JP5263612B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来より印刷装置として、ネットワークインターフェイスに接続されたコンピュータから送信された印刷データや、あるいはUSBインターフェイスに接続されたUSBメモリ等の記憶媒体から読み出した印刷データをメモリ上に記憶し、その印刷データに基づいて用紙に印刷を行うものが知られている。また、こうした印刷装置において、印刷済みのページの印刷データをある期間メモリ上に保持しておき、印刷エラーが生じた時などにその印刷データに基づいて同じページの再印刷を行う機能を備えたものもある。
特開平11−284818号公報
しかしながら、メモリに再印刷用の印刷データを長期間保持しておくと、空き容量が不足して処理が遅くなるなどの問題が生じる。
これに対し、印刷が完了したページの印刷データをメモリ上から直ぐに消去してメモリの空き容量を確保し、再印刷を行う必要がある時には印刷データを取得元から再度取得し直して印刷する方法も考えられる。しかしながらこの場合、状況によっては、印刷データの再取得が困難であったり、手間がかかったりするなどの不都合が生じることがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、状況に応じて好適なメモリ管理を行うことが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る印刷装置は、データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、前記取得手段における前記データ取得元との通信形態に応じて出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を変更するメモリ制御手段と、を備える。
第1の発明によれば、出力済みの印刷データをメモリから消去する時期を、印刷データの取得元との通信形態に応じて変更する。これにより、例えば、印刷データの再取得が容易な状況であれば、出力済みの印刷データをメモリから早期に消去して空き容量を確保し、再取得が困難な状況であれば、出力済みの印刷データをメモリ上により長期間保持して再印刷に利用できるように構成することができる。従って、状況に応じて好適なメモリ管理を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記印刷制御手段は、再印刷の実行時に、前記メモリに印刷対象の印刷データが存在しない場合には、前記取得手段によりデータ取得元から印刷対象の印刷データを再取得し、前記再取得された印刷データに基づいて印刷を実行する。
第2の発明によれば、再印刷時に、印刷対象の印刷データがメモリに存在しない場合には、その印刷対象の印刷データをデータ取得元から再取得して印刷を行う。これにより、出力済みの印刷データがメモリから消去された後であっても、再印刷を行うことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記取得手段は、データ取得元から能動的に印刷データを取得する能動的通信と、データ取得元から受動的に印刷データを取得する受動的通信とを行う機能を有しており、前記メモリ制御手段は、前記取得手段により能動的通信が可能な場合には、受動的通信のみが可能な場合よりも早期に出力済みの印刷データを前記メモリから消去する。
第3の発明によれば、データ取得元との間で能動的通信が可能な場合には、受動的通信のみが可能な場合よりも早期に出力済みの印刷データをメモリから消去する。即ち、能動的通信が可能な場合には、印刷データを比較的容易に再取得できるため、出力済みの印刷データを早期に消去することで、メモリの空き容量を確保することができる。逆に、受動的通信のみが可能な場合には、印刷データの再取得が比較的困難であるため、メモリ上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に印刷データの再取得が必要になる可能性を低減することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明において、前記メモリ制御手段は、前記取得手段によりデータ取得元との間で無線を介した通信を行う場合には、無線を介さない通信を行う時よりも遅い時期に出力済みの印刷データを前記メモリから消去する。
第4の発明によれば、データ取得元との間で無線を介した通信を行う場合には、無線を介さない通信を行う時よりも遅い時期に出力済みの印刷データをメモリから消去する。即ち、無線通信を行う場合には、有線での通信を行う場合によりも出力済みの印刷データをメモリ上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に無線通信による印刷データの再取得が必要になる可能性を低減することができる。これにより、有線での通信に比べ通信状態が不安定になる可能性が高いと考えられる無線通信を用いて、印刷データの再取得が行われることを回避できる。
