JP2007330273A - 折畳式傘 - Google Patents

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    • A45B19/00Special folding or telescoping of umbrellas
    • A45B19/10Special folding or telescoping of umbrellas with collapsible ribs

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Abstract

【課題】傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化を可能にし、これにより従来よりも細身に折り畳めるようにした折畳式傘を提供することができる。
【解決手段】
上ロクロ21に枢支された折り畳み自在な親骨40と、下ロクロ22に枢支されて上記親骨40を支承する受骨44を有し、開傘状態では上記受骨44が上記親骨40を伸展させながら放射状に展開する一方、閉傘状態では上記受骨44が上記親骨40を屈曲させながら上記受骨44と上記親骨40が中棒10とほぼ平行に収束される折畳式傘において、上記受骨44はその断面がU字状に屈曲形成されることにより長手方向に沿うU字状溝が形成されるとともに、このU字状溝が上記親骨40側を向いて開口し、上記親骨40は閉傘時に上記受骨44と略平行する部分が上記U字状溝に少なくとも部分的に嵌入する。
【選択図】 図1

Description

この発明は細身(スリム)に折畳可能な折畳式傘に関し、とくに三つ折式の折畳式傘に適用して有効なものに関する。
折畳式傘は不使用時にコンパクトに折り畳んで携行しやすいことから広く普及している。この折畳式傘では、親骨を元親骨、中親骨、先親骨に分割して折り畳めるようにした三つ折式が主流となっている。
図8と図9は従来の三つ折式の折畳式傘の典型的な構成例を示す。図8は傘を半分開いたときの骨組状態、図9は傘をほぼ閉じたときの骨組状態をそれぞれ示す。
同図に示すように、この種の折畳式傘は、伸縮式中棒10の上部に固定された上ロクロ21と、この上ロクロ21に枢支された折り畳み自在な親骨40’と、上ロクロ21の下方にて上記中棒10に摺動自在に案内される下ロクロ22と、この下ロクロ22に枢支されて上記親骨40’を支承する受骨44’を有する。
下ロクロ22を上げた開傘状態では、図8に示すように、受骨44’が親骨40を伸展させながら放射状に展開する一方、下ロクロを下げた閉傘状態では、図9に示すように、受骨44’が親骨40’を屈曲させながら受骨44’と親骨40’が中棒10とほぼ平行に収束されるようになっている。
中棒10は入れ子式の分割パイプからなる伸縮式であって、先端(上端)には石突11、基端(下端)には手先12がそれぞれ取り付く。また、その先端(上端)寄りの中間部には下ロクロ22を係脱可能に係止させるためのハジキ13が設けられている。
親骨40’は、元親骨(長骨とも呼ばれる)41、中親骨42、先親骨43からなる三つ折式に形成されている。受骨44’には下連棹(控え棒とも呼ばれる)45が連結されている。この下連棹45は元親骨41および中親骨42とともに、上記親骨40’を下ロクロ22の上下移動に連動して屈伸させるリンク機構を形成する。
元親骨41と先親骨43の間にはワイヤバネ(バネ用直線とも呼ばれる)47が架橋装設されている。このワイヤバネ47の中間部が中親骨42の中間部に遊動可能に係止されることにより、親骨40’の屈伸動作にスプリングアクション(弾機機能)が与えられるようになっている。
元親骨41および中親骨42はU字状の断面を有する金属(スチールやアルミ合金)製部材を用いて構成されている。ワイヤバネ47を中親骨42に遊動可能に係止する部分は、図8に部分的に拡大して示すように、中親骨42に一体形成された延設片421を折り曲げて形成していた。
符号51はダボと呼ばれる突出部あるいは延設部であって、このダボ51は回動自在な連結部を形成するために設けられている。
受骨44’は、元親骨41と同様、U字状の断面を有する金属(スチールやアルミ合金)製部材を用いて構成されている。この受骨44’は下ロクロ22の上下動に連動し、中棒10を中心にして放射状に展開/収束する。この受骨44’の展開/収束動作により親骨40’が伸展/屈曲させられる。また、この受骨44’の展開によって開傘状態が保持される。このため、受骨44’は十分な構造強度を持つように形成されている。
