JP2007327285A - 防火断熱パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】断熱板1と金属表面材3間に、少なくとも700℃の耐熱性を有する耐熱性コーティング材の保護層2を介在させる。
【選択図】図1
Description
保護層が、金属表面材側へ部分的に突出した突出部を有し、この突出部間の保護層と金属表面材との間に空隙が形成されていること、
保護層を構成する耐熱性コーティング材が、加熱により発泡する発泡性コーティング材であり、この発泡性コーティング材の発泡温度が100〜500℃であること、
発泡性コーティング材が、発泡性無機系コーティング材であること、
少なくとも一部が断熱板に埋設され、断熱板側から金属表面材を支持する柱状部材を有すること、
柱状部材が、断熱板を貫通して金属表面材と金属裏面材を連結していること、
柱状部材が、保護層を構成する耐熱性コーティング材を、断熱板に形成された孔に充填することで形成されていること、
また、本発明の第2は、合成樹脂発泡体製の断熱板と、該断熱板の表裏面を覆う金属表面材及び金属裏面材とを備えた防火断熱パネルにおいて、断熱板を貫通して金属表面材と金属裏面材を連結する連結部材を有し、しかも断熱板と金属表面材との間に空隙が形成されていることを特徴とする防火断熱パネルを提供するものである。
JIS・A・9511で規定される押出法ポリスチレン発泡板(ダウ化工株式会社製「スタイロフォームIB」、厚さ50mm、幅100mm、長さ100mm)の表面に、グランデックス株式会社製「FJ515」(発泡性の無機系コーティング材、シリカ・酸化マグネシウムと水の混合物)を塗布し、乾燥させて保護層を形成した。発泡性の無機系コーティング材の塗布は、中央部と周縁部の塗布量をその他の領域に比してほぼ2倍とし、該領域が突出部となった保護層とした。保護層における突出部の厚みは約0.5mm、突出部間の厚みは約0.2mmであった。また、突出部と突出部間の平面面積の割合はほぼ1:1とした。
押出法ポリスチレン発泡板の厚さを9mmとした以外実施例1と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
押出法ポリスチレン発泡板の厚さを150mmとした以外実施例1と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
保護層を厚さ約0.2mmの均一厚さとした以外実施例1と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
押出法ポリスチレン発泡板の厚さを25mmとし、保護層を厚さ約0.35mmの均一厚さとした以外実施例1と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
保護層を厚さ約0.4mmの均一厚さとした以外実施例1と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
ポリスチレンに約7pphのポリフェニレンエーテルを加えた混合樹脂の発泡板を用いた以外実施例1と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
レゾール型のフェーノール樹脂(株式会社オーシカ製「ディアノールクリアーD−29C」、重量比で、フェノール樹脂:メタノール樹脂=50:50)とホウ酸を重量比で1:1の割合で混合した耐熱性コーティング材を用い、保護層を厚さ約1.3mmの均一厚さとした以外実施例1と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
保護層を厚さ約2.1mmの均一厚さとした以外実施例8と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件をすべて満たしていた。
保護層を形成することなく、押出法ポリスチレン発泡板の表面に、実施例1と同じエポキシ樹脂系接着剤を用いて直接実施例1と同じ塗装溶融亜鉛めっき鋼板を接着して得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件を満たすことはできなかった。
保護層の厚さを0.8mmとした以外実施例8と同様にして得た防火断熱パネルについて、ISO5660に準拠したコーンカロリーメーター試験を行ったところ、不燃材料として区分されるための条件を満たすことはできなかった。
2 保護層
3 金属表面材
4 金属裏面材
5 窪み
6 突出部
7 空隙
8 孔
9 柱状部材
10 連結部材
Claims (9)
- 合成樹脂発泡体製の断熱板と、少なくとも該断熱板の表面を覆う金属表面材とを備えた防火断熱パネルにおいて、断熱板と金属表面材間に、少なくとも700℃の耐熱性を有する耐熱性コーティング材の保護層が介在されていることを特徴とする防火断熱パネル。
- 保護層が、金属表面材と対向する断熱板の表面全面を覆って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防火断熱パネル。
- 保護層が、金属表面材側へ部分的に突出した突出部を有し、この突出部間の保護層と金属表面材との間に空隙が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防火断熱パネル。
- 保護層を構成する耐熱性コーティング材が、加熱により発泡する発泡性コーティング材であり、この発泡性コーティング材の発泡温度が100〜500℃であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防火断熱パネル。
- 発泡性コーティング材が、発泡性無機系コーティング材であることを特徴とする請求項4に記載の防火断熱パネル。
- 少なくとも一部が断熱板に埋設され、断熱板側から金属表面材を支持する柱状部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防火断熱パネル。
- 柱状部材が、断熱板を貫通して金属表面材と金属裏面材を連結していることを特徴とする請求項6に記載の防火断熱パネル。
- 柱状部材が、保護層を構成する耐熱性コーティング材を、断熱板に形成された孔に充填することで形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の防火断熱パネル。
- 合成樹脂発泡体製の断熱板と、該断熱板の表裏面を覆う金属表面材及び金属裏面材とを備えた防火断熱パネルにおいて、断熱板を貫通して金属表面材と金属裏面材を連結する連結部材を有し、しかも断熱板と金属表面材との間に空隙が形成されていることを特徴とする防火断熱パネル。
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---|---|---|---|---|
CN101812907A (zh) * | 2010-04-01 | 2010-08-25 | 王金凤 | 防火阻燃高强度复合板材 |
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2006
- 2006-06-09 JP JP2006160465A patent/JP4938359B2/ja not_active Expired - Fee Related
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