JP2007307998A - クランプホルダおよびワイパ装置 - Google Patents

クランプホルダおよびワイパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007307998A
JP2007307998A JP2006138619A JP2006138619A JP2007307998A JP 2007307998 A JP2007307998 A JP 2007307998A JP 2006138619 A JP2006138619 A JP 2006138619A JP 2006138619 A JP2006138619 A JP 2006138619A JP 2007307998 A JP2007307998 A JP 2007307998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
clamp holder
fixing
peripheral surface
fixing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006138619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4629612B2 (ja
Inventor
Hideaki Ishibashi
秀晃 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2006138619A priority Critical patent/JP4629612B2/ja
Publication of JP2007307998A publication Critical patent/JP2007307998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4629612B2 publication Critical patent/JP4629612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

【課題】棒状部材に沿ってワイヤハーネス等を配索するのに好適なクランプホルダおよび該クランプホルダを用いたワイパ装置を提供する。
【解決手段】クランプホルダ70は、フレーム50の外周面に把持固定可能な固定部71と、固定部71に一体に形成されワイヤハーネス60を保持可能な保持部75、又は、ワイヤハーネス60端部のコネクタ部62を所定姿勢で固定可能なコネクタ固定部77、のいずれか、を備えた。クランプホルダ70は、フレーム50の外周面には凹部50aが形成されており、固定部71は、その内周面に凹部50aに対応する係合突起72bが形成され、係合突起72bが凹部50aに嵌入することにより、フレーム50に位置決め可能である。
【選択図】図1

Description

本発明はクランプホルダおよびワイパ装置に係り、特に配線等を部材に沿って配索させるためのクランプホルダおよび該クランプホルダを備えたワイパ装置に関する。
従来、ウォッシャホースや電線(ワイヤハーネス)等を結束して車両ボデーやパネル部材に固定するための配索構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、バンドクランプを用いてワイヤハーネス等を配索している。このバンドクランプは、車両に固定するための固定部と、ワイヤハーネスを結束するためのバンド部を備えており、バンド部によってワイヤハーネス等を結束し、固定部の弾性係合部を車両ボデーやパネル部材に形成された係止穴に挿入することにより、弾性係合部が係止穴の周囲に弾性係合して固定される。
特開平11−321576号公報
しかしながら、特許文献1に記載のバンドクランプは、固定対象が車両ボデーやパネル部材等のように薄肉の板状部材であるため、例えば、モジュール型ワイパ装置のフレームのような棒状部材に係止穴を形成して固定することは困難であった。
フレームが係止穴を形成し易いパイプ材であるものもあるが、パイプ材に係止穴を設けると、その部位に応力が集中しフレーム強度が極端に低下してしまう。このため、特許文献1に記載のバンドクランプを用いてパイプ材からなる棒状部材にワイヤハーネスを配索することはやはり困難である。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、棒状部材に沿ってワイヤハーネス等を配索するのに好適なクランプホルダおよび該クランプホルダを用いたワイパ装置を提供することにある。
本発明のクランプホルダは、棒状部材の外周面に把持固定可能な固定部と、該固定部と一体に形成されワイヤハーネスを保持可能な保持部、及び、ワイヤハーネス端部のコネクタ部を所定姿勢で固定可能なコネクタ固定部、の少なくとも一方と、を備えることを特徴とする。
このように本発明のクランプホルダは、固定部が棒状部材の外周面を把持して取付けられるため、係止穴を設けて棒状部材の強度を低下させてしまうことなく棒状部材に固定することが可能である。また、保持部によってワイヤハーネスの弛み部分を保持することができるので、ワイヤハーネスのバタツキや周辺部材への干渉を防止することができる。さらに、コネクタ固定部によってコネクタを所定姿勢で支持することが可能である。
