JP2007311690A - 熱処理板の温度設定方法,プログラム,プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び熱処理板の温度設定装置 - Google Patents

熱処理板の温度設定方法,プログラム,プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び熱処理板の温度設定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レジストパターンの線幅がウェハ面内で均一に形成されるように,熱板の温度設定を行う。
【解決手段】PEB装置の熱板は,複数の熱板領域に分割されており,各熱板領域毎に温度設定できる。熱板の各熱板領域には,熱板面内の温度を調整するための温度補正値がそれぞれ設定できる。先ず,フォトリソグラフィー工程が終了したウェハ面内の線幅を測定するS1。その測定線幅の面内傾向Zを,ゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分Znに分解するS2。次に,その算出された複数の面内傾向成分Znから,温度補正値の設定により改善可能な面内傾向成分を抜き出し,それらを足し合わせて,測定線幅における改善可能な面内傾向Zaを算出するS3。そして,現状の処理状態の面内傾向Zからその改善可能な面内傾向Zaを引き算して,改善後の面内傾向Zfを算出するS4。
【選択図】図13

Description

本発明は,熱処理板の温度設定方法,プログラム,プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び熱処理板の温度設定装置に関する。
例えば半導体デバイスの製造におけるフォトリソグラフィー工程では,例えばウェハ上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成するレジスト塗布処理,レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理,露光後にレジスト膜内の化学反応を促進させる加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング),露光されたレジスト膜を現像する現像処理などが順次行われ,この一連のウェハ処理によりウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。
例えば上述のポストエクスポージャーベーキングなどの加熱処理は,通常加熱処理装置で行われている。加熱処理装置は,ウェハを載置して加熱する熱板を備えている。熱板には,例えば給電により発熱するヒータが内蔵されており,このヒータによる発熱により熱板は所定温度に調整されている。
例えば上述の加熱処理における熱処理温度は,最終的にウェハ上に形成されるレジストパターンの線幅に大きな影響を与える。そこで,加熱時のウェハ面内の温度を厳格に制御するために,上述の加熱処理装置の熱板は,複数の領域に分割され,各領域毎に独立したヒータが内蔵され,各領域毎に温度調整されている。
また,上記熱板の各領域の温度調整を,総て同じ設定温度で行うと,例えば各領域の熱抵抗などの相違により,熱板上のウェハ面内の温度がばらつき,この結果,最終的にレジストパターンの線幅がばらつくことが知られている。このため,熱板の各領域毎に,さらに温度補正値(温度オフセット値)が設定され,熱板の面内温度を微調整していた(特許文献1参照)。
上記温度補正値を設定する際には,通常,先ず現状のウェハ面内の線幅を測定し,その測定結果に基づいて作業員が経験則などにより適当な温度補正値を設定する。その後,再度ウェハ面内の線幅を測定し,その線幅測定結果を考慮して作業員が温度補正値を変更する。この線幅測定と温度補正値の変更の作業を試行錯誤的に繰り返して,作業員が適正な線幅になったと判断した時点で,温度補正値の設定が終了していた。
特開2001-143850号公報
しかしながら,上述の温度設定では,試行錯誤的に各々の温度補正値が何度も変更された末に温度補正値が決定されていたため,温度設定作業に非常に時間がかかっていた。また,温度設定作業の途中で,その時点の温度補正値が最良の線幅となる最適値か否かを判断することが難しく,作業員の主観で適正と推定される線幅になった時点で温度設定作業を終わらせる必要がある。このため,結果的に適正な温度設定になっていない場合があり,ウェハ面内の線幅に大きなばらつくが生じることがあった。
