JP2007311694A - 半導体装置 - Google Patents

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Keiichi Yoshizumi
圭一 吉住
Shinya Suzuki
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Abstract

【課題】25V耐圧MISFET、6V耐圧MISFETおよび1.5V耐圧MISFETを備えたLCDドライバを縮小化する。
【解決手段】n型ウエル5dに形成された6V耐圧の中耐圧pMIS(Q2p)と、p型ウエル8に形成された6V耐圧の中耐圧nMIS(Q2n)とから中耐圧CMISが構成されている。中耐圧pMIS(Q2p)、中耐圧nMIS(Q2n)および中耐圧CMISの周囲には、それぞれガードバンド(G1p)、ガードバンド(G1n)およびガードバンド(G2)が設けられている。このガードバンド(G2)は、その一部がガードバンド(G1p)の一部と重複している。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)ドライバおよびその製造技術に適用して有効な技術に関するものである。
コンパクト化が要求される液晶表示装置において、細長い長方形状のLCDドライバ(コントロールIC)は、液晶表示パネルに隣接して実装され、よりいっそうの縮小化、低消費電力化が要求されている。縮小化においては、特に、LCDドライバの実装面積を低減するために、液晶表示パネルの側面に沿って配置されるLCDドライバの長辺より、短辺の縮小化が要求されている。この要求に対して、LCDドライバを構成するMISFETなどのデバイスの縮小化、隣接するデバイスを分離するための素子分離領域(アイソレーション)の縮小化および高耐圧化のためのガードバンド(ガードリング)の縮小化などが挙げられる。
LCDドライバの一例として、特開2004−128183号公報(特許文献1)には、液晶表示パネルの画素数に対応したゲート線群、ドレイン線群を構成する多数の線数に対応した電極が設けられるように、平面形状が細長い長方形状のLCDドライバが開示されている。
特開2004−128183号公報
例えば35V系LCDドライバは、35V以上の高耐圧を有する相補型電界効果トランジスタ(CMISFET:Complementary Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)、6V以上の中耐圧を有するCMISFETおよび1.5V以上の低耐圧を有するCMISFETから構成される。図12は、35V系LCDドライバを模式的に示す要部断面図である。
図12に示すように、LCDドライバ(DR0)は、高耐圧nチャネルMISFET(Q1n)、高耐圧pチャネルMISFET(Q1p)、中耐圧nチャネルMISFET(Q2n)、中耐圧pチャネルMISFET(Q2p)、低耐圧nチャネルMISFET(Q3n)および低耐圧pチャネルMISFET(Q3p)を有している。
高耐圧nチャネルMISFET(以下、「高耐圧nMIS」)(Q1n)は基板1Sに形成されたp型埋込み層4に設けられている。このp型埋込み層4にはn型ウエル102およびp型ウエル103が形成されている。このn型ウエル102の表面にはn型半導体領域17が形成されており、このn型半導体領域17は高耐圧nMIS(Q1n)のソース・ドレインを構成する。また、p型ウエル103の表面にはp型半導体領域18が形成されており、このp型半導体領域18は高耐圧nMIS(Q1n)のガードバンド(ガードリング)を構成する。
また、高耐圧pチャネルMISFET(以下、「高耐圧pMIS」)(Qp)は基板1Sに形成されたn型埋込み層3に設けられている。このn型埋込み層3にはn型ウエル102およびp型ウエル103が形成されている。このp型ウエル103の表面にはp型半導体領域18が形成されており、このp型半導体領域18は高耐圧pMIS(Q1p)のソース・ドレインを構成する。また、n型ウエル102の表面にはn型半導体領域17が形成されており、このn型半導体領域17は高耐圧pMIS(Q1p)のガードバンド(ガードリング)を構成する。
また、中耐圧nチャネルMISFET(以下、「中耐圧nMIS」)(Q2n)および中耐圧pチャネルMISFET(以下、「中耐圧pMIS」)(Q2p)は基板1Sに形成されたn型埋込み層3に設けられている。このn型埋込み層3にはn型ウエル101およびp型ウエル8が形成されている。このn型ウエル101の表面には一対のp型半導体領域18が形成されており、このp型半導体領域18は中耐圧nMIS(Q2p)のソース・ドレインを構成する。また、p型ウエル8の表面には一対のn型半導体領域17が形成されており、このn型半導体領域17は中耐圧nMIS(Q2n)のソース・ドレインを構成する。
