JP2007328057A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示意匠部をより小さいスペースに形成することができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、表示板2と、第1表示意匠部33が形成され且つ透光性を有する表示部材3と、表示部材3を透過照明する第1光源63と、表示部材3を透過照明した第1光源63からの光を目視側へ反射することによって第1表示意匠部33を虚像33aとして目視させる反射部材4とを備え、表示板2に対する第1表示意匠部33の第1傾斜角度A1を、表示板2に対する第1表示意匠部33の虚像33aの第2傾斜角度A2より大きく設定する。これにより、表示意匠部として、第1表示意匠部をより小さいスペースに形成することができる表示装置を提供できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、限られたスペースで多くの情報を表示する表示装置に関するものである。
近年、車両用の表示装置では、限られたスペースで多くの情報を表示するため、様々な方法が提案されている。
例えば、加飾部のスペースを利用して、当該車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータや当該車両の異常を警告するウォーニングを表示する車両用の表示装置が提案されている(特許文献1を参照)。
この表示装置は、文字や目盛を包含する指標が形成された表示板と、表示板の目視側前面に沿って回動する指針と、指標の外枠を形成してこれらを加飾する加飾部とを備えた指針計器として構成される。加飾部は、表示板から目視側へ突出するリング形状の突出部として形成され、この加飾部の領域内にインジケータやウォーニングを設ける。
具体的には、加飾部に複数の開口を設け、この加飾部の背後に、インジケータやウォーニングを表すマークを、この開口を通して目視できるように形成し、各マークの背後に、透過照明用の発光ダイオードを設ける。各発光ダイオードを点灯させることによって、必要なマークを発光させて、このマークが表すインジケータやウォーニングを運転者に知らせるものである。
これにより、この表示装置では、加飾部のスペースを利用して、多くのインジケータやウォーニングを知らせることができる。
特開2002−98559号公報
しかし、特許文献1による表示装置では、各マークは、加飾部の各開口から目視できるように構成され、発光ダイオードの点灯と消灯の切り替えによって、発光状態と非発光状態で切り替わる。従って、この加飾部は、発光ダイオードの発光と消灯の切り替えとは無関係に、加飾する部分と各マークの部分が混在した状態となる。即ち、各マークを形成するスペースが必要であるため、加飾部は、このスペース分だけその機能を損なわざるを得ない状態となり、充分に加飾機能を発揮できない。
この問題は、インジケータやウォーニングの表示に限るものではなく、指標や他の記号を包含する表示意匠部を加飾部に表示しようとする場合に共通する問題である。
また、この問題は、表示意匠部を加飾部に表示する場合に限るものではなく、表示板内において加飾部以外の他のスペースに表示しようとする場合に共通する問題である。
また、この問題は、指針を備えた指針計器に限るものではなく、表示装置に共通する問題である。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、表示意匠部をより小さいスペースに形成することができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の表示装置は、表示板と、第1表示意匠部が形成され且つ透光性を有する表示部材と、表示部材を透過照明する第1光源と、表示部材を透過照明した第1光源からの光を目視側へ反射することによって第1表示意匠部を虚像として目視させる反射部材とを備え、表示板に対する第1表示意匠部の第1傾斜角度を、表示板に対する第1表示意匠部の虚像の第2傾斜角度より大きく設定していることを特徴とする。
この構成では、表示板に対して、第1表示意匠部の第1傾斜角度を、第1表示意匠部の虚像の第2傾斜角度より大きく設定している。これにより、第1表示意匠部を、目視させる第1表示意匠部の虚像より傾斜させて形成することになるため、目視側から見て、目視させる第1表示意匠部の虚像が必要とするスペースと比較して、第1表示意匠部をより小さいスペースに形成することができる。即ち、表示意匠部として、第1表示意匠部をより小さいスペースに形成することができる表示装置を提供することができる。
請求項2に記載の表示装置は、第1傾斜角度を略90度に設定し、第2傾斜角度を略0度に設定していることを特徴とする。
これにより、第1表示意匠部を形成するスペースを、目視側から見て略不要とするように形成することができる。即ち、表示意匠部として、第1表示意匠部を略零に等しいスペースに形成することができる表示装置を提供することができる。
請求項3に記載の表示装置は、表示板の目視側前面に沿って回動する指針を備え、指針が指し示す指標が表示板に形成され、反射部材が、指標の外枠を形成する加飾部の少なくとも一部として構成されていることを特徴とする。
この構成では、反射部材が、指標の外枠を形成する加飾部の少なくとも一部として構成されている。これにより、上述の効果に加え、加飾部のスペースを有効に利用して、第1表示意匠部を虚像として目視させることができる。
請求項4に記載の表示装置は、表示部材と反射部材の少なくとも一方は、表示板と一体的に形成されていることを特徴とする。
これにより、上述の効果を低コストで得ることができる。
請求項5に記載の表示装置は、反射部材が、第2透光性部と、第2透光性部の目視側前面に形成され且つ表示部材を透過照明した第1光源からの光を目視側へ反射するハーフミラー層とを備え、第2透光性部に光を入射させる第3光源を備え、反射部材が、第2透光性部に入射した第3光源からの光をハーフミラー層を通して目視側へ反射するように形成され、ハーフミラー層の透光性が、ハーフミラー層を通して目視側へ反射した第3光源からの光が反射部材の発光表示として目視されるように調整され、且つ、ハーフミラー層が第3光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されていることを特徴とする。
