JP2007316992A - 運転可能判断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】保険会社が変わった場合でも,車両を運転しようとする者に保険契約が適用されるかどうかの判断を確実に行うことができる運転可能判断システムを提供する。
【解決手段】運転者管理装置と,複数の保険契約情報サーバーと,前記運転者管理装置と通信可能であり,かつ前記保険契約情報サーバーのそれぞれと通信可能である中継サーバーとを備え,中継サーバーは,車両ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた保険契約管理リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する保険契約情報提供中継部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は,運転可能判断システムに関する。また,本発明は,車両を運転しようとする者に保険契約が適用されるかどうかの判断を確実に行うシステムに関する。
近年,自動車保険の契約内容が複雑化し,保険契約された自動車に対して運転しようとする者が運転可能かどうかの判断を下すのが難しくなってきている。
通常は自動車のオーナーが契約時に契約内容を決定し,契約するが,その内容をオーナーが気にとめておかないと,例えば,知人などに運転を任そうとする場合,契約内容の範囲外,保険適用外の者にうっかり運転を任せてしまう可能性がある。
また,保険条件が複雑になること,条件を正確に記憶していないなどで,運転しようとする者が契約内容に合致しているか,判断がつきにくい場合がある。
また,特定の保険会社が発行するICカードなどでは,その保険会社との契約が必要であり,家族外の人の判断のためには個人の識別として,免許証などの一般化された個人特定の情報源が必要である。
このような問題を解決するために,特許文献1の発明では,保険契約が適用されない運転者が,運転者毎の情報を記憶する情報記憶器を所持して車両に乗り込んだとき,情報記憶器から受信した情報に基づいて運転者が保険契約に適合するか否かを判定して,運転者の運転を制限することができる警告装置が提供されている。
特開2004−171534号公報
近年は保険会社が多く存在し,保険のサービスに関しても年々変更され,保険会社ごとの差を出そうと各社が懸命になっている。このような中,保険の利用者にとっても,より有利な条件やその利用者の生活パターンや家族構成の変化などにより,保険会社を見直したいという要望がある。
特許文献1の発明では,保険会社を変えるたびに情報記憶器の設定変更が必要であり,この設定変更を怠ると,警告装置が適切に作動しないという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり,保険会社が変わった場合でも,車両を運転しようとする者に保険契約が適用されるかどうかの判断を確実に行うことができる運転可能判断システムを提供するものである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によれば,運転者管理装置と,複数の保険契約情報サーバーと,前記運転者管理装置と通信可能であり,かつ前記保険契約情報サーバーのそれぞれと通信可能である中継サーバーとを備え,運転者管理装置は,個人情報の入力を受け付ける個人情報入力部と,車両を識別するための車両ID及び中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,前記中継サーバーに対して車両IDを送信し,この車両IDの車両に適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバーから受信する保険契約情報取得部と,保険契約情報と個人情報とを利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断する保険契約適用判断部とを備え,複数の保険契約情報サーバーのそれぞれは,車両ID,契約期間及び保険契約情報が対応付けられた保険契約情報リストを記憶する記憶部と,中継サーバーから受信した車両ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから対応する保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバーに送信する保険契約情報提供部とを備え,中継サーバーは,車両ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた保険契約管理リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する保険契約情報提供中継部とを備える運転可能判断システムが提供される。
本発明によれば,車両に搭載される運転者管理装置は,中継サーバーを介して,複数の保険契約情報サーバーから保険契約情報を取得することができる。従って,本発明のシステムを車両に搭載することによって,保険会社が変わった場合でも,車両を運転しようとする者に保険契約が適用されるかどうかの判断を確実に行うことができる。
本発明の一実施形態の運転可能判断システムは,運転者管理装置と,複数の保険契約情報サーバーと,前記運転者管理装置と通信可能であり,かつ前記保険契約情報サーバーのそれぞれと通信可能である中継サーバーとを備え,運転者管理装置は,個人情報の入力を受け付ける個人情報入力部と,車両を識別するための車両ID及び中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,前記中継サーバーに対して車両IDを送信し,この車両IDの車両に適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバーから受信する保険契約情報取得部と,保険契約情報と個人情報とを利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断する保険契約適用判断部とを備え,複数の保険契約情報サーバーのそれぞれは,車両ID,契約期間及び保険契約情報が対応付けられた保険契約情報リストを記憶する記憶部と,中継サーバーから受信した車両ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから対応する保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバーに送信する保険契約情報提供部とを備え,中継サーバーは,車両ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた保険契約管理リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する保険契約情報提供中継部とを備える。
好ましくは,運転者管理装置は,運転者に保険契約が適用されないと保険契約適用判断部が判断したときに,運転者に警告を通知する通知部又は駆動力の作動を禁止する駆動力作動禁止部をさらに備える。
この場合,運転者に保険が適用されない旨を確実に伝えるか,保険が適用されない運転者による運転を確実に防止することができる。
好ましくは,運転者管理装置の記憶部は,保険契約情報取得部が中継サーバーから受信した保険契約情報を記憶する。
この場合,保険契約適用判断部は,この記憶部に記憶された保険契約情報を用いて保険契約適合の判断を行うことができる。これによって,保険契約情報取得部が中継サーバーから保険契約情報の受信ができないときでも,保険契約適用判断部は,記憶部にある保険契約情報を利用して,運転者に保険契約が適用されるか否かの判断を行うことができる。
好ましくは,中継サーバーの保険契約情報提供中継部は,現在日時を契約期間に含む保険契約に対応した保険契約情報サーバーの通信アドレスと,次の契約期間の保険契約に対応した保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,それぞれの通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報をそれぞれの保険契約情報サーバーから受信し,受信した複数の保険契約情報を運転者管理装置に送信し,運転者管理装置の保険契約情報取得部は,中継サーバーから複数の保険契約情報を受信し,運転者管理装置の記憶部は,これらの保険契約情報を記憶する。
この場合,運転者管理装置の記憶部には,現在日時を契約期間に含む保険契約の保険契約情報と次の契約期間の保険契約の保険契約情報が記憶されるので,保険契約の切り替えの際に,保険契約情報取得部が中継サーバーから保険契約情報を受信することができないときでも,保険契約適用判断部は,記憶部にある次の契約期間の保険契約の保険契約情報を利用して,運転者に保険契約が適用されるか否かの判断を行うことができる。
好ましくは,運転者管理装置の記憶部は,個人IDと,過去に保険契約適用判断部によって運転者に保険契約が適用されると判断された日時からなる判断日時とが対応づけられた保険適用者リストを記憶し,保険契約適用判断部は,個人IDをキーにして保険適用者リストから過去の判断日時を取得し,過去の判断日時から現在日時までの経過期間が所定基準内であれば,運転者に保険契約が適用されると判断する。
この場合,再度,保険契約が適用されるか否かを判断する手間を省くことができ,効率的である。
好ましくは,中継サーバーは,保険契約更新管理部をさらに備え,保険契約情報提供中継部が車両IDを受信すると,保険契約更新管理部は,前回の保険契約情報の送付時以降に保険契約の更新があったか否かを判断し,保険契約情報提供中継部は,保険契約更新管理部が更新があったと判断した場合にのみ,保険契約情報サーバーから保険契約情報を取得する。この場合,保険契約が更新されている場合にのみ中継サーバーが保険契約情報を取得するので,不要な通信を避けることができる。
好ましくは,保険契約情報の登録に利用される保険契約情報登録端末をさらに備え,保険契約情報登録端末は,保険会社を識別するための保険会社ID及び保険契約情報の入力を受け付ける入力部と,中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,受け付けた保険会社ID及び保険契約情報を中継サーバーに送信して登録を要求する保険契約情報登録要求部とを備え,中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた通信アドレスリストを記憶し,中継サーバーは,保険契約情報登録中継部をさらに備え,保険契約情報登録中継部は,保険契約情報登録要求部から保険会社ID及び保険契約情報を受信すると,保険会社IDをキーにして通信アドレスリストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに保険契約情報を送信して登録を要求し,かつこの通信アドレスと,保険契約情報中の車両ID及び契約期間を対応付けて保険契約管理リストに登録し,保険契約情報サーバーは,保険契約情報登録部をさらに備え,保険契約情報登録部は,受信した保険契約情報から車両ID及び契約期間を抽出し,車両ID,契約期間及び保険契約情報を対応付けて保険契約情報リストに登録する。
