JP2007327180A - 橋梁落橋防止装置及び橋梁落橋防止装置の設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】PC鋼棒やPC鋼より線を使用する落橋防止装置は、PCプレテンション桁にこれらを挿通するための挿通孔を穿孔しなければならず、作業に困難を伴い、また橋台パラペットとPCプレテンション桁、PCプレテンション桁とPCプレテンション桁に使用するPC鋼棒やPC鋼より線は、動きが制限され、複雑な動きに対しては折り曲がったりして破断する可能性がある。
【解決手段】橋台パラペットと橋台上のPCプレテンション桁との遊間を跨ぐ長さのロープ状の緩衝体の外周に筒状可撓体を備え、アラミド繊維等からなるロープ状の緩衝体の両端に、一端に支圧体を備えた定着体を結合してなり、一方の定着体を橋台パラペットの背面に埋設固定し、他方の定着体を並列するPCプレテンション桁間に埋設固定し、橋台とPCプレテンション桁とを結合することを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高架道路、河川、渓谷等における橋梁構造物の落橋防止装置及びその設置方法に関する。詳しくは、PCプレテンション床版橋において、橋台と橋台とに架け渡されて載置されているPCプレテンション桁、橋台と橋脚とに架け渡されて載置されているPCプレテンション桁、橋脚と橋脚とに架け渡されて載置されているPCプレテンション桁の落橋防止装置及びその設置方法に関する。
従来から地震に備えて、橋梁構造物においては、桁が橋台や橋脚から落下しないような種々の対策がとられている。
コンクリート床版橋における一般的な落橋防止対策としては、コンクリート桁が載置されている橋台側にあっては、橋台のパラペットに橋軸方向に貫通する貫通孔を設けるとともにコンクリート桁にも貫通孔を設け、橋脚上にあっては、向い合ういずれのコンクリート桁にも貫通孔を設けて、ここにPC鋼棒やPC鋼より線をPE被覆した連結ケーブルで連結してPCプレテンション床版橋の落下を防止している。また、同時に緩衝装置を設置した落橋防止方法も試みられている。
特開2001−64914公開公報 特開平11−323832公開公報 特開2004−162294公開公報
しかしながら、PCプレテンション桁にあって上述の手段を講じるには幾つかの課題を有する。
まず、事前にPCプレテンション桁に穿孔しなければならないため、既設PC床版橋にあってはきわめて困難である。
また、橋台パラペットとPCプレテンション桁、PCプレテンション桁とPCプレテンション桁との結合に使用する鋼棒やPC鋼より線は、地震時の複雑な動きに対して自由な動きが制限され、桁端部がずれたとき折れ曲がったりして破断するおそれがある。
本発明は、上述したような課題を以下述べるところにより解決しようとするものである。
まず、PCプレテンション桁が橋台と橋台に架け渡されているPCプレテンション床版橋にあっては、橋台パラペットと橋台上のPCプレテンション桁との遊間を跨ぐ長さのロープ状の緩衝体の外周に筒状可撓体を備え、ロープ状の緩衝体の両端に支圧体を備えた定着体を結合してなり、一方の定着体を橋台パラペットの背面に埋設して固定し、他方の定着体を並列するPCプレテンション桁間に埋設して固定し、橋台とPCプレテンション桁とを連結することを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
PCプレテンション桁が橋脚上で直列するPCプレテンション床版橋にあっては、橋台パラペットと橋台上のPCプレテンション桁との遊間、橋脚上で直列に向い合うPCプレテンション桁との遊間をそれぞれ跨ぐ長さのロープ状の緩衝体の外周に筒状可撓体を備え、ロープ状の緩衝体の両端のそれぞれに支圧体を備えた定着体を結合してなり、橋台パラペット側にあっては、一方の定着体を橋台パラペットの背面に埋設して固定し、他方の定着体をPCプレテンション桁間に埋設して固定するとともに、橋脚上にあっては、直列に向い合うPCプレテンション桁の遊間に一方の定着体と他方の定着体をそれぞれ埋設して固定し、橋台とPCプレテンション桁、PCプレテンション桁とPCプレテンション桁とを連結することを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
