JP2007311515A - 撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニット - Google Patents

撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2007311515A
JP2007311515A JP2006138438A JP2006138438A JP2007311515A JP 2007311515 A JP2007311515 A JP 2007311515A JP 2006138438 A JP2006138438 A JP 2006138438A JP 2006138438 A JP2006138438 A JP 2006138438A JP 2007311515 A JP2007311515 A JP 2007311515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection unit
optical
optical inspection
image sensor
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006138438A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Hachikake
保夫 八掛
Yoshitsugu Taniguchi
宜嗣 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AITOS KK
Original Assignee
AITOS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AITOS KK filed Critical AITOS KK
Priority to JP2006138438A priority Critical patent/JP2007311515A/ja
Priority to US11/484,993 priority patent/US20070268483A1/en
Publication of JP2007311515A publication Critical patent/JP2007311515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications

Abstract

【課題】 光学検査ユニットとプローブカードの位置合せを簡単かつ短時間に行なえ、光学検査ユニットの保持部構成を小型化し、しかも効率よく連続的な光照射検査を実現する。
【解決手段】 プローブカードは、撮像素子へ光を通す複数の開口を備える。撮像素子の受光部に対向配置されてプローブカードの複数の開口を通して試験用光を出射する光学検査ユニットと、複数の光学検査ユニットを同時に位置決め保持する保持手段と、撮像素子に対応した光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせるように行う変換調整を、各光学検査ユニットそれぞれについて個別に行なわせる個別調整手段と、を備える。各光学検査ユニットを着脱可能として交換あるいは調整することで、光軸調整容易、コスト低減等を図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子の検査ユニット装置、検査装置、並びに光学検査ユニットに関する。
近時、CCD(charge coupled device)やCMOS(complementary metal oxide semiconductor)等の固体撮像素子(イメージセンサ)の集積密度が向上し、画素数が増加するのに伴い、イメージセンサに入射する光の角度(入射角または画角)が大きくなっている。このため、固体撮像素子の中心部と周辺部とではフォトダイオードに入射する光量に差ができ、周辺部が暗くなるシェーディングが大きくなる。この現象に対応する方法として、フォトダイオードの上にあるマイクロレンズの位置を補正して、画素周辺部の光量を確保する瞳補正がある。瞳補正は、画角中央から周辺にかけて、マイクロレンズの光軸とフォトダイオード開口中心とに少しずつオフセットをつけていくことで、いわゆるケラレ現象を軽減し、例えば携帯電話や小型デジタルカメラのように、射出瞳距離の短い小型のレンズを使った場合でもより均一な感度が得られるようにしたものである。このような、瞳補正を行なった固体撮像素子の光電変換特性を検査するに際し、固体撮像素子に検査用の光照射装置のテレセントリック光を入射すると、この瞳補正が逆効果となり、撮像素子の受光部周辺部の光量がさらに低下する。このため、光照射装置では、テレセントリック光の後ろであって、瞳補正された撮像素子に照射される直前に結像系の光学系を挿入して固体撮像素子の瞳位置に合せた光を照射している。
従来、上記のようなオンチップ型マイクロレンズを搭載した撮像素子の光電変換特性検査に関し、特許文献1(特開2005−175363号)に記載の装置が提案されている。
特開2005−175363号
特許文献1のものは、撮像素子を照明する照明装置と、撮像素子から出力を取り出すプローバ装置と、テスタ部と、を備えた撮像素子検査装置を示しており、照明装置の外部に光学アダプタを取り付け、照明装置から出た光束を、光学アダプタにより撮像素子の条件にあったものに変換するようにしている。このものでは、瞳検査光学系としての光学アダプタは、照明装置側に取り付けられているので、例えば照明装置側に駆動用アーム等を介して光学アダプタを支持し、必要に応じて光学アダプタを移動調整しながらプローブカードと瞳検査光学系の光軸調整を行う必要があった。このため、移動後の光軸位置を確実に維持できるようにするための駆動部の調整を含む位置合わせ作業に時間がかかるばかりでなく、駆動系に高精度の機構が要求されるうえに、メンテナンスのたびごとに新たに、光軸調整が必要となり検査効率が劣る問題があった。また、光学アダプタとプローブカードとの位置あわせ機構が面積の小さな撮像素子より大きくなり、ウエーハに一体に形成した撮像素子の隣接する行または列に沿って移動しながらの効率よい連続的な検査を行なうことが困難で、例えば1個おきごとや、あるいは斜め方向に移動しながら(図9参照)での検査となる場合が多かった。さらに、プローブカードと瞳検査光学系との間に規格がなく、そのつど、光学系に合せたプローブカードまたはプローブカードに合せた光学系を製作する必要があり、検査コストが高くなる問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、保持手段によりプローブカードの複数の開口に位置決めした状態で複数の光学検査ユニットを保持させ、さらに、それぞれの検査ユニットごとについて瞳距離調整ができるようにして、光学検査ユニットとプローブカードの位置合せを簡単かつ短時間に行なえ、光学検査ユニットの保持部構成を小型化し、しかも効率よく連続的な光照射が可能な撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニットを提供することにある。また、本発明の他の目的は、プローブカードと保持部とを一体化させた構造体を共通として検査対象の撮像素子のサイズが変化する場合でも、単に光学検査ユニットのみを新たな撮像素子に合せたものに調整あるいは交換することにより光学系を新たに製作することなく、検査コストを低減しうる撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、撮像素子の光電変換特性検査に際し、撮像素子の受光部に対向配置させて試験用光を照射する光学検査ユニット装置であり、撮像素子1の出力端子部1yから出力を取り出すプローブピン502を保持するとともに、撮像素子1へ光を通す複数の開口501aを備えたプローブカード501と、撮像素子の受光部(1A)に対向配置されてプローブカードの複数の開口を通して試験用光を照射する光学検査ユニット520と、光学検査ユニットの光軸Cが撮像素子1の受光面上に位置合わせされた状態で光学検査ユニット520の出射側を撮像素子の受光部に対向配置させて複数の光学検査ユニットを同時に位置決め保持する保持手段504と、検査対象の撮像素子に対応した光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせるように行う変換調整を、各光学検査ユニットそれぞれについて個別に行なわせる個別調整手段505と、を備えた光学検査ユニット装置50から構成される。保持手段により光軸を決めて位置合わせされた状態で光学検査ユニット520のみをそれぞれ着脱可能とすることにより、プローブカードや保持手段は検査対象のチップが異なるサイズ等の場合でも、基本的に変更することなく単に光学検査ユニットのみを変更することにより、検査用器具の製造コスト削減、検査準備時間の短縮、メンテナンス容易性等を確保し得る。
