端末機21及び配達証作成機31等の郵便局機器に対し、輸送便ごとに到着する輸送ケースの数や輸送ケースに入っている郵便物の数、及びそれらの追跡番号や宛先情報など、送達作業や配達作業に関係する情報を事前情報として送信する。
図4は、本実施形態の郵便物情報管理システムの配達局C1における郵便物1の送達及び配達の各処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、輸送車6が到着する前に、郵便センターE1から配達局C1における送達及び配達の各作業に関係する事前情報を送達端末機21で受信し(ステップS301)、事前情報に含まれる到着郵便物の量に合わせた人員配置や作業スペースの確保を行う(ステップS302)。
続くステップS303〜S307の処理は、前述した中継局Bにおける図3のフローチャートのステップS203〜S207と同様である。
ステップS308では、到着した郵便物を配達地域別に区分し、次いで配達証作成機31により郵便物1表面の画像を複写すると共に(ステップS309)、バーコードラベル2から追跡番号の読み取りを行い(ステップS310)、郵便物の配達情報として配達証7に印刷する(ステップS311)。
また、配達証作成機31によって読み取った郵便物1の追跡番号と処理日時等の情報を配達持出情報として、通信ネットワークDを介して郵便センターE1に送信し(ステップS312)、郵便センターE1ではこれを郵便物追跡情報データベース51に蓄積して、管理する。
その後、郵便物1と配達証7を対にして(ステップS313)、配達員によって局外へ持ち出し(ステップS314)、配達先F1に配達する(ステップS315)。このとき、配達先F1に受取人が在宅か否かにより(ステップS316)、在宅であれば郵便物1を受取人に渡すと共に、配達証7に受領印8を押して貰って回収し(ステップS317)、同時に携帯端末機41によって追跡番号をバーコードラベル2から読み取る(ステップS318)。
配達員の帰局後、携帯端末機41で読み取った追跡番号と処理日時等の情報を送達端末機21又は配達証作成機31に転送し、配達完了情報として郵便センターE1に送信する(ステップS319)。郵便センターE1ではこれを郵便物追跡情報データベース51に蓄積して管理する。
一方、ステップS316の手順で受取人が不在の場合は、郵便物1の配達があったことを通知する不在通知書を配達先F1に置いて(ステップS320)、郵便物1を配達局C1に持ち帰り、保管管理する(ステップS321)。その際、送達端末機21又は配達証作成機31により持ち戻った郵便物1の追跡番号をバーコードラベル2から読み取り(ステップS322)、処理日時等の情報とともに不在持ち戻り情報として郵便センターE1に送信し(ステップS323)、郵便センターE1ではこれを郵便物追跡情報データベース51に蓄積して、管理する。
なお、携帯端末機41に無線通信機能を備えることにより、ステップS318の手順において読み取った追跡番号及び処理日時等の情報を配達完了情報として直ちに無線通信網を介して郵便センターE1に送信し、郵便物追跡情報データベース51に登録することが可能である。これにより、差出人が差し出した記録扱い郵便物1の配達完了を速やかに確認できる。
このような本発明の第1の実施形態の郵便物情報管理システムによれば、引受局A1の窓口端末機11と送達端末機21によりそれぞれ引受情報及び送達情報を生成して郵便センターE1に送信する。郵便センターE1ではこれらを郵便物追跡情報データベース51に登録するとともに、郵便物輸送ダイヤデータベース61に予め蓄積されている輸送車6の輸送情報に基づいて、輸送ルートに関係する中継局B及び配達局C1に送達作業や配達作業に関係する情報を事前情報として送信する。
中継局Bでは、到着した郵便物について送達端末機21により到着確認を行った後、送達情報を生成して郵便センターE1に送信し、郵便物追跡情報データベース51に登録する。中継局Bにおけるこれらの送達処理作業は、郵便物の到着前に郵便センターE1から送られる事前情報に基づいて行った適正な人員配置と作業スペースの確保の後に行われるので、作業の効率化を図ることができる。
