図1は、本発明の実施の形態の1つにおける写真シール作成装置のネットワーク接続例を示す図である。
様々な店舗に設置される複数の写真シール作成装置(機種A)1a〜1c、および写真シール作成装置(機種B)2a,2bは、インターネットなどのネットワークNに接続されている。写真シール作成装置1a〜1cには、撮影や画像入力(編集操作)により得られた画像データなどを記憶する記憶部と、記憶部に記憶された画像データなどを外部に送信するための送信部が備えられている。本実施の形態における送信部は、PHSカードを差込可能なPHSユニットである。
また、ネットワークNには、画像提供サーバ201が、LAN回線などの通信部によってルータに接続し、ルータを介して接続されている。画像提供サーバ201は、通信部201aと、制御部201bと、記憶部201cとを有している。
ネットワークNには複数の利用者(ユーザ)の携帯端末装置205a〜205cが接続される。携帯端末装置205a〜205cのそれぞれは、通信部207と、操作部209と、表示部211と、記憶部213とを有している。
写真シール作成装置1a〜1c,2a,2bで得られた画像データは、その記憶部内の送信フォルダに記憶され、PHSカードを介してネットワークNに接続された画像提供サーバ201へ送信される。画像提供サーバ201は、得られた画像データを記憶する。
また、携帯端末装置205a〜205cにより、画像提供サーバ201およびネットワークNを介して画像提供サーバ201に蓄積された画像データをユーザは受信することができ、これにより画像データを携帯端末装置205a〜205cの待受け画面などに利用することが可能となる。
図2は、本発明の実施の形態の1つにおける写真シール作成装置の外観の具体例を示す斜視図である。
図を参照して、写真シール作成装置は、撮影空間内の被写体である装置利用者を撮影するためのカメラ21と、カメラ21により得られた映像をリアルタイムに表示し、かつユーザからの入力を受付けるタッチパネルディスプレイ23と、タッチパネルディスプレイ23へ精度の高い入力を行なうためのタッチペン23aと、蛍光灯やストロボを内蔵する照明パネル24と、プリント物を排出するプリント提供部8とを備えている。
また、写真シール作成装置の上部には、撮影時に音楽を流したり、操作案内のための音声を出力するスピーカ27が備えられている。写真シール作成装置の内部には、被写体であるユーザが座ることができる撮影用椅子57と、撮影時の背面となる壁59とが設けられている。撮影用椅子57や壁59は、カメラ21により撮影された画像に対してクロマキー処理を施すためのクロマキー色で彩色されている。
また、写真シール作成装置の側部には、撮影のための対価であるコインを投入するためのコイン投入口51と、コインの投入状況を示すためのコイン部モニタ53と、金庫ボックスにつながる扉55とが設けられている。プリント提供部8の周辺には印刷の案内を行なうための印刷案内モニタ81が備えられている。
それぞれの照明パネル24の奥は、それぞれ箱状に形成され、その箱内部に蛍光灯、ストロボ(光源)が配置され、それらの光源からの光が照明パネルを介して被写体に照射される。カメラ21を囲む3枚の照明パネル(近接撮影用照明パネル)と、それら3枚以外の照明パネル(全身撮影用照明パネル)からの照射のために配置される光源は共用であることが好ましい。例えば、所定の箱内部に配置された光源からの光が漏れ出るように、それぞれの箱内部の壁面に開口部を設け連通させる。これにより、近接撮影と全身撮影とでそれぞれ別に蛍光灯やストロボを設ける必要がなくなり、またいずれの撮影の場合も光の強度を適度な量に保つことが可能となる。
図3は、写真シール作成装置の撮影空間外に設けられる編集装置の構成を示す図である。
図に示されるように、編集装置は、撮影により得られた画像を表示し、画像の編集のための入力を受付けるタブレットディスプレイ31と、タブレットディスプレイ31に入力を行なうためのタブレットペン33とを備えている。
図4は、写真シール作成装置の機能構成の具体例を示す図である。
図4を参照して、本実施の形態にかかる写真シール作成装置は、各機能や処理動作のための演算、制御の中心部となり、主に撮影側で行なわれるプレイの処理動作と、印刷を実行する第1コンピュータ装置100aと、主に編集側で行なわれるプレイの処理動作を実行する第2コンピュータ装置100bと(説明の便宜上区別する必要がない場合は、これらをまとめてコンピュータ装置100という。)、基板から構成され、コンピュータ装置100からの指示を受けて、接続してある各種装置を制御、駆動する制御部110とを備える。第1コンピュータ装置100aと第2コンピュータ装置100bとは、互いに接続され、画像データや情報データなどの授受をピアツーピアで行なう。これらは写真シール作成装置の制御手段として機能する。
写真シール作成装置は、電源を必要とする蛍光灯28、ストロボ26、制御部110などの電源系統を制御する電源制御部108を備え、外部からそれらの装置に対する電源の電圧を安定させるよう制御する。図示はしていないが、電源制御部108はストロボ26などの他にも電源を必要とする機器に接続し、同様の制御を行なう。さらに、そのような電源の投入および切断は、電源スイッチ107を押すことで行なわれる。しかし、電源切断によりコンピュータ装置100で動作しているプログラムを強制的に終了させることは、動作を不安定にさせる原因となる。そのため、電源が落とされても、しばらくはUPS(Uninterrupted Power Supply)109が電源をバックアップし、コンピュータ装置100に停電信号を送信する。その間に、コンピュータ装置100はプログラムの終了の手続を行ない、プログラムを正常に終了させる。一方、コンピュータ装置100を正規の手順で終了した場合は、その旨の信号がUPS109に送信される。
第1コンピュータ装置100aは、第1コンピュータ装置100aの中心部として演算処理を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)101aと、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像や撮影画像に対して入力した編集画像、撮影画像と編集画像を合成した合成画像(これら撮影画像、編集画像、合成画像のいずれかがサーバへ送信する写真画像となりうる)、その他の各種画像などを記憶する記憶部102aと、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリ103aと、カメラ、各種モニタ、プリンタなどの周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバ(不図示)と、必要に応じて磁気ディスクや光ディスクや光磁気ディスク、またはPHSユニット41を装着する入出力インターフェイス(不図示)とを備える。なお、本実施の形態において、第1コンピュータ装置100aは画像提供サーバ201とネットワークを介して通信するために、PHSカード42を差込可能なPHSユニット41と接続している。
第2コンピュータ装置100bは、第1コンピュータ装置100aと異なり、PHSユニット41を接続していないが、その他の構成は第1コンピュータ装置100aと同様であるため、詳細な説明は繰り返さない。
コンピュータ装置100は、電源の投入および切断を制御する電源スイッチ107が押され、本装置に電源プラグより電源が投入されると、プログラムが起動されて動作を開始する。第1コンピュータ装置100aは、接続されるカメラ21のシャッタタイミングや、タッチパネルディスプレイ23での表示および入力や、プリンタ85での出力を制御する。第2コンピュータ装置100bは、接続されるタブレットディスプレイ31での表示およびタブレットペン33による入力を制御する。
第1コンピュータ装置100aのCPU101aは、カメラ21が撮像する映像(ライブ映像)と、記憶部102aに記憶されている撮影動作に関する指示や操作画面とをタッチパネルディスプレイ23に表示する。タッチパネルディスプレイ23への表示は、プログラムに応じてライブ映像のみを表示したり、操作画面を表示したり、ライブ映像と操作画面とを合成して表示したり、別の画面を表示したりする。
ライブ映像と撮影動作に関する情報や操作画面との合成は第1コンピュータ装置100aの記憶部102aに記憶されているソフトウェアで行なってもよいし、このような合成をするための専用の制御装置(基板)をタッチパネルディスプレイ23に接続するなどハードウェアで行なってもよい。
また、第1コンピュータ装置100aは、上記プログラムの実行や、タッチパネルディスプレイ23に含まれるタッチパネルから受信した、利用者の指やタッチペン23aなどでタッチされる入力操作にしたがった指示信号に基づいて、制御部110に対して制御信号を送信する。第2コンピュータ装置100bは、タブレットディスプレイ31に含まれるタッチパネルから受信した、タブレットペン33でタッチされる入力操作に従った指示信号に基づいて、制御部110に対して制御信号を送信する。
タッチパネルは、モニタ(ディスプレイ)の上に積層されている。タッチパネルは、利用者の指などが触れられることによる入力を検出する。
タッチパネルディスプレイ23には、撮影・印刷用コンピュータ装置100aから送信されるデータが表示される。撮影・印刷用コンピュータ装置100aから送信されるデータとは、カメラ21から撮像される映像や撮影指示や選択肢などの画像であり、これらを適宜画面に表示することによって、撮影時の映像の視覚確認、操作選択の受付けや各種誘導案内などを行なう。
タブレットディスプレイ31は、タブレットペン33からの入力を検出する。タブレットペン33での入力操作によってタブレットディスプレイ31により検出されたデータ信号は、第2コンピュータ装置100bに送信される。タブレットディスプレイ31には、第2コンピュータ装置100bから送信されるデータが表示される。したがって、利用者が落書きなどを入力している最中は、落書きなどが施された撮影画像が、タブレットディスプレイ31に表示される。すなわち、利用者はタブレットディスプレイ31に表示された撮影画像に対して、タブレットペン33を使用して、その上に編集入力処理を行なうことができる。