第5の発明は、第1から第4のいずれか一つの発明において、前記メモリ制御手段は、前記取得手段によりデータ取得元との間で無線を介した通信を行う場合に、無線の電波強度が弱い程、出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を遅くする。
第5の発明によれば、データ取得元との間で無線を介した通信を行う場合に、無線の電波強度が弱い程、出力済みの印刷データをメモリから消去する時期を遅くする。即ち、無線の電波強度が弱い場合には、通信状態が不安定になったり、通信に時間がかかったりする可能性が高いと考えられるため、そのような場合に出力済みの印刷データをメモリ上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に無線通信によって印刷データの再取得を行う可能性を低減することができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明において、前記メモリ制御手段は、前記取得手段におけるデータ取得元との通信速度が遅い程、出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を遅くする。
第6の発明によれば、データ取得元との通信速度が遅い程、出力済みの印刷データをメモリから消去する時期を遅くする。即ち、通信速度が遅い場合には、出力済みの印刷データをメモリ上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に印刷データの再取得が必要になる可能性を低減する。これにより、印刷データの再取得のために長い待ち時間が生じることを回避できる。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明において、前記メモリ制御手段は、印刷完了前に、前記取得手段においてデータ取得元と通信不能状態になった場合には、出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を遅くする。
第7の発明によれば、印刷完了前にデータ取得元と通信不能状態になった場合には、出力済みの印刷データをメモリから消去する時期を遅くする。即ち、例えば、印刷中に印刷データの取得元であるコンピュータとの通信が途絶えたり、あるいは印刷データの取得元であるUSBメモリが外されたりすることにより、通信不能状態となった場合には、再印刷を行うのに手間がかかる可能性が高いため、出力済みの印刷データをメモリ上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に印刷データの再取得が必要になる可能性を低減することができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれか一つの発明において、前記印刷手段は、被記録媒体の第1面に印刷した後に前記被記録媒体の第2面に印刷する両面印刷が可能であって、前記メモリ制御手段は、両面印刷時に、前記メモリに記憶された第1面の印刷データを消去する時期を、第1面の印刷データの出力完了時以後でかつ第2面の印刷完了前と、第2面の印刷完了時以後とのうちのいずれかに切り替えることが可能である。
第8の発明によれば、両面印刷時に、メモリに記憶された第1面の印刷データを消去する時期を、第1面の印刷データの出力完了時以後でかつ第2面の印刷完了前と、第2面の印刷完了時以後とのうちのいずれかに切り替えることが可能である。第1面の印刷データを第1面の印刷データの出力完了時以後、第2面の印刷完了前に消去することでメモリの空き容量を早期に確保することができる。また、第1面の印刷データを第2面の印刷完了時以後までメモリ上に保持することで、再印刷が可能な期間を確保することができる。
第9の発明は、第1から第8のいずれか一つの発明において、前記メモリ制御手段は、前記メモリの空き容量が少ない程、若しくは印刷データのサイズが大きい程、前記メモリに記憶された出力済みの印刷データを消去する時期を早める。
第9の発明によれば、メモリの空き容量が少ない程、若しくは印刷データのサイズが大きい程、メモリに記憶された出力済みの印刷データを消去する時期を早める。即ち、メモリの空き容量が少ないときや、印刷データのサイズが大きいときには、印刷データを早期に消去することでメモリの空き容量を確保することができる。
第10の発明に係る印刷装置は、データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、前記取得手段における前記データ取得元との通信経路に応じて出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を変更するメモリ制御手段と、を備える。
第10の発明によれば、出力済みの印刷データをメモリから消去する時期を、印刷データの取得元との通信経路に応じて変更する。これにより、例えば、印刷データの再取得が容易な経路で通信していれば、出力済みの印刷データをメモリから早期に消去して空き容量を確保し、再取得が困難な経路で通信していれば、出力済みの印刷データをメモリ上により長期間保持して再印刷に利用できるように構成することができる。従って、状況に応じて好適なメモリ管理を行うことができる。
