JP2007308021A - 座席構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】板材の周縁部に形成した巻回部に対する補機部材の取付状態をより確実に維持することが可能な座席構造を得る。
【解決手段】シートクッション2の骨格を成す板材6の周縁部に形成したフレームとなる巻回部10を断面矩形状に形成し、その巻回部10の前辺部10Fにフロント脚部Lfを、かつ、後辺部10Rにリヤ脚部Lrを取り付けるにあたって、前辺部10Fおよび後辺部10Rの外側形状にそれぞれ沿った形状のフロントU字状ボルト22,リヤU字状ボルト23を介して取り付けることにより、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrは、溶接することなく前辺部10Fおよび後辺部10Rに回転阻止しつつ簡単に取り付けることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートクッションおよびシートバックの骨格を板材で形成し、その板材の周縁部にフレームとなる巻回部を形成した座席構造に関する。
従来の座席、特に車両用の座席として、シートバックの骨格を板材(パネル)で形成して、その周縁部をカーリング加工により連続したパイプ状に巻回してフレームとしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2602770号公報(図2)
上記従来の座席構造においても、脚部やシートベルトのバックル等の座席に付属される補機部材が、シートクッションに取り付けられることになるが、この場合、当該補機部材は、剛性および強度の点から板材(パネル)には直接的に取り付けることが困難であるため、周縁部の巻回部に取り付けることになる。
しかし、上記従来構造では、巻回部がカーリング加工により断面円形状のパイプ状に形成されるため、補機部材は円形状の巻回部に単に取り付けた場合は、作用した外力等によって、補機部材が容易に回転してしまうことになる。
そこで、本発明は、補機部材の取付状態をより確実に維持することが可能な座席構造を得ることを目的とする。
本発明は、板材の周縁部に巻回部を形成した座席構造において、前記巻回部を略多角形断面状に形成するとともに、当該巻回部の外側形状に沿った形状を有する取付部材を設け、座席に付属される補機部材を当該取付部材を介して巻回部に取り付けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、巻回部の断面を略多角形状としたため、取付部材が巻回部に対して回動しにくくなり、補機部材を巻回部に取り付けた状態をより確実に維持できるようになる。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかる座席の骨格部分とパッドとを分離して示す斜視図、図2は、パッドの実装状態を示す要部断面図、図3は、巻回部の形成工程を(a)〜(g)に順を追って示す説明図、図4は、巻回部を展開した板材の要部平面図、図5は、フロント脚部の取付部を示す要部斜視図、図6は、図5中A−A線に沿った断面図、図7は、リヤ脚部の取付部を示す要部斜視図、図8は、図7中B−B線に沿った断面図である。なお、以下では、座席構造を、車両用座席、具体的には、ワンボックスカーのリヤベンチシートに適用した場合について例示する。
図1に示すように、リヤベンチシート1は、シートクッション2とシートバック3とを備えて構成されている。シートクッション2およびシートバック3は、ヒンジ部Hを介して連結されるとともに、折曲可能な脚部Lを介して車体フロアに支持されて、未使用時にはそのリヤベンチシート1を全体的に折り畳んで図外のフロントシートの背面側に格納可能となっている。
脚部Lは、シートクッション2の車両前部に左右一対設けられるフロント脚部Lfと、シートクッション2の車両後部に設けられるU字状のリヤ脚部Lrと、を備えて構成され、フロント脚部Lfは、高さ方向中央部が折曲可能になるとともに、リヤ脚部LrはU字状両端部が回動可能になっている。
