JP2007324714A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターフェース部をカバーするキャップの取り付けが容易であり、且つ、当該キャップの抜けがより確実に防止される携帯電子機器を提供する。
【解決手段】キャップ51の端部は、厚肉部66が形成され、送話筐体3に係合する係合舌片55を有し、送話筐体3は、キャップ51が取り付けられた際にキャップ外側面と連続する表面を形成するフロント第1壁部35と、フロント第1壁部35から筺体内側に一段入り込むとともにキャップ51が取り付けられた際にキャップ内側面に対向するフロント第2壁部36とを有する。フロント第1壁部35とフロント第2壁部36との間には係合孔46が形成されている。係合舌片55が係合孔46に挿入される際、フロント第2壁部36が内側に撓むことにより厚肉部66の嵌入を許容し、フロント第2壁部36が撓む前の形状に復元することにより厚肉部66の抜けを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器に関する。
携帯電話機等の携帯電子機器では、一般に、パーソナルコンピュータ等の他の機器と接続するためのインターフェース部(例えばコネクタ)が設けられている。インターフェース部は携帯電子機器の筐体内部の回路基板に設けられるとともに、筐体に設けられた開口部から露出可能である。筐体には、インターフェース部の不使用時に開口部を塞いでインターフェース部を保護するために、開口部を開閉可能にキャップが装着されている。このようなキャップの筐体への取付方法として、種々のものが提案されている。
特許文献1及び2では、キャップにゴムなどの弾性材により形成された係合部(爪部)を設け、その係合部を弾性変形させつつ、筐体に設けられた係合孔に挿入することにより、キャップを筐体に装着する技術が開示されている。
特許文献3では、互いに固定されて筐体を構成する前ケース及び後ケースの固定前に、筐体内側に係合部が、筐体外側にキャップ本体が位置するように、後ケースの切り欠き部にキャップを挿通し、その後、前ケースと後ケースとを互いに固定することにより、キャップを筐体に対して固定する技術が開示されている。
特許文献4では、筐体に、キャップの係合部を挿入可能な形状の第1の開口部と、係合部を挿入不可能な形状の第2の開口部とを互いに連通させて形成し、係合部を第1の開口部から挿入した後に第2の開口部へ移動させることにより、キャップを筐体に装着する技術が開示されている。
特開2003−258964号公報 特開2003−272753号公報 特開2002−352899号公報 特開2002−9911号公報
特許文献1や特許文献2の技術では、キャップに設けられた係合部の変形によって係合部を係合孔に挿入可能に、比較的剛性の低いゴムなどの弾性材によって係合部が構成されている。このため、係合部は引抜方向に力が加えられたときにも変形可能であり、係合部が係合孔から抜け易い。特許文献3の技術では、係合孔に係合部を挿入するだけのキャップの装着方法に比較して装着が難しい。特許文献4の技術では、ユーザが簡単にキャップを取り外すことができ、キャップが紛失されてしまうおそれがある。
本発明の目的は、インターフェース部をカバーするキャップの取り付けが容易であり、且つ、当該キャップの抜けがより確実に防止される携帯電子機器を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、インターフェース部と、当該インターフェース部が取り付けられる回路基板と、開口部を有するとともに当該開口部から前記インターフェース部が露出されるよう前記回路基板を内包する筐体と、前記開口部をふさぐキャップとを備え、前記キャップは、一端から延在されるとともに先端に厚肉部が形成され、前記筐体に係合する係合舌片を有し、前記筐体は、前記キャップが取り付けられた際にキャップ外側面と連続する表面を形成する第1の壁部と、当該第1の壁部から筺体内側に入り込むとともに前記キャップが取り付けられた際にキャップ内側面に対向する第2の壁部とを有し、前記開口部は、前記第2の壁部に形成され、前記第1の壁部と第2の壁部との間には、前記係合舌片の入り込む係合孔が、前記第2の壁部が当該係合孔を規定する孔縁部の一部を成すよう形成され、前記係合舌片が前記係合孔に挿入される際、前記第2の壁部が内側に撓むことにより前記厚肉部の嵌入を許容し、前記第2の壁部が撓む前の形状に復元することにより前記厚肉部の抜けを防止する。
好適には、前記回路基板のうち前記第2の壁部の筐体内側面に沿う縁部には、前記係合舌片が前記係合孔に挿入される際の前記第2の壁部の撓みを許容する切り欠き部が形成されている。