この場合,保険契約情報登録端末をカーディーラーに配置することによって,車両購入時などにカーディーラーで保険契約情報の登録を行うことができるので,保険契約情報の登録を簡便に行うことができる。
好ましくは,中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,所定期間単位内の契約件数が対応付けられた保険契約動向リストと,保険会社IDと送信先アドレスとが対応付けられた送信先アドレスリストとを記憶し,中継サーバーは,保険契約動向集計部と,保険契約動向配信部とをさらに備え,保険契約動向集計部は,保険契約情報登録端末から保険会社ID及び保険契約情報を受信する度に,現在日時が含まれる期間の保険契約動向リストにおいて,受信した保険会社IDに対応した契約件数のカウントをアップし,保険契約動向配信部は,送信対象の保険契約動向リストを契約件数順にソートし,ソート後の保険契約動向リストを,各保険会社IDをキーにして送信先アドレスリストから取得された送信先アドレスに送信する。
この場合,各保険会社は,保険契約の動向を知ることができ,この動向を営業活動に役立てることができる。これによって,より多くの保険会社が本実施形態のシステムに参加することが促進される。
好ましくは,保険契約動向配信部は,保険契約動向リストを送信する前に,送信先以外の保険会社の保険会社IDを隠すフィルタ処理を保険契約動向リストに対して施す。
この場合,自社の保険契約件数を他社に知られたくない保険会社が存在する場合にも,本発明のシステムは,対応することができる。
好ましくは,中継サーバーは,入力部と,運営費負担額配信部をさらに備え,入力部は,運営費の入力を受け付け,運営費負担額配信部は,保険契約動向リストから各保険会社IDに対応した契約件数の割合を算出し,算出した割合×運営費を計算することによって各保険会社IDに対応した運営費負担額を算出し,算出した運営費負担額を,各保険会社IDをキーにして送信先アドレスリストから取得された送信先アドレスに送信する。
この場合,中継サーバーの利用割合に応じて,各保険会社に平等に中継サーバーの運営費を負担させることができる。
好ましくは,中継サーバーは,保険契約整理部をさらに備え,保険契約整理部は,保険契約管理リスト中の各保険契約の契約期間と,現在日時とを比較し,契約期間が満了している場合には,その保険契約を保険契約管理リストから削除する。
この場合,既に過去のものとなった保険契約を中継サーバーの保険契約管理リストから削除することによって,中継サーバーの記憶容量の負荷を低減することができる。
好ましくは,保険契約情報登録端末は,広告情報取得部をさらに備え,広告情報取得部は,保険会社IDを中継サーバーに送信し,その保険会社IDに対応した広告情報を中継サーバーから受信し,中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,保険会社の広告情報とが対応付けられた広告情報リストを記憶し,中継サーバーは,広告情報提供部をさらに備え,広告情報提供部は,広告情報取得部から保険会社IDを受信すると,受信した保険会社IDをキーにして広告情報リストから対応する広告情報を取得し,取得した広告情報を保険契約情報登録端末に送信する。
この場合,各保険会社は,自社の保険契約の内容等を効果的に宣伝することができる。
好ましくは,事故情報の登録に利用される事故情報登録端末をさらに備え,事故情報登録端末は,事故情報の入力を受け付ける入力部と,中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,受け付けた事故情報を中継サーバーに送信して登録を要求する事故情報登録要求部とを備え,中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた通信アドレスリストを記憶し,中継サーバーは,事故情報登録中継部をさらに備え,事故情報登録中継部は,事故情報登録要求部から事故情報を受信すると,事故情報に含まれる車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに事故情報を送信して登録を要求し,保険契約情報サーバーの記憶部は,車両IDと事故情報とが対応付けられた事故情報リストを記憶し,保険契約情報サーバーは,事故情報登録部をさらに備え,事故情報登録部は,事故情報を受信すると,受信した事故情報を車両IDと対応づけて事故情報リストに登録する。
この場合,事故情報登録端末をカーディーラーに配置することによって,事故を起こした者は,簡便に,自己の保険会社に事故情報を知らせることができる。
好ましくは,個人情報管理サーバーをさらに備え,個人情報管理サーバーは,生態情報と個人情報とが対応付けられた個人情報リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した生態情報をキーにして生態情報リストから個人情報を取得し,取得した個人情報を運転者管理装置に送信する個人情報提供部とを備え,運転者管理装置は,個人情報入力部と共に又は個人情報入力部の代わりに,生態情報入力部と個人情報取得部とをさらに備え,運転者管理装置の記憶部が,個人情報管理サーバーとの通信アドレスを記憶し,生態情報入力部が,運転者の生態情報の入力を受け付け,個人情報取得部が,入力された生態情報を個人情報管理サーバーに送信し,個人情報管理サーバーから対応する個人情報を受信する。
この場合,指紋などの生態情報を運転者管理装置に入力するだけで,個人情報の取得が可能になるので,個人情報の入力のための個人カードなどを用いた個人情報の入力が不要になる。
好ましくは,運転者管理装置の保険契約情報取得部は,車両に適用される保険契約が運転手に適用されないと保険契約適用判断部が判断したときに,個人情報に含まれる,個人を特定する個人IDを中継サーバーに送信し,この個人IDの個人の適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバーから受信し,保険契約適用判断部は,この保険契約情報と個人情報を利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断し,保険契約情報サーバーの記憶部は,個人ID,契約期間及び保険契約情報とを対応付けて保険契約情報リストに記憶し,保険契約情報提供部は,中継サーバーから受信した個人ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバーに送信し,中継サーバーの記憶部は,個人ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスを対応付けて保険契約管理リストに記憶し,保険契約情報提供中継部は,運転者管理装置から受信した個人ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに個人ID及び契約期間を送信し,送信した個人ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する。
この場合,運転者が,個人を対象にした保険契約を結んでいる場合にも対応できる。
ところで,本発明は,運転者管理装置と,複数の保険契約情報サーバーのそれぞれと通信可能である中継サーバーであって,運転者管理装置は,個人情報の入力を受け付ける個人情報入力部と,車両を識別するための車両ID及び中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,前記中継サーバーに対して車両IDを送信し,この車両IDの車両に適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバーから受信する保険契約情報取得部と,保険契約情報と個人情報とを利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断する保険契約適用判断部とを備え,複数の保険契約情報サーバーのそれぞれは,車両ID,契約期間及び保険契約情報が対応付けられた保険契約情報リストを記憶する記憶部と,中継サーバーから受信した車両ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから対応する保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバーに送信する保険契約情報提供部とを備え,車両ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた保険契約管理リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する保険契約情報提供中継部とを備える運転可能判断システム用中継サーバーも提供する。上記運転可能判断システムについての説明は,この運転可能判断システム用中継サーバーについても当てはまる。
以下,本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図面や以下の記述中で示す構成は,例示であって,本発明の範囲は,図面や以下の記述中で示すものに限定されない。
1.運転可能判断システムの構成
図1は,本発明の一実施形態の運転可能判断システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態のシステムは,運転者管理装置1と,複数の保険契約情報サーバー2と,中継サーバー3と,保険契約情報登録端末4と,事故情報登録端末5と,個人情報管理サーバー6とを備えている。
運転者管理装置1は,車両に搭載される。複数の保険契約情報サーバー2は,一般に,それぞれ,別々の保険会社によって管理される。中継サーバー3や個人情報管理サーバー6は,例えば,保険会社が共同で設立した会社によって管理される。保険契約情報登録端末4及び事故情報登録端末5は,一般に,種々のメーカーのカーディーラーに設置される。
以下,各構成について詳細に説明する。
1−1.運転者管理装置
まず,図2を用いて,運転者管理装置1の構成について説明する。図2は,運転者管理装置1の構成を示すブロック図である。運転者管理装置1は,制御部8と,個人情報入力部9と,記憶部10と,通信部11と,時計部12と,保険契約情報取得部13と,保険契約適用判断部14と,通知部15と,駆動力作動禁止部16と,生態情報入力部17と,個人情報取得部18とを備える。
制御部8は,運転者管理装置1全体の制御を行う。
個人情報入力部9は,運転者の個人情報の入力を受け付ける。個人情報入力部9は,例えば,ICカードリーダーであり,運転者の個人情報が記憶されたカード(例:ICカード型免許証)から,運転者の個人情報を読み取る。個人情報は,本実施形態では,運転者に保険契約が適用されるか否かを判断するために用いられる個人に関する情報である。個人情報は,一例では,個人ID(例:免許番号),運転者の名前,住所及び生年月日(又は年齢)を含む。