また、低耐圧nチャネルMISFET(以下、「低耐圧nMIS」)(Q3n)および低耐圧pチャネルMISFET(以下、「低耐圧pMIS」)(Q3p)は基板1Sに形成されたn型埋込み層3に設けられている。このn型埋込み層3にはn型ウエル10およびp型ウエル9が形成されている。このn型ウエル10の表面には一対のp型半導体領域18が形成されており、このp型半導体領域18は低耐圧nMIS(Q3p)のソース・ドレインを構成する。また、p型ウエル9の表面には一対のn型半導体領域17が形成されており、このn型半導体領域17は低耐圧nMIS(Q3n)のソース・ドレインを構成する。なお、p型埋込み層4に形成されるn型ウエル102およびp型ウエル103は、それぞれn型埋込み層3に形成されるn型ウエル102およびp型ウエル103と同工程で形成される。
LCDドライバDR0を構成するMISFETのソース・ドレインでは、高耐圧、中耐圧および低耐圧のそれぞれの耐圧を確保するため、pn接合耐圧を構成するp型またはn型のウエルの不純物濃度が異なり、耐圧が高くなるに従い不純物濃度が低くなるようにしている。
例えば、n型ウエル102、n型ウエル101およびn型ウエル10の不純物濃度は異なり、n型ウエル10、n型ウエル101およびn型ウエル102の順で不純物濃度が低くなるように設定されている。また、p型ウエル103、p型ウエル8およびp型ウエル9の不純物濃度は異なり、p型ウエル9、p型ウエル8およびp型ウエル103の順で不純物濃度が低くなるように設定されている。
なお、図示しないが、耐圧の異なるCMISFETを同一基板1S上に形成する場合、低耐圧CMIS、中耐圧CMISに高電圧が印加されるのを防止するために、例えば高耐圧のn型ウエル102、p型ウエル103と同工程で形成されるウエルを、低耐圧CMIS、中耐圧CMISの周囲に設けて基板分離を行う。
このように複数の電源電圧で動作するMISFETを備えたLCDドライバにおいては、耐圧に併せて不純物濃度の異なるウエルを設けることは重要であるが、その一方で更なるLCDドライバの縮小化および低消費電力化が要求される。
本発明の目的は、半導体装置、特に、25V耐圧MISFET、6V耐圧MISFETおよび1.5V耐圧MISFETを備えたLCDドライバを縮小させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、6V耐圧CMISFETの平面横方向の周辺に前記CMISFETを囲むように形成された第3ガードバンドの一部と、前記CMISFETのpチャネルMISFETを囲むように形成された第1ガードバンドの一部とが重なり合うものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、半導体装置、特に、25V耐圧MISFET、6V耐圧MISFETおよび1.5V耐圧MISFETを備えたLCDドライバを縮小させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本実施の形態による半導体装置の25V系LCDドライバを構成する半導体チップ1Cの全体平面図の一例を示している。この半導体チップ1Cは、単結晶シリコンからなる細長い長方形状に形成された半導体基板(以下、「基板」と略する)1Sを有している。その基板1Sの主面には、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)を駆動するLCDドライバ(DR)が形成されている。このLCDドライバ(DR)は、LCDのセルアレイの各画素に電圧を供給して液晶分子の向きを制御する機能を有しており、例えばゲート駆動回路、ソース駆動回路、液晶駆動回路、グラフィックRAM(Random Access Memory)および周辺回路を有している。
半導体チップ1Cの外周近傍には、複数の入出力端子20が半導体チップ1Cの外周に沿って所定の間隔毎に配置されている。半導体チップ1Cの1つの長辺および2つの短辺近傍には、上記入出力端子20が千鳥配置されている。この千鳥配置されている複数の入出力端子20は、主としてゲート出力信号用およびソース出力信号用である。このような千鳥配置により、半導体チップ1Cのサイズ増大を抑えつつ、多くの数を必要とするゲート出力信号やソース出力信号用の入出力端子20を配置することができる。すなわち、チップサイズを縮小化させることができる。一方、半導体チップ1Cの他方の長辺近傍に千鳥配置ではなく並んで配置された複数の入出力端子(ボンディングパッド)20は、デジタル入力信号またはアナログ入力信号用である。なお、入出力端子20以外の半導体チップ1C表面は、パッシベーション膜により覆われ、保護されている。