上記において、定着体の橋台パラペットの背面への固定は、一つは、パラペットを撤去した後、撤去跡に定着体を位置させ、改めてパラペットを形成して埋設するとともに定着体をパラペットの背面の路盤の切り欠き部に埋設して固定することを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
上記において、定着体の橋台パラペットの背面への固定は、もう一つは、定着体の棒体をパラペットに形成した貫通孔に挿通し、定着体の支圧体をパラペットの背面の路盤の切り欠き部に埋設して固定することを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
上記において、ロープ状の緩衝体と定着体の結合は、内周にねじを螺設した筒状のかしめ金具の一方からロープ状の緩衝体の端部を挿着してかしめて一体化するとともにかしめ金具の他方から外周にねじを螺設した定着体を螺合して結合することを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
上記において、ロープ状の緩衝体は、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、超高分子量ポリエチレン繊維の一又は二以上から形成されることを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
上記において、定着体は、ねじふし鉄筋であることを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
上記において、支圧体は、プレート付きナットであることを特徴とする橋梁落橋防止装置を提供する。
上記橋梁落橋防止装置の設置方法としては、橋台パラペットに貫通孔を形成する工程又は橋台パラペットを撤去する工程と、パラペット背面の路盤を切り欠く工程と、並列するPCプレテンション桁間の間詰コンクリートを除去する工程と、間詰コンクリート除去部に締め付け用ジャッキを設置する工程と、締め付け力を該ジャッキに作用させる工程と、橋台パラペットと橋台上のPCプレテンション桁との遊間を跨ぐ長さのロープ状の外周に筒状可撓体を備え、ロープ状物の両端それぞれに棒体の一端に支圧体を備えた定着体を結合してなる緩衝体の一方の定着体をパラペットに形成した貫通孔に挿通し、パラペットの背面の路盤の切り欠き部に配置してコンクリートを打設して埋設する工程又は定着体を撤去したパラペット背面の路盤の切り欠き部に配置し、パラペット撤去部と背面の路盤の切り欠き部にコンクリートを打設して埋設する工程と、他方の定着体を間詰コンクリートを撤去したPCプレテンション桁間に配置する工程と、PCプレテンション桁間にコンクリートを打設して所定のコンクリート発現後、ジャッキを撤去又は埋め殺す工程とを有する。
本発明はつぎのような効果を有する。
橋梁落橋防止装置の定着体のPCプレテンション桁への固定は、定着体をPCプレテンション桁間に埋設して固定するので、PC鋼棒やPC鋼より線を落橋防止本体とする落橋防止装置のようにPCプレテンション桁にPC鋼棒やPCより線を挿通するための穿孔を必要とせず、作業が容易となる。
定着体のPCプレテンション桁間への設置は、プレテンション桁間の間詰コンクリートを一時撤去して行うことができるので、桁をPC鋼棒やPC鋼より線を挿通するときのように穿孔しないので、桁を損傷させない。
定着体間に外周に筒状可撓体を備えたロープ状の緩衝体を用いているので、緩衝能力があり、橋梁の伸縮を吸収するとともに衝撃についても自由な変位が可能となる。
筒状可撓体を備えたロープ状の緩衝体は、地震時の複雑な動きに対しても、伸縮量の範囲で自由に変位することができる。
筒状可撓体を備えたロープ状の緩衝体が衝撃を吸収するので、別途橋台などに衝撃装置を設置しなくてもよい。
図1は、橋台パラペットとPCプレテンション桁とを連結する橋梁落橋防止構造の一例を示す断面図であり、図2は、橋梁パラペットとPCプレテンション桁とを連結する橋梁落橋防止構造の別の例を示す断面図である。
