JP2007320711A - 塵芥収集車 - Google Patents
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Abstract
【課題】塵芥投入箱内に投入された塵芥が投入口から飛出すのを防止できる積込動作が可能な塵芥収集車を提供する。
【解決手段】塵芥収容箱の後方に設けられた塵芥投入箱3は後部に塵芥の投入口3aを有している。塵芥投入箱3内には、投入された塵芥を押込板8により塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置50が設けられている。この積込装置50を制御する制御手段は、塵芥投入箱3に投入された塵芥が投入口3aから飛出すのを防ぐ飛出し防止位置から、前記押込板8を塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮する飛出し防止圧縮動作を行う。
【選択図】 図3
【解決手段】塵芥収容箱の後方に設けられた塵芥投入箱3は後部に塵芥の投入口3aを有している。塵芥投入箱3内には、投入された塵芥を押込板8により塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置50が設けられている。この積込装置50を制御する制御手段は、塵芥投入箱3に投入された塵芥が投入口3aから飛出すのを防ぐ飛出し防止位置から、前記押込板8を塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮する飛出し防止圧縮動作を行う。
【選択図】 図3
Description
本発明は、塵芥を圧縮して積み込むことができる塵芥収集車に関する。
従来知られている塵芥収集車において、図10に示しているように、塵芥収容箱52と、この塵芥収容箱52の後方に設けられ後部に塵芥の投入口53aを有している塵芥投入箱53と、塵芥投入箱53内に投入された塵芥を塵芥収容箱52に積み込む動作を行う積込装置60と、積込装置60に積込動作を行わせる制御手段とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
積込装置60は、第一シリンダ(図示せず)の伸縮動作によって斜め上下動する摺動板55と、この摺動板55の下端に回動可能に取り付けられ第二シリンダ(図示せず)の伸縮動作によって回動する押込板58とを備えている。第一及び第二シリンダがそれぞれ動作することで、押込板58により塵芥の積込動作を行う。この積込動作は、図10において、押込板58を反時計回り方向に回動させ(反転工程a1)、次に下降させて塵芥を一次圧縮し(一次圧縮工程a2)、続いて時計回り方向に回動させて二次圧縮し(二次圧縮工程a3)、そして、上昇させて塵芥を塵芥収容箱52に押し込む(押込工程a4)ことにより行われる。
積込装置60は、第一シリンダ(図示せず)の伸縮動作によって斜め上下動する摺動板55と、この摺動板55の下端に回動可能に取り付けられ第二シリンダ(図示せず)の伸縮動作によって回動する押込板58とを備えている。第一及び第二シリンダがそれぞれ動作することで、押込板58により塵芥の積込動作を行う。この積込動作は、図10において、押込板58を反時計回り方向に回動させ(反転工程a1)、次に下降させて塵芥を一次圧縮し(一次圧縮工程a2)、続いて時計回り方向に回動させて二次圧縮し(二次圧縮工程a3)、そして、上昇させて塵芥を塵芥収容箱52に押し込む(押込工程a4)ことにより行われる。
しかし、従来の塵芥収集車は、一次圧縮終了時において、押込板58の先端部58aと、塵芥投入箱53内の底面59のうちの投入口53a側の端部59aとの間隔Gが広いために、次の二次圧縮のために押込板58が回動を始めると、塵芥投入箱53内の塵芥の一部が投入口53aから外へ飛出してしまうおそれがある。
そこで、この発明はこのような問題点に鑑み、塵芥投入箱内に投入された塵芥が投入口から飛出ることを防止できる積込動作が可能な塵芥収集車を提供することを目的とする。
そこで、この発明はこのような問題点に鑑み、塵芥投入箱内に投入された塵芥が投入口から飛出ることを防止できる積込動作が可能な塵芥収集車を提供することを目的とする。
本発明の塵芥収集車は、塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方に設けられ後部に塵芥の投入口を有している塵芥投入箱と、押込板を有し前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記押込板を用いて圧縮させつつ前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、前記塵芥投入箱に投入された塵芥が当該投入口から飛出すのを防ぐ飛出し防止位置から、前記押込板を前記塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させる飛出し防止圧縮動作を、前記積込装置に行わせる制御手段とを備えたものである。