好適には、前記回路基板のうち前記第2の壁部の筐体内側面に沿う縁部の少なくとも一部は、前記係合孔から離れた位置にて前記第2の壁部に当接している。
好適には、前記第2の壁部は、前記孔縁部の一部を成す部分が前記第1の壁部の筐体内側位置まで延長されて構成されている。
好適には、前記筐体は、互いに対向して固定される第1の筐体及び第2の筐体を有し、前記第1の筐体は、前記第2の筐体側へ突出し、縁部が前記第2の筐体に突き当てられ、前記第2の壁部の少なくとも一部を構成する第3の壁部を有し、前記係合舌片が前記係合孔に挿入される際の前記第2の壁部の撓みには、前記第3の壁部の前記縁部を自由端とする前記第3の壁部の撓みが含まれる。
好適には、前記第2の壁部は、前記第1の壁部よりも薄く形成されている。
好適には、前記肉厚部は、前記係合孔への挿入方向に垂直な断面形状が、前記第3の壁部の前記縁部側ほど幅広く形成されている。
本発明によれば、インターフェース部をカバーするキャップの取り付けを容易に行うことができ、且つ、当該キャップの抜けがより確実に防止できる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開状態と閉状態との間で互いに回動可能に連結された受話筐体2及び送話筐体3を備えている。受話筐体2及び送話筐体3は、それぞれの端部が回動の中心となる連結部4により連結されることにより携帯電話機1全体の筐体を構成するようになっている。
受話筐体2及び送話筐体3は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いに重ねあわされて互いの輪郭が略一致する。受話筐体2には、例えば、通話用のスピーカ(不図示)、画像や文字を表示する表示部6が設けられている。送話筐体3には、例えば、通話用のマイクロフォン(不図示)、ユーザの操作を受け付ける操作部7、報知用のスピーカ(不図示)が設けられている。
連結部4は、送話筐体3に形成された凹部10に、受話筐体2に形成された凸部9が嵌合して構成されている。凸部9と凹部10の摺動面には不図示の筒状部材が携帯電話機1の幅方向(図1の紙面左右方向)に挿通され、当該筒状部材を回転軸として携帯電話機1は回転する。
送話筐体3は、閉状態で受話筐体2に対向する面側のフロントケース21と、その背面側のリアケース22と、リアケース22の背面側に被せられる蓋体23とを備えている。フロントケース21及びリアケース22の間には各種の電子部品が収納され、リアケース22及び蓋体23の間にはバッテリが収納される。フロントケース21、リアケース22及び蓋体23は、例えば非導電性の樹脂によりそれぞれ成形されている。フロントケース21とリアケース22とは、例えば、フロントケース21に挿通されたネジ(不図示)がリアケース22に形成されたネジボス24(図3(a)参照)に螺合されることにより互いに固定される。
送話筐体3の側面3a側には、携帯電話機1とパーソナルコンピュータ等の他の機器とを接続するためのコネクタ25が設けられている。コネクタ25は、送話筐体3に内包される回路基板26(図4参照)に設けられ、側面3aから露出可能である。コネクタ25には、他の機器から延在する不図示のケーブルに設けられた不図示のコネクタが接続される。
図2(a)は、送話筐体3のフロントケース21及びリアケース22を側面3a側から見た斜視図である。
フロントケース21は、受話筐体2に対向する対向面部33と、対向面部33の周囲を囲むように対向面部33に対して略直交する方向に延びる外周面部34とを有している。図2(a)に示すように、外周面部34には、側面3aの一部を構成するフロント第1壁部35及びフロント第2壁部36が含まれている。フロント第1壁部35の縁部35a及びフロント第2壁部36の縁部36aは自由端となっている。フロント第1壁部35及びフロント第2壁部36は同一方向を向く略平板状であり、フロント第2壁部36は、フロント第1壁部35から筐体内側に一段入り込むように形成されている。
リアケース22は、フロントケース21の対向面部33と回路基板26等を挟んで積層的に配置される背面部38と、背面部38の周囲を囲むように背面部38に対して略直交する方向に延びる外周面部39とを有している。外周面部39には、側面3aの一部を構成するリア第1壁部40及びリア第2壁部41が含まれている。リア第1壁部40の縁部40a及びリア第2壁部41の縁部41aは自由端となっている。リア第1壁部40及びリア第2壁部41は同一方向を向く略平板状であり、リア第2壁部41は、リア第1壁部40から筐体内側へ一段入り込むように形成されている。
