JP2007332665A - 変位調整機能付き落橋防止装置 - Google Patents

変位調整機能付き落橋防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】落橋防止装置と変位制限装置とを一つの装置にコンパクトとに組み込んだ変位調整機能付き落橋防止装置を提供すること。
【解決手段】上部ストッパ部材3と下部ストッパ部材1のいずれか一方に係止用突起2を設け、他方に係止用凹部4を設け、係止用突起2が係止用凹部4内に配置され、上部ストッパ部材3および下部ストッパ部材1を上部構造物22および下部構造物23にそれぞれ取付けるようにした落橋防止装置において、下部ストッパ部材1の下面または上部ストッパ部材3の上面のいずれか一方に、橋軸方向のせん断変形により抵抗する弾性層5を一体に固着する。また、弾性層5の下面にベースプレート6が固着され、下部ストッパ部材1のボルト挿通孔と、下部ストッパ部材1を下部構造物23に取付けるアンカーボルト8との間に、弾性層5をせん断変形させるための橋軸方向の変位調整間隙が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、上部構造物の荷重支承用弾性支承装置等の荷重支承装置と共に使用され、橋梁その他の構造物が、水平地震力により変位して橋台等の下部構造物から落下するのを防止するための落橋防止装置と変位調整(変位制限用)機能を有する変位調整機能付き落橋防止装置に関し、特に上部構造物の温度変化による伸縮も許容する変位調整機能付き落橋防止装置に関するものである。
従来、ゴム支承により支承されている橋梁等の構造物が強大な水平地震力により橋台または橋脚等の下部構造物から落下するのを防止するための落橋防止用ストッパ装置として、図10に示すように、下部構造物23の上部に固定される下部ストッパ部材33の上面の中央に上向きの係止用突起34を一体に設け、かつ上部構造物22の下部に固定される上部ストッパ部材35の下面の中央に下向き開口の係止用凹部36を設け、その下向き開口凹部36内に前記上向き突起34を配置し、その上向き突起34と下向き開口凹部36との間に上部構造物22の伸縮を許容する橋軸方向の間隙Lを設けた構造で、上部構造物22の移動を制限する変位制限用ストッパ装置37が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また従来、前記の変位制限用ストッパ装置37とは独立して別個に、落橋防止装置を上部構造物22と下部構造物23との間に設けることも知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、従来、落橋防止装置などを橋脚に新たに組み込む場合には、橋脚を耐震補強する必要がある場合がほとんどで、橋脚の耐震補強を行う場合に河川内の橋脚では、川と橋脚の仕切る間仕切り壁を設置し、橋脚の外側に補強用鋼板等を捲き立てて、橋脚を補強するようになると、間仕切り壁の施工に費用がかかり、装置の設置および橋脚の補強等、施工コストが格段に高くなるという問題がある。
また、落橋防止構造としては、上部構造物あるいは下部構造物の外観上において大きく目立つ位置に配置されているケーブルや鋼棒などのPC鋼材を、上下の構造物間に介在させたり、鋼製ブラケットを上部構造物に間隔をおいて対向するように下部構造物に設けたりしているため、景観を悪くする等、景観上問題があった。
実公平02−48494 道路橋示方書・同解説 V耐震設計編 平成8年12月 社団法人日本道路協会 P215-219
前記従来の場合には、落橋防止装置と変位制限装置とが、それぞれ独立して別個に設置されていたので、下部構造物にそれぞれの反力を支承する補強された取付部を設ける必要があり、施工コストが非常に高くなるという問題がある。
また、前記従来の場合には、外観上において大きく目立つ、ケーブルや鋼棒などのPC鋼材を上下の構造物間に介在させたり、鋼製ブラケットを上部構造物に間隔をおいて対向するように下部構造物に設けたりしているため、景観上問題があった。
また、従来の橋梁では、地震時において上部構造物(桁)が、橋台上部のパラペット部に衝突して、パラペットを損傷する場合が多く、その修復作業に工期が長くかかると共に修復費用が多大になるという問題があり、上部構造物がパラペットに衝突しない構造の落橋防止装置が望まれる。
