JP2019193158A - 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】簡易ＵＩしかないような画像処理装置であっても、ユーザにとって必要な情報を提供可能とすることを目的とする。【解決手段】操作部を有する画像処理装置であって、エラーが発生した場合、無線通信のため、モバイル端末を画像処理装置に近づけさせるべく操作部のモバイルボタンの表示を制御する表示制御手段を有する。【選択図】図３

Description

本発明は、画像処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。

従来の画像処理装置は様々な機能をユーザに提供している。例えば、基本機能としてのコピー機能やＦＡＸを送信する機能等である。さらなる機能として、特許文献１では、単一のジョブ内で集約コピー機能に異なる設定を適用することが可能な機能をユーザに提供することが開示されている。
このような機能を操作する操作部は、従来、ＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）と設定ボタンとから構成されている。ＬＣＤに表示されるメニュー画面に従いその都度ユーザによって各種の設定がなされることで画像処理装置を操作していた。

特開２００３−１０１６９５号公報

一方で豊富な情報を表示可能なＬＣＤは表示インターフェースとして一般的に使用されているものの、ＬＣＤ自体が高価なためコストがかかる。そこでＬＣＤを省く、又はステータスライン程度を表示するＬＣＤを搭載する画像処理装置（以下、ＭＦＰという）がある。
このような構成をとるＭＦＰでは、ユーザに通知する情報量が少ないために、例えばエラー発生時に、何のエラーなのか、そのリカバリ方法はどうするのか等、ユーザにとって必要な情報が分からない場合がある。

本発明は、操作部を有する画像処理装置であって、エラーが発生した場合、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置に近づけさせるべく前記操作部のモバイルボタンの表示を制御する表示制御手段を有する。

本発明によれば、簡易ＵＩしかないような画像処理装置であっても、ユーザにとって必要な情報を提供可能とすることができる。

画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 ＭＦＰのハードウェア構成の一例を示す図である。 操作部のパネル構成の一例を示す図（その１）である。 モバイル端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態１の基本的な情報処理の一例を示すフローチャートである。 管理者設定画面の一例を示す図（その１）である。 コピー処理の一例を示すフローチャートである。 中止処理の一例を示すフローチャートである。 スキャン処理の一例を示すフローチャートである。 スキャン後処理の一例を示すフローチャートである。 モバイル操作による処理の一例を示すフローチャートである。 モバイル端末の情報処理の一例を示すフローチャートである。 モバイル端末の表示画面例を示す図である。 中止処理を行う際の画面の一例を示す図である。 実施形態２の基本的な情報処理の一例を示すフローチャートである。 管理者設定画面の一例を示す図（その２）である。 操作部のパネル構成の一例を示す図（その２）である。 ボタン情報の一例を示す図である。 プリンタドライバの操作画面の一例を示す図である。 ＰＣの情報処理の一例を示すフローチャートである。 パスワード入力画面の一例を示す図である。 セキュアプリントを出力する情報処理の一例を示すフローチャートである。

以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。

＜実施形態１＞
図１は、画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。ＭＦＰ１０１は、ＬＡＮ１０４上の他の機器と通信する。ＰＣ１０２は、ＬＡＮ１０４を介してＭＦＰ１０１と通信する。ＰＣ１０２は物理的なケーブルによってＬＡＮ１０４に接続してもよいし、アクセスポイント１０３と無線通信することでアクセスポイント１０３を介してＬＡＮ１０４に接続してもよい。アクセスポイント１０３は、ＬＡＮ１０４とＰＣ１０２とを無線通信で相互に接続する。無線通信はＩＥＥＥ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ／ｎ／ａｃ等のいわゆるＷｉ―Ｆｉ（登録商標）やＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）であってもよい。ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）１０４は、ＭＦＰ１０１やＰＣ１０２、アクセスポイント１０３を相互に接続して通信を可能にする。物理層及びリンク層にＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）を利用するのが一般的である。モバイル端末１０５は、アクセスポイント１０３を介してＬＡＮ１０４に接続してＭＦＰ１０１と通信する。モバイル端末１０５にはＭＦＰ１０１と連携するアプリケーション・ソフトウェアがインストールされている。モバイル端末１０５は、アプリケーション・ソフトウェアに基づき、スキャン動作やコピー動作等の各種動作の設定を行う。そして、その設定に基づいてモバイル端末１０５は、ＭＦＰ１０１と連携した動作を行うことができる。

図２（ａ）はＭＦＰ１０１のハードウェア構成の一例を示す図である。ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）２０１は、ＭＦＰ１０１全体の制御を司る。ＤＲＡＭ（Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）２０２は、ＣＰＵ２０１で実行されるプログラムを格納すると共に一時的なデータのワークエリアとして機能する。操作部２０３は、シリアルＩ／Ｆ２１３を介してＣＰＵ２０１にユーザによる操作を通知する。ネットワークＩ／Ｆ２０４は、ＬＡＮ１０４と接続して外部機器と通信を行う。プリンタ部２０５は、画像データを紙面上に印字する。スキャナ部２０６は、紙面上の画像を光学的に読み取り電気信号に変換してスキャン画像を生成する。ＦＡＸ２０７は、公衆回線２１０と接続して外部機器とファクシミリ通信を行う。ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）２０８は、ＣＰＵ２０１で実行されるプログラムを格納すると共にプリントジョブやスキャンジョブ等のスプール領域としても利用される。信号バス２０９は、各モジュールを相互に接続して通信を行う。公衆回線２１０は、ＦＡＸ２０７と外部機器を相互接続する。画像処理部２１１は、ネットワークＩ／Ｆ２０４で受信したプリントジョブをプリンタ部２０５で印刷するのに適した画像への変換処理、スキャナ部２０６で読み取ったスキャン画像のノイズ除去や色空間変換、回転、圧縮等の処理を実行する。ＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２は、ＣＰＵ２０１で実行されるプログラムを格納すると共にＭＦＰ１０１のデフォルト設定値、ユーザごとのデフォルト設定値、一時的なカスタム設定値（以下、デフォルト設定値という）等を記憶する。ＦＬＡＳＨ ＲＯＭは、ＦＬＡＳＨ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙの略である。シリアルＩ／Ｆ２１３は、操作部２０３と信号バス２０９とを相互接続する。
ＣＰＵ２０１がＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に格納されたプログラムに基づき処理を実行することによりＭＦＰ１０１の機能及び後述する図５、図７−９、図１５−１７、図２２のフローチャートの処理が実現される。
ＰＣ１０２もハードウェア構成として、ＣＰＵとメモリとを有する。ＰＣ１０２のＣＰＵがＰＣ１０２のメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによりＰＣ１０２の機能及び後述する図２２のフローチャートの処理が実現される。

図２（ｂ）は、豊富な情報を表示可能なＬＣＤを省いた操作部のハードウェア構成の一例を示す図である。コピーボタン３０１は、ユーザによって選択されるとボタン検知部３１０によって検知される。スキャンボタン３０２は、ユーザによって選択されるとボタン検知部３１０によって検知される。プリントボタン３０３は、ユーザによって選択されるとボタン検知部３１０によって検知される。モバイルボタン３０４は、ユーザによって選択されるとボタン検知部３１０によって検知される。中止ボタン３０５は、ユーザによって選択されるとボタン検知部３１０によって検知される。終了／ログアウトボタン３０６は、ユーザによって選択されるとボタン検知部３１０によって検知される。ボタン検知部３１０は、各ボタンのオン、オフの状態を検知して操作部Ｉ／Ｆ３４０、シリアルＩ／Ｆ２１３を介してＣＰＵ２０１に通知する。コピーＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）３３１は、ＣＰＵ２０１がＬＥＤ制御部３２０を介して点灯制御される。スキャンＬＥＤ３３２は、ＣＰＵ２０１がＬＥＤ制御部３２０を介して点灯制御される。プリントＬＥＤ３３３は、ＣＰＵ２０１がＬＥＤ制御部３２０を介して点灯制御される。モバイルＬＥＤ３３４は、ＣＰＵ２０１がＬＥＤ制御部３２０を介して点灯制御される。ステータスＬＥＤ３３５は、ＣＰＵ２０１がＬＥＤ制御部３２０を介して点灯制御される。終了／ログアウトボタン３０６は、ＣＰＵ２０１がＬＥＤ制御部３２０を介して点灯制御される。操作部Ｉ／Ｆ３４０は、ＣＰＵ２０１からシリアルＩ／Ｆ２１３を介して制御命令を受信して操作部の各制御部に信号を転送する。