シートクッション2およびシートバック3は、骨格部材として、表面にパッド4,5を実装する板材6,7と、その板材6,7の周縁部に形成したフレームとしての巻回部10,11とを備え、その巻回部10,11にパッド4,5の溝部4a,5aを係合させるようになっている。
シートクッション2は、2〜3人掛け用として横幅を長くした略矩形状に形成されており、アルミ合金等の折曲可能な材料からなる板材6の全周縁部を内側に折り曲げて巻き込むことで巻回部10を形成してある。なお、板材6は、適宜エンボス加工等を施すことで、面剛性を高めてある。
一方、シートクッション2に実装されるパッド4は、巻回部10を形成した板材6の全体形状に略沿って所定厚みをもって形成され、その下面には環状の溝部4aが形成されている。
また、シートバック3は、シートクッション2と同様、横幅を長くした略矩形状に形成されており、アルミ合金等の折曲可能な材料からなる板材7の全周縁部を内側に折り曲げて巻き込むことで巻回部11を形成してある。そして、板材7も、適宜エンボス加工等を施すことで、面剛性を高めてある。
一方、シートバック3に実装されるパッド5も、巻回部11を形成した板材7の全体形状に略沿って所定厚みをもって形成され、その下面には環状の溝部5aが形成されている。
パッド4,5は、図2に示すように、その溝部4a,5aにシートクッション2およびシートバック3の巻回部10,11が嵌挿されるようにして、各板材6,7に実装されることになる。
シートクッション2の巻回部10は、図1に示すように、前辺部10F,側辺部10Sおよび後辺部10Rを設けて板材6の全周に亘って形成されているとともに、シートバック3の巻回部11も、同様に、上辺部11U,側辺部11Sおよび下辺部11Lを設けて板材7の全周に亘って形成されている。
また、シートクッション2では、巻回部10の各角部に、角を取るために前辺部10F,側辺部10Sおよび後辺部10Rに対して傾斜する傾斜部10Iを設けてあり、また、シートバック3についても、巻回部11の各角部には、上辺部11U,側辺部11Sおよび下辺部11Lに対して傾斜する傾斜部11Iを設けてある。
フロント脚部Lfは、フロントブラケット20を介して前辺部10Fに取り付けられる一方、リヤ脚部Lrは、リヤブラケット21を介して後辺部10Rに取り付けられる。
ここで、本実施形態では、図2に示したように、巻回部10,11を断面多角形状(本実施形態では断面矩形状)に形成してある。このように巻回部10,11の断面形状を多角形状とすることにより、板材6,7とパッド4,5との間に滑り力が発生した場合にもパッド4,5の横滑りを効率良く阻止して、パッド4,5の擦れによる異音発生を抑えることができる。
巻回部10,11は、図3に示すように、それら巻回部10,11を展開した外側部分から断面矩形状を成す各面毎に順次内方に折り曲げて形成される。
すなわち、断面矩形状に形成された巻回部10,11には、図2に示すように、内側面10a,11a、外側面10b,11b、および表側面10c,11cが形成されるが、それらの展開形状は図4に示すようになっている。なお、図4中、破線は折れ線を示す。
シートクッション2では、傾斜部10Iの形成部分と、前辺部10F(後辺部10Rも同様)の形成部分および側辺部10Sの形成部分との間に略V字状に切込部Vcを形成してあり、また、シートバック3についても、傾斜部11Iの形成部分と、上辺部11U(下辺部11Lも同様)の形成部分および側辺部11Sの形成部分との間に略V字状に切込部Vcを形成してある。この切込部Vcの端縁が、巻回部10,11の長手方向端部を形成することになる。
ここで、巻回部10,11の巻回工程を、図5(a)〜(g)を参照しながら、シートクッション2の側辺部10Sの形成部分を例にとって説明すると、まず、(a)で板材6の端縁に溶接代10wを折曲しておき、(b)で内側面10aの折曲部を固定治具Tで挟んで内側面10aを直角に折曲し、(c)で表側面10cの折曲部に固定治具Tを移動して、(d)で表側面10cを直角に折曲した後、(e)で外側面10bの折曲部に固定治具Tを移動して、(f)で外側面10bの折曲を開始して、(g)で完全に直角に折曲する。この段階で側辺部10Sは断面矩形状に巻回され、溶接代10wを板材6にスポット溶接Wsする。
