JP2007333536A - 差動信号出力回路のdc特性テスト回路 - Google Patents

差動信号出力回路のdc特性テスト回路 Download PDF

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Abstract

【課題】差動信号出力回路から出力される差動信号のDC特性テストを、電圧測定テストではなく、0,1の2値によるファンクションテストで判定可能とし、そのテストを容易化することができる差動信号出力回路のDC特性テスト回路を提供する。
【解決手段】本発明の差動信号出力回路のDC特性テスト回路は、ポジ信号およびネガ信号からなる差動信号を出力する差動信号出力回路を搭載する半導体装置に搭載され、差動信号のDC特性テストを行うもので、基本的に、ポジ信号とネガ信号の電圧値の差分値である差動電圧を発生する差動電圧発生回路と、差動電圧とスペックで規定されたリファレンス電圧とを比較し、その比較結果を2値のテスト結果として出力する比較回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動信号出力回路から出力される差動信号のDC(直流)特性テストを行う差動信号出力回路のDC特性テスト回路に関するものである。
差動信号出力回路から出力される差動信号は、ポジ信号とネガ信号とからなる1対の信号(差動ペア)である。この差動信号のDC特性テストでは、ポジ信号とネガ信号とから差動電圧とオフセット電圧とを演算して算出し、その結果の良否を判定するという手法が取られている。ここで、差動電圧は、ポジ信号とネガ信号の電圧値の差分値であり、オフセット信号は、ポジ信号とネガ信号の電圧値の中間値である。
具体的には、差動信号が“L(ローレベル)”(ポジ信号が“L”、ネガ信号が“H(ハイレベル)”)の時に、ポジ信号とネガ信号の電圧値を測定し、両者の差分値である差動電圧と、中間値であるオフセット電圧を演算して算出する。そして、その結果をスペック値と比較することによって良否の判定を行う。また、差動信号が“H”の場合のテストも、差動信号が“L”の場合と同様して行う。
また、半導体装置に複数の差動信号出力回路が搭載されている場合、上記の電圧値測定および演算処理を繰り返し行い、各々の差動信号の評価を行う。なお、差動信号の保証仕様によっては、例えば差動電圧値が決められていないものや、単にグランド電位を基準とする電圧値だけで規定されているものもある。この場合、上述する電圧値測定の結果を評価せず、差動信号の出力電圧値で直接判定する場合もある。
一般的な差動信号は、差動ペア間に終端抵抗が設けられる仕様となっている。このため、差動信号のDC特定テスト時には、差動ペア間に、終端抵抗と同等の抵抗値を持つ抵抗素子を設置する必要がある。逆に、ファンクションテスト時に差動信号も期待値と比較する場合には、その比較レベルのマージンを確保する為に、抵抗素子を外して出力レベルを広げたり、テスターの終端機能等を用いて比較レベルを明確にする必要がある。
そのため、上記の抵抗素子と共に、この抵抗素子の接続ないし非接続を制御するリレーなどのスイッチ等の多数の部品が必要となる。通常、これらの部品は、テスターのテスト用ボード上に配置される。
従来の差動信号のDC特性テストの手法では、1つの差動信号出力回路に対して、4回の電圧値測定と、4回の演算処理を行う必要がある。ここで、4回とは、ポジ信号が“H”でネガ信号が“L”の場合、および、ポジ信号が“L”でネガ信号が“H”の場合に、その電圧値とスペックで規定された電圧値の上限値および下限値との比較である。このため、テスト時間が長くなり、テストコストが上昇するという問題がある。
また、多数の抵抗素子やリレー等の部品をテスト用ボード上に配置する必要があるため、テスト用ボードが複雑になり、その製作時間も長くなって、同様にテストコストが上昇する。
ここで、本発明の先行技術文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1は、半導体集積回路の電源電流等の測定方法に関するものである。同文献には、基準電圧が印加される判定手段を半導体集積回路に内蔵させ、半導体集積回路の入力端子に入力信号を印加したのちの外部抵抗器の電圧降下分を判定手段により基準電圧と比較し、判定手段からの出力から電流値が規格内であるか否かを判定することが開示されている。
特開昭58−96259号公報
上記特許文献1は、半導体集積回路に内蔵された判定手段からの0,1の2値出力から、電流値が規格内であるか否かを判定する点において、本発明と共通する部分は認められる。しかし、特許文献1は、半導体集積回路の電流値等の測定時間を短縮化するものであるのに対して、本発明は、差動信号出力回路から出力される差動信号のDC特性のテストを容易化するものである点において、両者の目的は全く異なるものである。