記憶部10は,例えば,半導体メモリやハードディスクで構成され,種々のデータを記憶する。記憶部10は,例えば,中継サーバー3及び個人情報管理サーバー6の通信アドレス(例:IPアドレス,インターネット上のドメイン名を伴うサーバー名),受信した保険契約情報及び保険適用者リストを記憶する。
記憶される保険契約情報は,現在日時を契約期間に含む保険契約の保険契約情報のみの場合もあれば,現在日時を契約期間に含む保険契約と次の契約期間の保険契約の保険契約情報の場合もある。
保険適用者リストは,表1に示すように,保険契約が適用されると判断された者の個人IDと,その判断日時とが対応付けられて構成される。運転者の個人IDがこのリストに含まれていて,かつこのリストの判断日時から現在日時までの経過時間が所定範囲内の場合は,新たに保険契約情報と個人情報とを照合することなく,運転者に保険契約が適用されると判断することができる。なお,以下に示す本明細書中の全ての表中の内容は,例示であって,本発明の内容を限定するものではない。
Figure 2007316992
通信部11は,中継サーバー3や個人情報管理サーバー6との通信に用いられる。通信部11は,有線通信又は無線通信により種々のネットワークに接続する機能を実現する部分である。通信部11は,特に,無線によるネットワーク接続機能を実現するソフトウエアモジュール又はハードウエアモジュールから構成されることが好ましい。通信部11は,中継サーバー3や個人情報管理サーバー6に直接接続して通信してよく,最寄のアクセスポイントに接続し,インターネットを介して中継サーバー3や個人情報管理サーバー6に接続して通信してもよい。
時計部12は,現在日時を保持し,要求に従って現在日時を提供する。
保険契約情報取得部13は,中継サーバー3に対して車両IDを送信し,この車両IDの車両に適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバー3から受信する。保険契約情報は,本実施形態では,運転者に保険契約が適用されるか否かを判断するために用いられる保険契約に関する情報である。保険契約情報は,一例では,車両ID,契約者氏名,契約者住所,契約期間,運転者限定条件(本人限定,家族限定等)及び年齢限定条件を含んだものである。
また,保険契約情報取得部13は,車両に適用される保険契約が運転者に適用されないと保険契約適用判断部14が判断したときに,個人IDを中継サーバー3に送信し,この個人IDの個人の適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバー3から受信する。
保険契約適用判断部14は,保険契約情報取得部13が受信した保険契約情報と,個人情報とを利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断する。保険契約適用判断部14による判断方法は,特に限定されないが,保険契約適用判断部14は,一例では,保険契約の年齢条件,家族限定条件及び本人限定条件に適合しているか否かに従って判断する。
通知部15は,運転者に種々のメッセージや警告を通知する。通知方法としては,例えば,ディスプレイへの表示やスピーカーからの音声出力が挙げられる。駆動力作動禁止部16は,駆動力(例:エンジン,電気モーター)の作動を禁止する。
生態情報入力部17は,運転者の生態情報(例:指紋パターン,静脈パターン)の入力を受け付ける。生態情報入力部17は,例えば,指紋パターンリーダーや静脈パターンリーダーで構成される。
個人情報取得部18は,生態情報入力部17に入力された生態情報を個人情報管理サーバー6に送信し,個人情報管理サーバー6から対応する個人情報を受信する。
運転者管理装置1は,CPU(図示せず)を有しており,CPUが記憶部10に記憶されたプログラムに基づいた処理を行うことによって,上記種々の機能が実現される。
1−2.保険契約情報サーバー
次に,図3を用いて,保険契約情報サーバー2の構成について説明する。図3は,保険契約情報サーバー2の構成を示すブロック図である。
本実施形態のシステムは,複数の保険契約情報サーバー2を備えており,各保険契約情報サーバー2は,制御部21と,記憶部22と,通信部23と,保険契約情報提供部24と,保険契約情報登録部25と,事故情報登録部26を備えている。
制御部21は,保険契約情報サーバー2全体の制御を行う。
記憶部22は,例えば,半導体メモリやハードディスクで構成され,種々のデータを記憶する。記憶部22は,例えば,保険契約情報リスト及び事故情報リストを記憶する。
保険契約情報リストは,表2に示すように,車両ID又は個人IDと,契約期間と,保険契約情報とが対応付けられて構成される。保険契約情報については,一部のみを表2に示したが,保険契約情報には,以下に例示されるような情報が含まれてもよい。
・申込者情報(氏名,住所,年齢,性別等)
・被保険自動車情報(車名,型式,車両ID,初度登録年月,車台番号,安全装置あり なし,使用状況,等)
・特約等(等級,年齢条件,運転者限定状態(本人,家族,他),等)
・契約期間(H18/11/20 16:00〜H19/11/20 16:00 など)
・保険プラン(対人対物補償(無制限,7000万円,等),人身搭乗者障害補償(1億円 ,等),車両補償条件(他車との衝突,単独ありなし),等)
・ドライバー保険かどうか(年齢区分21歳以上か未満か)
・申込み日時
Figure 2007316992
事故情報リストは,表3に示すように,車両ID又は個人IDと,事故情報とが対応付けられて構成される。事故情報は,例えば,運転者の個人情報,事故の状況,事故の発生日時,自動車の車両ID,修理見積もりを含む。
Figure 2007316992
通信部23は,中継サーバー3との通信に用いられる。中継サーバー3との通信は,専用回線やインターネットなどを介して行われる。
保険契約情報提供部24は,中継サーバー3から受信した車両ID又は個人ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから対応する保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバー3に送信する。
保険契約情報登録部25は,中継サーバー3から受信した保険契約情報から車両ID及び契約期間を抽出し,車両ID,契約期間及び保険契約情報を対応付けて保険契約情報リストに登録する。
事故情報登録部26は,中継サーバー3から受信した事故情報を車両IDと対応づけて事故情報リストに登録する。
保険契約情報サーバー2は,CPU(図示せず)を有しており,CPUが記憶部22に記憶されたプログラムに基づいた処理を行うことによって,上記種々の機能が実現される。
1−3.中継サーバー
次に,図4を用いて,中継サーバー3の構成について説明する。図4は,中継サーバー3の構成を示すブロック図である。
中継サーバー3は,制御部28と,記憶部29と,通信部30と,時計部31と,保険契約情報提供中継部32と,保険契約情報登録中継部33と,保険契約動向集計部35と,保険契約動向配信部36と,入力部38と,運営費負担額配信部39と,保険契約整理部40と,広告情報提供部41と,保険契約更新管理部42と,事故情報登録中継部43とを備える。
制御部28は,中継サーバー3全体の制御を行う。
記憶部29は,例えば,半導体メモリやハードディスクで構成され,種々のデータを記憶する。記憶部29は,例えば,保険契約管理リストと,保険契約動向リストと,広告情報リストと,通信アドレスリストと,送信先アドレスリストと,保険契約更新日時リストと,保険契約情報送信日時リストとを記憶する。
保険契約管理リストは,表4に示すように,車両ID又は個人IDと,契約期間と,保険契約情報サーバー2の通信アドレスとが対応付けられて構成される。
Figure 2007316992
保険契約動向リストは,保険会社を識別する保険会社ID(例:保険会社ID,保険会社番号)と,契約件数とが対応付けられて構成される。保険契約動向リストは,所定期間単位(日単位や月単位)で作成される。表5は,日単位の保険契約動向リストの一例であり,保険会社毎の3月25日の契約成立件数を示している。表6は,月単位の保険契約動向リストの一例であり,保険会社毎の3月の契約成立件数を示している。
Figure 2007316992
Figure 2007316992
広告情報リストは,表7に示すように,保険会社IDと,広告情報とが対応付けられて構成される。
Figure 2007316992
通信アドレスリストは,表8に示すように,保険会社IDと,保険契約情報サーバー2の通信アドレスとが対応付けられて構成される。
Figure 2007316992
送信先アドレスリストは,表9に示すように,保険会社IDと,送信先アドレス(例:電子メールアドレス)とが対応付けられて構成される。
Figure 2007316992
保険契約更新日時リストは,表10に示すように,車両IDと,保険契約の更新日時とが対応付けられて構成される。
Figure 2007316992
保険契約情報送信日時リストは,表11に示すように,車両IDと,保険契約情報を運転者管理装置1に最後に送信した日時(送信日時)とが対応付けられて構成される。
Figure 2007316992
通信部30は,運転者管理装置1と,複数の保険契約情報サーバー2と,保険契約情報登録端末4と,事故情報登録端末5との通信に用いられる。
時計部31は,現在日時を保持し,要求に従って現在日時を提供する。
保険契約情報提供中継部32は,運転者管理装置1から受信した車両ID又は個人ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバー2の通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバー2に車両ID又は個人ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID又は個人ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバー2から受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する。
また,保険契約情報提供中継部32は,現在日時を契約期間に含む保険契約に対応した保険契約情報サーバーの通信アドレスと,次の契約期間の保険契約に対応した保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,それぞれの通信アドレスの保険契約情報サーバー2に車両ID又は個人ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID又は個人ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報をそれぞれの保険契約情報サーバー2から受信し,受信した複数の保険契約情報を運転者管理装置に送信する。
