JP2007311220A - 電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接点熱を抑制し且つコイル熱と接点熱との相互影響問題も回避する。
【解決手段】 アーマチュア(12)を弾性的に初期位置に保持する第1弾性部材(14)と、励磁状態で前記第1弾性部材の弾性力に抗する磁力を発揮して前記アーマチュアを所定の励磁位置に吸引する電磁石部(11)と、前記アーマチュアが前記初期位置から前記励磁位置に移動したときに互いに接触する可動接点(16)及び固定接点(20)と、前記可動接点が取り付けられた可動接点金具(17)と、所定の弾性力を発揮して前記可動接点金具を前記可動接点と固定接点が互いに接触する接点接触位置に保持する第2弾性部材(18)と、前記アーマチュアと一緒に移動して前記可動接点金具を、前記可動接点と固定接点が互いに非接触状態となる方向に押圧する押圧部(15)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁継電器に関し、特に発熱を抑制できる電磁継電器に関する。
図4は、従来の電磁継電器の構造図である(たとえば、特許文献1参照)。この電磁継電器1は、コイル2を巻回した鉄心3の近傍にアーマチュア4を配し、このアーマチュア4に負荷電流izの経路兼用の接点バネ5を取り付けると共に、接点バネ5の先端に可動接点6を取り付け、且つ、可動接点6に対向して固定接点7を配置して構成されている。なお、SWはコイル2の励磁電流irのオンオフスイッチ、Vrは励磁用電源、Zは負荷、Vzは負荷用電源である。
この構成において、SWをオフ(励磁電流irをゼロ)にしている間は、アーマチュア4が接点バネ5の弾性力によって図中実線で示す位置(鉄心3から離れた位置)に保持されるため、可動接点6と固定接点7が離隔状態(オフ状態)となり、負荷Zに電流izは流れない。一方、SWをオンにすると、アーマチュア4が鉄心3に生じた磁力に引きつけられて図中破線で示す位置に変位するため、可動接点6と固定接点7が接触状態(オン状態)となり、接点バネ5と可動接点6及び固定接点7を介して負荷Zに電流izが流れる。
特開2004−134140号公報
しかしながら、従来の電磁継電器1は、以下の改善すべき問題点がある。
(1)接点熱の問題:
可動接点6と固定接点7がオン状態にあるとき、負荷Z→接点バネ5→可動接点6→固定接点7→負荷用電源Vz→負荷Zの経路で電流izが流れる。ここで、経路中の抵抗分をゼロと仮定すると、これらの経路に生じる発熱もゼロになるが、実際は、経路中の抵抗分はゼロではなく、若干の抵抗分を持つから、仮に、その抵抗分をRとすれば、iz2 Rの電力Pを生じ、この電力Pに対応した熱(便宜的に「接点熱」と呼ぶことにする)を発生する。
この接点熱を少なくするためには、経路中の抵抗分Rをできるだけ小さくしなければならないところ、上記従来の電磁継電器1は、経路中の抵抗分Rのうち、特に接点バネ5の抵抗分を希望通りに小さくできないという問題点がある。これは、接点バネ5が電流izの経路としてだけでなく、アーマチュア4に対する弾性力の付与機能も兼務しているからであり、単純に接点熱を下げるためだけに、接点バネ5の材質や断面積等を自由に選ぶことができないからである。
(2)コイル熱と接点熱の相互影響の問題:
コイル2に電流irを流すと、コイル2に熱(便宜的に「コイル熱」と呼ぶことにする)が発生するが、このコイル熱は、鉄心3とアーマチュア4を介して接点バネ5へと伝えられる。このとき、可動接点6と固定接点7がオンになっており、前記の接点熱も発生しているので、結局、これらの二つの熱(接点熱とコイル熱)が互いに影響し合ってさらに高い熱を生じるという問題点がある。
そこで本発明は、接点熱を抑制し且つコイル熱と接点熱との相互影響問題も回避できる電磁継電器を提供することを目的としている。
本発明に係る電磁継電器は、アーマチュアを弾性的に初期位置に保持する第1弾性部材と、励磁状態で前記第1弾性部材の弾性力に抗する磁力を発揮して前記アーマチュアを所定の励磁位置に吸引する電磁石部と、前記アーマチュアが前記初期位置から前記励磁位置に移動したときに互いに接触する可動接点及び固定接点と、前記可動接点が取り付けられた可動接点金具と、所定の弾性力を発揮して前記可動接点金具を前記可動接点と固定接点が互いに接触する接点接触位置に保持する第2弾性部材と、前記アーマチュアと一緒に移動して前記可動接点金具を、前記可動接点と固定接点が互いに非接触状態となる方向に押圧する押圧部とを備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記押圧部は、前記電磁石部が非励磁状態にあるときに前記可動接点金具を押圧して前記可動接点と固定接点が互いに非接触状態となるようにする一方、前記電磁石部が励磁状態にあるときに前記可動接点金具を押圧せずに、前記可動接点金具から離れることを特徴とする。