PCプレテンション桁1は、一端を橋台2のパラペット2aに向い合わせて載置され、他端は図示しないが、対向する橋台2に載置されるか、PCプレテンション桁1が橋軸方向に連続するときは、図3に示すように橋脚15に載置されている。
PCプレテンション桁1と橋台2とは、図4に示す橋梁落橋防止装置6を用いて連結する。
橋梁落橋防止装置6は、橋台2のパラペット2aと橋台2上のPCプレテンション桁1との遊間3を跨ぐ長さのロープ状の緩衝体6aの外周に可撓管のような筒状可撓体6bを備え、ロープ状の緩衝体6aの両端には、それぞれ支圧体6dを備え、定着体6cを結合した構成からなっている。
ロープ状の緩衝体6aと定着体6cとの結合は、この実施の態様においては、内周にねじを埋設した筒状のかしめ金具6eの一方からロープ状の緩衝体6aの端部を挿着してかしめて一体化するとともにかしめ金具6eの他端からプレート付ナットを支圧体6dとするねじふし鉄筋からなる定着体6cを螺合してなる。
ロープ状の緩衝体6aは、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、超高分子量ポリエチレン繊維の一又は二以上から形成されるのがよい。これらは衝撃を吸収し、また、伸縮に対応する。衝撃や伸縮の吸収をより効果的にするためには、ロープ状の緩衝体6aを筒状可撓体6bに緩ませて配置するのがよい。その他の素材であっても衝撃を吸収し、伸縮に対応できるものであれば、使用できることはもちろんである。
なお、アラミド繊維からなるロープ状の緩衝体とPC鋼より線との衝撃特性を図13に示す。
図13から、PC鋼より線の衝撃力はアラミド繊維からなるロープ状の緩衝体の約2倍弱発生していることから、明らかにアラミド繊維のロープ状緩衝体の耐衝撃性が高いことが理解できる。ポリアリレート繊維、超高分子量ポリエチレン繊維を用いたものもほぼ同様に耐衝撃性は高い。
このようにしてなる橋梁落橋防止装置6は、つぎのようにして橋台2のパラペット2aの背面と並列するPCプレテンション桁の桁間4に配置される。手順の例を以下に説明する。
図5は、従来の一般的なPCプレテンション床版橋において、橋台にPCプレテンション桁が載置されている状態の断面図、図6は、同じくPCプレテンション桁の軸方向を見た断面図である。
PCプレテンション桁1は、図6に示すように複数並列に並べられて、一端を図5に示すように橋台2に橋台2のパラペット2aに向い合うようにして載置され、図示してないが、その他端を別の橋台に橋台のパラペットに向い合うようにして載置されるか、図示してないが、直列する別のPCプレテンション桁と端部と向い合うようにして橋脚上に載置されている。並列するPCプレテンション桁間4には、間詰コンクリート8が充填されている。11はストレス用のPC鋼線、12は伸縮継手、13は舗装である。
まず、図5、図6において、舗装13と伸縮継手12を撤去する。
図1に示す例にあっては、図7に示すように、橋台2のパラペット2aの背面の路盤7に切り欠き部7aを形成するとともにパラペット2aに背面からPCプレテンション桁方向に貫通する貫通孔12bを穿孔する。
図2に示す例にあっては、図8に示すように、橋台2のパラペット2aの一部を撤去するとともにパラペット2aの背面の路盤7を切り欠いて切り欠き部7aとする。
橋台2上の並列するPCプレテンション桁1にあっては、図7、図8、図9に示すように、並列するPCプレテンション桁1同士のPCプレテンション桁間4の間詰コンクリート8の一部を撤去する。
並列するPCプレテンション桁1同士はPC鋼線11によりストレスを与えられているので、ストレスが解けないように図10、図11に示すように、必要により並列するPCプレテンション桁1の桁間4の間詰コンクリート撤去部9に横締め用ジャッキ10を設置する。なお、このPCプレテンション桁1側の工程と橋台2のパラペット側の工程は、前後しても良いことはもちろんである。