かかる巻回工程は、シートクッション2の前辺部10F,後辺部10R,傾斜部10I、およびシートバック3の上辺部11U,側辺部11S,下辺部11L,傾斜部11Iに対しても同様に適用して、それぞれを断面矩形状に巻回成形するようになっている。
そして、フロント脚部Lfを、フロントブラケット20を介してシートクッション2の前辺部10F(巻回部10)に取り付けるにあたって、図5,図6に示すように、その前辺部10Fの外側形状に沿った形状の取付部材としてのフロントUボルト22を設け、そのフロントUボルト22を介してフロント脚部Lfのフロントブラケット20を前辺部10Fに取り付けてある。
また、同様に、リヤ脚部Lrを、リヤブラケット21を介してシートクッション2の後辺部10R(巻回部10)に取り付けるにあたって、図7,図8に示すように、その後辺部10Rの外側形状に沿った形状の取付部材としてのリヤUボルト23を設け、そのリヤUボルト23を介してリヤ脚部Lrのリヤブラケット21を後辺部10Rに取り付けてある。
フロントブラケット20は、図5に示すように、矩形状の平板に形成されてフロント脚部Lfの上端に結合され、図6に示すように、そのフロントブラケット20を前辺部10Fの下面に配置するとともに、フロントUボルト22を前辺部10Fの上側に跨がらせて、その下端ねじ部をフロントブラケット20が前辺部10Fの前後から突出する部分に貫通させて下方からナット22aで締め付けるようになっている。
このとき、フロント脚部Lfのフロントブラケット20の上面中央部に位置決めピン24を突設してあり、この位置決めピン24を前辺部10Fの下面に形成した位置決め穴25に嵌合するようになっている。
一方、リヤ脚部Lrのリヤブラケット21は、図7に示すように、左右両端部を下方に折曲して、リヤ脚部Lrの両端部にそれぞれ設けた軸(図示せず)を軸支する支持部21aを垂設したコ字状に形成され、そのリヤブラケット21の中央平坦部21bを後辺部10Rの下面に配置するとともに、リヤUボルト23を後辺部10Rの上側に跨がらせて、その下端ねじ部をリヤブラケット21が後辺部10Rの前後から突出する部分に貫通させて下方からナット23aで締め付けるようになっている。
このとき、リヤブラケット21にあっても中央平坦部21bの上面中央部に位置決めピン26を突設してあり、この位置決めピン26を後辺部10Rの下面に形成した位置決め穴27に嵌合するようになっている。
また、本実施形態にあっては、図5,図6に示すように、フロントUボルト22を介してフロント脚部Lfを前辺部10Fに取り付ける際に、そのフロントUボルト22によって乗員の前方ずれを阻止する補機部材としての前方移動阻止ブラケット30を前辺部10Fに取り付けることができるようになっている。
すなわち、前方移動阻止ブラケット30は、前辺部10Fの外側面10b,表側面10cおよび内側面10aに沿ってコ字状に折曲した取付部31と、この取付部31の車両後方下部から板材6に沿って後方に延設した延設部32と、この延設部32の後端部を上方かつ車両前方に折曲した傾斜部33と、によって構成され、傾斜部33の上端部は内側面10aの上方近傍に配置される。
そして、乗員がシートベルトを着用した状態で車両が前面衝突して乗員に前方への慣性力が作用した際に、腰部がラップベルトに潜り込むようにして前方にずれ移動しようとするのを傾斜部33によって阻止し、乗員の膝部が前方の障害物、例えば本実施形態では前席の背面に衝突するのを防止若しくは衝突した際の衝撃を緩和できるようにしてある。
したがって、本実施形態では、フロント脚部Lfのフロントブラケット20を前辺部10Fに取り付ける際に、前方移動阻止ブラケット30の取付部31を前辺部10Fの上方から被せておき、その取付部31の上方からフロントU字状ボルト22を取り付けてナット22aで締め付けることにより、前方移動阻止ブラケット30を前辺部10Fに固定することで、乗員の前方移動阻止機能を比較的簡素な構成として安価に得ることができる。
さらに、本実施形態にあっては、図7,図8に示すように、リヤUボルト23を介してリヤ脚部Lrを後辺部10Rに取り付ける際に、同時にISO−FIX規定のチャイルドシートに用いられるフック40を後辺部10Rに取り付けることができるようになっている。
ISO−FIXは、国際基準化されたチャイルドシートの固定方式で、フック40に図外のセーフティベースが固定され、そのセーフティベースにチャイルドシート本体が固定される。