プリンタ85は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、写真シール作成装置は、プリンタ85でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
プリンタ85は、上述の用紙切れなどの状態を第1コンピュータ装置100aに通知する。第1コンピュータ装置100aは、その状態に応じて制御部110に制御信号を送信する。
なお、コンピュータ装置100に各々接続される構成要素はこのような形態に限定されず、機能ごとに分かれていたり、位置ごとに分かれていたりしてもよい。さらに、コンピュータ装置100は本実施形態のような2台で構成されていなくてもよく、1台でもよいし、2台以上で構成されていてもよい。
制御部110は、第1コンピュータ装置100a、第2コンピュータ装置100bおよび電源制御部108の他に、コイン制御部113、ストロボ制御部114、撮影用スピーカ27、編集用スピーカ37、印刷案内モニタ81、コイン部モニタ53、およびサービスパネル116に接続される。
コイン制御部113は、コイン投入口に投入されたコインの正当性を検出し、制御部110にコインが投入されたことを示す検出信号を送信する。
制御部110は、コンピュータ装置100から受信した制御信号にしたがって、コイン制御部113に対して制御信号を送信する。コイン制御部113は、該制御信号にしたがって、コインが投入されないようにコイン投入口をブロックするか、コイン投入口に投入されたコインをコイン排出口から排出することができる。コイン制御部113は、前者の場合はコインブロッカとして機能し、後者の場合はコインキャンセラとして機能する。このことで、プレイ中にコイン投入を禁止することができる。
ストロボ制御部114はカメラ21に接続されて、カメラ21におけるシャッタタイミングに応じた同期信号を取得する。そして、カメラ21のシャッタタイミングに同期させて、ストロボ26を発光させるように制御する。なお、ストロボ制御部114は制御部110と接続され、発光させるストロボ26などの閃光照明装置の選定や、ストロボ26の発光度の設定がなされる。蛍光灯27などの常灯照明装置も同様に制御部110と接続され、その照明度合いなどの設定がなされるようにしてもよい。
制御部110は、第1コンピュータ装置100aから受信した制御信号(指示コマンドなど)にしたがって、撮影用スピーカ27に対して指示信号を送信し、写真シール作成装置の撮影プレイにおける操作などの案内やBGM(Back Ground Music)などを出力する。同様に制御部110は、第2コンピュータ装置100bから受信した制御信号にしたがって、編集用スピーカ37に指示信号を送信し、写真シール作成装置の編集プレイにおける操作などの案内やBGMなどを出力する。なお、撮影用スピーカ27または編集用スピーカ37の音声のボリュームを調整する音量調整つまみは、サービスパネル116に備えられる。
サービスパネル116は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、撮影用スピーカ27または編集用スピーカ37から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみ、テストモードを行なうためのテストボタン、コインを投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、写真シール作成装置の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。サービスパネル116は、サービスボタンの操作などの制御操作が行なわれると、その操作にしたがった制御信号を制御部110に対して送信する。
制御部110は、コンピュータ装置100から受信した制御信号にしたがって、サービスパネル116に対して制御信号を送信する。サービスパネル116は、該制御信号に従って、コインカウンタやプリントカウンタを動作させる(例えばカウンタを1インクリメントする)。
さらに、制御部110は、撮影・印刷用コンピュータ装置100aから、プリンタ85の状態に応じた制御信号を受信し、該制御信号にしたがって、印刷案内モニタ81の表示を制御する。
PHSユニット41は、PHSカード42を差込むことによって通信部40として機能する。本写真シール作成装置は、PHSカード42によって、第1コンピュータ装置100aの記憶部102aに記憶された写真画像および必要な情報などを外部に送信し、サーバから送信される情報を受信し記憶部102aに記憶する。この点については、後に詳細を説明する。
なお、言うまでもなく、写真シール作成装置の形態は図1〜図4に示される具体例に限定されるものではない。すなわち、図1〜図4に記載されない他の機能が備えられていてもよいし、図1〜図4に記載されている機能の必ずしも全てが備えられていなくても構わない。
図5は、写真シール作成装置の撮影側の第1コンピュータ装置100aの動作を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS10において各機器の動作チェックが行なわれる。ステップS11において、写真送信処理の起動が行なわれ、ステップS12において通信テスト処理が行なわれる。
なお、ステップS11における写真送信処理とは、送信キューに登録された写真をサーバへ送信する処理である。なお、ここでは写真送信処理は、図5の撮影側のメインの処理において起動され、メイン処理とは別個独立に動作する例を示しているが、写真送信処理は、撮影側の処理において待機画面を表示して利用者のプレイ開始を待機する期間(ステップS14でNOである場合のループ処理中)、または編集側の処理において待機画面を表示して利用を待機する期間等、メイン処理の所定のタイミングで行なってもよい。
また、ステップS12の通信テストは、装置に電源が入れられた後、利用を待機する待機画面が表示されるまでの、起動時のタイミングで行なわれる。
ステップS13においてタッチパネルディスプレイ23に待機画面を表示し、ステップS14においてコイン制御部113が対価の投入を受付けたかを判定する。
ステップS14においてYESであれば、ステップS17においてID取得処理を行なう。ID取得処理は、ユーザのプレイ開始時に実行される。この処理については、図9において詳述する。
ID取得処理の後、ステップS18において撮影モードを選択し、カメラ21を用いた撮影プレイを開始する。それぞれの撮影モードにおいては、所定の撮影制限時間若しくは所定の撮影回数の撮影が終了すれば撮影を終了する。以下においては、10枚の写真画像を得る例が示されている。
撮影が終了するとステップS19において、撮影終了の案内をタッチパネルディスプレイ23および撮影用スピーカ27を用いて行なう。その後、ステップS20においてユーザを編集側へ移動させるための案内が行なわれ、ステップS13に戻る。
なお、ステップS14においてNOであれば、ステップS15において通信テストを行なうかが判定され、YESであればステップS16で通信テスト処理を行ない、その後ステップS14に戻る。
ステップS16での通信テストは、アイドル時若しくは予め定められた所定の時刻に実行される。ステップS15では、通信テストのタイミングであるかを判定する。例えば、所定のプレイ回数ごとに通信テストを行なう設定がなされている場合は、そのプレイ回数に達したかをステップS15で判定する。また、最後に通信テストを行なった時刻からの経過時間により通信テストを行なう設定がなされている場合は、その経過時間が経過したかをステップS15で判定する。
また、送信設定が有効でも送信エラーが頻繁に発生する場合を考慮し、送信エラーが所定の回数を超えた場合に通信テストを行なう設定の場合は、送信エラーの回数をステップS15で判定する。逆に、過去の送信エラー等の理由で送信設定が無効でも、店舗の電波状態がよくなっている可能性を考慮し、送信設定を無効にしてからの経過時間により通信テストを行なう設定の場合は、その経過時間をステップS15で判定し、通信テストを実行する。
このように、装置のアイドル期間に通信テストを行なうことで、利用者の利用時に表示制御が遅くなるなどの、CPUの負荷を高めることによる悪影響を及ぼすことがない。また、装置を起動した後、所定の条件で随時通信状況の確認を行なうことで、通信状況の変化に対応したサービスの提供が可能となる。
図6は、写真シール作成装置の編集側の第2コンピュータ装置100bが行なう処理を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS30においてタブレットディスプレイ31に待機画面を表示する。ステップS31において、写真の編集の準備が完了したかが判定され、YESになると、ステップS32においてタブレットディスプレイ31に撮影された写真を表示し、ユーザにメインの写真を選択させる処理を行なう。すなわちここでは、撮影により得られた枚数(たとえば10枚)の写真画像を一覧として表示し、主に落書きを行なうメイン写真を、左右のタブレットペンの操作により、所定枚数(例えば4枚)受付ける。
また、ステップS33においてタブレットディスプレイ31に編集画面を表示し、タブレットペン33を用いたユーザの画像編集を受付ける処理を行なう。すなわち、メイン写真として選択された写真が、中央の編集写真選択部に大きく表示される。メインとして選択されなかったその他の写真は小さく表示され、区別される。これらその他の写真も選択することで編集が可能である。なお、本実施の形態においては、左右の2人のユーザそれぞれからの編集入力を受付ける、左右に並んだ2つの画面をタブレットディスプレイ31に表示することとしている。撮影により得られた10枚の写真は、左右に振り分けられて選択を受付けるが、左右共通で選択を受付けても構わない。編集が終了すると、ステップS34において印刷レイアウトの選択をユーザから受付け、ステップS35で送信設定が有効かを判定する。
ステップS35でYESであれば、ステップS36において印刷待機機能(印刷を待機するユーザに提供する機能)の選択を行なう。この選択は、ユーザからの選択肢の入力を受付け、その受付けた入力に基づいて決定する。
ステップS37において、送信機能を行なうか、つまり上述の印刷機能選択処理で送信機能が選択されたかを判定し、送信機能が選択された場合(YES)であれば、ステップS41においてシールにプリントする印刷データを作成する。なお、このときの印刷データは、シールシートにIDや画像データを得るためのURLを印刷するものである。
