JP2007326252A - ホストベースプリンタ、印刷制御方法、記憶媒体及びプログラム - Google Patents

ホストベースプリンタ、印刷制御方法、記憶媒体及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 電源切断時に印刷中の印刷ジョブ情報を小容量の不揮発性記憶手段に、退避させて、電源再開後、中断した印刷ジョブのページから順次印刷ジョブを再開することである。
【解決手段】 電源が切断される場合に(S401)、印刷ジョブを印刷中かどうかをコントローラが判断して(S402)、印刷中であれば、印刷中のジョブ情報を印刷設定を記憶する小容量の不揮発性記憶装置に退避させる(S406)。そして、電源再投入時に、不揮発性記憶装置に退避させた印刷中ジョブ情報を読み出して、特定される情報処理装置から印刷中断したページ以降のジョブ情報を受信して印刷処理を再開する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の情報処理装置と通信して印刷ジョブを処理するホストベースプリンタにおける印刷制御に関するものである。
従来、この種の印刷装置において、給紙ジャム等のエラー発生により印刷処理が中断された後、エラー回復により中断した箇所から印刷を再開するというジョブ再開機能を実行するものがある。
例えば下記特許文献1では、電源がオフされると、エラー発生時に処理していたRAMの画像データが消去されることを課題に、RAMの画像データを外部の記憶装置に記憶させておき、電源起動時にダウンロードし再印刷する手法が提案されている。
また、下記特許文献2では、エラー退避をして後続のジョブを優先的に実行する印刷装置で、情報処理装置からジョブ毎に退避するジョブか否かを指定できるという手法が提案されている。
また、複数の印刷ジョブが順番に印刷装置に転送された場合、印刷装置への転送順がそのままジョブ開始順になるよう保証する印刷要求の受付順保証機能も提案されている。
特開平11-41385号公報 特開2000-347818号公報
一方、容量の少ない不揮発性記憶装置と揮発性記憶装置しか持たずハードディスク等の印刷ジョブを保持する装置を持たないような安価な印刷装置においては、印刷再開時に印刷ジョブを情報処理装置から送信し直す必要があった。
また、印刷装置の電源切断で印刷が中断された場合、特許文献1に指摘されているように、印刷装置は揮発性記憶装置に保持していた印刷に関する情報を失ってしまう。
このため、エラー回復後、印刷装置の電源を投入した際、印刷装置は印刷が中断された事を知らないので印刷再開を待たずにアイドル状態へと移行する。
このようなアイドル状態では印刷装置は到着順で占有要求を受け付ける。つまり、ホスト側の情報処理装置から転送されるであろう印刷再開ジョブを優先する制御を実行することはなくなる。
よって、例えばネットワークを介して複数の情報処理装置と印刷装置が接続されている印刷システム環境において、各情報処理装置が印刷装置にジョブを投入していた場合、以下のようにジョブが処理される。
つまり、印刷装置の電源切断による印刷中断後に電源を投入すると、電源切断前の順番とは異なる順番でジョブが受け付けられる可能性がある。
そのため、印刷再開ジョブ以外のジョブが、印刷再開ジョブよりも先に印刷されてしまう事がある、という問題があった。
また、電源切断により印刷が中止されたジョブについて、実際には印刷が終了したページがあって、けれどそれを情報処理装置に通知するのが間に合わない場合があった。
このとき、情報処理装置側が前記ページの印刷が終了した事を知らないため印刷装置の電源投入後に印刷再開を行う際、通知されていないページから印刷を再開する事になる。そのため、同じページが重複して印刷されるという問題があった。
このような印刷装置において、エラー等により受信したジョブの処理を中断し、電源が遮断されるような処理が実行された場合は、印刷ジョブの出力順序が変更されてしまう。
また、このようなエラー回復後、印刷ジョブの再開で、既に印刷されたページを含むような印刷処理が実行されてしまう等の課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、大容量の不揮発性記憶手段を必ずしも必要とすることなく、印刷中の電源遮断後において、電源遮断前の印刷順序を守れる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明のホストベースプリンタは、複数の情報処理装置と通信可能で、展開済みの画像を含む印刷ジョブを受信し印刷出力するホストベースプリンタであって、いずれかの情報処理装置から受信する印刷ジョブを印刷中に、電源切断操作を受け付けて電源切断待機状態となり、一定時間経過後、電源の切断処理を実行する電源切断待機手段と、前記電源切断待機状態において、前記印刷ジョブを印刷中かどうかを判断する第1のジョブ状態判断手段と、前記印刷中であると判断した場合、前記印刷中の印刷ジョブの識別子を含む印刷中ジョブ情報を不揮発性記憶手段に記憶させて電源切断状態に移行させる第1のジョブ情報退避手段と、電源復帰後に、前記不揮発性記憶手段に記憶された印刷ジョブの識別子に基づき情報処理装置のプリンタの占有を制御する占有制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、大容量の不揮発性記憶手段を必ずしも必要とすることなく、印刷中の電源遮断後において、電源遮断前の印刷順序を守れる仕組みを提供することである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷装置と通信可能な複数の情報処理装置を含む印刷システムの一例を示す図である。