JP2007328765A - 電子機器、アクセス制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器にパスワードによるロック機能を備えたHDDユニットを取り付けた場合に、ユーザによるパスワード入力を不要としつつ、電子機器本体にパスワードを直接記憶させずにパスワードによるロック機能を利用でき、更に、同じメーカや同じ機種の電子機器間におけるHDDユニットの共有を可能とする新しい技術を提供することを目的とする。
【解決手段】パスワードによるロック機能を備えたHDDユニットにアクセス可能に構成された電子機器であって、当該電子機器の機器情報を記憶する記憶手段と、HDDユニットへのアクセスを制御するHDDドライバと、を備え、前記HDDドライバは、前記記憶手段を参照して取得した前記機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記HDDユニットに通知してパスワードロックの設定又は解除を行うことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバに関し、特に、該ストレージドライバを備えた印刷装置等の電子機器に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)のみならず、印刷装置などの電子機器においても、大容量かつ不揮発性を有するストレージユニットとしてハードディスクドライブユニット(以下、「HDDユニット」と呼ぶ)に代表されるストレージユニットを備えたものが増えつつある。
ストレージユニットにはいくつかの規格が存在するが、このうちATA(AT Attachment)規格では、パスワードを設定することでストレージユニットへのアクセスを制限する(ロックする)機能(以下、「パスワードロック機能」と呼ぶ)が採用されている(特許文献1参照)。
ストレージユニットに設定するパスワードは、ユーザが入力するのが通常であるが、特許文献1に記載される発明では、パスワード入力に関するユーザ負担の軽減を図るべく、システムBIOSが乱数表を用いてパスワードを自動的に生成し設定する構成を採用している。
特開2004−78539号公報
印刷装置等が備えるストレージユニットは、通常、パーソナルコンピュータ(PC)等が備えるストレージユニットと同じ規格(例えばATA規格)に基づいているため、ストレージユニットを印刷装置等から取り外してPC等に取り付けたならば、PC等にてストレージユニットに記憶されるデータにアクセスすることが可能である。
しかし、例えば、印刷装置が備えるストレージユニットには、親展印刷に関わる印刷データなど機密性の高いデータや、フォントデータやフォームデータなど財産性の高いデータが記憶されている場合があり、このようなデータがストレージユニットを取り換えるだけでPC等を用いて安易に読み出されてしまうとしたら、情報セキュリティ対策が十分であるとは言えない。
そこで、本願の発明者は、印刷装置等が備えるストレージユニットに上述したパスワードによるロック機能を適用して情報セキュリティ対策を確保することを検討したところ、次のような問題が生じることに気づいた。
すなわち、印刷データの形式、フォントデータ、フォームデータなどは、同じメーカや同じ機種の印刷装置等で共通することから、これらのデータを記憶するストレージユニットは同じメーカや同じ機種の印刷装置等で共有できる(転用できる)ことが望ましい。
ここで、ユーザがパスワードを設定・入力するのであれば、ストレージユニットを他の装置に付け替えても該パスワードを入力しさえすればストレージユニットを利用できるため、複数の装置間でストレージユニットを共有することが可能である。
しかし、印刷装置等には、通常、キーボード等の入力インタフェースが備えられていないため、ユーザがパスワードを設定・入力するスキームを採用することは難しい。仮にそのような入力インタフェースを備えていたとしても、複数のユーザで印刷装置等を共有する場合、印刷装置等の電源を入れる際にパスワードを知っている者が必ずしもその場に居るとは限らないため、ユーザによるパスワード入力を印刷装置等が備えるストレージユニットの利用開始条件とする運用は現実的ではない。