ステップS42において、作成された印刷データに基づきシールシートの印刷を開始する。印刷中に、ステップS43においてユーザにユーザの携帯端末に送信する写真を選択させる処理を行ない、ステップS44においてユーザの携帯端末のメールアドレスを入力させる処理を行なう。
ステップS43では、左右のユーザそれぞれで個別に選択を受付ける。個別に選択できるので、左右ユーザそれぞれで異なる写真を選択することも可能である。なお、ここでは撮影、編集で作成した写真を全て表示して選択を受付けることとしているが、メイン写真選択で選択された4枚の写真だけを表示してもよい。またメイン写真選択で選択された4枚の編集前の写真画像と、その写真に対して編集された編集後の4枚の写真画像の合計8枚を一覧で表示して、選択させても構わない。
次に、ステップS45において送信する写真を決定し、ステップS46においてそれを送信キューに登録する。その後、ステップS30に戻る。
なお、ステップS45においては、利用者が選択した写真を含めた、所定枚数の写真を送信する写真とする。ここでは4枚の写真を送信するものとする。例えば、左のユーザが写真Aを、右のユーザが写真Bを選択した場合は、残りの8枚の写真からランダムで残り2枚の写真が選ばれ、合計4枚の写真が決定される。
また、左のユーザと右のユーザが同じ写真Aを選択した場合は、残りの9枚からランダムで3枚が選ばれ、合計4枚が決定される。なお、ランダムで選ぶのではなく、メイン写真選択で選択された写真を優先して決定を行なってもよい。また、編集が施されているか否かを判定し、編集が施されている写真を優先して決定を行なってもよい。ここで決定された、利用者が選択していない写真もサーバへ送信される。
選択された写真に対しては、携帯電話の待ち受け画面サイズへの画像サイズの変換サービス、WEBサイト上での写真の編集サービスなどが提供される。これらのサービスは、WEBサイトの会員でなくても受けることができる。会員登録を行なうと、選択されてない写真に対しても同様のサービスを受けることができる。これにより、会員登録をユーザに促すことができる。
さらに、サーバには会員ごとに所定の容量の記憶エリアが確保される。会員は、このエリアに非会員よりも長い期間、多い容量の画像の保存が可能となる。
ステップS35またはS37のいずれかでNOであれば、ステップS38において印刷データを作成する。このときは、撮影により得られた画像をサーバに送信しないため、シールシートにはIDやURLを印刷しないデータが作成される。ステップS39において作成された印刷データに従い印刷が開始され、ステップS40においてはユーザに写真の閲覧機能を提供する。その後、ステップS30に戻る。
写真の閲覧機能とは、利用者が作成した写真を、装置を利用する他の利用者が閲覧できるように登録するか否かの選択を受付け、登録する場合は公開する写真の選択を受付ける機能である。ここで受付けた写真は、装置に一定期間登録され、閲覧機能により一覧として表示される。登録写真に加えて、予め装置で準備したサンプル写真を閲覧させてもよい。このような印刷を待つ間に表示される写真は、次に装置を利用するときの参考になる。
図7は、写真シール作成装置が実行する写真送信処理を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS50において送信設定が有効かを判定し、YESであればステップS51において送信キューに登録があるかを判定する。
ステップS51でYESであれば、ステップS52において通信部40を用いて画像提供サーバ201との接続を行なう。その後、ステップS53において写真情報を作成し、ステップS54において写真情報とともに選択写真1(左ユーザによって選択された写真)を送信する。
ステップS55において送信が成功したかを判定し、YESであれば、ステップS60において選択写真2(右ユーザによって選択された写真)は選択写真1と同じ写真であるかを判定する。ここでNOであれば、ステップS61において写真情報とともに選択写真2を送信する。ステップS62において選択写真2の送信が成功したかを判定し、YESであれば、ステップS63において写真情報とともに選択されなかった残りの写真をそれぞれ送信する。たとえば、選択されなかった残りの写真が2枚であれば、それぞれ1回、計2回送信する。
そして、1プレイ分で送信すべき全ての写真の送信に成功すれば、ステップS64において送信キューの登録を削除し、ステップS65で通信を切断する。その後、ステップS50に戻る。
なお、ステップS55またはS62のいずれかでNOであれば、つまり、1回の送信に失敗すれば、ステップS56において送信キューの送信回数を1回加算する。ステップS57で送信回数が所定回数を超えたかを判定し、YESであればステップS58において送信キューの登録を削除し、ステップS59で送信設定を無効にする。その後、ステップS65で通信を切断しステップS50へ戻る。つまり、予め定められた所定の回数の送信を行なっても選択された写真の送信に成功しない場合は、選択されなかった写真を送信せず、当該1回分で送信すべき写真の送信を中止させる。
また、ステップS57においてNOであれば、そのままステップS65へ進む。このように送信に失敗して一端通信を切断し(S65)、再度S50に戻って送信を繰り返す場合、送信エラーが繰り返されることが考えられるので、所定の時間を開けて送信を行なうか、若しくは送信に失敗した送信キューの登録をキューの最後に移動させるなど、再送信するタイミングを変える、もしくは送信するデータを変えることが好ましい。後述の通信テスト処理など、写真画像以外の送信を行なう場合も同様である。
なお、ステップS50またはS51のいずれかでNOであれば、ステップS50に戻る。
なお、ステップS55、S62では、送信が成功したかの結果の判定を、送信直後に行なうようにしているが、送信を実行した後、送信の結果待ちである旨の処理の状態を保持し、一端フローを抜け、サーバからの応答が帰ってくるか、もしくは応答がない時間が所定の時間経過したかのタイミングで、送信結果の判定を行なってもよい。
また、ステップS63で残りの写真を送信する処理においても、選択写真1や選択写真2の送信後の処理と同様に、送信結果の判定が行なわれる。ただし、残りの写真の送信の場合は、送信エラーであるときに送信設定を無効にする処理(S59相当の処理)は省いてもよい。
図8は、写真シール作成装置が行なう通信テスト処理(図5のS12、S16)の詳細を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS70においてサーバ情報を装置に反映させる処理を行なう。ステップS71において画像提供サーバ201が停止中であるかを判定し、NOであればステップS72において画像提供サーバ201と通信部40を介して接続し、ステップS73で履歴情報を作成する。
なお、ステップS71での判断は、ステップS70の処理(詳細は、後述の図10のステップS103やS105の処理)で設定され、保持された情報に基づいて行なわれる。すなわち、ステップS71においては、実際にサーバとの通信は行なわれない。
ステップS74において、履歴情報とともにサーバ情報の要求を画像提供サーバ201へ送信する。ステップS75において、送信が成功したかを判定し、YESであればステップS78においてダミーファイルを作成する。
ステップS79においてダミーファイルを送信する。ステップS80においてダミーファイルの送信が成功したかを判定し、YESであればステップS83においてダミーファイルの送信を3回行なったかを判定する。
ステップS83においてYESであれば、ステップS84において送信設定を有効とし、ステップS85においてサーバ情報を取得し、それを記憶する。
その後、ステップS86において通信切断を行ない、メインルーチンへ戻る。
また、ステップS71においてYESであれば、そのままメインルーチンに戻る。
ステップS75においてNOであれば、ステップS76において送信回数が所定回数を超えたかを判定し、YESであればステップS77において送信設定を無効にした後、ステップS86へ進む。
また、ステップS76においてNOであれば、ステップS74に戻る。
ステップS80においてNOであれば、ステップS81において送信回数が所定回数を超えたかを判定し、YESであればステップS82において送信設定を無効とし、ステップS86へ進む。
また、ステップS81またはS83のいずれかでNOであれば、ステップ79へ戻る。
実際の写真送信時より小さなサイズのデータは、電波状態が不安定であっても送受信できてしまうことがあり、小さなサイズのデータの通信テストで送信が成功しても、後の写真送信で大きなサイズのデータを送る時にエラーとなることがあり、正確な判定ができない問題がある。
そこで、本実施の形態では、実際の写真の送信と出来る限り同程度の送信によりテストを行なうようにしている。具体的には、1回に送信するデータサイズを写真画像のデータサイズと同程度にし、また送信する回数を送信する写真の枚数と同程度(この例では履歴情報1回、ダミーファイル3回の計4回)とすることにより、テストの精度を高めている。また、この例では履歴情報を送る場合で説明しているが、履歴情報を送らない場合は、実際に送信する写真の枚数と同程度のサイズ、回数の送信が行なわれる(4枚の写真を送信する場合は、4回のダミーデータの送信)。
また、この通信テストに兼ねて、サーバのメンテナンス情報や設定情報などのサーバ情報や、装置の履歴情報の送受信を行なうことにより、わざわざ、サーバ情報の取得などのために通信を行なう必要がなくなり、無駄がなく効率的であるという効果がある。さらに、履歴情報をサーバへアップロードすることで、各店舗に設置された写真シール作成装置の状態をサーバで一元的に集計、分析が可能となり、装置の保守、改善に効果的となる。
なお、装置起動時以外の通信テストや、写真送信時のエラーなどで、送信設定を無効または有効に変更する場合、どのタイミングでそれを装置に反映させるかが問題となる。本実施の形態では、装置の利用開始時に送信設定が有効か否かを判定することで、その利用者に対する送信機能の提供を有効にするか無効にするかを決定し、その利用者へのプレイが完了するまでは、たとえステップS82等で送信が無効にされたとしても、その変更を反映させないようにする。すなわち、送信設定が有効か否かの情報を一旦保持しておき、利用者ごとに、その情報を参照し、利用者ごとに送信機能を提供するか否かを決定するようにする。このような処理を行なうことで、プレイ中に急に送信が無効になったりすることを防ぐことができる。