なお、各情報処理装置のデータ処理能力が同じもので構成されるシステムであっても、それぞれ異なるデータ処理能力で構成されていてもよい。また、各情報処理装置は、印刷装置と通信するためのプリンタドライバが外部記憶装置にインストールされて、オペレーティングシステム(OS)の管理下で、印刷情報処理を行う。
図1において、101は本実施形態に係る印刷装置としてのホストベースプリンタである。ホストベースプリンタとは、ホストコンピュータ等で展開済みの画像を含む印刷ジョブを受信し印刷出力するものであり、ホストコンピュータ側に印刷データ作成機能を担わせるので、コストを削減できるという特徴がある。また、印刷装置101としてははインクジェット印刷装置、レーザビーム印刷装置(以下、LBP)等の様々な印刷形式のものを用いることができる。本実施形態ではLBPであるとするが、本実施形態における印刷装置はLBPに限定されるものではない。
102〜104は情報処理装置で、イーサネット(登録商標)を介して印刷装置101と接続するためのネットワークコントローラ(NIC)を備えて、SNMP等で通信可能に構成されている。また、情報処理装置102〜104にインストールされたプリンタドライバにより、印刷装置101に印刷ジョブを出力するためのポート等が自動的に設定される。
情報処理装置102〜104は、後述するプリンタドライバ、ランゲージモニタ、ポートモニタ等を介して印刷装置101に対して印刷データを送信し、印刷装置101はこの印刷データに基づいて記録媒体上に画像や文字を形成する。
図2は、図1に示したホストベースプリンタの概略構造を示す断面図であり、例えばプリンタエンジンがLBPで構成される例である。
図2においては、201は記録媒体である用紙、202は用紙カセットで、用紙201を保持する。203はカセット給紙クラッチであり、用紙カセット202上に置かれた用紙201の最上位の用紙1枚のみを分離する。
この給紙クラッチ203は、カム形状を有し、不図示の駆動手段によって給紙の度に回転する。これにより、この分離に伴い用紙の先端部を給紙ローラ204の位置まで搬送するものであり、1回転に対応して1枚の用紙を給紙する。
給紙ローラ204は、用紙が給紙クラッチ203によって搬送されてくると、用紙201を軽く押圧しながら回転し、用紙201を搬送する。
一方、222は用紙台、221は手差し給紙クラッチであり、これら構成により、上述した用紙カセット202からの給紙だけでなく、給紙台222から1枚ずつ手差し給紙することを可能にする。
205は転写ドラム、206は用紙の先端を挟み込むグリッパ、207は搬送ローラである。
印刷時には、転写ドラム205は所定の速度で回転しており、その回転により転写ドラム205上のグリッパ206が用紙先端位置に来ると、グリッパは用紙先端部を挟み込む。この動作と用紙搬送ローラ207との回転によって、用紙201は転写ドラム205に巻きつけられてさらに搬送される。
208は感光ドラムである。209は現像器支持部である。210はイエロー(Y)、トナー現像器、211はマゼンダ(M)トナー現像器、212はシアン(C)トナー現像器、213はブラック(BK)トナー現像器である。
現像器指示部209は図示しない支点を軸に回転し、これにより所望の色トナーの現像器を、感光ドラム208に対し現像できる位置に搬送する。
214はレーザドライバである。レーザドライバ214は、図3もしくは図4の印刷制御部から送出されるドットデータに応じて不図示の半導体レーザのオン/オフを行いながら感光ドラム208上を主走査線方向に走査して主走査ライン上に潜像を形成する。
感光ドラム208は、この潜像形成と転写ドラム205上の用紙201の位置との同期がとれるよう回転駆動される。すなわち、不図示の帯電器により帯電された感光ドラム208の表面は上述のレーザビームの露光によって1ページ分の潜像が形成される。
この感光ドラム208上の潜像は、現像器210、211、212、213の中の所定の色トナーの現像器によってトナー像として現像された後、転写ドラム205上の用紙201に前記トナー像が転写される。
さらに、必要な色トナーの下図だけ上述と同様の動作によって、転写ドラム205上の用紙201にトナー像が重ねられる。