この構成では、反射部材が、第2透光性部とハーフミラー層とを備え、第2透光性部に光を入射させる第3光源が設けられる。また、ハーフミラー層の透光性が、第3光源からの光が反射部材の発光表示として目視されるように調整され、且つ、ハーフミラー層が第3光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されている。これにより、上述の効果に加えて、反射部材の発光表示による加飾機能を反射部材に対して付加させることができる。
請求項6に記載の表示装置は、第1光源と第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、制御手段が、第1光源の点燈時に第3光源を消燈するように構成され、且つ、第1光源の消燈時に第3光源を点燈するように構成されていることを特徴とする。
この構成では、第1光源の点燈時に第3光源を消燈し、第1光源の消燈時に第3光源を点燈するため、第1表示意匠部を虚像として目視させる場合と、反射部材の発光表示により加飾する場合とをより明確に区別することができる。これにより、上述の効果に加えて、第1表示意匠部が虚像として表示されていることをより認識し易くできる。
請求項7に記載の表示装置は、第1光源と第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、制御手段が、第1光源の点燈時に第3光源を点燈するように構成され、且つ、第1光源の消燈時に第3光源を消燈するように構成され、反射部材の発光表示の色調が第1表示意匠部の虚像の色調と少なくとも類似するように構成されていることを特徴とする。
この構成では、反射部材の発光表示の色調(色相、明度、彩度)が第1表示意匠部の虚像の色調と少なくとも類似するため、上述の効果に加えて、第1表示意匠部が虚像として表示されていることをより認識し易くできる。
請求項8に記載の表示装置は、反射部材を透過照明する第2光源を、反射部材の背後に備え、反射部材が、第2透光性部と、第2透光性部の目視側前面に形成され且つ表示部材を透過照明した第1光源からの光を目視側へ反射するハーフミラー層と、第2透光性部の背面に形成され且つ第2表示意匠部として第2開口部を有する第2不透光層とを備え、ハーフミラー層の透光性が、反射部材を透過した第2光源からの光が第2表示意匠部の実像として目視されるように調整され、且つ、ハーフミラー層が第2光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されていることを特徴とする。
この構成では、反射部材を透過照明する第2光源を設け、反射部材が、第2透光性部と、ハーフミラー層と、第2表示意匠部として第2開口部を有する第2不透光層とを備える。また、ハーフミラー層の透光性が、反射部材を透過した第2光源からの光が第2表示意匠部の実像として目視されるように調整され、且つ、ハーフミラー層が第2光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されている。
これにより、上述の効果に加えて、反射部材のスペースを有効に利用して、第2表示意匠部を実像として目視させることができる。
請求項9に記載の表示装置は、第1光源と第2光源の点燈・消燈の制御を互いに交互に行うことによって、重なって目視される第1表示意匠部の虚像と第2表示意匠部の実像を、互いに交互に点滅させて目視させる制御手段を備える。
この構成では、重なって目視される第1表示意匠部の虚像と第2表示意匠部の実像を、互いに交互に点滅させて目視させるため、重なって目視される両者を区別して認識させることができる。
請求項10に記載の表示装置は、反射部材が、第2透光性部と、第2透光性部の目視側前面に形成され且つ表示部材を透過照明した第1光源からの光を目視側へ反射するハーフミラー層と、第2透光性部の背面に形成され且つ第2表示意匠部として第2開口部を有する第2不透光層とを備え、反射部材の背後に配置され且つ反射部材を透過照明する第2光源と、第2透光性部に光を入射させる第3光源とを備え、反射部材が、第2透光性部に入射した第3光源からの光をハーフミラー層を通して目視側へ反射するように形成され、ハーフミラー層の透光性が、ハーフミラー層を通して目視側へ反射した第3光源からの光が前記反射部材の発光表示として目視されるように調整され、且つ、該反射部材を透過した前記第2光源からの光が前記第2表示意匠部の実像として目視されるように調整され、且つ、ハーフミラー層が第2光源と第3光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されていることを特徴とする。
これにより、上述の効果に加えて、反射部材の発光表示による加飾機能を反射部材に対して付加させることができると共に、反射部材に第2表示意匠部を実像として目視させることができる。
請求項11に記載の表示装置は、第1光源と第2光源と第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、制御手段が、第1光源と第2光源のいずれかが点燈している際に第3光源を消燈するように構成され、且つ、第1光源と第2光源の両方が消燈している際に第3光源を点燈するように構成されていることを特徴とする。
これにより、上述の効果に加えて、第1表示意匠部が虚像としてまたは第2表示意匠部が実像として表示されていることをより認識し易くできる。
請求項12に記載の表示装置は、第1光源と第2光源と第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、制御手段が、第1光源と第2光源のいずれかが点燈している際に第3光源を点燈するように構成され、且つ、第1光源と第2光源の両方が消燈している際に第3光源を消燈するように構成され、反射部材からの発光表示の色調が第1表示意匠部の虚像と第2表示意匠部の実像のいずれかの色調と少なくとも類似するように構成されていることを特徴とする。
これにより、上述の効果に加えて、第1表示意匠部が虚像としてまたは第2表示意匠部が実像として表示されていることをより認識し易くできる。
請求項13に記載の表示装置は、第1表示意匠部が、自車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータを表す記号と自車両の異常を警告するウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えることを特徴とする。