上述した折畳式傘の構成については、たとえば以下に示す特許文献1〜5にその全体または一部が記載されている。
特開平9−51811号 実用新案登録第3070862号 特開平9−84617号 特開平9−51811号 特開平8−80207号
上述した折畳式傘は、親骨40’を分割して折り畳むことによりコンパクト化することができるが、そのコンパクト化は長さ方向だけであって、径方向には、図7の(b)に示すように、大径化している。つまり、太くなっている。これは、図9にその断面(D−D線上部分)を示すように、平行に折り畳まれた親骨40’とくに元親骨41と受骨44’が放射方向に重なって並ぶことによる。折り畳み式傘では、親骨40’を折り畳むことにより長さをコンパクト化できる反面、折り畳んだ親骨40’が受骨44’の外方に放射方向に重なって並ぶことにより折り畳み径が増大するという問題があった。
この場合、折り畳み径を細くするためには、元親骨41と受骨44’をそれぞれ細径化すればよさそうであるが、元親骨41と受骨44’はそれぞれ折畳式傘における骨組構造の要となる部分であり、その細径化は傘として必要な構造強度を確保することと大きく背反する。
本発明は以上のような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化を可能にし、
これにより従来よりも細身に折り畳めるようにした折畳式傘を提供することにある。
本発明が提供する手段は次のとおりである。
(1)伸縮式中棒の上部に固定された上ロクロと、この上ロクロに枢支された折り畳み自在な親骨と、上ロクロの下方にて上記中棒に摺動自在に案内される下ロクロと、この下ロクロに枢支されて上記親骨を支承する受骨を有し、下ロクロを上げた開傘状態では上記受骨が上記親骨を伸展させながら放射状に展開する一方、下ロクロを下げた閉傘状態では上記受骨が上記親骨を屈曲させながら上記受骨と上記親骨が上記中棒とほぼ平行に収束される折畳式傘において、上記受骨はその断面がU字状に屈曲形成されることにより長手方向に沿うU字状溝が形成されるとともに、このU字状溝が上記親骨側を向いて開口し、上記親骨は閉傘時に上記受骨と略平行する部分が上記U字状溝に少なくとも部分的に嵌入することを特徴とする折畳式傘。
上記手段(1)においては、次のような実施形態がとくに有効または好ましい。 (2)前記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式であり、閉傘時に上記受骨と略平行する元親骨の部分が前記U字状溝に少なくとも部分的に嵌入することを特徴とする前記手段(1)に記載の折畳式傘。
(3)前記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式であり、この三つ折式の親骨を受骨の開閉動作で屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹をワイヤ状の細棒で形成するとともに、このワイヤ状の下連棹と元親骨とをダボ部材を介して回動自在に連結させ、閉傘時に上記下連棹および上記ダボ部材の少なくとも一部が上記受骨のU字状溝に嵌入することを特徴とする前記手段(1)または(2)に記載の折畳式傘。
(4)元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式の親骨を使用するとともに、元親骨と先親骨間に架橋装設されたワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させることにより上記親骨の屈伸動作にスプリングアクションを与えるようにした三つ折式の折畳式傘であって、上記ワイヤバネの中間部に上記中親骨に回り込むループ部を折曲形成することにより、そのワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させるたことを特徴とする前記手段(1)〜(3)のいずれかに記載の折畳式傘。
(5)前記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式であり、元親骨はその断面がU字状に屈曲形成され、中親骨および先親骨はそれぞれ元親骨よりも細い丸棒材および/または線材を用いて形成されていることを特徴とする前記手段(1)〜(4)のいずれかに記載の折畳式傘。
傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化を可能にし、これにより従来よりも細身に折り畳めるようにした折畳式傘を提供することができる。