また、棒状部材の外周面には凹部または凸部が形成されており、前記固定部の内周面には棒状部材の凹部または凸部に対応する凸部または凹部が形成され、該固定部の凸部または凹部が棒状部材の凹部または凸部に嵌入することにより、前記固定部を棒状部材に位置決め可能であることを特徴とする。
このように本発明のクランプホルダは、棒状部材の外周面に形成された凹部または凸部に対応して固定部の内周面に凸部または凹部が設けられ、クランプホルダが棒状部材に装着されたときに、凹凸部が互いに嵌合するように構成されているので、クランプホルダの装着状態における棒状部材の長手方向位置や周方向角度を一義的に設定することができる。そして、さらに装着状態では、クランプホルダは凹凸部の嵌合により棒状部材の長手方向への移動や周方向の回動が規制される。
また、前記固定部は、可撓性部材で形成され、棒状部材に着脱自在であることを特徴とする。このように構成すると、クランプホルダの棒状部材への着脱を容易とすることができる。
また、本発明のワイパ装置は、ピボット軸を回動可能に支持する複数のピボットホルダと、前記ピボット軸を駆動するワイパモータとを備え、前記複数のピボットホルダがフレームで連結されたワイパ装置であって、前記フレームには、クランプホルダが配設され、該クランプホルダは、前記フレームの外周面を把持固定する固定部と、該固定部と一体に形成されワイヤハーネスを保持可能な保持部、及び、ワイヤハーネス端部のコネクタ部を所定姿勢で固定可能なコネクタ固定部、の少なくとも一方と、を備えることを特徴とする。
このように本発明のワイパ装置は、ピボットホルダを連結するフレームにクランプホルダが配設されており、クランプホルダの固定部がフレームの外周面を把持して取付けられるため、フレームの強度を低下させることなくフレームに固定することが可能である。また、保持部によってワイヤハーネスの弛み部分を保持することができるので、ワイヤハーネスのバタツキや周辺部材への干渉を防止することができる。さらに、コネクタ固定部によってコネクタを所定姿勢で支持することが可能である。
また、前記フレームの外周面には凹部または凸部が形成されており、前記固定部の内周面には前記フレームの凹部または凸部に対応する凸部または凹部が形成され、該固定部の凸部または凹部が前記フレームの凹部または凸部に嵌入することにより、前記固定部を前記フレームに位置決め可能であることを特徴とする。
このように本発明のワイパ装置は、フレームの外周面に形成された凹部または凸部に対応して固定部の内周面に凸部または凹部が設けられ、クランプホルダがフレームに装着されたときに、凹凸部が互いに嵌合するように構成されているので、クランプホルダの装着状態におけるフレームの長手方向位置や周方向角度を一義的に設定することができる。そして、さらに装着状態では、クランプホルダは凹凸部の嵌合によりフレームの長手方向への移動や周方向の回動が規制されるので、ワイヤハーネスの弛みが発生して他の構成部材とワイヤハーネスが干渉してしまうことを防止することができる。
また、具体的には、前記フレームは、中空のパイプ材からなり、前記ピボットホルダの連結部が前記フレームの端部に挿入された状態で前記ピボットホルダにかしめ固定されることにより、前記フレームの外周面には凹部が形成されてなり、前記固定部の内周面には前記フレームの凹部に対応する凸部が形成され、該固定部の凸部が前記フレームの凹部に嵌入することにより、前記固定部を前記フレームに位置決め可能であることを特徴とする。
また、前記ピボットホルダの連結部には、該連結部が前記フレームに挿入固定された状態で、該フレームの端部よりも基端部側に径方向に拡径されたツバ部が形成されており、前記クランプホルダは、前記フレームに固定されたときに、前記クランプホルダの端部が前記ツバ部よりも前記フレーム側に位置するように形成されることを特徴とする。
このように構成すると、クランプホルダをフレームに装着したときに、ツバ部が装着の邪魔にならず、また、ツバ部を水切りとして機能させることができる。
本発明によれば、棒状部材の外周面に把持固定可能な固定部をクランプホルダに設けたので、棒状部材に取付け用の貫通孔を設けることなく、棒状部材の強度を維持した状態でクランプホルダを装着することができる。
また、本発明では、クランプホルダの固定部の内周面に設けられた凸部または凹部を、棒状部材の凹部または凸部に嵌入させて、クランプホルダを棒状部材に装着可能であるので、装着時の位置決めが容易であると共に、装着後にはクランプホルダが棒状部材の長手方向および周方向に移動してしまうことを規制することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図7は本発明の一実施形態に係るものであり、図1はワイパ装置の正面図、図2はワイパ装置の平面図、図3はワイパ装置のフレームと連結部の連結状態を表す拡大図、
図4はワイパ装置のフレームと連結部の連結状態を表す断面説明図、図5はクランプホルダの正面図、図6はクランプホルダの側面図、図7はクランプホルダの平面図である。
以下、本発明を車両用のモジュール型ワイパ装置に具体化した一実施の形態を説明する。図1,図2に示すように、本例のワイパ装置1は、ワイパモータ10と、ワイパモータ10によって駆動されるリンク機構20と、リンク機構20に連結されたピボット部30,40を主要構成要素としている。