第11の発明に係る印刷装置は、データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、前記取得手段によりデータ取得元との間で無線を介した通信を行う場合には、無線を介さない通信を行う時よりも遅い時期に出力済みの印刷データを前記メモリから消去するメモリ制御手段と、を備える。
第11の発明によれば、データ取得元との間で無線を介した通信を行う場合には、無線を介さない通信を行う時よりも遅い時期に出力済みの印刷データをメモリから消去する。即ち、無線通信を行う場合には、有線での通信を行う場合によりも出力済みの印刷データをメモリ上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に無線通信による印刷データの再取得が必要になる可能性を低減することができる。これにより、有線での通信に比べ通信状態が不安定になる可能性が高いと考えられる無線通信を用いて、印刷データの再取得が行われることを回避できる。
第12の発明に係る印刷装置は、データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、前記取得手段におけるデータ取得元との通信速度が遅い程、出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を遅くするメモリ制御手段と、を備える。
第12の発明によれば、データ取得元との通信速度が遅い程、出力済みの印刷データをメモリから消去する時期を遅くする。即ち、通信速度が遅い場合には、出力済みの印刷データをメモリ上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に印刷データの再取得が必要になる可能性を低減する。これにより、印刷データの再取得のために長い待ち時間が生じることを回避できる。
本発明によれば、出力済みの印刷データをメモリから消去する時期を、印刷データの取得元との通信形態(通信経路、通信速度、無線通信の有無など)に応じて変更する。これにより、例えば、印刷データの再取得が容易な状況であれば、出力済みの印刷データをメモリから早期に消去して空き容量を確保し、再取得が困難な状況であれば、出力済みの印刷データをメモリ上により長期間保持して再印刷に利用できるように構成することができる。従って、状況に応じて好適なメモリ管理を行うことができる。
本発明の実施形態1における印刷装置の電気的構成を簡略に示すブロック図 印刷装置の全体構成を示す概略図 データ取得処理を示すフローチャート 印刷処理を示すフローチャート 印刷処理中に実行される消去タイミング設定処理を示すフローチャート 両面印刷を行う際のRAM上における印刷データの保持期間を示す図 両面印刷を行う際のRAM上における印刷データの保持期間を示す図 実施形態2における消去タイミング設定処理を示すフローチャート 実施形態3における消去タイミング設定処理を示すフローチャート
<実施形態1>
次に本発明の一実施形態について図1から図7を参照して説明する。
(印刷装置の構成)
図1は、本実施形態の印刷装置10の電気的構成を簡略に示すブロック図であり、図2は、印刷装置10の全体構成を示す概略図である。
印刷装置10は、図1に示すように、CPU11、ROM12、RAM13、NVRAM(不揮発性メモリ)14、ネットワークインターフェイス15、USBインターフェイス16を備えている。
ROM12には、後述するデータ取得処理や印刷処理など、この印刷装置10の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU11(印刷制御手段、メモリ制御手段の一例)は、ROM12から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM13(メモリの一例)またはNVRAM14に記憶させながら各部の制御を行う。ネットワークインターフェイス15(取得手段の一例)は、ネットワーク回線を介して外部のコンピュータ30(データ取得元の一例)等に接続され、相互のデータ通信が可能となっている。USBインターフェイス16(取得手段の一例)には、USBメモリ31(データ取得元の一例)等のUSBデバイスが接続可能であり、接続されたUSBデバイスとの間でのデータ通信が可能となっている。
また、印刷装置10は、画像形成部18、表示部19、操作部20を備えている。画像形成部18(印刷手段の一例)は、後述するように用紙22(被記録媒体の一例)上に画像を形成する。表示部19は、ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部20は、複数のボタンを備え、ユーザが各種の指示を入力することが可能である。
さらに印刷装置10は、図2に示すように、複数の用紙22を積載可能な供給トレイ23を備えている。供給トレイ23から送り出された用紙22は、画像形成部18へ搬送される。画像形成部18は、公知の電子写真方式により画像形成を行うものであり、プロセス部24及び定着部25を有している。プロセス部24は、露光部、感光体、現像部、転写部(いずれも図示せず)等を備えている。印刷時には、露光部がCPU11により供給される印刷データに基づいて、感光体の表面を露光して静電潜像を形成し、現像部がその静電潜像を現像してトナー像を形成し、さらに転写部がそのトナー像を用紙22上に転写して、定着部25がそのトナー像を定着させる。