図1には示さないが、LCDドライバは、3種類の電源電圧(例えば25V、6V、1.5V)で動作する相補型電界効果トランジスタ(CMISFET:Complementary Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を有している。以下の説明では、25Vの電源電圧で動作するCMISFETを「高耐圧CMIS」とし、高耐圧CMISを構成する高耐圧nチャネルMISFETを「高耐圧nMIS」、高耐圧pチャネルMISFETを「高耐圧pMIS」と称する。また、5Vの電源電圧で動作するCMISFETを「中耐圧CMIS」とし、中耐圧CMISを構成する中耐圧nチャネルMISFETを「中耐圧nMIS」、中耐圧pチャネルMISFETを「中耐圧pMIS」と称する。さらに、1.5Vの電源電圧で動作するCMISFETを「低耐圧CMIS」とし、低耐圧CMISを構成する低耐圧nチャネルMISFETを「低耐圧nMIS」、低耐圧pチャネルMISFETを「低耐圧pMIS」と称する。
図2は、本実施の形態による25V系LCDドライバ(DR)を模式的に示す要部平面図であり、中耐圧nMIS(Q2n)および中耐圧pMIS(Q2p)が示されている。図3は、図2のY−Y線の断面図である。
基板1Sの主面には、中耐圧pMIS(Q2p)と中耐圧nMIS(Q2n)とからなる中耐圧CMISが形成されている。基板1Sの主面に形成されたn型埋込み層3にはn型ウエル5d、p型ウエル6dおよびp型ウエル8が形成されている。このn型ウエル5dの表面には一対のp型半導体領域18が形成されており、このp型半導体領域18は中耐圧nMIS(Q2p)のソース・ドレインを構成する。また、p型ウエル8の表面には一対のn型半導体領域17が形成されており、このn型半導体領域17は中耐圧nMIS(Q2n)のソース・ドレインを構成する。
また、n型埋込み層3に隣接して形成されたp型埋込み層4が、基板1Sの主面のn型埋込み層3の平面横方向の周辺に中耐圧CMISを囲むように設けられている。このp型埋込み層4上には、n型ウエル5dと隣接してp型ウエル6dが形成されている。これらn型ウエル5dとp型ウエル6dとの接合耐圧が、中耐圧CMISの耐圧より高い。すなわち、基板1Sと中耐圧CMISとを電気的に分離(基板分離)することができる。
中耐圧pMIS(Q2p)の平面横方向の周辺には、その中耐圧pMIS(Q2p)を囲むように形成されたガードバンド(G1p)が設けられている。また、中耐圧nMIS(Q2n)の平面横方向の周辺に、その中耐圧nMIS(Q2n)を囲むように形成されたガードバンド(G1n)が設けられている。さらに、中耐圧CMISの平面横方向の周辺に、その中耐圧CMISを囲むように形成されたガードバンド(G2)が設けられている。ガードバンド(G1n)およびガードバンド(G1p)は、それぞれ中耐圧nMIS(Q2n)および中耐圧pMIS(Q2p)のラッチアップ耐性確保、ESD耐量確保するために設けられている。また、ガードバンド(G2)は、基板に高電圧が印加された場合、中耐圧CMISが破壊されないために基板分離として設けられている。
ガードバンド(G1p)はn型ウエル5d上に設けられ、ガードバンド(G1n)はp型ウエル8上に設けられ、さらにガードバンド(G2)はn型ウエル5d上に設けられている。中耐圧nMISと隣接しない側において、ガードバンド(G1p)のn型ウエル5dの一部と、ガードバンド(G2)のn型ウエル5dの一部とが共用化されている。すなわち、図2の囲み部(A)に示すように、ガードバンド(G1p)の一部と、ガードバンド(G2)の一部とが重なり合っている。
ここで、前述した35V系LCDドライバの製造技術を用いて、25V系LCDドライバ(DR0)を製造した場合について図12〜図14を参照して説明する。
LCDドライバ(DR0)の中耐圧pMIS(Q2p)の平面横方向の周辺には、その中耐圧pMIS(Q2p)を囲むように形成されたガードバンド(G1p)が設けられている。また、LCDドライバ(DR0)の中耐圧nMIS(Q2n)の平面横方向の周辺に、その中耐圧nMIS(Q2n)を囲むように形成されたガードバンド(G1n)が設けられている。さらに、中耐圧CMISの平面横方向の周辺に、その中耐圧CMISを囲むように形成されたガードバンド(G2)が設けられている。このガードバンド(G1p)はn型ウエル101上に設けられ、ガードバンド(G1n)はp型ウエル8上に設けられ、さらにガードバンド(G2)はn型ウエル102上に設けられている。
前述したように複数の電源電圧で動作するLCDドライバにおいては、耐圧に併せて不純物濃度の異なるウエルを設けることは重要であるため、中耐圧pMIS(Q2p)においても、その特性に合わせてn型ウエル(図13、図14では、符号102)を形成するのが望ましい。しかしながら、25V系LCDドライバにおいては、n型ウエル101およびn型ウエル102の不純物濃度を同程度としても、n型ウエル101では中耐圧pMIS(Q2p)の耐圧を確保することができ、またn型ウエル102でも基板分離することができることが本発明者らの検討により分かった。そこで、本実施の形態では、中耐圧pMIS(Q2p)において、耐圧確保のn型ウエルと基板分離のn型ウエルを共有化することによって、図13および図14に示すLCDドライバ(DR0)より、寸法(B)分だけ縮小化することができる。