カードＩ／Ｆ３５０は、アンテナ３５１に非接触カードがかざされたことを検知するとＣＰＵ２０１へ割り込みによって通知すると共に、非接触カードの情報を読み取りＤＲＡＭ２０２に書き込む。アンテナ３５１は、非接触カードと電磁的に結合して無線による通信を行う。非接触カードにはＮＦＣ（Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｒａｄｉｏ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）等がある。本実施形態では、非接触カードの情報を読むことができるリーダー・ライターモードで使用される。非接触カードに含まれる情報としては、カード製造時に記録され、書き換えができない固有ＩＤ番号がある。カードＩ／Ｆ３５０がこのカードの固有ＩＤ番号をＣＰＵ２０１に通知してＨＤＤ２０８に格納されたデータベースから予め固有ＩＤ番号に紐づけられている所有するユーザの識別番号、メールアドレス、各操作のお気に入り設定等を参照してもよいものとする。データベースはＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２やネットワークＩ／Ｆ２０４を介してＬＡＮ１０４上に設置されているサーバ上の記憶部に格納してもよいものとする。また、非接触カードの情報を読み書きができるリーダー／ライターモードで使用して、非接触カードに所有するユーザの識別番号、メールアドレス、各操作のお気に入り設定等を持たせてもよいものとする。ＮＦＣタグ３６０は、ＣＰＵ２０１からＮＦＣタグの記憶部に各種データが書き込まれる。これをモバイル端末１０５に備えるＮＦＣリーダーによって読み取られる。各種データとは、ＷＩＦＩハンドオーバーを行うために必要なネットワーク情報であり、例えば、ＭＦＰ１０１のＩＰアドレスや、ＷＩＦＩ Ｄｉｒｅｃｔに必要なＳＳＩＤ等である。音声制御部３７０は、ＣＰＵ２０１から操作部Ｉ／Ｆ３４０を介して信号を受信しスピーカー３７１を制御することによりボタン制御方法を音声ガイダンス、エラー発生したことを警告音として出力しユーザに伝えることができる。スピーカー３７１は、制御信号に応じて音を出力する。内部信号バス３８０は操作部２０３の内部信号を伝えるバスである。

図３は、操作部のパネル構成の一例を示す図である。ＮＦＣ通信領域４０１は非接触カードやモバイル端末との通信領域を示し、背後にアンテナ３５１、ＮＦＣタグ３６０が配置されている。ユーザによってこの近傍に非接触カードがかざされると、アンテナ３５１を介して非接触カードとカードＩ／Ｆ３５０とが通信を行い、非接触カードの情報の読み書きが可能となる。またユーザによってこの近傍にモバイル端末がかざされると、モバイル端末はＮＦＣタグ３６０に書き込まれたネットワーク情報を読み取ることが可能となる。ボタン３０１〜３０３はユーザによって各種ジョブ（コピー、スキャン、プリント）の実行指示を行うためのボタンである。ボタン３０４はユーザによってネットワーク情報の通知指示を行うためのボタンである。通知方法は、ディスプレイにネットワーク情報を表示してもよいし、印刷によってネットワーク情報を通知してもよい。ボタン３０５はユーザによってＭＦＰに投入されたジョブを中止の指示を行うためのボタンである。ログアウトボタン３０６はユーザによってＭＦＰからのログアウトの指示を行うためのボタンである。ＬＥＤ３３１〜３３３は各種ジョブ（コピー、スキャン、プリント）が実行可能な状態であるかを表すＬＥＤである。実行可能な状態のとき、ＬＥＤは点灯する。モバイルＬＥＤ３３４はＭＦＰにモバイル端末の接続を促すためのＬＥＤである。ステータスＬＥＤ３３５はＭＦＰ全体のステータスを通知するＬＥＤであって、ＬＥＤで点灯する色によってステータスを通知する。例えば緑色が点灯されている場合は、正常状態、赤色が点灯されている場合は異常状態であることをユーザに通知する。ＮＦＣ通信領域４０１は、無線通信領域の一例である。

次に、図４は、モバイル端末１０５のハードウェア構成の一例を示す図である。
ＣＰＵ５０１は、モバイル端末１０５の各部を制御する。メモリ５０２は、ＣＰＵ５０１によって使用される一時記憶領域である。ストレージ５０３は、プログラムやデータを保持する不揮発のメモリである。ＮＦＣコントローラ５０４は、ＣＰＵ５０１の制御によってＮＦＣアンテナ５０９を介して他のＮＦＣ装置と通信が可能である。Ｗｉｆｉコントローラ５０５は、ＣＰＵ５０１の制御によってＷｉｆｉアンテナ１５０を介して他のＷｉｆｉ装置と通信が可能である。ＬＣＤ５０６は、ＣＰＵ５０１が生成した画面データを受信し、ユーザに対して表示する。タッチパネル５０７は、ＬＣＤ５０６の表面に透明に配置される。ユーザがＬＣＤ画面に表示されたボタン等の画像の部分をタッチすることで、タッチした座標がＣＰＵ５０１に送信される。ボタン５０８は、電源のｏｆｆ／Ｏｎを指示する電源ボタンや、ホーム画面に戻るためのホームボタン等である。
ＣＰＵ５０１がストレージ５０３に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによりモバイル端末１０５の機能及び後述する図１２のフローチャートの処理が実現される。

実施形態１の基本的な情報処理について図５を用いて説明する。
Ｓ６０１において、ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１が起動されるとモバイル接続がされているか否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、モバイル接続されていない場合はＳ６０２へ遷移し、モバイル接続がされている場合はＳ６１８へ遷移する。
Ｓ６０２において、ＣＰＵ２０１は、非接触カードとの通信が可能な状態となり待ち状態となる。ここで、非接触カードとの通信が可能な状態にある間、ＣＰＵ２０１は、ＮＦＣ通信領域４０１を点滅させることでユーザに非接触カードが読み取り可能であることを知らせることもできる。ＮＦＣ通信領域４０１近傍にユーザによってカードがかざされると、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０２へ遷移する。一定時間カード検知されないと、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０１へ遷移する。
Ｓ６０３において、ＣＰＵ２０１は、非接触カードから固有ＩＤを読み取る。ＣＰＵ２０１は、ＨＤＤ２０８のデータベースに固有ＩＤ対応したユーザが登録されているかを識別してユーザ認証を行い、Ｓ６０４へ遷移する。
Ｓ６０４において、ＣＰＵ２０１は、ユーザ認証が成功するとＭＦＰ１０１が利用できるログイン状態となりＳ６０５へ遷移する。ＣＰＵ２０１は、認証が失敗した場合はＳ６０１へ戻る。認証が成功・失敗した場合はＣＰＵ２０１がＮＦＣ通信領域４０１をＬＥＤ等により緑色や赤色に点灯させることでユーザ通知をしてもよい。
Ｓ６０５において、ＣＰＵ２０１は、ユーザ認証したユーザのジョブ及び設定情報を取得する。ここで設定情報として表デフォルト設定値にデフォルト設定値の例を示す。管理者及び編集権限を持つユーザがデフォルト設定値を設定可能である。表デフォルト設定値では、コピー、スキャン、ＦＡＸの各ジョブに対する設定値が決められており、このデフォルト設定値でジョブが実行される。また、デフォルト設定値とは別に表ユーザ設定値としてすべてのユーザごとにユーザ設定値を設定可能としてもよい。

図６にＰＣ１０２でのデフォルト値及び管理者設定画面の例を示す。管理者設定画面はインターネットエクスプローラー等のブラウザ形式で設定することが可能である。デフォルト設定表示画面６０１は、ブラウザ上で管理者認証を行い、デフォルト設定を行うことが可能な画面である。その際に表示される設定値は、表デフォルト設定値である。タブ６０２〜６０４は各ジョブの設定画面をタブ選択することで切り替え可能である。図６ではＣＯＰＹ設定画面が表示されている。項目６０５〜６１１はＣＯＰＹジョブの設定可能な項目が表示されている。例えば項目６０５はカラーか白黒の設定項目を示している。設定値６１４〜６２０は、設定可能な項目の設定値を示している。例えば設定値６１４は、カラーか白黒の設定値で、カラーが選択されていることを示している。キャンセルボタン６２２が選択すると変更がキャンセルされる。
ＯＫボタン６２３が選択されると変更した設定が全ユーザ共通のデフォルト設定となる。デフォルト設定表示画面６０１で変更された設定はＬＡＮ１０４経由でＭＦＰ１０１のＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に保存される。
表１の表デフォルト設定値は、デフォルト設定表示画面６０１で変更された設定の例を示している。
表２の表ユーザ設定値も同様に、図６に示すような画面で変更され、変更された設定はＬＡＮ１０４経由でＭＦＰ１０１のＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に保存される。