上記以外の作用/効果については、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
図1は本発明の一実施形態をなす折畳式傘の骨組構造を示す。なお、以下の説明において、従来と同じ符号を用いて示す部分は同一または相当部分を示すものとする。
同図に示す折畳式傘は、伸縮式中棒10の上部に固定された上ロクロ21と、この上ロクロ21に枢支された折り畳み自在な親骨40と、上ロクロ21の下方にて上記中棒10に摺動自在に案内される下ロクロ22と、この下ロクロ22に枢支されて上記親骨40を支承する受骨44を有する。
中棒10は入れ子式の分割パイプからなる伸縮式であって、その先端(上端)には石突11、その基端(下端)には手先12がそれぞれ取り付く。また、その先端(上端)寄りの中間部には下ロクロ22を係脱可能に係止させるためのハジキ13が設けられている。手先12は円筒カップ状に形成されている。このカップ状手先12の内側に、折り畳まれた親骨40の露先が収納されるようになっている。
上記親骨40は、元親骨(長骨とも呼ばれる)41、中親骨42、先親骨43からなる三つ折式に形成されている。上記受骨44には、控え棒とも呼ばれる下連棹45が連結されている。この下連棹45は元親骨41および中親骨42とともに、上記親骨40を下ロクロ22の上下移動に連動して屈伸させるリンク機構を形成する。
元親骨41は、U字状の断面を有する金属(たとえばスチールやアルミ合金)製部材を用いて構成されている。中親骨42は、スチール等のワイヤ状線材(あるいはFRP等の細棒)により形成されている。これは、親骨40を細く束ねて折り畳めるようにするためである。したがって、中親骨42および先親骨43はそれぞれ元親骨41よりも細い丸棒材および/または線材を用いて形成されている。
元親骨41と先親骨43の間には、バネ用直線とも呼ばれるワイヤバネ47が架橋装設されている。このワイヤバネ47の中間部が中親骨42の中間部に遊動可能に係止されることにより、親骨40の屈伸動作にスプリングアクションが与えられるようになっている。
ワイヤバネ47を中親骨42に遊動可能に係止する部分は、図1に部分的に拡大して示すように、ワイヤバネ47の中間部に中親骨42に回り込むループ部471を折曲形成することにより形成してある。これにより、中親骨42側に係止部を設けなくても、また、係止のための部品を別途必要とすることなく、ワイヤバネ47の中間部を中親骨42の中間部に遊動可能に係止させることができる。
また、図示の実施形態では、親骨40を下ロクロ22の上下移動に連動して屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹45を、ワイヤ状の細棒で形成している。これとともに、そのワイヤ状の下連棹45と元親骨41とを、ダボ部材46を介して回動自在に連結させている。これにより、親骨40をさらに細く束ねて折り畳めることができるようになっている。
符号51はダボと呼ばれる突出部あるいは延設部であって、このダボ51は回動自在な連結部を形成するために設けられている。
受骨44は、元親骨41と同様、U字状の断面を有する金属(スチールやアルミ合金)製部材を用いて構成されている(図2参照)。この受骨44は下ロクロ22の上下動に連動し、中棒10を中心にして放射状に展開/収束する。この受骨44の展開/収束動作により親骨40が伸展/屈曲させられる。また、この受骨44の展開によって開傘状態が保持される。このため、受骨44は十分な構造強度を持つように形成されている。
上記受骨44は、図1の部分断面図(A−A部分)にて示すように、その断面がU字状に屈曲形成されることにより長手方向に沿うU字状溝が形成されるとともに、このU字状溝が元親骨41側(外側)を向いて開口している。元親骨41もその断面がU字状に屈曲形成されることにより長手方向に沿うU字状溝が形成されているが、このU字状溝は受骨44側(内側)を向いて開口している。つまり、受骨44と元親骨41のU字状溝が互いに向かい合って開口している。そして、その間にワイヤ状の下連棹45が位置している。
図2は上記元親骨41と受骨44の実施形態を示す。また、図3は、その元親骨41と受骨44のサイズと配置(U字状溝の開口方向)を示す。同図に示すように、受骨44のU字状溝は元親骨44が遊嵌入するだけの開口幅に形成されている。
