JP2007326728A - コンクリートの製造方法及びコンクリート - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する高強度コンクリートに配合した場合にコンクリートの物性に悪影響を及ぼさない、セメント混和用高濃度シリカフュームスラリーを用いたコンクリートの製造方法を提供する。
【解決手段】ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する工程と、ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、不飽和ジカルボン酸からなる重合体とアクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩、分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体とスルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーの群から、少なくとも一種が添加されたシリカフュームスラリーを混合する工程とを少なくとも含むことを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、シリカフュームの輸送及び取扱いを容易にしたシリカフュームスラリーを用いたコンクリートの製造方法であって、特に、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する低水結合材比の高強度コンクリートの製造方法に関する。
近年、構造物の高層化、トンネル工事の増加により、シリカフュームが使用された高強度コンクリート及び吹き付けコンクリートの使用量が増加傾向にある。高強度コンクリートを得るためにはコンクリートの水結合材比を小さくする必要があり、特に、設計基準強度が著しく高いコンクリートでは、セメント粒子径の1/10以下のシリカフューム等の細かい微粉の併用が必要となる。水結合材比が35%以下となるコンクリートに、所定の流動性を付与するためには、分子中にグラフト鎖を持ったポリマーを主成分とする、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤の使用が必要となる。
一方、シリカフュームは、シリカ質の超微粒子材料であり、従来、ポゾラン反応、マイクロフィラー効果によるコンクリートの高強度化、低水結合材比のコンクリートの流動性改善などを目的にコンクリート混和材料として使用されている。また吹き付けコンクリートの使用時におけるはね返り量及び粉塵量の低減等、作業環境の改善の目的にも用いられている。シリカフュームをこれらコンクリートに配合する際、シリカフュームは粉状のまま直接配合されることが多かった。しかしながらこの場合、シリカフュームは、嵩密度が0.2〜0.3程度と著しく嵩高であるため、一度に大量輸送することが困難であり、また、作業時に粉塵が発生しやすく、取扱いが難しかった。さらにシリカフュームは、コンクリート中へ均一に混合され難く、局部的に凝集するという問題点を有していた。
このような問題を解決するものとして、シリカフュームにコンクリートや、モルタル用の高性能減水剤である分散剤と水を加えて高濃度のシリカフュームスラリーとする方法が提案されている。例えば、特許文献1には、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物系、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物系、リグニンスルホン酸塩系、ポリカルボン酸塩系、ナフタレンスルホン酸とリグニンスルホン酸の共縮合物系、高縮合トリアジン系等が挙げられている。
また、特許文献2には、硫酸や炭酸ガスをpH調整剤として加え、シリカフュームスラリーのpHを1.0〜5.8に調整することで粘性を下げることが提案されている。
さらに、特許文献3には、脂肪族(不飽和)スルホン酸と不飽和カルボン酸の共重合体、あるいは、ポリアクリル酸塩とナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩等を組み合わせた分散剤とpH調整剤とを併用することで、濃度40〜60重量%の低粘性シリカフュームスラリーを得ることが開示されている。
特開昭60−129132号公報 特許第2672004号公報 特許第3451407号公報
しかしながら、ポリカルボン酸塩系の分散剤は、シリカフュームの分散性に優れていないため、得られるスラリーの流動性は悪く、50重量%を超える高濃度のシリカフュームスラリーの製造には適していない。また、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩は、シリカフュームの分散性に優れているが、高強度コンクリートの製造に広く使用されているポリカルボン酸系高性能AE減水剤と混合すると、フレッシュコンクリートの流動性を著しく低下させてしまうため、高強度コンクリートに所定の流動性を付加するには、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を過剰添加せざるを得ず、コンクリートの凝結遅延、強度発現の停滞等の問題が発生する。
また、pH調整によってシリカフュームスラリーの流動性を改善する場合、酸の種類あるいは添加量の多寡によっては、凝結異常、強度低下、異常膨張、鉄筋の発錆など高強度コンクリートの物性に悪影響を与えるという問題がある。
本発明は、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する高強度コンクリートに配合した場合にコンクリートの物性に悪影響を及ぼさない、セメント混和用高濃度シリカフュームスラリーを用いたコンクリートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討を行った結果、適正な分散剤を適量使用した高濃度のシリカフュームスラリーを用いることで、コンクリートの物性に悪影響を及ぼさずに、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する高強度コンクリートが製造できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する工程と、ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、不飽和ジカルボン酸からなる重合体とアクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩、分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体とスルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーの群から、少なくとも一種が添加されたシリカフュームスラリーを混合する工程とを少なくとも含むことを特徴とするコンクリートの製造方法;