一方、特許文献1のようにシステムBIOSが乱数表を用いてパスワードを自動生成するスキームでは、ユーザによるパスワード入力は不要であるものの、同じメーカや同じ機種の印刷装置等の間であってもストレージユニットを共有することができない点で不便である。また、特許文献1の構成では、ストレージユニットのみならず印刷装置等の本体側にもパスワードが記憶されるため、印刷装置等の本体を解析することによってパスワードが不正に入手されてしまう可能性がある。また何らかの理由で印刷装置等の本体に記憶されるパスワードが消えてしまったり、壊れてしまった場合は、もはやパスワードに辿り着く方法がなくストレージユニットへのアクセスが不可能となってしまうという問題もある。
そこで、本発明は、印刷装置等の電子機器にパスワードによるロック機能を備えたストレージユニットを取り付けた場合に、ユーザによるパスワード入力を不要としつつ、電子機器本体にパスワードを直接記憶させずにパスワードによるロック機能を利用でき、更に、同じメーカや同じ機種の電子機器間におけるストレージユニットの共有を可能とする新しい技術を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットにアクセス可能に構成された電子機器であって、当該電子機器の機器情報を記憶する記憶手段と、ストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバと、を備え、前記ストレージドライバは、前記記憶手段を参照して取得した前記機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定又は解除を行うことを特徴とする。前記機器情報は当該電子装置のメーカ名、機種名、製造番号の少なくともいずれかであることが望ましい。
かかる構成によれば、ユーザが利用開始時にパスワードを入力してストレージユニットのパスワード設定や解除を行う必要はない。また、ストレージユニットに設定されるパスワードは電子機器の機器情報に基づいて作成されることから、機器情報として例えばメーカ名等を用いる場合、同じメーカの電子機器についてはパスワードが共通となり、その結果、そのような電子機器間でストレージユニットを共有する(転用する)ことが可能となる。一方、そのような機器情報を持たないPC等では対応するパスワードを作成することができないため、該パスワードが設定されたストレージユニットにアクセスすることができず、その結果、ストレージユニット内のデータに関して高いセキュリティレベルを確保することができる。
好適には、前記電子機器は印刷エンジン及び印刷制御ユニットを備えた印刷装置であり、前記印刷制御ユニットは、前記ストレージドライバを介して前記ストレージユニットにフォームデータ、フォントデータ、印刷データの少なくともいずれかを記憶することを特徴とする。
本発明のストレージドライバは、パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバであって、当該ストレージドライバが実装される電子機器の機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定又は解除を行うことを特徴とする。
本発明のアクセス制御方法は、パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットのアクセス制御方法であって、前記ストレージユニットにアクセス可能に構成された電子機器の機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定又は解除を行うことを特徴とする。
本発明のアクセス制御方法は、電子機器が備える情報処理部(コンピュータ)により実施することができるが、そのためのプログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種の媒体を通じてインストールまたはロードすることができる。また、電子機器として印刷装置を想定する場合、プログラムが、印刷装置用カードや印刷装置用オプションボードに記録されて流通する場合も含む。
以上、本発明によれば、プリンタ等の電子機器にパスワードによるロック機能を備えたストレージユニットを取り付けた場合に、ユーザによるパスワード入力を不要としつつ、電子機器本体にパスワードを直接記憶させずにパスワードによるロック機能を利用でき、更に、同じメーカや同じ機種の電子機器間におけるストレージユニットの共有を可能とする新しい技術を提供することができる。
図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のプリンタシステムの概略構成を表すブロック図である。図1に示すように、ホスト装置10はUSB(Universal Serial Bus)インタフェースを介してプリンタ装置20に接続されている。またプリンタ装置20は所定のインタフェースを介してHDDユニット30にアクセス可能に構成されている。かかる所定のインタフェースの規格は、パスワードによるロック機能をサポートしているものであれば特定の規格に限定されないが、以下ではATA規格を例に説明する。