片面印刷の際には、画像形成部18において片面に画像が形成された後の用紙22が排出トレイ27上に排出される。また、両面印刷の際には、画像形成部18により片面に画像が形成された用紙22が、反転された状態で画像形成部18に再度搬送され、そこでもう片方の面に画像が形成された後、排出トレイ27上に排出される。
(データ取得処理)
図3は、データ取得処理を示すフローチャートである。
CPU11は、ネットワークインターフェイス15を介して外部のコンピュータ30等から印刷要求を受信したとき、若しくはUSBインターフェイス16にUSBメモリ31等が接続された状態で操作部20からダイレクトプリントの実行指示が入力されたときに、このデータ取得処理を実行する。
CPU11は、図3に示すデータ取得処理において、まずRAM13上の空き領域から印刷データを記憶するためのデータ記憶領域を1ページ分確保できるかを判断する(S101)。データ記憶領域を確保できない場合(S101:No)には、RAM13上にデータ記憶領域を1ページ分確保できるだけの空き領域ができるまで待機する。
また、データ記憶領域を確保できた場合(S101:Yes)には、1ページ分の印刷データを取得元(ここではコンピュータ30またはUSBメモリ31)から取得し、確保したデータ記憶領域に格納する(S102)。
ここで、コンピュータ30から印刷要求が送信された場合、コンピュータ30上では、スプーラが印刷対象となる一連の印刷データをスプールしており、そのスプーラが印刷装置10側からの送信要求に基づいて印刷データを順次送信する。本実施形態では、印刷装置10は、コンピュータ30から送信される印刷データを受動的に取得することができるのみであり、印刷装置10側からの要求により任意の印刷データをコンピュータ30に送信させることはできない。
これに対し、USBメモリ31に対するダイレクトプリントを行う場合、印刷装置10は、USBメモリ31から能動的に印刷データを取得することができる。即ち、印刷装置10は、USBインターフェイス16によりUSBメモリ31に記憶された印刷対象のファイルにアクセスして任意の箇所のデータを読み出すことができる。
続いて、CPU11は、全ての印刷データの取得が完了したかを判断し(S103)、残りの印刷データが存在する場合(S103:No)には、S101に戻って後続のページの印刷データの取得を行う。全ての印刷データの取得が完了した場合(S103:Yes)には、このデータ取得処理を終了する。
(印刷処理)
図4は、印刷処理を示すフローチャートであり、図5は、印刷処理中に実行される消去タイミング設定処理を示すフローチャートである。
CPU11は、データ取得処理によりRAM13上のデータ記憶領域に最初の1ページ分の印刷データが取得されると、データ取得処理と並行してこの印刷処理を実行する。CPU11は、図4に示す印刷処理において、まず最初の1ページ分の印刷を開始する(S201)。ここでは、RAM13のデータ記憶領域から1ページ分の印刷データを読み出し、RAM13上でビットマップデータに展開する等の処理を行い、処理後の印刷データをRAM13から順次プロセス部24の露光部に出力する。
続いてCPU11は、RAM13のデータ記憶領域から出力済みの印刷データを消去するタイミングを設定するための消去タイミング設定処理を実行する(S202)。この消去タイミング設定処理では、図5に示すように、まず処理中の印刷データの取得経路、即ち、印刷データをUSBインターフェイス16を介して取得したか、ネットワークインターフェイス15を介して取得したかを判断する(S301)。
印刷データをネットワークインターフェイス15から取得した場合(S301:No)には、印刷データの消去タイミングを排紙時、即ちその印刷データに基づく画像が印刷された用紙22が排出トレイ27上に排出されるタイミングに設定する(S302)。また、印刷データをUSBインターフェイス16から取得した場合(S301:Yes)には、さらに印刷データの取得元であるUSBメモリ31がUSBインターフェイス16から離脱されたかを判断する(S303)。そして、USBメモリ31がUSBインターフェイス16から離脱された場合(S303:Yes)には、S302に進み、印刷データの消去タイミングを排紙時に設定する。
また、USBメモリ31がUSBインターフェイス16から離脱されていない場合(S303:No)には、RAM13の空き容量が所定の基準以上あるかを判断する(S304)。そして、空き容量が基準以上ある場合(S304:Yes)には、S302に進んで印刷データの消去タイミングを排出時に設定する。また、空き容量が基準に満たない場合(S304:No)には、印刷データの消去タイミングを出力完了時、即ち、印刷データのRAM13からプロセス部24への出力が完了したタイミングに設定する(S305)。