この塵芥収集車によれば、制御手段が積込装置を制御して、押込板を飛出し防止位置から塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させることで、押込板が飛出し防止位置にある状態、及びこの位置から塵芥収容箱側へ移動して塵芥を圧縮する際に、塵芥投入箱内に投入された塵芥が投入口から飛出ることを防止できる。
この塵芥収集車によれば、制御手段が積込装置を制御して、押込板を飛出し防止位置から塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させることで、押込板が飛出し防止位置にある状態、及びこの位置から塵芥収容箱側へ移動して塵芥を圧縮する際に、塵芥投入箱内に投入された塵芥が投入口から飛出ることを防止できる。
また、前記塵芥収集車において、前記飛出し防止位置よりも高い通常圧縮位置から、前記押込板を前記塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させる通常圧縮動作と、前記飛出し防止圧縮動作とを選択的に切り換える切換手段を備えたものとするのが好ましい。
これによれば、切換手段における切り換えにより、通常圧縮動作又は飛出し防止圧縮動作の二種類の動作が可能となる。このように、一台の塵芥収集車によって、塵芥が投入口から飛出るのを防止できる飛出し圧縮動作と、通常に塵芥を圧縮して積み込む通常圧縮動作との二種類の積込動作が行え、利便性を高めることができる。
これによれば、切換手段における切り換えにより、通常圧縮動作又は飛出し防止圧縮動作の二種類の動作が可能となる。このように、一台の塵芥収集車によって、塵芥が投入口から飛出るのを防止できる飛出し圧縮動作と、通常に塵芥を圧縮して積み込む通常圧縮動作との二種類の積込動作が行え、利便性を高めることができる。
また、前記塵芥収集車において、前記積込装置による塵芥を積み込む動作は、前記押込板を水平軸線回りの後方に回動させる反転工程と、前記押込板を降下させて塵芥を一次圧縮する一次圧縮工程と、前記押込板を水平軸線回りの前方に回動させて塵芥を二次圧縮する二次圧縮工程と、前記押込板を上昇させて塵芥を塵芥収容箱へ押し込む押込工程とを順に有し、前記押込板が前記反転工程の終了位置にあることを検知する第一検知手段と、前記押込板が前記反転工程の途中の所定位置にあることを検知する第二検知手段とを備え、前記切換手段において前記通常圧縮動作が選択されると、前記制御手段は、前記第一検知手段の検知により前記反転工程の終了位置から前記一次圧縮工程を開始させて前記押込板を前記通常圧縮位置まで降下させ、前記切換手段において前記飛出し防止圧縮動作が選択されると、前記制御手段は、前記第二検知手段の検知により前記反転工程の途中から前記一次圧縮工程を開始させて前記押込板を前記飛出し防止位置まで降下させるのが好ましい。
この構成によれば、反転工程にある押込板の一次圧縮工程への開始位置を切換えることで、当該押込板を通常圧縮位置又は飛出し防止位置のいずれか一方まで降下させてから、当該押込板に二次圧縮工程を行わせることができる。
したがって、塵芥投入箱に投入した塵芥が通常のもの(例えば生ゴミ)よりも、例えば塵芥同士が滑り易いために、投入口から飛出し易いもの(例えば、PETボトル)である場合に、切換手段により飛出し防止圧縮動作を選択することで、反転工程の途中から一次圧縮工程を開始させて押込板を飛出し防止位置まで降下させることで、塵芥投入箱に投入された塵芥が投入口から飛出すのを防ぐことができる。
また、塵芥が通常のものである場合に、切換手段により通常圧縮動作を選択することで、反転工程の終了位置から一次圧縮工程を開始させて押込板を通常圧縮位置まで降下させる。この場合、押込板は塵芥投入箱内において、前記飛出し防止圧縮動作の場合よりも大きい範囲で、反転、一次圧縮、二次圧縮、積込のサイクル動作が可能となる。このため、前記サイクル動作の範囲内の容積は、前記飛出し防止圧縮動作の時よりも大きくなり、多くの塵芥を塵芥収容箱側へ収容させることができる。
したがって、塵芥投入箱に投入した塵芥が通常のもの(例えば生ゴミ)よりも、例えば塵芥同士が滑り易いために、投入口から飛出し易いもの(例えば、PETボトル)である場合に、切換手段により飛出し防止圧縮動作を選択することで、反転工程の途中から一次圧縮工程を開始させて押込板を飛出し防止位置まで降下させることで、塵芥投入箱に投入された塵芥が投入口から飛出すのを防ぐことができる。
また、塵芥が通常のものである場合に、切換手段により通常圧縮動作を選択することで、反転工程の終了位置から一次圧縮工程を開始させて押込板を通常圧縮位置まで降下させる。この場合、押込板は塵芥投入箱内において、前記飛出し防止圧縮動作の場合よりも大きい範囲で、反転、一次圧縮、二次圧縮、積込のサイクル動作が可能となる。このため、前記サイクル動作の範囲内の容積は、前記飛出し防止圧縮動作の時よりも大きくなり、多くの塵芥を塵芥収容箱側へ収容させることができる。
また、前記塵芥収集車において、前記押込板の前記飛出し防止位置は、前記塵芥投入箱の底面のうちの前記投入口側の端部と、当該押込板の先端部との隙間が、塵芥単体の寸法よりも小さくなる位置であるのが好ましい。
