JP2007310288A - 光通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光変調手段の動作点を適正に制御する。
【解決手段】加算手段1dは、バイアス電圧発生手段1bのバイアス電圧とパイロット信号発生手段1cのパイロット信号とを加算する。光変調手段1eは、光源1aの光を電気信号に基づいて変調するとともに加算手段1dに基づく信号で変調し、光信号を出力する。モニタ手段1fは、光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を出力する。参照信号出力手段1gは、位相がモニタ信号に含まれるパイロット信号の位相と一致する参照信号を出力する。パイロット信号同期検波手段1hは、モニタ信号を参照信号によって同期検波する。ノイズ同期検波手段1iは、モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、参照信号によって同期検波する。制御信号出力手段1jは、パイロット信号同期検波手段1hの同期検波値からノイズ同期検波手段1iの同期検波値を減算し、制御信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は光通信装置に関し、特に電気信号を光信号に変調し伝送する光通信装置に関する。
現在、マルチメディアネットワークは、超長距離でかつ大容量の光通信装置が要求されている。光通信装置には、電気−光変換素子として光変調器が用いられている。
図12は、光通信システムのシステム構成例を示した図である。光通信システムは、例えば、図に示すように、光信号を送信するためのWDM(Wavelength Division Multiplexing)送信部と、光信号を伝送するための伝送路と、光信号を受信するためのWDM受信部とに分けられる。WDM送信部およびWDM受信部は、それぞれ、光通信装置によって構成される。
WDM送信部に入力される光信号S1a,S1b,…,S1nには、例えば、標準的な光インターフェースであるSDH(Synchronous Digital Hierarchy)やSONET(Synchronous Optical Network)が適用される。この光信号S1a,S1b,…,S1nは、O/E(Optical/Electrical converter)101a,101b,…,101nによって、電気信号に変換され、光変調器103a,103b,…,103nに入力される。
光変調器103a,103b,…,103nには、光源102a,102b,…,102nから、異なる波長の光が入力される。光変調器103a,103b,…,103nは、光源102a,102b,…,102nから出力される光を、O/E101a,101b,…,101nから出力される電気信号に基づいて変調し、波長λ1,λ2,…,λnの光信号を光合波器104に出力する。光合波器104は、波長λ1,λ2,…,λnの光信号を波長多重し、伝送路へと出力する。
伝送路は、例えば、図に示すように光ファイバ111,113および光増幅器112によって構成される。光増幅器112は、伝送路によって減衰する光信号を増幅する。
伝送路によって伝送された光信号は、WDM受信部の光分波器121によって、各波長λ1,λ2,…,λnの光信号に分離される。各波長λ1,λ2,…,λnに分離された光信号は、受光器122a,122b,…,122nによって、電気信号に変換され、E/O(Electrical/Optical converter)123a,123b,…,123nに出力される。E/O123a,123b,…,123nは、受光器122a,122b,…,122nの電気信号を、例えば、標準的な光インターフェースであるSDHやSONETの光信号S2a,S2b,…,S2nに変換し、後段の回路へと出力する。このようにして、信号の送受信が行われる。
図の光変調器103aについて詳細に説明する。図13は、従来の光変調器のブロック構成図である。図13には、図12の光変調器103aの構成が示してある。また、図12の光源102aが示してある。図12の光変調器103b,…,103nは、光変調器103aと同様の構成を有し、その説明は省略する。
光変調器103aは、干渉型の光変調素子である光強度変調器131、ドライバ132、光タップ133、PD(Photo Diode)134、およびABC(Automatic Bias Control)回路135を有している。
ドライバ132には、データとクロックが入力される。ドライバ132に入力されるデータは、図12で説明したO/E101aから出力される電気信号である。ドライバ132は、例えば、10Gb/sのクロックが入力され、データを10Gb/sのデータとして、光強度変調器131に出力する。
光強度変調器131の変調電極131aは、光源102aから出力される光を、ドライバ132から出力されるデータに基づいて強度変調する。光強度変調器131で変調されたデータ(光信号)は、図12で説明した光合波器104に出力されるとともに、光タップ133によってその一部が分岐され、PD134に出力される。PD134は、光信号の光レベルを検出し、電気信号としてABC回路135に出力する。
干渉型の光変調素子を用いて光変調を行う場合、電気−光変換の動作点をある一定の位置に固定するため、変調信号にDC(Direct Current)電圧(バイアス電圧)を重畳する。図13においては、光強度変調器131の電極131bにバイアス電圧を印加するようにする。しかし、干渉型の光変調素子は、動作点が温度、経年変化あるいは印加電圧等により変化し、いわゆるドリフトが生じる。そこで、ABC回路135によってフィードバック制御を行い、最適なバイアス電圧が電極131bに印加されるように制御する。