フック40は、リヤ脚部Lrのリヤブラケット21から一体に突設されるようになっており、そのリヤブラケット21の中央平坦部21bの車両後方端から後辺部10Rの外側面10bに沿って上方に立ち上げるとともに、その立ち上げ部分41の上端部を外側面10bの上端部分から上方かつ車両前方に傾斜させて、その傾斜部分42に開口部43を設けることにより形成してある。
したがって、本実施形態では、リヤ脚部Lrのリヤブラケット21をリヤU字状ボルト23を介して後辺部10Rに取り付ける際に、フック40をも同時に固定することができる。
以上、本実施形態の座席構造によれば、シートクッション2およびシートバック3の骨格をそれぞれ1枚の板材6,7で形成し、それら板材6,7の周縁部に巻回部10,11を形成したことにより、それら巻回部10,11がフレームとなって強度を確保して、リヤベンチシート1の軽量化や生産効率の向上およびコスト低減を達成することができる。
そして、本実施形態では、フロント脚部Lfやリヤ脚部Lr等の補機部材が取り付けられるシートクッション2の巻回部10を断面矩形状(断面略多角形状)に形成し、その巻回部10の前辺部10Fにフロント脚部Lfを、かつ、後辺部10Rにリヤ脚部Lrを取り付けるようになっている。
このとき、フロント脚部Lfは、そのフロントブラケット20がフロントU字状ボルト22を介して前辺部10Fに固定されるが、当該フロントU字状ボルト22が前辺部10Fの外側形状に沿って形成されているため、フロント脚部Lfが前辺部10Fに対して回転するのを防止できる。
また、同様にリヤ脚部Lrは、そのリヤブラケット21がリヤU字状ボルト23を介して後辺部10Rに固定されるが、当該リヤU字状ボルト23が後辺部10Rの外側形状に沿って形成されているため、リヤ脚部Lrが後辺部10Rに対して回転するのを防止できる。
したがって、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrは、溶接等することなく前辺部10Fや後辺部10Rの巻回部10に取り付けることが可能となり、それら巻回部10に溶接のための補強部分を設ける必要がなく、かつ、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部LrはフロントU字状ボルト22およびリヤU字状ボルト23を介して簡単に巻回部10に取り付けることができるため、取付作業性の向上および軽量化を達成することができる。
また、本実施形態では、前辺部10Fに補機部材としての前方移動阻止ブラケット30を取り付けるとともに、後辺部10Rに補機部材としてのフック40を取り付けるようになっており、前者の前方移動阻止ブラケット30は、フロントU字状ボルト22を介してフロント脚部Lfとともに前辺部10Fに固定され、かつ、後者のフック40は、リヤU字状ボルト23を介して後辺部10Rに固定されるリヤ脚部Lrから一体に突設されているため、前方移動阻止ブラケット30およびフック40両者共に前辺部10Fおよび後辺部10Rに対して回転を防止しつつ固定できるため、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrと同様に溶接する必要が無くなる。
このとき、フック40はリヤ脚部Lrのリヤブラケット21と一体化したことにより、チャイルドシートの前方移動力がフック40に作用した際の過大なモーメントを、車体フロアに設置しているリヤ脚部Lrで支持することができるため、後辺部10Rやリヤブラケット21を過剰に補強する必要が無くなる。
また、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrを前辺部10Fおよび後辺部10Rに取り付けるフロントブラケット20およびリヤブラケット21は、それぞれに設けた位置決めピン24,26を前辺部10Fおよび後辺部10Rに形成した位置決め穴25,27に嵌合するようにしたので、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrの固定位置を簡単に位置決めできるとともに、フロントブラケット20およびリヤブラケット21に作用するモーメントを位置決めピン24,26と位置決め穴25,27間で支持できるため、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrの回転阻止機能をより高めることができる。
