JP2007321597A - 内燃機関のノッキング制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノッキングセンサに異常があっても燃焼効率の悪化を防止することができる内燃機関のノッキング制御装置を提供すること。
【解決手段】内燃機関100は、ノッキングを検出するノッキングセンサ21〜24の1つと気筒11〜18のうち2つとを対応させて構成されており、内燃機関100を制御するECU30のノッキングセンサ異常判定部35が、複数あるノッキングセンサ21〜24のうち何れかのノッキングセンサの異常を検出した場合、点火時期制御部37は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値に基づいて遅角させるように制御する構成を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のノッキングの発生に応じて点火時期や空燃比の制御等、必要とされる制御を行う内燃機関のノッキング制御装置に関する。
従来、内燃機関のノッキング制御装置は、ノッキングセンサによって内燃機関のノッキングが発生していると判定されるときには点火時期を遅角させ、逆に、ノッキングが発生していないと判定されるときには点火時期を徐々に進角させて点火時期を最適化する点火時期の制御が行われている。
従来の内燃機関のノッキング制御装置としては、内燃機関に発生するノッキングを検出するノッキングセンサから出力された信号に応じて、ノッキングの判定をすると共にノッキングセンサの故障を検出し、ノッキングセンサの故障を検出した場合には点火時期を所定量分遅角させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の内燃機関のノッキング制御装置としては、多気筒の内燃機関に複数のノッキングセンサを備えた場合において、複数の気筒それぞれから発生するノッキングを1つのノッキングセンサが検出するような構成を有しており、ノッキングセンサの出力電圧でノッキングセンサの故障を検出するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
例えば、図5に示すように、内燃機関100では、気筒11または13それぞれから発生するノッキングをノッキングセンサ21が検出し、気筒12または14のノッキングをノッキングセンサ22が検出し、気筒15または17のノッキングをノッキングセンサ23が検出し、気筒16または18のノッキングをノッキングセンサ24が検出するようになっている。
ECU50は、ノッキングセンサ21〜24と接続されており、ノッキングセンサ21〜24が検出したノッキングに応じて点火時期や空燃比の制御を行うようになっている。また、ECU50は、ノッキングセンサ21〜24の出力電圧で何れかのノッキングセンサの故障を検出するようになっている。
ノッキングセンサ21〜24何れか1つの故障を検出した場合には、ECU50は、安全性を確実に確保するため、気筒11〜18全ての点火時期を可能な限り遅角できる量で遅角させていた。
特開昭60−100021号公報 特許3144057号公報
しかしながら、従来の内燃機関のノッキング制御装置では、1つのノッキングセンサに異常があると、異常のないノッキングセンサに対応する気筒の点火時期までも遅角するため、燃焼効率が悪化して燃費や排気ガスも悪化することに加えて乗り心地等の運転性も悪化してしまうという課題が残されていた。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたもので、ノッキングセンサに異常があっても燃焼効率の悪化を防止することができる内燃機関のノッキング制御装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関のノッキング制御装置は、複数のノッキングセンサを備えた多気筒内燃機関に適用されて、前記ノッキングセンサの信号によるノッキング判定結果に基づいてノッキング検出を行い、その検出結果に基づきノッキング抑制制御を実施する内燃機関のノッキング制御装置において、前記複数のノッキングセンサの異常を検出するノッキングセンサ異常検出手段と、該ノッキングセンサ異常検出手段により前記複数のノッキングセンサのうち何れかの異常が検出された場合には、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の点火時期を遅角制御する手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、ノッキングセンサの異常を検出した場合には、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期を変更して設定するため、全ての気筒の点火時期を遅角することなく、燃焼効率の悪化を防止することができる。
また、本発明の内燃機関のノッキング制御装置は、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の異常検出前の遅角学習値が、異常のない前記ノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値のうち最も大きい遅角学習値より小さい場合、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を前記最も大きい遅角学習値に設定する構成を有している。
この構成により、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を、上述した最も大きい遅角学習値に設定するため、全ての気筒の点火時期を遅角することなく、燃焼効率の悪化を低減することができる。
また、本発明の内燃機関のノッキング制御装置は、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の異常検出前の遅角学習値が、異常のない前記ノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値の平均値より小さい場合、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を前記平均値に設定する構成を有している。