(2)前記水溶性ポリマーの添加量を、シリカフュームに対して0.05〜2.0重量%としている(1)記載のコンクリートの製造方法;
(3)シリカフュームスラリーにおけるシリカフュームの濃度が50〜75重量%である請求項(1)又は(2)記載のコンクリートの製造方法;
(4)コンクリートの水結合材比が30%以下である請求項(1)、(2)又は(3)記載のコンクリートの製造方法;
(5)請求項(1)乃至(4)の何れかに記載のコンクリートの製造方法によって製造されたコンクリート;
(6)ポリカルボン酸系高性能AE減水剤と、ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、不飽和ジカルボン酸からなる重合体とアクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩、分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体とスルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーの群から、少なくとも一種を含むことを特徴とするコンクリート;
を提供するものである。
本発明によれば、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する高強度コンクリートに配合した場合にコンクリートの物性に悪影響を及ぼさない、セメント混和用高濃度シリカフュームスラリーを用いたコンクリートの製造方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
本発明に係るコンクリートの製造方法は、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する工程と、ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、不飽和ジカルボン酸からなる重合体とアクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩、分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体とスルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーの群から、少なくとも一種が添加されたシリカフュームスラリーを混合する工程とを少なくとも含むことを特徴とするものである。
また、本発明に係るコンクリートは、上述の製造方法により製造されたことを特徴とするものである。すなわち、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤と、ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、不飽和ジカルボン酸からなる重合体とアクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩、分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体とスルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーの群から、少なくとも一種を含むことを特徴とするものである。
以下、本発明の構成について具体的に説明する
ポリアクリル酸又はその塩からなる水溶性ポリマーとしては、ポリアクリル酸ナトリウム等が例示できる。
ポリメタクリル酸又はその塩からなる水溶性ポリマーとしては、ポリメタクリル酸ナトリウム等が例示できる。
ポリスチレンスルホン酸又はその塩からなる水溶性ポリマーとしては、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリスチレンスルホン酸カルシウム等が例示できる。
不飽和ジカルボン酸からなる重合体と、アクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩からなる水溶性ポリマーとしては、マレイン酸からなる重合体とアクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩等が例示できる。
分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体と、スルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーとしては、アクリル酸―アクリルアミドメチルスルホン酸共重合体又はその塩、メタクリル酸―アクリルアミドメチルスルホン酸共重合体又はその塩等が例示できる。また、スルホン酸基を含有するモノマーとして、2−アクリルアミドー2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩等が例示できる。
ここで、本実施形態で使用されるシリカフュームは、シリカ質を主成分とする超微粒子材料であり、JIS A 6207に規定される「コンクリート用シリカフューム」、あるいはそれに準じた品質のものとしている。このようなシリカフュームとしては、例えば、シリコン、含シリコン合金、フェロシリコン等を製造する際に生成する超微粒子の副産物が挙げられる。
そして各水溶性ポリマーからなる分散剤の添加量は、分散剤の種類や製品により異なるが、概ねシリカフュームに対し、0.05〜2.0重量%、好ましくは0.1〜1.5重量%とすることが望ましい。水溶性ポリマーの添加量が少なすぎると十分に粘度低下されたシリカフュームスラリーを得られなくなる恐れがあり、多すぎると配合コンクリートの強度発現が不十分になるおそれがある。