前記押圧部は、前記アーマチュアと一体であってもよく、あるいは、別体であっても構わない。
本発明によれば、可動接点と固定接点が接触したとき(接点オン状態のとき)、負荷電流は、それらの接点と可動接点金具を通り、弾性部材(第1弾性部材や第2弾性部材)は通らない。また、アーマチュアに対する弾性力は、第1弾性部材によって与えられるようになっており、かかる弾性力の付与に可動接点や固定接点及び可動接点金具は関与しない。
したがって、弾性部材(第1弾性部材や第2弾性部材)の特性に一切の考慮を払うことなく、接点抵抗や可動接点金具の導体抵抗を小さくして、負荷電流の経路抵抗Rを低減することができ、接点熱を大幅に抑制することができる。
加えて、前記電磁石部が励磁状態にあるときに、前記押圧部と前記可動接点金具とが接触しないようにすることにより、電磁石部の熱(コイル熱)を前記可動接点金具に伝達しないようにすることができ、コイル熱と接点熱との相互影響問題も回避できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
図1は、実施形態に係る電磁継電器10の原理構成図である。(a)は非励磁状態のときの図、(b)は励磁状態のときの図である。なお、SWは励磁電流irのオンオフスイッチ、Vrは励磁用電源、Zは負荷、Vzは負荷用電源、P1、P2はコイル端子、P3、P4は固定接点端子である。
この図において、電磁継電器10は、SWがオンになっているときに磁力を発生する電磁石部11を含み、この電磁石部11の近くに、電磁石部11の励磁/非励磁に応じて電磁石部11から離隔したり電磁石部11に接近したりするアーマチュア12が配置されている。
具体的には、アーマチュア12と継電器本体13との間にスプリング等の第1弾性部材14、14が縮設されており、アーマチュア12は、電磁石部11が非励磁状態にあるとき、この第1弾性部材14、14の弾性力Paによって電磁石部11から離隔する一方、電磁石部11が励磁状態にあるとき、第1弾性部材14、14の弾性力Paを上回る電磁石部11の吸引力Pb(電磁石部11の磁力に伴う吸引力)により、電磁石部11に接近するようになっている。
アーマチュア12には、押圧部材15が取り付けられている。なお、図においては、アーマチュア12と押圧部材15とが一体化された絵が描かれているが、これ(一体化)に限定されない。別体であっても構わない。この押圧部材15は、電磁石部11が非励磁状態にあるとき、両端に可動接点16、16が取り付けられた可動接点金具17を図面の右方向に押圧する。可動接点金具17と継電器本体13との間にはスプリング等の第2弾性部材18が縮設されており、電磁石部11が非励磁状態にあるとき、押圧部材15は、この第2弾性部材18の弾性力Pcを上回る力で可動接点金具17を押圧する。
可動接点金具17の両端の可動接点16、16に対向して、それぞれ固定接点金具19、19に取り付けられた固定接点20、20が設けられている。
このような構成において、(a)に示すように、SWをオフにして電磁石部11を非励磁状態にすると、第1弾性部材14、14の弾性力Paを受けてアーマチュア12が電磁石部11から遠ざかる方向、つまり、図面の右方向に移動する。このとき、アーマチュア12に取り付けられている押圧部材15が、第2弾性部材18の弾性力Pcに抗して可動接点金具17を図面の右方向に押圧するので、可動接点16、16と固定接点20、20が非接触状態(オフ状態)になる。
一方、(b)に示すように、SWをオンにして電磁石部11を励磁状態にすると、この電磁石部11の吸引力Pbにより、アーマチュア12が電磁石部11に接近する方向、つまり、図面の左方向に移動する。このとき、アーマチュア12に取り付けられている押圧部材15も同方向に移動するので、可動接点金具17が第2弾性部材18の弾性力Pcを受けて同方向(左方向)に移動し、可動接点16、16と固定接点20、20が接触状態(オン状態)になる。また、このように可動接点16、16と固定接点20、20が接触しているとき、アーマチュア12に取り付けられている押圧部材15と可動接点金具17は非接触状態にある。
ここで、図示の電磁継電器10における発熱を説明する。冒頭でも説明したとおり、継電器に発生する熱の一つは接点熱である。この接点熱は、電力P(P=iz2 R)に対応して発生するので、接点熱を抑制するためには、これらの負荷電流izと線路抵抗Rの双方またはいずれか一方を小さくしなければならないところ、負荷電流izの大きさは負荷Zによって決まるから、調整可能なパラメータは、もっぱら線路抵抗Rだけになる。
したがって、可動接点16、16と固定接点20、20にできるだけ接触抵抗の少ない素材を用いると共に、可動接点金具17と固定接点金具19、19についても、できるだけ導体抵抗が低く且つ断面積が大きな素材を用いる必要がある。