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,熱板などの熱処理板の温度設定を短時間でなおかつ適正に行うことをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は,基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定方法であって,前記熱処理板は,複数の領域に区画され,当該領域毎に温度設定可能であり,さらに前記熱処理板の各領域毎に,熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり,前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板についての現状の基板面内の処理状態から,その基板の処理状態の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解する工程と,前記複数の面内傾向成分のうちの,前記各領域の温度補正値の設定により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて,基板の処理状態の改善可能な面内傾向を算出する工程と,前記現状の処理状態の面内傾向から前記改善可能な面内傾向を引き算して,改善後の処理状態の面内傾向を算出する工程と,を有することを特徴とする。
以上の実施の形態によれば,ゼルニケ多項式を用いて,現状の基板の処理状態の複数の面内傾向成分を算出し,その複数の面内傾向成分のうちの,温度補正値の設定により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて,現状の処理状態の改善可能な面内傾向を算出する。そして現状の処理状態の面内傾向からその改善可能な面内傾向を引き算することにより,改善後の面内傾向を算出している。この場合,温度補正値の設定により最大限改善し得る最適面内傾向を知ることができるので,それを目標に熱処理板の温度設定を行うことができ,従来に比べて熱処理板の温度設定の時間を大幅に短縮できる。また,最適面内傾向が分かっているので,例えば作業員の熟練度に左右されず適正な温度設定を安定的に行うことができる。
前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような前記熱処理板の各領域の温度補正値を算出し,それらの温度補正値により前記各領域の温度を設定するようにしてもよい。
前記改善可能な面内傾向成分の特定は,前記熱処理板の各々の領域の温度を変動させ,それによって変動する面内傾向成分をゼルニケ多項式のゼルニケ係数を用いて特定することにより行うようにしてもよい。
前記一連の基板処理は,フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であってもよい。また。前記基板の処理状態は,レジストパターンの線幅であってもよい。さらに,前記熱処理は,露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であってもよい。
別の観点による本発明によれば,上記熱処理板の温度設定方法を,コンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
別の観点による本発明によれば,上記熱処理板の温度設定方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
別の観点による本発明は,基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定装置であって,前記熱処理板は,複数の領域に区画され,当該領域毎に温度設定可能であり,さらに前記熱処理板の各領域毎に,熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり,前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板についての現状の基板面内の処理状態から,その基板の処理状態の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し,その複数の面内傾向成分のうちの,前記各領域の温度補正値の設定により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて,基板の処理状態の改善可能な面内傾向を算出し,さらに前記現状の処理状態の面内傾向から前記改善可能な面内傾向を引き算して改善後の処理状態の面内傾向を算出することを特徴とする。
前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような前記熱処理板の各領域の温度補正値を算出し,それらの温度補正値により前記各領域の温度を設定するようにしてもよい。
前記一連の基板処理は,フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であってもよい。また,前記基板の処理状態は,レジストパターンの線幅であってもよい。さらに,前記熱処理は,露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であってもよい。
