JP2007323366A - 複合機、複合機の制御方法、制御装置、制御装置の制御方法、複合機制御システム、制御プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たなボタンを作成することなく、予め登録された処理をワンタッチで実行させることが可能な複合機制御システムを実現する。
【解決手段】複合機は、Webサービス層の動作を停止させる標準操作モードと、Webサービス層を動作させるOSモードとを切替可能であり、OSモードのときに、ユーザインターフェイス層が押下を検知したハードボタンを示すハードボタン押下情報を、外部の制御装置に通知する。制御装置では、イベント処理部が、該ハードボタン押下情報と同じハードボタンを示すボタン識別情報に対応する処理内容情報をショートカットボタン記憶部から読み出し、デバイス制御部が、当該処理内容情報によって示されるデバイス処理の実行を指示する制御指示を複合機に送信する。その後、複合機では、Webサービス層が、制御指示を制御装置から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複合機と当該複合機を制御する制御装置とが通信ネットワークを介して接続された複合機制御システムに関するものである。
従来から、コピー機能、スキャン機能、印刷機能及びFAX送受信機能などの複数の機能を併せ持つ複合機が知られている。近年では、このような複合機がPC(パーソナルコンピュータ)などと通信ネットワークを介して接続され、多種多様な処理を行うようになっている。
本願出願人の提唱するシステムでは、SOAP(Simple Object Access Protocol)をベースとして、PC上で動作するアプリケーションと複合機の機能とを連携し、複合機がトータルアプリケーションシステムの一部となって動作することができる。これにより、複合機の機能とPCの機能とを適宜組み合わせた柔軟性のあるサービスの構築を容易に行うことができる(非特許文献1,2参照)。
また、FAX装置において、送信先をショートカットキーで呼び出し、呼び出した相手先にFAX送信する機能などが知られている。
なお、このような、ショートカットキーに関する技術として、特許文献1には、画面上にショートカットキーを表示させることが開示されており、特許文献2には、メニューより実行するコマンドを選択し、ダイアログボックスへコマンドのオプションパラメータ入力を行うことにより、コマンドショートカットボタンへコマンドを割り当てる技術が開示されている。
特開2003−177854(2003年6月27日公開) 特開平7−36651(1995年2月7日公開) シャープ株式会社、「デジタルカラー複合機…」、[online]、[平成18年4月4日検索]、インターネット〈URL:http://www.sharp.co.jp/products/mx4501fn/text/function.html〉 小林久、「シャープ、企業向けのデジタルフルカラー複合機12モデルを発表…」、[online]、2005年11月24日、ascii24.com、[平成18年4月4日検索]、インターネット〈URL:http://ascii24.com/news/i/hard/article/2005/11/24/659226-000.html〉
しかしながら、ショートカットボタンを画面上に表示させる場合、当該ショートカットボタンは、対応するコマンドの実行だけを指示するものであり、各コマンドごとにショートカットボタンを新たに設ける必要があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御装置の機能と複合機の機能とが連携して動作する複合機制御システムであって、新たなボタンを作成することなく、予め登録された処理をワンタッチで実行させることが可能な複合機制御システムを実現することにある。
本発明に係る複合機は、上記課題を解決するために、画像読取機能および画像形成機能の少なくとも一方、ならびに通信機能を含む複数の要素機能を適宜組み合わせたデバイス処理を実行する複合機であって、入力ボタンと、上記入力ボタンが押下されたことを検知するボタン押下検知手段と、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンに予め対応付けられたデバイス処理を実行する第1実行手段と、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンを示すボタン押下情報を、外部の制御装置に通知するボタン押下情報通知手段と、上記ボタン押下情報通知手段が通知したボタン押下情報が示す入力ボタンに対応する制御指示を上記制御装置から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行する第2実行手段と、上記第1実行手段を動作させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段の動作を停止させる第1モードと、上記第1実行手段の動作を停止させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段を動作させる第2モードとのいずれかのモードに設定するモード設定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る複合機の制御方法は、画像読取機能および画像形成機能の少なくとも一方、ならびに通信機能を含む複数の要素機能を適宜組み合わせたデバイス処理を実行する複合機の制御方法であって、複合機が入力ボタンを備えており、ボタン押下検知手段が、上記入力ボタンが押下されたことを検知するステップと、第1実行手段が、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンに予め対応付けられたデバイス処理を実行するステップと、ボタン押下情報通知手段が、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンを示すボタン押下情報を、外部の制御装置に通知するステップと、第2実行手段が、上記ボタン押下情報通知手段が通知したボタン押下情報が示す入力ボタンに対応する制御指示を上記制御装置から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行するステップと、モード設定手段が、上記第1実行手段を動作させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段の動作を停止させる第1モードと、上記第1実行手段の動作を停止させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段を動作させる第2モードとのいずれかのモードに設定するステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明の制御装置は、上記の複合機と通信ネットワークを介して接続され、該複合機のデバイス処理を制御する制御装置であって、上記複合機に備えられた入力ボタンを識別するボタン識別情報と、該複合機における少なくとも一つのデバイス処理を示すデバイス処理識別情報とを対応付けたショートカット情報を記憶する記憶部と、上記複合機に備えられた入力ボタンのうちの押下された入力ボタンを示すボタン押下情報を該複合機から取得し、該ボタン押下情報と同じ入力ボタンを示すボタン識別情報に対応するデバイス処理識別情報を上記記憶部から読み出す読出手段と、上記読出手段が読み出したデバイス処理識別情報によって示されるデバイス処理の実行を指示する制御指示を上記複合機に送信する制御指示送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の制御装置の制御方法は、上記の複合機と通信ネットワークを介して接続され、該複合機のデバイス処理を制御する制御装置の制御方法であって、上記制御装置は、上記複合機に備えられた入力ボタンを識別するボタン識別情報と、該複合機における少なくとも一つのデバイス処理を示すデバイス処理識別情報とを対応付けたショートカット情報を記憶しており、読出手段が、上記複合機に備えられた入力ボタンのうちの押下された入力ボタンを示すボタン押下情報を該複合機から取得し、該ボタン押下情報と同じ入力ボタンを示すボタン識別情報に対応するデバイス処理識別情報を上記記憶部から読み出すステップと、制御指示送信手段が、上記読出手段が読み出したデバイス処理識別情報によって示されるデバイス処理の実行を指示する制御指示を上記複合機に送信するステップとを備えることを徴とする。
ここで、デバイス処理とは、例えば、印刷処理,コピー処理,FAX送信処理,スキャン処理,印刷・FAX送信・スキャンした画像を記憶装置に格納するドキュメントファイリング処理などである。
上記の構成によれば、第1モードにおいて、ある1つの入力ボタンが押下されたとき、第1実行手段が、当該入力ボタンに予め対応付けられていたデバイス処理を実行する。一方、第2モードにおいて、同じ入力ボタンが押下されたとき、ボタン押下情報通知手段が、押下された入力ボタンを示すボタン押下情報を、外部の制御装置に通知し、第2実行手段が、当該ボタン押下情報が示す入力ボタンに対応する制御指示を上記制御装置から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行する。
そのため、同じ入力ボタンが押下されたとしても、第1モードと第2モードとで実行される処理を切り替えることができる。
また、第2実行手段が受け取る制御指示は、制御装置から送信される。そして、制御装置は、複合機に備えられた入力ボタンを識別するボタン識別情報と、該複合機における少なくとも一つのデバイス処理を示すデバイス処理識別情報とを対応付けたショートカット情報を記憶する記憶部を備える。そのため、ユーザは、第2モードにおいて、ショートカット情報に含まれるデバイス処理識別情報が示すデバイス処理を実行させるためのショートカットボタンとして、複合機の入力ボタンを利用することができる。すなわち、複合機が有する入力ボタンは、第1モードのときには、本来のデバイス処理に対応し、第2モードのときにのみ、ショートカットボタンとなる。その結果、新たなショートカットボタンを生成する必要がなくなる。
また、ユーザは、同じ制御装置と通信可能な複数の複合機の各々が第2モードの際に、同じ入力ボタンを押下することで、同じデバイス処理を実行させることができる。
このように、上記の構成によれば、新たなボタンを作成することなく、予め登録された処理をワンタッチで実行させることが可能となる。
さらに、本発明の複合機において、上記ボタン押下情報通知手段は、ボタン押下情報に加えて、使用中のユーザを識別するユーザ識別情報を上記制御装置に出力し、上記第2実行手段は、上記ボタン押下情報通知手段が通知したボタン押下情報およびユーザ識別情報に対応する制御指示を上記制御装置から取得することが好ましい。
また、本発明の制御装置は、上記の構成に加えて、複合機を使用中のユーザを示すユーザ識別情報を取得するユーザ情報取得手段を備え、上記記憶部は、ユーザ識別情報ごとに、上記ショートカット情報を記憶しており、上記読出手段は、上記ユーザ情報取得手段が取得したユーザ識別情報に対応するショートカット情報から、上記デバイス処理識別情報を読み出すことが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザごとに、ショートカット情報を変更することが可能となる。その結果、各ユーザは、自分が頻繁に使用する処理を呼び出すためにショートカットボタンを使用することが可能となる。
さらに、本発明の制御装置において、上記ショートカット情報には、さらに、上記ボタン識別情報に対応付けられた、少なくとも1つのプログラムを識別するプログラム識別情報が含まれており、上記読出手段が、デバイス処理識別情報とともに、複合機から取得したボタン押下情報と同じ入力ボタンを示すボタン識別情報に対応するプログラム識別情報も読み出し、上記読出手段によって読み出されたプログラム識別情報で示されるプログラムを、自装置または他の情報処理装置で実行させるプログラム実行制御手段を備えることをが好ましい。
上記の構成によれば、ショートカット情報にプログラム識別情報が含まれ、ショートカットボタンが押下されたとき、当該ショートカットボタンに対応付けられたプログラム識別情報で示されるプログラムが実行されることとなる。そのため、複合機が有する入力ボタンを押下することにより、プログラムと複合機のデバイス処理とを連携して実行させることが可能となる。
さらに、本発明の制御装置において、上記ショートカット情報に含まれるデバイス処理識別情報が複数である場合、上記ショートカット情報には各デバイス処理の実行順序を示す実行順序情報が含まれ、各デバイス処理識別情報には次の実行順序のデバイス処理に適したデータ形式を示す出力データ形式情報が付加されており、上記制御指示送信手段は、出力データ形式情報が示すデータ形式でデータを出力する旨の指示を上記制御指示に含めることが好ましい。
上記の構成によれば、複合機の第2実行手段は、制御装置からの制御指示に従って、複数のデバイス処理を順次実行する際、次のデバイス処理に適したデータ形式で、データを出力することができる。その結果、複数のデバイス処理をスムーズに実行することができる。
さらに、本発明の制御装置において、最初に実行するデバイス処理に対応するデバイス処理識別情報には、当該デバイス処理に必要な入力データを識別する入力データ情報が付加されており、上記読出手段は、読み出したデバイス処理識別情報に入力データ情報が付加されている場合、該入力データ識別情報に対応する入力データを取得し、上記制御指示送信手段は、当該入力データを用いたデバイス処理を指示する制御指示を送信する。