本実施形態における電磁継電器10にあっては、かかる対策(線路抵抗Rを小さくすること)を容易に講じることができる。これは、従来技術のような負荷電流izの経路兼用の接点バネ5を用いていないからである。つまり、接点バネ5の一の機能(負荷電流izの経路機能)を可動接点金具17それ自体で実現すると共に、接点バネ5の他の機能(アーマチュア4に対する弾性力の付与機能)を第1弾性部材14、14それ自体で実現したからであり、要するに、接点バネ5の二つの機能を個別の部品(可動接点金具17と第1弾性部材14、14)で分担して実現するようにしたからである。
このため、可動接点16、16と固定接点20、20の素材選択並びに可動接点金具17と固定接点金具19、19の素材選択に際しては、もっぱら接触抵抗や電気的抵抗の低減のみを考慮して、それらの素材や断面積等を自由に設定することができるから、冒頭に説明した「接点熱の問題」を容易に解決することができる。
また、本実施形態における電磁継電器10にあっては、電磁石部11を励磁状態にしたとき、アーマチュア12と可動接点金具17とが非接触状態になるので、電磁石部11で発生した熱(コイル熱)が可動接点金具17に伝えられることがない。したがって、冒頭に説明した「コイル熱と接点熱の相互影響の問題」も解決することができる。
以上の原理構成とすることにより、接点熱を抑制し且つコイル熱と接点熱との相互影響問題も回避できる電磁継電器を提供することができる。かかる原理構成を採用する限り、如何なる具体的構成の電磁継電器10であっても構わない。
図2(a)は、電磁継電器10の具体的構成の一例図である。この図において、電磁継電器10は、絶縁部材で形成されたベース30と、底面開放箱形状のケース31とを備え、そのベース30に、ストッパー32、可動接点金具33(図1の可動接点金具17に相当)、固定接点金具34〜36(図1の可動接点金具19、19に相当)及び電磁石部37(図1の電磁石部11に相当)を取り付け、それらの上からケース31を被せて組み立てられている。
ストッパー32は、金属板をコの字状に折り曲げて凹部32aと2本の脚部32b、32cを形成し、その脚部32b、32cをベース30の穴30a、30bに差し込んで固定される。
可動接点金具33は、導体抵抗が低い略四角形金属板のコーナ部分に各々可動接点33a〜33c(ここでは3個の可動接点とするが、この数に限定されない)(図1の可動接点16、16に相当)を形成し、さらに、スプリング33d(図1の第2弾性部材18に相当)の一端を取り付けて構成されており、スプリング33dの他端は、ストッパー32の凹部32aに係合されている。
固定接点金具34〜36は、図示の例の場合、3個の固定接点端子34〜36(図1の固定接点20、20に相当)からなり、いずれも導体抵抗が低い金属素材を所定形状に成型して作られている。各々の固定接点金具34〜36には脚部34b〜36bが形成されており、これらの脚部34b〜36bをベース30の穴30c〜30eに差し込んで固定される。
電磁石部37は、スプール37a、このスプール37aに巻回されたコイル37b、鉄心37c、コイル37bの両端に接続されたコイル端子37d、37e、ヨーク37f、アーマチュア37g(図1のアーマチュア12に相当)、ヒンジバネ37h(図1の第1弾性部材14、14に相当)、及び、押圧部材37i(図1の押圧部材15に相当)を備える。
アーマチュア37gは、コイル37bが非励磁の時、ヒンジバネ37hの弾性力によって鉄心37cから離隔しているが、コイル37bが励磁状態になると、ヒンジバネ37hの弾性力に抗して鉄心37cに引きつけられるようになっている。
押圧部材37iは、アーマチュア37gに取り付けられており、コイル37bが非励磁状態の時、可動接点金具33をストッパー32に近づけるように押圧して、可動接点33a〜33cと固定接点34a〜36aとを非接触状態(オフ状態)にする一方、コイル37bが励磁状態の時、可動接点金具33を押圧せず、可動接点33a〜33cと固定接点34a〜36aとを接触状態(オン状態)にする。なお、図においては、アーマチュア37gと押圧部材37iとが別体化された絵が描かれているが、これ(別体化)に限定されない。一体化されたものであっても構わない。
図2(b)は、可動接点金具33に取り付ける弾性部材の他の例を示す図であり、図2(a)のスプリング33dに代えて板バネ33e(図1の第2弾性部材18に相当)を用いるようにした例である。
図3は、図2の電磁継電器10の動作状態図であり、(a)は非励磁状態のときの図、(b)は励磁状態のときの図である。