この構成により、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を、上述した遅角学習値の平均値に設定するため、全ての気筒の点火時期を大きく遅角することなく、燃焼効率の悪化をより低減することができる。
また、本発明の内燃機関のノッキング制御装置は、前記設定される点火時期遅角量からさらに所定の遅角量を遅角させる構成を有している。
この構成により、設定される点火時期遅角量から所定の遅角量を遅角させるため、余裕をもった遅角量に設定された点火時期遅角量で、燃焼効率の悪化を防止することができる。
また、本発明の内燃機関のノッキング制御装置は、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒に対し、前記点火時期遅角量を遅角させた遅角量に応じた燃料の噴射量を増加させる構成を有している。
この構成により、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒に対して、点火時期遅角量を遅角させた遅角量に応じた燃料の噴射量を増加させるため、燃料を適切に消費することを防止でき、排気を良好にすることができる。
以上のように本発明は、ノッキングセンサに異常があっても燃焼効率の悪化を防止することができる内燃機関のノッキング制御装置を提供するものである。
以下、本発明の実施の形態に係る内燃機関およびそのノッキング制御装置について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関およびノッキング制御装置の構成図である。なお、図1では、8気筒の内燃機関を例示しているが、本発明では8気筒の内燃機関に限定するものではない。なお、本発明の実施の形態に係るノッキング制御装置は、図1に示したECU30によって構成される。
内燃機関100は、気筒11〜18および各気筒のノッキングを検出するノッキングセンサ21〜24を有している。また、ノッキングセンサ21〜24は、例えばCPU、メモリ、入力信号回路、出力信号回路、など種々の電子回路などにより構成されるECU30と接続されている。
気筒とノッキングセンサとの対応関係としては、ノッキングセンサ21が気筒11または13それぞれから発生するノッキングを検出し、ノッキングセンサ22が気筒12または14のノッキングを検出し、ノッキングセンサ23が気筒15または17のノッキングを検出し、ノッキングセンサ24が気筒16または18のノッキングを検出するようになっている。
本発明の実施の形態では、ノッキングセンサ21〜24は何れも同じノッキングセンサであり、例えば、ノッキングセンサ21を例にとって説明すれば、ノッキングセンサ21は、気筒11または13からノッキングが発生すると高周波の振動を検知し、検知した振動に応じた出力電圧の信号をECU30に出力するようになっている。
ここで、本発明の実施の形態に係るECU30の構成図を図2に示す。ECU30は、回転速度気筒判別部31、ノッキングセンサ信号処理部32、ノッキング判定タイミング処理部33、ノッキング判定部34、ノッキングセンサ異常判定部35、基本点火時期算出部36、点火時期制御部37、および燃料噴射量制御部38によって構成されている。
回転速度気筒判別部31は、図示していない各気筒にあるクランク角度センサによって出力された、クランク角度基準値を表すG信号および内燃機関の回転速度を表すNE信号を受信し、受信したG信号およびNE信号に基づいて気筒判別を行って、各気筒を識別するための気筒番号およびその回転速度を算出するようになっている。
ノッキングセンサ信号処理部32は、各ノッキングセンサが検知した振動に応じた出力電圧の信号を受信するようになっている。なお、ノッキングの判定は、常時行っているのではなく、ノッキングによる振動が発生する期間(以下、ノッキング判定期間という。)だけに限定して行われる。ノッキング判定期間だけに限定して行われるのは、他の振動との誤判定を防止するためである。
そこで、ノッキング判定タイミング処理部33は、回転速度気筒判別部31が算出した気筒番号およびその回転速度に基づいて気筒番号の気筒に対応したノッキング判定期間を特定し、ノッキング判定期間になったとき、ノッキング判定期間に対応する気筒番号をノッキング判定部34に出力するようになっている。
ノッキング判定部34は、ノッキング判定タイミング処理部33が出力した気筒番号と、ノッキングセンサ信号処理部32が受信したノッキングセンサの出力結果とに基づいて、該当する気筒からノッキングが発生したか否かを判定するようになっている。
ノッキングセンサ異常判定部35は、ノッキングセンサ信号処理部32が受信したノッキングセンサの信号から、ノッキングセンサの断線や故障などノッキングセンサ21〜24の異常の有無を判定するようになっている。ノッキングセンサ21〜24の異常を検出した場合には、ノッキングセンサ異常判定部35は、ノッキングセンサの識別番号を点火時期制御部37に出力すると共に、ノッキングセンサの異常を運転者に通報するためのランプを点灯するようになっている。
基本点火時期算出部36は、吸気圧センサ等から得られる負荷と、回転速度気筒判別部31が算出した気筒番号およびその回転速度とに基づいて基本点火時期を算出するようになっている。例えば、基本点火時期算出部36は、負荷および回転速度と基本点火時期とを対応させた対応表から基本点火時期を算出する。
点火時期制御部37は、基本点火時期算出部36が算出した基本点火時期を遅角補正することで内燃機関の運転状態に適した点火時期を求め、求めた点火時期に従った点火信号をイグナイタ9に出力するようになっている。
すなわち、点火時期制御部37は、各気筒の点火時期を種々の条件で進角または遅角して点火時期を制御しており、例えば、進角して点火時期を早くすると燃焼最大圧力が高まるが、進角しすぎるとノッキングが発生するため、各気筒からノッキングが発生した場合にはノッキング判定部34からノッキングの通知を受けるようになっている。