保険契約情報登録中継部33は,保険契約情報登録端末4から保険会社ID及び保険契約情報を受信すると,保険会社IDをキーにして通信アドレスリストから対応する保険契約情報サーバー2の通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバー2に保険契約情報を送信し,かつこの通信アドレスと,保険契約情報中の車両ID及び契約期間を対応付けて保険契約管理リストに登録する。また,保険契約情報に含まれる申込日時を取り出し,それを更新日時として,車両IDと更新日時を対応付けて,記憶部29の保険契約更新日時リストの内容を更新する。すでに同じ車両IDの項目がリストに存在すれば,それを上書きし,存在しない場合は項目を追加する
保険契約動向集計部35は,保険契約情報登録端末4から保険会社ID及び保険契約情報を受信する度に,現在日時が含まれる期間の保険契約動向リストにおいて,受信した保険会社IDに対応した契約件数のカウントをアップする。これによって,単位期間毎の各保険会社IDに対応した契約件数を集計することができる。
保険契約動向配信部36は,送信対象の保険契約動向リストを契約件数順にソートし,ソート後の保険契約動向リストを,各保険会社IDをキーにして送信先アドレスリストから取得された送信先アドレスに送信する。また,保険契約動向配信部36は,保険契約動向リストを送信する前に,送信先以外の保険会社の保険会社IDを隠すフィルタ処理を保険契約動向リストに対して施す。なお,保険契約動向リストは,ソートをせずに,配信してもよい。
入力部38は,中継サーバー3の運営費の入力を受け付ける。
運営費負担額配信部39は,保険契約動向リストから各保険会社IDに対応した契約件数の割合を算出し,算出した割合×運営費を計算することによって各保険会社IDに対応した運営費負担額を算出し,算出した運営費負担額を,各保険会社IDをキーにして送信先アドレスリストから取得された送信先アドレスに送信する。
保険契約整理部40は,保険契約管理リスト中の各保険契約の契約期間と,現在日時とを比較し,契約期間が満了している場合には,その保険契約を保険契約管理リストから削除する。
広告情報提供部41は,保険契約情報登録端末4の広告情報取得部52から保険会社IDを受信すると,受信した保険会社IDをキーにして広告情報リストから対応する広告情報を取得し,取得した広告情報を保険契約情報登録端末4に送信する。
保険契約更新管理部42は,前回の保険契約情報の送付時以降に保険契約の更新があったか否かを判断する。一例では,保険契約更新管理部42は,受信した車両IDをキーにして保険契約情報送信日時リストと保険契約更新日時リストから受信した車両IDの車両に最後に保険契約情報を送信した日時(以下,保険契約情報送信日時)と,受信した車両IDの車両に適用される保険契約が最後に更新された日時(以下,保険契約更新日時)を取得し,保険契約更新日時の方が保険契約情報送信日時よりも新しいか否かを判断することによって,保険契約の更新があったか否かを判断する。
事故情報登録中継部43は, 事故情報登録端末5の事故情報登録要求部61から事故情報を受信すると,事故情報に含まれる車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに事故情報を送信し,その登録を要求する。
中継サーバー3は,CPU(図示せず)を有しており,CPUが記憶部29に記憶されたプログラムに基づいた処理を行うことによって,上記種々の機能が実現される。
1−4.保険契約情報登録端末
次に,図5を用いて,保険契約情報登録端末4の構成について説明する。図5は,保険契約情報登録端末4の構成を示すブロック図である。
保険契約情報登録端末4は,制御部45と,入力部46と,表示部47と,記憶部48と,通信部49と, 時計部50と,保険契約情報登録要求部51と,広告情報取得部52とを有する。
制御部45は,保険契約情報登録端末4全体の制御を行う。
入力部46は,例えば,キーボード及びマウスからなり,保険会社ID及び保険契約情報の入力を受け付ける。
表示部47は,例えば,ディスプレイからなり,保険会社ID及び保険契約情報等の入力に必要な情報を表示する。
記憶部48は,例えば,半導体メモリやハードディスクで構成され,種々のデータを記憶する。記憶部48は,中継サーバー3の通信アドレスを記憶する。
通信部49は,中継サーバー3との通信に用いられる。
時計部50は,現在日時を保持し,要求に従って現在日時を提供する。
保険契約情報登録要求部51は,入力部46が受け付けた保険会社ID及び保険契約情報を中継サーバーに送信して登録を要求する。
広告情報取得部52は,入力部46が受け付けた保険会社IDを中継サーバー3に送信し,その保険会社IDに対応した広告情報を中継サーバー3から受信する。
保険契約情報登録端末4は,CPU(図示せず)を有しており,CPUが記憶部48に記憶されたプログラムに基づいた処理を行うことによって,上記種々の機能が実現される。
1−5.事故情報登録端末
次に,図6を用いて,事故情報登録端末5の構成について説明する。図6は,事故情報登録端末5の構成を示すブロック図である。
事故情報登録端末5は,制御部55と, 入力部56と,表示部57と,記憶部58と,通信部59と, 時計部60と, 事故情報登録要求部61とを有する。
制御部55は,事故情報登録端末5全体の制御を行う。
入力部56は,例えば,キーボード及びマウスからなり,事故情報の入力を受け付ける。
表示部57は,例えば,ディスプレイからなり,事故情報の入力に必要な情報を表示する。
記憶部58は,例えば,半導体メモリやハードディスクで構成され,種々のデータを記憶する。記憶部58は,中継サーバー3の通信アドレスを記憶する。
通信部59は,中継サーバー3との通信に用いられる。
時計部60は,現在日時を保持し,要求に従って現在日時を提供する。
事故情報登録要求部61は,入力部56が受け付けた事故情報を中継サーバーに送信して登録を要求する。
事故情報登録端末5は,CPU(図示せず)を有しており,CPUが記憶部58に記憶されたプログラムに基づいた処理を行うことによって,上記種々の機能が実現される。
1−6.個人情報管理サーバー
次に,図7を用いて,個人情報管理サーバー6の構成について説明する。図7は,個人情報管理サーバー6の構成を示すブロック図である。
個人情報管理サーバー6は,制御部65と, 記憶部66と,通信部67と, 個人情報提供部68と,生態情報入力部69と,個人情報入力部70と,個人情報登録部71とを備える。
制御部65は,個人情報管理サーバー6全体の制御を行う。
記憶部66は,例えば,半導体メモリやハードディスクで構成され,種々のデータを記憶する。記憶部66は,個人情報リストを記憶している。
個人情報リストは,表12に示すように,生態情報と,個人情報とが対応付けられて構成される。生態情報は,一例として,指紋パターンを0と1のビット列で表現したものを示す。
Figure 2007316992
通信部67は,運転者管理装置1との通信に用いられる。
個人情報提供部68は,運転者管理装置1から受信した生態情報をキーにして個人情報リストから個人情報を取得し,取得した個人情報を運転者管理装置1に送信する。
生態情報入力部69は,生態情報(例:指紋パターン,静脈パターン)の入力を受け付ける。生態情報入力部69は,例えば,指紋パターンリーダーや静脈パターンリーダーで構成される。
個人情報入力部70は,個人情報の入力を受け付ける。
個人情報登録部71は,生態情報入力部69が受け付けた生態情報と,個人情報入力部70が受け付けた個人情報を対応付けて,個人情報リストに登録する。
個人情報管理サーバー6は,CPU(図示せず)を有しており,CPUが記憶部66に記憶されたプログラムに基づいた処理を行うことによって,上記種々の機能が実現される。
2.本実施形態の運転可能判断システムによる運転可能判断処理
図8〜図14を用いて,本実施形態の一実施形態の運転可能判断システムによる運転可能判断処理について説明する。
2−1.個人情報取得
まず,車両を運転しようとする者(以下,運転者)は,自己の生態情報(本実施形態では,指紋パターン)か,個人情報(本実施形態では,個人ID(例:免許番号),氏名,住所及び生年月日)を運転者管理装置1に入力する。生態情報は,自己の生態情報を生態情報入力部(本実施形態では,指紋パターンリーダー)17に読み込ませることによって入力することができる。個人情報は,個人情報が記録されたカード(本実施形態では,ICカード型運転免許証)を個人情報入力部(本実施形態では,ICカードリーダー)9に読み込ませることによって入力することができる。
運転者管理装置1の生態情報入力部17は,生態情報の入力を監視し(図8のステップSA1),生態情報の入力を検出すると(ステップSA1のY),個人情報取得部18が,入力された生態情報をキーにして,個人情報管理サーバー6から個人情報の取得を試みる(ステップSA2)。
ここで,図10を用いて,ステップSA2の個人情報取得処理について説明する。まず,個人情報取得部18は,記憶部10に記憶された個人情報管理サーバー6の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)を利用して個人情報管理サーバー6に接続し,生態情報を送信すると共に,その生態情報に対応する個人情報を要求する(図10のステップSB1)。
個人情報管理サーバー6の個人情報提供部68は,生態情報を受信すると(ステップSC1),記憶部66にある個人情報リスト内を検索して受信した生態情報とマッチングするデータが存在するかどうかを調べる(ステップSC2)。マッチングするデータがある場合(ステップSC3のY)は,マッチングした生態情報に対応する個人情報を運転者管理装置1に送信する(ステップSC4)。マッチングするデータがない場合(ステップSC3のN)は,マッチング不成功の通知を運転者管理装置1に送信する(ステップSC5)。運転者管理装置1の個人情報取得部18は,個人情報又はマッチング不成功の通知を受信し(ステップSB2),図8のステップSA3に進む。
図8のステップSA3では,個人情報取得部18が個人情報の取得に成功したか否かが判断される。個人情報取得部18がマッチング不成功の通知を受信した場合(すなわち,個人情報の取得に成功しなかった場合)(ステップSA3のN)は,通知部15がその旨のメッセージ(例:「個人情報の取得ができませんでした。」)を運転者に通知し(ステップSA4),ステップSA5に進む。個人情報取得部18が個人情報の取得に成功した場合(ステップSA3のY)は,ステップSA6に進む。
生態情報入力部17が生態情報の入力を検出しない場合(ステップSA1のN)や,個人情報取得部18がマッチング不成功の通知を受信した場合(ステップSA3のN)は,個人情報入力部9が,個人情報の入力を検出した後(ステップSA5),ステップSA6に進む。