さらに、本発明の制御装置において、上記ショートカット情報には、各デバイス処理および各プログラムの実行順序を示す実行順序情報が含まれ、各デバイス処理識別情報および各プログラム識別情報には、次の実行順序のデバイス処理またはプログラムに適したデータ形式を示す出力データ形式情報が付加されており、上記制御指示送信手段は、出力データ形式情報が示すデータ形式で出力する旨の指示を上記制御指示に含め、上記プログラム実行制御手段は、出力データ形式情報が示すデータ形式で出力するようにプログラムを実行させることが好ましい。
上記の構成によれば、複合機の第2実行手段、および、プログラム実行制御手段によって実行されるプログラムは、次に実行されるプログラムまたはデバイス処理に適したデータ形式で、データを出力することができる。その結果、複数のプログラムまたはデバイス処理をスムーズに実行することができる。
さらに、本発明の制御装置において、実行順序1番目がデバイス処理であるとき、当該デバイス処理を示すデバイス処理識別情報には、実行に必要な入力データを識別する入力データ情報が付加されており、上記読出手段は、読み出したデバイス処理識別情報に入力データ情報が付加されている場合、該入力データ識別情報に対応する入力データを取得し、上記制御指示送信手段は、当該入力データを用いたデバイス処理を指示する制御指示を送信し、実行順序1番目がプログラムである場合、当該プログラムを示すプログラム識別情報には、実行に必要な入力データを識別する入力データ情報が付加されており、上記読出手段は、読み出したプログラム識別情報に入力データ情報が付加されている場合、該入力データ識別情報に対応する入力データを取得し、上記プログラム実行制御手段は、当該入力データを用いてプログラムを実行させる。
さらに、本発明の制御装置において、上記ショートカット情報を取得し、取得したショートカット情報を上記記憶部に登録するショートカット登録手段を備える。これにより、新たなショートカット情報を随時記憶部に登録することができる。
もしくは、本発明の制御装置において、デバイス処理およびプログラム処理の組合せごとの使用頻度を集計し、使用頻度が所定閾値より大きい場合に、当該使用頻度に対応するデバイス処理を示すデバイス処理識別情報および当該使用頻度に対応するプログラムを示すプログラム識別情報と上記入力ボタンの1つを示すボタン識別情報とを対応付けたショートカット情報を自動的に生成し、ショートカット情報を上記記憶部に登録するショートカット登録手段を備える。これにより、使用頻度が高い組合せが自動的にショートカット情報として登録される。その結果、ユーザは、使用頻度の高い組合せの処理をワンタッチで実行させることができる。
また、本発明の複合機制御システムは、上記の複合機と上記の制御装置とを備える。これにより、新たなボタンを作成することなく、予め登録された処理をワンタッチで実行させることが可能となる。
ところで、上記複合機および制御装置の各手段は、ハードウェアで実現してもよいし、プログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよい。具体的には、本発明に係る制御プログラムは、上記複合機または制御装置の各手段としてコンピュータを動作させるプログラムであり、本発明に係る記録媒体には、当該制御プログラムが記録されている。
これらの制御プログラムがコンピュータによって実行されると、当該コンピュータは、上記複合機または制御装置の各手段として動作する。したがって、上記複合機または制御装置と同様に、複合機の有する機能を統合的に制御し、かつ、複合機の提供する機能を柔軟に変更することのできるシステムを実現することができる。
本発明に係る複合機は、入力ボタンと、上記入力ボタンが押下されたことを検知するボタン押下検知手段と、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンに予め対応付けられたデバイス処理を実行する第1実行手段と、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンを示すボタン押下情報を、外部の制御装置に通知するボタン押下情報通知手段と、上記ボタン押下情報通知手段が通知したボタン押下情報が示す入力ボタンに対応する制御指示を上記制御装置から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行する第2実行手段と、上記第1実行手段を動作させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段の動作を停止させる第1モードと、上記第1実行手段の動作を停止させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段を動作させる第2モードとのいずれかのモードに設定するモード設定手段とを備える。
また、本発明の制御装置は、上記複合機に備えられた入力ボタンを識別するボタン識別情報と、該複合機における少なくとも一つのデバイス処理を示すデバイス処理識別情報とを対応付けたショートカット情報を記憶する記憶部と、上記複合機に備えられた入力ボタンのうちの押下された入力ボタンを示すボタン押下情報を該複合機から取得し、該ボタン押下情報と同じ入力ボタンを示すボタン識別情報に対応するデバイス処理識別情報を上記記憶部から読み出す読出手段と、上記読出手段が読み出したデバイス処理識別情報によって示されるデバイス処理の実行を指示する制御指示を上記複合機に送信する制御指示送信手段とを備える。
これにより、新たなボタンを作成することなく、予め登録された処理をワンタッチで実行させることが可能となる。
本発明の一実施形態について図1から図19に基づいて説明すると以下の通りである。以下では、本発明に係る複合機制御システムの一実施形態について説明する。図2は、本実施形態に係る複合機制御システムの概略を示す図である。
本実施形態に係る複合機制御システムは、図2に示すように、複合機1と、制御装置2とを含んでおり、これらの装置が通信ネットワークを介して接続されている。もちろん、複合機制御システムに含まれる複合機1の台数は複数であってもよく、制御装置2の台数も複数であってもよい。
なお、複合機1と制御装置2とが接続される通信ネットワークとしては、インターネット、電話線、シリアルケーブル、または、他の有線回線もしくは無線回線などの通信回線が利用できる。
本実施形態において、複合機1は、制御装置2からの制御指示を受け付け、当該制御指示に応じて動作するオープンシステム(OS)モードと、制御装置2からの制御指示を受けずに動作する標準操作モードとを切り替え可能となっている。そして、複合機1は、OSモードのとき、押下されたボタンを示すボタン押下情報を制御装置2に通知する。
制御装置2は、複合機1から通知されたボタン押下情報に基づいて、各種のアプリケーションプログラム(例えば、OCRプログラムや翻訳プログラムなど)の実行処理や、複合機1に対する各種の制御指示の出力処理を行う。また、ユーザは、予め、制御装置2に対して、複合機1に設置されているハードボタンと、1または複数の処理項目(上記プログラムの実行処理、制御指示の出力処理)とが対応付けられたショートカット情報を登録している。そして、制御装置2は、ショートカット情報に登録されたハードボタン(以下、ショートカットボタンという)が複合機1で押下されたとき、当該ショートカットボタンに対応付けれた一連の処理項目で示される処理(上記アプリケーションプログラムの実行処理、制御指示の出力処理)を行う。その結果、ユーザは、OSモードのとき、1つのボタンを押下するだけで、所望の処理を実行させることができる。なお、以下では、ショートカットボタンに対応付けられた一連の処理をイベント処理という場合がある。
以下に、複合機1、制御装置2の構成について説明する。
(複合機のハードウェア構成)
複合機1は、複写、スキャン(画像読取機能)、印刷(画像形成機能)、画像データの伝送(通信機能)、画像変換などの複数の画像形成機能を有する装置であり、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ機、スキャナ、および、画像伝送、変換および画像処理を行う演算装置が一体に形成された装置(MFP:マルチファンクションプリンタ)である。なお、複合機1としては、これらの全ての機能を備えている必要はなく、スキャン機能(画像読取機能)および通信機能を備えているものや、プリント機能(画像形成機能)および通信機能を備えているものであってもよい。
図3は、複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、複合機1は、操作部3、原稿読取部110、画像形成部115、制御部100、記憶部105、および通信部120を備え、これらの各部はデータバスによって接続されている。
操作部3は、ユーザからの入力を受け付けるためのものであり、後述する操作パネル6および入力ボタン群5を含んでいる。原稿読取部110は、スキャナ111および原稿搬送部112を含んでおり、原稿に印刷された文字や画像などを画像データとして読み取ることができる。
画像形成部115は、用紙などのシートに対して、入力画像データに対応する画像(文字/写真/グラフィック)を印刷するためのものであり、印刷機構116および用紙トレイ117などを含んでいる。通信部120は、制御装置2などの外部の装置との間での通信(FAX送受信を含む)を行うためのインターフェイスである。
制御部100は、CPU101および専用プロセッサ102を含んでいる。そして、記憶部105は、RAM106、ROM107、およびHDD108を含んでいる。
複合機1では、この制御部100のCPU101が、記憶部105に格納された各種プログラムを実行することにより、様々な機能を実現している。すなわち、CPU101が原稿読取部110の制御プログラムを実行することにより、原稿読取処理が実行される。また、CPU101が画像形成部115の制御プログラムを実行することにより、画像形成(印刷)処理が実行され、CPU101が通信部120の制御プログラムを実行することにより、各種データの送受信などの通信処理が実行される。
図4は、複合機1に備えられた操作部3の拡大図である。図4に示されるように、操作部3は、ユーザに対して操作画面を表示するための操作パネル(表示部)6と、スタートボタン5a、クリアボタン5d、0ボタン5bや1ボタン5cを含むテンキーなど、ユーザ入力を受け付ける入力ボタン群5とを備えている。当該入力ボタン群5は、複合機の本体に設置されている。
なお、操作パネル6はタッチパネルとなっており、ユーザからの入力を受け付けることができる。すなわち、操作パネル6は、各種のボタンを表示させることができる。
以下では、複合機1本体にハードウェアとして設けられている入力ボタン群5に含まれる各種のボタンを「ハードボタン」とし、操作パネル6上に表示されるボタンを「画面上ボタン」として、区別する。
複合機1は、上記操作部3の代わりに、もしくは、操作部3と兼用して、UI装置と接続可能であってもよい。この場合、複合機1に接続される該UI装置に操作画面が表示される。
(制御装置のハードウェア構成)
図5は、制御装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、制御装置2はコンピュータであり、UI部125、制御部130、記憶部135、外部記憶装置140、および通信部145を備え、これらの各部はデータバスによって接続されている。
UI部125は、ユーザからの入力を受け付けたり、ユーザに対して情報を通知したりするためのものであり、キーボード126、マウス127、および表示装置128を含んでいる。通信部145は、複合機1などの外部の装置との間で通信を行うためのインターフェイスである。
制御部130は、CPU131および専用プロセッサ132を含んでいる。そして、記憶部135は、RAM136、ROM137、およびHDD138を含んでいる。また、外部記憶装置140は、CD/DVD141およびFDD142を含んでいる。
制御装置2では、この制御部130のCPU131が、記憶部135に格納された各種プログラムを実行することにより、様々な機能を実現している。すなわち、CPU131がUI部125の制御プログラムを実行することにより、ユーザから情報の入力を受け付ける処理およびユーザへ情報を通知する処理が実行される。また、CPU131が通信部145の制御プログラムを実行することにより、各種データの送受信などの通信処理が実行される。さらに、制御装置2では、CPU131がアプリケーションプログラムを実行することにより、OCRおよび翻訳などの画像処理も実行される。
制御装置2は、複合機1の様々な機能を制御するために、複合機1が提供している1つまたは複数のWebサービスを使用してもよい。Webサービスとは、装置の機能をネットワークを通じて外部から利用できるようにするプログラム処理のことであり、通常SOAPが用いられる。
一方、複合機1は、Webサーバである当該制御装置2にアクセスし、操作画面のデータを制御装置2から取得して操作パネル6に表示させる。すなわち、複合機1は、ユーザと対話することができる。これにより、複合機1は、制御装置2に対して操作画面データを要求するだけで操作画面を表示することができ、操作画面データ自体を管理する必要がない。
このような構成により、本実施形態の複合機制御システムでは、制御装置2から、複合機1の動作を自在に制御したりすることができるので、柔軟なシステムを構築することができる。
また、複合機1は、後述するように、外部に公開するAPI(Application Program Interface)(実行指示)を機種によらず共通にしている。これにより、制御装置2は、複合機1の機種によらず、共通した制御指示を複合機1に出力することができ、制御装置2内に組み込むプログラムの開発を容易に行うことが可能になっている。なお、APIとは、ソフト開発の際に使用できる命令と、その命令によって実行される手続きとの関係を定めた規約(関数)の集合のことである。