点火時期制御部37は、ノッキング判定部34が通知したノッキングに応じて点火時期や空燃比の制御を行い、最適な条件で内燃機関100を燃焼させるようになっている。通常、点火時期は、内燃機関の出力トルク及び燃料消費率が最良となる点火時期(MBT:Minimum advance for the BestTorque)に最も近い時期になるよう調整されるが、点火時期制御部37は、気筒の燃焼状態に応じて最適な遅角量を学習するようになっている。
以下、学習されて定まった遅角量を遅角学習値という。なお、本発明の実施の形態では、点火時期制御部37は、ノッキングセンサ毎に遅角量を学習しており、例えば、ノッキングセンサ21では、ノッキングセンサ21に対応した遅角量を補正した点火時期で気筒11および13の点火プラグが点火される。
また、点火時期制御部37は、ノッキングセンサ異常判定部35によって異常のあったノッキングセンサの識別番号が出力されたとき、出力された識別番号のノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を設定して点火時期を制御するようになっている。なお、点火時期遅角量は、基本点火時期から遅角させるときの遅角量である。
詳細には、点火時期制御部37は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の異常検出前の遅角学習値が、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値のうち最も大きい遅角学習値より小さい場合、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量をその最も大きい遅角学習値に設定するようになっている。
ここで、各気筒がもつ遅角学習値の一例を図3に示す。例えば、図3に示した遅角学習値の状態でノッキングセンサ21に異常があった場合には、異常検出前の遅角学習値3度が、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値のうち最も大きい遅角学習値6度より小さいため、点火時期制御部37は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒11および13の点火時期遅角量を、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値のうち最も大きい遅角学習値6度に設定する。
なお、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量に設定される、上述の最も大きい遅角学習値から、さらに余裕をもった所定の遅角量が遅角されてもよい。例えば上述した例で、所定の遅角量が2度であれば、異常のあったノッキングセンサ21と対応する気筒11および13に、気筒15および17の遅角学習値6度から所定の遅角量2度を加えた8度が点火時期遅角量として設定される。この例において、基本点火時期が20度(BTDC:Before Top Dead Center)であれば、実際の点火時期は、点火時期遅角量8度を遅角して12度(BTDC)になる。
また、点火時期制御部37は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の異常検出前の遅角学習値が、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値の平均値より小さい場合、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を平均値に設定するようにしてもよい。
例えば、図3に示した遅角学習値の状態でノッキングセンサ21に異常のあった場合には、点火時期制御部37は、異常検出前の遅角学習値3度が、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値の平均値5度より小さいため、点火時期制御部37は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒11および13の点火時期遅角量を、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値の平均値5度に設定する。なお、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量に設定される、遅角学習値の平均値から、さらに余裕をもった所定の遅角量が遅角されてもよい。
なお、異常検出前の遅角学習値が、上述の最も大きい遅角学習値以上である場合または上述の遅角学習値の平均値以上である場合には、点火時期制御部37は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期を異常検出前よりも遅角するなどの制御を行う。
燃料噴射量制御部38は、各気筒の点火時期に応じた燃料の噴射量を算出し、算出した燃料の噴射量をインジェクタ8に通知するようになっている。点火時期を遅角させた場合には、燃料の燃焼速度が低下して燃焼状態が悪化する傾向にあるため、遅角量に対応させてインジェクタ8の燃料の噴射量が増大するのが望ましい。
そこで、燃料噴射量制御部38は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量で点火時期制御部37によって遅角されたとき、この点火時期遅角量に応じて燃料の噴射量を増加するようになっている。燃料の噴射量を増加したとき、燃料噴射量制御部38は、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒のインジェクタ8に、増加した燃料の噴射量を通知する。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る内燃機関のノッキング制御装置の動作の一例について、図面を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る内燃機関のノッキング制御装置がノッキングセンサの異常を検出したときの動作の一例を示すフローチャートである。
ノッキングセンサ21〜24が検知した振動に応じた出力電圧の信号が、ノッキングセンサ信号処理部32によって受信された場合、各ノッキングセンサの信号がノッキングセンサ異常判定部35に出力される(ステップS1)。