このように、本実施の形態では、中耐圧CMISの平面横方向の周辺に中耐圧CMISを囲むように形成されたガードバンド(G2)の一部と、中耐圧pMIS(Q2p)を囲むように形成されたガードバンド(G1p)の一部とが重なり合うため、高耐圧CMIS、中耐圧CMISおよび低耐圧CMISを備えたLCDドライバ(DR)を縮小させることができる。
次に、図4〜図11を参照しながら、本実施の形態によるLCDドライバの製造方法を工程順に説明する。図中の領域(A)は高耐圧nMISを形成する領域、領域(B)は高耐圧pMISを形成する領域、領域(C)は中耐圧nMISを形成する領域、領域(D)は中耐圧pMISを形成する領域、領域(E)は低耐圧nMISを形成する領域、領域(F)は低耐圧pMISを形成する領域を示している。なお、製造方法の説明を容易にするために、前述した中耐圧CMISの一部を簡略して示す。
まず、図4に示すように、p型の単結晶シリコン基板からなる基板1Sに素子分離溝2を形成する。素子分離溝2を形成するには、例えば窒化シリコン膜をマスクに用いたドライエッチングで基板1Sに溝を形成し、基板1S上にCVD法で酸化シリコン膜を堆積した後、溝の外部の酸化シリコン膜を化学的機械研磨法で除去する。
続いて、図5に示すように、基板1Sの一部にリン(P)をイオン注入し、他部にホウ素(B)をイオン注入することによって、基板1Sの深い領域にn型埋込み層3およびp型埋込み層4を形成する。
次いで、領域(A、B、D)の基板1Sの一部にリンをイオン注入し、n型ウエル5a、5b、5dを同時に形成する。なお、領域(A)の基板1Sに形成されたn型ウエル5aは、高耐圧nMISのソース、ドレインとして機能する。
前述した35V系技術(図12、図14参照)を用いたLCDドライバ(DR0)では、例えば高耐圧pMIS(Q1p)を構成するn型ウエル102および中耐圧pMIS(Q2p)を構成するn型ウエル101は、それぞれの特性を得るために不純物濃度を異なるように、具体的にはn型ウエル101よりn型ウエル102の不純物濃度を低くなるように別工程で形成されていた。また、中耐圧CMISを基板分離するためのn型ウエル102は例えば高耐圧pMIS(Q1p)のn型ウエル102と同一の不純物濃度となるように同工程で形成されていた。
しかしながら、本発明の実施の形態で示す25V系LCDドライバ(DR)のように低消費電力化に伴う耐圧低下によって、高耐圧pMIS(Q1p)と中耐圧pMIS(Q2p)のn型ウエルを共有化することができる。すなわち、高耐圧pMIS(Q1p)を構成するn型ウエル5bと中耐圧pMIS(Q2p)を構成するn型ウエル5dを同工程で形成することができる。
したがって、この高耐圧pMIS(Q1p)のn型ウエル5bと中耐圧pMIS(Q2p)のn型ウエル5dの共有化によって、図2、図3に示したように、中耐圧CMISのガードバンド(G2)の一部と、中耐圧pMIS(Q2p)のガードバンド(G1p)の一部とを重ね合わせることができ、LCDドライバを縮小することができることとなる。
続いて、図6に示すように、領域(A、B)の基板1Sの一部にホウ素をイオン注入し、p型ウエル6a、6bを同時に形成する。なお、領域(B)の基板1Sに形成されたp型ウエル6aは、高耐圧pMISのソース、ドレインとして機能する。
次いで、領域(A、B)の基板1Sの表面にゲート絶縁膜7を形成する。ゲート絶縁膜7を形成するには、まず基板1Sを熱酸化してその表面に膜厚10nm以下の薄い酸化シリコン膜を形成した後、この酸化シリコン膜の上部にCVD法によって酸化シリコン膜を堆積する。このとき、熱酸化によって形成した酸化シリコン膜とCVD法で堆積した酸化シリコン膜とを合わせた膜厚は、60nm以上である。その後、フォトレジスト膜をマスクにしてこれらの酸化シリコン膜をパターニングし、領域(A、B)の基板1Sの表面に残す。
次いで、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(C)のn型埋込み層3にホウ素をイオン注入することによって、p型ウエル8を形成する。このイオン注入は、p型ウエル8が適切な不純物濃度分布となるように、例えば3段階に分けて行われる。なお、p型ウエル8を形成するにあたり、イオン注入した後、熱処理により不純物(ホウ素)を拡散することによっても形成することができるが、本実施の形態に示すように段階的にイオン注入をすることによって熱処理を行わずp型ウエル8の拡がりを抑制することができる。