図9は、写真シール作成装置のID取得処理(図5のS17)の詳細を示すフローチャートである。
図を参照してステップS90において、送信設定が有効かを判断し、YESであればステップS91において通信部40を介した画像提供サーバ201との通信接続を行なう。
ステップS92において写真シール作成装置の機種情報を作成し、ステップS93において機種情報とともにID発行要求を画像提供サーバ201へ送信する。ステップS94において送信が成功したかを判定し、YESであればステップS97において画像提供サーバ201からIDを取得し、それを記憶する。
その後、ステップS98において通信を切断した後、メインルーチンに戻る。
また、ステップS90においてNOであれば、そのままメインルーチンに戻る。
ステップS94においてNOであれば、ステップS95において送信回数が所定回数を超えたかを判定し、YESであればステップS96において送信設定を無効とした後、ステップS98へ進む。
ステップS95においてNOであれば、そのままステップS93へ戻る。
本実施の形態では、写真シール作成装置から機種情報をサーバへ送信する。サーバは、その機種情報に基づいて、機種が区別できるようにIDを生成する。但し、例えば予め機種ごとにサーバでプログラムを準備しておき、実行するプログラムを写真シール作成装置から指示し、それぞれのプログラムにおいて、機種が区別できるようにIDを生成することで、機種が区別できるようにIDを生成可能にしてもよい。
このように、機種が区別できるようにIDを生成することにより、サーバへ送信される写真の管理が容易になり、また機種に応じた案内を利用者に発信することが可能となり効果的である。
図10は、写真シール作成装置のサーバ情報反映処理(図8のS70)の詳細を示すフローチャートである。
図を参照してステップS100において、装置の現在日時を取得し、ステップS101において装置の現在日時と装置に記憶されているサーバ情報とを照合する。
照合した結果、ステップS102において装置の現在日時がサーバ停止期間内であるかを判定し、YESであればステップS103においてサーバが停止中であると設定する。その後、ステップS104において送信設定を無効とした後、メインルーチンに戻る。
一方、ステップ102においてサーバ停止期間内でないと判定されると、ステップS105においてサーバ稼動中であると装置に設定した後、メインルーチンに戻る。
上述のとおり、本実施の形態では、サーバ停止中か否かの情報と送信設定が有効か否かの情報とを分けて管理している。サーバ停止中か否かの情報を得ない場合(または図8のステップS71の判定がない場合)は、サーバへの送信が明らかにできない場合にも通信テストを行なってしまい無駄となるからである。また、図8は、送信設定が無効である場合にも通信テストの結果により送信設定を有効にする処理(無効有効処理)を含み、仮に、ステップS71の判定を、送信設定が有効か否かの判定に代えると、送信設定が無効な場合に通信テストを行なわなわずに処理が終了し(S71でYESへ進み)、上述の無効有効処理が機能しなくなるためである。
図11は、写真シール作成装置に対する画像提供サーバ201の動作を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS200において写真シール作成装置からの要求があるかを判定し、YESであればステップS201において受信データを確認する。
ステップS202において受信データがエラーであるかを判定し、NOであれば、ステップS204において写真の受信であるかを判定する。ステップS204においてNOであれば、ステップS207においてサーバ情報の要求かを判定し、NOであれば、ステップS211でID発行の要求であるかを判定する。
ステップS211においてYESであれば、ステップS212において機種情報をもとにID情報を作成し、ステップS213においてID情報とともに正常終了である旨を写真シール作成装置に返信する。
また、ステップS200でNOであれば、そのまま処理を終了する。
ステップS202において受信データがエラーであれば、ステップS203において要求に応じてエラーを写真シール作成装置に返信する。
ステップS204で写真の受信であると判定されると、ステップS205において写真登録処理を行ない、ステップS206において正常終了を写真シール作成装置に返信する。
ステップS207においてサーバ情報の要求であると判定されると、ステップS208において履歴情報を保存し、ステップS209においてサーバ情報を作成する。その後、ステップS210においてサーバ情報とともに正常終了である旨を写真シール作成装置に返信し、処理を終了する。
また、ステップS211でNOであれば、そのまま処理を終了する。なお、この例では、写真シール作成装置からの要求がなければ、もしくは所定の処理を実行した後、終了する処理としているが、写真シール作成装置からの要求を絶えず監視する、つまりS200へ戻る処理としてもよい。
図12は、画像提供サーバ201の写真登録処理(図11のS205)の詳細を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS220において写真情報を取得する。また、ステップS221において写真を取得する。
ステップS222において、写真セットIDに関連付けて写真を登録する。
ステップS223において登録した写真は選択写真1であるかが判定され、YESであればステップS224において選択写真1に対応するメールアドレス1は妥当であるかを判定する。
ステップS224においてYESであれば、ステップS225において選択写真1に対応するURL1を作成し、ステップS226においてURL1を本文に含むメール1を作成する。その後、ステップS227において選択写真1に対応するメールアドレス1にメール1を送信する。
その後、ステップS228において、登録した写真は選択写真2であるかを判定し、YESであればステップS229において選択写真2に対応するメールアドレス2は妥当であるかを判定する。
ステップS229においてYESであれば、ステップS230において選択写真2に対応するURL2を作成し、ステップS231においてURL2を本文に含むメール2を作成する。
その後、ステップS232において選択写真2に対応するメールアドレス2にメール2を送信する。
また、ステップS223またはS224のいずれかでNOであれば、ステップS228に進む。ステップS228またはS229のいずれかでNOであれば、本処理を終了する。
つまりこの処理は、写真シール作成装置から写真が送信されるごとに処理され、その写真が選択された写真である場合は、所定の処理を行ない、その写真を選択したユーザが指定したメールアドレスにメールが送信され、選択しなかったユーザが指定したメールアドレスにはメールが送信されない。また、その写真が複数のユーザにより選択されている場合は、それぞれのユーザが指定したメールアドレスにメールが送信される。さらに、いずれのユーザによる選択もされていいない場合は、写真を登録保存するだけでメールは送信されない。なお、これら処理は、写真画像ともに送信される後述の写真情報に基づいて行なわれる。
このような処理により、ユーザは入力したメールアドレスに送信されるURLにアクセスするだけで、容易に写真画像を閲覧することが可能となる。
なお、ステップS224、S229でメールアドレスの妥当性をチェックしているのは、以下の理由による。すなわち、メールアドレスの入力(図6のS44)で、入力が不完全なまま入力制限時間が経過した場合などには、正常なメールアドレスがサーバに送られないこととなる。このような場合を考慮して、例えば、写真情報に含まれるメールアドレスが存在しない場合、若しくは存在しても「@」以降のアドレス情報がない等、明らかにメールアドレスが正常でない場合などには、送信を行なわないよう制御するものである。これにより、誤送信を防ぐことが可能になる。
図13は、携帯端末装置に対する画像提供サーバ201の処理を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS240において、メール1またはメール2本文のURL1またはURL2からのアクセス要求であるかを判定する。ここでYESであれば、ステップS241において携帯端末装置にアクセス画面を表示させる。
また、ステップS242においてアクセス画面からの写真表示要求であるかを判定する。YESであれば、ステップS243においてURLに対応する閲覧用IDを取得する。次に、ステップS244において閲覧用IDに対応する写真があるかを判定し、YESであればステップS245において写真を携帯端末装置に表示させる。また、ステップS244でNOであれば、ステップS246においてエラー画面を携帯端末装置に表示させる。
ステップS242においてNOであれば、ステップS247において空メールを受信したかを判定し、YESであればステップS248においてトップ画面URLを本文に含むメールを携帯端末装置に返信する。
ステップS247においてNOであれば、ステップS249においてトップ画面の表示要求であるかが判定され、YESであればステップS250において携帯端末装置にトップ画面を表示させる。
ステップS249においてNOであれば、ステップS251において閲覧用ID入力画面の表示要求であるかを判定し、YESであればステップS252において携帯端末装置にID入力画面を表示させる。
ステップS251においてNOであれば、ステップS253において閲覧用IDとともに写真表示要求があったかを判定し、YESであればステップS244に進む、NOであればここでの処理を終了する。なお、図13に示す処理も、図11の写真シール作成装置に対するサーバの処理と同様に、携帯端末装置からのそれぞれの要求に従って処理を実行し、終了する例を示しているが、当然、携帯端末装置からの要求を絶えず監視する、つまりS240へ戻る処理としてもよい。
図14は、写真シール作成装置に蓄積される送信キューの構成を示す図である。送信キューは、写真シール作成装置からサーバへの写真送信(図7写真送信処理)の送信の有無、送信の順番を管理するために用いられる。