すなわち、本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、差動信号出力回路から出力される差動信号のDC特性テストを、電圧測定テストではなく、0,1の2値によるファンクションテストで判定可能とし、そのテストを容易化することができる差動信号出力回路のDC特性テスト回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ポジ信号およびネガ信号からなる差動信号を出力する差動信号出力回路を搭載する半導体装置に搭載され、前記差動信号のDC特性テストを行う差動信号出力回路のDC特性テスト回路であって、
前記ポジ信号とネガ信号の電圧値の差分値である差動電圧を発生する差動電圧発生回路と、
前記差動電圧とスペックで規定されたリファレンス電圧とを比較し、その比較結果を2値のテスト結果として出力する比較回路とを備えることを特徴とする差動信号出力回路のDC特性テスト回路を提供する。
ここで、さらに、前記ポジ信号とネガ信号の電圧値の中間値であるオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回路と、
第1の切換信号に応じて、前記差動電圧と前記オフセット電圧とを切り換えて出力する第1の切換回路とを備え、
前記比較回路は、前記第1の切換回路から、前記差動電圧が出力された時には、該差動電圧と前記リファレンス電圧とを比較し、前記オフセット電圧が出力された時には、該オフセット電圧と前記リファレンス電圧とを比較することが好ましい。
また、さらに、第2の切換信号に応じて、2以上のリファレンス電圧を切り換え、該2以上のリファレンス電圧のうちの1つを前記リファレンス電圧として出力する第2の切換回路を備えることが好ましい。
また、前記差動電圧発生回路は、前記差動電圧または前記オフセット電圧が保持される容量素子と、
前記容量素子の一方の端子と前記ポジ信号との間に接続された第1のスイッチと、
前記容量素子の他方の端子と前記ネガ信号との間に接続された第2のスイッチと、
前記容量素子に保持された差動電圧または前記オフセット電圧を所定の基準電位に接続し、該基準電位までシフトする第3のスイッチとを備え、
前記第1、第2および第3のスイッチは、第3の切換信号に応じて、テスト時には全てオン状態に切り換えられ、通常動作時には全てオフ状態に切り換えられることが好ましい。
また、前記差動電圧のテスト時には、前記第3の切換信号に応じて、前記第1、第2および第3のスイッチがオン状態とされ、前記容量素子に、前記基準電位までシフトされた差動電圧が保持され、前記比較回路によって、前記基準電位までシフトされた差動電圧と前記リファレンス電圧とが比較されることが好ましい。
また、前記オフセット電圧発生回路は、前記第1のスイッチおよび前記容量素子の一方の端子の間のノードと前記第2のスイッチおよび前記容量素子の他方の端子の間のノードとの間に直列に接続され、それぞれ終端抵抗の1/2の抵抗値を持つ2つの抵抗素子を備え、
前記2つの抵抗素子の間のノードから、抵抗分割によって、前記オフセット電圧を出力するものであることが好ましい。
また、前記第1の切換回路は、前記第1のスイッチと前記容量素子の一方の端子との間に接続された第4のスイッチと、
前記第2のスイッチと前記容量素子の他方の端子との間に接続された第5のスイッチと、
前記2つの抵抗素子の間のノードと前記容量素子の他方の端子との間に接続された第6のスイッチとを備え、
前記第4および第5のスイッチと前記第6のスイッチとは、前記第1の切換信号に応じて、そのオン状態ないしオフ状態が排他的に切り換えられることが好ましい。
また、前記差動電圧のテスト時には、前記第3の切換信号に応じて、前記第1、第2および第3のスイッチがオン状態とされ、前記第1の切換信号に応じて、前記第4および第5のスイッチがオン状態で前記第6のスイッチがオフ状態とされ、前記容量素子に、前記基準電位までシフトされた差動電圧が保持され、前記比較回路によって、前記基準電位までシフトされた差動電圧と前記リファレンス電圧とが比較されることが好ましい。
また、前記オフセット電圧のテスト時には、前記第3の切換信号に応じて、前記第1、第2および第3のスイッチがオン状態とされ、前記第1の切換信号に応じて、前記第4および第5のスイッチがオフ状態で前記第6のスイッチがオン状態とされ、前記容量素子に、前記基準電位までシフトされたオフセット電圧が保持され、前記比較回路によって、前記基準電位までシフトされたオフセット電圧と前記リファレンス電圧とが比較されることが好ましい。
また、前記第2の切換回路は、第1の入力端子から入力される第1のリファレンス電圧に対応して設けられた第7のスイッチと、
第2の入力端子から入力される第2のリファレンス電圧に対応して設けられた第8のスイッチとを備え、
前記第7のスイッチと前記第8のスイッチとは、前記第2の切換信号に応じて、そのオン状態ないしオフ状態が排他的に切り換えられ、前記第1または第2のリファレンス電圧のうちの1つを前記リファレンス電圧として出力することが好ましい。