次いで、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(C)のp型ウエル8にしきい値電圧調整のための不純物をイオン注入する。また、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(D)のn型ウエル5dにしきい値電圧調整のための不純物をイオン注入する。
続いて、図7に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(E)のn型埋込み層3にホウ素をイオン注入することによって、p型ウエル9を形成する。このイオン注入は、p型ウエル9が適切な不純物濃度分布となるように、例えば3段階に分けて行われる。
次いで、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(E、F)のn型埋込み層3にリンをイオン注入することによって、n型ウエル10を形成する。このイオン注入は、n型ウエル10が適切な不純物濃度分布となるように、例えば2段階に分けて行われる。
次いで、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(E)のp型ウエル9にしきい値電圧調整のための不純物をイオン注入する。また、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(F)のn型ウエル10にしきい値電圧調整のための不純物をイオン注入する。
続いて、図8に示すように、中耐圧MISを形成する領域(C、D)に膜厚12nmの酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜11を形成し、低耐圧MISを形成する領域(E、F)に膜厚3nmの酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜12を形成する。
膜厚の異なる2種類のゲート絶縁膜11、12を形成するには、まず基板1Sを熱酸化することによって、領域(A〜F)の基板1Sの表面に膜厚9nm程度の酸化シリコン膜を形成する。次いで、領域(C、D)の基板1Sの表面をフォトレジスト膜で覆い、他の領域(A、B、E、F)の基板1Sの表面に形成された上記酸化シリコン膜をウェットエッチングで除去する。次いで、上記フォトレジスト膜を除去した後、基板1Sをもう一度熱酸化することによって、領域(A、B、E、F)の基板1の表面に膜厚3nmの酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜12を形成する。このとき、領域(C、D)の基板1Sの表面に残った膜厚9nm程度の酸化シリコン膜が成長し、膜厚が12nmのゲート絶縁膜11となる。
続いて、図9に示すように、領域(A、B)のゲート絶縁膜7上に高耐圧MISのゲート電極13を形成し、領域(C、D)のゲート絶縁膜11上に中耐圧MISFETのゲート電極14を形成し、領域(E、F)のゲート絶縁膜12上に低耐圧MISFETのゲート電極15を形成する。ゲート電極13、14、15を形成するには、基板1上にCVD法でn型多結晶シリコン膜を形成した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでn型多結晶シリコン膜をパターニングする。
次いで、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(D)のn型ウエル5にホウ素をイオン注入することによって、エクステンション領域となる一対の低濃度半導体領域(図示しない)を形成する。また、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(C)のp型ウエル8にリンをイオン注入することによって、エクステンション領域となる一対の低濃度半導体領域(図示しない)を形成する。また、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(F)のn型ウエル10にホウ素をイオン注入することによって、エクステンション領域となる一対の低濃度半導体領域(図示しない)を形成する。また、フォトリソグラフィ技術を用いて、領域(E)のp型ウエル9にリンをイオン注入することによって、エクステンション領域となる一対の低濃度半導体領域(図示しない)を形成する。
続いて、図10に示すように、ゲート電極13、14、15の側壁にサイドウォールスペーサ16を形成する。サイドウォールスペーサ16は、基板1S上にCVD法で堆積した酸化シリコン膜を異方性エッチングすることによって形成する。
続いて、図11に示すように、基板1Sの一部にリンをイオン注入することによって、領域(A)のn型ウエル5a、領域(C)のp型ウエル8および領域(E)のp型ウエル9のそれぞれの表面にn型の高濃度半導体領域17を形成する。また、基板1Sの他の一部にp型不純物(例えばホウ素)をイオン注入することによって、領域(B)のp型ウエル6b、領域(D)のn型ウエル5dおよび領域(F)のn型ウエル10のそれぞれの表面にp型の高濃度半導体領域18を形成する。
