JP2007330303A - スプリンクラー用可撓管の接続構造 - Google Patents
スプリンクラー用可撓管の接続構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007330303A JP2007330303A JP2006162110A JP2006162110A JP2007330303A JP 2007330303 A JP2007330303 A JP 2007330303A JP 2006162110 A JP2006162110 A JP 2006162110A JP 2006162110 A JP2006162110 A JP 2006162110A JP 2007330303 A JP2007330303 A JP 2007330303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible tube
- sprinkler
- bending
- tube connection
- end portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Abstract
【課題】スプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所が必要以上に小さく屈曲するのを抑制し、以てスプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所の亀裂、破損、水漏れを防止する。
【解決手段】分水用ヘッダーに接続される金属製管継手5の可撓管接続口部51の外周に、スプリンクラー用可撓管1の元側端部1aを挿入し、その元側端部1aの外周に金属製のかしめ筒体11をかしめているスプリンクラー用可撓管の接続構造において、かしめ筒体11の外周に合成樹脂製の屈曲抑制用スリーブ16を挿入固定し、該屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aは可撓管接続口部51の先端部51aよりも先方向に長く延出形成する。屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aによりスプリンクラー用可撓管1の元側端部寄り箇所1aが可撓管接続口部51の先端部51aで小さく曲げ過ぎるのを抑制できる。
【選択図】図2
【解決手段】分水用ヘッダーに接続される金属製管継手5の可撓管接続口部51の外周に、スプリンクラー用可撓管1の元側端部1aを挿入し、その元側端部1aの外周に金属製のかしめ筒体11をかしめているスプリンクラー用可撓管の接続構造において、かしめ筒体11の外周に合成樹脂製の屈曲抑制用スリーブ16を挿入固定し、該屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aは可撓管接続口部51の先端部51aよりも先方向に長く延出形成する。屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aによりスプリンクラー用可撓管1の元側端部寄り箇所1aが可撓管接続口部51の先端部51aで小さく曲げ過ぎるのを抑制できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、共同住宅用スプリンクラー消火設備において、分水用ヘッダーに接続される金属製の管継手にスプリンクラー用可撓管の元側端部を接続する接続構造に関する。
共同住宅用スプリンクラー消火設備において、分水用ヘッダーからスプリンクラー用可撓管(巻出し可撓管とも称される。)を介して各部屋のスプリンクラーヘッドの位置まで配管する際、スプリンクラー用可撓管の元側端部が分水用ヘッダーに金属製の管継手を介して接続される。
スプリンクラー用可撓管としては、たとえば、図6に示すように、屈曲性に優れ、屈曲後における復元力が小さいという理由で管厚方向中間に配される金属層20と、その金属層20の内外にそれぞれ形成される樹脂層21,22からなる断面三層構造の可撓管23を使用することが提案されている。その際、予め、そのスプリンクラー用可撓管23の元側端部23a及び末端部23bの各外周に金属製のかしめ筒体24,25を挿入し、該可撓管23の元側端部23aを分水用ヘッダー28に接続される金属製の管継手26の可撓管接続口部261の外周に、末端部23bをスプリンクラーヘッド29に接続されるスプリンクラーヘッド取付管27の可撓管接続口部271にそれぞれ挿入した後、各かしめ筒体24,25を可撓管23の元側端部23a及び末端部23bの各外周にかしめる。これにより可撓管23の元側端部23a及び末端部23bの各内周面を管継手26の可撓管接続口部261、スプリンクラーヘッド取付管27の可撓管接続口部271のそれぞれに圧接してその間を防水性、気密性を保つ状態にシールでき、可撓管23の元側端部23a及び末端部23bに適度の強度と硬直度を付与するというものがある(例えば、特許文献1、2参照。)。