この構成では、第1表示意匠部がインジケータを表す記号とウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えるため、この記号をより小さいスペースに形成することができる表示装置を提供することができる。
請求項14に記載の表示装置は、第2表示意匠部が、自車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータを表す記号と自車両の異常を警告するウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えることを特徴とする。
この構成では、第2表示意匠部がインジケータを表す記号とウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えるため、反射部材のスペースを有効に利用して、この記号を表示することが可能となる。
請求項15に記載の表示装置は、表示部材が、第1透光性部と、第1透光性部の反射部材側前面に形成され且つ第1表示意匠部として第1開口部を有する第1不透光層と、第1不透光層の上面に形成された半透光層とを備え、半透光層の透光性が、表示部材を透過した第1光源からの光が反射部材で反射して第1表示意匠部の虚像として目視されるように調整され、且つ、半透光層が第1光源の消燈時に半透光層の表示色の状態で目視されるように調整されていることを特徴とする。
この構成では、表示部材が、第1透光性部と、第1表示意匠部として第1開口部を有する第1不透光層と、第1不透光層の上面に形成された半透光層とを備える。また、半透光層の透光性が、表示部材を透過した第1光源からの光が反射部材で反射して第1表示意匠部の虚像として目視されるように調整され、且つ、半透光層が第1光源の消燈時に半透光層の表示色の状態で目視されるように調整されている。
これにより、上述の効果を得つつ、第1光源の消燈時に、第1表示意匠部が第1透光性部上で実像として目視できないようにすることができる。
請求項16に記載の表示装置は、第1開口部が、第1透光性部に形成された第1不透光層にレーザビームを照射することによって第1不透光層に形成されることを特徴とする。
これにより、第1傾斜角度が大きい場合においても、複雑な形状の第1開口部を形成することができる。
請求項17に記載の表示装置は、第1開口部が形成された第1不透光層と半透光層と表示部材が、第1不透光層と半透光層が形成された透光性の熱可塑性樹脂フィルムを金型にインサートした状態で樹脂成型することによって形成されることを特徴とする。
これにより、第1傾斜角度が大きい場合においても、複雑な形状の第1開口部を形成することができる。
請求項18に記載の表示装置は、第1開口部が形成された第1不透光層が、ゴム状のパッドを第1透光性部に押し当ててパッドに転写されているインクを第1透光性部に転写することによって形成されることを特徴とする。
これにより、第1傾斜角度が大きい場合においても、複雑な形状の第1開口部を形成することができる。
以下、本発明による表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3(a)は、図2中のIIIA部の拡大断面図であり、図3(b)は、図3(a)に示す第1表示意匠部である記号33の配置を説明する模式図である。
図4は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1は、当該自動車の運転席の前方で運転者が目視可能な位置に配設され、当該自動車に関する各種情報を表示する。
本実施形態によるコンビネーションメータ1は、当該自動車の走行速度を指示する速度計と、当該自動車に備わる機器の作動状態を報知するインジケータと、当該自動車の異常を警告するウォーニングとを備える。以下、インジケータとウォーニングを合わせてインジケータ/ウォーニングと称する。
速度計は、図1において、指標である文字21と目盛22が形成された表示板である文字盤2と、その目視側前面(図2において上側の面)に沿って回動する指針5とを備え、指針5が指し示す文字21と目盛22により速度を指示するように構成される。
リング形状の反射部材である加飾部4が、文字21と目盛22の外枠を形成し、各インジケータ/ウォーニングを表す第1表示意匠部である記号33と第2表示意匠部である記号43は、加飾部4に表示されるように構成される。
以下、速度計について説明する。
文字21と目盛22は、図3に示すように、文字21と目盛22の背景を構成する背景層24の開口として形成される。具体的に、透明なポリカーボネート樹脂等の透光性樹脂基板20の目視側前面(図3において上側の面)に、透光性で白色の指標層23を形成し、指標層23の上面に不透光性で黒色の背景層24を形成する。即ち、文字21と目盛22は、背景層24の開口を通して目視される指標層23として形成される。
尚、文字盤2は、文字21と目盛22が形成された部位が目視側(図3において上側)へ突出するように形成される。
文字盤2と加飾部4の間には、表示部材である立ち壁部3がリング形状に形成される。立ち壁部3は、第1透光性部30と、記号33として第1開口部33を有する黒色の第1不透光層32と、金属調(銀色)の半透光層31とを備える。第1不透光層32は、第1透光性部30の加飾部4側前面(図3において左側)に形成され、半透光層31は、1不透光層32の上面(図3において左側の面)に形成される。
半透光層31の透光性は、立ち壁部3を透過した後述する第1光源である発光ダイオード63からの光が加飾部4で反射して記号33の虚像33aとして目視されるように調整され、且つ、半透光層31が発光ダイオード63の消燈時に半透光層31の表示色である金属調の状態で目視されるように調整される。
尚。図2と図3において、虚像33aを破線矢印33aとして示し、記号(第1開口部)33を実線矢印33として示す。
立ち壁部3は、文字盤2の目視側へ突出していない部位(平坦部)に対して略90度で形成され、これにより、記号(第1開口部)33は、文字盤2の平坦部に対して略90度で形成される。即ち、文字盤2に対する記号33の第1傾斜角度A1は、図3(b)に示すように略90度に設定される。