その際、光学検査ユニット520は、光学レンズ522を内蔵したケース体からなり、個別調整手段505が、ケース体を保持手段504に対して着脱可能とするとよい。
また、個別調整手段505は、光学検査ユニット520全体が光軸C方向に移動可能とするために光学検査ユニット520と保持手段504との係合位置の移動調整機構553が設けられ、移動調整機構による係合位置の移動調整により光照射装置からの光について撮像素子1の仕様に合わせる変換調整を行なうようにするとよい。単に光学検査ユニットの保持手段に対する相対位置を変更させるだけで瞳距離調整が可能な場合には、極めて簡単な方法により、個別変換調整を行なえる。
また、ケース体内には複数の光学レンズ522が内臓されており、個別調整手段505は、複数の光学レンズのケース体内での光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構530を含むとよく、この場合には、ケース体自体の交換は不要で、内部の光学レンズの位置調整や必要に応じたレンズ交換のみで固体撮像素子に対応した光照射装置からの光についての撮像素子の使用に合わせるように行なう変換調整を低コストで行なえる。
また、光学検査ユニット520は、一方向に長い筒体で構成するとよい。
また、保持手段504は、プローブカード501と連係して光学検査ユニット520を挿脱可能に装着させ装着時に光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で保持させる架台機構506から構成すると良い。
その際、架台機構506は、光学検査ユニット520を貫通支持させる貫通孔509を有する1個又は複数の支持架台507から構成すると良い。
また、プローブピン501が撮像素子1の受光部に対して略垂直状に当接する垂直ピンから構成すると良い。
さらに、架台機構506による光学検査ユニット520は、マトリクス状に設置された撮像素子1の形成間隔に一致した縦横マトリクス状の保持位置で複数の光学検査ユニット520を同時に保持するようにするとよい。
また、本発明は、撮像素子の光電変換特性検査に際し、撮像素子の受光部に対向配置させて試験用光を照射する光学検査ユニットであり、複数の開口501aを有するプローブカード501の近傍に設置された保持手段504により着脱可能に保持され、装着時に光軸Cが開口501aを通して照射される撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で保持され、さらに、個別調整手段505を介して、検査対象の撮像素子に対応した光照射装置12からの光について、撮像素子1の仕様に合わせる変換調整を各光学検査ユニット520それぞれについて個々に行なうようにするとよい。
その際、光学検査ユニット520は、光学レンズ522を内蔵したケース体からなり、ケース体を保持手段に対して着脱可能とするとよい。
また、光学検査ユニット全体が光軸方向に移動可能とするために光学検査ユニットと保持手段との係合位置の移動調整機構を設けると良い。
また、ケース体内には複数の光学レンズ522が内臓されており、複数の光学レンズの光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構530を含むようにしても良い。
また、光学検査ユニットは、一方向に長い筒体で構成するとなおよい。
また、本発明は、撮像素子1に検査用光Lを照射し、同撮像素子の光電変換特性を検査する撮像素子の検査装置において、撮像素子1の受光歩に対向配置させて試験用光を照射する光学検査ユニット装置50を有し、該光学検査ユニット装置は、撮像素子1の出力端子部1yから出力を取り出すプローブピン502を保持するとともに、撮像素子1へ光を通す複数の開口501aを備えたプローブカード501と、撮像素子1の受光部に対向配置されてプローブカード501の複数の開口501aを通して試験用光を照射する光学検査ユニット520と、光学検査ユニットの光軸Cが撮像素子1の受光面上に位置合わせされた状態で光学検査ユニット520の出射側を撮像素子の受光部に対向配置させて複数の光学検査ユニットを同時に位置決め保持する保持手段504と、検査対象の撮像素子に対応した光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせるように行う変換調整を、各光学検査ユニットそれぞれについて個別に行なわせる個別調整手段505を備えた撮像素子の検査装置10から構成される。
また、上記撮像素子の検査装置において、光学検査ユニット520は、光学レンズ522を内蔵したケース体からなり、個別調整手段505が、ケース体を保持手段504に対して着脱可能とした構成であるとよい。
また、撮像素子の検査装置において、個別調整手段は、光学検査ユニット全体が光軸方向に移動可能とするために光学検査ユニットと保持手段との係合位置の移動調整機構が設けられ、移動調整機構による係合位置の移動調整により光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせる変換調整を行なうようにすると良い。
また、撮像素子の検査装置において、ケース体内には複数の光学レンズが内臓されており、個別調整手段は、複数の光学レンズの光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構を含むとよい。
さらに、撮像素子の検査装置において、光学検査ユニットは、一方向に長い筒体で構成してもよい。
また、撮像素子の検査装置において、保持手段は、プローブカードに連結され光学検査ユニットを挿脱可能に装着させ装着時に光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で保持させる架台機構からなるとよい。
また、架台機構は、光学検査ユニットを貫通支持させる貫通孔を有する1個又は複数の支持架台からなるようにしてもよい。
また、プローブピンが撮像素子の受光部に対して略垂直状に当接する垂直ピンからなる構成であると良い。
さらに、架台機構による光学検査ユニットは、マトリクス状に設置された撮像素子の形成間隔に一致した縦横マトリクス状の保持位置で複数の光学検査ユニットを同時に保持するようにするとさらに良い。