スプリンクラー用可撓管としては、たとえば、図6に示すように、屈曲性に優れ、屈曲後における復元力が小さいという理由で管厚方向中間に配される金属層20と、その金属層20の内外にそれぞれ形成される樹脂層21,22からなる断面三層構造の可撓管23を使用することが提案されている。その際、予め、そのスプリンクラー用可撓管23の元側端部23a及び末端部23bの各外周に金属製のかしめ筒体24,25を挿入し、該可撓管23の元側端部23aを分水用ヘッダー28に接続される金属製の管継手26の可撓管接続口部261の外周に、末端部23bをスプリンクラーヘッド29に接続されるスプリンクラーヘッド取付管27の可撓管接続口部271にそれぞれ挿入した後、各かしめ筒体24,25を可撓管23の元側端部23a及び末端部23bの各外周にかしめる。これにより可撓管23の元側端部23a及び末端部23bの各内周面を管継手26の可撓管接続口部261、スプリンクラーヘッド取付管27の可撓管接続口部271のそれぞれに圧接してその間を防水性、気密性を保つ状態にシールでき、可撓管23の元側端部23a及び末端部23bに適度の強度と硬直度を付与するというものがある(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかしながら、スプリンクラー用可撓管23の元側端部23aを金属製の管継手26の可撓管接続口部261の外周に挿入し、その元側端部23aの外周にかしめ筒体24をかしめるという上記スプリンクラー用可撓管の接続構造では、分水用ヘッダー28からスプリンクラー用可撓管23を各部屋のスプリンクラーヘッド29にわたって配管する際、図6中、破線Nで示すように、スプリンクラー用可撓管23の元側端部23a寄り箇所が管継手26における可撓管接続口部261の先端部261aのエッジで局部的に小さい曲率半径で曲げられることがある。その結果、可撓管接続口部261の先端部261aのエッジで曲げられる元側端部23a寄り箇所が応力集中により亀裂、破損を生じ、水漏れを起こすという問題がある。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、上記のような、スプリンクラー用可撓管の元側端部を金属製の管継手の可撓管接続口部の外周に挿入し、その元側端部の外周に金属製のかしめ筒体をかしめるというスプリンクラー用可撓管の接続構造において、かしめ筒体の外周まわりに、スプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所が管継手における可撓管接続口部の先端部のエッジで局部的に小さい曲率半径で曲げられるのを抑制する手段を設けることにより、スプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所の亀裂、破損、水漏れを防止できるスプリンクラー用可撓管の接続構造を提供することにある。
本発明は、請求項1に記載のように、分水用ヘッダーに接続される金属製の管継手の可撓管接続口部の外周に、スプリンクラー用可撓管の元側端部を挿入し、前記可撓管の元側端部の外周に金属製のかしめ筒体を挿入しかしめているスプリンクラー用可撓管の接続構造において、前記かしめ筒体の外周に合成樹脂製の屈曲抑制用スリーブを挿入固定し、該屈曲抑制用スリーブの先端部は前記可撓管接続口部の先端部よりも更に先方向に長く延出形成していることに特徴を有するものである。
このような構成によれば、配管時にスプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所が曲げられると、該元側端部寄り箇所が管継手の可撓管接続口部の先端部よりも先方向に長く延出された屈曲抑制用スリーブの先端部に当接し、この当接作用により前記元側端部寄り箇所が可撓管接続口部の先端部で局部的に小さい曲率半径で曲げられるのを抑制することができる。また、屈曲抑制用スリーブは合成樹脂からなり、金属製の管継手の可撓管接続口部よりも軟らかいため、スプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所の屈曲に伴ってある程度追随して撓むことになり、従ってその屈曲抑制用スリーブの延出先端部でスプリンクラー用可撓管が傷を付けられるようなこともない。