橋梁落橋防止装置6は、図1の例にあっては、図10、図11に示すように、一方の定着体6cを橋台2のパラペット2aの背面の路盤7に載置するとともに他方の定着体6cを並列するPCプレテンション桁1の桁間4の間詰コンクリート8の撤去部9に載置するように筒状可撓体6bを備えたロープ状の緩衝体6aを橋台2のパラペット2aとPCプレテンション桁1との遊間を跨がせ、橋台2のパラペット2aに穿孔した貫通孔2bを通して配置される。
橋梁落橋防止装置6の配置後、図2、図12に示すように、路盤7の切り欠き部7a及び並列するPCプレテンション桁1の桁間4の間詰コンクリート撤去部9にコンクリート14たとえば無収縮モルタルを打設する。
図2の例にあっては、橋梁落橋防止装置6は、筒状可撓体6bを備えたロープ状の緩衝体6aを橋台2のパラペット2aとPCプレテンション桁1との遊間を跨がせるとともに一方の定着体6cを路盤7の切り欠き部7aに、他方の定着体6cを並列するPCプレテンション桁1の桁間4の間詰コンクリート8の撤去部9に配置して設置される。
橋梁落橋防止装置6の配置後、橋台2のパラペット2aの撤去部、路盤7の切り欠き部7a及び並列するPCプレテンション桁1の桁間の間詰コンクリート撤去部9にコンクリート14たとえば無収縮モルタルを打設する。
図3に示す橋脚15上で、直列して向い合うPCプレテンション桁1にあっては、向い合ういずれのPCプレテンション桁においても図9、図11、図12に示すと同様に並列するPCプレテンション桁1同士のPCプレテンション桁間4の間詰コンクリート8の一部を撤去し、間詰コンクリート撤去部9に横締め用ジャッキ10を設置する。
橋梁落橋防止装置6は、直列に向い合うPCプレテンション桁1の向い合う桁間4の間詰コンクリート撤去部9に直列に向い合うプレテンション桁1の遊間5を跨いで架け渡され、筒状可撓体6bを備えたロープ状緩衝体6aの両端に結合した定着体6cのそれぞれを向い合うPCプレテンション桁1の桁間4にコンクリート14たとえば無収縮モルタルを打設して埋設固定される。
このようにして、橋台2とPCプレテンション桁、PCプレテンション桁とPCプレテンション桁とは連結する。
舗装敷設、伸縮継手装置の設置は、従来方法によって行ってよい。
なお、本発明は、上述した実施の態様にのみ限定されるものではなく、たとえば、間詰コンクリートの撤去、橋梁落橋防止装置の設置を各桁間毎に行ってもよいことはもちろんである。
橋台パラペットとPCプレテンション桁とを連結する橋梁落橋防止構造の一例を示す断面図である。 橋台パラペットとPCプレテンション桁とを連結する橋梁落橋防止構造の別の実施態様を示す断面図である。 PCプレテンション桁とPCプレテンション桁とを連結する橋梁落橋防止構造の一例を示す断面図である。 橋梁落橋防止装置の一例を示す断面図である。 従来の橋台にPCプレテンション桁が載置されている状態の断面図である。 従来のPCプレテンション桁の橋軸方向を見た断面図である。 橋梁落橋防止装置の設置手順の一例を説明する断面図である。 橋梁落橋防止装置の設置手順の別の例を説明する断面図である。 手順中PCプレテンション桁の橋軸方向を見た断面図である 橋梁落橋防止装置の設置手順の図8からの一例を説明する断面図である。 手順中PCプレテンション桁の橋軸方向を見た断面図である。 図2に対応するPCプレテンション桁の橋軸方向を見た断面図である。 アラミド繊維を使用したロープ状の緩衝体とPC鋼より線の衝撃特性比較図である。
符号の説明
1 PCプレテンション桁
2 橋台
2a パラペット
2b 貫通孔
3 橋台パラペットとPCプレテンション桁との遊間
4 並列するPCプレテンション桁間
5 直列に向い合うPCプレテンション桁の遊間
6 橋梁落橋防止装置
6a ロープ状の緩衝体
6b 筒状可撓体
6c 定着体
6d 支圧体
6e かしめ金具
6f プレート付きナット
7 路盤
7a 切り欠き部
8 間詰コンクリート
9 間詰コンクリート撤去部
10 横締め用ジャッキ
11 PC鋼線
12 伸縮継手
13 舗装
14 コンクリート
15 橋脚

Claims (9)