本例のワイパモータ10は、モータ部11と、モータ部11の回転出力を減速するギヤ部12を備えており、ギヤ部12がピボット部30のモータブラケット36にネジ留めされ取付けられている。ワイパモータ10の出力軸13は、モータブラケット36を貫通して、モータブラケット36の車両上方へ突出しており、その先端にリンク機構20のクランクアーム21が取付けられている。したがって、ワイパモータ10は、出力軸13の先端部分を除いてモータブラケット36の下部に位置している。また、ギヤ部12には、ワイヤハーネス60が接続されている。
このワイヤハーネス60は、車両側からワイパモータ10へ電源供給したり、車両側とワイパモータ10との間で操作信号等を入出力したりするためのものである。ワイヤハーネス60は、複数のワイヤ63の一端側(ワイパモータ10側)にコネクタ部61が接続され、他端側(車両側)にコネクタ部62が接続されている。なお、本例では、ワイヤ63は可撓性を有するスリーブ内に挿入されている。
コネクタ部61は、ギヤ部12のコネクタ部に接続されている。また、コネクタ部62は、後述するようにピボット部30,40間を連結するフレーム50に取付けられた樹脂製のクランプホルダ70に装着されている。このコネクタ部62には、車両側の外部コネクタ部が接続される。
本例のリンク機構20は、クランクアーム21と、リンクロッド22,23と、ピボットレバー24,25を備えている。
リンクロッド22は、一端がクランクアーム21の先端にボールジョイント26を介して連結されており、他端がピボットレバー25の一端側の下面にボールジョイント29を介して連結されている。
リンクロッド23は、一端がピボットレバー24の一端側の上面にボールジョイント27を介して連結されており、他端がピボットレバー25の一端側の上面にボールジョイント28を介して連結されている。
ピボットレバー24,25は、それぞれ基端部が後述するピボット軸31,41の下端に固定されており、ピボット軸31,41を回動中心としてこれらと共に一体に揺動可能となっている。上述のように、ピボットレバー24の自由端部にはリンクロッド23が連結され、ピボットレバー25の自由端部にはリンクロッド22,23が連結されている。
このように構成されているので、ワイパモータ10が作動すると、クランクアーム21が回動し、この回動力がボールジョイント26を介してリンクロッド22に伝達され、リンクロッド22に連結されたピボットレバー25が揺動する。ピボットレバー25にはピボット軸41が一体に固定されているので、ピボット軸41はピボットレバー25と共に揺動する。これにより、ピボット軸41の先端部に固定される不図示のワイパが払拭面を往復払拭する。
また、ピボットレバー25が揺動すると、ピボットレバー25にリンクロッド23を介して連結されたピボットレバー24も連動して揺動する。これにより、ピボットレバー24に一体に固定されたピボット軸31も揺動し、ピボット軸31の先端部に固定される不図示のワイパが払拭面を往復払拭する。
本例のピボット部30,40は、それぞれピボット軸31,41と、アルミニウム合金によってダイカスト成形されたピボットホルダ32,42を備えている。
ピボットホルダ32は、ピボット軸31を回動可能に支承する支承部33と、支承部33を支持するフランジ部34と、支承部33の下端側から径方向外側へ延出する車両への取付部35と、フランジ部34からピボット部40側かつ車両下方へ延出するモータブラケット36を備えている。フランジ部34は、支承部33から径方向外側へ環状に延出すると共に、その外側縁部から支承部33を囲むように立設された囲繞壁を有する。
モータブラケット36は、フランジ部34から車両下方へ傾斜しながら延出する傾斜部36aと、傾斜部36aの端部からさらにピボット部40側へ水平方向に延出する平面部36bを有している。ワイパモータ10は、平面部36bから出力軸13を車両上方へ貫通させた状態で、平面部36bに固定されている。本例では、モータブラケット36に傾斜部36aが設けられたことによって、ワイパモータ10を車両ボデー(例えば、エンジンフード等)から離間させて配置することができる。
また、平面部36bには、その後面側(図2の上方側)へ向けて位置決めピン37aが突出形成されており、位置決めピン37aには弾性材からなる支持グロメット37bが取付けられている。この位置決めピン37aが、車体側の位置決め孔に嵌入することによって、ワイパ装置1は位置決めされた状態で車両に取付け可能となっている。
また、平面部36bには、傾斜部36aに連続する端部とは反対側(ピボット部40側)の端部に連結部38が形成されている。この連結部38は、平面部36bから車両上方へ所定角度をなすように突出形成された所定長さの断面略円形の中実シャフト(むく軸)である。連結部38の基端部側には、拡径された環状の水切り用のツバ部39が形成されている。
一方、ピボットホルダ42は、ピボット軸41を回動可能に支承する支承部43と、支承部43を支持するフランジ部44と、支承部43の下端側から径方向外側へ延出する車両への取付部45と、フランジ部44および支承部43から車両下方へ所定角度傾斜して延出する連結部48を備えている。フランジ部44は、支承部43から径方向外側へ延出すると共に、その外側縁部から支承部43を囲むように立設された囲繞壁を有する。連結部48は、連結部38と同様に所定長さの断面略円形の中実シャフト(むく軸)である。