このような構成によれば、配管時にスプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所が曲げられると、該元側端部寄り箇所が管継手の可撓管接続口部の先端部よりも先方向に長く延出された屈曲抑制用スリーブの先端部に当接し、この当接作用により前記元側端部寄り箇所が可撓管接続口部の先端部で局部的に小さい曲率半径で曲げられるのを抑制することができる。また、屈曲抑制用スリーブは合成樹脂からなり、金属製の管継手の可撓管接続口部よりも軟らかいため、スプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所の屈曲に伴ってある程度追随して撓むことになり、従ってその屈曲抑制用スリーブの延出先端部でスプリンクラー用可撓管が傷を付けられるようなこともない。
また、本発明は、請求項2に記載のように、分水用ヘッダーに接続される金属製の管継手の可撓管接続口部の外周に、スプリンクラー用可撓管の元側端部を挿入し、前記可撓管の元側端部の外周に金属製のかしめ筒体を挿入しかしめているスプリンクラー用可撓管の接続構造において、前記かしめ筒体の先端部は前記可撓管接続口部の先端部よりも更に先方向に長く延出形成するとともに、該先端部の全周縁を外向きに屈曲してカーリング部を設けていることに特徴を有するものである。
このような構成においても、配管時にスプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所が曲げられると、該元側端部寄り箇所が管継手の可撓管接続口部の先端部よりも先方向に長く延出されたかしめ筒体のカーリング部の内周曲面に当接し、この当接作用により前記元側端部寄り箇所が可撓管接続口部の先端部で局部的に小さい曲率半径で曲げられるのを抑制することができる。また、カーリング部の内周曲面に当接するスプリンクラー用可撓管は該カーリング部で傷を付けられるようなこともない。
このような構成においても、配管時にスプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所が曲げられると、該元側端部寄り箇所が管継手の可撓管接続口部の先端部よりも先方向に長く延出されたかしめ筒体のカーリング部の内周曲面に当接し、この当接作用により前記元側端部寄り箇所が可撓管接続口部の先端部で局部的に小さい曲率半径で曲げられるのを抑制することができる。また、カーリング部の内周曲面に当接するスプリンクラー用可撓管は該カーリング部で傷を付けられるようなこともない。
請求項1又は2に記載のスプリンクラー用可撓管の接続構造は、請求項3に記載のように、スプリンクラー用可撓管は管厚方向中間に配される金属層と、その金属層の内外に形成される樹脂層の断面三層構造からなるものとすることができる。これによれば、屈曲性に優れ、屈曲後における復元力が小さいスプリンクラー用可撓管を得ることができる。
請求項1又は3に記載のスプリンクラー用可撓管の接続構造は、請求項4に記載のように、樹脂製スリーブの外表面に、曲げ過ぎ禁止を意味する表示を施すことができる。また、請求項2又は3に記載のスプリンクラー用可撓管の接続構造は、請求項5に記載のように、かしめ筒体の外表面に、曲げ過ぎ禁止を意味する表示を施すことができる。これら構成によれば、現場作業者がその表示を見てスプリンクラー用可撓管の元側端部の曲げ過ぎ制限を認識し、元側端部の曲げ過ぎによる亀裂、破損事故を未然に防止できる。
本発明によれば、スプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所が金属製の管継手における可撓管接続口部の先端部のエッジで局部的に小さい曲率半径で曲げられるのを抑制することができるので、スプリンクラー用可撓管の元側端部寄り箇所の亀裂、破損、水漏れを防止できる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る一実施例のスプリンクラー用可撓管の接続構造を一部破断状態で示す断面図、図2は図1のスプリンクラー用可撓管の元側端部における屈曲状態を示す断面図である。
図1、図2において、本発明に係るスプリンクラー用可撓管(以下、単に可撓管という。)1は、管厚方向中間に配されるアルミニウムなどの金属層2と、この金属層2の外側に形成されるポリエチレンなどの樹脂層3と、金属層2の内側に形成されるポリエチレンなどの樹脂層4の断面三層構造からなる。可撓管1の元側端部1aには真鍮など金属製の管継手5が、また可撓管1の末端部1bには銅合金など金属製のスプリンクラーヘッド取付管6がそれぞれ接続されている。