図4は上ロクロ21および下ロクロ22の部分を示す。同図において、(a)は上ロクロ21、(b)は下ロクロ22をそれぞれ示す。また、(c)と(d)は上ロクロ21と下ロクロ22の枢支構造を示す共通図であって、(c)は骨組を放射状に展開した開傘状態、(d)は骨組を中棒10に略平行に収束させた閉傘状態をそれぞれ示す。
同図の(a)および(b)に示すように、上ロクロ21および下ロクロ22の主要部はそれぞれ、中央に中棒ガイド孔31を有する円筒状のボス部により形成され、上記中棒10に対して放射方向を向く縦溝部32が等角間隔(図示例では60度間隔)で配設されている。
これとともに、同図の(d)および(e)に示すように、上ロクロ21および下ロクロ22にはそれぞれ、各縦溝部32を横断しながら一回りする環状枢支ワイヤ(ワンターンワイヤ)34が設けられていて、この環状枢支ワイヤ34が元親骨41および受骨44を上記縦溝部32に一括的に枢支する共通支軸を形成する。
これにより、開傘状態では、(c)に示すように、親骨40および受骨44が放射状に展開する一方、閉傘状態では、(d)に示すように、親骨40と受骨44が上ロクロ21および下ロクロ22の回りに円陣配置状態で収束されるようになっている。
上ロクロ21の下側と下ロクロ22の上側にはそれぞれ筒部(スリーブ)23,24が一体に形成されている。両筒部23,24は、下ロクロ22がハジキ13(図1参照)で下降係止される位置に押し上げられた状態でスライド嵌合するように形成されている。
下ロクロ22の下側には、この下ロクロ22を移動操作するための手掛かり筒部25が一体に形成されている。この手掛かり筒部25の下端が上記ハジキ13で係止されるようになっている。
図5は上記骨組構造の要部を示す。同図において、(a)は半開傘状態、(b)は閉傘状態をそれぞれ示す。また、図6は、ほぼ閉傘状態における上記骨組構造全体の収束状態を示す。
同図に示すように、上述した折畳式傘では、閉傘時に受骨44と略平行する元親骨41の部分が、その受骨44のU字状溝に少なくとも部分的に嵌入する。これにより、閉傘時には元親骨41が受骨44とほぼ同一あるいはそれに近い外径範囲内に収束されるようになる。これにより傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化が可能になり、図7の(a)に示すように、従来よりも大幅に細身に折り畳めることができる折畳式傘とすることができる。
以上、本発明をその代表的な実施例に基づいて説明したが、本発明は上述した以外にも種々の態様が可能である。たとえば、たとえば、親骨40は三つ折式以外のものであってもよい。また、上ロクロ21と下ロクロ22は、上記実施形態に限定されず、たとえば親骨40と受骨44を左右に寄せた不等間隔で枢支するように形成してもよい。
傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化を可能にし、これにより従来よりも細身に折り畳めるようにした折畳式傘を提供することができる。
本発明に係る折畳式傘の骨組構造を示す省略側面図、部分拡大斜視図および部分断面図である。 本発明の折畳式傘における元親骨と受骨の実施形態を示す斜視図である。 本発明の折畳式傘における元親骨と受骨のサイズと配置(U字状溝の開口方向)を示す断面図である。 上ロクロおよび下ロクロの構成を示すための省略斜視図と省略平面図である。 本発明の折畳式傘における骨組構造の要部を状態別に示す省略側面図である。 本発明の折畳式傘における上記骨組構造全体の収束状態を示す省略側面図および部分断面図である。 本発明による折畳式傘の折畳状態(a)と従来の折畳式傘の折畳状態(b)をそれぞれ例示する斜視図である。 従来の折畳式傘の骨組構造を示す省略側面図、部分拡大斜視図および部分断面図である。 従来の折畳式傘における骨組構造全体の収束状態を示す省略側面図および部分断面図である。
符号の説明
10 中棒 11 石突
12 手先 13 ハジキ
21 上ロクロ 22 下ロクロ
23 筒部 24 筒部
25 手掛かり筒部 31 中棒ガイド孔
32 縦溝部 34 環状枢支ワイヤ
40 親骨 40’ 親骨
41 元親骨 42 中親骨
421 延設片 43 先親骨
44 受骨(本発明) 44’ 受骨(従来)
45 下連棹(控え棒) 46 ダボ部材
47 上連桿(バネ用直線) 471 ループ部
51 ダボ

本発明が提供する手段は次のとおりである。