図14は、ABC回路のブロック構成図である。ABC回路135のDCバイアス発生器141は、光変調信号の動作点を決めるバイアス電圧をデジタル値で出力する。このバイアス電圧は、DAC(Digital to Analog Converter)142によって、アナログ信号に変換され、非反転増幅器143によって、電圧増幅がされる。非反転増幅器143から出力されるアナログのバイアス電圧は、加算器146に出力される。
パイロット信号発生器144は、バイアス電圧による動作点のずれを検出するためのパイロット信号を発生する。パイロット信号は、DAC145によって、アナログ信号に変換される。アナログ信号に変換されたパイロット信号は、加算器146によってバイアス電圧が加算され、反転器147により、反転出力される。反転器147から出力される、バイアス電圧が加算されたパイロット信号は、図13に示した電極131bに出力される。
図13の光強度変調器131によって光変調されたパイロット信号を含む光信号は、光強度変調器131の導波路を経由し、光タップ133によりその一部がPD134に分岐される。PD134は、光信号の光レベルを検出し、電気信号としてTIA(Transfer Impedance Amplifier)148に出力する。電気信号は、TIA148によって、交流成分のみ抽出され、電流電圧変換される。TIA148によって電流電圧変換された電気信号は、1kHzを中心周波数としたBPF(Band Pass Filter)149により、バンドパスされる。すなわち、電気信号からパイロット信号が抽出される。パイロット信号は、AMP(Amplifier)150によって、ADC(Analog to Digital Converter)151の入力レンジに合わせて増幅され、デジタル信号に変換される。
パイロット信号発生器144から出力されるパイロット信号は、移相器153にも出力される。移相器153は、光強度変調器131などを介して、乗算器152に出力されるパイロット信号の移相変化を考慮し、パイロット信号発生器144から出力されるパイロット信号の位相を調整する。乗算器152は、ADC151によってデジタル変換されたパイロット信号と、移相器153から出力される参照信号とを乗算し、その結果をLPF(Low Pass Filter)154に出力する。LPF154は、乗算器152によって乗算されたパイロット信号の直流成分を取り出し、DCバイアス最適制御回路155に出力する。
すなわち、乗算器152とLPF154は、パイロット信号の同期検波(ロックインアンプ)を行っている。バイアス電圧が最適動作点にいるときには、この同期検波信号の結果は、0Vとなる。0Vからずれた場合には、DCバイアス最適制御回路155によって、そのずれた分だけDCバイアス発生器141のバイアス電圧の値を変更し、最適動作点を維持するようにする。この制御により、バイアス電圧の最適値が維持される。
図15は、パイロット信号の同期検波を説明する図である。図の(A)は、ADC151から出力されるパイロット信号を示している。図の(B)は、移相器153から出力される参照信号を示している。図の(C)は、乗算器152の出力結果を示している。
図の(C)は、図の(A)のパイロット信号と、図の(B)の参照信号との乗算結果を示している。図の(C)に示す電気信号をLPF154に通過させることにより、パイロット信号を直流値として検出できる。
なお、外部変調器の動作点設定を任意に行いつつ、変調器の出力光電力の変動による動作点変動を抑制する光変調器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、MZ(Mach-Zehnder)導波路を3つ組み合わせたネスト型光強度変調器に対し、簡単な構成で、バイアス電圧を適正に補正することができる光変調器のバイアス制御方法およびその装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−171766号公報 特開2004−318052号公報
しかし、光変調されたパイロット信号に対してノイズが大きい場合には、同期検波を行う回路(乗算器152とLPF154)から出力される信号に、ノイズによるオフセット分が含まれ、光変調器の動作点の適正な制御を行うことが困難であるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、光変調されたパイロット信号に含まれるノイズを抽出して同期検波の信号からノイズ分を除去し、光変調器の動作点の適正な制御を行うことができる光通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様では上記問題を解決するために、図1に示すような電気信号を光信号に変調し伝送する光通信装置において、光源1aと、制御信号に応じてバイアス電圧を発生するバイアス電圧発生手段1bと、パイロット信号を発生するパイロット信号発生手段1cと、パイロット信号とバイアス電圧とを加算する加算手段1dと、光源1aの光を電気信号に基づいて変調するとともに加算手段1dに基づく信号で変調して光信号を出力する光変調手段1eと、光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を出力するモニタ手段1fと、位相がモニタ信号に含まれるパイロット信号の位相と一致する参照信号を出力する参照信号出力手段1gと、モニタ信号を参照信号によって同期検波するパイロット信号同期検波手段1hと、モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、参照信号によって同期検波するノイズ同期検波手段1iと、パイロット信号同期検波手段1hの同期検波値からノイズ同期検波手段1iの同期検波値を減算し、制御信号を出力する制御信号出力手段1jと、を有することを特徴とする光通信装置が提供される。