このようにこの消去タイミング設定処理においては、印刷データの消去タイミングを排出時と、それよりも早いデータ出力完了時との2種類のうちいずれかに設定する。印刷データをUSBインターフェイス16から能動的に取得する場合には、ネットワークインターフェイス15から受動的に取得する場合よりも短時間で消去する。また、USBメモリ31が離脱され、通信不能状態となった場合には、通信可能な状態よりも消去タイミングを遅らせ、印刷データをより長期間保持する。即ち、この処理では、後述するように、印刷データの再取得が容易な場合には、印刷データを比較的短期間で消去し、再取得が困難な場合には、印刷データを比較的長期間保持するようにしている。
また、RAM13の空き容量が少ない場合には、印刷データの消去タイミングを通常より早期に設定することで、空き容量を確保できるようにしている。ここではS304の空き容量の判断に替えて、印刷データのサイズ(RAM13の占有率)が基準以上であれば印刷データを早期に消去し(S305)、基準未満であれば印刷データをより長期間保持する(S302)ように設定しても良い。
この消去タイミング設定処理を実行することにより、出力中の印刷データは、設定されたタイミングでRAM13から消去される。なお、上記S303やS304の処理は、いずれか一方または両方を省略することも可能である。例えば、S301で、印刷データをUSBメモリ31から取得した場合(S301:Yes)には、常にS305の処理に進み、印刷データをネットワークインターフェイス15から取得した場合(S301:No)には、常にS302の処理に進むようにしても良い。
CPU11は、消去タイミング設定処理(図4のS202)を抜けた後、印刷動作中にエラーが発生したかを調べる(S203)。エラーが発生していない場合(S203:No)には、1ページ分の印刷が完了するまで印刷動作を続行する。1ページ分の印刷が完了した場合(S204:Yes)には、次ページがあるかを判断し(S205)、次のページがある場合(S205:Yes)には、S201に戻り、次のページの印刷を開始する。全てのページの印刷が完了した場合(S205:No)には、この印刷処理を終了する。
また、CPU11は、印刷動作中にジャム等のエラーが発生した場合(S203:Yes)には、印刷動作及び用紙22の搬送を中断し、表示部19にエラーが生じた旨を通知するメッセージを表示する(S206)。そして、エラーの原因が解消するのを待機する(S207)。ここでは、例えば、ジャムが発生した場合は、装置内の用紙センサ(図示せず)により搬送路に残された用紙22が除去されたかを検知する。
そして、エラーが解消すると(S207:Yes)、印刷途中の用紙22若しくは印刷完了後(定着後)排出されなかった用紙22に対し印刷されるページを再印刷するための再印刷用データ(出力済みの印刷データ)がRAM13のデータ記憶領域に存在するかを判断する(S208)。再印刷用データが存在した場合(S208:Yes)には、S201に戻り、供給トレイ23から送り出した用紙22にその再印刷用データに基づいて再印刷を行い、その後、続くページがあれば印刷を続行する。
また、CPU11は、RAM13上に再印刷用データが存在しない場合(S208:No)には、印刷データの再取得が可能であるかを判断する(S209)。ここでは、例えば、印刷データをUSBインターフェイス16を介して取得し、かつ取得元であるUSBメモリ31がUSBインターフェイス16に接続されている状態のときに、再取得が可能と判断する。また、印刷データをネットワークインターフェイス15を介して取得した場合には、再取得不能と判断する。
印刷データの再取得が可能な場合(S209:Yes)には、再印刷用のデータを再取得する(S210)。即ち、USBインターフェイス16によりUSBメモリ31にアクセスして、前述の再印刷用データに対応する印刷データを読み出し、RAM13のデータ記憶領域に格納する。そして、S201に戻り、再取得した印刷データに基づいて再印刷を行い、印刷を続行する。また、印刷データの再取得が不能と判断した場合(S209:No)には、表示部19に再印刷ができない旨のエラーメッセージを表示して、この印刷処理を終了する。
図6及び図7は、両面印刷を行う際のRAM13のデータ記憶領域における印刷データの保持期間を示す図であり、図6は、印刷データを長期間保持する場合の例を示し、図7は、短期間保持する場合の例を示す。
ここでは、少なくとも2枚の用紙22に対して計4ページの両面印刷を行う場合の例を示す。各図では、上から下の方向が時間の経過を示している。各図に示すように、CPU11は、まず1ページ目から4ページ目の印刷データを取得し、RAM13のデータ記憶領域に格納する。なお、詳細には、既述のデータ取得処理により、1ページ目の印刷データから4ページ目までを1ページ分ずつ取得する。
1ページ目から4ページ目の印刷データを格納した後、本例では、最初に1枚目の用紙22の2ページ目の印刷を行い、続いて、その1枚目の用紙22を反転して1ページ目の印刷を行う。そして、2枚目の用紙22に対し4ページ目を印刷する間に1枚目の用紙22を排出し、続いて2枚目の用紙22に3ページ目を印刷した後、その2枚目の用紙22を排出する。
