JP2007307751A - 製本装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】装置内で異常が発生した際に接着剤を塗布する塗布部と用紙が固着することを防止し、製本動作を継続して実行すること。
【解決手段】異常検知センサ102により製本装置Bや画像形成システム1内に異常が発生したことを検知した場合に、塗布部60が退避位置P1にないと検知した場合は、駆動モータMへの電力供給経路を主電源103から補助電源104に切り替えて塗布部60を退避位置P1に移動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、接着剤を塗布し用紙束と表紙を接合し製本する製本装置及び画像形成システムに関するものである。
複写機やプリンタ等で画像を形成した複数枚の用紙の束を表紙でコの字状に覆い製本する製本装置が知られている(特許文献1参照)。一般的な製本技術の概要を説明すると、まず画像を形成した複数枚の用紙を集積・整合して用紙束を生成する。次に集積・整合した用紙束の背部に対応する一面に糊等の接着剤を塗布する。そして表紙を搬送させて所定位置に停止させ、表紙を用紙束の接着剤塗布面である背部に接合する。このような手順で複数枚の用紙と表紙が一体となり冊子が生成されるのである。
製本装置により生成された冊子の一例を図1に示す。図1(a)は表紙S2が折られていない状態を示し、図1(b)は表紙S2が折られた状態を示す。くるみ本S3は複数枚の用紙S1の束と表紙S2により構成されており、用紙S1の束の背部S3Eに糊等の接着剤を塗布し、用紙S1の束を表紙S2でコの字状に覆うような形態になっている。くるみ本S3の最終形態では、くるみ本S3の小口部に対応する用紙S1の側端部S1Eと表紙S2の側端部S2Eが揃っている。
特開2005−335262号公報
本が形成される動作は上記の通りであり、図1で示す用紙S1の束の背部S3Eには、通常、塗布ローラにより接着剤を塗布している。塗布ローラにより接着剤を用紙S1の束の背部S3Eに塗布している最中に製本装置内で異常(例えば主電源が強制的に切れた異常等)が発生した場合、塗布ローラと用紙S1の束が接触した状態で装置自体が停止することも考えられる。しかし、塗布ローラと用紙S1の束が接触したままで長期間放置されてしまうと、接着剤が乾いてしまい、塗布ローラと用紙S1の束が固着してしまう。その結果、製本装置内の異常が解消したとしても、塗布ローラによる接着剤を塗布する動作が実行できなくなってしまう。
従って、本発明の目的は、装置内で異常が発生した際に接着剤を塗布する塗布部と用紙が固着することを防止し、製本動作を継続して実行することが出来る製本装置及び画像形成システムを提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明に係る製本装置は、
少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する接合部と、を有する製本装置であって、
前記塗布部を移動させる塗布部移動手段と、
当該塗布部移動手段に電力を供給する主電源と、
前記塗布部移動手段に電力を供給する補助電源と、
前記製本装置内において異常が発生したか否かを検知する異常検知手段と、
前記塗布部の位置を検知する位置検知手段と、
前記異常検知手段により前記製本装置内に異常が発生したことを検知した場合に前記位置検知手段により前記塗布部の位置を検知し、前記塗布部が前記用紙束の背部に対し退避した位置にないと検知した場合は、前記塗布部移動手段への電力供給経路を前記主電源から前記補助電源に切り替えて前記塗布部を前記用紙束の背部に対し退避した位置に移動させるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成システムは、
用紙に画像を形成する画像形成部と、
少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する接合部と、を備える製本部と、
を有する画像形成システムであって、
前記塗布部を移動させる塗布部移動手段と、
当該塗布部移動手段に電力を供給する主電源と、
前記塗布部移動手段に電力を供給する補助電源と、
前記画像形成システム内において異常が発生したか否かを検知する異常検知手段と、
前記塗布部の位置を検知する位置検知手段と、