フロントケース21とリアケース22とは、フロント第1壁部35の縁部35aとリア第1壁部40の縁部40aとが突き合わされ、フロント第2壁部36の縁部36aとリア第2壁部41の縁部41aとが突き合わされるように重ね合わされて固定される。なお、フロント第1壁部35の筐体外側面(表面)はリア第1壁部40の筐体外側面より若干筐体外側に位置している。フロント第2壁部36の筐体外側面はリア第2壁部41の筐体外側面に連続している。フロント第2壁部36及びリア第2壁部41がフロント第1壁部35及びリア第1壁部40から筐体内側に入り込むことにより、側面3aには凹部43が形成されている。
凹部43には、フロント第2壁部36の縁部36aに形成された切り欠き部36bとリア第2壁部41の縁部41aに形成された切り欠き部45bとにより、コネクタ25を筐体外部へ露出させるための開口部45が形成されている。
図2(b)は、コネクタ25を保護するために側面3aに取り付けられるキャップ51の外観斜視図である。なお、図2(b)において、紙面奥手側が筐体外側である。
キャップ51は、開口部45を被覆可能な被覆部52と、被覆部52を送話筐体3に装着するための装着部53とを備えている。
被覆部52は、例えばABS樹脂などにより構成されており、比較的剛性が高い。例えば、送話筐体3と同等の剛性を有していてもよい。被覆部52は、長尺な板状に概ね形成され、凹部43の面積と略同等の面積を有している。換言すれば、被覆部52は凹部43に嵌合挿入可能である。
装着部53は、例えばゴムやエラストマなどの弾性部材により構成されている。換言すれば、被覆部52よりも剛性の低い部材により構成されている。装着部53は、長尺な板状に概ね形成され、被覆部52に積層されて固定されている。被覆部52と装着部53との固定は、例えば熱溶着により行われている。
装着部53は、被覆部52よりも細く、被覆部52よりも長尺に概ね形成されており、被覆部52と重なる積層部54と、被覆部52と重ならない係合舌片55とを有している。換言すれば、キャップ51は、被覆部52及び積層部54により構成される本体部56と、一端から延在される係合舌片55とを有している。
フロント第2壁部36は、フロント第1壁部35から本体部56の厚さ相当筐体内側に入り込んでいる。従って、本体部56(被覆部52)を凹部43に嵌合挿入すると、本体部56(被覆部52)の筐体外側面は、フロント第1壁部35と連続する表面を形成する。
本体部56の凹部43への着脱(開口部45の開閉)は、被覆部52に形成された第1爪部61と、装着部53の積層部54に形成された第2爪部62とにより行われる。第1爪部61は、内側(筐体側)に突出するとともに、係合舌片55の延在する方向へ突出している。また、第2爪部62は、内側に突出するとともに、係合舌片55の延在する方向とは反対方向へ突出している。
一方、図2(a)に示すように、凹部43には、リアケース22のリア第2壁部41の縁部41aに形成された切り欠き部によって、第1爪部61を挿入及び係合可能な第1孔部63と、第2爪部62を挿入及び係合可能な第2孔部64とが形成されている。
従って、第1爪部61を第1孔部63に挿入及び係合させた状態で、第2爪部62を弾性変形させつつ第2孔部64に挿入及び係合させることにより、本体部56を凹部43に装着可能であり、また、第1爪部61を第1孔部63に挿入及び係合させた状態で、第2爪部62を弾性変形させつつ第2孔部64から引き抜くことにより、本体部56を凹部43から取り外し可能である。
係合舌片55は、本体部56を凹部43から取り外したときに、本体部56が送話筐体3から分離して紛失されることを防止するために、本体部56の凹部43への着脱を許容しつつ本体部56を送話筐体3に対して固定するものである。
係合舌片55は、先端に肉厚部66を有している。一方、送話筐体3の側面3aには、図2(a)に示すように、肉厚部66が挿入される係合孔46が形成されている。肉厚部66が係合孔46に挿入され、肉厚部66が送話筐体3の筐体内側面のうち係合孔46の周囲部分に係合することにより、係合舌片55の抜けが防止され、ひいては、本体部56の送話筐体3からの分離が防止される。
係合舌片55は、肉厚部66と本体部56との間に延在部67を有している。延在部67は係合孔46に挿入可能である。従って、本体部56を凹部43へ取り付けたときには、延在部67が係合孔46に挿入され、肉厚部66は係合孔46よりも更に筐体内側へ移動する。また、本体部56を凹部43から取り外したときには、延在部67が係合孔46から引き出され、かつ、延在部67が撓むことにより、肉厚部66を係合孔46の周囲に係合させた状態での本体部56の凹部43からの取り外しが許容される。
図3(a)は、フロントケース21の係合孔46付近を拡大して示す斜視図であり、図3(b)は、肉厚部66を拡大して示す斜視図である。