図5の消去タイミング設定処理において、印刷データの消去タイミングが排紙後に設定された場合(S302)には、図6に示すように、1ページ目及び2ページ目の印刷データについては、1枚目の用紙22の排出時にRAM13上から消去する。また、3ページ目及び4ページ目の印刷データについては、2枚目の用紙22の排出時に、RAM13上から消去する。
一方、図5の消去タイミング設定処理において、印刷データの消去タイミングがデータ出力完了時に設定された場合(S305)には、図7に示すように、各ページの印刷データとも、その印刷データがRAM13からプロセス部24に出力された時点で、印刷データをRAM13上から消去する。
図6に示すように、出力済みの印刷データを比較的長期間保持することで、印刷動作中にジャム等のエラーが発生した場合に、印刷データの再取得を行うことなく速やかに再印刷を行うことができる。また、図7に示すように、印刷データの消去時期が早まることで、早期にRAM13上に空き領域を確保することができる。この空き領域は、例えば、印刷データの展開処理や、表示部19の制御など、各種の処理を行うための領域として割り当てることができる。また、空き領域は、後続の印刷データがある場合には、それを格納するためのデータ記憶領域として割り当てることも可能である。
(本実施形態の効果)
以上のように本実施形態によれば、出力済みの印刷データをRAM13から消去する時期を、印刷データの取得元との通信形態に応じて変更する。これにより、例えば、印刷データの再取得が容易な状況であれば、出力済みの印刷データをRAM13から早期に消去して空き容量を確保し、再取得が困難な状況であれば、出力済みの印刷データをRAM13上により長期間保持して再印刷に利用できるように構成することができる。従って、状況に応じて好適なメモリ管理を行うことができる。
また、再印刷時に、印刷対象の印刷データがRAM13上に存在しない場合には、その印刷対象の印刷データをデータ取得元から再取得して印刷を行う。これにより、出力済みの印刷データがRAM13から消去された後であっても、再印刷を行うことができる。
また、印刷データの取得元との間で能動的通信が可能な場合には、受動的通信のみが可
能な場合よりも早期に出力済みの印刷データをRAM13から消去する。即ち、能動的通信が可能な場合には、印刷データを比較的容易に再取得できるため、出力済みの印刷データを早期に消去することで、RAM13の空き容量を確保することができる。逆に、受動的通信のみが可能な場合には、印刷データの再取得が比較的困難であるため、RAM13上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に印刷データの再取得が必要になる可能性を低減することができる。
また、印刷完了前に印刷データの取得元と通信不能状態になった場合には、出力済みの印刷データをRAM13から消去する時期を遅くする。即ち、例えば、印刷中に印刷データの取得元であるコンピュータ30との通信が途絶えたり、あるいは印刷データの取得元であるUSBメモリ31が外されたりすることにより、通信不能状態となった場合には、再印刷を行うのに手間がかかる可能性が高いため、出力済みの印刷データをRAM13上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に印刷データの再取得が必要になる可能性を低減することができる。
また、用紙22の第1面(2ページ目)に印刷後、第2面(1ページ目)に印刷する両面印刷を行う際に、RAM13に記憶された第1面(2ページ目)の印刷データを消去する時期を、第1面(2ページ目)の印刷データの出力完了時以後でかつ第2面(1ページ目)の印刷完了前と、第2面(1ページ目)の印刷完了時以後とのうちのいずれかに切り替えることが可能である。第1面の印刷データを第1面の印刷データの出力完了時以後、第2面の印刷完了前に消去することでRAM13の空き容量を早期に確保することができる。また、第1面の印刷データを第2面の印刷完了時以後までRAM13上に保持することで、再印刷が可能な期間を確保することができる。
また、RAM13の空き容量が少ない程、若しくは印刷データのサイズが大きい程、RAM13に記憶された出力済みの印刷データを消去する時期を早める。即ち、RAM134の空き容量が少ないときや、印刷データのサイズが大きいときには、印刷データを早期に消去することでRAM13の空き容量を確保することができる。
<実施形態2>
次に本発明の実施形態2について図8を参照して説明する。図8は、消去タイミング設定処理を示すフローチャートである。なお、印刷装置10の構成及びデータ取得処理及び印刷処理の流れは、前述の実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態の消去タイミング設定処理においては、CPU11は、ネットワークインターフェイス15若しくはUSBインターフェイス16の取得元に対する通信速度が基準以上であるかを判断する(S401)。なお、通信速度として、実際にデータの転送速度を計測した値を用いても良い。あるいは、通信速度として、例えばUSBメモリ31との通信方式がUSB2.0であれば480Mbps、USB1.1であれば12Mbpsというように、通信方式に応じた規格上の値などを用いても良い。