加飾部4は、第2透光性部40と、立ち壁部3を透過照明した発光ダイオード63からの光を目視側(図3において上側)へ反射するハーフミラー層41と、記号43として第2開口部43を有する黒色の第2不透光層42とを備える。ハーフミラー層41は、第2透光性部40の目視側前面(図3において上側の面)に形成され、第2不透光層42は、第2透光性部40の背面(図3において下側の面)に形成される。
尚、記号43として形成された第2開口部43が図3(a)に示すように文字盤2の平坦部に対して傾斜しているため、第2開口部43の形状は、記号43を予定した形状で目視できるように形成される。図2と図3(a)において、記号(第2開口部)43を、実線矢印43として示す。
ハーフミラー層41は、立ち壁部3を透過照明した発光ダイオード63からの光を目視側へ反射することによって記号33を虚像33aとして目視させる。ハーフミラー層41の透光性は、加飾部4を透過した後述する第2光源である発光ダイオード64からの光が記号43の実像として目視されるように調整され、且つ、ハーフミラー層41が発光ダイオード64の消燈時にミラー状態で目視されるように調整される。
文字盤2の平坦部に対する記号33の虚像33aの第2傾斜角度A2が略0度に設定されるように、加飾部4(ハーフミラー層41)を、文字盤2の平坦部に対して傾斜させて形成する。即ち、文字盤2に対する記号33の虚像33aの第2傾斜角度A2は、図3(b)に示すように略0度に設定される。
指標層23、背景層24、ハーフミラー層41および第2不透光層42は、スクリーン印刷やホットスタンプ印刷等によって形成される。板状の透光性樹脂基板20の目視側前面側に、指標層23とこの上面に背景層24、および、ハーフミラー層41を形成し、透光性樹脂基板20の背面側に、第2不透光層42を形成する。
この後、板状の透光性樹脂基板20を圧空成型(絞り成型の一種)等することによって、文字盤2において文字21や目盛22が形成された部位と加飾部4とを、図1に示すリング形状であって文字盤2の平坦部に対して目視側へ突出させる形状に形成する。この時、立ち壁部3を、文字盤2の平坦部に対して略90度で形成する。
即ち、第1透光性部30と第2透光性部40は、透光性樹脂基板20から一体成型により一体的に形成される。つまり、立ち壁部3と加飾部4は、文字盤2と一体的に形成される。
尚、立ち壁部3は、文字盤2の平坦部に対して略90度で形成されている。このため、半透光層31と第1不透光層32を形成した後に圧空成型等すると、記号33の形状が損なわれる恐れがあるため、半透光層31と第1不透光層32を、圧空成型等の後に形成する。
例えば、立ち壁状の第1透光性部30に対して第1不透光層32を塗装等で形成した後、第1開口部33を、第1透光性部30に形成された第1不透光層32にレーザビームを照射することによって形成する。即ち、レーザビームを照射した部位の第1不透光層を蒸発させて除去し、これによって、この部位に第1開口部33を形成する。この後、半透光層31を、第1不透光層32上に塗装等で形成する。
または、いわゆる転写を用いることによって半透光層31と第1不透光層32を第1透光性部30に形成する。
具体的には、第1開口部33を有する第1不透光層32の形状パターンが形成された凹版に、第1不透光層32用のインクを塗布し、ブレードで余分のインクを掻き取る。ゴム状のパッドを凹版に押し当て凹版のインクをパッドに転写し、パッドを第1透光性部30に押し当ててパッドに転写されているインクを第1透光性部30に転写する。これにより、第1開口部33を有する第1不透光層32を、立ち壁状の第1透光性部30に対して形成する。
同様にして、半透光層31の形状パターンが形成された凹版に、半透光層31用のインクを塗布し、ブレードで余分のインクを掻き取る。ゴム状のパッドを凹版に押し当て凹版のインクをパッドに転写し、パッドを第1不透光層32の上面に押し当ててパッドに転写されているインクを第1不透光層32の上面に転写する。これにより、半透光層31を第1不透光層32の上面に形成する。
または、いわゆるインモールド成型を用いることによって半透光層31と第1不透光層32を第1透光性部30に形成する。この場合、第2不透光層42を第2透光性部40の目視側前面に形成し、第2不透光層42の上面にハーフミラー層41を形成する。
具体的には、無色透明で熱可塑性のプラスチックフィルム上に、指標層23とこの上面に背景層24、第2不透光層42とこの上面にハーフミラー層41、および、第1不透光層32とこの上面に半透光層31を予め印刷することによって形成する。この印刷されたフィルムを、金型にインサートした状態で樹脂成型することによって、立ち壁部3と加飾部4を、文字盤2と一体的に形成する。
文字盤2には、図2に示すように、後述するムーブメント51のシャフト52を挿通させるための貫通孔25が設けられ、文字盤2の背後(図2において下側)には、ケース7、ムーブメント51、発光ダイオード61−64、およびプリント基板8が配置される。プリント基板8は、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成するものであり、ムーブメント51と発光ダイオード61−64は、プリント基板8に実装される。
ムーブメント51は、例えば交差コイル式アクチュエータ、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態においては車速信号)に対応した角度だけシャフト52を回動させるものである。シャフト52は、文字盤2の貫通孔25を通して目視側(図2において上側)へ延出し、その先端には指針5が固定される。
ケース7は、発光ダイオード61からの例えば白色光を指針5へ導いて、指針5を発光表示させる。尚、指針5は、白色光によって例えば赤色に発光表示するように形成される。また、ケース7は、発光ダイオード62からの例えば白色光を文字盤2へ導いて、文字盤2を透過照明させる。
また、ケース7は、発光ダイオード63からの例えば赤色光を立ち壁部3へ導いて、立ち壁部3を透過照明させる。立ち壁部3を透過した発光ダイオード63からの光は、加飾部4のハーフミラー層41で反射して記号33の虚像33aとして目視される。
これにより、各インジケータ/ウォーニングを表す記号33は、発光ダイオード63を点燈することによって加飾部4中に虚像33aとして目視される。発光ダイオード63は、図1に示した記号33毎に設けられ、各発光ダイオード63は、その隣接した記号33や文字盤2の文字21や目盛22を透過照明しないようにケース7によって遮光される。