次に、ノッキングセンサ異常判定部35は、出力されたノッキングセンサの信号に基づいて各ノッキングセンサの断線や故障などによるノッキングセンサの異常の有無を判定する(ステップS2)。
ノッキングセンサ21〜24の何れかに異常があると判定された場合、異常のあったノッキングセンサの識別番号がノッキングセンサ異常判定部35によって点火時期制御部37に出力される(ステップS3)。
異常のあったノッキングセンサの識別番号がノッキングセンサ異常判定部35から出力されたとき、出力された識別番号のノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量は、点火時期制御部37によって、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値のうち最も遅い遅角学習値、または、遅角学習値の平均値などに設定される(ステップS4)。
もちろんこの場合、最も遅い遅角学習値や遅角学習値の平均値から、さらに余裕をもった所定の遅角量が遅角されたものが点火時期遅角量に設定されてもよい。次に、点火時期制御部37は、設定された点火時期遅角量に従うように、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒のイグナイタ9を制御する(ステップS5)。
異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期が遅角されたため、燃料噴射量制御部38は、この点火時期を遅角させた点火時期遅角量に応じて燃料の噴射量を増加し(ステップS6)、増加した燃料の噴射量に従うように、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒のインジェクタ8を制御する(ステップS7)。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る内燃機関のノッキング制御装置は、ノッキングセンサの異常を検出した場合には、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期だけを、異常のないノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値に基づいて遅角させるよう制御するため、全ての気筒の点火時期を遅角することなく、燃焼効率の悪化を防止することができる。
また、従来の内燃機関のノッキング制御装置は、気筒11〜18全ての点火時期を一律15°CAを遅角させていたのに対し、本発明の実施の形態に係る内燃機関のノッキング制御装置は、例えば、異常のあったノッキングセンサと対応する気筒の点火時期だけを、最も遅い遅角学習値からさらに余裕をもって所定の遅角量を遅角させるため、概ね5°CA程度の遅角で済み、燃焼効率の悪化を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関およびノッキング制御装置の構成図 本発明の実施の形態に係るECUの構成図 各気筒がもつ遅角学習値の一例を示す図 本発明の実施の形態に係るECUがノッキングセンサの異常を検出したときの動作の一例を示すフローチャート 従来の内燃機関およびECUの構成図
符号の説明
8 インジェクタ
9 イグナイタ
11、12、13、14、15、16、17、18 気筒
21、22、23、24 ノッキングセンサ
30、50 ECU
31 回転速度気筒判別部
32 ノッキングセンサ信号処理部
33 ノッキング判定タイミング処理部
34 ノッキング判定部
35 ノッキングセンサ異常判定部
36 基本点火時期算出部
37 点火時期制御部
38 燃料噴射量制御部
100 内燃機関



Claims (5)

  1. 複数のノッキングセンサを備えた多気筒内燃機関に適用されて、前記ノッキングセンサの信号によるノッキング判定結果に基づいてノッキング検出を行い、その検出結果に基づきノッキング抑制制御を実施する内燃機関のノッキング制御装置において、前記複数のノッキングセンサの異常を検出するノッキングセンサ異常検出手段と、該ノッキングセンサ異常検出手段により前記複数のノッキングセンサのうち何れかの異常が検出された場合には、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の点火時期を遅角制御する手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関のノッキング制御装置。
  2. 異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の異常検出前の遅角学習値が、異常のない前記ノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値のうち最も大きい遅角学習値より小さい場合、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を前記最も大きい遅角学習値に設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノッキング制御装置。
  3. 異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の異常検出前の遅角学習値が、異常のない前記ノッキングセンサと対応する気筒の遅角学習値の平均値より小さい場合、異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒の点火時期遅角量を前記平均値に設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノッキング制御装置。
  4. 前記設定される点火時期遅角量から所定の遅角量を遅角させることを特徴とする請求項2から請求項3までの何れかに記載の内燃機関のノッキング制御装置。
  5. 異常のあった前記ノッキングセンサと対応する気筒に対し、前記点火時期遅角量を遅角させた遅角量に応じた燃料の噴射量を増加させることを特徴とする請求項2から請求項4までの何れかに記載の内燃機関のノッキング制御装置。


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