図3(a)に示すように、係合孔46は、フロント第1壁部35及びフロント第2壁部36の間に設けられている。具体的には、係合孔46は、フロント第1壁部35及びフロント第2壁部36の段差部37に切り欠き部68が形成されることにより構成されており、係合孔46を規定する孔縁部47は、フロント第1壁部35、フロント第2壁部36及びリア第1壁部40(図2(a))により形成されている。フロント第2壁部36の端部36cは、フロント第1壁部35のうちフロント第2壁部36側の端部35cよりも、紙面奥手側に位置している。換言すれば、フロント第2壁部36は、孔縁部47の一部を形成する部分がフロント第1壁部35の筐体内側位置まで延長されて構成されている。フロント第2壁部36は、フロント第1壁部35よりも薄く形成されている。すなわち、フロント第2壁部36は、フロント第1壁部35よりも剛性が低くなるように形成されている。
図3(b)に示すように、肉厚部66は、平面形状(紙面上方から見た形状)が先端側を頂点とする三角形に概ね形成され、傾斜面66aと、直交面66bとを有している。また、肉厚部66は、矢印y1及びy2の長さの差で示すように、係合孔46への挿入方向(紙面左右方向)に直交する断面形状が、フロント第2壁部36の縁部36a側ほど幅広になるように形成されている。
肉厚部66を先端から係合孔46に挿入していくと、傾斜面66aがフロント第2壁部36を摺動し、フロント第2壁部36には、係合孔46の面積を広げる方向(筐体内側方向)への力が加えられる。従って、図3(a)において太い実線L1で示すように、フロント第2壁部36のうちフロント第1壁部35側の端部36cを自由端とする撓み及びフロント第2壁部36のうちリアケース22側の縁部36aを自由端とする撓みにより、係合孔46は拡径する。なお、拡径後の係合孔46の形状は、縁部36aを自由端とする撓みにより、縁部36a側ほど幅広な形状となる。
そして、係合孔46の拡径により肉厚部66の係合孔46への嵌入が許容される。肉厚部66が係合孔46を通過すると、フロント第2壁部36は撓む前の形状に復元し、肉厚部66の直交面66bが係合孔46に係合され、肉厚部66の抜けが防止される。
図4は、回路基板26をフロントケース21に取り付けた状態で切り欠き部68(係合孔46)付近を示す斜視図である。
回路基板26は、例えば、樹脂をベースとしたプリント配線基板により構成され、送話筐体3の面積よりも若干面積の小さい概ね矩形状に形成されている。回路基板26には、特に図示しないが、コネクタ25の他に、例えば、高周波回路を含んで構成され、電波を利用した無線通信を行うための無線通信部、操作部7からの入力信号等の各種信号に基づいて表示部6や不図示のカメラ等の各種装置の動作を制御する制御部が設けられている。コネクタ25は、例えば、回路基板26を介して制御部等の各部と電気的に接続され、音響データや画像データ等の各種データをダウンロード又はアップロードするための信号を出力及び入力可能である。
なお、フロントケース21とリアケース22との間には、特に図示しないが、例えば、フロントケース21側から、操作部7の複数のキーが配置されるキーシート、操作部7の複数のキーに対応する複数の押圧スイッチが配置されるフレキシブルプリント配線板、回路基板26をシールドするシールドケース、及び、回路基板26が積層的に配置されている。回路基板26は、フロントケース21とリアケース22とにより、シールドケース等と共に挟持されることにより送話筐体3内に固定されている。また、回路基板26は、ネジボス24等が回路基板26の縁部に当接することにより、回路基板26の実装面に沿う方向において送話筐体3内に対して固定されている。
回路基板26は、フロント第1壁部35及びフロント第2壁部36に沿う縁部27を有している。縁部27は、フロント第2壁部36の内側面に当接する当接部27aと、当接部27aより係合孔46側に形成された切り欠き部27bとを有している。当接部27aは、フロント第2壁部36の内側面に当接することにより、例えば、回路基板26のフロントケース21に対する位置決め及びフロント第2壁部36の強度補強に寄与している。切り欠き部27bは、縁部27のうち係合孔46(フロント第2壁部36の端部36c)に対向する位置を含む所定範囲に亘って形成されており、フロント第2壁部36の係合孔46付近の撓み、すなわち、肉厚部66を係合孔46に挿入する際のフロント第2壁部36の撓みを許容している。当接部27aのうち切り欠き部27bとの境界位置27cは、フロント第2壁部36の撓みの支点を構成する。