そして、必要なトナー象が転写された用紙201は、転写分離つめ216によって転写ドラム205から分離され、一対の定着ローラ217A、217Bによってトナー像が加熱定着される。そして、搬送ローラ218A、218B、および219を経て排紙トレイ220に排紙される。
223は濃度センサであり、所定のタイミングで感光ドラム208上に形成されるYMCKそれぞれのパッチのトナー像の濃度を検知する。215は印刷装置全体の制御を行うコントローラである。
図3は、図1に示した印刷システムのモジュール構成を示すブロック図である。本例では、情報処理装置301のソフトウエアの構成と、印刷装置310のハードウエアの構成を示している。なお、図3に示す情報処理装置301は、一般的なコンピュータが備える構成を備え、所謂、記憶装置、CPU、ROM、RAM、入力デバイスとしてのキーボードを備える。さらに、情報処理装置301は、出力デバイスとして表示装置を備える。したがって、図3における説明がソフトウエア機能ブロックと、ハードウェアブロックが混在している。また、各モジュールは、記憶装置に記憶され、電源投入時に、CPUによりRAM上にロードされることでそれぞれのモジュールが実行される。もちろん、記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)がインストールされていて、同様に電源投入時にRAM上にロードされて常駐する。
図3において、301は情報処理装置であり、図1に示した情報処理装置102〜104の1つに対応する。
そして、情報処理装置301は、内部にアプリケーション302、プリンタドライバ303、プリントスプーラ304、ランゲージモニタ305、ポートモニタ306を備えている。また、不図示ではあるが記憶装置も備えている。
302は印刷する文書などを作成する為のアプリケーションであり、作成された文章や画像のデータが後述する印刷の対象とする。
そして、情報処理装置102〜104を扱うユーザが印刷指示をすることで、ユーザがアプリケーション302を用いて作成した文章や画像のデータが印刷装置310に対応したプリンタドライバ303に送出される。なお、この印刷装置310に対応したプリンタドライバ303とは、図1に示した印刷装置101に対するものであって、上述したように大容量の不揮発性メモリを備えていない印刷装置である。
303はプリンタドライバであり、アプリケーション302が出した印刷指示を受けて記憶装置から呼び出した濃度情報をもとに印刷ジョブを作成し、プリントスプーラ304へと送信する。
プリントスプーラ304は送られてきた印刷ジョブを管理し、順次ランゲージモニタ305へと送る。
ランゲージモニタ305は印刷ジョブをページ単位に管理し、印刷データ及び制御データをポートモニタ306に転送する。また、ポートモニタ306がコントローラ311より取得した情報を取得する。
ポートモニタ306は、デバイスIDの管理やポートを使用している印刷装置310の管理を行い、指定された印刷装置に、ランゲージモニタ305から送られてきたデータを転送する。また、コントローラ311に記憶された情報を取得する。
310は印刷装置で、図1に示し印刷装置101に対応するLBPで構成される。また、印刷装置310は、内部にコントローラ311とエンジン312と揮発性記憶装置313と不揮発性記憶装置314、電源スイッチ315を備える。
コントローラ311は、情報処理装置301のポートモニタ306から受け取った印刷データの転送、および制御データに従った印刷制御、エンジン312の制御を行う。また、揮発性記憶装置313や不揮発性記憶装置314に対する情報の読み書きを行う。
エンジン312は、コントローラ311より送られてきた印刷データの印刷を行う。また、コントローラ311より送られてきた制御コマンドに従い、各種制御を実行する。
揮発性記憶装置313は電源切断により記憶内容が消えてしまうようなメモリであり、印刷データや濃度情報、時刻情報を記憶する。揮発性記憶装置313は、例えばRAM等で構成される。
不揮発性記憶装置314は電源切断でも記憶内容が消えないようなメモリであり、印刷装置の設定情報などを記憶する。不揮発性記憶装置314は、書き込まれた情報を不揮発に記憶可能な半導体メモリであって、例えばNVRAM、書き換え可能なフラッシュROM、バックアップ可能なSDメモリ等で構成される。
電源スイッチ315は、ユーザが電源をON/OFFするためのスイッチである。電源スイッチ315は電源切断待機手段を持ち、OFFになるとコントローラ311に電源切断予告を出し、所定時間が経過してから実際に電源が切断される。
図4は、本実施形態を示す印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、図3に示した310における電源切断時のデータ処理手順に対応する。なお、S401〜S408は各ステップを示す。また、各ステップは、図3に示した印刷装置310のコントローラ311が不揮発性記憶装置314に記憶される制御プログラムを揮発性記憶装置313にロードして実行することで実現される。なお、電源切断時のデータ処理手順は、電源切断待機ステップと、ジョブ状態判断ステップと、第1のジョブ情報退避ステップと、第2のジョブ状態判断ステップと、第2のジョブ情報退避ステップとを含んでいる。