ピボットホルダ32,42は、金属製のフレーム50によって互いに連結されている。図3に示すように、フレーム50は円筒状の棒状部材(中空のパイプ材)であり、その一端に連結部38が挿入され、フレーム50と連結部38とがかしめ固定されている。また、連結部48はフレーム50の他端に挿入されており、フレーム50と連結部48とがかしめ固定されている。
詳しくは、図4に示すように、連結部38の端部には、外周面に所定深さの複数(本例では8)の凹部38aが形成されている。フレーム50は、その端部に連結部38が挿入され、凹部38aの対応位置を外周側から塑性変形させることにより、連結部38にかしめ固定されている。これにより、フレーム50には、凹部38aの対応位置に凹部50aが形成される。なお、連結部48でも同様である。
本例のクランプホルダ70は、フレーム50の車両下側の端部(ピボットホルダ32側の端部)に着脱自在に取付けられている。このクランプホルダ70には、ワイヤハーネス60の車両側のコネクタ部62が所定姿勢で着脱可能に取付けられている。
図5〜図7に示すように、クランプホルダ70は、樹脂成形により一体に形成されており、フレーム50に固定するための固定部71と、ワイヤ63を保持するための保持部75と、コネクタ部62を所定姿勢で取付けるためのコネクタ固定部77を備えている。
固定部71は、略半円筒形状をなす固定部本体72と、固定部本体72の長手方向の両端において周方向端部から周方向にさらに延出する腕状の把持部73,74を備えている。固定部本体72および把持部74の内径寸法は、フレーム50の外径寸法と略同程度に設定されている。また、把持部73の内径寸法は、連結部38の外形寸法と略同程度に設定されている。なお、固定部本体72のうち把持部73が形成された部位は、内径寸法が他の部位よりも小径であり、把持部73の内径と同寸法に設定されている。
また、本例では、把持部73よりも把持部74の方が固定部本体72の長手方向の長さが長く設定されており、把持部74にはさらに把持部73と反対方向へ延出する延出部74aが形成されている。
また、固定部本体72には、その内周面72aから径方向内側へ複数(本例では4)の係合突起(凸部)72bが突設されている。この係合突起72bは、フレーム50の凹部50aに対応して設けられている。すなわち、本例では、フレーム50にクランプホルダ70を装着したときに、4つの係合突起72bがフレーム50の車両上側に形成された4つの凹部50aにそれぞれ嵌入可能となっている。
クランプホルダ70は可撓性を有する樹脂製であり、クランプホルダ70の車両下側(把持部73,74の周方向端部の開口側)からフレーム50および連結部38に押し付けていくと、把持部73,74が弾性的に拡開する。そして、固定部71内にフレーム50および連結部38が収納されると、拡開していた把持部73,74が自然状態に戻る。これにより、固定部本体72および把持部74の内周面とフレーム50の外周面,把持部73の内周面と連結部38の外周面とがそれぞれ当接して、クランプホルダ70がフレーム50に取付けられる。これにより、クランプホルダ70は、固定部71によってフレーム50に弾性的に係合する。なお、装着された状態からクランプホルダ70を所定の外力で車両上方へ持ち上げていくと、把持部73,74が弾性的に拡開する。これにより、クランプホルダ70をフレーム50から取り外すことが可能である。
このように、本例のクランプホルダ70は、フレーム50や連結部38に貫通孔を形成する必要がなく、把持部73,74等によってフレーム50,連結部38の外周面を把持することによって固定することができる。これにより、本例では、フレーム50,連結部38の強度を低下させることがないので好適である。
クランプホルダ70がフレーム50に装着された状態では、図4に示すように、係合突起72bがフレーム50の凹部50aに入り込んで係合するので、クランプホルダ70は、フレーム50の長手方向に位置決めされた状態で装着することが可能である。すなわち、本例では、フレーム50の長手方向および周方向の位置を一義的に設定した状態でコネクタ固定部77を取付けることができる。
また、クランプホルダ70は、係合突起72bと凹部50aとの係合によって、フレーム50の長手方向への移動および周方向の回転が規制される。これにより、クランプホルダ70のコネクタ固定部77にコネクタ部62を取付ける際、もしくは、コネクタ固定部77に取付けられたコネクタ部62に外部のコネクタ部を接続する際の接続力に対して、クランプホルダ70が移動することなく所定の取付位置及び姿勢が維持される。
本例では、装着状態では、コネクタ固定部77が車両上方(重力方向上側)へ突出するように位置する。
また、本例では、クランプホルダ70をフレーム50に装着したときに、クランプホルダ70のモータブラケット36側の端部がツバ部39よりもフレーム50側に位置するように寸法設計されている。これにより、ツバ部39は、クランプホルダ70を装着する邪魔になることがなく、また、傾斜するフレーム50を伝ってきた水滴をモータブラケット36の手前で車両下方へ滴下させることができる。