(1)伸縮式中棒の上部に固定された上ロクロと、この上ロクロに枢支された折り畳み自在な親骨と、上ロクロの下方にて上記中棒に摺動自在に案内される下ロクロと、この下ロクロに枢支されて上記親骨を支承する受骨を有し、下ロクロを上げた開傘状態では上記受骨が上記親骨を伸展させながら放射状に展開する一方、下ロクロを下げた閉傘状態では上記受骨が上記親骨を屈曲させながら上記受骨と上記親骨が上記中棒とほぼ平行に収束される折畳式傘において、上記受骨はその断面がU字状に屈曲形成されることにより長手方向に沿うU字状溝が形成されるとともに、このU字状溝が上記親骨側を向いて開口し、上記親骨は閉傘時に上記受骨と略平行する部分が上記U字状溝に少なくとも部分的に嵌入するように構成され、上記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式であり、この三つ折式の親骨を上記受骨の開閉動作で屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹をワイヤ状の細棒で形成するとともに、このワイヤ状の下連棹と上記元親骨とをダボ部材を介して回動自在に連結させ、閉傘時に上記下連棹および上記ダボ部材の少なくとも一部が上記受骨のU字状溝に嵌入することを特徴とする折畳式傘。
上記手段(1)においては、次のような実施形態がとくに有効または好ましい。
(2)上記元親骨と上記先親骨間に架橋装設されたワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させることにより上記親骨の屈伸動作にスプリングアクションを与えるようにした三つ折式の折畳式傘であって、上記ワイヤバネの中間部に上記中親骨に回り込むループ部を折曲形成することにより、そのワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させるたことを特徴とする前記手段(1)に記載の折畳式傘。
(3)上記元親骨はその断面がU字状に屈曲形成され、上記中親骨および上記先親骨はそれぞれ元親骨よりも細い丸棒材および/または線材を用いて形成されていることを特徴とする前記手段(1)または(2)に記載の折畳式傘。
上述した折畳式傘は、親骨40’を分割して折り畳むことによりコンパクト化することができるが、そのコンパクト化は長さ方向だけであって、径方向には、図7の(b)に示すように、大径化している。つまり、太くなっている。これは、図9にその断面(D−D線上部分)を示すように、平行に折り畳まれた親骨40’とくに元親骨41と受骨44’が放射方向に重なって並ぶことによる。折り畳み式傘では、親骨40’を折り畳むことにより長さをコンパクト化できる反面、折り畳んだ親骨40’が受骨44’の外方に放射方向に重なって並ぶことにより折り畳み径が増大するという問題があった。
また、ワイヤバネ47を中親骨42に遊動可能に係止する部分は、中親骨42に一体形成された延設片421を折り曲げて形成したり、この係止のために別途部品を必要とするという問題があった。
この前者の問題の場合、折り畳み径を細くするためには、元親骨41と受骨44’をそれぞれ細径化すればよさそうであるが、元親骨41と受骨44’はそれぞれ折畳式傘における骨組構造の要となる部分であり、その細径化は傘として必要な構造強度を確保することと大きく背反する。
また、後者の問題の場合には折畳式傘の製造コストアップに繋がっていた。
本発明は以上のような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化を可能にし、これにより従来よりも細身に折り畳めるようにするとともに製造コストを低減することのできる折畳式傘を提供することにある。
本発明が提供する手段は次のとおりである。
(1)伸縮式中棒の上部に固定された上ロクロと、この上ロクロに枢支された折り畳み自在な親骨と、上ロクロの下方にて上記中棒に摺動自在に案内される下ロクロと、この下ロクロに枢支されて上記親骨を支承する受骨を有し、下ロクロを上げた開傘状態では上記受骨が上記親骨を伸展させながら放射状に展開する一方、下ロクロを下げた閉傘状態では上記受骨が上記親骨を屈曲させながら上記受骨と上記親骨が上記中棒とほぼ平行に収束される折畳式傘において、上記受骨はその断面がU字状に屈曲形成されることにより長手方向に沿うU字状溝が形成されるとともに、このU字状溝が上記親骨側を向いて開口し、上記親骨は閉傘時に上記受骨と略平行する部分が上記U字状溝に少なくとも部分的に嵌入するように構成され、上記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有し、上記元親骨と上記先親骨間に架橋装設されたワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させることにより上記親骨の屈伸動作にスプリングアクションを与えるようにした三つ折式の折畳式傘であって、上記ワイヤバネの中間部に上記中親骨に回り込むループ部を折曲形成することにより、そのワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させたことを特徴とする折畳式傘。