ＣＰＵ２０１は、取得した情報によりジョブが実行可能であれば対応するジョブのＬＥＤを点滅又は点灯する。ＭＦＰのステータスが正常状態であれば、ＣＰＵ２０１は、コピー、スキャンは実行可能状態であるため、コピーＬＥＤ３３１、スキャンＬＥＤ３３２を点灯させる。またユーザが予め留め置きプリントを投入していれば、ＣＰＵ２０１は、プリントジョブを実行可能であるためプリントＬＥＤ３３３を点灯させる。ここで留め置きプリントとは、予めユーザがＰＣ１０２等からＭＦＰ１０１にネットワークＩ／Ｆ２０４経由でプリントジョブを送信しておき、ユーザは上記の方法でログインして始めて印刷物を得ることができるものであり、他人の目に触れる可能性が低い。留め置きプリントではないプリントジョブはボタン選択を待たずに印刷される。ユーザ毎にジョブ使用が制限されていたり、プリントジョブが投入されていなかったりする場合等、実行不可能な状態のときはジョブに対応するコピーＬＥＤ３３１、スキャンＬＥＤ３３２、プリントＬＥＤ３３３は非点灯のままである。

Ｓ６０６において、ＣＰＵ２０１は、コピーＬＥＤ３３１が点灯状態時にコピーボタン３０１がユーザによって選択されたことを検知するとＳ６０７へ遷移し、検知されないとＳ６０８へ遷移する。
Ｓ６０７において、ＣＰＵ２０１は、コピー処理を実行する。コピー処理の詳細は後述する。処理が完了すると、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０５へ遷移する。
Ｓ６０８において、ＣＰＵ２０１は、スキャンＬＥＤ３３２が点灯状態時にスキャンボタン３０２がユーザによって選択されたことを検知するとＳ６０９へ遷移し、検知されないとＳ６１０へ遷移する。
Ｓ６０９において、ＣＰＵ２０１は、スキャン処理を実行する。スキャン処理の詳細は後述する。処理が完了すると、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０５へ遷移する。
Ｓ６１０において、ＣＰＵ２０１は、プリントＬＥＤ３３３が点灯状態時にプリントボタン３０３がユーザによって選択されたことを検知するとＳ６１１へ遷移し、検知されないとＳ６０５へ遷移する。
Ｓ６１１において、ＣＰＵ２０１は、プリント処理を実行する。プリント処理はいわゆる留め置きプリントである。処理が完了すると、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０５へ遷移する。

Ｓ６１２において、ＣＰＵ２０１は、モバイルＬＥＤ３３４が点灯状態時にモバイルボタン３０４がユーザによって選択されたことを検知するとＳ６１３へ遷移し、検知されないとＳ６１４へ遷移する。
Ｓ６１３において、ＣＰＵ２０１は、ユーザにネットワーク情報を通知する。通知方法は上述した通りである。処理が完了すると、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０５へ遷移する。
Ｓ６１４において、ＣＰＵ２０１は、中止ボタン３０５がユーザによって選択されたことを検知するとＳ６１５へ遷移し、検知されないとＳ６１６へ遷移する。
Ｓ６１５において、ＣＰＵ２０１は、中止処理を実行する。ＣＰＵ２０１は、現在実行中の処理の中止が完了するとＳ６０５へ遷移する。
Ｓ６１６において、ＣＰＵ２０１は、終了／ログアウトボタン３０６がユーザによって選択されたことを検知するとＳ６１７へ遷移し、検知されないとＳ６０５へ遷移する。
Ｓ６１７において、ＣＰＵ２０１は、ユーザ認証状態からログアウトし、Ｓ６０１へ遷移する。
Ｓ６１８において、ＣＰＵ２０１は、モバイル操作での処理を実施する。処理完了後、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０１へ遷移する。Ｓ６１８の詳細は後述する。
フローチャートの処理においてコピーＬＥＤ３３１、スキャンＬＥＤ３３２、プリントＬＥＤ３３３及びモバイルＬＥＤ３３４が非点灯時にボタンが選択されても、ＣＰＵ２０１は、何も実行しない。

図５における各ジョブ処理の詳細について以下に説明をする。
（コピー処理の詳細説明）
Ｓ６０７におけるコピー処理を図７に沿って説明する。
Ｓ７０１において、ＣＰＵ２０１は、スキャナ部２０６の紙検知センサーの信号から圧板又はＡＤＦに原稿が置かれていることを検知したか否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、原稿が置かれていることを検知するとＳ７０２へ遷移し、検知できない場合はＳ７１２へ遷移する。
Ｓ７０２において、ＣＰＵ２０１は、原稿が圧板にあることを検知したか否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、原稿が圧板に無くＡＤＦにある場合はＳ７０３へ遷移し、圧板にある場合はＳ７０７へ遷移する。
Ｓ７０３において、ＣＰＵ２０１は、スキャナ部２０６のＡＤＦから原稿を読み取らせ、画像データをＤＲＡＭ２０２に記憶する。ここでは、ＣＰＵ２０１は、コピーボタンを選択された際のＳ６０５で取得したコピー設定情報に応じて原稿を読み取る必要があるかを判定する。例えば両面読み込み設定になっている場合は、ＣＰＵ２０１は、両面読み取りに必要な紙搬送経路を選択し両面をスキャン処理する。その他に読み取り解像度やカラー・モノクロ原稿読み取り設定になっている場合は、ＣＰＵ２０１は、設定に応じた処理を行う。
Ｓ７０４において、ＣＰＵ２０１は、コピー処理中にエラーが発生したか否かを判定する。例えば、ＣＰＵ２０１は、ＡＤＦからスキャン中に原稿が詰まったり、プリント中に紙が詰まったりした場合にＭＦＰ内部センサーからのエラー割り込みを受信することで検知を行う。ＣＰＵ２０１は、エラー発生が無ければＳ７０５へ遷移し、エラーが発生したならばＳ７１３へ遷移する。
Ｓ７０５において、ＣＰＵ２０１は、ＡＤＦ原稿読み込みがすべて完了したか否かを検知する。ＣＰＵ２０１は、原稿がすべて読み込み完了されていればＳ７０６へ遷移し、原稿が残っていればＳ７０３へ遷移する。

Ｓ７０６において、ＣＰＵ２０１は、Ｓ７０３、Ｓ７０８で読み取った画像データを画像処理部２１１によって予めＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に記憶されている設定値に基づいて画像データに変換し、プリンタ部２０５で紙面に印字しＳ７１１へ遷移する。本フローチャートの処理では原稿読み込み処理後に印字がなされているが、複数ページの読み込み途中で画像処理を行って紙面出力可能になった時点で紙面に印字してもよい。
Ｓ７０７において、ＣＰＵ２０１は、スキャナ部２０６の紙サイズセンサーからの信号を基に圧板上の原稿サイズが特定可能か否かを検知する。ＣＰＵ２０１は、原稿サイズが特定できればＳ７０８へ遷移し、できなければＳ７１３へ遷移する。
Ｓ７０８において、ＣＰＵ２０１は、スキャナ部２０６の圧板から原稿を読み取らせ、画像データをＤＲＡＭ２０２に記憶する。
Ｓ７０９において、ＣＰＵ２０１は、コピー処理中にエラーが発生したか否かを判定する。例えば、ＣＰＵ２０１は、プリント中に紙が詰まったり用紙が無くなったりした場合にＭＦＰ内部センサーからのエラー割り込みを受信することでエラーの発生の検知を行う。ＣＰＵ２０１は、エラー発生が無ければＳ７１０へ遷移し、エラーが発生したならばＳ７１３へ遷移する。
Ｓ７１０において、ＣＰＵ２０１は、連続原稿読み込みが完了したか否かを判定する。ここでは、ＣＰＵ２０１は、コピーボタンを選択された際のＳ６０５で取得したコピー設定情報と原稿読み取りページ数のカウント値とから次の原稿を読み取る必要があるかを判定する。例えば、ＣＰＵ２０１は、コピー設定において両面原稿読み取り、かつ、両面印刷設定になっていた場合、表面である１ページ目を読み取り後はページカウンタ値１であり、裏面である２ページ目を読み取る必要があると判定し、Ｓ７１２に遷移する。一方、ＣＰＵ２０１は、２ページ目を読み取り後はページカウンタ値２であり読み取り完了であると判定し、Ｓ７０６へ遷移する。ＣＰＵ２０１は、同様に片面原稿読み取りで片面２ページ出力の場合も同様にページカウンタ値１の場合はＳ７１２、ページカウンタ値２の場合はＳ７０６へ遷移する。
Ｓ７１１において、ＣＰＵ２０１は、コピーＬＥＤ３３１を消灯させコピー処理が完了する。