このような光通信装置によれば、光変調手段1eから出力される光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を、参照信号によって同期検波する。また、モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、抽出したノイズを参照信号によって同期検波する。そして、モニタ信号の同期検波値からノイズの同期検波値を減算し、制御信号としてバイアス電圧発生手段1bに出力する。これにより、モニタ信号の同期検波値からノイズによる成分が除去され、適正な制御信号を出力できる。
本発明の光通信装置では、光変調手段から出力される光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を、参照信号によって同期検波する。また、モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、抽出したノイズを参照信号によって同期検波する。そして、モニタ信号の同期検波値から、ノイズの同期検波値を減算した制御信号を、バイアス電圧を発生するバイアス電圧発生手段に出力するようにした。これによって、モニタ信号の同期検波値からノイズによる成分が除去され、適正なバイアス電圧を発生でき、光変調手段の動作点を適正に制御することができるようになる。
以下、本発明の原理を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、光通信装置の概要を示した図である。図に示すように光通信装置は、光源1a、バイアス電圧発生手段1b、パイロット信号発生手段1c、加算手段1d、光変調手段1e、モニタ手段1f、参照信号出力手段1g、パイロット信号同期検波手段1h、ノイズ同期検波手段1i、および制御信号出力手段1jを有している。
バイアス電圧発生手段1bは、制御信号出力手段1jから出力される制御信号に応じて、光変調手段1eの動作点を制御するためのバイアス電圧を発生する。
パイロット信号発生手段1cは、バイアス電圧による光変調手段1eの動作点のずれを検出するためのパイロット信号を発生する。パイロット信号は、例えば、1kHzの低周波の信号である。
加算手段1dは、バイアス電圧発生手段1bから出力されるバイアス電圧と、パイロット信号発生手段1cから出力されるパイロット信号とを加算する。
光変調手段1eは、光源1aの光を電気信号に基づいて変調するとともに、加算手段1dの加算した信号に基づいて変調する。
モニタ手段1fは、光変調手段1eから出力される光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を出力する。
参照信号出力手段1gは、位相がモニタ信号に含まれるパイロット信号の位相と一致する参照信号を出力する。
パイロット信号同期検波手段1hは、モニタ手段1fから出力されるモニタ信号を参照信号によって同期検波する。
ノイズ同期検波手段1iは、モニタ手段1fから出力されるモニタ信号に含まれるノイズを抽出し、参照信号によって同期検波する。ノイズ同期検波手段1iは、例えば、モニタ信号に含まれるパイロット信号のみを除去するBEF(Band Elimination Filter)を有している。これによって、ノイズ同期検波手段1iは、モニタ信号に含まれるノイズの同期検波をする。
制御信号出力手段1jは、パイロット信号同期検波手段1hの同期検波値からノイズ同期検波手段1iの同期検波値を減算し、制御信号を出力する。すなわち、制御信号出力手段1jは、ノイズ分が除去された同期検波値による制御信号を、バイアス電圧発生手段1bに出力する。バイアス電圧発生手段1bは、ノイズが除去された制御信号に応じて、光変調手段1eの動作点を制御する。
このように、光通信装置は、光変調手段1eから出力される光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を、参照信号によって同期検波する。また、モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、抽出したノイズを参照信号によって同期検波する。そして、モニタ信号の同期検波値から、ノイズの同期検波値を減算した制御信号を、バイアス電圧を発生するバイアス電圧発生手段1bに出力するようにした。これによって、モニタ信号の同期検波値からノイズによる成分が除去され、適正なバイアス電圧を発生でき、光変調手段1eの動作点を適正に制御することができるようになる。
次に、本発明の第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。図に示す光通信装置は、例えば、図12で説明したWDM送信部のO/E101a、光源102a、および光変調器103aの部分に対応する。すなわち、図の光通信装置は、電気信号を光変調して、光合波器104に出力する部分を示している。
DEMUX11には、WDM受信部に伝送される電気信号が入力される。DEMUX11に入力される電気信号は、例えば、43Gb/sの信号である。DEMUX11には、CLK12から、例えば、21.5GHzのクロックが入力され、DEMUX11は、入力される電気信号を21.5Gb/sの2つの信号に分離し、増幅器14,15に出力する。