そして、CPU11は、取得元との通信速度が基準未満である場合(S401:No)には、印刷データの消去タイミングを排紙時に設定し(S402)、通信速度が基準以上である場合(S401:Yes)には、消去タイミングをデータ出力完了時に設定する(S403)。
本実施形態によれば、データ取得元との通信速度が遅い程、出力済みの印刷データをRAM13から消去する時期を遅くする。即ち、通信速度が遅い場合には、出力済みの印刷データをRAM13上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に印刷データの再取得が必要になる可能性を低減する。これにより、印刷データの再取得のために長い待ち時間が生じることを回避できる。
<実施形態3>
次に本発明の実施形態3について図9を参照して説明する。図9は、消去タイミング設定処理を示すフローチャートである。なお、印刷装置10の構成及びデータ取得処理及び印刷処理の流れは、前述の実施形態と概ね同様であるので同様の箇所については説明を省略する。
本実施形態のネットワークインターフェイス15は、無線での通信と、有線での通信との両方が可能である。CPU11は、図9に示す消去タイミング設定処理において、ネットワークインターフェイス15により印刷データの取得元との間で無線での通信を行っているかを判断する(S501)。そして、無線通信を行っている場合(S501:Yes)には、さらに、無線の電波強度が基準以上であるかを判断する(S502)。
無線の電波強度が基準に満たない場合(S502:No)には、印刷データの消去タイミングを排紙時に設定する(S503)。また、無線通信を行っていない場合(S501:No)、若しくは無線の電波強度が基準以上である場合(S502:Yes)には、印刷データの消去タイミングをデータ出力完了時に設定する(S504)。なお、上記の処理では、S502の処理を省略し、無線通信を使用する場合(S501:Yes)に常に消去タイミングを排紙時に設定する(S503)ようにしても良い。
本実施形態によれば、データ取得元との間で無線を介した通信を行う場合には、無線を介さない通信を行う時よりも遅い時期に出力済みの印刷データをRAM13から消去する。即ち、無線通信を行う場合には、有線での通信を行う場合によりも出力済みの印刷データをRAM13上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に無線通信による印刷データの再取得が必要になる可能性を低減することができる。これにより、有線での通信に比べ通信状態が不安定になる可能性が高いと考えられる無線通信を用いて、印刷データの再取得が行われることを回避できる。
また、データ取得元との間で無線を介した通信を行う場合に、無線の電波強度が弱い程、出力済みの印刷データをRAM13から消去する時期を遅くする。即ち、無線の電波強度が弱い場合には、通信状態が不安定になったり、通信に時間がかかったりする可能性が高いと考えられるため、そのような場合に出力済みの印刷データをRAM13上から消去する時期を遅くすることで、再印刷時に無線通信によって印刷データの再取得を行う可能性を低減することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明は、例えば、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた複合機にも適用することができる。また、印刷データをコンピュータやUSBメモリ以外から取得しても良い。例えば、ファクシミリ回線を介して外部のファクシミリ装置から送信された印刷データを取得できるようにしても良い。この場合、データの再取得が困難なファクシミリ回線を介して印刷データを取得した場合には、印刷データを長期間保持し、USBインターフェイス等を介して印刷データを取得した場合には、印刷データを短期間で消去するようにしても良い。
(2)上記実施形態では、本発明を直接転写タンデム方式の印刷装置に適用した例を示したが、これに限らず、本発明は、例えば中間転写方式や、4サイクル方式、若しくはインクジェット方式など他の方式の印刷装置にも適用することができる。また、本発明は、片面印刷のみが可能な印刷装置にも適用することができる。
(3)上記実施形態では、出力済みの印刷データを消去するタイミングを排紙時とデータ出力完了時とのうちいずれかに設定するものを示したが、本発明によれば、消去タイミングを3段階以上に変更できるようにしても良い。また、出力済みの印刷データを消去するタイミングは、例えば、現像完了時や、定着完了時、排紙後所定期間経過時など、適宜変更することができる。
(4)上記実施形態では、再印刷をエラーの発生時に実行するものを示したが、エラーの発生時以外でもユーザの指示に基づいて出力済みの印刷データを再印刷できるように構成しても良い。例えば、ユーザが排紙後の用紙を見てから、再印刷の実行を指示する際に、対応する印刷データがメモリに残っていれば、再印刷を速やかに行うことができる。