管継手5は一端に可撓管1の元側端部1aが差込み接続される可撓管接続口部51を、他端にスプリンクラー消火設備の分水用ヘッダー7の分岐口7aに差込み接続されるヘッダー接続口部52をそれぞれ有し、これら可撓管接続口部51とヘッダー接続口部52との間の外周にフランジ8を形成している。
管継手5の可撓管接続口部51の外周には可撓管1の元側端部1aに差込み易く、差込み後は抜け出にくくした断面鋸歯状の食込歯9を並列状に配列している。可撓管1の元側端部1aの内周と可撓管接続口部51の食込歯9との間にはNBR等のOリング10を介在させることにより防水性、気密性を保ってシール効果を高めている。可撓管接続口部51の外周に対応する可撓管1の元側端部1aの外周にはステンレス、アルミニウムなど金属製のかしめ筒体11を挿入し加圧してかしめている。このかしめにより可撓管1の元側端部1aの内周面を管継手5の可撓管接続口部51に圧接してその間を防水性、気密性を保つ状態にシールでき、また可撓管1の元側端部1aに適度の強度と硬直度を付与している。
管継手5の可撓管接続口部51の外周には可撓管1の元側端部1aに差込み易く、差込み後は抜け出にくくした断面鋸歯状の食込歯9を並列状に配列している。可撓管1の元側端部1aの内周と可撓管接続口部51の食込歯9との間にはNBR等のOリング10を介在させることにより防水性、気密性を保ってシール効果を高めている。可撓管接続口部51の外周に対応する可撓管1の元側端部1aの外周にはステンレス、アルミニウムなど金属製のかしめ筒体11を挿入し加圧してかしめている。このかしめにより可撓管1の元側端部1aの内周面を管継手5の可撓管接続口部51に圧接してその間を防水性、気密性を保つ状態にシールでき、また可撓管1の元側端部1aに適度の強度と硬直度を付与している。
スプリンクラーヘッド取付管6はエルボ形状に形成され、一端に可撓管1の末端部1bが接続される可撓管接続口部61を、他端にスプリンクラーヘッド12がねじ込み結合されるヘッド接続口部62をそれぞれ有している。
スプリンクラーヘッド取付管6の可撓管接続口部61の外周には可撓管1の末端部1bに差込み易く、差込み後は抜け出にくくした断面鋸歯状の食込歯13を並列状に配列している。可撓管1の末端部1bの内周と可撓管接続口部61の食込歯13との間にはNBR等のOリング14を介在させることにより防水性、気密性を保ってシール効果を高めている。可撓管接続口部61の外周に対応する可撓管1の末端部1bの外周にはステンレス、アルミニウムなど金属製のかしめ筒体15を挿入し加圧してかしめている。このかしめにより可撓管1の末端部1bの内周面をスプリンクラーヘッド取付管6の可撓管接続口部61に圧接してその間を防水性、気密性を保つ状態にシールでき、また可撓管1の末端部1bに適度の強度と硬直度を付与している。
スプリンクラーヘッド取付管6の可撓管接続口部61の外周には可撓管1の末端部1bに差込み易く、差込み後は抜け出にくくした断面鋸歯状の食込歯13を並列状に配列している。可撓管1の末端部1bの内周と可撓管接続口部61の食込歯13との間にはNBR等のOリング14を介在させることにより防水性、気密性を保ってシール効果を高めている。可撓管接続口部61の外周に対応する可撓管1の末端部1bの外周にはステンレス、アルミニウムなど金属製のかしめ筒体15を挿入し加圧してかしめている。このかしめにより可撓管1の末端部1bの内周面をスプリンクラーヘッド取付管6の可撓管接続口部61に圧接してその間を防水性、気密性を保つ状態にシールでき、また可撓管1の末端部1bに適度の強度と硬直度を付与している。
本発明は、上記のような可撓管1の元側端部1aと管継手5の可撓管接続口部51との接続構造において、かしめ筒体11の外周に、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が管継手5における可撓管接続口部51の先端部のエッジで局部的に小さい曲率半径で曲げられるのを抑制する手段を設けることに特徴を有する。
すなわち、かしめ筒体11の外周に合成樹脂製の屈曲抑制用スリーブ16を挿入固定し、該屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aは可撓管接続口部51の先端部51aよりも更に先方向に長く延出形成している。
すなわち、かしめ筒体11の外周に合成樹脂製の屈曲抑制用スリーブ16を挿入固定し、該屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aは可撓管接続口部51の先端部51aよりも更に先方向に長く延出形成している。