前記異常検知手段により前記画像形成システム内に異常が発生したことを検知した場合に前記位置検知手段により前記塗布部の位置を検知し、前記塗布部が前記用紙束の背部に対し退避した位置にないと検知した場合は、前記塗布部移動手段への電力供給経路を前記主電源から前記補助電源に切り替えて前記塗布部を前記用紙束の背部に対し退避した位置に移動させるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る製本装置及び画像形成システムによれば、装置内で異常が発生した際に接着剤を塗布する塗布部と用紙が固着することを防止し、製本動作を継続して実行することが出来る。
図2は画像形成システム1の中央断面図である。
画像形成システム1は画像形成装置A及び製本装置Bを有する。
画像形成装置Aは電子写真方式により画像を形成するものであり、画像形成部A1、原稿搬送部A2、及び画像読取部A3を有する。
画像形成部A1において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5A、分離装置5B及びクリーニング装置6が配置されており、帯電、露光、現像及び転写の各プロセスが実行され、用紙S1、表紙S2にトナー像が形成される。製本された場合に表紙S2にくるまれる用紙S1は2つの給紙トレイ7Aに収納されており、表紙S2は給紙トレイ7Bと製本装置Bの表紙収納部80に収納されている。給紙トレイ7A、7Bから用紙S1、表紙S2が1枚ずつ排出され、画像形成部A1へ搬送される。トナー像が転写された用紙S1、表紙S2は定着装置8を通過して定着処理される。定着処理された用紙S1、表紙S2は、排紙ローラ7Cから画像形成装置Aの外へ排出される。
製本装置Bは画像形成装置Aから送り出された用紙S1を複数枚束ねて用紙の束とし、当該束に表紙S2を接合して表紙により用紙の束をコの字状に覆い、冊子であるくるみ本を生成する。
製本装置Bは用紙反転部40、集積部50、塗布部60、用紙S1の束に表紙を接合する接合部90を有し、更に搬送部10、排紙皿20、表紙収納部80、冊子排出部100を有する。画像形成装置Aから製本装置Bへ搬送されてきた用紙S1は、搬送部10に設けられた切り替えゲート(図示せず)により、排出路11を経て排紙皿20に排出されるか又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には、製本装置Bにおいて製本しない場合に用紙S1が排出される。製本装置Bにおいて製本動作を実行する場合、用紙S1は搬送路12を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後に、集積部50に搬送される。集積部50において設定枚数の用紙S1が集積され、用紙S1が設定枚数に到達すると集積部50が回転し、用紙S1の束がほぼ垂直状態で保持される。そして用紙S1の束の背部である下面に塗布部60によって接着剤が塗布され、接合部90において用紙S1の束と表紙S2が接合される。用紙S1の束に表紙S2が接着されて作成されたくるみ本S3は冊子排出部100に排出される。
図3は製本装置Bの正面断面図である。
搬送路12において搬送される用紙S1は、排紙ローラ13、搬送ローラ401を経て一旦反転ガイド402に排出される。反転ガイド402上に排出された用紙S1は整合部材403によって搬送方向とは直交する方向に整合され、ストッパ404の作動によって一時的に集積される。ストッパ404は回動可能である。反転ガイド402上に一時的に集積された用紙S1が所定枚数に到達するとストッパ404が解除され、用紙S1の束が集積部50に落下する。この集積部50は第一の挟持板502及び受け板506を有し、用紙S1は第一の挟持板502及び受け板506によって傾斜状態で支持される。傾斜状態で支持される用紙S1は、押し当て部材504によって浮き上がりが抑えられ、整合板505によって整合される。そして、第二の挟持板503が作動して用紙S1の束を保持し、用紙S1の束を保持した状態で集積部50が軸501を軸として回転して、用紙S1の束が傾斜状態から垂直状態になる。
図4は用紙S1の束に接着剤を塗布する工程を示す。
駆動モータM4によって第二の挟持板503が用紙S1に向けて移動し、第二の挟持板503が用紙S1を一定の圧で押圧すると、駆動モータM4の駆動トルクの増大を駆動トルク検知センサ(図示せず)で検知して第二の挟持板503の移動が停止する。このような構成により用紙S1の束が第一の挟持板502と第二の挟持板503により強固に挟持されるのである。
用紙S1の束が第一の挟持板502と第二の挟持板503により挟持された段階で、受け板506が駆動機構(図示せず)により90°回転して、図4(b)に示すように受け板506が退避する。受け板506が退避した段階では、用紙S1の束の下面SAと塗布ローラ62は接触していない(図4(c)参照)。