ここまでの工程で、領域(A)の基板1S上に高耐圧nMIS(Q1n)が形成され、領域(B)の基板1S上に高耐圧pMIS(Q1p)が形成される。また、領域(C)の基板1S上に中耐圧nMIS(Q2n)が形成され、領域(D)の基板1S上に中耐圧pMIS(Q2p)が形成される。領域(E)の基板1S上に低耐圧nMIS(Q3n)が形成され、領域(F)の基板1S上に低耐圧pMIS(Q3p)が形成される。
領域(A)のn型ウエル5aに形成されたn型の高濃度半導体領域17は、高耐圧nMISのソース・ドレインとして機能し、領域(B)のp型ウエル6bに形成されたp型の高濃度半導体領域18は、高耐圧pMISのソース・ドレインとして機能する。また、領域(C)のp型ウエル8に形成されたn型の高濃度半導体領域17は、中耐圧nMISのソース・ドレインとして機能し、領域(D)のn型ウエル5dに形成されたp型の高濃度半導体領域18は、中耐圧pMISのソース・ドレインとして機能する。また、領域(E)のp型ウエル9に形成されたn型の高濃度半導体領域17は、低耐圧nMISのソース・ドレインとして機能し、領域(F)のn型ウエル10に形成されたp型の高濃度半導体領域18は、低耐圧pMISのソース・ドレインとして機能する。
その後、図示はしないが、高耐圧nMIS(Q1n)、高耐圧pMIS(Q1p)、中耐圧nMIS(Q2n)、中耐圧pMIS(Q2p)、低耐圧nMIS(Q3n)および低耐圧pMIS(Q3p)のそれぞれのソース・ドレインの表面にシリサイド層を形成する。これらシリサイド層は、例えば、コバルトシリサイド層(CoSi)、チタンシリサイド層(TiSi)またはニッケルシリサイド層(NiSi)等によって形成されている。次いで、基板1Sの上部に層間絶縁膜を挟んで複数層の配線を形成するが、それらの図示は省略する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、中耐圧MISFETを6Vの電源電圧で動作する場合について適用したが、5Vの電源電圧で動作する場合にも適用することができる。すなわち、25V耐圧MISFET、5V耐圧MISFETおよび1.5V耐圧MISFETを備えたLCDドライバを縮小させることができる。
本発明は、半導体装置を製造する製造業に幅広く利用されるものである。
本発明の実施の形態による半導体装置を模式的に示す全体平面図である。 図1の半導体装置を模式的に示す要部平面図である。 図2のY−Y線の半導体装置を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態による製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 図4に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 図5に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 図6に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 図7に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 図8に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 図9に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 図10に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 本発明者らが検討した半導体装置を模式的に示す要部断面図である。 本発明の実施の形態による半導体装置と比較した半導体装置を模式的に示す要部平面図である。 図13のY−Y線の半導体装置の一例を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1C 半導体チップ
1S 半導体基板(基板)
2 素子分離溝
3 n型埋込み層
4 p型埋込み層
5a、5b、5d n型ウエル
6a、6b p型ウエル
7 ゲート絶縁膜
8、9 p型ウエル
10 n型ウエル
11、12 ゲート絶縁膜
13、14、15 ゲート電極
16 サイドウォールスペーサ
17 n型半導体領域
18 p型半導体領域
20 入出力端子(ボンディングパッド)
101、102 n型ウエル
103 p型ウエル
DR、DR0 LCDドライバ
G1n、G1p、G2 ガードバンド
Q1n 高耐圧nチャネル型MISFET(高耐圧nMIS)
Q1p 高耐圧pチャネル型MISFET(高耐圧pMIS)
Q2n 中耐圧nチャネル型MISFET(中耐圧nMIS)
Q2p 中耐圧pチャネル型MISFET(中耐圧pMIS)