Ｓ７１２において、ＣＰＵ２０１は、ユーザに次の原稿をセット又は読み込み完了の命令を促すためにコピーＬＥＤ３３１と終了／ログアウトボタン３０６を点滅させてＳ７１３へ遷移する。ＣＰＵ２０１は、点滅の意味をユーザに伝えるために音声ガイダンスを出力してもよい。例えば、ＣＰＵ２０１は、音声制御部３７０に対してスピーカー３７１から「読み取り完了の場合は終了／ログアウトを押してください。次の原稿を読み取る場合はコピーボタンを押してください。」という音声を出力させるように制御を行う。
Ｓ７１３において、ＣＰＵ２０１は、終了／ログアウトボタン３０６が点滅状態時にコピーボタン３０１がユーザによって選択されたことを検知するとＳ７０６へ遷移し、検知されないとＳ７１４へ遷移する。
Ｓ７１４において、ＣＰＵ２０１は、コピーＬＥＤ３３１が点灯状態時にコピーボタン３０１がユーザによって選択されたことを検知するとＳ７０１へ遷移し、検知されないとＳ７１３へ遷移する。
Ｓ７１５において、ＣＰＵ２０１は、ユーザにエラー通知するためにステータスＬＥＤ３３５を赤色に点灯させてＳ７１６へ遷移する。ＣＰＵ２０１は、点滅の意味をユーザに伝えるために警告音又は音声ガイダンスを出力してもよい。例えば、ＣＰＵ２０１は、音声制御部３７０に対してスピーカー３７１から「エラーが発生しました。」という音声を出力させるように制御を行う。
Ｓ７１６において、ＣＰＵ２０１は、ユーザにモバイル接続を促す通知するためにモバイルＬＥＤ３３４を点滅させる。ＣＰＵ２０１は、点滅の意味をユーザに伝えるために音声ガイダンスを出力してもよい。例えば、ＣＰＵ２０１は、音声制御部３７０に対してスピーカー３７１から「モバイル機器を接続してエラー内容を御確認ください。モバイル接続情報を出力したい場合はモバイルボタンを押してください。」という音声を出力させるように制御を行う。モバイルと連携する処理の詳細は後述する。Ｓ７１６の処理は、エラーが発生した場合、無線通信のため、モバイル端末１０５をＭＦＰ１０１に近づけさせるべく操作部２０３のモバイルボタン３０４の表示を制御する表示制御処理の一例である。

（ジョブ中止処理の詳細説明）
Ｓ６１５における中止処理を図８に沿って説明する。
Ｓ８０１において、ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のジョブリストを取得する。
Ｓ８０２において、ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のジョブにコピーのジョブ種のものが存在するかを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のジョブにコピーのジョブ種がある場合、Ｓ８０３へ遷移し、そうではない場合、Ｓ８０４へ遷移する。
Ｓ８０３において、ＣＰＵ２０１は、コピーＬＥＤ３３１を点滅するように制御する。
Ｓ８０４において、ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のジョブにスキャンのジョブ種のものが存在するかを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のジョブにスキャンのジョブ種がある場合、Ｓ８０５へ遷移し、そうではない場合、Ｓ８０６へ遷移する。
Ｓ８０５において、ＣＰＵ２０１は、スキャンＬＥＤ３３２を点滅するように制御する。

Ｓ８０６において、ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のジョブにプリントのジョブ種のものが存在するかを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のジョブにプリントのジョブ種がある場合、Ｓ８０７へ遷移し、そうではない場合、Ｓ８０８へ遷移する。
Ｓ８０７において、ＣＰＵ２０１は、プリントＬＥＤ３３３を点滅するように制御する。
Ｓ８０８において、ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のプリントジョブが複数存在するかを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１に投入中のプリントジョブが複数ある場合、Ｓ８０９へ遷移し、そうではない場合、Ｓ８１０へ遷移する。
Ｓ８０９において、ＣＰＵ２０１は、モバイルＬＥＤ３３４を点滅するように制御する。本処理の詳細は後述する。

Ｓ８１０において、ＣＰＵ２０１は、中止処理の方法に関する説明を、音声制御部３７０を介してスピーカー３７１からガイダンスを音声出力する。ここでガイダンスされる内容について説明する。コピーＬＥＤ３３１が点滅している場合、コピージョブがＭＦＰ１０１に投入された状態であることを意味し、コピーボタン３０１は選択可能となる。ＣＰＵ２０１は、コピージョブを中止したい場合には、コピーボタン３０１を選択するようにガイダンスする。同様に、スキャンＬＥＤ３３２が点滅している場合、スキャンジョブがＭＦＰ１０１に投入された状態であることを意味し、スキャンボタン３０２は選択可能となる。ＣＰＵ２０１は、スキャンジョブを中止したい場合には、スキャンボタン３０２を選択するようにガイダンスする。同様に、プリントＬＥＤ３３３が点滅している場合、プリントジョブがＭＦＰ１０１に投入された状態であることを意味し、プリントボタン３０３は選択可能となる。ＣＰＵ２０１は、プリントジョブを中止したい場合には、プリントボタン３０３を選択するようにガイダンスする。また、モバイルＬＥＤ３３４が点滅している場合、複数のプリントジョブが投入中であり、任意のジョブを選択したい場合には、ＬＣＤを備えるモバイル端末１０５を接続して、ジョブの選択を行う必要がある。ＣＰＵ２０１は、プリントジョブが複数あること、任意のプリントジョブのみを中止したい場合にはモバイル接続が必要であることをガイダンスする。本ガイダンスは、ＬＥＤ及びボタンの役割をユーザに通知するものであり、ユーザが初めて中止ボタンを選択したときのみ、ガイダンスするように構成してもよい。
Ｓ８１１において、ＣＰＵ２０１は、点滅状態のＬＥＤ（３３１，３３２，３３３）に対応するボタン（３０１，３０２，３０３）が選択されたかを判定する。コピーＬＥＤ３３１はコピーボタン３０１、スキャンＬＥＤ３３２はスキャンボタン３０２、プリントＬＥＤ３３３はプリントボタン３０３に対応している。ＣＰＵ２０１は、点滅状態のＬＥＤに対応するボタンが選択された場合、Ｓ８１２に遷移し、点滅状態のＬＥＤに対応するボタンが選択されていない場合、Ｓ８１８に遷移する。
Ｓ８１２において、ＣＰＵ２０１は、コピーＬＥＤ３３１が点滅状態であってコピーボタン３０１が選択されたかを判定する。ＣＰＵ２０１は、コピーボタン３０１が選択されたと判定した場合、Ｓ８１３へ遷移し、そうではない場合、Ｓ８１４へ遷移する。
Ｓ８１３において、ＣＰＵ２０１は、ジョブリストのすべてのコピージョブを中止する。

Ｓ８１４において、ＣＰＵ２０１は、スキャンＬＥＤ３３２が点滅状態であってスキャンボタン３０２が選択されたかを判定する。ＣＰＵ２０１は、スキャンボタン３０２が選択されたと判定した場合、Ｓ８１５へ遷移し、そうではない場合、Ｓ８１６へ遷移する。
Ｓ８１５において、ＣＰＵ２０１は、ジョブリストのすべてのスキャンジョブを中止する。
Ｓ８１６において、ＣＰＵ２０１は、ジョブリストのすべてのプリントジョブを中止する。
Ｓ８１７において、ＣＰＵ２０１は、点滅状態となっていたＬＥＤ（３３１，３３２，３３３）を消灯するように制御する。
Ｓ８１８において、ＣＰＵ２０１は、モバイル端末１０５と接続されたかを判定する。ＣＰＵ２０１は、モバイル端末１０５と接続したと判定した場合、Ｓ８１９へ遷移し、そうでない場合、Ｓ８１１へ遷移する。
Ｓ８１９において、ＣＰＵ２０１は、モバイル端末１０５から中止ジョブが指定されかを判定する。ＣＰＵ２０１は、モバイル端末１０５から中止ジョブが指定されたと判定した場合、Ｓ８２０へ遷移し、そうでない場合、Ｓ８１９の処理を繰り返す。ＣＰＵ２０１は、モバイル端末１０５と接続された際に、ジョブキューの情報をモバイル端末１０５側に通知する。モバイル端末１０５では通知されたジョブキューをモバイル端末１０５のＬＣＤ５０６に表示してユーザにより選択可能とする。ジョブが選択された場合、モバイル端末１０５は、ＭＦＰ１０１に中止ジョブを指定する。
Ｓ８２０において、ＣＰＵ２０１は、指定されたジョブを中止する。
以上、ＬＣＤを搭載しないＭＦＰにおいて、投入されているジョブ状況に応じて、ジョブ種を指定可能な中止操作を説明した。また、同一ジョブ種において、複数のジョブがある場合には、モバイルＬＥＤ３３４を点滅制御することで、ユーザにモバイル端末１０５をＭＦＰ１０１に接続することを促す制御も行った。以上によって、ＬＣＤを搭載しないＭＦＰにおいても簡単にジョブ中止を行うことが可能となる。