さらに、本発明におけるシリカフュームのスラリー中の濃度は、50〜75重量%であることが好ましい。シリカフューム濃度が50重量%未満では水の量が多くなり、シリカフュームスラリーの輸送コストが嵩み、また、高強度コンクリートへのシリカフュームスラリーの配合量が制限されてしまうおそれがある。一方、シリカフューム濃度が75重量%を超えると、分散剤の粘度低下作用も効果が及ばず、シリカフュームスラリーの粘度が高くなり過ぎて、撹拌や定量供給等の取扱いが困難となり、シリカフュームの分散性が不十分となるおそれがある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
以下、本発明の実施例について詳述するが、本発明は当該実施例に限定されるものではない。
以下に示す各ポリマーをシリカフュームに対して0.5重量%添加しシリカフュームの濃度が60重量%のシリカフュームスラリーを調整し、このシリカフュームを用いた高強度コンクリートの流動性、強度発現性を評価した。
[使用材料]
練り混ぜ水:水道水
セメント:低熱ポルトランドセメント(住友大阪セメント)
シリカフューム:940−U(エルケムジャパン株式会社)
細骨材:千葉県君津産山砂
粗骨材:茨城県岩瀬産硬質砂岩砕石
ポリカルボン酸系高性能AE減水剤:シーカメント1200N(日本シーカ)
ポリマー1:ポリアクリル酸ナトリウム(A−210:東亜合成)
ポリマー2:ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(ポリティPS−1900:ライオン)
ポリマー3:マレイン酸とアクリル酸の共重合体(A−6030:東亜合成)
ポリマー4:カルボキシル基とスルホン酸基を含有するポリマー(A−6017:東亜合成)
ポリマー5:ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物(マイティ150:花王)
[試験方法]
上記各ポリマーをシリカフュームに対して0.5重量%添加しシリカフュームの濃度が60重量%のシリカフュームスラリーを調整した。これらのシリカフュームスラリーを図1に示す配合割合に従って作成した高強度コンクリートの流動性、強度発現性を評価した。
そして、ポリマー1を含み、且つポリカルボン酸系高性能AE減水剤をセメントに対して2.2重量%含むコンクリートを実施例1とした。ポリマー2を含み、且つポリカルボン酸系高性能AE減水剤をセメントに対して2.2重量%含むコンクリートを実施例2とした。ポリマー3を含み、且つポリカルボン酸系高性能AE減水剤をセメントに対して2.2重量%含むコンクリートを実施例3とした。ポリマー4を含み、且つポリカルボン酸系高性能AE減水剤をセメントに対して2.2重量%含むコンクリートを実施例4とした。ポリマー5を含み、且つポリカルボン酸系高性能AE減水剤をセメントに対して2.2重量%含むコンクリートを比較例1−1とした。ポリマー5を含み、且つポリカルボン酸系高性能AE減水剤をセメントに対して3.5重量%含むコンクリートを比較例1−2とした。
Figure 2007326728
そして、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、比較例1−1、比較例1−2に係る高強度コンクリートの流動性すなわちスランプフローをJIS A 1150に定義される方法に基づいて測定した。また、強度発現性をJIS A 1180 に定義される方法に基づいて測定した。
[試験結果]
試験結果を表2に示す。
Figure 2007326728
実施例1、実施例2、実施例3並びに実施例4では、比較例1−1に比べて高いスランプフローを示した。加えて実施例1、実施例2、実施例3並びに実施例4では、比較例1−1に比べて高い強度発現性を示している。斯かる強度発現性については、特に7日強度での値において顕著に表れている。
比較例1−2においては、高性能AE減水剤を多量に添加することによりスランプフローが比較例1−1に比べてある程度改善されているものの、強度発現性では比較例1−1と比較しても劣るということを同表から確認することができる。この点については、特に7日強度での値において顕著であることわかる。
すなわち、本発明に係るコンクリート並びにその製造方法によれば、コンクリートの物性に悪影響を及ぼさない、すなわち高いスランプフローを示しつつ初期強度発現性を損なうことがない、高強度なコンクリート組成物を得ることが判明した。

Claims (6)

  1. ポリカルボン酸系高性能AE減水剤を添加する工程と、
    ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、不飽和ジカルボン酸からなる重合体とアクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩、分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体とスルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーの群から、少なくとも一種が添加されたシリカフュームスラリーを混合する工程とを少なくとも含むことを特徴とするコンクリートの製造方法。
  2. 前記水溶性ポリマーの添加量を、シリカフュームに対して0.05〜2.0重量%としている請求項1記載のコンクリートの製造方法。
  3. シリカフュームスラリーにおけるシリカフュームの濃度が50〜75重量%である請求項1又は2記載のコンクリートの製造方法。
  4. コンクリートの水結合材比が30%以下である請求項1、2又は3記載のコンクリートの製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のコンクリートの製造方法によって製造されたコンクリート。
  6. ポリカルボン酸系高性能AE減水剤と、
    ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、不飽和ジカルボン酸からなる重合体とアクリル酸又はメタクリル酸からなる重合体とを有する共重合体又はその塩、分子中にカルボキシル基を含有するモノマーからなる重合体とスルホン酸基を含有するモノマーからなる重合体とを有する共重合体またはその塩からなる水溶性ポリマーの群から、少なくとも一種を含むことを特徴とするコンクリート。
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