これによれば、押込板が飛出し防止位置にある状態で、塵芥投入箱の底面のうちの投入口側の端部と、押込板の先端部との隙間から、塵芥単体が飛出ることを確実に防止できる。
これによれば、押込板が飛出し防止位置にある状態で、塵芥投入箱の底面のうちの投入口側の端部と、押込板の先端部との隙間から、塵芥単体が飛出ることを確実に防止できる。
本発明の塵芥収集車によれば、積込動作において、押込板を飛出し防止位置まで降下させることにより、塵芥投入箱内に投入された塵芥が投入口から飛出すことを防止できる。
図1は、本発明の塵芥収集車の後部を示す側断面図である。この塵芥収集車1は、後方に開口した塵芥収容箱2と、この後方に連接して設けられている塵芥投入箱3とを備えている。塵芥投入箱3は後部に塵芥を投入する投入口3aが設けられている。この投入口3aに対して上下にスライドして開閉する蓋(図示せず)が設けられている。また、塵芥投入箱3の前側下部には、塵芥を塵芥収容箱2に積み込むための開口部3dが設けられている。
塵芥投入箱3内には積込装置50が設けられている。この積込装置50について詳述すると、塵芥投入箱3の左右の側壁3cには前側上部から後側下部に直線的に延びるガイドレール4がそれぞれ設けられており、このガイドレール4に沿って移動することができる摺動板(スライダ)5が設けられている。摺動板5の左右それぞれには一対のローラ6が取り付けられており、このローラ6がガイドレール4内を斜め上下に移動することで、摺動板5がガイドレール4に沿って昇降移動する。摺動板5は、ガイドレール4に沿って延びる左右一対の側面部材5aと、これらの間で車幅方向に延びるプレート等(図示せず)とを有し、これらを接続して一体化したものである。また、摺動板5の下端部には、ピン7を介して押込板8が回動自在に取り付けられている。押込板8もまた、左右一対の側面部材8aと、これらの間で車幅方向に延びるプレート等(図示せず)とを有し、これらを接続して一体化したものである。
塵芥投入箱3の左右の側壁3cのそれぞれには、プッシュシリンダ9がその下端部においてピン10により取り付けられており、ピストン先端部においてピン11により摺動板5の側面部材5aの上部に接続されている。また、押込板8には、左右一対のプレスシリンダ12がその下端部においてピン13により接続されており、ピストン先端部において前記ピン11により摺動板5の側面部材5aの上部に接続されている。したがって、プッシュシリンダ9の伸長動作により摺動板5は押込板8と共に斜め前方に上昇し、収縮動作により斜め後方に下降する。これにより摺動板5は、後述する一次圧縮工程及び押込工程に対応した往復動が可能となる。また、図1において、押込板8は、プレスシリンダ12の伸長動作によりピン7を中心として時計回り方向に回動し、収縮動作により反時計回り方向に回動する。これにより押込板8は、後述する反転工程及び二次圧縮工程に対応した往復回動が可能となる。
図2は積込装置50の主要部である押込板8、プッシュシリンダ9及びプレスシリンダ12を図1から抜き出した動作説明図である(但し、図を見易くするためプッシュシリンダ9の位置を少しずらしている)。(a)に示す位置を原位置として、プレスシリンダ12が収縮動作することにより、押込板8は水平軸線回りの後方(反時計回り)に回動する「反転行程」を行い、(b)に示す状態となる。次にプッシュシリンダ9が収縮動作することにより、押込板8が降下して塵芥を一次圧縮する「一次圧縮行程」を行い、(d)に示す状態となる。続いてプレスシリンダ12が伸長動作することにより、押込板8が水平軸線回りの前方(時計回り)に回動して塵芥を二次圧縮する「二次圧縮行程」を行い、(c)に示す状態となる。最後にプッシュシリンダ9が伸長動作することにより、押込板8が上昇して塵芥を塵芥収容箱2へ押し込む「押込」の行程を行い、(a)に示す状態に戻る。したがって、押込板8の先端部8bは、図示のように、4点を結ぶ閉じた形状である動作軌跡を描く。このようにしてプッシュシリンダ9及びプレスシリンダ12が交互に動作することにより、押込板8は1サイクルの積込動作(順に反転、一次圧縮、二次圧縮、押込)を行う。これにより、積込装置50は塵芥投入箱3内に投入された塵芥を押込板8を用いて塵芥収容箱2に積み込む動作を行うことができる。なお、この積込装置50による積込動作は制御手段19(図6)の指示によって行われる。
プッシュシリンダ9及びプレスシリンダ12の近傍には、それらの伸縮動作が伸長端及び収縮端に達したことをそれぞれ検知する近接スイッチ(14,15,16,17)が設けられている。第1近接スイッチ14は、プッシュシリンダ9の動作が伸長端に達したことを検知する。第2近接スイッチ15は、プレスシリンダ12に取り付けられたドグ12aを検知することにより、その動作が収縮端に達したことを検知する。第3近接スイッチ16は、プッシュシリンダ9の動作が収縮端に達したことを検知する。そして、第4近接スイッチ17は、プレスシリンダ12の動作が伸長端に達したことを検知する。なお、第1近接スイッチ14及び第3近接スイッチ16は塵芥投入箱3に対して固定的に取り付けられているが、第2近接スイッチ15及び第4近接スイッチ17は摺動板5側に取り付けられており、プッシュシリンダ9の伸縮動作に伴って移動する。これら近接スイッチの信号は、図6の塵芥収集車1のシステム構成を示すブロック図に示しているように、制御手段19に入力される。なお、制御手段19は、CPU、メモリ、インタフェース回路等を含むものから構成されている。