また、前記第2の切換回路は、高電位電源と低電位電源との間に直列に接続された複数の抵抗素子からなる抵抗ラダーと、
前記第2の切換信号に応じて、前記抵抗ラダーの複数の抵抗素子の間のノードから出力される複数のリファレンス電圧の内の1つを前記リファレンス電圧として出力するマルチプレクサとを備えることが好ましい。
また、前記比較回路は、チョッパー型の比較回路であることが好ましい。
また、前記基準電位は、グランド電位であることが好ましい。
従来のテスト手法では、差動信号のDC特性テストは、1つの差動信号出力回路に対して、4回の電圧値測定と4回の演算処理が必要であった。これに対し、本発明の差動信号出力回路のDC特性テスト回路では、電圧測定テストではなく、ファンクションテストで、その良否の判定が可能になる。このため、テストを容易化でき、テスト時間の大幅な短縮が実現でき、その結果、テストコストを下げることができる。
また、従来、テスト用ボードに配置していた部品をテスト回路内(半導体装置内)に取り込むことができる。このため、テスト用ボードへの部品の実装が不要となり、ボード製作期間の短縮とボード製作費用の削減に大きく貢献することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の差動信号出力回路のDC特性テスト回路を詳細に説明する。
図1は、本発明の差動信号出力回路のDC特性テスト回路の構成を表す一実施形態の回路図である。同図に示すDC特性テスト回路10は、差動信号を出力する差動信号出力回路20を搭載する半導体装置に搭載され、その差動信号のDC特性テストを行うもので、差動電圧発生回路12と、オフセット電圧発生回路14と、切換回路16と、比較回路18とによって構成されている。
図1に示すように、差動信号出力回路20から出力される差動信号は、ポジ信号VinPとネガ信号VinNとからなる1対の信号(差動ペア)である。これらのポジ信号VinPとネガ信号VinNは、それぞれ出力端子PadPとPadNから半導体装置の外部へ出力される。また、ポジ信号VinPとネガ信号VinNは、DC特性テスト回路10にも入力される。
DC特性テスト回路10では、ポジ信号VinPとネガ信号VinNの電圧値の差分値である差動電圧Vdiffと、ポジ信号VinPとネガ信号VinNの電圧値の中間値であるオフセット電圧Voffsetを発生する。そして、それらの差動電圧Vdiffおよびオフセット電圧Voffsetとスペックによって規定されるリファレンス電圧Vrefとを比較し、その比較結果を、0,1の2値のテスト結果として出力する。
以下、DC特性テスト回路10の各構成要素について順に説明する。
まず、差動電圧発生回路12は、前述の差動電圧Vdiffを発生するもので、容量素子C1と、スイッチS1、S2、S3とによって構成されている。スイッチS1は、ポジ信号VinPとノードAとの間に接続され、スイッチS2は、ネガ信号VinNとノードBとの間に接続されている。容量素子C1は、ノードCとノードDとの間に接続され、スイッチS3は、ノードCとグランド電位(基準電位)との間に接続されている。
ここで、スイッチS1〜S3は、切換信号(図示省略)に応じて、テスト時には全てオン状態となる。この時、容量素子C1には、差動電圧のテスト時に差動電圧Vdiffが保持され、オフセット電圧Voffsetのテスト時にオフセット電圧Voffsetが保持される。一方、通常動作時には、少なくともスイッチS1、S2がオフ状態となり、DC特性テスト回路10は、差動信号から電気的に切り離される。
続いて、オフセット電圧発生回路14は、前述のオフセット電圧Voffsetを発生するもので、それぞれ終端抵抗の1/2の抵抗値を持つ2つの抵抗素子R1、R2によって構成されている(終端抵抗の抵抗値=抵抗素子R1+R2の抵抗値)。2つの抵抗素子R1、R2は、ノードAとノードBとの間に直列に接続され、両者の間のノードEから、抵抗分割によって、オフセット電圧Voffsetが出力される。
ここで、終端抵抗は、差動信号出力回路20の仕様に適合した抵抗値のもので、半導体装置の外部でポジ信号とネガ信号との間に接続される。DC特性テスト回路10では、差動信号の実使用時の状態を想定して、そのDC特性テストを行うために、終端抵抗の代わりに、その抵抗値の1/2の抵抗値を持つ2つの抵抗素子R1、R2を、ポジ信号VinPとネガ信号VinNとの間に直列に接続している。
切換回路16は、切換信号(図示省略)に応じて、差動電圧Vdiffとオフセット電圧Voffsetとを切り換えて出力するもので、スイッチS4、S5、S6によって構成されている。スイッチS4は、ノードAとノードCとの間に接続され、スイッチS5はノードBとノードDとの間に接続されている。また、スイッチS6は、ノードEとノードDとの間に接続されている。
スイッチS4、S5とスイッチS6とは、テスト時には、切換信号に応じて、そのオン状態ないしオフ状態が排他的に切り換えられる。つまり、差動電圧Vdiffのテスト時には、スイッチS4、S5がオン状態でスイッチS6がオフ状態とされる。また、オフセット電圧Voffsetのテスト時には、スイッチS4、S5がオフ状態でスイッチS6がオン状態とされる。通常動作時のスイッチS4〜S6の状態は何ら限定されない。