なお、図1では、HDDユニット30をプリンタ装置20の外部に記載しているが、プリンタ装置20がその一部としてHDDユニット30を備える構成であってもよい。
ホスト装置10は、CPU(プロセッサ)、ROM、RAM、I/Oコントローラ、通信インタフェース、USBホストインタフェース、HDD等のハードウェアを備えており、機能的には、プリンタ装置20を制御するプリンタドライバなどを備えている。
プリンタドライバは、通常のプリンタドライバと同様である。すなわち、外部又はホスト装置10上で動作しているアプリケーションプログラムを介してユーザからプリンタ装置20を指定した印刷要求を受け付けると、プリンタ装置20が解釈可能な所定のプリンタ制御言語に基づき印刷ジョブを作成し、これをホスト装置10に接続されるプリンタ装置20に送信する。
印刷ジョブは、例えば、ジョブID、出力先プリンタの機種情報、ユーザ名(ユーザID)、印刷対象となるドキュメントのファイル名、印刷設定情報(印刷部数、片面/両面印刷の指定、カラー/白黒の指定など)等のジョブ情報をヘッダ等に含めることができる。
プリンタ装置20は、通常のプリンタ装置と同様の構成を備える。
例えば、プリンタ装置20は、用紙をプリンタ装置内に供給する給紙機構、印字を行う印刷エンジン、及び用紙をプリンタ機外に排出する排紙機構等により構成される動力機構部を備える。印刷エンジンは、通常、紙送機構、キャリッジ機構、印刷ヘッドなどを含んで構成され、インクジェットプリンタや熱転写プリンタのように1文字単位で印刷するシリアルプリンタ、1行単位で印刷するラインプリンタ、ページ単位で印刷するページプリンタ等に対応する各種印刷エンジンを用いることができる。
また例えば、プリンタ装置20は、CPU、ROM、RAM(不揮発性RAMを含む)、コンソールパネル等のユーザインタフェース、USBデバイスインタフェース、ATA規格に対応したHDDユニット接続インタフェース(HDDホストコントローラ、接続コネクタなどを含む)等のハードウェアからなる情報処理部を備える。
プリンタ装置20の情報処理部は、従来のプリンタ装置の情報処理部と同様の機能を備える(図2参照)。例えば、USBデバイスインタフェースを介して接続されたホスト装置10との通信を制御するUSBドライバ21、HDDユニット接続インタフェースを介して接続されたHDDユニット30へのアクセスを制御するHDDドライバ22、ホスト装置10から送信された印刷ジョブ、コマンド、フォントデータ、フォームデータ等を受信し、RAM又はHDDユニット30に記憶する受信制御手段23、RAM又はHDDユニット30に記憶された印刷ジョブや各種データに基づきラスタ形式の印刷イメージを1バンド分又は1ページ分生成してイメージバッファに格納する解析・イメージ生成手段24、印刷ジョブ中の制御コマンドに基づいて、所定単位分(例えば1パス分)の印刷イメージをイメージバッファから印刷エンジンに転送し、印刷エンジンを制御しながら印刷を実行する印刷制御手段25等を備えている。
ただし、図2に示すように、本実施形態のプリンタ装置20の情報処理部は、ROM又はRAMから構成される記憶手段26にプリンタ装置20の機器情報(例えば、プリンタ装置20のメーカ名、機種名などプリンタ装置20のメーカー固有の情報、製造番号などプリンタ装置20のメーカーが管理する情報)を記憶しており、HDDドライバ22が、従来のHDDドライバの機能に加え、前記記憶手段26を参照して取得した前記機器情報に基づきHDDユニット30のパスワードを作成し、該作成したパスワードをHDDユニット30に通知してパスワードロックの設定又は解除を行う機器情報ベースパスワード処理機能を備えている点で、従来のプリンタ装置20とは異なっている。
なお、これらの各手段やドライバは、プリンタ装置20内のROMやRAM、外部の記憶媒体等に格納されるプログラムをCPUが実行することにより機能的に実現(実装)される。
HDDユニット30は、接続インタフェース、コントローラ、HD及び駆動機構、ROM、RAM等のハードウェアを備えており、ATA規格に準拠した従来のHDDユニットと同様の各種機能を備える。
以下、図3に示すプリンタ装置20(HDDドライバ22)の動作を規定したフローチャートを参照し、本発明における機器情報ベースパスワード処理について説明する。なお、各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。また、HDDドライバ22は種々の機能を備えるが、機器情報ベースパスワード処理に直接関係しない機能については説明を省略する。