増幅器14は、DEMUX11の一方から出力される電気信号を増幅し、光位相変調器20の変調電極21,22に出力する。増幅器15は、DEMUX11の他方から出力される電気信号を増幅し、光位相変調器20の変調電極24,25に出力する。
光位相変調器20には、光源16の光が入力される。光源16は、例えば、LD(Laser Diode)で構成される。光位相変調器20は、光源16の光を増幅器14,15から出力される電気信号で変調し出力する。光位相変調器20は、例えば、DQPSK(Differential Quadrature Phase-Shift Keying:差動4移相変位変調)−MZ型の光変調器である。
光位相変調器20の変調電極21,22および電極23は、Iアーム部を構成している。変調電極24,25および電極26は、Qアーム部を構成している。電極27,28は、π/2位相シフト部を構成している。増幅器14から出力される電気信号は、例えば、π/4と5π/4の位相に変調された光信号となる。増幅器15から出力される電気信号は、例えば、π/4と5π/4の位相に変調され、さらに、π/2位相シフト部によってπ/2回転されて、3π/4と7π/4の位相に変調された光信号となる。すなわち、DEMUX11に入力される電気信号は、4状態で伝送(2ビットが伝送)され、21.5Gb/s×2=43Gb/sの伝送が実現されることになる。
干渉型の光変調素子は、前述したように、電気−光変換の動作点をある一定の位置に固定するために、変調信号に直流のバイアス電圧を重畳する。しかし、干渉型の光変調素子は、電気−光変換の動作点が温度、経年変化あるいは印加電圧等により変化し、ドリフトが生じる。そこで、Iアーム用ABC回路31は、光タップ51およびPD52によって光信号の一部を取り出して電気信号に変換することにより、光信号に含まれるパイロット信号を監視し、Iアーム部の電極23に印加するバイアス電圧を制御する。Qアーム用ABC回路32は、光タップ51およびPD52によって光信号の一部を取り出して電気信号に変換することにより、光信号に含まれるパイロット信号を監視し、Qアーム部の電極26に印加するバイアス電圧を制御する。位相シフト用ABC回路33は、光タップ34およびPD35によって光信号の一部を取り出して電気信号に変換することにより、光信号に含まれるパイロット信号を監視し、π/2位相シフト部の電極27,28に印加するバイアス電圧を制御する。これにより、光位相変調器20の動作点は適正に制御される。
RZ(Return to Zero)光強度変調器40は、増幅器13を介して、変調電極41にCLK12から出力されるクロックが入力される。RZ光強度変調器40は、光位相変調器20から出力される光信号をRZの光信号に変調する。RZに変調された光信号は、例えば、図12に示した光合波器104に出力される。
ABC回路53は、光タップ51およびPD52によって光信号の一部を取り出して電気信号に変換することにより、光信号に含まれるパイロット信号を監視し、RZ光強度変調器40の電極42に印加するバイアス電圧を制御する。これにより、RZ光強度変調器40の動作点は適正に制御される。
ところで、現在、光通信装置は、WDMシステムの高速化、大容量化に伴い、10Gb/sの伝送から40Gb/sの伝送へと開発が進められている。そのため、光強度変調技術に加え、図2に示すように光位相変調技術(光位相変調器20)が用いられる。
しかし、光位相変調器20では、位相シフト用ABC回路33から出力されるパイロット信号が非常に小さくなり、ノイズに埋もれやすくなる。そのため、位相シフト用ABC回路33は、適正な動作点の制御を行うことが困難となる。
以下、光強度変調器におけるパイロット信号とノイズとの関係および光位相変調器におけるパイロット信号とノイズとの関係について説明する。
図3は、光強度変調器におけるパイロット信号とノイズの関係を示した図である。図に示す波形A1は、図14で示したBPF149から出力される電気信号(ノイズを含んだパイロット信号)を示している。波形A2は、波形A1に含まれているノイズ成分を示している。波形A3は、波形A1に含まれているパイロット信号を示している。
ここで、波形A1を同期検波したとすると、その値は、0.5879となる。波形A1のノイズ成分を示す波形A2を同期検波したとすると、その値は、−0.0413となる。パイロット信号を示す波形A3を同期検波したとすると、その値は、0.6292となる。なお、BPF149から出力される電気信号の同期検波値と、ノイズ成分の同期検波値の差は、波形A3に示すパイロット信号の同期検波値の値となる。すなわち、BPF149から出力される電気信号の同期検波値から、ノイズ成分によるオフセット値分を減算すると、パイロット信号の同期検波値となる。
BPF149から出力される電気信号を示す波形A1の同期検波値0.5879と、ノイズ成分を示す波形A2の同期検波値−0.0413とを比較すると、その差は大きく、波形A1の同期検波値のノイズによる影響は非常に小さい。すなわち、光強度変調器では、BPF149から出力される電気信号をLPF154で同期検波しても、ノイズの影響は小さいことを示している。
次に、光位相変調器におけるパイロット信号とノイズの関係について説明する。その前に、図2に示した光位相変調器20の動作点を制御する従来の位相シフト用ABC回路について説明する。
図4は、従来の位相シフト用ABC回路のブロック図である。図に示す位相シフト用ABC回路のDCバイアス発生器61は、光変調信号の動作点を決めるバイアス電圧をデジタル値で出力する。このバイアス電圧は、DAC62によって、アナログ信号に変換され、非反転増幅器63によって、電圧増幅される。非反転増幅器63から出力されるアナログのバイアス電圧は、加算器66と図2に示した光位相変調器20の電極27とに出力される。