このように屈曲抑制用スリーブ16を備えておけば、配管時に可撓管1の元側端部1a寄り箇所が屈曲されるとき、図2中、破線Gで示すように、当該元側端部1a寄り箇所の外周面一部が屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aに当接し、この当接作用により元側端部1a寄り箇所の内周面が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジに強く接触させることなく、比較的大きい曲率半径で屈曲させることができる。これにより、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで小さい曲率半径で曲がって応力集中するのを減少することができ、従って可撓管1の元側端部1a寄り箇所が亀裂、破損、水漏れするのを防止できる。
また、屈曲抑制用スリーブ16は合成樹脂からなり、金属製の管継手5の可撓管接続口部51よりも軟らかいため、可撓管1の元側端部1a寄り箇所の屈曲に伴ってある程度追随して撓むことになり、従ってその樹脂製スリーブ16の先端部16aで可撓管1の元側端部1a寄り箇所に傷が付けられるようなことがない。
また、屈曲抑制用スリーブ16は合成樹脂からなり、金属製の管継手5の可撓管接続口部51よりも軟らかいため、可撓管1の元側端部1a寄り箇所の屈曲に伴ってある程度追随して撓むことになり、従ってその樹脂製スリーブ16の先端部16aで可撓管1の元側端部1a寄り箇所に傷が付けられるようなことがない。
屈曲抑制用スリーブ16の外表面には、「曲げるな」など曲げ過ぎ禁止を意味する文言等を記したシール等による表示17を施す。これによって現場作業者がその表示17を見ることで注意を促され、可撓管1の元側端部1aの曲げ過ぎ予防に役立つ。
図3、図4は、本発明の他の実施例を示す。この実施例では、上記のような可撓管1の元側端部1aと金属製の管継手5の可撓管接続口部51との接続構造において、かしめ筒体11の先端部11aを可撓管接続口部51の先端部51aよりも更に先方向に長く延出形成するとともに、該先端部11aの全周縁を外向きに屈曲してカーリング部18を設けている。その他の構成は図1に示す実施例の場合と同様であるため、同一部材に同一符号を付してその説明を省略する。
このようにかしめ筒体11の延出先端部51aにカーリング部18を設けておけば、配管時に可撓管1の元側端部1a寄り箇所が屈曲されるとき、図4中、破線Gで示すように、当該元側端部1a寄り箇所の外周面一部がカーリング部18の内周曲面に当接し、この当接作用により元側端部1a寄り箇所の内周面が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで局部的に小さい曲率半径で屈曲するのを抑制することができる。したがって、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで小さい曲率半径で曲がって応力集中するのを減少することができ、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が亀裂、水漏れするのを防止できる。また、カーリング部18の内周曲面に当接する可撓管1の元側端部1a寄り箇所に傷が付けられるようなこともない。
このようにかしめ筒体11の延出先端部51aにカーリング部18を設けておけば、配管時に可撓管1の元側端部1a寄り箇所が屈曲されるとき、図4中、破線Gで示すように、当該元側端部1a寄り箇所の外周面一部がカーリング部18の内周曲面に当接し、この当接作用により元側端部1a寄り箇所の内周面が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで局部的に小さい曲率半径で屈曲するのを抑制することができる。したがって、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで小さい曲率半径で曲がって応力集中するのを減少することができ、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が亀裂、水漏れするのを防止できる。また、カーリング部18の内周曲面に当接する可撓管1の元側端部1a寄り箇所に傷が付けられるようなこともない。
この他の実施例においても、かしめ筒体11の外表面には、「曲げるな」など曲げ過ぎ禁止を意味する文言等を記したシール等による表示17を施しておけば、現場作業者が可撓管1の元側端部1aを無造作に必要以上に小さく曲げるといった注意を促すことになり、可撓管1の元側端部1a寄り箇所の曲げ過ぎを抑止する効果を期することができる。