上記手段(1)においては、次のような実施形態がとくに有効または好ましい。
(2)上記三つ折式の親骨を上記受骨の開閉動作で屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹をワイヤ状の細棒で形成するとともに、このワイヤ状の下連棹と上記元親骨とをダボ部材を介して回動自在に連結させ、閉傘時に上記下連棹および上記ダボ部材の少なくとも一部が上記受骨のU字状溝に嵌入することを特徴とする前記(1)に記載の折畳式傘。
傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化を可能にし、これにより従来よりも細身に折り畳めるようにするとともに製造コストを低減する折畳式傘を提供することができる。
上記以外の作用/効果については、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
傘として必要な構造強度を損なうことなく折り畳み径の大幅な縮小化を可能にし、また製造コストを低減する折畳式傘を提供することができる。

Claims (5)

  1. 伸縮式中棒の上部に固定された上ロクロと、この上ロクロに枢支された折り畳み自在な親骨と、上ロクロの下方にて上記中棒に摺動自在に案内される下ロクロと、この下ロクロに枢支されて上記親骨を支承する受骨を有し、下ロクロを上げた開傘状態では上記受骨が上記親骨を伸展させながら放射状に展開する一方、下ロクロを下げた閉傘状態では上記受骨が上記親骨を屈曲させながら上記受骨と上記親骨が上記中棒とほぼ平行に収束される折畳式傘において、上記受骨はその断面がU字状に屈曲形成されることにより長手方向に沿うU字状溝が形成されるとともに、このU字状溝が上記親骨側を向いて開口し、上記親骨は閉傘時に上記受骨と略平行する部分が上記U字状溝に少なくとも部分的に嵌入することを特徴とする折畳式傘。
  2. 前記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式であり、閉傘時に上記受骨と略平行する元親骨の部分が前記U字状溝に少なくとも部分的に嵌入することを特徴とする請求項1に記載の折畳式傘。
  3. 前記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式であり、この三つ折式の親骨を受骨の開閉動作で屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹をワイヤ状の細棒で形成するとともに、このワイヤ状の下連棹と元親骨とをダボ部材を介して回動自在に連結させ、閉傘時に上記下連棹および上記ダボ部材の少なくとも一部が上記受骨のU字状溝に嵌入することを特徴とする請求項1または2に記載の折畳式傘。
  4. 元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式の親骨を使用するとともに、元親骨と先親骨間に架橋装設されたワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させることにより上記親骨の屈伸動作にスプリングアクションを与えるようにした三つ折式の折畳式傘であって、上記ワイヤバネの中間部に上記中親骨に回り込むループ部を折曲形成することにより、そのワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させるたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折畳式傘。
  5. 前記親骨が元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式であり、元親骨はその断面がU字状に屈曲形成され、中親骨および先親骨はそれぞれ元親骨よりも細い丸棒材および/または線材を用いて形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の折畳式傘。


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