次に図4(d)に示すように、接着剤63が収容されている塗布部60が駆動モータM2によって上昇して塗布ローラ62が用紙S1の束の背部となる下面SAに接触し、塗布部60が用紙S1の束の下面SAに沿って移動することによって、接着剤63が用紙S1の束の下面SAに塗布される。塗布ローラ62は駆動モータM1によって駆動される。
塗布部60による接着剤63の塗布動作を図5に用いて説明する。
塗布部60は、接着剤63を用紙S1の束へ塗布する塗布ローラ62と、接着剤63と、接着剤63を収容する接着剤収容部64と、固形状の接着剤を溶融させるヒータ(図示せず)を有している。接着剤63は接着剤容器66に固形状態で収容されており、塗布部60において接着剤63の残量が少ないと検知すると可動部材65が動き、固形状態のまま塗布部60に供給される。そして塗布部60内のヒータ(図示せず)に温められ、固形状態の接着剤が塗布部60において溶融する。
接着剤の塗布動作の開始段階では、塗布部60は図5(a)のように退避位置P1である右端の位置にある。この右端の位置は製本装置Bにおける正面奥側である。また、退避位置P1は、塗布ローラ62が用紙S1の束に対して接着剤63を塗布する領域から外れた位置であり、製本装置Bが処理可能な用紙の搬送方向直交方向に最大の大きさを考慮して決定することが好ましい。右端の位置には、発光素子68Aと受光素子68Bよりなる位置検知センサ(位置検知手段)68が設けられている。位置検知センサ68により塗布部60の一部が発光素子68Aと受光素子68Bの間に介在することが検知されると、塗布部60が退避位置P1に存在すると判断されるのである。製本動作を開始すると、塗布部60は右端位置から左側の接着剤塗布領域P2へ移動する。この移動は、駆動モータM3で駆動されるベルト67によって行われる。駆動モータM1とベルト67が塗布部60を移動させる手段となっている。塗布部60が退避位置P1から離れる方向に移動している最中は、塗布ローラ62は用紙S1の束の下面SAから離れている。塗布部60が接着剤塗布領域P2おける左端の位置から退避位置P1に向けて移動する図5(b)の段階で、塗布ローラ62が駆動モータM2の駆動で上昇し、用紙S1の束の下面SAに接触して接着剤63が塗布される。図5(b)において、塗布ローラ62は、時計方向に回転しながら用紙S1の束の下面SAに接着剤を塗布する。
以上説明したように、塗布ローラ62により接着剤を用紙S1の束へ塗布するわけであるが、塗布ローラ62を動作させて接着剤を用紙S1の束に塗布している最中に製本装置B内で異常(例えば主電源が強制的に切れた異常等)が発生した場合、塗布ローラ62と用紙S1の束が接触した状態で装置自体が停止することも考えられる。しかし、塗布ローラ62と用紙S1の束が接触したままで長期間放置されてしまうと、接着剤が乾いてしまい、塗布ローラ62と用紙S1の束が固着してしまう。その結果、製本装置B内の異常が解消したとしても、塗布ローラ62による接着剤を塗布させる動作が実行できなくなってしまう。そこで、画像形成システム1内で異常が発生した際に塗布ローラ62と用紙S1の束が接触しないように塗布部60を動作させることを防止することが好ましい。以下、その内容を説明する。
図6は、画像形成システム1における制御系のブロック図である。
図6は本発明に関連する部分を代表的に示している。CPU(制御手段)101は画像形成システム1における動作を制御し、ROMに格納されたプログラムにより一連の動作を実行する。図6に示す駆動モータMは前述した駆動モータM1、M2、M3を総称して示しており、駆動モータMは主電源等から動力を受ける。駆動モータMの動作はCPU101によって制御されている。主電源103は画像形成システム1が通常の動作(画像形成動作等)を行っている際に駆動モータMに電力(例えば24V)を供給し、駆動モータMを動作させている。また補助電源104は製本装置Bや画像形成システム1内において異常が発生した際に駆動モータMに電力(例えば24V)を供給する。補助電源104は主電源103に接続されており、主電源103から電力の供給を受けることにより充電される。充電される時期は主電源103が駆動モータMに電力を供給していない時である。補助電源104としては、例えば電気二重層のようなコンデンサ形式を用いる。異常検知センサ(異常検知手段)102は製本装置Bや画像形成システム1内に異常が発生したか否かを検知しており、例えば画像形成システム1が動作中に主電源102が切られた場合の異常や、画像形成システム1が動作中に製本装置Bの前扉が開かれた場合の異常等を検知している。異常検知センサ102が異常を検知すると異常信号がCPU101に伝達される。図5で説明した位置検知センサ68も異常検知センサ102と同様にCPU101に接続されており、検知結果の信号がCPU101に伝達される。