また、ケース7は、加飾部4の背後(図2と図3において下側)に配置された発光ダイオード64からの例えば赤色光を加飾部4へ導いて、加飾部4を透過照明させる。加飾部4を透過した発光ダイオード64からの光は、記号43の実像として目視される。
これにより、各インジケータ/ウォーニングを表す記号43は、発光ダイオード64を点燈することによって加飾部4中に実像43として目視される。発光ダイオード64は、図1に示した記号43毎に配置され、各発光ダイオード64は、その隣接した記号43を透過照明しないようにケース7によって遮光される。
以上説明した本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御手段である制御装置9には、バッテリ12から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ11がその操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続され、当該自動車の走行速度を検出する車速センサ10や図示しないセンサやスイッチ等がそれらの信号を入力可能に接続される。
また、車速センサ10からの検出信号に応じて制御装置9によって駆動されるムーブメント51や発光ダイオード61−64も、制御装置9に接続される。
制御装置9は、イグニッションスイッチ11がオンされると発光ダイオード61、62を点燈する自発光メータとして構成される。辺りが暗くなった時に発光ダイオード61、62を点燈させる構成とすることも可能であるが、以下、自発光メータとして説明する。
尚、制御装置9は、報知しようとするインジケータや警告しようとするウォーニングを表す記号33,43に対応する発光ダイオード63,64を、点燈する様に構成される。即ち、制御装置9は、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる場合や当該自動車に関する異常内容を告知する場合に、これを表す記号33,43に対応する発光ダイオード63,64を点燈させる。
また、制御装置9は、図1において記号33,43を重ねて目視させることが可能であるように、重なって目視される記号33の虚像33aと記号43の実像を、互いに交互に点滅させて目視させるように構成される。具体的に、制御装置9は、重なって目視される記号33、43に対応する発光ダイオード63,64の点燈・消燈の制御を、互いに交互に行うように構成される。
(作動)
上述したように構成された、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の作動について説明する。
イグニッションスイッチ11がオンされると、図4において、制御装置9は、それを検出して作動を開始する。即ち、速度センサ10からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト52を回動させるように、ムーブメント51を駆動する。また、制御装置9は、発光ダイオード61、62を点燈するが、発光ダイオード63,64を消燈している。
点燈した発光ダイオード61の白色光は、図2において、指針5内に導かれて指針5を赤色に発光表示させる。
点燈した発光ダイオード62の白色光は、図2において、文字盤2を透過照明し、文字21と目盛22を黒色の背景層24を背景として白色に発光表示させる。
上述したように、立ち壁部3が文字盤2の平坦部に対して略90度で形成されているため、立ち壁部3は、図1に示すようにほとんど目視されない。また、半透光層31の透光性は、半透光層31が発光ダイオード63の消燈時に半透光層31の表示色である金属調の状態で目視されるように調整されている。このため、記号33が加飾部4のハーフミラー層41で反射して目視されることはない。
加飾部4では、ハーフミラー層41の透光性は、ハーフミラー層41が発光ダイオード64の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されている。このため、加飾部4は、図1と図3において、背景層24の黒色と異なるミラー状態で目視される。これにより、加飾部4は、加飾機能を有効に発揮できる。
一方、制御装置9は、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる場合や当該自動車に関する異常内容を告知する場合、これに対応する発光ダイオード63,64を点燈する。半透光層31の透光性は、立ち壁部3を透過した発光ダイオード63からの光が加飾部4で反射して記号33の虚像33aとして目視されるように調整されている。このため、点燈した発光ダイオード63の赤色光は、図3において光路P1に従って、第1透光性部30と半透光層31とを透過し、この透過光が加飾部4のハーフミラー層41で目視側へ反射する。これにより、赤色で発光表示された記号33の虚像33aが、ミラー状の加飾部4内で目視される。
図3(b)に示したように、文字盤2の平坦部に対する記号33の第1傾斜角度A1は、略90度に設定され、文字盤2の平坦部に対する記号33の虚像33aの第2傾斜角度A2は、略0度に設定されている。これにより、目視側から見て、目視させる記号33の虚像33aが必要とするスペースに対して、記号33を略零に等しいスペースに形成することができる。
また、記号33の虚像33aが加飾部4内で目視されるように構成されているため、記号33を虚像33aとして加飾部4のスペースを有効に利用して目視させることができる。
ハーフミラー層41の透光性は、加飾部4を透過した発光ダイオード64からの光が記号43の実像として目視されるように調整されている。このため、点燈した発光ダイオード64の赤色光は、図3において光路P2に従って、第2透光性部40とハーフミラー層41とを透過し、赤色で発光表示された記号43の実像が、ミラー状の加飾部4内で目視される。
これにより、加飾部4においてインジケータ/ウォーニングを表す記号33,43を表示することができると共に、記号33,43の表示を行わない状態において、加飾部4としての加飾機能が損なわないようにすることができる。
また、記号33の虚像33aと記号43の実像が、加飾部4内で重なって目視される場合、制御装置9は、これらに対応する発光ダイオード63,64の点燈・消燈の制御を、互いに交互に行う。これにより、記号33の虚像33aと記号43の実像は、赤色で互いに交互に点滅するため、両方を目視することができる。