S401で、電源スイッチ315がOFFに切り替わり、そのことがコントローラ311に通知される。これにより、印刷装置310は、いずれかの情報処理装置から受信する印刷ジョブを印刷中に、電源切断操作を受け付けて電源切断待機状態となる。コントローラ311は、図示しないタイマを起動して、一定時間経過後、電源の切断処理を実行する。つまり、一定時間経過前に、ステップS401〜S408が実行し、電源切断状態に移行する。
そして、S402で、コントローラ311が揮発性記憶装置313に記憶される、例えばステータスを調べて、現在の状態がいずれかの情報処理装置から受信した印刷ジョブの印刷中であるか否かを判断する。ここで、コントローラ311が印刷中でないと判断した場合は、本処理を終了する。なお、S402は、コントローラ311が電源切断待機状態中に、前記印刷ジョブを印刷中かどうかを判断する第1のジョブ状態判断ステップに対応する。
そしてS402で、印刷中でないと判断した場合で、上記タイマがタイムアップしていれば、印刷装置310は、図示しない電源ユニットからの電力供給が停止して、電源遮断状態に移行する。
一方、S402で、コントローラ311が揮発性記憶装置313に記憶されたスター足すから現在の状態が印刷中であると判断した場合は、S403に進む。そして、S403で、情報処理装置301からの印刷データを受け取らないようにした後、印刷動作中の用紙が排出されるまで待つ。次に、S404では、用紙が排出され、コントローラ311がエンジン312による印刷動作が停止させる。
そして、S405で、コントローラ311が印刷ジョブが終了したかをジョブ処理状態を示す情報から判断する。ここで、コントローラ311がジョブ処理を終了していると判断した場合は、本処理を終了し、終了していないと判断した場合は、S406へ進む。なお、不揮発性記憶装置314では、印刷処理中のジョブIDと印刷済みページ数を管理するテーブルを備えて、コントローラ311によりジョブ処理実行状態の進行状況に適応して、その情報が以下のように更新される。
そして、S406で、印刷中ジョブ情報退避機能処理を実行する。すなわち、コントローラ311が印刷中ジョブのジョブID(ジョブを一意に決定する識別子)と印刷済みページ数を不揮発性記憶装置314に記憶する。不揮発性記憶装置314は、例えばNVRAMで構成される。
次に、S407で、後続ジョブが揮発性記憶装置313に1つ以上存在するかを判断する。ここでは、コントローラ311が処理中のジョブID以外のジョブIDが揮発性記憶装置313に記憶されていれば、後続ジョブが存在すると判断する。ここで、コントローラ311が他のジョブが存在すると判断した場合は、S408へ移行し、存在しないと判断した場合は、本処理を終了する。
そして、S408で、後続ジョブ情報退避昨日処理を実行する。すなわち、コントローラ311が各後続ジョブについて、それぞれのジョブIDを印刷待ち順に不揮発性記憶装置314のジョブ管理テーブルに記憶して、本処理を終了する。なお、S407は、印刷中であると判断した場合、さらに、後続する印刷ジョブが存在するかどうかを判断する第2のジョブ状態判断ステップに対応する。また、S408は、印刷中であると判断した場合、さらに、後続する印刷ジョブが存在するかどうかを判断する第2のジョブ状態判断ステップに対応する。
以上より、電源スイッチ315が切断指示されても、直ぐには電源が切断されることなく、上記S401〜S408が実行された後に、電源が切断される。つまり、印刷装置310の電源切断時には、印刷中ジョブ及び後続ジョブが存在した場合、それぞれのジョブ再開情報(印刷処理中のジョブIDとその印刷済みページ数、あるいは後続するジョブIDを不揮発性記憶装置314に退避させることができる。これにより、印刷再開時に、コントローラ311は、不揮発性記憶装置314に退避させたジョブ再開情報を情報処理装置301に通知することができる。
図5は、本実施形態を示す印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、図3に示した印刷装置310の電源投入が指示され電源復帰時及び電源復帰後のデータ処理手順に対応する。なお、S501〜S510は各ステップを示す。また、各ステップは、図3に示した印刷装置310のコントローラ311が不揮発性記憶装置314に記憶される制御プログラムを揮発性記憶装置313にロードして実行することで実現される。なお、電源投入時のデータ処理は、第1の退避状態判断ステップと、占有可否判断ステップと、通知ステップと、再開ステップと、第1のジョブ解除ステップとを含んでいる。
まず、S501で、図3に示した電源スイッチ315がONに切り替わると、そのことがコントローラ311に通知される。