配達局C1では、到着した郵便物について送達端末機21により到着確認を行った後、配達証作成機31で配達情報を生成し、郵便センターE1の郵便物追跡情報データベース51に登録する。また、配達証7を作成して配達先F1に配達する。このとき、受取人が在宅していれば郵便物1の配達後に携帯端末機41により配達完了情報を生成し、帰局後に郵便センターE1の郵便物追跡情報データベース51に登録する。一方、受取人が不在の場合は、送達端末機21又は配達証作成機31により不在持ち戻り情報を生成して郵便センターE1の郵便物追跡情報データベース51に登録する。これら配達局C1における送達処理及び配達処理の各作業は、郵便物の到着前に郵便センターE1から送られる事前情報に基づいて行った適正な人員配置と作業スペースの確保の後に行われるので、作業の効率化を図ることができる。
また、引受局A1の窓口端末機11及び送達端末機21、中継局Bの送達端末機21、配達局C1における送達端末機21及び配達証作成機31、携帯端末機41の各郵便局機器によってそれぞれ生成される引受情報、送達情報、配達持出情報、配達完了情報及び不在持ち戻り情報等を逐次郵便センターE1に送信し、郵便センターE1でこれを郵便物追跡情報データベース51に蓄積して管理することにより、郵便物1の所在を正確に追跡できる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図である。図5に示すように、郵便物1は、引受局A2で引受処理が行われ、中継局Bを経由して配達局C2へ輸送され、配達員によって配達先F1へ配達される。引受局A2、中継局B、配達局C2及び郵便センターE2が通信ネットワークDを介して接続されており、輸送経路における郵便物1の追跡情報は郵便管理センターE2で管理されるとともに、引受局A2及び中継局Bで得られた郵便物1の輸送に必要な各種情報は、郵便物1が中継局B及び配達局C2に輸送される前に、中継局B及び配達局C2に送信される。前述の第1の実施形態において示した図1の郵便物輸送工程と同じ構成要素については、同一符号を付して説明を簡略化ないし省略する。
引受局A2は、送達端末機21と、図6にその概略構成を示す窓口端末機12を備えている。図6において、窓口端末機12は、本体120と、これに接続される計量器121、受領証プリンタ122、画像読取部123を有しており、前述の第1の実施形態において示した窓口端末機11の機能に加えて、画像読取部123により郵便物1表面の画像を読み取り、追跡番号とともに引受情報として登録し、郵便センターE2に送信する機能を有している。
配達局C2は、送達端末機21と、配達証作成機32を備えており、配達証作成機32は、前述の第1の実施形態において示した配達証作成機31の機能に加えて、郵便センターE2から受信した引受情報に含まれる郵便物1表面の画像を配達証7に印刷する機能を有している。
また、郵便センターE2は、前述の第1の実施形態における図1の郵便センターE1と同様の構成であるが、郵便物追跡情報データベース52に引受局A2の窓口端末機12から郵便物表面の画像情報を含む引受情報を受信して蓄積し、これを配達局C2の配達証作成機32に送信する機能を有するものである。
次に、本実施形態の郵便物情報管理システムの動作について説明する。図7は、本実施形態の郵便物情報管理システムの引受局A2における郵便物1の引受及び送達の各処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS401〜S405の処理は、前述の第1の実施形態において示した図2のフローチャートのステップS101〜S105と同様である。
ステップS406では、窓口端末機12の画像読取部123で郵便物1表面に記載された受取人の住所氏名の画像を読み取る。
ステップS407〜S418の処理は、前述した第1の実施形態において示した図2のフローチャートのステップS106〜S117と同様である。但し、本実施形態のステップS411では、ステップS406において読み取った郵便物1表面の画像と、ステップS407で読み取った追跡番号及びステップS107で入力した配達局の郵便番号、処理日時等の情報を引受情報として郵便センターE2に送信する。
郵便センターE2では、この引受情報を受信して郵便物追跡情報データベース52に蓄積し、管理するとともに、引受情報に含まれる配達局の郵便番号により郵便物1を配達する配達局を特定し、当該配達局C2の配達証作成機32に配達証作成の事前情報として郵便物1表面の画像や追跡番号等の配達作業に関係する情報を送信する。