本発明によれば,熱処理板の温度設定が短時間で行われるので,熱処理装置の立ち上げ作業が速く行われ,装置稼働率が上昇する。また,熱処理板の温度設定が適正に行われるので,例えば基板の処理状態の面内均一性が向上する。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる熱処理板の温度設定装置が備えられた塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり,図2は,塗布現像処理システム1の正面図であり,図3は,塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は,図1に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と,フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を多段に配置している処理ステーション3と,この処理ステーション3に隣接して設けられている図示しない露光装置との間でウェハWの受け渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には,カセット載置台5が設けられ,当該カセット載置台5は,複数のカセットUをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には,搬送路6上をX方向に向かって移動可能なウェハ搬送体7が設けられている。ウェハ搬送体7は,カセットUに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり,X方向に配列された各カセットU内のウェハWに対して選択的にアクセスできる。
ウェハ搬送体7は,Z軸周りのθ方向に回転可能であり,後述する処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属する温調装置60やトランジション装置61に対してもアクセスできる。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は,複数の処理装置が多段に配置された,例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には,カセットステーション2側から第1の処理装置群G1,第2の処理装置群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には,カセットステーション2側から第3の処理装置群G3,第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4の間には,第1の搬送装置10が設けられている。第1の搬送装置10は,第1の処理装置群G1,第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5の間には,第2の搬送装置11が設けられている。第2の搬送装置11は,第2の処理装置群G2,第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理装置群G1には,ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置,例えばウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置20,21,22,露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティング装置23,24が下から順に5段に重ねられている。第2の処理装置群G2には,液処理装置,例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理装置30〜34が下から順に5段に重ねられている。また,第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には,各処理装置群G1,G2内の液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室40,41がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理装置群G3には,温調装置60,ウェハWの受け渡しを行うためのトランジション装置61,精度の高い温度管理下でウェハWを温度調節する高精度温調装置62〜64及びウェハWを高温で加熱処理する高温度熱処理装置65〜68が下から順に9段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では,例えば高精度温調装置70,レジスト塗布処理後のウェハWを加熱処理するプリベーキング装置71〜74及び現像処理後のウェハWを加熱処理するポストベーキング装置75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理装置群G5では,ウェハWを熱処理する複数の熱処理装置,例えば高精度温調装置80〜83,露光後で現像前のウェハWの加熱処理を行う複数のポストエクスポージャーベーキング装置(以下「PEB装置」とする。)84〜89が下から順に10段に重ねられている。
図1に示すように第1の搬送装置10のX方向正方向側には,複数の処理装置が配置されており,例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョン装置90,91,ウェハWを加熱する加熱装置92,93が下から順に4段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置11のX方向正方向側には,例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置94が配置されている。