本発明は、落橋防止装置と変位制限装置とを一つの装置にコンパクトとに組み込んだ変位調整機能付き落橋防止装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために第1発明の変位調整機能付き落橋防止装置においては、上部ストッパ部材と下部ストッパ部材のいずれか一方に係止用突起を設け、他方に係止用凹部を設け、前記係止用突起を係止用凹部内に配置し、上部ストッパ部材および下部ストッパ部材をそれぞれ上部構造物および下部構造物に取付けるようにした落橋防止装置において、前記下部ストッパ部材の下面または上部ストッパ部材の上面のいずれか一方に、橋軸方向のせん断変形により抵抗する弾性層を一体に固着したことを特徴とする。
また、第2発明の変位調整機能付き落橋防止装置においては、上部ストッパ部材と下部ストッパ部材のいずれか一方に係止用突起を設け、他方に係止用凹部を設け、前記係止用突起を係止用凹部内に配置し、上部ストッパ部材および下部ストッパ部材を上部構造物および下部構造物にそれぞれ取付けるようにした落橋防止装置において、下部ストッパ部材の下面に弾性層が固着され、その弾性層の下面にベースプレートが固着され、下部ストッパ部材のボルト挿通孔と、そのボルト挿通孔に挿通され下部ストッパ部材を下部構造物に取付けるためのアンカーボルト等のボルト軸部との間に、地震時における上部構造物の橋軸方向の変位により前記弾性層をせん断変形させるための橋軸方向の変位調整間隙が設けられていることを特徴とする。
また、第3発明では、第2発明の変位調整機能付き落橋防止装置において、前記弾性層をせん断変形させた状態で、橋軸方向に上部ストッパ部材と下部ストッパ部材とアンカーボルト等のボルト軸部を接触させて、上部構造物の橋軸方向の移動に対して抵抗させるようにしたことを特徴とする。
また、第4発明では、第1発明〜第3発明のいずれかの変位調整機能付き落橋防止装置において、前記弾性層の橋軸方向のせん断変形抵抗による変位制限機能と、前記係止用突起が係止用凹部内面に係合して橋軸方向に全体が一体となって抵抗する落橋防止機能の両方の機能を備えていることを特徴とする。
また、第5発明では、第4発明の変位調整機能付き落橋防止装置において、変位制限機能による変位完了後に落橋防止機能が機能する2段式とされていることを特徴とする。
また、第6発明では、第1〜第5発明のいずれかの変位調整機能付き落橋防止装置において、前記係止用突起と係止用凹部との間の第1の間隙寸法と、前記下部ストッパ部材を下部構造物に固定するボルト軸部との間の第2の間隙寸法との和は、上部構造物と下部構造物としての橋台のパラペットとの間または橋軸方向に直列に隣り合う上部構造物間の第3の間隙寸法よりも小さくされていることを特徴とする。
また、第7発明では、第2発明〜第6発明のいずれかの変位調整機能付き落橋防止装置において、前記下部ストッパ部材とベースプレートに渡って下部構造物側に固定されるアンカーボルト等のボルトが挿通され、前記下部ストッパ部材のボルト挿通孔は、橋軸方向の変位調整間隙が設けられている長孔とされ、ベースプレートのボルト挿通孔内面と前記ボルト軸部外面とは近接して配置されていることを特徴とする。
また、第8発明では、第2発明〜第7発明のいずれかの変位調整機能付き落橋防止装置において、前記下部ストッパ部材のボルト挿通孔とこれに挿通されるボルト軸部との間隙は、前記係止用突起が係止用凹部の内面に係合した状態において、上部構造物と橋台側のパラペットとの間または橋軸方向に直列に隣り合う上部構造物間の橋軸方向の間隙以下の寸法とされていることを特徴とする。
第1発明または第2発明によると、下部ストッパ部材の下面または上部ストッパ部材の上面のいずれか一方に弾性層を一体に組み込んだ変位調整機能付き落橋防止装置であるか、あるいは下部ストッパ部材の下側に弾性層またはこれにベースプレートを一体に組み込んだ変位調整機能付き落橋防止装置であるので、従来のように、落橋防止装置と変位制限装置をそれぞれ独立して設ける場合に比べて、装置をコンパクトにすることができ、変位調整機能付き落橋防止装置の施工コストを格段に低減することができ、また、一つの装置を設置すればよいので、変位調整機能付き落橋防止装置の施工が容易になると共に安価に施工することができる。
また、下部ストッパ部材の下面または上部ストッパ部材の上面にせん断変形が可能な弾性層を一体に設けているので、変位制限が必要な震度法レベルの地震力には、繰り返し機能が担保できる弾性層のせん断変形で対応することができ、前記弾性層のせん断変形による変位制限機能を超える地震力に対しては、下部ストッパ部材(または上部ストッパ部材)における係止突起を上部ストッパ部材(下部ストッパ部材)に係合させて、上部構造物の落橋を防止することができる。