Q3n 低耐圧nチャネル型MISFET(低耐圧nMIS)
Q3p 低耐圧pチャネル型MISFET(低耐圧pMIS)

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成されたpチャネルMISFETおよびnチャネルMISFETからなるCMISFETと、
    前記pチャネルMISFETの平面横方向の周辺に、前記pチャネルMISFETを囲むように形成された第1ガードバンドと、
    前記nチャネルMISFETの平面横方向の周辺に、前記nチャネルMISFETを囲むように形成された第2ガードバンドと、
    前記CMISFETの平面横方向の周辺に、前記CMISFETを囲むように形成された第3ガードバンドとを有する半導体装置であって、
    前記第1ガードバンドの一部と、前記第3ガードバンドの一部とが重なり合っていることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成されたpチャネルMISFETおよびnチャネルMISFETからなるCMISFETと、
    前記pチャネルMISFETの平面横方向の周辺に、前記pチャネルMISFETを囲むように形成された第1ガードバンドと、
    前記nチャネルMISFETの平面横方向の周辺に、前記nチャネルMISFETを囲むように形成された第2ガードバンドと、
    前記CMISFETの平面横方向の周辺に、前記CMISFETを囲むように形成された第3ガードバンドとを有する半導体装置であって、
    前記pチャネルMISFETは、前記半導体基板の主面に形成された第1n型ウエルに設けられており、
    前記第1ガードバンドは、前記半導体基板の主面に形成された第2n型ウエルに設けられており、
    前記nチャネルMISFETは、前記半導体基板の主面に形成された第1p型ウエルに設けられており、
    前記第2ガードバンドは、前記半導体基板の主面に形成された第2p型ウエルに設けられており、
    前記第3ガードバンドは、前記半導体基板の主面に形成された第3n型ウエルに設けられており、
    前記第1n型ウエル、前記第2n型ウエルおよび前記第3n型ウエルは、同工程で形成されており、
    前記第1p型ウエルおよび前記第2p型ウエルは、同工程で形成されており、
    前記第2n型ウエルの一部と、前記第3n型ウエルの一部とが共用化されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第2n型ウエルの一部と前記第3n型ウエルの一部において、前記第1ガードバンドの一部と、前記第3ガードバンドの一部とが重なり合って設けられることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 更に、前記半導体基板の主面に形成され、前記第1n型ウエル、前記第2n型ウエル、前記第1p型ウエル、前記第2p型ウエルおよび前記第3n型ウエル下に設けられた第1埋込み層と、
    前記第1埋込み層の平面横方向の周辺に前記CMISFETを囲むように形成され、前記半導体基板の主面に前記第1埋込み層に隣接して設けられた第2埋込み層と、
    前記第2埋込み層上に形成され、前記第3n型ウエルと隣接して設けられた第3p型ウエルとを有し、
    前記第3n型ウエルと前記第3p型ウエルとの接合耐圧が、前記CMISFETの耐圧より高いことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  5. 更に、前記半導体基板の主面に、前記第1埋込み層と同工程で形成された第3埋込み層および第4埋込み層と、
    前記第3埋込み層上に形成され、前記pチャネルMISFETより耐圧の高い高耐圧pチャネルMISFETと、
    前記第4埋込み層上に形成され、前記pチャネルMISFETより耐圧の低い低耐圧pチャネルMISFETとを有し、
    前記高耐圧pチャネルMISFETの平面横方向の周辺に、前記高耐圧pチャネルMISFETを囲むように設けられた第4ガードバンドが、前記第1n型ウエル、第2n型ウエルおよび第3n型ウエルと同工程で形成された第4n型ウエル上に設けられ、
    前記低耐圧pチャネルMISFETのソース・ドレインとなる一対の半導体領域が、前記第1n型ウエル、前記第2n型ウエル、前記第3n型ウエルおよび前記第4n型ウエルより不純物濃度が濃くなるように別工程で形成された第5n型ウエルに設けられることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010177342A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

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