本発明の光学検査ユニット装置によれば、撮像素子の光電変換特性検査に際し、撮像素子の受光部に対向配置させて試験用光を照射する光学検査ユニット装置であり、撮像素子の出力端子部から出力を取り出すプローブピンを保持するとともに、撮像素子へ光を通す複数の開口を備えたプローブカードと、撮像素子の受光部に対向配置されてプローブカードの複数の開口を通して試験用光を出射する光学検査ユニットと、光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で光学検査ユニットの出射側を撮像素子の受光部に対向配置させて複数の光学検査ユニットを同時に位置決め保持する保持手段と、検査対象の撮像素子に対応した光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせるように行う変換調整を、各光学検査ユニットそれぞれについて個別に行なわせる個別調整手段と、を備えることにより、検査対象の固体撮像素子について、サイズが異なるものについての検査を行なう場合においても、同じ検査装置について、プローブカードや保持手段を基本的に変更することなく、単に光学検査ユニットのみの種類や仕様変更、位置調整等で対応させる結果、光学検査ユニットとプローブカードの位置合せを簡単かつ短時間に行なえ、光学検査ユニットの保持部構成を小型化し、しかも効率よく連続的な特性検査が可能である。また、検査用器具の製造コスト削減、検査準備時間の短縮、メンテナンス容易性等を確保し得る。
光学検査ユニットは、光学レンズを内蔵したケース体からなり、個別調整手段が、ケース体を保持手段に対して着脱可能とした構成であるから、所定の瞳距離設定機能を有する複数種類の光学検査ユニットを予め用意しておいて、検査対象が変更されてサイズ、画角、瞳距離の異なる別の固体撮像素子についての検査が必要である場合に、着脱交換作業のみでこれに対応した検査を実行し得る。
また、個別調整手段は、光学検査ユニット全体が光軸方向に移動可能とするために光学検査ユニットと保持手段との係合位置の移動調整機構が設けられ、移動調整機構による係合位置の移動調整により光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせる変換調整を行なうようにすることにより、単に光学検査ユニットと保持手段との係合位置の移動調整のみで、検査対象が新規となった例えばチップサイズの異なる新たな固体撮像素子の光電変換特性検査を継続的に行なえる。また、複数の光学レンズのケース体内での光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構を設けることにより、ケース体内でのレンズの取り付け位置調整やサイズ調整のみで新たな固体撮像素子の特性検査を行なえる。また、光学検査ユニットは、一方向に長い筒体で構成すると、出射後の光の画角範囲を大きく確保でき、瞳距離設定範囲あるいは瞳距離の修正レンジを大きく確保し得る。さらに、プローブピンが撮像素子の受光部に対して略垂直状に当接する垂直ピンからなる構成とすることにより、光学検査ユニットを同時に保持した状態であっても、ウエーハのチップ間隔に対応した検査時のプローブピン間隔を確保でき、これによって、例えば16個の光学検査ユニットをマトリクス状に保持した状態のままでプローバ装置のステージを移動し、縦あるいは横方向に隣接する被検査体を同時に検査することができる。さらに、検査時間も大幅な短縮化を図ることができるうえに、ウエーハの搬送側の移動ステージ側の駆動制御が簡単となる。
また、本発明の光学検査ユニットは、上記の光学検査ユニット装置における光学検査ユニット構成と同様であり、上記同様の作用効果を奏しうる。
さらに、本発明の撮像素子の検査装置においても、本願発明の特徴的な構成である光学検査ユニット装置、あるいはその光学検査ユニットを備えることにより、検査装置全体についての検査時間を大幅に短縮し、作業上の段取り替え時間を短縮し、検査作業効率を良好にし、さらに、メンテナンス性を良好に保持しうる。同時に検査コスト低減に資する。
以下、添付図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1ないし図8は、本発明の光学ユニット装置、光学ユニット、撮像素子の検査装置の実施形態を示しており、図1は、そのうちの撮像素子の検査装置の概略構成図である。実施形態の撮像素子の検査装置10は、光照射装置12と、プローバ装置14と、テスタ部16と、光学検査ユニット装置50と、を備えている。
本実施形態において、光照射装置12は、例えばCCDやCMOS等の固体撮像素子の光電変換特性検査において、固体撮像素子の受光面に光を照射するのに用いられる光照射手段であり、平行光生成部12Aと、照射導入部12Bと、を有している。本実施形態において、平行光生成部12Aは、光源121と、ホモジナイザ122と、コレクタレンズ123と、フライアイレンズ124と、接続レンズ125と、を含む。光源121は、例えばハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハロイドランプ、LED等が用いられる。そして、光源から出射された光を図示しないカラーフィルタ、色温度フィルタ、NDフィルタ、ウェッジフィルタ等で分光、光量調整し、光量調整された光の照度分布をホモジナイザ122、コレクタレンズ123、フライアイレンズ124を介して均一化させる。フライアイレンズ124から射出した光束は、接続レンズ125を介して照射導入部12Bに出射される。照射導入部12Bは、光量、照度調整された光束を検査対象のウエーハ上の撮像素子に照射させるにあたり、広がりを持った平行光としてウエーハ側に出射させる機能を有し、本実施形態において、照射導入部12Bは、反射ミラー126と、投影レンズ127と、を含む。投影レンズ127は、例えばケラー型照射レンズが用いられ、平行光Lを出射させる。出射された平行光Lは、光学検査ユニット装置50を介して撮像素子の受光面に照射される。
プローバ装置14は、マトリクス状に形成された検査対象の固体撮像素子1を有するウエーハWを載置し搬送位置決めする搬送位置決め装置141と、検査対象の撮像素子に電力を供給するとともに、撮像素子から出力される電気信号を受け取るプローブピン502を担持するプローブカード501と、を備えている。プローブピン502は、図5にも示すように、検査すべき固体撮像素子の出力端子部1yすなわちパッド部から出力を取り出し、テスタ部16へ電気信号を供給する。搬送位置決め装置141は、図示しない駆動装置及び位置決め装置を介してX,Y,Z方向(図1参照)にそれぞれ搬送駆動される移動ステージ142を含み、検査すべきCCDやCMOS撮像素子を形成させたウエーハWをケースカバー内において自在に搬送位置決めさせる。移動ステージ142は、図1のθ方向にも回転駆動される。本実施形態において、プローブカード501は、例えばプローバ装置14のケースカバーの天板あるいは上端側に配置されてプローバ装置14に固定されている。プローブカード501は、固体撮像素子1のパッドに接触するプローブピン502を有し、テスタ部16と固体撮像素子1を電気的に接続する。
テスタ部16は、図示しないテストヘッドを有し、固体撮像素子1にプローブカード501を通じて印加する電源、タイミングジェネレータ、パターンジェネレータ等の各種信号発生部、ブローブカード501を通じて測定した固体撮像素子からの電気信号を取得する入力部等を備え、固体撮像素子により出力される電気信号を受け取って素子の特性を検査する。
光学検査ユニット装置50は、本発明の1つの特徴的な構成であり、光照射装置12からの平行光を、瞳補正された固体撮像素子について適正な光電変換特性検査を行なえるような光に変換して固体撮像素子に照射させる。図1、図3の実施態様において、光学検査ユニット装置50は、プローブカード501と、光学検査ユニット520と、保持手段504と、個別調整手段505と、を備えている。上述のように、瞳補正された固体撮像素子には、図示しないマイクロレンズが被着されている。
光学検査ユニット装置50は、プローバ装置14に固定されたプローブカード501に保持手段504を取り付け、保持手段504に対して複数の光学検査ユニットを個別に着脱可能としつつ、複数の光学検査ユニット520を同時に保持し、光学検査ユニットの保持及び位置決めを行なうとともに、光照射による各撮像素子についての画角、瞳距離を各光学検査ユニットごとに個別調整可能とさせる。