ステップSA6では,保険契約適用判断部14は,運転者に保険契約が適用されるか否かを保険適用者リストから判断する。保険契約適用判断部14は,具体的には,運転者の個人IDをキーにして保険適用者リストから対応する判断日時を取得し,判断日時から現在日時までの経過時間が所定基準内(例:24時間以内)であるか否かを判断し,基準内である場合には,運転者に保険契約が適用されると判断する。
運転者に保険契約が適用されると判断した場合(ステップSA6のY)は,図9のステップSA17に進む。それ以外の場合(ステップSA6のN)は,ステップSA7に進む。
ステップSA7では,個人情報取得部18又は個人情報入力部9は,取得又は入力された個人情報を記憶部10に記憶させる。
2−2.車両IDをキーにして保険契約情報取得
次に,運転者管理装置1の保険契約情報取得部13は,記憶部10に記憶された車両ID(例:大阪 300 は AB−DC)を読み出し(ステップSA8),この車両IDをキーにして保険契約情報(本実施形態では,車両ID,契約者氏名,契約者住所,契約期間,運転者限定条件(本人限定,家族限定等)及び年齢限定条件)の取得を行う(ステップSA9)。
ここで,図11〜図13のフローチャートを用いて,ステップSA9の,車両IDをキーにした保険契約情報取得処理について説明する。
まず,保険契約情報取得部13は,記憶部10に記憶された中継サーバー3の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)を利用して中継サーバー3に接続し,車両IDを送信すると共に,その車両IDに対応する保険契約情報を要求する(図11のステップSD1)。
中継サーバー3の保険契約情報提供中継部32が車両IDを受信すると(ステップSE1),保険契約更新管理部42は,受信した車両IDをキーにして保険契約情報送信日時リストと保険契約更新日時リストを検索して,受信した車両IDの車両に最後に保険契約情報を送信した日時(以下,保険契約情報送信日時)と,受信した車両IDの車両に適用される保険契約が最後に更新された日時(以下,保険契約更新日時)を取得し(ステップSE2),保険契約更新日時の方が保険契約情報送信日時よりも新しいか否かを判断する(ステップSE3)。
保険契約更新日時の方が新しくない場合(同じ日時又は保険契約更新日時よりも古い場合)(ステップSE3のN)には,保険契約更新管理部42は,運転者管理装置1に対して,「更新なし」の通知を送信し(ステップSE4),処理を終える。運転者管理装置1は,ステップSD2において,この通知を受信する。このステップについては,後述する。
一方,保険契約更新日時の方が新しい場合(ステップSE3のY)には,保険契約情報提供中継部32は,取得すべき保険契約情報を記憶している保険契約情報サーバー2の通信アドレスを取得する(ステップSE5)。
ここで,図12のフローチャートを用いて,ステップSE5の,保険契約情報サーバー2の通信アドレス取得処理について説明する。まず,保険契約情報提供中継部32は,保険契約管理リストから,車両IDをキーにして,この車両IDの車両に適用される保険契約を全て抽出する(ステップSF1)。次に,抽出した保険契約から,現在日時をキーにして現在日時を契約期間に含む保険契約を抽出する(ステップSF2)。現在日時は,時計部31から取得される。次に,現在の契約期間の次の契約期間の保険契約があれば,その保険契約も抽出する(ステップSF3)。次に,抽出した全ての保険契約について,車両IDと契約期間をキーにして,保険契約管理リストから保険契約情報サーバー2の通信アドレスを取得し(ステップSF4),図11のステップSE6に進む。
図11のステップSE6では,保険契約情報提供中継部32は,現在日時を契約期間に含む保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバー2から取得する。
ここで,図13のフローチャートを用いて,ステップSE6の,保険契約情報サーバー2から保険契約情報取得処理について説明する。まず,保険契約情報提供中継部32は,現在日時を契約期間に含む保険契約の保険契約情報サーバー2の通信アドレス(本実施形態ではIPアドレス)を利用して保険契約情報サーバー2に接続し,車両ID及び契約期間を送信すると共に,その車両ID及び契約期間に対応する保険契約情報を要求する(ステップSG1)。
保険契約情報サーバー2の保険契約情報提供部24は,車両ID及び契約期間を受信すると(ステップSH1),保険契約情報リストから,受信した車両ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから,対応する保険契約情報を取得し(ステップSH2),取得した保険契約情報を中継サーバー3に送信する(ステップSH3)。保険契約情報提供中継部32は,保険契約情報サーバー2から保険契約情報を受信し(ステップSG2),図11のステップSE7に進む。
図11のステップSE7では,保険契約情報提供中継部32は,次の契約期間の保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバー2から取得する。ステップSE7の処理は,ステップSE6の処理と同様の方法で行われるが,次の契約期間に保険会社を変更する場合には,ステップSE6のときとは異なる保険契約情報サーバー2に接続する。次の契約期間の保険契約が存在しない場合は,ステップSE7は,スキップされる。
次に,保険契約情報提供中継部32は,取得した全ての保険契約情報(例:現在日時を契約期間に含む保険契約の保険契約情報のみ,又は現在日時を契約期間に含む保険契約と次の契約期間の保険契約の保険契約情報)を運転者管理装置1に送信し(ステップSE8),保険契約情報送信日時リストの保険契約情報送信日時を更新する(ステップSE9)。
運転者管理装置1の保険契約情報取得部13は,ステップSE9で送信される保険契約情報か,ステップSE4で送信される,「更新なし」の通知を受信し(ステップSD2),保険契約情報を受信した場合は,受信した保険契約情報を記憶部10に記憶する(ステップSD3)。「更新なし」の通知を受信した場合は,ステップSD3は,スキップされる。
以上で,図8のステップSA9の処理を終え,ステップSA10に進む。
2−3.保険契約適用判断
図8のステップSA10では,運転者管理装置1の保険契約適用判断部14は,車両IDをキーにして取得した保険契約情報と運転者の個人情報を利用して,運転者に保険契約が適用されるか否かを判断し,保険契約が適用されると判断した場合に,その運転者の個人IDと判断日時を保険適用者リストに登録する。
ここで,図14のフローチャートを用いて,ステップSA10の,保険適用者登録処理について説明する。まず,保険契約適用判断部14が,記憶部10から個人情報と保険契約情報を読み出す(ステップSI1)。次に,保険契約適用判断部14は,保険契約に年齢条件があるか否かを判断し(ステップSI2),年齢条件がある場合(ステップSI2のY),年齢条件がクリアされているかどうか判断する(ステップSI3)。運転者の年齢は,個人情報に含まれる生年月日と,現在日時とを比較することによって算出することができる。個人情報の年齢が含まれている場合には,その年齢を利用してもよい。年齢条件がクリアされていない場合(ステップSI3のN)には,保険契約が適用されないと判断し,処理を終了し,図9のステップSA11に進む。年齢条件がない場合(ステップSI2のN)や,年齢条件がクリアされている場合(ステップSI3のY)は,ステップSI4に進む。
ステップSI4では,保険契約適用判断部14は,保険契約に家族限定条件があるか否かを判断し,家族限定条件がある場合(ステップSI4のY),家族限定条件がクリアされているかどうか判断する(ステップSI5)。家族限定条件がクリアされているか否かは,運転者と保険契約の契約者とで,住所が一致しているか,姓が一致しているかなどを基準に判断することができる。家族限定条件がクリアされていない場合(ステップSI5のN)には,保険契約が適用されないと判断し,処理を終了し,図9のステップSA11に進む。家族限定条件がない場合(ステップSI4のN)や,家族限定条件がクリアされている場合(ステップSI5のY)は,ステップSI6に進む。
ステップSI6では,保険契約適用判断部14は,保険契約に本人限定条件があるか否かを判断し,本人限定条件がある場合(ステップSI6のY),本人限定条件がクリアされているかどうか判断する(ステップSI7)。本人限定条件がクリアされているか否かは,運転者と保険契約の契約者とで,氏名が一致しているか,個人IDが一致しているかなどを基準に判断することができる。本人限定条件がクリアされていない場合(ステップSI7のN)には,保険契約が適用されないと判断し,処理を終了し,図8のステップSA11に進む。本人限定条件がない場合(ステップSI6のN)や,本人限定条件がクリアされている場合(ステップSI7のY)は,ステップSI8に進む。
ステップSI8では,保険契約適用判断部14は,運転者に保険契約が適用されると判断し,運転者の個人IDと現在日時とを,保険適用者リストに登録する。次に,図9のステップSA11に進む。
図9のステップSA11では,保険契約適用判断部14は,運転者に保険契約が適用されるか否かを保険適用者リストから判断する。保険契約適用判断部14は,具体的には,運転者の個人IDをキーにして保険適用者リストから対応する判断日時を取得し,判断日時から現在日時までの経過時間が所定基準内(例:24時間以内)であるか否かを判断し,基準内である場合には,運転者に保険契約が適用されると判断する。
運転者に保険契約が適用されると判断した場合(ステップSA11のY)は,図9のステップSA17に進む。それ以外の場合(ステップSA11のN)は,ステップSA12に進む。
2−4.個人IDをキーにして保険契約情報取得
ステップSA12では,運転者管理装置1の保険契約情報取得部13は,記憶部10に記憶された個人IDを読み出す。次に,保険契約情報取得部13は,この個人IDをキーにして保険契約情報の取得を行う(ステップSA13)。ステップSA13は,ステップSA9に類似しており,ステップSA9では,車両IDをキーにして保険契約情報取得が行われたのに対し,ステップSA13では,個人IDをキーにして保険契約情報取得が行われる点が異なっている。従って,「2−2.車両IDをキーにして保険契約情報取得」の項の説明は,「車両ID」を「個人ID」に変えて,「2−4.個人IDをキーにして保険契約情報取得」の項に適用できる。
2−5.保険契約適用判断
ステップSA14では,運転者管理装置1の保険契約適用判断部14は,車両IDをキーにして取得した保険契約情報と運転者の個人情報を利用して,運転者に保険契約が適用されるか否かを判断し,保険契約が適用されると判断した場合に,その運転者の個人IDと判断日時を保険適用者リストに登録する。ステップSA14は,判断対象の保険契約情報が異なる点以外は,ステップSA10と同じである。