図3は、制御手段19の制御により積込装置50において行われる積込動作を説明する説明図である。積込動作としては、「通常圧縮動作(矢印X1)」を含む第一積込動作(通常モード)と、「飛出し防止圧縮動作(矢印X2)」を含む第二積込動作(飛出防止モード)との二種類がある。そして、この塵芥収集車1は、第一積込動作(通常圧縮動作)と第二積込動作(飛出し防止圧縮動作)とを選択的に切り換える切換手段18(図6参照)を備えている。この切換手段18は、作業者が選択により手動で切り換える切換スイッチとすることができる。また、塵芥収集車1は、積込動作を開始させる積込スイッチ21(図6参照)を備えている。これら切換手段18及び積込スイッチ21の信号は、図6に示しているように、制御手段19に入力される。
「通常圧縮動作」を含む第一積込動作は、既に説明したように、順に反転、一次圧縮、二次圧縮、押込を行う動作であり、図3において押込板8の先端の移動軌跡を一点鎖線で示している。「飛出し防止圧縮動作」を含む第二積込動作は、前記第一積込動作と同様に、順に反転、一次圧縮、二次圧縮、押込を行う動作であるが、反転工程の途中の所定位置(点e)から一次圧縮を開始しており、図3において押込板8の先端の移動軌跡を二点鎖線で示している。なお、説明を容易とするために、第一積込動作と第二積込動作とにおいて、「反転工程」及び「二次圧縮工程」の移動軌跡を少しずらして記載しているが、実際は、第二積込動作における「反転工程」と「二次圧縮工程」の移動軌跡は、第一積込動作による移動軌跡上に存在する。
さらに説明すると、「通常圧縮動作」は、反転工程の終了位置(点b)から一次圧縮工程を開始させ、押込板8の先端を通常圧縮位置(点c)まで降下させてから、当該押込板8を塵芥収容箱2側へ移動させて塵芥を圧縮させる二次圧縮工程を行う。一方、「飛出し防止圧縮動作」は、反転工程の途中位置(点e)から一次圧縮工程を開始させ、押込板8の先端を前記通常圧縮位置(点c)よりも低い位置である飛出し防止位置(点f)まで降下させてから、当該押込板8を塵芥収容箱2側へ移動させて塵芥を圧縮させる二次圧縮工程を行う。
押込板8の前記飛出し防止位置(点f)は、塵芥投入箱3の底部と投入口3aとを仕切って、塵芥投入箱3に投入された塵芥が投入口3aから飛出すのを防ぐことのできる位置である。すなわち、一次圧縮工程で飛出し防止位置(点f)まで降下した押込板8が、(車両後方から見て)塵芥投入箱3の底部を投入口3a側からすべて覆った状態や、塵芥投入箱3の底部を投入口3a側から隙間gを有して覆った状態である。なお、この隙間gは塵芥が投入口3aから飛出ることを制限できる大きさである。
さらに、この飛出し防止位置(点f)を具体的に説明すると、塵芥投入箱3の底面23のうちの投入口3a側の端部(投入口3aの下端)24と、押込板8の先端部8bとの隙間gが、特定の塵芥単体の寸法よりも小さくなる位置である。前記特定の塵芥としてはPETボトルがあり、この場合、前記隙間gは、PETボトルの横断面最小寸法(PETボトルの横断面が円形の場合では直径、断面面が矩形の場合は対向する壁間距離)よりも小さい寸法である。
以上より、押込板8が飛出し防止位置(点f)にある状態で、塵芥投入箱3内の塵芥が投入口3aから外へ飛出すのを防止できる。
さらに、この飛出し防止位置(点f)を具体的に説明すると、塵芥投入箱3の底面23のうちの投入口3a側の端部(投入口3aの下端)24と、押込板8の先端部8bとの隙間gが、特定の塵芥単体の寸法よりも小さくなる位置である。前記特定の塵芥としてはPETボトルがあり、この場合、前記隙間gは、PETボトルの横断面最小寸法(PETボトルの横断面が円形の場合では直径、断面面が矩形の場合は対向する壁間距離)よりも小さい寸法である。
以上より、押込板8が飛出し防止位置(点f)にある状態で、塵芥投入箱3内の塵芥が投入口3aから外へ飛出すのを防止できる。
作業者による切換手段18における第一積込動作又は第二積込動作の選択方法について説明する。塵芥投入箱3に投入した塵芥が通常のもの(例えば生ゴミ)よりも、投入口3aから飛出し易いもの(特定塵芥)である場合、例えば、特定塵芥が、分別回収された空のPETボトルなどのプラスチック容器である場合、「飛出し防止圧縮動作」を含む第二積込動作を選択する。これは、PETボトルは相互間において、および、押込板8との間や塵芥投入箱3の底面23との間において、滑り易いために、特にこれらPETボトルを押込板8で圧縮する際に、投入口3aから飛出し易いためであり、この飛出しを防止するために「飛出し防止圧縮動作」を含む第二積込動作を選択する。なお、前記特定塵芥はプラスチック容器以外であってもよい。