S502では、コントローラ311は、印刷中ジョブ情報退避判定機能処理を実行する。すなわち、コントローラ311が不揮発性記憶装置314に印刷中ジョブ再開情報が退避されているかどうかを判断する。ここで、コントローラ311が不揮発性記憶装置314に印刷中ジョブ再開情報が退避されていると判断した場合は、S503へ移行し、対比されていないと判断した場合は、本処理を終了する。
なお、S502は、電源切断後の電源投入後、不揮発性記憶装置314に印刷中ジョブ情報が退避されている状態かどうかを判定する第1の退避状態判断ステップに対応する。
次に、S503で、コントローラ311が本処理が開始して図示しないタイマ等によりカウントされている時間が、所定時間経過しているかどうかを判断する。なお、ここで、所定時間とは、システムが固有値としてあらかじめ保持していてもよいし、ユーザが任意に変更できる値であっても良い。
この所定時間とは、不揮発性記憶装置314に退避されている印刷中ジョブ再開情報を削除するかどうかを決定するための時間であり、これにより、不要な印刷ジョブ再開動作を制限することができる。
そして、コントローラ311が所定時間経過していると判断した場合は、S510へ、経過していないと判断した場合は、S504へ移行する。
そして、S504で、コントローラ311は、印刷装置310に情報処理装置301から占有要求が来ているかを判断する。ここで、コントローラ311が情報処理装置301から占有要求が来ていると判断した場合は、S505へ、来ていないと判断した場合は、S503へ移行する。
そして、S505で、コントローラ311は占有可否判定機能処理(占有制御)を実行する。すなわち、不揮発性記憶装置314に記憶された印刷中ジョブのジョブIDと同じジョブIDの占有要求が伴っているかを判断する。ここで、コントローラ311が同じジョブIDの占有要求が伴っていると判断した場合は、S506へ、同じジョブIDの占有要求が伴っていないと判断した場合は、S503へ移行する。つまり、S505は、S502で退避されている状態であると判断した場合、印刷再開待ち状態となる。そして、各情報処理装置からの占有要求に伴う印刷ジョブを特定する特定情報と不揮発性記憶装置314に退避されている印刷中ジョブ情報とが同一であるかに基づいて占有の可否を判断する占有可否判断ステップに対応する。ここで、特定情報とは、いずれかの情報処理装置が印刷ジョブに付加しているジョブIDである。
なお、ここで、ジョブIDは、図4に示したS408で、コントローラ311が不揮発性記憶装置314に退避している印刷中ジョブ情報に含まれている情報である。
また、本実施形態では、印刷中ジョブ情報として、前記印刷中の印刷ジョブ状態を特定するための一意に識別する識別子と、印刷済みページ数とを含む構成となっている。
そして、S506で、コントローラ311は情報処理装置301に対して占有を許可し、印刷装置310は占有要求を出している情報処理装置、本例では、情報処理装置301に占有される。
これにより、図1に示す例でいえば、図5に示す処理により、電源が投入された場合、電源切断時に情報処理装置102のジョブ処理を中断した情報が不揮発性記憶装置314に記憶さている場合、以下のように制御される。つまり、電源投入時に、他の情報処理装置103、104と情報処理装置102から占有要求を受信している場合、コントローラ311は、情報処理装置102からの占有要求を許可する。
これにより、情報処理装置102による中断処理以降に発生する他の情報処理装置103、104からのジョブ処理要求が割り込まれてしまう事態を回避できる。
次に、S507で、コントローラ311は、印刷済み情報通知機能処理を実行する。すなわち、不揮発性記憶装置314に記憶された印刷中ジョブの印刷済みページ数を印刷装置310を占有した情報処理装置、ここでは、情報処理装置102に通知する。なお、S507は、占有を許可したいずれかの情報処理装置に対して、不揮発性記憶装置314に退避されている印刷中ジョブ情報を通知する通知ステップに対応する。
そして、S508で、コントローラ311は、図4に示したS406で退避している不揮発性記憶装置314から、印刷中ジョブのジョブIDと印刷済みページ数に関する情報を削除する。
次に、S509で、情報処理装置102から受信するジョブ処理を再起する印刷中ジョブ再開機能処理を実行する。すなわち、情報処理装置301は、S507で、コントローラ311から通知された印刷済みページ数を参照することで、その次のページから印刷動作を再開して、本処理を終了する。なお、S509は、S507による通知ステップにより印刷中ジョブ情報が通知されたいずれかの情報処理装置から継続印刷すべき印刷ジョブを受信して印刷を再開する再開ステップに対応する。
これにより、正常に印刷されていたページを再度印刷してしまう事態を回避して、紙資源の無駄をなくすことができる。
一方、ステップS503で、コントローラ311が所定時間が経過していると判断した場合は、S510で、不揮発性記憶装置314から印刷中ジョブのジョブIDと印刷済みページ数に関する情報を削除して、本処理を終了する。