図を参照して、キューの先頭には登録数(キューに登録された写真セットの数であり、ここでは2つのセットが登録されていることを示す)が記録される。登録数の後に、写真セットのID(16桁の数字)と、そのセットの送信回数とがペアとなって記録される。ここでは、写真セットの1つにおいて、4枚の写真の送信処理を行なうこととしている。写真セットIDとは、ユーザのプレイごとに割り当てられIDを意味する。
図15は、図7のステップS53で作成される写真情報の構成を示す図である。写真情報は、写真シール作成装置においてユーザが選択もしくは入力した情報をサーバへ知らせるためのものであり、この情報を元に、サーバは写真の登録保存、メールの送信、またはユーザへの写真の配信を行なう。
図に示されるように、写真情報は、選択写真1(左ユーザが選択した写真)の写真番号1と、選択写真2(右ユーザが選択した写真)の写真番号2と、選択写真1の閲覧用ID1と、選択写真2の閲覧用ID2と、選択写真1を送信するメールアドレス(左ユーザが入力したメールアドレス)と、選択写真2を送信するメールアドレス(右ユーザが入力したメールアドレス)と、撮影日時と、PHSカード42の端末番号とから構成される。
図16は、図7の写真送信処理により送信される送信データの具体例を示す図である。
図を参照して、1つの写真セットとして、合計4枚の写真データが送信される。送信が正常に行なわれる場合、1枚目の写真として選択写真1が送信され、2枚目の写真として選択写真2が送信される。また、3枚目、4枚目の写真としては、ユーザが選択しなかった写真の中から選ばれた写真が送信される。
但し、選択写真1と2とが同じ写真である場合、1枚目の写真として選択写真1が送信されると、2〜4枚目の写真としては、ユーザが選択しなかった写真の中から選ばれた写真が送信される。このように、同じ写真が選ばれた場合でも、それぞれの利用者(異なる顧客間)で閲覧できる写真の枚数を同数にすることにより、利用者間の公平さを保つことができる。
なお、写真画像のファイル名は、写真セットIDと写真番号とを含むものである。写真番号は、図16の処理で送信する順番に、写真に付与される番号である。1〜4枚目の写真画像と共に送られる写真情報は、図15の構成を示すものである。1つの写真セット内の1〜4枚目の全ての写真画像に添付される写真情報は、全て同じである。仮に写真情報を、たとえば1枚目の写真画像のみに添付して送信するようにした場合、2枚目以降の写真画像を受信したときに、先に受信した写真情報をサーバ内で検索して処理を行なうことが必要となる。そこで、この例のように、全ての写真画像に写真情報を添付することで、その検索が不要となり効果的である。
図17は、図8のステップS74で送信される履歴情報の構成を示す図である。
図に示されるように、履歴情報は、その中に含まれる情報の数と、情報コードと、情報内容とから構成される。例えば履歴情報には、現在時刻情報、プレイ時間(平均プレイ時間・最長プレイ時間・最短プレイ時間)、各種選択項目の選択回数(撮影コース・編集用画像の種別・印刷レイアウトの種別)、売上情報(1日の売上・累計の売上)、プリント回数、ストロボ発光回数、タッチペンのタッチ回数、プログラムバージョン情報、エラー履歴、など、色々な店舗に設置される写真シール作成装置それぞれに固有な装置の状態、蓄積された履歴等の情報を含めることができる。
履歴情報により、各写真シール販売装置の情報を、サーバで一元管理することができるという効果がある。また、履歴情報に基づいて、後述のサーバ情報に含まれる店舗運営者への案内メッセージを提供することができる。たとえば、プレイ時間が極端に長い、短いなど異常な場合は注意を促す案内、ストロボ発光回数、タッチペンのタッチ回数など消耗度が高い場合はそれら消耗部品の交換を促す案内、プログラムバージョン情報が最新のバージョンでない場合は最新のバーションに変更することを促す案内、などを個別の装置ごとに提供することができる。
図18は、図8の通信テスト処理で送信される送信データの具体例を示す図である。
図左に示されるように、履歴情報(図17)を送信する場合は、送信データとして、履歴情報を示すデータ種別コードと、履歴情報と、PHS端末番号とが送信される。また、図右に示されるようにダミーファイルを送信する場合は、送信データとして、ダミーファイルを示すデータ種別コードと、ダミーファイルと、PHS端末番号とが送信される。
履歴情報も、ダミーファイルも約50KBのデータ量を有し、実際の1枚の写真画像のデータ量に近くしている。
図19は、図9のステップS93で送信される機種情報の具体例を示す図である。
図に示されるように、機種情報は、写真シール作成装置の機種コードと、プログラムバージョンとを含む。
図20は、図11のステップS209で作成されるサーバ情報の構成を示す図である。
図に示されるように、サーバ情報は、その中に含まれる情報の数と、情報コードと、情報内容とから構成される。例えばサーバ情報には、サーバ停止予定日時、サーバ稼動開始予定日時、サーバの現在時刻、利用者への案内(遊び方に関する情報、お得情報、占い情報等)、店舗運営者への案内(よくある問い合わせ情報、バージョンアップ情報等)など、サーバのメンテナンス情報、サーバの状態、サーバからの案内等の情報を含めることができる。このようなサーバ情報を写真シール作成装置に知らせることにより、サーバと写真シール作成装置が連動した、よりよいサービスを提供でき、サーバの状態を、各店舗に散在して設定されている写真シール作成装置に一度に情報を配信し、集中管理が可能となる。
図21は、画像提供サーバから写真シール作成装置に送信される情報を示す図である。具体的には、写真シール作成装置からの各要求に対する返信として送信されるデータである。
図左に示されるように、写真シール作成装置から送信されたデータが正常であった場合は、送信データが正常であるものとして要求されたデータを返す。また、図右に示されるように写真シール作成装置から送信されたデータが異常であった場合は、送信データが異常であるものとして、異常コードと異常メッセージとを返す。
図22は、図11のステップS212で作成されるID情報の具体例を示す図である。
図に示されるように、ID情報は、写真セットIDと、選択写真1を閲覧するための閲覧用ID1と、選択写真2を閲覧するための閲覧用ID2とを含む。これは、図6のS43の送信写真選択で、左右個別に写真選択を受け付けるため、それらに対応させるため、二つのIDを含ませている。
図23は、図6のメイン写真選択処理(S32)でタブレットディスプレイ31に表示される画面を示す図である。
ここでは、撮影により得られた10枚の写真が表示され、ユーザからメインの写真の選択を受付ける。また、画面の右上には選択の残り時間が表示される。
図24は、図6の編集処理(S33)でタブレットディスプレイ31に表示される画面を示す図である。
ここでは、画面中央のA〜Dとして図23で選択されたメイン写真が、E〜Jとしてその他の写真が表示される。ユーザは写真A〜Jを選択した後に、その写真の編集を行なうことができる。ここでは、左のタブレットペンからの入力を受付ける左画面と右のペンからの入力を受付ける右画面のそれぞれで左右のユーザが別々に編集を行なうことができる。
図25は、図6の印刷待機機能選択処理(S36)でタブレットディスプレイ31に表示される画面を示す図である。
ここでは、印刷時に写真画像をサーバを介して携帯端末に送る処理を行なう(図25中の「携帯に送る」ボタンをタブレットペン33で押す)か、写真の閲覧を行なう(図25中の「プリ帳を見る」ボタンをタブレットペン33で押す)かを選択させることができる。ここでも、左のタブレットペンからの入力を受付ける左画面と右のペンからの入力を受付ける右画面のそれぞれで写真送信機能または写真閲覧機能のどちらを実行するか、選択を受付ける。従って、それぞれの画面で、別の機能が動作することが可能である。また、別の機能であっても、同じ機能であっても、右と左で操作を終了させる制限時間は共通にすることにより、公平さを担保することができる。
図26は、図6の送信写真選択処理(S43)でタブレットディスプレイ31に表示される画面を示す図である。
図を参照して、ユーザは撮影画像や編集後の画像から所望のものを選択し、それを送信することができる。また、左右のユーザで異なる写真を選択することができる。
図27は、図6のメールアドレス入力処理(S44)でタブレットディスプレイ31に表示される画面を示す図である。
この画面を用いてユーザは、自己の携帯端末のアドレスを入力することができる。また、左右のユーザで同時に異なるメールアドレスを入力することができる。なお、自己の携帯端末以外の、例えばEメールアドレスや友人の携帯端末のアドレス等、好みのメールアドレスの入力が可能である。図27には携帯端末装置のキャリアをそれぞれ表すボタンが3つ表示されているが、このボタンを押すことにより、決まったドメイン名が@マークの右側の表示部に表示され入力される。また、@マークの左側に、すくなくとも1文字以上が入力されたかを判定して、これらボタンを表示しボタン入力を受けつけるようにしてもよい。これにより、誤入力を防ぐことができる。
図28は、図12のメール送信処理(S227、S232)で送信されるメールの本文の例を示す図である。
図に示されるように、メール本文には選択写真1または2にアクセスするためのURLが含まれる。ユーザは、このURLにアクセスすることで図29のアクセス画面に移行し、選択写真を携帯端末に表示させることができる。
図29は、図13のアクセス画面表示処理(S241)でユーザの携帯端末の画面に表示されるアクセス画面を示す図である。
アクセス画面においてユーザは、「プリ写真はコチラ!」を携帯端末装置の操作部を操作して指定することで、写真の閲覧を選択することができる。また、「トップページ」を携帯端末装置の操作部を操作して指定することで、ユーザはトップページを表示させることが可能である。
図30は、図13のメール送信処理(S248)で送信されるメールの本文を示す図である。
図に示されるように、メール本文にはトップページを表示させるためのURLが含まれており、これを選択することでユーザはトップページを表示させることが可能である。
図31は、図13のトップ画面表示処理(S250)でユーザの携帯端末の画面に表示されるトップページを示す図である。