そして、このような塵芥以外の通常の塵芥、例えば、生ゴミなどを塵芥収集車1に積み込む場合には、「通常圧縮動作」を含む第一積込動作が選択される。これは、押込板8は塵芥投入箱3内において、前記飛出し防止圧縮動作の場合よりも大きい範囲で、反転、一次圧縮、二次圧縮、積込のサイクル動作が可能となるため、前記サイクル動作の範囲内の容積が、飛出し防止位置の場合よりも大きくなり、一回のサイクルで多くの塵芥を塵芥収容箱2へ収容することができるためである。
そして、このような塵芥以外の通常の塵芥、例えば、生ゴミなどを塵芥収集車1に積み込む場合には、「通常圧縮動作」を含む第一積込動作が選択される。これは、押込板8は塵芥投入箱3内において、前記飛出し防止圧縮動作の場合よりも大きい範囲で、反転、一次圧縮、二次圧縮、積込のサイクル動作が可能となるため、前記サイクル動作の範囲内の容積が、飛出し防止位置の場合よりも大きくなり、一回のサイクルで多くの塵芥を塵芥収容箱2へ収容することができるためである。
また、この塵芥収集車1では、押込板8が反転工程の終了位置(点b)にあることを検知する第一検知手段として、前記第二近接スイッチ15を用いており、また、押込板8が反転工程の途中の所定位置(点e)にあることを検知する第二検知手段をさらに備えている。この第二検知手段はタイマ20(図6参照)とすることができる。すなわち、このタイマ20は、押込板8が反転工程を開始してからの経過時間を自動管理することができ、反転工程における全ストロークに要する時間よりも短い所定時間が経過した際に、制御手段19に検知信号を送信することができるものである。例えば、反転工程が全ストロークで3秒を要する場合、タイマ20は反転工程の開始から2秒経過した時点で、制御手段19に検知を送信することができるように設定されている。このタイマ20により、押込板8が反転工程の途中の所定位置にあることの検知が可能となる。
図4は破砕部材26を取り付けた押込板8の側面図であり、図5はその正面図である。破砕部材26は、押込板8に取り付けたベース部材27と、このベース部材27に取り付けた刃部28とを有している。破砕部材26はベース部材27において押込板8と着脱自在である。刃部28は複数の突起を有する部材であり、図5に示しているように、刃部28は車幅方向に所定間隔で複数設けられている。また、図3に示しているように、第一圧縮工程において、刃部28は車両前後方向に延びた姿勢となるとともに、塵芥投入箱3の底面23と対向する姿勢となる。したがって、この第一圧縮工程では、これら刃部28によって塵芥を圧縮するとともに破砕することもできる。さらに、第二圧縮工程においても、刃部28によって塵芥を圧縮するとともに破砕することができる。特に、塵芥が蓋の閉まったPETボトルなどのプラスチック容器である場合、刃部28が当該プラスチック容器に傷を付けて(孔をあけて)内部の残留空気を排出し、プラスチック容器を効率よく圧縮できる。
さらに、図3において、第一圧縮工程では、車両前後方向に延びる刃部28は、投入口3a側へ向かって上方へ傾斜した姿勢となる。このような刃部28を有した押込板8によって塵芥投入箱3内に投入した塵芥を圧縮すると、その塵芥は投入口3a側へ逃げる方向へ移動しようとする。しかし、「飛出し防止圧縮動作」を含む第二積込動作を行うことで、投入口3a側へ移動しようとする塵芥を、押込板8の先端部8b側において抑えることができ、当該塵芥が投入口3aから飛出すのを防ぐことができる。また、破砕部材26はベース部材27において押込板8とボルトにより取り付け可能であるため、このような破砕部材26を備えていない既存の押込板8に対しても、取り付けることができる。
図7は、以上のように構成した塵芥収集車1における具体的な積込動作を説明するフロー図である。図6と図7において、作業者が積込スイッチ21をON操作すると、制御手段19にその信号が入力される(ステップS1)。そして、切換手段18により、第二積込動作(飛出防止モード)が選択されていると(ステップS2でYESの場合)、タイマ20が動作開始(ステップS3)するとともに、制御手段19はプレスシリンダ12の短縮動作を開始させ、押込板8が反転工程を開始する(ステップS4)。この反転工程は、タイマ20で予め設定された所定時間(2秒)を経過するまで継続する(ステップS5)。タイマ20が所定時間(2秒)を検知すると(ステップS5でYESの場合)、制御手段19がこの信号を受け、制御手段19はプレスシリンダ12の短縮動作を停止させ、押込板8の反転工程を停止する(ステップS6)。そして、タイマ20はリセットされる(ステップS7)。この際、押込板8の停止位置は、反転工程の全ストロークのうちの途中の位置(図3の点e)である。
押込板8の反転工程を停止させると(ステップS6)、制御手段19はプッシュシリンダ9を短縮させ、押込板8の一次圧縮工程を開始する(ステップS8)。この一次圧縮工程は、第3近接スイッチ16がプッシュシリンダ9の動作が収縮端に達したことを検知するまで継続する(ステップS9)。第3近接スイッチ16が検知すると(ステップS9でYESの場合)、制御手段19がこの信号を受け、制御手段19はプッシュシリンダ9の短縮動作を停止させ、押込板8の一次圧縮工程を停止する(ステップS10)。この一次圧縮工程では、投入口3aから塵芥投入箱3内に投入された塵芥の圧縮を行い、塵芥の体積を小さくする。押込板8の停止位置は、図3の点fの位置、つまり、前記飛出し防止位置である。