尚、上述の例では、第1傾斜角度A1を略90度に設定し、第2傾斜角度A2を略0度に設定したが、これに限るものではない。第1傾斜角度A1を第2傾斜角度A2より大きく設定する限りにおいて、目視側から見て、目視させる記号33の虚像33aが必要とするスペースと比較して、記号33をより小さいスペースに形成することができる。これにより、記号33をより小さいスペースに形成することができるコンビネーションメータ1を提供することができる。
(変形例)
図5は、図1の第1変形例を示す正面図である。
図6は、図5中のVI−VI線断面図である。
図7は、図6中のVII部の拡大断面図である。
図8(a)は、図5中のVIIIA部の拡大断面図であり、図8(b)は、図5と図8(a)に示す反射部材である加飾部4の発光表示を説明する模式図である。
第1変形例では、立ち壁部3と加飾部4は、図5に示すように、1部が欠けたリング状に形成される、即ち、リング状であるが全周に形成されない。また、加飾部4の第2透光性部40は、図6と図7に示すように、文字盤2の透光性樹脂基板20と別体で形成される。加飾部4は、図7に示すように、第2透光性部40とハーフミラー層41を備え、記号43として形成される第2開口部43は、文字盤2の背景層24に設けられる。
図8に示すように、第2透光性部40に光を入射させる第3光源である発光ダイオード65を設け、加飾部4は、第2透光性部40に入射した発光ダイオード65からの光をハーフミラー層41を通して目視側(図8(a)において上側)へ反射するように形成される。具体的に、第2透光性部40は、発光ダイオード65からの光を入射させる導光部44と反射面45とを備え、点燈した発光ダイオード65の光は、図8(a)に示す光路P3に従って第2透光性部40内に導かれ、ハーフミラー層41を通して目視側へ反射する。
発光ダイオード65は、図8(b)において左右両側から光路P3に従って第2透光性部40に発光ダイオード65からの光を入射させるように、左右両側に配置される。また、例えば、緑色光を発する発光ダイオード65と赤色光を発する発光ダイオード65と青色光を発する発光ダイオード65を、それぞれ左右両側に配置する。
これにより、加飾部4は、緑色光を発する発光ダイオード65を点燈させることによって緑色で発光表示され、赤色光を発する発光ダイオード65を点燈させることによって赤色で発光表示され、青色光を発する発光ダイオード65を点燈させることによって青色で発光表示される。
また、各記号33,43に対応する発光ダイオード63,64を、それぞれ、例えば、緑色光を発する発光ダイオード63,64と赤色光を発する発光ダイオード63,64と青色光を発する発光ダイオード63,64とする。
例えば、図7において、所定の記号33に対応する発光ダイオード63が緑色光を発する発光ダイオードである場合、点燈したこの発光ダイオード63の緑色光は、図7に示す光路P1に従って目視側(図7において上側)へ反射する。これにより、緑色で発光表示された記号33の虚像33aが目視される。
また、例えば、所定の記号43に対応する発光ダイオード64が青色光を発する発光ダイオードである場合、点燈したこの発光ダイオード64の青色光は、図7に示す光路P2に従って目視側へ透過する。これにより、青色で発光表示された記号43の実像が目視される。
制御装置9は、全ての発光ダイオード63,64の消燈時に発光ダイオード65を消燈するように構成され、且つ、いずれかの発光ダイオード63,64の点燈時に発光ダイオード65を点燈するように構成され、加飾部4の発光表示の色相が発光表示される記号33の虚像33aまたは記号43の実像の色相と同一となるように構成される。
例えば、緑色光を発する発光ダイオード63を点燈してこれに対応する記号33の虚像33aを緑色で目視させる場合、緑色光を発する発光ダイオード65を点燈して加飾部4を緑色で発光表示させる。また、青色光を発する発光ダイオード63を点燈してこれに対応する記号33の虚像33aを青色で目視させる場合、青色光を発する発光ダイオード65を点燈して加飾部4を青色で発光表示させる。また、赤色光を発する発光ダイオード63を点燈してこれに対応する記号33の虚像33aを赤色で目視させる場合、赤色光を発する発光ダイオード65を点燈して加飾部4を赤色で発光表示させる。
一方、青色光を発する発光ダイオード64を点燈してこれに対応する記号43の実像を青色で目視させる場合、青色光を発する発光ダイオード65を点燈して加飾部4を青色で発光表示させる。また、赤色光を発する発光ダイオード64を点燈してこれに対応する記号43の実像を赤色で目視させる場合、赤色光を発する発光ダイオード65を点燈して加飾部4を赤色で発光表示させる。
これにより、加飾部4を、インジケータ/ウォーニングを表す記号33,43と同じ色相で発光表示させるため、記号33,43が表示されていることをより認識させ易くできる。また、加飾部4の発光表示による加飾機能を加飾部4に対して付加させることができる。
尚、上述の例では、加飾部4の発光表示の色相が発光表示される記号33の虚像33aや記号43の実像の色相と同一になるように構成したが、これに限るものではない。加飾部4の発光表示の色調(色相、明度、彩度)が発光表示される記号33の虚像33aや記号43の実像の色調と少なくとも類似するように構成する限りにおいて、上述の効果と同様の効果を得ることができる。
また、制御装置9を、全ての発光ダイオード63,64の消燈時に発光ダイオード65を点燈するように構成し、且つ、いずれかの発光ダイオード63,64の点燈時に発光ダイオード65を消燈するように構成することも可能である。
これにより、記号33の虚像33aや記号43の実像を目視させる場合と、加飾部4の発光表示により加飾する場合とをより明確に区別することができる。これにより、上述の効果に加えて、記号33,43が表示されていることをより認識し易くできる。
尚、この場合、発光ダイオード65を、例えば、緑色光を発する発光ダイオードや赤色光を発する発光ダイオードや青色光を発する発光ダイオード等により構成する必要はなく、同一色の例えば白色光を発する発光ダイオードにより構成することが可能である。
図9は、図1の第2変形例を示す正面図である。
図10は、図9中のX−X線断面図である。
第2変形例では、図9に示すように、反射部材である反射部4Aを、加飾部4の代わりに、文字盤の文字21や目盛22より内側に設ける。