また、下部ストッパ部材の下側または上部ストッパ部材の上側に弾性層とベースプレートを配置する構造であるので、従来のように、景観を大きく阻害することがない等の効果が得られる。
第3発明によると、弾性層をせん断変形させた状態で、橋軸方向に上部ストッパ部材と下部ストッパ部材とアンカーボルト等のボルト軸部を接触させて、上部構造物の橋軸方向の移動に対して抵抗させるようにしたので、弾性層のせん断変形抵抗による上部構造物の変位制限をする変位調整機能と、上部ストッパ部材と下部ストッパ部材とアンカーボルト等のボルトの直接接触により、強固に上部構造物の橋軸方向の移動に抵抗できる構造になり、上部構造物が下部構造物から落橋するのを確実に防止することができる。
第4発明によると、弾性層の橋軸方向のせん断変形抵抗による変位制限機能と、前記係止用突起が係止用凹部内面に係合して橋軸方向に全体が一体となって抵抗する落橋防止機能の両方の機能を備えているので、一つの装置に、弾性層のせん断変形抵抗による変位制限機能と、落橋防止機能との2つの機能を備えた装置とすることができると共に、独立してそれぞれの装置を設置する場合に比べて安価な装置になると共に設置場所も小スペースですむ。
第5発明によると、変位制限機能による変位完了後に落橋防止機能が機能する2段式とされているので、弾性層のせん断変形抵抗による変位制限機能により確実に上部構造物を緩衝支承した後に、落橋防止装置を機能させるので、変位調整機能付き落橋防止装置に上部構造物あるいは下部構造物に入力される橋軸方向の水平力を低減させることができる。
第6発明によると、前記係止用突起と係止用凹部との間の第1の間隙寸法と、前記下部ストッパ部材を下部構造物に固定するボルト軸部との間の第2の間隙寸法との和は、上部構造物と下部構造物としての橋台のパラペットとの間または橋軸方向に直列に隣り合う上部構造物間の第3の間隙寸法よりも小さくされているので、上部構造物が直接パラペットに衝突したり、上部構造物相互が衝突することはなく、下部構造物としての橋台または橋脚から地盤にあるいは下部構造物としての橋台におけるパラペット部からその背面土に水平力を伝達することができ、地盤による緩衝支承作用を期待することができる。
第7発明によると、下部ストッパ部材のボルト挿通孔は、橋軸方向の変位調整用間隙が設けられている長孔とされ、ベースプレートのボルト挿通孔内面と前記ボルト軸部外面とは近接して配置されているので、下部ストッパ部材に長孔を設けるだけで、容易に変位調整用間隙を形成することができる。
第8発明によると、下部構造物のパラペットに、桁等の上部構造物が衝突する前または上部構造物相互が衝突する前に、落橋防止機能が作用するので、桁等の上部構造物が、橋台におけるパラペットに衝突して、パラペットを損傷する恐れを排除することができ、また、上部構造物相互が衝突して構造物相互が衝突して、上部構造物が損傷する恐れを排除することができる。そのため、パラペットの修復作業あるいは上部構造物の修復作業がなくなるので、橋梁の復旧作業が容易になる。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1ないし図8は、本発明の一実施形態の変位調整機能付き落橋防止装置7を示すものであって、この形態の変位調整機能付き落橋防止装置7は、上部構造物の常時の温度変化により伸縮を許容すると共に落橋防止機能を有する落橋防止装置30の部分と、その下部に配置され、前記落橋防止装置30の機能の一部と共同して変位調整(変位制限)機能を有する変位調整装置9の部分とが一体化された構成とされている。
前記の落橋防止装置30は、下部構造物23に弾性層5とベースプレート6とを介して取付けられる鋼製の下部ストッパ部材1と、上部構造物22に固定される鋼製の上部ストッパ部材3とにより構成される。
図示の形態では、鋼製の下部ストッパ部材1の下面に、ゴムのような弾性層5が焼き付け等により一体に固着されて設けられていると共に、その弾性層5の下面に矩形状鋼板からなるベースプレート6が焼き付け等により一体に設けられている。前記下部ストッパ部材1と弾性層5とベースプレート6の4隅部には、図1、図5に示すように、橋軸方向に延長するように同じ位置において孔または長孔13が設けられている。
前記下部ストッパ部材1と弾性層5の4隅部には、橋軸方向に延長するように同じ位置において長孔13が設けられ、その各長孔13には、下部構造物23側に固定されるボルトまたはアンカーボルト(図示の場合)8の上部軸部が挿通配置されている。