次に,ステップSA15では,保険契約適用判断部14は,運転者に保険契約が適用されるか否かを保険適用者リストから判断する。ステップSA15での保険契約適用判断部14による判断方法は,ステップSA11と同じである。
運転者に保険契約が適用されると判断した場合(ステップSA15のY)は,ステップSA17に進む。それ以外の場合(ステップSA15のN)は,ステップSA16に進む。
2−6.運転可能判断
ステップSA6,SA11,SA15の何れかにおいて,運転者に保険契約が適用されると判断された場合(ステップSA15のY)は,ステップSA17において,通知部15が,運転者にメッセージ(例:「運転者に保険契約が適用されます。」)を通知する。一方,ステップSA6,SA11,SA15の何れにおいても,運転者に保険契約が適用されると判断されなかった場合(ステップSA15のN)は,ステップSA16において,通知部15が,運転者に警告(例:ブザー,メッセージ「運転者に保険契約が適用されません。」)を通知するか,駆動力作動禁止部16が,駆動力(例:エンジン,モーター)の作動を禁止する。
以上のように,本実施形態のシステムによれば,車両に搭載されている運転者管理装置1は,中継サーバー3を介して,複数の保険契約情報サーバー2から(従って,複数の保険会社から)保険契約情報を取得することができる。従って,本実施形態のシステムによれば,保険会社が変わった場合でも,運転者に保険契約が適用されるかどうかの判断を確実に行うことができる。
3.保険契約情報登録処理
次に,図15及び図16のフローチャートを用いて,本実施形態の一実施形態の運転可能判断システムにおける保険契約情報登録処理について説明する。
本実施形態のシステムでは,保険契約情報登録は,数多くのカーディーラーに配置されている保険契約情報登録端末4を用いて行う。
3−1.広告情報の要求,表示
まず,端末4を利用して保険契約情報を登録しようとする者(以下,「端末利用者」という。)は,保険会社毎の広告情報(例:キャンペーンの情報,保険の特徴)を見たいときには,入力部(本実施形態では,キーボードとマウス)46と表示部(本実施形態では,ディスプレイ)47を利用して,保険会社を選択し,広告情報を要求する。
保険契約情報登録端末4の入力部46が保険会社の選択及び広告情報の要求を検出すると(ステップSJ1のY),広告情報取得部52は,記憶部48に記憶された中継サーバー3の通信アドレスを利用して中継サーバー3に接続し,端末利用者が選択した保険会社に対応する保険会社ID(例:保険会社名,保険会社番号)を送信し,その保険会社IDに対応する広告情報を要求する(ステップSJ2)。
中継サーバー3の広告情報提供部41は,保険会社ID及び広告情報の要求を受信すると(ステップSK1),受信した保険会社IDをキーにして,記憶部29にある広告情報リストを検索して,受信した保険会社IDに対応する広告情報を取得し(ステップSK2),取得した広告情報を保険契約情報登録端末4に送信する(ステップSK3)。保険契約情報登録端末4の広告情報取得部52は,広告情報を受信すると,それを表示部47に表示し(ステップSJ3),ステップSJ4に進む。
端末利用者が広告情報を必要としない場合(ステップSJ1のN)もステップSJ4に進む。
3−2.保険契約情報の登録
次に,端末利用者は,保険会社を選択し,保険契約情報を入力する。ここでは,保険契約情報は,例えば,以下に示すような詳細な内容を含む。
・申込者情報(住所,氏名,年齢,等)
・被保険自動車情報(車名,型式,車両ID,初度登録年月,車台番号,安全装置あり なし,使用状況,等)
・特約等(等級,年齢条件,運転者限定状態(本人,家族,他),等)
・契約期間(H18/11/20 16:00〜H19/11/20 16:00 など)
・保険プラン(対人対物補償(無制限,7000万円,等),人身搭乗者障害補償(1億円 ,等),車両補償条件(他車との衝突,単独ありなし),等)
・ドライバー保険かどうか(年齢区分21歳以上か未満か)
保険契約情報登録端末4の入力部46が保険契約情報の入力及びその情報の登録の要求を検出すると(ステップSJ4),保険契約情報登録要求部51は,時計部50から取得した現在日時を保険契約の申込日時として保険契約情報に追加し(ステップSJ5),中継サーバー3に接続し,端末利用者が選択した保険会社に対応する保険会社IDと保険契約情報を送信して登録を要求する(ステップSJ6)。
中継サーバー3の保険契約情報登録中継部33は,保険会社ID,保険契約情報及び登録の要求を受信すると(ステップSK4),受信した保険会社IDをキーにして,記憶部29にある通信アドレスリストを検索して,受信した保険会社IDに対応する保険契約情報サーバー2の通信アドレスを取得し(ステップSK5),その通信アドレスを利用して保険契約情報サーバー2に接続し,保険契約情報を送信して登録を要求する(ステップSK6)。
保険契約情報サーバー2の保険契約情報登録部25は,保険契約情報を受信すると(図16のステップSL1),受信した保険契約情報から車両ID及び契約期間を抽出し(ステップSL2),車両ID,契約期間及び保険契約情報を対応付けて,記憶部22の保険契約情報リストに登録する(ステップSL3)。保険契約情報登録部25は,リストへの登録が終了すると,登録終了通知を中継サーバー3に送信する(ステップSL4)。
中継サーバー3の保険契約情報登録中継部33は,登録終了通知を受信すると(図15のステップSK7),保険契約情報から車両ID及び契約期間を抽出し(ステップSK8),車両ID,契約期間及び保険契約情報サーバー2の通信アドレスを対応付けて,記憶部29の保険契約管理リストに登録する(ステップSK9)。また,保険契約情報登録中継部33は,保険契約情報に含まれる申込日時を取り出し,それを更新日時として,車両IDと更新日時を対応付けて,記憶部29の保険契約更新日時リストの内容を更新する。すでに同じ車両IDの項目がリストに存在すれば,それを上書きし,存在しない場合は項目を追加する(ステップSK10)。
このように,中継サーバー3の保険契約管理リストには,保険契約情報自体は保持せず,代わりに,保険契約情報を保持する保険契約情報サーバー2の通信アドレスを保持している。このため,(1)中継サーバー3の記憶部29の容量を比較的小さくすることができ,(2)中継サーバー3が不正アクセスされた場合でも,情報漏洩の被害を比較的小さくすることができ,(3)保険会社によって保険契約情報に含まれる項目が異なっている場合でも,一元管理が容易であるというメリットがある。
次に,中継サーバー3の保険契約動向集計部35は,記憶部29にある保険契約動向リストを更新する。具体的には,保険契約動向集計部35は,現在日の保険契約動向リストと,現在月の保険契約リストを特定し,それぞれのリストにおいて,保険契約情報登録端末4から受信した保険会社IDに対応した契約件数のカウントをアップさせる(ステップSK11)。登録要求を受ける度に,保険契約動向集計部35が,保険契約動向リストを更新することによって,日単位及び月単位で,各保険会社IDに対応した契約件数を集計することができる。
次に,中継サーバー3の保険契約情報登録部25は,登録終了通知を保険契約情報登録端末4に送信する(ステップSK12)。保険契約情報登録端末4の保険契約情報登録要求部51が登録終了通知を受信し(ステップSJ7),保険契約情報登録処理が完了する。
4.保険契約動向配信処理
次に,図17及び図18のフローチャートを用いて,本実施形態の一実施形態の運転可能判断システムにおける保険契約動向配信処理について説明する。
保険契約動向の配信処理は,中継サーバー3の保険契約動向配信部36が起動されることによって開始される。保険契約動向配信部36は,定期的に(例:1日1回12:00に)起動される。保険契約動向配信部36は,保険会社からの要求があったときに起動されるようにしてもよい。
保険契約動向配信部36は,起動されると,まず,時計部31から現在日付を取得し(ステップSM1),その前日の保険契約動向リストを読み出す(ステップSM2)。次に,読み出した保険契約動向リストの配信処理を行う(ステップSM3)。
ここで,図18のフローチャートを用いて,ステップSM3の,保険契約動向リストの配信処理について説明する。まず,保険契約動向配信部36は,読み出した保険契約動向リストを契約件数順にソートする(ステップSN1)。ソートは,昇順であっても降順であってもよい。ここで,表5の保険契約動向リストを降順にソートした後の状態を表13に示す。
Figure 2007316992
次に,保険契約動向配信部36は,ソート後の保険契約動向リストの最初の行の保険会社IDをキーにして,送信先アドレスリストを検索して,送信先アドレス(例:電子メールアドレス)を取得する(ステップSN2)。
次に,保険契約動向配信部36は,ソート後の保険契約動向リストに対して,キーにした保険会社ID以外の保険会社IDを隠すフィルタ処理を行う(ステップSN3)。次に,ステップSN2で取得した送信先アドレスに対してフィルタ処理後の保険契約動向リストを送信する(ステップSN4)。ここで,フィルタ処理後の保険契約動向リストの一例を表14に示す。表14は,ABC社に送信するための保険契約動向リストであり,ABC社以外の保険会社IDは,フィルタ処理によって「-------」に置き換えられている。他の保険会社に送信するための保険契約動向リストでは,フィルタ処理によって送信先の保険会社ID以外の保険会社IDが「-------」に置き換えられる。
Figure 2007316992
次に,保険契約動向リストに未処理の保険会社IDがあるか否かを調べ(ステップSN5),ある場合(ステップSN5のY)には,次の行の保険会社IDをキーにして,送信先アドレスリストを検索して,送信先アドレスを取得し(ステップSN6),ステップSN3に戻り,未処理の保険会社IDがなくなるまで(ステップSN5のN),処理を繰り返す。これによって,送信先以外の保険会社IDが隠された保険契約動向リストが各保険会社に送信される。
次に,図17のステップSM4に進み,保険契約動向配信部36は,現在日付が月の初めであるか否かを確認する(ステップSM4)。月の初めである場合(ステップSM4のY),その前月の保険契約動向リストを読み出す(ステップSM5)。次に,読み出した保険契約動向リストの配信処理を行う(ステップSM6)。ステップSM6では,ステップSM3と同じ方法で行われる。月の初めでない場合は,保険契約動向配信部36は,何もせずに,処理を終了する。
5.運営費負担額配信処理
次に,図19のフローチャートを用いて,本実施形態の一実施形態の運転可能判断システムにおける運営費負担額配信処理について説明する。
運営費負担額の配信処理は,中継サーバー3の運営費負担額配信部39が起動されることによって開始される。運営費負担額配信部39は,定期的に(例:月に1回,毎月1日の10:00に)起動される。運営費負担額配信部39は,保険会社からの要求があったときに起動されるようにしてもよい。