また、クランプホルダ70にコネクタ固定部77にコネクタ部62を取付ける方向、もしくは、コネクタ固定部77に取付けられたコネクタ部62に外部のコネクタ部を接続する方向に過大な外力が掛かり、係合突起72bと凹部50aとの係合が外れ、クランプホルダ70がフレーム50の長手方向に沿ってモータブラケット36側へ移動したとしても、固定部本体72の端部がツバ部39と当接するので、それ以上の移動が規制される。
また、逆方向の外力が掛かり、係合突起72bと凹部50aとの係合が外れ、クランプホルダ70がフレーム50の長手方向に沿ってピボット部40側へ移動しようとしても、把持部73の端部がフレーム50のモータブラケット36側の端部50bと面にて当接するので、クランプホルダ70がピボット部40側へ移動するのが規制される(図4参照)。
保持部75は、固定部本体72の外周面から径方向外側へ延出する断面略円弧状の部位である。詳しくは、保持部75は、ワイパモータ10側の端部付近(把持部73が形成された部位)に形成されており、固定部本体72の外周面のうち車両上面部から水平方向へ延出した後、保持部75の先端部ほど把持部73の外周面に近づくように略円弧状にさらに延出している。これにより、保持部75と固定部本体72の外周面との間には所定の挿入空間部が形成され、保持部75の先端部と固定部本体72との間に隙間が形成されている。保持部75は、このような形状を有することにより、上記隙間を開閉するように径方向に弾性的に撓むことが可能である(図6参照)。
このように構成されているので、本例のクランプホルダ70では、バンドルされスリーブで被覆されたワイヤ63を先端部の隙間から挿入空間部へ挿入することによって、ワイヤ63を保持部75と固定部本体72の外周面との間に弾性的に挟み込ませて保持することができる。
なお、コネクタ固定部77と保持部75との間の固定部本体72において、さらにワイヤ63を固定部本体72に結束紐等で固定してもよい。結束紐等で固定することにより、外力が掛かっても固定部本体72が開き難くなり、係合突起72bと凹部50aとの係合を外れ難くして、クランプホルダ70を確実にフレーム50に固定することができる。
なお、保持部75は、ワイヤ63を保持できれば本例の形状に限られない。例えば、保持部75を、固定部本体72の外周面から径方向外側へ突出すると共に長手方向に沿う複数の壁部とし、隣接する壁部間にワイヤ63を挟み込み可能としてもよい。
コネクタ固定部77は、コネクタ部62の挿入固定部62aを挿入することにより、コネクタ部62を所定姿勢で着脱自在に固定することが可能となっている。本例のコネクタ固定部77は、固定部本体72の上面から車両上方へ突出するように形成されている。詳しくは、コネクタ固定部77は、保持部75と反対側の端部(把持部74が形成された端部)に形成されており、固定部本体72の長手方向に沿う2つの並設された溝部78,79から構成されている。
溝部78,79は、それぞれ上面にスリット78a,79aが形成された樋状に形成されており、保持部75と反対側の端部側面が開口している。
このように構成されているので、コネクタ部62は、この開口側から挿入固定部62aを挿入していくことによって、コネクタ固定部77に固定することができる。そして、コネクタ部62をコネクタ固定部77に固定した後、ワイヤ63を保持部75へ保持させることができる。これにより、本例では、コネクタ部62からワイパモータ10側へ延出するワイヤ63の弛み部分をコネクタ固定部77によって保持することができるので、バタツキや周辺部材への干渉を防止した状態でワイヤ63を配索することができる。
なお、コネクタ固定部77は、コネクタ部62を所定の姿勢に保持することができれば本例の形状に限定されるものではない。すなわち、コネクタ固定部77は、コネクタ部62の挿入固定部62aの取付け形状に合わせて適宜に形成すればよい。
なお、上記実施形態では、棒状部材としてのフレーム50には凹部50aが形成され、クランプホルダ70には係合突起72bが形成され、係合突起72bが凹部50aに嵌入することにより、位置決め状態でクランプホルダ70がフレーム50に取付けられていたが、これに限らず、フレーム50に凸部を形成し、クランプホルダ70にこの凸部と係合する凹部を形成し、これら凸部と凹部とを嵌合させることにより、位置決め状態でクランプホルダ70をフレーム50に取付けるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、棒状部材としてのフレーム50にクランプホルダ70を装着していたが、これに限らず、連結部38,48を延長して、別途、凹部を設けて、この凹部にクランプホルダ70の係合突起72bを嵌入させることにより、クランプホルダ70を取付けるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、クランプホルダ70に保持部75とコネクタ固定部77が形成されているが、これに限らず、いずれか一方のみが形成されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るワイパ装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係るワイパ装置の平面図である。 本発明の一実施形態に係るワイパ装置のフレームと連結部の連結状態を表す拡大図である。 本発明の一実施形態に係るワイパ装置のフレームと連結部の連結状態を表す断面説明図である。 本発明の一実施形態に係るクランプホルダの正面図である。 本発明の一実施形態に係るクランプホルダの側面図である。 本発明の一実施形態に係るクランプホルダの平面図である。