複合機1と制御装置2とは、操作画面データの要求/応答に関する通信に、HTTP、または、SSL(Secure Socket Layer)を使用したHTTPSを利用する。ここで、HTTPSを利用するとセキュリティを向上させることができる。また、これらの通信で用いられるマークアップ言語としては、HTML(Hypertext Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)、WML(Wireless Markup Language)、XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)、および/または、他の言語からなる用語が挙げられる。
なお、XMLは、HTMLと同様の手軽さでデータ送受信できる文書構造の記述言語であり、(1)利用者が文書中の文字列に意味付けできる、(2)特定のソフトウェアに依存しない、(3)プログラミングが容易である、などのメリットがある。
一方、制御装置2が複合機1を制御する際の制御指示の通信については、XMLなどのマークアップ言語を用いたSOAP(Simple Object Access Protocol)などのオブジェクト間通信プロトコルを用いて行われる。SOAPは、XMLとHTTPなどをベースとした、データやサービスを呼び出すためのプロトコルで、システムとシステムとを連携させることができる。
以下に、複合機1および制御装置2の機能構成について説明する。
(複合機の機能構成)
次に、複合機1の機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る複合機1の機能構成を示すブロック図である。図6に示されるように、複合機1は、ユーザインターフェイス層11、アプリケーション層12、サービス層13、ドライバ層14、オペレーティングシステム層15、UIサービス層16、Webサービス層17、OSAアプリ層18、およびOpenI/F層19を備えている。これらの各層およびそこに含まれる各ブロックは、図3に示した制御部100および記憶部105を含むハードウェアと、記憶部105に格納されたプログラムからなるソフトウェアとが協働することにより実現される。
ユーザインターフェイス層11は、ユーザが複合機1を操作するためのインターフェイスである。ユーザインターフェイス層11は、複合機1に固有の操作画面(固有操作画面)を記憶しており、当該固有操作画面を操作パネル6に表示させる。ユーザは、固有操作画面に対して、所望の処理の実行を入力することで、複合機1の制御を行うことができる。
なお、ユーザインターフェイス層11の操作パネル部11aは、複合機1の入力ボタン群5が有する各種ハードボタンのうちの押下されたボタンを示すハードボタン押下情報をアプリケーション層12、または、UIサービス層16もしくはWebサービス層17に伝達する処理を行う。
また、Webページ部11bは、Webページにて入力された情報をアプリケーション層12、または、UIサービス層16に伝達する処理を行う。Webページにて入力された情報には、押下された画面上ボタンを示す画面上ボタン押下情報も含まれる。
アプリケーション層12は、複合機1が有する各種の要素処理を組み合わせたデバイス処理を実行するアプリケーションプログラムに従って動作するものである。上記の要素処理としては、図3に示される原稿読取部110を制御することにより実行されるスキャン処理、画像形成部115を制御することにより実行される印刷(プリント)処理、平滑化処理などの各種の画像データ処理、通信部120を制御することにより実行されるネットワーク処理などが挙げられる。そして、これらの要素処理を組み合わせることにより、デバイス処理が実現する。本実施形態では、ユーザからは、上記デバイス処理の実行が指示される。
要素処理を組み合わせてなるデバイス処理とは、例えば、スキャン処理と画像処理と印刷処理とを組み合わせて実行される複写(コピー)処理や、スキャン処理とネットワーク処理とを組み合わせて実行されるイメージ送信処理などがある。以下では、デバイス処理と要素処理とを区別して扱うこととする。
本実施形態のアプリケーション層12は、デバイス処理である複写(コピー)処理の実行/制御を行うためのコピーアプリ12a、プリント処理の実行/制御を行うためのプリントアプリ12b、スキャンした画像データを外部の装置に送信するイメージ送信処理の実行/制御を行うためのイメージ送信アプリ12c、ドキュメントファイリング処理の実行/制御を行うためのドキュメントファイリングアプリ12d、ユーザ認証処理の実行/制御を行うためのユーザ認証アプリ12e、FAX受信処理の実行/制御を行うためのFAX受信アプリ12f、TWAIN処理の実行/制御を行うためのTWAINアプリ12gを含む。
さらに、アプリケーション層12は、ユーザインターフェイス層11から伝達された情報に従い、標準操作モードとOSモードとのモード切り替え処理を行うモード切替アプリ12hを備えている。
モード切替アプリ12hは、ユーザインターフェイス層11から、標準操作モードとOSモードとのモード切替指示を受け付けている。そして、モード切替アプリ12hは、標準操作モードの際には、アプリケーション層12を動作させるとともに、Webサービス層17およびOSAアプリ層18の動作を停止させ、OSモードの際には、アプリケーション層12(モード切替アプリ12hを除く)の動作を停止させ、Webサービス層17およびOSAアプリ層18を動作させる。
サービス層13は、アプリケーション層12の下位に位置する層であり、アプリケーション層12からの指示に従って、複合機1が有する各種の要素処理を実行するものである。
本実施形態のサービス層13には、要素処理であるスキャン処理を行うスキャンサービス13a、プリント(印刷)処理を行うプリントサービス13b、ジョブ毎の情報管理を行うジョブログサービス13c、イメージ作成等の画像形成処理を実行する画処理サービス13d、ドキュメントファイリング等、イメージを管理するための処理を行うファイルサービス13e、画像データの編集処理を行う編集サービス13f、リモートからWebページ経由でアクセスするための処理を行うWWWサーバサービス13g、LANや電話回線等を用いて通信処理を行うネットワークサービス13h、ディレクトリーデータベースにアクセスするLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サービス13iなどがある。
ドライバ層14は、サービス層13の下位に位置する層であり、上記要素処理を実行するために、複合機1のハードウェアを制御するものである。サービス層13の各部は、複合機1が有する各種ハードウェアを制御するためのドライバプログラムに従った動作を行う。
本実施形態のドライバ層14には、画像形成に関するASICドライバ14a、USB通信を行うためのUSBドライバ14b、シリアル通信を行うためのシリアル通信ドライバ14c、LAN通信を行うためのNICドライバ14d、操作パネル6の表示制御を行うためのLCDドライバ14e、電源管理を行うためのパワードライバ14fなどがある。
オペレーティングシステム層15は、ドライバ層14下位に位置する層であり、オペレーティングシステムを管理するものである。
アプリケーション層12のモード切替アプリ12hが標準操作モードを選択している場合、上記ユーザインターフェイス層11、アプリケーション層12、サービス層13、ドライバ層14およびオペレーティングシステム層15だけで動作を行うことができる。上記ユーザインターフェイス層11、アプリケーション層12、サービス層13、ドライバ層14およびオペレーティングシステム層15は、複合機1に固有のソフトウェアに従った動作を行うものであり、複合機ごとに異なっている。従って、これらの層を備えることで、複合機1は、通信ネットワークを介することなくユーザからの指示を直接受け付け、その指示に従った動作を行うことができる。
ただし、複合機1が上記のような固有の層しか有していない場合、制御装置2は、この複合機1を制御する際に、複合機1ごとに制御指示を生成しなければならず、処理が複雑になってしまう。そこで、本実施形態の複合機1は、外部の制御装置2から共通の制御指示を受け付けて動作するOSモードを実行できるように、以下の層をさらに有している。
UIサービス層16は、HTTP(またはHTTPS)を用いて、制御装置2から操作画面データを取得し、取得した操作画面データに基づいた操作画面を操作パネル6上に表示させるものである。なお、UIサービス層16は、汎用されているWebブラウザの機能を有するものでよい。
UIサービス層16とユーザインターフェイス層11とを備えることで、ユーザは、操作パネル6の操作画面を、複合機1に固有の操作画面(ユーザインターフェイス層11によって表示される)に従って操作して、その操作に応じた機能が複合機1で実行される標準操作モードと、ネットワークリソース(制御装置2のアプリケーション)を使用するOSモードとのいずれかに切り替えて使用することができる。
なお、UIサービス層16には、制御装置2から提供されたUI(操作画面)の表示を制御するUIマネージャ16aがある。
UIサービス層16は、操作画面データを要求する旨の送信要求情報(リクエスト情報)を、HTTP(またはHTTPS)を、記憶部105が予め記憶しているアドレスで指定される制御装置2に対して送信する。そして、UIマネージャ16aは、レスポンスとして取得した操作画面データに基づいて操作画面を操作パネル6に表示させる。このように、UIマネージャ16aは、制御装置2から操作画面データを受信し、受信したデータに対応する操作画面を操作パネル6に表示させるUI処理手段として機能する。
また、UIマネージャ16aは、画面上ボタンのうちの押下されたボタンを示す画面上ボタン押下情報を、HTTP(またはHTTPS)を用いて制御装置2に送信し、その応答として新たな操作画面データを取得し、当該データに対応する操作画面を操作パネル6に表示させる。つまり、UIマネージャ16aは、ユーザから取得した各種情報を制御装置2に対して通知する情報通知手段としても機能する。
Webサービス層17は、制御装置2に対してユーザ入力を通知することで、SOAPを用いて制御装置2から送信される制御指示を受信し、当該制御指示に対応するOSAアプリ層18の適切なモジュールを呼び出すものである。また、Webサービス層17は、OSAアプリ層18から受けた情報を示すSOAPコマンドを生成し、制御装置2に対して送信する。Webサービス層17は、制御指示と、当該制御指示が示す制御に適切なOSAアプリ層18のモジュールとを対応付けて記憶しており、当該記憶内容に応じて、適切なモジュールを呼び出す。
本実施形態のWebサービス層17は、UI制御に関するWebサービスを処理するUIマネージャ17a、ジョブ制御に関するWebサービスを処理するジョブマネージャ17b、ユーザインターフェイス層11から受けたハードボタン押下情報と、記憶部105が記憶するログインユーザ名とを制御装置2に通知するイベントマネージャ17c、制御装置2から受けたログインユーザ名を記憶部105に格納したり、ジョブやデバイスのステータス制御に関するWebサービスを処理するステータスマネージャ17d、OSAアプリ層18に関する情報を登録するためのサービスマネージャ17e、ジョブデータの送受信を行うためのWebサービスを処理するデータ送受信マネージャ17fなどを含む。
OSAアプリ層18は、上述したデバイス処理を制御するための層であり、制御装置2からの制御指示に含まれる第1API(第1制御コマンド)をOpenI/F層19に出力する。後述するように、OpenI/F層19で使用可能な(公開されている)APIは、複合機の機種に依存しない。そのため、OSAアプリ層18は、複合機ごとに、プログラムコードを変更する必要がない。
本実施形態のOSAアプリ層18は、複写(コピー)処理の実行/制御を行うためのコピーアプリ18a、プリント処理の実行/制御を行うためのプリントアプリ18b、スキャンした画像データを外部の装置に送信するイメージ送信処理の実行/制御を行うためのイメージ送信アプリ18c、ドキュメントファイリング処理の実行/制御を行うためのドキュメントファイリングアプリ18d、ユーザ認証処理の実行/制御を行うためのユーザ認証アプリ18e、FAX受信処理の実行/制御を行うためのFAX受信アプリ18f、TWAIN処理の実行/制御を行うためのTWAINアプリ18gなどを含む。
OpenI/F層19は、サービス層13を制御するための第1APIをOSAアプリ層18に公開しており、OSAアプリ層18から第1APIを呼び出すための第1制御コマンドを受け付けるとともに、受け付けた第1制御コマンドを、サービス層13が受け付け可能な第2制御コマンドに変換するものである。
OpenI/F層19は、OSAアプリ層18から受け付ける第1制御コマンドと、サービス層13が外部に公開している第2APIを呼び出すための第2制御コマンドとを対応付けたコマンド変換テーブル(コマンド対応情報)を記憶するコマンド変換テーブル記憶部(コマンド変換テーブル記憶部)(図示せず)を備えており、当該変換テーブルに従って、サービス層13の公開している第2APIの呼び出しを行う。図7は、OpenI/F層19が保持しているコマンド変換テーブルの一例を示す図である。
OpenI/F層19は、OSAアプリ層18へ公開する第1APIを複合機1によらず共通にしている。これにより、OSAアプリ層18のプログラムコードを変更する必要がなく、Webサービス層17が外部の装置に公開するメソッドを複合機1によらず共通に定義することができる。すなわち、各制御装置2は、複合機1によらず共通のメソッドを用いて、Webサービス層17に対する制御を行うことができる。