インターフェイス部4には,例えば図1に示すようにX方向に向けて延びる搬送路100上を移動するウェハ搬送体101と,バッファカセット102が設けられている。ウェハ搬送体101は,上下移動可能でかつθ方向にも回転可能であり,インターフェイス部4に隣接した図示しない露光装置と,バッファカセット102及び第5の処理装置群G5に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
例えばカセットステーション2には,ウェハW上のレジストパターンの線幅を測定する線幅測定装置110が設けられている。線幅測定装置110は,例えば電子ビームをウェハWに照射し,ウェハW表面の画像を取得することによって,ウェハ面内のレジストパターンの線幅を測定できる。線幅測定装置110は,ウェハW面内の複数個所の線幅を測定できる。例えば線幅測定装置110は,図4に示すようにウェハWを複数に分割した各ウェハ領域W〜W毎に複数の測定点Qで線幅を測定できる。このウェハ領域W〜Wは,後述するPEB装置84の熱板140の各熱板領域R〜Rに対応している。
以上のように構成された塗布現像処理システム1では,例えば次のようなフォトリソグラフィー工程のウェハ処理が行われる。先ず,ウェハ搬送体7によって,カセット載置台5上のカセットUから未処理のウェハWが一枚ずつ取り出され,第3の処理装置群G3の温調装置60に搬送される。温調装置60に搬送されたウェハWは,所定温度に温度調節され,その後第1の搬送装置10によってボトムコーティング装置23に搬送され,反射防止膜が形成される。反射防止膜が形成されたウェハWは,第1の搬送装置10によって加熱装置92,高温度熱処理装置65,高精度温調装置70に順次搬送され,各装置で所定の処理が施される。その後ウェハWは,レジスト塗布装置20に搬送され,ウェハW上にレジスト膜が形成された後,第1の搬送装置10によってプリベーキング装置71に搬送されプリベーキングが施される。続いてウェハWは,第2の搬送装置11によって周辺露光装置94,高精度温調装置83に順次搬送されて,各装置において所定の処理が施される。その後,ウェハWは,インターフェイス部4のウェハ搬送体101によって図示しない露光装置に搬送され,露光される。露光処理の終了したウェハWは,ウェハ搬送体101によって例えばPEB装置84に搬送され,ポストエクスポージャーベーキングが施された後,第2の搬送装置11によって高精度温調装置81に搬送されて温度調節される。その後,現像処理装置30に搬送され,ウェハW上のレジスト膜が現像される。その後ウェハWは,第2の搬送装置11によってポストベーキング装置75に搬送されポストベーキングが施される。その後,ウェハWは,高精度温調装置63に搬送され温度調節される。そしてウェハWは,第1の搬送装置10によってトランジション装置61に搬送され,ウェハ搬送体7によってカセットUに戻されて,一連のウェハ処理であるフォトリソグラフィー工程が終了する。
次に,上述したPEB装置84の構成について説明する。PEB装置84は,図5及び図6に示すように筐体120内に,ウェハWを加熱処理する加熱部121と,ウェハWを冷却処理する冷却部122を備えている。
加熱部121は,図5に示すように上側に位置して上下動自在な蓋体130と,下側に位置してその蓋体130と一体となって処理室Sを形成する熱板収容部131を備えている。
蓋体130は,中心部に向かって次第に高くなる略円錐状の形態を有し,頂上部には,排気部130aが設けられている。処理室S内の雰囲気は,排気部130aから均一に排気される。
熱板収容部131の中央には,ウェハWを載置して加熱する熱処理板としての熱板140が設けられている。熱板140は,厚みのある略円盤形状を有している。
熱板140は,図7に示すように複数,例えば5つの熱板領域R,R,R,R,Rに区画されている。熱板140は,例えば平面から見て中心部に位置して円形の熱板領域Rと,その周囲を円弧状に4等分した熱板領域R〜Rに区画されている。
熱板140の各熱板領域R〜Rには,給電により発熱するヒータ141が個別に内蔵され,各熱板領域R〜R毎に加熱できる。各熱板領域R〜Rのヒータ141の発熱量は,例えば温度制御装置142により調整されている。温度制御装置142は,各ヒータ141の発熱量を調整して,各熱板領域R〜Rの温度を所定の設定温度に制御できる。温度制御装置142における温度設定は,例えば後述する温度設定装置190により行われる。
図5に示すように熱板140の下方には,ウェハWを下方から支持して昇降させるための第1の昇降ピン150が設けられている。第1の昇降ピン150は,昇降駆動機構151により上下動できる。熱板140の中央部付近には,熱板140を厚み方向に貫通する貫通孔152が形成されている。第1の昇降ピン150は,熱板140の下方から上昇して貫通孔152を通過し,熱板140の上方に突出してウェハWを支持できる。