運営費負担額配信部39は,起動されると,中継サーバー3の管理者に対して,前月の運営費の入力を促す。中継サーバー3の管理者は,前月の運営費を入力し,運営費負担額配信部39は,運営費の入力を検出すると(ステップSO1),運営費を記憶部29に一旦記憶させる。また,月ごとに運営費を入力せず,決められた額を固定的に記憶部29に保持してもよい。
次に,運営費負担額配信部39は,時計部31から現在日付を取得し,その前月の保険契約動向リストを読み出す(ステップSO2)。
次に,運営費負担額配信部39は,保険契約動向リストの各保険会社IDに対応する契約件数を合計し,さらに,契約件数の合計に対する各保険会社IDに対応した契約件数の割合を算出する(ステップSO3)。
次に,運営費負担額配信部39は,記憶部29から運営費を読み出し,ステップSO3で算出した契約件数の割合×運営費によって各保険会社IDに対応した運営費負担額を算出する(ステップSO4)。
次に,運営費負担額配信部39は,算出した運営費負担額を,各保険会社IDをキーにして送信先アドレスリストから取得された送信先アドレスに送信する(ステップSO5)。この送信は,図18の保険契約動向リスト配信処理と同様の方法で行うことができる。
6.保険契約管理リスト整理処理
次に,図20のフローチャートを用いて,本実施形態の一実施形態の運転可能判断システムにおける保険契約管理リスト整理処理について説明する。
保険契約管理リストの整理処理は,中継サーバー3の保険契約整理部40が起動されることによって開始される。保険契約整理部40は,定期的に(例:週に1回,毎週水曜日の午前0時に)起動される。
保険契約整理部40は,起動されると,まず,時計部31から現在日時を取得し(ステップSP1),次に,記憶部29から保険契約管理リストを読み出す(ステップSP2)。
次に,保険契約整理部40は,保険契約管理リスト中の各保険契約の契約期間と,現在日時とを比較し,契約期間が満了している場合には,その保険契約を保険契約管理リストから削除する(ステップSP3)。既に過去のものとなった保険契約を中継サーバーの保険契約管理リストから削除することによって,中継サーバーの記憶容量の負荷を低減することができる。
7.事故情報登録処理
次に,図21及び図22のフローチャートを用いて,本実施形態の一実施形態の運転可能判断システムにおける事故情報登録処理について説明する。
本実施形態のシステムでは,保険契約情報登録は,数多くのカーディーラーに配置されている事故情報登録端末5を用いて行う。
まず,端末5を利用して事故情報を登録しようとする者(以下,「端末利用者」という)は,事故情報を入力する。ここでは,事故情報は,例えば,運転者の個人情報,事故の状況,事故の発生日時,自動車の車両ID,修理見積もりを含む。一例では,運転者が,個人情報,事故の状況及び事故の発生日時を入力し,カーディーラーの整備士が,車両ID及び修理見積もりを入力する。
事故情報登録端末5の入力部56が事故情報の入力及びその情報の登録の要求を検出すると(ステップSQ1),事故情報登録端末5の事故情報登録要求部61は,記憶部58に記憶された中継サーバー3の通信アドレスを利用して中継サーバー3に接続し,事故情報を送信して登録を要求する(ステップSQ2)。
中継サーバー3の事故情報登録中継部43は,事故情報を受信すると(ステップSR1),受信した事故情報に含まれる車両ID及び事故の発生日時をキーにして,記憶部29にある保険契約管理リストを検索して,対応する保険契約情報サーバー2の通信アドレスを取得し(ステップSR2),その通信アドレスを利用して保険契約情報サーバー2に接続し,事故情報を送信して登録を要求する(ステップSR3)。
保険契約情報サーバー2の事故情報登録部26は,事故情報を受信すると(図22のステップSS1),受信した事故情報から車両IDを抽出し(ステップSS2),この車両IDと事故情報を対応付けて事故情報リストに登録する(ステップSS3)。事故情報登録部26は,リストへの登録が終了すると,登録終了通知を中継サーバー3に送信する(ステップSS4)。
中継サーバー3の事故情報登録中継部43は,登録終了通知を受信すると(図21のステップSR4),登録終了通知を事故情報登録端末5に送信する(ステップSR5)
事故情報登録端末5の事故情報登録要求部61は,登録終了通知を受信し(ステップSQ3),処理を終了する。
以上の実施形態で示した種々の特徴は,互いに組み合わせることができる。1つの実施形態中に複数の特徴が含まれている場合,そのうちの1又は複数個の特徴を適宜抜き出して,単独で又は組み合わせて,本発明に採用することができる。
本発明の一実施形態の運転可能判断システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムの運転者管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムの保険契約情報サーバーの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムの中継サーバーの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムの保険契約情報登録端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムの事故情報登録端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムの個人情報管理サーバーの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる運転可能判断処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる運転可能判断処理の流れを示すフローチャートである。 図8のフローチャート中の個人情報取得処理の流れを示すフローチャートである。 図8及び図9のフローチャート中の保険契約情報取得処理の流れを示すフローチャートである。 図11のフローチャート中の保険契約情報サーバーの通信アドレス取得処理の流れを示すフローチャートである。 図11のフローチャート中の,保険契約情報サーバーから保険契約情報取得処理の流れを示すフローチャートである。 図8及び図9のフローチャート中の保険適用者登録処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる保険契約情報登録処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる保険契約情報登録処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる保険契約動向配信処理の流れを示すフローチャートである。 図17のフローチャート中の保険契約動向リスト配信処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる運営費負担額配信処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる保険契約管理リスト整理処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる事故情報登録処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の運転可能判断システムによる事故情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1:運転者管理装置 2:保険契約情報サーバー 3:中継サーバー 4:保険契約情報登録端末 5:事故情報登録端末 6:個人情報管理サーバー 8:制御部 9:個人情報入力部 10:記憶部 11:通信部 12:時計部 13:保険契約情報取得部 14:保険契約適用判断部 15:通知部 16:駆動力作動禁止部 17:生態情報入力部 18:個人情報取得部 21:制御部 22:記憶部 23:通信部 24:保険契約情報提供部 25:保険契約情報登録部 26:事故情報登録部 28:制御部 29:記憶部 30:通信部 31:時計部 32:保険契約情報提供中継部 33:保険契約情報登録中継部 35:保険契約動向集計部 36:保険契約動向配信部 38:入力部 39:運営費負担額配信部 40:保険契約整理部 41:広告情報提供部 42:保険契約更新管理部 43:事故情報登録中継部 45:制御部 46:入力部 47:表示部 48:記憶部 49:通信部 50:時計部 51:保険契約情報登録要求部 52:広告情報取得部 55:制御部 56:入力部 57:表示部 58:記憶部 59:通信部 60:時計部 61:事故情報登録要求部 65:制御部 66:記憶部 67:通信部 68:個人情報提供部 69:生態情報入力部 70:個人情報入力部 71:個人情報登録部

Claims (16)

  1. 運転者管理装置と,複数の保険契約情報サーバーと,前記運転者管理装置と通信可能であり,かつ前記保険契約情報サーバーのそれぞれと通信可能である中継サーバーとを備え,
    運転者管理装置は,個人情報の入力を受け付ける個人情報入力部と,車両を識別するための車両ID及び中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,前記中継サーバーに対して車両IDを送信し,この車両IDの車両に適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバーから受信する保険契約情報取得部と,保険契約情報と個人情報とを利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断する保険契約適用判断部とを備え,
    複数の保険契約情報サーバーのそれぞれは,車両ID,契約期間及び保険契約情報が対応付けられた保険契約情報リストを記憶する記憶部と,中継サーバーから受信した車両ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから対応する保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバーに送信する保険契約情報提供部とを備え,
    中継サーバーは,車両ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた保険契約管理リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する保険契約情報提供中継部とを備える運転可能判断システム。
  2. 運転者に保険契約が適用されないと保険契約適用判断部が判断したときに,運転者に警告を通知する通知部又は駆動力の作動を禁止する駆動力作動禁止部をさらに備える請求項1に記載のシステム。
  3. 運転者管理装置の記憶部は,保険契約情報取得部が中継サーバーから受信した保険契約情報を記憶する請求項1に記載のシステム。