  1. 橋台パラペットと橋台上のPCプレテンション桁との遊間を跨ぐ長さのロープ状の緩衝体の外周に筒状可撓体を備え、ロープ状の緩衝体の両端に支圧体を備えた定着体を結合してなり、一方の定着体を橋台パラペットの背面に埋設して固定し、他方の定着体を並列するPCプレテンション桁間に埋設して固定し、橋台とPCプレテンション桁とを連結することを特徴とする橋梁落橋防止装置。
  2. 橋台パラペットと橋台上のPCプレテンション桁との遊間、橋脚上で直列に向い合うPCプレテンション桁との遊間をそれぞれ跨ぐ長さのロープ状の緩衝体の外周に筒状可撓体を備え、ロープ状の緩衝体の両端のそれぞれに支圧体を備えた定着体を結合してなり、橋台パラペット側にあっては、一方の定着体を橋台パラペットの背面に埋設して固定し、他方の定着体をPCプレテンション桁間に埋設して固定するとともに、橋脚上にあっては、直列に向い合うPCプレテンション桁の遊間に一方の定着体と他方の定着体をそれぞれ埋設して固定し、橋台とPCプレテンション桁、PCプレテンション桁とPCプレテンション桁とを連結することを特徴とする橋梁落橋防止装置。
  3. 定着体の橋台パラペットの背面への固定は、パラペットを撤去した後、撤去跡に定着体を位置させ、改めてパラペットを形成して埋設するとともに定着体をパラペットの背面の路盤の切り欠き部に埋設して固定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の橋梁落橋防止装置。
  4. 定着体の橋台パラペットの背面への固定は、定着体の棒体をパラペットに形成した貫通孔に挿通し、定着体の支圧体をパラペットの背面の路盤の切り欠き部に埋設して固定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の橋梁落橋防止装置。
  5. ロープ状の緩衝体と定着体の結合は、内周にねじを螺設した筒状のかしめ金具の一方からロープ状の緩衝体の端部を挿着してかしめて一体化するとともにかしめ金具の他方から外周にねじを螺設した定着体を螺合して結合することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の橋梁落橋防止装置。
  6. ロープ状の緩衝体は、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、超高分子量ポリエチレン繊維の一又は二以上から形成されることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の橋梁落橋防止装置。
  7. 定着体は、ねじふし鉄筋であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6に記載の橋梁落橋防止装置。
  8. 支圧体は、プレート付きナットであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7に記載の橋梁落橋防止装置。
  9. 橋台パラペットに貫通孔を形成する工程又は橋台パラペットを撤去する工程と、パラペット背面の路盤を切り欠く工程と、並列するPCプレテンション桁間の間詰コンクリートを除去する工程と、間詰コンクリート除去部に締め付け用ジャッキを設置する工程と、締め付け力を該ジャッキに作用させる工程と、橋台パラペットと橋台上のPCプレテンション桁との遊間を跨ぐ長さのロープ状の外周に筒状可撓体を備え、ロープ状物の両端それぞれに棒体の一端に支圧体を備えた定着体を結合してなる緩衝体の一方の定着体をパラペットに形成した貫通孔に挿通し、パラペットの背面の路盤の切り欠き部に配置してコンクリートを打設して埋設する工程又は定着体を撤去したパラペット背面の路盤の切り欠き部に配置し、パラペット撤去部と背面の路盤の切り欠き部にコンクリートを打設して埋設する工程と、他方の定着体を間詰コンクリートを撤去したPCプレテンション桁間に配置する工程と、PCプレテンション桁間にコンクリートを打設して所定のコンクリート発現後、ジャッキを撤去又は埋め殺す工程とを有し、橋台とPCプレテンション桁又はプレテンション桁とプレテンション桁とを連結することを特徴とする橋梁落橋防止装置の設置方法。
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