熱板収容部131は,熱板140を収容して熱板140の外周部を保持する環状の保持部材160と,その保持部材160の外周を囲む略筒状のサポートリング161を有している。サポートリング161の上面には,処理室S内に向けて例えば不活性ガスを噴出する吹き出し口161aが形成されている。この吹き出し口161aから不活性ガスを噴出することにより,処理室S内をパージすることができる。また,サポートリング161の外方には,熱板収容部131の外周となる円筒状のケース162が設けられている。
加熱部121に隣接する冷却部122には,例えばウェハWを載置して冷却する冷却板170が設けられている。冷却板170は,例えば図6に示すように略方形の平板形状を有し,加熱部121側の端面が円弧状に湾曲している。図5に示すように冷却板170の内部には,例えばペルチェ素子などの冷却部材170aが内蔵されており,冷却板170を所定の設定温度に調整できる。
冷却板170は,加熱部121側に向かって延伸するレール171に取付けられている。冷却板170は,駆動部172によりレール171上を移動し,加熱部121側の熱板140の上方まで移動できる。
冷却板170には,例えば図6に示すようにX方向に沿った2本のスリット173が形成されている。スリット173は,冷却板170の加熱部121側の端面から冷却板170の中央部付近まで形成されている。このスリット173により,加熱部121側に移動した冷却板170と熱板140上に突出した第1の昇降ピン150との干渉が防止される。図5に示すように冷却部122内の冷却板170の下方には,第2の昇降ピン174が設けられている。第2の昇降ピン174は,昇降駆動部175によって昇降できる。第2の昇降ピン174は,冷却板170の下方から上昇してスリット173を通過し,冷却板170の上方に突出して,ウェハWを支持できる。
図6に示すように冷却板170を挟んだ筐体120の両側面には,ウェハWを搬入出するための搬入出口180が形成されている。
以上のように構成されたPEB装置84では,先ず,搬入出口180からウェハWが搬入され,冷却板170上に載置される。続いて冷却板170が移動して,ウェハWが熱板140の上方に移動される。第1の昇降ピン150によって,ウェハWが熱板140上に載置されて,ウェハWが加熱される。そして,所定時間経過後,ウェハWが再び熱板140から冷却板170に受け渡され冷却され,当該冷却板170から搬入出口180を通じてPEB装置84の外部に搬出されて一連の熱処理が終了する。
次に,上記PEB装置84の熱板140の温度設定を行う温度設定装置190の構成について説明する。例えば温度設定装置190は,例えばCPUやメモリなどを備えた汎用コンピュータにより構成され,例えば図5及び図7に示すように熱板140の温度制御装置142に接続されている。
温度設定装置190は,例えば図8に示すように各種プログラムを実行する演算部200と,例えば温度設定のための各種情報を入力する入力部201と,温度設定のための各種情報を格納するデータ格納部202と,温度設定のための各種プログラムを格納するプログラム格納部203と,熱板140の温度設定を変更するために温度制御装置142と通信する通信部204などを備えている。
例えばプログラム格納部203には,例えばレジストパターンのウェハ面内の線幅測定値から,その測定線幅の面内傾向を分解して表す複数の面内傾向成分Znを算出するプログラムP1が記憶されている。この複数の面内傾向成分Zn(nは1以上の整数)は,図9に示すようにゼルニケ(Zernike)多項式を用いて,ウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zを複数の成分に分解して表したものである。
ここでゼルニケ多項式について説明を加えると,ゼルニケ多項式は,光学分野でよく使われる半径が1の単位円上の複素関数であり(実用的には実数関数として使用されている),極座標の引数(r,θ)を有する。このゼルニケ多項式は,光学分野では主としてレンズの収差成分を解析するために使用されており,波面収差をゼルニケ多項式を用いて分解することで,各々独立した波面,例えば山型,鞍型等の形状に基づく収差成分を知ることができる。
本実施の形態においては,ウェハ面内の多数の線幅測定値をウェハ面上の高さ方向に現し,そのウェハ面内の線幅の傾向を円形の波面として捉える。そしてゼルニケ多項式を用いて,ウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zが,例えば上下方向のZ方向のずれ成分,X方向傾き成分,Y方向傾き成分,凸状或いは凹状に湾曲する湾曲成分などの複数の面内傾向成分Znに分解される。各面内傾向成分Znの大きさは,ゼルニケ係数により表すことができる。
各面内傾向成分Znを表すゼルニケ係数は,具体的に極座標の引数(r,θ)を用いて以下の式により表せられる。
Z1(1)
Z2(r・cosθ)
Z3(r・sinθ)
Z4(2r−1)
Z5(r・cos2θ)
Z6(r・sin2θ)
Z7((3r−2r)・cosθ)
Z8((3r−2r)・sinθ)
Z9(6r−6r+1)
Z10(r・cos3θ)
Z11(r・sin3θ)