以上の実施形態によれば、係合舌片55が係合孔46に挿入される際、フロント第2壁部36が内側に撓むことにより厚肉部66の嵌入を許容し、フロント第2壁部36が撓む前の形状に復元することにより厚肉部66の抜けを防止することから、キャップ51の取り付けが容易であり、且つ、キャップ51の抜けがより確実に防止される。すなわち、フロント第2壁部36は、肉厚部66の挿入時に肉厚部66の傾斜面66aにより筐体内側への力が加えられたときには撓むが、肉厚部66の引抜時に肉厚部66の直交面66bによりフロント第2壁部36の壁面に沿う方向に力を加えられても撓まないから、従来のように係合部の弾性のみにより挿入していた場合に比較して挿入しやすく抜け難い。しかも、キャップ51により開口部45を塞いだときに、キャップ51の外側面が送話筐体3の表面と連続するように、キャップ51の内側面に対向するフロント第2壁部36がフロント第1壁部35よりも一段入り込んで形成されているところ、そのフロント第1壁部35に対するフロント第2壁部36の撓みを利用していることから、肉厚部66の嵌入を許容又は禁止するように撓み又は復元する壁部を新たに設ける必要性はなく、係合孔46をフロント第1壁部35及びフロント第2壁部36の間に設けるだけでよく、構成が簡素である。
回路基板26は、フロント第2壁部36の筐体内側面に沿う縁部27に、フロント第2壁部36の撓みを許容可能に切り欠き部27bが形成されていることから、回路基板26の面積を極力広く確保しつつ、フロント第2壁部36の撓みを許容できる。
回路基板26は、フロント第2壁部36の筐体内側面に沿う縁部27に、係合孔46から離れた位置にてフロント第2壁部36に当接する当接部27aが形成されていることから、フロント第2壁部36は当接部27aのうち切り欠き部27bとの境界位置27cを支点として撓むことになり、必要以上にフロント第2壁部36が撓むことが防止され、係合舌片55の意図しない抜けが防止される。
フロント第2壁部36は、係合孔46を形成する部分が、フロント第1壁部35の筐体内側位置まで延長されて構成されていることから、係合舌片55は、係合孔46において、フロント第1壁部35及びフロント第2壁部36の互いに対向する面により、挿入方向へ案内される。従って、係合舌片55の挿入が容易である。
係合孔46は、フロント第2壁部36の縁部36a側の部分等により形成されているから、縁部36aを自由端とする撓みにより拡径し易い。
フロント第2壁部36は、フロント第1壁部35よりも薄く形成されていることから、フロント第2壁部36の撓みにより肉厚部66の係合孔46への挿入を許容しつつ、フロント第1壁部35の剛性、ひいては、送話筐体3の剛性を高くすることができる。
肉厚部66は、直交面66bが復元後の係合孔46に対して大きいほど抜けが防止される。その一方で、直交面66bの面積が大きくなると、肉厚部66を係合孔46へ嵌入するためには係合孔46を大きく拡径しなければならず、肉厚部66を嵌入し難くなる。しかし、肉厚部66は、係合孔46の拡径の程度がより大きいフロント第2壁部36の縁部36a側ほど幅広に形成されていることから、容易に嵌入することができ、かつ、抜けを確実に防止できる。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の携帯電子機器の一例であり、コネクタ25は本発明のインターフェース部の一例であり、送話筐体3、又は、送話筐体3及び受話筐体2は本発明の筐体の一例であり、フロント第1壁部35、又は、フロント第1壁部35及びリア第1壁部40は本発明の第1の壁部の一例であり、フロント第2壁部36、又は、フロント第2壁部36及びリア第2壁部41は本発明の第2の壁部の一例であり、フロントケース21は本発明の第1の筐体の一例であり、リアケース22は本発明の第2の筐体の一例であり、フロント第2壁部36は本発明の第3の壁部の一例である。
本発明は以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施してよい。
携帯電子機器は、筐体の開口部を介してインターフェース部が露出されるものであればよく、携帯電話機に限定されない。例えば、ノートパソコン、PDA、デジタルカメラでもよい。
インターフェース部は、筐体の開口部を介して他の機器と情報の送信及び受信のうち少なくとも一方を行うことができればよく、ケーブルを接続するためのコネクタに限定されない。例えば、赤外線通信を行うための発光素子や受光素子、イヤホンジャック、データ通信用コネクタ、着脱用半導体記録メモリのスロットであってもよい。
係合孔は、第1の壁部と第2の壁部との間に形成され、第2の壁部の撓みにより拡径するものであればよい。従って、第1の壁部の端部と第2の壁部の端部とが互いに対向するように第2の壁部が第1の壁部の筐体内側位置まで延長されていなくてもよい。