図8は、OpenI/F層19の機能を説明する図である。図8において、モデルAの複合機1は、サービス層13として、スキャンサービスおよびプリントサービスを有している。この場合、モデルAの複合機1のOpenI/F層19は、コマンド対応テーブルとして、図8に示されるように、第1API(第1制御コマンド)「Execute Copy」と、第2API(第2制御コマンド)「Do Scan」および「Do Print」とを対応付けて記憶している。そのため、OpenI/F層19は、第1API(第1制御コマンド)「Execute Copy」を受けると、変換後の第2API(第2制御コマンド)に従ってスキャンサービスおよびプリントサービスを実行させる。
一方、モデルBの複合機1は、サービス層13として、コピーサービスを有している。この場合、モデルBの複合機1のOpenI/F層19は、コマンド対応テーブルとして、第1API(第1制御コマンド)「Execute Copy」と、第2API(第2制御コマンド)「Do Copy」とを対応付けて記憶している。そのため、OpenI/F層19は、第1API(第1制御コマンド)「Execute Copy」を受けると、変換後の第2API(第2制御コマンド)に従ってコピーサービスを実行させる。
以上のように、OpenI/F層19によれば、複合機1のモデルに関らず、制御装置2やOSAアプリ層18は、「Execute Copy」という共通のAPI(制御コマンド)を用いてコピーの実行を指示することができる。つまり、複合機1のサービス層13が機種ごとに異なる場合であっても、制御装置2及びOSAアプリ層18は、同じ実行指示及び第1API(第1制御コマンド)を用いて各サービスを実行させることができる。従って、複合機1の機種ごとに実行指示及び第1API(第1制御コマンド)を使い分ける必要がなく、制御装置2やOSAアプリ層18に用いるプログラムを容易に開発することができる。
図9は、図6のブロックを、標準操作モードとOSモードとの切替機能に関するブロックを抽出した図である。図9に示されるように、切替機能に関する構成として、複合機1は、ボタンイベント検出部51、モード切替部52、標準操作モードUI処理部53、OSモードUI処理部54、ボタンイベント通知部55、アドレス記憶部56、標準操作モードデバイス処理部57、およびOSモードデバイス処理部58を備える。
ボタンイベント検出部51は、ユーザインターフェイス層11に含まれる機能を行うブロックであり、入力ボタン群5の何れかのハードボタンが押下されたことを検出し、該ハードボタンを示すハードボタン押下情報を生成する。また、ボタンイベント検出部51は、操作パネル6が押下されたことを検出し、押下された位置に表示されている画面上ボタンを示す画面上ボタン押下情報を生成する。そして、ボタンイベント検出部51は、生成したハードボタン押下情報および画面上ボタン押下情報を、モード切替部52と、標準操作モードUI処理部53またはOSモードUI処理部54とに出力する。
モード切替部52は、アプリケーション層12のモード切替アプリ12hに対応するブロックであり、ボタンイベント検出部51がモード切替ボタンの押下を検出した場合、標準操作モードとOSモードとの切替を行うものである。なお、モード切替ボタンは、ハードボタンであっても、画面上ボタンであってもよい。
モード切替部52は、OSモードに切り替える場合、ボタンイベント検出部51に対して、ボタン押下情報(ハードボタン押下情報および画面上ボタン押下情報)の出力先を、ボタンイベント通知部55およびOSモードUI処理部54に切り替えさせる。そして、モード切替部52は、ボタンイベント通知部55、OSモードUI処理部54およびOSモードデバイス処理部58を動作させるとともに、標準操作モードUI処理部53および標準操作モードデバイス処理部57の動作を停止させる。また、モード切替部52は、標準操作モードに切り替える場合、ボタンイベント検出部51に対して、ボタン押下情報の出力先を、標準操作モードUI処理部53および標準操作モードUI処理部53に切り替えさせる。そして、モード切替部52は、標準操作モードUI処理部53および標準操作モードデバイス処理部57を動作させるとともに、ボタンイベント通知部55、OSモードUI処理部54およびOSモードデバイス処理部58の動作を停止させる。
標準操作モードUI部は、ユーザインターフェイス層11に含まれる機能を行うブロックであり、装置固有の固有操作画面を操作パネル6に表示させるものである。
OSモードUI処理部54は、UIサービス層16に対応するブロックであり、操作画面データを要求する旨の送信要求情報を、アドレス記憶部56が記憶しているアドレスで指定される制御装置2に対して送信し、レスポンスとして取得した操作画面データに基づいて操作画面を操作パネル6に表示させるものである。また、OSモードUI処理部54は、ボタンイベント検出部51から出力された画面上ボタン押下情報を制御装置2に送信する。
ボタンイベント通知部55は、Webサービス層17のイベントマネージャ17cに対応するブロックであり、OSモード時において、ボタンイベント検出部51から出力されたハードボタン押下情報を、アドレス記憶部56が記憶しているアドレスで指定される制御装置2に通知するものである。
アドレス記憶部56は、図3に示した記憶部105の一部の記憶領域に対応するものであり、制御装置2のアドレスを記憶するものである。図10は、アドレス記憶部56の一記憶例を示している。なお、アドレス記憶部56は、図10に示されるようなアドレスの他に、UNC(Universal Naming Convention)パスなどを記憶していてもよい。
標準操作モードデバイス処理部57は、モード切替アプリ12hを除くアプリケーション層12、サービス層13およびドライバ層14に対応するブロックであり、ボタンイベント検出部51からのボタン押下情報に応じたデバイス処理を実行する。ここで、標準操作モードUI処理部53は、ハードボタン押下情報が示す各ハードボタンについて、予め定められている装置固有の処理を実行する。すなわち、スタートボタン5aが押された場合、コピー処理を開始する。また、テンキーが押されたことにより、印刷部数を設定する。クリアボタン5dが押された場合、設定条件をデフォルトに戻す。標準操作モードデバイス処理部57は、各ハードボタンと、デバイス処理とを対応付けた装置固有処理情報を記憶しており、当該装置固有処理情報に基づいて、デバイス処理を実行する。
OSモードデバイス処理部58は、イベントマネージャ17cを除くWebサービス層17、OSAアプリ層18、サービス層13およびドライバ層14に含まれる機能を行うブロックであり、制御装置2からの制御指示に応じたデバイス処理を実行するものである。
(制御装置の構成)
図11は、本実施形態に係る制御装置2の機能構成を示すブロック図である。図11に示されるように、制御装置2は、オペレーティングシステム部21、Webサーバ部22、MFP制御ロジック部23、連携モジュール24、アプリケーション部25を備えている。これらの各部は、図5に示した制御部130および記憶部135を含むハードウェアと、記憶部135に格納されたプログラムからなるソフトウェアとが協働することにより実現される。
オペレーティングシステム部21は、コンピュータシステムを管理し、基本的なユーザ操作環境を提供するオペレーティングシステム(OS)に従った処理を行うブロックである。OSとしては、Windows(登録商標)やLinuxなどがある。
Webサーバ部22は、HTTP(hypertext transfer protocol)(またはHTTPS)やSOAP(simple object access protocol)を用いた通信を行うものである。Webサーバ部22は、複合機1からHTTPリクエストを受信するとともに、当該HTTPリクエストに対応するHTTPレスポンスを送信する。Webサーバ部22は、例えば、Apacheのようなソフトウェアに従った動作を行うブロックである。
MFP制御ロジック部23は、複合機1に対する操作画面(UI)の表示制御および複合機1に対する各種デバイス処理の実行制御を行うものである。MFP制御ロジック部23は、情報受付部231、画面データ記憶部232、UI制御部233、制御指示テーブル記憶部234、デバイス制御部235、イベント処理部236、ショートカットボタン記憶部237、ショートカットボタン登録部238を備えている。
画面データ記憶部232は、複合機1の操作パネル6に表示される各種操作画面のデータを記憶するものである。
UI制御部233は、情報受付部231からの指示に応じて、操作画面データを画面データ記憶部232から読み出し、Webサーバ部22を介して複合機1に出力するものである。なお、UI制御部233は、HTTP(またはHTTPS)を用いて、操作画面データを複合機1に送信する。
制御指示テーブル記憶部234は、複合機1に実行させるデバイス処理の種別と、当該デバイス処理を実行させるための、複合機1が受け付け可能な制御指示(その中には実行指示も含まれる)との対応関係が示された制御指示テーブルを格納するものである。
図12は、制御指示テーブルの一例を示す図である。図12に示されるように、制御指示テーブルでは、例えば、デバイス処理の種別「スキャン」と、その制御指示(実行指示)「JobCreate」、「ExecuteScan」および「JobClose」とが対応付けられている。また、制御指示テーブルでは、1つの処理に複数の制御指示が対応付けられている場合、各制御指示の出力順序も示されている。
なお、制御指示テーブルに示された制御指示は、後述するように、複合機1のOpenI/F層19が外部に公開しているAPI(第1API)を呼び出すための第1制御コマンドの組となっている。これらのコマンドは、複合機1の機種に依存しない共通のコマンドとなっている。
デバイス制御部235は、情報受付部231またはイベント処理部236からの指示に応じて、複合機1に対する制御指示を制御指示テーブル記憶部234から読み出すとともに、Webサーバ部22を介して複合機1に送信するものである。なお、デバイス制御部235は、SOAPを用いて、制御指示を複合機1に送信する。
なお、デバイス制御部235が送信する制御指示は、複合機1に対して、当該複合機1が実行可能な各種のデバイス処理の実行を命令するものである。複合機1は、この制御指示を受信すると、制御指示に応じたプログラムをCPU101に実行させることにより、自機の有する各種のデバイス処理を実行する。従って、デバイス制御部235が送信する制御指示は、複合機1に対するプログラムの実行指示であるともいえる。
情報受付部231は、Webサーバ部22を介して、複合機1から送信される情報を受け付け、当該情報に応じた処理を、UI制御部233、アプリケーション部25およびデバイス制御に対して指示するものである。情報受付部231が複合機1から受け付ける情報には、(a)操作画面データの送信要求、(b)画面上ボタン押下情報(および画面上に入力された入力情報(ログイン情報など))、(c)ハードボタン押下情報およびユーザ識別情報、ならびに(d)複合機1において処理が実行された後に当該複合機1から送信される完了通知などが含まれる。
なお、上記(a)における操作画面としては、例えば、複合機と制御装置とが連携して実行される連携処理をユーザに選択させるための初期メニュー画面、ユーザの認証を行うためのログイン画面、スキャン実行を促すスキャン実行画面、ショートカットボタンの押下指示画面などが含まれる。情報受付部231は、上記(a)を受け付けると、UI制御部233に対して、該当する操作画面データの送信を指示する。
また、上記(b)としては、例えば、初期メニュー画面に表示されている項目ボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報や、スキャン実行画面に表示されているOKボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報、ログイン画面に表示されているOKボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報および該ログイン画面に入力されたログインユーザ名およびパスワードを含むログイン情報、などである。情報受付部231は、上記(b)を受け付けると、受け付けた情報に応じて、デバイス制御部235に対して制御指示の送信を指示したり、アプリケーション部25に対して各種プログラムの実行を指示する。
一例を挙げると、スキャン実行画面に表示されているOKボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報を受けた場合、情報受付部231は、デバイス制御部235に対して、スキャン処理の制御指示を複合機1へ送信するよう指示する。
その他、ログイン画面に表示されているOKボタンが押下されたこと示す画面上ボタン押下情報およびログイン情報を受けた場合、情報受付部231は、UI制御部233に対して、「ログイン中です」を記された操作画面データを複合機1に送信するように指示するとともに、アプリケーション部25に対して、認証アプリケーションの実行を指示する。
また、情報受付部231は、UI制御部233に対して、ショートカットボタンの押下指示画面に対応する操作画面データの送信指示を行った後、上記(c)を受け付けると、該ハードボタン押下情報およびユーザ識別情報をイベント処理部236に出力する。
また、情報受付部231は、上記(d)を受け付けると、イベント処理部236またはデバイス制御部235に対して、後続の処理の制御指示を複合機1へ送信するよう指示する。
なお、情報受付部231は、これらの指示を、記憶部135に格納されたイベントテーブルに基づいて行っている。図13は、イベントテーブルの一部を示す図である。図13に示すように、イベントテーブルには、情報受付部231が受信した情報と、その情報を受信したときに指示を行う対象のブロックおよび内容とが示されている。