トップページにおいてユーザは、写真シール作成装置から送信された画像を閲覧すること、待受画面に使うことを選択することができる。また、ユーザはトップページから会員登録を行なったり、他のユーザの撮影した写真画像を閲覧することができる。
図32は、図13のID入力画面表示処理(S252)でユーザの携帯端末の画面に表示される画面を示す図である。
この画面において、ユーザはシールシートにプリントされたIDを入力することで、そのシールシートの写真の撮影時、編集時に得られた画像を携帯端末で見ることができる。また、過去に見た写真を再度見ることができる。なお、過去に見た写真を特定するために、撮影日時(図32中の「03/08 12:00」、直近の3月8日12:00を示す、など)が表示されるが、この日時はシールシートにプリントされた日時と一致するように日時の管理が行なわれる。より具体的には、写真シール機から送信される写真情報(図15)の撮影日時情報に基づいて、その日時の一部(受信する日時情報には年、秒の情報を含むが、この例ではそれらは表示されず一部)を表示させる。表示可能な範囲で全ての日時情報を表示してもよい。この表示は写真シール作成装置でのプレイ単位、つまり前述の写真セットごとに行なわれる。図32では2セット分が表示されている。これにより、画像の特定に間違いが無くなる。
図33は、図13の写真表示処理(S245)でユーザの携帯端末の画面に表示されるページを示す図である。携帯端末装置の操作部で操作によりスクロールさせ全体を見ることができる。
図に示されるように、写真表示においては、ユーザが送信用に選択した画像が最上部に表示される。ユーザは、その画像を待受画面サイズにしたり、落書き(編集)したりすることができる。また、その下には、ユーザが選択しなかった画像であって写真シール作成装置から送信された画像が小さく表示される。これらの画像は、ユーザが会員登録すると、選択画像と同様に待受けサイズにしたり、落書きしたりすることが可能となる。
また、画面の下には友達に写真を見せる機能(友達の携帯端末に送信する機能)や、会員登録をするための機能や、他の写真を見るための機能を選択するための表示がなされる。
図34は、図13のエラー画面表示処理(S246)でユーザの携帯端末の画面に表示されるエラー画面を示す図である。
この画面において、ユーザに入力されたIDが正しいものではないことを知らせることができる。
図35は、図6のステップS41で作成されるIDを含む印刷データの具体例を示す図である。
画像をサーバに送信する場合は、図35に示されるように、その画像を得ることができるトップページURLを得るためのメールアドレス、およびトップページからのアクセスより手早く画像を得るため、左右のユーザそれぞれが選択した写真に対応させたそれぞれのIDがプリントされる。また、シールシートには、撮影日時がプリントされるが、それは図32の画面で表示される日時と同一のものとされる。例えば、2回続けて写真シール作成装置を利用した場合、写真シールに印刷される日時が近いものとなる。また写真シール作成装置で写真を生成した日時と、サーバが写真画像を受信した日時は、ずれていることがある。このような場合、写真シールに印刷された写真と携帯端末で閲覧する写真との対応づけが難しいという問題があった。本実施の形態では、シールに印刷された日時と、携帯での写真閲覧時に表示される日時を合わせることで、対応づけが確実となり、ユーザにとって便利である。
図36は、図6のステップS38で作成されるIDを含まない印刷データの具体例を示す図である。
画像をサーバに送信しない場合には、トップページURLを得るためのメールアドレスや、IDはプリントされない。このように、メールアドレスやIDをプリントしないことで、ユーザから無駄なアクセスがなされることを防ぐことができる。すなわち、写真が携帯で閲覧できないにもかかわらず、写真シールにURLなどを印刷すれば、利用者に期待感を持たせ、サーバへの無用なアクセスを招くことになる。URL等を一切印刷しないことで、このような問題を解決することができる。
図27に示す画面を表示して、図6のステップS44で行なわれるメールアドレス入力処理において、メールアドレスの入力をキャンセルさせる処理について説明する。
ユーザのメールアドレスは文字数が長いこともあり、入力を始めたものの入力制限時間に間に合わない、また途中で入力が面倒になる等の問題を考慮して、メールアドレスの入力をユーザが途中でキャンセルできるようにしておくことが好ましい。
具体的には、図27のメールアドレスの入力画面に「キャンセル」ボタンを表示し、ユーザが「キャンセル」ボタンをタブレットペンでタッチすることにより、メールアドレスの入力をキャンセルし、次のステップ(図6ではステップS45)へ進ませる。この場合、図15に示す写真情報のメールアドレス1もしくはメールアドレス2は設定されず、その他の情報が設定された写真情報と写真画像がサーバへ送信される。
このときサーバは、メールアドレスが妥当でないため、図12のステップS224でNO、もしくはステップS229でNOとなり、閲覧のためのメールは送信されない。しかし、閲覧用IDは有効であるため、例えばユーザが写真シール作成装置をプレイした後に、シールに印刷されたIDを用いて携帯端末装置から閲覧要求があった場合、サーバは、その要求を受け付け(図13のステップS253でYES)、そのIDに対応する写真がサーバに登録されていれば(ステップS244でYES)、ユーザの携帯端末装置に写真を表示させ、ユーザは写真画像の閲覧が可能となる。
また、メールアドレスの入力をキャンセルしても、シールに印刷されたIDによる写真画像の閲覧が可能であることをユーザに知らせるために、上述の「キャンセル」ボタンがタッチされた場合に、シールに印刷したIDを用いた画像の閲覧方法をタブレットディスプレイに表示し、ユーザに案内するようにしてもよい。
このように、メールアドレスの入力を途中で中断させることにより、キャンセルできずにいたずらに適当な入力がなされることを防止でき、またそのように適当に入力されたメールアドレスへの誤送信、通信の無駄を防ぐことが可能となる。
[実施の形態における効果]
以上のように本実施の形態によると、ユーザが選択した写真の送信が正常にできないときは、ユーザにより選択されなかったその他の写真の送信が行なわれない(図7のステップS54〜S63)。すなわち、ユーザが選択した画像の送信の完了を待って、ユーザにより選択されなかったその他の写真を送ることができ、ユーザが選択していない写真だけが閲覧できるという状態を防ぐことができる。これにより、ユーザの不満、不快感、誤解を招く等の問題が生じることを防ぐことができる。
また、それぞれのユーザが、それぞれの好みの写真を、各自の携帯電話で閲覧できるようにすることで、複数人で利用されることが多い写真シール作成装置の利用価値を高めることができる。
また、サーバからのメンテナンス情報に基づき、写真の送信又は送信機能の提供を停止させることで、無駄な通信を防ぐことができ、ユーザへの不満も解消されるという効果がある。
さらに、通信テストにより、電波状態に変化があった場合など、リアルタイムに、送信機能を自動で無効にできるという効果がある。そのような通信テストを、営業が始まるまでに行なうことで、営業の妨げとなることを防ぐことができる。また、電波状態に変化があった場合など、リアルタイムに、送信機能を自動で有効にできる。このような処理により、通信状態をより正確に把握でき、通信テストが正常であっても、写真の送信に失敗するなどの事態を可能な限り未然に防ぐことができる。
[他の構成例]
[URLについて]
なお、上記において図20を参照して例示したサーバ情報のほか、現在のサーバのURL情報を、サーバ情報に含めてもよい。この場合、URLを送信することを示す所定の情報コード(図20参照)を生成しておく。
このようにすることで、例えば現在のサーバが諸般の事情により移転などしてURLに変更が生じた場合、現在のURL情報として、移転先(変更後)のURL情報がサーバ情報に含められ、このサーバ情報が各写真シール作成装置に送信される。これにより、各写真シール作成装置では、移転先(変更後)のURL情報が取得され、図6に示すステップS41においてシールシートに印刷されたり、図12におけるステップS225やステップS230の処理に反映されたりする。
したがって、現在のサーバのURL情報に変更が生じた場合であっても、ユーザに提供されるサーバのURL情報は、移転後(変更後)のURL情報となり、例えばユーザが旧URLにアクセスしてしまい所定のサービスを受けられないなどの混乱や不都合が生じることを確実に抑制することができる。これにより、ユーザに対して不快感を与えないようにすることができる。
また、図37に示すように、このサーバ情報は、ネットワークNを介して接続された全ての写真シール作成装置に対して送信されるものなので、移転後(変更後)のURL情報を、一台でも多くの写真シール作成装置に対して伝達し、一人でも多くのユーザに対して迅速に提供することができる。したがって、ユーザに対して不快感を与えないという効果をいっそう強めることができるとともに、サーバの移転等も問題なく簡単に行なうことができるという効果がある。
[編集済み画像と未編集画像との枚数比率]
なお、上記においては、サーバ情報を各写真シール作成装置に送信して受信させ、その時その時のサーバの状況に応じて各写真シール作成装置の設定を変更させる場合を説明したが、サーバから各写真シール作成装置に送信する情報は、サーバ情報すなわちサーバに関する情報に限らず、写真シール作成装置の機能を設定する設定情報であってもよい。
すなわち、図8のステップS85での処理に代えて、図38に示されるようにステップS85’において、写真シール作成装置はサーバ情報を取得し、それを記憶する。さらにサーバから送られた設定情報に基づいて、装置の設定を行なう。
以下では、設定情報の一例として、サーバに送信できる画像の全枚数のうち、編集済み画像(編集画像が入力された画像)の枚数と撮影画像(未編集画像)の枚数との比率を設定する枚数情報が、サーバから各写真シール作成装置に送信される場合を説明する。
詳細には、例えば図6に示すステップS45において、サーバに送信できる画像4枚のうち、1枚が編集済み画像(編集画像が入力された画像)で、残りの3枚が撮影画像(未編集画像)と設定されている場合、ユーザの中には、4枚とも編集済み画像を送信したいユーザもいれば、4枚中の何枚かを撮影画像(未編集画像)にしたいユーザもいる。