続いて、制御手段19は、プレスシリンダ12を伸張させ、押込板8の二次圧縮工程を開始する(ステップS11)。この二次圧縮工程は、第4近接スイッチ17がプレスシリンダ12の動作が伸張端に達したことを検知するまで継続する(ステップS12)。第4近接スイッチ17が検知すると(ステップS12でYESの場合)、制御手段19がこの信号を受け、制御手段19はプレスシリンダ12の伸張動作を停止させ、押込板8の二次圧縮工程を停止する(ステップS13)。なお、図3において、二次圧縮工程が開始されると、塵芥投入箱3の底面23と、押込板8の先端部8bとの隙間は、前記隙間gよりも小さくなる。
続いて、制御手段19はプッシュシリンダ9を伸張させ、押込板8の押込工程を開始する(ステップS14)。この押込工程は、第1近接スイッチ14がプッシュシリンダ9の動作が伸張端に達したことを検知するまで継続する(ステップS15)。第1近接スイッチ14が検知すると(ステップS15でYESの場合)、制御手段19がこの信号を受け、制御手段19はプッシュシリンダ9の伸張動作を停止させ、押込板8の押込工程を停止する(ステップS16)。この押込工程では、二次圧縮した塵芥を塵芥収容箱2へ押し込んで収容させる動作が行われる。そして、前記積込スイッチ21における選択により、積込動作を1回で終了させる場合、制御手段19は積込装置50を停止させ、また、積込動作を連続的に行わせる場合、前記ステップS2からの動作が再び開始される。
以上のように積込動作の開始の際に、切換手段18において、飛出し防止圧縮動作を含む第二積込動作が選択されていると、制御手段19は、タイマ20(第二検知手段)を機能させ、当該タイマ20の検知により、反転工程の途中(図3の点e)から一次圧縮工程を開始させ、押込板8を通常圧縮位置(図3の点c)よりも低い飛出し防止位置(点f)まで降下させ、当該押込板8を前記塵芥収容箱2側へ移動させて塵芥を圧縮させる動作を、積込装置50に行わせることができる。
このように、制御手段19が積込装置50を制御して、飛出し防止圧縮動作を含む第二積込動作を行わせ、押込板8を飛出し防止位置まで降下させることによって、図3に示しているように、押込板8は塵芥投入箱3の底部と投入口3aとを仕切って、塵芥投入箱3の底面23における投入口3a側の部分(端部24)と、押込板8の先端部8bとの間の隙間gをゼロ乃至小さくすることができる。したがって、押込板8が飛出し防止位置にある状態、及びこの位置から塵芥収容箱2側へ移動する際に、塵芥投入箱3内に投入された塵芥が投入口3aから飛出すのを防止できる。
一方、図7において、積込動作の開始の際に、切換手段18において、通常圧縮動作を含む第一積込動作が選択されていると(ステップS2でNOの場合)、前記タイマ20を機能させずに、制御手段19はプレスシリンダ12の短縮動作を開始させ、押込板8が反転工程を開始する(ステップS41)。この反転工程は、前記第2近接スイッチ15がプレスシリンダ12の動作が収縮端に達したことを検知するまで継続する(ステップS51)。第二近接スイッチ15が検知すると(ステップS51でYESの場合)、制御手段19がこの信号を受け、制御手段19はプレスシリンダ12の短縮動作を停止させ、押込板8の反転工程を停止する(ステップS61)。この際、押込板8の停止位置は、反転工程の全ストロークを終えた終了位置(図3の点b)である。そして、前記第二積込動作の場合と同様に、制御手段19はプッシュシリンダ9を短縮させ、押込板8の一次圧縮工程を開始する(ステップS8)。
前記第二積込動作の場合と同様に、この一次圧縮工程は、第3近接スイッチ16がプッシュシリンダ9の動作が収縮端に達したことを検知するまで継続し(ステップS9)、第3近接スイッチ16が検知すると(ステップS9でYESの場合)、制御手段19はプッシュシリンダ9の短縮動作を停止させ、押込板8の一次圧縮工程を停止する(ステップS10)。この際、押込板8の停止位置は、図3の点cの位置、つまり、前記通常圧縮位置である。すなわち、第一積込動作では、飛出し防止位置よりも高い位置にある通常圧縮位置まで押込板8を降下させることから、この押込板8と塵芥投入箱3の底面23との間の容積は、飛出し防止位置の時よりも大きいため、一回のサイクルで多くの塵芥を塵芥収容箱2へ収容することができる。以下、第二積込動作の場合と同様に、二次圧縮工程、及び押込工程のステップが続く。
このように積込動作の開始の際に、切換手段18において、第一積込動作が選択されていると、制御手段19は、第2近接スイッチ15(第一検知手段)の検知により、反転工程の終了位置(図3の点b)から一次圧縮工程を開始させ、押込板8を飛出し防止位置(点f)よりも高い通常圧縮位置(図3の点c)まで降下させ、当該押込板8を前記塵芥収容箱2側へ移動させて塵芥を圧縮させる通常圧縮動作を、積込装置50に行わせることができる。