ショートカットボタン記憶部237は、ログインユーザ名ごとに、各種ハードボタンを識別するハードボタン識別情報と、複合機1またはアプリケーション部25で実行する一連の処理内容とを対応付けて記憶するものである。図14は、ショートカットボタン記憶部237の一記憶例を示す図である。図14に示されるように、ショートカットボタン記憶部237は、ログインユーザ名ごとに、各ハードボタン名と、複合機1またはアプリケーション部25で実行する処理数と、各処理の実行順序と、各処理の内容を示す処理内容情報とを対応付けたショートカット情報を記憶している。
処理内容情報としては、複合機1の処理であるか、自装置のアプリケーション部25での処理であるのかを示す処理装置情報と、当該処理の種別を示す処理種別情報と、当該処理によって出力される画像データのデータ形式を示す出力データ形式情報とが含まれる。また、実行順序1の処理内容情報には、入力データのデータ名および当該入力データの格納場所を示す入力データ情報が含まれる場合もある。
処理種別情報としては、複合機1の処理である場合、デバイス処理を識別するデバイス処理情報(図14では、デバイス処理名)であり、制御装置2の処理である場合、アプリケーションプログラムを識別するプログラム情報(図14では、プログラム名)である。また、プログラム情報には、アプリケーションプログラムの実行に必要な各種のパラメータも含まれている。同様に、デバイス処理情報には、デバイス処理の実行に必要な各種のパラメータも含まれいる。ユーザは、これらのパラメータも予め登録している。
イベント処理部236は、情報受付部231から出力されたハードボタン押下情報が示すハードボタンと、情報受付部231から出力されたログインユーザ名とに対応付けられた一連の処理内容情報を、ショートカットボタン記憶部237から実行順序に従って読み出し、該処理内容情報に従った指示を、デバイス制御部235またはアプリケーション部25に対して行うものである。これにより、ハードボタンに対応付けられたイベント処理が実行される。イベント処理部236は、ショートカットボタン記憶部237に登録された処理内容情報に従った指示を行う際、ユーザからの操作入力を必要としない。そのため、ユーザの利便性が向上する。すなわち、ショートカットボタン記憶部に格納されているボタン識別情報が示すハードボタンは、OSモードにおいて、イベント処理が対応付けられたショートカットボタンとなる。
ショートカットボタン登録部238は、図5に示すUI部125に入力された入力情報に従って、ショートカットボタン記憶部237に新たなショートカット情報を格納したり、既に登録されているショートカット情報を編集したりするものである。
(OSモードにおける複合機制御システムの概略動作)
次に、ユーザが複合機1においてOSモードを選択したときの複合機制御システムの動作について概略的に説明する。なお、標準操作モードは従来の複合機と同じであるため、標準操作モードの処理については本明細書では説明を省略する。また、複合機1は、起動時において、通常モードに設定されるものとする。
図15に示すように、まず、複合機1において、アプリケーション層12のモード切替アプリ12hは、OSモードへの切替指示を受け(S1)、UIサービス層16を動作させる(呼び出す)(S2)。
次に、複合機1を利用するユーザのログイン処理を行う(S3)。ここでは、ユーザの認証は、複合機1において行われるのではなく、制御装置2において行うようになっている。
ユーザ認証に成功した後、制御装置2のUI制御部233は、画面データ記憶部232から初期メニュー画面のデータを読み出し、複合機1に対して送信する。この初期メニュー画面には、ユーザが選択可能な処理項目を示す処理項目ボタンの一覧と、ショートカットボタン記憶部に登録済みのショートカットボタンの使用を指示する登録済処理選択ボタンとが表示されている。
処理項目としては、複合機1の各種のデバイス処理や、当該デバイス処理と制御装置2のアプリケーションプログラムの実行とを組み合わせた連携処理がある。デバイス処理としては、「スキャン処理」などがあり、デバイス処理としては、指定された画像データに対して、制御装置2のアプリケーションプログラムがOCR処理および英日翻訳処理を施した後、複合機1で印刷を行う「英日翻訳印刷処理」などがある。
複合機1のUIマネージャ16aは、この初期メニュー画面のデータを受信し、データに対応する初期メニュー画面を操作パネル6に表示させる(S4)。そして、ユーザは、この初期メニュー画面に対して、所望の画面上ボタンを押下する。その結果、複合機1のUIマネージャ16aは、ユーザによって押下された画面上ボタンを示す画面上ボタン押下情報を、ユーザインターフェイス層11から取得する。
次に、複合機1のUIマネージャ16aは、制御装置2の情報受付部231に対して、画面上ボタン押下情報を送信することにより、ユーザによって選択された画面上ボタンを通知する(S5)。そして、情報受付部231は、複合機1から送信された画面上ボタン押下情報が、登録済処理選択ボタンを示しているか否かを判断する(S6)。つまり、ショートカットボタンを使用するか否かが判断される。
画面上ボタン押下情報が登録済処理選択ボタンではない場合、ショートカットボタンを使用しない場合の処理(S7)が行われる。また、画面上ボタン押下情報が登録済処理選択ボタンである場合、ショートカットボタンを使用する場合の処理(S8)が行われる。
以下、S3、S7、S8の動作について詳述する。
(ログイン処理)
まず、上述したステップS3におけるログイン処理について詳述する。
本実施形態の複合機制御システムにおいて、ログイン処理は、複合機1が制御装置2の認証アプリケーションと連携して動作することによって実行される。つまり、上述したように、ユーザが複合機1に対して入力したログイン情報に基づいて、当該ユーザが正当なユーザであるか否かの認証処理を制御装置2が行う。図16は、本実施形態におけるログイン処理を示すタイミング図である。
まず、複合機1において、UIサービス層16のUIマネージャ16aは、制御装置2に対して、ログイン画面データの送信を要求するリクエストを送信する(S51)。
このリクエストを受信した制御装置2では、情報受付部231が、UI制御部233に対して、ログイン画面データを複合機1へ送信するよう指示し(S52)、UI制御部233が、ログイン画面データを画面データ記憶部232の中から検索して複合機1に返信する(S53)。
そして、複合機1において、UIサービス層16のUIマネージャ16aは、受信した画面データに基づいて、ログイン画面を表示する。
これを受けてユーザは、操作パネル6に対してログイン情報(ログインユーザ名およびパスワード)を入力し、ログイン画面上のOKボタンを押下する。この入力を受けて、UIマネージャ16aは、入力されたログイン情報とともに、画面上のOKボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報を制御装置2に送信する(S54)。
次に、制御装置2の情報受付部231は、画面情報ボタン押下情報を受信すると、図13に示すイベントテーブルを参照して、UI制御部233に対して、「ログイン中です」と表示された通知画面のデータを複合機1へ送信するよう指示するとともに(S55)、アプリケーション部25に対して、認証アプリケーションを呼び出すように指示する(S56)。
その結果、UI制御部233は、S55の送信指示に従い、「ログイン中です」と表示された通知画面のデータを画面データ記憶部232から読み出し、複合機1に送信する(S57)。複合機1のUIマネージャ16aは、この通知画面のデータを受信して、操作パネル6に、受信したデータに対応する通知画面を表示させる。
一方、アプリケーション部25は、S56の指示に従い、認証アプリケーションプログラムに基づいて、予め登録されている認証データベースを用いてユーザの認証処理を行う(S58)。
そして、ユーザの認証に成功すると、アプリケーション部25は、デバイス制御部235に対して、認証に成功したことを通知する認証成功通知を複合機1へ送信するよう指示する(S59)。これに従い、デバイス制御部235は、複合機1に対して、ログインユーザ名を付加した認証成功通知を送信する(S60)。認証成功通知を受けた複合機1のWebサービス層17は、現在ログインしているログインユーザ名を、記憶部(図3参照)に格納しておく。
さらに、デバイス制御部235は、複合機1に対して、操作画面の変更を指示する制御指示を送信する(S62)。ここで、デバイス制御部235は、初期メニュー画面のデータをリクエストするよう指示する。
一方、ステップS58において認証に失敗した場合は、複合機1の操作パネル6に、認証に失敗した旨が示されたエラー画面が表示される。
なお、ステップS60およびS62におけるデータの通信には、SOAPが用いられる。
(ショートカットボタンを使用しない場合の動作)
次に、初期メニュー画面において、何れかの処理項目ボタンが押下された場合の、S5で示した、ショートカットボタンを使用しない通常処理の動作について説明する。
上述したS4において画面上ボタン押下情報を取得した情報受付部231は、図13に示すイベントテーブルを参照して、取得した画面上ボタン押下情報に対応する処理の実行指示を、UI制御部233、イベント制御部またはアプリケーション部25に対して行う。
ここでは、初期メニュー画面において、「英日翻訳してコピー」処理の処理項目ボタンが押下された場合を例に用いて、図17のタイミング図を参照しながら説明する。
情報受付部231は、イベントテーブルを参照して、OCR処理を行う際のパラメータA入力画面を示す操作画面データを指定し、UI制御部233に対して、該操作画面データの送信を指示する(S82)。そして、UI制御部233は、指定された操作画面データを画面データ記憶部232から読み出し、HTTPを用いて複合機1に送信する(S83)。
次に、複合機1において、UIサービス層16のUIマネージャ16aは、受信した操作画面データに基づいて、OCR処理用のパラメータA入力画面を操作パネル6に表示させる。そして、ユーザがパラメータAを入力し、該パラメータA入力画面上のOKボタンを押下すると、UIマネージャ16aは、入力されたパラメータAとともに、OKボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報を制御装置2に送信する(S84)。なお、パラメータAには、翻訳対象となる画像データのデータ名とその格納先とが含まれる。
続いて、制御装置2において、情報受付部231は、受信した画面上ボタン押下情報が示す画面上ボタンに対応する処理を、図13に示すイベントテーブルから読み出し、UI制御部233およびアプリケーション部25に所定の指示を出す。すなわち、情報受付部231は、翻訳処理用のパラメータB入力画面を示す操作画面データを指定し、UI制御部233に対して、該操作画面データの送信を指示する(S85)。また、情報受付部231は、アプリケーション部25に対して、OCRアプリケーションの実行を指示する(S86)。
次に、アプリケーション部25は、OCRアプリケーションを起動させ、複合機1からS84で送信されたパラメータAを用いたOCR処理を実行させる(S87)。
また、OCR処理と並行して、UI制御部233は、翻訳処理用のパラメータB入力画面を示す操作画面データを画面データ記憶部232から読み出し、複合機1に送信する(S88)。そして、複合機1では、当該パラメータB入力画面が表示される。
ユーザは、翻訳処理用のパラメータB入力画面に対してパラメータBを入力し、該パラメータB入力画面上のOKボタンを押下する。これにより、UIマネージャ16aは、入力されたパラメータBとともに、OKボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報を制御装置2に送信する(S89)。
次に、制御装置2において、情報受付部231は、受信した画面上ボタン押下情報が示す画面上ボタンに対応する処理を、図13に示すイベントテーブルから読み出し、UI制御部233およびアプリケーション部25に所定の指示を出す。すなわち、情報受付部231は、印刷処理用のパラメータC入力画面を示す操作画面データを指定し、UI制御部233に対して、該操作画面データの送信を指示する(S90)。また、情報受付部231は、アプリケーション部25に対して、翻訳アプリケーションの実行を指示する(S91)。
その後、アプリケーション部25は、翻訳アプリケーションを起動させ、複合機1から送信されたパラメータBを用いて、OCR処理された文字データの翻訳処理を実行させる(S92)。
上記翻訳処理と並行して、UI制御部233は、印刷処理用のパラメータC入力画面を示す操作画面データを画面データ記憶部232から読み出し、複合機1に送信する(S93)。そして、複合機1では、当該パラメータC入力画面が表示される。
ユーザは、印刷処理用のパラメータC入力画面に対してパラメータCを入力し、該パラメータC入力画面上のOKボタンを押下する。これにより、UIマネージャ16aは、入力されたパラメータCとともに、OKボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報を制御装置2に送信する(S94)。
次に、制御装置2において、情報受付部231は、受信した画面上ボタン押下情報が示す画面上ボタンに対応する処理を、図13に示すイベントテーブルから読み出し、UI制御部233およびアプリケーション部25に所定の指示を出す。すなわち、情報受付部231は、「印刷処理中です」と記載された操作画面を示す操作画面データを指定し、UI制御部233に対して、該操作画面データの送信を指示する(S95)。また、情報受付部231は、アプリケーション部25に対して、印刷ジョブ生成アプリケーションの実行を指示する(S96)。