図1、図3において、プローブカード501には図2の光学検査ユニット520の配置に対応して、縦横4個ずつ等間隔マトリクス状に形成された計16個の位置決め貫通孔501aが形成され、これらは個別調整手段505並びに架台機構506の一部を構成している。位置決め貫通孔501aの形成位置に対応する上方側には図2にも示すような支持架台507が16個の貫通孔を覆うように配置され、固定ビス(図示せず)等の固定手段により取付部508において、プローブカード501の上面に固定されている。支持架台507は、実施形態において四角形板の上板部507Aを主要な構成とした下面側に空隙Hを形成するように凹部を設けた板状体からなり、4個の取付部508が、各辺の中央部から外側へ突出形成されている。そして、プローブカード501の上面との間に空隙Hを有するように上板部507Aを配置し、この上板部507Aに上部貫通孔509がマトリクス状に16個形成されている。上部貫通孔509は、プローブカードの貫通孔501aとそれぞれ上下対応する位置にそれぞれ設けられている。さらに、プローブカード501の下面側には、枠体状の下架台510が取り付けられ、下架台510にピン保持板511がプローブカード501から段下がり位置に固定支持されている。ピン保持板511にもそれぞれプローブカード501、上板部507Aと同様に等間隔縦横マトリクス状に孔512が形成されており、これらのプローブカード501、上板部507A、ピン保持板511の貫通孔501a、509、512は、中心軸すなわち光が通過する光軸が一致するように、芯合わせされた状態で固定されている。実施形態において、ピン保持板511は、平行間隙を形成して層状に連結された2個のセラミック板からなり、このピン保持板511にプローブピン502が取付固定されている。本実施形態において、架台機構506は、上部貫通孔を有する支持架台507及び貫通孔501aを有するプローブカード501を含む。架台機構506は、プローブカードと連係して光学検査ユニットを挿脱可能に装着させ、装着時に光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で保持させる保持手段である。架台機構506は、原理的には光学検査ユニット520を貫通支持させる貫通孔509、501aを有する1個又は複数の支持架台から構成される。
貫通孔501a、509は、光学検査ユニットを着脱自在に保持させる保持孔515を構成する。これによって、保持孔515にそれぞれの光学検査ユニット520を個別に挿入、離脱が可能となり、例えば予め被検体となる固体撮像素子のサイズに対応した瞳距離の異なる光学検査ユニットを複数用意しておくことにより、検査対象の固体撮像素子のサイズ変更に応じて光学検査ユニットのみを交換することにより、瞳距離を設定することができる。ここにおいて、検査対象の撮像素子に対応した光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせるように行う変換調整(瞳距離、画角調整)を、各光学検査ユニットそれぞれについて個別に行なわせることとなる。個別調整手段505は、上記の光学検査ユニット520を保持手段504に対して着脱可能とした構成を含む。
上記のように、貫通孔501a、509を含む保持孔515、並びに孔512の、貫通中心軸すなわち光が通過する光軸が一致するように、芯合わせされた状態で固定されているから、この保持孔515に光学検査ユニット520を挿入、装着すると、後述する光学検査ユニット520の光軸Cが撮像素子1の受光面1A上に位置合わせされた状態で光学検査ユニットの出光側を撮像素子の受光部に対向配置させて複数の光学検査ユニット520を同時に位置決め保持する。上記の撮像素子の検査装置の実施形態において、保持手段504は、架台機構506を含む。
光学検査ユニット520は、撮像素子1の受光部に対向配置されてプローブカード501の複数の開口501aを通して試験用光を照射する光照射補助装置であり、該光学検査ユニット520はそれぞれ1個ずつが保持孔515に挿入されて、対応する1個の撮像素子に試験用光を照射させる。上述のように、本実施形態では、保持手段により同時に複数の光学検査ユニット520が位置決め保持され、保持孔515に対して各々の光学検査ユニット520が着脱可能に位置決め保持される。具体的には、本実施形態では縦横マトリクス状に形成された16個の保持孔515により、光学検査ユニット520が縦横マトリクス状に配列保持されて、それぞれの光学検査ユニットから照射される瞳距離と画角調整後の試験用光を受ける複数個の固体撮像素子の特性検査を短時間で行なう。
図3ないし図5に示すように、光学検査ユニット520は、非透光性部材からなるケース体からなり、ケース体が保持手段504に対して着脱可能となっている。詳しくは、光学検査ユニット520は一方向に長い筒体からなり、この筒体が保持手段504の保持孔515に対して装着離脱可能に取り付けられている。より詳しくは、本実施形態において、光学検査ユニット520は、非透光合成樹脂からなる両端を開口した円筒部材521と、該円筒部材内に内蔵された1個又は複数の光学レンズ522を含む。本実施形態において、円筒部材521は、直径×筒長さが例えば7mm×30mm程度のサイズで構成されている。この直径対筒長さ比は例えば1:1.3〜1:2.7であるのが好ましい。光学検査ユニット520は、一方向に長い筒体から構成されているので、複数の光学レンズ522がそれらのレンズ面を光軸が貫くように列状に配置させ、それらの間隔調整を行ないやすくしうると共に、大きな画角を確保して個別のユニットごとの瞳位置調整の実行を確保しうる。また、光学検査ユニットごとに保持手段に対して着脱可能とすることにより、光学検査ユニットの設計、製造上の自由度が高くなり、高精度の瞳距離調整が可能となり、また、他の問題が発生した場合にも個別に着脱交換して対応することができる。円筒部材521の一端側にはフランジ部523が一体的に固定されており、円筒部材521を保持孔515内に挿入した状態でこのフランジ部523の円周より突出した部分が支持架台の上板部507Aに係止され、円筒部材全体を係止保持させる。保持孔515に対して円筒部材521は正確にその孔内での収容位置を決められるように設定されている。本実施形態の四角形板状のフランジ部523は、図2,4に示すように、四角形の1つの角を切り欠いて切欠き部524を形成しており、この切欠き部524を介してマトリクス状に密集して形成された上部貫通孔509及びプローブカードの貫通孔501aに隣接する複数のユニットを挿入、取り出しする際に無理なく安定して該保持孔515内への装着、離脱操作を行なえる。フランジ部523には固定用ビス孔5231および案内ピン挿入孔5232がそれぞれ形成されており、それぞれの光学検査ユニットを保持孔515内に挿入時に、上板部507A上から垂直状に突設された図示しない案内ピンに案内ピン挿入孔5232を通してフランジ部523を上板部507Aに係止させる。そして、図示しない固定ピンにより固定用ビス孔5231を介してユニット520を上部から固定させる。
図6−1において、ケース体内に内蔵された光学レンズは、本実施形態では複数個配置されている。本実施形態では、複数の光学レンズ522がそれらのレンズ面中心を光軸が貫くように列状に配置されており、必要に応じたレンズの組み合わせ態様により所要の瞳距離、画角を得るように配置される。図において、円筒部材521は下端側内部に小径レンズ収容部525、その上部に大径レンズ収容部526を有しており、これらの内部には図示しないそれぞれ複数のレンズを配置させた小径レンズ群522A、並びに大径レンズ群522Bが正確な位置決め状態で位置決め配置されている。例えば小径レンズ収容部525とその上部の大径レンズ収容部526とは、段付き部527を介してそれぞれ直径サイズの異なるレンズが、がたつきなく配置するように設定される。また大径レンズ収容部526に収容された大径レンズを上部から押さえて保持するスペーサ528が取り付けられており、これによって、異なるサイズの複数のレンズが光軸を合わせた状態で直列状に配置され、開口529から出射された光が検査対象のデバイス受光面1Aに照射させる。その際、撮像面としてのデバイス受光面1Aの瞳位置に対応する適宜の瞳距離Leが設定される。