図8は、本実施形態の郵便物情報管理システムの配達局C2における郵便物の送達及び配達の各処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS501、S502の処理は、前述の第1の実施形態において示した図4のフローチャートのステップS301、S302と同様である。
ステップS503では、郵便センターE2から事前情報として受信した郵便物1表面の画像や追跡番号等の情報を用いて配達証作成機32により配達証7を印刷する。これにより、郵便物が到着してから1通ずつその表面を複写し、追跡番号を読み取って配達証を作成する従来の煩雑な作業が不要となり、引受局A2で登録した情報を効果的に活用できるとともに、配達局C2における作業の効率化を図ることができる。
続くステップS504〜S521の処理は、前述の第1の実施形態において示した図4のフローチャートのステップS303〜S308及びステップS312〜S323と同様である。但し、ステップS516及びステップS520の手順における追跡番号の読み取りは、配達証作成機32を用いて行う。
このような本発明の第2の実施形態の郵便物情報管理システムによれば、引受局A2における郵便物1の引受時に、画像読取部123を有する窓口端末機12によって郵便物1表面の画像と追跡番号を読み取り、引受情報として郵便センターE2へ送信して蓄積、管理するとともに、配達局C2ではこの引受情報を受信して配達証作成機32により配達証を作成するので、郵便物表面の画像複写と追跡番号の読み取りを行う従来の煩雑な作業が不要となり、情報の効果的な活用と作業の効率化が可能となる。
また、配達局C2に郵便物が到着していなくても、郵便センターE2から受信した引受情報の事前情報により配達証の作成が可能であるので、作業の空きや待ち時間などを有効に活用でき、計画的な作業が可能となる利点がある。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図である。郵便物1は、図示しない引受局で引受処理が行われ、図示しない中継局を経由して配達局C3へ輸送され、携帯端末機43を携行する配達員によって配達先F3へ配達される。図示しない引受局及び中継局、配達局C3及び郵便センターE3が通信ネットワークDを介して接続されており、輸送経路における郵便物1の追跡情報は郵便管理センターE3で管理されるとともに、引受局及び中継局で得られた郵便物1の輸送に必要な各種情報は、郵便物1が中継局及び配達局C3に輸送される前に、中継局及び配達局C3に送信される
配達局C3は、送達端末機23と配達証作成機33を備えている。送達端末機23は、前述の第1及び第2の実施形態において示した図1及び図5の送達端末機21の機能に加えて、携帯端末機43から郵便物1の不在持ち戻り情報を転送し、郵便センターE3に送信する機能を有する。また、配達証作成機33は、前述の第1の実施形態において示した図1の配達証作成機31、及び第2の実施形態において示した図5の配達証作成機32の各機能に加えて、携帯端末機43から郵便物の不在持ち戻り情報を転送し、郵便センターE3に送信する機能を有する。
携帯端末機43は、前述の第1の実施形態において示した図1の携帯端末機41の機能に加えて、配達時に受取人が不在の際、郵便物1の配達があったことを受取人に通知するための不在通知書9の管理番号及び持ち戻り郵便物の追跡番号等を不在持ち戻り情報として登録するとともに、登録した不在持ち戻り情報を配達局C3の送達端末機23又は配達証作成機33に転送する機能を有する。
また、配達先F3には、パソコンや携帯電話機等の端末機73が備えられており、インターネット網Hを介して郵便センターE3に接続可能となっている。
郵便センターE3は、前述の第1、第2の実施形態において示した図1及び図5の郵便センターE1、E2の機能に加えて、持ち戻り郵便物の追跡番号や不在通知書9の管理番号等の不在持ち戻り情報を配達局C3から受信し、郵便物追跡情報データベース51に蓄積して管理するとともに、郵便物の配達時に不在だった受取人からのインターネットを利用した照会に対して、配達日時や持ち戻り郵便物表面の画像等の情報提供と、持ち戻り郵便物の再配達や転送等の処理依頼を受け付ける機能を有するものである。