アプリケーション部25は、印刷ジョブ生成アプリケーションを起動させ、複合機1から送信されたパラメータCを用いて、翻訳された文字データを含む文書の印刷ジョブを生成させる(S97)。
上記印刷ジョブ生成の処理と並行して、UI制御部233は、「印刷処理中です」と記載された操作画面を示す操作画面データを画面データ記憶部232から読み出し、複合機1に送信する(S98)。そして、複合機1では、当該操作画面が表示される。
その後、アプリケーション部25は、印刷ジョブの生成処理が終了すると、デバイス制御部235に対して、デバイス処理名「印刷」の制御指示の出力指示を送る(S99)。デバイス制御部235は、デバイス処理名「印刷」に対応する制御指示を制御指示テーブル記憶部234から読み出し、SOAPを用いて複合機1に送信する(S100)。このとき、デバイス制御部235は、印刷ジョブも合わせて送信する。
そして、複合機1では、Webサービス層17のジョブマネージャが上記制御指示を受信し、OSAアプリ層18のプリントアプリ18bを呼び出す。そして、プリントアプリ18bは、サービス層13の適切なモジュール(ここでは、プリントサービス、画処理サービスなど)を用いて、印刷実行する(S101)。
また、デバイス制御部235は、初期メニュー画面への変更指示を示す制御指示を複合機1に送信する(S102)。そして、複合機1において、Webサービス層17のUIマネージャ17aは、受信した当該制御指示に基づいて、UIサービス層16のUIマネージャ16aに対して初期メニュー画面への変更指示を送る。これにより、UIサービス層16のUIマネージャ16aは、操作パネル6の画面を初期メニュー画面へ変更させる。
(ショートカットボタンを使用した処理)
次に、初期メニュー画面において、登録済処理選択ボタンが押下された場合の、S8で示した、ショートカットボタンを使用する場合の動作について、図1を参照しながら説明する。
なお、ショートカットボタンを使用する処理が行われる前に、ユーザは、制御装置2に対して、ショートカット情報を登録している。当該登録は、制御装置2のショートカットボタン登録部238によって行われる。すなわち、ショートカットボタン登録部238は、制御装置2の表示装置128(図5参照)に、図18に示されるような登録画面を表示し、キーボード126またはマウス127からショートカット情報を受け付ける。そして、ショートカットボタン登録部238は、ユーザ名と、入力されたショートカット情報とを対応付けて、ショートカットボタン記憶部237に格納する。
図19で示されるように、上述したS5において、情報受付部231は、登録済処理選択ボタンが押下されたことを示す画面上ボタン押下情報を取得している。次に、情報受付部231は、図13に示すイベントテーブルを参照して、「ショートカットボタンを押してください」と記載された操作画面(以下、ショートカットボタン押下指示画面という場合がある)を示す操作画面データを指定し、UI制御部233に対して、該操作画面データの送信を指示する(S11)。
そして、UI制御部233は、当該操作画面データを画面データ記憶部232から読み出し、複合機1に送信する(S12)。そして、複合機1では、「ショートカットボタンを押してください」と記載されたショートカットボタン押下指示画面が表示される。
次に、ユーザは、このショートカットボタン押下指示画面を確認して、予め制御装置2に対して登録していた、入力ボタン群5の何れかのハードボタンを押下する。そして、ユーザインターフェイス層11は、押下されたハードボタンを示すハードボタン押下情報をWebサービス層17のイベントマネージャ17cに送る(S13)。イベントマネージャ17cは、記憶部105(図9のアドレス記憶部56)から制御装置2のアドレスを読み出すとともに、記憶部105からログインユーザ名を読み出す。そして、イベントマネージャ17cは、ユーザインターフェイス層11から送られたハードボタン押下情報と記憶部105から読み出したログインユーザ名とを、記憶部105から読み出したアドレスの制御装置2に通知する(S14)。
その後、制御装置2および複合機1において、押下されたショートカットボタンに対応するイベント処理が実行される(S15)。
そして、ユーザは、複合機1に標準操作モードへの切替指示を入力する。そして、アプリケーション層12のモード切替アプリ12hは、当該切替指示を取得する(S16)。その後、モード切替アプリ12hは、UIサービス層16の動作を終了させる(S17)。
次に、上記S15の処理の詳細について、図19に示すフローチャートを参照しながら、説明する。
イベント処理部236は、情報受付部231から受けたハードボタン押下情報とログインユーザ名とに対応する、各処理の実行順序および各処理の処理内容情報を、ショートカットボタン記憶部237から読み出す(S21)。
次に、イベント処理部236は、S21で読み出した処理内容情報の中から、実行順序「1」の処理内容情報を特定する(S22)。そして、イベント処理部236は、S22で特定した処理内容情報に含まれる入力データ情報が「なし」であるか否かを判断する(S23)。
入力データ情報が「なし」である場合(S23でYes)、S25の処理に移行する。一方、入力データ情報が「なし」でない場合(S23でNo)、イベント処理部236は、該入力データ情報に基づいて、入力データを取得する。すなわち、入力データ情報が示すアドレスから、入力データ情報が示すデータ名のデータを入力データとして取得する(S24)。
次に、S25において、イベント処理部236は、特定した処理内容情報に含まれる処理装置情報が制御装置2を示しているか否かを判断する。
処理装置情報が制御装置2である場合(S25でYes)、イベント処理部236は、特定した処理内容情報に含まれる処理種別情報が示すプログラム名と、当該処理内容情報に含まれる出力データ形式情報とを指定し、アプリケーション部25に対して、アプリケーションプログラムの実行を指示する(S26)。このとき、イベント処理部236は、S24で取得した入力データもアプリケーション部25に出力する。
そして、アプリケーション部25は、イベント処理部236からの指示に従って、プログラムを実行する。このとき、アプリケーション部25は、イベント処理部236から受けた入力データに対して、指定されたプログラムを実行する。その後、アプリケーション部25は、プログラムの実行によって得られたデータをイベント処理部236に出力する(S27)。このとき、アプリケーション部25は、イベント処理部236から指定された出力データ形式情報に従ったデータ形式のデータを出力する。
一方、処理装置情報が複合機1である場合(S25でNo)、イベント処理部236は、特定した処理内容情報に含まれる処理種別情報が示すデバイス処理名と、当該処理内容情報に含まれる出力データ形式情報とを指定し、デバイス制御部235に対して、制御指示の送信を指示する。なお、入力データを取得している場合、イベント処理部236は、デバイス制御部235に該入力データも出力する。さらに、デバイス制御部235は、イベント処理部236から指定されたデバイス処理名に対応する制御指示を制御指示テーブル記憶部234から読み出す(S28)。このとき、デバイス制御部235は、イベント処理部236から指定された出力データ形式情報が示すデータ形式で出力する旨の指示を当該制御指示に含める。
そして、デバイス制御部235は、制御指示を複合機1に出力する(S29)。このとき、デバイス制御部235は、入力データを取得している場合、当該入力データを制御指示に付加する。
制御指示を受けた複合機1では、Webサービス層17の各ブロックが、制御指示に対応する処理を実行する(S30)。
Webサービス層17は、制御指示に従った処理の実行が完了すると、完了通知を制御装置2に出力する(S31)。このとき、完了通知には、出力データが付加されることもある。
その後、イベント処理部236は、S21で読み出した全ての処理内容情報に対して処理を実行したか判断する(S32)。全ての処理内容情報に対する処理が実行されていない場合(S32でNo)、次の実行順序に対応する処理内容情報を特定する(S33)。そして、イベント処理部236は、前の実行順序の処理において、複合機1またはアプリケーション部25から受けた出力データを、次の実行順序の処理の入力データとして特定する(S34)。その後、S25からS31を実行する。
一方、全ての処理内容情報に対する処理の実行が完了した場合(S32でYes)、処理を終了する。
例えば、図14に示す、ログインユーザ名Aと「0ボタン5b」が押下されたことを示すハードボタン押下情報とをイベント処理部236が受けた場合について説明する。
この場合、まず、イベント処理部236は、デバイス制御部235に対して、デバイス処理「スキャン」に対応する制御指示を出力させる。このとき、デバイス制御部235は、出力データ形式を「PDF」にする旨の指示を制御指示に含める。そして、複合機1のWebサービス層17は、OSAアプリ層18に対して、出力データ形式「PDF」でのスキャン処理の実行を指示し、サービス層13において、スキャン処理が実行される。その後、Webサービス層17は、スキャンされたPDF形式の画像データが付加された完了通知を制御装置2に返信する。
制御装置2のイベント処理部236は、当該完了通知を受けると、当該完了通知に付加された出力データを実行順序2の入力データとし、実行順序2の処理の指示を行う。ここでは、情報受付部231は、アプリケーション部25に対してOCRプログラム「OCR.exe」を実行させる。このとき、イベント処理部236は、アプリケーション部25に対して出力データ形式を「RTF(リッチテキスト形式)」に指定するとともに、OCRプログラム「OCR.exe」の実行に必要な各種パラメータを指定する。当該パラメータは、実行順序2の処理種別情報に含まれている(図14では図示せず)。そして、アプリケーション部25は、翻訳プログラム「Transrate.exe」を実行し、指定されたデータ形式のデータを出力する。
続いて、イベント処理部236は、OCRプログラム「OCR.exe」の出力データを実行順序3の入力データとし、実行順序3の処理の指示を行う。ここでは、イベント処理部236は、アプリケーション部25に対して翻訳プログラム「Transrate.exe」を実行させる。このとき、イベント処理部236は、アプリケーション部25に対して出力データ形式を「RTF」に指定するとともに、翻訳プログラム「Transrate.exe」の実行に必要な各種パラメータを指定する。当該パラメータは、実行順序3の処理種別情報に含まれている(図14では図示せず)。そして、アプリケーション部25は、翻訳プログラム「Transrate.exe」を実行し、指定されたデータ形式のデータを出力する。
その後、情報受付部231は、翻訳プログラム「Transrate.exe」の出力データを実行順序4の入力データとし、実行順序4の処理の指示を行う。ここでは、情報受付部231は、デバイス制御部235に対して、デバイス処理「印刷」に対応する制御指示を出力させる。このとき、デバイス制御部235は、イベント処理部236によって設定された入力データを制御指示に付加する。そして、複合機1のWebサービス層17は、OSAアプリ層18に対して、印刷処理の実行を指示し、サービス層13において、印刷処理が実行される。その後、Webサービス層17は、印刷処理が完了したことを示す完了通知を制御装置2に返信する。これにより、ログインユーザ名Aとショートカットボタン「0ボタン5b」とに対応付けられた一連の処理が完了する。
次に、図14に示す、ログインユーザ名Aと「スタートボタン5a」が押下されたことを示すハードボタン押下情報とをイベント処理部236が受けた場合について説明する。
この場合、まず、イベント処理部236は、実行順序1の入力データ情報に基づいて、入力データを取得する。そして、イベント処理部236は、アプリケーション部25に対して、当該入力データを用いた編集プログラム「Edit.exe」を実行させる。このとき、イベント処理部236は、アプリケーション部25に対して出力データ形式を「TIF」に指定するとともに、編集プログラム「Edit.exe」の実行に必要な各種パラメータを指定する。当該パラメータは、実行順序1の処理種別情報に含まれている(図14では図示せず)。そして、アプリケーション部25は、編集プログラム「Edit.exe」を実行し、指定されたデータ形式のデータを出力する。
続いて、情報受付部231は、編集プログラム「Edit.exe」の出力データを実行順序2の入力データとし、実行順序2の処理の指示を行う。ここでは、イベント処理部236は、デバイス制御部235に対して、デバイス処理「印刷」に対応する制御指示を出力させる。このとき、デバイス制御部235は、イベント処理部236によって設定された入力データを制御指示に付加する。そして、複合機1のWebサービス層17は、OSAアプリ層18に対して、印刷処理の実行を指示し、サービス層13において、印刷処理が実行される。その後、Webサービス層17は、印刷処理が完了したことを示す完了通知を制御装置2に返信する。これにより、ログインユーザ名Aとショートカットボタン「スタートボタン5a」とに対応付けられた一連の処理が完了する。
次に、図14に示す、ログインユーザ名Aと「クリアボタン5d」が押下されたことを示すハードボタン押下情報とをイベント処理部236が受けた場合について説明する。
この場合、まず、イベント処理部236は、デバイス制御部235に対して、デバイス処理「スキャン」に対応する制御指示を出力させる。このとき、デバイス制御部235は、出力データ形式を「TIF」にする旨の指示を制御指示に含める。そして、複合機1のWebサービス層17は、OSAアプリ層18に対して、出力データ形式「TIF」でのスキャン処理の実行を指示し、サービス層13において、スキャン処理が実行される。その後、Webサービス層17は、スキャンされたPDF形式の画像データが付加された完了通知を制御装置2に返信する。