図6−1の態様では、各レンズは円筒部材521内に固定的に配置される。そして、レンズの配置、個数、サイズ等の組み合わせにより異なる瞳距離を得る光学検査ユニット520を複数種類用意し、これを着脱交換することにより照明装置からの光について、撮像素子の仕様にあわせる変換調整を個別に行なうようにしている。
照明装置からの光について、撮像素子の仕様にあわせる変換調整を個別に行なう方法としては、上記の実施形態に限らない。例えば、光学レンズ522は、1個のみでもよい。また、1個の光学レンズ522を円筒部材521内に固定的に取り付けてもよく、また、その内部を光軸方向にスライド状あるいは複数点位置へ移動可能とし、所要の位置で位置決めできるようにするとよい。また、図6−2に示すように、光学検査ユニットの円筒部材521に対して係止部材としてのフランジ部を可動とした可動係止部材551を取り付け、円筒部材521に対する可動係止部材551の長手方向(光軸方向)取付位置を変更し、変更位置で連結固定状態に保持でき、これによって、所要の瞳位置に設定するようにしても良い。この場合、可動係止部材551を円筒部材521の長手方向に移動可能とし、任意の移動位置で固定的に設定する機構が係合位置移動調整機構553を構成する。
また、図7に示すように円筒部材内部で直列状に配置した複数のレンズをケース体内での光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構530を設けてもよい。図7では小径レンズ群522Aの上方に配置させる大径レンズ群522Bは、3個の光軸直交レンズ522B1〜522B3を含み、それぞれのレンズ同士がスペーサ528により、離隔位置を決められて設定すべき異なる間隔S1、S2、S3で離隔配置されている。スペーサ528は、円筒部材内部で直列状に配置した複数のレンズについて、ケース体内での光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構530を構成する。本実施形態において、スペーサ528は異なる高さを有し該円筒部材内に着脱可能に嵌合する複数のリング状スペーサからなり、これらのスペーサ528を種々変更することにより所要の瞳位置設定を行なうことができる。これらの組み合わせ態様は必要に応じて所要のレンズ種類、サイズに対応したスペーサを用意しておけば、検査すべき固体撮像素子が変わった場合に、単に光学検査ユニット520のみを交換するだけで次の種類のウエーハについての特性検査が行なわれ、段取り替え作業時間、位置決め時間等を大幅短縮しうる上に、その検査のたびに例えばプローブカードごとの交換をする必要がなく、検査コストも大幅に低減しうる。軸方向位置調整機構530は、上記のスペーサ528による場合に限らない。例えば、レンズを個別に把持し上下動する機構を設けて位置決めさせることもできる。
図1、5、8において、下架台510を介して取り付けられたピン保持板511には、プローブピン502が先端を検査対象の個体撮像素子1側に向けて固定されている。詳細には、図5において、プローブピン502はピン保持板511の端部のピン保持部513において、2個の保持板を貫通するように固定され、被検査対象の固体撮像素子に接触するピン端部側は、素子に対して垂直状に伸びて受光面1Aに当る。プローブピン502はピン保持板511からも垂直状に突出している。すなわち、プローブピン502は、固体撮像素子の受光部の受光面1Aに対して略垂直状に当接するように垂直ピンとして構成されている。本実施形態のプローブピン502は、高強度の導電性ピン部材からなる。ピン保持板511は、平行間隙を形成して層状に連結された2個のセラミック板からなり、このピン保持板511にプローブピン502が取付固定されている。平行間隙を形成した離隔する2個のピン保持板511に支持されて、プローブピン502は垂直状に保持され、その際、検査対象の固体撮像素子のパッド部に当接する際の耐衝撃力が補強されている。
また、図5において、円筒部材521の下端の開口529から出射される光Lの実質光路は、固体撮像素子のサイズRよりも小さな幅間隔で、かつ、そのサイズRよりも小さな画角Gを得ることが可能なように、開口529および光学レンズ522の円筒部材内での光軸方向位置を設定できるようになっている。したがって、縦横マトリクス状に保持手段504で複数の光学検査ユニット520を同時に保持した状態であっても、ウエーハのチップ間隔に対応した検査時のプローブピン間隔を確保でき、これによって、例えば、図4のように16個の光学検査ユニットをマトリクス状に保持した状態のままでプローバ装置のステージ142を移動し、図8の破線のように、縦あるいは横方向に隣接する被検査体を同時に検査することができる。したがって、テスタ部16の試験能力に応じて、同時に8個あるいは16個をも検査可能である。したがって、図9のように、従来、プローブカード31に取り付けた逆ハ状のプローブピン33の支持構造では、ウエーハのチップ間隔に対応して図9の仮想線に沿った斜め方向に移動した検査順序でしか検査を行なえなかった場合に比較して、ウエーハ移動用のステージ側の制御が簡単で、検査時間も大幅な短縮化を図ることができる。
上記のように、架台機構による光学検査ユニットは、マトリクス状に設置された撮像素子の形成間隔に一致した縦横マトリクス状の保持位置で複数の光学検査ユニットを同時に保持するようにしているから、上述した有利な効果を得ることとなる。
次に、本発明の実施形態に係る光学検査ユニット装置の作用について説明する。プローブカードの貫通孔501aに位置合わせされた、保持手段としての支持架台507の上部貫通孔509にそれぞれ光学検査ユニット520を貫挿させる。そして、例えば16個の保持孔515に16個の光学検査ユニット520を貫挿させ図示しない案内ピン、固定ピンにより位置決めした状態で固定させる。そして、固体撮像素子を形成させたウエーハWを上面に載置させたステージ142をX,Y,Z,θ方向に移動させて搬送位置決めさせる。図5において、検査対象の固体撮像素子1の受光面1Aが上昇しプローブピン502が素子のパッド部に当接した状態で固体撮像素子とテスタ部16を電気的に接続させ、所定の光電変換特性試験が行なわれる。そして、例えば16個の固体撮像素子について同時に特性試験を行い、それらの素子側のブロックが終了するとプローバ装置14のステージ142側を縦あるいは横方向に移動させ、次のブロックの固体撮像素子群について順次同様の検査を行なう。
検査対象としての固体撮像素子のサイズについて、異なるサイズの素子を検査する場合、光学検査ユニット520のフランジ部の固定ピンを取り外し、各光学検査ユニット520を保持孔515から脱去する。そして、新たな検査対象の固体撮像素子の瞳位置に対応したレンズ構成の光学検査ユニット520を各保持孔515内に嵌挿させ、フランジ部においてビス固定させ、上記同様の方法で以下特性試験を行なう。
新たな検査対象の固体撮像素子の瞳位置に対応したレンズ構成の光学検査ユニット520は、個々の円筒部材521ごとについて、内部の光学レンズサイズ、焦点位置、レンズ間隔を設定したものを軸方向位置調整機構、例えばスペーサ部材528等を用いて変更可能な構成のものであれば、円筒部材自体を交換することなく、内部のレンズ構成の変更、調整のみで対応することができる。
また、図6−2のように、係止部材としての可動フランジ部を移動して円筒部材に対するフランジ部の長手方向(光軸方向)取付位置を変更し、これによって、所要の瞳位置に設定して用いるようにしても良い。
以上説明した本発明の光学検査ユニット装置、撮像素子の検査装置の構成は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。例えば、プローブカードや支持架台の外形は円形に限らず、四角形、その他の多角形でもよい。また、各孔509,501aあるいは光学検査ユニットの本体の円筒部材形状も横断面多角形状でもよい。また、保持手段504の保持孔は縦横16個に限らず、それ以上、あるいはそれ以下での任意のマトリクス状配置の固体撮像素子の同時検査可能な孔あき構成を採用し得る。