また、ベースプレート6の4隅部の孔は円形孔とされ、下部構造物23側に固定されるボルトまたはアンカーボルト(図示の場合)8の上部軸部が近接して挿通配置されている。
前記アンカーボルト8が挿通されている長孔13付近の下部ストッパ部材1の上部は、平坦な上面を有する平面矩形状の突出部17とされ、前記突出部17の上面には、前記アンカーボルト8に挿通される四フッ化エチレン板からなる滑り支承板20が介在され、その滑り支承板20の上面には、前記アンカーボルト8に挿通される押さえ用のスライド座金15が配置され、前記スライド座金15の両側端部の下向き係止突部24は、前記突出部17における橋軸直角方向の側面に係合され、前記押さえ用のスライド座金15の上面には、ナット16が前記アンカーボルト8にねじ込まれて、下部ストッパ部材1と弾性層5とベースプレート6とは、下部構造物23に取付けられている。
前記のスライド座金15は、鋼材との摩擦係数が小さい四フッ化エチレン板からなる滑り支承板20が介在されているので、下部ストッパ部材1はアンカーボルト8に対して、相対的に橋軸方向に移動可能にされている。
前記アンカーボルト8と、前記下部ストッパ部材1と弾性層5の長孔13との間の橋軸方向の間隙Gには、橋台23aにおけるパラペット25と上部構造物22の端面との間の間隙寸法G1よりも小さい寸法の間隙とされている。
したがって、地震時において橋軸方向の水平力が作用して、上部構造物22と下部構造物23が相対的に橋軸方向に変位した場合には、上部構造物(桁)22が橋台上部のパラペット25に衝突する前に、アンカーボルト8に下部ストッパ部材1における長孔13の内面が接触して、弾性層5のせん断変形を起こし、弾性層5のせん断変形により緩衝支承するようにされている。
下部ストッパ部材1の上面10の中央には、断面円形の上向きの係止用突起2が一体に設けられ、上向きの係止用突起2と上部ストッパ部材3の下向き開口凹部4との橋軸方向の両側に間隙G2が設けられて、上部構造物22の常時の温度変化による伸縮を可能にしている。
なお、図示を省略するが、前記下部ストッパ部材1の上面10には、その上向き突起2の周囲において複数(例えば4つ)のゴム製位置決め片が、突起周囲方向に間隔をおいて設けられ、中空円筒状等のゴム製位置決め片の下部は、下部ストッパ部材1に固定される。前記のゴム製位置決め片により、下部ストッパ部材1の上面10と上部ストッパ部材3の下面19との間に間隙が設けられている(前記のゴム製位置決め片があっても上部構造物の鉛直荷重は負担しない)。
鋼製上部ストッパ部材3の上部の天板11に雌ねじ孔12が設けられ、その雌ねじ孔12には上端にフランジを有する鋼棒からなる上部アンカー部材18の下端の雄ねじ部が螺合され、かつその上部アンカー部材18は、天板11に対し溶接により固着され、さらに上部ストッパ部材3の下面19の中央には、橋軸方向に延長する長円形の下向き開口の係止用凹部4が設けられている。
さらに、前記下向き開口の係止用凹部4内に、上向き突起2の上部が配置され、橋軸方向における下向き開口の係止用凹部4の内面と、上向きの係止用突起2の外面との間には、上部構造物22の温度変化による伸縮量を許容する間隙G2が設けられているため(図2参照)、上部構造物22が温度変化により、伸張または短縮した場合、係止用突起2は、下向き開口の係止用凹部4の橋軸方向の間隙内で移動可能である。
また、地震時等において、上部構造物22または下部構造物23が橋軸方向に相対的に移動した場合には、係止用突起2と係止用凹部4の橋軸方向の内面とが接触し、一体に移動するようになると、ベースプレート6はアンカーボルト8に係止されて下部構造物23側に固定状態であるので、弾性層5を橋軸方向にせん断変形させるようになる。さらに、上部構造物22または下部構造物23が橋軸方向に相対的に移動した場合には、アンカーボルト8が、下部ストッパ部材1の長孔13の内面に係合して、上部構造物23の橋軸方向への移動を拘束するようになる(詳細は後記する。)
なお、図示を省略するが、本発明の変位調整機能付き落橋防止装置7は、例えば、図示省略の上部構造物の鉛直荷重を負担する弾性支承装置等の支承装置と共に使用され、前記支承装置により上部構造物22の鉛直荷重が支承される。
次に、前記本発明の第1実施形態の変位調整機能付き落橋防止装置7の作用について説明する。