なお、S510は、印刷再開待ち状態において、一定時間経過しても印刷中ジョブを示す識別子を伴う占有要求を受信しない場合、不揮発性記憶装置314に退避させた印刷中ジョブ情報を削除する。そして、印刷再開待ち状態を解除する第1のジョブ解除ステップに対応する。
以上より、印刷装置310の電源投入時に印刷中ジョブ情報が不揮発性記憶装置314に退避されていた場合に、他の印刷装置から占有要求があっても、印刷中ジョブを優先させる印刷装置を占有させる事ができる。
図6は、本実施形態を示す印刷装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、図3に示した印刷装置310の占有解放時のデータ処理手順に対応する。なお、S601〜S609は各ステップを示す。占有解放時のデータ処理は、第2の退避状態判断ステップと、後続ジョブ制御ステップと、第2のジョブ解除ステップを含んでいる。
また、各ステップは、図3に示した印刷装置310のコントローラ311が不揮発性記憶装置314に記憶される制御プログラムを揮発性記憶装置313にロードして実行することで実現される。
まず、S601で、図5に示した印刷処理が完了したら、コントローラ311は、印刷装置310の占有を解放する。
そして、S602では後続ジョブ情報退避判定機能処理を実行する。すなわち、コントローラ311は、不揮発性記憶装置314に後続ジョブ情報が1つ以上退避されていないかを判断する。ここで、コントローラ311が後続ジョブ情報が1つでも退避されていると判断した場合は、S603へ移行し、退避されていなければ、本処理を終了する。なお、S602は、印刷ジョブの処理終了によりいずれかの情報処理装置による占有状態を解放後、不揮発性記憶装置314に後続ジョブ情報が退避されていないか判定する第2の退避状態判断ステップに対応する。
そして、S603で、コントローラ311が本処理が開始して図示しないタイマ等によりカウントされている時間が、所定時間経過しているかどうかを判断する。ここで、所定時間はシステムが固有値としてあらかじめ保持していてもよいし、ユーザが任意に変更できる値であっても良い。
そして、コントローラ311が所定時間が経過していると判断した場合は、S609へ、経過していないと判断した場合は、S604へ移行する。
そして、S604で、印刷装置310に情報処理装置301から占有要求が来ているかを判断する。ここで、占有要求が来ていないと判断した場合は、S605へ、来ていると判断した場合は、S603へ移行する。
そして、S605で、コントローラ311は、不揮発性記憶装置314に記憶された後続ジョブうち印刷順が先頭のジョブについて、ジョブのジョブIDと同じジョブIDを占有要求が伴っているかを判断する。ここで、コントローラ311が占有要求を伴っていると判断した場合は、S606へ、占有要求を伴っていないと判断した場合は、S603へ移行する。これにより、情報処理装置102のジョブ処理中に、後続するジョブを情報処理装置103と情報処理装置104とが要求している場合であって、情報処理装置103が先に占有要求をしている場合は、情報処理装置103のジョブが次に処理される候補となる。したがって、印刷装置310は、印刷中断処理後、ジョブ処理順序が要求順に従って処理される。
そして、S606で、後続する先頭のジョブを要求する情報処理装置に占有を許可し、印刷装置310は占有要求を出した情報処理装置に占有される。本例のジョブ処理想定では、情報処理装置103となる。なお、S603〜S606は、不揮発性記憶装置314に後続ジョブを特定する継続ジョブ情報が存在する場合は、後続する印刷ジョブ受け付け待ち状態となる。そして、不揮発性記憶装置314に印刷順に記憶された継続ジョブ情報に基づくいずれかの情報処理装置からの占有要求の可否を決定する後続ジョブ制御ステップに対応する。なお、継続ジョブ情報とは、継続ジョブを特定する継続ジョブ識別子を含むものである。
次に、S607で、不揮発性記憶装置314から後続ジョブうち印刷順が先頭のジョブに関する情報を削除する。
これにより、不揮発性記憶装置314内の記憶領域を解放して、次のジョブ情報を記憶可能とすることで、ジョブ再開制御に必要な情報を僅かな容量の不揮発性記憶装置314で管理可能となる。
次に、S608で、次の情報処理装置、本例では、占有が許可された情報処理装置103が印刷を開始して、本処理を終了する。なお、情報処理装置103は、図4、図5、図6に示す処理を同様に処理するものとする。
一方、S603で、コントローラ311が所定時間が経過していると判断した場合は、S609で、コントローラ311は、不揮発性記憶装置314から後続ジョブうち印刷順が先頭のジョブに関する情報を削除する。なお、S609は、後続する印刷ジョブ受け付け待ち状態において、一定時間経過しても後続ジョブを特定する継続ジョブ情報を伴う占有要求を受信しない場合の処理である。そして、S609は、不揮発性記憶装置314に退避させた後続ジョブ情報を削除して後続ジョブ受け付け待ち状態を解除する第2のジョブ解除に対応する。
これにより、不揮発性記憶装置314内の記憶領域を解放して、次のジョブ情報を記憶可能とすることで、ジョブ再開制御に必要な情報を僅かな容量の不揮発性記憶装置314で管理可能となる。