本発明の光学検査ユニット装置、光学検査ユニット、撮像素子の検査装置は、CCD、CMOS等の固体撮像素子の光電変換特性検査に適用しうる。
本発明の実施形態に係る光学検査ユニット装置、光学検査ユニットを含む撮像素子の検査装置の概略説明図である。 図1の検査装置の光学検査ユニット装置の拡大斜視図である。 図1の要部拡大一部断面説明図である。 図2中の光学検査ユニット部分のみの全体斜視説明図である。 図3の光学検査ユニットの一部省略拡大断面説明図である。 1つの光学検査ユニットの縦断面図である。 光学検査ユニットの瞳位置調整のための他の実施形態を示す一部省略縦断面図である。 スペースサによる光学レンズの光軸方向の間隔調整の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態の光学検査ユニット装置による固体撮像素子の同時検査対象を示す図である。 比較例としての従来のプローブピン構成での固体撮像素子の仮想の同時検査対象を示す図である。
符号の説明
1 固体撮像素子
1A 受光面
10 撮像素子の検査装置
12 光照射装置
12A 平行光生成部
121 光源
14 プローバ装置
50 光学検査ユニット装置
501 プローブカード
501a 貫通孔
502 プローブピン
504 保持手段
505 個別調整手段
506 架台機構
509 上部貫通孔
515 保持孔
520 光学検査ユニット
521 円筒部材
522 光学レンズ
523 フランジ部
528 スペーサ部材
530 軸方向位置調整機構
C 光軸
Le 瞳距離
W ウエーハ

Claims (23)

  1. 撮像素子の光電変換特性検査に際し、撮像素子の受光部に対向配置させて試験用光を照射する光学検査ユニット装置であり、
    撮像素子の出力端子部から出力を取り出すプローブピンを保持するとともに、撮像素子へ光を通す複数の開口を備えたプローブカードと、
    撮像素子の受光部に対向配置されてプローブカードの複数の開口を通して試験用光を出射する光学検査ユニットと、
    光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で光学検査ユニットの出射側を撮像素子の受光部に対向配置させて複数の光学検査ユニットを同時に位置決め保持する保持手段と、
    検査対象の撮像素子に対応した光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせるように行う変換調整を、各光学検査ユニットそれぞれについて個別に行なわせる個別調整手段と、を備えたことを特徴とする光学検査ユニット装置。
  2. 光学検査ユニットは、光学レンズを内蔵したケース体からなり、
    個別調整手段が、ケース体を保持手段に対して着脱可能とした構成であることを特徴とする請求項1記載の光学検査ユニット装置。
  3. 個別調整手段は、光学検査ユニット全体が光軸方向に移動可能とするために光学検査ユニットと保持手段との係合位置の移動調整機構が設けられ、
    移動調整機構による係合位置の移動調整により光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせる変換調整を行なうようにしたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の光学検査ユニット装置。
  4. ケース体内には複数の光学レンズが内臓されており、
    個別調整手段は、複数の光学レンズのケース体内での光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光学検査ユニット装置。
  5. 光学検査ユニットは、一方向に長い筒体で構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光学検査ユニット装置。
  6. 保持手段は、プローブカードと連係して光学検査ユニットを挿脱可能に装着させ装着時に光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で保持させる架台機構からなる請求項1ないし5のいずれかに記載の光学検査ユニット装置。
  7. 架台機構は、光学検査ユニットを貫通支持させる貫通孔を有する1個又は複数の支持架台からなることを特徴とする請求項6記載の光学検査ユニット装置。
  8. プローブピンが撮像素子の受光部に対して略垂直状に当接する垂直ピンからなることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の光学検査ユニット装置。
  9. 架台機構による光学検査ユニットは、マトリクス状に設置された撮像素子の形成間隔に一致した縦横マトリクス状の保持位置で複数の光学検査ユニットを同時に保持することを特徴とする請求項7または8記載の光学検査ユニット装置。
  10. 撮像素子の光電変換特性検査に際し、撮像素子の受光部に対向配置させて試験用光を照射する光学検査ユニットであり、
    複数の開口を有するプローブカードの近傍に設置された保持手段により着脱可能に保持され、装着時に光軸が開口を通して照射される撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で保持され、
    さらに、個別調整手段を介して、検査対象の撮像素子に対応した光照射装置からの光について、撮像素子の仕様に合わせる変換調整を各光学検査ユニットそれぞれについて個々に行なうようにしたことを特徴とする光学検査ユニット。
  11. 光学検査ユニットは、光学レンズを内蔵したケース体からなり、
    ケース体を保持手段に対して着脱可能としたことを特徴とする請求項10記載の光学検査ユニット。
  12. 光学検査ユニット全体が光軸方向に移動可能として保持手段に保持されていることを特徴とする請求項10又は11記載の光学検査ユニット。
  13. ケース体内には複数の光学レンズが内臓されており、
    複数の光学レンズの光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構を含むことを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載の光学検査ユニット。
  14. 光学検査ユニットは、一方向に長い筒体で構成されていることを特徴とする請求項10ないし13のいずれかに記載の光学検査ユニット。
  15. 撮像素子に検査用光を照射し、同撮像素子の光電変換特性を検査する撮像素子の検査装置において、
    撮像素子の受光部に対向配置させて試験用光を照射する光学検査ユニット装置を有し、
    該光学検査ユニット装置は、
    撮像素子の出力端子部から出力を取り出すプローブピンを保持するとともに、撮像素子へ光を通す複数の開口を備えたプローブカードと、
    撮像素子の受光部に対向配置されてプローブカードの複数の開口を通して試験用光を照射する光学検査ユニットと、
    光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で光学検査ユニットの出射側を撮像素子の受光部に対向配置させて複数の光学検査ユニットを同時に位置決め保持する保持手段と、
    検査対象の撮像素子に対応した光照射装置からの光にについて撮像素子の仕様に合わせるように行う変換調整を、各光学検査ユニットそれぞれについて個別に行なわせる個別調整手段を備えたことを特徴とする撮像素子の検査装置。
  16. 光学検査ユニットは、光学レンズを内蔵したケース体からなり、
    個別調整手段が、ケース体を保持手段に対して着脱可能とした構成であることを特徴とする請求項15記載の撮像素子の検査装置。
  17. 個別調整手段は、光学検査ユニット全体が光軸方向に移動可能とするために光学検査ユニットと保持手段との係合位置の移動調整機構が設けられ、