続いて、比較回路18は、差動電圧Vdiffまたはオフセット電圧Voffsetとスペックで規定されたリファレンス電圧Vrefとを比較し、その比較結果を2値のテスト結果Voutとして出力する。図示例の比較回路18は、公知のチョッパー型のもので、スイッチS7、S8、S9、S10と、容量素子Vc1、Vc2と、インバータINV1、INV2と、バッファBUFとによって構成されている。
スイッチS7は、ノードDとノードFとの間に接続され、スイッチS8は、リファレンス電圧VrefとノードFとの間に接続されている。容量素子Vc1、インバータINV1、容量素子Vc2、インバータINV2、バッファBUFは、この順にノードFから直列に接続され、バッファBUFからテスト結果Voutが出力される。スイッチS9、S10は、それぞれインバータINV1、INV2の入出力端子間に接続されている。
ここで、容量素子Vc1、インバータINV1およびスイッチS9は第1の比較器Comp1を構成する。同様に、容量素子Vc2、インバータINV2およびスイッチS10は第2の比較器Comp2を構成する。本実施形態では、テスト結果Vout出力の増幅度を上げるために、2段の比較器Comp1、Comp2を用いているが、比較器は1段でも良いし、3段以上の比較器を使用しても良い。
比較回路18は、切換回路16から、差動電圧Vdiffが出力された時、すなわち、容量素子C1に差動電圧Vdiffが保持されている時には、差動電圧Vdiffとリファレンス電圧Vrefとを比較する。一方、オフセット電圧Voffsetが出力された時、すなわち、容量素子C1にオフセット電圧Voffsetが保持されている時には、オフセット電圧Voffsetとリファレンス電圧Vrefとを比較する。
本実施形態では、テスト結果Voutとして、差動電圧Vdiffまたはオフセット電圧Voffsetの電圧値が、リファレンス電圧Vrefの電圧値よりも大きい時に“H”が出力され、小さい時に“L”が出力される。
なお、比較回路18は、チョッパー型のものに限らず、同様の機能を果たす各種構成のものを使用しても良い。しかし、DC特性テスト回路10は半導体装置に搭載されるため、その面積の増大を防ぎ、良否判定の動作速度を早めるためには、チョッパー型の比較回路を用いることが好ましい。また、最終段のバッファBUFは、テスト結果Vout出力をロジックレベルに増幅する為のもので、必須の構成要素ではない。
次に、DC特性テスト回路10の動作を説明する。
まず、通常動作時の動作を説明する。
通常の動作状態では、例えば全てのスイッチS1〜S10がオフ状態とされる。この場合、差動信号出力回路20から出力される差動信号のポジ信号VinPおよびネガ信号VinNは、それぞれ出力端子PadPおよびPadNから半導体装置の外部へ出力される。また、ポジ信号VinPおよびネガ信号VinNは、DC特性テスト回路10には入力されず、そのテスト結果Vout出力は使用されない。
続いて、差動信号のDC特性テスト時の動作を説明する。
この場合、差動信号出力回路20から出力される差動信号は、そのポジ信号VinPおよびネガ信号VinNの電圧値が、所定の一定値(DCレベル)に設定される。
まず、差動電圧Vdiffのテスト時の動作を説明する。
差動信号の電圧値が確定してから、切換信号に応じて、スイッチS3、S6、S7がオフ状態とされ、スイッチS1、S2、S4、S5、S8、S9、S10がオン状態とされる。
その結果、容量素子C1には、ポジ信号VinPとネガ信号VinNの電圧値の差分値である差動電圧Vdiffが保持される。また、比較器Comp1は、リファレンス電圧VrefとインバータINV1のしきい値電圧Vthとの電位のオフセット補償動作となる。同様に、比較器Comp2は、インバータINV1のしきい値VthとインバータINV2のしきい値Vthとの電位のオフセット動作となる。
例えば、比較器Comp1では、インバータINV1の入出力端子がショートされるため、容量素子Vc1の右側端子は、1/2Vcc(VccはインバータINV1の電源電圧)の電圧値となる。一方、容量素子Vc1の左側端子は、リファレンス電圧Vrefの電圧値となる。従って、容量素子Vc1には、両者の電圧値の差分値Vref−1/2Vccが保持される。比較器Comp2も同様である。
容量素子C1、Vc1、Vc2の電圧値が確定してから、切換信号に応じて、スイッチS4、S5、S8、S9、S10がオフ状態とされ、スイッチS3、S7がオン状態とされる。
その結果、容量素子C1の左側端子がグランド電位に接続され、差動電圧Vdiffはグランド電位までシフトされる。従って、容量素子C1の右側端子は、グランド電位までシフトされた差動電圧Vdiffになる。また、比較器Comp1の容量素子Vc1の左側端子は、リファレンス電圧Vrefの電圧値に代わって、前述のグランド電位までシフトされた差動電圧Vdiffの電圧値となる。