（スキャン処理の詳細説明）
Ｓ６０９におけるスキャン処理を図９に沿って説明する。
Ｓ１３０１において、ＣＰＵ２０１は、Ｓ７０３、又はＳ７０８で読み取った画像データに対してスキャン後処理を行いＳ７１１へ遷移する。スキャン後処理の詳細は、後述する。図９のフローチャートの処理では原稿読み込み処理後にスキャナ後処理がなされているが、複数ページの読み込み途中でスキャン後処理が可能になった時点で並列処理してもよいものとする。
Ｓ１３０２において、ＣＰＵ２０１は、スキャンＬＥＤ３３２を消灯させ、スキャン処理を完了する。
Ｓ１３０３において、ＣＰＵ２０１は、ユーザに次の原稿をセット又は読み込み完了の命令を促すためにスキャンＬＥＤ３３２と終了／ログアウトボタン３０６とを点滅させてＳ７１３へ遷移する。点滅の意味をユーザに伝えるために、ＣＰＵ２０１は、音声ガイダンスを出力してもよい。
Ｓ１３０４において、ＣＰＵ２０１は、スキャンＬＥＤ３３２が点灯状態時にスキャンボタン３０２がユーザによって選択されたか否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、スキャンＬＥＤ３３２が点灯状態時にスキャンボタン３０２がユーザによって選択されたことを検知するとＳ７０１へ遷移し、検知しないとＳ７１３へ遷移する。

続いて図１０のフォローチャートに沿ってスキャン後処理について説明をする。
Ｓ９０１において、ＣＰＵ２０１は、スキャンボタン３０２が選択された際のＳ６０５で取得したスキャン設定情報からスキャン後処理はＳＥＮＤ処理か否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＳＥＮＤ処理の場合、Ｓ９０２に遷移し、ＳＥＮＤ処理でない場合、Ｓ９０３に遷移する。
Ｓ９０２において、ＣＰＵ２０１は、ＳＥＮＤ処理を行う。本実施形態においては予めスキャン設定としてカラーで読み取った原稿データをＰＤＦ形式で自分に対してＥメール送信するものとして説明する。ＣＰＵ２０１は、Ｓ７０３又はＳ７０８で読み取った画像データを画像処理部２１１によって予めＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に記憶されている設定値に基づいてＳＥＮＤ用のＰＤＦデータに変換する。更に、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０５で取得したスキャン設定情報に基づいたＥメールアドレスを宛先としてＥメールデータを作成し、データをネットワークＩ／Ｆを介して送信する。
Ｓ９０３において、ＣＰＵ２０１は、スキャンボタン３０２が選択された際のＳ６０５で取得したスキャン設定情報からスキャン後処理はＢＯＸ処理か否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＢＯＸ処理の場合、Ｓ９０４に遷移し、ＢＯＸ処理でない場合、Ｓ９０５に遷移する。
Ｓ９０４において、ＣＰＵ２０１は、ＢＯＸ処理を行う。本実施形態においては予めスキャン設定としてカラーで読み取った原稿データをＪＰＥＧ形式でＨＤＤ２０８内のフォルダに格納するものとして説明する。ＣＰＵ２０１は、Ｓ７０３又はＳ７０８で読み取った画像データを画像処理部２１１によって予めＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に記憶されている設定値に基づいてＪＰＥＧデータに変換する。更に、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０５で取得したスキャン設定情報に基づいてＨＤＤ２０８内のフォルダにＪＰＥＧデータを格納する。
Ｓ９０５において、ＣＰＵ２０１は、スキャンボタン３０２が選択された際のＳ６０５で取得したスキャン設定情報からスキャン後処理はＦＡＸ処理か否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＦＡＸ処理の場合、Ｓ９０６に遷移し、ＦＡＸ処理でない場合、図１０に示すフローチャートの処理を終了する。
Ｓ９０６において、ＣＰＵ２０１は、ＦＡＸ処理を行う。本実施形態においては予めスキャン設定として読み取った原稿データをＦＡＸ送信するものとして説明する。ＣＰＵ２０１は、Ｓ７０３又はＳ７０８で読み取った画像データを画像処理部２１１によって予めＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に記憶されている設定値に基づいてＦＡＸデータに変換する。更に、ＣＰＵ２０１は、Ｓ６０５で取得したスキャン設定情報に基づいたＦＡＸ番号にＦＡＸ２０７を介して送信する。

（モバイル操作での処理の詳細説明）
Ｓ７１６とＳ８０９とに関するモバイル操作での処理について説明する。
まずは、図１１でＭＦＰ１０１の処理について説明する。
Ｓ９０１において、ＣＰＵ２０１は、ユーザにモバイル連携を促すために、モバイルＬＥＤ３３４を点滅させ、ＮＦＣ通信領域４０１を点滅させる。
Ｓ９０２において、ＣＰＵ２０１は、ユーザによってモバイルボタン３０４が選択されたかを判定する。ＣＰＵ２０１は、モバイルボタン３０４が選択された場合はＳ９０９へ遷移し、選択されない場合はＳ９０３へ遷移する。
Ｓ９０３において、ＣＰＵ２０１は、ユーザによってモバイル端末１０５がＮＦＣ通信領域４０１に接近させられ、モバイル端末１０５からＮＦＣ接続要求があるかどうかを判定する。ＣＰＵ２０１は、ＮＦＣ接続要求があった場合は、Ｓ９０４へ遷移し、ない場合はＳ９０２へ遷移する。
Ｓ９０４において、ＣＰＵ２０１は、ＮＦＣでの通信を確立させＮＦＣの固有ＩＤ番号を取得し、Ｓ９０５へ遷移する。
Ｓ９０５において、ＣＰＵ２０１は、モバイル端末１０５のＮＦＣ固有ＩＤ番号がＨＤＤ２０８に格納されている登録固有ＩＤ番号と一致するかどうかの認証確認を実施し、Ｓ９０６へ遷移する。
Ｓ９０６において、ＣＰＵ２０１は、認証がＯＫか否かを判定する。ＣＰＵ２０１は、Ｓ９０５で認証がＯＫの場合はＳ９０７へ遷移し、認証がＮＧの場合はＳ９０９へ遷移する。
Ｓ９０７において、ＣＰＵ２０１は、ＮＦＣタグ３６０からネットワーク情報を読み取ってＷｉ−Ｆｉハンドオーバーを実行する。
Ｓ９０８において、ＣＰＵ２０１は、モバイル端末１０５が予め登録されていない機器である場合にＭＦＰ１０１と接続するための処理を行う。ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１のＵＲＬ情報であるＱＲコード（登録商標）を生成し、Ｓ９０９へ遷移する。
Ｓ９０９において、ＣＰＵ２０１は、ＵＲＬ情報と紐づけられたＱＲコードを印刷する。

続いて、図１２でモバイル端末１０５の処理について説明する。
Ｓ１００１において、ＣＰＵ５０１は、ユーザがＮＦＣ通信領域４０１にモバイル端末１０５を接近させ、ＮＦＣ接続が開始されたかどうかを判定する。ＣＰＵ５０１は、ＮＦＣ接続が開始された場合、Ｓ１００２へ遷移し、ＮＦＣ接続が開始されない場合、Ｓ１００１の処理を繰り返す。
Ｓ１００２において、ＣＰＵ５０１は、モバイル端末１０５のＮＦＣ固有ＩＤ情報をＭＦＰ１０１へ送信し、Ｓ１００３へ遷移する。
Ｓ１００３において、ＣＰＵ５０１は、認証がＯＫか否かを判定する。ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１から認証がＯＫかどうかの通知を受信し、認証ＯＫな場合はＳ１００４へ遷移し、認証ＮＧな場合は認証ＮＧ画面を出して、図１２に示すフローチャートの処理を終了する。
Ｓ１００４において、ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１からＷｉ−Ｆｉハンドオーバーの要求があるかどうかを判定する。ＣＰＵ５０１は、要求があればＳ１００５へ遷移し、要求がなければＳ１００４の処理を繰り返す。
Ｓ１００５において、ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１から送信されるＵＲＬ情報を受信し、ＭＦＰ１０１の装置の現在実行中のジョブの情報やエラーの有無等のステータス情報を取得しモバイル端末１０５のＬＣＤ５０６に表示する。