    移動調整機構による係合位置の移動調整により光照射装置からの光について撮像素子の仕様に合わせる変換調整を行なうようにしたことを特徴とする請求項15又は16のいずれかに記載の光学検査ユニット装置。
  18. ケース体内には複数の光学レンズが内臓されており、
    個別調整手段は、複数の光学レンズの光軸方向位置を変更可能に設定する軸方向位置調整機構を含むことを特徴とする請求項15ないし17のいずれかに記載の撮像素子の検査装置。
  19. 光学検査ユニットは、一方向に長い筒体で構成されていることを特徴とする請求項15ないし18のいずれかに記載の撮像素子の検査装置。
  20. 保持手段は、プローブカードに連結され光学検査ユニットを挿脱可能に装着させ装着時に光学検査ユニットの光軸が撮像素子の受光面上に位置合わせされた状態で保持させる架台機構からなる請求項15ないし19のいずれかに記載の撮像素子の検査装置。
  21. 架台機構は、光学検査ユニットを貫通支持させる貫通孔を有する1個又は複数の支持架台からなることを特徴とする請求項20記載の撮像素子の検査装置
  22. プローブピンが撮像素子の受光部に対して略垂直状に当接する垂直ピンからなることを特徴とする請求項15ないし21のいずれかに記載の撮像素子の検査装置。
  23. 光学検査ユニット装置は、マトリクス状に設置された撮像素子の形成間隔に一致した縦横マトリクス状の、架台機構による保持位置で、複数の光学検査ユニットを同時に保持することを特徴とする請求項20または21記載の撮像素子の検査装置。
JP2006138438A 2006-05-18 2006-05-18 撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニット Pending JP2007311515A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138438A JP2007311515A (ja) 2006-05-18 2006-05-18 撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニット
US11/484,993 US20070268483A1 (en) 2006-05-18 2006-07-12 Inspection apparatus for image pickup device, optical inspection unit device, and optical inspection unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138438A JP2007311515A (ja) 2006-05-18 2006-05-18 撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007311515A true JP2007311515A (ja) 2007-11-29

Family

ID=38711676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006138438A Pending JP2007311515A (ja) 2006-05-18 2006-05-18 撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20070268483A1 (ja)
JP (1) JP2007311515A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008059767A1 (fr) * 2006-11-15 2008-05-22 Japan Electronic Materials Corp. Appareil d'inspection de dispositif optique
JP2009198484A (ja) * 2008-01-23 2009-09-03 Nikon Corp 撮像素子検査用照明光学系
JP2009213008A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Sharp Corp 固体撮像装置用テストチャート及びその使用方法、チャート盤、テスト装置
JP2010249718A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Micronics Japan Co Ltd Ledの試験に用いる光検出装置
JP2010267913A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Micronics Japan Co Ltd 光センサの試験装置
JP2014021486A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Mjc Probe Inc 光学測定装置
US8912493B2 (en) 2012-01-13 2014-12-16 Raytheon Company High resolution thermography
US9201098B2 (en) 2012-07-13 2015-12-01 Mpi Corporation High frequency probe card
US9244018B2 (en) 2012-07-13 2016-01-26 Mpi Corporation Probe holding structure and optical inspection device equipped with the same
JP2018194481A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 日本特殊陶業株式会社 電子部品検査用配線基板
US20210270868A1 (en) * 2018-11-28 2021-09-02 Changxin Memory Technologies, Inc. Tester and method for calibrating probe card and device under testing (dut)
JP7128403B1 (ja) 2021-04-15 2022-08-31 株式会社インターアクション 瞳モジュール及び検査装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005008753A1 (ja) * 2003-05-23 2006-11-16 株式会社ニコン テンプレート作成方法とその装置、パターン検出方法、位置検出方法とその装置、露光方法とその装置、デバイス製造方法及びテンプレート作成プログラム
US20080044623A1 (en) * 2006-08-21 2008-02-21 John Caldwell Probe card for testing imaging devices, and methods of fabricating same
US7868630B2 (en) * 2007-06-26 2011-01-11 Micron Technology, Inc. Integrated light conditioning devices on a probe card for testing imaging devices, and methods of fabricating same
TWI421502B (zh) * 2010-06-25 2014-01-01 Omnivision Tech Inc 探針卡
US9494617B2 (en) * 2012-11-07 2016-11-15 Omnivision Technologies, Inc. Image sensor testing probe card
CN106338525B (zh) * 2016-09-25 2019-05-10 鹤山市世安电子科技有限公司 一种集成电路板智能比对装置