このように、ユーザによってサーバに送信したい画像は様々であり、送信できる4枚の画像のうち、編集済み画像と未編集画像との枚数比率を完全に固定してしまうと、場合によってはユーザに不満を与えてしまうこともある。
そこで、例えばサーバに送信できる写真の最大枚数が4枚の場合に、編集済み画像の枚数と撮影画像(未編集画像)の枚数との比率を、図39に示すように枚数情報として生成する。この枚数情報は、図17や図20を参照して説明した情報コードと、編集済み画像の枚数と未編集画像の枚数との比率を具体的に表す比率情報と、それぞれの比率情報を特定する種別情報とを有する。そして、この枚数情報をサーバに格納しておくとともに、必要に応じて、所定の情報を各写真シール作成装置に送信する。
このようにすることで、例えば最初のうちは、サーバに送信できる4枚の写真として、編集済み画像を1枚、撮影画像(未編集画像)を3枚、送信できるように設定しておき、そのうち、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて、サーバから各写真シール作成装置に対して、例えば図39における、情報コード「0x0100」、および種別情報「002」(さらに必要に応じて、これに対応する比率情報)を送信する。そして、この枚数情報を受信した写真シール作成装置における枚数比率の設定を、種別情報「002」で表される枚数比率に変更する。
枚数情報の設定が変更された写真シール作成装置においては、編集済み画像2枚、撮影画像2枚をサーバに対して送信できるようになる。
これにより、サーバに送信できる写真のうち、編集済み画像と撮影画像との枚数の振り分けを、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて迅速に変更することができ、より多くのユーザを満足させることができる。さらに、このような枚数情報は、ネットワークNを介して接続された全ての写真シール作成装置に対して送信することができるので、これら全ての写真シール作成装置における枚数情報についての設定変更を一括して容易に行なうことができる。
なお、上記においては、枚数情報をあらかじめサーバに格納しておく場合を説明したが、これに限らず、枚数比率の設定は、サーバから送信される情報に関係なく、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて、写真シール作成装置の管理人が、それぞれが管理する写真シール作成装置において自在にできるようにしておいてもよい。
このようにすることで、例えばユーザからのニーズや市場の動向などが地域や店舗によって微妙に異なるときに、各店舗においては、それぞれの店舗に合った枚数比率に設定することができるので、その分、ユーザからのニーズや市場の動向に細かく応えることができる。
[何枚選択させるか]
また、上記とは異なる設定情報の一例として、サーバに送信できる画像の全枚数のうち、ユーザが選択できる枚数を設定する選択枚数情報を、サーバから各写真シール作成装置に送信することとしてもよい。
図6に示す例では、ステップS45においてサーバに送信できる写真の最大枚数が4枚とされる。その4枚のうち、ステップS43において左右それぞれのユーザが選択できるのはそれぞれ1枚であり、残りの2枚は、ユーザに選択されなかった写真の中からランダムに選択される。
例えばサーバに送信できる写真の最大枚数が4枚の場合に、あらかじめ、ユーザが選択する枚数とランダムで選択される枚数との組み合わせを選択枚数情報として、図40に示すように生成しておく。この選択枚数情報は、図17や図20を参照して説明した情報コードと、ユーザが選択する枚数とランダムで選択される枚数とを具体的に表す比率情報と、それぞれの比率情報を特定する種別情報とを有する。そして、この選択枚数情報をサーバに格納しておくとともに、必要に応じて、所定の情報を各写真シール作成装置に送信する。
このようにすることで、例えばサーバに送信できる写真の最大枚数が4枚である場合に、最初のうちは、上記のように左右それぞれのユーザから1枚ずつ写真が選択され、かつ、残りの2枚の写真がユーザに選択されなかった写真の中からランダムに選択されるような設定にしておく。そのうち、ユーザからのニーズや市場の動向などに基づいて、サーバから各写真シール作成装置に対して、例えば図40における、情報コード「0x0101」、および種別情報「004」(さらに必要に応じて、これに対応する比率情報)を送信する。そして、この選択枚数情報を受信した写真シール作成装置における枚数比率の設定を、種別情報「004」で表される枚数比率に変更する。
選択枚数情報の設定が変更された写真シール作成装置においては、ユーザが選択した4枚の画像をサーバに対して送信できるようになる。
これにより、ユーザが選択する写真の枚数とランダムで選択される写真の枚数との組み合わせを、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて迅速に変更することができ、より多くのユーザを満足させることができる。さらに、このような選択枚数情報は、ネットワークNを介して接続された全ての写真シール作成装置に対して送信することができるので、これら全ての写真シール作成装置における選択枚数情報についての設定を一括して容易に行なうことができる。
さらに、図33で説明したように、ユーザが選択した画像と選択しなかった画像とを表示し、会員登録の有無によって利用できるサービスに制限を設けることで、ユーザの会員登録に対する意欲を高めることができる。
なお、上記においては、選択枚数情報をあらかじめサーバに格納しておく場合を説明したが、これに限らず、選択枚数の比率は、サーバから送信される情報に関係なく、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて、写真シール作成装置の管理人が、それぞれが管理する写真シール作成装置において自在にできるようにしておいてもよい。
このようにすることで、例えばユーザからのニーズや市場の動向などが地域や店舗によって微妙に異なるときに、各店舗においては、それぞれの店舗に合った選択枚数に設定することができるので、その分、ユーザからのニーズや市場の動向に細かく応えることができる。
[画像サイズ変更]
また、上記とは異なる設定情報の一例として、サーバに送信できる画像のサイズを設定する画像サイズ情報が、サーバから各写真シール作成装置に送信される場合を説明する。
詳細には、例えば図6に示す場合では、サーバに送信できる画像のサイズが200*150ドットであるとすると、サーバに送信できる画像のサイズを表す画像サイズ情報を、図41に示すように生成しておく。この画像サイズ情報は、図17や図20を参照して説明した情報コードと、画像のサイズを具体的に表すサイズ情報と、それぞれのサイズ情報を特定する種別情報とを有する。そして、この画像サイズ情報をサーバに格納しておくとともに、必要に応じて、所定の情報を各写真シール作成装置に送信する。
このようにすることで、例えば画像サイズが320*240ドットの画像を、サーバに送信した場合には、ユーザは通常のサイズよりも大きい画像を得ることができ、画像の編集などを容易に行なうことができるとともに、大きく綺麗にプリントアウトされるので、サーバに送信された写真の用途の幅を広げることができる。また、例えば画像サイズが160*120ドットの画像を、サーバに送信した場合には、ユーザは通常のサイズよりも小さい画像を得ることができ、例えば携帯電話の待ち受け画像以外に利用するなど、サーバに送信された写真の用途の幅を広げることができる。
また、このように、サーバに送信する画像のサイズを各写真シール作成装置に送信して設定を変更することで、ユーザからのニーズや市場の動向などにより細かく対応することができる。さらに、このような画像サイズ情報は、ネットワークNを介して接続された全ての写真シール作成装置に対して送信することができるので、これら全ての写真シール作成装置における画像サイズ情報についての設定を一括して容易に行なうことができる。
さらに、上記においては、画像サイズ情報をあらかじめサーバに格納しておく場合を説明したが、これに限らず、画像サイズの設定は、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて、写真シール作成装置の管理人が、それぞれが管理する写真シール作成装置において自在にできるようにしておいてもよい。
このようにすることで、例えばユーザからのニーズや市場の動向などが地域や店舗によって微妙に異なるときに、各店舗においては、それぞれの店舗に合った画像サイズに設定することができるので、その分、ユーザからのニーズや市場の動向に細かく応えることができる。
[送信枚数変更]
また、上記とは異なる設定情報の一例として、サーバに送信できる画像の最大枚数を設定する最大送信枚数情報が、サーバから各写真シール作成装置に送信される場合を説明する。
詳細には、例えば図6に示す場合では、サーバに送信できる画像の最大枚数が4枚であるとすると、サーバに送信できる画像の最大枚数を表す最大送信枚数情報を、図42に示すように生成しておく。この最大送信枚数情報は、図17や図20を参照して説明した情報コードと、具体的に送信画像の最大枚数を表す送信枚数情報と、それぞれの送信枚数情報を特定する種別情報とを有する。そして、この最大送信枚数情報をサーバに格納しておくとともに、必要に応じて、所定の情報を各写真シール作成装置に送信する。
このようにすることで、ユーザは必要に応じた枚数で、かつ、満足できる枚数をサーバに送信することができる。
また、このように、サーバに送信する画像の最大枚数を各写真シール作成装置に送信して設定を変更することで、ユーザからのニーズや市場の動向などにより細かく対応することができる。さらに、このような最大送信枚数情報は、ネットワークNを介して接続された全ての写真シール作成装置に対して送信することができるので、これら全ての写真シール作成装置における最大送信枚数情報についての設定を一括して容易に行なうことができる。
さらに、上記においては、最大送信枚数情報をあらかじめサーバに格納しておく場合を説明したが、これに限らず、最大送信枚数の設定は、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて、写真シール作成装置の管理人が、それぞれが管理する写真シール作成装置において自在にできるようにしておいてもよい。