この時、グランド電位までシフトされた差動電圧Vdiffよりもリファレンス電圧Vrefの電圧値の方が高い場合、比較器Comp1の容量素子Vc1の左側端子は、その変化分Vdiff−Vrefの電圧値だけ上昇する。容量素子Vc1の左側端子の電圧値の変化分は、その変化分以上にインバータINV1によって反転増幅され、インバータINV1からは“L”が出力される。
その結果、比較器Comp2の容量素子Vc2の左側端子の電圧値が下がり、その電圧値の変化分がインバータINV2によってさらに反転増幅されるため、インバータINV2からは“H”が出力される。そして、インバータINV2の“H”は、バッファBUFを介して半導体装置の外部へ出力される。すなわち、テスト結果Voutとして、ロジックレベルの“H”が出力される。
逆に、グランド電位までシフトされた差動電圧Vdiffよりもリファレンス電圧Vrefの電圧値の方が低い場合、比較器Comp1の容量素子Vc1の左側端子は、その変化分Vref−Vdiffの電圧値だけ下降する。その結果、インバータINV1の出力は“H”となり、インバータINV2の出力は“L”となり、テスト結果Voutとして、ロジックレベルの“L”が出力される。
続いて、オフセット電圧Voffsetのテスト時の動作を説明する。
なお、オフセット電圧Voffsetのテスト時の動作は、差動電圧Vdiffのテスト時の動作とほぼ同じであるから、以下、同様の部分は省略して簡単に説明を行う。
差動信号の電圧値が確定してから、切換信号に応じて、スイッチS4、S5、S7がオフ状態とされ、スイッチS1、S2、S3、S6、S8、S9、S10がオン状態とされる。
その結果、容量素子C1には、ポジ信号VinPとネガ信号VinNの電圧値の中間値であるオフセット電圧Voffsetが保持される。オフセット電圧Voffsetのテスト時には、容量素子C1の左側端子がスイッチS3を介してグランドに接続されている。そのため、容量素子C1の右側端子は、グランド電位までシフトされたオフセット電圧Voffsetになる。
容量素子C1、Vc1、Vc2の電圧値が確定してから、切換信号に応じて、スイッチS4、S5、S6、S8、S9、S10がオフ状態とされ、スイッチS1、S2、S7がオン状態とされる。
その結果、比較器Comp1の容量素子Vc1の左側端子は、リファレンス電圧Vrefの電圧値に代わって、グランド電位までシフトされたオフセット電圧Voffsetの電圧値となる。
これ以降の動作は、差動電圧Vdiffのテスト時の動作と同様であるから省略する。
ここで、通常、差動電圧Vdiffのテスト時には4値のリファレンス電圧Vrefが必要であり、オフセット電圧Voffsetのテスト時には2値のリファレンス電圧Vrefが必要となる。
差動電圧Vdfiiのテスト時には、ポジ信号VinPが“H”でネガ信号VinNが“L”の場合、リファレンス電圧Vrefとして、スペックで規定される差動電圧Vdiffの最大値と最小値の2値が必要である。逆に、ポジ信号VinPが“L”でネガ信号VinNが“H”の場合も最大値と最小値の2値が必要であり、上記の通り、合計4値のリファレンス電圧Vrefが必要となる。
また、オフセット電圧Voffsetのテスト時には、オフセット電圧Voffsetには“H”および“L”の極性がないため、リファレンス電圧Vrefとしては、スペックで規定されるオフセット電圧Voffsetの最大値と最小値の2値が必要となる。
これを実現する為には、テスト時に、電圧印加ユニットを用いてファンクションテストの途中でリファレンス電圧Vrefの電圧値を変更するか、ファンクションテストを2回以上に分けて行う等の複雑な作業が必要となる。
すなわち、テスターでテストを行う場合、リファレンス電圧Vrefとして、スペックで規定される差動電圧Vdiffやオフセット電圧Voffsetの上限値と下限値とを決め、これをテストパターンの1,0に対応させる。しかし、通常、1回のファンクションテスト中にリファレンス電圧Vrefの電圧値の変更はできないので、電圧値を変えるためには、ファンクションテストを複数回に分けて行う必要がある。
これに対し、図2や図3に示すリファレンス電圧Vrefの切換回路30、40を用いることによって、テスト時に、リファレンス電圧Vrefの電圧値を変えることができるので、1回のファンクションテストだけでテストを行うことができる。これらの切換回路30、40は、切換信号(図示省略)に応じて、2以上のリファレンス電圧を切り換え、そのうちの1つをリファレンス電圧Vrefとして出力する。
まず、図2に示す切換回路30は、入力端子Vrefhから入力される第1のリファレンス電圧に対応して設けられたスイッチS11と、入力端子Vreflから入力される第2リファレンス電圧に対応して設けられたスイッチS12とを備えている。
スイッチS11は、入力端子VrefhとスイッチS8との間に接続され、スイッチS12は、入力端子VreflとスイッチS8との間に接続されている。