制御装置2の情報受付部231は、当該完了通知を受けると、当該完了通知に付加された出力データを実行順序2の入力データとし、実行順序2の処理の指示を行う。ここでは、情報受付部231は、アプリケーション部25に対して画像追加プログラム「Addpage.exe」を実行させる。このとき、イベント処理部236は、アプリケーション部25に対して出力データ形式を「TIF」に指定するとともに、画像追加プログラム「Addpage.exe」の実行に必要な各種パラメータを指定する。当該パラメータは、実行順序2の処理種別情報に含まれている(図14では図示せず)。なお、画像追加プログラムとは、所定の原稿1頁を先頭に追加するプログラムである。例えば、所定のFAX送信書を追加する場合である。そして、アプリケーション部25は、画像追加プログラム「Addpage.exe」を実行し、指定されたデータ形式のデータを出力する。
続いて、イベント処理部236は、画像追加プログラム「Addpage.exe」の出力データを実行順序3の入力データとし、実行順序3の処理の指示を行う。ここでは、情報受付部231は、デバイス制御部235に対して、デバイス処理「FAX送信」に対応する制御指示を出力させる。このとき、デバイス制御部235は、イベント処理部236によって設定された入力データを制御指示に付加する。そして、複合機1のWebサービス層17は、OSAアプリ層18に対して、FAX送信処理の実行を指示し、サービス層13において、FAX送信処理が実行される。その後、Webサービス層17は、印刷処理が完了したことを示す完了通知を制御装置2に返信する。これにより、ログインユーザ名Aとショートカットボタン「クリアボタン5d」とに対応付けられた一連の処理が完了する。
次に、図14に示す、ログインユーザ名Bと「スタートボタン5a」が押下されたことを示すハードボタン押下情報とをイベント処理部236が受けた場合について説明する。
この場合、まず、イベント処理部236は、実行順序1の入力データ情報に基づいて、入力データを取得する。そして、イベント処理部236は、デバイス制御部235に対して、デバイス処理「印刷」に対応する制御指示を出力させる。このとき、デバイス制御部235は、イベント処理部236によって設定された入力データを制御指示に付加する。そして、複合機1のWebサービス層17は、OSAアプリ層18に対して、印刷処理の実行を指示し、サービス層13において、印刷処理が実行される。その後、Webサービス層17は、印刷処理が完了したことを示す完了通知を制御装置2に返信する。これにより、ログインユーザ名Bとショートカットボタン「スタートボタン5a」とに対応付けられた一連の処理が完了する。
(変形例)
なお、上記説明では、ログイン処理が制御装置2で実行されるとした。しかしながら、ログイン処理は、複写機で実行されてもよい。すなわち、ログイン画面においてOKボタンが押下されたとき、情報受付部231は、デバイス制御部235に対して、認証処理の制御指示を複写機に出力するように指示してもよい。そして、当該制御指示を受けた複写機のOSAアプリ層18のユーザ認証アプリ18feが認証処理を実行してもよい。
また、上記説明では、ショートカットボタン押下指示画面が複写機1に表示されているときにハードボタンが押下されたとき、Webサービス層17のイベントマネージャ17cは、ログインユーザ名を制御装置2に通知するとした。しかしながら、認証処理を行う制御装置2と、ショートカットボタンに対するイベント処理を行う制御装置2が同じである場合、制御装置2が、認証処理に用いたログインユーザ名を記憶しておいてもよい。そして、イベント処理部236は、自装置が記憶しておいたログインユーザ名に対応するショートカット情報を特定する。この場合、イベントマネージャ17cは、ログインユーザ名を制御装置2に通知しなくてもよい。
また、上述したように、複写機制御システムにおいて、制御装置2は複数であってもよい。例えば、認証処理を行う制御装置2と、ショートカットボタンに対するイベント処理を行う制御装置2とが異なっていてもよい。
さらに、イベント処理部236は、他の制御装置2が有するアプリケーション部25に対して、プログラム(例えば、翻訳プログラムなど)を実行させてもよい。この場合、ショートカットボタン記憶部237は、ショートカット情報に含まれる処理装置情報として、他の制御装置2を識別する処理装置情報を記憶しておけばよい。例えば、図14のログインユーザ名Aと「0ボタン5b」とに対応する処理内容情報において、実行順序2の処理装置情報として、制御装置2−1を識別する情報を記憶し、実行順序3の処理装置情報として、制御装置2−2を識別する情報を記憶していてもよい。この場合、OCRプログラムは、制御装置2−1で実行され、翻訳プログラムが、制御装置2−2で実行されることとなる。
また、上述したように、複写機制御システムにおいて、複写機は複数であってもよい。そして、各複写機のアドレス記憶部56は、同じ制御装置2のアドレスを記憶しておいてもよい。これにより、当該制御装置2がショートカット情報を記憶していれば、各複写機において、ハードボタンを押下することにより、同じイベント処理が実行されることとなる。
上記説明では、ショートカットボタン登録部238は、ユーザからの入力情報に従って、ショートカット情報をショートカットボタン記憶部237に格納するものとした。しかしながら、これに限らず、ショートカットボタン登録部238は、ショートカットボタンを使用しない場合の処理(上記S7)が実行された頻度を、当該処理の種別ごとに集計し、所定頻度以上の処理と、任意に選択したハードボタンとを対応付けたショートカット情報を作成し、ショートカットボタン記憶部237に格納してもよい。この場合、ショートカットボタン登録部238は、当該集計結果に応じて作成したショートカット情報を含むショートカットボタン押下指示画面を生成し、当該画面データを画面データ記憶部232に格納する。これにより、ユーザは、ショートカットボタン押下指示画面を見ることで、どのハードボタンがどのようなイベント処理に対応するのかを把握することができる。
また、上記説明では、ショートカットボタン登録部238は、自装置のUI部125に入力された入力情報に従って、ショートカット情報をショートカットボタン記憶部237に格納するとした。しかしながら、ショートカットボタン登録部238は、通信部145を介して、外部の情報処理装置からショートカット情報を取得し、該ショートカット情報をショートカットボタン記憶部237に格納してもよい。この場合、ショートカットボタン登録部238は、Webアプリケーションを用いて実行される。
以上のように、本実施形態に係る複合機1は、画像読取部および画像形成部115の少なくとも一方、ならびに通信部120を含む複数の要素機能を適宜組み合わせたデバイス処理を実行する複合機である。そして、複合機1は、入力ボタン群5と、当該入力ボタン群5の何れかのハードボタンが押下されたことを検知するユーザインターフェイス層11(ボタンイベント検出部51に対応)(ボタン押下検知手段)と、ユーザインターフェイス層11が検知したハードボタンに予め対応付けられたデバイス処理を実行するアプリケーション層12(標準操作モードデバイス処理部57に対応)(第1実行手段)と、ユーザインターフェイス層11が検知したハードボタンを示すハードボタン押下情報を、外部の制御装置2に通知するイベントマネージャ17c(ボタンイベント通知部55に対応)(ボタン押下情報通知手段)と、イベントマネージャ17cが通知したハードボタン押下情報が示すハードボタンに対応する制御指示を制御装置2から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行するWebサービス層17およびOSAアプリ層18(OSモードデバイス処理部58に対応)(第2実行手段)と、アプリケーション層12を動作させ、Webサービス層17およびOSAアプリ層18の動作を停止させる標準操作モード(第1モード)と、アプリケーション層12(モード切替アプリ12hを除く)の動作を停止させ、Webサービス層17およびOSAアプリ層18を動作させるOSモード(第2モード)とのいずれかのモードに設定するモード切替アプリ12h(モード切替部52に対応)(モード設定手段)とを備える。
また、本実施形態の制御装置2は、複合機1と通信ネットワークを介して接続され、該複合機1のデバイス処理を制御するものである。そして、制御装置2は、上記複合機1に備えられたハードボタンを識別するボタン識別情報と、該複合機1における少なくとも一つのデバイス処理を示す処理内容情報(デバイス処理識別情報)とを対応付けたショートカット情報を記憶するショートカットボタン記憶部(記憶部)237と、上記複合機1に備えられた入力ボタン群5のうちの押下されたハードボタンを示すハードボタン押下情報を該複合機1から取得し、該ハードボタン押下情報と同じハードボタンを示すボタン識別情報に対応する処理内容情報をショートカットボタン記憶部237から読み出すイベント処理部(読出手段)236と、イベント処理部236が読み出した処理内容情報によって示されるデバイス処理の実行を指示する制御指示を上記複合機1に送信するデバイス制御部(制御指示送信手段)235とを備える。
これにより、上記の構成によれば、標準操作モードにおいて、ある1つのハードボタンが押下されたとき、アプリケーション層12が、当該ハードボタンに予め対応付けられていたデバイス処理を実行する。一方、OSモードにおいて、同じハードボタンが押下されたとき、イベントマネージャ17cが、押下されたハードボタンを示すハードボタン押下情報を、外部の制御装置2に通知し、Webサービス層17およびOSAアプリ層18が、当該ハードボタン押下情報が示すハードボタンに対応する制御指示を制御装置2から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行する。
そのため、同じハードボタンが押下されたとしても、標準操作モードとOSモードとで実行される処理を切り替えることができる。
また、ユーザは、OSモードにおいて、ショートカット情報に含まれる処理内容情報が示すデバイス処理を実行させるためのショートカットボタンとして、複合機1の入力ボタン群5を利用することができる。すなわち、複合機1が有する入力ボタン群5は、標準操作モードのときには、本来のデバイス処理に対応し、OSモードのときにのみ、ショートカットボタンとなる。その結果、新たなショートカットボタンを生成する必要がなくなる。
また、ユーザは、同じ制御装置2と通信可能な複数の複合機1の各々がOSモードの際に、同じハードボタンを押下することで、同じ処理を実行させることができる。
さらに、イベントマネージャ17cは、ハードボタン押下情報に加えて、使用中のユーザを識別するログインユーザ名(ユーザ識別情報)を制御装置2に出力する。そして、制御装置2のイベントマネージャ17cは、当該ログインユーザを取得する。また、ショートカットボタン記憶部237は、ログインユーザ名ごとに、ショートカット情報を記憶しており、イベント処理部236は、取得したログインユーザ名に対応するショートカット情報から、処理内容情報を読み出す。そのため、ユーザごとに、ショートカット情報を変更することが可能となる。その結果、各ユーザは、自分が頻繁に使用する処理を呼び出すためにショートカットボタンを使用することが可能となる。
さらに、ショートカット情報には、さらに、ボタン識別情報に対応付けられた、少なくとも1つのプログラムを識別するプログラム名(プログラム識別情報)が含まれており、イベント処理部236が、複合機1から取得したハードボタン押下情報と同じボタンを示すボタン識別情報に対応するプログラム名も読み出す。そして、アプリケーション部25は、当該プログラム名で示されるプログラムを実行する。これにより、複合機1が有する入力ボタン群5の何れかのハードボタンを押下することにより、プログラムと複合機1のデバイス処理とを連携して実行させることが可能となる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、図6,9,11に示す複合機1および制御装置2の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成することもできるが、本実施形態では、次のようにCPU101・131を用いてソフトウェアによって実現している。
すなわち、複合機1および制御装置2は、各ブロックの機能を実現するプログラムを実行するCPU(central processing unit)101・131、上記プログラムを格納したROM(read only memory)107・137あるいはHDD(hard disk drive)108・138、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)106・136、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)105・135・140などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである複合機1および制御装置2のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、複合機1および制御装置2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、複合機1および制御装置2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、通信ネットワークを介して複合機に制御装置を接続して、複合機を制御する複合機制御システムに適用することができる。