次に、本実施形態の郵便物情報管理システムの動作について説明する。図10は、本実施形態の郵便物情報管理システムの配達局C3における郵便物の配達時に、受取人が不在の場合の処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、配達先F3に受取人が不在の際、配達員は郵便物1の配達があったことを通知する不在通知書9に差出人名や郵便物の簡単な内容を記入するとともに(ステップS601)、携帯端末機43で郵便物1と不在通知書9の各バーコード2、10からそれぞれ郵便物1の追跡番号及び不在通知書9の管理番号を読み取って登録し(ステップS602)、配達先Fに不在通知書9を置いて(ステップS603)、郵便物1を配達局C3へ持ち帰る(ステップS604)。
配達員の帰局後、持ち戻った郵便物1の追跡番号及び不在通知書9の管理番号を携帯端末機43から送達端末機23又は配達証作成機33に転送し(ステップS605)、不在持ち戻り情報として郵便センターE3に送信する(ステップS606)。郵便センターE3ではこれを郵便物追跡情報データベース51に蓄積して、管理する。
配達先F3の受取人は、帰宅後に不在通知書9を見て不在時に郵便物の配達があったことを知る。そして、どのような郵便物が配達されたのか調べるために、端末機73をインターネット網Hに接続して不在通知書9に記載されている管理番号や配達された郵便物1の追跡番号等の情報を入力し、郵便センターE3に照会する。
郵便センターE3では、照会のあった持ち戻り郵便物の情報を郵便物追跡情報データベース51から検索し、追跡番号や郵便物表面の画像、郵便物の重さ、差出人等各種の情報を配達先F3の端末機73に対して回答する。受取人はこれを見ることにより、持ち戻り郵便物の取り扱いを判断することができる。
このような本発明の第3の実施形態の郵便物情報管理システムによれば、郵便物1の配達に際して配達先F3に受取人が不在の場合、持ち戻った郵便物1の追跡番号及び不在通知書9の管理番号を携帯端末機43で読み取り、配達局C3の送達端末機23又は配達証作成機33を通じて郵便センターE3に不在持ち戻り情報として送り、郵便物追跡情報データベース51に蓄積して管理する。
郵便物1の受取人は、インターネットを利用して郵便センターE3にアクセスすることにより、不在時に配達された郵便物1の追跡番号や郵便物表面の画像、重さ、差出人等を知ることができ、配達局C3に自動車で引き取りに行くか、後日の再配達又は勤務先への転送を依頼するか等の取り扱いを判断することが可能となる。
(第4の実施形態)
図11は、本発明の第4の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図である。郵便物1は、図示しない引受局で引受処理が行われ、図示しない中継局を経由して配達局C4へ輸送され、携帯端末機44を携行する配達員によって配達先Kへ配達される。図示しない引受局及び中継局、配達局C4及び郵便センターE3が通信ネットワークDを介して接続されており、輸送経路における郵便物1の追跡情報は郵便管理センターE4で管理されるとともに、引受局及び中継局で得られた郵便物1の輸送に必要な各種情報は、郵便物1が中継局及び配達局C4に輸送される前に、中継局及び配達局C4に送信される。
携帯端末機44は、前述の第3の実施形態において示した図9の携帯端末機43の機能に加えて、郵便物1を配達した際の配達証7の受領印又は署名8の画像を読み取る機能を有するものである。
配達局C4は、送達端末機24及び配達証作成機34を備えている。送達端末機24及び配達証作成機34は、前述の第3の実施形態において示した図9の送達端末機23及び配達証作成機33の機能に加えて、携帯端末機44から配達した郵便物1の追跡番号と配達証7の受領印又は署名8の画像を転送し、配達完了情報として郵便センターE4に送信する機能をそれぞれ有する。
また、差出元Lには、パソコンや携帯電話機等の端末機84が備えられており、インターネット網Hを介して郵便センターE4に接続可能となっている。
郵便センターE4は、前述の第3の実施形態において示した図9の郵便センターE3の機能に加えて、配達した郵便物の追跡番号や配達証7の受領印や署名8の画像等の配達完了情報を配達局C4から受信し、郵便物追跡情報データベース52に蓄積して管理するとともに、郵便物を差し出した差出元Lからのインターネットを利用した照会に対して、郵便物の追跡番号や配達日時、配達証の受領印や署名等を配達完了情報として提供する機能を有するものである。
次に、本実施形態の郵便物情報管理システムの動作について説明する。図12は、本実施形態の郵便物情報管理システムの配達局C4において、受取人の勤務先等に郵便物を配達する場合の処理手順を説明するためのフローチャートである。