以上より、占有解放時に後続ジョブ情報が不揮発性記憶装置314に退避されていた場合に、後続ジョブ情報が不揮発性記憶装置314に退避されていた情報処理装置に対して優先して印刷装置を占有させることができる。しがって、何ら大容量の不揮発性メモリを備えていなくても、電源切断前の印刷順を保った印刷処理を再開することで、従来の課題を有効に解決することができる。
また、他の印刷ジョブに割り込まれることなく、中断されたジョブの再開を行う事ができる。さらにページの重複も防ぐ事ができる。
また、書き込みタイミングを限定することで不揮発性記憶装置への書き込み回数も抑えられるので、不揮発性記憶装置の寿命を不必要に消費する事がない。
〔第2実施形態〕
なお、上記第1実施形態では、印刷ジョブを中断した場合にそのページ数を記憶させる処理として、片面印刷処理を想定する場合について説明した。しかしながら、両面印刷機能を備える印刷装置においては、中断する印刷面が、表面と裏面との状態を取り得る。そこで、両面印刷処理中には、両面と裏面とを状態として不揮発性記憶装置314に退避させることで、裏面中であれば、1つ前のページ数から再開させるような制御を実行することで対応することができる。
〔第3実施形態〕
なお、上記第1実施形態では、印刷ジョブを中断した場合にそのページ数を記憶させる処理として、片面印刷処理を想定する場合について説明した。しかしながら、nIN1等のレイアウト印刷機能を備える印刷装置においては、中断したページ数が複数ページに及ぶ場合がある。そこで、レイアウト印刷中には、その情報を状態として不揮発性記憶装置314に退避させることで、レイアウト印刷であれば、該当ページ数から再開させるような制御を実行することで対応することができる。
〔第4実施形態〕
以下、図7に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図7は、本発明に係る印刷装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図4〜図6に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
本実施形態を示す印刷装置と通信可能な複数の情報処理装置を含む印刷システムの一例を示す図である。 図1に示した印刷装置の概略構造を示す断面図である。 図1に示した印刷システムのモジュール構成を示すブロック図である。 本実施形態を示す印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す印刷装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
301 情報処理装置
302 アプリケーション
303 プリンタドライバ
304 プリントスプーラ
305 ランゲージモニタ
306 ポートモニタ
310 印刷装置
311 コントローラ
312 エンジン
313 揮発性記憶装置
314 不揮発性記憶装置
315 電源スイッチ

Claims (14)

  1. 複数の情報処理装置と通信可能で、展開済みの画像を含む印刷ジョブを受信し印刷出力するホストベースプリンタであって、
    いずれかの情報処理装置から受信する印刷ジョブを印刷中に、電源切断操作を受け付けて電源切断待機状態となり、一定時間経過後、電源の切断処理を実行する電源切断待機手段と、
    前記電源切断待機状態において、前記印刷ジョブを印刷中かどうかを判断する第1のジョブ状態判断手段と、
    前記印刷中であると判断した場合、前記印刷中の印刷ジョブの識別子を含む印刷中ジョブ情報を不揮発性記憶手段に記憶させて電源切断状態に移行させる第1のジョブ情報退避手段と、
    電源復帰後に、前記不揮発性記憶手段に記憶された印刷ジョブの識別子に基づき情報処理装置のプリンタの占有を制御する占有制御手段と、
    を有することを特徴とするホストベースプリンタ。
  2. 電源切断後で電源投入が行われると、前記不揮発性記憶手段に印刷中ジョブの識別子が退避されている状態かどうかを判定する第1の退避状態判断手段と、
    前記制御手段は、前記退避されている状態であると判断した場合、印刷再開待ち状態となり、いずれかの情報処理装置からの占有要求に伴う印刷ジョブを特定する特定情報と前記不揮発性記憶手段に退避されている印刷中ジョブ情報とが同一であるかどうかに基づいて占有の可否を判断することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 占有が許可された場合、占有を許可したいずれかの情報処理装置に対して、前記不揮発性記憶手段に退避されている印刷中ジョブ情報を通知する通知手段と、
    前記通知手段により印刷中ジョブ情報が通知されたいずれかの情報処理装置から継続印刷すべき印刷ジョブを受信して印刷を再開する再開手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載のホストベースプリンタ。