パイロット信号発生器64は、例えば、1kHzの正弦波のパイロット信号をDAC65と移相器74に出力する。パイロット信号発生器64から出力されたパイロット信号は、DAC65によって、アナログ信号に変換される。アナログ信号に変換されたパイロット信号は、加算器66によってバイアス電圧と加算され、反転器67により、反転出力される。反転器67から出力されるバイアス電圧と加算されたパイロット信号は、図2に示した光位相変調器20の電極28に出力される。
光位相変調器20によって光変調されたパイロット信号を含む光信号は、光位相変調器20の導波路を経由し、光タップ34によりPD35に分岐される。光タップ34によって分岐された光信号は、PD35によって光レベルが検出され、電気信号として出力される。PD35から出力される電気信号は、TIA68によって、交流成分のみ抽出され、電流電圧変換される。
TIA68によって電流電圧変換された、電気信号に含まれているパイロット信号は、データ信号により変調されており、その側波帯に乗っている。そこで、復調器69によって、側波帯に乗ったパイロット信号を復調する。復調器69によって復調されたパイロット信号は、1kHzを中心周波数としたBPF70によって、バンドパスされる。バンドパスされたパイロット信号は、AMP71によって、ADC72の入力レンジに合わせて増幅され、デジタル信号に変換される。
移相器74は、光位相変調器20を介して、乗算器73に戻ってくるパイロット信号の位相変化を考慮し、パイロット信号発生器64から出力されるパイロット信号の位相を調整した参照信号を出力する。移相器74は、パイロット信号発生器64が出力するパイロット信号の位相を、ADC72から出力されるパイロット信号の位相と一致するように調整する。
乗算器73は、ADC72によってデジタル変換されたパイロット信号と、移相器74から出力される参照信号を乗算し、LPF75に出力する。LPF75は、乗算器73によって乗算されたパイロット信号の直流成分を取り出し、DCバイアス最適制御回路76に出力する。
すなわち、乗算器73とLPF75は、パイロット信号の同期検波を行っている。バイアス電圧が最適動作点にいるときには、この同期検波信号の結果は、0Vとなる。0Vからずれた場合には、DCバイアス最適制御回路76によって、そのずれた分だけDCバイアス発生器61のバイアス電圧の値を変更し、最適動作点を維持するようにする。この制御により、バイアス電圧の最適値が維持される。
図5は、バイアス電圧と同期検波出力の関係を示した図である。図の波形は、図4で示した位相シフト用ABC回路の同期検波出力(LPF75の出力)を示している。
図の波形に示すように、位相シフト用ABC回路は、DCバイアス発生器61から出力するバイアス電圧を、DCバイアス最適制御回路76によって制御し、同期検波出力が0となるように制御する。バイアス電圧が図の最適値と示しているポイントにあるとき、同期検波出力は0となり、位相シフト部の位相位置は、π/2の位置にある。
図6は、光位相変調器におけるパイロット信号とノイズの関係を示した図である。図に示す波形A11は、図4で示したBPF70から出力される電気信号(ノイズを含んだパイロット信号)を示している。波形A12は、波形A11に含まれているノイズ成分を示している。波形A13は、波形A11に含まれているパイロット信号を示している。
ここで、波形A11を同期検波したとすると、その値は、−0.0245となる。波形A11のノイズ成分を示す波形A12を同期検波したとすると、その値は、−0.0434となる。パイロット信号を示す波形A13を同期検波したとすると、その値は、0.0189となる。なお、BPF70から出力される電気信号の同期検波値と、ノイズ成分の同期検波値の差は、波形A13に示すパイロット信号の同期検波値の値となる。すなわち、BPF70から出力される電気信号の同期検波値から、ノイズ成分によるオフセット値を減算すると、パイロット信号の同期検波値となる。
BPF70から出力される電気信号を示す波形A11の同期検波値−0.0245と、ノイズ成分を示す波形A12の同期検波値−0.0434とを比較すると、図3の波形A1,A2の同期検波値のように、それらの差が大きくない。また、波形A13の同期検波値が正の値を示しているのに対し、波形A11の同期検波値は負の値を示し、極性が逆となっている。
すなわち、光位相変調器20では、波形A13に示すようにパイロット信号が非常に小さくなり、ノイズに埋もれやすいため、BPF70から出力される電気信号をLPF75で同期検波した場合、ノイズの影響が大きく、適正なバイアス電圧の制御は困難であることを示している。
そこで、図2の位相シフト用ABC回路33は、パイロット信号に含まれるノイズ成分を抽出し、キャンセルするようにする。
図7は、図2の位相シフト用ABC回路のブロック図である。図7では、図4の従来の位相シフト用ABC回路に対し、BEF81、AMP82、ADC83、乗算器84、LPF85、反転器86、および加算器87を有している。図7において、図4と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
BEF81には、BPF70から出力されるパイロット信号が入力される。BPF70から出力されるパイロット信号は、光位相変調器20等を経由したことにより、ノイズを含んだ電気信号となっている。
BEF81は、電気信号に含まれる1kHzのパイロット信号を減衰させる。すなわち、BEF81は、BPF70から出力される電気信号に含まれるノイズ成分のみを抽出する。