図示省略の滑り式弾性支承装置により鉛直荷重が支承されている上部構造物22の常時の温度変化による橋軸方向の伸縮が生じた場合には、上向きの係止用突起2と上部ストッパ部材3の下向き開口凹部4との橋軸方向の両側の間隙G2内において、上部構造物22の橋軸方向の伸縮を許容している。
また、上部構造物22と下部構造物23が橋軸方向に相対的に移動する震度法レベルの地震動に対しては、図6に示すように、上部ストッパ部材3の下向き開口凹部4内面に、下部ストッパ部材1における上向きの係止用突起2が係合した状態で、さらに橋軸方向に変位すると、弾性層5のせん断変形を生じ、その弾性層5のせん断変形抵抗による変位制限装置として機能させることができる。
また、さらに大きな水平力(図6に矢印で示す)が作用するような地震動においては、図6に示す状態、すなわち、弾性層5がせん断変形した状態で、かつ下部ストッパ部材1とアンカーボルト8とが接触し、さらに下部ストッパ部材1における上向きの係止用突起2と上部ストッパ部材3が接触した状態では、上部構造物22と下部構造物23間は、アンカーボルト8と下部ストッパ部材1と上部ストッパ部材3が、すべて鋼材により接触した状態であるので、全体が一体となって、上部構造物22が鉛直荷重を支承する弾性支承装置から外れて、下部構造物から落下(落橋)するのを防止する落橋防止装置として作用させることができる。しかも、前記下部ストッパ部材1のボルト挿通用の長孔13とこれに挿通されるアンカーボルト8のボルト軸部との間隙Gは、前記係止用突起2が係止用凹部4の内面に係合した状態において、上部構造物22と橋台23a側のパラペットとの間の橋軸方向の間隙G1以下の寸法とされているので、上部構造物22が橋台23aにおけるパラペット25に衝突することを防止することができる。
また、本発明の形態においては、弾性層5をせん断力変形させることにより、地震時に構造物に入力される水平力を低減した後の状態で、落橋防止装置が機能するようになるので、上部ストッパ部材3と下部ストッパ部材1側の負担が小さくすることができる利点がある。反面、図10に示す従来の装置の場合では、初期の変位制限機能の段階で、ストッパとして機能してしまうため、係止用突起34の負担が大きく、その分、上部構造物22および下部構造物23の強固に補強するようにしなければならない。
また、前記の場合における上部構造物22等から橋台23aに作用する水平力Pは、図8に矢印Qで示すように、橋台23aの背面に設けられた背面土27に支承されるように構成されている。すなわち、パラペット25の背面に背面土27を充填した橋台23aでは、地震時に上部構造物22から変位調整機能付き落橋防止装置7に伝達される水平力を、パラペット25の背面を含む橋台23aの全背面から地盤に効率よく伝達でき、背面土27を有効に利用することができる。
前記実施形態のように、橋台23a上においてのみ、変位調整機能付き落橋防止装置7を据付ける施工をすればよく、また、橋台23a間の中間橋脚23bの負担がかからないので、橋台23aの耐震補強あるいは橋脚23b自体が連続桁からなる上部構造物22の端部を支承するような場合に、これらの耐震補強を省略することができる利点がある。
前記実施形態によると、弾性層5をせん断変形させた状態で、橋軸方向に上部ストッパ部材3と下部ストッパ部材1とアンカーボルト8等のボルト軸部を接触させて、上部構造物22の橋軸方向の移動に対して抵抗させるようにしているので、弾性層5のせん断変形抵抗による上部構造物22の変位制限をする変位調整機能と、上部ストッパ部材3と下部ストッパ部材1とアンカーボルト8等のボルトの直接接触により、強固に上部構造物22の橋軸方向の移動に抵抗できる構造になり、上部構造物22が下部構造物23から落橋するのを確実に防止することができる。
前記実施形態によると、弾性層5の橋軸方向のせん断変形抵抗による変位制限機能と、前記係止用突起2が係止用凹部4内面に係合して橋軸方向に全体が一体となって抵抗する落橋防止機能の両方の機能を備えているので、一つの装置に、弾性層5のせん断変形抵抗による変位制限機能と、落橋防止機能との2つの機能を備えた装置とすることができると共に、独立してそれぞれの装置を設置する場合に比べて安価な装置になり、設置場所も小スペースですむ。
前記実施形態によると、弾性層5のせん断変形が完了するまで変位制限機能を確保することができ、変位制限機能による変位完了後に落橋防止機能が機能する2段式とされているので、弾性層のせん断変形抵抗による変位制限機能により確実に上部構造物を緩衝支承した後に、落橋防止装置を機能させるので、変位調整機能付き落橋防止装置に上部構造物22あるいは下部構造物23に入力される橋軸方向の水平力を低減させることができる。