符号の説明
1‥ワイパ装置、10‥ワイパモータ、11‥モータ部、12‥ギヤ部、
13‥出力軸、20‥リンク機構、21‥クランクアーム、
22,23‥リンクロッド、24,25‥ピボットレバー、
26,27,28,29‥ボールジョイント、30,40‥ピボット部、
31,41‥ピボット軸、32,42‥ピボットホルダ、33,43‥支承部、
34,44‥フランジ部、35,45‥取付部、36‥モータブラケット、
36a‥傾斜部、36b‥平面部、37a‥位置決めピン、
37b‥支持グロメット、38,48連結部、38a‥凹部、39‥ツバ部、
50‥クランプホルダ、50‥フレーム、50a‥凹部、50b‥端部、
60‥ワイヤハーネス、61,62‥コネクタ部、62a‥挿入固定部、
63‥ワイヤ、70‥クランプホルダ、
71‥固定部、72‥固定部本体、72a‥内周面、72b‥係合突起(凸部)、
73,74‥把持部、74a‥延出部、75‥保持部、
77‥コネクタ固定部、78,79‥溝部、78a,79a‥スリット

Claims (7)

  1. 棒状部材の外周面に把持固定可能な固定部と、該固定部と一体に形成されワイヤハーネスを保持可能な保持部、及び、ワイヤハーネス端部のコネクタ部を所定姿勢で固定可能なコネクタ固定部、の少なくとも一方と、を備えたクランプホルダ。
  2. 棒状部材の外周面には凹部または凸部が形成されており、
    前記固定部の内周面には棒状部材の凹部または凸部に対応する凸部または凹部が形成され、該固定部の凸部または凹部が棒状部材の凹部または凸部に嵌入することにより、前記固定部を棒状部材に位置決め可能であることを特徴とする請求項1に記載のクランプホルダ。
  3. 前記固定部は、可撓性部材で形成され、棒状部材に着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載のクランプホルダ。
  4. ピボット軸を回動可能に支持する複数のピボットホルダと、前記ピボット軸を駆動するワイパモータとを備え、前記複数のピボットホルダがフレームで連結されたワイパ装置であって、
    前記フレームには、クランプホルダが配設され、
    該クランプホルダは、前記フレームの外周面を把持固定する固定部と、該固定部と一体に形成されワイヤハーネスを保持可能な保持部、及び、ワイヤハーネス端部のコネクタ部を所定姿勢で固定可能なコネクタ固定部、の少なくとも一方と、を備えたことを特徴とするワイパ装置。
  5. 前記フレームの外周面には凹部または凸部が形成されており、
    前記固定部の内周面には前記フレームの凹部または凸部に対応する凸部または凹部が形成され、該固定部の凸部または凹部が前記フレームの凹部または凸部に嵌入することにより、前記固定部を前記フレームに位置決め可能であることを特徴とする請求項4に記載のワイパ装置。
  6. 前記フレームは、中空のパイプ材からなり、前記ピボットホルダの連結部が前記フレームの端部に挿入された状態で前記ピボットホルダにかしめ固定されることにより、前記フレームの外周面には凹部が形成されてなり、
    前記固定部の内周面には前記フレームの凹部に対応する凸部が形成され、該固定部の凸部が前記フレームの凹部に嵌入することにより、前記固定部を前記フレームに位置決め可能であることを特徴とする請求項4に記載のワイパ装置。
  7. 前記ピボットホルダの連結部には、該連結部が前記フレームに挿入固定された状態で、該フレームの端部よりも基端部側に径方向に拡径されたツバ部が形成されており、前記クランプホルダは、前記フレームに固定されたときに、前記クランプホルダの端部が前記ツバ部よりも前記フレーム側に位置するように形成されたことを特徴とする請求項6に記載のワイパ装置。
JP2006138619A 2006-05-18 2006-05-18 ワイパ装置 Active JP4629612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138619A JP4629612B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 ワイパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138619A JP4629612B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 ワイパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007307998A true JP2007307998A (ja) 2007-11-29