AMP82は、ADC83の入力レンジに合わせてノイズ成分を増幅する。ADC83は、AMP82によって増幅されたノイズ成分をデジタル信号に変換する。
ADC83によってデジタル信号に変換されたノイズ成分は、乗算器84によって、移相器74から出力される参照信号が乗算され、LPF85に出力される。LPF85は、乗算器84によって参照信号が乗算されたノイズ成分を直流化する。つまり、乗算器84とLPF85は、ノイズ成分の同期検波を行っている。同期検波されたノイズ成分は、反転器86に出力され、反転される。
加算器87は、乗算器73およびLPF75によって同期検波されたノイズを含んだパイロット信号の同期検波値と、乗算器84およびLPF85によって同期検波され、反転器86によって反転されたノイズ成分の同期検波値とを加算する。
すなわち、加算器87は、BPF70から出力されるノイズ成分を含んだパイロット信号の同期検波値から、ノイズ成分の同期検波値を減算し、パイロット信号のみの同期検波値が得られるようにしている。
加算器87は、ノイズ成分を除去したパイロット信号の同期検波値をDCバイアス最適制御回路76に出力する。DCバイアス最適制御回路76は、ノイズ成分が除去されたパイロット信号の同期検波値によって、光位相変調器20の動作点の適正な制御を行う。
このように、光位相変調器20から出力される光信号の光レベルをPD35によってモニタし、モニタした信号を、参照信号によって同期検波する。また、モニタした信号に含まれるノイズをBEF81によって抽出し、抽出したノイズを参照信号によって同期検波する。そして、ノイズを含んだパイロット信号の同期検波値と、反転したノイズの同期検波値とを加算するようにした。これによって、パイロット信号の同期検波値からノイズによる成分が除去され、適正なバイアス電圧を発生でき、光位相変調器20の動作点を適正に制御することができるようになる。
また、光源16の光パワー変動に対するパイロット信号の検出精度がよくなるので、光源16の光パワーのダイナミックレンジを拡大することができる。
なお、上記では、光位相変調器20の動作点を制御する位相シフト用ABC回路33について説明したが、Iアーム用ABC回路31およびQアーム用ABC回路32にも適用することができる。また、図13に示した光強度変調器131の動作点を制御するABC回路135にも適用することができる。すなわち、光位相変調器の動作点を制御するABC回路に限らず、パイロット信号がノイズに埋もれてしまう場合の光変調器のABC回路においても適用することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第1の実施の形態では、図7で説明したBEF81によって、BPF70から出力されるパイロット信号に含まれるノイズを抽出していた。第2の実施の形態では、移相器74から出力される参照信号の位相を制御して、ノイズ成分を検出するようにし、アナログ信号を処理するBEF81、AMP82、およびADC83の回路を不要にする。
図8は、第2の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。図8において、図7と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
移相器91は、パイロット信号発生器64が出力したパイロット信号の位相を、ADC72から出力されるパイロット信号の位相と一致するように調整した参照信号を乗算器73に出力する。また、移相器91は、乗算器73に出力する参照信号と位相が90°ずれた参照信号を乗算器92に出力する。
例えば、移相器91は、乗算器73に、パイロット信号の位相をa°ずらした参照信号を出力するとする。この場合、移相器91は、乗算器92に、パイロット信号の位相を(a+90)°ずらした参照信号を出力する。または、移相器91は、乗算器92に、パイロット信号を(a−90)°(=(a+270)°)ずらした参照信号を出力する。
乗算器73には、移相器91から出力されるa°の参照信号と、ADC72から出力されるデジタル変換されたパイロット信号とが入力される。乗算器73は、移相器91から出力されるa°の参照信号と、ADC72から出力されるデジタル変換されたパイロット信号とを乗算し、LPF75に出力する。LPF75は、乗算器73の出力を直流化する。これにより、LPF75からは、パイロット信号を同期検波した値が出力される。
乗算器92には、移相器91から出力される(a+90)°または(a−90)°の参照信号と、ADC72から出力されるデジタル変換されたパイロット信号とが入力される。乗算器92は、移相器91から出力される(a+90)°または(a−90)°の参照信号と、ADC72から出力されるデジタル変換されたパイロット信号とを乗算し、LPF93に出力する。LPF93は、乗算器92の出力を直流化する。これにより、LPF93からは、ノイズ成分を同期検波した値が出力される。つまり、同期検波回路を構成している乗算器92とLPF93は、BEFを構成し、ADC72から出力されるノイズ成分を含んだパイロット信号からノイズ成分のみを抽出し、その同期検波値を出力する。
以下、同期検波回路によるBEFの原理を説明する。
図9は、同期検波回路によるBEFの原理を説明する図である。図の(A)は、ADC72から出力されるパイロット信号を示している。図の(B)は、移相器91から乗算器92に出力される参照信号を示している。図の(C)は、乗算器92の出力結果を示している。
乗算器92に出力される参照信号は、図の(B)に示すように、ADC72から出力されるパイロット信号に対して、位相が90°進んでいる。従って、ADC72から出力されるパイロット信号と、移相器91から出力される参照信号とを乗算すると、図の(C)に示すようになる。