JP6781120B2 (ja) * 2017-08-18 2020-11-04 株式会社日本マイクロニクス 検査装置
JP2019066422A (ja) * 2017-10-04 2019-04-25 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 検査装置、および検査方法、並びに、プログラム
CN110044914B (zh) * 2018-01-16 2023-07-14 京元电子股份有限公司 半导体元件影像测试装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03209737A (ja) * 1990-01-11 1991-09-12 Tokyo Electron Ltd プローブ装置
KR100196195B1 (ko) * 1991-11-18 1999-06-15 이노우에 쥰이치 프로우브 카드
JP3003974B2 (ja) * 1993-11-22 2000-01-31 富士通株式会社 電圧・変位検出プローブ及びこれを用いた電圧・変位測定装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5283266B2 (ja) * 2006-11-15 2013-09-04 日本電子材料株式会社 光デバイス用検査装置
WO2008059767A1 (fr) * 2006-11-15 2008-05-22 Japan Electronic Materials Corp. Appareil d'inspection de dispositif optique
JP2009198484A (ja) * 2008-01-23 2009-09-03 Nikon Corp 撮像素子検査用照明光学系
JP2009213008A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Sharp Corp 固体撮像装置用テストチャート及びその使用方法、チャート盤、テスト装置
JP2010249718A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Micronics Japan Co Ltd Ledの試験に用いる光検出装置
JP2010267913A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Micronics Japan Co Ltd 光センサの試験装置
US8912493B2 (en) 2012-01-13 2014-12-16 Raytheon Company High resolution thermography
US9201098B2 (en) 2012-07-13 2015-12-01 Mpi Corporation High frequency probe card
JP2014021486A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Mjc Probe Inc 光学測定装置
US9244018B2 (en) 2012-07-13 2016-01-26 Mpi Corporation Probe holding structure and optical inspection device equipped with the same
JP2018194481A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 日本特殊陶業株式会社 電子部品検査用配線基板
US20210270868A1 (en) * 2018-11-28 2021-09-02 Changxin Memory Technologies, Inc. Tester and method for calibrating probe card and device under testing (dut)
US11852657B2 (en) * 2018-11-28 2023-12-26 Changxin Memory Technologies, Inc. Tester and method for calibrating probe card and device under testing (DUT)
JP7128403B1 (ja) 2021-04-15 2022-08-31 株式会社インターアクション 瞳モジュール及び検査装置
WO2022220069A1 (ja) * 2021-04-15 2022-10-20 株式会社インターアクション 瞳モジュール及び検査装置
JP2022164665A (ja) * 2021-04-15 2022-10-27 株式会社インターアクション 瞳モジュール及び検査装置
JP2022164061A (ja) * 2021-04-15 2022-10-27 株式会社インターアクション 瞳モジュール及び検査装置
JP7388766B2 (ja) 2021-04-15 2023-11-29 株式会社インターアクション 瞳モジュール及び検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070268483A1 (en) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007311515A (ja) 撮像素子の検査装置、光学検査ユニット装置並びに光学検査ユニット
US8085295B2 (en) Controllable micro light assembly
KR101245148B1 (ko) 영상 선명도가 개선된 비전검사장치
KR101121451B1 (ko) 영상소자를 이용한 태양전지 양자효율 균질도 검사 장치 및 검사 방법
JP2008235892A (ja) ウエハの縁部領域の欠陥の評価のための装置及び方法
KR20070074429A (ko) 수광소자의 테스트 장치 및 그 방법
KR20090077036A (ko) 동적 주사 자동 현미경 및 동적 주사 방법
EP1568983A1 (en) Instrument for testing solid-state imaging device
WO2019118960A1 (en) Unscanned optical inspection system using a micro camera array
TWI793091B (zh) 用於測試cmos影像掃描裝置的led光源探針卡技術
US20120326060A1 (en) Testing method for led wafer
JP2011123019A (ja) 画像検査装置
US20060214673A1 (en) Intrument for testing solid-state imaging device
JP2010281626A (ja) 光学特性検査装置
JP2018081948A (ja) 検査装置
JP2008058248A (ja) 回折光検出装置および検査システム
JP2004266250A (ja) 固体撮像素子の試験装置、中継装置および光学モジュール
JP2007103787A (ja) 固体撮像素子の検査装置
JP5197712B2 (ja) 撮像装置
US20080149853A1 (en) Light shaping apparatus
JP5261095B2 (ja) 撮像素子検査用照明光学系
JP2010190776A (ja) 撮像装置および表面検査装置
JP4513059B2 (ja) Icテスタ
JP2020077716A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2006276756A (ja) 異物検査装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080704