以上のように、切換手段18における選択より、第二近接スイッチ15(第一検知手段)又はタイマ20(第二検知手段)を機能させることができ、反転工程にある押込板8の一次圧縮工程への開始位置を切り換えることで、押込板8を通常圧縮位置(図3の点c)又は飛出し防止位置(図3の点f)のいずれか一方まで降下させることができる。このようにして、制御手段19は、通常圧縮動作を含む第一積込動作と、飛出し防止圧縮動作を含む第二積込動作とを選択的に切換えて積込装置50に行わせることができることから、一台の塵芥収集車が、二種類の塵芥の特性にそれぞれ適した積込動作が行える。
次に、第二検知手段として、前記タイマ20ではなく、前記近接スイッチ14,15,16,17と同様の近接スイッチ22(図2参照)を用いた変形例について説明する。
この場合、近接スイッチ(以下、中間近接スイッチという)22は、第2近接スイッチ15と第4近接スイッチ17との間に設けられており、プレスシリンダ12に取り付けられたドグ12aを検知することにより、その収縮動作が途中の所定位置に達したことを検知する。これにより、この中間近接スイッチ22は、押込板8が反転工程における始点から終点までの間の途中位置にあることを検知できる。例えば、プレスシリンダ12の収縮動作の全ストロークの2/3の途中位置で前記ドグ12aを検知するように、中間近接スイッチ22が設けられており、中間近接スイッチ22がこれを検知することで制御手段19に検知信号を送信することができるように構成されている。これにより、押込板8が反転工程の途中の所定位置にあることの検知が可能となる。なお、この実施の形態においても、塵芥収集車1における具体的な積込動作は、前記実施形態(図7)と同様である。
この場合、近接スイッチ(以下、中間近接スイッチという)22は、第2近接スイッチ15と第4近接スイッチ17との間に設けられており、プレスシリンダ12に取り付けられたドグ12aを検知することにより、その収縮動作が途中の所定位置に達したことを検知する。これにより、この中間近接スイッチ22は、押込板8が反転工程における始点から終点までの間の途中位置にあることを検知できる。例えば、プレスシリンダ12の収縮動作の全ストロークの2/3の途中位置で前記ドグ12aを検知するように、中間近接スイッチ22が設けられており、中間近接スイッチ22がこれを検知することで制御手段19に検知信号を送信することができるように構成されている。これにより、押込板8が反転工程の途中の所定位置にあることの検知が可能となる。なお、この実施の形態においても、塵芥収集車1における具体的な積込動作は、前記実施形態(図7)と同様である。
また、図9は、制御手段19の制御により積込装置50において行われる積込動作の他の実施形態を説明する説明図である。この実施形態では、通常圧縮動作を含む第一積込動作については、前記実施形態(図3)と同一であるが、飛出し防止圧縮動作を含む第二積込動作が異なる。すなわち、図3の実施形態では、一次圧縮工程で飛出し防止位置(点f)まで降下した押込板8が、塵芥投入箱3の底部と投入口3aとを隙間gを有して仕切っている場合であるが、図9の実施形態では、一次圧縮工程で飛出し防止位置(点F)まで降下した押込板8は、車両後方から見て、塵芥投入箱3の底部と投入口3aとを隙間を無くして仕切っている場合である。すなわち、飛出し防止位置(点f)が塵芥投入箱3の底面23のうちの投入口3a側の端部24(投入口3aの下端)よりも低い位置となる。
この実施の形態では、反転工程において、図3の形態の場合よりもさらに早い段階である途中の所定位置(点E)から一次圧縮を開始している。第二検知手段をタイマ20とした場合で具体的に説明すると、図3では、反転工程が全ストロークで3秒を要する場合に、タイマ20の設定時間を2秒としたが、図9では、この所定時間を図3の場合よりも短く設定しており、例えば1.8秒とすればよい。
この形態によれば、飛出し防止位置(点F)が前記端部24(投入口3aの下端)よりも低い位置であることから、押込板8による圧縮の際に投入口3aから特に飛出しやすい塵芥(例えばPETボトル)の場合であっても、より一層効果的に、当該投入口3aからこの塵芥が飛出るのを防ぐことができる。
この形態によれば、飛出し防止位置(点F)が前記端部24(投入口3aの下端)よりも低い位置であることから、押込板8による圧縮の際に投入口3aから特に飛出しやすい塵芥(例えばPETボトル)の場合であっても、より一層効果的に、当該投入口3aからこの塵芥が飛出るのを防ぐことができる。
図8は、前記各実施の形態における第二積込動作の作用を説明する説明図である。なお、図3の形態の場合で説明する。この図8において、実線で示した押込板8は、第二積込動作を行うことで、飛出し防止位置(点f)まで押込板8を降下させてから、押込板8を塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させる飛出し防止圧縮動作を説明しており、破線で示した押込板8は、第一積込動作を行うことで、通常圧縮位置(点c)まで押込板8を降下させてから、押込板8を塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させる通常圧縮動作を説明している。