（モバイル端末の表示画面例の詳細説明）
図１３（ａ）はモバイル端末１０５のＷｉｆｉハンドオーバーが確立後、ＭＦＰ１０１において何もジョブが実行されていない場合に、ユーザがＭＦＰ１０１を操作するときに起動するアプリのデフォルト画面例である。
エリア１１０１はモード選択エリアである。エリア１１０１では、コピーボタン１１０２、スキャンボタン１１０３、プリントボタン１１０４のうちの一つが有効になる。
エリア１１０５は宛先設定エリアである。スキャンジョブの場合、ユーザはエリア１１０５においてスキャンして得られた画像データの送信先（宛先）を指定する。選択肢はモバイル端末１０５とｅＭａｉｌとであり、ユーザは宛先指定ボタン１１０６をタップすることでどちらかを選択できる。宛先１１０７には選択された宛先が表示される。
エリア１１０８は読み込み設定エリアである。ユーザは、読み込み設定の変更ボタン１１０９をタップすることで、原稿サイズ、両面スキャンの有無、カラー／白黒選択、画質選択、プレビューの有無を指定することができる。設定された内容は設定内容表示欄１１００に表示される。
スキャン処理以外のコピー処理、プリント処理の詳細は上述同様であるので説明を省略する。

次にＳ７０７〜Ｓ７１６の圧板原稿サイズ特定ができなかった場合にモバイル端末１０５で処理を実行する方法について説明をする。
Ｓ７１６でモバイルＬＥＤ３３４が点滅されると、モバイル端末１０５からＭＦＰ１０１へ接続を行う。接続に関しては（モバイル操作での処理の詳細説明）で説明した処理のＷｉｆｉハンドオーバーが成功するところまでと同様であるため説明は割愛する。
ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１とモバイル端末１０５との接続が成功すると図１３（ｂ）のような画面をＬＣＤ５０６に表示する。１２０１〜１２０４については１１０１〜１１０４と同じであるが、ここではコピー処理中のためコピーボタン１２０２が選択された状態となっている。ユーザは、図１３（ｂ）の黒く囲まれたエリア１２０５の原稿サイズを設定する。例えば選択画面の１２０５の中でＡ３を選択すると、ＣＰＵ５０１は、画面を図１３（ｃ）の画面に遷移させる。ユーザは原稿サイズを確定させると読み込みスタートボタン１２０６を選択することが可能となる。読み込みスタートボタン１２０６が選択されるとモバイル端末１０５からＭＦＰ１０１へ原稿サイズＡ３が選択されたことが通知される。ＭＦＰ１０１のＣＰＵ２０１は、原稿サイズをＡ３に設定してコピー処理を開始する。１ページ目の原稿が読み込まれるとモバイル端末１０５の画面は図１３（ｄ）の画面に変わるものとする。ユーザはコピー処理をキャンセルしたい場合にキャンセルボタン１２０７を選択する。するとジョブ処理は中止される。ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１からキャンセル完了の通知を受信するとモバイル端末１０５の画面を図１３（ａ）のデフォルト画面に戻す。また、ユーザは読み込みを完了させて印刷処理を実行したい場合に読み込み完了ボタン１２０８を選択する。すると印刷処理が実行される。ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１からコピー処理完了の通知を受信するとモバイル端末１０５の画面を図１３（ａ）のデフォルト画面に戻す。また、ユーザは読み込みを開始したい場合に読み込みスタートボタン１２０９を選択する。すると原稿読み取り処理が実行される。ここでコピー処理の設定が両面読み込みで表面の読み取り処理だった場合、ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１から読み取り処理完了の通知を受信すると再度、モバイル端末１０５の画面を図１３（ｄ）の画面にする。複数ページを１ページに割り付けするモード時も複数ページの読み取りが完了するまでは同様の動作となる。例えば原稿４ページを１ページに割り付ける場合は、原稿を１〜３ページ分読んだときは図１３（ｄ）の画面になる。一方、ＭＦＰ１０１は、コピー処理の設定が片面の場合は読み取り処理と同時に印刷処理まで実行してコピー処理を完了させる。ＣＰＵ５０１は、ＭＦＰ１０１からコピー処理完了の通知を受信すると、モバイル端末１０５の画面を図１３（ａ）のデフォルト画面に戻す。

図１４は、モバイル端末１０５から中止処理を行う際のＬＣＤ５０６の画面の一例を示す図である。本実施形態では、ログインユーザが鈴木である場合の例であり、ログインユーザに限定したジョブ実行状況を示している。ユーザは、ジョブリストから任意のジョブを選択して中止する操作が可能である。但し、ログインユーザとは異なるユーザのジョブは表示が伏せており、選択することはできないように制御される。

以上の説明のように本実施形態の処理によれば、豊富な情報を表示可能なＬＣＤが無くても本体の簡易なＵＩのボタンの色を変える、又は点滅させることで原稿読み取り操作等の処理を継続することが可能となる。

＜実施形態２＞
デフォルト設定値とは別に表ユーザ設定値としてすべてのユーザごとにユーザ設定値を設定可能としてもよい。

実施形態２の基本的な情報処理について図１５を用いて説明する。図５のフローチャートと異なる部分を主に説明する。
Ｓ１１０１において、ＣＰＵ２０１は、ＦＬＡＳＨ ＲＯＭ２１２に格納されているユーザごとのユーザ設定が保存されているかを確認する。ＣＰＵ２０１は、ユーザ設定がされている場合は、Ｓ１１０２へ遷移し、ユーザ設定がされていない場合はＳ１１０４へ遷移する。
Ｓ１１０２において、ＣＰＵ２０１は、ユーザごとのユーザ設定をジョブの設定に反映しＳ１１０３へ遷移する。
Ｓ１１０３において、ＣＰＵ２０１は、Ｓ１１０２でユーザ設定したジョブＬＥＤについてＬＥＤ制御部３２０を制御することで点滅させる。例えば、ＣＰＵ２０１は、コピージョブの設定がユーザ設定に設定されていればコピーＬＥＤ３３１を点滅させる。これにより、ユーザはどのジョブがユーザ設定になっているかを判別することができる。
Ｓ１１０４において、ＣＰＵ２０１は、Ｓ１１０１でユーザ設定されていないと判定されているので管理者によるデフォルト設定をジョブ設定として反映する。

ユーザはＰＣ１０２等からＭＦＰ１０１にリモート接続することによって、図１６のような管理者設定画面を操作できる。ボタン１３０１は、中止ボタン選択時に全ジョブを中止するためのボタンである。ボタン１３０２は、中止ボタン選択時にログインユーザの全ジョブを中止するためのボタンである。ボタン１３０３は、中止ボタン選択時にジョブボタンでジョブ種を選択して中止するためのボタンである。また、ユーザは１３０４〜１３０６のＯＮ／ＯＦＦボタンを選択することによって、何れかのボタンのみをＯＮすることで選択することができる。この管理者設定画面を通して中止ボタンの動作を事前に設定することで使い分けることができ、ユーザ毎に所望の中止ボタンの動作を設定可能になり、利便性を向上することができる。

＜実施形態３＞
実施形態１では、操作部を簡易化したＭＦＰ１０１でプリントボタンを選択により留め置きしたプリントジョブを出力する処理を説明した。
ところで、プリントジョブには留め置きしたプリントジョブに予め出力用のパスワードを付与することで、プリントジョブ出力時のセキュリティをより高めたプリントジョブ出力方法が知られている（以下、セキュアプリント、という）。
従来のＭＦＰを用いたセキュアプリントの実行では、ユーザはプリントジョブ投入時にプリンタドライバでセキュアプリントを指定し、更に、例えばＰＣのキーボードから数字列を入力してパスワードとしてプリントジョブに指定してジョブ投入する。ユーザはＭＦＰの操作部で留め置かれたプリントジョブを指定し、操作部が備える１０キー（ハードキー、又は、操作部パネル上のソフトキー）を用いてパスワードを入力する。指定したジョブとパスワードとが一致すればプリントジョブが出力される。
しかし、ＬＣＤパネルや１０キー等のハードキーを備えないＭＦＰ１０１でセキュアプリントを実行する場合、１０キーがなく、セキュアプリントのパスワードに数字列が使えない。ここで、１０キーを使わずにＭＦＰが備えるボタンを用いて数字列ではないパスワードを使用する方法が考えられる。しかし、パスワードが数字でないためユーザはプリンタドライバ上でのパスワード入力が困難となる。また、１０キーに対して、ＭＦＰが備えるボタン数が少なくパスワードの組み合わせが減る分セキュリティが低下してしまう。
そこで本実施形態ではＭＦＰ１０１の操作部２０３が備えるボタンを用いてセキュアプリントを実行する処理を説明する。