(第2実施形態)図9は、本実施形態にかかるテザーベルトアンカーの取付部分の断面図である。なお、以下では、上記実施形態と同一構成部分には同一符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態の座席構造は、ISO−FIX規定のチャイルドシートのテザーベルトを締結する補機部材としてのテザーアンカー50を後辺部10Rに取り付ける場合を例示し、リヤ脚部Lrのリヤブラケット21を後辺部10Rに固定するリヤU字状ボルト23によって共締めするようになっている。
テザーアンカー50は、図9に示すように、後辺部10Rの外側面10b、表側面10cおよび裏側面10dに沿った背面51a、上面51bおよび底面51cからなるコ字状の取付部51と、背面51aの中央部の上端部から上方かつ車両前方に傾斜して突出するアンカー部52と、によって構成され、取付部51の両端部を実施形態で示したリヤU字状ボルト23によってリヤ脚部Lrのリヤブラケット21とともに共締めするようにしてある。
アンカー部52には、テザーベルトのタングを着脱可能に係合するバックルの取付ベルト53を結合する取付金具54が設けられている。
したがって、本実施形態にあっても、テザーアンカー50は、後辺部10Rの外側形状に沿った形状となるリヤU字状ボルト23によって固定されるため、後辺部10Rが断面矩形状(断面多角形状)に形成されていることにより、テザーアンカー50を後辺部10Rに対して回転を防止しつつ固定することができる。よって、溶接等の必要が無くなり、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)図10は、本実施形態にかかるベルトガイドの取付部分の断面図、図11は、ベルトガイドの取付状態を示す斜視図である。なお、以下では、上記実施形態と同一構成部分には同一符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態の座席構造では、図10,図11に示すように、チャイルドシートのセーフティベース(図示省略)から車両後方に取り付けたベルト60を、リヤ脚部Lrの下部に設けたアンカー(図示省略)に装着した際に、そのベルト60がシートクッション2の後辺部10Rに接触する部分に、補機部材としてのベルトガイド61が設けてある。
このベルトガイド61は、後辺部10Rの外側面10b、表側面10cおよび内側面10aに沿ってコ字状に折曲して形成され、このベルトガイド61を後辺部10Rの上方から被せて、リヤ脚部Lrのリヤブラケット21を固定するリヤU字状ボルト23によって共締めされる。
このとき、ベルトガイド61のベルト60が接触する後方角部61Cを、図10に示すように、後辺部10Rの角部とともに円弧面Rとしてある。
したがって、本実施形態にあっても、ベルトガイド61は、断面矩形状となる後辺部10Rの外側形状に沿った形状となるリヤU字状ボルト23によって固定されるため、ベルトガイド61を後辺部10Rに溶接することなく固定できるとともに、そのベルトガイド61によって、ベルト60が後辺部10Rに接触する部分の入力の緩和と補強とを兼ねることができる。
(第4実施形態)図12は、本実施形態にかかる巻回部を要部で断面した斜視図、図13は、U字状ボルトの締付け状態を示す巻回部の断面図である。なお、以下では、上記実施形態と同一構成部分には同一符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
上記第1実施形態では、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrを、フロントU字状ボルト22およびリヤU字状ボルト23を介して巻回部10(前辺部10F,後辺部10R)に固定するようになっているが、これに対し、本実施形態では、図12に示すように、その巻回部10のU字状ボルト22,23に当接する外表面としての内側面10aならびに外側面10bを予め外方に膨出する曲面によって形成しておき、U字状ボルト22,23で締め付けた際に、図13に示すように、膨出した両側面(外表面)10a,10bが外方に弾性変形してU字状ボルト22,23の内面に圧接して反力を発生させるようにしてある。