(5)印刷データの再取得を行う際に、印刷データの取得元と通信不能な状態である場合(例えばUSBメモリが離脱された状態)には、表示部にメッセージを表示するなどにより、ユーザに通信可能な状態に回復させ(例えばUSBメモリを接続させる)、その後に再取得を行うようにしても良い。
10…印刷装置
11…CPU(印刷制御手段、メモリ制御手段)
13…RAM(メモリ)
15…ネットワークインターフェイス(取得手段)
18…画像形成部(印刷手段)
22…用紙(被記録媒体)
30…コンピュータ(データ取得元)
31…USBメモリ(データ取得元)

Claims (7)

  1. データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、
    前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、
    前記取得手段における前記データ取得元との通信形態に応じて出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を変更するメモリ制御手段と、
    を備え、
    前記取得手段は、データ取得元から能動的に印刷データを取得する能動的通信と、データ取得元から受動的に印刷データを取得する受動的通信とを行う機能を有しており、
    前記メモリ制御手段は、前記取得手段により能動的通信が可能な場合には、受動的通信のみが可能な場合よりも早期に出力済みの印刷データを前記メモリから消去する、印刷装置。
  2. データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、
    前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、
    記取得手段によりデータ取得元との間で無線を介した通信を行う場合に、無線の電波強度が弱い程、出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を遅くするメモリ制御手段と、
    を備える印刷装置。
  3. データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、
    前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、
    刷完了前に、前記取得手段においてデータ取得元と通信不能状態になった場合には、通信が正常に終了した場合に比べて出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を遅くするメモリ制御手段と、
    を備える印刷装置。
  4. データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、
    前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、
    前記取得手段における前記データ取得元との通信経路に応じて出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を変更するメモリ制御手段と、
    を備える印刷装置。
  5. データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、
    前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、
    前記取得手段によりデータ取得元との間で無線を介した通信を行う場合には、無線を介さない通信を行う時よりも遅い時期に出力済みの印刷データを前記メモリから消去するメモリ制御手段と、
    を備える印刷装置。
  6. データ取得元と通信して印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された印刷データを記憶するメモリと、
    前記メモリから出力された印刷データに基づいて被記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段による印刷動作を制御し、かつ前記メモリに記憶された出力済みの印刷データに基づく再印刷を実行することが可能な印刷制御手段と、
    前記取得手段におけるデータ取得元との通信速度が遅い程、出力済みの印刷データを前記メモリから消去する時期を遅くするメモリ制御手段と、
    を備える印刷装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置において、
    前記印刷制御手段は、前記再印刷の実行時に、前記メモリに印刷対象の印刷データが存在しない場合には、前記取得手段によりデータ取得元から印刷対象の印刷データを再取得し、前記再取得された印刷データに基づいて印刷を実行する、印刷装置。
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