プリンタ装置20の電源ON時やリセット時に、HDDドライバ22は、初期処理(立ち上げ処理)の一部として以下のアクセス制御処理を実行する。
HDDドライバ22は、HDDユニット30のコントローラに対し、Identify Deviceコマンドを通知する(S100)。
該コマンドを受け取ったHDDユニット30のコントローラは、ROMや不揮発性RAMを参照して、HDDユニット30のシリアル番号、パスワードロック機能に関わる情報(ロック機能の有無、ロック機能が有る場合は機能が有効であるか無効であるか、ロック機能が有効である場合は読出禁止状態か読出可能状態か、など)等を読み出し、Identify Device情報としてHDDドライバ22に返信する。
HDDドライバ22は、HDDユニット30のIdentify Device情報を取得すると、該情報に基づいてHDDユニット30がパスワードロック機能を有しているか否かを判断する(S101)。
有していないと判断した場合、HDDドライバ22は、「HDDパスワード機能がないため、HDDの使用を停止します」等のメッセージをコンソールパネルに表示し、受信制御手段23および解析・イメージ生成手段24に対してHDDユニット30が使用できないことを通知するなど、HDDユニット30へのアクセスを禁止する設定を行って(S110)、アクセス制御処理を終了する。
一方、パスワードロック機能を有していると判断した場合、HDDドライバ22は、記憶手段26を参照してプリンタ装置20の機器情報を取得し(S102)、該機器情報の一部又は全部に基づいてHDDユニット30のパスワードを自動的に作成する(S103)。
パスワードの作成方法としては、例えばアナグラムの手法を用いることが考えられる。例えば機器情報が「LP−8000C」という機種情報である場合、各文字を予め定めた順序で入れ替えることで「P08C0−L0」といったパスワードを作成することができる。なお、単純に文字を入れ替えるだけでなく例えば各文字の文字コードに所定値を加えて他の文字に変更してから入れ替えてもよく、またアナグラムの手法以外の従来の種々の暗号技術を用いてパスワードを作成してもよい。
ただし、このパスワード作成ロジック(アナグラムの手法であれば、入れ替え順序等)は固定されており、従って、毎回同じパスワードが作成されるものとする。
つまり、電子機器メーカー(本実施形態では、プリンタ装置20のメーカ)固有の機器情報や電子機器メーカーが管理している機器情報に基づき、電子機器メーカーが定めたパスワード作成ロジックに従い、パスワードが生成される。
次に、HDDドライバ22は、Identify Device情報に基づいて、パスワードロック機能が有効であるか無効であるかを判断する(S104)。通常、出荷時等の初期状態ではパスワードは設定されておらず、従ってパスワードロック機能は無効となっているのが普通である。
パスワードロック機能が有効であると判断した場合、HDDドライバ22は、security unlockコマンドとともに、前記作成したパスワードをHDDユニット30のコントローラに通知する(S105)。
security unlockコマンドを受けとったHDDユニット30のコントローラは、該コマンドとともに受け取ったパスワードが、HDDユニット30内の不揮発性RAM等に記憶しているパスワードと一致するか否かをチェックする。パスワードが一致する場合、HDDユニット30のコントローラは、HDDユニット30のアクセス制限ステータスを読出禁止状態(電源ON時やリセット時のデフォルト値)から読出可能状態に変更するとともに、HDDドライバ22に対してパスワードロックを解除した旨を返信する。一方、パスワードが一致しない場合、HDDユニット30のコントローラは、HDDユニット30の状態を読出禁止に維持するとともに、HDDドライバ22に対してパスワードロックを解除できなかった旨を返信する。
HDDドライバ22は、HDDユニット30からsecurity unlockコマンドに対する返信を受け取ると、その返信内容に基づいてHDDユニット30のパスワードロックを解除できたか否かを判断する(S106)。
解除できなかったと判断した場合、HDDドライバ22は、「パスワードが一致しないため、HDDの使用を停止します」等のメッセージをコンソールパネルに表示し、HDDユニット30へのアクセスを禁止する設定を行って(S110)、アクセス制御処理を終了する。なお、アクセス制御処理の終了により、前記作成したパスワードはプリンタ装置20内に保持されることなく(例えば不揮発性RAMに記憶されることなく)破棄される。