駆動モータM1〜M4と位置検知センサ68は製本装置Bに設置されているが、主電源103、補助電源104、異常検知センサ102は製本装置2に設置されている態様と、製本装置B以外の画像形成システムA内に設置されている態様の双方が考えられる。
図7は、画像形成システム1内で異常が発生した場合の塗布部60の動作を説明するフローチャート図である。
まず主電源103がONされると(Step1)、主電源103の電力により補助電源104の充電を開始する(Step2)。補助電源104の充電が完了したと判断すると(Step3)、画像形成装置Aにおける操作部においてユーザーが製本の設定を行ったか否か判断する(Step4)。この判断は製本設定に関する信号をCPU101が受信したか否かで判断する。Step4で製本の設定がない場合は、印刷ジョブの開始がなされたことを判断し(Step5)、塗布部60の動作はなく画像形成を実行する(Step6)。印刷ジョブの開始がなされたか否かは、例えば画像形成開始のスタート釦が押されたか否かで判断する。Step4で製本の設定がある場合は、印刷ジョブの開始がなされたことを判断し(Step7)、画像形成を実行する(Step8)とともに、製本動作を実行する(Step9)。そして異常検知センサ102により製本装置Bや画像形成システム1内に異常が発生したか否かを判断し(Step10)、異常が発生した場合は、異常信号がCPU101に伝達され、位置検知センサ68により塗布部60が退避位置P1にあるかどうか検知する(Step12)。塗布部60が退避位置P1にある場合は、塗布ローラ62が用紙S1の束に固着するという不具合は発生しないため、そのまま画像形成を停止し(Step13)、製本動作を停止する(Step13)。一方、塗布部60が退避位置P1にない場合は、画像形成・製本動作を停止するととも(Step14)、駆動モータMへの電力供給経路を主電源103から補助電源104へ切り換えて塗布部60を退避位置P1へ移動させる。このようにすれば、製本装置Bや画像形成システム1内で異常が発生した場合でも塗布ローラ62が用紙S1の束に固着することはなく、異常が解消されると継続的に製本動作が実行できる。駆動モータMへの電力供給経路を主電源103から補助電源に切り替えるのは、製本装置Bや画像形成システム1内の異常として主電源103が強制的に切られた場合でも確実に塗布部60を退避位置P1へ移動させるためである。よって、主電源103が切られた異常の場合に補助電源104へ切り替えて塗布部60を移動させることがより好ましい。Step13又はStep15の後は、製本装置Bや画像形成システム1内の異常が解消されたか否かを判断し(Step16)、解消したと判断すると補助電源104の電力がFULLであるか否か判断する(Step17)。補助電源104の電力がFULLではないと判断すると、そのままでは再度異常が発生した場合に補助電源104から駆動モータMへ電力が供給されないため、主電源103による補助電源104の充電を開始し(Step18)、充電が完了したと判断すると(Step19)、画像形成・製本動作を再開し、印刷ジョブが終了(Step11)するまで一連の動作を継続する。
図4のStep15で補助電源104の電力により塗布部60を移動させるわけであるが、補助電源104により駆動モータMに電力が供給される場合の塗布部60の移動速度を主電源103により駆動モータMに電力が供給される場合の塗布部60の移動速度よりも速くしても良い。具体的には駆動モータMの速度CLKを速くする。このようにすることによって、製本装置Bや画像形成システム1内で異常が発生した場合、迅速に塗布部60を移動させることが出来る。
また、本実施形態では、異常が発生した場合、塗布部60を退避位置P1に移動させる態様を説明したが、塗布ローラ62が下降した位置を退避位置として、塗布ローラ62を下降した位置に移動させる態様も考えられる。図5で説明したように、塗布ローラ62が駆動モータM2によって上昇し、塗布ローラ62が用紙S1の束の下面SAと接触して接着剤が塗布される。塗布ローラ62が下降した位置にあるかどうかを検知するセンサ(図示せず)を設け、製本装置Bや画像形成システム1内で異常が発生した場合、当該センサにより塗布ローラ62の位置を検知する。塗布ローラ62が下降した位置にないと判断すると、駆動モータM2に対して補助電源104により電力を供給し、塗布ローラ62を上昇した位置から下降した位置に移動させる。このようにすれば、塗布部60を図5に示す退避位置P1まで移動させなくても、塗布ローラ62と用紙S1の束との接触を回避して、両者が固着することを防止することが出来る。