テスト時には、スイッチS11、S12は、切換信号(図示省略)に応じて、そのオン状態ないしオフ状態が排他的に切り換えられ、第1または第2のリファレンス電圧のうちの1つがリファレンス電圧Vrefとして出力され、比較回路18に供給される。
例えば、スペックで規定される差動電圧Vdiffの電圧値が、0.3V±0.2Vであるとする。本実施形態では、差動電圧Vdiffがグランド電位を基準としてシフトされるため、差動電圧Vdiffがプラスの時とマイナスの時がある。
ポジ信号VinPが“L”でネガ信号VinNが“H”の場合、すなわち、差動電圧Vdiffがマイナスの場合、リファレンス電圧Vrefの上限値は−0.1Vであり、その下限値は−0.5Vとなる。この場合、入力端子Vrefhから、第1のリファレンス電圧として、−0.5V(低電位)と−0.1V(高電位)との間の電圧で変化するパルス信号が入力される。
また、ポジ信号VinPが“L”でネガ信号VinNが“H”の場合のオフセット電圧Voffsetは−0.3Vとなる。この場合、入力端子Vrefhから、第1のリファレンス電圧として、−0.3Vよりも低い電圧が入力される。なお、ポジ信号VinPが“L”でネガ信号VinNが“H”の場合、スイッチS11がオン状態でスイッチS12がオフ状態とされる。
一方、ポジ信号VinPが“H”でネガ信号VinNが“L”の場合、すなわち、差動電圧Vdiffがプラスの場合、リファレンス電圧Vrefの上限値は0.5Vであり、その下限値は0.1Vとなる。この場合、入力端子Vreflから、第2のリファレンス電圧として、0.1V(低電位)と0.5V(高電位)の間の電圧で変化するパルス信号が入力される。
また、ポジ信号VinPが“H”でネガ信号VinNが“L”の場合のオフセット電圧Voffsetは0.3Vとなる。この場合、入力端子Vreflから、第2のリファレンス電圧として、0.3Vよりも低い電圧が入力される。なお、ポジ信号VinPが“H”でネガ信号VinNが“L”の場合、スイッチS11がオフ状態でスイッチS12がオン状態とされる。
図2の切換回路30を用いることによって、リファレンス電圧Vrefとして、1回のファンクションテストで、差動電圧Vdiffのテスト時には、−0.5Vと−0.1Vとの間の電圧、ないしは、0.5Vと0.1Vとの間の電圧で変化するパルス信号を入力できる。また、オフセット電圧Voffsetのテスト時にも、−0.3Vよりも低い電圧、ないしは、0.3Vよりも低い電圧を入力できる。
つまり、ポジ信号VinPが“L”でネガ信号VinNが“H”の場合と、ポジ信号VinPが“H”でネガ信号VinNが“L”の場合の、差動電圧Vdiffとオフセット電圧Voffsetのテストを1回のファンクションテストだけで実現できる。
なお、通常動作時には、スイッチS11、S12は、入力端子Vrefhから入力されるリファレンス電圧と入力端子Vreflから入力されるリファレンス電圧とが衝突しないように、どちらか一方をオン状態とし、他方をオフ状態とする。なお、スイッチS11、S12の両方をオフ状態にすると、ノードFがフローティング状態になる可能性があるので、スイッチS3、S7などの状態に応じて適宜決定することが好ましい。
続いて、図3に示す切換回路40は、抵抗ラダー42と、マルチプレクサ44とによって構成されている。
抵抗ラダー42は、複数の抵抗素子によって構成されている。これらの複数の抵抗素子は、電源(高電位電源)とグランド(低電位電源)との間に直列に接続されている。また、マルチプレクサ44には、抵抗ラダー42の複数の抵抗素子の間のノードから出力される複数のリファレンス電圧と、複数ビットからなる切換信号Ctrl signalが入力される。
切換回路40では、切換信号Ctrl signalに応じて、抵抗ラダー42の複数の抵抗素子の間のノードから出力される複数のリファレンス電圧の内の1つが、マルチプレクサ44からリファレンス電圧Vrefとして出力され、比較回路18に供給される。
図3の切換回路40を用いることによって、リファレンス電圧Vrefとして、1回のファンクションテストで、差動電圧Vdiffのテスト時には、複数の電圧で変化するパルス信号を入力できる。また、オフセット電圧Voffsetのテスト時にも、複数の電圧を入力できる。従って、図2の切換回路30と同様に、差動電圧Vdiffとオフセット電圧Voffsetのテストを1回のファンクションテストだけで実現できる。
上記の通り、例えば図2や図3に示すリファレンス電圧の切換回路30、40を用いることによって、1回のファンクションテストの途中であっても、リファレンス電圧Vrefの電圧値を適宜変更することができる。このため、電圧印加ユニットを用いることなく、1回のファンクションテストで全てのテストを行うことができる。従って、差動信号のDC特性テストを従来より安価で、簡単かつ高速に行うことができる。