解除できたと判断した場合、HDDドライバ22は、受信制御手段23および解析・イメージ生成手段24等に対してHDDユニット30が使用できることを通知するなど、HDDユニット30へのアクセスを許可する設定を行って(S107)、アクセス制御処理を終了する。この場合も、上記同様、前記作成したパスワードは保持されることなく破棄される。
これにより、プリンタ装置20は、ホスト装置10から受信した印刷ジョブ等をHDDユニット30に記憶し、所定のタイミングでHDDユニット30から印刷ジョブ等を読み出して、印刷処理、すなわち、印刷ジョブやフォントデータ等に基づいてラスタ形式の印刷イメージを1バンド分又は1ページ分生成してイメージバッファに格納し、認証印刷ジョブ中の制御コマンドに基づいて、所定単位分(例えば1パス分)の印刷イメージをイメージバッファから印刷エンジンに転送し、印刷エンジンを制御しながら印刷を実行することができる。
一方、S104においてパスワードロック機能が無効であると判断した場合、HDDドライバ22は、security set passwordコマンドとともに、前記作成したパスワードをHDDユニット30のコントローラに通知する(S108)。
security set passwordコマンドを受けとったHDDユニット30のコントローラは、該コマンドとともに受け取ったパスワードをHDDユニット30内の不揮発性RAM等に記憶し、パスワードロック機能を有効にする。パスワードロック機能が有効になると、HDDユニット30のアクセス制限ステータスは、電源ON時やリセット時にデフォルト値として読出禁止状態を取ることになる。次に、HDDユニット30のコントローラは、HDDドライバ22に対してパスワードを設定した旨を返信する。一方、パスワードを記憶できない等の何らかの理由でパスワードロック機能を有効にできなかった場合(パスワードを設定できなかった場合)、HDDユニット30のコントローラは、パスワードロック機能を無効のまま維持するとともに、HDDドライバ22に対してパスワードを設定できなかった旨を返信する。
HDDドライバ22は、HDDユニット30からsecurity set passwordコマンドに対する返信を受け取ると、その返信内容に基づいてHDDユニット30にパスワードを設定できたか否かを判断する(S109)。
設定できなかったと判断した場合、HDDドライバ22は、「パスワードを設定できなかったため、HDDの使用を停止します」等のメッセージをコンソールパネルに表示し、HDDユニット30へのアクセスを禁止する設定を行って(S110)、アクセス制御処理を終了する。
一方、設定できたと判断した場合、HDDドライバ22は、HDDユニット30へのアクセスを許可する設定を行って(S107)、アクセス制御処理を終了する。
このように本実施形態のプリンタ装置20(HDDドライバ22)は、記憶手段26に記憶したプリンタ装置20の機器情報に基づきHDDユニット30のパスワードを作成し、該作成したパスワードをHDDユニット30に通知してパスワードロックの設定又は解除を行う機器情報ベースパスワード処理機能を備えているため、ユーザが利用開始時にパスワードを入力してHDDユニット30のパスワード設定や解除を行う必要はない。
また、HDDドライバ22が作成したパスワードはアクセス制御処理の終了によってプリンタ装置20内に保持されることなく破棄されることから、プリンタ装置20本体を解析することでHDDドライバ22が作成したパスワードを入手することは事実上、不可能となり、パスワードの漏洩を防止することができる。
更に、HDDユニット30に設定されるパスワードはプリンタ装置20の機器情報から固定的に導かれることから、機器情報が同じプリンタ装置(例えば、メーカや機種が同じプリンタ装置)についてはパスワードが共通となり、その結果、そのようなプリンタ装置間ではHDDユニットを共有する(転用する)ことが可能となる。