前記実施形態によると、前記係止用突起2と係止用凹部4との間の第1の間隙G2の寸法と、前記下部ストッパ部材1を下部構造物23に固定するボルト軸部との間の第2の間隙寸法との和は、上部構造物22と下部構造物23としての橋台のパラペット25との間の第3の間隙G1の寸法よりも小さくされているので、上部構造物22が直接パラペット25に衝突することはなく、下部構造物22としての橋台から背面土(地盤)27に、あるいは下部構造物23としての橋台におけるパラペット部25からその背面土に水平力を伝達することができ、地盤による緩衝支承作用を発揮させることができる。
なお、図9に示す桁の掛け違い部においては、橋軸方向に直列に2つの上部構造物22が設置されるため、各上部構造物22と一つの下部構造物23との間に2つの変位調整機能付き落橋防止装置7が設置されることになり、この場合には、前記係止用突起2と係止用凹部4との間の第1の間隙寸法G2と、前記下部ストッパ部材1を下部構造物23に固定するボルト軸部との間の第2の間隙寸法Gとの和は、橋軸方向に直列に隣り合う上部構造物22間の第3の間隙寸法G1よりも小さく、より好ましくは、各上部構造物22に取付けられる各変位調整機能付き落橋防止装置7における前記係止用突起2と係止用凹部4との間の各第1の間隙G2の寸法と、前記下部ストッパ部材1を下部構造物23に固定するボルト軸部との間の各第2の間隙寸法Gとの和を、橋軸方向に直列に隣り合う上部構造物22間の第3の間隙G1の寸法よりも小さくすることで、上部構造物22相互が直接衝突する恐れを排除し、下部構造物22から地盤27に水平力を伝達することができ、地盤27による緩衝支承作用を発揮させることができる。
前記のように、落橋防止装置30における下向き開口凹部4の両端部と上向き突起2との間に、構造物伸縮許容間隙Gが設けられている形態では、上部構造物22は温度変化による伸縮が生じた場合に自由に伸縮することができる。
前記のような変位調整機能付き落橋防止装置7を据付ける場合は、まず変位調整機能付き落橋防止装置7における下向き開口凹部4を築造すべきコンクリート橋桁等の上部構造物22の長手方向に延長するように配置した状態で、ベースプレート6および弾性層5ならびに下部ストッパ部材1の長孔13に、下部構造物23上に突出しているアンカーボルト8を挿通するようにして設置し、前記アンカーボルト8に滑り支承部材20とスライド座金15を装着し、ナット16をアンカーボルト8にねじ込む。次に前記上部構造物22を築造するための溝形の型枠(図示を省略した。)を組立てると共に、その型枠の底板に設けた開口部に上部ストッパ部材3を嵌設したのち、前記型枠内に構造物用コンクリートを打設して上部構造物22を築造する。
なお、橋台23a上においても、落橋防止装置30の側方において、図示を省略するが、下部構造物23と構造物22との間に、上部構造物22の鉛直荷重を負担する滑り式の弾性支承装置が設置される。
なお、図示を省略するが、前記各実施形態の変形形態として、係止用突起2と係止用凹部4との間の橋軸方向の間隙G2の大きさと、アンカーボルト8等のボルト軸部と下部ストッパ部材1および弾性層5の長孔13の間隙Gの橋軸方向の大きさとを、下記(1)から(2)のようにそれぞれ設定することにより、各種変形形態の変位調整機能付き落橋防止装置7を構成することができる。
(1)間隙G2を、上部構造物22の温度変化時における伸縮量を見込んだ間隙寸法G2とし、間隙Gを、弾性層5のせん断力変形抵抗を伴う変位制限用の間隙とし、地震時にせん断変形による弾性抵抗機能を最大に発揮した状態では、アンカーボルト8と下部ストッパ部材1と上部ストッパ部材3とは鋼材相互の接触状態となり、その後、橋軸方向の動きに対しては、全体を一体化して落橋防止装置として作用させるようにする形態の変位調整機能付き落橋防止装置。
(2)間隙G2を、上部構造物22の温度変化時における伸縮量および地震時の上部構造物22の橋軸方向の変位の一部を見込んだ間隙寸法G2とし(この場合には、変位調整機能付き落橋防止装置7と共に使用され上部構造物22の鉛直荷重を負担している弾性支承装置の弾性層のせん断変形等により上部構造物22の橋軸方向の水平変位に抵抗している。)、間隙Gを、弾性層5のせん断力変形抵抗を伴う地震時の変位制限用あるいは落橋防止用の間隙とし、地震時にせん断変形による弾性抵抗機能を最大に発揮した状態では、アンカーボルト8と下部ストッパ部材1と上部ストッパ部材3とは鋼材相互の接触状態となり、その後、橋軸方向の動きに対しては、全体を一体化して落橋防止装置として作用させるようにする形態の変位調整機能付き落橋防止装置。