まず、(a)に示すように、コイル37bを非励磁状態にすると、ヒンジバネ37hの弾性力によってアーマチュア37gが鉄心37cから離隔するように変位し、この変位に伴い、可動接点金具33が、アーマチュア37gに取り付けられている押圧部材37iによって図面右方へ押圧される。したがって、この非励磁状態においては、固定接点金具34〜36の固定接点34a〜36aと可動接点金具33の可動接点33a〜33cとは非接触状態(オフ状態)にある。
一方、(b)に示すように、コイル37bに電流を流して励磁状態にすると、アーマチュア37gが鉄心37cに生じた磁力に吸引され、アーマチュア37gは鉄心37cに接近するように変位する。このとき、アーマチュア37gに取り付けられている押圧部材37iも同方向且つ同量変位するため、可動接点金具33がフリーとなり、結局、可動接点金具33がスプリング33d(又は板バネ33e)の弾性力によって図面の左方に移動し、固定接点金具34〜36の固定接点34a〜36aと可動接点金具33の可動接点33a〜33cとが接触状態(オン状態)になる。
このような構成において、負荷電流(図1の負荷電流izに相当)は、固定接点金具34〜36、固定接点34a〜36a、可動接点33a〜33c及び可動接点金具33のみを通過し、スプリング33d(又は板バネ33e)を通過しない。言い換えれば、スプリング33d(又は板バネ33e)は、もっぱら可動接点金具33の動きにのみ関与し、負荷電流izの経路に全く関係しない。
このため、接点熱を抑制するためには、固定接点金具34〜36や可動接点金具33に導体抵抗が低い素材を用いると共にそれらの断面積を大きくし、且つ、固定接点34a〜36aと可動接点33a〜33cに接触抵抗の小さな素材を用いて、負荷電流の経路抵抗Rをできるだけ小さくすればよく、かかる経路抵抗Rの減少対策に際して、スプリング33d(又は板バネ33e)の特性を一切考慮する必要がないから、冒頭に説明した「接点熱の問題」を容易に解決することができる。
しかも、電磁石部37を励磁状態にしたときには、アーマチュア37cと可動接点金具33とが非接触状態になるので、電磁石部37で発生した熱(コイル熱)が可動接点金具33に伝えられることはない。したがって、冒頭に説明した「コイル熱と接点熱の相互影響の問題」も解決することができる。
このように、図2に示す一例構成の電磁継電器10とすることにより、接点熱を抑制し且つコイル熱と接点熱との相互影響問題も回避できる電磁継電器を提供することができる。
なお、以上の具体的構成(図2)においては、可動接点33a〜33cと固定接点34a〜36aを各々3個とし、また、前記の原理構成(図1)では、可動接点16、16と固定接点20、20を各々2個としているが、これらの接点数は説明の便宜に過ぎない。ノーマリーオープン型の接点であればよく、それらの接点数には限定されない。
実施形態に係る電磁継電器10の原理構成図である。 電磁継電器10の具体的構成の一例図である。 図2の電磁継電器10の動作状態図である。 従来の電磁継電器の構造図である。
符号の説明
10 電磁継電器
11 電磁石部
12 アーマチュア
14 第1弾性部材
15 押圧部材(押圧部)
16 可動接点
17 可動接点金具
18 第2弾性部材
20 固定接点
33 可動接点金具
33a 可動接点
33b可動接点
33c 可動接点
33d スプリング(第2弾性部材)
33e 板バネ(第2弾性部材)
34a 固定接点
35a 固定接点
36a 固定接点
37 電磁石部
37g アーマチュア
37h ヒンジバネ(第1弾性部材)
37i 押圧部材(押圧部)

Claims (2)

  1. アーマチュアを弾性的に初期位置に保持する第1弾性部材と、
    励磁状態で前記第1弾性部材の弾性力に抗する磁力を発揮して前記アーマチュアを所定の励磁位置に吸引する電磁石部と、
    前記アーマチュアが前記初期位置から前記励磁位置に移動したときに互いに接触する可動接点及び固定接点と、
    前記可動接点が取り付けられた可動接点金具と、
    所定の弾性力を発揮して前記可動接点金具を前記可動接点と固定接点が互いに接触する接点接触位置に保持する第2弾性部材と、
    前記アーマチュアと一緒に移動して前記可動接点金具を、前記可動接点と固定接点が互いに非接触状態となる方向に押圧する押圧部と
    を備えたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記押圧部は、前記電磁石部が非励磁状態にあるときに前記可動接点金具を押圧して前記可動接点と固定接点が互いに非接触状態となるようにする一方、前記電磁石部が励磁状態にあるときに前記可動接点金具を押圧せずに、前記可動接点金具から離れることを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
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