まず、図１７を用いて、本実施形態で追加するＭＦＰ１０１が備える操作部２０３の他の構成を説明する。
操作部２０３は、ジョブ実行時に使用するコピー、スキャン、及び、プリントの各ボタン２００１〜２００３に加え、更に、ＦＡＸ実行用のボタン２００４、及び、対応する発光部２０１４を備える。ＦＡＸボタン選択により、上述した実施形態ではスキャンボタン選択により実行したＳ５０４、及び、Ｓ９０６で行う処理を、それに代わって実行するものとする。

次に、図１８を用いて、セキュアプリントでパスワード入力に用いるボタンを示すボタン情報を説明する。図１８に示すボタン情報はＰＣ１０２のプリンタドライバが対応する機種に応じて保持するものとする。
本実施形態におけるボタン情報２１０１は、３機種（２１１０〜２１１２）分のＭＦＰ機種情報２１０２と、それぞれが備えるボタンでセキュアプリントのパスワード入力に使用するボタン情報２１０３とを含む。ＭＦＰ１（２１１０）、及び、ＭＦＰ２（２１１１）のボタン情報は、ＣＯＰＹ、ＳＣＡＮ、及び、ＰＲＩＮＴである。また、ＭＦＰ３（２１１２）のボタン情報はＣＯＰＹ、ＳＣＡＮ、ＰＲＩＮＴ、及び、ＦＡＸである。これにより、ＭＦＰ１（２１１０）、及び、ＭＦＰ２（２１１１）では３ボタンで、また、ＭＦＰ３（２１１２）の場合は４つのボタンで、それぞれセキュアプリントのパスワードを構成することが分かる。

次に、図１９、図２０、及び、図２１を用いて、ＰＣ１０２でＭＦＰ１０１に対してセキュアプリントジョブを投入する際のプリンタドライバの処理を説明する。本実施形態で説明するプリンタドライバは、簡易操作部を備えたＭＦＰ１０１の複数機種に対応するものとする。
図１９に、ＰＣ１０２が備えるＭＦＰ１０１のプリンタドライバの操作画面例を示す。
画面２２０１は、ユーザがＰＣ１０２からアプリケーションで開いた文章をプリント指示した際にＰＣ１０２のディスプレイに表示される第一のプリントドライバ画面である。画面２２０１は、出力するプリンタ名２２０２を指示するプルダウンメニュー、他の設定を指示するボタン、入力ボックス、及び、更に詳細な設定画面を開く詳細設定ボタン２２０３を含む。本実施形態では、ＭＦＰ１０１を、プリンタ名、ＭＦＰ３、で指定するものとする。
画面２２１１は、画面２２０１よりも更に詳細なプリント設定を指示するための画面であり、画面２２０１の詳細設定ボタン２２０３を選択して開くものである。画面２２１１は、出力方法２２１２を指定するプルダウンメニューを含む。本実施形態では、ユーザは、プルダウンメニューからセキュアプリントを選択するものとする。
ユーザは、画面２２１１上で他の処理方法を指定後、ＯＫボタン２３１３を選択してプリント設定を確定し、画面２２０１へ戻り、ＯＫボタン２２０４を選択してプリンタドライバでの設定を確定する。

図２０に、プリンタドライバでセキュアプリントが指定された際の処理を示す。図２０のフローチャートの処理は、ユーザがプリンタドラバの画面２２０１のＯＫボタン２２０４を選択後、ＰＣ１０２が備えるＣＰＵが実行するものとする。
Ｓ１６０１において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、出力方法２２１２としてセキュアプリントが設定か否かを判定する。ＰＣ１０２のＣＰＵは、出力方法がセキュアプリントの場合は、Ｓ１６０２に遷移し、セキュアプリントでない場合は、Ｓ１６０８に遷移する。
Ｓ１６０２において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、ボタン情報２１０１と出力するプリンタ名２２０２とから出力するプリンタの操作ボタン情報を取得する。本実施形態では、ＰＣ１０２のＣＰＵは、出力するプリンタ名２２０２として「ＭＦＰ３」、ボタン情報２１２０として、「ＣＯＰＹ、ＳＣＡＮ、ＰＲＩＮＴ、及び、ＦＡＸ」を取得する。
Ｓ１６０３において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、Ｓ１６０２で取得した出力するプリンタのボタン情報に基づき、セキュアプリントに設定するパスワード入力画面をＰＣ１０２のディスプレイに表示する。
ここで、図２１に、Ｓ１６０３で表示するパスワード入力画面例を示す。画面２４０１は、プリント指示されたセキュアプリントジョブの各種設定を入力する画面であり、パスワードを表示するテキストボックス２４０２、及び、パスワード入力用ボタン２４０３を含む。パスワード入力用ボタン２４０３は、Ｓ１６０３で取得した出力するプリンタのボタン情報に基づき表示される。ユーザは、このボタンを選択してパスワードを入力する。入力したパスワードの長さに応じてテキストボックス２４０２に黒丸が表示される。本実施形態では、Ｓ１６０２で取得したボタン情報に応じて、ＣＯＰＹ、ＳＣＡＮ、ＰＲＩＮＴ、及び、ＦＡＸの各ボタンがパスワード入力用ボタン２４０３として画面２４０１に表示される。

フローチャートの説明に戻る。Ｓ１６０４において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、Ｓ１６０３で表示した画面２４０１の設定確定ボタン２４０４の選択を検出したか否かを判定する。本実施形態における、パスワードの長さ、は所定の固定長とし、パスワードの長さは予めＭＦＰ１０１と共有するものとする。ＰＣ１０２のＣＰＵは、設定確定ボタン２４０４の選択を検出した場合、Ｓ１６０５に遷移し、設定確定ボタン２４０４の選択を検出しない場合、Ｓ１６０４の処理を繰り返す。
Ｓ１６０５において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、テキストボックス２４０２の入力数が所定の固定長分あるか否かを判定する。ＰＣ１０２のＣＰＵは、テキストボックス２４０２の入力数が所定の固定長分あると判定した場合、Ｓ１６０６に遷移し、テキストボックス２４０２の入力数が所定の固定長分ないと判定した場合、Ｓ１６０７に遷移する。本実施形態では、パスワードの長さは４として、入力されたパスワードは、ＰＲＩＮＴ、ＳＣＡＮ、ＳＣＡＮ、ＦＡＸ、とする。
Ｓ１６０６において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、入力パスワード、及び、パスワードの長さ、を情報としてプリントジョブに設定する。そして、ＰＣ１０２のＣＰＵは、出力するプリンタ名２２０２に対して、プリントジョブを送信する。入力パスワードは、上述したように、ＰＲＩＮＴ、ＳＣＡＮ、ＳＣＡＮ、ＦＡＸ、である。
一方、Ｓ１６０７において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、パスワードの再入力を促す画面を表示する。ＰＣ１０２のＣＰＵは、テキストボックス２４０２をクリアした画面２４０１を表示後、Ｓ１６０４に遷移し、パスワードの再入力を待つ。
Ｓ１６０８において、ＰＣ１０２のＣＰＵは、出力方法２２１２に指定されたジョブに対応する処理を行う。