  4. 前記印刷中であると判断した場合、さらに、後続する印刷ジョブが存在するかどうかを判断する第2のジョブ状態判断手段と、
    前記後続する印刷ジョブが存在すると判断した場合、各後続ジョブを特定する継続ジョブ情報を不揮発性記憶手段に印刷順に記憶する第2のジョブ情報退避手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか記載のホストベースプリンタ。
  5. 前記印刷中ジョブ情報は、印刷済みページ数を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のホストベースプリンタ。
  6. 前記印刷再開待ち状態において、一定時間経過しても印刷中ジョブを示す識別子を伴う占有要求を受信しない場合、前記不揮発性記憶手段に退避させた印刷中ジョブ情報を削除して、前記印刷再開待ち状態を解除するジョブ解除手段を有することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のホストベースプリンタ。
  7. 複数の情報処理装置と通信可能で、展開済みの画像を含む印刷ジョブを受信し印刷出力するホストベースプリンタにおける印刷制御方法であって、
    いずれかの情報処理装置から受信する印刷ジョブを印刷中に、電源切断操作を受け付けて電源切断待機状態となり、一定時間経過後、電源の切断処理を実行する電源切断待機工程と、
    前記電源切断待機状態において、前記印刷ジョブを印刷中かどうかを判断する第1のジョブ状態判断工程と、
    前記印刷中であると判断した場合、前記印刷中の印刷ジョブの識別子を含む印刷中ジョブ情報を不揮発性記憶手段に記憶させて電源切断状態に移行させる第1のジョブ情報退避工程と、
    電源復帰後に、前記不揮発性記憶手段に記憶された印刷ジョブの識別子に基づき情報処理装置のプリンタの占有を制御する占有制御工程と、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  8. 電源切断後で電源投入が行われると、前記不揮発性記憶手段に印刷中ジョブの識別子が退避されている状態かどうかを判定する第1の退避状態判断工程と、
    前記制御工程は、前記退避されている状態であると判断した場合、印刷再開待ち状態となり、いずれかの情報処理装置からの占有要求に伴う印刷ジョブを特定する特定情報と前記不揮発性記憶手段に退避されている印刷中ジョブ情報とが同一であるかどうかに基づいて占有の可否を判断することを特徴とする請求項7に記載の印刷制御方法。
  9. 占有が許可された場合、占有を許可したいずれかの情報処理装置に対して、前記不揮発性記憶手段に退避されている印刷中ジョブ情報を通知する通知工程と、
    前記通知工程により印刷中ジョブ情報が通知されたいずれかの情報処理装置から継続印刷すべき印刷ジョブを受信して印刷を再開する再開工程と、
    を有することを特徴とする請求項7又は8記載の印刷制御方法。
  10. 前記印刷中であると判断した場合、さらに、後続する印刷ジョブが存在するかどうかを判断する第2のジョブ状態判断工程と、
    前記後続する印刷ジョブが存在すると判断した場合、各後続ジョブを特定する継続ジョブ情報を不揮発性記憶手段に印刷順に記憶する第2のジョブ情報退避工程を有することを特徴とする請求項7〜9の何れか記載の印刷制御方法。
  11. 前記印刷中ジョブ情報は、印刷済みページ数を含むことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の印刷制御方法。
  12. 前記印刷再開待ち状態において、一定時間経過しても印刷中ジョブを示す識別子を伴う占有要求を受信しない場合、前記不揮発性記憶手段に退避させた印刷中ジョブ情報を削除して、前記印刷再開待ち状態を解除するジョブ解除工程を有することを特徴とする請求項7から11の何れかに記載の印刷制御方法。
  13. 請求項7〜12のいずれかに記載の印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  14. 請求項7〜12のいずれかに記載の印刷制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013231850A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2014083794A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2018005528A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 キヤノン株式会社 画像形成システム、画像形成装置、サーバ、それらの制御方法、及びプログラム

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