反射部4Aは、図10に示すように、第2透光性部40と、ハーフミラー層41と、記号43として第2開口部43を有する黒色の第2不透光層42とを備える。立ち壁部3は、図9において反射部4Aの下側に左右方向へ伸びる直線状に形成される。立ち壁部3は、図10に示すように、第1透光性部30と、記号33として第1開口部33を有する黒色の第1不透光層32と、半透光層31とを備える。
点燈したこの発光ダイオード63の光は、光路P1に従ってハーフミラー層41のより目視側(図10において上側)へ反射し、これにより、記号33の虚像33aが目視される。点燈したこの発光ダイオード64の光は、光路P2に従って目視側へ透過し、これにより、記号43の実像が目視される。
これにより、目視側から見て、目視させる記号33の虚像33aが必要とするスペースに対して、記号33を略零に等しいスペースに形成することができる。また、記号33の虚像33aを、文字盤において文字21や目盛22より内側の未使用のスペースを有効に利用して目視させることができる。
尚、記号33の虚像33aを目視させるスペースは、上述した例に限るものではない。
以上説明した本発明による表示装置であるコンビネーションメータ1は、表示板である文字盤2と、第1表示意匠部である記号33が形成され且つ透光性を有する表示部材である立ち壁部3と、立ち壁部3を透過照明する第1光源である発光ダイオード63と、立ち壁部3を透過照明した発光ダイオード63からの光を目視側へ反射することによって記号33を虚像33aとして目視させる反射部材である加飾部4とを備え、文字盤2に対する記号33の第1傾斜角度A1を、文字盤2に対する記号33の虚像33aの第2傾斜角度A2より大きく設定する。
これにより、表示意匠部として、第1表示意匠部をより小さいスペースに形成することができる表示装置を提供することができる。
尚、第1表示意匠部として各インジケータ/ウォーニングを表す記号33に限る必要はなく、第2表示意匠部として各インジケータ/ウォーニングを表す記号43に限る必要はない。
また、本発明は、上述の例に限らず、これらの組み合わせや、他の種々の変形例が考えられる。
図1は、本発明の一実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3(a)は、図2中のIIIA部の拡大断面図であり、図3(b)は、図3(a)に示す第1表示意匠部である記号33の配置を説明する模式図である。 図4は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。 図5は、図1の第1変形例を示す正面図である。 図6は、図5中のVI−VI線断面図である。 図7は、図6中のVII部の拡大断面図である。 図8(a)は、図5中のVIIIA部の拡大断面図であり、図8(b)は、図5と図8(a)に示す反射部材である加飾部4の発光表示を説明する模式図である。 図9は、図1の第2変形例を示す正面図である。 図10は、図9中のX−X線断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(表示装置)
2 文字盤(表示板)、20 透光性樹脂基板、21 文字(指標)
22 目盛(指標)、23 背景層、24 指標層、25,26 貫通孔
3 立ち壁部(表示部材)、30 第1透光性部、31 半透光層
32 第1不透光層、33 記号(第1表示意匠部、第1開口部)、33a 虚像
4 加飾部(反射部材)、4A 反射部(反射部材)、40 第2透光性部
41 ハーフミラー層、42 第2不透光層、
43 記号(第2表示意匠部、第2開口部)、44 導光部、45 反射面
5 指針、51 ムーブメント、52 シャフト、61、62 発光ダイオード
63 発光ダイオード(第1光源)、64 発光ダイオード(第2光源)
65 発光ダイオード(第3光源)、7 ケース、8 プリント基板
9 制御装置(制御手段)、10 車速センサ、11 イグニッションスイッチ
12 バッテリ、A1 第1傾斜角度、A2 第2傾斜角度

Claims (18)

  1. 表示板と、
    第1表示意匠部が形成され且つ透光性を有する表示部材と、
    前記表示部材を透過照明する第1光源と、
    前記表示部材を透過照明した前記第1光源からの光を目視側へ反射することによって前記第1表示意匠部を虚像として目視させる反射部材とを備え、
    前記表示板に対する前記第1表示意匠部の第1傾斜角度を、該表示板に対する該第1表示意匠部の前記虚像の第2傾斜角度より大きく設定していることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1傾斜角度を、略90度に設定し、
    前記第2傾斜角度を、略0度に設定していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示板の目視側前面に沿って回動する指針を備え、
    前記指針が指し示す指標が前記表示板に形成され、
    前記反射部材は、前記指標の外枠を形成する加飾部の少なくとも一部として構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示部材と前記反射部材の少なくとも一方は、前記表示板と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記反射部材は、第2透光性部と、該第2透光性部の目視側前面に形成され且つ前記表示部材を透過照明した前記第1光源からの光を前記目視側へ反射するハーフミラー層とを備え、
    前記第2透光性部に光を入射させる第3光源を備え、
    前記反射部材は、前記第2透光性部に入射した前記第3光源からの光を前記ハーフミラー層を通して前記目視側へ反射するように形成され、
    前記ハーフミラー層の透光性は、該ハーフミラー層を通して前記目視側へ反射した前記第3光源からの光が前記反射部材の発光表示として目視されるように調整され、且つ、該ハーフミラー層が該第3光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記第1光源と前記第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1光源の点燈時に前記第3光源を消燈するように構成され、且つ、前記第1光源の消燈時に前記第3光源を点燈するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第1光源と前記第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1光源の点燈時に前記第3光源を点燈するように構成され、且つ、前記第1光源の消燈時に前記第3光源を消燈するように構成され、