このようにすることで、例えばユーザからのニーズや市場の動向などが地域や店舗によって微妙に異なるときに、各店舗においては、それぞれの店舗に合った最大送信枚数に設定することができるので、その分、ユーザからのニーズや市場の動向に細かく応えることができる。
[画像サイズおよび送信枚数変更]
また、上記の画像サイズの変更と最大送信枚数の変更を併せて行なうようにしてもよい。
詳細には、例えば図6に示す場合では、サーバに送信できる写真の最大枚数が4枚であり、このとき、送信される画像のサイズが200*150ドットで、合計の送信データ量がAであるとすると、例えばサーバに送信できる画像のサイズおよび最大送信枚数を表す送信画像情報を、図43に示すように生成しておく。この送信画像情報は、図17や図20を参照して説明した情報コードと、画像サイズと最大送信枚数との組み合わせを具体的に表す画像情報と、それぞれの画像情報を特定する種別情報とを有する。そして、この送信画像情報をサーバに格納しておくとともに、必要に応じて、所定の情報を各写真シール作成装置に送信する。ここで、図44(a)に示すように、送信枚数が2枚の場合には、送信枚数が減る分、画像のサイズを320*240ドットと大きくすることができ、このときの合計の送信データ量はA以下になるようにされている。また、送信枚数が最も多い8枚の場合(図44(c))には、枚数が増える分、画像のサイズが160*120ドットと小さくなってしまうが、このときの合計の送信データ量はA以下になるようにされている。
また、例えば図6におけるステップS43の直前の処理として、ユーザに対して、図45に示すような選択画面を表示し、ユーザに所望の画像サイズと最大送信枚数との組み合わせを選択させるようにしてもよい。
ここで、所定の画像サイズおよび最大送信枚数が選択されると、写真シール作成装置は、その組み合わせに合った設定情報を取得すべくサーバに対して前記設定情報を要求し、サーバは要求があった設定情報を写真シール作成装置に対して送信する。写真シール作成装置は、送信された設定情報を受信、保存し、受信した設定情報に基づいて設定変更をする。
このようにすることで、例えば写真シール作成装置からサーバに対して、画像サイズが320*240ドットの画像を2枚送信した場合には、ユーザは通常のサイズよりも大きい画像を得ることができるので、画像の編集などを容易に行なうことができるとともに、大きく綺麗にプリントアウトされるので、サーバに送信された写真の用途の幅を広げることができる。また、例えば画像サイズが160*120ドットの画像を8枚、サーバに送信した場合には、ユーザは通常のサイズよりも小さい画像ではあるが、多くの種類の画像を得ることができる。このようにユーザに対して豊富な種類の画像を提供することで、少ない種類の画像に対してすぐに飽きてしまうユーザに対して、満足感を与えることができる。
また、このように、サーバに送信する画像のサイズおよび枚数をユーザに選択させることで、ユーザからのニーズや市場の動向などにより細かく対応することができる。さらに、このような送信画像情報は、ネットワークNを介して接続された全ての写真シール作成装置に対して送信することができるので、これら全ての写真シール作成装置における送信画像情報についての設定を一括して容易に行なうことができる。
なお、送信画像情報は上記のものに限らず、例えば合計の送信データ量がAよりも小さくなるのであれば、送信写真枚数が6枚であってもよい。さらに、合計の送信データ量がAよりも小さくなるのであれば、送信する全ての画像のサイズを揃えなくてもよい。
さらに、上記においては、送信画像情報をあらかじめサーバに格納しておく場合を説明したが、これに限らず、送信画像の設定は、ユーザからのニーズや市場の動向などに応じて、写真シール作成装置の管理人が、それぞれが管理する写真シール作成装置において自在にできるようにしておいてもよい。
このようにすることで、例えばユーザからのニーズや市場の動向などが地域や店舗によって微妙に異なるときに、各店舗においては、それぞれの店舗に合った画像サイズおよび最大送信枚数に設定することができるので、その分、ユーザからのニーズや市場の動向に細かく応えることができる。
また、図46に示される画面を表示し、図39に示した編集済み画像と撮影画像との枚数をユーザに選択させることとしてもよい。
[シリアルNO.]
また、上記の例では、サーバから写真シール作成装置の設定情報を送信し、その設定情報を受信した写真シール作成装置における設定を一括して変更できる場合を説明したが、これに限らず、例えば各写真シール作成装置に、互いの装置を識別するための識別情報をあらかじめ付与しておき、所定の写真シール作成装置の設定だけを変更するようにしてもよい。
詳細には、所定の写真シール作成装置の設定だけを変更する際に、図47に示すように、サーバから各写真シール作成装置に対して、所定の写真シール作成装置を特定するための識別情報、および変更しようとする設定情報を送信する。図47の例では、識別情報は「002」である。
各写真シール作成装置は、前記識別情報および設定情報を受信、保存し、自己にあらかじめ付与されている識別情報と受信した識別情報とを照合する。
照合した結果、自己にあらかじめ付与されている識別情報と受信した識別情報とが異なる場合には、現在の設定を、受信した設定情報に基づく設定に変更しないようにし、自己にあらかじめ付与されている識別情報と受信した識別情報とが一致する場合には、現在の設定を、受信した設定情報に基づく設定に変更する。
このように、サーバから各写真シール作成装置に対して、設定情報とともに識別情報を送信することで、前記識別情報に対応する所定の写真シール作成装置の設定のみを変更することができる。また、この技術を応用すれば、例えば互いの機種を識別する、すなわち図47における写真シール作成装置1a〜1c(機種A)と、写真シール作成装置2a、2b(機種B)とを識別するための第2の識別情報を、あらかじめ機種ごとに付与しておき、所定の機種の設定だけを変更する際には、サーバから各写真シール作成装置に対して、前記所定の機種を特定するための第2の識別情報、および変更しようとする設定情報を送信する。
このようにすることで、第2の識別情報で特定される機種と同機種であれば、その設定を一括して変更することができ、他機種であれば、その設定は変更されないので、機種ごとに異なる設定に変更をすることを容易かつ迅速に行なうことができる。
[時間]
また、上記においてはサーバから送信される情報が、写真シール作成装置の設定情報である場合を説明したが、これに限らず、例えばサーバから各写真シール作成装置に対して現在時刻や曜日の情報が送信されてもよい。
このようにすることで、例えば従来の装置であれば、各店舗の管理者がテストモードなどにおいて、現在時刻や曜日を設定するという作業が必要であるが、上記のように、サーバから各写真シール作成装置に対して現在時刻や曜日の情報が送信され、その情報を各写真シール作成装置が受信、設定することで、各店舗の管理者が現在時刻や曜日を設定するという作業を無くすことができ、管理者の負担を軽減することができる。すなわち、テストモードを不要にすることができる。
また、全ての写真シール作成装置において現在時刻および曜日を同一に揃えることができ、このように、全ての写真シール作成装置において現在時刻および曜日が統一されることで、例えば図10におけるステップS101、ステップS102の処理を経て、ステップS103にてサーバ停止中に設定する際などには、全ての写真シール作成装置においてサーバ停止中の設定を行なうタイミングを同時にすることができる。したがって、例えば所定の装置だけが現在時刻や曜日設定のミスなどでサーバ停止中の設定が行なわれず、不具合が発生するということを防止することができる。
[通信テスト処理について]
なお、上記においては、図5のステップS16で処理される図8の通信テスト処理において、サーバが停止中の場合(S71でYES)は、そのまま通信テスト処理を抜け、図5におけるステップS14の処理に戻るが、これに限らず、例えば図10におけるステップS104で、メンテナンス情報に基づいて送信設定が無効にされた状態であっても、図5におけるステップS15の判断時に通信テストを行なわせるように設定しておいてもよい。すなわち、送信が無効に設定されている場合であっても、随時、送信テストを実施するようにし、メンテナンス情報の再チェックを行なえるようにしてもよい。
このようにすることで、例えば、メンテナンス情報を誤設定した場合や、予定よりも早期にメンテナンスが完了した場合に、随時、送信設定を有効に設定することができる。
例えば、図48に示されるように、ステップS71でYESであっても、所定のタイミングであれば(S89でYES)、ステップS72へ進み、通信テストを行なうなどである。
[その他]
なお、写真シール作成装置においては、1回の撮影で1枚の写真画像を生成する場合もあれば、複数回の撮影で1枚の写真画像を生成する場合もある。また、これら撮影によって得られた写真画像に編集を行ないそれぞれ編集された写真画像を生成する場合もある。さらに、カメラなどの撮影機能を備えない写真シール作成装置を構成することも可能である。この場合はカメラによる撮影に代えて、記憶媒体や通信回線から写真画像を取込む。このように写真シール作成装置において色々な方法で生成される写真画像を含む意味において生成手段としている。
また、上述の写真シール作成装置のコンピュータ装置100の制御方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、電気通信回線や衛星通信回線などのネットワークを通じて、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a〜1c,2a,2b 写真シール作成装置、31 タブレットディスプレイ、40 通信部、41 PHSユニット、42 PHSカード、85 プリンタ、100a 第1コンピュータ装置、100b 第2コンピュータ装置、102a 記憶部、110 制御部、201 画像提供サーバ、201a 通信部、201b 制御部、201c 記憶部、205a〜205c 携帯端末装置、207 通信部、209 操作部、211 表示部、213 記憶部。