JP4629612B2 JP4629612B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=38841250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006138619A Active JP4629612B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 ワイパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4629612B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190698A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Asmo Co Ltd 防水キャップ及びワイパ装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57173384U (ja) * 1981-04-27 1982-11-01
JPH07222333A (ja) * 1994-01-27 1995-08-18 Hino Motors Ltd 線管類固定用クリップ
JP2002225647A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Fuji Heavy Ind Ltd 固定クリップ
JP2005145093A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Asmo Co Ltd 車両用ワイパ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57173384U (ja) * 1981-04-27 1982-11-01
JPH07222333A (ja) * 1994-01-27 1995-08-18 Hino Motors Ltd 線管類固定用クリップ
JP2002225647A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Fuji Heavy Ind Ltd 固定クリップ
JP2005145093A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Asmo Co Ltd 車両用ワイパ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190698A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Asmo Co Ltd 防水キャップ及びワイパ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4629612B2 (ja) 2011-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5006226B2 (ja) 防水キャップ及びワイパ装置
JP4687544B2 (ja) 配管固定構造
RU2008103705A (ru) Кронштейн для установки устройства, такого как телефонный держатель или навигационное устройство, на поверхность
JP4629612B2 (ja) ワイパ装置
KR101783867B1 (ko) 와이어링 하네스 고정장치
CZ296754B6 (cs) Sterac
JP2007245809A (ja) ワイパ装置
JP2006240318A (ja) モジュール型ワイパ装置
JP2002059813A (ja) ウォッシャノズル付ワイパ
JP2001310289A (ja) 産業用ロボットにおけるケーブル支持装置
JP2009194995A (ja) 電動モータ装置およびワイパ装置
KR100891315B1 (ko) 자동차용 악셀 케이블의 엔드 연결구
RU2007130231A (ru) Способ крепления гибкого передаточного вала в реверсоре тяги и соответствующий реверсор тяги
JP2007090997A (ja) エアクリーナーダクトの取付構造及びエアクリーナーダクトの取付方法
JP2006176127A (ja) ワイパ駆動装置
CN100554603C (zh) 用于喷淋头的墙壁安装装置
JP2006123574A (ja) ワイパ装置
JP6291332B2 (ja) 車両用ワイパ装置
JP2006154183A (ja) 光コネクタの固定部材
JP2024047148A (ja) 取付アタッチメントおよび照明装置
JP2010137684A (ja) ワイパ装置
JP2005282769A (ja) 配管支持装置
JP3047613U (ja) プラグ脱着工具
US10780862B2 (en) Vehicle wiper device
JP4531550B2 (ja) 内視鏡の管路部品ロー付け固着部

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4629612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141119

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250