通常圧縮動作において、通常圧縮位置(点c)にある押込板8が二次圧縮工程を開始する際、押込板8の先端部8bの移動方向(圧縮方向)は、略真下向きとなる(矢印m)。一方、飛出し防止圧縮動作では、飛出し防止位置(点f)にある押込板8が二次圧縮工程を開始する際、押込板8の先端部8bの移動方向(圧縮方向)が、通常圧縮動作の場合よりも、塵芥投入箱3の奥部側(車両前方側)へ傾いた下向きとなる(矢印n)。したがって、飛出し防止圧縮動作では、二次圧縮工程の開始の際、通常圧縮動作の場合よりも、塵芥を塵芥投入箱3の奥部側へ押し込むようにして圧縮でき、塵芥が投入口3aから飛出すのをより一層効果的に防ぐことができる。
通常圧縮動作において、通常圧縮位置(点c)にある押込板8が二次圧縮工程を開始する際、押込板8の先端部8bの移動方向(圧縮方向)は、略真下向きとなる(矢印m)。一方、飛出し防止圧縮動作では、飛出し防止位置(点f)にある押込板8が二次圧縮工程を開始する際、押込板8の先端部8bの移動方向(圧縮方向)が、通常圧縮動作の場合よりも、塵芥投入箱3の奥部側(車両前方側)へ傾いた下向きとなる(矢印n)。したがって、飛出し防止圧縮動作では、二次圧縮工程の開始の際、通常圧縮動作の場合よりも、塵芥を塵芥投入箱3の奥部側へ押し込むようにして圧縮でき、塵芥が投入口3aから飛出すのをより一層効果的に防ぐことができる。
1 塵芥収集車
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
3a 投入口
8 押込板
18 切換手段
19 制御手段
20 タイマ
22 近接スイッチ
50 積込装置
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
3a 投入口
8 押込板
18 切換手段
19 制御手段
20 タイマ
22 近接スイッチ
50 積込装置
Claims (4)
- 塵芥収容箱と、
この塵芥収容箱の後方に設けられ後部に塵芥の投入口を有している塵芥投入箱と、
押込板を有し前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記押込板を用いて圧縮させつつ前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、
前記塵芥投入箱に投入された塵芥が当該投入口から飛出すのを防ぐ飛出し防止位置から、前記押込板を前記塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させる飛出し防止圧縮動作を、前記積込装置に行わせる制御手段と、
を備えたことを特徴とする塵芥収集車。 - 前記飛出し防止位置よりも高い通常圧縮位置から、前記押込板を前記塵芥収容箱側へ移動させて塵芥を圧縮させる通常圧縮動作と、前記飛出し防止圧縮動作とを選択的に切り換える切換手段を備えた請求項1に記載の塵芥収集車。
- 前記積込装置による塵芥を積み込む動作は、前記押込板を水平軸線回りの後方に回動させる反転工程と、前記押込板を降下させて塵芥を一次圧縮する一次圧縮工程と、前記押込板を水平軸線回りの前方に回動させて塵芥を二次圧縮する二次圧縮工程と、前記押込板を上昇させて塵芥を塵芥収容箱へ押し込む押込工程と、を順に有し、
前記押込板が前記反転工程の終了位置にあることを検知する第一検知手段と、
前記押込板が前記反転工程の途中の所定位置にあることを検知する第二検知手段と、を備え、
前記切換手段において前記通常圧縮動作が選択されると、前記制御手段は、前記第一検知手段の検知により前記反転工程の終了位置から前記一次圧縮工程を開始させて前記押込板を前記通常圧縮位置まで降下させ、
前記切換手段において前記飛出し防止圧縮動作が選択されると、前記制御手段は、前記第二検知手段の検知により前記反転工程の途中から前記一次圧縮工程を開始させて前記押込板を前記飛出し防止位置まで降下させる請求項2に記載の塵芥収集車。 - 前記押込板の前記飛出し防止位置は、前記塵芥投入箱の底面のうちの前記投入口側の端部と、当該押込板の先端部との隙間が、塵芥単体の寸法よりも小さくなる位置である請求項1〜3のいずれか一項に記載の塵芥収集車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006152408A JP2007320711A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 塵芥収集車 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family
ID=38853851
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016030663A (ja) * | 2014-07-28 | 2016-03-07 | 新明和工業株式会社 | 塵芥収集車 |
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2006
- 2006-05-31 JP JP2006152408A patent/JP2007320711A/ja active Pending
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