Z12((4r−3r)・cos2θ)
Z13((4r−3r)・sin2θ)
Z14((10r−12r+3r)・cosθ)
Z15((10r−12r+3r)・sinθ)
Z16(20r−30r+12r−1)

本実施の形態において,ゼルニケ係数Z1はウェハ面内の線幅平均値(Z方向ずれ成分),ゼルニケ係数Z2はX方向傾き成分,ゼルニケ係数Z3はY方向の傾き成分,ゼルニケ係数Z4,Z9,Z16は湾曲成分を示す。
データ格納部202には,図8に示すように例えば熱板領域R〜Rの温度補正値の設定により改善可能な(変動可能な)面内傾向成分の例えばゼルニケ係数番号情報Iが格納されている。この改善可能な面内傾向成分の特定方法については,後述する。
プログラム格納部203には,例えば図10に示すように線幅測定値から分解された面内傾向成分Znのうちの,改善可能な面内傾向成分を足し合わせて,測定線幅における改善可能な面内傾向Zaを算出するプログラムP2が格納されている。なお,温度設定装置190による温度設定プロセスを実現するための各種プログラムは,コンピュータ読み取り可能なCDなどの記録媒体に記録されていたものであって,その記録媒体から温度設定装置190にインストールされたものであってもよい。
プログラム格納部203には,例えば図11に示すように現状の測定線幅の面内傾向Zから,改善可能な面内傾向Zaを引き算して,改善後の面内傾向Zfを算出するプログラムP3が格納されている。
さらに,プログラム格納部203には,例えば次の関係式(1)から改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分が零になるような温度補正値ΔTを算出するプログラムP4が格納されている。
ΔZ=M・ΔT (1)
関係式(1)の算出モデルMは,例えばウェハ面内の線幅の各面内傾向成分Znの変動量(各ゼルニケ係数の変化量)ΔZと温度補正値ΔTとの相関を示す相関行列である。具体的には,算出モデルMは,例えば図12に示すように特定条件のゼルニケ係数を用いて表されたn(面内傾向成分数)行×m(熱板領域数)列の行列式である。
算出モデルMは,熱板領域R〜Rの各々の温度を順に1℃上昇させ,その各場合のウェハ面内における線幅変動量を測定し,それらの面内傾向成分の変動量に応じたゼルニケ係数の変動量(面内傾向成分の変動量)を算出し,それらの単位温度変動あたりのゼルニケ係数の変動量を行列式の各要素Mi,j(1≦i≦n,1≦j≦m(本実施の形態ではm=5)として表したものである。なお,熱板領域の温度を1℃上昇させても変動しない面内傾向成分は,ゼルニケ係数の変動量が零になるので,それに対応する要素は零になる。
関係式(1)は,両辺に算出モデルMの逆行列M−1を掛けることにより,次の式(2)
ΔT=M−1・ΔZ (2)
で表せられる。改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分を零にするには,面内傾向の変化量ΔZに,改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分に−1を掛けたものと,それ以外の改善不可能な面内傾向成分を零としたものが入力される。
次に,以上のように構成された温度設定装置190による温度設定プロセスについて説明する。図13は,かかる温度設定プロセスのフローを示す。
先ず,前準備として,改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分が特定される。この特定は,例えば熱板140のそれぞれの熱板領域R〜Rの温度を変動させ,その各場合の線幅の面内傾向を測定する。そして,その各場合の測定面内傾向をゼルニケ多項式を用いて分解し,熱板領域R〜Rの変動により変動する面内傾向成分を改善可能な面内傾向成分とする。この改善可能な面内傾向成分のゼルニケ係数番号情報Iは,データ格納部202に記憶させておく。
次に,塗布現像処理システム1において一連のフォトリソグラフィー工程が終了したウェハWが線幅測定装置110に搬送され,ウェハW上のレジストパターンの線幅が測定される(図13の工程S1)。この際,ウェハ面内の複数の測定点Qの線幅が測定され,熱板140の各熱板領域R〜Rに対応する各ウェハ領域W〜Wの線幅が求められる。
続いて,線幅測定装置110による線幅測定の結果が温度設定装置190に出力される。温度設定装置190では,例えば各ウェハ領域W〜Wの線幅測定値,つまりウェハ面内の線幅測定値から,その面内傾向Zを分解した複数の面内傾向成分Znがゼルニケ多項式を用いて算出される(図13の工程S2)。図9に示すようにウェハ面内の測定面内傾向Zが複数の面内傾向成分Znに分解される。
続いて,図10に示すように複数の面内傾向成分Znから,予め求められている改善可能な面内傾向成分Zaが抜き出され,それらが足し合わせられる。こうして測定線幅における改善可能な面内傾向Zaが算出される(図13の工程S3)。
その後,図11に示すように現状の線幅測定値の面内傾向Zから,改善可能な面内傾向Zaが引き算され,改善後の最適面内傾向Zfが求められる(図13の工程S4)。