次に、図２２を用いて、簡易的な操作部を持つＭＦＰ１０１が受信したセキュアプリントを出力する処理を説明する。図２２に示す処理は、ＰＣ１０２が送信したセキュアプリントジョブをＭＦＰ１０１が受信し、かつ、ＭＦＰ１０１がユーザ認証を終えた状態で、実行される。
Ｓ１７０１において、ＣＰＵ２０１は、操作部２０３のプリントボタン２００３の選択の検出を判定する。ＣＰＵ２０１は、プリントボタン２００３の選択を検出した場合、Ｓ１７０２に遷移し、プリントボタン２００３の選択を検出しない場合、Ｓ１７０１の処理を繰り返す。
Ｓ１７０２において、ＣＰＵ２０１は、パスワード入力に使用するボタン情報に基づき、パスワード入力に使用するボタンを点灯する。ここで、ボタン情報は上述したボタン情報２１０１に示すＭＦＰ３（２１１２）のボタン情報２１２０と同様な情報であり、ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１０１のＨＤＤ２０８に予め備えたものを取得するものとする。本実施形態では、ＣＰＵ２０１は、ボタン情報により、ＣＯＰＹ、ＳＣＡＮ、ＰＲＩＮＴ、ＦＡＸ、の各ボタンをパスワード入力に使用することが分かり、各ボタンの発光部（２０１１〜２０１４）を点灯し、各ボタン入力の受け付け状態となる。
Ｓ１７０３において、ＣＰＵ２０１は、パスワード入力待ち状態となる。ＣＰＵ２０１は、Ｓ１７０２で取得したボタン情報に基づく各ボタンについて予め定めたパスワードの長さ分だけ入力されるまで待つ。本実施形態における、パスワードの長さは４であり、ＣＰＵ２０１は、各ボタンが４回押されたらパスワード入力完了と判定してＳ１７０４に遷移する。

Ｓ１７０４において、ＣＰＵ２０１は、入力されたパスワードに基づき、セキュアプリントジョブとして留め置かれたジョブに紐づくパスワードを走査する。本実施形態では、ログイン認証が有効であるため、ＣＰＵ２０１は、認証済ユーザに紐づく留め置いたセキュアプリントジョブを走査する。
Ｓ１７０５において、ＣＰＵ２０１は、入力されたパスワードと一致するパスワードを備えたセキュアプリントジョブの有無を判定する。ＣＰＵ２０１は、パスワードが一致したプリントジョブがあれば、Ｓ１７０６へ遷移し、パスワードが一致するプリントジョブがなければ、Ｓ１７０７へ遷移する。
Ｓ１７０６において、ＣＰＵ２０１は、留め置かれたセキュアプリントジョブをプリント出力して、図２２に示すフローチャートの処理を終了する。
Ｓ１７０７において、ＣＰＵ２０１は、プリント処理を行わずに、図２２に示すフローチャートの処理を終了する。

以上の説明により、ＬＣＤパネルや１０キー等のハードキーのない操作部２０３を備えるＭＦＰ１０１であっても、操作部２０３が備える各ボタンに基づきセキュアプリントジョブのパスワードをプリンタドライバで設定できる。そしてＭＦＰ１０１の操作部２０３が備えるボタン操作のみでセキュアプリントジョブのパスワードを入力し、ジョブ出力できる。

本実施形態の説明内容は上記に限定するものではない。
本実施形態において、セキュアプリントのパスワードは、ユーザが入力するものとしたが、プリンタドライバが自動生成してもよい。このとき、プリンタドライバは、設定された出力するプリンタ名２２０２に留め置かれたセキュアプリントが備えるパスワードと重複しないパスワードを自動生成する。ＭＦＰ１０１はログイン認証機能を備えるものとしたが、ログイン機能を備えない他の簡易操作部を備えるＭＦＰであっても操作部２０３のボタン操作のみでセキュアプリントは実行できる。このとき、Ｓ１６０３〜Ｓ１６０７で行うプリンタドライバでのパスワード入力処理の代わりに、プリンタドライバは、パスワードの自動生成処理を行う。これにより、ログイン認証がないＭＦＰ１０１でセキュアプリント出力時に、全ユーザの留め置かれたセキュアプリントジョブに対してパスワード判定処理をする際に、重複したパスワードを設定してしまい他ユーザのジョブを出力することを回避できる。

＜その他の実施形態＞
本発明は、上述の実施形態の１以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける１つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、１以上の機能を実現する回路（例えば、ＡＳＩＣ）によっても実現可能である。

以上、本発明の実施形態の一例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態の処理は、複数の機器からなるシステムについても適用することができる。
また、ＭＦＰ１０１のハードウェア構成として、ＣＰＵの替わりに、ＧＰＵ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）を用いてもよい。

以上、上述した各実施形態の処理によれば、簡易ＵＩしかないような画像処理装置であっても、ユーザにとって必要な情報を提供可能とすることができる。

１０１ ＭＦＰ
１０５ モバイル端末
２０１ ＣＰＵ

Claims (19)

1. 操作部を有する画像処理装置であって、
   エラーが発生した場合、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置に近づけさせるべく前記操作部のモバイルボタンの表示を制御する表示制御手段を有する画像処理装置。
2. 前記操作部は、無線通信領域を有し、
   エラーが発生した場合、前記表示制御手段は、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置の前記無線通信領域に近づけさせるべく、前記操作部のモバイルボタンと前記無線通信領域との表示を制御する請求項１記載の画像処理装置。
3. エラーが発生した場合、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置に近づけさせるべく前記操作部のモバイルボタンのＬＥＤを点滅させることで前記モバイルボタンの表示を制御する請求項１記載の画像処理装置。
4. 前記無線通信は、ＮＦＣ通信である請求項１乃至３何れか１項記載の画像処理装置。
5. 操作部を有する画像処理装置であって、
   一つの画像処理をするときに前記操作部の複数のボタンの操作を要する場合、前記複数のボタンのうちの一のボタンの操作が行われた際に、前記複数のボタンのうちの次に操作すべきボタンの表示を制御する表示制御手段を有する画像処理装置。
6. 一つの画像処理をするときに前記操作部の複数のボタンの操作を要する場合、前記複数のボタンのうちの一のボタンの操作が行われた際に、前記複数のボタンのうちの次に操作すべきボタンをガイダンスする音声の出力を制御する音声制御手段を更に有する請求項５記載の画像処理装置。
7. 前記一つの画像処理をするときにモバイル端末を用いて設定することを要する場合、前記表示制御手段は、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置に近づけさせるべく前記操作部のモバイルボタンの表示を制御する請求項５又は６記載の画像処理装置。
8. 前記操作部は、無線通信領域を有し、
   前記一つの画像処理をするときにモバイル端末を用いて設定することを要する場合、前記表示制御手段は、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置の前記無線通信領域に近づけさせるべく、前記操作部のモバイルボタンと前記無線通信領域との表示を制御する請求項７記載の画像処理装置。
9. 一つの画像処理をするときに前記操作部の複数のボタンの操作を要する場合、前記複数のボタンのうちの一のボタンの操作が行われた際に、前記表示制御手段は、前記複数のボタンのうちの次に操作すべきボタンのＬＥＤを点滅させることで前記次に操作するべきボタンの表示を制御する請求項５記載の画像処理装置。
10. 前記無線通信は、ＮＦＣ通信である請求項７又は８記載の画像処理装置。
11. 操作部を有する画像処理装置であって、
    前記操作部のジョブを中止する中止ボタンが選択された場合、前記操作部のログインユーザに関わるすべてのジョブのボタンの表示を制御する表示制御手段を有する画像処理装置。
12. 表示を制御された前記ボタンの一つが選択され、前記選択されたボタンに関わる前記ログインユーザのジョブが複数ある場合、前記表示制御手段は、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置に近づけさせるべく前記操作部のモバイルボタンの表示を制御する請求項１１記載の画像処理装置。
13. 前記操作部は、無線通信領域を有し、
    表示を制御された前記ボタンの一つが選択され、前記選択されたボタンに関わる前記ログインユーザのジョブが複数ある場合、前記表示制御手段は、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置の前記無線通信領域に近づけさせるべく、前記操作部のモバイルボタンと前記無線通信領域との表示を制御する請求項１２記載の画像処理装置。
14. 前記操作部のジョブを中止する中止ボタンが選択された場合、前記表示制御手段は、前記操作部のログインユーザに関わるすべてのジョブのボタンのＬＥＤを点滅させることで前記ログインユーザに関わるすべてのジョブのボタンの表示を制御する請求項１１記載の画像処理装置。
15. 前記無線通信は、ＮＦＣ通信である請求項１２又は１３記載の画像処理装置。
16. 操作部を有する画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
    エラーが発生した場合、無線通信のため、モバイル端末を前記画像処理装置に近づけさせるべく前記操作部のモバイルボタンの表示を制御する情報処理方法。
17. 操作部を有する画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
    一つの画像処理をするときに前記操作部の複数のボタンの操作を要する場合、前記複数のボタンのうちの一のボタンの操作が行われた際に、前記複数のボタンのうちの次に操作すべきボタンの表示を制御する情報処理方法。
18. 操作部を有する画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記操作部のジョブを中止する中止ボタンが選択された場合、前記操作部のログインユーザに関わるすべてのジョブのボタンの表示を制御する情報処理方法。
19. コンピュータを、請求項１乃至１５何れか１項記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。

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