通常、半導体装置には、複数の差動信号出力回路が搭載されることが多い。その場合、本発明のDC特性テスト回路を1つだけ設け、複数の差動信号出力回路の間で1つのDC特性テスト回路を時分割で使用しても良い。しかし、本発明のDC特定テスト回路は、その面積が小さいため、例えば1つの差動信号出力回路に1つのDC特性テスト回路を搭載し、そのテスト結果を順次出力することが好ましい。
従来のテスト手法では、差動信号のDC特性テストは、1つの差動信号出力回路に対して、4回の電圧値測定と4回の演算処理が必要であった。これに対し、本発明の差動信号出力回路のDC特性テスト回路では、電圧測定テストではなく、ファンクションテストで、その良否の判定が可能になる。このため、テストを容易化でき、テスト時間の大幅な短縮が実現でき、その結果、テストコストを下げることができる。
また、従来、テスト用ボードに配置していた部品をテスト回路内(半導体装置内)に取り込むことができる。このため、テスト用ボードへの部品の実装が不要となり、ボード製作期間の短縮とボード製作費用の削減に大きく貢献することができる。
なお、比較回路は、チョッパー型の比較回路に限らず、アナログ電圧の比較回路であれば、各種構成のものがいずれも利用可能である。また、実施形態では、差動電圧およびオフセット電圧をグランド電位までシフトしているが、これもグランド電位に限らず、グランド電位以外の基準電位を使用しても良い。ただし、グランド電位以外の基準電位を使用する場合には、それに応じてリファレンス電圧を適宜変更する必要がある。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明の差動信号出力回路のDC特性テスト回路について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の差動信号出力回路のDC特性テスト回路の構成を表す一実施形態の回路図である。 図1に示すDC特性テスト回路において、基準電圧Vrefの発生回路の構成を表す回路図である。 図1に示すDC特性テスト回路において、基準電圧Vrefの発生回路の構成を表す別の回路図である。
符号の説明
10 DC特性テスト回路
12 差動電圧発生回路
14 オフセット電圧発生回路
16、30、40 切換回路
18 比較回路
20 差動信号出力回路
42 抵抗ラダー
44 マルチプレクサ
Vrefh、Vrefl 入力端子
PadP、PadN 出力端子
S1〜S12 スイッチ
C1、Vc1、Vc2 容量素子
R1、R2 抵抗素子
Comp1、Comp2 比較器
INV1、INV2 インバータ
BUF バッファ
VinP ポジ信号
VinN ネガ信号
Vdiff 差動電圧
Voffset オフセット電圧
Vref リファレンス電圧
A〜F ノード
Ctrl signal 切換信号
Vout テスト結果

Claims (12)

  1. ポジ信号およびネガ信号からなる差動信号を出力する差動信号出力回路を搭載する半導体装置に搭載され、前記差動信号のDC特性テストを行う差動信号出力回路のDC特性テスト回路であって、
    前記ポジ信号とネガ信号の電圧値の差分値である差動電圧を発生する差動電圧発生回路と、
    前記差動電圧とスペックで規定されたリファレンス電圧とを比較し、その比較結果を2値のテスト結果として出力する比較回路とを備えることを特徴とする差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  2. さらに、前記ポジ信号とネガ信号の電圧値の中間値であるオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回路と、
    第1の切換信号に応じて、前記差動電圧と前記オフセット電圧とを切り換えて出力する第1の切換回路とを備え、
    前記比較回路は、前記第1の切換回路から、前記差動電圧が出力された時には、該差動電圧と前記リファレンス電圧とを比較し、前記オフセット電圧が出力された時には、該オフセット電圧と前記リファレンス電圧とを比較することを特徴とする請求項1に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  3. さらに、第2の切換信号に応じて、2以上のリファレンス電圧を切り換え、該2以上のリファレンス電圧のうちの1つを前記リファレンス電圧として出力する第2の切換回路を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  4. 前記差動電圧発生回路は、前記差動電圧または前記オフセット電圧が保持される容量素子と、
    前記容量素子の一方の端子と前記ポジ信号との間に接続された第1のスイッチと、
    前記容量素子の他方の端子と前記ネガ信号との間に接続された第2のスイッチと、
    前記容量素子に保持された差動電圧または前記オフセット電圧を所定の基準電位に接続し、該基準電位までシフトする第3のスイッチとを備え、