本発明の一実施形態を示すものであり、ショートカットボタンを使用する場合の動作のタイミングを示す図である。 本発明の一実施形態に係る複合機制御システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態を示すものであり、複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態を示すものであり、複合機に備わった操作部の平面図である。 本発明の一実施形態を示すものであり、制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態を示すものであり、複合機の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態を示すものであり、制御装置の制御指示テーブル記憶部に格納された制御指示テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態を示すものであり、OpenI/F層の機能を説明する図である。 複合機における、標準操作モードとOSモードとの切替機能に関する構成を示すブロック図である。 アドレス記憶部の一記憶例を示す図である。 本発明の一実施形態を示すものであり、制御装置の機能構成を示すブロック図である。 制御指示テーブルの一例を示す図である。 イベントテーブルの一例を示す図である。 ショートカットボタン記憶部における一記憶例を示す図である。 ユーザが複合機においてOSモードを選択したときの複合機制御システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるログイン処理のタイミングを示す図である。 英日翻訳印刷処理の項目ボタンが押下されたときの、複合機および制御装置の処理のタイミングを示す図である。 ショートカットボタンの登録画面の一例を示す図である。 図1のS15の処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機
2 制御装置
3 操作部
5 入力ボタン群(入力ボタン)
5a スタートボタン(入力ボタン)
5b 0ボタン(入力ボタン)
5c 1ボタン(入力ボタン)
5d クリアボタン(入力ボタン)
11 ユーザインターフェイス層(ボタン押下検知手段)
12 アプリケーション層(第1実行手段)
12h モード切替アプリ(モード設定手段)
17 Webサービス層(第2実行手段)
17c イベントマネージャ(ボタン押下情報通知手段)
18 OSAアプリ層(第2実行手段)
25 アプリケーション部(プログラム実行制御手段)
51 ボタンイベント検出部(ボタン押下検知手段)
52 モード切替部(モード設定手段)
55 ボタンイベント通知部(ボタン押下情報通知手段)
57 標準操作モードデバイス処理部(第1実行手段)
58 OSモードデバイス処理部(第2実行手段)
235 デバイス制御部(制御指示送信手段)
236 イベント処理部(読出手段、プログラム実行制御手段)
237 ショートカットボタン記憶部(記憶部)
238 ショートカットボタン登録部(ショートカット登録手段)

Claims (17)

  1. 画像読取機能および画像形成機能の少なくとも一方、ならびに通信機能を含む複数の要素機能を適宜組み合わせたデバイス処理を実行する複合機であって、
    入力ボタンと、
    上記入力ボタンが押下されたことを検知するボタン押下検知手段と、
    上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンに予め対応付けられたデバイス処理を実行する第1実行手段と、
    上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンを示すボタン押下情報を、外部の制御装置に通知するボタン押下情報通知手段と、
    上記ボタン押下情報通知手段が通知したボタン押下情報が示す入力ボタンに対応する制御指示を上記制御装置から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行する第2実行手段と、
    上記第1実行手段を動作させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段の動作を停止させる第1モードと、上記第1実行手段の動作を停止させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段を動作させる第2モードとのいずれかのモードに設定するモード設定手段とを備えることを特徴とする複合機。
  2. 上記ボタン押下情報通知手段は、ボタン押下情報に加えて、使用中のユーザを識別するユーザ識別情報を上記制御装置に出力し、
    上記第2実行手段は、上記ボタン押下情報通知手段が通知したボタン押下情報およびユーザ識別情報に対応する制御指示を上記制御装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の複合機。
  3. 請求項1または2に記載の複合機と通信ネットワークを介して接続され、該複合機のデバイス処理を制御する制御装置であって、
    上記複合機に備えられた入力ボタンを識別するボタン識別情報と、該複合機における少なくとも一つのデバイス処理を示すデバイス処理識別情報とを対応付けたショートカット情報を記憶する記憶部と、
    上記複合機に備えられた入力ボタンのうちの押下された入力ボタンを示すボタン押下情報を該複合機から取得し、該ボタン押下情報と同じ入力ボタンを示すボタン識別情報に対応するデバイス処理識別情報を上記記憶部から読み出す読出手段と、
    上記読出手段が読み出したデバイス処理識別情報によって示されるデバイス処理の実行を指示する制御指示を上記複合機に送信する制御指示送信手段とを備えることを特徴とする制御装置。
  4. 上記ショートカット情報には、さらに、上記ボタン識別情報に対応付けられた、少なくとも1つのプログラムを識別するプログラム識別情報が含まれており、
    上記読出手段が、デバイス処理識別情報とともに、複合機から取得したボタン押下情報と同じ入力ボタンを示すボタン識別情報に対応するプログラム識別情報も読み出し、
    上記読出手段によって読み出されたプログラム識別情報で示されるプログラムを、自装置または他の情報処理装置で実行させるプログラム実行制御手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 複合機を使用中のユーザを示すユーザ識別情報を取得するユーザ情報取得手段を備え、
    上記記憶部は、ユーザ識別情報ごとに、上記ショートカット情報を記憶しており、
    上記読出手段は、上記ユーザ情報取得手段が取得したユーザ識別情報に対応するショートカット情報から、上記デバイス処理識別情報を読み出すことを特徴とする請求項3または4に記載の制御装置。
  6. 上記ショートカット情報に含まれるデバイス処理識別情報が複数である場合、上記ショートカット情報には各デバイス処理の実行順序を示す実行順序情報が含まれ、各デバイス処理識別情報には次の実行順序のデバイス処理に適したデータ形式を示す出力データ形式情報が付加されており、
    上記制御指示送信手段は、出力データ形式情報が示すデータ形式でデータを出力する旨の指示を上記制御指示に含めることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  7. 最初に実行するデバイス処理に対応するデバイス処理識別情報には、当該デバイス処理に必要な入力データを識別する入力データ情報が付加されており、
    上記読出手段は、読み出したデバイス処理識別情報に入力データ情報が付加されている場合、該入力データ識別情報に対応する入力データを取得し、
    上記制御指示送信手段は、当該入力データを用いたデバイス処理を指示する制御指示を送信することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  8. 上記ショートカット情報には、各デバイス処理および各プログラムの実行順序を示す実行順序情報が含まれ、各デバイス処理識別情報および各プログラム識別情報には、次の実行順序のデバイス処理またはプログラムに適したデータ形式を示す出力データ形式情報が付加されており、
    上記制御指示送信手段は、出力データ形式情報が示すデータ形式で出力する旨の指示を上記制御指示に含め、
    上記プログラム実行制御手段は、出力データ形式情報が示すデータ形式で出力するようにプログラムを実行させることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  9. 実行順序1番目がデバイス処理であるとき、当該デバイス処理を示すデバイス処理識別情報には、実行に必要な入力データを識別する入力データ情報が付加されており、上記読出手段は、読み出したデバイス処理識別情報に入力データ情報が付加されている場合、該入力データ識別情報に対応する入力データを取得し、上記制御指示送信手段は、当該入力データを用いたデバイス処理を指示する制御指示を送信し、
    実行順序1番目がプログラムである場合、当該プログラムを示すプログラム識別情報には、実行に必要な入力データを識別する入力データ情報が付加されており、上記読出手段は、読み出したプログラム識別情報に入力データ情報が付加されている場合、該入力データ識別情報に対応する入力データを取得し、上記プログラム実行制御手段は、当該入力データを用いてプログラムを実行させることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  10. 上記ショートカット情報を取得し、取得したショートカット情報を上記記憶部に登録するショートカット登録手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  11. デバイス処理およびプログラム処理の組合せごとの使用頻度を集計し、使用頻度が所定閾値より大きい場合に、当該使用頻度に対応するデバイス処理を示すデバイス処理識別情報および当該使用頻度に対応するプログラムを示すプログラム識別情報と上記入力ボタンの1つを示すボタン識別情報とを対応付けたショートカット情報を自動的に生成し、ショートカット情報を上記記憶部に登録するショートカット登録手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  12. 請求項1または2に記載の複合機と、請求項3〜11の何れか1項に記載の制御装置とを含む複合機制御システム。
  13. 請求項1または2に記載の複合機を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記複合機の各手段として機能させるための制御プログラム。
  14. 請求項3から11の何れか1項に記載の制御装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記制御装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
  15. 請求項13または14に記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 画像読取機能および画像形成機能の少なくとも一方、ならびに通信機能を含む複数の要素機能を適宜組み合わせたデバイス処理を実行する複合機の制御方法であって、
    複合機が入力ボタンを備えており、
    ボタン押下検知手段が、上記入力ボタンが押下されたことを検知するステップと、
    第1実行手段が、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンに予め対応付けられたデバイス処理を実行するステップと、
    ボタン押下情報通知手段が、上記ボタン押下検知手段が検知した入力ボタンを示すボタン押下情報を、外部の制御装置に通知するステップと、
    第2実行手段が、上記ボタン押下情報通知手段が通知したボタン押下情報が示す入力ボタンに対応する制御指示を上記制御装置から取得し、取得した制御指示に従ってデバイス処理を実行するステップと、
    モード設定手段が、上記第1実行手段を動作させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段の動作を停止させる第1モードと、上記第1実行手段の動作を停止させ、上記ボタン押下情報通知手段および第2実行手段を動作させる第2モードとのいずれかのモードに設定するステップとを備えることを特徴とする複合機の制御方法。
  17. 請求項1または2に記載の複合機と通信ネットワークを介して接続され、該複合機のデバイス処理を制御する制御装置の制御方法であって、
    上記制御装置は、上記複合機に備えられた入力ボタンを識別するボタン識別情報と、該複合機における少なくとも一つのデバイス処理を示すデバイス処理識別情報とを対応付けたショートカット情報を記憶しており、
    読出手段が、上記複合機に備えられた入力ボタンのうちの押下された入力ボタンを示すボタン押下情報を該複合機から取得し、該ボタン押下情報と同じ入力ボタンを示す入力ボタン識別情報に対応するデバイス処理識別情報を上記記憶部から読み出すステップと、
    制御指示送信手段が、上記読出手段が読み出したデバイス処理識別情報によって示されるデバイス処理の実行を指示する制御指示を上記複合機に送信するステップとを備えることを特徴とする制御装置の制御方法。
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