そして,さらにこの最適面内傾向Zfを目標に温度補正値ΔTを設定する場合には,例えば図14に示すように上記改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分Zaに−1を掛けたものが関係式(2)のΔZに代入される。改善不可能な面内傾向成分については零が代入される。これにより,改善可能な面内傾向Zaの各成分Zaが零になるような温度補正値ΔT〜ΔTが求められる(図13の工程S5)。
その後,各温度補正値ΔT〜ΔTの情報が通信部204から温度制御装置142に出力され,温度制御装置142における熱板140の各熱板領域R〜Rの温度補正値が変更され,新たな設定温度に設定される(図13の工程S6)。
なお,これらの温度設定プロセスは,例えば温度設定装置190のプログラム格納部203に格納された各種プログラムを実行することにより実現される。
以上の実施の形態によれば,ゼルニケ多項式を用いて,現状の線幅測定結果から複数の面内傾向成分Znを算出し,その複数の面内傾向成分Znのうちの改善可能な面内傾向成分を足し合わせて,現状の処理状態の改善可能な面内傾向Zaを算出する。そして,現状の線幅の面内傾向Zからその改善可能な面内傾向Zaを引き算することにより,改善後の面内傾向Zfを算出できる。こうすることにより,各熱板領域R1〜R5の温度補正値ΔTの設定により最大限改善し得る最適面内傾向Zfを知ることができるので,それを目標に熱処140の温度設定を行うことができ,従来に比べて温度設定に要する時間を短縮できる。また,最適面内傾向Zfが分かっているので,例えば作業員の熟練度などによらず調整後の線幅の面内傾向を一定の状態に揃えることができる。
また,関係式(1)を用いて,線幅測定値から算出された改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分Zaが零になるような温度補正値ΔTが算出され,その温度補正値ΔTにより熱板140の温度設定が行われたので,温度補正後に最適面内傾向Zfに近い線幅面内傾向を得ることができる。したがって,面内傾向が小さくより均一な線幅を形成できる。特にPEB装置84は,最終的な線幅に大きな影響を及ぼすので,PEB装置84の熱板140の温度をかかる方法により補正することの効果は非常に大きい。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施の形態において,温度設定された熱板140は,5つの領域に分割されていたが,その数は任意に選択できる。また,熱板140の分割領域の形状も任意に選択できる。
上記実施の形態では,ウェハ面内の線幅に基づいて,PEB装置84の熱板140の温度設定を行う例であったが,プリベーキング装置やポストベーキング装置などにある他の熱処理を行う熱板の温度設定や,ウェハWを冷却する冷却処理装置の冷却板の温度設定を行う場合にも本発明は適用できる。また,以上の実施の形態では,ウェハ面内の線幅が均一になるように熱板の温度設定を行っていたが,ウェハ面内の線幅以外の他の処理状態,例えばレジストパターンの溝の側壁の角度(サイドウォールアングル)やレジストパターンの膜厚がウェハ面内で均一になるようにPEB装置,プリベーキング装置,ポストベーキング装置などの熱処理板の温度設定を行うようにしてもよい。さらに,以上の実施の形態では,フォトリソグラフィー工程後であって,エッチング工程前のパターンの線幅が均一になるように熱板の温度設定を行っていたが,エッチング工程後のパターンの線幅やサイドウォールアングルが均一になるように各熱処理板の温度設定を行ってもよい。さらに,本発明は,ウェハ以外の例えばFPD(フラットパネルディスプレイ),フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板を熱処理する熱処理板の温度設定にも適用できる。
本発明は,基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定を行う際に有用である。
塗布現像処理システムの構成の概略を示す平面図である。 図1の塗布現像処理システムの正面図である。 図1の塗布現像処理システムの背面図である。 ウェハ面内の線幅の測定点を示す説明図である。 PEB装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。 PEB装置の構成の概略を示す横断面の説明図である。 PEB装置の熱板の構成を示す平面図である。 温度設定装置の構成を示すブロック図である。 線幅測定による線幅の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解した状態を示す説明図である。 改善可能な面内傾向成分を足し合わせて改善可能な面内傾向を算出する内容を示す説明図である。 現状の線幅の面内傾向から改善可能な面内傾向を引き算して改善後の面内傾向を算出する内容を示す説明図である。 算出モデルの一例を示す行列式である。 温度設定プロセスを示すフロー図である。 各面内傾向の調整量と温度補正値を代入した算出モデルの関係式である。
符号の説明
1 塗布現像処理システム
84 PEB装置
110 線幅測定装置
140 熱板
142 温度制御装置