    前記第1、第2および第3のスイッチは、第3の切換信号に応じて、テスト時には全てオン状態に切り換えられ、通常動作時には全てオフ状態に切り換えられることを特徴とする請求項2または3に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  5. 前記差動電圧のテスト時には、前記第3の切換信号に応じて、前記第1、第2および第3のスイッチがオン状態とされ、前記容量素子に、前記基準電位までシフトされた差動電圧が保持され、前記比較回路によって、前記基準電位までシフトされた差動電圧と前記リファレンス電圧とが比較されることを特徴とする請求項4に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  6. 前記オフセット電圧発生回路は、前記第1のスイッチおよび前記容量素子の一方の端子の間のノードと前記第2のスイッチおよび前記容量素子の他方の端子の間のノードとの間に直列に接続され、それぞれ終端抵抗の1/2の抵抗値を持つ2つの抵抗素子を備え、
    前記2つの抵抗素子の間のノードから、抵抗分割によって、前記オフセット電圧を出力するものであることを特徴とする請求項4または5に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  7. 前記第1の切換回路は、前記第1のスイッチと前記容量素子の一方の端子との間に接続された第4のスイッチと、
    前記第2のスイッチと前記容量素子の他方の端子との間に接続された第5のスイッチと、
    前記2つの抵抗素子の間のノードと前記容量素子の他方の端子との間に接続された第6のスイッチとを備え、
    前記第4および第5のスイッチと前記第6のスイッチとは、前記第1の切換信号に応じて、そのオン状態ないしオフ状態が排他的に切り換えられることを特徴とする請求項6に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  8. 前記差動電圧のテスト時には、前記第3の切換信号に応じて、前記第1、第2および第3のスイッチがオン状態とされ、前記第1の切換信号に応じて、前記第4および第5のスイッチがオン状態で前記第6のスイッチがオフ状態とされ、前記容量素子に、前記基準電位までシフトされた差動電圧が保持され、前記比較回路によって、前記基準電位までシフトされた差動電圧と前記リファレンス電圧とが比較されることを特徴とする請求項7に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  9. 前記オフセット電圧のテスト時には、前記第3の切換信号に応じて、前記第1、第2および第3のスイッチがオン状態とされ、前記第1の切換信号に応じて、前記第4および第5のスイッチがオフ状態で前記第6のスイッチがオン状態とされ、前記容量素子に、前記基準電位までシフトされたオフセット電圧が保持され、前記比較回路によって、前記基準電位までシフトされたオフセット電圧と前記リファレンス電圧とが比較されることを特徴とする請求項7に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  10. 前記第2の切換回路は、第1の入力端子から入力される第1のリファレンス電圧に対応して設けられた第7のスイッチと、
    第2の入力端子から入力される第2のリファレンス電圧に対応して設けられた第8のスイッチとを備え、
    前記第7のスイッチと前記第8のスイッチとは、前記第2の切換信号に応じて、そのオン状態ないしオフ状態が排他的に切り換えられ、前記第1または第2のリファレンス電圧のうちの1つを前記リファレンス電圧として出力することを特徴とする請求項3に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  11. 前記第2の切換回路は、高電位電源と低電位電源との間に直列に接続された複数の抵抗素子からなる抵抗ラダーと、
    前記第2の切換信号に応じて、前記抵抗ラダーの複数の抵抗素子の間のノードから出力される複数のリファレンス電圧の内の1つを前記リファレンス電圧として出力するマルチプレクサとを備えることを特徴とする請求項3に記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
  12. 前記比較回路は、チョッパー型の比較回路であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の差動信号出力回路のDC特性テスト回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015158377A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社メガチップス 半導体集積回路の試験装置及び試験方法

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