    前記反射部材からの前記発光表示の色調が前記第1表示意匠部の前記虚像の色調と少なくとも類似するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記反射部材を透過照明する第2光源を、該反射部材の背後に備え、
    前記反射部材は、第2透光性部と、該第2透光性部の目視側前面に形成され且つ前記表示部材を透過照明した前記第1光源からの光を前記目視側へ反射するハーフミラー層と、該第2透光性部の背面に形成され且つ第2表示意匠部として第2開口部を有する第2不透光層とを備え、
    前記ハーフミラー層の透光性は、前記反射部材を透過した前記第2光源からの光が前記第2表示意匠部の実像として目視されるように調整され、且つ、該ハーフミラー層が該第2光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記第1光源と前記第2光源の点燈・消燈の制御を互いに交互に行うことによって、重なって目視される前記第1表示意匠部の前記虚像と前記第2表示意匠部の前記実像を、互いに交互に点滅させて目視させる制御手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記反射部材は、第2透光性部と、該第2透光性部の目視側前面に形成され且つ前記表示部材を透過照明した前記第1光源からの光を前記目視側へ反射するハーフミラー層と、該第2透光性部の背面に形成され且つ第2表示意匠部として第2開口部を有する第2不透光層とを備え、
    前記反射部材の背後に配置され、前記反射部材を透過照明する第2光源と、
    前記第2透光性部に光を入射させる第3光源とを備え、
    前記反射部材は、前記第2透光性部に入射した前記第3光源からの光を前記ハーフミラー層を通して前記目視側へ反射するように形成され、
    前記ハーフミラー層の透光性は、該ハーフミラー層を通して前記目視側へ反射した前記第3光源からの光が前記反射部材の発光表示として目視されるように調整され、且つ、該反射部材を透過した前記第2光源からの光が前記第2表示意匠部の実像として目視されるように調整され、且つ、該ハーフミラー層が該第2光源と該第3光源の消燈時にミラー状態で目視されるように調整されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の表示装置。
  11. 前記第1光源と前記第2光源と前記第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1光源と前記第2光源のいずれかが点燈している際に前記第3光源を消燈するように構成され、且つ、前記第1光源と前記第2光源の両方が消燈している際に前記第3光源を点燈するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記第1光源と前記第2光源と前記第3光源の点燈・消燈の制御を行う制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1光源と前記第2光源のいずれかが点燈している際に前記第3光源を点燈するように構成され、且つ、前記第1光源と前記第2光源の両方が消燈している際に前記第3光源を消燈するように構成され、
    前記反射部材からの前記発光表示の色調が前記第1表示意匠部の前記虚像と前記第2表示意匠部の前記実像のいずれかの色調と少なくとも類似するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  13. 前記第1表示意匠部は、自車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータを表す記号と該自車両の異常を警告するウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の表示装置。
  14. 前記第2表示意匠部は、自車両に備わる機器の作動状態を報知するインジケータを表す記号と該自車両の異常を警告するウォーニングを表す記号の少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれか一項に記載の記載の表示装置。
  15. 前記表示部材は、第1透光性部と、該第1透光性部の前記反射部材側前面に形成され且つ前記第1表示意匠部として第1開口部を有する第1不透光層と、該第1不透光層の上面に形成された半透光層とを備え、
    前記半透光層の透光性は、前記表示部材を透過した前記第1光源からの光が前記反射部材で反射して前記第1表示意匠部の前記虚像として目視されるように調整され、且つ、該半透光層が該第1光源の消燈時に該半透光層の表示色の状態で目視されるように調整されていることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の表示装置。
  16. 前記第1開口部は、前記第1透光性部に形成された前記第1不透光層にレーザビームを照射することによって該第1不透光層に形成されることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  17. 前記第1開口部が形成された前記第1不透光層と前記半透光層と前記表示部材は、該第1不透光層と該半透光層が形成された透光性の熱可塑性樹脂フィルムを金型にインサートした状態で樹脂成型することによって形成されることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  18. 前記第1開口部が形成された前記第1不透光層は、ゴム状のパッドを前記第1透光性部に押し当てて該パッドに転写されているインクを該第1透光性部に転写することによって形成されることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
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