なお、本発明を実施形態する場合、下部構造物23および上部構造物22は鋼製の構造物でもよく、この場合には、図示を省略するが、アンカーボルト8に代えて、ボルトにより、下部ストッパ部材1あるいは上部ストッパ部材3を、それぞれの構造物に取り付けるようにすればよい。
なお、前記のゴム製位置決め片は、下部ストッパ部材1と上部ストッパ部材3との上下方向の位置決めを行い、これらの間に所定の上下方向の間隙Gを設けるためだけに必要なものであり、前記のゴム製位置決め片は、上部構造物22が設置され、また、前記構造物22の鉛直荷重を負担しない下部ストッパ部材1が設置された後では、なくてもよいものである。
本発明を実施する場合、弾性層5の下端部に鋼板を埋め込み、その鋼板を下部構造物23に固定する場合には、あるいは弾性層5の下部を硬質ゴムなどにより形成し、弾性層5の下部支柱を下部構造物23に設ける凹部内に配置する形態では、ベースプレート6を省略することも可能である。
本発明を実施する場合、上部構造物22が鋼製構造物である場合には、上部ストッパ部材3を溶接あるいはボルトもしくはボルト・ナットにより、上部構造物22に固定するようにしてもよい。前記の場合に、上部ストッパ部材3に横方向に張り出すフランジを一体に設けて、フランジの周縁部を溶接により固定したり、フランジにボルト挿通孔を設けてボルト等により、上部構造物22に固定するようにしてもよい。
また、本発明を実施する場合、係止用突起2の先端部(図示の場合は上端部)に橋軸直角方向の横方向に張り出す外向きフランジを一体に設け、上部ストッパ部材3の下端周縁部に内向きに張り出す内向きフランジを一体に前記外向きフランジより僅かに下位レベルに設け、常時および地震時における上部ストッパ部材の橋軸方向の移動時に、外向きフランジを内向きフランジに係合させるようにしてもよい。
なお、本発明を実施する場合、弾性層5としては、ゴムあるいは合成樹脂等の弾性材料を使用することができ、係止用突起2を有する下部ストッパ部材1、上部ストッパ部材3、アンカーボルト8としては鋼材が使用される。
(その他の変形形態)
本発明を実施する場合、図示を省略するが、前記各実施形態におけるベースプレート6と弾性層5と下部ストッパ部材1側と、上部ストッパ部材3側とを上下反転配置して、上側となった下部ストッパ部材1すなわち上部ストッパ部材3の上面に弾性層5を、その弾性層5の上面にベースプレート6を一体に有する部材をアンカーボルト等のボルトにより上部構造物に取付け、下側となった上部ストッパ部材3を下部構造物に固定するようにしてもよい。
また、図示形態において、上部ストッパ部材3の上端部に、橋軸方向に張り出すフランジを一体に設け、上部ストッパ部材3と前記張り出しフランジの上面に弾性層5を固着し、その弾性層5に、前記ベースプレート6と同様な鋼板を固着し、前記弾性層5がせん断変形可能になるように上部構造物に取付け、下部ストッパ部材1の下面の弾性層5およびベースプレート6を省略して、下部ストッパ部材1を直接下部構造物23に固定するようにしてもよい。
すなわち、本発明では、上部ストッパ部材3と下部ストッパ部材1のいずれか一方に係止用突起2を設け、他方に係止用凹部4を設け、前記係止用突起2を係止用凹部4内に配置し、上部ストッパ部材3および下部ストッパ部材1をそれぞれ上部構造物22および下部構造物23に取付けるようにした落橋防止装置において、前記下部ストッパ部材1の下面または上部ストッパ部材3の上面のいずれか一方に、橋軸方向のせん断変形により抵抗する弾性層5を一体に固着するような変形形態の変位調整機能付き落橋防止装置でもよい。
本発明の一実施形態の変位調整機能付き落橋防止装置を据付けた状態を示す一部縦断側面図である。 図1に示す変位調整機能付き落橋防止装置の縦断側面図で、橋軸方向に上部構造物の移動を許容する形態の変位調整機能付き落橋防止装置の縦断側面図である。 図1に示す変位調整機能付き落橋防止装置の縦断正面図である。 図1に示す変位調整機能付き落橋防止装置の平面図である。 図1に示す変位調整機能付き落橋防止装置の一部を取り除いて示す一部切欠横断平面図である。 図1に示す変位調整機能付き落橋防止装置の縦断側面図である。 橋台に設置された変位調整機能付き落橋防止装置付近を示す一部縦断側面図である。 本発明の変位調整機能付き落橋防止装置を備えた橋梁全体を示す側面図である。 桁の掛け違い部に適用した形態を示す一部縦断側面図である。 従来のストッパ装置の一例を示す一部縦断正面図である。