一方、そのような機器情報を持たないPC等では対応するパスワードを導出することができないため、該パスワードが設定されたHDDユニット30にアクセスすることができず、その結果、HDDユニット30内のデータに関して高いセキュリティレベルを確保することができる。なお、修理等の目的で特定のPC等からHDDユニット30にアクセスする必要がある場合は、該PC等にプリンタ装置20の機器情報とパスワード作成ロジックの両方をインストールすればよい。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々に変形して適用することが可能である。例えば、ホスト装置10とプリンタ装置20との接続は、USB以外の規格(プロトコル)に基づいて接続される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、電子機器としてプリンタ装置を例に挙げて説明したが、本発明は、複写機、ファクシミリ、複合機などの電子機器に対しても適用可能である。ファクシミリの場合、HDDユニット30に取引先等の電話帳データといった機密性の高いデータを記憶する一方、同機種のファクシミリ間でHDDユニット30を転用する場合もあると考えられるため、特に本発明の適用による効果は大きい。
また、HDDドライバ22の一部又は全部をハードウェアにより実現してもよく、また電子機器に実装されるOSやBIOSの一機能として実現してもよい。
また、上記実施形態では、HDDユニット30がパスワードロック機能を有していない場合やパスワードロック機能を有効にできなかった場合に、HDDドライバ22がHDDユニット30の使用を停止する(アクセスを禁止する)構成としているが、このような場合にHDDユニット30の使用を許可する構成としてもよい。また、HDDユニット30のパスワードロックを解除できなかった場合に、HDDドライバ22がHDDユニット30の使用を停止する(アクセスを禁止する)構成としているが、パスワードロックを解除できていない状況ではいずれにしてもHDDユニット30にアクセスすることはできないのであるから、HDDドライバ22において積極的にHDDユニット30の使用を停止しなくてもよい。
上記実施形態、上記(変形例)では、ストレージユニットとして、HDDユニットを例に挙げて説明したが、本発明は USBメモリ、メモリーカード、DVDなど、電子機器に装着できるストレージユニットで、大容量で不揮発性のストレージユニットに対しても適用可能である。
本実施形態のプリンタシステムの概略構成を表すブロック図である。 プリンタ装置20の情報処理部の機能構成図を示すブロック図である。 HDDドライバ22の動作を規定したフローチャートである。
符号の説明
10 ホスト装置、20 プリンタ装置、21 USBドライバ、22 HDDドライバ、23 受信制御手段、24 解析・イメージ生成手段、25 印刷制御手段、26 機器情報記憶手段

Claims (6)

  1. パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットにアクセス可能に構成された電子機器であって、
    当該電子機器の機器情報を記憶する記憶手段と、
    ストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバと、を備え、
    前記ストレージドライバは、前記記憶手段を参照して取得した前記機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定又は解除を行うことを特徴とする電子機器。
  2. 前記電子機器は印刷エンジン及び印刷制御ユニットを備えた印刷装置であり、
    前記印刷制御ユニットは、前記ストレージドライバを介して前記ストレージユニットにフォームデータ、フォントデータ、印刷データの少なくともいずれかを記憶することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記機器情報は当該電子装置のメーカ名、機種名、製造番号の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットへのアクセスを制御するストレージドライバであって、
    当該ストレージドライバが実装される電子機器の機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定又は解除を行うことを特徴とするストレージドライバ。
  5. パスワードによるロック機能を備えたストレージユニットのアクセス制御方法であって、
    前記ストレージユニットにアクセス可能に構成された電子機器の機器情報に基づきパスワードを作成し、該作成したパスワードを前記ストレージユニットに通知してパスワードロックの設定又は解除を行うことを特徴とするアクセス制御方法。
  6. 請求項5記載のアクセス制御方法をコンピュータで実行させるためのプログラム。
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