図5は、本発明の更に他の実施例を示す。この実施例では、図1に示す実施例の場合と同様に、かしめ筒体11の外周に屈曲抑制用スリーブ16を挿入固定し、該屈曲抑制用スリーブ16の先端部16aは可撓管接続口部51の先端部51aよりも更に先方向に長く延出形成したうえで、該先端部16aの全周縁を外向きに屈曲してカーリング部19を設けている。その他の構成は図1に示す実施例の場合と同様であるため、同一部材に同一符号を付してその説明を省略する。
これによれば、配管時に可撓管1の元側端部1a寄り箇所が屈曲されるとき、図5中、破線Gで示すように、当該元側端部1a寄り箇所の外周面一部がカーリング部19の内周曲面に当接し、この当接作用により元側端部1a寄り箇所の内周面が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで局部的に小さい曲率半径で屈曲するのを抑制することができる。したがって、図1および図3に示す実施例の場合と同様に、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで小さい曲率半径で曲がって応力集中するのを減少することができ、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が亀裂、水漏れするのを防止できる。
また、カーリング部19の内周曲面に当接する可撓管1の元側端部1a寄り箇所に傷が付けられるようなこともない。したがって、この実施例の場合における屈曲抑制用スリーブ16は必ずしも合成樹脂で形成するものに限られず、金属製であってもよい。
これによれば、配管時に可撓管1の元側端部1a寄り箇所が屈曲されるとき、図5中、破線Gで示すように、当該元側端部1a寄り箇所の外周面一部がカーリング部19の内周曲面に当接し、この当接作用により元側端部1a寄り箇所の内周面が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで局部的に小さい曲率半径で屈曲するのを抑制することができる。したがって、図1および図3に示す実施例の場合と同様に、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が可撓管接続口部51の先端部51aのエッジで小さい曲率半径で曲がって応力集中するのを減少することができ、可撓管1の元側端部1a寄り箇所が亀裂、水漏れするのを防止できる。
また、カーリング部19の内周曲面に当接する可撓管1の元側端部1a寄り箇所に傷が付けられるようなこともない。したがって、この実施例の場合における屈曲抑制用スリーブ16は必ずしも合成樹脂で形成するものに限られず、金属製であってもよい。
1 スプリンクラー用可撓管
1a 元側端部
2 金属層
3,4 樹脂層
5 管継手
7 分水用ヘッダー
11 かしめ筒体
16 屈曲抑制用スリーブ
16a 屈曲抑制用スリーブの先端部
17 表示
18 カーリング部
51 可撓管接続口部
51a 可撓管接続口部の先端部
1a 元側端部
2 金属層
3,4 樹脂層
5 管継手
7 分水用ヘッダー
11 かしめ筒体
16 屈曲抑制用スリーブ
16a 屈曲抑制用スリーブの先端部
17 表示
18 カーリング部
51 可撓管接続口部
51a 可撓管接続口部の先端部
Claims (5)
- 分水用ヘッダーに接続される金属製の管継手の可撓管接続口部の外周に、スプリンクラー用可撓管の元側端部を挿入し、前記可撓管の元側端部の外周に金属製のかしめ筒体を挿入しかしめているスプリンクラー用可撓管の接続構造において、前記かしめ筒体の外周に合成樹脂製の屈曲抑制用スリーブを挿入固定し、該屈曲抑制用スリーブの先端部は前記可撓管接続口部の先端部よりも更に先方向に長く延出形成していることを特徴とする、スプリンクラー用可撓管の接続構造。
- 分水用ヘッダーに接続される金属製の管継手の可撓管接続口部の外周に、スプリンクラー用可撓管の元側端部を挿入し、前記可撓管の元側端部の外周に金属製のかしめ筒体を挿入しかしめているスプリンクラー用可撓管の接続構造において、前記かしめ筒体の先端部は前記可撓管接続口部の先端部よりも更に先方向に長く延出形成するとともに、該先端部の全周縁を外向きに屈曲してカーリング部を設けていることを特徴とする、スプリンクラー用可撓管の接続構造。
- 前記スプリンクラー用可撓管は管厚方向中間に配される金属層と、その金属層の内外に形成される樹脂層の断面三層構造からなる、請求項1又は2に記載のスプリンクラー用可撓管の接続構造。
- 前記樹脂製スリーブの外表面に、曲げ過ぎ禁止を意味する表示を施している、請求項1又は3に記載のスプリンクラー用可撓管の接続構造。