肉厚部は、係合孔に挿入されて筐体に係合可能であればよく、適宜な形状としてよい。例えば、図5に示すキャップ51′の肉厚部66′のように、挿入方向に直交する断面形状が、フロント第2壁部36の縁部36a側と、根元側とで同一の幅となるものであってもよい。
キャップが取り付けられた際にキャップ外側面及び第1の壁部により形成される連続する表面は、段差がないことを意味しない。例えば、キャップ外側面及び第1の壁部の壁面の一方が他方に対して高く、連続する表面に段差があってもよい。キャップ外側面と第1の壁部の壁面とが同一方向を向いて隣接し、第2の壁部が第1の壁部から筐体内側に入り込むことにより、キャップ外側面と第1の壁部の壁面との段差がキャップの厚み以下に縮小されていれば、連続する表面である。
筐体が第1の筐体及び第2の筐体が固定されて構成されるものである場合、第1の壁部及び第2の壁部は、第1の筐体のみによって構成されてもよいし、第1の筐体及び第2の筐体によって構成されてもよい。
本発明の実施形態の携帯電話機の外観斜視図。 図1の携帯電話機の送話筐体及びキャップを示す斜視図。 図2の送話筐体の一部及びキャップの一部の拡大図。 図2の送話筐体に回路基板を配置して示す斜視図。 キャップの変形例を示す図。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、25…コネクタ(インターフェース部)、26…回路基板、45…開口部、3…送話筐体、51…キャップ、66…厚肉部、55…係合舌片、35…フロント第1壁部(第1の壁部)、36…フロント第2壁部(第2の壁部)、40…リア第1壁部(第1の壁部)、41…リア第2壁部(第2の壁部)。

Claims (7)

  1. インターフェース部と、
    当該インターフェース部が取り付けられる回路基板と、
    開口部を有するとともに当該開口部から前記インターフェース部が露出されるよう前記回路基板を内包する筐体と、
    前記開口部をふさぐキャップと
    を備え、
    前記キャップは、一端から延在されるとともに先端に厚肉部が形成され、前記筐体に係合する係合舌片を有し、
    前記筐体は、
    前記キャップが取り付けられた際にキャップ外側面と連続する表面を形成する第1の壁部と、
    当該第1の壁部から筺体内側に入り込むとともに前記キャップが取り付けられた際にキャップ内側面に対向する第2の壁部と
    を有し、
    前記開口部は、前記第2の壁部に形成され、
    前記第1の壁部と第2の壁部との間には、前記係合舌片の入り込む係合孔が、前記第2の壁部が当該係合孔を規定する孔縁部の一部を成すよう形成され、
    前記係合舌片が前記係合孔に挿入される際、前記第2の壁部が内側に撓むことにより前記厚肉部の嵌入を許容し、前記第2の壁部が撓む前の形状に復元することにより前記厚肉部の抜けを防止する
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記回路基板のうち前記第2の壁部の筐体内側面に沿う縁部には、前記係合舌片が前記係合孔に挿入される際の前記第2の壁部の撓みを許容する切り欠き部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記回路基板のうち前記第2の壁部の筐体内側面に沿う縁部の少なくとも一部は、前記係合孔から離れた位置にて前記第2の壁部に当接している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記第2の壁部は、前記孔縁部の一部を成す部分が前記第1の壁部の筐体内側位置まで延長されて構成されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記筐体は、互いに対向して固定される第1の筐体及び第2の筐体を有し、
    前記第1の筐体は、前記第2の筐体側へ突出し、縁部が前記第2の筐体に突き当てられ、前記第2の壁部の少なくとも一部を構成する第3の壁部を有し、
    前記係合舌片が前記係合孔に挿入される際の前記第2の壁部の撓みには、前記第3の壁部の前記縁部を自由端とする前記第3の壁部の撓みが含まれる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記第2の壁部は、前記第1の壁部よりも薄く形成されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記肉厚部は、前記係合孔への挿入方向に垂直な断面形状が、前記第3の壁部の前記縁部側ほど幅広く形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
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