以上、説明したように、製本装置Bや画像形成システム1内で異常が発生した場合、塗布部60や塗布ローラ62自体を補助電源104の電力により退避位置に移動させることにより、塗布ローラ62が用紙S1の束に固着することはなく、異常が解消されると継続的に製本動作が実行できる。なお、本実施形態は画像形成装置Aと製本装置Bが接続された画像形成システム1となっているが、画像形成装置1と製本装置Bが一体的となり、画像形成部と製本部と備えるような一つの画像形成装置の形態であっても同様の効果を有する。
くるみ本S3の詳細図である。 画像形成システム1の中央断面図である。 製本装置Bの正面断面図である。 用紙S1の束に接着剤を塗布する工程を示す説明図である。 塗布部60による接着剤63の塗布動作を示す説明図である。 画像形成システム1における制御系のブロック図である。 画像形成システム1内で異常が発生した場合の塗布部60の動作を説明するフローチャート図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
1 画像形成システム
60 塗布部
62 塗布ローラ
67 ベルト
68 位置検知センサ
101 CPU
102 異常検知センサ
103 主電源
104 補助電源
M1、M2、M3、M4 駆動モータ

Claims (6)

  1. 少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する接合部と、を有する製本装置であって、
    前記塗布部を移動させる塗布部移動手段と、
    当該塗布部移動手段に電力を供給する主電源と、
    前記塗布部移動手段に電力を供給する補助電源と、
    前記製本装置内において異常が発生したか否かを検知する異常検知手段と、
    前記塗布部の位置を検知する位置検知手段と、
    前記異常検知手段により前記製本装置内に異常が発生したことを検知した場合に前記位置検知手段により前記塗布部の位置を検知し、前記塗布部が前記用紙束の背部に対し退避した位置にないと検知した場合は、前記塗布部移動手段への電力供給経路を前記主電源から前記補助電源に切り替えて前記塗布部を前記用紙束の背部に対し退避した位置に移動させるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  2. 前記異常は前記主電源が切られた異常である請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記補助電源により前記塗布部移動手段に電力が供給される場合の前記塗布部の移動速度は、前記主電源により前記塗布部移動手段に電力が供給される場合の前記塗布部の移動速度より速い請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する接合部と、を備える製本部と、
    を有する画像形成システムであって、
    前記塗布部を移動させる塗布部移動手段と、
    当該塗布部移動手段に電力を供給する主電源と、
    前記塗布部移動手段に電力を供給する補助電源と、
    前記画像形成システム内において異常が発生したか否かを検知する異常検知手段と、
    前記塗布部の位置を検知する位置検知手段と、
    前記異常検知手段により前記画像形成システム内に異常が発生したことを検知した場合に前記位置検知手段により前記塗布部の位置を検知し、前記塗布部が前記用紙束の背部に対し退避した位置にないと検知した場合は、前記塗布部移動手段への電力供給経路を前記主電源から前記補助電源に切り替えて前記塗布部を前記用紙束の背部に対し退避した位置に移動させるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  5. 前記異常は前記主電源が切られた異常である請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記補助電源により前記塗布部移動手段に電力が供給される場合の前記塗布部の移動速度は、前記主電源により前記塗布部移動手段に電力が供給される場合の前記塗布部の移動速度より速い請求項4又は5に記載の画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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