- 前記かしめ筒体の外表面に、曲げ過ぎ禁止を意味する表示を施している、請求項2又は3に記載のスプリンクラー用可撓管の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006162110A JP2007330303A (ja) | 2006-06-12 | 2006-06-12 | スプリンクラー用可撓管の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006162110A JP2007330303A (ja) | 2006-06-12 | 2006-06-12 | スプリンクラー用可撓管の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007330303A true JP2007330303A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38930350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006162110A Withdrawn JP2007330303A (ja) | 2006-06-12 | 2006-06-12 | スプリンクラー用可撓管の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007330303A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017135271A1 (ja) * | 2016-02-02 | 2017-08-10 | 千住スプリンクラー株式会社 | 消火設備配管の接続構造 |
-
2006
- 2006-06-12 JP JP2006162110A patent/JP2007330303A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017135271A1 (ja) * | 2016-02-02 | 2017-08-10 | 千住スプリンクラー株式会社 | 消火設備配管の接続構造 |
CN108495688A (zh) * | 2016-02-02 | 2018-09-04 | 千住灭火器株式会社 | 灭火设备配管的连接结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6929510B2 (ja) | パイプカバー機能を有する配管カプラ | |
JP2008164090A (ja) | 樹脂管用継手 | |
JP5551039B2 (ja) | 管継手 | |
JP5662783B2 (ja) | 管の接続構造 | |
JP5322679B2 (ja) | 継手に用いられるインサート部材及び継手 | |
JP2010127427A (ja) | 樹脂管継手 | |
JP2007198581A (ja) | 管端部用防食具 | |
JP4845536B2 (ja) | 管端面の防食構造 | |
JP3682666B2 (ja) | スプリンクラー巻き出し配管の管体構造 | |
JP2007330303A (ja) | スプリンクラー用可撓管の接続構造 | |
JP5080151B2 (ja) | 管継手 | |
JP2008309252A (ja) | 管継手 | |
JP2008025660A (ja) | 継手用防塵キャップ及び防塵キャップ付き継手 | |
JP2013083287A (ja) | フレキシブルボールジョイントのユニット、同ユニットの組み立て方法および同ユニットを用いた配管方法 | |
JP2005279200A (ja) | スプリンクラー巻き出し管の接続構造、及び、スプリンクラー巻き出し管 | |
JP3855170B2 (ja) | 配水管用継手装置 | |
KR20100124916A (ko) | 소형 배관의 연결방법 및 그 실링 구조 | |
JP2008256108A (ja) | 管継手、及び、管の過電圧保護方法 | |
JP6234785B2 (ja) | 継手 | |
JP3222932U (ja) | 樹脂管接続機構付き金属製フレキシブル管 | |
JP2007051699A (ja) | シール構造変換用継手 | |
JP2005027769A (ja) | スプリンクラー用フレキユニット | |
JP2007205443A (ja) | 管端部用防食具 | |
JP2006038002A (ja) | ハウジング形管継手 | |
JP2010019290A (ja) | 管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090901 |