したがって、本実施形態によれば、U字状ボルト22,23の締付けによって巻回部10の内側面10aおよび外側面10bがU字状ボルト22,23の内面に密着するため、U字状ボルト22,23によるフロントブラケット20およびリヤブラケット21と巻回部10との結合力を増し、ひいては、フロント脚部Lfおよびリヤ脚部Lrの固定力を増大することができる。
また、このように巻回部10の内側面10aおよび外側面10bがU字状ボルト22,23の内面に密着することにより、第1〜第3実施形態に示した前方移動阻止ブラケット30(図5参照)、フック40(図7参照)、テザーアンカー50(図9参照)およびベルトガイド61(図11参照)の固定力をも増大することができる。
ところで、上記各実施形態では、巻回部10,11を、シートクッション2およびシートバック3の全周で一様の断面としてあるが、これに限ることなく大きな剛性が要求される部分に向かって断面積をテーパ状に徐々に増大してもよく、例えば、それぞれの両側辺部10S,11Sを、ヒンジ部Hに向かって断面積を増大させたテーパ状に形成してもよい。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形可能である。例えば、上記実施形態では座席を複数人が着座できるベンチシートを例示したが、一人掛け用のシートにあっても本発明を適用でき、また、車両用の座席に限られるものでもない。
本発明の第1実施形態における座席のパッドと骨格部分とを分離して示す斜視図。 本発明の第1実施形態におけるパッドの実装状態を示す要部断面図。 本発明の第1実施形態における巻回部の形成工程を(a)〜(g)に順を追って示す説明図。 本発明の第1実施形態における巻回部を展開した板材の要部平面図。 本発明の第1実施形態におけるフロント脚部の取付部を示す要部斜視図。 図5中A−A線に沿った断面図。 本発明の第1実施形態におけるリヤ脚部の取付部を示す要部斜視図。 図7中B−B線に沿った断面図。 本発明の第2実施形態におけるテザーベルトアンカーの取付部分の断面図。 本発明の第3実施形態におけるベルトガイドの取付部分の断面図。 本発明の第3実施形態におけるベルトガイドの取付状態を示す斜視図。 本発明の第4実施形態における巻回部を要部で断面した斜視図。 本発明の第4実施形態におけるU字状ボルトの締付け状態を示す巻回部の断面図。
符号の説明
1 リヤベンチシート(座席)
2 シートクッション
3 シートバック
10,11 巻回部
10a,11a 巻回部の内側面(外表面)
10b,11b 巻回部の外側面(外表面)
22 フロントU字状ボルト(取付部材)
23 リヤU字状ボルト(取付部材)
30 前方移動阻止ブラケット(補機部材)
40 フック(補機部材)
50 テザーアンカー(補機部材)
61 ベルトガイド(補機部材)
Lf フロント脚部(補機部材)
Lr リヤ脚部(補機部材)

Claims (3)

  1. 板材の周縁部に巻回部を形成した座席構造において、
    前記巻回部を略多角形断面状に形成するとともに、当該巻回部の外側形状に沿った形状を有する取付部材を設け、座席に付属される補機部材を当該取付部材を介して巻回部に取り付けたことを特徴とする座席構造。
  2. 前記取付部材として巻回部の外表面を取り囲むU字状ボルトを用い、
    前記U字状ボルトの締め付けによって撓み変形した前記巻回部の外表面がU字状ボルトを押圧するよう、当該巻回部のU字状ボルトに隣接する外表面を、当該U字状ボルトと当接する側に凸となるように膨出形成したことを特徴とする請求項1に記載の座席構造。
  3. 車両用座席のシートクッションを構成する請求項1または2に記載の座席構造において、
    車両前方側の前記巻回部に、前記補機部材として、上方かつ車両前方に向かう傾斜面を有する前方移動阻止ブラケットを取り付けたことを特徴とする座席構造。
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