配達先Kに郵便物1を配達する際、まず、配達証7に受取人の受領印又は署名8をもらい(ステップS701)、配達員が携行した携帯端末機44で郵便物1の追跡番号と配達証7の受領印又は署名8の画像を読み取って(ステップS702)、郵便物1を受取人に渡す(ステップS703)。
配達員が帰局すると、携帯端末機44から配達した郵便物1の追跡番号及び配達証7の受領印又は署名8の画像を送達端末機24又は配達証作成機34に転送し(ステップS704)、配達完了情報として通信ネットワークDを介して郵便センターE4に送信する(ステップS705)。郵便センターE4ではこれを郵便物追跡情報データベース52に蓄積して管理する。
ここで、配達先Kが受取人の勤務先等になっていて宛先に記された受取人が不在の場合、他の人が代理で郵便物1の受け取りをしたために、配達証7の受領印又は署名8が受取人本人のものと異なることがある。このとき、何らかの理由により、代理で郵便物1を受け取った人が受取人本人に郵便物1を渡し忘れると、郵便センターE4の郵便物追跡情報データベース52には配達完了情報が蓄積されているものの、実際には正しい受取人に郵便物1が届かず、トラブルが生じてしまうことがある。
本実施形態では、このような場合に以下のようにしてトラブルを解決することができる。まず、差出元Lの差出人が郵便物1の配達状況を確認するために、端末機84をインターネット網Hに接続して、郵便物1の差し出し時に受け取った郵便物受領証3に記載されている追跡番号等の情報を入力し、郵便センターE4に照会する。
郵便センターE4では、郵便物追跡情報データベース52から照会のあった郵便物1の情報を検索し、配達完了情報として蓄積されている郵便物1の追跡番号や配達日時、配達証7の受領印又は署名8の画像などの情報を差出元Lの端末機84に対して回答する。差出人はこれを見ることにより、実際に誰が受け取ったかを知ることができる。
このような本発明の第4の実施形態の郵便物情報管理システムによれば、郵便物1の配達に際して、携帯端末機44により郵便物1の追跡番号及び配達証7の受領印又は署名8の画像を読み取り、配達局C4の送達端末機24又は配達証作成機34を通じて郵便センターE4に配達完了情報として送り、郵便物追跡情報データベース52に蓄積して管理する。
郵便物1の差出人は、インターネットを利用して郵便センターE4にアクセスすることにより、郵便物追跡情報データベース52に蓄積された郵便物の情報を検索して、配達日時及び配達証7の受領印又は署名8の画像を取得し、誰が郵便物1を受け取ったかを知ることができ、代理人の受け取りによって発生したトラブルを解決できる。
本発明は、輸送物の引受から配達に至る輸送処理の各工程において、必要な情報の取得と提供を適切に行い、処理作業の効率化及び利用者の利便性向上を図るとともに、輸送物の正確な追跡管理を可能とする効果を有し、郵便物情報管理システム等に有用である。
本発明の第1の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図 第1の実施形態の郵便物情報管理システムの引受局における処理手順を説明するためのフローチャート 第1の実施形態の郵便物情報管理システムの中継局における処理手順を説明するためのフローチャート 第1の実施形態の郵便物情報管理システムの配達局における処理手順を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図 第2の実施形態の引受局の窓口端末機の概略構成を示す図 第2の実施形態の郵便物情報管理システムの引受局における処理手順を説明するためのフローチャート 第2の実施形態の郵便物情報管理システムの配達局における処理手順を説明するためのフローチャート 本発明の第3の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図 第3の実施形態の郵便物情報管理システムの配達局における処理手順を説明するためのフローチャート 本発明の第4の実施形態の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図 第4の実施形態の郵便物情報管理システムの配達局における処理手順を説明するためのフローチャート 従来の郵便物情報管理システムを説明するための郵便物輸送工程の概略を示す図
符号の説明
A1、A2 引受局
B 中継局
C1、C2、C3、C4 配達局
D 通信ネットワーク
E1、E2、E3、E4 郵便センター