190 温度設定装置
〜R 熱板領域
〜W ウェハ領域
M 算出モデル
Z 面内傾向
Zn 面内傾向成分
Za 改善可能な面内傾向
Zf 改善後の面内傾向
W ウェハ

Claims (13)

  1. 基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定方法であって,
    前記熱処理板は,複数の領域に区画され,当該領域毎に温度設定可能であり,
    さらに前記熱処理板の各領域毎に,熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり,
    前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板についての現状の基板面内の処理状態から,その基板の処理状態の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解する工程と,
    前記複数の面内傾向成分のうちの,前記各領域の温度補正値の設定により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて,基板の処理状態の改善可能な面内傾向を算出する工程と,
    前記現状の処理状態の面内傾向から前記改善可能な面内傾向を引き算して,改善後の処理状態の面内傾向を算出する工程と,を有することを特徴とする,熱処理板の温度設定方法。
  2. 前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような前記熱処理板の各領域の温度補正値を算出し,それらの温度補正値により前記各領域の温度を設定することを特徴とする,請求項1に記載の熱処理板の温度設定方法。
  3. 前記改善可能な面内傾向成分の特定は,前記熱処理板の各々の領域の温度を変動させ,それによって変動する面内傾向成分をゼルニケ多項式のゼルニケ係数を用いて特定することにより行われることを特徴とする,請求項1又は2に記載の熱処理板の温度設定方法。
  4. 前記一連の基板処理は,フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の熱処理板の温度設定方法。
  5. 前記基板の処理状態は,レジストパターンの線幅であることを特徴とする,請求項4に記載の熱処理板の温度設定方法。
  6. 前記熱処理は,露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であることを特徴とする,請求項4又は5に記載の熱処理板の温度設定方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱処理板の温度設定方法を,コンピュータに実現させるためのプログラム。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱処理板の温度設定方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定装置であって,
    前記熱処理板は,複数の領域に区画され,当該領域毎に温度設定可能であり,
    さらに前記熱処理板の各領域毎に,熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり,
    前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板についての現状の基板面内の処理状態から,その基板の処理状態の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し,その複数の面内傾向成分のうちの,前記各領域の温度補正値の設定により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて,基板の処理状態の改善可能な面内傾向を算出し,さらに前記現状の処理状態の面内傾向から前記改善可能な面内傾向を引き算して改善後の処理状態の面内傾向を算出することを特徴とする,熱処理板の温度設定装置。
  10. 前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような前記熱処理板の各領域の温度補正値を算出し,それらの温度補正値により前記各領域の温度を設定することを特徴とする,請求項9に記載の熱処理板の温度設定装置。
  11. 前記一連の基板処理は,フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であることを特徴とする,請求項9又は10に記載の熱処理板の温度設定装置。
  12. 前記基板の処理状態は,レジストパターンの線幅であることを特徴とする,請求項11に記載の熱処理板の温度設定装置。
  13. 前記熱処理は,露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であることを特徴とする,請求項11又は12に記載の熱処理板の温度設定装置。
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