符号の説明
1 下部ストッパ部材
2 上向きの係止用突起
3 上部ストッパ部材
4 下向き開口の係止用凹部
5 弾性層
6 ベースプレート
7 変位調整機能付き落橋防止装置
8 アンカーボルト
9 変位調整装置
10 上面
11 天板
12 雌ねじ孔
13 長孔
15 スライド座金
16 ナット
17 突出部
18 上部アンカー部材
19 下面
20 滑り支承板
22 上部構造物
23 下部構造物
23a 橋台
23b 中間橋脚
24 下向き係止突部
25 パラペット
26 支承装置
27 背面土
30 落橋防止装置
33 下部ストッパ部材
34 上向きの係止用突起
35 上部ストッパ部材
36 係止用下向き凹部
37 変位制限用ストッパ装置

Claims (8)

  1. 上部ストッパ部材と下部ストッパ部材のいずれか一方に係止用突起を設け、他方に係止用凹部を設け、前記係止用突起を係止用凹部内に配置し、上部ストッパ部材および下部ストッパ部材をそれぞれ上部構造物および下部構造物に取付けるようにした落橋防止装置において、前記下部ストッパ部材の下面または上部ストッパ部材の上面のいずれか一方に、橋軸方向のせん断変形により抵抗する弾性層を一体に固着したことを特徴とする変位調整機能付き落橋防止装置。
  2. 上部ストッパ部材と下部ストッパ部材のいずれか一方に係止用突起を設け、他方に係止用凹部を設け、前記係止用突起を係止用凹部内に配置し、上部ストッパ部材および下部ストッパ部材をそれぞれ上部構造物および下部構造物に取付けるようにした落橋防止装置において、下部ストッパ部材の下面に弾性層が固着され、その弾性層の下面にベースプレートが固着され、下部ストッパ部材のボルト挿通孔と、そのボルト挿通孔に挿通され下部ストッパ部材を下部構造物に取付けるためのアンカーボルト等のボルト軸部との間に、地震時における上部構造物の橋軸方向の変位により前記弾性層をせん断変形させるための橋軸方向の変位調整間隙が設けられていることを特徴とする変位調整機能付き落橋防止装置。
  3. 前記弾性層をせん断変形させた状態で、橋軸方向に上部ストッパ部材と下部ストッパ部材とアンカーボルト等のボルト軸部を接触させて上部構造物の橋軸方向の移動に対して抵抗させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の変位調整機能付き落橋防止装置。
  4. 前記弾性層の橋軸方向のせん断変形抵抗による変位制限機能と、前記係止用突起が係止用凹部内面に係合して橋軸方向に全体が一体となって抵抗する落橋防止機能の両方の機能を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の変位調整機能付き落橋防止装置。
  5. 変位制限機能による変位完了後に落橋防止機能が機能する2段式とされていることを特徴とする請求項4に記載の変位調整機能付き落橋防止装置。
  6. 前記係止用突起と係止用凹部との間の第1の間隙寸法と、前記下部ストッパ部材を下部構造物に固定するボルト軸部との間の第2の間隙寸法との和は、上部構造物と下部構造物としての橋台のパラペットとの間または橋軸方向に直列に隣り合う上部構造物間の第3の間隙寸法よりも小さくされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の変位調整機能付き落橋防止装置。
  7. 前記下部ストッパ部材とベースプレートに渡って下部構造物側に固定されるアンカーボルト等のボルトが挿通され、前記下部ストッパ部材のボルト挿通孔は、橋軸方向の変位調整間隙が設けられている長孔とされ、ベースプレートのボルト挿通孔内面と前記ボルト軸部外面とは近接して配置されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の変位調整機能付き落橋防止装置。
  8. 前記下部ストッパ部材のボルト挿通孔とこれに挿通されるボルト軸部との間の間隙は、前記係止用突起が係止用凹部の内面に係合した状態において、上部構造物と橋台側のパラペットとの間または橋軸方向に直列に隣り合う上部構造物間の橋軸方向の間隙寸法よりも小さい寸法とされていることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の変位調整機能付き落橋防止装置。
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