図の(C)に示す波形をLPF93によって直流化すると0になる。すなわち、ADC72から出力されるパイロット信号(図の(A))は、乗算器92とLPF93によって同期検波されると、その値は0となる。つまり、ADC72から出力されるパイロット信号にノイズが含まれているとすると、乗算器92とLPF93によって、パイロット信号の同期検波値は0となり、LPF93からは、ノイズ成分のみの同期検波値が出力されることになる。
このように、乗算器92とLPF93によって、BEFを構成することによっても、パイロット信号に含まれるノイズ成分を抽出でき、ノイズ成分を除去したパイロット信号の同期検波値を得ることができる。これにより、図7で説明したBEF81、AMP82およびADC83のアナログ回路を設けることなく、デジタル信号を処理する乗算器84およびLPF85によってBEFを構成でき、ハードウェアの規模を抑制することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第1の実施の形態では、図7で説明したBPF70の出力をAMP71とBEF81とに出力していた。第3の実施の形態では、BPF70を省略し、復調器69の出力をAMP71とBEF81とに出力するようにする。
図10は、第3の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。図10において、図7と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10では、図7のBPF70が省略されている。そして、復調器69の出力が、AMP71とBEF81に接続されている。
乗算器73とLPF75は、パイロット信号の同期検波を行うとともにBPFの機能も有している。すなわち、パイロット信号の同期検波の検出に対し、ノイズの影響が大きい場合にのみ、図7で示したように復調器69の後段にBPF70を設け、1kHz以外の信号を除去するようにすることもできる。
このように、ノイズの影響によっては、BPF70を省略することもでき、これによって、部品の低減を図ることができる。
なお、復調器69の出力に直流電圧が重畳されている場合は、復調器69の後段に、直流成分を除去する回路を設ける。例えば、復調器69の後段に、コンデンサなどを接続するようにする。
次に、本発明の第4の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第3の実施の形態では、図8で説明した復調器69の出力をBPF70でバンドパスし、AMP71に出力していた。第4の実施の形態では、BPF70を省略し、復調器69の出力をAMP71に出力するようにする。
図11は、第4の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。図11において、図8と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11では、図8のBPF70が省略されている。そして、復調器69の出力が、AMP71に接続されている。
乗算器73とLPF75は、パイロット信号の同期検波を行うとともにBPFの機能も有している。すなわち、パイロット信号の同期検波の検出に対し、ノイズの影響が大きい場合にのみ、図8で示したように復調器69の後段にBPF70を設け、1kHz以外の信号を除去するようにすることもできる。
このように、ノイズの影響によっては、BPF70を省略することもでき、これによって、部品の低減を図ることができる。
なお、復調器69の出力に直流電圧が重畳されている場合は、復調器69の後段に、直流成分を除去する回路を設ける。例えば、復調器69の後段に、コンデンサなどを接続するようにする。
(付記1) 電気信号を光信号に変調し伝送する光通信装置において、
光源と、
制御信号に応じてバイアス電圧を発生するバイアス電圧発生手段と、
パイロット信号を発生するパイロット信号発生手段と、
前記パイロット信号と前記バイアス電圧とを加算する加算手段と、
前記光源の光を前記電気信号に基づいて変調するとともに前記加算手段に基づく信号で変調して前記光信号を出力する光変調手段と、
前記光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を出力するモニタ手段と、
位相が前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号の位相と一致する参照信号を出力する参照信号出力手段と、
前記モニタ信号を前記参照信号によって同期検波するパイロット信号同期検波手段と、
前記モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、前記参照信号によって同期検波するノイズ同期検波手段と、
前記パイロット信号同期検波手段の同期検波値から前記ノイズ同期検波手段の同期検波値を減算し、前記制御信号を出力する制御信号出力手段と、
を有することを特徴とする光通信装置。
(付記2) 前記ノイズ同期検波手段は、前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号の成分を除去するバンドエリミネーションフィルタを有することを特徴とする付記1記載の光通信装置。
(付記3) 前記参照信号出力手段は、前記ノイズ同期検波手段に対し、前記参照信号の位相を90度ずらしたノイズ参照信号を出力し、
前記ノイズ同期検波手段は、前記ノイズ参照信号によって同期検波することを特徴とする付記1記載の光通信装置。