F1、F3、K 配達先
H インターネット網
L 差出元
1 記録扱い郵便物
3 郵便物受領証
7 配達証
8 受領印又は署名
9 不在通知書
11、12 窓口端末機
21、23、24 送達端末機
31、32、33、34 配達証作成機
41、43、44 携帯端末機
51、52 郵便物追跡情報データベース
61 郵便物輸送ダイヤデータベース

Claims (5)

  1. 輸送物の引受場所に配設され、前記輸送物の引受処理を行う輸送物引受処理手段と、
    前記輸送物の引受場所、輸送中継場所及び配達場所に配設され、前記輸送物の輸送情報の管理を行う輸送物送達処理手段と、
    前記輸送物の配達場所に配設され、前記輸送物の配達処理を行う輸送物配達処理手段と、
    前記輸送物引受処理手段、前記輸送物送達処理手段及び前記輸送物配達処理手段のそれぞれとネットワークを介して接続される輸送物情報管理手段とを備え、
    前記輸送物引受処理手段は、前記引受処理がされた輸送物を特定する追跡番号、及びその輸送物の輸送宛先情報を含む引受情報を前記輸送物情報管理手段に送信し、
    前記輸送物送達処理手段は、前記輸送物を特定する追跡番号、その輸送物の輸送先を示す輸送先情報、及びその輸送物を輸送する輸送手段を特定する輸送便情報を含む送達情報を前記輸送物情報管理手段に送信し、
    前記輸送物配達処理手段は、前記輸送物の配達状況を示す配達情報を前記輸送物情報管理手段に送信し、
    前記輸送物情報管理手段は、前記輸送物引受処理手段、前記輸送物送達処理手段及び前記輸送物配達処理手段からそれぞれ受信した前記引受情報、前記送達情報及び前記配達情報を蓄積して一元管理するとともに、前記輸送手段の輸送ダイヤ情報を参照して、前記輸送物の輸送先に配置される前記輸送物送達処理手段及び前記輸送物配達処理手段を特定し、その輸送物の前記引受情報及び前記送達情報を送信する輸送物情報管理システム。
  2. 前記輸送物引受処理手段は、前記輸送物の輸送宛先情報が表示された部分の画像データを取得し、前記引受情報として前記輸送物情報管理手段に送信するものであり、
    前記輸送物配達処理手段は、前記輸送物情報管理手段から受信した前記引受情報に含まれる前記追跡番号及び前記画像データを利用して前記輸送物の配達証を作成するものである請求項1記載の輸送物情報管理システム輸送物情報管理システム。
  3. 前記輸送物の配達時に使用される携帯端末機を備え、
    前記携帯端末機は、配達先が不在の際に、前記輸送物の配達があったことを通知する不在通知書の管理番号と、前記輸送物の追跡番号を取得するものであり、
    前記配達場所の前記輸送物送達処理手段又は前記輸送物配達処理手段は、前記不在通知書の管理番号及び前記輸送物の追跡番号を前記携帯端末機から取得し、持ち戻り情報として前記輸送物情報管理手段に送信するものであり、
    前記輸送物情報管理手段は、前記持ち戻り情報を受信して管理すると共に、前記輸送物の配達状況についての照会を受け付け、回答するものである請求項1又は2に記載の輸送物情報管理システム。
  4. 前記携帯端末機は、さらに、前記輸送物の受領証の受領印又は署名の画像データを取得するものであり、
    前記配達場所の前記輸送物送達処理手段又は前記輸送物配達処理手段は、前記受領証の受領印又は署名の画像データ及び配達した前記輸送物の追跡番号を前記携帯端末機から取得し、配達完了情報として前記輸送物情報管理手段に送信するものであり、
    前記輸送物情報管理手段は、前記配達完了情報を受信して管理すると共に、前記輸送物の配達状況についての照会を受け付け、回答するものである請求項3に記載の輸送物情報管理システム。
  5. 前記輸送物は、記録扱い郵便物であり、
    前記引受場所は、引受局であり、
    前記輸送中継場所は、中継局であり、
    前記配達場所は、配達局であり、
    前記輸送物引受処理手段は、窓口端末機であり、
    前記輸送物送達処理手段は、送達端末機であり、
    前記輸送物配達処理手段は、配達証作成機であり、
    前記輸送物情報管理手段は、郵便センターのコンピュータである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の輸送物情報管理システム。
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