  4. 中継サーバーの保険契約情報提供中継部は,現在日時を契約期間に含む保険契約に対応した保険契約情報サーバーの通信アドレスと,次の契約期間の保険契約に対応した保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,それぞれの通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報をそれぞれの保険契約情報サーバーから受信し,受信した複数の保険契約情報を運転者管理装置に送信し,
    運転者管理装置の保険契約情報取得部は,中継サーバーから複数の保険契約情報を受信し,運転者管理装置の記憶部は,これらの保険契約情報を記憶する請求項1に記載の記載のシステム。
  5. 運転者管理装置の記憶部は,個人IDと,過去に保険契約適用判断部によって運転者に保険契約が適用されると判断された日時からなる判断日時とが対応づけられた保険適用者リストを記憶し,
    保険契約適用判断部は,個人IDをキーにして保険適用者リストから過去の判断日時を取得し,過去の判断日時から現在日時までの経過期間が所定基準内であれば,運転者に保険契約が適用されると判断する請求項1に記載のシステム。
  6. 中継サーバーは,保険契約更新管理部をさらに備え,
    保険契約情報提供中継部が車両IDを受信すると,保険契約更新管理部は,前回の保険契約情報の送付時以降に保険契約の更新があったか否かを判断し,
    保険契約情報提供中継部は,保険契約更新管理部が更新があったと判断した場合にのみ,保険契約情報サーバーから保険契約情報を取得する請求項1に記載のシステム。
  7. 保険契約情報の登録に利用される保険契約情報登録端末をさらに備え,
    保険契約情報登録端末は,保険会社を識別するための保険会社ID及び保険契約情報の入力を受け付ける入力部と,中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,受け付けた保険会社ID及び保険契約情報を中継サーバーに送信して登録を要求する保険契約情報登録要求部とを備え,
    中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた通信アドレスリストを記憶し,
    中継サーバーは,保険契約情報登録中継部をさらに備え,
    保険契約情報登録中継部は,保険契約情報登録要求部から保険会社ID及び保険契約情報を受信すると,保険会社IDをキーにして通信アドレスリストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに保険契約情報を送信して登録を要求し,かつこの通信アドレスと,保険契約情報中の車両ID及び契約期間を対応付けて保険契約管理リストに登録し,
    保険契約情報サーバーは,保険契約情報登録部をさらに備え,
    保険契約情報登録部は,受信した保険契約情報から車両ID及び契約期間を抽出し,車両ID,契約期間及び保険契約情報を対応付けて保険契約情報リストに登録する請求項1に記載のシステム。
  8. 中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,所定期間単位内の契約件数が対応付けられた保険契約動向リストと,保険会社IDと送信先アドレスとが対応付けられた送信先アドレスリストとを記憶し,
    中継サーバーは,保険契約動向集計部と,保険契約動向配信部とをさらに備え,
    保険契約動向集計部は,保険契約情報登録端末から保険会社ID及び保険契約情報を受信する度に,現在日時が含まれる期間の保険契約動向リストにおいて,受信した保険会社IDに対応した契約件数のカウントをアップし,
    保険契約動向配信部は,送信対象の保険契約動向リストを契約件数順にソートし,ソート後の保険契約動向リストを,各保険会社IDをキーにして送信先アドレスリストから取得された送信先アドレスに送信する請求項7に記載のシステム。
  9. 保険契約動向配信部は,保険契約動向リストを送信する前に,送信先以外の保険会社の保険会社IDを隠すフィルタ処理を保険契約動向リストに対して施す請求項8に記載のシステム。
  10. 中継サーバーは,入力部と,運営費負担額配信部をさらに備え,
    入力部は,運営費の入力を受け付け,
    運営費負担額配信部は,保険契約動向リストから各保険会社IDに対応した契約件数の割合を算出し,算出した割合×運営費を計算することによって各保険会社IDに対応した運営費負担額を算出し,算出した運営費負担額を,各保険会社IDをキーにして送信先アドレスリストから取得された送信先アドレスに送信する請求項8に記載のシステム。
  11. 中継サーバーは,保険契約整理部をさらに備え,
    保険契約整理部は,保険契約管理リスト中の各保険契約の契約期間と,現在日時とを比較し,契約期間が満了している場合には,その保険契約を保険契約管理リストから削除する請求項1に記載のシステム。
  12. 保険契約情報登録端末は,広告情報取得部をさらに備え,
    広告情報取得部は,保険会社IDを中継サーバーに送信し,その保険会社IDに対応した広告情報を中継サーバーから受信し,
    中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,保険会社の広告情報とが対応付けられた広告情報リストを記憶し,
    中継サーバーは,広告情報提供部をさらに備え,
    広告情報提供部は,広告情報取得部から保険会社IDを受信すると,受信した保険会社IDをキーにして広告情報リストから対応する広告情報を取得し,取得した広告情報を保険契約情報登録端末に送信する請求項7に記載のシステム。
  13. 事故情報の登録に利用される事故情報登録端末をさらに備え,
    事故情報登録端末は,事故情報の入力を受け付ける入力部と,中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,受け付けた事故情報を中継サーバーに送信して登録を要求する事故情報登録要求部とを備え,
    中継サーバーの記憶部は,保険会社IDと,保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた通信アドレスリストを記憶し,
    中継サーバーは,事故情報登録中継部をさらに備え,
    事故情報登録中継部は,事故情報登録要求部から事故情報を受信すると,事故情報に含まれる車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに事故情報を送信して登録を要求し,
    保険契約情報サーバーの記憶部は,車両IDと事故情報とが対応付けられた事故情報リストを記憶し,
    保険契約情報サーバーは,事故情報登録部をさらに備え,
    事故情報登録部は,事故情報を受信すると,受信した事故情報を車両IDと対応づけて事故情報リストに登録する請求項1に記載のシステム。
  14. 個人情報管理サーバーをさらに備え,
    個人情報管理サーバーは,生態情報と個人情報とが対応付けられた個人情報リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した生態情報をキーにして生態情報リストから個人情報を取得し,取得した個人情報を運転者管理装置に送信する個人情報提供部とを備え,
    運転者管理装置は,個人情報入力部と共に又は個人情報入力部の代わりに,生態情報入力部と個人情報取得部とをさらに備え,
    運転者管理装置の記憶部が,個人情報管理サーバーとの通信アドレスを記憶し,生態情報入力部が,運転者の生態情報の入力を受け付け,個人情報取得部が,入力された生態情報を個人情報管理サーバーに送信し,個人情報管理サーバーから対応する個人情報を受信する請求項1に記載のシステム。
  15. 運転者管理装置の保険契約情報取得部は,車両に適用される保険契約が運転者に適用されないと保険契約適用判断部が判断したときに,個人情報に含まれる,個人を特定する個人IDを中継サーバーに送信し,この個人IDの個人の適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバーから受信し,保険契約適用判断部は,この保険契約情報と個人情報を利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断し,
    保険契約情報サーバーの記憶部は,個人ID,契約期間及び保険契約情報とを対応付けて保険契約情報リストに記憶し,保険契約情報提供部は,中継サーバーから受信した個人ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバーに送信し,
    中継サーバーの記憶部は,個人ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスを対応付けて保険契約管理リストに記憶し,
    保険契約情報提供中継部は,運転者管理装置から受信した個人ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに個人ID及び契約期間を送信し,送信した個人ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する請求項1に記載のシステム。
  16. 運転者管理装置と,複数の保険契約情報サーバーのそれぞれと通信可能である中継サーバーであって,
    運転者管理装置は,個人情報の入力を受け付ける個人情報入力部と,車両を識別するための車両ID及び中継サーバーの通信アドレスを記憶する記憶部と,前記中継サーバーに対して車両IDを送信し,この車両IDの車両に適用される保険契約の保険契約情報を中継サーバーから受信する保険契約情報取得部と,保険契約情報と個人情報とを利用して運転者に保険契約が適用されるか否かを判断する保険契約適用判断部とを備え,
    複数の保険契約情報サーバーのそれぞれは,車両ID,契約期間及び保険契約情報が対応付けられた保険契約情報リストを記憶する記憶部と,中継サーバーから受信した車両ID及び契約期間をキーにして保険契約情報リストから対応する保険契約情報を取得し,取得した保険契約情報を中継サーバーに送信する保険契約情報提供部とを備え,
    車両ID,保険契約の契約期間及び保険契約情報サーバーの通信アドレスが対応付けられた保険契約管理リストを記憶する記憶部と,運転者管理装置から受信した車両ID及び現在日時をキーにして保険契約管理リストから対応する保険契約情報サーバーの通信アドレスを取得し,取得した通信アドレスの保険契約情報サーバーに車両ID及び契約期間を送信し,送信した車両ID及び契約期間によって特定される保険契約の保険契約情報を保険契約情報サーバーから受信し,受信した保険契約情報を運転者管理装置に送信する保険契約情報提供中継部とを備える運転可能判断システム用中継サーバー。
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