(付記4) 前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号を通過させるバンドパスフィルタをさらに有することを特徴とする付記1記載の光通信装置。
(付記5) 前記光変調手段は、DQPSK−MZ型の光位相変調器であることを特徴とする付記1記載の光通信装置。
(付記6) 前記参照信号出力手段は、前記パイロット信号発生手段から出力される前記パイロット信号の位相を、前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号の位相と一致するように制御し、前記参照信号を出力することを特徴とする付記1記載の光通信装置。
(付記7) 光変調器の動作点を制御する自動バイアス制御回路において、
制御信号に応じて前記光変調器の動作点を制御するバイアス電圧を発生するバイアス電圧発生手段と、
パイロット信号を発生するパイロット信号発生手段と、
前記パイロット信号と前記バイアス電圧とを加算する加算手段と、
前記光変調器から出力される光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を出力するモニタ手段と、
位相が前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号の位相と一致する参照信号を出力する参照信号出力手段と、
前記モニタ信号を前記参照信号によって同期検波するパイロット信号同期検波手段と、
前記モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、前記参照信号によって同期検波するノイズ同期検波手段と、
前記パイロット信号同期検波手段の同期検波値から前記ノイズ同期検波手段の同期検波値を減算し、前記制御信号を出力する制御信号出力手段と、
を有することを特徴とする自動バイアス制御回路。
光通信装置の概要を示した図である。 第1の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。 光強度変調器におけるパイロット信号とノイズの関係を示した図である。 従来の位相シフト用ABC回路のブロック図である。 バイアス電圧と同期検波出力の関係を示した図である。 光位相変調器におけるパイロット信号とノイズの関係を示した図である。 図2の位相シフト用ABC回路のブロック図である。 第2の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。 同期検波回路によるBEFの原理を説明する図である。 第3の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。 第4の実施の形態に係る光通信装置のブロック構成図である。 光通信システムのシステム構成例を示した図である。 従来の光変調器のブロック構成図である。 ABC回路のブロック構成図である。 パイロット信号の同期検波を説明する図である。
符号の説明
1a 光源
1b バイアス電圧発生手段
1c パイロット信号発生手段
1d 加算手段
1e 光変調手段
1f モニタ手段
1g 参照信号出力手段
1h パイロット信号同期検波手段
1i ノイズ同期検波手段
1j 制御信号出力手段

Claims (5)

  1. 電気信号を光信号に変調し伝送する光通信装置において、
    光源と、
    制御信号に応じてバイアス電圧を発生するバイアス電圧発生手段と、
    パイロット信号を発生するパイロット信号発生手段と、
    前記パイロット信号と前記バイアス電圧とを加算する加算手段と、
    前記光源の光を前記電気信号に基づいて変調するとともに前記加算手段に基づく信号で変調して前記光信号を出力する光変調手段と、
    前記光信号のレベルをモニタしたモニタ信号を出力するモニタ手段と、
    位相が前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号の位相と一致する参照信号を出力する参照信号出力手段と、
    前記モニタ信号を前記参照信号によって同期検波するパイロット信号同期検波手段と、
    前記モニタ信号に含まれるノイズを抽出し、前記参照信号によって同期検波するノイズ同期検波手段と、
    前記パイロット信号同期検波手段の同期検波値から前記ノイズ同期検波手段の同期検波値を減算し、前記制御信号を出力する制御信号出力手段と、
    を有することを特徴とする光通信装置。
  2. 前記ノイズ同期検波手段は、前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号の成分を除去するバンドエリミネーションフィルタを有することを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  3. 前記参照信号出力手段は、前記ノイズ同期検波手段に対し、前記参照信号の位相を90度ずらしたノイズ参照信号を出力し、
    前記ノイズ同期検波手段は、前記ノイズ参照信号によって同期検波することを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  4. 前記モニタ信号に含まれる前記パイロット信号を通過させるバンドパスフィルタをさらに有することを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  5. 前記光変調手段は、DQPSK−MZ型の光位相変調器であることを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
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